JP2007044307A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Norikazu Nishitani
記一 西谷
Yuhei Tanaka
祐平 田中
Kazunori Kitahata
和典 北畠
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Abstract

【課題】 弾球遊技機における背景画像を好適に変更するための演出制御技術を提供する。
【解決手段】 当否抽選手段112は、始動口62へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する。特別図柄表示手段は、当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる。背景画像表示手段138は、背景画像を表示させる。演出画像表示手段136は、当否抽選の結果を演出するための演出画像をその背景画像上にて動画表示させる。背景変更制御手段140は、スーパーリーチなど特定の演出パターンによって演出画像が動画表示されるときに背景画像表示手段138による背景画像の表示変更を許可する。また、背景変更制御手段140は、背景画像が頻繁に切り替わらないように背景画像変更タイミングを制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の演出制御技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものもある。取得された抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄の変動表示が開始される。抽選結果に基づいて特別図柄の停止表示態様が決定される。
所定時間の変動表示後、当たりを示す態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる大当たりとして特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口も一旦閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−230714号公報
多彩なグラフィックス表現が可能な液晶表示装置を備え、特別図柄の変動表示と連動して演出目的の画像を背景画像上に重ねたかたちで動画表示する弾球遊技機も多く登場している。背景画像は固定的なものであってもよいが、複数種類の背景画像を適宜切り換えれば演出に対する遊技者の興味をより長く継続させやすい。しかし、遊技中に背景画像が頻繁に変更されたり、唐突に変更されると、遊技者は演出に対して違和感を感じることになりかねないと本発明者は認識した。
本発明は本発明者による上記認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、弾球遊技機における背景画像表示を好適に制御するための技術を提供することにある。
本発明のある態様の弾球遊技機は、
遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる特別図柄表示手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、特別図柄が所定の当たり態様で停止表示されたとき、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより通常遊技より遊技者に有利な状態となる特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、当否抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、特別図柄の変動表示と同期して演出表示装置において動画表示される演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを複数種類記憶する演出パターン記憶手段と、演出パターン記憶手段からいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、複数種類の背景画像データのうちのいずれかの背景画像データにて演出表示装置に背景画像を表示させ、選択された演出パターンにて演出画像を動画表示させる演出表示制御手段と、演出画像が動画表示中に演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において背景画像が一時的に非表示とされる所定の演出パターンが選択され、かつ、背景画像データが表示対象とされてから所定の期間が経過したことを背景変更条件として、背景画像データによる背景画像表示から別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可する背景変更制御手段と、を備える。
可変入球装置において、遊技者に不利な状態とは、遊技球が入球すべき入口が閉鎖した状態ないしは狭い状態を指してもよく、遊技者に有利な状態とは、その入口が開放した状態ないしは相対的に広い状態を指してもよい。
演出パターン選択手段は、様々な演出パターンの選択確率を特定したデータテーブルを参照して演出パターンを選択してもよい。また、そのデータ形式は、たとえば、いわゆる配列形式やリスト形式にて管理されるデータ形式であってもよい。本明細書において「テーブル」とは、一方のデータに対応する他方のデータを特定できる形式にてメモリの記憶領域に記録される2種類以上のデータまたはその記録形式を指すものであってもよい。
このような態様によれば、演出画像表示領域の拡大にともなう動画再生過程への遊技者の注視がなされる期間において背景画像が差し替えられるため、背景画像変更による遊技者の違和感を緩和しやすい。また、一旦、背景画像が変更されると、所定期間が経過するまでは背景画像が変更されないように変更のタイミングに制約を設けることにより、背景画像が高頻度に変更されないように処置している。そのため、短時間に何度も背景画像が切り替わるという不自然さを回避しやすい。ここでいう所定期間とは、予め定められた時間として定義されてもよいし、予め定められた時間以上の任意の時間として定義されてもよい。
背景変更制御手段は、演出パターン記憶手段から所定の演出パターンが選択され、かつ、背景画像データが表示対象とされてから特別図柄の変動表示が所定回数実行されたことを背景変更条件として、別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可してもよい。
