JP2008024214A - 空気入りタイヤ及びその製造方法並びにカーカスコード供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量や厚さ寸法を増加させることなくカーカスコードの本数を多くすることのできる空気入りタイヤ及びその製造方法並びにカーカスコード供給装置を提供する。
【解決手段】一部のカーカスコード11の端部をビード部3の周りからタイヤ幅方向外側に折り返し、他のカーカスコード11の端部をビード部3のタイヤ幅方向内側に位置させるようにしてカーカス層4を形成しているので、トレッド部1及びサイドウォール部2に対し、ビード部3のカーカス折り返し位置TUにおけるカーカスコード11の本数を1/2にすることができ、トレッド部1及びサイドウォール部2側のカーカスコード11の本数を多くすることができる。これにより、トレッド部1及びサイドウォール部2のカーカスコード11を高密度に配置することができるので、重量及び厚さ寸法を低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】一部のカーカスコード11の端部をビード部3の周りからタイヤ幅方向外側に折り返し、他のカーカスコード11の端部をビード部3のタイヤ幅方向内側に位置させるようにしてカーカス層4を形成しているので、トレッド部1及びサイドウォール部2に対し、ビード部3のカーカス折り返し位置TUにおけるカーカスコード11の本数を1/2にすることができ、トレッド部1及びサイドウォール部2側のカーカスコード11の本数を多くすることができる。これにより、トレッド部1及びサイドウォール部2のカーカスコード11を高密度に配置することができるので、重量及び厚さ寸法を低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば乗用車、トラック、バス等に用いられる空気入りタイヤ及びその製造方法並びにカーカスコード供給装置に関するものである。
従来、この種の空気入りタイヤとしては、複数本のカーカスコードをゴムで被覆してなるシート状のカーカス部材を成形ドラムに巻き付けて円筒状に成形し、そのタイヤ幅方向両端側をビード部の周りからタイヤ幅方向外側に巻き上げてサイドウォール部側に折り返すことにより、各カーカスコードの両端側をビード部に係止するようにしたものが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。また、シート状のカーカス部材を用いずに成形するようにしたものとして、複数本のカーカスコードを外周面上に保持するコードドラムを用い、コードドラムを成形ドラムと共に回転させながらコードドラム上のカーカスコードを成形ドラム上に供給するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−46430号公報
特開平8−244120号公報
ところで、前記空気入りタイヤでは、タイヤ性能の向上のため、カーカスコードのピッチを小さくすることが望ましい。しかしながら、トレッド部やサイドウォール部に比べ、リフト率の小さいビード部のカーカス折り返し位置ではカーカスコードが密集するため、カーカスコード同士が接触してピッチを小さくすることができない。そこで、カーカス部材を二枚重ねにすることにより、トレッド部及びサイドウォール部のカーカスコードの密度を高めるようにしているが、この場合はカーカス部材を二枚分必要とするため、重量や厚さ寸法が増加するという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重量や厚さ寸法を増加させることなくカーカスコードの本数を多くすることのできる空気入りタイヤ及びその製造方法を提供することにある。また、他の目的とするところは、前記目的を達成するためのカーカスコード供給装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、トレッド部から左右のサイドウォール部を介してビード部に延びる複数本のカーカスコードをタイヤ周方向に配列することによりカーカス層を形成してなる空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層を、一部のカーカスコードの端部がビード部の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返され、他のカーカスコードの端部がビード部のタイヤ幅方向内側に位置するように形成している。
これにより、各カーカスコードのうち一部のカーカスコードの端部のみがビード部の周りからタイヤ幅方向外側に折り返されることから、ビード部のカーカス折り返し位置におけるカーカスコードの本数がトレッド部及びサイドウォール部側よりも少なくなる。
