JP2007031213A - ガラス光学素子成形装置 - Google Patents

ガラス光学素子成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007031213A
JP2007031213A JP2005217680A JP2005217680A JP2007031213A JP 2007031213 A JP2007031213 A JP 2007031213A JP 2005217680 A JP2005217680 A JP 2005217680A JP 2005217680 A JP2005217680 A JP 2005217680A JP 2007031213 A JP2007031213 A JP 2007031213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
glass optical
optical element
glass
molds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005217680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4717542B2 (ja
Inventor
Shinji Nishi
真志 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2005217680A priority Critical patent/JP4717542B2/ja
Publication of JP2007031213A publication Critical patent/JP2007031213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4717542B2 publication Critical patent/JP4717542B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/46Lenses, e.g. bi-convex
    • C03B2215/47Bi-concave
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/68Means for parting the die from the pressed glass other than by cooling or use of a take-out
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/72Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

【課題】ガラス光学素子の面精度を維持しつつ、該ガラス光学素子を容易に、かつ、確実に剥離することが可能なガラス光学素子成形装置の実現。
【解決手段】本発明のガラス光学素子成形装置は、押圧のときに一対の型2,3の芯合わせを行うための芯合わせ部材4と、一対の型の一方の型2と芯合わせ部材との間に配設され、押圧成形されたガラス光学素子15Aから一方の型を離型する離型初期のとき、一方の型と芯合わせ部材とは非係合状態にあって、一方の型と芯合わせ部材と相対移動させ、ガラス光学素子から一方の型が離型した後、一方の型と芯合わせ部材とは係合状態にあり、一方の型と芯合わせ部材とを一体的に移動させる係合手段11と、押圧成形後のガラス光学素子と一方の型との離型初期のとき、芯合わせ部材と伴にガラス光学素子を一対の型の他方の型3に固定しておく押さえ部材9と、を有したことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱軟化したガラス素材を一対の型により押圧してガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置に関する。
周知のように、一対の成形型により加熱軟化したガラス素材を押圧してガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置が知られている。上記一対の成形型の成形面に凹形状、或いは、凸形状が形成されており、ガラス光学素子は、上記各成形面によって、両面に凹凸が組み合わされたレンズ面が押圧成形される。
例えば、凹メニスカスレンズを成形する際、凹状の成形面を有する下型にガラス素材を成形型の中心に位置決めされた状態で載置し、加熱軟化してガラスレンズの成形を行う。しかし、冷却時のガラスの収縮によって凸状の成形面を有する上型にガラスレンズが貼り付き、スリーブが備え付けられた上型から容易に光学素子を取り出せない場合がある。
