JP2007032496A - 内燃機関始動回転力伝達機構 - Google Patents

内燃機関始動回転力伝達機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 ワンウェイクラッチを採用した内燃機関始動回転力伝達機構においてワンウェイクラッチ係合における騒音発生を防止する。
【解決手段】 ピニオンギヤ20の回転力を、リングギヤ12からワンウェイクラッチ14を介して伝達されてクランク軸6を回転させるアウターレース支持プレート10は、フライホイール8とは別体に設けられて、かつフライホイール8を介さずにクランク軸6に取り付けられている。このためワンウェイクラッチ14係合時の衝撃音は直接、フライホイール8に生じることはないし、直接的な伝播も生じない。したがってフライホイール8からの放射音を抑制でき、騒音を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワンウェイクラッチを介することで、始動用モーターによる一方向の回転力をクランク軸側へ伝達し、逆方向の回転力伝達は阻止する内燃機関始動回転力伝達機構に関する。
車両用などの内燃機関においては、始動用モーターからの回転力をクランク軸に伝達するためのリングギヤを設ける場合には、通常、フライホイールの外周部にリングギヤは形成される。又、トルクコンバーターを備えている場合には、トルクコンバーターのカバーに取り付けられてクランク軸の回転を伝達するドライブプレートの外周部にリングギヤが形成される場合がある。
このような内燃機関始動回転力伝達機構において、始動用モーター側のピニオンギヤと前記リングギアとを常時噛み合い状態とするためにワンウェイクラッチを介在させる伝達機構が知られている(例えば特許文献1参照)。この内燃機関始動回転力伝達機構では、ワンウェイクラッチをリングギヤとフライホイールとの間に備えることで、始動用モーターにて回転されるリングギヤの回転力をフライホイールを介してクランク軸に伝達し、クランク軸からの回転力はリングギヤ側に伝達されないようにしている。
尚、トルクコンバーターを備えた内燃機関の場合には、フライホイールの代わりに、トルクコンバーターのカバーにクランク軸の回転力を伝達するドライブプレートとリングギヤとをワンウェイクラッチを介して接続する構成が考えられる。このようにワンウェイクラッチをドライブプレートに配置できれば、フライホイールを用いている場合と同様に常時噛み合い状態として、始動用モーターにて回転されるリングギヤの回転力をドライブプレートを介してクランク軸に伝達することができる。
特開2000−274337号公報(第3頁、図1)
しかし、上述のごとくフライホイールやドライブプレートに、ワンウェイクラッチを介してリングギヤからの回転力を伝達する構成を採用した場合は、始動用モーターの駆動開始直後にワンウェイクラッチが係合した瞬間の衝撃音が、直接的にフライホイールやドライブプレートに生じたり伝播されることになる。このためフライホイールからの放射音や、ドライブプレート自体あるいはドライブプレートが接続しているトルクコンバーターのカバーからの放射音により騒音を生じるおそれがある。
本発明は、ワンウェイクラッチを採用した内燃機関始動回転力伝達機構においてワンウェイクラッチ係合における騒音発生を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関始動回転力伝達機構は、ワンウェイクラッチを介することで、始動用モーターによる一方向の回転力をクランク軸側へ伝達し、逆方向の回転力伝達は阻止する内燃機関始動回転力伝達機構であって、フライホイール又はドライブプレートとは別体に設けられてフライホイール又はドライブプレートを介さずにクランク軸側に取り付けられることでクランク軸と連動して回転すると共に、ワンウェイクラッチの一方のレースと連結しているレース連結部材と、始動用モーターの回転力を受けて回転すると共に、ワンウェイクラッチの他方のレースと連結しているリングギヤとを備えることによりフライホイール又はドライブプレートを介さずに始動用モーターの回転力をワンウェイクラッチを介してクランク軸側へ伝達することを特徴とする。
このようにリングギヤからワンウェイクラッチを介して始動用モーターの回転力が伝達されるレース連結部材は、フライホイール又はドライブプレートとは別体に設けられて、フライホイール又はドライブプレートを介さずにクランク軸に取り付けられている。
このためワンウェイクラッチ係合時の衝撃音は直接的にフライホイール又はドライブプレートに生じたり伝播したりすることがない。したがってフライホイールやドライブプレート自身、あるいはドライブプレートが接続しているトルクコンバーターのカバーからの放射音を抑制できるので、騒音を防止することができる。
