JP2003161399A - コネクタ用遮水カバー - Google Patents

コネクタ用遮水カバー

Info

Publication number
JP2003161399A
JP2003161399A JP2001360156A JP2001360156A JP2003161399A JP 2003161399 A JP2003161399 A JP 2003161399A JP 2001360156 A JP2001360156 A JP 2001360156A JP 2001360156 A JP2001360156 A JP 2001360156A JP 2003161399 A JP2003161399 A JP 2003161399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
pipe
cover
pipe body
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001360156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3925170B2 (ja
Inventor
Tomoki Inoue
知己 井上
Kazuto Kasahara
一人 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2001360156A priority Critical patent/JP3925170B2/ja
Priority to US10/304,556 priority patent/US6762365B2/en
Publication of JP2003161399A publication Critical patent/JP2003161399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3925170B2 publication Critical patent/JP3925170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/098Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks
    • F16L37/0985Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks the flexible hook extending radially inwardly from an outer part and engaging a bead, recess or the like on an inner part
    • F16L37/0987Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks the flexible hook extending radially inwardly from an outer part and engaging a bead, recess or the like on an inner part the flexible hook being progressively compressed by axial tensile loads acting on the coupling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付時に、パイプ体がコネクタに完全に挿入
嵌合していることを容易に確認できるチェック機能を備
えたコネクタ用遮水カバーを提供する。 【解決手段】 コネクタ用遮水カバー51を2つのカバ
ー部材から構成する。カバー部材を接合して構成した遮
水的覆い65の内部構造を、コネクタ1のパイプ挿入部
5を収容する軸方向一方側のコネクタ収容部73と、パ
イプ体45を収容する軸方向他方側のパイプ収容部75
と、から構成し、パイプ収容部75を、パイプ体45の
環状突部49よりも軸方向他方側を収容する軸方向他方
側のパイプ収容部本体87と、環状突部49を収容する
軸方向一方側の突部収容部分89と、から形成し、パイ
プ収容部本体87をパイプ体45の外径とほぼ同一の内
径のものとしておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のガ
ソリン燃料配管の接続に用いられるコネクタを覆い、コ
ネクタと、このコネクタに挿入嵌合したパイプ体との間
に水等が侵入するのを防止する、コネクタ用遮水あるい
は防水カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】流体配管の接続に用いられるコネクタ及
びパイプ体の連結個所には内部流体の漏出を防止するた
めのシール手段が設けられていて、外部からの水等の異
物の浸入はこのシール手段によって防止される。しかし
ながら、例えば、自動車の車体の下側に用いられるコネ
クタには、路面上の雨水などが大量にかかるため、コネ
クタ及びパイプ体の連結個所の周囲を遮水カバーで覆っ
ておくことが好ましい。
【0003】また、コネクタとパイプ体との連結は、例
えば、パイプ体の外周面の軸方向一方側に環状係合突部
を形成しておくとともに、コネクタのパイプ挿入部内に
リテーナを嵌め付けておき、環状係合突部がこのリテー
ナの軸方向一方側端部とスナップ係合するようにパイプ
体をこのリテーナ内に挿入嵌合してパイプ体及びコネク
タを抜け止め状態とすることにより行われるが、十分に
注意して連結作業を行わないと、リテーナ内にパイプ体
が十分挿入されていないといった事態、すなわち環状係
合突部がリテーナの軸方向一方側端部と係合していない
半嵌合状態が生じてしまう。コネクタとパイプ体とが半
嵌合状態のまま配管接続構造が使用されれば、通常は、
コネクタとパイプ体との間のシール手段による密封が不
十分となって、流体が漏出してしまう。そこで、パイプ
体がコネクタに完全に嵌合していることを容易に確認で
きるように、パイプ体がコネクタに嵌合したとき、コネ
クタの軸方向外側に位置することとなる環状突部をパイ
プ体の外周面に設けておき、例えば特開平11−659
1号公報に記載されているようなクリップをコネクタ及
びパイプ体に取り付けるといった方策が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パイプ体の
完全嵌合の確認のため、コネクタ及びパイプ体にクリッ
プを取り付け、さらにコネクタ及びパイプ体の連結個所