また、本発明は前記目的を達成するために、トレッド部から左右のサイドウォール部を介してビード部に延びる複数本のカーカスコードをタイヤ周方向に配列することによりカーカス層を形成する空気入りタイヤの製造方法において、前記カーカスコードの一部の端部をビード部の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返し、カーカスコードの他の端部をビード部のタイヤ幅方向内側に位置させることによりカーカス層を形成するようにしている。
これにより、各カーカスコードのうち一部のカーカスコードの端部のみがビード部の周りからタイヤ幅方向外側に折り返されることから、ビード部のカーカス折り返し位置におけるカーカスコードの本数がトレッド部及びサイドウォール部側よりも少なくなる。
また、本発明は前記目的を達成するために、タイヤ周方向に配列される複数本のカーカスコードを外周面上に保持可能なコードドラムを備え、コードドラムを成形ドラムと共に回転させながらコードドラム上のカーカスコードを成形ドラム上に供給するカーカスコード供給装置において、前記コードドラムの外周面にコードドラムの周方向に配列され、それぞれカーカスコードを所定本数ずつ保持可能な複数の第1のコード保持部材と、コードドラムの外周面に各第1のコード保持部材の間にそれぞれ位置するようにコードドラムの周方向に配列され、それぞれカーカスコードを所定本数ずつ保持可能な複数の第2のコード保持部材とを備え、第1及び第2のコード保持部材に保持されたカーカスコードがコードドラムの軸方向に交互にずれるように、第1及び第2のコード保持部材の少なくとも一方をコードドラムの軸方向に移動可能に設けている。
これにより、カーカスコードを保持した第1及び第2のコード保持部材の少なくとも一方がコードドラムの軸方向に移動するとともに、コードドラムが成形ドラムと共に回転しながらコードドラム上のカーカスコードが成形ドラム上に供給されることから、各カーカスコードが成形ドラム上にタイヤ幅方向に所定本数ずつ交互にずれるように配置される。
本発明の空気入りタイヤ及びその製造方法によれば、ビード部のカーカス折り返し位置におけるカーカスコードの本数をトレッド部及びサイドウォール部側よりも少なくすることができるので、トレッド部及びサイドウォール部側のカーカスコードの本数を多くすることができ、従来のようにシート状のカーカス部材を二枚重ねにしてカーカス層を形成しなくともトレッド部及びサイドウォール部のカーカスコードを高密度に配置することができる。従って、重量及び厚さ寸法を低減することができ、軽量化に極めて有利である。
また、本発明のカーカスコード供給装置によれば、各カーカスコードを成形ドラム上にタイヤ幅方向に所定本数ずつ交互にずらして配置する作業を自動化することができるので、生産性を格段に向上させることができるとともに、カーカスコードを精度よく配置することができ、タイヤの品質を向上させることができる。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は空気入りタイヤの部分正面断面図、図2は中間工程におけるカーカス部材の一部を示す平面図、図3及び図4はカーカスコード供給装置の概略構成図、図5はその要部斜視図、図6はその一部側面断面図、図7はその要部拡大側面図である。
この空気入りタイヤは、外周面側に形成されるトレッド部1と、幅方向両側に形成されるサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に形成されるビード部3とを備え、左右のビード部3間に亘ってカーカス層4が形成されるとともに、トレッド部1のタイヤ径方向内側にはベルト層5が形成されている。即ち、この空気入りタイヤは、シート状のインナーライナ10と、複数本のカーカスコード11と、複数のベルト12とを成形ドラム上で重ね合わせて円筒状に成形した後、カーカスコード11が左右のビード部材13間に跨るようにトロイダル状に成形するとともに、カーカスコード11の一部をビード部材13の周りからタイヤ幅方向外側に巻き上げてサイドウォール部2側に折り返し、トレッド部材14及びサイドウォール部材15を貼付けることによって形成される。
インナーライナ10は気密性を有するシート状のゴムからなり、カーカスコード11の内側に配置される。
各カーカスコード11はスチールコード、高強度繊維等からなり、タイヤ幅方向に一本ずつ交互にずれるように配置されている。
各ベルト12はスチールコード、高強度繊維等からなる補強用線材をシート状のゴムで被覆してなり、各カーカスコード11の上に配置される。
