JP5374236B2 - 光学素子の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種光学機器に用いられる光学素子を成形手段により製造する光学素子の製造方法および製造装置に関する。
従来、成形手段により高精度な光学素子を製造する技術として、例えば、ガラス等の光学素子素材を加熱工程、プレス工程、冷却工程の各工程を経て光学素子を製造する技術が公知である(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、製造装置の成形型の投入部に予備加熱装置を取り付け、成形型を酸化しない程度の温度(例えば200℃)まで昇温可能にしている。これにより、成形型内に配置した光学素子素材の表面温度のばらつきを抑制するというものである。
また、これとは別に、従来、成形型の酸化防止のため、加熱成形室に成形型(及び光学素子素材)を搬入する前の減圧室において、減圧室内を窒素ガス(又は不活性ガス)等に置換していた。この場合、一般的には、減圧室内を真空引きした後に窒素ガス等で置換する。その後、光学素子素材を収容した成形型を加熱室、さらに成形室等に搬入し、成形加工を行っていた。
特開2003−321229号公報
しかしながら、減圧室を真空引きする際、或いは減圧室内に窒素ガス等を充填する際の真空から大気圧に戻るときに、気流の流れ若しくは気流の振動や衝撃が生じうる。この振動や衝撃により、成形型の成形面に載置された光学素子素材が浮き上がるという課題がある。
光学素子素材が浮き上がると、成形型と光学素子素材との間にズレが発生する。すると、成形後に偏りをもった光学素子が出来上がってしまう。
一方、例えば内視鏡等の照明光学系に用いられる鉄砲玉類似の粗面照明用レンズにあっては、光の出射面としての凸状部を加熱成形する際に、この凸状部と成形型との当接距離(浮き上がり量)に差が生じやすい。このため、光の出射面としての凸状部の溶解量にばらつきが生じ、その結果、光量の増加量にばらつきが生じる場合がある。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、加熱成形前の減圧室での減圧時に光学素子素材の型部材からの浮き上がりを防止して品質の安定した光学素子を得ることのできる光学素子の製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光学素子の製造方法は、
光学素子素材が載置された型部材を型収容部材内に収容する収容工程と、
前記収容工程後、前記光学素子素材の前記型部材からの浮き上がりを防止するよう直接的又は間接的に押圧しながら、前記型収容部材内を減圧する減圧工程と、
前記減圧工程後、成形室で前記光学素子素材の加熱成形を行う成形工程と、を有する。
また、本発明に係る光学素子の製造方法は、
前記光学素子素材を押圧する押圧部材の押圧面は、点、線、又は不連続面で構成されることが可能である。
また、本発明に係る光学素子の製造方法は、
前記減圧工程では、前記光学素子素材の浮き上がり量を測定することが可能である。
また、本発明に係る光学素子の製造装置は、
光学素子素材が載置された型部材を収容する型収容部材と、
前記型収容部材内を減圧する減圧機構と、
減圧された前記型収容部材内で、前記型部材に載置された前記光学素子素材の前記型部材からの浮き上がりを防止するよう直接的又は間接的に押圧する押圧部材と、
前記光学素子素材の加熱成形を行う成形室と、を有する。
また、本発明に係る光学素子の製造装置は、
前記光学素子は、粗面照明レンズであることが可能である。
本発明によれば、加熱成形前の減圧室での減圧時に光学素子素材の型部材からの浮き上がりを防止して、品質の安定した光学素子を得ることのできる光学素子の製造方法を提供することができる。
実施の形態1の光学素子の製造装置の断面図である。 型セットを収容したバキュームカプセルの断面図である。 型セットにガラス素材を組み込んだ状態の断面図である。 浮き上がり防止機構の外観斜視図である。 浮き上がり防止機構の外観斜視図である。 ロッドの先端面の形状を示す図である。 ロッドの先端面の形状を示す図である。 ロッドの先端面の形状を示す図である。 ロッドの先端面の形状を示す図である。 成形完了した状態の型セットの断面図である。 光学素子の断面図である。 実施の形態2の光学素子の製造装置の断面図である。 実施の形態3の光学素子の製造装置の断面図である。 型組立体を収容したバキュームカプセルの断面図である。 粗面照明レンズの拡大断面図である。 実施の形態4の光学素子の製造装置の断面図である。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の光学素子の製造装置10の断面図である。
この製造装置10は、後述する型セット70の搬送方向(矢印A方向)に沿って配置された減圧室12、成形室14、及び取り出し室16を有している。これら減圧室12、成形室14、及び取り出し室16内は、予め窒素ガス(N)(又は、不活性ガス)等によって置換されている。
減圧室12は、搬送方向の入口側に上下方向(矢印B方向)に開閉自在な入口シャッタ18が設けられている。この減圧室12には、バキュームカプセル20と、このバキュームカプセル20を昇降支持する浮き上がり防止機構22と、バキュームカプセル20内を減圧して窒素ガス(N)等に置換可能な減圧機構24と、が配設されている。バキュームカプセル20は、型収容部材の例示である。
このように、減圧室12等を予め窒素ガス(N)等によって置換することで、入口シャッタ18等の開閉時に多少の酸素が入り込むのを防止している。また、バキュームカプセル20内を窒素ガス(N)等で置換するのは、後述する型セット70から確実に酸素(O)を抜き取るためである。
図2は、型セット70を収容したバキュームカプセル20の断面図である。
図2に示すように、バキュームカプセル20は、例えば釣り鐘状をなし、カプセル内を真空引き可能に堅牢な金属等で形成されている。バキュームカプセル20の底面は、型セット70を収容可能なように開口されている。このバキュームカプセル20は、型セット70が収容された時点で内部が気密に保持されるようになっている。
こうして、バキュームカプセル20内は、真空引きされた後に窒素ガス(N)で充満される。このバキュームカプセル20には、天頂部に孔20aが形成されている。この孔20aに、浮き上がり防止機構22のロッド30が気密に摺動自在に嵌挿されている。ロッド30は、押圧部材の例示である。
図3は、型セット70にガラス素材74を組み込んだ状態の断面図である。
型セット70は、型部材としての下型71、上型72、及びスリーブ73を有している。下型71及び上型72は、スリーブ73の内部で、それぞれの成形面71a,72aが対向するようにスリーブ73の両端側から嵌挿されている。
下型71は、基部71と本体部71とを有する段付き円柱形状をなしている。この下型71の成形面71aは、例えば凹球面状に形成されている。この成形面71aに、光学素子素材としての球状のガラス素材74が載置される。また、成形面71aの外周部は平坦な成形面71bに形成されている。
上型72は、鍔部72と本体部72とを有する鍔付き円柱形状をなしている。この上型72は、スリーブ73の内側上部に嵌挿されている。また、上型72の成形面72aは、例えば平坦に形成されている。
スリーブ73は円筒形状をなしている。このスリーブ73は、下端面が下型71の段差部に当接されている。このスリーブ73の中心軸は、型中心線O−Oと一致している。
また、本実施の形態では、上型72は、スリーブ73の軸方向(型中心線O−Oの方向)、すなわち上下方向に摺動自在に嵌挿されている。このスリーブ73には、軸方向の中途部に、キャビティに連通する空気孔73aが形成されている。この空気孔73aから、キャビティ内の空気が排出されるようになっている。
なお、下型71、上型72、及びスリーブ73は、タングステンカーバイド(WC)等の超硬合金を研削・研磨して仕上げられている。また、ガラス素材74は、市販の球状の光学ガラスが用いられている。
なお、本実施の形態では、光学素子素材としてガラス素材を例として説明するが、これに限らない。例えば、ポリカーボネート等の合成樹脂であってもよい。
図4及び図5は、浮き上がり防止機構22、22’の外観斜視図である。
図4に示すように、浮き上がり防止機構22は、バキュームカプセル20と一体に固定された中空の円筒部材26と、この円筒部材26を矢印B方向に昇降制御するシリンダ28と、円筒部材26内で上下に移動可能なロッド30と、を有している。このロッド30が、上型72を介してガラス素材74を自重により間接的に押圧して、ガラス素材74の浮き上がりを防止することができる。
また、図5に示すように、浮き上がり防止機構22’として、ロッド30を弾性体31の付勢力で上下移動可能なように構成してもよい。弾性体31としては、例えば圧縮バネを用いることができる。弾性体31を用いることで、ロッド30を強制的にバキュームカプセル20側に付勢することができる。このため、ロッド30に多少の摩擦抵抗が生じたとしても問題は生じない。さらには、弾性体31の代わりに、図示しないシリンダを用いてロッド30を付勢するようにしてもよい。
さらに、円筒部材26の軸方向の中途部には開口部32が形成されている。この開口部32から、ロッド30に固定された検出子34が軸と直交方向に突出されている。この検出子34の上下移動を、浮き上がり防止機構22に近接して配置された測長機構36によって測長することで、ロッド30の浮き上がり量を確認することができる。
図6A〜図6Dは、浮き上がり防止機構22、22’におけるロッド30の先端面33の形状を示す図である。
例えば、上型72の上面が平坦面で、かつ浮き上がり防止機構22のロッド30の先端面33が平坦面であるときは、減圧室12で真空引きした際に、上型72とロッド30との間にオプティカルコンタクトを生じやすい。
なお、オプティカルコンタクトとは、精度よく磨き上げられた面同士を、接着剤等を介さずに接触させることで、当該面同士が接合される現象である。
このため、ロッド30の先端面33は、点、線、又は不連続面で構成されているのが好ましい。
例えば、上型72とロッド30との間にオプティカルコンタクトが生じると、減圧室12において型セット70を収容すべくバキュームカプセル20を上昇移動させたときに、ロッド30の先端に上型72が付着してガラス素材74が浮き上がってしまう場合がある。このため、ロッド30の先端面33と上型72の上面とは、面接触とならないようにすることが好ましい。
本実施の形態では、ロッド30の材質として、例えばデルリン(樹脂)、真鍮、アルミニウム等の柔らかい金属又は非金属を用いることができる。
図6Aは、ロッド30の先端面33を櫛歯状にした実施の形態を示し、図6Bは、ロッド30の先端面33を波状にした実施の形態を示している。ロッド30の先端面33を櫛歯状や波状にすることで、上型72との接触面積を小さくしたり、又は空気層を形成したり、或いは点接触とすることで、オプティカルコンタクトの発生を防止することができる。
また、図6Cは、少なくともロッド30の先端部を、孔33aを有する多孔質で構成した実施の形態を示し、図6Dは、ロッド30の先端面33を球面又は非球面等とした実施の形態を示している。これらの形態によっても、同様に、上型72との接触面に空気層を形成して、オプティカルコンタクトの発生を防止することができる。
次に、図2及び図4に示したように、減圧機構24は、バキュームカプセル20から延出された第1のパイプ38と、この第1のパイプ38の一端に配設された電磁弁40と、この電磁弁40を介して2方向に分岐する第2のパイプ42及び第3のパイプ44と、第3のパイプ44に接続された真空ポンプ46とを有している。
例えば、減圧室12内を窒素ガス(N)で置換するには、電磁弁40を一方向に操作して真空ポンプ46を駆動し、バキュームカプセル20内の大気を吸引して真空引きする。次いで、電磁弁40を他方向に操作してバキュームカプセル20内に窒素ガス(N)を充填する。こうして、バキュームカプセル20内の酸素濃度を、例えば20ppm以下に設定している。
再び、図1において、成形室14は、入口側に上下方向(矢印B方向)に開閉自在な搬入シャッタ48が設けられ、出口側に同様の搬出シャッタ50が設けられている。
この成形室14は、予熱ステージ52と、加熱プレスステージ54と、冷却ステージ56とを有している。予熱ステージ52は、上下(矢印B方向と同方向)に対向する一対の上プレート58及び下プレート59と、下プレート59を支持する基台60と、を有している。
上プレート58と下プレート59との間には、減圧室12から、型セット70が矢印A方向に搬入配置される。
上プレート58及び下プレート59には、夫々上カートリッジヒータ61及び下カートリッジヒータ62が内蔵されている。これらの上・下カートリッジヒータ61,62により、型セット70及びその内側に収容されたガラス素材74が加熱される。また、上プレート58には、作動ロッド64を介して上プレート58を上下方向(矢印B方向)に駆動するエアシリンダ63が接続されている。
型セット70は、不図示の搬送装置により、減圧室12から予熱ステージ52の上プレート58と下プレート59との間に搬入載置される。次いで、エアシリンダ63による上プレート58の昇降動作により、型セット70の挟持、圧縮等の動作が行われる。
加熱プレスステージ54と冷却ステージ56も、予熱ステージ52と同様の構成を有している。
この加熱プレスステージ54では、型セット70を挟持して、内部のガラス素材74を成形可能な温度にまで加熱する。また、冷却ステージ56では、型セット70を挟持して、内部のガラス素材74を所定の温度まで冷却する。加熱温度等は、用いるガラス素材74の種類によって適宜変更されることができる。
なお、加熱プレスステージ54及び冷却ステージ56において、予熱ステージ52と同一又は相当する部材には、その符号に2、3の下付き文字を付してその説明を省略する。
また、成形室14には、不図示の気体流入口と気体流出口が設けられていて、成形室14内を窒素ガス(N)等により置換可能な構造になっている。
加熱プレスステージ54では、型セット70内のガラス素材74は、エアシリンダ63の昇降動作によりプレス成形される。このときの、プレス量は測長機構36によって検出される。加熱プレス工程の詳細については後述する。
また、加熱プレスステージ54で成形完了後の型セット70は、冷却ステージ56に移載され、ここで所定の取り出し温度に冷却される。冷却された後の型セット70は、搬出側の搬出シャッタ50を開いて矢印A方向に成形室14から取り出し室16に搬送される。
取り出し室16は、出口側に、上下方向(矢印B方向)に開閉自在な出口シャッタ65が設けられている。取り出し室16には、例えば、不図示の気体流入口と気体流出口が設けられていて、取り出し室16内を窒素ガス(N)等により置換可能な構造になっている。
次に、本実施の形態における光学素子の製造工程について説明する。
(型セット70の組立て工程)
まず、図3に示すように、スリーブ73の下端開口側から下型71を挿入し、次に、ガラス素材74を下型71の成形面71aに載置する。さらに、スリーブ73の上端開口側から、上型72を挿入してその成形面72aがガラス素材74に当接するようにする。
こうして、下型71及び上型72等の組立てが完了した時点で、ガラス素材74は下型71及び上型72の成形面71a、72a間に挟持される。
(減圧室12への搬入工程)
次いで、図1において、減圧室12の入口シャッタ18を開き、型セット70を矢印A方向に室内に搬入する。
続いて、減圧室12のシリンダ28を駆動してバキュームカプセル20を上方に持ち上げ、その直下に型セット70を配置する。
その後、バキュームカプセル20を減圧室12の底部12a(図2参照)に当たるように下降させて、型セット70をバキュームカプセル20内に収容する。型セット70が収容された状態では、バキュームカプセル20の内部は外部と気密状態に保持される。
また、バキュームカプセル20内に型セット70が収容された状態では、浮き上がり防止機構22のロッド30が型セット70の上型72に当接するようになっている。
こうして、上型72はロッド30の自重により所定圧で押圧される。なお、このときの押圧力は、バキュームカプセル20内を真空引きする際、及びその後の窒素ガス(N)に置換する際に、気流の発生若しくは振動、衝撃により、上型72が浮き上がらない程度に設定する。
また、ロッド30の自重によらずに押圧力を設定したい場合は、図5に示したように、ロッド30を付勢する弾性体31を用いた浮き上がり防止機構22’を用いるとよい。
(減圧・置換工程)
前述したように、減圧室12内において、真空ポンプ46を駆動してバキュームカプセル20内を所定の真空度に真空引きする。このとき、バキュームカプセル20内の酸素濃度は、例えば20ppm以下になるように真空引きされる。
続いて、窒素ガス(N)をバキュームカプセル20内に送り込む。こうして、バキュームカプセル20内を窒素ガス(N)で置換する。これにより、型セット70内も空気孔73aを通して窒素ガス(N)で置換される。
このとき、浮き上がり防止機構22により、上型72を介してガラス素材74の浮き上がりの有無が確認される。この浮き上がり防止機構22により、検出子34の動きを測長機構36で確認することで、上型72を介してガラス素材74の浮き上がりの有無や浮き上がり量を把握することができる。
ここで、前述した上型72(及びガラス素材74)の浮き上がり確認において、若しも上型72(及びガラス素材74)の浮き上がり量が予め設定された値を超えた場合には、その型セット70を工程から除外する。これにより、可及的に不良品の発生を防止して歩留まりをよくすることができる。
(加熱成形工程)
次に、減圧室12での浮き上がりがないことを確認したら、シリンダ28を駆動して、バキュームカプセル20を上方に持ち上げる。続いて、成形室14の搬入シャッタ48を開き、矢印A方向に型セット70のみを搬入する。この場合、減圧室12も成形室14も窒素ガス(N)で置換されているので、両室に酸素が入り込むことはない。
こうして、型セット70を予熱ステージ52の下プレート59上に載置する。次いで、エアシリンダ63の駆動により上プレート58を下降させ、型セット70の上面に当接する。この状態で、上・下カートリッジヒータ61,62により、型セット70はその上面及び下面から熱が伝達されて予熱される。これにより、内部のガラス素材74も所定温度に予熱される。
このときの予熱温度は、ガラス素材74の材質によっても異なるが、例えばガラス転移点(Tg)よりも低い温度に設定することが考えられる。
続いて、エアシリンダ63が駆動されて上プレート58が上昇し、型セット70が開放される。開放された型セット70は、不図示の搬送装置によって矢印A方向に搬送され、加熱プレスステージ54に移載される。
この加熱プレスステージ54では、エアシリンダ63の駆動により上プレート58が下降し、型セット70の上面に当接する。この状態で、上・下カートリッジヒータ61,62により、型セット70はその上面及び下面から熱が伝達されて所定の成形温度に加熱される。これにより、内部のガラス素材74も成形可能な温度に加熱される。こうして、ガラス素材74は成形可能な粘度に軟化する。このときの加熱温度は、例えば軟化点以下の温度である。
図7は、この加熱プレスステージ54で成形完了した状態の型セット70の断面図である。
図7に示すように、エアシリンダ63が駆動されて上プレート58がさらに下降し、内部のガラス素材74が所望の形状の中間光学素子76に成形される。
ここで、浮き上がり防止機構22の測長機構36により、ガラス素材74のプレス量を検出することができる。こうして、中間光学素子76の中心肉厚が設定される。
この加熱プレスステージ54において、加圧状態から所定時間経過後に、エアシリンダ63の駆動により上プレート58が上昇し、型セット70が開放される。開放された型セット70は、不図示の搬送装置によって矢印A方向に搬送され、次に、冷却ステージ56に移載される。
この冷却ステージ56では、エアシリンダ63の駆動により上プレート58が下降し、型セット70の上面に当接する。ここで、上・下カートリッジヒータ61,62により、成形温度に加熱された型セット70は、その上面及び下面から熱が吸収されて所定の温度に冷却される。これにより、内部のガラス素材74も所定温度に冷却される。このときの温度は、ガラス転移点よりもかなり低い温度である。
続いて、冷却により形状安定化に必要な時間を経過した後に、エアシリンダ63の駆動により上プレート58が上昇し、型セット70が開放される。
(搬出工程)
開放された型セット70は、不図示の搬送装置によって矢印A方向に搬送され、搬出シャッタ50を開いて取り出し室16に搬出される。冷却ステージ56から搬出された型セット70は、取り出し室16内を矢印A方向に移動し、出口シャッタ65から外部に取り出される。
最後に、型セット70を分解すると、図8に示すような光学素子77を得ることができる。この光学素子77は、外周に平坦なコバ部77cを有し、素子本体の中央から一側に突出する凸球面状の光学面77aと、これに対向する平坦な光学面77bとを有する円盤状をなしている。
本実施の形態によれば、減圧室12での減圧時に、浮き上がり防止機構22によりロッド30が上型72を介してガラス素材74を間接的に押圧して、ガラス素材74の下型71の成形面71aからの浮き上がりを防止することができる。これにより、品質の安定した光学素子77を得ることができる。
[実施の形態2]
図9は、実施の形態2の光学素子の製造装置の断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、減圧室12及び取り出し室16における型セット70の搬入口、搬出口の位置、並びに、取り出し室16内のカプセル20’が実施の形態1と相違している。
図9に示すように、本実施の形態では、減圧室12の床面にバキュームカプセル20の開口よりも小さな開口部13が形成されている。取り出し室16には、カプセル20’が配置されている。カプセル20’の構成は、例えばバキュームカプセル20と同様である。取り出し室16の床面には、カプセル20’の開口よりも小さな開口部17が形成されている。
これらの開口部13、17により、バキュームカプセル20内およびカプセル20’内は、型セット70が収容された状態で、型セット70を載置する載置台75が減圧室12及び取り出し室16の底部に当たることによって気密に保持されるようになっている。
次に、本実施の形態における光学素子の製造工程について説明する。
(減圧室12への搬入工程)
図9において、型セット70は載置台75に支持された状態で減圧室12の下方に待機している。この状態で、減圧室12の開口部13から型セット70を矢印C方向(矢印B方向と同方向)にバキュームカプセル20内に収容する。このとき、バキュームカプセル20内は、型セット70を載置する載置台75によって気密に保持される。
こうして、バキュームカプセル20内は、減圧室12及び外部雰囲気に対し気密に遮蔽される。また、バキュームカプセル20内に型セット70が収容された時点で、浮き上がり防止機構22のロッド30が上型72に当接する。
これにより、上型72はロッド30の自重によって所定圧で押圧される。なお、このときの押圧力は、バキュームカプセル20内を真空引きする際、及びその後の窒素ガス(N)等に置換する際に発生する気流、若しくは振動、衝撃により、上型72が浮き上がらない程度に設定される。
(減圧・置換工程)
実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
(加熱成形工程)
実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
(搬出工程)
成形室14で成形完了後の型セット70は、成形室14の冷却ステージ56から取り出し室16に搬送される。取り出し室16内では、カプセル20’を上下させる等により、カプセル20’内に型セット70が収容される。
こうして、カプセル20’内に型セット70が収容された状態で出口シャッタ(図示せず)が開き、型セット70は、取り出し室16の開口部17から外部に取り出される(矢印C方向)。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、減圧室12での減圧時にガラス素材74の浮き上がりを防止し、品質の安定した光学素子を得ることができる。
また、減圧室12と取り出し室16の開口部13、17を用いて型セット70を矢印C方向に搬入、搬出するようにしたことで、減圧室12内及び取り出し室16内の酸素濃度を増加させることなく、型セット70の出し入れを行うことができる。これにより、型セット70の酸化を確実に防止することができる。また、成形室14内についても、酸素濃度が増加するのを防ぐことができる。
[実施の形態3]
図10は、実施の形態3の光学素子の製造装置の断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
減圧室12内には、実施の形態1と同様に、バキュームカプセル20と、このバキュームカプセル20を昇降支持する浮き上がり防止機構22と、バキュームカプセル20内を減圧して窒素ガス(N)等に置換可能な減圧機構24と、が配設されている。
また、成形室14は、予熱ステージ52と、加熱ステージ54と、冷却ステージ56とを有している。予熱ステージ52は、下プレート59と、これを支持する基台60とを有している。ただし、実施の形態1と異なり、各ステージ52,54,56には、上プレートやエアシリンダは備えていない。
下プレート59には、下カートリッジヒータ62が内蔵されている。この下カートリッジヒータ62により、後述する型組立体78に載置された光学素子素材としての鉄砲玉状の粗面照明レンズ79の微細凹凸部79a(図12参照)が加熱される。

図11は、型組立体78を収容したバキュームカプセル20の断面図である。
型組立体78は、段付き円柱状の型部材80と、この型部材80に嵌合する円筒状の保持部材81とを有している。型部材80は、大径の円柱状の基部80と、この基部80よりも小径の円柱状の本体部80とを有している。これにより、基部80と本体部80との境界は段差が形成されている。
型部材80の本体部80の中央には、粗面形成用の球面状の凹部84が形成されている。また、保持部材81は、底面81aを型部材80の本体部80の端面に密着され、側面81bを型部材80の本体部80の周面に嵌合されている。さらに、保持部材81の底面81aの中央には、粗面照明レンズ79を倒れないように支持する支持孔85が形成されている。
図12は、粗面照明レンズ79の拡大断面図である。
粗面照明レンズ79は、その出射面79Aに粗面としての微細凹凸部79aを有している。
そして、型部材80の凹部84には、倒立した粗面照明レンズ79が、その微細凹凸部79aを当接させた状態で支持される。
次に、図10に基づき、本実施の形態の光学素子の製造工程について説明する。
(型組立体78の組立て工程)
前述した図11は、型組立体78の組立てが完了した状態の断面図である。
すなわち、型部材80の本体部80の中央の凹部84に、粗面照明レンズ79が倒立した状態でその微細凹凸部79aが当接され、その周囲を保持部材81の支持孔85に支持されている。
(減圧室12への搬入工程)
次いで、図10において、減圧室12の入口シャッタ18を上下(矢印B方向)に開き、粗面照明レンズ79を収容した型組立体78を、矢印A方向に減圧室12に搬入する。
続いて、減圧室12のシリンダ28を駆動してバキュームカプセル20を上方に持ち上げ、その直下に型組立体78を配置する。
その後、バキュームカプセル20を減圧室12の底部12a(図11参照)に当たるように下降させて、バキュームカプセル20内に型組立体78を収容する。型組立体78が収容された状態では、バキュームカプセル20の内部は外部と気密状態に保持される。
また、バキュームカプセル20内に型組立体78が収容された時点で、浮き上がり防止機構22のロッド30が粗面照明レンズ79を直接的に押圧する(図11参照)。
こうして、粗面照明レンズ79はロッド30の自重により所定圧で押圧される。
なお、実施の形態1と同様に、ロッド30の先端面33は、オプティカルコンタクトの発生を避けるため、面接触とならないように考慮されている。
また、このときのロッド30の押圧力は、バキュームカプセル20内を真空引きする際、及びその後の窒素ガス(N)等に置換する際に発生する気流、若しくは振動、衝撃により、粗面照明レンズ79が浮き上がらない程度に設定される。
また、ロッド30の自重によらずに押圧力を設定したい場合は、図5に示したように、ロッド30を付勢する弾性体31を用いた浮き上がり防止機構22を用いるとよい。
(減圧・置換工程)
次に、真空ポンプ46を駆動してバキュームカプセル20内を所定の真空度に真空引きする。このとき、バキュームカプセル20内の酸素濃度は、例えば20ppm以下になるように真空引きされる。
続いて、窒素ガス(N)をバキュームカプセル20内に送り込む。こうして、バキュームカプセル20内を窒素ガス(N)で置換する。これにより、型組立体78の周辺も窒素ガス(N)で置換されることになる。
このとき、浮き上がり防止機構22により粗面照明レンズ79の浮き上がりが確認される。この浮き上がり防止機構22により、検出子34の動きを測長機構36で確認することで、粗面照明レンズ79の浮き上がり量を把握することができる。
ここで、若しも粗面照明レンズ79の浮き上がり量が予め設定された値を超えた場合には、その型組立体78(及び粗面照明レンズ79)を工程から除外する。不良品の発生を防止して歩留まりをよくするためである。
(加熱成形工程)
次に、バキュームカプセル20を上方に持ち上げ、成形室14の搬入シャッタ48を矢印B方向に開く。こうして、型組立体78(及び粗面照明レンズ79)を矢印A方向に成形室14の予熱ステージ52に搬入する。
予熱ステージ52では、型組立体78は下プレート59上に載置される。こうして、型組立体78には、下カートリッジヒータ62により下面から熱が伝達されて予熱される。これにより、粗面照明レンズ79の微細凹凸部79aも所定温度に予熱される。
続いて、所定時間予熱した後、不図示の搬送装置によって型組立体78は矢印A方向に搬送され、加熱ステージ54’に移載される。
なお、本実施の形態では、粗面照明レンズ79をプレスするものではないため、実施の形態1の加熱プレスステージ54と区別するため、加熱ステージの符号を54’とした。
ここにおいても、下カートリッジヒータ62により、型組立体78には下面から熱が伝達されて所定の成形温度に加熱される。これにより、粗面照明レンズ79の微細凹凸部79aも所定温度に加熱される。
こうして、粗面照明レンズ79の先端の微細凹凸部79aが加熱され、粗面表層部が溶融する。この加熱では、例えば、粗面照明レンズ79の軟化点を803℃とすると、835℃ほどに加熱される。これにより、微細凹凸部79aの小さな凹凸のみが溶融する。
続いて、型組立体78(及び粗面照明レンズ79)は、不図示の搬送装置によって矢印A方向に搬送され、冷却ステージ56に移載される。
ここにおいても、下カートリッジヒータ62により、型組立体78(及び粗面照明レンズ79)から熱が吸収されて所定の温度に冷却される。これにより、粗面照明レンズ79の微細凹凸部79aも所定温度に冷却される。
このときの冷却温度は、粗面照明レンズ79のガラス転移点を、例えば738℃として、500℃ほどに冷却される。これにより、加熱ステージ54で小さな凹凸が溶融して消失した状態の粗面照明レンズ79が冷却される。
(搬出工程)
次に、型組立体78(及び粗面照明レンズ79)は、不図示の搬送装置によって矢印A方向に搬送され、搬出シャッタ50を開いて取り出し室16に搬出される。
冷却ステージ56から搬出された型組立体78(及び粗面照明レンズ79)は、取り出し室16内を矢印A方向に移動し、出口シャッタ65から外部に取り出される。
取り出された型組立体78(及び粗面照明レンズ79)を分解すると、図12に示すように、微細凹凸部79aの小さな凹凸のみが溶融して滑らかになった粗面照明レンズ79が得られる(図12の破線参照)。
本実施の形態によれば、減圧室12での減圧時に、浮き上がり防止機構22により粗面照明レンズ79の浮き上がりを防止し、品質の安定した粗面照明レンズ79を得ることができる。
[実施の形態4]
図13は、実施の形態4の光学素子の製造装置の断面図である。なお、実施の形態3と同一又は相当する部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、成形室14の予熱ステージ52と加熱ステージ54’において、浮き上がり防止機構22のロッド30の先端部を粗面照明レンズ79の上面に当て付けて浮き上がりを防止した点が、実施の形態3と相違している。
すなわち、減圧室12から成形室14に型組立体78(及び粗面照明レンズ79)を矢印A方向に搬送する際に、搬送時の振動や衝撃等により粗面照明レンズ79が位置ずれするおそれがある。
そこで、本実施の形態では、予熱ステージ52において、エアシリンダ63を駆動して上方から作動ロッド64を下降させ、浮き上がり防止機構22のロッド30の端面を粗面照明レンズ79の上面に直接的に所定圧で当て付けるようにした。
この状態で、型組立体78及び粗面照明レンズ79を予熱する。
同様に、加熱ステージ54’においても、エアシリンダ63を駆動して上方から作動ロッド64を下降させ、浮き上がり防止機構22のロッド30の端面を粗面照明レンズ79の上面に直接的に所定圧で当て付ける。
その他の製造工程は、実施の形態3で説明したのと同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態によれば、減圧室12での減圧時に粗面照明レンズ79の浮き上がりを防止するとともに、成形室14の予熱ステージ52及び加熱ステージ54’においても粗面照明レンズ79の位置ずれを防止して、品質の安定した光学素子を得ることができる。
10 光学素子の製造装置
12 減圧室
13 開口部
14 成形室
16 取り出し室
17 開口部
18 入口シャッタ
20 バキュームカプセル
20’ バキュームカプセル
20a 孔
21 開口部
22 浮き上がり防止機構
22’ 浮き上がり防止機構
24 減圧機構
26 円筒部材
28 シリンダ
30 ロッド
31 弾性体
32 開口部
33 先端面
33a 多孔質
34 検出子
36 測長機構
38 第1のパイプ
40 電磁弁
42 第2のパイプ
44 第3のパイプ
46 真空ポンプ
48 搬入シャッタ
50 搬出シャッタ
52 予熱ステージ
54 加熱プレスステージ
54’ 加熱ステージ
56 冷却ステージ
58 上プレート
58 上プレート
58 上プレート
59 下プレート
59 下プレート
59 下プレート
60 基台
60 基台
60 基台
61 上カートリッジヒータ
61 上カートリッジヒータ
61 上カートリッジヒータ
62 下カートリッジヒータ
62 下カートリッジヒータ
62 下カートリッジヒータ
63 エアシリンダ
63 エアシリンダ
63 エアシリンダ
64 作動ロッド
64 作動ロッド
64 作動ロッド
65 出口シャッタ
70 型セット
71 下型(型部材)
71 基部
71 本体部
71a 成形面
71b 成形面
72 上型
72 鍔部
72 本体部
72a 成形面
73 スリーブ
73a 空気孔
74 ガラス素材
75 載置台
76 中間光学素子
77 光学素子
77a 光学面
77b 光学面
77c コバ部
78 型組立体
79 粗面照明レンズ
79A 出射面
79a 微細凹凸部
80 型部材
80 基部
80 本体部
81 保持部材
84 凹部
85 支持孔

Claims (5)

  1. 光学素子素材が載置された型部材を型収容部材内に収容する収容工程と、
    前記収容工程後、前記光学素子素材の前記型部材からの浮き上がりを防止するよう押圧部材により直接的又は間接的に押圧しながら、前記型収容部材内を減圧する減圧工程と、
    前記減圧工程後、成形室で前記光学素子素材の加熱成形を行う成形工程と、を有することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の光学素子の製造方法において、
    記押圧部材の押圧面は、点、線、又は不連続面で構成されていることを特徴とする、光学素子の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の光学素子の製造方法において、
    前記減圧工程では、前記光学素子素材の浮き上がり量を測定することを特徴とする、光学素子の製造方法。
  4. 光学素子素材が載置された型部材を収容する型収容部材と、
    前記型収容部材内を減圧する減圧機構と、
    減圧された前記型収容部材内で、前記型部材に載置された前記光学素子素材の前記型部材からの浮き上がりを防止するよう直接的又は間接的に押圧する押圧部材と、
    前記光学素子素材の加熱成形を行う成形室と、を有することを特徴とする、光学素子の製造装置。
  5. 請求項4に記載の光学素子の製造装置において、
    前記光学素子は、粗面照明レンズであることを特徴とする、光学素子の製造装置。
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