を遮水又は防水するために、クリップの外側からコネク
タ及びパイプ体に遮水カバーを取り付けると、コネクタ
及びパイプ体の連結個所が大型化してしまうし、配管接
続作業が煩わしいものとなる。
【0005】そこで本発明は、取付け時に、パイプ体が
コネクタに完全に挿入嵌合していることを容易に確認で
きるチェック機能を備えたコネクタ用遮水カバーを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明のコネクタ用遮水カバーは、軸方向一方側にチ
ューブ接続部が形成され、軸方向他方側にパイプ挿入部
が形成された流体通過用のコネクタと、前記パイプ挿入
部の軸方向他方側端開口からこのパイプ挿入部内に挿入
されてスナップ嵌合したパイプ体と、の間を遮水するた
めのコネクタ用遮水カバーであって、前記コネクタの前
記パイプ挿入部内には、前記コネクタと前記パイプ体と
の間を密封するコネクタシール部材が配置され、前記パ
イプ体の外周面には、前記パイプ挿入部の軸方向他方側
端開口よりも軸方向外側に位置する環状突部が形成され
ていて、前記コネクタ用遮水カバーは、前記コネクタの
前記パイプ挿入部から前記パイプ体の前記環状突部より
も軸方向他方側までを径方向から挟み込んだ状態で接合
されて、前記コネクタ及び前記パイプ体の遮水的覆いを
構成する2つのカバー部材(一対のカバー部材:一体的
に連結されている場合もある)を具備し、前記遮水的覆
いは、この遮水的覆いの一端部から前記コネクタの軸方
向一方側が突出するように前記コネクタの前記パイプ挿
入部を収容する、軸方向一方側のコネクタ収容部と、前
記遮水的覆いの他端部から前記パイプ体の軸方向他方側
が突出するように前記環状突部を含んで前記パイプ体を
収容する軸方向他方側のパイプ収容部と、を内部構造と
して有していて、前記パイプ収容部は、軸方向一方側に
形成された、前記パイプ体の前記環状突部を収容する突
部収容部分と、前記パイプ体の前記環状突部よりも軸方
向他方側の部分を収容する軸方向他方側のパイプ収容部
本体と、を備え、前記パイプ収容部本体は、収容される
前記パイプ体の外径とほぼ等しい内径に形成されている
ものである。カバー部材は樹脂製の薄肉体とすることが
でき、パイプ体は金属製、コネクタは樹脂製又は金属製
とすることができる。パイプ体とコネクタとの連結は、
パイプ体の外周面に環状突部よりも軸方向一方側に環状
係合突部を形成し、コネクタのパイプ挿入部内にリテー
ナを例えば取外可能に嵌め付けておいて、パイプ体を、
環状係合突部がこのリテーナの軸方向一方側端部とスナ
ップ係合するようにこのリテーナ内に挿入することによ
り行われる場合が多い。コネクタとパイプ体との分離
は、コネクタから、パイプ体と係合しているリテーナを
相対的に引き抜いたり、リリースツールを用いてリテー
ナとパイプ体との係合を解除してパイプ体のみを抜き出
すなどして行なわれる。コネクタは、軸方向一方側にチ
ューブ接続部が形成され、軸方向他方側にパイプ挿入部
が形成されているものであるが、パイプ挿入部の軸方向
一方側端部にチューブ接続部が形成されているものを広
く含むものである。
【0007】コネクタ収容部は通常、コネクタのパイプ
挿入部(少なくともパイプ挿入部の軸方向他方側)を軸
方向に位置決めした状態で、すなわち軸方向に移動しな
いように、又はわずかにしか移動しないように(実質的
に移動しないように)収容して覆う。コネクタの軸方向
一方側は、遮水的覆いの開口部(コネクタ収容部の開口
部)、すなわち遮水的覆いの軸方向一方側端部の開口部
から外側に突出する。パイプ体の軸方向他方側は、遮水
的覆いの別の開口部(パイプ収容部又はパイプ収容部本
体の開口部)、すなわち遮水的覆いの軸方向他方側端部
の開口部から外側に突出する。遮水的覆いのそれぞれの
開口部と、コネクタ及びパイプ体との間は、例えば開口
部用のシール部材あるいはカバー用のシール部材によっ
て液密的に密封される。また、2つのカバー部材の接合
個所又は接合部も、例えばカバーシール部材あるいはカ
バー用のシール部材によって液密的に密封される。
【0008】パイプ収容部のパイプ収容部本体は、通常
は単純な円筒状に形成され、パイプ体の環状突部よりも
軸方向他方側の部分を収容して覆うが、パイプ体の外
径、すなわちパイプ体の環状突部よりも軸方向他方側の
部分の外径とほぼ等しい内径又は径に形成されているの
で、パイプ体の環状突部を収容できるだけの大きさ又は
広さを有していない。それゆえ、パイプ体が十分に又は
正常にコネクタに嵌合していないで、またはコネクタに
挿入されているパイプ体の軸方向一方側の長さが十分で
なく、パイプ体が半嵌合状態であって、パイプ体の環状
突部がパイプ収容部本体に位置することとなるような状
態では、カバー部材を接合させることができなかった
り、無理な変形を生じさせてカバー部材を接合させるこ
ととなる。したがって、カバー部材の接合時(コネクタ
用遮水カバーの取付け時)にパイプ体が正常に嵌合して
いるか否かを容易に判断できる。通常は、パイプ体が正
常な嵌合状態と比較してコネクタに対して軸方向他方側
に多少偏って位置すると、環状突部がパイプ収容部本体
に位置することとなるように構成される。正常な挿入嵌
合状態では、パイプ体の環状突部はパイプ収容部の突部
収容部分内に収容されているので、カバー部材を無理な
く接合できる。また通常、パイプ体の環状突部は突部収
容部分内に収容されて軸方向他方側に対して位置決めさ
れる。例えば、パイプ体の環状突部は、突部収容部分と
パイプ収容部本体との間の径方向面に係合する状態で突
部収容部分内に収容される。したがって、通常は、パイ
プ体はコネクタ用遮水カバーから抜け出る方向への移動
が実質的に阻止され、パイプ体がコネクタから抜けて外
れることが防止される。
【0009】本発明のコネクタ用遮水カバーは、パイプ
体が半嵌合状態であると、コネクタ及びパイプ体に取り
付けることができなかったり、無理な取付方をしなけれ
ばならなかったりするものである。しかしながら、パイ
プ体が半嵌合状態であっても、パイプ体の環状突部がパ
イプ収容部のパイプ収容部本体から外れて外側に、すな
わち遮水的覆いの軸方向他方側端部の開口部外側に位置
することとなるような状態では、何らの違和感無くカバ
ー部材を接合できてしまうといった構成の場合も多い。
このような場合に、パイプ体とコネクタとの間が十分で
はないにしろ密封されていると、密封性検査時にパイプ
体及びコネクタに検査流体を流しても、流体漏れが生じ
ないおそれがあり、その結果、コネクタとパイプ体との
不完全連結が見逃され、パイプ体が半嵌合状態で実際に