又、レース連結部材をフライホイール又はドライブプレートと別体としていることから、次のような副次的な効果を生じる。すなわち、フライホイールの形状やドライブプレートの形状を問わず、あるいはフライホイールを用いた手動変速機やトルクコンバーターを用いた自動変速機といった変速機側の種類を問わず、共通の内燃機関始動回転力伝達機構として構成することで、部品を共通化することが可能となる。
請求項2に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1において、前記リングギヤは、ベアリングを介して前記クランク軸に自由回転状態で支持されていることを特徴とする。
このようにリングギヤがクランク軸に対して自由回転状態で支持されているので、リングギヤ側からもフライホイール又はドライブプレートに、直接的にワンウェイクラッチ係合による衝撃音は伝播されない。したがってフライホイールやドライブプレート自身、あるいはトルクコンバーターのカバーからの放射音を抑制できるので、ワンウェイクラッチ係合における騒音を防止することができる。
請求項3に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1又は2において、前記レース連結部材は前記ワンウェイクラッチのアウターレースと接続し、前記リングギヤは前記ワンウェイクラッチのインナーレースと接続していることを特徴とする。
このようにレース連結部材はワンウェイクラッチのアウターレースと接続し、リングギヤはインナーレースと接続している。このことにより、リングギヤとクランク軸との間に存在するベアリングなどの機構やワンウェイクラッチを、レース連結部材とアウターレースとの接続体によって、一方から見て完全に覆った状態とすることが可能となる。このようにオイルシールが必要なベアリングなどやワンウェイクラッチを完全に覆うことが可能となるので、内燃機関始動回転力伝達機構に対する高度なシール性を容易に実現できるようになる。
請求項4に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項3において、前記レース連結部材は、前記リングギヤに対して内燃機関本体とは反対側に配置されていることを特徴とする。
このようにリングギヤが内燃機関本体側であり、レース連結部材がリングギヤに対して内燃機関本体とは反対側に存在することにより、内燃機関外部、特に変速機側に対して、レース連結部材及びアウターレースにて、ベアリングなどやワンウェイクラッチを完全に覆った状態とすることができる。このことにより内燃機関外部に対して内燃機関始動回転力伝達機構の高度なシール性を実現することが容易となると共に、変速機側に対して内燃機関始動回転力伝達機構を完全に隔離した状態でオイルシールできるようになる。したがって内燃機関の潤滑に用いられているオイルを内燃機関始動回転力伝達機構の潤滑に利用することが可能となる。
請求項5に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項4において、前記ワンウェイクラッチのアウターレースと前記リングギヤとの間隙に第1オイルシール部材が配置され、前記リングギヤと内燃機関本体側部材との間隙に第2オイルシール部材が配置されていることを特徴とする。
このように第1オイルシール部材と第2オイルシール部材とを配置することにより、容易にかつ高度なシール性にて内燃機関始動回転力伝達機構の内部をオイルシールすることができる。このことにより内燃機関の潤滑に用いられているオイルにて、内燃機関始動回転力伝達機構を潤滑させることができるようになる。
請求項6に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記レース連結部材は、クランク軸端面に、該クランク軸端面と前記ドライブプレートとにより挟持された状態で締結固定されると共に、前記レース連結部材の板面の内で前記ドライブプレートが配置されている側には、前記ドライブプレート側からの押圧による前記レース連結部材の変形を防止する荷重逃がし部が形成されていることを特徴とする。
レース連結部材が、ドライブプレートによりクランク軸端面との間で挟持された状態で締結固定されている場合、ドライブプレート側の変形がレース連結部材に押圧力として作用する場合がある。この押圧力が作用した場合には、レース連結部材側も変形して、シール性やワンウェイクラッチの機能に影響するおそれがある。しかし荷重逃がし部が、ドライブプレートが配置されている側に設けられていることにより、レース連結部材の変形を防止することができ、シール性やワンウェイクラッチへの影響を阻止することができる。