このような態様によれば、特別図柄の変動回数が所定回数に達したか否かにより背景変更可否を判定するため、判定処理が簡易となる。また、特別図柄の変動時間が長短様々に設定される場合、それに応じて背景画像の変更タイミングはいっそう不可知となる。そのため、より自然なかたちで背景画像が変更される。
背景変更制御手段は、背景画像を変更するか否かを判定するための切替抽選を実行し、背景変更条件が成立し、かつ、切替抽選が当たりとなったときに、別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを演出表示制御手段に指示してもよい。
このような態様によれば、抽選という遊技要素によって、背景画像変更のタイミングをいっそう不可知とすることができる。切替抽選の確率は一定であってもよいが、遊技状態に応じて可変としてもよい。
演出パターン選択手段は、演出画像が停止表示に際して演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において背景画像が一時的に非表示とされる演出パターンを所定の演出パターンとして選択し、演出表示制御手段は、別の背景画像データによる背景画像表示に切り替えるときには、所定の演出パターンによる演出画像の停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像となるように別の背景画像データを表示対象として選択してもよい。
このような態様によれば、演出画像の停止態様を引き継いだかたちで背景画像を変更することができる。演出画像の動画表示と背景画像の切り換えの間に演出上の連関をもたせることにより、演出画像と背景画像がより一体化した演出効果を発揮することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、背景画像を好適に表示制御することにより、弾球遊技機の演出効果を高める上で効果がある。
図1は、本実施例におけるぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示へ入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。更に遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口の普通電動役物を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。
大入賞口66は、特別図柄192が所定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技領域52の略中央に設けられた特別図柄表示装置61は、特別図柄192を変動表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄192は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「特別図柄抽選」とよぶ)の結果に対応した図柄である。その変動表示が停止されたときの図柄態様が当たりと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが当たり発生タイミングとなる。特別図柄表示装置61は、たとえば7セグメントLEDで構成される表示手段である。特別図柄表示装置61は、特別図柄192の変動表示として、0〜9の範囲で数字を循環させる。特別図柄抽選の当否に応じていずれかの数字が停止図柄として停止表示される。変動表示される図柄は、グラフィックス表現されてもよいし、LEDなどの点滅表示として表現されてもよい。すなわち、所定期間、変動態様を示す視覚的表現であればよい。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動するかたちで演出画像190を動画表示する液晶ディスプレイである。演出画像190は、当たりに対する遊技者の期待感を喚起するために演出目的で表示される画像である。演出画像190は、その動画再生過程を示す演出パターンとよばれるデータにしたがって動画表示される。特別図柄192の変動時間と、特別図柄192に連動する演出画像190の動画表示時間は一致するように演出パターンが選択されるため、特別図柄192が停止表示されるタイミングで演出画像190の動画表示も停止表示される。なお、演出表示装置60においては所定の背景画像上に重ねて演出画像190が動画表示される。
演出表示装置60は、演出画像190として、たとえばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面表示する。なお、特別図柄192は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の特別図柄表示装置61にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせる場合には、特別図柄192を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選(以下、「普通図柄抽選」とよぶ)の契機となる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61において特別図柄192が変動表示される。また、これに連動して演出画像190の動画表示が開始する。特別図柄192の変動表示および演出画像190の動画表示は、表示に先立って決定された表示時間の経過後に同時停止される。停止時の特別図柄192が当たりを示す図柄である場合、通常遊技から特別遊技に移行し、大入賞口66の開閉動作が開始される。このとき、演出画像190も当たりを示す態様にて停止表示される。
