JP3988180B2 - 接続確認機能付きクイックコネクタ - Google Patents

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    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のガソリン燃料配管の接続に用いられ、パイプ体が正常にスナップ係合して接続されたことを確認できる接続確認機能を有するクイックコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガソリン燃料配管などの流体配管の接続に用いられるコネクタとパイプ体との接続は、パイプ体の外周面の軸方向一方側に環状係合突部を形成してパイプ体の挿入端部を構成しておき、この環状係合突部がコネクタとスナップ係合するようにパイプ体の挿入端部をコネクタに挿入嵌合してパイプ体とコネクタとを抜け止め状態とすることにより行われる。このように使用されるクイックコネクタは、軸方向一方側にチューブ接続部を有し、軸方向他方側に、例えば対向して一対の係合窓が設けられたリテーナー保持部を有する筒状のコネクタハウジングと、パイプ体の環状係合突部がスナップ係合するように構成され、リテーナー保持部に嵌め付けられて係合窓に係合している環状の又はほぼ環状のリテーナーと、から構成されていて、パイプ体は、挿入端部の環状係合突部がこのリテーナーにスナップ係合するようにリテーナー内に挿入されてコネクタに嵌合接続されることとなるが、十分に注意して接続作業を行わないと、リテーナー内あるいはコネクタ内にパイプ体の挿入端部が十分挿入されていないといった事態、すなわち環状係合突部がリテーナーと係合していない、いわゆる半嵌合状態が生じてしまう。コネクタとパイプ体とが半嵌合状態のまま配管接続構造が使用されれば、通常は、コネクタとパイプ体との間のシール手段による密封が不十分となって、流体が漏出してしまうこととなる。
【0003】
そこで、パイプ体がクイックコネクタに完全に嵌合していることを容易に確認できるように、チェッカーを用いてコネクタに接続確認機能を持たせるといったことが行われている。接続確認用のチェッカーは通常、コネクタハウジングの外周面に沿うように又はほぼ沿うように構成されて引抜部が設けられたチェッカー本体と、このチェッカー本体に、あるいはこのチェッカー本体の両端又は両端部にそれぞれ一体的に形成された係合部と、を有し、係合部が係合窓と例えばスナップ係合することにより引抜方向に抜止状態となってコネクタハウジングの例えば係合窓間外周に取り付けられている。チェッカーは、パイプ体がコネクタに正常に嵌合し、挿入端部の環状係合突部がリテーナーとスナップ係合するとき、この環状係合突部に押されて係合部が例えば径方向外側に変形移動することにより、引抜可能となるように構成されている。したがって、コネクタとパイプ体との接続作業の終了時に、引抜部を利用してチェッカーを軸方向と直交する方向に引っ張り、コネクタハウジングから引き抜くことにより、コネクタとパイプ体との正常な接続を確認することができる。チェッカーを引っ張ってもコネクタハウジングから引き抜くことができない場合は、パイプ体が半嵌合状態であることが多いので、パイプ体の挿入端部がコネクタに十分挿入されるように再度、接続処理を行う。
【0004】
ところで、このような構成のクイックコネクタでは、パイプ体がリテーナーと係合したときにチェッカーが確実に引抜可能となるように、係合窓に係合するチェッカーの係合部の抜止部分は短く又は小さく形成されているのが普通である。したがって、チェッカーを例えばコネクタハウジングの軸方向他方側に傾いて斜めに引っ張ると、チェッカーが傾斜し、チェッカーの係合部が変形して抜止部分と係合窓との係合が解除され、パイプ体が半嵌合状態であるにもかかわらず、チェッカーが引き抜かれてしまうといった事態も生じる可能性がある。このような不具合を防止するために、特開平11−344182号公報には、チェッカー本体に軸方向に延びる傾動規制部を形成しておき、この傾動規制部がコネクタハウジングの外周面に接触し、かつ、コネクタハウジングの大径のリテーナー保持部を軸方向両側から挟み付けるように、チェッカーをコネクタハウジングに取り付けておく、といった接続確認構造が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−344182号公報に記載された接続確認構造を採用すれば、傾動規制部の規制力により、チェッカーを斜め方向に引っ張っても、チェッカーが傾くといったおそれは少ない。したがって、パイプ体が半嵌合状態のときにチェッカーがコネクタハウジングから引き抜かれてしまうといったことが効果的に防止される。しかしながら、この接続確認構造は、コネクタハウジングの軸方向他方側に大径のリテーナー保持部が設けられ、このリテーナー保持部の軸方向一方側端に十分な大きさの段部又は段差が形成されているコネクタを対象としているため、例えば、リテーナー保持部の軸方向一方側端にチューブ接続部が直接一体的に形成され、チューブがチューブ接続部の軸方向他方側端位置まで嵌め付けられて、リテーナー保持部の軸方向一方側端の段部又は段差がなくなってしまうような、あるいは段部又は段差が小さくなってしまうような構成のコネクタには、適用することができなかったり、適用するのが難しかったりする。そして、傾動規制部にリテーナー保持部を軸方向両側から挟み付けるといった嵌付構造を採用しない場合には、傾動規制部の規制効果は半減してしまう。
【0006】
また、傾くことによってチェッカーが引き抜かれやすくなるといった問題に対処する技術としては、前記特開平11−344182号公報に従来技術として記載され、また、米国特許第5152555号明細書にも記載されているように、コネクタハウジングに形成された係合窓の周方向端の軸方向一方側端位置にスロットを形成しておき、チェッカー本体の係合部寄りの部分(脚部)がこのスロット内に嵌り込むようにチェッカーをコネクタハウジングに取り付けるといったものがある。しかしながら、この接続確認構造は、コネクタハウジングの外周面を抱え込んだ状態で取り付けられた、もともと外力の影響を受けて軸方向に大きく移動するといったことのない脚部を規制の対象としているため、この技術を利用してもチェッカーが誤って引き抜かれてしまうことを防止する満足な機能を期待できない場合もある。
【0007】
そこで本発明は、コネクタハウジングのリテーナー保持部の軸方向段部又は段差を利用しなくても、チェッカー本体が軸方向に移動してチェッカーが傾いてしまうといった不都合を効果的に防止することが可能な、接続確認機能付きクイックコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明の接続確認機能付きクイックコネクタは、軸方向一方側に環状係合突部が設けられて挿入端部が構成されたパイプ体と接続され、かつ、前記パイプ体との接続の確認機能を有している接続確認機能付きクイックコネクタであって、軸方向一方側にチューブ接続部、すなわちパイプ又はホース等の接続部を有し、軸方向他方側に、係合窓、例えば対向して一対の係合窓が設けられたリテーナー保持部を有する筒状のコネクタハウジングと、前記パイプ体の前記挿入端部の挿入により前記環状係合突部がスナップ係合するように構成され、前記リテーナー保持部に嵌め付けられて前記係合窓(係合窓周囲を含む)に係合している環状の又はほぼ環状のリテーナーと、前記コネクタハウジングの外周面、例えば係合窓間外周面に沿うように又はほぼ沿うように構成されて引抜部が設けられたチェッカー本体、およびこのチェッカー本体に一体的に、例えばこのチェッカー本体の両端又は両端部にそれぞれ一体的に形成された係合部を有し、前記係合部が前記係合窓(係合窓周囲を含む)と係合、例えばスナップ係合することにより引抜方向に抜止状態となって前記コネクタハウジングの外周、例えば係合窓間外周に取り付けられたチェッカーと、を備え、前記チェッカーは、前記リテーナーに前記環状係合突部がスナップ係合して前記パイプ体が接続されるとき、この環状係合突部に押されて前記係合部が変形移動、例えば径方向外側に変形移動することにより引抜可能となるように前記コネクタハウジングの外周に取り付けられていて、前記コネクタハウジングの前記外周面、例えば係合窓間外周面には、前記チェッカー本体が軸方向に移動するのを阻止する一対の軸方向ずれ防止手段が軸方向に間隔を設けて、かつ、径方向外側に突出して一体的に形成され、前記軸方向ずれ防止手段のそれぞれは、周方向一方側端部と、この周方向一方側端部から周方向に適当な距離だけ離れた周方向他方側端部と、を有し、前記チェッカー本体は一対の前記軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込まれて軸方向一方側及び他方側への移動が阻止されるものである。外力が加わったときに大きく軸方向に移動する可能性のあるチェッカー本体個所、例えば引抜部付近個所の軸方向への移動又はずれが軸方向ずれ防止手段との接触又は当接により規制される。係合部は、係合窓からの抜けを阻止する抜止係合機能と、パイプ体の環状係合突部に押されて抜止係合を解除する解除機能とを有するものとして構成される。また、係合部は、抜止係合が解除されたときに、チェッカーがコネクタハウジングからきわめて容易に外れてしまうといったことがないようにする保持機能を有する場合がある。係合部は径方向に突出し、係合窓内に入り込む内向き係合部として構成することができる。一対の係合窓は径方向に対向して設けることができる。チェッカー本体は、一対の係合窓間でコネクタハウジングの軸直角方向に延びるように構成できる。係合部はチェッカー本体の周方向両端に一体的に形成することができる。一対の軸方向ずれ防止手段は、チェッカー本体の軸直角方向に延びる経路上で、あるいは、チェッカー本体の軸直角方向に延びる通路を挟み、チェッカー本体の厚みとほぼ同一の軸方向間隔を設けて形成することができる。チェッカーは、引抜部の軸方向一方側面及び他方側面がそれぞれ、チェッカー本体の軸方向一方側面及び他方側面と共面状態となるように形成することができる。そして、コネクタハウジングの外周面に、係合窓間で、平面部分を設け、チェッカー本体の内面に、幅方向中央で、平面部分の幅と等しい長さの平坦部分を形成し、軸方向ずれ防止手段を、平面部分に設けておき、チェッカーを、チェッカー本体の平坦部分個所が、一対の軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込まれ、平坦部分が平面部分と接触するように、コネクタハウジングに取り付けることができる。
【0009】
リテーナーは通常、パイプ体の環状係合突部が係合するパイプ体係合部分、例えば軸方向一方側端部が係合窓からのぞくようにリテーナー保持部に嵌め付けられ、チェッカーは通常、係合部の軸方向位置がリテーナーのパイプ体係合部分と一致するように、例えば、係合状態となった環状係合突部の軸方向位置と一致することとなるようにコネクタハウジングに取り付けられる。例えば、リテーナーのパイプ体係合部分が軸方向一方側端部に形成された周方向に延びる係合スリットである場合には、リテーナーは、この係合スリットが係合窓からのぞくようにリテーナー保持部に嵌め付けられ、チェッカーは、係合部の軸方向位置が係合スリットと一致するように、より具体的には、係合部の径方向内端が係合窓を通過してリテーナー保持部内に入り込むように、さらに具体的には、係合スリット内に入り込むように取り付けられる。軸方向ずれ防止手段は、例えばこのようにコネクタハウジングに取り付けられたチェッカーのチェッカー本体に当接又は接触して、このチェッカー本体の軸方向への移動又はずれを阻止するように形成される。
【0010】
軸方向ずれ防止手段は、周方向一方側端部と、この周方向一方側端部から周方向に適当な距離だけ離れた周方向他方側端部と、を有して構成される。すなわち、軸方向ずれ防止手段は例えば、周方向に適当な長さだけ延び、周方向一方側端部、中間部及び周方向他方側端部から一体的に形成された突条、あるいは周方向に適当な間隔を設けて配置された2つの突起(一方の突起が周方向一方側端部を構成し、他方の突起が周方向他方側端部を構成する)とすることができる。したがって、チェッカーが斜めに引っ張られて又はチェッカーに斜め方向の外力が加わってチェッカー本体が軸方向ずれ防止手段に押し付けられたときに、チェッカー本体に変形やねじれは生じにくく、チェッカーが誤って引抜かれてしまうことが効果的に防止される。また、軸方向ずれ防止手段は適当な周方向距離にわたって形成されるので、周方向又は幅方向全体にわたってチェッカー本体を軸方向ずれ防止手段間の軸方向隙間内に嵌め込むように又はチェッカー本体の一部分だけ、例えば周方向又は幅方向中央部分、あるいは引抜部付近だけを軸方向隙間内に嵌め込むように構成される。ここで、軸方向ずれ防止手段がチェッカー本体の一部分だけを嵌め込むように形成されていれば、周方向又は幅方向全体にわたってチェッカー本体を嵌め込む場合と比較して、チェッカーのコネクタハウジングへの取付け作業が容易となる。一対の軸方向ずれ防止手段の軸方向の間隔をチェッカー本体の厚み、より具体的には、チェッカー本体の、一対の軸方向ずれ防止手段間の軸方向隙間内に嵌め込まれる部分の厚みとほぼ同一に形成しておけば、チェッカーが例えば軸方向に傾いて引っ張られても、チェッカーがほとんど傾かないようにすることができる。軸方向ずれ防止手段を突条とすればチェッカーの安定度をより高めることができ、2つの突起とすればチェッカーの取付性が向上する。
【0011】
チェッカー本体に周方向の引張力等が加わったときにも、チェッカーの係合部の構成等によってはチェッカーが引き抜かれてしまうおそれがある。したがって、チェッカー本体に、軸方向ずれ防止手段の周方向一方側端及び他方側端と当接又は接触してチェッカー本体の周方向一方側及び他方側への移動を阻止する一対の周方向ずれ防止手段を形成しておいてもよい。幅方向両側に設けられる周方向ずれ防止手段は、チェッカー本体に一体的に形成された軸方向突出部(コネクタハウジングに取り付けた状態を基準とする)とすることができる。
【0012】
パイプ体がコネクタに正常に接続されると、チェッカーの係合部と係合窓との抜止係合は解除され、解除状態は維持される。チェッカーは、解除状態であってもコネクタハウジングからきわめて容易に外れないような保持状態に維持される場合もあるが、通常の保持状態では、チェッカーに不用意に触れるなどすると、チェッカーがコネクタから脱落し、例えば自動車配管構造内に落下して回収できなくなるおそれがある。そこで、チェッカー本体を軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込んだときに、軸方向突出部が軸方向ずれ防止手段の周方向一方側端及び他方側端と引抜方向に係合し、チェッカー本体が軸方向ずれ防止手段間から簡単には抜け出ないようにしておいてもよい。軸方向突出部は、軸方向ずれ防止手段の周方向一方側端及び他方側端とスナップ係合するように構成できる。
【0013】
本発明における接続確認構造は、チューブ接続部が、リテーナー保持部の軸方向一方側端に一体的に設けられ、軸方向他方側端位置までチューブを嵌め込むことができるように構成されているコネクタに適用するのに特に適している。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明に係る接続確認機能付きクイックコネクタの分解斜視図、図2は接続確認機能付きクイックコネクタの組立図、図3は接続確認機能付きクイックコネクタの一部切欠組立図、図4はコネクタハウジングにリテーナーを嵌め付けた状態の軸方向に沿った断面図、図5は接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。
【0016】
接続確認機能付きクイックコネクタ1は、自動車のガソリン燃料配管の接続用に使用されるものであり、筒状のコネクタハウジング3と、ほぼ環状のリテーナー5と、接続確認用のチェッカー7と、を備えて構成されている。
【0017】
特に図1及び図4を参照して説明すると、コネクタハウジング3はガラス繊維強化ポリアミド(PA・GF)を素材として形成され、軸方向一方側の円筒状の樹脂チューブ接続部9と、軸方向他方側のほぼ円筒状のリテーナー保持部11とから一体的に構成され、軸方向一方側端から軸方向他方側端に貫通する貫通孔13を有している。樹脂チューブ接続部9は、外周面が軸方向他方側に向かって緩やかに拡径する断面直角三角形状の軸方向一方側部15と、軸方向一方側部15の軸方向他方側でほぼ単純な円筒状に延びている外周面に、断面四角形状の抜止環状突出部17及び軸方向他方側に向かって拡径する断面直角三角形状の2本の抜止環状突出部19が、軸方向一方側から軸方向他方側に向かって順次、軸方向に間隔を有して形成された軸方向他方側部21と、から構成され、外周又は外周面に樹脂チューブ(例えばパイプ:図示せず)がきつく嵌め付けられて接続される。軸方向他方側部21の軸方向一方側端外周面23(軸方向一方側部15と抜止環状突出部17との間)は小径にあるいは深い環状溝として形成され、軸方向他方側部21の軸方向他方側端外周面25(軸方向他方側の抜止環状突出部19よりもやや軸方向他方側からリテーナー保持部11までの間)は、軸方向一方側端外周面23よりもさらに小径にあるいは深く形成されている。軸方向一方側端外周面23には、樹脂チューブとの間を密封するシール用Oリングが嵌め付けられ、軸方向他方側端外周面25には、樹脂チューブとの間を密封する大径のシール用Oリングが嵌め付けられる。
【0018】
特に図4を参照して説明すると、樹脂チューブ接続部9の内周面は、軸方向一方側の大径部27と、軸方向他方側の小径部29と、から形成されていて、大径部27の軸方向他方側にはカラー31を介して軸方向に並んで一対のOリング33、33が嵌め付けられ、大径部27の軸方向一方側には樹脂製ブッシュ35が嵌め付けられている。樹脂製ブッシュ35は、軸方向一方側端部に外側へ多少突出する環状係合部37を一体的に有し、外周面の軸方向一方側端寄りに低い環状突出部39を備え、内径は小径部29の内径とほぼ同一に形成されていて、環状突出部39が、大径部27の軸方向一方側端寄りに形成されている浅い環状凹部41内に嵌り込み、環状係合部37が樹脂チューブ接続部9の軸方向一方側端部と係合するように、大径部27に嵌め付けられている。Oリング33、33は、小径部29と大径部27との間の段差面と樹脂製ブッシュ35とに挟まれて軸方向に位置決めされている。
【0019】
特に図1、図4及び図5を参照して説明すると、樹脂チューブ接続部9よりも大径に形成されたほぼ円筒状のリテーナー保持部11には、径方向対称位置に対向して係合窓43、43が形成され、係合窓43、43の間のそれぞれの外周面には対向して平面部分45、45が設けられていて、平面部分45、45はリテーナー保持部11の軸方向全長にわたって形成され、かつ、リテーナー保持部11の外径のほぼ3分の1の幅(周方向の長さ)を有している。それぞれの平面部分45、45の軸方向一方側には、軸方向に僅かの間隔を設けて2本の同一形状の突条47、47が平行して周方向に延びるように形成されていて、突条47、47は平面部分45、45の全幅にわたって(周方向一方側端から他方側端まで)延びている。軸方向一方側の突条47は、係合窓43、43の軸方向一方側端49、49よりも軸方向他方側に位置しているので、突条47、47間に形成された嵌込溝51(軸方向隙間)は、係合窓43、43の軸方向一方側端49、49よりも多少軸方向他方側に形成されている。なお、リテーナー保持部11の内側の軸方向一方側端には、狭い幅を有して径方向内側に広がる環状当接面53が形成されているが、係合窓43、43の軸方向一方側端(端面)49、49はこの環状当接面53と同一平面状に設けられていて、係合窓43、43の軸方向一方側端49、49と環状当接面53との間には段部又は段差は形成されていない。
【0020】
特に図1及び図4を参照して説明すると、リテーナー保持部11内にはPA製のリテーナー5が嵌め付けられていて、このリテーナー5は比較的柔軟であり、弾性変形可能なように形成されている。リテーナー5は、軸方向他方側端部の径方向対称位置に、径方向外側に突出した一対の係合爪部55、55が対向して形成されている、周方向両端部57、57間に比較的大きな変形用隙間が設けられた断面C形(ほぼ環状形)の本体部59を有し、この本体部59の内面は、変形用隙間と対向する部分を除いて軸方向一方側に向かって縮径する状態に形成されていて、本体部59の軸方向一方側端部61は、変形用隙間と対向する部分を除いてパイプ体(図8の符合63参照)とほぼ同じ内径状態に形成され、環状係合突部(図8の符合65参照)よりも小さい内径状態に形成されている。本体部59の変形用隙間と対向する部分の内面はほぼ円筒内面状態に形成され、本体部59の変形用隙間と対向する部分の軸方向一方側端部には切欠状凹部67が形成されている。
【0021】
リテーナー5の本体部59の軸方向他方側端部には、係合爪部55、55と対応した位置から軸方向他方側に向かって径方向外側に傾斜して延びる一対の操作アーム69、69が一体的に設けられていて、それぞれの操作アーム69、69の軸方向他方側端部には径方向外側に突出した操作端部71、71が形成されている。本体部59の軸方向一方側端部61には、周方向に延びる係合スリット73、73が対向して形成されていて、このような構成のリテーナー5は、係合爪部55、55が、リテーナー保持部11の係合窓43、43内に入り込んで係合窓43、43の軸方向他方側端75、75と係合状態となり、操作端部71、71が、リテーナー保持部11の軸方向他方側端部に係合窓43、43と対応して形成された収容凹部77、77に嵌まり込んで係合状態となるように、軸方向他方側端開口からリテーナー保持部11内に押し込まれて嵌め付けられている。リテーナー保持部11の軸方向他方側端部に収容凹部77を形成し、この収容凹部77内に操作アーム69の操作端部71を収めることにより、操作端部71に不用意に触れただけでリテーナー5がリテーナー保持部11内で正常な嵌め付け状態からずれてしまうといったことが防止される。操作アーム69、69から係合スリット73、73まで延びる、リテーナー5の対向している断面円弧状の内面79、79はそれぞれ、軸方向一方側に向かって中心又は中心軸方向にほぼテーパ状に傾斜している。リテーナー5のこのテーパ状の内面79、79はそれぞれ、操作アーム69のテーパ状の内面81と本体部59のテーパ状の内面83とから形成され、本体部59の対向しているテーパ状の内面83、83は操作アーム69、69のテーパ状の内面81、81よりも若干緩やかに傾斜していて、パイプ体63を操作アーム69、69の操作端部71、71側からリテーナー5の本体部59内に挿入すると、パイプ体63の環状係合突部65が本体部59の対向しているテーパ状の内面83、83の軸方向他方側端に当接するように構成されている。すなわち、パイプ体63の環状係合突部65は、リテーナー5のテーパ状の内面79、79と、操作アーム69及び本体部59の境界位置で当接する。
【0022】
特に図1、図2及び図5を参照して説明すると、コネクタハウジング3の外周又は外周面にはポリアセタール(POM)製のチェッカー7が取り付けられていて、このチェッカー7は比較的柔軟であり、弾性変形可能なように形成されている。チェッカー7は、コネクタハウジング3の外周面とほぼ同一径の円弧状に湾曲する薄肉のチェッカー本体85を有し、このチェッカー本体85の外側部又は外周部の幅方向中央には、内周面の一個所(チェッカー本体85と反対側)に平坦な指掛け部87(直線状部)が形成された引抜リング89(引抜部)が一体的に形成されている。チェッカー本体85の内面又は内周面には、幅方向中央にコネクタハウジング3の平面部分45の幅とほぼ等しい長さの平坦部分(直線状部分)91が形成され、チェッカー本体85の幅方向両端にはそれぞれ、幅方向又は径方向内側に突出する内向き係合部93、93が一体的に設けられている。内向き係合部93、93は、チェッカー本体85よりもやや厚肉に形成された、チェッカー本体85の両端に一体的に接続されている幅方向又は径方向外側の基部95、95と、径方向内側に向かって漸次薄肉となるように厚さ方向又は軸方向両面が対称に緩く傾斜し、幅方向又は径方向内端が平坦部分91の延びる方向と直交する方向に延びている径方向内側の押出し部97、97と、から一体的に構成されていて、基部95、95の付け根位置(チェッカー本体85との境界位置)の内側又は径方向内側には、内側又は径方向内側に向かって引抜方向(平坦部分91側:図7の矢印の示す方向)に多少傾斜する(図1及び図5上、内側に向かって上方に傾斜する)、抜止部分である短い抜止係合面99、99が形成されている(図6参照:図6はチェッカー7の内向き係合部93個所の拡大図)。内向き係合部93、93には、抜止係合面99、99の内端又は径方向内端から押出し部97、97の内端又は径方向内端にかけて、取付方向(図1の垂直矢印参照)に向かって内側又は径方向内側に傾斜する保持面101、101が形成されていて、保持面101、101の幅方向又は径方向外側部分は基部95、95によって構成され、幅方向又は径方向内側部分は押出し部97、97によって構成されている。
【0023】
このような構成のチェッカー7は、平坦部分91個所がコネクタハウジング3の平面部分45に設けられている突条47、47間の嵌込溝51内に嵌り込んで平面部分45に接触し、それぞれの内向き係合部93、93が係合窓43、43内に入り込んで、抜止係合面99、99が(ここでは抜止係合面99の内端部あるいは径方向内端部又は径方向内端)が係合窓43、43の周方向一方側端103、103と係合するように、コネクタハウジング3の外周面に沿って(あるいはコネクタハウジング3の外周面を抱き込んで)かつ全体的に接触して取り付けられていて、引抜リング89を引抜方向(平面部分45から垂直に外側に向かう方向)に引っ張っても、抜止係合面99、99と係合窓43、43の周方向一方側端103、103との係合により引き抜かれないように構成されている。チェッカー7の取付けは、内向き係合部93、93を係合窓43、43に向かってコネクタハウジング3の外周面上でスライドさせることにより行われる。内向き係合部93、93がコネクタハウジング3の外周面上をスライドするにつれて、チェッカー本体85は開く方向に弾性変形し、内向き係合部93、93は係合窓43、43に達すると、チェッカー本体85の弾性復帰力により係合窓43、43内に入り込み、その結果、抜止係合面99、99が係合窓43、43の周方向一方側端103、103とスナップ係合することとなる。特に図3及び図5を参照すると、内向き係合部93、93の径方向内端は係合窓43、43を通過してリテーナー5の係合スリット73、73内に入り込んでいて、内向き係合部93、93の径方向内端間の間隔はパイプ体63の外径とほぼ等しくなっている。また、突条47、47間の嵌込溝51の幅はチェッカー本体85の平坦部分91個所の厚みとほぼ同一に形成されているので、例えば引抜リング89を軸方向に傾けて引っ張ってもチェッカー7が傾くことはない。なお、チェッカー7はどちらの平面部分45側からでもコネクタハウジング3に同様に取り付けることができるように構成されている。また、チェッカー7は、軸方向のどちら側の面を軸方向一方側に向けてもコネクタハウジング3に同様に取り付けることができるように構成されている。
【0024】
そして、特に図1及び図5を参照して説明すると、引抜リング89の付け根付近には外側から切込み105が形成されていて、この切込み105によりチェッカー7を無理に引っ張ったときに引抜リング89が切断されるように構成されていて、パイプ体63が半嵌合状態のときに強い力で引っ張られてチェッカー7が引き抜かれてしまうといったことが防止されている。さらに、特に図2及び図5を参照して説明すると、チェッカー本体85の内面には、幅方向両側に凹部107、107が形成されていて、コネクタハウジング3の外周面に形成された凸条記号109等がこの凹部107、107内に収まるように構成されているので、チェッカー7がコネクタハウジング3の外周面から浮き上がってしまうことが防止されている。なお、図4及び図5中の符号111は、リテーナー5の本体部59の切欠状凹部67内に嵌り込んでリテーナー5の回止めを行う回止突出部であり、リテーナー5を図1に示す状態から180度回転させた状態でもリテーナー保持部11内に同様に嵌め付けることができるように、回止突出部111と同一構成の回止突出部113が径方向対称位置に形成されている(図5参照)。
【0025】
図7は接続確認機能付きクイックコネクタ1にパイプ体63を挿入して接続した状態を示す径方向に沿った断面図、図8は接続確認機能付きクイックコネクタ1にパイプ体63を挿入して接続してからチェッカー7を引き抜いた状態を示す軸方向に沿った断面図である。
【0026】
クイックコネクタ1に、リテーナー保持部11の軸方向他方側端開口から挿入されて、より具体的には、操作アーム69、69の操作端部71、71側からリテーナー5の本体部59内に挿入されて、嵌め付けられた相手方のパイプ体63は金属製であり、軸方向一方側の外周面に環状係合突部65が設けられることにより構成された挿入端部115を有していて、環状係合突部65がリテーナー5の本体部59を押し広げて進行し、係合スリット73、73に嵌り込んでスナップ係合するまでコネクタ1に押し込まれている。パイプ体63は、環状係合突部65がリテーナー5の本体部59の係合スリット73、73に嵌り込んでスナップ係合することにより、コネクタ1に対して抜止めされ、また挿入止めされる。すなわち、軸方向に位置決めされる。パイプ体63の軸方向一方側端は、樹脂チューブ接続部9内に設けられた一対のOリング33、33を越えて樹脂チューブ接続部9に嵌め付けられた樹脂製ブッシュ35内に達し、パイプ体63とコネクタ1との間はこのOリング33、33により密封されている。なお、リテーナー5は多少軸方向にガタが生じる状態でリテーナー保持部11内に嵌め付けられるのが普通であるが、少なくともパイプ体63を押し込んだときには、本体部59の軸方向一方側端が環状当接面53に当接した状態となる。また、樹脂チューブ接続部9の小径部29及び樹脂製ブッシュ35の内径はパイプ体63の外径とほぼ等しいように設定されている。
【0027】
パイプ体63の挿入端部115がリテーナー5の本体部59内に挿入され、パイプ体63の環状係合突部65が係合スリット73、73の軸方向他方側端位置に達すると、リテーナー5の本体部59が環状係合突部65によって押し広げられた結果、係合スリット73、73を通過してリテーナー5の本体部59内側に突出する状態となっているチェッカー7の内向き係合部93、93の径方向内端部分と環状係合突部65は衝突する。パイプ体63の挿入端部115がさらに挿入されると、環状係合突部65は内向き係合部93、93を径方向外側に押し退けて係合スリット73、73と一致する位置まで進行する。環状係合突部65が衝突した内向き係合部93、93の部分は、押出し部97の軸方向他方側面であり、この押出し部97の軸方向他方側面は、内側又は径方向内側に向かって軸方向一方側に僅かではあるが傾斜しているので、内向き係合部93、93の径方向外側への押退けはスムーズに行われる。環状係合突部65が係合スリット73、73と一致する位置まで進行すると、押し広げられていたリテーナー5の本体部59の軸方向一方側端部61が弾性復帰して縮径し、環状径合突部65が径合スリット73、73内に入り込んで係合することとなるが、チェッカー7の内向き係合部93、93は、環状係合突部65あるいは本体部59の係合スリット73、73周辺部と当接して径方向外側に変形移動した状態に維持される。この状態では、内向き係合部93、93の抜止係合面99、99と、係合窓43、43の周方向一方側端103、103との係合状態は解除されていて、内向き係合部93、93の保持面101、101が係合窓43、43の周方向一方側端103、103に押し付けられて、チェッカー7は保持状態に維持されている。したがって、チェッカー7がコネクタハウジング3からきわめて容易に脱落してしまうといったことはないが、保持面101、101は内側又は径方向内側に緩く傾斜するテーパ状に形成されているので、引抜リング89を引抜方向(図7の矢印参照)に引っ張ると、チェッカー7をコネクタハウジング3から容易に引き抜くことができる。このチェッカー7の引抜きによって、環状係合突部65がリテーナー5の係合スリット73、73に係合し、パイプ体63が正常にコネクタ1に接続されたことが確認できる。
【0028】
パイプ体63は、収容凹部77内に収容されている操作アーム69、69の操作端部71、71を外側から押圧して操作アーム69、69の径方向の間隔、したがって係合爪部55、55の径方向の間隔を狭め、係合爪部55、55が係合窓43、43から抜け出た状態として、リテーナー5をコネクタハウジング3から相対的に引出すと、このリテーナー5とともにコネクタ1又はコネクタハウジング3から抜き出される。
【0029】
図9はチェッカーの別の構成を示す斜視図、図10は別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図、図11は別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの平面図、図12は別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタにパイプ体63を挿入して接続した状態を示す径方向に沿った断面図である。
【0030】
別の構成のチェッカー117は、チェッカー7に周方向ずれ防止手段を付加したものであるので、チェッカー7と同一構成の部分は説明をほとんど省略する。すなわち、ここで特に言及されていないチェッカー117の部分はチェッカー7と同一構成を有し、同一機能を備えている。チェッカー117のチェッカー本体85には、平坦部分91の長さ方向一方側端付近に一方側の周方向ずれ防止手段119が形成され、平坦部分91の長さ方向他方側端付近に他方側の周方向ずれ防止手段121が形成されている。一方側の周方向ずれ防止手段119は、平坦部分91の長さ方向一方側端付近で、チェッカー本体85の軸方向一方側面及び他方側面からそれぞれ、軸方向一方側及び他方側に一体的に突出する軸方向突出部123、123から構成され、他方側の周方向ずれ防止手段121は、平坦部分91の長さ方向他方側端付近で、チェッカー本体85の軸方向一方側面及び他方側面からそれぞれ、軸方向一方側及び他方側に一体的に突出する軸方向突出部125、125から構成されていて、それぞれの軸方向突出部123、125は断面ほぼ又は概略四角形状に形成されているが、周方向又は長さ方向内側面127、129(図13を参照して説明すると、突条137の周方向又は長さ方向端面141、143と当接する側の面:図13は突条137と軸方向突出部123、125との係合状態を示す図)が、外端から内端に向かって(取付方向に向かって)、内端寄り位置まで周方向内側に傾斜する傾斜面部と、この傾斜面部よりも内端側の、取付方向に延びる垂直面部と、から形成されている。一方側の軸方向突出部123と他方側の軸方向突出部125との周方向又は長さ方向の間隔、あるいは一方側の周方向ずれ防止手段119と他方側の周方向ずれ防止手段121との周方向又は長さ方向の間隔は、突条137の長さとほぼ等しいように設定されている。
【0031】
リテーナー5とチェッカー117とが用いられた接続確認機能付きクイックコネクタ131のコネクタハウジング133は、コネクタハウジング3の突条47の形状を変更したものであるので、コネクタハウジング3と同一構成の部分は説明をほとんど省略する。すなわち、ここで特に言及されていないコネクタハウジング133の部分はコネクタハウジング3と同一構成を有し、同一機能を備えている。コネクタハウジング133のリテーナー保持部135に形成されている平面部分45、45の軸方向一方側には、軸方向に僅かの間隔を設けて2本の同一形状の突条137、137が平行して周方向に延びるように形成されていて、突条137は平面部分45のほぼ全幅にわたって延びている。軸方向一方側の突条137は、係合窓43、43の軸方向一方側端49、49よりも軸方向他方側に位置しているので、突条137、137間に形成された嵌込溝139(軸方向隙間)は、係合窓43の軸方向一方側端49よりも多少軸方向他方側に形成されている。チェッカー117は、平坦部分91個所が突条137、137間の嵌込溝139内に嵌り込んで平面部分45と接触し、かつ、それぞれの突条137が軸方向突出部123、125間に嵌り込み、あるいは軸方向突出部123、125が突条137を挟み付け、そして、内向き径合部93が係合窓43に入り込んで、抜止係合面99が係合窓43の周方向一方側端103とスナップ係合するように、コネクタハウジング133の外周面に沿って(あるいはコネクタハウジング133の外周面を抱き込んで)かつ全体的に接触して取り付けられている。突条137、137間の嵌込溝139の幅は、チェッカー117又はチェッカー本体85の平坦部分91個所の厚みとほぼ同一に形成されている。また、軸方向突出部123、125と突条137の周方向端面141、143との当接によりチェッカー117の周方向の移動が規制される。
【0032】
それぞれの突条137の周方向一方側端面141及び他方側端面143は、高さ方向中央が外側に突出する曲面状に形成され、チェッカー117の一方側軸方向突出部123及び他方側軸方向突出部125は、一方側軸方向突出部123の内側面127傾斜面部が、突条137の周方向一方側端面141の内端側又は下側とスナップ係合し、他方側軸方向突出部125の内側面129傾斜面部が、突条137の周方向他方側端面143の内端側又は下側とスナップ係合した状態で、突条137を挟み付けている。したがって、突条137間の嵌込溝139からチェッカー117が簡単に抜け出ることが規制されているので、パイプ体63がコネクタ131に接続されることによってチェッカー117の内向き係合部93と係合窓43との係合が解除されても、チェッカー117がコネクタハウジング133から簡単に外れてしまうといったことが防止される。このような外れ防止構造は、内向き係合部93の保持面101が係合窓43の周方向一方側端103に押し付けられることのみによる外れ防止構造(保持構造)と比較して、接続確認のためのチェッカー117の引抜作業性を大きく又は実質的に損なうことなく、より確実な外れ防止効果又は保持効果を達成するものである。また、作業者の手などが不用意にふれて、チェッカー117が嵌込溝139から抜け出ても、内向き係合部93の保持面101が係合窓43の周方向一方側端103に押し付けられているので、引続き外れ防止機能(保持機能)は維持される。なお、それぞれの突条137の周方向両端位置では、平面部分45が多少露出していて、この露出している平面部分45に、軸方向突出部123、125の裏面内端が接触し、チェッカー117の取付安定性の向上が図られている。軸方向突出部123、125の裏面内端部はそれぞれ、平坦部分91の長さ方向一方側端部及び他方側端部と同一平面上に形成されている。
【0033】
図14は別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの斜視図、図15は別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図、図16は別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの平面図である。
【0034】
リテーナー5とチェッカー117とが用いられた接続確認機能付きクイックコネクタ145の別の構成のコネクタハウジング147は、コネクタハウジング133の突条137部分の構造を変更したものであるので、コネクタハウジング133と同一構成の部分は説明をほとんど省略する。すなわち、ここで特に言及されていないコネクタハウジング147の部分はコネクタハウジング133と同一構成を有し、同一機能を備えている。コネクタハウジング147のリテーナー保持部149に形成されている平面部分45、45の軸方向一方側には、軸方向に僅かの間隔を設けて一対の同一構成の突起構造151、151が形成されていて、それぞれの突起構造151は、平面部分45の幅方向一方側端部及び他方側端部に、軸方向位置を一致させてそれぞれ設けられた円柱状の突起153、155から構成されている。軸方向一方側の突起構造151は、係合窓43の軸方向一方側端49よりも軸方向他方側に位置しているので、突起構造151、151間の嵌込位置は、係合窓43の軸方向一方側端49よりも多少軸方向他方側となっている。チェッカー117は、平坦部分91個所が突起構造151、151間に嵌り込んで平面部分45と接触し、かつ、それぞれの突起構造151が軸方向突出部123、125間に嵌り込み、あるいは軸方向突出部123、125が突起153、155を挟み、そして、内向き径合部93が係合窓43に入り込んで、抜止係合面99が係合窓43の周方向一方側端103とスナップ係合するように、コネクタハウジング147の外周面に沿って(あるいはコネクタハウジング147の外周面を抱き込んで)かつ全体的に接触して取り付けられている。突起構造151、151の軸方向の間隔(軸方向隙間)、あるいは突起153、153の軸方向の間隔及び突起155、155の軸方向の間隔は、チェッカー117又はチェッカー本体85の平坦部分91個所の厚みとほぼ等しく、突起153、155とチェッカー本体85の平坦部分91個所との接触又は当接により、チェッカー117の軸方向の移動が規制される。また、チェッカー117の一方側の軸方向突出部123と、他方側の軸方向突出部125との周方向又は長さ方向間隔は、突起153と突起155との周方向又は長さ方向距離にほぼ等しいように設定されている。より具体的には、チェッカー117の一方側の軸方向突出部123の内側面127と、他方側の軸方向突出部125の内側面129との間隔は、突起153の周方向外端と突起155の周方向外端との周方向距離にほぼ等しいように設定されていて、軸方向突出部123、125と突起153、155との接触又は当接によりチェッカー117の周方向の移動が規制される。なお、突起153、155の周方向外側では平面部分45が多少露出していて、この露出している平面部分45に、軸方向突出部123、125の裏面内端が接触し、チェッカー117の取付安定性の向上が図られている。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の接続確認機能付きコネクタは、コネクタハウジングの外周面に特定の段部又は段差形状が形成されていなくても、チェッカーが誤って引抜かれてしまうことを有効に防止できるものであり、したがって、パイプ体の接続を精度よく確認できる機能を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続確認機能付きクイックコネクタの分解斜視図である。
【図2】接続確認機能付きクイックコネクタの組立図である。
【図3】接続確認機能付きクイックコネクタの一部切欠組立図である。
【図4】コネクタハウジングにリテーナーを嵌め付けた状態の軸方向に沿った断面図である。
【図5】接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。
【図6】チェッカーの内向き係合部個所の拡大図である。
【図7】接続確認機能付きクイックコネクタにパイプ体を挿入して接続した状態を示す径方向に沿った断面図である。
【図8】接続確認機能付きクイックコネクタにパイプ体を挿入して接続してからチェッカーを引き抜いた状態を示す軸方向に沿った断面図である。
【図9】チェッカーの別の構成を示す斜視図である。
【図10】別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。
【図11】別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの平面図である。
【図12】別の構成のチェッカーを用いた接続確認機能付きクイックコネクタにパイプ体を挿入して接続した状態を示す径方向に沿った断面図である。
【図13】突条と軸方向突出部との係合状態を示す図である。
【図14】別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの斜視図である。
【図15】別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの径方向に沿った断面図である。
【図16】別の構成のコネクタハウジングを用いた接続確認機能付きクイックコネクタの平面図である。
【符合の説明】
1、131、145 接続確認機能付きコネクタ
3、133、147 コネクタハウジング
5 リテーナー
7、117 チェッカー
9 樹脂チューブ接続部
11、135、149 リテーナー保持部
43 係合窓
47、137 突条(軸方向ずれ防止手段)
63 パイプ体
65 環条係合突部
85 チェッカー本体
89 引抜リング(引抜部)
93 内向き係合部
153、155 突起(軸方向ずれ防止手段)

Claims (6)

  1. 軸方向一方側に環状係合突部が設けられて挿入端部が構成されたパイプ体と接続され、かつ、前記パイプ体との接続の確認機能を有している接続確認機能付きクイックコネクタであって、
    軸方向一方側にチューブ接続部を有し、軸方向他方側に、一対の係合窓が径方向に対向して設けられたリテーナー保持部を有する筒状のコネクタハウジングと、
    前記パイプ体の前記挿入端部の挿入により前記環状係合突部がスナップ係合するように構成され、前記リテーナー保持部に嵌め付けられて前記係合窓に係合している環状の又はほぼ環状のリテーナーと、
    前記一対の係合窓間で、前記コネクタハウジングの軸直角方向に延びて前記コネクタハウジングの外周面に沿うように又はほぼ沿うように構成されたチェッカー本体、このチェッカー本体に設けられた引抜部、および前記チェッカー本体の周方向両端に一体的に形成された係合部を有し、前記係合部がそれぞれ前記係合窓と係合することにより引抜方向に抜止状態となって前記コネクタハウジングの外周に取り付けられたチェッカーと、を備え、
    前記チェッカーは、前記リテーナーに前記環状係合突部がスナップ係合して前記パイプ体が接続されるとき、この環状係合突部に押されて前記係合部が変形移動することにより引抜可能となるように前記コネクタハウジングの外周に取り付けられていて、
    前記コネクタハウジングの前記外周面には、前記チェッカー本体が軸方向に移動するのを阻止する一対の軸方向ずれ防止手段が、前記チェッカー本体の軸直角方向に延びる経路上で、あるいは、前記チェッカー本体の軸直角方向に延びる通路を挟み、前記チェッカー本体の厚みとほぼ同一の軸方向間隔を設けて、かつ、径方向外側に突出して一体的に形成され、
    前記軸方向ずれ防止手段のそれぞれは、周方向一方側端部と、この周方向一方側端部から周方向に適当な距離だけ離れた周方向他方側端部と、を有し、前記チェッカー本体は一対の前記軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込まれて軸方向一方側及び他方側への移動が阻止される、ことを特徴とする接続確認機能付きクイックコネクタ。
  2. 軸方向一方側に環状係合突部が設けられて挿入端部が構成されたパイプ体と接続され、かつ、前記パイプ体との接続の確認機能を有している接続確認機能付きクイックコネクタであって、
    軸方向一方側にチューブ接続部を有し、軸方向他方側に、一対の係合窓が径方向に対向して設けられたリテーナー保持部を有する筒状のコネクタハウジングと、
    前記パイプ体の前記挿入端部の挿入により前記環状係合突部がスナップ係合するように構成され、前記リテーナー保持部に嵌め付けられて前記係合窓に係合している環状の又はほぼ環状のリテーナーと、
    前記一対の係合窓間で、前記コネクタハウジングの軸直角方向に延びて前記コネクタハウジングの外周面に沿うように又はほぼ沿うように構成されたチェッカー本体、このチェッカー本体に設けられた引抜部、および前記チェッカー本体の周方向両端に一体的に形成された係合部を有し、前記引抜部の軸方向一方側面及び他方側面がそれぞれ、前記チェッカー本体の軸方向一方側面及び他方側面と共面状態となるように形成され、前記係合部がそれぞれ前記係合窓と係合することにより引抜方向に抜止状態となって前記コネクタハウジングの外周に取り付けられたチェッカーと、を備え、
    前記チェッカーは、前記リテーナーに前記環状係合突部がスナップ係合して前記パイプ体が接続されるとき、この環状係合突部に押されて前記係合部が変形移動することにより引抜可能となるように前記コネクタハウジングの外周に取り付けられていて、
    前記コネクタハウジングの前記外周面には、前記チェッカー本体が軸方向に移動するのを阻止する一対の軸方向ずれ防止手段が、前記チェッカー本体の軸直角方向に延びる経路上で、あるいは、前記チェッカー本体の軸直角方向に延びる通路を挟み、前記チェッカー本体の厚みとほぼ同一の軸方向間隔を設けて、かつ、径方向外側に突出して一体的に形成され、
    前記軸方向ずれ防止手段のそれぞれは、周方向一方側端部と、この周方向一方側端部から 周方向に適当な距離だけ離れた周方向他方側端部と、を有し、前記チェッカー本体は一対の前記軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込まれて軸方向一方側及び他方側への移動が阻止される、ことを特徴とする接続確認機能付きクイックコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングの外周面には、前記係合窓間で、平面部分が設けられ、前記チェッカー本体の内面には、幅方向中央で、前記平面部分の幅と等しい長さの平坦部分が形成され、前記軸方向ずれ防止手段は、前記平面部分に設けられていて、
    前記チェッカーは、前記チェッカー本体の平坦部分個所が、前記一対の軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込まれ、前記平坦部分が前記平面部分と接触するように、前記コネクタハウジングに取付けられている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の接続確認機能付きクイックコネクタ。
  4. それぞれの前記軸方向ずれ防止手段は、周方向に適当な長さだけ延びる突条、または、周方向に適当な間隔を設けて配置された2つの突起である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の接続確認機能付きクイックコネクタ。
  5. 前記チェッカー本体には、前記軸方向ずれ防止手段の周方向一方側端及び他方側端と当接又は接触して前記チェッカー本体の周方向一方側及び他方側への移動を阻止する一対の周方向ずれ防止手段が一体的に形成されていて、
    それぞれの前記周方向ずれ防止手段は、チェッカー本体に一体的に形成された軸方向突出部である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の接続確認機能付きクイックコネクタ。
  6. それぞれの前記軸方向突出部は、前記チェッカー本体を前記軸方向ずれ防止手段の軸方向隙間内に嵌め込むときに、前記軸方向ずれ防止手段の周方向一方側端及び他方側端とスナップ係合して引抜方向に係合している、ことを特徴とする請求項5記載の接続確認機能付きクイックコネクタ。
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