JP2002327883A - 配管継手 - Google Patents

配管継手

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JP2002327883A
JP2002327883A JP2001133031A JP2001133031A JP2002327883A JP 2002327883 A JP2002327883 A JP 2002327883A JP 2001133031 A JP2001133031 A JP 2001133031A JP 2001133031 A JP2001133031 A JP 2001133031A JP 2002327883 A JP2002327883 A JP 2002327883A
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shaft hole
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male member
end side
axial direction
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JP2001133031A
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English (en)
Inventor
Akira Takayanagi
晃 高柳
Minoru Kawasaki
実 川崎
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄部材が雌部材の軸穴の正規位置に挿嵌され
たか否かを目視により簡易にかつ安価に確認できる機能
を備えた配管継手を提供する。 【解決手段】 シール部材18は、雌部材の第2筒部1
1の第2孔部15内壁面に密着状態で挿嵌されており、
ブッシュ部材35は、係合片26とシール部材18間に
て雌部材の軸穴壁面に密着状態で配設されている。パイ
プ40の雌部材の軸穴への挿入前には、ブッシュ部材は
第1筒部21の第2スリット部31bに係止されて外部
から視認できるようになっている。パイプの雌部材軸穴
への挿入により、ブッシュ部材は、環状突部42に押さ
れて軸方向内方に移動し、パイプが雌部材内の正規位置
に挿嵌されることにより、Oリングの一端側への移動を
規制する。また、第2スリット部を通して、ブッシュ部
材が第2スリット部から第2筒部側に移動したことを確
認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種流体を移送す
るホースに接続された雌部材と、管状の雄部材とを接続
する配管継手に係り、特に雄部材が雌部材の正規位置に
挿嵌されたか否かを目視により確認できる機能を備えた
配管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管継手としては、例え
ば特開2000−213679号公報に示すように、管
継手本体の挿入端にスライダーを位置決めされた状態で
挿嵌しており、スライダーの管継手本体から外方への突
出部分に断面C形状の嵌合検知用チェッカーがC形状部
分がスライダーを挟んだ状態で取り外しできないように
嵌合された管継手が知られている。この管継手によれ
ば、雄部材が雌部材の挿入孔に正規に挿入されることに
より、スライダーが軸方向内方に移動して嵌合検知用チ
ェッカーのC形状を押し広げることができ、検知用チェ
ッカーをスライダーから容易に取り外すことができるこ
とにより、雄部材が雌部材の挿入孔に正規に挿入された
ことを簡易に確認することができた。しかし、この管継
手の場合、嵌合検知用チェッカー等の検知のためのみの
部材が必要になり、管継手の構成が複雑になるため、管
継手の価格が高価になる。また、管継手から取り外した
嵌合検知用チェッカーを処分する手間及び費用が生じる
という問題もある。
【0003】また、他の配管継手としては、例えば特開
2000−283365号公報に示すように、フランジ
状の環状突部(突条)が形成された雄部材を、係止爪が
形成された雌部材に嵌合させて環状突部を係止爪で係止
させ、さらにロッククリップを雄部材に沿ってスライド
させながら雌部材側に押し込んで、雌部材にロッククリ
ップを固定させたものが知られている。このロッククリ
ップは、雄部材の環状突部に雌部材の係止爪を係止させ
た完全嵌合時に、雌部材に弾性的に係止する係止爪を備
え、一方環状突部と係止爪とが係合する方向に環状突部
の動きを規制する突起部を備えている。また、ロックク
リップの係止爪は、雄部材の環状突部に雌部材の係止爪
が完全に係止されない半嵌合状態では、ロッククリップ
を雌部材側に移動するほど雌部材を雄部材から外す方向
に押圧している。このように、雄部材の環状突部に雌部
材の係止爪が完全に係止されない半嵌合状態では、突起
部は、ロッククリップを雌部材側に移動させるほど雄部
材を雌部材から外す方向に環状突部を押圧することによ
り、雄部材と雌部材とが擬似連結状態ならば雌部材が雄
部材から外れるため、両部材の半嵌合状態を容易に確認
することができるようになっている。しかし、この配管