この問題に対して、例えば、特許文献1には、強制離型機構を設けて離型させる光学ガラス素材を成形するガラス光学素子成形装置が開示されている。このガラス光学素子成形装置は、上下に対向した成形型間でガラス素材を加熱軟化させ、押圧成形後のガラス素材の非光学面上に臨ませたリング部材に上方から下方へと離型力を付与する離型アームにより、ガラス素材の転移点以下になった時点に強制離型を行う。
特開2004‐179429号公報
特許文献1のガラス光学素子成形装置のように、ガラス素材の収縮量が小さく、上型への貼り付きが弱い状態が確保できるガラス転移点以下となった時点で、成形後のガラス光学素子を上型から離型するという点においては離型性を向上させる有効なものと考えられる。また、ガラス光学素子がオプチカルコンタクト状態で上型に貼り付いている場合に於いても、真空状態を回避するという点では、ガラス光学素子と上型との離型性が向上する有効な手段であると考えられる。
しかしながら、ガラス光学素子は、ガラス転移点以下となった時点で上型から離型すると、高精度が要求されるガラス光学素子の面精度を維持することができない場合がある。すなわち、ガラス転移点以下となった時点の温度からその後に冷却され常温となった時点では、ガラス光学素子が若干に収縮し、レンズ面に歪みが生じる可能性があり、特に高精度が要求される非球面レンズであるガラス光学素子の面精度を維持することができない場合がある。また、特許文献1のような強制的に離型力を付与する為の離型アームをスリーブ内に取り付けることは機構上非常に困難である。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、対向する成形面を有する上下一対の成形型によってガラス光学素子を押圧成形するガラス光学素子成形装置において、該ガラス光学素子の面精度を維持しつつ、凸形状の成形面を有する成形型から容易に、且つ、確実に該ガラス光学素子を剥離することが可能なガラス光学素子成形装置を提供することを目的とする。
本発明のガラス光学素子成形装置は、ガラス素材を一対の型により押圧して、ガラス光学素子を成形し、上記一対の型の双方に相対移動可能で、上記押圧のときに該一対の型の芯合わせを行うための芯合わせ部材と、上記一対の型の一方の型と上記芯合わせ部材との間に配設され、該一方の型と上記芯合わせ部材との相対的移動を一定に制限し、押圧成形された上記ガラス光学素子から上記一方の型を離型する離型初期のとき、上記一方の型と上記芯合わせ部材とは非係合状態にあって、上記一方の型と上記芯合わせ部材と相対移動させ、上記ガラス光学素子から上記一方の型が離型した後、上記一方の型と上記芯合わせ部材とは係合状態にあり、上記一方の型と上記芯合わせ部材とを一体的に移動させる係合手段と、上記押圧成形後の上記ガラス光学素子と上記一方の型との離型初期のとき、上記芯合わせ部材と伴に該ガラス光学素子を上記一対の型の他方の型に固定しておく押さえ部材と、を有したことを特徴とする。
本発明によれば、ガラス光学素子の面精度を維持しつつ、凸形状の成形面を有する成形型から該ガラス光学素子を容易に、かつ、確実に剥離することが可能なガラス光学素子成形装置を実現できる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1から図3は、本発明の一実施形態であるガラス成形装置を示す断面図であり、図1はガラスレンズを成形前の成形炉が持ち上げられている状態を示し、図2はガラスレンズを成形中の状態を示し、図3はガラスレンズを成形後に成形炉が持ち上げられた状態を示している。図4は、図2に示したガラスレンズを成形中のガラス成形装置における各型を示す拡大図、図5は図3に示したガラスレンズを成形後のガラス成形装置における各型を示す拡大図、図6は図4のVIで囲んだ部分の各型を示す拡大図、図7は図5のVIIで囲んだ部分の各型を示す拡大図である。
図1から図3に示す、本実施形態のガラス光学素子成形装置1は、光学素材であるガラス素材15(例えば、転移点Tgが574℃の光学ガラスLAH53)を加熱軟化させ、一対の成形型で押圧し、冷却後に上記一対の成形型間を開くことで所望の非球面形状を有するガラス光学素子であり、本実施の形態においては凹メニスカスレンズであるガラスレンズ15Aを製造するための装置である。
このガラス光学素子成形装置1は、主要構成部材として、一対の成形型の一方の型である上型2、及び他方の型である下型3と、これら上型2、及び下型3を覆い、各型2,3の芯合わせを行う芯合わせ部材であるスリーブ4と、上型2を支持する加圧軸5と、下型3を支持するベース6と、加圧軸5を上下方向に外部に対し密閉状態で移動自在に保持している成形炉7と、上型2、下型3、及びスリーブ4の周囲に配される型加熱用熱源の1つである複数のリング状の赤外線ランプヒータ8と、スリーブ4の内周に配設され、成形するガラスレンズ15Aのレンズ有効径外の一面を押さえる押さえ部材である上リング9と、下型3の後述する凹状成形部外に配設された下リング10と、を有している。また、成形炉7は、図2に示すように、ベース6に向かって降下して炉外に対し密閉状態の空間を形成し、この密閉空間がガラスレンズ15Aを成形する成形室13となる。
