JP3988187B2 - コネクタ用回り止め具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のガソリン燃料配管の接続に用いられるコネクタが、このコネクタに挿入されて接続されたパイプ体に対して相対的に回動するのを防止するコネクタ用回り止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のガソリン燃料配管で、パイプ体と樹脂チューブとを連結するために用いられるコネクタは、例えば、軸方向一方側にチューブ接続部が形成され、軸方向他方側にリテーナー保持部が設けられた筒状のコネクタハウジングと、リテーナー保持部に嵌め付けられたリテーナーと、から構成されていて、チューブ接続部に樹脂チューブを嵌め付け、コネクタハウジングあるいはリテーナー保持部の軸方向他方側端開口からコネクタハウジング内にパイプ体を挿入して接続することにより、樹脂チューブとパイプ体とが連結される構造になっている。コネクタと接続されるパイプ体には、環状係合突部が設けられた挿入端部が構成されていて、挿入端部がコネクタハウジング内に挿入され、環状係合突部がリテーナーの接続係合部とスナップ係合することにより、パイプ体はコネクタと嵌合接続することとなる。
【0003】
リテーナー保持部よりも軸方向一方側のコネクタハウジング内には、挿入されたパイプ体との間を密封するシール部材が嵌め付けられていて、このシール部材により、コネクタハウジングとパイプ体との間からガソリン燃料が漏出するのを防止している。
【0004】
ところで、このような構成のコネクタに接続された樹脂チューブが、例えば自動車のガソリンエンジンに連なる場合には、ガソリンエンジンから樹脂チューブを介してコネクタに伝わる振動によってコネクタあるいはコネクタハウジングがパイプ体に対して小さな角度で継続的に回動するので、コネクタあるいはコネクタハウジングとパイプ体との間に設けられているシール部材が磨耗してコネクタ及びパイプ体の間の密封性が低下してしまう。したがって、コネクタ及びパイプ体の連結体に対しては、パイプ体に対するコネクタの相対的回動を防止する回り止め構造を構成しておくことが好ましい。
【0005】
また、コネクタとパイプ体との接続はスナップ嵌合により行われるので、十分に注意して接続作業を行わないと、いわゆる半嵌合状態、すなわちリテーナー内へのパイプ体の挿入が不十分で環状係合突部がリテーナーの接続係合部と係合していない状態が生じてしまう。コネクタとパイプ体とが半嵌合状態のまま配管接続構造が使用されれば、使用中にパイプ体の挿入側端がシール部材位置まで後退、すなわち軸方向他方側に移動してコネクタとパイプ体との間の密封が不十分となり、その結果、ガソリン燃料が漏出してしまうおそれがある。したがって、パイプ体がリテーナーに挿入不十分な状態のままで配管接続構造が使用されることがないように、コネクタとパイプ体との間には接続確認構造も構成される必要がある。
【0006】
そこで、パイプ体とコネクタとの間に構成されるコネクタ回り止め構造に接続確認機能を付加するといったことが行われているが、このようなコネクタ回り止め構造としては、パイプ体の環状係合突部よりも軸方向他方側に環状確認突部を形成しておき、一端側部が、パイプ体の環状確認突部を収容した状態でコネクタに非回転的に接続され、他端側部に形成された保持溝が、パイプ体の屈曲部側を挟み込む構成のコネクタ用回り止め具を用いるものが知られている(例えば特許文献1参照)。このコネクタ用回り止め具を装着することにより、コネクタとパイプ体とを供回り状態に接続できるので、パイプ体に対するコネクタの相対的回動を効果的に防止することができるが、パイプ体がコネクタと半嵌合状態のときは、環状確認突部がコネクタに対して軸方向他方側に偏って位置しているため、コネクタ用回り止め具の一端側部をコネクタに接続することができず、パイプ体がコネクタに正常に嵌合接続されている場合にのみ装着できるように、このコネクタ用回り止め具は構成されている。したがって、このコネクタ用回り止め具をコネクタとパイプ体との連結体に装着することにより、パイプ体がコネクタに正常に嵌合又は接続していることを確認できる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−213673号公報(第4頁、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このコネクタ用回り止め具は、パイプ体に形成された環状確認突部を利用して、パイプ体がコネクタに正常に嵌合していることの確認を行うものであるため、パイプ体に環状確認突部を形成して、いわゆるダブルビードパイプ体を構成しておかなければ接続確認を行うことができ、環状確認突部が形成されていないパイプ体に対しては接続確認機能を有していない。
【0009】
そこで本発明は、パイプ体に対するコネクタの相対的回動を効果的に防止することができ、しかも、パイプ体に環状確認突部を形成しておかなくても、パイプ体とコネクタとの正常な接続状態を確認できる接続確認機能を備えたコネクタ用回り止め具の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明のコネクタ用回り止め具は、軸方向一方側にチューブ接続部(パイプ体と接続される相手側部材の接続部を広く意味する)が形成され、軸方向他方側にリテーナー手段を有する筒状のコネクタと、外周面に環状係合突部が形成された挿入端部を屈曲部の軸方向一方側に有し、前記環状係合突部が、例えば周方向所定位置に非係合個所を有して前記リテーナー手段に形成された接続係合部とスナップ係合するように、前記挿入端部が軸方向他方側端開口から前記コネクタ内に挿入されたパイプ体と、を回り止めするコネクタ用回り止め具であって、前記コネクタに回り止め状態で係合するコネクタ係合手段が形成されたコネクタ接続部と、このコネクタ接続部に設けられた、前記パイプ体の前記屈曲部側に回り止め状態で係合するパイプ体接続部と、を備え、前記コネクタ接続部は、軸方向一方側に延びる当接片及び確認係合部が形成された確認手段をさらに有し、前記当接片が前記軸方向他方側端開口から前記コネクタ内に差し込まれ(コネクタ内に入り込ませることを意味する)、かつ、前記確認手段の前記確認係合部が前記コネクタの軸方向所定位置に形成された係止部と軸方向他方側方向に係合して前記コネクタに接続されるように構成されていて、前記当接片は、前記確認手段の前記確認係合部が前記コネクタの前記係止部と係合したときに、軸方向一方側端が、例えば前記リテーナー手段の前記非係合個所で、前記接続係合部とほぼ等しい位置まで延びているように形成され、前記確認手段は、前記当接片が前記リテーナー手段の前記接続係合部と未係合状態(半嵌合状態)の前記パイプ体の前記環状係合突部と当接したときに、前記確認係合部が、前記コネクタの前記係止部よりも軸方向他方側に位置するように形成されているという基本的構成を採用する。