継手の場合、雄雌部材の嵌合検知のためのみのロックク
リップが必要になるため、配管継手の価格が高価にな
る。
【0004】さらに、別の配管継手(フルイドコネクタ
アセンブリ)としては、例えば米国特許第4,948,
176に示すように、軸方向に接続される分離可能な第
1及び第2コネクタ装置からなり、接続状態にある両接
続装置をロックするロック装置と、両接続装置が完全に
接続していることを表示する表示装置と、表示装置に抗
して駆動するための第1接続装置又は第2接続装置のい
ずれかに接している環状フランジとを備えたものがあ
る。ロック装置は、少なくとも第1接続装置又は第2接
続装置のいずれかに装着されて、第1接続装置または第
2接続装置の一方が他方の接続装置に向かって軸方向移
動するのに対応して各々接続装置の非接続位置に相当す
る第1位置と各々接続装置の接続位置に相当する第2位
置との間に軸方向移動する表示装置を拘束するように動
作し、ロック装置は表示装置が第2位置に達したときの
み接続装置をロックするように動作するものである。し
かし、この配管継手の場合、雄部材と雌部材の嵌合検知
のためのみの表示装置が必要になるため、配管継手の価
格が高価になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題を解決しようとするもので、雄部材が雌部材内の正規
位置に挿嵌されたか否かを目視により簡易にかつ安価に
確認できる機能を備えた配管継手を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1の発明の構成上の特徴は、先端から所
定距離を隔てて設けられた径方向外方に突出する環状突
部を有するストレートに延びる挿入端部を備えた管状の
雄部材と、一端から他端に向かって延び、一端側の開口
から雄部材の挿入端部を挿入可能な軸穴が設けられ、互
いに同軸的に配置された一端側の第1筒部と他端側の第
2筒部とを有しており、第1筒部が、周方向の複数箇所
にて周方向に沿って筒壁をコの字状に貫通して形成され
た複数の開口窓部と、開口窓部に囲まれて周方向に延び
ると共に径方向内外に弾性変形可能な複数の係合片とを
有し、雄部材の挿入端部が一端側から軸穴内に挿入され
るときに環状突部に押されて係合片が径方向外方に弾性
変形することにより環状突部の通過を許容し、環状突部
の通過後は環状突部を係止して挿入端部の一端側への抜
けを阻止するようになっており、第2筒部の内周側が、
軸方向中間位置を境として一端側がその軸穴内径が他端
側の軸穴内径より大きいシール部になっている、雌部材
と、シール部内の他端側位置にて軸穴内に密着状態でか
つ第2筒部の他端側へは移動不能なように配設された雄
部材の挿入端部の外周面とシール部の軸穴内周面間をシ
ールする環状のシール部材と、係合片とシール部材間に
て軸穴内に密着状態で挿嵌されて、雄部材の雌部材の軸
穴への挿入前においては開口窓部の第2筒部側部分に係
止されて開口窓部を通して外部から視認できるようにな
っており、雄部材の雌部材の軸穴への挿入により環状突
部に押されて軸方向内方に移動し、雄部材が雌部材内の
正規位置に挿嵌されることにより、シール部材の一端側
への移動を規制すると共に、開口窓部から他端側に移動
したことが確認可能となる弾性変形可能な環状のブッシ
ュ部材とを備えたことにある。
【0007】上記のように構成した請求項1の発明にお
いては、雌部材の第2筒部シール部にシール部材が挿嵌
され、かつ係合片とシール部材間にブッシュ部材が軸穴
に挿嵌されている。そして、雌部材の軸穴に、雄部材が
挿入される前は、ブッシュ部材は開口窓部の他端側部分
に係止されており、軸方向へ移動しないようにされてい
るため、外部から開口窓部を通して見ることにより、ブ
ッシュ部材を容易に視認することができる。そのため、
雄部材がいまだ雌部材の軸穴に挿着されていないことを
外部から開口窓部を通して明確に確認することができ
る。また、雄部材が雌部材の軸穴内へ挿入されると、環
状突部が係合片を押すことにより、係合片が径方向外方
に弾性変形して環状突部が通過し、環状突部部の通過後
に係合片が環状突部部を係止することにより、雄部材が
抜け止めされた状態で雌部材の正規位置に挿嵌される。
その際、ブッシュ部材は、雄部材の環状突部に押されて
開口窓部から軸方向内方の第2筒部内に移動して、シー
ル部に挿嵌されたシール部材の一端側への移動を規制す
ると共に開口窓部から他端側へ移動したことが外部から
開口窓部を通して確認される。そのため、雄部材が雌部
材内に正規に挿嵌されたことを、外部から開口窓部を通
して明確に確認することができる。すなわち、ブッシュ
部材は、シール部材の軸方向一端側への移動を規制する
本来の機能を有すると共に、雄部材が雌部材内に正規に
挿嵌されたことを目視により明確に確認することができ
る機能を合せて有している。
【0008】また、上記請求項2の発明の構成上の特徴
は、前記請求項1に記載の配管継手において、ブッシュ
部材は、軸方向一端側の周方向の互いに離間した2箇所
に径方向外方に突出する第1爪部を一体で設けると共
に、軸方向他端側の周方向の互いに離間した2箇所に径
方向外方に突出する第2爪部を一体で設けており、一方
雌部材のシール部の軸穴は、シール部材配設位置に対す
