JP2007032813A - 管接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 良好なシール性能を維持する。
【解決手段】 ホース10の外周面には周方向に沿ってシールリング60が取り付けられている。パイプ50にはシールリング60が取着されたホース10が内挿される。ホース10の外周面とパイプ50の内周面の隙間はシールリング60によってシールされるようになっている。そして、ホース10の内周面には、この内周面に周方向に沿って当接することにより、シールリング60による締め付けに伴ってホース10が縮径方向に変形するのを規制するカラー状をなす補強板70が装着されている。補強板70は、帯状の板ばね材を円形に回曲して形成され、常には拡径方向に付勢されてホース10の内周面に対し弾性的に押し当てられるようになっている。
【選択図】 図1
Description
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記サポータは、前記両配管が前記リテーナにより係止状態にあるときに前記貫通孔の一端から視認可能な位置に配置されており、かつ、前記両配管とは異なる色に着色されているところに特徴を有する。
第2配管の内周面と第1配管の外周面との隙間をシールする場合に、第1配管の外周面に周方向に沿ってシール部材が取り付けられているという事情があっても、第1配管の内周面には補強板が装着され、この補強板によって第1配管の縮径動作を規制するようになっているから、第1配管の変形動作に追従してシール部材が縮径変形するようなことはない。これにより、シール部材によるシール性能を長期に亘って確実に発揮させることができる。
第1配管と第2配管の両配管が正規深さで接続されると、その接続動作に伴ってリテーナがその弾性撓みを利用して両配管を抜け止め状態で係止するので、両配管の組み付け操作をワンタッチで簡単に行うことができる。
また、リテーナは第1配管の外周面に取り付けられたサポータの係合溝に係止するので、第1配管に直接係合溝を形成してそこにリテーナが係止する場合に比べて、係合溝の深さをより深く設定することが可能となる。これにより、リテーナと係合溝の溝面との係り代が大きくなってリテーナが第1配管から外れ難くなり、両配管を係止する際の信頼性が向上する。
補強板が拡径方向に付勢された状態で第1配管の内周面に弾性的に押し当てられるので、仮に、第1配管が弾性部材からなっていると、第1配管もまた拡径方向に押しやられる。そうすると、第1配管とシール部材とが緊密に密着された状態となるので、シール部材によるシール性能をより一層高めることができる。
また、組み付け時には、補強板をいったん縮径変形させて第1配管の内側に差し入れ、そののち補強板を拡径状態として第1配管の内周面に押し当てればよいので、組み付け作業性に優れるとともに、第1配管の内径の変更等にも柔軟に対応することが可能となる。
サポータとシール部材とが一体成形されているので、両者が別々に成形される場合に比べて部品点数を削減することが可能となる。しかも、サポータが第1配管に対し確実に係止されていれば、シール部材もサポータを介して軸方向に位置決めされるので、シール部材を位置決めするための専用部材を別途設ける必要がない。
第1配管と第2配管の両配管が正規深さで接続されたときに、貫通孔からサポータの色を目視により確認することにより、第1配管が正規深さで挿入されたか否かを視覚的に検知することが可能となる。
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。本実施形態は、例えば、自動車におけるエンジンの冷却装置を構成するラジエータの管接続構造に関するものであって、ホース10(本発明の第1配管に相当する)及びパイプ50(本発明の第2配管に相当する)と、ホース10及びパイプ50を接続するための接続部材20,30,40と、ホース10及びパイプ50間のシールをとるためのシールリング60(本発明のシール部材に相当する)と、シールリング60の締め付けに伴うホース10の変形を規制するための補強板70とを備えている。かかる管接続構造においては、パイプ50とホース10とが接続された状態でパイプ50側からホース10側へと冷却液等の流体が流れるようになっており、このときの流体の漏れをシールリング60によるシール力と接続部材20,30,40による保持力とによって防止するようになっている。
また、ホース10の外周面にシールリング60が取り付けられるという事情があっても、ホース10の内周面にはシールリング60と対応する位置に補強板70が装着されているので、シールリング60の締め付けに伴ってホース10が縮径変形するようなことはない。これにより、シールリング60によるシール性能を長期に亘って確実に発揮させることができる。
