JP5061609B2 - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

乗用車用空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 Download PDF

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本発明は乗用車用空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、乗心地性及び耐久性を悪化させることなく操縦安定性を向上させるようにした乗用車用空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法に関する。
従来、空気入りタイヤの操縦安定性を向上するために、サイドウォール部に高剛性のゴムや補強層を配置することによりサイド部の剛性を高める試みが種々なされてきた。しかし、一般に、サイド部の剛性を高めると、縦ばねの増大により乗心地性が悪化するという問題があり、乗心地性を悪化させることなしに操縦安定性を向上させることは極めて難しかった。
一方、2輪車用タイヤにおいて、ラジアル構造のカーカス層の外周にベルト層を配置することに伴うプライステアを防止する試みとして、カーカス層の外側面にタイヤ赤道を通りかつタイヤ周方向に小角度で巻回するコードからなる補強層を形成するようにした提案がある(特許文献1参照)。この提案における補強層は、タイヤサイド部の一部まで覆うようになっているため、サイド剛性を高める効果が得られ、操縦安定性も向上することが考えられる。
しかし、上記構造の補強層は、負荷荷重が比較的小さい2輪車用タイヤの場合には有効であっても、乗用車用タイヤのように高荷重が負荷されるタイヤの場合にあっては、補強層を構成する補強コードが、高荷重による張力の増大によってカーカス層に対する係合が耐えられなくなって周方向にずれてしまい、タイヤの耐久性が低下するという問題がある。
特許第3694152号公報
本発明の目的は、乗心地性及び耐久性を悪化させることなく操縦安定性を向上させるようにした乗用車用空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤは、左右一対のビード部間にカーカス層を装架すると共に、該カーカス層の外周側にベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス層の外側に、タイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、その中心をタイヤ周方向にずらせながら1本又は複数本のコードにゴム引きした帯状体をトレッド部と両サイド部にわたるように連続的に巻回して補強層を形成し、該補強層の両端部を前記カーカス層の折り返し部の内側に配置すると共に、該補強層の外周側に前記ベルト層を配置したことを特徴とする。
さらに、上述する構成において、以下の(1)〜(4)に記載するように構成することが好ましい。
(1)前記帯状体のタイヤ赤道上での巻回ピッチを、タイヤ軸に対する臨み角度で5〜20°にする。
(2)前記コードを有機繊維コードで構成する。
(3)前記補強層の両端部を前記ビード部に埋設したビードフィラーとタイヤ径方向に5mm以上重なり合うように配置する。
(4)前記補強層を複数層に形成し、それぞれの補強層の両端部を隣接する補強層間でタイヤ径方向に5mm以上ずれ合うように配置する。
また、本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法は、タイヤ成形ドラムにカーカス層を円筒状に巻き付けると共に、該カーカス層の両端部にビード部材を配置してタイヤ骨格体を成形する第一工程と、該タイヤ骨格体を断面円弧状に膨径した後、該タイヤ骨格体の外周面に、タイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、該中心をタイヤ周方向にずらせながら1本又は複数本の有機繊維コードにゴム引きした帯状体をクラウン部と両サイド部にわたるように巻回して補強層を形成する第二工程と、前記補強層の外周面にベルト層を配置すると共に、前記カーカス層の両端部を前記ビード部材を包み込むように折り返した後、サイドウォール部材及びトレッド部材をそれぞれ貼り付ける第三工程と、により未加硫タイヤを成形することを特徴とする。
さらに、上述する構成において、以下の(6)〜(8)に記載するように構成することが好ましい。
(6)前記帯状体のタイヤ赤道上での巻回ピッチを、タイヤ軸に対する臨み角度で5〜20°にする。
(7)前記補強層の両端部を前記ビード部材を構成するビードフィラーとタイヤ径方向に5mm以上重なり合うように形成する。
(8)前記帯状体を前記タイヤ骨格体の外周に複数周回にわたり巻き付けを繰り返して前記補強層を複数層に形成し、かつそれぞれの補強層の両端部を隣接する補強層間でタイヤ径方向に5mm以上ずれ合うように形成する。
本発明によれば、カーカス層の外側における両サイド部にわたり、1本又は複数本のコードにゴム引きした帯状体をタイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、その中心をタイヤ周方向にずらせながら連続的に巻回して補強層を形成したので、この補強層によりタイヤ周方向の剪断剛性が高められて操縦安定性を向上させることができる。
しかも、補強層を構成するコードがタイヤ周方向に対して小角度で配置されることから、コードのパンタグラフ効果によりタイヤ径方向の柔軟性が確保されて乗心地性を悪化させることがない。さらに、上記補強層の外周側にベルト層が配置されているため、このベルト層のタガ作用により、補強層を構成するコードのタイヤ周方向へのずれを阻止して耐久性を確保することができる。
さらには、補強層の両端部をカーカス層の折り返し部の内側に配置したので、補強層の端部からの剥離が防止されて、耐久性を一層向上させることができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による乗用車用空気入りラジアルタイヤの半断面図、図2は図1のタイヤにおけるカーカス層の外周側に補強層を配置する状況を説明する斜視図、図3は補強層を構成する帯状体の形態を示す斜視図である。
図1において、乗用車用空気入りラジアルタイヤ1は左右一対のビード部2、2間にカーカス層3を装架すると共に、カーカス層3の外周側にベルト層5を配置している。本発明では、カーカス層3の外側における両サイド部8、8間にわたって連続する補強層4を配置し、この補強層4の外周側にベルト層5を配置している。
補強層4は、1本又は複数本のコード4cにゴム引きした帯状体4d(図3参照)を、図2に示すように、タイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、その中心をタイヤ周方向にずらせながらトレッド部9と両サイド部8、8にわたるように連続的に巻回して形成されている。なお、図中3aはカーカス層3の折り返し端部、3bはカーカスコード、4aは補強層4の端部、6はビードコア、7はビードフィラーをそれぞれ示している。
上述する実施形態では、カーカス層3、補強層4及びベルト層5がそれぞれ1層である場合を示したが、これらの層数はこれに限られることなく複数層であってもよい。
このように構成された乗用車用空気入りラジアルタイヤ1は、補強層4の配置によりタイヤ周方向の剪断剛性が高められるので、操縦安定性を向上させることができる。しかも、補強層4を構成するコード4cがタイヤ周方向に対して小角度で配置されることから、コード4cのパンタグラフ効果によりタイヤ径方向の柔軟性が確保されて乗心地性を低下させることがない。さらに、補強層4の外周側にベルト層5が配置されているため、このベルト層5のタガ作用により、補強層4を構成するコード4cのタイヤ周方向へのずれを阻止して耐久性を確保することができる。
図4は、補強層4を構成する帯状体4dのタイヤ赤道上での巻回ピッチWを示す一部側面図で、本発明では、帯状体4dのタイヤ赤道上での巻回ピッチWをタイヤ軸Oに対する臨み角度αで5〜20°、好ましくは8〜15°となるように形成するとよい。なお、図4では帯状体4dの幅方向中心線を1本の直線により表示している。すなわち、本発明では、上述する臨み角度αを帯状体4dの幅方向中心線を基準にして設定している。ここで、臨み角度αが5°未満では帯状体4dが密になり過ぎてタイヤ重量が増加すると共に生産性を低下させることになり、20°超では帯状体4dが疎になり過ぎて所望の操縦安定性を確保できなくなると共にタイヤユニフォミティーを悪化させる原因となる。
さらに、本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤ1では、補強層4の両端部4a、4aを、図1に示すように、カーカス層3の折り返し部の内側に位置させるように配置している。これにより、補強層4の端部4aからの剥離を防止して、耐久性を一層向上させることができる。
発明において、補強層4を構成するコード4cを有機繊維コードで構成するとよい。これにより、サイド部8における面外曲げ剛性の高騰を一層抑制して、乗心地性を悪化させることなくタイヤ周方向の剪断剛性を高めることができ、操縦安定性を良好に向上させることができる。有機繊維コードの材料は特に限定されるものではないが、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリケトン、レーヨン、アラミドなどから選ばれた1種又は複数種を使用するとよい。
また、補強層4の両端部4a、4aをビード部2に埋設したビードフィラー7とタイヤ径方向に対して重なり合うように配置するとよい。本発明では、タイヤ径方向に対する重なり幅X(図1参照)を5mm以上、好ましくは30mm以下に設定するとよい。これにより、タイヤ径方向の剛性段差を抑制して一層良好な操縦安定性を確保すると共に、補強層4の端部4aからの剥離を確実に防止して耐久性をさらに向上させることができる。
なお、図1の実施形態では補強層4を1層で構成する場合を示したが、補強層4を複数層で構成し、それぞれの補強層4の両端部4a、4aを隣接する補強層4、4間でタイヤ径方向に5mm以上、好ましくは40mm以下ずれ合うように配置するとよい。
図5には補強層4を2層で構成し、補強層4、4の端部4a、4aを互いにタイヤ径方向に対してずれ幅をYとして配置した場合を示している。このように補強層4を複数層で構成し、それぞれの補強層4の端部4aをずれ幅Yを5mm以上として互いにずれ合うように配置することにより、補強層4のタイヤ径方向の剛性に段差が生じることを防いで耐久性を確保すると共に、タイヤ周方向の剪断剛性を適正に調整することができるため、タイヤの種類やサイズに応じて良好な操縦安定性を確保することができる。
以下、本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法について、図6(a)〜(d)を中心にして述べる。
本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法は、未加硫タイヤを成形する工程に特徴を有する。すなわち、図6(a)に示すように、タイヤ成形ドラム11にタイヤ内壁部材12を介してカーカス層3を円筒状に巻き付けると共に、カーカス層3の両端部にビード部材13、13を配置してタイヤ骨格体14を成形する第一工程と、図6(b)に示すように、タイヤ骨格体14を断面円弧状に膨径した後、このタイヤ骨格体14の外周面に、図2に示すようにタイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、この中心をタイヤ周方向にずらせながら、1本又は複数本の有機繊維コードにゴム引きした帯状体をクラウン部と両サイド部にわたるように巻回して補強層4を形成する第二工程と、図6(c)に示すように、補強層4の外周面にベルト層5を配置すると共に、カーカス層3の両端部3a、3aをビード部材13、13を包み込むように折り返した後、図6(d)に示すように、サイドウォール部材16、16及びトレッド部材17をそれぞれ貼り付ける第三工程と、により未加硫タイヤを成形することを特徴としている。なお、図6(b)〜(d)では、タイヤ内壁部材12を省略して図示している。
上述する第二工程では、第一工程により得られたタイヤ骨格体14を回転させながら、この外周面に、タイヤ赤道を中心にして、帯状体の巻き付けヘッドを楕円状に回転させて補強層を形成するようにするとよい。これにより、補強層を帯状体の巻き付けヘッドの2軸平面内での移動のみにより形成できるので、巻き付けヘッドの制御を簡易化することができる。
本発明において、帯状体4dのタイヤ赤道上での巻回ピッチWを、図4に示すように、タイヤ軸Oに対する臨み角度αで5〜20°、好ましくは8〜15°となるように形成するとよい。これにより、タイヤの生産性を阻害することなしに、良好な操縦安定性とユニフォミティーとを兼ね備えた乗用車用空気入りラジアルタイヤを得ることができる。
さらに、図1に示すように、補強層4の両端部4a、4aをビード部材13、13を構成するビードフィラー7、7とタイヤ径方向に5mm以上重なり合うように配置するとよい。これにより、一層良好な操縦安定性を確保すると共に、耐久性を確実に向上させた乗用車用空気入りラジアルタイヤ1を得ることができる。
また、上記第二工程において、帯状体4dをタイヤ骨格体15の外周に複数周回にわたり巻き付けを繰り返して補強層4を複数層に形成し、それぞれの補強層4の両端部4a、4aを、隣接する補強層4、4間でタイヤ径方向に対して5mm以上、好ましくは40mm以下ずれ合うように形成するとよい。これにより、優れた耐久性を有すると共に、良好な操縦安定性を有する乗用車用空気入りラジアルタイヤを得ることができる。
タイヤサイズを195/65R15 91S、タイヤの基本構造を図1として、補強層を配置せずにベルト層を配置した従来タイヤ(従来例)と、補強層及びベルト層を配置した本発明タイヤ(実施例)と、をそれぞれ作製した。なお、本発明タイヤにおいて、補強層を構成するコードの材料をナイロン繊維、補強層を構成する帯状体の巻回ピッチをタイヤ軸に対する臨み角度で12°、補強層とビードフィラーとのタイヤ径方向に対する重なり幅を15mmとした。
これら2種類のタイヤについて、以下に示す試験方法により乗心地性、操縦安定性及び耐久性を評価し、その結果を従来タイヤを100とする指数により表1に記載した。
[乗心地性及び操縦安定性]
各タイヤに空気圧200kPaを充填すると共に、車両(排気量2000cc、国産FF車)の前後車輪に装着して、平坦なアスファルト路面からなるテストコースを平均時速100km/hにて走行させ、熟練したテストドライバー3名による乗心地性及び操縦安定性の官能評価を行った。
[耐久性]
各タイヤをリム(サイズ:15×6JJ)に組み込み、空気圧180kPaを充填した後、JIS D4230に準拠して、室内ドラム試験により、速度を81km/h、負荷荷重をJATMA規定の最大荷重の85%として4時間走行させ、続いて負荷荷重を2時間毎に初期荷重の10%ずつ増加させながら、タイヤが破壊するまで走行させた。その走行距離を以って耐久性の評価とした。
Figure 0005061609
表1より、本発明タイヤは従来タイヤに比して、乗心地性及び耐久性を同等にしながら、操縦安定性を飛躍的に向上させていることがわかる。
本発明の実施形態による乗用車用空気入りラジアルタイヤの半断面図である。 図1のタイヤにおけるカーカス層の外周側に補強層を配置する状況を説明する斜視図である。 図1のタイヤにおける補強層を構成する帯状体の形態を例示する斜視図である。 本発明の実施形態による補強層を構成する帯状体の巻回ピッチを説明するための一部側面図である。 本発明の他の実施形態による補強層の配置を示す一部断面図である。 (a)〜(d)は、それぞれ本発明の実施形態による乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造工程を示す説明図である。
符号の説明
1 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
2 ビード部
3 カーカス層
3a 折り返し端部
3b カーカスコード
4 補強層
4a 補強層の端部
4c コード
4d 帯状体
5 ベルト層
6 ビードコア
7 ビードフィラー
8 サイド部
9 トレッド部
11 タイヤ成形ドラム
12 タイヤ内壁部材
13 ビード部材
14 タイヤ骨格体
16 サイドウォール部材
17 トレッド部材
O タイヤ軸
α 臨み角度
W 巻回ピッチ
X 重なり幅
Y ずれ幅

Claims (9)

  1. 左右一対のビード部間にカーカス層を装架すると共に、該カーカス層の外周側にベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記カーカス層の外側に、タイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、その中心をタイヤ周方向にずらせながら1本又は複数本のコードにゴム引きした帯状体をトレッド部と両サイド部にわたるように連続的に巻回して補強層を形成し、該補強層の両端部を前記カーカス層の折り返し部の内側に配置すると共に、該補強層の外周側に前記ベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記帯状体のタイヤ赤道上での巻回ピッチを、タイヤ軸に対する臨み角度で5〜20°にした請求項1に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記コードが有機繊維コードからなる請求項1又は2に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記補強層の両端部を前記ビード部に埋設したビードフィラーとタイヤ径方向に5mm以上重なり合うように配置した請求項1、2又は3に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  5. 前記補強層を複数層に形成し、それぞれの補強層の両端部を隣接する補強層間でタイヤ径方向に5mm以上ずれ合うように配置した請求項1、2、3又は4に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  6. タイヤ成形ドラムにカーカス層を円筒状に巻き付けると共に、該カーカス層の両端部にビード部材を配置してタイヤ骨格体を成形する第一工程と、
    該タイヤ骨格体を断面円弧状に膨径した後、該タイヤ骨格体の外周面に、タイヤ赤道を通りタイヤ軸に直交する直線を中心にして、該中心をタイヤ周方向にずらせながら1本又は複数本の有機繊維コードにゴム引きした帯状体をクラウン部と両サイド部にわたるように巻回して補強層を形成する第二工程と、
    前記補強層の外周面にベルト層を配置すると共に、前記カーカス層の両端部を前記ビード部材を包み込むように折り返した後、サイドウォール部材及びトレッド部材をそれぞれ貼り付ける第三工程と、
    により未加硫タイヤを成形することを特徴とする乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法。
  7. 前記帯状体のタイヤ赤道上での巻回ピッチを、タイヤ軸に対する臨み角度で5〜20°にする請求項6に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法。
  8. 前記補強層の両端部を、前記ビード部材を構成するビードフィラーとタイヤ径方向に5mm以上重なり合うように形成する請求項6又は7に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法。
  9. 前記帯状体を前記タイヤ骨格体の外周に複数周回にわたり巻き付けを繰り返して前記補強層を複数層に形成し、かつそれぞれの補強層の両端部を隣接する補強層間でタイヤ径方向に5mm以上ずれ合うように形成する請求項6、7又は8に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤの製造方法。
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