コネクタ接続部に形成されたコネクタ係合手段がコネクタに回り止め状態で係合し、コネクタ接続部に例えば一体的に設けられたパイプ体接続部が回り止め状態でパイプ体の屈曲部側に係合するので、コネクタとパイプ体とはコネクタ用回り止め具によって供回り状態に連結又は接続される。パイプ体の環状係合突部がリテーナー手段の接続係合部とスナップ係合していないとき、すなわち、パイプ体がコネクタに正常に接続されていないときには、コネクタ接続部をコネクタに接続しようとすると、当接片がパイプ体の環状係合突部に当接する。この状態では、確認手段の確認係合部はコネクタの係止部に届いていない。したがって、パイプ体が半嵌合状態であるかぎり、確認手段の確認係合部をコネクタの係止部に係合させることができない。すなわち、確認手段の確認係合部をコネクタの係止部に係合させることによって、パイプ体とコネクタとの正常接続が確認される。また、例えば、リテーナー手段又は接続係合部に非係合個所を設けておき、当接片の軸方向一方側端がこの非係合個所に対応して位置するように構成すれば、リテーナー手段とパイプ体との係合が阻害されることはない。例えば、確認手段の確認係合部とコネクタの係止部との係合により、コネクタ用回り止め具はコネクタに対して軸方向他方側にずれないようにコネクタに装着されることとなる。当接片は、例えばパイプ体(環状係合突部以外のパイプ体部分)の外周面に沿うように、あるいはパイプ体の外周面と接触状態(接触直前状態を含む)となるように形成される。ここでは、コネクタ接続部はさらに、確認手段が形成されたC形状の当接プレート及びこの当接プレートから軸方向一方側に突出し、軸方向一方側端に当接片が形成された断面C形状の嵌付け部分を備えている。また、当接プレートは、コネクタハウジングの軸方向他方側端と当接したときに、確認手段の確認係合部がコネクタの係止部と係合するように形成されている。そして、嵌付け部分は、外周面に、この嵌付け部分の開口を挟んだ径方向対称位置で、径方向外側に延びるように形成された一対の回り止めプレートをコネクタ係合手段として有している。パイプ体接続部は、コネクタ接続部がコネクタに装着されたときにパイプ体の屈曲部側を挟み込んでいるように形成されている、パイプ体の外径とほぼ同一の間隔を有して軸方向他方側に平行に延びる、当接プレートに固定された一対の挟付けプレートを備え、コネクタ接続部は、屈曲部の軸方向一方側に形成されているパイプ体の直管状の挿入側部に嵌められ、回り止めプレートがコネクタの内面に形成されている一対の回り止め係合凹部内に入り込み、かつ、当接プレートがコネクタの軸方向他方側端と当接するまで、この直管状の挿入側部をスライド移動してコネクタに装着されるように構成されている。さらに、回り止めプレートの径方向外端間の間隔は、一対の回り止め係合凹部の底面間の間隔よりも若干広く形成されている。
【0011】
パイプ体の環状係合突部がリテーナー手段の接続係合部と未係合状態となっているときに、すなわち、パイプ体が半嵌合状態のときに、コネクタ用回り止め具がコネクタ側に相対的に強く押されると、当接片がパイプ体の環状係合突部を押して軸方向一方側に移動させようとする。したがって、当接片に押されてパイプ体の環状係合突部が軸方向一方側に比較的スムーズに移動するように構成されていれば、パイプ体が半嵌合状態のときに、コネクタ用回り止め具の取付作業を中断し、パイプ体をコネクタに深く挿入しなおしてから、コネクタ用回り止め具の取付作業を再開するといった面倒な作業手順を経ることなく、コネクタ用回り止め具を強くコネクタ側に押すことにより、パイプ体の環状係合突部をリテーナー手段の接続係合部にスナップ係合させ(接続補助機能)、確認手段の確認係合部をコネクタの係止部と係合させて、パイプ体の正常な接続と、コネクタ用回り止め具の取付けとを同時に行うことができる。ここでは、例えば、リテーナー手段は、当接片に押圧された環状係合突部が接続係合部に進行又は相対的に進行するように構成されている。そして、パイプ体の環状係合突部の軸方向一方側への比較的スムーズな移動を確保するためには、当接片がパイプ体の環状係合突部を偏ることなく安定して押圧するように構成しておくのが好ましい。そこで、非係合個所をリテーナー手段又は接続係合部の径方向対称位置に形成し、当接片を、この非係合個所に対応してコネクタ接続部の径方向対称位置に設けておくことが効果的である。なお、接続補助機能を有するコネクタ用回り止め具は、固定されているパイプ体をコネクタに相対的に挿入した場合には、コネクタの軸方向他方側端開口に当接片の軸方向一方側端部が挿入されて差し込まれた時点で、コネクタ用回り止め具をコネクタ側に引き寄せるようにしながら装着作業を行うなどにより、パイプ体とコネクタとが半嵌合状態であっても、パイプ体の相対的な挿入を補助しながらパイプ体を完全挿入又は完全あるいは正常接続させ、かつ、接続確認を行うことができるものである。
【0012】
確認手段の確認係合部をコネクタの係止部と係合させたときには、当接片の軸方向一方側端は、リテーナー手段の接続係合部とほぼ同一の軸方向位置まで延びている。すなわち、パイプ体の環状係合突部と当接する直前に位置している。したがって、パイプ体が接続係合部を変形させてリテーナー手段に対して軸方向他方側にずれようとしても、環状係合突部が当接片に当接するので、パイプ体は、リテーナー手段の接続係合部から環状係合突部が抜け出るようにずれることができない。
【0013】
確認手段の確認係合部が係合する係止部は、コネクタの外周面に形成した係止突起とすることができる。ところで、リテーナー手段は、通常、コネクタの軸方向他方側に形成されたリテーナー保持部に保持されたリテーナーであり、このリテーナーをリテーナー保持部に保持する構造は、リテーナー保持部に係合窓を設けておき、この係合窓にリテーナーを係合させるといったものである場合が多い。したがって、この係合窓の軸方向他方側端を係止部として利用すれば、係止部を新たにコネクタに形成する必要がなくなる。
【0014】
パイプ体接続部は、軸方向他方側に延びる一対の挟込み部材によりパイプ体の屈曲部側を挟み込むようなものとして構成できるが、一対の挟込み部材の軸方向他方側端部が分離されていると、挟込み部材の軸方向他方側端部の間隔が開きやすくなり、パイプ体の屈曲部側に対する係合機能が低下するおそれがある。そこで、一対の挟込み部材の軸方向他方側端部を一体的に連結し、挟込み部材の軸方向他方側端部よりも軸方向一方側でパイプ体の屈曲部側を挟み込むように構成すれば、挟込み部材の開き変形を効果的に防止して、パイプ体への回り止め係合力を高めることができる。
【0015】