る一端側寄りの位置に段差部を設けて、段差部を境に一
端側が他端側より小径となるようにされており、雄部材
の雌部材の軸穴への挿入前には、ブッシュ部材が第1爪
部にて開口窓部の第2筒部側部分に係止されており、雄
部材の雌部材内の正規位置への挿嵌後には、第2爪部に
て段差部に係止されることにある。
【0009】上記のように構成した請求項2の発明にお
いては、雄部材の雌部材の軸穴への挿入前には、ブッシ
ュ部材が第1爪部にて開口窓部の第2筒部側部分に係止
されているため、ブッシュ部材の軸方向他端側への位置
ずれを防止でき、雄部材の軸穴へ挿入前であることを確
認できるブッシュ部材の機能が確実に保持される。ま
た、雌部材の第2筒部のシール部軸穴には、シール部材
配設位置に対する一端側寄りの位置に段差部を設けて、
段差部を境に一端側が他端側よりわずかに小径となるよ
うにされているため、雄部材の軸穴の正規位置への挿嵌
後には、ブッシュ部材は第2爪部にて段差部に係止され
る。そのため、雄部材の軸方向一端側へのわずかな移動
があっても、ブッシュ部材が軸方向に移動することを防
止することができる。
【0010】また、上記請求項3の発明の構成上の特徴
は、前記請求項1または2に記載の配管継手において、
ブッシュ部材は、ほぼ全体に硬質樹脂材料により形成さ
れていると共に、一端側端部に軟質樹脂材料またはゴム
材料により形成された線形リング状の軟質環部を一体で
設けたことにある。
【0011】上記のように構成した請求項3の発明にお
いては、ブッシュ部材は、一端側端部を除いて全体とし
て硬質樹脂材料により形成されているため、雄部材が雌
部材の軸穴に挿嵌され、環状突部によりブッシュ部材が
押されたとき、変形することなく第2筒部内にスムーズ
に移動することができる。また、一端側端部に軟質樹脂
材料またはゴム材料により形成された軟質環部を設けて
いるため、軟質環部が環状突部によって押されて第2筒
部の一端側側壁に押し付けられることにより、変形して
径方向外方に押し広げられる。そのため、軟質環部によ
ってブッシュ部材と第2筒部との間が十分にシールされ
ると共に、ブッシュ部材と雄部材間も十分にシールされ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1、図2は、同実施形態に係る配
管継手をそれぞれ正面図及び正面断面図により示したも
のである。また、図3〜図11は、配管継手を構成する
雌部材の概略構造を示したものである。
【0013】配管継手は、軸方向一端から他端に向けて
ストレートに延びる軸穴を有する略円筒状の雌部材10
と、雌部材10の一端側開口端部から軸穴内に挿嵌され
る管状の雄部材であるパイプ40と、雌部材10内部に
挿着されパイプ外周面と雌部材の軸穴内周面間をシール
するシール部材であるOリング18と、Oリング18の
軸方向一端側への移動を規制するブッシュ部材35とに
より構成されている。パイプ40は、金属製あるいは樹
脂製で、先端から所定距離を隔てた外周面に径方向外方
に突出する環状突部42を有するストレートに延びる挿
入端部41を備えている。パイプ40は、環状突部42
が雌部材10の係合片26に係止されることにより、雌
部材10に抜け止めされて固定される。なお、雌部材1
0及びパイプ40の軸方向一端と他端について、以下、
一端は図1,図2等に示す左端すなわち雌部材10のパ
イプ40挿入端側であり、他端は図示右端とする。
【0014】雌部材10は、ガラス繊維強化ナイロン樹
脂等の硬質樹脂製であって、図3〜図11に示すよう
に、軸方向一端側の第1筒部21と、他端側の第2筒部
11とを一体で備えている。第2筒部11は、一端側に
外周面から径方向に突出する環状の位置決め突部12を
設けており、また外周面の軸方向両端間には略等間隔で
外周面から全周にわたって突出する環状の突条部13を
設けている。突条部13は、一端側が径方向に延びた垂
直面となっていると共に、垂直面の外端から軸方向の他
端側に傾斜した傾斜面となっており、軸方向断面形状が
直角三角形になっている。第2筒部11外周面には、樹
脂製等のチューブ(図示しない)が位置決め突部12に
当接するまで押し込まれて外嵌され、第2筒部11に接
続される。このとき、突条部13の傾斜面がチューブの
挿嵌をスムーズに行わせると共に、垂直面によって挿嵌
されたチューブを引く抜き難くさせている。
【0015】第2筒部11の内周側は、図6、図7に示
すように、一端から他端に向けて順次配列された第1孔
部14と、第1孔部14よりわずかに大径で第1孔部と
共にシール部を構成する第2孔部15と、第1孔部14
より小径の第3孔部16とを設けている。第1孔部14
は、内径がパイプ40の環状突部42の外径よりわずか
に小さくなっており、したがって第2筒部11の一端部
11aは、パイプ40の軸穴への挿入において環状突部
42が当接してさらに軸方向内方への挿入を阻止するス
トッパとしても機能している。第1孔部14と第2孔部
15との境界は段差部15aになっている。第2孔部1
5には、一対のOリング18が環状のスペーサ19を挟
んで一体となって、第3孔部16と隣接した位置に挿嵌
されるようになっている。第3孔部16は、パイプ40
の挿入端部42の外径と略同一で、挿入端部41の先端