特別遊技開始後、大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、たとえば15回を限度として繰り返される。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄とよばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右方に設けられる。普通図柄表示装置59は、2つのランプを備える。それぞれのランプが交互に点滅する動作が「普通図柄の変動表示」に相当する動作である。通常、50%から80%程度の確率で普通図柄抽選は当たりとなる。普通図柄抽選が当たりとなったときには、普通図柄の変動表示が停止すると、始動口62が所定時間拡開する。このとき、普通図柄表示装置59の2つのランプの所定の一方が点灯表示されることになる。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64は、その上部に抽選保留ランプ20が設けられ、左側部に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄抽選の保留数を表示する。特別図柄抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した特別図柄抽選の結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別図柄抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、開閉制御手段124を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、背景変更制御手段140を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選値は0〜65535の範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、低確率状態では低確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「非確変当否判定テーブル」とよぶ)を参照し、高確率状態では高確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「確変当否判定テーブル」とよぶ)を参照する。非確変当否判定テーブルにおいては0〜255の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。確変当否判定テーブルにおいては、0〜2500の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。当否抽選手段112は、これら複数の当否テーブルのうちいずれかを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定することにより特別図柄抽選を実行する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄192の変動表示により示される。また、当否抽選手段112による判定結果を演出的に示す演出画像190が演出表示装置60において動画表示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄192の停止図柄と表示パターンを決定する。図柄決定手段114は、0〜255の範囲で生成されるパターン抽選値に応じて特別図柄の表示パターンを決定する。また、図柄決定手段114は0〜255の範囲で生成される図柄抽選値に応じて特別図柄の停止図柄態様を決定する。当否抽選値が当たりであるときには、図柄抽選値によって、当たり図柄のうち、確変図柄か非確変図柄のいずれを停止図柄とするかが決定される。なお、当否抽選値が外れであれば、複数種類の外れ図柄のうちのいずれかが停止図柄として決定される。確変図柄が停止表示されて確変当たりとなると、次に非確変図柄が停止表示されて非確変当たりとなるまで確変当否判定テーブルにより特別図柄抽選が実行される。
図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄も普通図柄抽選により決定する。図柄決定手段114は、特別図柄抽選の結果、表示パターンを示すデータ、停止図柄をメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の表示パターンを記憶する。複数種の表示パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各表示パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合には、普通図柄を決定するための抽選乱数を取得し、その抽選乱数に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。保留制御手段116は、普通図柄抽選の結果についても4つを上限として保持する。
メイン表示制御手段118は、特別図柄を特別図柄表示装置61に変動表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118による特別図柄192と演出表示制御手段134による演出画像190の動画表示が同期し、特別図柄192と演出画像190の連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。特別遊技制御手段120は、特別図柄抽選が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
パターン記憶手段130は、演出画像190の演出パターンを複数種類保持する。演出決定手段132は、演出画像190の演出パターンと、演出画像190の停止時に表示される図柄を、当否抽選手段112による抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の表示パターン、その変動時間に応じて決定する。
演出画像190の動画表示においては、3つの図柄の変動表示態様が示され、特別図柄抽選の結果に応じて各図柄の停止時における表示態様が決定される。たとえば当否抽選手段112による判定結果が特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った態様にて停止表示される。当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せにて停止表示される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の表示パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せにて停止表示される。演出決定手段132は、演出画像190に含まれるこれらの図柄の停止時の組合せ情報と演出パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出画像190の演出パターンには、通常の外れの組合せとなる図柄を停止表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ表示するときのパターンと、リーチ状態を経て当たり表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各演出パターンには、その動画表示の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に動画表示が停止される。