また、本発明は、コネクタ外周に位置する部分がなくなるような、あるいはコネクタ外周に位置する部分が少ないコネクタ用回り止め具の提供を目的としている。このようなコネクタ用回り止め具は、軸方向一方側にチューブ接続部が形成され、軸方向他方側にリテーナー手段を有する筒状のコネクタと、外周面に環状係合突部が形成された挿入端部を屈曲部の軸方向一方側に有し、前記環状係合突部が前記リテーナー手段に形成された接続係合部とスナップ係合するように、前記挿入端部が軸方向他方側端開口から前記コネクタ内に挿入されたパイプ体と、を回り止めするコネクタ用回り止め具であって、前記コネクタに回り止め状態で係合するコネクタ係合手段が形成されたコネクタ接続部と、このコネクタ接続部に設けられた、前記パイプ体の前記屈曲部側に回り止め状態で係合するパイプ体接続部と、を備え、前記コネクタ係合手段は、前記コネクタの軸方向他方側と前記パイプ体との間に配置され、前記コネクタの内面あるいは前記リテーナー手段と非回転的に係合することにより、前記コネクタに回り止め状態で係合するように構成されているものである。コネクタ係合手段をコネクタの内面あるいはリテーナー手段と非回転的に係合するように構成すれば、例えば特許文献1に記載されたコネクタ用回り止め具のコネクタ接続側の構成とは異なり、コネクタ係合手段をコネクタの内部に位置させることができるので、コネクタ接続部がコネクタの外周に大きく突出して、コネクタ周りが大きく膨らんでしまうことが防止される。したがって、コネクタ周りの配管スペースを有効に利用することが可能となる。
【0016】
コネクタ、このコネクタに挿入嵌合したパイプ体及びコネクタ用回り止め具は、コネクタ回り止め構造を構成する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明に係る第1のコネクタ用回り止め具が取り付けられる第1のクイックコネクタの斜視図、図2は第1のクイックコネクタの断面図、図3は第1のクイックコネクタに用いられるリテーナーの斜視図、図4は第1のクイックコネクタ及びパイプ体を接続した状態の断面図である。
【0019】
第1のクイックコネクタ1は、自動車のガソリン燃料配管の接続に使用されるものであり、筒状のコネクタハウジング3と、ほぼ環状のリテーナー5(リテーナー手段)と、シール手段7と、を備えて構成されている。コネクタハウジング3はガラス繊維強化ポリアミド(PA・GF)を素材として形成され、軸方向一方側の円筒状の樹脂チューブ接続部9と、軸方向他方側のほぼ円筒状のパイプ挿入部11とから一体的に構成され、軸方向一方側端から軸方向他方側端に貫通する貫通孔13を有している。樹脂チューブ接続部9は、外周面が軸方向他方側に向かって概ね緩やかに拡径する軸方向一方側部15と、軸方向一方側部15の軸方向他方側で概略的には円筒状外面として延びている外周面に、断面四角形状の抜止め環状突出部17及び軸方向他方側に向かって拡径する断面直角三角形状の2本の抜止め環状突出部19,19が、軸方向一方側から軸方向他方側に向かって順次、軸方向に間隔を有して形成された軸方向他方側部21とから構成され、外周又は外周面に樹脂チューブがきつく嵌め付けられて接続される。軸方向他方側部21の軸方向一方側端外周面23(軸方向一方側部15と抜止め環状突出部17との間)は小径にあるいは比較的深い環状溝として形成されていて、樹脂チューブを嵌め付けるに際してこの軸方向一方側端外周面23にシールリング(図示せず)を配置しておく。
【0020】
コネクタハウジング3のパイプ挿入部11は、軸方向他方側の大径のリテーナー保持部25と、リテーナー保持部25よりも小径の中間のシール保持部27と、シール保持部27よりもさらに小径の軸方向一方側の連絡部29と、から一体的に構成されている。シール保持部27の内周面の軸方向一方側には、軸方向一方側の第1のOリング31と軸方向他方側の第2のOリング33とがカラー35を介して、すなわち軸方向に間隔を有して並んで嵌められてシール手段7が構成され、シール保持部27の内周面の軸方向他方側には、連絡部29の内径とほぼ等しい内径を有する、短い筒状の樹脂ブッシュ37が嵌め付けられているが、樹脂ブッシュ37は、外周面の軸方向他方側端部及び中間部にそれぞれ、多少径方向外側に突出する環状突出部39、41を一体的に備えている。シール保持部27の内周面の軸方向他方側端部は、樹脂ブッシュ37の外周面形状に対応する形状を有していて、樹脂ブッシュ37は、軸方向他方側の環状端面43が、リテーナー保持部25の内側の軸方向一方側端に形成されている、狭い幅を有して径方向内側に広がる環状の段差端面45と同一平面上に位置するように、シール保持部27の軸方向他方側端部に嵌め付けられている。第1のOリング31及び第2のOリング33は、シール保持部27の内側の軸方向一方側端に形成されている環状の段差面47と樹脂ブッシュ37とに挟まれて軸方向に位置決めされていて、第1のOリング31は、例えば防水・防塵性に優れ、高い耐ガソリン性及び耐オゾン性を有するフッ素ゴム(FKM)によって形成され、第2のOリング33は、例えば防水・防塵性に優れ、高い耐低温性及び耐オゾン性を有するフロロシリコーンゴム(FVMQ)によって形成されている。
【0021】
パイプ挿入部11のほぼ円筒状のリテーナー保持部25には、径方向対称位置に対向して係合窓49、49が形成され、係合窓49、49の間のそれぞれの外周面には対称位置に平面部分51、51が設けられている。リテーナー保持部25の平面部分51、51のそれぞれの軸方向他方側には、幅方向中間に膨出部53、53が形成されていて、この膨出部53は、平面部分51の軸方向他方側端から、リテーナー保持部25の軸方向中央を越えた位置まで軸方向に延びている。リテーナー保持部25の内周面には、それぞれの膨出部53位置で、この膨出部53に沿って、軸方向他方側端から膨出部53の軸方向一方側端部まで延びる断面台形状(径方向外側に向って幅が広くなる台形状)の回止め係合凹部55が形成されている(図5も参照:図5は第1のクイックコネクタ1のリテーナー保持部25側の側面図)。
【0022】
リテーナー保持部25内にはPA製のリテーナー5が収容されて嵌め付けられていて、このリテーナー5は、比較的柔軟であり、弾性変形可能なように構成されている。リテーナー5は、軸方向他方側端部の径方向対称位置に、径方向外側に突出した一対の係合爪部57、57が形成されている、周方向両端部59、59(当接片の挿入路及び非係合個所)間に比較的大きな変形用隙間が設けられた断面C形状又はC字形の本体部61を有し、この本体部61の内面は、周方向両端部59、59及び変形用隙間と対向する部分を除いて軸方向一方側に向かって縮径する状態に形成されていて、本体部61の軸方向一方側端部63は、周方向両端部59、59及び変形用隙間と対向する部分を除いてパイプ体65とほぼ同じ内径状態に形成され、環状係合突部67よりも小さい内径状態に形成されている。本体部61の変形用隙間と対向する部分の内面69(当接片の挿入路)は、多少凹んだほぼ円筒内面状態に形成され(図5も参照)、本体部61の変形用隙間と対向する部分の軸方向一方側端部63(非係合個所)には切欠き状凹部71が形成されている。