使用されるといった可能性が残ってしまう。そこで、パ
イプ収容部のパイプ収容部本体の長さを、嵌合状態(正
常な挿入嵌合状態)のパイプ体の軸方向一方側端とコネ
クタシール部材の軸方向他方側端との軸方向の距離以上
となるように形成しておくことが好ましい。このように
構成することにより、パイプ体が半嵌合状態であり、パ
イプ体の環状突部がパイプ収容部のパイプ収容部本体外
側に位置することとなる状態であって、何らの違和感無
くカバー部材を接合できた場合には、パイプ体の軸方向
一方側端がコネクタシール部材に届いていない状態(軽
く接触している状態を含む)となる。したがって、密封
性検査時にパイプ体とコネクタとの間から検査流体が確
実に漏れ出るので、パイプ体が半嵌合状態であることを
確実に確認できる。コネクタシール部材が軸方向に複数
個配置されている場合には、パイプ収容部本体の長さ
を、パイプ体の軸方向一方側端と、最も軸方向他方側の
コネクタシール部材の軸方向他方側端との軸方向の距離
以上に設定する。
【0010】あるいは、パイプ収容部のパイプ収容部本
体の長さを、環状係合突部と環状突部との軸方向の距離
よりも長く形成しておく。このように構成することによ
り、パイプ体の環状突部がパイプ収容部のパイプ収容部
本体外側に位置することとなる状態では、パイプ体の環
状係合突部がパイプ収容部本体に位置することとなるの
で、コネクタ及びパイプ体にコネクタ用遮水カバーを正
常に取り付けることができないこととなる。したがっ
て、コネクタとパイプ体とが半嵌合状態であることを確
認できる。
【0011】2つのカバー部材の間、遮水的覆いの軸方
向一方側端部とコネクタとの間、および遮水的覆いの軸
方向他方側端部とパイプ体との間には、遮水効果を高め
るためにカバー用のシール部材が設けられる場合が多い
が、このカバー用のシール部材はカバー部材と2色一体
成形することにより設けることができる。この場合に
は、カバー用のシール部材の材質をカバー部材との2色
一体成形における相性のの良さを考慮して選定する。例
えば、カバー部材がポリエステル系樹脂である場合に
は、カバー用のシール部材はエステル系TPE(TPE
E)で形成され、カバー部材がポリプロピレン系樹脂又
はポリプロピレン樹脂製である場合には、カバー用のシ
ール部材をオレフィン系TPE(TPO)で形成する。
【0012】コネクタ用遮水カバーをコネクタ及びパイ
プ体に簡単に取り付けることができるように、2つのカ
バー部材は径方向(軸方向と直交する方向)一端部同士
がヒンジ結合されているものであることが好ましい。ま
た、コネクタ及びパイプ体への取付けがより簡単となる
ように、2つのカバー部材の径方向他端部間にワンタッ
チ式ロック構造を構成するのが効果的である。カバー部
材は半割体又はほぼ半割状のものとして構成できる。
【0013】カバー部材には、密封性検査時に用いられ
る検査流体、あるいは実際の使用環境下における実流体
の漏出を容易に確認できるようにするためのドレン孔が
設けられるのが普通である。コネクタとパイプ体との間
から漏れ出た検査流体又は実流体はコネクタ用遮水カバ
ー内に流れ出し、ドレン孔から排出される。特に実際の
使用環境下において、コネクタが自動車のガソリン燃料
通過用のものであり、このコネクタの近傍に排気管が配
置されている場合に、ドレン孔が排気管側に設けられ、
検査流体であるガソリン燃料が排気管側で排出される
と、排出ガソリン燃料に引火するおそれがある。そこ
で、カバー部材に、コネクタ及びパイプ体の遮水的覆い
を構成したとき、排気管から遠くなるような位置にドレ
ン孔を形成しておくことが効果的である。
【0014】コネクタ、このコネクタの挿入部に挿入さ
れて嵌合したパイプ体、及びコネクタ及びパイプ体に取
り付けられたコネクタ用遮水カバーは遮水又は防水コネ
クタ構造を構成する。
【0015】また、コネクタ、このコネクタの挿入部に
挿入されて嵌合したパイプ体、コネクタ及びパイプ体に
取り付けられたコネクタ用遮水カバー、及び排気管はコ
ネクタ用遮水カバー取付配置構造を構成する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1は本発明に係るコネクタ用遮水カバー
が取り付けられるコネクタの断面図である。
【0018】コネクタ1は、自動車のガソリン燃料配管
の接続用に使用されるものであり、ガラス繊維強化ポリ
アミド(PA・GF)を素材として全体的に筒状体とし
て形成されている。コネクタ1は、軸方向一方側の円筒
状の樹脂チューブ接続部3と、軸方向他方側のパイプ挿
入部5とから一体的に構成され、軸方向一方側端から軸
方向他方側端に貫通する貫通孔7を有している。樹脂チ
ューブ接続部3は、外周面が軸方向他方側に向かって概
略緩やかに拡径する軸方向一方側部9と、軸方向一方側
部9の軸方向他方側でほぼ単純な円筒状に延びている外
周面に、軸方向他方側に向かって拡径する断面直角三角
形状の抜け止め環状突出部11が軸方向に間隔を有して
2本形成された軸方向他方側部13とから構成され、外
周に樹脂チューブ(図示せず)がきつく嵌め付けられて
接続される。パイプ挿入部5は、樹脂チューブ接続部3
よりも大径に形成された軸方向一方側の円筒状連絡部1
5と、周壁の径方向両側に平板部分17、17(図4参
照)が形成され、周壁のそれぞれの円弧状部分19、1
9に係合窓21、21が対向して設けられた軸方向他方
側の大径の筒状保持部23と、カラー25を介して軸方
向に並んで内周面に嵌め付けられた一対のOリング2
7、27(リング状のコネクタシール部材)を有する軸
方向中間の円筒状シール部29と、から一体的に構成さ
れ、円筒状シール部29は筒状保持部23よりも小径
で、円筒状連絡部15よりも大径に形成されている。な
お、コネクタ1の樹脂チューブ接続部3は、パイプ挿入
部5と角度を有して形成される場合もある(仮想線参
照:ここではパイプ挿入部5に対して直角に形成されて
いる)。
【0019】筒状保持部23内にはPA・GF製のリテ
ーナ31が嵌め付けられていて、このリテーナ31は比
較的柔軟であり、弾性変形可能なように形成されてい
る。リテーナ31は、軸方向他方側端部の径方向対称位
置に、径方向外側に突出した一対の係止部33、33が
形成されている、周方向両端部35、35間に比較的大
きな隙間が設けられた断面C形の本体部37を有し、こ
の本体部37の内面は軸方向一方側に向かって縮径する
状態に形成されていて、本体部37の軸方向一方側端部
の係合部38はパイプ体(図3の符合45参照)とほぼ
同じ内径状態に形成され、環状係合突部(図3の符合4
7参照)よりも小さい内径状態に形成されている。リテ
