JP4226129B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チューブやパイプを接続するための管継手の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種管継手として、例えば、特許第2749324号公報に示すものが存する。
該従来の管継手は、具体的には図示しないが、チューブやパイプを接続する雄部材と雌部材とから成り、雄部材に対しては、その円筒状本体の先端部外周面に環状の鍔部を形成して、当該鍔部の先端縁側にテーパーガイド面を設け、同後端縁側に雄部材の軸線方向に対して直角に延びるストッパー面を設ける構成となっている。
【0003】
又、雌部材に対しては、その円筒状本体の先端縁側に変形可能な環状体を2本の支持腕を介して一体に連設して、該環状体の各支持腕の延長線上に位置する対向する内周面に一対の係止突起を形成する構成となっている。
【0004】
依って、チューブやパイプを接続するために、雄部材と雌部材とを連結する場合には、雌部材の円筒状本体内に雄部材の円筒状本体を挿入すると、雄部材側の鍔部に雌部材側の環状体の内周面に形成されている一対の係止突起がそのテーパーガイド面を案内として乗り上げて、環状体が楕円状に変形するが、係止突起が鍔部の稜線を乗り越えて更に押し込まれると、環状体が原形に復帰して、今度は、係止突起が鍔部のストッパー面に係止することとなるので、これにより、雄部材と雌部材とがワンタッチで連結される。
【0005】
又、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が再び楕円状に変形して、係止突起が鍔部のストッパー面から外れるので、これにより、雄部材と雌部材の連結状態を解除することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の管継手にあっては、理屈の上では、雄部材と雌部材とを簡単に連結したり、その連結を必要に応じて解除できる利点を有するものであるが、特に、連結状態を解除する場合に、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が再び楕円状に変形して、係止突起が鍔部のストッパー面から外れる訳であるが、この時に、対向する部位を強く押し過ぎると、今度は、当該対向する部位が鍔部のストッパー面に引っ掛かって、雄部材と雌部材を容易に引き離すことができなくなってしまう大きな問題点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯かる従来の管継手の課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の外周面に環状の鍔部を形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、鍔部は、テーパーガイド面とストッパー面を有し、環状体は、その対向する内周面に一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、鍔部に上記係止突起がそのテーパーガイド面を案内として乗り上げて、当該係止突起が鍔部のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起を鍔部のストッパー面から外すことにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除される管継手において、少なくとも、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を、上記鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出させる構成を採用した。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位のみを、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出させる構成を採用した。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求項2を前提として、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位の外周面に軸線方向に延びる複数の突条を形成する構成を採用した。
【0010】
請求項4記載の発明は、雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の外周面に環状の鍔部を形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、鍔部は、テーパーガイド面とストッパー面を有し、環状体は、その対向する内周面に一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、鍔部に上記係止突起がそのテーパーガイド面を案内として乗り上げて、当該係止突起が鍔部のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起を鍔部のストッパー面から外すことにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除される管継手において、鍔部を形成した一方の本体の開口縁に、他方の本体に環状体を連設する支持腕の基部を係合する一対の切欠部を形成すると共に、当該切欠部から90゜ずれた鍔部のストッパー面の奥側外周面に環状体を当接する凸壁を設ける構成を採用した。
【0011】
請求項5記載の発明は、雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の対向する外周面に一対の凹溝をその軸線方向に沿って形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、各凹溝は、その途中にストッパー面を有して凹溝と直交するストッパー壁を有し、環状体は、その対向する内周面に上記凹溝内に係入する一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、凹溝のストッパー壁に係止突起が乗り上げて、当該係止突起がストッパー壁のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起がストッパー壁のストッパー面から外れることにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除される構成を採用した。
【0012】
依って、請求項1記載の発明にあって、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、少なくとも、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位が、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出しているので、例え、当該対向する部位を強く押圧したとしても、対向する部位は鍔部の稜線にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【0013】