尚、ガラス光学素子成形装置1は、図示しないフレームに支持されて、加圧軸5を上下方向に移動させるサーボモータ、或いはエアーシリンダからなる駆動装置(不図示)と、成形室13内を真空状態にするための真空ポンプなどの排気装置(不図示)と、例えば、窒素ガスなどの不活性ガス(非酸化性ガス)を成形室13内に送気する流量調整用装置(不図示)と、ガラス素材15を下型3に自動セットし、且つ成形後のガラスレンズ15Aを自動的に取り出すオートローダ(不図示)と、成形室内の温度、圧力、ガス流量、真空などの制御やガラス素材15を下型3にセットする位置制御を行う制御装置(不図示)と、を有している。
上型2と下型3は、略同一の外径が設定された略円柱形状をしており、夫々の軸が同一線上を通るように位置決めされており、上型2が鉛直上方に、下型3が鉛直下方に位置する一対の型である。
詳述すると、上型2は、図4に示すように、下端部に凸状成形部2aを有し、この凸状成形部2aの表面が所定の光学素子有効径が設定されたガラスレンズ15Aの凹レンズ面15a(図6,7参照)を成形する凸状成形面2Aとなる略円柱状の型である。また、上型2は、加圧軸5とビスなどの図示しない固定部材により固定されている。
一方、下型3は、図中の上端部に凹状成形部3aを有し、この凹状成形部3aの表面がガラスレンズ15Aの凸レンズ面15b(図6,7参照)を成形する凹状成形面3Aを有した略円柱状の型である。この下型3は、ベース6上に載設されており、図示しない固定部材によりベース6と一体的に固定されている。
また、上型2と下型3は、ガラス素材15からガラスレンズ15Aを成形するに足る温度領域で十分な強度を有する材料であって、ガラス素材15のガラス転移点以下における線膨張係数よりも大きな値の線膨張係数を有する例えば、超硬合金、または、炭化珪素(SIC)等によって形成されている。尚、上述した上型2の凸状成形面2Aと下型3の凹状成形面3Aは、それぞれ鏡面加工が施されており、ガラスレンズ15Aの各成形面15a,15bに光学機能面を精密転写する。
各型2,3の夫々の内部には、型加熱用熱源の1つである図示しないカートリッジヒータ、及び型温度検出用の熱電対が夫々埋め込まれている。これらのカートリッジヒータは、上型2、及び下型3を熱伝導により加熱し、且つ、各型2,3を介してガラス素材15を加熱する。
スリーブ4は、円筒形状の超鋼合金材料で形成され、上方部がスリーブ保持ピン11によって、上型2に保持され、且つ精密嵌合(隙間5μmまたはそれ以下の極めて少ない状態)しており、下型3に対して、スライド可能に精密嵌合(隙間5μm程度の極めて少ない状態)している。従って、赤外線ランプヒータ8による照射熱は、スリーブ4を介して上型2,下型3に効率よく伝達される。このスリーブ4は、加圧軸5、及び上型2の上昇に伴って、持ち上げられ、その上端面が成形炉7の上部側の内面と当接することで、赤外線ランプヒータ8と共に成形炉7を一緒に持ち上げる。
尚、スリーブ4は、下方にスライドして、各型2,3の外周と精密嵌合することで、各型2,3の芯合わせを行う。このスライド動作のとき、スリーブ4には、各型2,3の夫々の成形面2A,3Aとの間の空間S(図3参照)内のエアーを吸排気するため、空間Sに形成するスリーブ4の壁に図示しない通気路が形成されている。尚、各型2,3の少なくとも1方にエアー抜きのための通気路を形成し、成形面2A,3Aとの間の空間S(図3参照)内のエアーを吸排気しても良く、スリーブ4の通気路と各型2,3の通気路とが連通する構成にしても良い。
上記型2,3をそれぞれ保持する加圧軸5、及びベース6には、型冷却用の例えば、純水などの冷媒が流通可能な冷却経路(図示せず)が設けられている。
赤外線ランプヒータ8は、成形炉7の内側壁に固定支持されており、スリーブ4の外周に沿って配設されている。尚、この赤外線ランプヒータ8やカートリッジヒータ(不図示)、また、上記冷媒は、図示しない熱電対によって検出される型温度に基づいて、上述した図示しない制御部により制御され、各工程時におけるガラス素材15および上型2、及び下型3の温度制御が行われる。
成形炉7は、上型2、スリーブ4、及び加圧軸5の上下方向(図1、及び図3に示す矢印a,b方向)の移動に伴って、上下に可動することで上型2,下型3、及びスリーブ4の周囲空間を炉外に対し密閉、または、開放可能であり、ガラス素材15の成形中、密閉状態にあるとき、炉内を真空または非酸化雰囲気で充満できるように、夫々の接触部にはシールが施されている。
上リング9は、スリーブ4の内径と略同一の外径を有する円環状の金属部材であり、スリーブ4内の上型2の凸状成形部2a近傍の位置で上リング保持ピン12によって保持されている。この上リング9は、その内径側の下面に、成形するガラスレンズ15Aのレンズ有効径外の凹レンズ面15a側の縁辺部である駄肉部を抑える押さえ面9bが成形された段部を有し、その上面に上記凸状成形部2aとの接触を防止するテーパ9cが形成されている。