請求項7に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項6において、前記荷重逃がし部は、前記ドライブプレートから後退した面領域として形成されていることを特徴とする。
荷重逃がし部としては、ドライブプレートから後退した面領域として形成でき、容易にドライブプレートからの押圧力による荷重を逃がして、レース連結部材の変形を防止することができる。
請求項8に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項7において、前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記クランク軸端面と前記ドライブプレートとが対向した領域内に存在することを特徴とする。
前記面領域の境界がクランク軸端面とドライブプレートとが対向した領域内に存在することにより、ドライブプレートの変形による荷重増加は、レース連結部材を反対側から支持するクランク軸端面からクランク軸側へと逃すことができ、レース連結部材の変形を防止することができる。
請求項9に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項7において、前記リングギヤはベアリングを介して前記クランク軸に自由回転状態で支持され、前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記クランク軸端面と前記ドライブプレートとが対向した領域及び前記ベアリングのインナーレース端面と前記ドライブプレートとが対向した領域を合わせた領域内に存在することを特徴とする。
クランク軸の外側にベアリングが存在して、このベアリングのインナーレース端面もレース連結部材を挟持するようになっている場合がある。この場合には、前記面領域の境界は、クランク軸端面とドライブプレートとが対向した領域、及びベアリングのインナーレース端面とドライブプレートとが対向した領域の両方を合わせた領域内に存在しても良い。このことによりドライブプレートの変形による荷重増加は、クランク軸端面から、あるいはベアリングのインナーレースからクランク軸側に逃すことができ、レース連結部材の変形を防止することができる。
請求項10に記載の内燃機関始動回転力伝達機構では、請求項7〜9のいずれかにおいて、前記ドライブプレートは、ワッシャプレートにより前記レース連結部材側に押圧されることにより締結され、前記ワッシャプレートには前記ドライブプレートの変形に対する荷重逃がし部が前記ドライブプレートに対して後退した面領域として形成され、前記レース連結部材側の前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記ワッシャプレート側の前記後退した面領域と後退していない面領域との境界に対して、径方向でずらして配置されていることを特徴とする。
このようにドライブプレートがワッシャプレートによりレース連結部材側に押圧されて締結されている場合には、ワッシャプレート側の前記面領域の境界に対して、レース連結部材側の前記面領域の境界を径方向にずらした配置とする。このことによりドライブプレートにおいて、ワッシャプレートからの反力により歪みが掛かりやすいワッシャプレート側境界の接触位置と、レース連結部材からの反力により歪みが掛かりやすいレース連結部材側境界の接触位置とを異ならせることができる。こうして歪み応力集中を抑制できるので、ドライブプレートにクラックなどが発生することを防止でき、耐久性を高めることができる。
[実施の形態1]
図1は車両用内燃機関の内燃機関始動回転力伝達機構を示し、内燃機関において変速機側に出力するリア側周辺の断面図を示している。
内燃機関のオイルパン2の後端の上方にはラダービーム4にて回転可能にシリンダブロック側に支持されたクランク軸6の後端が配置されている。クランク軸6の後端には、フライホイール8、アウターレース支持プレート10(レース連結部材に相当)及びリングギヤ12が取り付けられている。
図1で下半分を示しているフライホイール8は、中心部が円形に開口した略円板形状であり、アウターレース支持プレート10と接触している側とは反対側には、変速機との間で回転力を伝達するためのクラッチ機構の一部として、リング状にクラッチディスク8aが取り付けられている。尚、クラッチ機構はフライホイール8とは別体に形成されていても良い。
図1で下半分を示しているアウターレース支持プレート10は、中心部が開口した円形の平板状に形成されて、前記フライホイール8と共に、中心開口周辺部分にてクランク軸6の後端面6aにボルト締結にて固定されている。このことによりフライホイール8と共にクランク軸6と連動して回転するように構成されている。