演出に関する表示を制御する演出表示制御手段134は、更に、演出画像表示手段136と背景画像表示手段138を含む。演出画像表示手段136は、選択された演出パターンデータにしたがって演出表示装置60に演出画像190を動画表示させる。この動画再生過程の一部として3つの図柄が変動表示され、特別図柄抽選の当否に応じてこれらの図柄の停止態様が決定される。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理を更に制御する。
背景画像表示手段138は、演出表示装置60における背景画像を表示させる。背景画像表示手段138は、この背景画像として複数種類の背景画像データを記憶しており、いずれかの背景画像データを表示対象として選択する。演出画像表示手段136は、表示された背景画像上に重ねて演出画像190を動画表示させる。背景変更制御手段140は、背景画像表示手段138による背景画像表示変更タイミングを制御する。
図4は、背景画像変更を説明するための演出表示装置の画面図である。
図4(a)は、青空を示す背景画像が選択されているときの画面図である。
図4(a)においては背景画像表示手段138は、青空を示す背景画像を表示させている。演出画像表示手段136は、その背景画像上に重ねて演出画像190を動画表示させている。ここでは、画面右から左に向かって3段に数字付きの図柄194が移動するような動画が表示される。
特別図柄抽選が当たりであるときには外れであるときに比べてリーチとなる演出パターン(以下、単に「リーチパターン」とよぶ)が選択されやすい。このため、遊技者はリーチ表示がなされると、リーチが成立しない場合に比べて当たりの発生に対する期待感を喚起されやすい。リーチパターンが選択されたときには、まず最上段と最下段にて共に同じ数字、たとえば、「7」の図柄194に停止表示され、次に中段の図柄194がいずれかの数字にて停止表示される。特別図柄抽選が当たりであるときには、中段にも「7」の図柄194が停止表示され、「7」の図柄194が縦に揃って停止表示される。外れであるときには「7」以外の図柄194が停止表示される。
図4(b)は、演出画像がスーパーリーチ態様に発展したときの画面図である。
リーチパターンの中でも、更に特別図柄抽選の当たりと強い相関性をもつパターンとして、スーパーリーチパターンがある。スーパーリーチパターンが選択されたときには、リーチ表示が成立した後、更に演出表示装置60の全面をつかった所定の動画表示が開始される。たとえば、最上段と最下段の図柄194が共に「7」にて停止表示された後、図4(b)に示すように演出表示装置60全体にショートストーリーとして展開する動画表示が実行される。このときには、背景画像は一時的に非表示または隠蔽された状態となる。また、すでに成立したリーチは、画面上部に固定的に示され、中央のキャラクタ196によるストーリーの結末として3つ目の図柄194の停止図柄が決定される表示態様となる。
図4(c)は、夜空を示す背景画像が選択されているときの画面図である。
スーパーリーチによる動画表示が外れとして終了した後、背景画像表示手段138は、夜空を示す背景画像を表示させている。すなわち、図4(a)〜図4(c)に示す例の場合、スーパーリーチを経由して、背景画像が変更されている。スーパーリーチの動画表示によって一時的に背景画像が遊技者から見て隠蔽されているときに背景画像が切り換えられるため、違和感なく背景画像が変更されている。また、図4(b)に示すように、スーパーリーチパターンによる動画再生過程において演出画像190が一時的に暗くなっている。そして、動画表示終了後に、いわば、その暗さを引き継いだかたちで夜空の背景画像が設定されている。このように演出画像190の停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像に設定変更することにより、より自然な背景画像変更が可能となる。同様に、夜空の背景画像表示時においては、演出画像190が明るく表示される演出パターンを経て青空の背景画像表示に切り替えてもよい。
背景画像を適宜変更することは、演出の新鮮さを保つ上で有効な手法である。しかし、背景画像が頻繁で変更されると、かえって演出に対する遊技者の違和感を喚起することになりかねない。そこで、本実施例におけるぱちんこ遊技機10は、以下のすべての条件(以下、まとめて「背景変更条件」ともよぶ)が成立したときに限って、背景画像の変更を実行する。その条件とは、
1.スーパーリーチパターンによる動画表示がなされること(以下、「第1の条件」とよぶ)
2.現在の背景画像が表示対象とされてから、特別図柄がすでに所定回数、たとえば、20回以上変動表示されていること(以下、「第2の条件」とよぶ)
3.上記2つの条件が満たされた上で実行される切替抽選が当たりとなること(以下、「第3の条件」とよぶ)
である。
第1の条件の理由はすでに述べたとおり、視覚的に自然な背景画像変更を実行するためである。
第2の条件の理由は、背景画像が頻繁に変更されないように処置するためである。
第3の条件の理由は、背景画像の変更タイミングをばらつかせるためである。第1の条件によっても、背景画像の切り換えタイミングをある程度ばらつかせることは可能である。しかし、第2の条件が満たされてさえいればスーパーリーチパターンによる動画表示時には必ず背景画像が変更されるとするよりも、切替抽選という遊技要素によって切り換えタイミングをいっそう不規則化することができる。そのため、遊技者から見て背景画像変更タイミングが予測しにくくなるため、いっそう自然な背景画像変更が可能となる。
このような背景変更条件を設けることにより、自然な背景画像変更を実現している。