【0023】
リテーナー5の本体部61の軸方向他方側端部には、係合爪部57、57と対応した位置から軸方向他方側に向かって径方向外側に傾斜して延びる一対の操作アーム73、73が一体的に設けられていて、それぞれの操作アーム73、73の軸方向他方側端部には径方向外側に突出した操作端部75、75が形成されている。本体部61の変形用隙間と対向する部分の軸方向他方側外面には、回り止め係合凹部55よりも細い断面台形状(径方向外側に向って幅が広くなる台形状)の係合突条77が、軸方向に短く延びるように形成され、本体部61の軸方向一方側端部63には、周方向に延びる係合スリット79、79(接続係合部)が対向して形成されていて、このような構成のリテーナー5は、係合突条77が回り止め係合凹部55の軸方向一方側にスライド移動して嵌り込み、係合爪部57、57がリテーナー保持部25の係合窓49、49内に入り込み、そして操作端部75、75が、リテーナー保持部25の軸方向他方側端部の径方向対称位置に形成された収容凹部81、81に収容されるように、リテーナー保持部25内に押し込まれて嵌め付けられ、保持されている。なお、図2中符号83は、リテーナー保持部25の内周面に一体的に形成され、リテーナー5の本体部61の切欠き状凹部71内に位置してリテーナー5の回り止めを行う回り止め突出部であり、リテーナー保持部25の内周面の径方向対称位置にも同様の回り止め突出部83(図5参照)が形成され、この回り止め突出部83は、リテーナー5の周方向両端部59、59間に入り込んでいる。
【0024】
リテーナー5は、係合爪部57が係合窓49の軸方向他方側端と係合することにより抜け止めされ、また、係合爪部57が係合窓49の周方向端と係合し、一対の回り止め突出部83がそれぞれ、リテーナー5の切欠き状凹部71内及び周方向両端部59、59間に位置することにより、コネクタハウジング3あるいはリテーナー保持部25に対して回り止めされるが、係合突条77が回り止め係合凹部55内に、周方向及び径方向に係合した状態で嵌り込んでいるために、強固にかつ精緻に回り止めされている。
【0025】
第1のクイックコネクタ1にリテーナー保持部25の軸方向他方側端開口85から挿入されて、より具体的には、操作アーム73、73の操作端部75、75側からリテーナー5の本体部61内に挿入されて嵌め付けられたパイプ体65は例えば金属製であり、直管状の挿入側部87と、この挿入側部87の軸方向他方側あるいは軸方向他方側端に形成された、挿入側部87に対して直角に又はほぼ直角に屈曲している屈曲部89と、この屈曲部89から延びる延長部91と、を一体的に備えていて、屈曲部89及び延長部91は屈曲部側を構成する。挿入側部87の軸方向一方側は、外周面に環状係合突部67を有する挿入端部93として構成されていて、環状係合突部67がリテーナー5の本体部61を押し広げて進行し、係合スリット79、79に嵌り込んでスナップ係合し、挿入端部93が全長にわたってコネクタハウジング3のパイプ挿入部11内に収容されるまで第1のクイックコネクタ1あるいはコネクタハウジング3に押し込まれている。パイプ体65の挿入端部93の軸方向一方側端は、第2のOリング33及び第1のOリング31を通過して連絡部29内に達していて、パイプ体65あるいはパイプ体65の挿入端部93と第1のクイックコネクタ1との間はこの第1及び第2のOリング31、33により密封され、パイプ体65の挿入端部93の環状係合突部67よりも軸方向一方側は、パイプ体65の挿入端部93の外径とほぼ同一の内径を有する樹脂ブッシュ37及び連絡部29内にガタが生じないように挿入されている。
【0026】
図6は第1のコネクタ用回り止め具の斜視図、図7は第1のコネクタ用回り止め具の側面図、図8は第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付ける場合を説明する図、図9は第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す断面図、図10は第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す別の断面図である。
【0027】
例えば樹脂製の第1のコネクタ用回り止め具95は、コネクタ接続部97と、このコネクタ接続部97から軸方向他方側に延びる挟付けアーム99(パイプ体接続部)と、から一体的に構成され、コネクタ接続部97は、C形状の当接プレート101と、当接プレート101の軸方向一方側面から軸方向一方側に短く突出するように、当接プレート101に一体的に設けられた断面C形状の嵌付け部分103と、当接プレート101の外周から軸方向一方側に多少長く延びるように、当接プレート101に一体的に設けられた幅の狭い抜止め確認アーム105(確認手段)と、嵌付け部分103の外周面の径方向対称位置からそれぞれ、径方向外側に延びるように、嵌付け部分103に一体的に設けられた一対の長方形状の回り止めプレート107、107(コネクタ係合手段)と、嵌付け部分103の軸方向一方側端の径方向対称位置から軸方向一方側に延びるように、嵌付け部分103に一体的に設けられた一対の当接片109、109と、から構成されていて、それぞれの当接片109は、回り止めプレート107と同一の周方向位置に設けられている。
【0028】
当接プレート101の開口部111の内側には、嵌付け凹部113が形成され、嵌付け凹部113は、パイプ体65の外径とほぼ等しい径を有する約4分の3円弧状に形成されている。嵌付け部分103は、当接プレート101の開口部111と等しい幅の開口部115を有する断面約4分の3円弧状の筒状体に形成されていて、当接プレート101の嵌付け凹部113に沿うように当接プレート101の軸方向一方側面に一体的に設けられている。当接プレート101の嵌付け凹部113と嵌付け部分103の内面とは、段差のない連続した嵌付け内面を形成しているが、嵌付け部分103の開口部115と対向する位置には、細いスリット117が全長にわたって形成され、当接プレート101の嵌付け凹部113には、開口部111と対向する位置に、スリット117と連続し、かつ、このスリット117と同一の幅を有する、スリット117よりも径方向外側に延びる細溝119が形成されている。
【0029】
それぞれの回り止めプレート107は、嵌付け部分103の全長にわたって軸方向に延びるように、かつ、当接プレート101の外縁位置まで径方向外側に延びるように形成され、軸方向他方側端が当接プレート101の軸方向一方側面に一体的に接続されていて、軸方向一方側端と径方向外端との接続個所は、外側に膨らむ曲線状又は曲面状に形成されてガイドを構成している。また、それぞれの回り止めプレート107は、径方向外端間の間隔が、コネクタハウジング3のリテーナー保持部25の内面に形成されている一対の回り止め係合凹部55の底面間の間隔とほぼ等しくなるように構成され、さらに、厚さが回り止め係合凹部55の最も狭い個所での幅とほぼ同一となるように形成されている。なお、一対の回り止めプレート107、107の径方向外端間の間隔を、一対の回り止め係合凹部55、55の底面間の間隔よりも若干広くなるようにしておけば、当接片109をパイプ体65の挿入端部87外周面に密着又は多少押し付けることが可能となる。
【0030】
当接プレート101の外周には、開口部111の径方向対称位置に、細溝119を挟んで一対の切欠き状凹部121、121が形成されていて、この切欠き状凹部121、121に挟まれた部分の径方向外端部に抜止め確認アーム105が一体的に設けられている。抜止め確認アーム105の軸方向一方側端部の径方向内側には、係合爪123(確認係合部)が設けられていて、抜止め確認アーム105の軸方向長さ、すなわち、当接プレート101の軸方向一方側面から係合爪123の係合面125までの軸方向距離は、コネクタハウジング3の軸方向他方側端から係合窓49の軸方向他方側端(係止部)までの距離とほぼ等しくなるように設定されている。
【0031】
また、それぞれの当接片109は、当接プレート101の軸方向一方側面からこの当接片109の軸方向一方側端までの軸方向距離が、コネクタハウジング3の軸方向他方側端からリテーナー保持部25の段差端面45よりも多少軸方向他方側寄り位置までの軸方向距離、すなわち、コネクタハウジング3の軸方向他方側端からリテーナー3の係合スリット79(パイプ体65がスナップ係合したときの係合スリット79)よりも若干軸方向他方側寄り位置までの軸方向距離とほぼ等しくなるように形成されている。
【0032】
挟付けアーム99は、軸方向一方側端が当接プレート101の軸方向他方側面に一体的に接続され、パイプ体65の外径とほぼ同一の間隔を有して当接プレート101から軸方向他方側に互いに平行に延びる一対の挟付けプレート127、127(挟込み部材)により構成されていて、一対の挟付けプレート127、127の軸方向他方側端部は連結部129によって一体的に連結されている。挟付けプレート127、127は、軸方向一方側端が、抜止め確認アーム105を挟んで嵌付け凹部113の径方向対称位置に接するように当接プレート101に接続されている。挟付けプレート127の、抜止め確認アーム105側幅方向端は、軸方向に沿って軸方向他方側に延びてから、抜止め確認アーム105と反対側にほぼ45度傾斜して軸方向他方側に延びるように形成され、そして、挟付けプレート127の、抜止め確認アーム105と反対側幅方向端は、ほぼ直ちに当接プレート101の軸方向他方側面から抜止め確認アーム105と反対側にほぼ45度傾斜して軸方向他方側に延び、軸方向他方側端部で軸方向に沿って延びるように形成されている。連結部129は軸方向と直交する方向に延びるように形成されていて、挟付けアーム99の軸方向長さは、パイプ体65を第1のクイックコネクタ1に接続し、コネクタ接続部97を第1のクイックコネクタ1に取り付けて接続したときに、連結部129がパイプ体65の延長部91あるいは屈曲部側よりも若干軸方向他方側に位置するように設定されている。
【0033】
それぞれの挟付けプレート127、127の内面には、連結部129よりも軸方向一方側に、連結部129と平行に延びて突出するスナップビード131、131が形成されていて、スナップビード131は、パイプ体65を第1のクイックコネクタ1に接続し、コネクタ接続部97を第1のクイックコネクタ1に取り付けて接続したときに、パイプ体65の延長部91よりも若干軸方向一方側に位置するように形成されている。
【0034】
第1のコネクタ用回り止め具95を第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の連結体に取り付けるには、まず、当接プレート101及び嵌付け部分103を、開口部111及び115から、第1のクイックコネクタ1の軸方向他方側端よりも軸方向外側(軸方向他方側)に延びているパイプ体65の直管状の挿入側部87(屈曲部89の軸方向一方側に形成されている)外周に、パイプ体65の屈曲部89あるいは屈曲部側が挟付けアーム127、127内に入り込むようにして、嵌め付け、パイプ体65の挿入側部87が、当接プレート101の嵌付け凹部113及び嵌付け部分103内にスナップ的に、すなわち開口部111、115により外れ止めされて嵌め込まれた状態とする(図8a)。当接プレート101及び嵌付け部分103は、延長部91と反対側からパイプ体65に嵌められる。当接プレート101の開口部111及び嵌付け部分103の開口部115の幅は、パイプ体65の外径よりも若干狭く形成されているが、当接プレート101に形成された切欠き状凹部121及び細溝119、そして嵌付け部分103に形成されたスリット117により、パイプ体65への嵌付け時に、当接プレート101及び嵌付け部分103は容易に開くように変形する。第1のコネクタ用回り止め具95をパイプ体65の挿入側部87外周に嵌め付けたら、第1のコネクタ用回り止め具95をパイプ体65の挿入側部87上で軸方向一方側にスライドさせ、当接プレート101の軸方向一方側面が第1のクイックコネクタ1あるいはコネクタハウジング3の軸方向他方側端と当接するまでクイックコネクタ1に向けて移動させる(図8b)。
【0035】
第1のコネクタ用回り止め具95の移動にともなって、嵌付け部分103は、コネクタハウジング3のリテーナー保持部25内に収容されることとなるが、嵌付け部分103の収容に際しては、回り止めプレート107をリテーナー保持部25の内面に形成されている回り止め係合凹部55と一致させておく。ここで、回り止めプレート107の径方向外端間の間隔を、回り止め係合凹部55の底面間の間隔よりも若干広く設定しておくと、回り止めプレート107は、当接プレート101の嵌付け凹部113及び嵌付け部分103内周面をパイプ体65の挿入端部87外周面に密着させるように、あるいは多少押し付けるようにして、したがって、当接片109をパイプ体65の挿入端部87外周面に密着させるように、あるいは多少押し付けるようにして、回り止め係合凹部55内に入り込み、回り止め係合凹部55内を軸方向一方側に進行する。回り止めプレート107の軸方向一方側端と径方向外端との接続個所にはガイドが形成されているので、回り止めプレート107を回り止め係合凹部55内にスムーズに導くことができる。当接片109は、パイプ体65と同一の曲率で径方向外側に膨らむように湾曲している断面形状を有している。一対の回り止めプレート107、107を回り止め係合凹部55、55内に入り込ませる構成により、第1のコネクタ用回り止め具95が90度回転した状態でコネクタハウジング3に取り付けられてしまうといったことが防止される。
【0036】
また、第1のコネクタ用回り止め具95が軸方向一方側に移動すると、挟付けプレート127、127のスナップビード131、131がパイプ体65の延長部91に当接する。さらに、第1のコネクタ用回り止め具95が軸方向一方側に移動すると、スナップビード131、131がパイプ体65の延長部91によって押し広げられ、続いて、パイプ体65の延長部91はスナップビード131、131と連結部129との間にスナップ的に嵌まり込んで収容される。
【0037】
そして、当接プレート101の軸方向一方側面をコネクタハウジング3の軸方向他方側端に当接させ、抜止め確認アーム105の係合爪123(係合爪123の係合面125)を係合窓49の軸方向一方側端に係合させて、コネクタ用回り止め具95の取付けを完了し、第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の正常接続を確認する。第1のコネクタ用回り止め具95は、抜止め確認アーム105の係合爪125が係合窓49に係合することにより、軸方向他方側にずれないように、かつ、回り止めプレート107が回り止め係合凹部55内に嵌り込んで係合することにより、回動しないように、第1のクイックコネクタ1に取り付けられ、さらに、挟付けプレート127、127が、パイプ体65の延長部91あるいは屈曲部側を挟み付けることにより、回動しないようにパイプ体65に係合している。第1のコネクタ用回り止め具95を第1のクイックコネクタ1及びパイプ体65の連結体に取り付けたときには、嵌付け部分103は、リテーナー5の本体部61よりも軸方向他方側でリテーナー保持部25内に収容されるが、それぞれの当接片109は、本体部61の周方向両端部59、59間、及び本体部61の凹んだ内面69内に収容されている。したがって、当接片109は、コネクタハウジング3のリテーナー保持部25内に回り止め状態で嵌め付けられているリテーナー5に非回転的に係合していて、当接片109(コネクタ係合手段)のリテーナー5、したがって第1のクイックコネクタ1との非回転的な係合によっても、コネクタ用回り止め具95は第1のクイックコネクタ1に回動しないように取り付けられていることとなる。そして、抜止め確認アーム105あるいは係合爪123の幅を係合窓49の幅と一致させておけば、抜止め確認アーム105はコネクタハウジング3あるいは第1のクイックコネクタ1と非回転的に係合するので、抜止め確認アーム105の第1のクイックコネクタ1との非回転的な係合によっても、第1のコネクタ用回り止め具95は第1のクイックコネクタ1に回動しないように取り付けられていることとなる。ここでは、3種類のコネクタ係合手段を形成して回止め効果を高めているが、1種類又は2種類のコネクタ係合手段を用いて第1のコネクタ用回り止め具95を第1のクイックコネクタ1に接続してもよい。
【0038】
ところで、パイプ体65の環状係合突部67がリテーナー5の係合スリット79にスナップ係合していない半嵌合状態が生じている場合には、図11に示すように、抜止め確認アーム105の係合爪123が係合窓49の軸方向他方側端と係合する前に、当接片109の軸方向一方側端が、係合スリット79よりも軸方向他方側に位置している環状係合突部67に当接する。このとき、第1のコネクタ用回り止め具95を強くあるいは比較的強く軸方向一方側に押せば、環状係合突部67は、当接片109に押されて軸方向一方側に移動し、係合スリット79にスナップ係合することとなり、その結果、抜止め確認アーム105の係合爪123を係合窓49の軸方向他方側端と係合させることができる。すなわち、第1のコネクタ用回り止め具95は、接続確認機能だけでなく、パイプ体65の正常な嵌合接続を補助する接続補助機能を有している。ただし、万一、第1のコネクタ用回り止め具95を強く軸方向一方側に押しても、抜止め確認アーム105の係合爪123を係合窓49の軸方向他方側端と係合させることができない場合には、パイプ体65をコネクタハウジング3に強く押し込んでから、再び第1のコネクタ用回り止め具95を軸方向一方側に押圧し、抜止め確認アーム105の係合爪123を係合窓49の軸方向他方側端と係合させる。
【0039】
ところで、パイプ体65が正常に接続されている場合にも、当接片109がパイプ体65の環状係合突部67に当接してしまうといったことがないように、当接片109は、軸方向一方側端が、係合スリット79あるいは接続係合部又は係合スリット79に係合しているパイプ体65の環状係合突部67よりも若干軸方向他方側に位置するように形成されている。しかしながら、当接片109はまた、パイプ体65が半嵌合状態のときに、環状係合突部67を確実に係合スリット79に押し込めるものでなければならない。環状係合突部67の外周端部は、通常、断面半円状又は円弧状に形成されていて、リテーナー5の本体部61をリテーナー保持部25内で押し広げながら係合スリット79に向って進行する。そして、環状係合突部67の厚み方向中央が係合スリット79の軸方向他方側端を越えると、リテーナー5の係合爪部57と係合窓49との間に隙間が形成されているので、リテーナー5の本体部61は弾性復元力により若干軸方向他方側にずれながら縮径し、その結果、環状係合突部67は係合スリット79内に嵌り込むこととなる。したがって、当接片109の軸方向一方側端と、係合スリット79あるいは接続係合部又は係合スリット79に係合しているパイプ体65の環状係合突部67との軸方向の間隔を、環状係合突部67の厚さの半分以下に設定しておけば、パイプ体65の環状係合突部67をスムーズに係合スリット79内にスナップ係合させることができる。
【0040】
ここで、パイプ体65が固定されていて、この固定されているパイプ体65に第1のクイックコネクタ1を嵌めた場合、すなわち、固定されているパイプ体65を第1のクイックコネクタ1に相対的に挿入した場合には、例えば、次のようにして第1のコネクタ用回り止め具95を装着し又は取り付けることができる。すなわち、第1のコネクタ用回り止め具95をパイプ体65の挿入側部87外周に嵌め付け、当接片109の軸方向一方側端部がコネクタハウジング3の軸方向他方側端開口85から多少コネクタハウジング3のリテーナー保持部25内に入り込むまで、第1のコネクタ用回り止め具95をパイプ体65の挿入側部87上で軸方向一方側にスライドさせる。そして、第1のコネクタ用回り止め具95を第1のクイックコネクタ1側に引き寄せるようにして、あるいは、当接プレート101と第1のクイックコネクタ1とが接近するようにして、抜止め確認アーム105の係合爪123を係合窓49の軸方向他方側端と係合させる。パイプ体65と第1のクイックコネクタ1とが半嵌合状態のときは、第1のコネクタ用回り止め具95を第1のクイックコネクタ1側に引き寄せ、あるいは、当接プレート101と第1のクイックコネクタ1とを接近させる際に、パイプ体65の環状係合突部67が相対的にリテーナー5内を軸方向一方側に移動して、係合スリット79内にスナップ係合することとなる。
【0041】
第1のコネクタ用回り止め具95は、抜止め確認アーム105の係合爪123と係合窓49との係合を解除して、嵌付け部分103及び当接片109をコネクタハウジング3のリテーナー保持部25から引き出し、かつ、パイプ体65の延長部91をスナップビード131、131と連結部129との間から抜き出すことにより取り外すことができる。また、取り外した第1のコネクタ用回り止め具95は、再び第1のクイックコネクタ1とパイプ体65との連結体に取り付けることができる。
【0042】
なお、図8に仮想線で示すよう、連結用帯体133の一端部をリテーナー保持部25の外周に嵌め付け、他端部を抜止め確認アーム105に嵌め付けて、第1のクイックコネクタ1と第1のコネクタ用回り止め具95とが常に組合せ状態に維持されるようにしてもよい。連結用帯体133のリテーナー保持部25の外周への嵌め付け又は取り付けは、例えば、リテーナー保持部25に別の機能を付加する等の理由で形成されている凹凸部(例えば突条135)を利用して行うことができる。
【0043】
図12は本発明に係る第2のコネクタ用回り止め具が取り付けられる第2のクイックコネクタの斜視図、図13は第2のコネクタ用回り止め具のコネクタ接続部を示す斜視図、図14は第2のクイックコネクタ及びパイプ体65の連結体に第2のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す断面図である。
【0044】
第2のクイックコネクタ137及び第2のコネクタ用回り止め具151は、第1のクイックコネクタ1及び第1のコネクタ用回り止め具95の構造を変更したものであり、同一の構造及び機能を有する部分は概略的には同一の符号を付して説明を省略する。第2のクイックコネクタ137は、第1のクイックコネクタ1のコネクタハウジング3の構造を変更したものである。コネクタハウジング139のリテーナー保持部25の外周面には、軸方向一方側端と係合窓49との間にそれぞれ、係止突起141、141(係止部)が設けられていて、この係止突起141は、係合窓49の軸方向一方側端から軸方向一方側に向って径方向外側に傾斜して延びる傾斜外面143と、この傾斜外面143の軸方向一方側端から軸方向一方側に向って短く延びるスライド外面145と、から形成されている径方向外面を有し、スライド外面145の軸方向一方側端から径方向内側に延びて、リテーナー保持部25の軸方向一方側外端面147に接続される係合外面149を備えている。係合外面149は、リテーナー保持部25の軸方向一方側外端面147と同一平面上に形成されている。また、係止突起141の径方向外面は、軸直角断面が径方向外側に向って膨らむ円弧状に形成されている。
【0045】
例えば樹脂製の第2のコネクタ用回り止め具151は、第1のコネクタ用回り止め具95のコネクタ接続部97の抜止め確認アーム105の構造を変更したものである。第2のコネクタ用回り止め具151では、抜止め確認アーム153(確認手段)は、当接プレート101の外周から軸方向一方側に長く延び、軸方向中央部に径方向に貫通する係合孔155(確認係合部)を有している。当接プレート101の軸方向一方側面から係合孔155の軸方向一方側端までの軸方向距離は、コネクタハウジング139の軸方向他方側端から係止突起141の係合外面149までの軸方向距離とほぼ等しくなるように設定されている。また、抜止め確認アーム153の径方向内面は、係止突起141の径方向外面149及びリテーナー保持部25の外周面に対応して、軸直角断面が径方向外側に向って凹む円弧状に形成されている。抜止め確認アーム153のその他の構造は抜止め確認アーム105の構造とほぼ同一である。
【0046】
第2のコネクタ用回り止め具151を第2のクイックコネクタ137及びパイプ体65の連結体に取り付けるには、第1のコネクタ用回り止め具95と同様に、当接プレート101及び嵌付け部分103をパイプ体65の直管状の挿入側部87外周に嵌め付け、第2のコネクタ用回り止め具151をパイプ体65の挿入側部87上で軸方向一方側にスライドさせ、当接プレート101の軸方向一方側面がクイックコネクタ137あるいはコネクタハウジング139の軸方向他方側端と当接するまで移動させて、挟付けアーム99のスナップビード131、131と連結部129との間にパイプ体65の延長部91を収容し、かつ、抜止め確認アーム153の係合孔155を係合突起141に係合させる。このようにして、第2のクイックコネクタ137及びパイプ体65の正常接続を確認する。第2のコネクタ用回り止め具151の取付け過程では、コネクタ用回り止め具151の軸方向一方側への移動にともない、抜止め確認アーム153の軸方向一方側端が係止突起141の傾斜外面143に当接する。さらにコネクタ用回り止め具151が軸方向一方側に移動すると、抜止め確認アーム153の軸方向一方側端は傾斜外面143に案内されて、径方向内面がスライド外面145(スライド外面145の軸方向他方側端)と接触する状態となる。そして、コネクタ用回り止め具151の取付けが完了するまで、抜止め確認アーム153はスライド外面145(スライド外面145の軸方向他方側端)上をスライド移動する。抜止め確認アーム153は、軸方向一方側が係止突起141を越えて長く延びているため、軸方向一方側端部を径方向外側に持ち上げるように移動させて、係合孔155と係止突起141との係合を簡単に解除できるように構成されている。また、係合孔155と係合突起141との幅を一致させておけば、抜止め確認アーム153は、抜止め確認アーム105と同様に、コネクタ係合手段として機能する。
【0047】
パイプ体65の環状係合突部67がリテーナー5の係合スリット79にスナップ係合していない半嵌合状態が生じている場合には、抜止め確認アーム153の係合孔155が係止突起141に係合する前に、図15に示すように、当接片109の軸方向一方側端が、係合スリット79よりも軸方向他方側に位置している環状係合突部67に当接する。このとき、第2のコネクタ用回り止め具151を強くあるいは比較的強く軸方向一方側に押せば、環状係合突部67は、当接片109に押されて軸方向一方側に移動し、係合スリット79にスナップ係合することとなり、その結果、抜止め確認アーム153の係合孔155を係止突起141と係合させることができる。すなわち、第2のコネクタ用回り止め具151は、第1のコネクタ用回り止め具95と同様に、接続確認機能だけでなく、パイプ体65の正常な嵌合接続を補助する接続補助機能を有している。ただし、万一、第2のコネクタ用回り止め具151を強く軸方向一方側に押しても、抜止め確認アーム153の係合孔155を係止突起141と係合させることができない場合には、パイプ体65をコネクタハウジング139に強く押し込んでから、再び第2のコネクタ用回り止め具151を軸方向一方側に押圧し、抜止め確認アーム153の係合孔155を係止突起141と係合させる。
