JP2007022852A - ガラス光学素子成形装置 - Google Patents

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    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Abstract

【課題】成形型に張り付いたガラス光学素子を容易に剥離できるガラス光学素子成形装置を提供する。
【解決手段】このガラス光学素子成型装置は、転移点以上に加熱されたガラスブランク16aを上,下型1,2の凸,凹状成型面1a,2aにより押圧成形し、ガラスレンズ16aを得る装置であるが、成型直後の状態で上型の凸状成型面1a側に張り付いているガラスレンズ16′に対してその張り付き境界ポイントP0 に向けて上,下型外周に設けられるスリーブ5の外側からガスを噴射する。ガス噴射によってガラスレンズ16′を剥離させる。剥離したガラスレンズ16″は、不測の位置に飛び出すことなくスリーブ5に設けられる受け金8のレンズ受け部8aに当たり、下方のブランク保持リング6内に落下する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス素材からガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置に関する。
鏡面仕上げを行った成形面をもつ一対の成形型によりガラス素材を加熱軟化した状態でプレス成形によりガラスレンズ等の光学素子を製造するガラス光学素子成形装置がある。このガラス光学素子成形装置においては、成形後、所定温度に冷却して成形された光学素子を安定して確実に成形型から離型し、該光学素子をオートローダーで搬出できるようにする必要がある。
ところが、ガラス光学素子成形装置においては、上記上下型の成形面の素材及び形状、並びに成形素材の組成及び離型温度によっては、成形された光学素子(例えばガラスレンズ)が型の成形面に張り付いて、光学素子の自動取出しが行えなくなる。特に、型形状が凸形状である場合にはガラスと型の熱膨張率の相違により、張り付きが起きやすい。そして、凸形状の型は、上下型のうち上型に用いられることが多く、上型成形面へ張り付いた光学素子を強制的に離型した場合、所定外の時や場所に落下したり、該光学素子を破損する可能性もあり、生産性上の問題があった。
そこで、特許文献1に開示された光学素子の成形方法は、型部材とガラス光学素子との隔離を強制的に行うことにより離型不良発生を防止し、タクトタイムの短縮を可能とする成形方法を提供するものである。この成形方法においては、プレス成形後のガラス光学素子の冷却工程において、転移点Tg以下の温度に達したとき、スリーブに設けた孔から冷却ガスを上記ガラス光学素子の一部分に噴射して、ガラス成形品内に非軸対称的な温度分布を生じさせ、型部材とガラス光学素子間の界面に生じる応力の集中度を高くし、上記型部材と上記ガラス光学素子との剥離を容易にしている。
特許文献1は、特開2002−321931号公報である。
しかし、上述の特許文献1に開示されている成形方法では、成形品であるガラス光学素子の一部のみを冷却して軸対称的な温度分布を生じさせているためにガラス内部の応力が不均一状態となり、形状によってはガラス光学素子の精度を確保することが困難となる。また、偏肉度の高いガラス光学素子の場合、上述した一部の冷却により割れが発生する可能性もある。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、成形型に張り付いたガラス光学素子を容易に剥離できるガラス光学素子成形装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のガラス光学素子成形装置は、ガラス素材からガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置において、上記ガラス素材を押圧して上記ガラス光学素子を成形するための一対の型と、成形後の上記一対の型の一方の型に張り付いたガラス光学素子を剥離させるため、該ガラス光学素子に対しガスを噴射するガス噴射装置とを有する。
本発明の請求項2に記載のガラス光学素子成形装置は、請求項1に記載のガラス光学素子成形装置において、さらに、上記―方の型から剥れ飛んだ上記ガラス光学素子を上記一対の型の側方にて受ける受け部材を有する。
本発明の請求項3に記載のガラス光学素子成形装置は、請求項1、または、2に記載のガラス光学素子成形装置において、上記一対の型の軸心を合わせるためのスリーブ部材を有し、該スリーブ部材の側方には上記ガス噴射装置のノズルと対向する開口を有する。
本発明の請求項4に記載のガラス光学素子成形装置は、請求項2に記載のガラス光学素子成形装置において、上記一対の型の軸心を合わせるためのスリーブ部材を有し、該スリーブ部材の側方に上記受け部材を有する。