側がほぼ密着状態で挿嵌されるようになっている。ま
た、第2筒部11の軸方向一端部11aの対角位置に
は、後述する第1筒部21の係合片26の軸方向への変
形を規制する一対の規制突起17が軸方向に突設されて
いる。
【0016】第1筒部21は、上記第2孔部15よりわ
ずかに大きな内径であると共に、パイプ40の環状突部
42の外径よりわずかに大きく、環状突部42が挿通可
能な軸穴21aを設けており、軸方向一端である開口端
21bからの環状突部42の挿入を可能にしている。第
1筒部21は、その開口端から軸方向内方にわずかに延
びた所定肉厚の円環状の開口側筒部22を設けている。
開口側筒部22は、図5及び図8に示すように、その軸
対称位置にて軸方向に沿って円筒壁から径方向外方にわ
ずかに膨出した略コ字状である互いに回転対称形状の一
対の膨出部23を一体で設けている。
【0017】膨出部23は、図5の側面図に示すよう
に、開口側筒部22の図示左右位置において円筒壁から
径方向外方にわずかに突出した突出部23aと、突出部
23aから周方向の図示左回り方向に沿って延びた所定
長さの円弧部23bと、円弧部23bの端部から傾斜し
て円筒壁に合体した傾斜部23cとにより構成されてい
る。開口側筒部22は、一端側から軸方向の略半分の部
分が、全周にわたって径方向外方に突出した環状リブ2
4になっている。開口側筒部22の軸方向内端と、第2
筒部11の一端部11aとの間には、図3,図4及び図
11に示すように、一端側から見て開口側筒部22の各
膨出部23の傾斜部23c端部からから左回り方向に延
びた軸直角断面形状が断面円弧形の一対の連結板部25
が設けられており、両者間を一体的に連結している。連
結板部25は、突出部23aに対して略90°位置まで
延びている。
【0018】各連結板部25間の開口部分には、第1筒
部21の一端側から見て、連結板部25の周方向一端縁
(左回り端部)から、連結板部25と同一円周上を他方
の連結板部25の手前位置まで延びた円弧状弓形の一対
の係合片26を設けている。係合片26は、第1筒部2
1を周方向に沿ってコの字状に貫通して形成された開口
窓部31に囲まれて設けられている。係合片26の外形
は、軸方向両側縁が周方向に互いに略平行に延びてお
り、第2筒部11の一端側と対向する側縁が周方向の略
中間位置から連結板部25の一端縁に向けて傾斜してそ
の幅がわずかに広げられている。
【0019】係合片26の軸方向の一端側と、開口側筒
部22の対向面との間には、図4、図6及び図7に示す
ように、開口窓部31の一部を構成する中心角が鈍角で
広がる細長い第1スリット部31aを設けている。ただ
し、第1スリット部31aの先端側は、膨出部23の径
方向内方に形成される空間に連通している。また、係合
片26の軸方向の他端側と第2筒部11の対向面との間
には、開口窓部31の一部を構成する第1スリット部3
1aより幅の広い第2スリット部31bを設けている。
さらに、係合片26の径方向先端部と連結板部25の右
回り側端部との間には、図10に示すように、開口窓部
31の一部を構成する第1及び第2のスリット部31
a,31bの先端間を連結する第3スリット部31cを
設けている。
【0020】すなわち、開口窓部31は、これら第1〜
第3スリット部31a,31b,31cを繋ぎ合せて構
成された周方向に延びたコ字状の空間である。係合片2
6は、これら第1〜第3スリット部31a,31b,3
1cによって円筒壁から仕切られると共に、連結板部2
5の一側縁で片持ち支持されており、一端側から見て左
回り方向の先端部が自由端となっている。雌部材10
は、弾性を備えた樹脂材料製であることから、係合片2
6は、連結板部25で支持された根元部を中心として自
由端が径方向の内外に弾性変形可能になっている。
【0021】係合片26の外周面には、図3,図4及び
図9に示すように、軸方向の中間位置で外周面に垂直に
突出した線状のリブ27を設けている。リブ27は、一
端が膨出部23の傾斜部23c端部から連結板部25を
周方向に沿って延び、他端側が係合片26の自由端から
所定距離離れた位置まで延設されている。係合片26
は、リブ27の他端近傍位置にて、径方向外方に突出し
た操作突部28を一体で設けている。操作突部28は、
自由端側が軸方向に沿ってかつ径方向に起立した垂直板
部28aと、垂直板部28aの両端にてその先端から自
由端と反対方向に傾斜した直角三角形の一対の三角板部
28bとにより構成されている。
【0022】係合片26の先端側の内周面には、操作突
部28に対応して軸穴21a内に軸心方向に突出した係
止突部29を設けている。係止突部29は、図5、図7
に示すように、係合片26の先端から周方向に沿って操
作突部28の三角板部28b端部側に円弧状に延びると
共に、係合片26の軸方向一端から他端に延びた円弧状
の厚板であり、さらにその内側面が軸方向一端側から他
端に沿ってかつ軸心方向に向けて傾斜している。すなわ
ち、係止突部29は、一端側の内径が開口側筒部22の
内径と同一であり、その他端側の内径がパイプ40の環
状突部42の外径より小さくなっている。このように、
傾斜した内側面を有する係止突部29を設けたことによ
り、開口側筒部22から挿入されたパイプ40の環状突