ーナ31の本体部37の軸方向他方側端部には、係止部
33、33と対応した位置から軸方向他方側に向かって
径方向外側に傾斜して延びる一対の操作アーム39、3
9が一体的に設けられていて、それぞれの操作アーム3
9、39の軸方向他方側端部には径方向外側に突出した
操作端部41、41が形成されている。本体部37の係
合部38の径方向対称位置には、周方向に延びる係合ス
リット43、43が対向して形成されていて、このよう
な構成のリテーナ31は、係止部33、33が筒状保持
部23の係合窓21、21内に入り込み、操作端部4
1、41が筒状保持部23の軸方向他方側端と係合状態
となるように、筒状保持部23内に押し込まれて嵌め付
けられている。操作アーム39、39から係合スリット
43、43まで延びる、リテーナ31の対向している断
面円弧状の内面40、40はそれぞれ、軸方向一方側に
向かって中心又は中心軸方向にほぼテーパ状に傾斜して
いる。リテーナ31のこのテーパ状の内面40、40は
それぞれ、操作アーム39のテーパ状の内面42と本体
部37のテーパ状の内面46とから形成され、本体部3
7の対向しているテーパ状の内面46、46は操作アー
ム39、39のテーパ状の内面42、42よりも若干緩
やかに傾斜していて、パイプ体を操作アーム39、39
の操作端部41、41側からリテーナ31の本体部37
内に挿入すると、パイプ体の環状係合突部が本体部37
の対向しているテーパ状の内面46、46の軸方向他方
側端に当接するように構成されている。すなわち、パイ
プ体の環状係合突部は、リテーナ31のテーパ状の内面
40、40と、操作アーム39及び本体部37の境界位
置で当接する(図2も参照:図2はリテーナ31の斜視
図)。
【0020】図3はコネクタ1にパイプ体を挿入して嵌
め付けた状態を示す断面図である。
【0021】コネクタ1のパイプ挿入部5に軸方向他方
側端開口44から挿入されて嵌め付けられた相手方のパ
イプ体45は金属製であり、軸方向一方側の外周面に環
状係合突部47を有し、この環状係合突部47よりも軸
方向他方側の外周面に、環状係合突部47とほぼ同一構
成の環状突部49を備えていて、環状係合突部47がリ
テーナ31の本体部37を押し広げて進行し、係合スリ
ット43、43に嵌り込んでスナップ係合するまでコネ
クタ1に押し込まれている。パイプ体45は、環状係合
突部47がリテーナ31の本体部37の係合スリット4
3、43に嵌り込んでスナップ係合することにより、コ
ネクタ1に対して抜け止めされ、また挿入止めされる。
すなわち、軸方向に位置決めされる。パイプ体45の軸
方向一方側端は、円筒状シール部29の一対のOリング
27、27を越えて円筒状連絡部15内に達し、パイプ
体45とコネクタ1との間はこのOリング27、27に
より密封されている。
【0022】パイプ体45は、リテーナ31の操作アー
ム39、39の操作端部41、41を外側から押圧して
操作アーム39、39の径方向の間隔、したがって係止
部33、33の径方向の間隔を狭め、係止部33、33
が係合窓21、21から抜け出た状態として、リテーナ
31をコネクタ1から相対的に引き抜くと、このリテー
ナ31とともにコネクタ1から抜き出される。
【0023】図4は本発明に係るコネクタ用遮水カバー
の内部構造を示すための斜視図、図5はコネクタ用遮水
カバーをコネクタ1及びパイプ体45に取り付けた状態
を示すための断面図である。
【0024】コネクタ用遮水カバー51は、コネクタ1
の円筒状シール部29とパイプ体45の環状突部49よ
りも軸方向他方側との間を覆うためのものであって、軸
方向に沿った半割状の2つのカバー部材53、53の径
方向一端部同士をヒンジ結合して構成され、2つのカバ
ー部材53、53の径方向他端部間にはワンタッチ式ロ
ック構造が設けられている。ヒンジ結合は、カバー部材
53、53の径方向一端部間に軸方向両側で、折り曲げ
可能な連結部55、55を一体的に形成することにより
構成され、ワンタッチ式ロック構造は、一方のカバー部
材53の径方向他端部に設けられた、径方向外側に突出
する係止突起57を有する軸方向両側の一対の弾性変形
可能なカバー係止部59、59と、他方のカバー部材5
3の径方向他端部に設けられた、径方向内側に突出する
係合突起61を有する軸方向両側の一対の弾性変形可能
なカバー係合部63、63と、から構成されていて、2
つのカバー部材53、53の径方向他端部の外側を押圧
し、カバー部材53、53を連結部55、55で折り曲
げて合わせ、係止突起57に係合突起61を係合させて
カバー部材53、53同士を接合することにより遮水的
覆い65が構成される。それぞれのカバー部材53、5
3の径方向一端部及び径方向他端部には接合部67が形
成されていて、径方向他端部のそれぞれの接合部67の
軸方向中央には、径方向外側への突出状部分69が構成
されている。そして、他方のカバー部材53の突出状部
分69にはドレン孔71が貫通して設けられている。
【0025】遮水的覆い65の軸方向一方側内部には、
コネクタ1のパイプ挿入部5、すなわち円筒状シール部
29の軸方向他方側と筒状保持部23を収容するコネク
タ収容部73が形成され、遮水的覆い65の軸方向他方
側内部には、コネクタ1のパイプ挿入部5の軸方向他方
側端開口44から外側に、あるいはリテーナ31の操作
アーム39、39の操作端部41、41よりも外側に延
びているパイプ体45を収容するパイプ収容部75が形
成されていて、コネクタ収容部73は、径方向両側が平
面部分(カバー部材53の平面部分77を図示)として
形成された、コネクタ1の筒状保持部23の外周面と対
応する筒状内周面構造を有するコネクタ収容部本体79
と、このコネクタ収容部本体79の軸方向他方側に設け
られた、コネクタ収容部本体79の平面部分間方向にお
ける間隔が狭く形成されている、リテーナ31の操作端
部41、41を収容するリテーナ収容部分81と、から
構成され、コネクタ収容部本体79の軸方向一方側縁に
は径方向内側に多少延びる(多少広がる)環状内向き部
83が形成されて、この環状内向き部83の内周に、遮
水的覆い65の軸方向一方側端部の開口部85が構成さ
れている。開口部85は円筒状シール部29の軸方向他
方側を収容する。
【0026】パイプ収容部75の軸方向他方側は、パイ
プ体45の環状突部49よりも軸方向他方側を収容する
パイプ収容部本体87として形成され、パイプ収容部7
5の軸方向一方側には、パイプ体45の環状突部49を
収容する突部収容部分89が形成されている。パイプ収
容部本体87は、遮水的覆い65の軸方向他方側端部の
