JPH10122459A - ポリオレフィン系管の離脱防止継手 - Google Patents

ポリオレフィン系管の離脱防止継手

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Publication number
JPH10122459A
JPH10122459A JP27480596A JP27480596A JPH10122459A JP H10122459 A JPH10122459 A JP H10122459A JP 27480596 A JP27480596 A JP 27480596A JP 27480596 A JP27480596 A JP 27480596A JP H10122459 A JPH10122459 A JP H10122459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
spigot
separation
prevention
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27480596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sakaguchi
眞幸 坂口
Yorinobu Akaishi
頼信 赤石
Yoshiki Yamada
良樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH10122459A publication Critical patent/JPH10122459A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 継手本体14および差口30がポリオレフィ
ン系樹脂で形成され、ストッパ段部36と離脱防止リン
グ28との間において差口30の外周面に補強リング4
0が装着される。したがって、管路に受口18から差口
30を引き抜く方向の外力が作用すると、ストッパ段部
36が補強リング40を介して離脱防止リング28に係
止され、ストッパ段部36が補強リング40で補強され
る。 【効果】 離脱防止リング28によってストッパ段部3
6が潰されるのを防止でき、差口30の離脱を確実に防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリオレフィン系管の
離脱防止継手に関し、特にたとえば受口に挿入した差口
の離脱を防止する、ポリオレフィン系管の離脱防止継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の離脱防止継手の一例が、
たとえば特開平5−231572号に開示されている。
この従来技術は、差口の先端部外周面に突部や溝を形成
し、これらの突部や溝を離脱防止リングに係止させて、
差口の離脱を防止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、鉄管に適
用することを前提としたものであり、差口としてポリオ
レフィン系管を用いる場合には、適用できなかった。す
なわち、ポリオレフィン系管は鉄管に比べて強度が著し
く小さいため、ポリオレフィン系管の突部や溝を離脱防
止リングに係合させたのでは、突部や溝が容易に潰れて
しまうため、所期の離脱防止効果を得ることができない
のである。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、ポ
リオレフィン系管の離脱を防止できる、ポリオレフィン
系管の離脱防止継手を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリオレフ
ィン系樹脂からなる受口、受口に設けられるリング収容
部、リング収容部に収容されて径方向へ変位される離脱
防止リング、ポリオレフィン系樹脂からなるかつ受口に
挿入される差口、差口の外周面に形成されるかつ離脱防
止リングより奥側に配置されて離脱防止リングに係止さ
れるストッパ段部、およびストッパ段部と離脱防止リン
グとの間において差口の外周面に装着される補強リング
を備える、ポリオレフィン系管の離脱防止継手である。
【0006】
【作用】ストッパ段部と離脱防止リングとの間において
差口の外周面に補強リングが装着されるので、管路に受
口から差口を引き抜く方向の外力が作用すると、ストッ
パ段部が補強リングを介して離脱防止リングに係止され
る。したがって、補強リングによってストッパ段部が補
強され、ストッパ段部全体に力が均等に分散されるた
め、ストッパ段部が潰れるのが防止され得る。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、ポリオレフィン系管
の離脱を確実に防止できる。この発明の上述の目的,そ
の他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以
下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1および図2に示すこの実施例のポリオレ
フィン系管の離脱防止継手10は、ポリエチレンやポリ
プロピレン等のようなポリオレフィン系樹脂からなる管
12aおよび12bを互いに接続するためのものであ
り、管12aおよび12bと同じポリオレフィン系樹脂
の射出成形によって形成される継手本体14を含む。
【0009】継手本体14は、短管部16および短管部
16の端部から拡径して形成される受口18を含み、受
口18の開口端近傍には、ゴム輪収容部20が形成さ
れ、ゴム輪収容部20より奥部には、断面が略コ状のリ
ング収容部22が形成される。そして、ゴム輪収容部2
0にゴム輪24が収容され、リング収容部22に芯出し
部材26および離脱防止リング28が収容された状態
で、受口18内に差口30が挿入される。
【0010】芯出し部材26は、離脱防止リング28の
軸線を受口18の軸線と一致させるためのものであり、
ゴム等のような弾性材料によってリング状に形成され
る。芯出し部材26の外径は、リング収容部22の内径
とほぼ同じサイズに設定され、内径は、離脱防止リング
28の外径とほぼ同じサイズに設定される。離脱防止リ
ング28は、ステンレス等のような金属によって略Cリ
ング状に形成され、離脱防止リング28の軸方向一方端