次に、本発明の実施形態2を図15によって説明する。実施形態2では、サポータ30の一端面にエラストマーからなるシールリング60Aをインジェクション成形により一体化させており、これによりスペーサ40を廃止している点で実施形態1とは異なっている。その他は実施形態1と概ね同様であるので、構造上の同一部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態2によれば、サポータ30の一端面にエラストマー樹脂をインジェクション成形することにより、突出部39の周りをエラストマー樹脂で被包するよう融着させてシールリング60Aを一体成形している。したがって、サポータ30とシールリング60Aとの隙間がなくなってシール性能をより高めることができる。また、スペーサ40の廃止によって部品点数を削減できるとともに低コスト化を実現できる。
図16は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、ホース10Aがポリエチレンやポリオレフィン等のオレフィン系樹脂を含んだ硬質の樹脂材からなる点で実施形態1とは異なる。
また、ホース10Aの一端部の外周面には、ホース10Aが硬質であることに起因し、周方向に沿ってシールリング60の装着溝11が形成されている。このシールリング60の装着溝11は、軸方向に間隔をあけて二条並んで配されており、両装着溝11のそれぞれにシールリング60が位置決めされた状態で嵌着されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は、配管同士を軸方向に嵌め合わせて接続させる場合であって、内嵌される側の配管がシールリングによる締め付けに伴って縮径変形し得る構造のものに広く適用することが可能であり、その用途や配管の材質については特に限定されるものではない。
(2)補強板は、少なくともシールリングと対応する位置に配されていればよく、軸方向に短いものであってもよい。
(3)補強板は、ホースの内周面に周方向に沿って当接可能であればよく、例えば、径方向への弾性撓みを不能とされた円筒管であってもよい。
(4)実施形態2において、シールリングはエラストマーに限定されるものではなく、例えば、シリコンゴムであってもよい。
(5)配管内を通過する流体は、水、油、溶剤に限らず、例えばエア等の気体であってもよい。
(6)上記実施形態ではリテーナがホースに装着されていたが、本発明によれば、リテーナがパイプに装着されていてもよい。
20…リテーナ
21…摘み部
30,30A…サポータ
31…ガイド部
33…装着溝(係合溝)
40…スペーサ
50…パイプ(第2配管)
51…貫通孔
52…ジョイント部
53…係止溝
60…シールリング(シール部材)
70…補強板
Claims (5)
- 筒状をなし、外周面に、周方向に沿って環状のシール部材が取り付けられている第1配管と、
同じく筒状をなし、長さ方向に沿って貫通する貫通孔の一端部に、前記シール部材が取着された前記第1配管を差し込み可能とされる第2配管とを備え、
前記第2配管の内周面と前記第1配管の外周面との隙間が前記シール部材によってシールされるようになっている管接続構造であって、
前記第1配管の内周面には、同内周面に周方向に沿って当接することにより、前記シール部材による締め付けに伴って前記第1配管が縮径方向に変形するのを規制する補強板が装着されていることを特徴とする管接続構造。 - 前記第1配管と前記第2配管のいずれか一方の配管には径方向への弾性撓みを可能とされたリテーナが装着され、このリテーナは、両配管が正規深さで接続されるのに伴い、他方の配管側に対しその弾性復元力によって係止することで、前記両配管の抜け止め行うようになっており、さらに、前記第1配管の外周面には前記シール部材と並んで筒状のサポータが取り付けられ、このサポータに、前記リテーナが係合する係合溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管接続構造。
- 前記補強板は、帯状のばね材を環状に回曲して形成され、常には拡径方向に付勢されて前記第1配管の内周面に対し弾性的に押し当てられる構成とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管接続構造。
- 前記サポータと前記シール部材とが一体成形されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の管接続構造。
- 前記サポータは、前記両配管とは異なる色に着色され、前記両配管が正規深さで接続されたときに、前記貫通孔の一端から視認可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の管接続構造。
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