次に、ぱちんこ遊技機10の動作過程をフローチャートを用いて説明する。まずは、基本的な動作過程を説明したあと、サブ基板104における演出制御過程について説明する。
図5は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。
同図に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図6は、図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が演出パターンデータにしたがって演出画像190の動画表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。
続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40の処理はスキップされる。
図7は、図5のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S72)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS112のフローを終了する(S90)。
図8は、サブ基板における演出表示制御過程を示すフローチャートである。
ここに示すフローチャートは、主としてサブ基板104の演出決定手段132や演出表示制御手段134によって実行される処理過程を説明するためのものである。本実施例においては、サブ基板104における演出表示制御は、メイン基板102におけるメインフローとは連係するものの別のプロセスとして実行される。同図に示す処理もループ処理として繰り返し実行されるものである。
まず、すでに動画表示中であれば(S100のY)、背景画像表示手段138は背景画像を変更するタイミングにあるかを判定する(S102)。背景画像の変更タイミングは、後述のS128の処理にて決定される。背景画像変更のタイミングであれば(S102のY)、背景画像表示手段138は表示対象とされている背景画像から別の背景画像に表示対象を変更する。このとき、演出画像190の動画再生過程における中間表示態様、または、停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像に設定される(S104)。背景画像変更のタイミングでなければ(S102のN)、S104の処理はスキップされる。
演出画像表示手段136は、特別図柄192の変動表示が終了するタイミング、すなわち、動画表示を終了すべきタイミングにあるかを判定する(S106)。動画表示終了タイミングであれば(S106のY)、演出画像190の動画表示が停止される(S108)。また、特別図柄192が当たり図柄にて停止表示されるときには(S110のY)、演出画像表示手段136は演出画像190の3つの図柄を当たり態様にて停止表示させた上で、特別遊技を演出するための特別遊技演出を開始する(S112)。外れであれば(S110のN)、外れ態様にて図柄を停止表示させた上で、処理を終了する。動画表示終了タイミングでなければ(S106のN)、演出画像190の動画表示は継続される(S114)。
特別図柄192の変動表示が開始するタイミング、すなわち、動画表示開始タイミングであれば(S100のN、S116のY)、演出決定手段132は動画表示のための演出パターンを選択する(S118)。背景変更制御手段140は、まず、背景変更条件のうちの第1の条件としてスーパーリーチとなる演出パターンが選択されたかを判定する(S120)。スーパーリーチパターンが選択されていれば(S120のY)、背景変更制御手段140は、第2の条件として現在の背景画像に表示設定されてから20回以上特別図柄の変動表示がなされているかを判定する(S122)。20回以上の変動表示がすでになされていれば(S122のY)、背景変更制御手段140は、第3の条件として切替抽選を実行する(S124)。切替抽選はたとえば30パーセントの確率で当たりとなる。切替抽選が当たりとなると(S126のY)、背景変更制御手段140は背景画像表示手段138に対して背景変更タイミングを指示する(S128)。図4に関連して説明したように、演出画像190の動画再生過程において、演出画像190が背景画像を覆い隠し、背景画像が非表示となる期間中のタイミングを背景画像変更のタイミングとする。演出画像表示手段136は、S118にて選択された演出パターンにて演出画像190の動画表示を開始する(S130)。なお、背景変更条件が成立しなかったとき(S120のN、S122のN、S126のN)、S128の処理は実行されない。S128において背景画像が変更されるときには、背景変更制御手段140は第2の条件の判定のために、以降の特別図柄の変動表示回数のカウントを開始する。
特別遊技が終了するタイミングであれば(S100のN、S116のN、S132のY)、演出画像表示手段136は特別遊技に対する特別遊技演出を終了させる(S134)。特別遊技終了タイミングでもなければ(S100のN、S116のN、S132のN)、特段の演出制御処理は実行されない。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、演出表示中に背景画像を自然に変更できる。上記した背景変更条件が成立したときに限り背景画像の変更がなされるため、適度な頻度で、かつ、自然な変更が可能となる。また、スーパーリーチによる演出画像190の表示態様と変更後の背景画像に連続性をもたせることにより、演出画像190の変化と背景画像の変化を関連させた演出が可能となる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
なお、請求項に記載の演出パターン記憶手段の機能は、本実施例においてはパターン記憶手段130によって実現される。請求項に記載の演出パターン選択手段の機能は、本実施例においては主として演出決定手段132によって実現される。
これら請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
本実施例においては、第2の条件として、背景画像が設定されてから特別図柄192の変動表示回数が20回以上とならなければ、背景画像を変更しないとして説明した。このほかにも、背景画像が設定されてから所定時間、たとえば、20分が経過しなければ、背景画像を変更しないとしてもよい。あるいは、第1から第3の条件に代えて、あるいは、これらの条件に加えて、所定の遊技状態に至ったことを条件として背景画像を切り替えるとしてもよい。たとえば、背景変更制御手段140は、一般入賞口72などの所定の入球口に遊技球が所定個数入球したことを条件として背景画像の変更を許可してもよいし、あるいは、遊技状態に応じて表示対象とすべき背景画像が選択されてもよい。
また、本実施例においては、切替抽選は30パーセントの確率で当たりとなるとして説明した。このほかにも、たとえば、特別図柄抽選が当たりとなるときにはそうでないときに比べて切替抽選の当たり確率が高く設定されてもよい。このような態様によれば、背景画像変更と遊技状態の間に相関性をもたせ、背景画像についての演出効果をいっそう高めることができる。あるいは、遊技者が操作ボタン82を押下したときにはそうでないときに比べて切替抽選の当たり確率を高く設定することにより、背景画像変更に対して遊技者の意思が反映されるように制御してもよい。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 背景画像変更を説明するための演出表示装置の画面図である。図4(a)は、青空を示す背景画像が選択されているときの画面図である。図4(b)は、演出画像がスーパーリーチ態様に発展したときの画面図である。図4(c)は、夜空を示す背景画像が選択されているときの画面図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図5におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図5のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 サブ基板における演出表示制御過程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 59 普通図柄表示装置、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 64 センター飾り、 66 大入賞口、 68 作動口、 69 通過検出装置、 72 一般入賞口、 82 操作ボタン、 90 遊技効果ランプ、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 116 保留制御手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 124 開閉制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 136 演出画像表示手段、 138 背景画像表示手段、 140 背景変更制御手段。

Claims (4)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる特別図柄表示手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
    前記特別図柄が所定の当たり態様で停止表示されたとき、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより通常遊技より遊技者に有利な状態となる特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記当否抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、
    前記特別図柄の変動表示と同期して前記演出表示装置において動画表示される演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを複数種類記憶する演出パターン記憶手段と、
    前記演出パターン記憶手段からいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
    複数種類の背景画像データのうちのいずれかの背景画像データにて前記演出表示装置に背景画像を表示させ、前記選択された演出パターンにて前記演出画像を動画表示させる演出表示制御手段と、
    前記演出画像が動画表示中に前記演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において前記背景画像が一時的に非表示とされる所定の演出パターンが選択され、かつ、前記背景画像データが表示対象とされてから所定の期間が経過したことを背景変更条件として、前記背景画像データによる背景画像表示から別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可する背景変更制御手段と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記背景変更制御手段は、前記演出パターン記憶手段から前記所定の演出パターンが選択され、かつ、前記背景画像データが表示対象とされてから前記特別図柄の変動表示が所定回数実行されたことを前記背景変更条件として、前記別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記背景変更制御手段は、背景画像を変更するか否かを判定するための切替抽選を実行し、前記背景変更条件が成立し、かつ、前記切替抽選が当たりとなったときに、前記別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを前記演出表示制御手段に指示することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記演出パターン選択手段は、前記演出画像が停止表示に際して前記演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において前記背景画像が一時的に非表示とされる演出パターンを前記所定の演出パターンとして選択し、
    前記演出表示制御手段は、前記別の背景画像データによる背景画像表示に切り替えるときには、前記所定の演出パターンによる前記演出画像の停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像となるように前記別の背景画像データを表示対象として選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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