JP4713094B2 - 管継手 - Google Patents

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本発明は、チューブやパイプなどを接続するために使用される管継手に関するものである。
従来のこの種管継手は、具体的には図示しないが、上記したチューブやパイプなどを接続する雄部材と雌部材の2部品から成り、前者の雄部材は、その円筒状本体の先端部外周に楕円状の環状体を2本の支持腕を介して一体に連設して、該環状体の各支持腕の延長線上で対向する内周面に一対の係止突起を形成し、後者の雌部材は、その円筒状本体の先端部外周面に上記一対の係止突起を係止する環状の鍔部を形成する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際に、チューブやパイプなどを接続するために、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入すると、雄部材の環状体の内周面に形成されている一対の係止突起が雌部材の鍔部に係止するので、これにより、雄部材と雌部材とが連結され、逆に、両部材の連結状態を解除する場合には、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が逆楕円状に変形して、各係止突起が鍔部から外れるので、これにより、雄部材と雌部材との連結が解除される。
特開2000−249275号公報
従って、従来の管継手の下では、差込方式を採用している関係で、雄部材と雌部材とをワンタッチで連結できる利点を有するものではあるが、反面、この雄部材と雌部材の連結が完了したことを確認する手段が全く存在していないので、作業員は、連結の都度、その連結完了を再確認する作業などが余儀なくされて、連結作業がいやが上にも煩雑となる嫌いがあった。
本発明は、斯かる従来の管継手が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、差し込み方式の雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びてその折曲延長部に作動端を有する感知片を一体に延設し、該各感知片は、その内面側が雌部材に向かって広がるテーパー面となっており、雄部材は、その円筒状本体に雌部材の円筒状本体の開口縁を衝突する突壁を設けて、当該突壁の対向する部分に上記弾性脚の各感知片を係入する一対の凹溝を形成する一方、この突壁の各凹溝及びその近傍に、上記確認部材の弾性脚又は感知片の前面を当接する第1規制面と、同後面を当接する第2規制面と、同上面を当接する第3規制面を設けて、当該突壁の凹溝内に弾性脚の各感知片を上記各面が対応する規制面に当接しながら係入させると共に、上記雌雄部材の差し込みにより、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、上記雌部材の円筒状本体の開口縁が上記凹溝内に係入している感知片の上記内面側のテーパー面にその作動端側から摺接して、感知片を上記弾性脚の撓みを得て外方に拡開させることにより、該感知片を当該凹溝から外れさせることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、差し込み方式の雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びてその折曲延長部に作動端を有する感知片を一体に延設し、雄部材は、その円筒状本体に雌部材の円筒状本体の開口縁を衝突する突壁を設けて、当該突壁の対向する部分に上記弾性脚の各感知片を係入する一対の凹溝を形成する一方、この突壁の各凹溝及びその近傍に、上記確認部材の弾性脚又は感知片の前面を当接する第1規制面と、同後面を当接する第2規制面と、同上面を当接する第3規制面を設けて、当該突壁の凹溝内に弾性脚の各感知片を上記各面が対応する規制面に当接しながら係入させると共に、雌部材の円筒状本体の開口縁側に上記確認部材の弾性脚に延設された各感知片を外方に拡開するテーパー面を形成し、上記雌雄部材の差し込みにより、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、上記雌部材の円筒状本体の開口縁側に形成されたテーパー面が上記凹溝内に係入している感知片の内面にその作動端側から摺接して、感知片を上記弾性脚の撓みを得て外方に拡開させることにより、該感知片を当該凹溝から外れさせることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、確認部材の湾曲状を呈する弾性脚は、先端部の感知片を除くその周方向の肉厚がその巾方向の寸法に比べて薄いことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項を前提として、雄部材の凹溝が形成されている突壁の外周部分にカット面を付与したことを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあって、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入して、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突することにより、両部材の連結が完了することとなるが、この時には、雄部材の突壁に形成された凹溝内に係入する確認部材の感知片が、弾性脚の撓みを伴って、雌部材の円筒状本体の開口縁で外方に拡開されて、対応する凹溝から外れるので、後は、そのまま、雄部材側に装着されている確認部材の弾性脚を感知片と一緒に引き抜けば、これにより、雄部材と雌部材との連結が正常に完了したことが明瞭に確認できる。従って、従来の如く、連結状態を再確認する必要がなくなることは言うまでもないが、連結不完了のまま次工程に搬送されることもない。又、確認部材の感知片の内面側がテーパー面となっているので、感知片の外方への拡開が頗る容易となる。
請求項2記載の発明にあっては、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入して、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突することにより、両部材の連結が完了することとなるが、この時には、雄部材の突壁に形成された凹溝内に係入する確認部材の感知片が、弾性脚の撓みを伴って、雌部材の円筒状本体の開口縁で外方に拡開されて、対応する凹溝から外れるので、後は、そのまま、雄部材側に装着されている確認部材の弾性脚を感知片と一緒に引き抜けば、これにより、雄部材と雌部材との連結が正常に完了したことが明瞭に確認できる。従って、従来の如く、連結状態を再確認する必要がなくなることは言うまでもないが、連結不完了のまま次工程に搬送されることもない。又、雌部材の円筒状本体の開口縁側がテーパー面となっているので、やはり、感知片の外方への拡開が頗る容易となる。請求項3記載の発明にあっては、確認部材の弾性脚が薄肉となっているので、感知片を伴った弾性脚の十分な撓みが得られる。請求項4記載の発明にあっては、雄部材の凹溝が形成された突壁の外周部分にカット面が積極的に付与されているので、雄部材に対する確認部材の装脱が容易となると共に、感知片の外方への拡開量が少なくとも、感知片を突壁の凹溝から簡単に外すことが可能となる。

本発明は、管継手自体を雄部材と雌部材と確認部材の3部品から構成して、確認部材をその一対の弾性脚を介して雄部材側に装着する状態を得て、雄部材と雌部材とを連結すると、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、雌部材の円筒状本体の開口縁で上記突壁に形成されている凹溝内に係入する感知片を外方に拡開して、凹溝から外れさせることにより、雄部材と雌部材との連結が正常に完了したことを明瞭に確認せんとするものである。
以下、本発明を図示する各好適な実施例に基づいて詳述すれば、第一実施例に係る管継手は、従来のものと異なり、図1に示す如く、チューブやパイプなどを接続する雄部材1と雌部材21に加えて、当該雄部材1と雌部材21の連結完了を確認する確認部材31の3部品から成るものであるが、特に、雌部材21に関しては、自動車エンジンのラジェータ側に直付けされる構造となっている。
そこで、まず、雄部材1側から説明すると、該雄部材1は、合成樹脂の一体成形品で、図2にも示す如く、その円筒状本体2の先端部外周に変形可能な楕円状の環状体3を2本の支持腕4を介して一体に連設して、該環状体3の各支持腕4の延長線上で対向する内周面に、後述する雌部材21の鍔部23に係止する一対の係止突起5を形成すると共に、当該各係止突起5が形成されていない90°ずれた対向する部位の外周面に複数の突条6を形成し、且つ、円筒状本体2の後端部にチューブやパイプなどを接続するスリーブ7を連続して形成する構成となっている。尚、図中、8は円筒状本体2の先端部外周側に嵌着されるシール用のOリングである。