【0048】
第2のコネクタ用回り止め具151は、第1のコネクタ用回り止め具95と同様の態様で、固定されているパイプ体65及び第2のクイックコネクタ137の連結体に取り付けることができ、また、第1のコネクタ用回り止め具95と同様のパイプ体65に対する抜止め機能を有している。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコネクタ用回り止め具を用いれば、コネクタ及びパイプ体を供回り状態に一体化できるとともに、環状確認突部が形成されていなくても、パイプ体とコネクタとの接続状態を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のコネクタ用回り止め具が取り付けられる第1のクイックコネクタの斜視図である。
【図2】第1のクイックコネクタの断面図である。
【図3】第1のクイックコネクタに用いられるリテーナーの斜視図である。
【図4】第1のクイックコネクタ及びパイプ体を接続した状態の断面図である。
【図5】第1のクイックコネクタのリテーナー保持部側の側面図である。
【図6】第1のコネクタ用回り止め具の斜視図である。
【図7】第1のコネクタ用回り止め具の側面図である。
【図8】第1のクイックコネクタ及びパイプ体の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付ける場合を説明する図である。
【図9】第1のクイックコネクタ及びパイプ体の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す断面図である。
【図10】第1のクイックコネクタ及びパイプ体の連結体に第1のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す別の断面図である。
【図11】第1のクイックコネクタ及びパイプ体が半嵌合状態である場合の第1のコネクタ用回り止め具の取付け状態を説明する図である。
【図12】本発明に係る第2のコネクタ用回り止め具が取り付けられる第2のクイックコネクタの斜視図である。
【図13】第2のコネクタ用回り止め具のコネクタ接続部を示す斜視図である。
【図14】第2のクイックコネクタ及びパイプ体の連結体に第2のコネクタ用回り止め具を取り付けた状態を示す断面図である。
【図15】第2のクイックコネクタ及びパイプ体が半嵌合状態である場合の第2のコネクタ用回り止め具の取付け状態を説明する図である。
【符号の説明】
1、137 クイックコネクタ
5 リテーナー(リテーナー手段)
9 樹脂チューブ接続部
65 パイプ体
67 環状係合突部
79 係合スリット(接続係合部)
85 軸方向他方側端開口
89 屈曲部
91 延長部
93 挿入端部
95、151 コネクタ用回り止め具
97 コネクタ接続部
99 挟付けアーム(パイプ体接続部)
105、153 抜止め確認アーム(確認手段)
107 回り止めプレート(コネクタ係合手段)
109 当接片
123 係合爪(確認係合部)
141 係止突起(係止部)
155 係合孔(確認係合部)

Claims (2)

  1. 軸方向一方側にチューブ接続部が形成され、軸方向他方側にリテーナー手段を有する筒状のコネクタと、外周面に環状係合突部が形成された挿入端部を屈曲部の軸方向一方側に有し、前記環状係合突部が、周方向所定位置に非係合個所を有して前記リテーナー手段に形成された接続係合部とスナップ係合するように、前記挿入端部が軸方向他方側端開口から前記コネクタ内に挿入されたパイプ体と、を回り止めするコネクタ用回り止め具であって、
    前記コネクタに回り止め状態で係合するコネクタ係合手段が形成されたコネクタ接続部と、このコネクタ接続部に設けられた、前記パイプ体の前記屈曲部側に回り止め状態で係合するパイプ体接続部と、を備え、
    前記コネクタ接続部は、軸方向一方側に延びる当接片及び確認係合部が形成された確認手段をさらに有し、前記当接片が前記軸方向他方側端開口から前記コネクタ内に差し込まれ、かつ、前記確認手段の前記確認係合部が前記コネクタの軸方向所定位置に形成された係止部と軸方向他方側方向に係合して前記コネクタに接続されるように構成され、
    前記当接片は、前記確認手段の前記確認係合部が前記コネクタの前記係止部と係合したときに、軸方向一方側端が、前記リテーナー手段の前記非係合個所で前記接続係合部とほぼ等しい軸方向位置まで延びているように形成され、
    前記確認手段は、前記当接片が前記リテーナー手段の前記接続係合部と未係合状態の前記パイプ体の前記環状係合突部と当接したときに、前記確認係合部が、前記コネクタの前記係止部よりも軸方向他方側に位置するように形成され、
    前記コネクタ接続部はさらに、前記確認手段が形成されたC形状の当接プレート及びこの当接プレートから軸方向一方側に突出し、軸方向一方側端に前記当接片が形成された断面C形状の嵌付け部分を備え、前記当接プレートは、前記コネクタの軸方向他方側端と当接したときに、前記確認手段の前記確認係合部が前記コネクタの前記係止部と係合するように形成され、
    前記嵌付け部分は、外周面に、この嵌付け部分の開口を挟んだ径方向対称位置で、径方向外側に延びるように形成された一対の回り止めプレートを前記コネクタ係合手段として有し、
    前記パイプ体接続部は、前記コネクタ接続部が前記コネクタに接続されたときに前記パイプ体の屈曲部側を挟み込むように形成されている、前記パイプ体の外径とほぼ同一の間隔を有して軸方向他方側に平行に延びる、前記当接プレートに固定された一対の挟付けプレートを備えていて、
    前記コネクタ接続部は、前記屈曲部の軸方向一方側に形成されている前記パイプ体の直管状の挿入側部に嵌められ、前記回り止めプレートが前記コネクタの内面に形成されている一対の回り止め係合凹部内に入り込み、かつ、前記当接プレートが前記コネクタの軸方向他方側端と当接するまで、この直管状の挿入側部をスライド移動して、前記コネクタに接続されるように構成され、
    前記回り止めプレートの径方向外端間の間隔は、前記一対の回り止め係合凹部の底面間の間隔よりも若干広く形成されている、ことを特徴とするコネクタ用回り止め具。
  2. 前記コネクタの軸方向他方側には、係合窓を有するリテーナー保持部が形成され、前記リテーナー手段は、前記係合窓に係合するように前記リテーナー保持部に保持されたリテーナーであって、
    前記確認手段の前記確認係合部が係合する前記係止部は、前記係合窓の軸方向他方側端である、ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ用回り止め具。
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