下リング10は、熱軟化するガラス素材15の流動を規制し、ガラスレンズ15Aの外径部を成形するための内径を有する円環状の金属部材であり、下型3の凹状成形部3aの外周部に嵌着されている。この下リング10には、ガラスレンズ15Aの成形時に上リング9の上記段部に対応して係合する係合段部が形成され、上端面が上リング9の押さえ面9bの一部と面接触する。
ここで、スリーブ4を上型2に保持するスリーブ保持ピン11、及び上リング9をスリーブ4内に保持する上リング保持ピン12の夫々の保持状態について図4を用いて説明する。
スリーブ4を上型2に保持するスリーブ保持ピン11は、スリーブ4に設けられ、スリーブ4の一端部から内径に向かって突出する凸状部11aを有している。また、上型2の外周面には、スリーブ保持ピン11の凸状部11aが係入する円周方向に設けられた溝部2bが形成されている。この溝部2bは、上型2の軸方向にスリーブ保持ピン11の凸状部11aの外径よりも大きな所定の長さ(所定の溝巾)と、凸状部11aの突出量よりも大きい所定の深さとが設定された円周溝である。
つまり、スリーブ保持ピン11は、スリーブ4の外周面から内周面に向かって圧入、或いは螺着され、凸状部11aが上型2の溝部2bに係入し、スリーブ4を上型2に保持する。この状態において、凸状部11aは、溝部2bに対して遊嵌した状態となる。これらスリーブ保持ピン11の凸状部11aと上型2の溝部2bは、本実施の形態の第1の係合手段を構成している。
従って、スリーブ4は、溝部2b内における凸状部11aが上下に移動できる移動量だけ上型2に対して相対的に摺動可能(移動可能)となっている。即ち、スリーブ4と上型2は、溝部2bの巾方向に一定の量だけ相対移動で、その量だけ制限を受けている。
上リング9をスリーブ4内に保持する上リング保持ピン12は、スリーブ4に設けられ、スリーブ4の軸方向の略中ほどから内径に向かって突出する凸状部12aを有している。また、上リング9の外周面には、上リング保持ピン12の凸状部12aが係入する円周方向に設けられた溝部9aが形成されている。この溝部9aは、上記上型2の溝部2bと同様に、上リング9の軸方向に上リング保持ピン12の凸状部12aの外径よりも大きい所定の長さ(所定の溝巾)と、凸状部12aの突出量よりも大きい所定の深さとが設定された長溝である。
上リング保持ピン12は、スリーブ保持ピン11と同様にして、スリーブ4の外周面から内周面に向かって圧入、或いは螺着され、凸状部12aが上リング9の溝部9aに係入し、上リング9をスリーブ4に保持する。この状態において、凸状部12aは、溝部9aに対して遊嵌した状態となる。これら上リング保持ピン12の凸状部12aと上リング9の溝部9aは、本実施の形態の第2の係合手段を構成している。
従って、上リング9は、溝部9a内における凸状部12aが上下に移動できる移動量だけスリーブ4に対して相対的に摺動可能(移動可能)となっている。
次に、上述した構成を有するガラス光学素子成形装置1によりガラスレンズ15Aを成形し、離型する工程、及び各係合手段の作用について、図1から図13を用いて説明する。尚、図8は、図1に対応し、上型2、及びスリーブ4を降下しているときの上型2にスリーブ4を保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図、図9は図2に対応し、ガラスレンズ15Aを成形中の上型2にスリーブ4を保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図、図10は図3に対応し、上型2、及びスリーブ4を上昇したときの上型2にスリーブ4を保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図、図11は上型2が下型3の近傍に降下したときのスリーブ4に上リング9を保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図、図12は図2に対応し、ガラスレンズ15Aを成形中のスリーブ4に上リング9を保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図、図13は図3に対応し、上型2、及びスリーブ4を上昇したときのスリーブ4に上リング9を保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図である。
まず、図1に示すように、ガラス素材15をオートローダ(不図示)によって搬送し、下型3上に載置する。そして、上型2を降下(矢印aの方向)させると、成形炉7が共に降下して、成形炉7の下端部がベース6と当接することにより、内部が密閉状態となる。この密閉状態にされた空間が図2に示す、成形室13となる。
さらに、上型2を下型3に向かった方向(矢印aの方向)に降下させ、ガラス素材15の表面近傍に上型2の凸状成形面2Aが到達したとき、上型2を一旦停止させる。
この上型2の降下中において、図8に示すように、スリーブ保持ピン11の凸状部11aは、上型2の溝部2bの溝壁である下端と当接した状態となって、スリーブ4を上型2に保持する。すなわち、スリーブ4の自重によりスリーブ保持ピン11が鉛直下方向の荷重を受けるため、凸状部11aが溝部2bの下端と当接して、スリーブ4が上型2に保持された状態(懸垂状態)となる。
また、上型2の降下中、及び一端停止時において、図11に示すように、上リング保持ピン12の凸状部12aは、上リング9の溝部9aの溝壁である上端と当接した状態となって、上リング9をスリーブ4内で保持する。すなわち、凸状部12aが溝部9aの上端と当接して、上リング9の自重による鉛直下方向へ移動を規制することで、上リング9がスリーブ4内で保持された状態となる。
次に、図示しない制御部のコントロールのもとで、排気装置(不図示)により成形室13(成形炉7)内を真空状態にした後、流量調整用装置(不図示)によって、不活性ガスである窒素ガスで置換する。このとき、流量調整用装置は、成形室内の窒素濃度が所定の濃度となる流量で窒素ガスを流し続ける。
そして、成形室13内の窒素濃度が上記所定の濃度で一定となった後、ガラス光学素子成形装置1の制御部のコントロールのもとでカートリッジヒータ(不図示)や赤外線ランプヒータ8に通電し、上型2、下型3、スリーブ4、及びガラス素材15の加熱を開始する。
そして、熱電対(不図示)の温度検知により、ねらいの温度(例えば、成形温度610℃)に到達したら、ガラス素材15に対する押圧がねらいの圧力値となるまで、上型2を下型3方向に再降下させて、型閉じ状態とし、凸状成形面2A,凹状成形面2Aによりガラス素材15を押圧する。
この各型2,3により、ガラス素材15を押圧中において、図9に示すように、スリーブ保持ピン11の凸状部11aは、上型2の溝部2bの軸方向の中途部分に位置した状態となる。尚、スリーブ4は、図2に示すように、その下端面がベース6に対し少し浮いた状態となっている。
また、図12に示すように、上リング9は、押さえ面9bが下リング10と当接して、下リング10に載上した状態で嵌合し、押さえ面9bの端部分が下リング10内周方向へ突出した状態となる。この状態において、上リング保持ピン12の凸状部12aは、上リング9の溝部9aの下端と当接した状態となる。
そして、各型2,3による所定時間の押圧後、カートリッジヒータ、及び赤外線ランプヒータ8の通電を停止させる。
次に、冷却経路に冷媒である例えば、純水を通して冷却工程に入り、型の冷却を開始する。上記冷却により上型2、下型3、及びガラス素材15の熱は、上記冷媒を介して系外に放出される。そして、ガラス素材15は、押圧成形されてガラスレンズ15Aの形状となる。このとき、下リング10は、その内周面で軟化していたガラス素材15の流動を規制し、ガラスレンズ15Aの外径形状を成形する。
この冷却時には、ガラスレンズ15Aの収縮により、上型2の凸状成形面2Aとガラスレンズ15Aの凹レンズ面15aとの間に負の圧力が発生する。すなわち、本実施の形態のガラス素材15は、ガラス転移点以下での線膨張係数が上型2の線膨張係数よりも大きいため、ガラスレンズ15Aの収縮量が上型2よりも大きくなる。そのため、上型2と下型3に押圧された状態では、ガラスレンズ15Aの凹レンズ面15aと上型2の凸状成形面2Aとがオプチカルコンタクト状態で吸着する。
その後、熱電対の検知結果から各型2,3の型温度が酸化せず、ガラス転移点温度以下で、ガラスレンズ15Aが充分に硬化する所定の温度まで下がったとき、駆動装置(不図示)によって加圧軸5、及び上型2を上昇させる。
上型2は、ガラスレンズ15Aからの離型初期において、溝部2bの下端部にスリーブ保持ピン11の凸状部11aが当接するまで、スリーブ4を下型3とスライドさせずに、下型3、及びスリーブ4をベース6に残置したまま上昇する。このとき、係合手段であるスリーブ保持ピン11は、溝部2b内に嵌入しているものの、非係合の状態であって、即ち、上型2とスリーブ4は非係合状態である。このとき、図12に示すように、上リング9には、上リング保持ピン12の凸状部12aを介して、スリーブ4の自重分の荷重が加わる。従って、ガラスレンズ15Aは、上型2の荷重の他に上リング9の押さえ面9bと当接している凹レンズ面15a側のレンズ有効径外の駄肉部に上リング9とスリーブ4の夫々の自重の荷重が加えられている。
その後、上型2が上昇すると、上型2の凸状成形面2Aと吸着している凹レンズ面15aに強制的な離型力が与えられる。これにより、ガラスレンズ15Aは、下型3の固定された状態で、上型2から離型する。
このとき、ガラスレンズ15Aは、ガラス転移点以下での充分に硬化した状態で上型2の凸状成形面2Aから離型されるため、高精度が要求される各レンズ面15a,15bの面精度(例えば、レンズ光軸心と外径心との心ズレ精度など)が確実に維持される。
つまり、図5及び図10に示すように、溝部2bの下端部にスリーブ保持ピン11の凸状部11aが当接(係合状態)すると、スリーブ4が上型2と供に一体的に移動して上方(図中の矢印b方向)へ持ち上げられる。
このとき、上リング保持ピン12の凸状部12aは、上リング9の溝部9aの下端部から離間し、上方へ前記溝部9a内を移動し始める。そして、上リング保持ピン12の凸状部12aは、上リング9の溝部9aの上端部と当接し、上型2、及びスリーブ4の上昇に伴って、図13に示すように、上リング9を上方(図中の矢印b方向)持ち上げる。
その後、図3に示すように、スリーブ4の上端面が成形炉7と当接し、この成形炉7と共に赤外線ランプヒータ8を一緒に上方(図中の矢印b方向)へ持ち上げる。最後にガラスレンズ15Aは、オートローダー(図示せず)によって外部に取り出される。
従って、ガラス光学素子成形装置1は、ユーザにより上型2に貼り付いたガラスレンズ15Aを手動で離型するために装置を一端停止する必要がないため、ガラスレンズ15Aに損傷を与えることなく、高精度で安定した光学機能面を有するガラスレンズ15Aを成形することができる。
以上の結果、上述した本実施形態のガラス光学素子成形装置1によれば、高精度が要求されるガラスレンズ15Aの面精度を維持しつつ、成形されたガラスレンズ15Aが上型2に貼り付くことが防止でき、ガラスレンズ15Aに対して衝撃や引き離し外力を与えることなく上型2から容易に、且つ、確実に離型させることによって、成形品の歩留まりや生産性を向上させることができる。
尚、本実施形態のガラス光学素子成形装置1では、上型2側を可動型としているが、これに限らず、上型2側を固定型とし、下型3側を可動型として、他は同様な構成を適用することも可能である。また、硝材であるガラス素材15は、光学ガラスLAH53に限ることなく、転移点の異なる種々の硝材を用いても良い。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明は、ガラス成形体であるガラスレンズを容易に、且つ、確実に成形型から剥離することが可能な一対の型を有するガラス成形装置に適用できる。
本発明の一実施形態であるガラス成形装置を示す断面図であり、ガラスレンズを成形前の成形炉が持ち上げられている状態を示した図である。 同、ガラスレンズを成形中の状態を示すガラス成形装置を示す断面図である。 同、ガラスレンズを成形後に成形炉が持ち上げられた状態を示すガラス成形装置を示す断面図である。 同、図2に示したガラスレンズを成形中のガラス成形装置における各型を示す拡大図である。 同、図3に示したガラスレンズを成形後のガラス成形装置における各型を示す拡大図である。 同、図4のVIで囲んだ部分の各型を示す拡大図である。 同、図5のVIIで囲んだ部分の各型を示す拡大図である。 同、図1に対応し、上型、及びスリーブを降下しているときの上型にスリーブを保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図、 同、図2に対応し、ガラスレンズを成形中の上型にスリーブを保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図である。 同、図3に対応し、上型、及びスリーブを上昇したときの上型にスリーブを保持する第1の係合手段の状態を示す拡大図である。 同、上型が下型の近傍まで降下したときのスリーブに上リングを保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図である。 同、図2に対応し、ガラスレンズを成形中のスリーブに上リングを保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図である。 同、図3に対応し、上型、及びスリーブを上昇したときのスリーブに上リングを保持する第2の係合手段の状態を示す拡大図である。
符号の説明
1 ・・・ガラス光学素子成形装置
2 ・・・下型(一対の型の一方の型)
3 ・・・下型(一対の型の他方の型)
4 ・・・スリーブ(芯合わせ部材)
9 ・・・上リング(押さえ部材)
9b ・・・押さえ面
11 ・・・スリーブ保持ピン(係合手段)
11a・・・凸状部(係合手段)
2b ・・・溝部(係合手段)
15A・・・ガラスレンズ(ガラス光学素子)
15 ・・・ガラス素材

Claims (5)

  1. ガラス素材を一対の型により押圧して、ガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置において、
    上記一対の型の双方に相対移動可能で、上記押圧のときに該一対の型の芯合わせを行うための芯合わせ部材と、
    上記一対の型の一方の型と上記芯合わせ部材との間に配設され、該一方の型と上記芯合わせ部材との相対的移動を一定に制限し、押圧成形された上記ガラス光学素子から上記一方の型を離型する離型初期のとき、上記一方の型と上記芯合わせ部材とは非係合状態にあって、上記一方の型と上記芯合わせ部材と相対移動させ、上記ガラス光学素子から上記一方の型が離型した後、上記一方の型と上記芯合わせ部材とは係合状態にあり、上記一方の型と上記芯合わせ部材とを一体的に移動させる係合手段と、
    上記押圧成形後の上記ガラス光学素子と上記一方の型との離型初期のとき、上記芯合わせ部材と伴に該ガラス光学素子を上記一対の型の他方の型に固定しておく押さえ部材と、
    を有したことを特徴とするガラス光学素子成形装置。
  2. 上記一方の型が上方に、上記他方の型が下方に設けられることにより、上記押さえ部材は、その自重と上記芯合わせ部材の自重により、上記ガラス光学素子を押さえることで、上記他方の型に固定しておくことを特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子成形装置。
  3. 上記一方の型が上方に、上記他方の型が下方に設けられることにより、上記押さえ部材は、その自重で上記ガラス光学素子を押さえることで、上記他方の型に固定しておくことを特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子成形装置。
  4. 上記押さえ部材は、上記他方の型中にある上記ガラス光学素子のレンズ有効径外の部分を押さえることで、上記他方の型に固定しておくことを特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子成形装置。
  5. 上記係合手段は、凸状部と、該凸状部と遊嵌する溝部とからなり、上記離型のときに、該凸状部が該溝部内を移動し、該離型後、該凸状部が該溝部の一端部と当接して、上記心合わせ部材を上記一方の型の移動に連動させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガラス光学素子成形装置。
JP2005217680A 2005-07-27 2005-07-27 ガラス光学素子成形装置 Expired - Fee Related JP4717542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005217680A JP4717542B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 ガラス光学素子成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005217680A JP4717542B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 ガラス光学素子成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007031213A true JP2007031213A (ja) 2007-02-08
JP4717542B2 JP4717542B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=37790908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005217680A Expired - Fee Related JP4717542B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 ガラス光学素子成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4717542B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101134666B1 (ko) 2010-11-25 2012-04-13 아이오솔루션(주) 캔 타입 포토다이오드가 적용된 광수신 모듈용 렌즈 제조장치
JP2012076975A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Olympus Corp 光学素子の成形用型セット
JP2014006545A (ja) * 2007-02-13 2014-01-16 3M Innovative Properties Co 成形光学物品及びその作製方法
JP5488588B2 (ja) * 2009-03-12 2014-05-14 コニカミノルタ株式会社 光学素子、光学素子の製造方法、発光ユニットおよび発光ユニットの組立方法
US20210214260A1 (en) * 2020-01-09 2021-07-15 Aac Optics Solutions Pte. Ltd. Glass product forming mold, glass product forming device, and glass product processing method
WO2021138976A1 (zh) * 2020-01-09 2021-07-15 诚瑞光学(常州)股份有限公司 玻璃产品成型模具、成型设备以及加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180722A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180722A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Olympus Optical Co Ltd 光学素子の成形装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006545A (ja) * 2007-02-13 2014-01-16 3M Innovative Properties Co 成形光学物品及びその作製方法
US9944031B2 (en) 2007-02-13 2018-04-17 3M Innovative Properties Company Molded optical articles and methods of making same
JP5488588B2 (ja) * 2009-03-12 2014-05-14 コニカミノルタ株式会社 光学素子、光学素子の製造方法、発光ユニットおよび発光ユニットの組立方法
JP2012076975A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Olympus Corp 光学素子の成形用型セット
KR101134666B1 (ko) 2010-11-25 2012-04-13 아이오솔루션(주) 캔 타입 포토다이오드가 적용된 광수신 모듈용 렌즈 제조장치
US20210214260A1 (en) * 2020-01-09 2021-07-15 Aac Optics Solutions Pte. Ltd. Glass product forming mold, glass product forming device, and glass product processing method
WO2021138976A1 (zh) * 2020-01-09 2021-07-15 诚瑞光学(常州)股份有限公司 玻璃产品成型模具、成型设备以及加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4717542B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4717542B2 (ja) ガラス光学素子成形装置
JPH0524857A (ja) 光学素子のプレス成形方法
KR101468756B1 (ko) 유리 성형체의 제조 방법 및 몰드 프레스 성형 장치
JP2007015906A (ja) ガラス光学素子成形装置
JP2002293553A (ja) 光学素子の製造方法、製造装置および光学素子の成形素材、予備成形金型ならびにレンズアレイ光学素子
JP2006273661A (ja) ガラス成形装置、ガラス素材保持治具およびガラス成形方法
JP2007022852A (ja) ガラス光学素子成形装置
JP4573678B2 (ja) ガラス成形装置
JP2002012431A (ja) プレス成形体の製造方法及び装置
JP7158928B2 (ja) 成形型の分解組立装置及び成形装置
JP2011116632A (ja) 光学素子の成形方法及び成形装置
JP2005281053A (ja) モールドプレス用成形装置、光学素子の製造方法及び光学素子
JP5269477B2 (ja) 光学素子の製造方法、光学素子の製造装置、及び光学素子
KR101165475B1 (ko) 성형 주형의 조립 장치 및 광학 소자의 제조 방법
JP2718452B2 (ja) ガラス光学素子の成形方法
JP2007008751A (ja) ガラス素子成形型
JP5244575B2 (ja) 光学素子の製造方法
JP2008056520A (ja) プレス成形装置
JP5374236B2 (ja) 光学素子の製造方法および製造装置
JP2005035859A (ja) 光学素子の製造方法および製造装置
JP3134490B2 (ja) ガラス成形装置
JP2001335330A (ja) 光学素子の成形方法
JP2010030802A (ja) 光学素子の製造方法及びその製造装置
JP6653135B2 (ja) 光学素子の製造方法及び製造装置
JP2007112010A (ja) 熱可塑性素材の成形方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees