JP2007044307A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 当否抽選手段112は、始動口62へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する。特別図柄表示手段は、当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる。背景画像表示手段138は、背景画像を表示させる。演出画像表示手段136は、当否抽選の結果を演出するための演出画像をその背景画像上にて動画表示させる。背景変更制御手段140は、スーパーリーチなど特定の演出パターンによって演出画像が動画表示されるときに背景画像表示手段138による背景画像の表示変更を許可する。また、背景変更制御手段140は、背景画像が頻繁に切り替わらないように背景画像変更タイミングを制御する。
【選択図】 図3
Description
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる特別図柄表示手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、特別図柄が所定の当たり態様で停止表示されたとき、可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより通常遊技より遊技者に有利な状態となる特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、当否抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、特別図柄の変動表示と同期して演出表示装置において動画表示される演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを複数種類記憶する演出パターン記憶手段と、演出パターン記憶手段からいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、複数種類の背景画像データのうちのいずれかの背景画像データにて演出表示装置に背景画像を表示させ、選択された演出パターンにて演出画像を動画表示させる演出表示制御手段と、演出画像が動画表示中に演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において背景画像が一時的に非表示とされる所定の演出パターンが選択され、かつ、背景画像データが表示対象とされてから所定の期間が経過したことを背景変更条件として、背景画像データによる背景画像表示から別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可する背景変更制御手段と、を備える。
演出パターン選択手段は、様々な演出パターンの選択確率を特定したデータテーブルを参照して演出パターンを選択してもよい。また、そのデータ形式は、たとえば、いわゆる配列形式やリスト形式にて管理されるデータ形式であってもよい。本明細書において「テーブル」とは、一方のデータに対応する他方のデータを特定できる形式にてメモリの記憶領域に記録される2種類以上のデータまたはその記録形式を指すものであってもよい。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別図柄抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄も普通図柄抽選により決定する。図柄決定手段114は、特別図柄抽選の結果、表示パターンを示すデータ、停止図柄をメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図4(a)は、青空を示す背景画像が選択されているときの画面図である。
図4(a)においては背景画像表示手段138は、青空を示す背景画像を表示させている。演出画像表示手段136は、その背景画像上に重ねて演出画像190を動画表示させている。ここでは、画面右から左に向かって3段に数字付きの図柄194が移動するような動画が表示される。
リーチパターンの中でも、更に特別図柄抽選の当たりと強い相関性をもつパターンとして、スーパーリーチパターンがある。スーパーリーチパターンが選択されたときには、リーチ表示が成立した後、更に演出表示装置60の全面をつかった所定の動画表示が開始される。たとえば、最上段と最下段の図柄194が共に「7」にて停止表示された後、図4(b)に示すように演出表示装置60全体にショートストーリーとして展開する動画表示が実行される。このときには、背景画像は一時的に非表示または隠蔽された状態となる。また、すでに成立したリーチは、画面上部に固定的に示され、中央のキャラクタ196によるストーリーの結末として3つ目の図柄194の停止図柄が決定される表示態様となる。
スーパーリーチによる動画表示が外れとして終了した後、背景画像表示手段138は、夜空を示す背景画像を表示させている。すなわち、図4(a)〜図4(c)に示す例の場合、スーパーリーチを経由して、背景画像が変更されている。スーパーリーチの動画表示によって一時的に背景画像が遊技者から見て隠蔽されているときに背景画像が切り換えられるため、違和感なく背景画像が変更されている。また、図4(b)に示すように、スーパーリーチパターンによる動画再生過程において演出画像190が一時的に暗くなっている。そして、動画表示終了後に、いわば、その暗さを引き継いだかたちで夜空の背景画像が設定されている。このように演出画像190の停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像に設定変更することにより、より自然な背景画像変更が可能となる。同様に、夜空の背景画像表示時においては、演出画像190が明るく表示される演出パターンを経て青空の背景画像表示に切り替えてもよい。
1.スーパーリーチパターンによる動画表示がなされること(以下、「第1の条件」とよぶ)
2.現在の背景画像が表示対象とされてから、特別図柄がすでに所定回数、たとえば、20回以上変動表示されていること(以下、「第2の条件」とよぶ)
3.上記2つの条件が満たされた上で実行される切替抽選が当たりとなること(以下、「第3の条件」とよぶ)
である。
第2の条件の理由は、背景画像が頻繁に変更されないように処置するためである。