図1で下半分を示しているリングギヤ12は、中心部が大きく開口し径方向にて屈曲部(後述する円筒状段差部12b及び曲げ部12e)を設けた円板であり、中心開口部にフランジ状にワンウェイクラッチ14のインナーレース16を備え、外周部にリング状にギヤ部12aを備えている。このリングギヤ12は、インナーレース16の部分で、ワンウェイクラッチ14とは反対側である中心側に、ベアリング18(ここでは転がり軸受が用いられている)を介してクランク軸6の外周に取り付けられている。このためワンウェイクラッチ14が解放状態にある時には、リングギヤ12はクランク軸6の回転とは独立し、自由回転可能である。
リングギヤ12のギヤ部12aは、始動用モーターのピニオンギヤ20に常時噛み合わされておりピニオンギヤ20を介して始動用モーターから回転力を受けることによりリングギヤ12が回転する。尚、リングギヤ12には、円筒状段差部12bとギヤ部12aとの間の領域に、中心軸C周りに、孔部13が複数形成されている。このことによりリングギヤ12の軽量化と、リングギヤ12をクランク軸6の後端面6aに配置した後の内部のオイルシール状態等の確認が可能となっている。
アウターレース支持プレート10の外周部分には、リングギヤ12の中心開口部に取り付けられたインナーレース16に対向して、外側にアウターレース22が取り付けられている。このことにより、リングギヤ12とアウターレース支持プレート10との間にはワンウェイクラッチ14が構成されている。したがってインナーレース16は、内周面16a側にベアリング18が配置されていると共に、この内周面16aとは反対側の外周面16b側にワンウェイクラッチ14が構成されていることになる。
ワンウェイクラッチ14は、内燃機関始動時に始動用モーターがピニオンギヤ20を介してリングギヤ12を回転させる時、すなわちリングギヤ12側からアウターレース支持プレート10へトルクを伝達するための一方向での回転の場合にはアウターレース支持プレート10とリングギヤ12とを係合状態とする。このことにより始動用モーターはクランク軸6を回転させることができる。
内燃機関が運転を開始することで内燃機関出力によってクランク軸6に連動するアウターレース支持プレート10の回転が、始動用モーターによるリングギヤ12の回転よりも速くなると、リングギヤ12側の回転はアウターレース支持プレート10に対して相対的に逆方向の回転となる。このため、ワンウェイクラッチ14は解放状態となり、ピニオンギヤ20とリングギヤ12とが常時噛み合い状態でも、内燃機関始動後における始動用モーターの過回転を防止することができる。
ここでベアリング18とワンウェイクラッチ14との潤滑のために、シリンダブロックあるいはクランク軸6内の油路を介してエンジンオイルが供給されている。しかしワンウェイクラッチ14を間にしてアウターレース支持プレート10とリングギヤ12とが配置されているので、この間のオイル漏れを阻止する必要がある。このためにリング状の第1オイルシール部材24が、アウターレース支持プレート10に一体に取り付けられているワンウェイクラッチ14のアウターレース22と、リングギヤ12の円筒状段差部12bとの間に配置されている。この第1オイルシール部材24は、円筒状段差部12bの内周面12cに嵌合することでリングギヤ12側に固定されている。このことで第1オイルシール部材24の内周側に形成されているシールリップ24aは、アウターレース22の外周面に摺動可能に接触し、オイルシールを実行している。
円筒状段差部12bを挟んで第1オイルシール部材24とは反対側(外側)では、第1オイルシール部材24よりも大径の第2オイルシール部材26が配置されている。この第2オイルシール部材26は、クランク軸6より下方側では主にオイルパン2(内燃機関本体側部材に相当)の後端2aの内周面2bに、クランク軸6より上方側では主にシリンダブロック(内燃機関本体側部材に相当)の後端の内周面に嵌合することで、図示する位置に固定されている。このことで第2オイルシール部材26の内周側に形成されているシールリップ26aは、円筒状段差部12bの外周面12dに摺動可能に接触し、オイルシールを実行している。
上述したごとく、アウターレース支持プレート10は、フライホイール8とは別体に形成されて、クランク軸6に対してフライホイール8を介さずに独立して設けられている。このためワンウェイクラッチ14係合による衝撃音は、直接、フライホイール8に生じることはない。又、アウターレース支持プレート10側にて生じた衝撃音は、ボルトBにて締結固定されている部分を介さなくてはならず、フライホイール8への直接的な伝播は生じない。
リングギヤ12についても、クランク軸6に対してベアリング18により支持されていることから、同様にリングギヤ12から直接的に、フライホイール8に衝撃音が伝播されることがない。
更に、アウターレース支持プレート10とリングギヤ12との配置関係は、アウターレース支持プレート10はリングギヤ12に対して内燃機関本体側(図1にてオイルパン2の存在する左側)とは反対側に配置されている。このためワンウェイクラッチ14とベアリング18とが、アウターレース支持プレート10とアウターレース22との接続体により、内燃機関外部からは完全に覆われた状態となっている。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).ピニオンギヤ20の回転力を、リングギヤ12からワンウェイクラッチ14を介して伝達されてクランク軸6を回転させるアウターレース支持プレート10は、フライホイール8とは別体に設けられて、かつフライホイール8を介さずにクランク軸6に取り付けられている。このため前述したごとく、ワンウェイクラッチ14係合時の衝撃音は直接、フライホイール8に生じることはないし、直接的な伝播も生じない。したがってフライホイール8からの放射音を抑制でき、騒音を防止することができる。
(ロ).リングギヤ12はクランク軸6に対してベアリング18により自由回転状態で支持されている。このため、前述したごとくリングギヤ12側からもフライホイール8に直接的にワンウェイクラッチ14の係合時の衝撃音は伝播されない。したがってフライホイール8から放射音を抑制でき、騒音を、より効果的に防止することができる。
(ハ).アウターレース支持プレート10はワンウェイクラッチ14のアウターレース22と接続し、リングギヤ12はワンウェイクラッチ14のインナーレース16と接続している。更に、アウターレース支持プレート10はリングギヤ12に対して内燃機関本体とは反対側に配置されている。このため内燃機関外部に対して、アウターレース支持プレート10とアウターレース22との接続体が、ベアリング18及びワンウェイクラッチ14を完全に覆った状態とすることができる。このことにより内燃機関始動回転力伝達機構に対する高度なシール性を容易に実現できるようになる。
したがって図1に示したごとくアウターレース22とリングギヤ12との間隙に第1オイルシール部材24を配置し、リングギヤ12とオイルパン2の後端2aとの間隙に第2オイルシール部材26を配置することで、容易にかつ高いシール性で内燃機関始動回転力伝達機構の内部をオイルシールすることができる。
(ニ).リングギヤ12においては、曲げ部12eがギヤ部12aと円筒状段差部12bとの間に設けられている。ピニオンギヤ20から伝達される始動用モーター駆動開始による衝撃力や、内燃機関の逆回転時にワンウェイクラッチ14から伝達される衝撃力を受けた時には、この曲げ部12eの部分でリングギヤ12は撓み、衝撃力を緩和して本内燃機関始動回転力伝達機構やこれに関連する機構を衝撃力から保護できる。
又、衝撃力が過大で曲げ部12eの撓みが大きくなると、リングギヤ12は弾性変形の範囲内で変形してフライホイール8に接触する。特に図1に示すごとくギヤ部12aの内側部分12fがフライホイール8の外周部8bに接触して摺動抵抗を生じる。この摺動抵抗により過大な衝撃力がリングギヤ12に入力された場合に、リングギヤ12自身の破損やベアリング18の破損を防止することができる。
(ホ).アウターレース支持プレート10は、フライホイール8と別体として形成されていることから、組み合わされるフライホイールの形状が異なってもアウターレース支持プレート10等については、共通の部品として用いることが可能となる。更に、フライホイールを用いた手動変速機やトルクコンバーターを用いた自動変速機といった変速機側の種類を問わず、共通の内燃機関始動回転力伝達機構として構成することも可能である。このため部品を共通化することが可能となり、製造コストを低減できる。
(ヘ).アウターレース支持プレート10は、クラッチディスク8aが配置されているフライホイール8とは別体で、かつ外周側ではアウターレース支持プレート10とフライホイール8とは離れている。このことから、クラッチ係合時に発熱するクラッチディスク8aからの熱が、特にアウターレース22に摺動状態で接触している第1オイルシール部材24に伝わりにくくなっている。このため第1オイルシール部材24の熱劣化が生じにくく、オイルシールの耐久性が向上する。
[実施の形態2]
本実施の形態では、アウターレース支持プレート10と共にクランク軸6にボルト締結されているのは、フライホイールではなくドライブプレート30である。これらアウターレース支持プレート10とドライブプレート30とは、ボルトBによりクランク軸6の後端面6aにワッシャプレート32と共に締結されている。
ドライブプレート30はトルクコンバーターのカバー34に外周部分でボルト締結されている。このことによりクランク軸6の回転がドライブプレート30によってトルクコンバーター側に伝達される。
他の構成については、前記実施の形態1と同じである。したがって前記実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付してある。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).フライホイールの代わりにドライブプレート30がクランク軸6に取り付けられ、かつこのドライブプレート30とは別体にアウターレース支持プレート10が設けられて、アウターレース支持プレート10はドライブプレート30を介さずにクランク軸6に取り付けられている。このためワンウェイクラッチ14係合の衝撃音は、直接、ドライブプレート30に生じることはないし、直接的な伝播もない。したがってドライブプレート30自身あるいはトルクコンバーターのカバー34からの放射音が抑制されて、騒音を防止することができる。
(ロ).前記実施の形態1の(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)の効果を生じる。特に(ニ)については、リングギヤ12は、フライホイールでなくドライブプレート30との接触により摺動抵抗が生じて、過大な衝撃力がリングギヤ12に入力された場合にリングギヤ12自身の破損やベアリング18の破損を防止することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、前記図2の構成に対して、アウターレース支持プレート50(レース連結部材に相当)の板面の内でドライブプレート30が配置されている側に、図3の拡大図に示すごとく荷重逃がし部52を設けた点が異なる。他の構成は前記実施の形態2と同じであり同一の構成には同一の符号を付している。
ここで荷重逃がし部52は、ボルトBにて締結されている部分(非後退面領域50b)に比較してその表面がドライブプレート30から離れている後退面領域50aを形成している。このことにより荷重逃がし部52では、ドライブプレート30がアウターレース支持プレート50から浮き上がっており、ドライブプレート30が変形したとしても荷重逃がし部52部分ではドライブプレート30からの荷重がアウターレース支持プレート50に与えられないようにされている。
ここで後退面領域50aと非後退面領域50bとの境界である段差部50cは、ボルトBによる締結された時に、締結力によりボルトB周りの非後退面領域50bが十分に圧締されて、かつ座屈しない位置に設定されている。本実施の形態では、ボルトB用の貫通孔50dにおいて中心軸Cから最も離れた位置を、段差部50cの内側(中心軸C側)の限界位置Piとしている。尚、限界位置Piは図3に示す位置よりも、更に中心軸C側に近づけても良い。
そして、段差部50cの外側の限界位置Poは、クランク軸6の外周に圧入により嵌合されているベアリング18のインナーレース18aの最も外側の位置としている。したがって図4の(A)のごとく、段差部50c(荷重逃がし部52の内側の開始位置P)を位置Piに設定しても良く、図4の(B)のごとく位置Poに設定しても良い。又、位置Piから位置Poの間(Aio)のいずれの位置に段差部50cを配置しても良い。
更に、図3,4に示すごとく、ワッシャプレート32においても荷重逃がし部32aが形成されているが、このワッシャプレート32側の荷重逃がし部32aの開始位置Qを避けて、径方向でずらして、開始位置P(段差部50c)を設定している。
請求項との関係は、後退面領域50aが、ドライブプレートから後退した面領域に相当する。非後退面領域50bが、後退していない面領域に相当する。段差部50cが、後退した面領域と後退していない面領域との境界に相当する。ワッシャプレート32に形成されている荷重逃がし部32aの開始位置Qが、ワッシャプレート側の後退した面領域(図3:32c)と後退していない面領域(図3:32b)との境界に相当する。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態2の効果を生じる。
(ロ).アウターレース支持プレート50がドライブプレート30によりクランク軸6の後端面6aとの間で挟持された状態で締結固定されている。このため、トルクコンバーターにかかる負荷によりカバー34(図2)が変形し、これに伴ってドライブプレート30が変形すると、この変形がアウターレース支持プレート50に押圧力として作用する場合がある。この押圧力が作用した場合、アウターレース支持プレート50には荷重逃がし部52がドライブプレート30と接触している側に設けられているので、荷重逃がし部52によりアウターレース支持プレート50側まで変形するのを防止することができる。この結果、特に第1オイルシール部材24によるシール性やワンウェイクラッチ14への影響を阻止することができる。
