JP2007056301A5 - 装飾品およびその製造方法 - Google Patents

装飾品およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007056301A5
JP2007056301A5 JP2005242032A JP2005242032A JP2007056301A5 JP 2007056301 A5 JP2007056301 A5 JP 2007056301A5 JP 2005242032 A JP2005242032 A JP 2005242032A JP 2005242032 A JP2005242032 A JP 2005242032A JP 2007056301 A5 JP2007056301 A5 JP 2007056301A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbide
nitride
alloy
coating layer
gold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005242032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007056301A (ja
JP4764104B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2005242032A priority Critical patent/JP4764104B2/ja
Priority claimed from JP2005242032A external-priority patent/JP4764104B2/ja
Publication of JP2007056301A publication Critical patent/JP2007056301A/ja
Publication of JP2007056301A5 publication Critical patent/JP2007056301A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764104B2 publication Critical patent/JP4764104B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明に係る装飾品は、鏡面、梨地、ヘアライン模様、ホーニング模様、型打ち模様、エッチング模様の中の少なくとも1つの表面仕上げを施したステンレス鋼からなる装飾品用基材と、該基材表面に湿式メッキ法により形成された金、金合金またはニッケルからなる厚み0.05〜0.3μmのストライクメッキ被膜層と、前記ストライクメッキ被膜層上に、湿式メッキ法により形成された、ロジウム(Rh)、金(Au)、ニッケル(Ni
)、ルテニウム(Ru)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)またはクロム(Cr)からなる厚み0.1〜3μmの耐食性被膜層と、該耐食性被膜層の表面に乾式メッキ法により形成されたチタン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)またはタンタル(Ta)からなる厚み0.02〜0.2μmの下地層と、該下地層の表面に乾式メッキ法により形成された炭化チタン(TiC)、炭化クロム(Cr 3 2 )、炭化ジルコニウム(ZrC)、炭化ハフニウム(HfC)、炭化バナジウム(VC)、炭化ニオブ(NbC)、炭化タングステン(WC)、炭化タンタル(TaC)、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(Cr 3 2 )、窒化ジルコニウム(ZrN)、窒化ハフニウム(HfN)、窒化バナジウム(VN)、窒化ニオブ(NbN)、窒化タングステン(WN)または窒化タンタル(TaN)からなる厚み0.2〜1.5μmの硬質被膜層と、該硬質被膜層の表面に乾式メッキ法により形成されたプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)またはロジウム(Rh)からなる厚み0.002〜0.1μmの貴金属被膜層とから構成されことを特徴とする。
また、前記耐食性被膜層が、湿式メッキ法により形成された、ロジウム合金、ニッケル合金、プラチナ合金、銅合金、金合金、ルテニウム合金、パラジウム合金の中の少なくとも1つからなる被膜であることを特徴とする。
また、前記下地層が、乾式メッキ法により形成された、炭素原子含有量が5〜15原子%の炭化チタン、炭化クロム、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、炭化ニオブ、炭化タングステンまたは炭化タンタルからなる金属化合物被膜、または窒素原子含有量が5〜15原子%の窒化チタン、窒化クロム、窒化ジルコニウム、窒化ハフニウム、窒化バナジウム、窒化ニオブ、窒化タングステンまたは窒化タンタルからなる金属化合物被膜であることを特徴とする。
また、前記硬質被膜層の厚みが0.5〜1.0μmであることを特徴とする。
また、前記貴金属被膜層が、プラチナ合金、パラジウム合金、金合金またはロジウム合金からなる被膜であることを特徴とする。
また、前記貴金属被膜層の厚み0.01〜0.08μmあることを特徴とする
また、前記装飾品が時計外装部品であることを特徴とする。
また、本発明に係る装飾品の製造方法は、ステンレス鋼からなる素材を用い、該基材に鏡面、梨地、へアライン模様、ホーニング模様、型打ち模様、エッチング模様の中の少なくとも1つの表面仕上げを行う工程と、該基材表面に湿式メッキ法により金、金合金またはニッケルからなる厚み0.05〜0.3μmのストライクメッキ被膜層を形成する工程と、前記ストライクメッキ被膜層上に、ロジウム(Rh)、金(Au)ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)またはクロム(Cr)からなる厚み0.1〜3μmの被膜を湿式メッキ法により耐食性被膜層を形成する工程と、該耐食性被膜層表面にチタン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)またはタンタル(Ta)からなる厚み0.02〜0.2μmの下地層を乾式メッキ法により形成する工程と、該下地層の表面に、乾式メッキ法により炭化チタン(TiC)、炭化クロム(Cr3C2)、炭化ジルコニウム(ZrC)、炭化ハフニウム(HfC)、炭化バナジウム(VC)、炭化ニオブ(NbC)、炭化タングステン(WC)、炭化タンタル(TaC)、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(Cr3N2)、窒化ジルコニウム(ZrN)、窒化ハフニウム(HfN)、窒化バナジウム(VN)、窒化ニオブ(NbN)、窒化タングステン(WN)または窒化タンタル(TaN)からなる厚み0.2〜1.5μmの硬質被膜層を乾式メッキ法により形成する工程と、さらに該硬質被膜層の表面に乾式メッキ法によりプラチナ、プラチナ合金、パラジウム、パラジウム合金、ロジウム、ロジウム合金、金又は金合金からなる貴金属被膜層を形成する工程を含むことを特徴とする。