請求項2記載の発明にあっては、やはり、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位のみが、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出しているので、例え、当該対向する部位を強く押圧したとしても、対向する部位は鍔部の稜線にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがなくなると共に、対向する部位のみが巾広となって、他の部位は相対的に巾狭となるので、環状体を変形させることが容易となる。請求項3記載の発明にあっては、突条の存在によって、環状体の正しい押圧個所が容易に確認できると共に、必要最小限度の押圧力で環状体を変形できるので、作業性が良好となり、且つ、指が環状体の周方向に沿って滑り落ちることを防止できる。
【0014】
請求項4記載の発明にあって、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、切欠部から90°ずれた鍔部のストッパー面の奥側外周面に凸壁が形成されているので、例え、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を強く押圧したとしても、当該対向する部位は凸壁にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【0015】
請求項5記載の発明にあって、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、一方の本体には環状体の係止突起を係入する一対の凹溝が形成されているだけなので、例え、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を強く押圧したとしても、当該対向する部位は一方の本体の外周面にぶつかるだけで、ストッパー壁のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する各好適な実施の形態に基づいて詳述する。
まず、第一実施の形態に係る管継手を説明すると、当該第一実施の形態のものも、図1に示す如く、チューブやパイプを接続する雄部材1と雌部材11の2部品とから成るものであるが、特に、雌部材11に関しては、自動車エンジンのラジエータ側に直付けされる構造となっている。
【0017】
そこで、雌部材11側から説明すると、図2にも示す如く、その円筒状本体12の先端部外周面にテーパーガイド面13aとストッパー面13bを有する環状の鍔部13を突出形成し、円筒状本体12の後端部側にラジエータに対する固定用のフランジ部14を形成する構成となっているが、上記テーパーガイド面13aは、鍔部13の稜線を境に先端縁方向に向かって存在し、ストッパー面13bは、同後端縁方向で雌部材11の軸線方向に対して直角に延びる状態に存在している。尚、自動車エンジンのラジエータに直付けすることを前提とする関係で、後端部側にフランジ部14を形成したものであるが、チューブやパイプを接続する場合には、後述する雄部材1と同様に、接続用のスリーブを形成すれば良い。
【0018】
又、雄部材1は、図3にも示す如く、その円筒状本体2の後端部側にチューブやパイプを接続するスリーブ3を形成すると共に、先端部外周に変形可能な楕円状の環状体4を対向する2本の支持腕5を介して一体に連設して、該環状体4の各支持腕5の延長線上の対向する内周面に一対の係止突起6を形成する一方、当該各係止突起6が形成されていない90°ずれた対向する部位に、雄部材1と雌部材11を連結した状態において、上記鍔部13の稜線を越えてテーパーガイド面13a側に張り出す張出壁7を形成し、且つ、当該張出壁7が形成された外周面に軸線方向に延びる複数の突条8を形成する構成となっている。
【0019】
依って、第一実施の形態の下で、自動車エンジンのラジエータ側に直付けされる雌部材11とチューブやパイプをそのスリーブ3に接続した雄部材1とを連結する場合には、雌部材11の円筒状本体12内に雄部材1の円筒状本体2を挿入すると、雌部材11側の鍔部13に雄部材1側の環状体4の内周面に形成されている一対の係止突起6がそのテーパーガイド面13aを案内として乗り上げて、環状体4が逆楕円状に変形するが、係止突起6が鍔部13の稜線を乗り越えて更に押し込まれると、環状体4が原形に復帰して、今度は、図4に示す如く、係止突起6が鍔部13のストッパー面13bに係止することとなるので、これにより、雄部材1と雌部材11とがワンタッチで連結されることとなる。
【0020】
又、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除する場合には、図5に示す如く、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体4が再び逆楕円状に変形して、係止突起6が鍔部13のストッパー面13bから外れるので、これにより、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除することが可能となるが、第一実施の形態にあっては、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた対向する部位には張出壁7が形成されているので、例え、当該対向する部位を強く押圧した場合でも、図6に示す如く、張出壁7が鍔部13の稜線にぶつかって、直角なストッパー面13bに引っ掛かることがないので、雄部材1と雌部材11とを容易に引き離すことが可能となる。
【0021】
その上、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた対向する部位の外周面には複数の突条8が形成されているので、当該突条8の存在によって、環状体4の正しい押圧個所の確認ができると共に、係止突起6を鍔部13のストッパー面13bから外すために、環状体4を逆楕円状に変形させる場合にも、必要最小限の力で足りるので、作業が容易となり、且つ、指が環状体4の周方向に滑り落ちることもない。しかも、環状体4は、張出壁7の存在する部位のみが巾広となって、他の部位は相対的に巾狭となっているので、この点からも、環状体4が変形し易くなって、作業性が良好となる。但し、環状体4の全巾を張出壁7の同様な巾広となすことも実施に応じ任意である。又、突条8に関しては、単なる直線状ではなく、図7に示す如く、軸線方向に格子状に延びる形状に形成することも可能であり、いずれにしても、押圧時に、指が滑らないものであれば良い。
【0022】
次に、第二実施の形態に係る管継手を説明すると、当該第二実施の形態のものも、基本的には、上記した第一実施の形態を前提とするものであるが、異なるところは、図8に示す如く、雌部材11の円筒状本体12の開口縁側に対して、雄部材1の円筒状本体2に環状体4を連設する各支持腕5の基部を係合する一対の切欠部15を対向して形成する一方、当該各切欠部15から90°ずれた鍔部13のストッパー面13bの奥側外周面に環状体4を当接する一対の凸壁16を設けて、当該一対の凸壁16と環状体4の係止突起6が形成されていない90°ずれた対向する部位とを一致させる構成となしたものである。この為、第二実施の形態では、第一実施の形態において必要とした環状体4の各張出壁7が不要となる。
【0023】
依って、第二実施の形態の下で、同じく、自動車エンジンのラジエータ側に直付けされる雌部材11とチューブやパイプをそのスリーブ3に接続した雄部材1とを連結する場合には、今度は、上記した各切欠部15内に支持腕5の基部を係合させながら、雌部材11の円筒状本体12内に雄部材1の円筒状本体2を位置決めして挿入すると、雌部材11側の鍔部13に雄部材1側の環状体4の内周面に形成されている一対の係止突起6がそのテーパーガイド面13aを案内として乗り上げて、環状体4が逆楕円状に変形するが、係止突起6が鍔部13の稜線を乗り越えて更に押し込まれると、環状体4が原形に復帰して、図4で示した状態と同様に、係止突起6が鍔部13のストッパー面13bに係止することとなるので、これにより、雄部材1と雌部材11とがワンタッチで連結されることとなる。但し、第二実施の形態にあっては、第一実施の形態と異なり、切欠部15と支持腕5の係合で、雄部材1と雌部材11とは回転不能に連結されることとなる。
【0024】
又、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除する場合には、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた対向する部位を複数の突条8を利用して押圧すると、図5で示した状態と同様に、環状体4が再び逆楕円状に変形して、係止突起6が鍔部13のストッパー面13bから外れるので、これにより、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除することが可能となるが、第二実施の形態にあっては、雌部材1の外周面に環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた部位と一致する凸壁16が設けられているので、例え、環状体4の対向する部位を強く押圧した場合でも、図9に示す如く、当該環状体4の対向する部位が凸壁16にぶつかって、直角なストッパー面13bに引っ掛かることがないので、やはり、雄部材1と雌部材11とを容易に引き離すことが可能となる。
【0025】
尚、第二実施の形態の変形例として、図10に示す如く、上記凸壁16を環状に形成して、環状体4の係止突起6が鍔部13のストッパー面13bに係止する個所のみを切欠しても、同様な作用効果が期待できることとなる。但し、この場合には、凸壁16の切欠部が位置規制作用を果たすこととなるので、切欠部15は無理に形成する必要はない。
【0026】
最後に、第三実施の形態に係る管継手を説明すると、当該第三実施の形態のものは、今までの第一・第二実施の形態とは異なり、雌部材11に関しては、図11に示す如く、その円筒状本体12の外周面に環状の鍔部13を形成するのに代えて、円筒状本体12の対向する外周面にその軸線方向に沿った一対の凹溝17を形成して、当該凹溝17の途中の奥側にストッパー面18aを有して円筒状本体12の外径と同径なストッパー壁18を凹溝17と直交する状態に設ける構成となしたものである。尚、雄部材1に関しては、第二実施の形態のものを使用するので、具体的な説明は省略する。
【0027】
依って、第三実施の形態の下で、自動車エンジンのラジエータ側に直付けされる雌部材11とチューブやパイプをそのスリーブ3に接続した雄部材1とを連結する場合には、上記した凹溝17内に環状体4の係止突起6を係入させながら、雌部材11の円筒状本体12内に雄部材1の円筒状本体2を位置決めして挿入すると、雌部材11側のストッパー壁18に雄部材1側の環状体4の内周面に形成されている一対の係止突起6が乗り上げて、環状体4が逆楕円状に変形するが、係止突起6がストッパー壁18を乗り越えて更に押し込まれると、環状体4が原形に復帰して、今度は、図12に示す如く、係止突起6がストッパー壁18のストッパー面18aに係止することとなるので、これにより、雄部材1と雌部材11とがワンタッチで連結されることとなる。
【0028】
又、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除する場合には、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた対向する部位を複数の突条8を利用して押圧すると、環状体4が再び逆楕円状に変形して、係止突起6がストッパー壁18のストッパー面18aから外れるので、これにより、雄部材1と雌部材11の連結状態を解除することが可能となるが、第三実施の形態にあっては、環状体4の係止突起6が形成されていない90゜ずれた部位と対応する雌部材11の円筒状本体12側には何も設けられていないので、例え、環状体4の対向する部位を強く押圧した場合でも、単に、図13に示す如く、当該対向する部位が雌部材11の円筒状本体12の外周面にぶつかるだけなので、同様に、雄部材1と雌部材11とを容易に引き離すことが可能となる。
【0029】
尚、以上説明した各実施の形態にあっては、雌部材11側に鍔部13又は凹溝17を形成し、雄部材1側に係止突起6を有する環状体4を連設したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、その精神に反しない限り、逆に、雌部材11側に係止突起6を有する環状体4を連設し、雄部材1側に鍔部13や凹溝17を形成することも実施に応じ任意である。
【0030】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、請求項1の下では、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、少なくとも、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位が、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出しているので、例え、当該対向する部位を強く押圧したとしても、対向する部位は鍔部の稜線にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【0031】
請求項2の下では、やはり、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位のみが、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出しているので、例え、当該対向する部位を強く押圧したとしても、対向する部位は鍔部の稜線にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがなくなると共に、対向する部位のみが巾広となって、他の部位は相対的に巾狭となるので、環状体を変形させることが容易となる。請求項3の下では、突条の存在によって、環状体の正しい押圧個所が容易に確認できると共に、必要最小限度の押圧力で環状体を変形できるので、作業性が良好となり、且つ、指が環状体の周方向に沿って滑り落ちることを防止できる。
【0032】
請求項4の下では、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、切欠部から90°ずれた鍔部のストッパー面の奥側外周面に凸壁が形成されているので、例え、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を強く押圧したとしても、当該対向する部位は凸壁にぶつかって、鍔部のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【0033】
請求項5の下では、雄部材と雌部材の連結状態を解除する場合には、一方の本体には環状体の係止突起を係入する一対の凹溝が形成されているだけなので、例え、環状体の係止突起が形成されていない90°ずれた対向する部位を強く押圧したとしても、当該対向する部位は一方の本体の外周面にぶつかるだけて、ストッパー壁のストッパー面に引っ掛かることがないので、雄部材と雌部材とを容易に引き離すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係る管継手を分解して示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(A)は図1のB−B線断面図、(B)は図1のC−C線断面図である。
【図4】雄部材と雌部材とが連結した状態を説明する断面図である。
【図5】雄部材と雌部材とが連結を解除した状態を説明する断面図である。
【図6】環状体の張出壁が鍔部の稜線にぶつかった状態を説明する断面図である。
【図7】突条の変形例を示す要部斜視図である。
【図8】第二実施の形態に係る管継手を分解して示す斜視図である。
【図9】環状体が凸壁にぶつかった状態を説明する断面図である。
【図10】第二実施の形態における雌部材の変形を示す斜視図である。
【図11】第三実施の形態に係る管継手に供される雌部材のみを示す斜視図である。
【図12】雄部材と雌部材とが連結した状態を説明する断面図である。
【図13】環状体が雌部材の外周面にぶつかった状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 雄部材
2 円筒状本体
3 スリーブ
4 環状体
5 支持腕
6 係止突起
7 張出壁
8 突条
11 雌部材
12 円筒状本体
13 鍔部
13a テーパーガイド面
13b ストッパー面
14 フランジ部
15 切欠部
16 凸壁
17 凹溝
18 ストッパー壁
18a ストッパー面

Claims (5)

  1. 雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の外周面に環状の鍔部を形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、鍔部は、テーパーガイド面とストッパー面を有し、環状体は、その対向する内周面に一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、鍔部に上記係止突起がそのテーパーガイド面を案内として乗り上げて、当該係止突起が鍔部のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起を鍔部のストッパー面から外すことにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除される管継手において、少なくとも、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を、上記鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出させたことを特徴とする管継手。
  2. 環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位のみを、鍔部の稜線を越えてテーパーガイド面側に張り出させたことを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位の外周面に軸線方向に延びる複数の突条を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項2記載のいずれかに記載の管継手。
  4. 雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の外周面に環状の鍔部を形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、鍔部は、テーパーガイド面とストッパー面を有し、環状体は、その対向する内周面に一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、鍔部に上記係止突起がそのテーパーガイド面を案内として乗り上げて、当該係止突起が鍔部のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起を鍔部のストッパー面から外すことにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除される管継手において、鍔部を形成した一方の本体の開口縁に、他方の本体に環状体を連設する支持腕の基部を係合する一対の切欠部を形成すると共に、当該各切欠部から90゜ずれた鍔部のストッパー面の奥側外周面に環状体を当接する凸壁を設けたことを特徴とする管継手。
  5. 雄部材と雌部材とから成り、両部材のいずれか一方の本体の対向する外周面に一対の凹溝をその軸線方向に沿って形成し、他方の本体の外周に変形可能な環状体を支持腕を介して連設し、各凹溝は、その途中にストッパー面を有して凹溝と直交するストッパー壁を有し、環状体は、その対向する内周面に上記凹溝内に係入する一対の係止突起を有して、雌部材の本体内に雄部材の本体を挿入すると、環状体の変形を得て、凹溝のストッパー壁に係止突起が乗り上げて、当該係止突起がストッパー壁のストッパー面に係止することにより、雄部材と雌部材とが連結され、環状体の係止突起が形成されていない90゜ずれた対向する部位を押圧すると、環状体が変形して、係止突起がストッパー壁のストッパー面から外れることにより、雄部材と雌部材の連結状態が解除されることを特徴とする管継手。
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