そしてドライブプレート30の変形による荷重が非後退面領域50b側にかかったとしても、段差部50cの位置は、内側の限界位置Piとしては、クランク軸6の後端面6aの領域であり、外側の限界位置Poとしてはベアリング18のインナーレース端面18bの最外位置である。このように段差部50cは、クランク軸6の後端面6aとドライブプレート30とが対向した領域、及びベアリング18のインナーレース端面18bとドライブプレート30とが対向した領域を合わせた領域内に存在する。このため、内側の限界位置Piから外側の限界位置Poの間の領域のいずれに段差部50cが存在しても、荷重はクランク軸6又はベアリング18のインナーレース18aにかかることになる。したがってドライブプレート30からの押圧力による荷重をクランク軸6やベアリング18側に確実に逃がして、アウターレース支持プレート50の変形を防止することができる。
図3及び図4の(A)の例では、径方向での段差部50cの位置は、完全にクランク軸6の後端面6aとドライブプレート30とが対向した領域に存在する。このため、ドライブプレート30の変形による荷重増加は、クランク軸6の後端面6aからクランク軸6側に逃すことができ、アウターレース支持プレート50の変形を、効果的に防止することができる。
尚、図4の(B)の例でも、径方向での段差部50cの位置は、ベアリング18のインナーレース端面18bとドライブプレート30とが対向した領域に存在する。このため、ドライブプレート30の変形による荷重増加は、ベアリング18のインナーレース18a側に逃すことができる。このようにしてもアウターレース支持プレート50の変形を防止することができる。
(ハ).更に、図3及び図4に示した例では、段差部50cは、ワッシャプレート32の荷重逃がし部32aにおける内側(中心軸C側)の開始位置Qとは、径方向位置においてドライブプレート30の表裏で重ならないよう径方向にずらして配置されている。
このことによりドライブプレート30の変形にて、ワッシャプレート32側から歪みがかかりやすいドライブプレート30自身における位置と、アウターレース支持プレート50側から歪みがかかりやすい位置とが、ドライブプレート30の表裏において径方向でずれることになる。したがって、ドライブプレート30のクラックなどの発生を防止して耐久性を高めることができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態3においては、段差部50cの外側の限界位置Poはドライブプレート30とベアリング18のインナーレース端面18bとが対向した領域の最外位置であった。この代わりに、外側の限界位置Poは、ドライブプレート30とクランク軸6の後端面6aとが対向した領域の最外位置に設定しても良い。このことによりドライブプレート30の変形による荷重増加は、確実にクランク軸6の後端面6aからクランク軸6側に逃すことができ、アウターレース支持プレート50の変形を、より確実に防止することができる。
実施の形態1の内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。 実施の形態2の内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。 実施の形態3の内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。 実施の形態3において荷重逃がし部の範囲を決定する段差部の位置の変更例を示す内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。
符号の説明
2…オイルパン、2a…後端、2b…内周面、4…ラダービーム、6…クランク軸、6a…後端面、8…フライホイール、8a…クラッチディスク、8b…外周部、10…アウターレース支持プレート、12…リングギヤ、12a…ギヤ部、12b…円筒状段差部、12c…内周面、12d…外周面、12e…曲げ部、12f…内側部分、13…孔部、14…ワンウェイクラッチ、16…インナーレース、16a…内周面、16b…外周面、18…ベアリング、18a…インナーレース、18b…インナーレース端面、20…ピニオンギヤ、22…アウターレース、24…第1オイルシール部材、24a…シールリップ、26…第2オイルシール部材、26a…シールリップ、30…ドライブプレート、32…ワッシャプレート、32a…荷重逃がし部、32b…ワッシャプレート側の後退していない面領域、32c…ワッシャプレート側の後退した面領域、34…トルクコンバーターのカバー、50…アウターレース支持プレート、50a…後退面領域、50b…非後退面領域、50c…段差部、50d…貫通孔、52…荷重逃がし部、B…ボルト、C…中心軸、P…荷重逃がし部(後退面領域)の中心軸C側の開始位置、Pi…内側の限界位置、Po…外側の限界位置、Q…内側の開始位置。

Claims (10)

  1. ワンウェイクラッチを介することで、始動用モーターによる一方向の回転力をクランク軸側へ伝達し、逆方向の回転力伝達は阻止する内燃機関始動回転力伝達機構であって、
    フライホイール又はドライブプレートとは別体に設けられてフライホイール又はドライブプレートを介さずにクランク軸側に取り付けられることでクランク軸と連動して回転すると共に、ワンウェイクラッチの一方のレースと連結しているレース連結部材と、
    始動用モーターの回転力を受けて回転すると共に、ワンウェイクラッチの他方のレースと連結しているリングギヤと、
    を備えることによりフライホイール又はドライブプレートを介さずに始動用モーターの回転力をワンウェイクラッチを介してクランク軸側へ伝達することを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  2. 請求項1において、前記リングギヤは、ベアリングを介して前記クランク軸に自由回転状態で支持されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  3. 請求項1又は2において、前記レース連結部材は前記ワンウェイクラッチのアウターレースと接続し、前記リングギヤは前記ワンウェイクラッチのインナーレースと接続していることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  4. 請求項3において、前記レース連結部材は、前記リングギヤに対して内燃機関本体とは反対側に配置されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  5. 請求項4において、前記ワンウェイクラッチのアウターレースと前記リングギヤとの間隙に第1オイルシール部材が配置され、前記リングギヤと内燃機関本体側部材との間隙に第2オイルシール部材が配置されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記レース連結部材は、クランク軸端面に、該クランク軸端面と前記ドライブプレートとにより挟持された状態で締結固定されると共に、前記レース連結部材の板面の内で前記ドライブプレートが配置されている側には、前記ドライブプレート側からの押圧による前記レース連結部材の変形を防止する荷重逃がし部が形成されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  7. 請求項6において、前記荷重逃がし部は、前記ドライブプレートから後退した面領域として形成されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  8. 請求項7において、前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記クランク軸端面と前記ドライブプレートとが対向した領域内に存在することを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  9. 請求項7において、前記リングギヤはベアリングを介して前記クランク軸に自由回転状態で支持され、前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記クランク軸端面と前記ドライブプレートとが対向した領域及び前記ベアリングのインナーレース端面と前記ドライブプレートとが対向した領域を合わせた領域内に存在することを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
  10. 請求項7〜9のいずれかにおいて、前記ドライブプレートは、ワッシャプレートにより前記レース連結部材側に押圧されることにより締結され、前記ワッシャプレートには前記ドライブプレートの変形に対する荷重逃がし部が前記ドライブプレートに対して後退した面領域として形成され、前記レース連結部材側の前記後退した面領域と後退していない面領域との境界は、前記ワッシャプレート側の前記後退した面領域と後退していない面領域との境界に対して、径方向でずらして配置されていることを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
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