JP4601996B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、チューブやパイプなどを接続するために使用される管継手に関するものである。
従来のこの種管継手は、具体的には図示しないが、上記したチューブやパイプなどを接続する雄部材と雌部材の2部品から成り、前者の雄部材は、その円筒状本体の先端部外周に楕円状の環状体を2本の支持腕を介して一体に連設して、該環状体の各支持腕の延長線上で対向する内周面に一対の係止突起を形成し、後者の雌部材は、その円筒状本体の先端部外周面に上記一対の係止突起を係止する環状の鍔部を形成する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際に、チューブやパイプなどを接続するために、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入すると、雄部材の環状体の内周面に形成されている一対の係止突起が雌部材の鍔部に係止するので、これにより、雄部材と雌部材とが連結され、逆に、両部材の連結状態を解除する場合には、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が逆楕円状に変形して、各係止突起が鍔部から外れるので、これにより、雄部材と雌部材との連結が解除される。
特開2000−249275号公報
従って、従来の管継手の下では、差込方式を採用している関係で、雄部材と雌部材とをワンタッチで連結できる利点を有するものではあるが、反面、この雄部材と雌部材の連結が完了したことを確認する手段が全く存在していないので、作業員は、連結の都度、その連結完了を再確認する作業などが余儀なくされて、連結作業がいやが上にも煩雑となる嫌いがあった。
本発明は、斯かる従来の管継手が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の円筒状本体に設けられた突壁に衝突することにより、雄部材と雌部材の連結が完了する管継手であって、上記確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びて上記雌部材の円筒状本体の開口縁と雄部材の突壁とが衝突することを感知する感知片を一体に連設すると共に、該感知片の折曲域又はその近傍の裏面に雄部材方向に突出する移動ピンを形成し、雄部材は、上記移動ピンの移動を案内する軸方向部分と周方向部分を連続して有するL字状のガイド溝を設けると共に、上記感知片のみ反雌部材方向への移動を許容しながら確認部材自体反雌部材方向への移動を規制するストッパー突起を設けて、上記弾性脚の各感知片をその作動端が上記突壁から雌部材方向に突出する状態をもって、上記ガイド溝の軸方向部分に移動ピンを反雌部材方向へ移動可能に嵌入したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、確認部材の各弾性脚の曲率を雄部材の円筒状本体の該各弾性脚が装着される部分の曲率よりも一部において小さくしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、雄部材のストッパー突起は、一対の弾性脚の連接部中央と当接することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3を前提として、雄部材のストッパー突起は、突壁と反対方向にテーパー面を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4を前提として、雄部材は、その円筒状本体に該円筒状本体の外周面と軸方向に平行して確認部材の感知片が径方向に拡開することを防止する一対の突起板を設けて、該突起板と雄部材の円筒状本体の外周面とで確認部材の弾性脚を挾持することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5を前提として、雄部材の突壁は、その外周部に確認部材の各感知片の上面を係合する係合壁を設けて、該係合壁は、感知片の上面を当接する平坦部と感知片の移動ピンを案内するテーパー部を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6を前提として、雄部材のガイド溝が有する軸方向部分の上側縁には、直線縁と傾斜縁とからなる段差部が形成されて、当該段差部で、感知片の移動ピンがガイド溝の軸方向部分から周方向部分へ移動することを規制することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7を前提として、確認部材の雌部材方向への移動を規制する雄部材の突壁は環形状を呈し、その外周部の感知片と対応する部分に一対のカット面を形成したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項7を前提として、雌部材の円筒状本体の開口縁側に、確認部材の各感知片を反雌部材方向に押圧する突部を形成したことを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあって、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入して、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突することにより、両部材の連結が完了することとなるが、この時には、雄部材の円筒状本体に装着されている確認部材の感知片が、弾性脚の撓みを伴って、雌部材の円筒状本体の開口縁で後退移動方向に押圧されて、雄部材のガイド溝の軸方向部分に嵌入している移動ピンが該ガイド溝の周方向部分に移動するので、後は、そのまま、雄部材側に装着されている確認部材の弾性脚を感知片と一緒に引き抜けば、これにより、雄部材と雌部材との連結が正常に完了したことが明瞭に確認できる。従って、従来の如く、連結状態を再確認する必要がなくなることは言うまでもないが、連結不完了のまま次工程に搬送されることもない。
請求項2記載の発明にあっては、確認部材の弾性脚の曲率が雄部材の円筒状本体のそれよりも一部において小さくなっているので、弾性脚と円筒状本体間に隙間が生じて、確認部材の弾性脚の円筒状本体に対する移動が円滑となる。請求項3記載の発明にあっては、雄部材のストッパー突起が一対の弾性脚の連接部中央と当接するので、確認部材の各弾性脚が撓み易くなると共に、左右で均一な撓みが得られることとなる。
請求項4記載の発明にあっては、雄部材のストッパー突起がテーパー面を有するので、このテーパー面を利用して、確認部材を雄部材の円筒状本体側に装着することが容易となる。請求項5記載の発明にあっては、雄部材は確認部材の感知片が径方向に拡開することを防止する突起板を有するので、例え、一方の感知片が外れても、残りのもう一方の感知片が外れることを防止できる。
請求項6記載の発明にあっては、雄部材の突壁に設けられた係合壁のテーパー部の存在により、確認部材を引き抜く時に、確認部材の感知片が係合部から抜け外れ易くなり、又、同係合壁の平坦部の存在により、例え、確認部材の感知片に外力が加わり、移動ピンがガイド溝の軸方向部分から外れても、感知片と係合壁との係合状態を保持して、確認部材が周方向に外れることを防止できる。請求項7記載の発明にあっては、ガイド溝の軸方向部分に段差部が形成されているので、確認部材に外力が加わっても、移動ピンがガイド溝の軸方向部分から周方向部分に移動しにくい。
請求項8記載の発明にあっては、環状の突壁の外周部にカット面が形成されているので、雌部材側に何らの加工を施さなくても、雌部材の円筒状本体の開口縁でカット面から雌部材方向に延びる確認部材の感知片をその後退移動方向に確実に押圧することができる。請求項9記載の発明にあっては、雌部材の円筒状本体の開口縁側に感知片を押圧する突部を形成したので、雄部材側にカット面等の加工を施さなくとも、雌部材の突部で雌部材方向に延びる確認部材の感知片をその後退移動方向に確実に押圧することができる。
本発明は、管継手自体を雄部材と雌部材と確認部材の3部品から構成して、確認部材をその一対の弾性脚を介して雄部材側に装着する状態を得て、雄部材と雌部材とを連結すると、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、雌部材の円筒状本体の開口縁で上記突壁から雌部材方向に突出する感知片の作動端を押圧して、雄部材のガイド溝の軸方向部分に嵌入している移動ピンを該ガイド溝の周方向部分に移動させることにより、確認部材の引き抜きを可能として、雄部材と雌部材との連結が正常に完了したことを明瞭に確認せんとするものである。
以下、本発明を図示する各好適な実施例に基づいて詳述すれば、第一実施例に係る管継手は、従来のものと異なり、図1に示す如く、チューブやパイプなどを接続する雄部材1と雌部材21に加えて、当該雄部材1と雌部材21との連結完了を確認する確認部材31の3部品から成るものであるが、特に、雌部材21に関しては、自動車エンジンのラジェータ側に直付けされる構造となっている。
そこで、まず、雄部材1側から説明すると、該雄部材1は、合成樹脂の一体成形品で、図2・図3にも示す如く、その円筒状本体2の先端部外周に変形可能な楕円状の環状体3を2本の支持腕4を介して一体に連設して、該環状体3の各支持腕4の延長線上で対向する内周面に、後述する雌部材21の鍔部23に係止する一対の係止突起5を形成すると共に、当該各係止突起5が形成されていない90°ずれた対向する部位の外周面に複数の突条6を形成し、且つ、円筒状本体2の後端部にチューブやパイプなどを接続するスリーブ7を連続して形成する構成となっている。尚、図中、8は円筒状本体2の先端部外周側に嵌着されるシール用のOリングである。
又、円筒状本体2の中間部には、連結完了時に、後述する雌部材21の円筒状本体22の開口縁を衝突する環状の突壁9を外方に向かって突設して、該環状の突壁9の対向する部分から上記した各支持腕4の基部を一体に立ち上げる一方、当該各支持腕4の基部の後端面側に後述する確認部材31の弾性脚33を円筒状本体2の外周面とで挾持して感知片35の径方向への拡開を防止する一対の突起板10を設けると共に、突壁9の各支持腕4の基部と連接する一側部に後述する確認部材31の感知片35と係合する係合壁11を設ける構成となっているが、この突壁9側に設けられる係合壁11は、その先端側に平坦部11aを後端側にテーパー部11bを有するものである。
これに加えて、上記各係合壁11が存在する突壁9の外周部に、突壁9の高さを減じる一対のカット面12を係合壁11の下縁まで連続して形成すると共に、突壁9の後方外周面に後述する感知片35側の移動ピン36の移動を案内する軸方向部分13aと周方向部分13bを連続して有するL字状のガイド溝13を設け、且つ、2本の支持腕4を避けた突壁9の後方中間位置に、確認部材31の弾性脚33の連接部中央に当接して確認部材31の後方への位置を規制する1個のストッパー突起14を設ける構成となっている。
尚、上記したガイド溝13の軸方向部分13aの上側縁には、直線縁15aと傾斜縁15bとからなる段差部15を形成して、雄部材1に対する確認部材31の装着時には、感知片35の移動ピン36を軸方向部分13aの直線縁15aに係止させるものとする。又、上記したストッパー突起14の突壁9の反対方向にテーパー面14aを形成して、雄部材1に対する確認部材31の装着時には、当該テーパー面14aを利用して、突壁9とストッパー突起14の間に確認部材31の弾性脚33を介入させるものとする。従って、これにより、確認部材31は、突壁9によりその前方への位置が規制され、ストッパー突起14によりその後方への位置が規制されることとなる。
次に、雌部材21は、同様に、合成樹脂の一体成形品で、図4にも示す如く、その円筒状本体22の先端部外周面に、テーパーガイド面23aとストッパー面23bを有する環状の鍔部23を外方に向かって突設すると共に、円筒状本体22の後端部にラジェータに対する固定用の拡大フランジ部24を形成する構成となっている。尚、第一実施例では、既述した如く、雌部材21を自動車エンジンのラジェータに直付けすることを前提とする関係で、後端部側に拡大フランジ部24を形成したものであるが、チューブやパイプなどを接続する場合には、雄部材1と同様に、接続用のスリーブを形成すれば良い。
最後に、確認部材31は、やはり、合成樹脂の一体成形品で、リング状の把手32と該把手32から首部34を介して下方に延びる湾曲状を呈する一対の弾性脚33とを備え、特に、後者の弾性脚33は、雄部材1の円筒状本体2の外周に跨いで弾性的に装着されるものであるが、当該各弾性脚33の湾曲部の曲率を雄部材1の円筒状本体2の曲率よりも小さく設定して、円筒状本体2に装着した場合には、各弾性脚33の湾曲する内周面と円筒状本体2の外周面間に隙間を生じさせて、確認部材31の弾性脚33の円筒状本体2に対する移動を円滑となすように構成されている。
又、当該一対の弾性脚33の各先端部には、雄部材1に対する装着状態において、上記した突壁9のカット面12を通って雌部材21方向に直角に折曲して延びる感知片35を一体に延設すると共に、該各感知片35の折曲域又はその近傍の裏面に雄部材1方向に突出して上記雄部材1のガイド溝13内に嵌入する移動ピン36を突設して、該各移動ピン36を雄部材1のガイド溝13のL字状を呈する軸方向部分13aと周方向部分13b内を移動させる構成となっている。
依って、第一実施例の下で、自動車エンジンのラジェータ(図示せず)側にその拡大フランジ部24を介して直付けされた雌部材21と、チューブやパイプ(図示せず)などをそのスリーブ7に接続した雄部材1とを連結する場合には、まず、連結作業に先立って、雄部材1の円筒状本体2側に確認部材31を装着することとなるが、この場合には、確認部材31の各弾性脚33を拡開しながら、上記した感知片35側の移動ピン36をガイド溝13の周方向部分13b内に嵌入しながら押し込んでいくと、図5に示す如く、ストッパー突起14の後方側において、確認部材31が雄部材1の円筒状本体2に跨った状態をもって仮装着されることとなる。
そこで、今度は、図6に示す如く、確認部材31の把手32に指を入れて、一対の弾性脚33の連接部中央側を強制的にストッパー突起14のテーパー面14aを利用して突壁9とストッパー突起14間に移行させようとすると、各弾性脚33と円筒状本体2間に生じる隙間によって、各弾性脚33が容易に撓んで、上記弾性脚33の連接部側の移行が促されるので、これにより、移動ピン36のガイド溝13の軸方向部分13aに対する移動を得て、感知片35側も突壁9方向に変位する。
すると、感知片35の変位に伴い、各弾性脚33の撓みを得て、移動ピン36が軸方向部分13aの段差部15を構成する傾斜縁15bに当接することとなるが、この時には、当該傾斜縁15bの上がり傾斜形状に促されて、移動ピン36が段差部15の直線縁15a側に自動的に係止するので、これにより、図7・図8に示す如く、各感知片35の上側縁が係合壁11に係合すると同時に、感知片35の作動端35aがカット面12を通って雌部材21方向に突出すると共に、各弾性脚33は突起板10と円筒状本体2間で挾持されて、雄部材1の径方向に拡開することが防止されるので、斯かる状態では、不測の外力が加わっても、確認部材31自体が雄部材1から抜け外れる心配がない。この為、確認部材31を装着したまま、雄部材1を輸送するとしても、両部材1・31がバラバラとなったりガタツク心配がない。又、この確認部材31の本装着状態にあっては、移動ピン36がガイド溝13の軸方向部分13aの直線縁15aに係止しているので、この点からも、不測の外力で、確認部材31が雄部材1から抜け外れることを有効に防止できる。更に、感知片35は係合壁11の平坦部11aにも係合することとなるので、やはり、確認部材31が雄部材1から抜け外れることを有効に防止できる。
そして、斯かる本装着状態を得た後は、雌部材21の円筒状本体22内に雄部材1の円筒状本体2を挿入すると、雌部材21の鍔部23に対して、雄部材1の環状体3の内周面に形成されている一対の係止突起5がそのテーパーガイド面23aを案内として乗り上げて、環状体3が逆楕円状に変形するが、係止突起5が鍔部23の稜線を越えて更に押し込まれると、環状体3が原形に復帰して、今度は、各係止突起5を鍔部23のストッパー面23bに係止させることとなるので、これにより、図9に示す如く、雄部材1と雌部材21とがワンタッチで連結されることとなる。
又、この場合には、上記係止突起5のストッパー面23bに対する係止と同時に、雌部材21の円筒状本体2の開口縁が雄部材1の突壁9の前側面に衝突して、その連結が完了することとなる訳であるが、この過程では、図10に示す如く、雌部材21の円筒状本体22の開口縁で、係合壁11に係合しながらカット面12から雌部材21方向に突出する感知片35をその作動端35aを介して押圧しながら後退移動させるので、これに伴い、弾性脚33の撓みを得て、移動ピン36はガイド溝13の軸方向部分13aの直線縁15aから傾斜縁15bを通って周方向部分13b内に移動するので、後は、図11に示す如く、確認部材31の把手32に指を入れて、確認部材31をストッパー突起14から外しながら、確認部材31自体を雄部材1の外周から引き抜けば、斯かる作業によって、作業者は、雄部材1と雌部材21との連結が正常に完了したことを明瞭に確認することが可能となる。従って、従来と比較すると、これにより、確実・明確な連結作業が初めて保障される訳である。
尚、確認部材31を雄部材1から引き抜く時には、感知片35の後退移動で、雄部材1の係合壁11の平坦部11aに係合していた感知片35の作動端35aが該係合壁11のテーパー部11bに案内されながら引き抜かれることとなるので、係合壁11の存在が確認部材31の引き抜きに支障を来たす恐れはない。
更に、雌部材21の円筒状本体22内に雄部材1の円筒状本体2を誤って傾かせて挿入した場合に、仮に、雌部材21の円筒状本体22の開口縁で先に雄部材1の突壁9と衝突する部位によって、一方の感知片35が後退移動させられて外れたとしても、他方の感知片35を延設する弾性脚33は、突起板10と円筒状本体2により挾持されているので、これだけでは、確認部材31自体を雄部材1の外周から引き抜くことはできない。従って、作業者にとっては、確認部材31の引き抜きができないことで、雄部材1と雌部材21の連結が完了していないことが明確になるので、再度、連結作業をやり直すこととなる。
又、連結後に、雄部材1と雌部材21の連結状態を解除する必要が生じたような場合には、確認部材31が既に雄部材1から引き抜かれているので、従来と同様に、環状体3の係止突起5が形成されていない90°ずれた部位をその突条6を利用して押圧すると、環状体3が再び逆楕円状に変形して、各係止突起5が雌部材21の鍔部23のストッパー面23bから外れるので、雄部材1と雌部材21との連結状態を即座に解除することも可能となる。
次に、第二実施例に係る管継手を説明すると、上記した第一実施例では、雄部材1の突壁9側に突壁9の高さを減じるカット面12を形成して、当該カット面12から突出する感知片35をその作動端35aを介して雌部材21の円筒状本体2の開口縁で押圧する構成を採用したものであるが、この第二実施例は、図12に示す如く、突壁9の外周にカット面12を形成せずに、突壁9の外周から感知片35をそのまま突出させて、雌部材21の円筒状本体22の開口縁外周に環状の突部25を形成する構成となしたものである。従って、この環状の突部25によっても、感知片35を後退移動させることができるので、確認部材31を雄部材1の円筒状本体2の外周から引き抜くことが可能となる。尚、その他の構成・作用効果は、第一実施例と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
本発明に係る管継手は、新たな確認部材を積極的に使用することにより、雄部材と雌部材との連結完了が正常に行われたことを一目瞭然に確認することができるので、特に、チューブやパイプなどを接続するような場合には、頗る好都合なものとなる。
本発明の第一実施例に係る管継手を分解して示す斜視図である。 雄部材を示す図1のA−A線断面図である。 雄部材の特徴構造を示す要部拡大斜視図である。 雌部材を示す図1のB−B線断面図である。 確認部材の雄部材に対する仮装着状態を示す斜視図である。 確認部材の本装着状態に移行する作業を示す斜視図である。 確認部材の雄部材に対する本装着状態を示す斜視図である。 図7のC−C線断面図である。 雄部材と雌部材とを連結した状態を示す断面図である。 雌部材の円筒状本体の開口縁で確認部材の感知片を後退移動させた状態を示す斜視図である。 確認部材を雄部材から引き抜く状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施例に係る管継手を雄部材と雌部材の連結過程で示す要部底面図である。
符号の説明
1 雄部材
2 円筒状本体
3 環状体
4 支持腕
5 係止突起
6 突条
7 スリーブ
8 Oリング
9 突壁
10 突起板
11 係合壁
11a 平坦部
11b テーパー部
12 カット面
13 ガイド溝
13a 軸方向部分
13b 周方向部分
14 ストッパー突起
14a テーパー面
15 段差部
15a 直線縁
15b 傾斜縁
21 雌部材
22 円筒状本体
23 鍔部
23a テーパーガイド面
23b ストッパー面
24 拡大フランジ部
25 突部
31 確認部材
32 把手
33 弾性脚
34 首部
35 感知片
35a 作動端
36 移動ピン

Claims (9)

  1. 雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の円筒状本体に設けられた突壁に衝突することにより、雄部材と雌部材の連結が完了する管継手であって、上記確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びて上記雌部材の円筒状本体の開口縁と雄部材の突壁とが衝突することを感知する感知片を一体に連設すると共に、該感知片の折曲域又はその近傍の裏面に雄部材方向に突出する移動ピンを形成し、雄部材は、上記移動ピンの移動を案内する軸方向部分と周方向部分を連続して有するL字状のガイド溝を設けると共に、上記感知片のみ反雌部材方向への移動を許容しながら確認部材自体反雌部材方向への移動を規制するストッパー突起を設けて、上記弾性脚の各感知片をその作動端が上記突壁から雌部材方向に突出する状態をもって、上記ガイド溝の軸方向部分に移動ピンを反雌部材方向へ移動可能に嵌入したことを特徴とする管継手。
  2. 確認部材の各弾性脚の曲率を雄部材の円筒状本体の該各弾性脚が装着される部分の曲率よりも一部において小さくしたことを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 雄部材のストッパー突起は、一対の弾性脚の連接部中央と当接することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の管継手。
  4. 雄部材のストッパー突起は、突壁と反対方向にテーパー面を有することを特徴とする請求項3記載の管継手。
  5. 雄部材は、その円筒状本体に該円筒状本体の外周面と軸方向に平行して確認部材の感知片が径方向に拡開することを防止する一対の突起板を設けて、該突起板と雄部材の円筒状本体の外周面とで確認部材の弾性脚を挾持することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の管継手。
  6. 雄部材の突壁は、その外周部に確認部材の各感知片の上面を係合する係合壁を設けて、該係合壁は、感知片の上面を当接する平坦部と感知片の移動ピンを案内するテーパー部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の管継手。
  7. 雄部材のガイド溝が有する軸方向部分の上側縁には、直線縁と傾斜縁とからなる段差部が形成されて、当該段差部で、感知片の移動ピンがガイド溝の軸方向部分から周方向部分へ移動することを規制することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の管継手。
  8. 確認部材の雌部材方向への移動を規制する雄部材の突壁は環形状を呈し、その外周部の感知片と対応する部分に一対のカット面を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の管継手。
  9. 雌部材の円筒状本体の開口縁側に、確認部材の各感知片を反雌部材方向に押圧する突部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の管継手。
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