部42が係止突部29に当接したとき、環状突部42か
ら受ける軸方向の力を傾斜した内側面によって係止突部
29に対する径方向の力に容易に変換することができ
る。そのため、パイプ40を雌部材10に挿入したと
き、係止突部29を径方向外方に容易に押し広げること
ができるので、パイプ40を係止突部29の内側面に沿
ってスムーズに挿入することができる。
【0023】膨出部23の軸方向内端には、図3,図
4,図9に示すように、膨出部23とほぼ同一形状で軸
方向にわずかに延びた第1規制部32が一体で設けられ
ている。第1規制部32は、突出部23aに対応する部
分の径方向の内側先端部が切り欠かれた係合突部32a
になっている。係合突部32aの内端と係合片26の外
表面との距離は、非常に短くなっている。すなわち、係
合突部32aの内端は、パイプ40の環状突部42が係
合片26の係止突部29を最大限に径方向外方に持ち上
げたときの係合片26の外周位置より十分に径方向内方
側に位置するようになっている。
【0024】係合突部32aは、雌部材10とパイプ4
0が接続された状態で、例えば配管継手に流体が流され
て、その圧力によりパイプ40に引抜き方向の力が加わ
ったときに、係合片26がパイプ40の環状突部42に
よって拡径方向の力を受けると共に軸方向の力を受け
る。これにより、係合片26の操作突部28が第1規制
部32の側部に当接すると共に、自由端側の軸方向一端
側側部が係合突部32a先端側に係合することにより、
係合突部32a先端が係合片26を受け止めてその径方
向外方への変形を抑える。このように、第1規制部32
の係合突部32aが、係合片26の径方向外方への変形
を抑えることにより、パイプ40の環状突部42が係止
突部29を越えることができず、したがって、パイプ4
0の引き抜きを確実に防止することができる。
【0025】第1規制部32の軸方向内端には、図3,
図10に示すように、第1規制部32とほぼ同一形状で
軸方向にわずかに延びた第2規制部33が一体で設けら
れている。第2規制部33は、対応する膨出部23の傾
斜部23cと同一形状で、円弧部23bに対応する周方
向の先端側が切り欠かれた形状となっており、その軸方
向の内端部は、係合片26の軸方向内端位置と同じであ
る。第2規制部33は、係合片26との径方向の隙間
が、第1規制部32と係合片26との径方向間隔に比べ
て大きくなっている。これにより、パイプ40の雌部材
10への挿入の際に係合片26が環状突部42により押
されたときの径方向の変位より大きな変位が係合片26
に加えられたとき、係合片26が第2規制部33に当接
するようになっており、過大な変位による係合片26の
破損を防止するものである。
【0026】なお、図11に示すように、上記第2筒部
11の一端部11aに第1筒部21の第2スリット部3
1b内に向けて突設された一対の規制突起17は、一対
の連結部25の周方向端部の間の周方向中間位置に設け
られている。規制突起17は、パイプ40の雌部材10
への挿入の際に、係合片26が軸方向内方に向けて押圧
力を受けたとき、軸方向に変位した係合片26を受け止
めるもので、係合片26の過大な軸方向変位を阻止し
て、パイプ40の環状突部42が、係合片26の係止突
部29を確実に乗り越えて係止突部29に対して確実に
スナップ係止されるようになっている。
【0027】ブッシュ部材35は、ポリプロピレン等の
硬質樹脂材料により形成されており、図12に示すよう
に、軸方向長さが所定寸法である薄肉で円環形状の環状
基部36を有しており、環状基部36の軸方向一端側の
内周部分が、軸方向に対して略45°で切り欠かれたテ
ーパ面36aとなっている。環状基部36の軸方向一端
側には、周方向の対角位置に一対の第1爪部37が一体
で設けられている。第1爪部37は、周方向に延びた所
定幅の円弧形状であり、その両側が環状基部36の一端
から軸方向他端側近傍位置まで軸方向に平行にスリット
状に切り欠かれたスリット部37aに挟まれており、か
つ環状基部36と繋がる根元部を中心として全体に径方
向外方に向けてわずかに傾斜している。
【0028】また、環状基部36の軸方向他端側には、
一対の第1爪部37と直交する周方向の対角位置に、一
対の第2爪部38が一体で設けられている。第2爪部3
8も、第1爪部37と略同一の円弧形状であり、その両
側が軸方向一端側近傍位置まで軸方向に平行にスリット
状に切り欠かれたスリット部38aに挟まれており、か
つ円環部分と繋がる根元部を中心として全体に径方向外
方に向けてわずかに傾斜している。さらに、第2爪部3
8の先端側の外周位置には径方向外方にわずかに突出す
る突起部38bが設けられている。
【0029】ブッシュ部材35は、図13〜図16に示
すように、スペーサ19を挟んだ一対のOリング18が
装着された雌部材10内の第1筒部21の係合片26の
軸方向内側と、第2筒部11の第1孔部14に跨って配
置されている。ブッシュ部材35は、環状基部36の軸
方向一端側に設けた一対の第1爪部37が、第1筒部2
1の開口窓部31の第2筒部側部分である第2スリット
部31bから外側に突出することにより第2スリット部
31bに係止されており、軸方向内方へ移動しないよう
に雌部材10に保持されている。これにより、第2スリ