開口部91を構成して軸方向一方側に延びる、パイプ体
45の外径とほぼ同一の内径を有する円筒状内周面構造
を有し、突部収容部分89は、このパイプ収容部本体8
7の内径よりも多少大径の短い円筒状内周面構造を有し
ていて、この突部収容部分89はパイプ収容部本体87
とリテーナ収容部分81とに直接連なっている。
【0027】それぞれのカバー部材53、53には、径
方向一端部の接合部分67の接合側面から、内向き部8
3の内面又は内周面の開口部85、径方向他端部の接合
部分67の接合側面、及び開口部91を通過して径方向
一端部の接合部分67の接合側面に戻る環状のシール用
溝93が形成されていて、このシール用溝93に沿っ
て、弾性体であるカバー用のシール部材95がカバー部
材53と同時に一体成形されている(2色同時成形)。
突出状部分69では、このカバー用のシール部材95は
突出状部分69の突出形状に沿うように外側に突出して
配置されていて、他方のカバー部材53の突出状部分6
9に形成されたドレン孔71はカバー用のシール部材9
5の内側に位置している。他方のカバー部材53の突出
状部分69の接合側面には、コネクタ収容部本体79や
リテーナ収容部分81とドレン孔71とを十分に又は確
実に連絡するための連絡凹部97が形成されていて、こ
の連絡凹部97は、遮水的覆い65を構成したときに、
コネクタ収容部本体79やリテーナ収容部分81とドレ
ン孔71との連絡通路又は主連絡通路を構成することと
なる。シール用溝93、93には複数個の貫通小孔(図
示せず)が形成されていて、2色成形時にシール材がこ
の貫通小孔を通過して外側に至ることにより、カバー用
のシール部材95、95はアンカー効果によりカバー部
材53、53に強固に取り付けられることとなる。
【0028】カバー用のシール部材95は、シール性を
高めるために軟質樹脂で形成されるのが好ましく、カバ
ー部材53との2色一体成形における相性を考慮してそ
の材質が選定される。カバー用のシール部材95、95
は、カバー部材53、53が耐熱性に優れたPA11、
PA12等のポリアミド系樹脂あるいはポリエステル系
樹脂製の場合には、接着相性のよいTPEE製とするこ
とができ、カバー部材53、53がPP等のポリプロピ
レン系樹脂製の場合には接着相性のよいTPO製として
もよい。
【0029】2つのカバー部材53、53は、パイプ挿
入部5が、平板部分17と平面部分77との一致により
回り止め状態となるようにコネクタ収容部73のコネク
タ収容部本体79内に収容され(筒状保持部23は、コ
ネクタ収容部本体79の開口部85又は内向き部83よ
りも軸方向他方側に収容される)、リテーナ31の操作
端部41、41がリテーナ収容部分81内に収容され、
パイプ体45の環状突部49がパイプ収容部75の突部
収容部分89内に収容され、かつ、パイプ体45がパイ
プ収容部75のパイプ収容部本体87内に収容されるよ
うに、コネクタ1及びパイプ体45を挟み込んで接合さ
れる。遮水的覆い65の開口部85からはコネクタ1の
円筒状シール部29の軸方向一方側が外側に突出する
が、円筒状シール部29と開口部85との間はカバー用
のシール部材95の内向き部83あるいは開口部85に
位置する部分(開口部用のシール部分)によって密封さ
れる。遮水的覆い65の開口部91からはパイプ体45
が外側に突出するが、パイプ体45と開口部91との間
はカバー用のシール部材95の開口部91に位置する部
分(開口部用のシール部分)よって密封される。また、
カバー部材53、53の接合側は、一方及び他方のカバ
ー用のシール部材95が重なって押し付けられることに
より密封される。したがって、コネクタ1及びパイプ体
45の連結個所はコネクタ用遮水カバー51によって全
体的に防水される。なお、カバー用のシール部材95は
内向き部83あるいは開口部85及び開口部91位置で
太く形成されていて、開口部85、91とコネクタ1及
びパイプ体45との密封性を十分なものとしている。
【0030】ところで、コネクタ1に対するパイプ体4
5の挿入が不十分で、環状係合突部47がリテーナ31
の本体部37の係合スリット43に係合していない場合
には、環状突部49がコネクタ1に対して軸方向他方側
に離れて位置している。したがって、コネクタ収容部7
3のコネクタ収容部本体79にコネクタ1のパイプ挿入
部5が嵌り込むようにコネクタ用遮水カバー51を取り
付けようとすると、パイプ体45の環状突部49がパイ
プ収容部75のパイプ収容部本体87に位置することと
なってしまう。しかしながら、パイプ収容部本体87は
環状突部49よりも小径であるため、カバー部材53、
53の接合はスムーズに行われず、軸方向他方側の係止
突起57に係合突起61を係合させることができない場
合も多い。また、環状突部49がパイプ収容部本体87
あるいは開口部91の外側に位置し、環状係合突部47
が突部収容部分89に収容される位置関係では、カバー
部材53、53の接合は支障無くスムーズに行われる
が、パイプ収容部本体87の長さが、パイプ体45の軸
方向一方側端と軸方向他方側のOリング27(の軸方向
他方側端)との軸方向の間隔よりも長く設定されている
ので、図6に示すように、パイプ体45の軸方向一方側
端が、軸方向他方側のOリング27よりも軸方向他方側
に後退している。したがって、コネクタ1とパイプ体4
5との間は密封されていないので、コネクタ1及びパイ
プ体45に検査流体(ガソリン燃料)を流すと、コネク
タ1及びパイプ体45の連結個所から検査流体が漏出
し、コネクタ用遮水カバー51のドレン孔71から検査
流体が排出される。なお、リテーナ31の係止部33、
33が筒状保持部23の係合窓21、21に嵌まり込ん
でいない状態では、操作アーム39、39の操作端部4
1、41がコネクタ1から離れているので、操作端部4
1、41をリテーナ収容部分81内に収容することがで
きず、カバー部材53、53を接合できない。
【0031】ここで、パイプ収容部本体87の軸方向の
長さを、パイプ体45の環状係合突部47と環状突部4
9との軸方向の間隔よりも長く形成しておけば、図7に
示すように、環状突部49がパイプ収容部本体87ある
いは開口部91の外側に位置する状態では、環状係合突
部47がパイプ収容部本体87に位置することとなり、
カバー部材53、53を接合できなかったり、無理にカ
バー部材53、53を接合することとなる。したがっ
て、カバー部材53、53の接合時、あるいはコネクタ
用遮水カバー51の取付け時に、パイプ体45とコネク
タ1とが半嵌合状態であることを確認できる。ここで
は、環状突部49がパイプ収容部本体87の外側に位置
する状態で、パイプ体45の軸方向一方側端が、Oリン
グ27から軸方向他方側に後退している必要は必ずしも
ない。
【0032】図8はコネクタ用遮水カバー51の取付け
状態を概略的に示す図である。
【0033】コネクタ用遮水カバー51はドレン孔71
が下側となるようにコネクタ1及びパイプ体45(図示
せず)に取り付けられるが、排気管99が近傍に配置さ
れた、例えば排気管99が平行に又はほぼ平行に近傍を
通過しているコネクタ1及びパイプ体45に取り付けら
れる場合には、ドレン孔71は排気管99と反対側に位
置することとなるカバー部材53(ここではカバー係合
部63が設けられている他方のカバー部材53)に設け
られて、排気管99から離れて配置されている。したが
って、コネクタ用遮水カバー51又は遮水的覆い65内
に漏れ出たガソリン燃料は排気管99と反対側に排出さ
れることとなる(矢印参照)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコネクタ
用遮水カバーは、取付け時に、パイプ体がコネクタに完
全に挿入嵌合していることを容易に確認できるチェック
機能を備えているので、半嵌合状態のコネクタ及びパイ
プ体が使用に供されることを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ用遮水カバーが取り付け
られるコネクタの断面図である。
【図2】リテーナの斜視図である。
【図3】コネクタにパイプ体を挿入して嵌め付けた状態
を示す断面図である。
【図4】本発明に係るコネクタ用遮水カバーの内部構造
を示すための斜視図である。
【図5】コネクタ用遮水カバーをコネクタ及びパイプ体
に取り付けた状態を示すための断面図である。
【図6】環状突部がパイプ収容部本体の外側に位置した
場合のパイプ体とコネクタとの半嵌合状態を示す図であ
る。
【図7】パイプ収容部本体の構成を変更した場合のカバ
ー部材とパイプ体との関係を説明する図である。
【図8】コネクタ用遮水カバーの取付け状態を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 3 樹脂チューブ接
続部 5 パイプ挿入部 27 Oリング(コネ
クタシール部材) 44 軸方向他方側端
開口 45 パイプ体 49 環状突部 51 コネクタ用遮水
カバー 53 カバー部材 65 遮水的覆い 73 コネクタ収容部 75 パイプ収容部 87 パイプ収容部本
体 89 突部収容部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H024 CA03 3J106 AA06 AB01 BC04 BE25 CA07 EB03 EB12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向一方側にチューブ接続部が形成さ
    れ、軸方向他方側にパイプ挿入部が形成された流体通過
    用のコネクタと、前記パイプ挿入部の軸方向他方側端開
    口からこのパイプ挿入部内に挿入されてスナップ嵌合し
    たパイプ体と、の間を遮水するためのコネクタ用遮水カ
    バーであって、 前記コネクタの前記パイプ挿入部内には、前記コネクタ
    と前記パイプ体との間を密封するコネクタシール部材が
    配置され、前記パイプ体の外周面には、前記パイプ挿入
    部の軸方向他方側端開口よりも軸方向外側に位置する環
    状突部が形成されていて、 前記コネクタ用遮水カバーは、 前記コネクタの前記パイプ挿入部から前記パイプ体の前
    記環状突部よりも軸方向他方側までを径方向から挟み込
    んだ状態で接合されて、前記コネクタ及び前記パイプ体
    の遮水的覆いを構成する2つのカバー部材を具備し、 前記遮水的覆いは、この遮水的覆いの軸方向一方側端部
    から前記コネクタの軸方向一方側が突出するように前記
    コネクタの前記パイプ挿入部を収容する、軸方向一方側
    のコネクタ収容部と、前記遮水的覆いの軸方向他方側端
    部から前記パイプ体の軸方向他方側が突出するように前
    記環状突部を含んで前記パイプ体を収容する軸方向他方
    側のパイプ収容部と、を内部構造として有していて、 前記パイプ収容部は、軸方向一方側に形成された、前記
    パイプ体の前記環状突部を収容する突部収容部分と、前
    記パイプ体の前記環状突部よりも軸方向他方側の部分を
    収容する軸方向他方側のパイプ収容部本体と、を備え、 前記パイプ収容部本体は、収容される前記パイプ体の外
    径とほぼ等しい内径に形成されている、ことを特徴とす
    るコネクタ用遮水カバー。
  2. 【請求項2】 前記パイプ収容部の前記パイプ収容部本
    体の長さは、前記コネクタにスナップ嵌合した前記パイ
    プ体の軸方向一方側端と前記コネクタシール部材の軸方
    向他方側端との軸方向の距離以上となるように形成され
    ている、ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ用遮
    水カバー。
  3. 【請求項3】 前記パイプ体の外周面には、前記環状突
    部よりも軸方向一方側に、前記コネクタの前記パイプ挿
    入部内に嵌め付けられたリテーナにスナップ係合する環
    状係合突部が形成されていて、 前記パイプ収容部の前記パイプ収容部本体の長さは、前
    記環状係合突部と前記環状突部との軸方向の距離よりも
    長く形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の
    コネクタ用遮水カバー。
  4. 【請求項4】 2つの前記カバー部材の間、前記遮水的
    覆いの前記軸方向一方側端部と前記コネクタとの間、お
    よび前記遮水的覆いの前記軸方向他方側端部と前記パイ
    プ体との間には、カバー用のシール部材が設けられてい
    て、前記カバー部材はポリエステル系樹脂で形成され、
    前記カバー用のシール部材はエステル系TPEで形成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    コネクタ用遮水カバー。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材はポリエステル系樹脂に
    かえてポリプロピレン系樹脂で形成され、前記カバー用
    のシール部材はエステル系TPEにかえてオレフィン系
    TPEで形成されている、ことを特徴とする請求項4記