ビード部材13は、金属線等のワイヤを束ねてなるビードコア13aと、断面略三角形状のゴムからなるビードフィラー13bとからなり、ビードフィラー13bはビードコア13aの外周に配置されている。
トレッド部材14は押出成形によって形成されるゴムからなり、カーカス部材11の幅方向中央側及び各ベルト12の外周面側に覆うように配置されている。また、トレッド部材14の外周面には、所定のトレッドパターンをなす溝14aが加硫成型時に形成される。
サイドウォール部材15は押出成形によって形成されるゴムからなり、タイヤ幅方向両側面を覆うように配置されている。
本実施形態のカーカスコード供給装置20は、タイヤ周方向に配列される複数本のカーカスコード11を外周面上に保持可能なコードドラム21と、コードドラム21を回転可能に支持する駆動部22と、コードドラム21にカーカスコード11を供給するコード供給部23とを備え、コードドラム21を成形ドラム30と共に回転させながらコードドラム21上のカーカスコード11を成形ドラム30上に供給するように構成されている。
コードドラム21は、コードドラム21の外周面に互いにコードドラム21の周方向に間隔をおいて配列された複数の第1のコード保持部材21aと、コードドラム21の外周面に各第1のコード保持部材21aの間にそれぞれ位置するように互いにコードドラム21の周方向に間隔をおいて配列された複数の第2のコード保持部材21bとを有し、成形ドラム30の近傍に配置されている。各コード保持部材21a,21bはコードドラム21の軸方向に延びる長尺状の部材からなり、その外面にはカーカスコード11を保持する溝21cがそれぞれ設けられている。第1及び第2のコード保持部材21a,21bは第1及び第2のドラム部材22c,22dにそれぞれ一体に設けられており、各ドラム部材22c,22dは互いに同軸状に配置されている。第1のドラム部材22cの回転軸22eは第2のドラム部材22cの円筒状の回転軸22f内に軸方向に移動自在に挿入されており、各ドラム部材22c,22dは互いに一体に回転するようになっている。
駆動部22は、各ドラム部材22c,22dの回転軸22e,22fを支持するとともに、図示しないモータによって回転させるように構成されている。また、駆動部22は、図示しない駆動機構(例えば油圧シリンダ)によって第1のドラム部材22cを軸方向に移動させることにより、第1及び第2のコード保持部材21a,21bをコードドラム21の軸方向に交互にずらすようになっている。
コード供給部23はコードドラム21の近傍に配置され、コードドラム21の各溝21cにカーカスコード11を所定長さに切断して一本ずつ供給する周知の機構によって構成されている。
ここで、前記カーカスコード供給装置20を用いた空気入りタイヤの製造方法について説明する。尚、以下に説明する工程はカーカス層4の成形工程を示すもので、他の製造工程については従来と同等であるため省略する。
即ち、カーカス層4を成形する場合は、まず、カーカスコード供給装置20において、図5(a) に示すように各コード保持部材21a,21bがコードドラム21の軸方向にずれていない状態でコード供給部23から各コード保持部材21a,21bにカーカスコード11を供給する。この場合、カーカスコード11には、ゴムとの接着性を高めるための接着処理(例えば、レゾルシン−ホルマリン−ラテックス系(RFL系)の接着剤)が施されている。次に、図5(b) に示すように各コード保持部材21a,21bを互いにコードドラム21の軸方向にずらした後、図4に示すようにインナーライナ10が巻き付けられた成形ドラム30と共にコードドラム21を回転させながらコードドラム21上のカーカスコード11を成形ドラム30上に供給する。これにより、図2に示すようにインナーライナ10上に各カーカスコード11がタイヤ幅方向に一本ずつ交互にずれるように配置される。この後、図示しない成形機により、成形ドラム30上の部材をカーカスコード11が左右のビード部材13間に跨るようにトロイダル状に成形するとともに、タイヤ幅方向に一本ずつ交互にずれた各カーカスコード11のうちインナーライナ10の幅方向一端側または他端側に寄っているカーカスコード11の端部を中央側に寄っているカーカスコード11の端部を巻き上げないように所定の折り返し位置TUから折り返す。これにより、図1に示すように一部のカーカスコード11の端部がビード部3の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返され(図中右側)、他のカーカスコード11の端部がビード部3のタイヤ幅方向内側に位置するようにカーカス層4が形成される(図中左側)。
このように、本実施形態によれば、一部のカーカスコード11の端部をビード部3の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返し、他のカーカスコード11の端部をビード部3のタイヤ幅方向内側に位置させるようにしてカーカス層4を形成しているので、トレッド部1及びサイドウォール部2に対し、ビード部3のカーカス折り返し位置TUにおけるカーカスコード11の本数を1/2にすることができ、トレッド部1及びサイドウォール部2側のカーカスコード11の本数を多くすることができる。これにより、従来のようにシート状のカーカス部材を二枚重ねにしてカーカス層を形成しなくともトレッド部1及びサイドウォール部2のカーカスコード11を高密度に配置することができるので、重量及び厚さ寸法を低減することができ、軽量化に極めて有利である。
また、各カーカスコード11をタイヤ幅方向に一本ずつ交互にずらして配置したので、全て長さの等しいカーカスコード11を用いることができ、製造を容易に行うことができる。
この場合、タイヤ幅方向に一本ずつ交互にずらしたカーカスコード11を成形ドラム30上にタイヤ周方向に並べて配置するようにしたので、カーカスコードをゴム引きしたカーカス部材を用いる必要がなく、このようなカーカス部材の成形行程を省略して生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態のカーカスコード供給装置20は、互いにコードドラム21の周方向に交互に配置された第1及び第2のコード保持部材21a,21bを備え、第1のコード保持部材21aを第2のコード保持部材21bに対してコードドラム21の軸方向に移動させることにより、各コード保持部材21a,21bに保持されたカーカスコード11をコードドラム21の軸方向に交互にずらし、コードドラム21を成形ドラム30と共に回転させながらコードドラム21上のカーカスコード11を成形ドラム30上に供給するようにしているので、各カーカスコード11をタイヤ幅方向に交互にずらして配置する作業を自動化することができる。これにより、生産性を格段に向上させることができるとともに、カーカスコード11を精度よく配置することができ、タイヤの品質を向上させることができる。
尚、前記実施形態では、各カーカスコード11をタイヤ幅方向に一本ずつ交互にずらすようにしたものを示したが、二本以上ずつ交互にずらすようにしてもよい。
また、前記実施形態のカーカスコード供給装置20では、第1のコード保持部材21aのみをコードドラム21の軸方向に移動させるようにしたものを示したが、第1及び第2のコード保持部材21a,21bの両方を互いに反対方向に移動させるようにしてもよい。
図8は本発明の第2の実施形態を示すもので、ベルト層5に対応する部分のカーカスコードの本数を少なくしたものである。即ち、本実施形態では、ベルト層5に対応する部分の幅方向端部からタイヤ幅方向外側に延びる第1及び第2のカーカスコード16,17が設けられ、第1のカーカスコード16は第2のカーカスコード17よりもタイヤ幅方向外側に長く形成されている。この場合、第1及び第2のカーカスコード16,17はタイヤ周方向に一本ずつ交互に配置されている。また、ベルト層5に対応する部分には第3のカーカスコード18が設けられ、第3のカーカスコード18はその両端側が第1及び第2のカーカスコード16,17と所定長さLだけラップするように形成されている。この場合、ベルト層5に対応する部分における第3のカーカスコード18のコード本数は、サイドウォール部2に対応する部分における第1及び第2のカーカスコード16,17のコード本数の1/2になっている。
本実施形態によれば、ベルト層5に配置される第3のカーカスコード18の本数をサイドウォール部2に配置される第1及び第2のカーカスコード17,18に対して少なくすることができるので、ベルト層5で補強される部分のカーカス層4の強度を低くすることができ、過剰な強度による乗り心地の低下を防止することができる。
ここで、本発明の実施例1及び2について、荷重耐久性、タイヤ重量、乗り心地の試験を行ったところ、以下の結果が得られた。この試験では、タイヤサイズが195/65R15のものを用い、排気量2000ccの乗用車にて行った。評価方法は、比較例を100とした場合の指数で評価し、数値が高い方が優位性ありとして判定した。荷重耐久性の試験では、FMVSS109の規格に基づく高速及び荷重耐久条件による走行時間により評価した。また、タイヤ重量の試験では重量を指数として評価し、乗り心地の試験は搭乗者の官能評価に基づいて行った。
比較例は、カーカスコードをゴム引きしたカーカス部材を二枚重ねにしてカーカス層を形成したものである。また、実施例1は前記第1の実施形態のものであり、実施例2は前記第2の実施形態のものである。
前記試験の結果、本発明の実施例1は、図9に示すように荷重耐久性及びタイヤ重量について、それぞれ比較例よりも良好な結果が得られた。また、本発明の実施例2は、荷重耐久性、タイヤ重量、乗り心地について、それぞれ比較例よりも良好な結果が得られた。
3…ビード部、4…カーカス層、11…カーカスコード、16…第1のカーカスコード、17…第2のカーカスコード、18…第3のカーカスコード、20…カーカスコード供給装置、21…コードドラム、21a…第1のコード保持部材、21b…第2のコード保持部材、30…成形ドラム。
Claims (5)
- トレッド部から左右のサイドウォール部を介してビード部に延びる複数本のカーカスコードをタイヤ周方向に配列することによりカーカス層を形成してなる空気入りタイヤにおいて、
前記カーカス層を、一部のカーカスコードの端部がビード部の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返され、他のカーカスコードの端部がビード部のタイヤ幅方向内側に位置するように形成した
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記各カーカスコードをタイヤ幅方向に所定本数ずつ交互にずらして配置した
ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - トレッド部から左右のサイドウォール部を介してビード部に延びる複数本のカーカスコードをタイヤ周方向に配列することによりカーカス層を形成する空気入りタイヤの製造方法において、
前記カーカスコードの一部の端部をビード部の周りを巻き上げるようにタイヤ幅方向外側に折り返し、カーカスコードの他の端部をビード部のタイヤ幅方向内側に位置させることによりカーカス層を形成する
ことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - タイヤ幅方向に所定本数ずつ交互にずらしたカーカスコードを成形ドラム上にタイヤ周方向に並べて配置する
ことを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法。 - タイヤ周方向に配列される複数本のカーカスコードを外周面上に保持可能なコードドラムを備え、コードドラムを成形ドラムと共に回転させながらコードドラム上のカーカスコードを成形ドラム上に供給するカーカスコード供給装置において、
前記コードドラムの外周面にコードドラムの周方向に配列され、それぞれカーカスコードを所定本数ずつ保持可能な複数の第1のコード保持部材と、
コードドラムの外周面に各第1のコード保持部材の間にそれぞれ位置するようにコードドラムの周方向に配列され、それぞれカーカスコードを所定本数ずつ保持可能な複数の第2のコード保持部材とを備え、
第1及び第2のコード保持部材に保持されたカーカスコードがコードドラムの軸方向に交互にずれるように、第1及び第2のコード保持部材の少なくとも一方をコードドラムの軸方向に移動可能に設けた
ことを特徴とするカーカスコード供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006200749A JP2008024214A (ja) | 2006-07-24 | 2006-07-24 | 空気入りタイヤ及びその製造方法並びにカーカスコード供給装置 |
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ID=39115288
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Cited By (3)
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JP2009269503A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
KR20190072261A (ko) * | 2017-12-15 | 2019-06-25 | 금호타이어 주식회사 | 공기입 타이어 |
KR20210139078A (ko) * | 2020-05-13 | 2021-11-22 | 넥센타이어 주식회사 | 균일한 epi를 갖는 바디 플라이 및 타이어 |
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2006
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