ット部31bにはブッシュ部材35が露出しており、外
部からブッシュ部材35を容易に視認することができ
る。そのため、パイプ40がいまだ雌部材10の軸穴に
挿着されていないことを、外部から開口窓部31を通し
て明確に確認することができる。ブッシュ部材35は、
第1爪部37が第1筒部21の第2スリット部31bの
範囲内に対応するように周方向に位置合せされて、その
他端側から雌部材10の第1筒部21内に挿入され、係
合片26の係止突部29を押しのけてその内側に挿嵌さ
れる。
【0030】ブッシュ部材35が挿嵌された雌部材10
の第1筒部開口端21bから軸穴21aにパイプ40が
挿入されると、その第2筒部11内において挿入端部4
1がブッシュ部材35及びOリング18を通過して先端
側が第3孔部16内に挿嵌される。その際、環状突部4
2が係合片26の係止突部29に当接するが、その傾斜
面によって挿入方向の力が径方向の力に分散される。ま
た、弾性を備えた樹脂製の係合片26が、連結板部25
で支持されて根元部を中心として自由端が径方向の内外
に弾性変形可能になっている。
【0031】そのため、環状突部42は、係止突部29
を押しのけてスムーズに第2スリット部31b側に挿嵌
され、同時に、ブッシュ部材35を軸方向内方に押す。
環状突部42が、第2筒部11の一端部11a側面に当
接することにより、パイプ40のさらに軸方向内方への
移動が阻止される。また、環状突部42が係止突部29
を押しのけて第2スリット部31b側に挿嵌されると、
係合片26はもとの位置に戻ることにより、内径が小径
の係止突部29の内端部が環状突部42に当接して係止
し、その引抜き方向への移動を阻止する。その結果、図
1及び図2に示すように、パイプ40が雌部材10内の
正規位置に挿嵌されて、パイプ40が雌部材10に抜け
止めされた状態で接続されて、配管継手が形成される。
なお、パイプ40の雌部材10からの引抜きについて
は、操作突部28に力を加えて係合片26を径方向外方
に変位させることにより行うことができる。
【0032】このようにパイプ40の雌部材10軸穴の
正規位置に挿嵌されることにより、ブッシュ部材35
は、パイプ40の環状突部42に押されて第2スリット
部31bから軸方向に沿って第2筒部11内に移動し、
第2爪部38の突起部38bが段差部15aに係止され
て、第2筒部11内に保持される。そのため、ブッシュ
部材35が第2スリット部31bから第2筒部11内へ
移動したことを、第2スリット部31bを通して外部か
ら目視により確認することができる。すなわち、ブッシ
ュ部材35は、パイプ40が雌部材10の軸穴へ挿入さ
れる前には、第2スリット部31bに露出しており、パ
イプ40が雌部材10の正規位置に挿嵌されると、第2
スリット部31b内にはほとんど見えないようになる。
【0033】このように、ブッシュ部材35は、パイプ
40が雌部材10に確実に接続されているか否かを簡易
に確認することができる機能を備えている。また、Oリ
ング18位置決め用のブッシュ部材35が、パイプ40
の挿入を確認する機能を合せて有していることから、パ
イプ40の挿入確認のために別途部材を用意する必要が
ないので、従来例に比べて挿入確認を非常に安価に行う
ことができる。パイプ40の挿入確認のための別部材を
用意する必要がないので、パイプ40の挿入確認後に、
使用済みの別部材を処分する手間も不要である。
【0034】つぎに、第2の実施形態について説明す
る。本実施形態においては、ブッシュ部材45を、図2
0に示すように変更したものであり、雌部材10及びパ
イプ40については上記第1の実施形態に示したものと
同様である。ブッシュ部材45は、ポリプロピレン等の
硬質樹脂材料により形成された薄肉で軸方向長さが所定
寸法である円環形状の環状基部46と、環状基部46の
軸方向一端側に一体で設けられた線形リング状の軟質環
部49を一体で設けたものである。軟質環部49の材質
としては、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマー等
の軟質の樹脂材料が用いられるが、その他にゴム弾性体
例えばNBR,FKM等を用いることも可能である。
【0035】環状基部46は、上記環状基部36と同様
に、軸方向一端側の周方向の対角位置に一対の第1係合
爪部47を一体で設けている。第1係合爪部47は、環
状基部46の周方向に延びた所定幅の円弧形状である。
第1係合爪部47は、環状基部46の一端からわずかに
軸方向内側にてを周方向に所定距離スリット状に切り欠
かれたスリット部47aと、スリット部47aの両端か
ら軸方向他端側近傍位置まで軸方向に平行に線状に切り
欠かれたスリット部47bとからなるコ字状のスリット
に囲まれており、かつ環状基部46と繋がる根元部を中
心として全体に径方向外方に向けてわずかに傾斜してい
る。また、環状基部46の軸方向他端側には、第1係合
爪部47と直交する周方向の対角位置に、一対の第2係
合爪部48が設けられている。第2係合爪部48は、周
方向に延びた所定幅の円弧形状であり、その両側が軸方
向一端側近傍位置まで軸方向に平行にスリット状に切り
欠かれたスリット部48aに挟まれており、かつ環状基
部46と繋がる根元部を中心として全体に径方向外方に