第3の条件の理由は、背景画像の変更タイミングをばらつかせるためである。第1の条件によっても、背景画像の切り換えタイミングをある程度ばらつかせることは可能である。しかし、第2の条件が満たされてさえいればスーパーリーチパターンによる動画表示時には必ず背景画像が変更されるとするよりも、切替抽選という遊技要素によって切り換えタイミングをいっそう不規則化することができる。そのため、遊技者から見て背景画像変更タイミングが予測しにくくなるため、いっそう自然な背景画像変更が可能となる。
このような背景変更条件を設けることにより、自然な背景画像変更を実現している。
同図に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。その判定結果に応じてメイン表示制御手段118が変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドを演出表示制御手段134へ送信し、これを受信した演出表示制御手段134が演出パターンデータにしたがって演出画像190の動画表示を開始する(S36)。S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動が表示中であった場合は(S32のY)、S34およびS36の処理がスキップされる。
続いて、図柄変動表示がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理を実行し(S40)、図柄変動表示が開始されていないときは(S38のN)、S40の処理はスキップされる。
まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S72)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
ここに示すフローチャートは、主としてサブ基板104の演出決定手段132や演出表示制御手段134によって実行される処理過程を説明するためのものである。本実施例においては、サブ基板104における演出表示制御は、メイン基板102におけるメインフローとは連係するものの別のプロセスとして実行される。同図に示す処理もループ処理として繰り返し実行されるものである。
特別遊技が終了するタイミングであれば(S100のN、S116のN、S132のY)、演出画像表示手段136は特別遊技に対する特別遊技演出を終了させる(S134)。特別遊技終了タイミングでもなければ(S100のN、S116のN、S132のN)、特段の演出制御処理は実行されない。
これら請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
Claims (4)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口へ遊技球が入球したことを契機として、当否抽選を実行する当否抽選手段と、
前記当否抽選の結果を示す特別図柄を変動表示させる特別図柄表示手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
前記特別図柄が所定の当たり態様で停止表示されたとき、前記可変入球装置の受け入れ状態を遊技者に有利な状態へ変化させることにより通常遊技より遊技者に有利な状態となる特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
前記当否抽選の結果が演出的に表示される演出表示装置と、
前記特別図柄の変動表示と同期して前記演出表示装置において動画表示される演出画像の動画再生過程を示す演出パターンを複数種類記憶する演出パターン記憶手段と、
前記演出パターン記憶手段からいずれかの演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
複数種類の背景画像データのうちのいずれかの背景画像データにて前記演出表示装置に背景画像を表示させ、前記選択された演出パターンにて前記演出画像を動画表示させる演出表示制御手段と、
前記演出画像が動画表示中に前記演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において前記背景画像が一時的に非表示とされる所定の演出パターンが選択され、かつ、前記背景画像データが表示対象とされてから所定の期間が経過したことを背景変更条件として、前記背景画像データによる背景画像表示から別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可する背景変更制御手段と、
を備えることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記背景変更制御手段は、前記演出パターン記憶手段から前記所定の演出パターンが選択され、かつ、前記背景画像データが表示対象とされてから前記特別図柄の変動表示が所定回数実行されたことを前記背景変更条件として、前記別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを許可することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記背景変更制御手段は、背景画像を変更するか否かを判定するための切替抽選を実行し、前記背景変更条件が成立し、かつ、前記切替抽選が当たりとなったときに、前記別の背景画像データによる背景画像表示への切り替えを前記演出表示制御手段に指示することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
- 前記演出パターン選択手段は、前記演出画像が停止表示に際して前記演出表示装置における表示領域を拡大させその拡大表示時において前記背景画像が一時的に非表示とされる演出パターンを前記所定の演出パターンとして選択し、
前記演出表示制御手段は、前記別の背景画像データによる背景画像表示に切り替えるときには、前記所定の演出パターンによる前記演出画像の停止表示態様と表示上の連続性を有する背景画像となるように前記別の背景画像データを表示対象として選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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