本発明によれば、成形型に張り付いたガラス光学素子を容易に剥離できるガラス光学素子成形装置を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての光学素子成形装置であるガラスレンズ成形装置の主要部を示す断面図であって、型開き状態でガス噴出による離型動作開始状態を示す。図2は、上記ガラスレンズ成形装置に適用される受け金の斜視図である。図3は、上記受け金のスリーブへの装着状態を示す断面図であって、図3(A)は、受け金装着中の状態を示し、図3(B)は、受け金装着終了状態を示す。図4は、上記ガラスレンズ成形装置における離型動作中の型まわりの要部断面図である。
本実施形態のガラスレンズ成形装置30は、ガラス素材であるガラスブランク16Aを加熱軟化させ、一対の成形型で押圧し、冷却後に上記成形型間を開放して所望の面形状を有するガラス光学素子のガラスレンズ16を得る装置である。
ガラスレンズ成形装置30は、主要構成部材としてレンズ成形を行う成形部と、上記成形部を密閉する密閉炉部と、駆動装置を有する架台部とからなり、ガラスブランク16Aおよびガラスレンズ16の搬送装置(図示せず)も装備されている。
上記成形部は、図1に示すように一対の成形型である上型1,下型2と、下型2に支持されるブランク保持リング6と、上型1,下型2に嵌合するスリーブ5と、スリーブ5に着脱自在に取り付けられる受け部材としての受け金8と、上型1を支持し、後述の駆動装置20により上下方向(Y方向)に駆動される上軸3と、下型2を支持し、架台部のベース板に着脱自在に装着される下軸4とを有してなる。
上記密閉炉部は、図1に示すように炉取り付け板24と、該取り付け板24に固着される炉上板25と、炉上板25に固着される外筒26と、炉上板25に着脱自在に装着される石英管27と、外筒26と石英管27の間に固定配置され、型,ガラスブランク加熱用熱源の1つである複数のランプヒータ28と、ガラスレンズを型から剥離するためのガス噴射装置を構成するガス噴射管9とを有してなる。
上記架台部は、図1に示すように天板21と、ステージ23と、ステージ23の下方に配されるベース板(図示せず)と、該天板,ステージ,ベース板を支持する支持部材22と、天板21に取り付けられ、上軸3を上下方向に駆動するためのエアーシリンダ等からなる駆動装置20とを有してなり、また、密閉炉部内の密閉状態を保つために天板21と炉取り付け板24との間にベローズ29が配されている。
上記成形部において、上型1,下型2は、ガラスブランク16Aからガラスレンズ16を成形するに足る温度領域で十分な強度を有する超硬合金、例えば、WC合金やSiC等によって形成される。上型1,下型2の先端部にはそれぞれ凸状成形面1a,凹状成形面2aが形成されている。また、上型1,下型2の内部には、型,ガラスブランク加熱用のカートリッジヒータ11,13および型温度制御のための型温度検出用の熱電対12,14が埋め込まれている。
上型1は、上面側が上軸3に固定支持されており、駆動装置20により上軸3を介して上下方向(Y方向)に駆動される。また、下型2は、下面側がステージ23の下方のベース板に取り付けられた下軸4に固定支持されている。なお、上軸3,下軸4には、上,下型冷却用の冷却水が通る流路(図示せず)が形成されている。
ブランク保持リング6は、下型2の成形面側外周部に位置決めされた状態で嵌入しており、該保持リング6には搬入されたガラスブランク16Aが挿入され、下型2に対するガラスブランク16Aの成形前の中心位置決めがなされる。
スリーブ5は、円筒形状の超硬合金、または、セラミックス材料で形成され、上方部が上型1にボルト15により精密嵌合状態で固着され(隙間5μmまたはそれ以下の極めて少ない嵌合状態)、同時に下型2に対してスライド可能に精密嵌合可能である(隙間5μm程度の極めて少ない嵌合状態)。このように嵌合隙間が極めて少ないことから上型1が降下した型閉じ状態でスリーブ5が下型2とも嵌合することによって上型1と下型2との軸心合わせがなされ、また、上型1,下型2、および、ガラスブランク16Aを保温すると同時に石英管27を透過したランプヒータ28の照射熱が効率よく型側に伝達される。
また、スリーブ5の外周面である側面部の右方側に内周面に貫通した開口部5bが設けられ、開口部5bに対向する側の側面部に受け金8が装着可能な貫通穴である受け金装着穴5aが設けられる。
受け金8は、図2の斜視図に示すように耐熱性のある板バネ材を折り曲げて形成されており、先端部に折り曲げて形成されるレンズ受け部8aと、レンズ受け部8aの後方上下に形成される弾性変形可能な斜面部8bと、位置決め凸部8cと、平行部8dと、上下側に折り曲げられたストッパ部8eとが設けられている。
この受け金8は、図3に示すようにスリーブ5の受け金装着穴5aの外側からストッパ部8eを押圧してS1 方向に窄めながらレンズ受け部8a側より挿入し(図3(A))、スリーブ5の受け金装着穴5aに位置決め凸部8cとストッパ部8eとで径方向の位置決めをした状態で装着される(図3(B))。この受け金8の装着状態では、上記成形部が離型動作状態にあるとき、受け金8の先端のレンズ受け部8aは、ブランク保持リング6の内周部6aの上方近くであって、上型1の成形面1aに張り付いたガラスレンズ16′の外径部側方に位置する(図3(A),(B))。また、受け金8は、交換が可能であって、取り外し時には、図3(B)に示す装着状態からストッパ部8eを押圧して内側に窄めながら外方に抜き出すことができる。
上記密閉炉部において、炉取り付け板24は、成形工程中の初期の型移動期間に上軸3の鍔部3aを介して上軸3の下方移動に連動し、外筒26,石英管27,ランプヒータ28とともに下方向(Y方向)に移動し、外筒26の下端部がステージ23に当接して停止する。上記当接状態では、外筒26内は、密閉された状態に保たれ、窒素ガス充填可能となる。なお、上記密閉状態を得るために外筒26の下端部のステージ23との当接面にはシール部材(図示せず)が配されている。
型開き状態での加熱期間経過後の型閉め期間には、上軸3がさらに降下するが、その上軸3の降下時、炉取り付け板24の上軸3との連動状態は絶たれ、言い換えると、上軸3の鍔部3aが炉取り付け板24の下面から離れ、外筒26は停止したまま上記密閉状態が保たれる。
ガス噴射管9は、炉取り付け板24に装着され、該取り付け板24を挿通して成形部のスリーブ5の外側面に沿って配される。ガス噴射管9の先端部には、ガス噴射用ノズル部9aが設けられている。炉取り付け板24とスリーブ5とは、上型1の上下移動時に相対移動する期間があるがノズル部9aおよびガス噴射管9をスリーブ5の外側に配することによって互いに干渉することがない。そして、成形部が後述する離型動作状態にあるとき、上型1が型閉め状態からわずかに上昇しているが、その状態でノズル部9aがスリーブ5の開口部5bに接近して対向し、さらに、ノズルの噴射方向に前方に上型1の成形面1aと成形後張り付き状態にあるガラスレンズ16との張り付き面の境界ポイントP0 が位置するような位置関係になっている(図1,4)。
次に、上述した構成を有するガラスレンズ成形装置30によるガラスレンズ16の成形工程について説明する。
まず、上軸3を上方に移動させ、型開放状態とする。スリーブ5と密閉炉部も上方にあって、下型2側のブランク保持リング6の周囲は、開放されている。そこで、搬送装置(図示せず)によりガラスブランク16Aを搬入し、ブランク保持リング6内に挿入し、載置する。
駆動装置20により上軸3を降下させ、図1に示すように外筒26をステージ23に当接させて炉内を密閉状態とし、上軸3を一旦停止させる。
上記密閉状態で外筒26内を真空状態として窒素ガスで置換し、カートリッジヒータやランプヒータ28に通電し、上型1,下型2,スリーブ5、および、ガラスブランク16Aの加熱を開始する。この加熱期間中、上下型1,2は型閉め前の型開き状態を保っている。
上記加熱により型温度がねらいの温度(ガラスブランク転移点を上回る温度、例えば、500°C〜600°C)に到達したら上軸3の降下を再開させる。上軸3の降下により上型1と下型2によるガラスブランク16Aの押圧成形が開始される。
ガラスブランク16Aが所定の厚みまで押圧された型閉め状態で上型1の降下を停止させる。ガラスブランク16Aは、ブランク保持リング6の内部でガラスレンズ16として上下面が上,下型の成形面1a,2aにより転写される。
上記押圧成形動作によりガラスレンズ16の形状が決まった後、カートリッジヒータおよびランプヒータ28の通電を停止させ、上下軸3,4の冷却流路に冷却水(純水)を通して型,ガラスレンズの強制冷却を行う。
上,下型温度が所定の温度(転移点以下)まで下がったところで、上型とスリーブ5をわずかに上昇させる。この上型上昇状態では、成形されたガラスレンズ16は、図1,4に示すように上型の成形面1aに張り付いたままの状態(図4中、16′で示すガラスレンズの状態)であり、上型とともにブランク保持リング6から抜け出した位置に移動している。また、スリーブ5の開口部5bに対向した場所にガス噴射管9のノズル部9aが位置しており、さらに、ノズル部9aに噴射方向前方にガラスレンズ16と上型1との張り付き面境界ポイントP0 が位置している(図1)。この状態でガラスレンズ16が変形しない温度、また、上,下型1,2の型温度が型部材の酸化しない温度(200°C付近)まで下がるのを待ち、後述する離型動作に入る。
上記離型動作時においては、図4に示すようにガス噴射管9に供給された圧縮窒素ガスをノズル部9aより上記張り付き面境界ポイントP0に向けて噴射させる。噴射された窒素ガスの噴射力がガラスレンズ16′と成形面1aの境界面を開くように作用し、ガラスレンズ16″の凹面16aが成形面1aから剥離される。剥離の勢いによってはガラスレンズ16″が不測の位置に吹き飛ばされることが考えられるが、剥離したガラスレンズ16″の外周面がガス噴射方向の前方にある受け金8のレンズ受け部8aに当たるので、ガラスレンズ16″は、そのままブランク保持リング6側に落下して、該リング6の内周部6aに収まる。
その後、再度上軸3を上昇させ、型開放状態とする。同時に外筒26も上軸の鍔部3aにより吊り下げられて上昇し、炉開放状態となる。
上記開放状態で搬送装置を下型2の上方に挿入し、ガラスレンズ16を吸着してブランク保持リング6から取り出し、本成形装置30の外に搬出し、ガラスレンズ16の成形工程の一サイクルが終了する。
上述した本実施形態のガラスレンズ成形装置30によれば、型開き状態にて上型1の成形面1aに張り付いたガラスレンズ16を、窒素ガスを張り付き面境界ポイントP0に向けて噴射させることによって簡単に離型させることができる。また、ノズル部9a含めてガス噴射管9を密閉炉部側に固定して支持した状態でスリーブ5の外側に配されていることからスリーブ5との干渉が生じない。また、スリーブ5にガス供給管を接続する必要もなくガス噴射管9を容易に配設することができる。
さらに、張り付いたガラスレンズ16の側方に受け金8を配すことによって、ガスの噴射力によりガラスレンズ16がブランク保持リング6の外方に吹き飛ばされて傷つくことが避けられる。また、上型に張り付いたガラスレンズ16をブランク保持リング6から外れた上方に移動させた状態でガスを噴射させるのでガラスレンズ16が上型の成形面1aから剥がれるための変位の自由度が確保され、確実に剥離を行うことができる。しかも、ガラスレンズ16は、割れ等のない状態で確実に剥離され、型開き後の上記ガラス光学素子の取り出しも容易となる。そして、その結果、連続した生産を中断することなく、生産性の向上も図れる。
また、離型後のガラスレンズ16がブランク保持リング6の内部に落下することから搬送装置によるガラスレンズの取り出しも容易に行うことができる。
また、受け金8がスリーブ5に対して簡単に着脱可能であることから受け金8が損傷したときなどの補修が容易である。
なお、本実施形態においては、受け金8の1つをスリーブ5に装着するようにしたが、受け金8を上型成形面の周囲に複数個配置することによってガラスレンズ16をより安全、確実に受け止めることができる。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明によるガラス光学素子成形装置は、成形型に張り付いたガラス光学素子を容易に剥離できるガラス光学素子成形装置として利用できる。
本発明の一実施形態としての光学素子成形装置であるガラスレンズ成形装置の主要部を示す断面図であって、型開き状態でガス噴出による離型動作開始状態を示す。 図1のガラスレンズ成形装置に適用される受け金の斜視図である。 図2の受け金のスリーブへの装着状態を示す断面図であって、図3(A)は、受け金装着中の状態を示し、図3(B)は、受け金装着終了状態を示す。 図1のガラスレンズ成形装置における離型動作中の型まわりの要部断面図である。
符号の説明
1 …上型(一対の型の一方)
2 …下型(一対の型)
5 …スリーブ(スリーブ部材)
5b…開口部(スリーブ部材の開口)
8 …受け金(受け部材)
9 …ガス噴射管(ガス噴射装置)
9a…ノズル
16A…ガラスブランク(ガラス素材)
16 …ガラスレンズ(ガラス光学素子)

Claims (4)

  1. ガラス素材からガラス光学素子を成形するガラス光学素子成形装置において、
    上記ガラス素子を押圧して上記ガラス光学素子を成形するための一対の型と、
    成形後の上記一対の型の一方の型に張り付いたガラス光学素子を剥離させるため、該ガラス光学素子に対しガスを噴射するガス噴射装置と、
    を有することを特徴とするガラス光学素子成形装置。
  2. さらに、上記―方の型から剥れ飛んだ上記ガラス光学素子を上記一対の型の側方にて受ける受け部材を有したことを特徴とする請求項1に記載のガラス光学素子成形装置。
  3. 上記一対の型の軸心を合わせるためのスリーブ部材を有し、該スリーブ部材の側方には上記ガス噴射装置のノズルと対向する開口を有することを特徴とする請求項1、または、2に記載のガラス光学素子成形装置。
  4. 上記一対の型の軸心を合わせるためのスリーブ部材を有し、該スリーブ部材の側方に上記受け部材を有したことを特徴とする請求項2に記載のガラス光学素子成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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