向けてわずかに傾斜している。第2係合爪部48の先端
側の外周には径方向外方にわずかに突出する突起部48
bが設けられている。
【0036】ブッシュ部材45は、通常は環状基部46
を硬質樹脂の射出成形により形成した後、加熱状態で環
状基部46の軸方向一端側に軟質樹脂を射出成形するこ
とにより軟質環部49を環状基部46に一体で接着形成
することができる。ただし、逆に軟質環部49の成形後
に、軟質環部49に環状基部46を一体で接着形成する
ことも可能であり、さらにそれぞれ別個に形成した環状
基部46と軟質環部49とを接着により一体化してブッ
シュ部材を形成することも可能である。ブッシュ部材4
5は、上記ブッシュ部材35と同様に、図18,図19
に示すように、雌部材10にその第2スリット部31b
に係合するように挿嵌される。
【0037】上記構成の第2実施形態においては、ブッ
シュ部材45は、一端側端部の軟質環部49を除いて全
体として硬質樹脂製の環状基部46であるため、パイプ
40が雌部材10の軸穴に挿嵌され、環状突部42によ
りブッシュ部材45が押されたとき、不規則に変形する
ことなく第2筒部11内にスムーズに移動することがで
きる。さらに、図17に示すように、ブッシュ部材45
の一端側端部に軟質樹脂材料により形成された軟質環部
49を設けているため、軟質環部49が環状突部によっ
て押されることにより径方向外方に押し広げられて第2
筒部11の一端部11a内壁に押し付けられる。そのた
め、軟質環部49によってブッシュ部材45と第2筒部
一端部11aとの間がシールされると共に、ブッシュ部
材45とパイプ40との間もシールされる。その結果、
第1筒部21の第2スリット部31bから侵入する水分
等のブッシュ部材45から軸方向内方への通過を確実に
防止することができると共に、配管継手内を流通する流
体の外部への漏れも確実に防止することができる。その
結果、配管継手のパイプ40と雌部材10のシール部分
の信頼性が高められる。
【0038】なお、上記各実施形態に示した雌部材10
の第1筒部21及び第2筒部11、Oリング18、ブッ
シュ部材35等の構成については、これに限るものでは
なく、類似の形態を採用することができる。その他、上
記実施形態に示した配管継手については一例であり、本
発明の主旨を逸脱しない範囲においては、種々の形態で
実施することができる。
【0039】
【発明の効果】上記請求項1の発明によれば、外部から
雌部材の開口窓部を通してブッシュ部材の状態を見るこ
とにより、パイプが雌部材に接続されているか否かを簡
単に判断することができる。また、雌部材の軸穴内に挿
着されたシール部材の位置決めのためのブッシュ部材
を、パイプの挿入確認のために兼用することができ、別
途挿入確認のための部材を用意する必要がないので、挿
入確認を非常に安価に行うことができる。また、別部材
を用意する必要がないので、雄部材の挿入確認後に、別
部材を処分する手間も不要である。
【0040】また、上記請求項2の発明によれば、雄部
材の雌部材の軸穴への挿入前においては、ブッシュ部材
が第1爪部にて開口窓部に係止されているため、ブッシ
ュ部材の開口窓部からの位置ずれを防止でき、雄部材が
挿入前であることを示す機能を確実に維持できる。ま
た、雄部材の軸穴への挿着後においては第2爪部にて段
差部に係止されることにより、ブッシュ部材の不適正な
移動による雄部材が雌部材の正規位置に挿嵌されていな
いという誤った判定がなされるという不都合を確実に防
止できる。
【0041】また、上記請求項3の発明によれば、ブッ
シュ部材は、一端側端部を除いて全体として硬質樹脂材
料により形成されているため、雄部材の環状突部により
ブッシュ部材が押されたとき、変形することなくシール
部側に移動することができる。また、一端側端部の軟質
環部が環状突部によって第2筒部に押し付けられるた
め、ブッシュ部材と第2筒部との間が十分にシールされ
ると共に、ブッシュ部材と雄部材間も十分にシールされ
る。その結果、第1筒部の開口窓部から侵入する水分等
のブッシュ部材から軸方向内方への通過を確実に防止す
ることができると共に、配管継手内部からのブッシュ部
材を通して外部への流体の漏れを一層確実に防止するこ
とができ、配管継手の雄部材と雌部材のシール部分の信
頼性が一層高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である配管継手を示す
正面面図である。
【図2】同配管継手を示す正面断面図である。
【図3】同配管継手を構成する雌部材を示す正面図であ
る。
【図4】雌部材を示す平面図である。
【図5】雌部材を示す左側面図である。
【図6】雌部材を示す図5のVI−VI線方向の断面図
である。
【図7】雌部材を示す図5のVII−VII線方向の断
面図である。
【図8】雌部材を示す図4のVIII−VIII線方向
の断面図である。
【図9】雌部材を示す図4のIX−IX線方向の断面図
である。
【図10】雌部材を示す図4のX−X線方向の断面図で
ある。
【図11】雌部材を示す図4のXI−XI線方向の断面
図である。
【図12】ブッシュ部材を示すA−A線方向の断面図、
左側面図、右側面図及びD−D線方向の断面図である。
【図13】ブッシュ部材が挿嵌された雌部材を示す正面