Claims (8)

  1. 鏡面、梨地、ヘアライン模様、ホーニング模様、型打ち模様、エッチング模様の中の少なくとも1つの表面仕上げを施したステンレス鋼からなる装飾品用基材と、該基材表面に湿式メッキ法により形成された金、金合金またはニッケルからなる厚み0.05〜0.3μmのストライクメッキ被膜層と、前記ストライクメッキ被膜層上に、湿式メッキ法により形成された、ロジウム(Rh)、金(Au)、ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)またはクロム(Cr)からなる厚み0.1〜3μmの耐食性被膜層と、該耐食性被膜層の表面に乾式メッキ法により形成されたチタン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)またはタンタル(Ta)からなる厚み0.02〜0.2μmの下地層と、該下地層の表面に乾式メッキ法により形成された炭化チタン(TiC)、炭化クロム(Cr 3 2 )、炭化ジルコニウム(ZrC)、炭化ハフニウム(HfC)、炭化バナジウム(VC)、炭化ニオブ(NbC)、炭化タングステン(WC)、炭化タンタル(TaC)、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(Cr 3 2 )、窒化ジルコニウム(ZrN)、窒化ハフニウム(HfN)、窒化バナジウム(VN)、窒化ニオブ(NbN)、窒化タングステン(WN)または窒化タンタル(TaN)からなる厚み0.2〜1.5μmの硬質被膜層と、該硬質被膜層の表面に乾式メッキ法により形成されたプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、金(Au)またはロジウム(Rh)からなる厚み0.002〜0.1μmの貴金属被膜層とから構成されことを特徴とする装飾品
  2. 前記耐食性被膜層が、湿式メッキ法により形成された、ロジウム合金、ニッケル合金、プラチナ合金、銅合金、金合金、ルテニウム合金、パラジウム合金の中の少なくとも1つからなる被膜であることを特徴とする請求項1記載の装飾品
  3. 前記下地層が、乾式メッキ法により形成された、炭素原子含有量が5〜15原子%の炭化チタン、炭化クロム、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、炭化ニオブ、炭化タングステンまたは炭化タンタルからなる金属化合物被膜、または窒素原子含有量が5〜15原子%の窒化チタン、窒化クロム、窒化ジルコニウム、窒化ハフニウム、窒化バナジウム、窒化ニオブ、窒化タングステンまたは窒化タンタルからなる金属化合物被膜であることを特徴とする請求項1に記載の装飾品
  4. 前記硬質被膜層の厚みが0.5〜1.0μmであることを特徴とする請求項1に記載の
    装飾品
  5. 前記貴金属被膜層が、プラチナ合金、パラジウム合金、金合金またはロジウム合金からなる被膜であることを特徴とする請求項1記載の装飾品
  6. 前記貴金属被膜層の厚みが0.01〜0.08μmであることを特徴とする請求項1記載の装飾品
  7. 前記装飾品が時計外装部品であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の装飾品
  8. ステンレス鋼からなる基材を用い、該基材に鏡面、梨地、へアライン模様、ホーニング模様、型打ち模様、エッチング模様の中の少なくとも1つの表面仕上げを行う工程と、該基材表面に湿式メッキ法により金、金合金またはニッケルからなる厚み0.05〜0.3μmのストライクメッキ被膜層を形成する工程と、前記ストライクメッキ被膜層上に、ロジウム(Rh)、金(Au)ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)またはクロム(Cr)からなる厚み0.1〜3μmの被膜を湿式メッキ法により耐食性被膜層を形成する工程と、該耐食性被膜層表面にチタン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)またはタンタル(Ta)からなる厚み0.02〜0.2μmの下地層を乾式メッキ法により形成する工程と、該下地層の表面に、乾式メッキ法により炭化チタン(TiC)、炭化クロム(Cr 3 2 )、炭化ジルコニウム(ZrC)、炭化ハフニウム(HfC)、炭化バナジウム(VC)、炭化ニオブ(NbC)、炭化タングステン(WC)、炭化タンタル(TaC)、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(Cr 3 2 )、窒化ジルコニウム(ZrN)、窒化ハフニウム(HfN)、窒化バナジウム(VN)、窒化ニオブ(NbN)、窒化タングステン(WN)または窒化タンタル(TaN)からなる厚み0.2〜1.5μmの硬質被膜層を乾式メッキ法により形成する工程と、さらに該硬質被膜層の表面に乾式メッキ法によりプラチナ、プラチナ合金、パラジウム、パラジウム合金、ロジウム、ロジウム合金、金又は金合金からなる厚み0.002〜0.1μmの貴金属被膜層を形成する工程を含むことを特徴とする装飾品の製造方法。
JP2005242032A 2005-08-24 2005-08-24 装飾品およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4764104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242032A JP4764104B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 装飾品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242032A JP4764104B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 装飾品およびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007056301A JP2007056301A (ja) 2007-03-08
JP2007056301A5 true JP2007056301A5 (ja) 2008-06-26
JP4764104B2 JP4764104B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37920033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005242032A Expired - Fee Related JP4764104B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 装飾品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4764104B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5328577B2 (ja) * 2008-09-08 2013-10-30 シチズン時計株式会社 装飾品およびその製造方法
JP2010228307A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Citizen Holdings Co Ltd 装飾部材
CN102877034A (zh) * 2012-10-18 2013-01-16 攀枝花学院 铁或不锈钢表面镀氮化钒膜的方法
CN105951097A (zh) * 2016-05-23 2016-09-21 江苏固格澜栅防护设施有限公司 表面覆有金属陶瓷复合涂层的护栏及制备方法
US11464303B2 (en) 2019-01-11 2022-10-11 Frederick Goldman, Inc. Black diamond like carbon (DLC) coated articles and methods of making the same
JP7413685B2 (ja) 2019-09-05 2024-01-16 セイコーエプソン株式会社 金属材料、時計用部品および時計
JP7404721B2 (ja) 2019-09-05 2023-12-26 セイコーエプソン株式会社 金属材料、時計用部品および時計
JP7272233B2 (ja) 2019-10-30 2023-05-12 セイコーエプソン株式会社 時計用部品および時計
JP7294074B2 (ja) 2019-11-11 2023-06-20 セイコーエプソン株式会社 オーステナイト化フェライト系ステンレス鋼、時計用部品、および、時計
JP2021096079A (ja) 2019-12-13 2021-06-24 セイコーエプソン株式会社 ハウジングおよび機器
JP2021096076A (ja) 2019-12-13 2021-06-24 セイコーエプソン株式会社 時計用外装部品、時計、および、時計用外装部品の製造方法
CN114457312A (zh) * 2022-01-13 2022-05-10 厦门建霖健康家居股份有限公司 一种射频和直流共溅射灰色装饰膜层及其方法和应用
WO2023224026A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 Ntn株式会社 硬質膜形成体、機械部品、および軸受
CN117626183B (zh) * 2024-01-23 2024-04-30 北京科技大学 一种导电耐蚀涂层及其制备方法和应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013282A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Citizen Watch Co Ltd 装飾品およびその製造方法
JP2003183851A (ja) * 2001-08-29 2003-07-03 Seiko Epson Corp 装飾品の表面処理方法、装飾品および時計
JP4072950B2 (ja) * 2001-12-28 2008-04-09 シチズンホールディングス株式会社 白色被膜を有する装飾品およびその製造方法
JP4073848B2 (ja) * 2003-09-01 2008-04-09 シチズンホールディングス株式会社 装飾品およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007056301A5 (ja) 装飾品およびその製造方法
JP4764104B2 (ja) 装飾品およびその製造方法
JPS644841Y2 (ja)
KR100599640B1 (ko) 백색 피막을 갖는 장신구 및 그 제조 방법
KR960700356A (ko) 백색 장식 부품 및 그것의 생산 방법(white decorative part and process for producing the same)
JP4642317B2 (ja) 白色被膜を有する装飾品
TW200741750A (en) Metal coated film, method for manufacturing the same and metal wiring
DK1786954T3 (da) PVD-overtrukne rutheniumholdige skæreværktøjer
WO2009038151A1 (ja) 装飾部品
JP6147247B2 (ja) 白色硬質被膜層を有する硬質装飾部材およびその製造方法
JP4072950B2 (ja) 白色被膜を有する装飾品およびその製造方法
HK1073506A1 (en) Ceramic element for watch case and method of manufacturing the same
JP2001152385A5 (ja)
JP4067434B2 (ja) 白色被膜を有する装飾品及びその製造方法
JP4073848B2 (ja) 装飾品およびその製造方法
JPS5926664B2 (ja) 金色外装部品
JP2020129013A5 (ja) ひずみゲージ及びその製造方法
JP2006257524A5 (ja)
JP4021865B2 (ja) ガラス成形用金型およびその再生方法
JP2003230411A (ja) 装身具及びその製造方法
JP2006265597A5 (ja)
JP2003268568A (ja) 白色被膜を有する装飾品およびその製造方法
JP5328577B2 (ja) 装飾品およびその製造方法
JPS6217040B2 (ja)
JP2990917B2 (ja) 時計用外装部品