又、円筒状本体2の中間部には、連結完了時に、後述する雌部材21の円筒状本体22の開口縁を衝突する環状の突壁9を外方に向かって突設して、該突壁9の各支持腕4を避けた中間位置で対向する部分に、後述する確認部材31の感知片35を係入する後面が開放された一対の凹溝10を形成すると共に、該各凹溝10が形成された外周部位に突壁9の高さを減じるカット面11を付与する一方、各凹溝10の開放口から続く近傍にストッパー壁12を個々に立設して、上記各凹溝10の内部を画成する先端内面を後述する感知片35の前面37を当接する第1規制面13となし、各凹溝10の内部を画成する上端内面を感知片35の上面39を当接する第3規制面15となし、各凹溝10の内部を画成する下端内面を感知片35の下面40を当接する第4規制面16となすと共に、上記ストッパー壁12の先端前面を感知片35の後面38を当接する第2規制面14となす構成となっている。
従って、環状の突壁9とストッパー壁12間には、後述する確認部材31の弾性脚33を装着する装着空間17が画成されることとなり、上記した一対の支持腕4は、凹溝10から90°ずれた位置でその基端部が環状の突壁9から連接状態をもって立ちあがることとなる。
次に、雌部材21は、合成樹脂の一体成形品で、図3にも示す如く、その円筒状本体22の先端部外周面にテーパーガイド面23aとストッパー面23bを有する環状の鍔部23を外方に向かって突設すると共に、円筒状本体2の後端部にラジェータに対する固定用の拡大フランジ部24を形成する構成となっている。尚、第一実施例では、自動車エンジンのラジェータに直付けすることを前提とする関係で、後端部側に拡大フランジ部24を形成したものであるが、チューブやパイプなどを接続する場合には、雄部材1と同様に、接続用のスリーブを形成すれば良い。
最後に、確認部材31も、合成樹脂の一体成形品で、リング状の把手32と該把手32から首部34を介して下方に延びる湾曲状を呈する一対の弾性脚33とを備え、特に、弾性脚33は、雄部材1の円筒状本体2の外周に跨いで弾性的に装着されるもので、その巾寸法は上記突壁9とストッパー壁12間に画成される装着空間17の巾と等しいが、その肉厚は全体を撓み易くするために薄肉となっている。
又、当該一対の弾性脚33の各先端部には、雄部材1に対する装着状態において、雌部材21方向に直角に折曲して延びる感知片35を一体に延設するものであるが、この各感知片35は、図4にも示す如く、矩形ブロックを呈する基部35aと内面側に雌部材21方向に向かって広がるテーパー面36を有する作動部35bとから成り、矩形ブロック状基部35aは、上記雄部材1の突壁9に形成された凹溝10内とストッパー壁12間に係入される大きさに成形されて、当該係入時には、その前面37は上記した凹溝10の第1規制面13に当接し、その後面38はストッパー壁12の第2規制面14に当接し、その上面39は凹溝10の第3規制面15に当接し、その下面40は凹溝10の第4規制面16に当接することにより、対応する凹溝10側に抜け外れ可能に確実に係入され、テーパー面36を有する作動部35bは、矩形ブロック状基部35aの係入状態において、雄部材1の突壁9からカット面11を通って雌部材21方向に突出する構成となっている。
依って、第一実施例の下で、自動車エンジンのラジェータ(図示せず)側にその拡大フランジ部24を介して直付けされた雌部材21と、チューブやパイプ(図示せず)などをそのスリーブ7に接続した雄部材1とを連結する場合には、まず、連結作業に先立って、雄部材1の円筒状本体2側に確認部材31を装着することとなるが、この場合には、確認部材31の各弾性脚33を拡開しながら突壁9とストッパー壁12の間に画成される装着空間17内に押し込んでいくと、一対の弾性脚33の先端部に延設されている各感知片35の矩形ブロック状基部35aが突壁9の外周面に案内されながら移動して、カット面11に導かれた後、図5・図6に示す如く、突壁9に形成されている凹溝10内に自動的に臨みながら係入することとなる。
尚、この係入状態にあっては、各矩形ブロック状基部35aの前面37が凹溝10の第1規制面13に当接し、同後面38がストッパー壁12の第2規制面14に当接し、同上面39が凹溝10の第3規制面15に当接し、且つ、同下面40が凹溝10の第4規制面16に当接して、感知片35が確実に係止されるので、斯かる状態では、不測の外力が加わっても、確認部材31自体が雄部材1から抜け外れる心配がない。従って、確認部材31を装着したまま雄部材1を輸送するとしても、両部材1・31がバラバラとなったりガタツク心配がない。又、テーパー面36を有する作動部35bは、直角に曲がって突壁9から雌部材21方向に突出することとなる。
そこで、斯かる装着状態を得た後は、雌部材21の円筒状本体22内に雄部材1の円筒状本体2を挿入すると、雌部材21の鍔部23に対して、雄部材1の環状体3の内周面に形成されている一対の係止突起5がそのテーパーガイド面23aを案内として乗り上げて、環状体3が逆楕円状に変形するが、係止突起5が鍔部23の稜線を越えて更に押し込まれると、環状体3が原形に復帰して、今度は、各係止突起5を鍔部23のストッパー面23bに係止させることとなるので、これにより、図7に示す如く、雄部材1と雌部材21とがワンタッチで連結されることとなる。
尚、この場合には、係止突起5のストッパー面23bに対する係止と同時に、雌部材21の円筒状本体22の開口縁が雄部材1の突壁9の前側面に衝突して、その連結が完了することとなる訳であるが、この過程では、図8に示す如く、確認部材31の雌部材21方向に突出する感知片35の内側テーパー面36に雌部材21の円筒状本体22の開口縁が摺接して、弾性脚33の撓みを得て、一対の感知片35が徐々に外方へ拡開して、各感知片35の矩形ブロック状基部35aの底面が対応する凹溝10の溝高さよりも外側に拡開するので、後は、確認部材31の把手32に指を入れて、確認部材31自体を雄部材1の外周から図7の矢印方向に引き抜けば、斯かる作業によって、作業者は、雄部材1と雌部材21との連結が正常に完了したことを明瞭に確認することが可能となる。従って、従来と比較すると、確実・明確な連結作業が保障される訳である。
尚、各感知片35の雌部材21による拡開は、感知片35の後面38がストッパー壁12の第2規制面14に当接していることにより促される訳であるが、ストッパー壁12自体は、装着空間17の後側に位置しているので、弾性脚33の引き抜きの邪魔となることはない。
しかも、感知片35の矩形ブロック状基部35aを対応する凹溝10の溝高さよりも外側に拡開する時には、凹溝10を含む突壁9の外周部分にカット面11が付与されているので、この分、凹溝10の溝高さが低くなるので、感知片35の拡開量も少なくて済む。又、既述した如く、感知片35を延設する弾性脚33は、その肉厚が薄くなっているので、これによっても、感知片35の拡開が助長されることとなる。但し、弾性脚33の巾寸法は肉厚に比べてかなり巾広であるので、軸方向には撓みにくい。
更に、雌部材21の円筒状本体22内に雄部材1の円筒状本体2を誤って傾かせて挿入した場合に、仮に、雌部材21の円筒状本体22の開口縁で先に雄部材1の突壁9と衝突する部位によって、一方の感知片35が凹溝10から外れたとしても、他方の感知片35は未だ対応する凹溝10内にしっかりと係止しているので、これだけでは、確認部材31自体を雄部材1の外周から引き抜くことができない。従って、作業者にとっては、確認部材31の引き抜きができないことで、雄部材1と雌部材21の連結が完了していないことが明確となるので、再度、連結作業をやり直すこととなる。
又、連結後に、雄部材1と雌部材21の連結状態を解除する必要が生じたような場合には、確認部材31は既に雄部材1から引き抜かれているので、従来と同様に、環状体3の係止突起5が形成されていない90°ずれた対向する部位をその突条6を利用して押圧すると、環状体3が再び逆楕円状に変形して、各係止突起5が雌部材21の鍔部23のストッパー面23bから外れるので、雄部材1と雌部材21の連結状態を即座に解除することも可能となる。
次に、第二実施例に係る管継手を説明すると、上記した第一実施例は、感知片35の内面側にテーパー面36を付与して、当該テーパー面36に雌部材21の円筒状本体22の開口縁を摺接させることにより、感知片35を外方に拡開する構成を採用したものであるが、第二実施例は、図9に示す如く、感知片35の先端部はそのままの形状となして、雌部材21の円筒状本体22の開口縁外周に環状のテーパー面25を付与する構成となしたものである。従って、これによっても、感知片35を凹溝10の溝高さよりも外側に拡開することができるので、確認部材31を雄部材1の円筒状本体2の外周から引き抜くことが可能となる。尚、その他の構成・作用効果は、第一実施例と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
本発明に係る管継手は、新たな確認部材を積極的に使用することにより、雄部材と雌部材との連結完了が正常に行われたことを一目瞭然に確認することができるので、特に、チューブやパイプなどを接続するような場合には、頗る好都合なものとなる。
本発明の第一実施例に係る管継手を分解して示す斜視図である。 (A)は雄部材を示す図1のA−A線断面図、(B)は同図1のB−B線断面図である。 雌部材を示す図1のC−C線断面図である。 (A)は確認部材の感知片側の構造を示す要部拡大斜視図、(B)は図4AのD−D線断面図である。 雄部材に確認部材を装着した状態を示す斜視図である。 図5のE−E線断面図である。 雄部材と雌部材とを連結した状態を示す断面図である。 雌部材の円筒状本体の開口縁で確認部材の感知片を外方に拡開した状態を示す断面図である。 本発明の第二実施例に係る管継手を雄部材と雌部材の連結過程で示す要部平面図である。
符号の説明
1 雄部材
2 円筒状本体
3 環状体
4 支持腕
5 係止突起
6 突条
7 スリーブ
8 Oリング
9 突壁
10 凹溝
11 カット面
12 ストッパー壁
13 第1規制面
14 第2規制面
15 第3規制面
16 第4規制面
17 装着空間
21 雌部材
22 円筒状本体
23 鍔部
23a テーパーガイド面
23b ストッパー面
24 拡大フランジ部
25 テーパー面
31 確認部材
32 把手
33 弾性脚
34 首部
35 感知片
35a 基部
35b 作動部
36 テーパー面
37 前面
38 後面
39 上面
40 下面

Claims (4)

  1. 差し込み方式の雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びてその折曲延長部に作動端を有する感知片を一体に延設し、該各感知片は、その内面側が雌部材に向かって広がるテーパー面となっており、雄部材は、その円筒状本体に雌部材の円筒状本体の開口縁を衝突する突壁を設けて、当該突壁の対向する部分に上記弾性脚の各感知片を係入する一対の凹溝を形成する一方、この突壁の各凹溝及びその近傍に、上記確認部材の弾性脚又は感知片の前面を当接する第1規制面と、同後面を当接する第2規制面と、同上面を当接する第3規制面を設けて、当該突壁の凹溝内に弾性脚の各感知片を上記各面が対応する規制面に当接しながら係入させると共に、上記雌雄部材の差し込みにより、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、上記雌部材の円筒状本体の開口縁が上記凹溝内に係入している感知片の上記内面側のテーパー面にその作動端側から摺接して、感知片を上記弾性脚の撓みを得て外方に拡開させることにより、該感知片を当該凹溝から外れさせることを特徴とする管継手。
  2. 差し込み方式の雄部材と雌部材及び雄部材と雌部材の連結完了を確認する確認部材の3部品から成り、確認部材は、雄部材の円筒状本体を跨いで装着される湾曲状を呈する一対の弾性脚を備え、該各弾性脚の先端部に雌部材方向に折曲して延びてその折曲延長部に作動端を有する感知片を一体に延設し、雄部材は、その円筒状本体に雌部材の円筒状本体の開口縁を衝突する突壁を設けて、当該突壁の対向する部分に上記弾性脚の各感知片を係入する一対の凹溝を形成する一方、この突壁の各凹溝及びその近傍に、上記確認部材の弾性脚又は感知片の前面を当接する第1規制面と、同後面を当接する第2規制面と、同上面を当接する第3規制面を設けて、当該突壁の凹溝内に弾性脚の各感知片を上記各面が対応する規制面に当接しながら係入させると共に、雌部材の円筒状本体の開口縁側に上記確認部材の弾性脚に延設された各感知片を外方に拡開するテーパー面を形成し、上記雌雄部材の差し込みにより、雌部材の円筒状本体の開口縁が雄部材の突壁に衝突する過程で、上記雌部材の円筒状本体の開口縁側に形成されたテーパー面が上記凹溝内に係入している感知片の内面にその作動端側から摺接して、感知片を上記弾性脚の撓みを得て外方に拡開させることにより、該感知片を当該凹溝から外れさせることを特徴とする管継手。
  3. 確認部材の湾曲状を呈する弾性脚は、先端部の感知片を除くその周方向の肉厚がその巾方向の寸法に比べて薄いことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の管継手。
  4. 雄部材の凹溝が形成されている突壁の外周部分にカット面を付与したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の管継手。
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