図である。
【図14】ブッシュ部材が挿嵌された雌部材を示す平面
図である。
【図15】図13に示すXV−XV線方向の断面図であ
る。
【図16】図14に示すXVI−XVI線方向の断面図
である。
【図17】第2の実施形態である配管継手を示す正面断
面図である。
【図18】ブッシュ部材が挿嵌された雌部材を示す正面
断面図である。
【図19】ブッシュ部材が挿嵌された雌部材を示す平面
断面図である。
【図20】ブッシュ部材を示す軸線位置に沿った断面図
である。
【符号の説明】
10…雌部材、10a…挿入端部、11…第2筒部、1
4…第1孔部、15…第2孔部、15a…段差部、16
…第3孔部、17…規制突起、18…Oリング、21…
第1筒部、22…挿入筒部、23…膨出部、23a…突
出部、23b…円弧部、23c…傾斜部、24…相手パ
イプ、25…連結部、26…係合片、28…操作突部、
29…係止突部、31…開口窓部、31a…第1スリッ
ト部、31b…第2スリット部、31c…第3スリット
部、32…第1規制部、33…第2規制部、35…ブッ
シュ部材、36…環状基部、37…第1爪部、38…第
2爪部、38b…突起部、40…パイプ、41…挿入端
部、42…環状突部、45…ブッシュ部材、46…環状
基部、47…第1係合爪部、48…第2係合爪部、48
b…突起部、49…軟質環部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE12 BE25 EA03 EB02 EC01 EC06 ED12 EE02 EF04 EF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端から所定距離を隔てて設けられた径
    方向外方に突出する環状突部を有するストレートに延び
    る挿入端部を備えた管状の雄部材と、 一端から他端に向かって延び、一端側の開口から前記雄
    部材の挿入端部を挿入可能な軸穴が設けられ、互いに同
    軸的に配置された一端側の第1筒部と他端側の第2筒部
    とを有しており、前記第1筒部が、周方向の複数箇所に
    て周方向に沿って筒壁をコの字状に貫通して形成された
    複数の開口窓部と、該開口窓部に囲まれて周方向に延び
    ると共に径方向内外に弾性変形可能な複数の係合片とを
    有し、前記雄部材の挿入端部が一端側から前記軸穴内に
    挿入されるときに前記環状突部に押されて該係合片が径
    方向外方に弾性変形することにより該環状突部の通過を
    許容し、該環状突部の通過後は該環状突部を係止して該
    挿入端部の一端側への抜けを阻止するようになってお
    り、前記第2筒部の内周側が、軸方向中間位置を境とし
    て一端側がその軸穴内径が他端側の軸穴内径より大きい
    シール部になっている、雌部材と、 前記シール部内の他端側位置にて軸穴内に密着状態でか
    つ前記第2筒部の他端側へは移動不能なように配設され
    た前記雄部材の挿入端部の外周面と該シール部の軸穴内
    周面間をシールする環状のシール部材と、 前記係合片と前記シール部材間にて前記軸穴内に密着状
    態で挿嵌されて、前記雄部材の前記雌部材の軸穴への挿
    入前においては前記開口窓部の前記第2筒部側部分に係
    止されて該開口窓部を通して外部から視認できるように
    なっており、該雄部材の該雌部材の軸穴への挿入により
    前記環状突部に押されて軸方向内方に移動し、該雄部材
    が該雌部材内の正規位置に挿嵌されることにより、前記
    シール部材の一端側への移動を規制すると共に、前記開
    口窓部から他端側に移動したことが確認可能となる弾性
    変形可能な環状のブッシュ部材とを備えたことを特徴と
    する配管継手。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュ部材は、軸方向一端側の周
    方向の互いに離間した2箇所に径方向外方に突出する第
    1爪部を一体で設けると共に、軸方向他端側の周方向の
    互いに離間した2箇所に径方向外方に突出する第2爪部
    を一体で設けており、一方前記雌部材のシール部の軸穴
    は、前記シール部材配設位置に対する一端側寄りの位置
    に段差部を設けて、該段差部を境に一端側が他端側より
    小径となるようにされており、前記雄部材の前記雌部材
    の軸穴への挿入前には、該ブッシュ部材が前記第1爪部
    にて前記開口窓部に係止されており、該雄部材の該雌部
    材内の正規位置への挿嵌後には、前記第2爪部にて前記
    段差部に係止されることを特徴とする前記請求項1に記
    載の配管継手。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュ部材は、ほぼ全体に硬質樹
    脂材料により形成されていると共に、一端側端部に軟質
    樹脂材料またはゴム材料により形成された線形リング状
    の軟質環部を一体で設けたことを特徴とする前記請求項
    1または請求項2に記載の配管継手。
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