部内面は、テーパ状に面取りされる。このテーパ面が形
成された側が受口18の開口端側に向けられる。離脱防
止リング28の内径は、差口30の外径とほぼ同じかそ
れよりも小さいサイズに設定される。
【0011】差口30は、管12aおよび12bと同じ
ポリオレフィン系樹脂の射出成形によって形成される短
管状の本体32を含む。本体32の先端部には、外径を
大きくすることによって厚肉部34およびストッパ段部
36が形成され、厚肉部34の先端部外面はテーパ状の
面取りされる。そして、本体32内には、補強材38が
挿入され、本体32の外周面であってストッパ段部36
と離脱防止リング28との間には、補強リング40が装
着される。
【0012】補強材38は、ステンレス,BC6または
ポリアセタール等のような難変形材料で短管状に形成さ
れ、補強材38の一方端部外面には、鍔状のストッパ部
42が形成される。補強材38の外径は、差口30から
補強材38が離脱するのを防止するために、差口30の
内径よりやや大きいサイズに設定される。補強リング4
0は、ステンレス,BC6またはポリアセタール等のよ
うな難変形材料でリング状に形成され、補強リング40
の内径は、差口30(厚肉部34以外の部分)の外径と
ほぼ同じサイズに設定され、外径は、厚肉部34の外径
とほぼ同じサイズに設定される。
【0013】管12aと管12bとを接続する際には、
図1に示すように、継手本体14の短管部16を管12
aにバット融着し、差口30を管12bにバット融着す
る。そして、管12bに接続された差口30を継手本体
14の受口18内に挿入する。このとき、差口30の先
端部外面に形成されたテーパ面によってゴム輪24およ
び離脱防止リング28を拡径することができるので、差
口30をスムーズに挿入できる。
【0014】接続後、管路に受口18から差口30を引
き抜く方向の外力が作用すると、図2からよくわかるよ
うに、差口30に形成されたストッパ段部36が補強リ
ング40を介して離脱防止リング28に係止される。そ
して、さらに大きな外力が作用すると、ストッパ段部3
6と離脱防止リング28との係合部分に過大な力が作用
するが、ストッパ段部36は補強リング40によって補
強されているので、この部分においてストッパ段部36
が変形する心配はない。また、差口30には、ゴム輪2
4や離脱防止リング28から縮径方向の力が作用する
が、差口30は補強材38によって補強されているの
で、縮径方向に変形する心配はない。
【0015】この実施例によれば、受口18から差口3
0が離脱するのを確実に防止できる。なお、上述の実施
例では、離脱防止リング28を芯出しするために芯出し
部材26を設けるようにしているが、差口30の挿入が
容易であれば、離脱防止リング28を芯出しする必要は
ないので、芯出し部材26は設けなくてもよい。
【0016】また、上述の実施例では、受口18の開口
端側にゴム輪収容部20を形成し、それよりも奥部にリ
ング収容部22を形成しているが、たとえば図3に示す
ように、開口端側にリング収容部22を形成し、それよ
りも奥部にゴム輪収容部20を形成してもよい。ただ
し、この場合には、厚肉部34の長さが上述の実施例の
ものより長くされ、厚肉部34の外周面がゴム輪24で
シールされる。
【0017】また、上述の実施例では、ゴム輪24から
受ける力によって差口30が変形(縮径)するのを防止
するために、差口30のゴム輪24と接触する部分をも
補強材38で補強しているが、たとえば図4に示すよう
に、差口30の肉厚を大きくして十分な強度を持たせた
場合には、補強材38によるこの部分の補強は不要であ
り、補強材38の長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例の要部拡大図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ポリオレフィン系管の離脱防止継手 14 …継手本体 16 …短管部 18 …受口 20 …ゴム輪収容部 22 …リング収容部 24 …ゴム輪 26 …芯出し部材 28 …離脱防止リング 30 …差口 36 …ストッパ段部 38 …補強材 40 …補強リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂からなる受口、 前記受口に設けられるリング収容部、 前記リング収容部に収容されて径方向へ変位される離脱
    防止リング、 ポリオレフィン系樹脂からなるかつ前記受口に挿入され
    る差口、 前記差口の外周面に形成されるかつ前記離脱防止リング
    より奥側に配置されて前記離脱防止リングに係止される
    ストッパ段部、および前記ストッパ段部と前記離脱防止
    リングとの間において前記差口の外周面に装着される補
    強リングを備える、ポリオレフィン系管の離脱防止継
    手。
  2. 【請求項2】前記差口内に挿入される補強材をさらに備
    える、請求項1記載の離脱防止継手。
JP27480596A 1996-10-17 1996-10-17 ポリオレフィン系管の離脱防止継手 Withdrawn JPH10122459A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130659A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 管接続構造
JP2007032813A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Togo Seisakusho Corp 管接続構造
JP2010236644A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Denso Corp 接続継ぎ手およびその製造方法
JP2018031457A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 積水化学工業株式会社 硬質樹脂管の接続構造及び接続方法
CN112240391A (zh) * 2019-07-17 2021-01-19 天津市际华橡胶制品有限公司 一种超大型给水承插管用复合式橡胶密封圈

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106