    載のコネクタ用遮水カバー。
  6. 【請求項6】 前記2つのカバー部材は径方向一端部同
    士がヒンジ結合されている、ことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載のコネクタ用遮水カバー。
  7. 【請求項7】 前記コネクタは自動車のガソリン燃料通
    過用のものであり、このコネクタの近傍には排気管が配
    置されていて、 前記カバー部材には、前記コネクタ及び前記パイプ体の
    前記遮水的覆いを構成したときに前記排気管から遠くな
    る側に、前記遮水的覆い内のガソリン燃料を排出するた
    めのドレン孔が形成されている、ことを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5又は6記載のコネクタ用遮水カバ
    ー。
JP2001360156A 2001-11-26 2001-11-26 コネクタ用遮水カバー Expired - Fee Related JP3925170B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360156A JP3925170B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 コネクタ用遮水カバー
US10/304,556 US6762365B2 (en) 2001-11-26 2002-11-26 Connector cover for providing a water shield between a pipe and a connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360156A JP3925170B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 コネクタ用遮水カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003161399A true JP2003161399A (ja) 2003-06-06
JP3925170B2 JP3925170B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=19171023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001360156A Expired - Fee Related JP3925170B2 (ja) 2001-11-26 2001-11-26 コネクタ用遮水カバー

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6762365B2 (ja)
JP (1) JP3925170B2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3700853B2 (ja) * 2003-01-31 2005-09-28 東海ゴム工業株式会社 コネクタ用半嵌合防止クリップ
FR2851634B1 (fr) * 2003-01-31 2006-05-19 Tokai Rubber Ind Ltd Pince de raccord et structure de raccordement de raccord destinees a verifier le raccordement complet entre un raccord et un tuyau
JP2005282835A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Tokai Rubber Ind Ltd クイックコネクタ
US7448653B2 (en) 2005-06-10 2008-11-11 Value Plastics, Inc. Female connector for releasable coupling with a male connector defining a fluid conduit
US7806139B2 (en) 2006-01-20 2010-10-05 Value Plastics, Inc. Fluid conduit coupling assembly having male and female couplers with integral valves
FR2907534B1 (fr) * 2006-10-20 2010-09-24 Legris Sa Dispositif de raccordement pour circuit de fluide de vehicule automobile
DE102007021026A1 (de) * 2007-05-04 2008-11-06 Continental Automotive Gmbh Zur Montage innerhalb eines Kraftstoffbehälters vorgesehene Kraftstoffpumpe mit einem Adapter
JP4922126B2 (ja) * 2007-10-18 2012-04-25 本田技研工業株式会社 コネクタの脱落防止構造
USD654573S1 (en) 2007-11-19 2012-02-21 Value Plastics, Inc. Female quick connect fitting
US7645153B1 (en) * 2008-06-20 2010-01-12 Delphi Technologies, Inc. Connector retainer
US8235426B2 (en) 2008-07-03 2012-08-07 Nordson Corporation Latch assembly for joining two conduits
FR2939865A1 (fr) * 2008-12-16 2010-06-18 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble de raccordement etanche entre une structure et un embout de raccord
USD655393S1 (en) 2009-06-23 2012-03-06 Value Plastics, Inc. Multi-port valve
USD650478S1 (en) 2009-12-23 2011-12-13 Value Plastics, Inc. Female dual lumen connector
US9046205B2 (en) 2009-12-09 2015-06-02 Nordson Corporation Fluid connector latches with profile lead-ins
USD783815S1 (en) 2009-12-09 2017-04-11 General Electric Company Male dual lumen bayonet connector
US9388929B2 (en) 2009-12-09 2016-07-12 Nordson Corporation Male bayonet connector
USD649240S1 (en) 2009-12-09 2011-11-22 Value Plastics, Inc. Male dual lumen bayonet connector
US10711930B2 (en) 2009-12-09 2020-07-14 Nordson Corporation Releasable connection assembly
KR101762427B1 (ko) 2009-12-23 2017-07-28 제너럴 일렉트릭 캄파니 외팔보 스프링이 일체로 성형된 버튼 래치
USD663022S1 (en) 2011-02-11 2012-07-03 Nordson Corporation Male body of connector for fluid tubing
USD652511S1 (en) 2011-02-11 2012-01-17 Value Plastics, Inc. Female body of connector for fluid tubing
USD652510S1 (en) 2011-02-11 2012-01-17 Value Plastics, Inc. Connector for fluid tubing
USD699841S1 (en) 2011-07-29 2014-02-18 Nordson Corporation Female body of connector for fluid tubing
USD698440S1 (en) 2011-07-29 2014-01-28 Nordson Corporation Connector for fluid tubing
USD699840S1 (en) 2011-07-29 2014-02-18 Nordson Corporation Male body of connector for fluid tubing
USD709612S1 (en) 2011-12-23 2014-07-22 Nordson Corporation Female dual lumen connector
USD838366S1 (en) 2016-10-31 2019-01-15 Nordson Corporation Blood pressure connector
DE102017123046A1 (de) 2017-10-05 2019-04-11 Eberspächer Climate Control Systems GmbH & Co. KG Kraftstoffanschlusseinheit
JP2022002431A (ja) * 2020-06-19 2022-01-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線モジュール及び弾性止水部材
JP7218072B2 (ja) * 2020-12-16 2023-02-06 矢崎総業株式会社 防水コネクタ及びコネクタ付き機器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0266816A (ja) * 1988-08-31 1990-03-06 Yazaki Corp グロメット
JPH06323483A (ja) 1993-05-12 1994-11-25 Toyota Motor Corp フューエルチューブの結合装置
JP3285515B2 (ja) 1997-06-17 2002-05-27 マルヤス工業株式会社 パイプコネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3925170B2 (ja) 2007-06-06
US20030121691A1 (en) 2003-07-03
US6762365B2 (en) 2004-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003161399A (ja) コネクタ用遮水カバー
JP4228922B2 (ja) クイックコネクタ
JP4171964B2 (ja) クイックコネクタ
US4775173A (en) Hose coupling
US6863314B2 (en) Apparatus relating to tube couplings
JP2004144297A (ja) コネクタ用回り止め具及びコネクタ回り止め構造
JP2001200963A (ja) コネクタ
JP3648644B2 (ja) 目視接続確認可能なクイック・コネクタ継手
JP2001227691A (ja) コネクタ装置
KR890016322A (ko) 관 연결구
JP3700853B2 (ja) コネクタ用半嵌合防止クリップ
CA2708943C (en) Supply stop with connection verification
JP4000884B2 (ja) クイックコネクタ
JP4592578B2 (ja) 継手装置
JP2002502483A (ja) 管状部材を相互接続するためのコネクタ
PL194336B1 (pl) Złącze wtykowe
JP2010281382A (ja) 管継手
JP2005282835A (ja) クイックコネクタ
JP4521713B2 (ja) 継手装置
GB2268238A (en) A snap fit tube connector
JP3700851B2 (ja) コネクタ用半嵌合防止クリップ
JP2010032060A (ja) 継手装置
JP2008069978A (ja) コネクタ用回り止め具及びコネクタ回り止め構造
JP2007032813A (ja) 管接続構造
JPH0645191U (ja) 配管の擬似結合防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees