JP2007027299A - 薄膜抵抗体およびそれを用いた電子部品ならびにその製造方法 - Google Patents

薄膜抵抗体およびそれを用いた電子部品ならびにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、高温環境下や高湿環境下においても、優れた抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する薄膜抵抗体を提供することを目的とする。
【解決手段】Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成される薄膜抵抗体において、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ、前記Siを全重量の2〜6重量%含有させて薄膜抵抗体を構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に使用される薄膜抵抗体およびそれを用いた電子部品ならびにその製造方法に関するものである。
以下、従来の薄膜抵抗体およびその製造方法について説明する。
従来の薄膜抵抗体としては、NiCr合金にAlやSi等を添加した3元系または4元系の合金がある。このNiCrAlSiの4元系合金はNi/Cr比が重量比で57/43〜87/13、Alが全重量に対して4重量%以下、Siが全重量に対して5重量%以下、AlとSiとの総重量が全重量に対して8重量%以下で構成されていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭63−147305号公報
特許文献1に開示されている従来の薄膜抵抗体の製造方法においては、NiCrAlSiの4元系合金の組成が示されているが、この組成ではCrの含有量が少なく、かつAlとSiの添加量も少ないため、抵抗値変化率(高温安定性)と抵抗温度係数(TCR)が所望の特性を満たすことができず、そのため、カーエレクトロニクス分野等の過酷な環境下で使われる要求には十分に応えられていない。特に、155℃耐熱性試験1000hにおいて抵抗値変化率が±0.1%以下、抵抗温度係数±25ppm/℃以下の範囲を満たす薄膜抵抗体を作製することは困難であるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、高温環境下や高湿環境下においても優れた抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する薄膜抵抗体およびそれを用いた電子部品ならびにその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成される薄膜抵抗体において、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させたもので、この構成によれば、従来の組成に比べてCrとSiの含有量を増やしているため、耐熱性向上に効果のあるCrと表面に強固な酸化皮膜を生成するSiとの相乗作用により、高い抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する薄膜抵抗体を得ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、基体と、前記基体に設けられた電極と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に設けられた薄膜抵抗体とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させたもので、この構成によれば、従来の組成に比べてCrとSiの含有量を増やした薄膜抵抗体を用いて角チップ抵抗器等の電子部品を形成するものであるため、高い抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する電子部品を得ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程以降に、薄膜抵抗体を熱処理する工程を設け、この熱処理は、処理温度を260℃〜450℃の範囲とし、かつ処理時間を3時間以上としたもので、この製造方法によれば、薄膜抵抗体に熱処理を加えることによって薄膜抵抗体表面の酸化皮膜が安定化されて抵抗値安定性を向上させることができるとともに、抵抗温度係数も零点付近に調整されるため、高い抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する電子部品を得ることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項4に記載の発明は、基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程は、基体に開口部を有するメタルマスクを固定し、かつこの状態で前記メタルマスクの開口部に薄膜抵抗体を形成するようにしたもので、この製造方法によれば、高価な設備を必要とするフォトリソ工程が不要であるため、高い抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを有する薄膜抵抗体を用いた電子部品を安価に製造できるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項5に記載の発明は、基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程は、フォトリソ工法により薄膜抵抗体をエッチングしてパターン形成を行うようにしたものであり、この製造方法によれば、薄膜抵抗体をエッチングプロセスにより所望のパターン形状に容易に加工できるため、より広範囲の抵抗値を実現できるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、薄膜抵抗体のエッチングを行うエッチング液として、Ce4+イオンを0.05〜0.5mol/Lを含み、かつNO3 -イオンとSO4 2-イオンのいずれか一方、もしくは両方を含むエッチング液を用いたもので、この製造方法によれば、エッチング液のイオン濃度を制御してエッチング反応の効率を高めることにより、薄膜抵抗体をエッチングプロセスによって所望のパターン形状に容易に加工できるため、より広範囲の抵抗値を実現できるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成され、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させているため、高温環境下や高湿環境下における抵抗値安定性と低抵抗温度係数を両立させることができるという優れた効果を奏するものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1,2に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における電子部品の一例である薄膜角チップ抵抗器の断面図を示したものである。
図1において、1は基体の一例である96%以上のアルミナを含有してなる基板で、この基板1の上面の両端部には一対の上面電極2が設けられ、かつ基板1の下面の両端部には一対の下面電極3が設けられている。4は前記一対の上面電極2に両端部が重なるように基板1の上面に設けられた薄膜抵抗体である。そしてこの薄膜抵抗体4はNi,Cr,Al,Siの4元素を主成分とする薄膜材料で構成され、Ni/Cr比は重量比で45/55〜55/45となるようにし、Alは全重量に対して10〜18重量%含有するようにし、Siは全重量に対して2〜6重量%含有するようにしている。
5は薄膜抵抗体4の全面および前記一対の上面電極2の一部を覆うように設けられたAl23等からなる金属酸化膜である。6は一対の上面電極2を覆うように設けられた導電性樹脂材料からなる中間電極である。7は一対の上面電極2の間に位置する金属酸化膜5を覆うように設けられたエポキシ系樹脂ペースト等からなる樹脂保護膜である。8は基板1の両端面に設けられた端面電極で、この端面電極8は前記上面電極2と下面電極3と電気的に接続されるように構成されている。9a,9bは前記上面電極2、下面電極3および端面電極8の一部または全面を覆うように設けられたNiめっき膜、Snめっき膜で、このNiめっき膜9a、Snめっき膜9bは、はんだ付け時の信頼性確保のために露出した電極部に設けられるものである。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器について、以下にその製造方法を説明する。
図2は本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器の製造方法を示す工程図である。
まず、耐熱性および絶縁性に優れた96%以上のアルミナを含有してなる基板1の上面の両端部に、一対以上の上面電極2を形成する。この上面電極2は、Auからなる金属有機物を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷し、かつ焼成することにより形成される。そしてこの上面電極2はAuの他にPt,Ru等からなる有機金属を主成分とする導電性ペーストで構成してもよく、さらにはAgやNi等の金属粉とガラスフリットのバインダーからなる導電性ペーストを用いて構成してもよい。また、スパッタリングや電子ビーム蒸着、抵抗加熱蒸着等による方法で形成した薄膜電極、例えばCuまたはCu系合金等からなる薄膜電極を用いてもよい。なお、薄膜電極の密着性を向上させるためには、Cu薄膜等の下層にCr,Ti,Ni薄膜等からなる密着層を設ければ良い。
次に上面電極2と同様の方法で、図2には図示されていないが基板1の下面に一対以上の下面電極3を形成する。
次に基板1上に、両端部が上面電極2と重なるようにスパッタリングなどによってNiCrAlSi合金からなる薄膜抵抗体4aを形成し、続いて、薄膜抵抗体4aを所定のパターンに形成するために、フォトリソ工法(レジスト塗布・乾燥・露光・現像・エッチング・レジスト剥離)により、薄膜抵抗体4aを所望の形状(薄膜抵抗体4)に加工するパターン形成プロセスを行う。薄膜抵抗体4を得るためのパターン形成プロセスはフォトリソ工法以外にも、所定箇所に開口部を有するメタルマスクを基板に密着させて固定し、そしてこの状態でスパッタリング等による成膜で基板上の所定箇所のみに着膜する方法を採用しても良いものである。
次に薄膜抵抗体4上の全面を覆うようにスパッタリングなどによってAl23を成膜することにより、数十nm〜数百nmの厚みを持つ金属酸化膜5を形成する。なお、この金属酸化膜5はAl23で形成しているが、SiO2,TiO2等の他の金属酸化物材料を用いて形成しても良いものである。
次に上面電極2を覆うように導電性樹脂ペーストをスクリーン印刷し、かつ硬化させることにより中間電極6を形成し、さらに、薄膜抵抗体の抵抗値を所定の値に修正するためにレーザートリミングにより抵抗値修正を行う。
次に、中間電極6の間に位置する金属酸化膜5を覆うように、耐湿性および耐熱性に優れたエポキシ系樹脂ペーストをスクリーン印刷し、かつ硬化させることにより樹脂保護膜7を形成する。
次に、図2には図示していないが、上面電極2と下面電極3と中間電極6とを電気的に接続するように、基板1の端面部にNi系またはAg系樹脂ペーストを塗布し、かつ硬化させることにより端面電極8を形成する。
最後に、電気めっきにより、0.5〜10μmのNiめっき膜9aと、0.5〜10μmのSnめっき膜9bを形成して、薄膜角チップ抵抗器が製造されるものである。
次に、上記製造方法により製造された本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器について、薄膜抵抗体の合金組成を変えて、耐熱安定性および抵抗温度特性を比較した結果を説明する。
まず最初に、Ni/Cr比に対する高温時の抵抗値安定性および抵抗温度係数への影響について説明する。従来の薄膜抵抗体材料であるNiCrAlの3元系合金からなるスパッタリングターゲットを用い、そしてスパッタリングによって薄膜抵抗体を形成することにより、本発明の実施の形態1と同様の構成の薄膜角チップ抵抗器を作製した。Ni/Crの重量比は80/20、70/30、60/40、55/45、50/50、45/55、40/60とした。Alの含有量は全重量に対して10重量%とし、抵抗体薄膜の膜厚は10nm、熱処理温度は300℃、熱処理時間は5時間とした。
図3はこのようにして作った薄膜抵抗体の耐熱性試験および抵抗温度係数の評価結果を示す。耐熱性試験は155℃で1000時間放置した際の抵抗値変化率を測定する方法で評価し、抵抗温度係数は25℃から125℃の間での抵抗値の変化を測定する方法で評価した。図3から明らかなように、従来の組成(Ni/Crの重量比が80/20または70/30)に比べてCrの成分比が大きいほど耐熱性(抵抗値変化率)はよくなり、そして抵抗温度係数も零点に近づくことがわかった。これは、Crが耐熱性に優れた添加元素として薄膜抵抗体を構成する合金に有効に機能した結果である。なお、Ni/Crの重量比は40/60よりCrが多くなると合金が非常に脆くなり、スパッタリングターゲット作製時に加工性が悪くて実用には供し得ない。よって合金の加工性も考慮した結果、最も優れた抵抗値安定性を示すNi/Cr比としては、50/50付近が最適な結果を示すもので、製造時のばらつきを考慮すれば、Ni/Crの重量比は45/55〜55/45の範囲に制御することが最も好ましいと言える。
次に、上記NiCr系合金に添加されるAlおよびSiの添加量を変えた時の、高温時の抵抗値安定性および抵抗温度係数を評価した結果について説明する。Ni/Cr比が重量比で50/50、Alの含有量を5〜20重量%、Siの含有量を0〜8重量%まで変化させたNiCrAlSi合金からなるスパッタリングターゲットを用い、本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器を作製した。薄膜抵抗体の膜厚は10nm、熱処理温度は400℃、熱処理時間は5時間とした。耐熱性試験は155℃で1000時間放置した際の抵抗値変化率を測定する方法で評価し、抵抗温度係数は25℃から125℃の間での抵抗値の変化を測定する方法で評価した。
図4はNiCrAlSi合金からなる薄膜抵抗体を用いた薄膜角チップ抵抗器の耐熱性評価結果について示したものであり、Ni/Crの重量比が50/50、Alの含有量が10〜14wt%の条件で155℃耐熱性試験を行い、抵抗値変化率を評価した結果である。その結果、Si含有量が増加するにつれて抵抗値変化率が小さくなっており、高温安定性(耐熱性)が良化することがわかった。特に、Si含有量が2重量%以上の時、抵抗値変化率が0.1%以下となり、耐熱性が良好であることが確認できた。これは薄膜抵抗体中のSiが強固な酸化膜を薄膜抵抗体の表面に形成して保護するため、高温環境下でも薄膜抵抗体が劣化しにくくなったためと考えられる。
図5はNiCrAlSi合金からなる薄膜抵抗体を用いた薄膜角チップ抵抗器の抵抗温度係数の評価結果について示したものであり、Ni/Crを重量比で50/50、Si添加量が2〜8重量%、Al添加量が5〜20重量%とした時の抵抗温度係数を評価した結果である。ここで、薄膜抵抗体の膜厚は10nm、熱処理温度は400℃、熱処理時間は5時間とした。その結果、Al添加量が増加するに従って抵抗温度係数は正方向に変化し、Si添加量が増加するに従って、抵抗温度係数は負方向に変化することがわかった。Si添加量が8重量%になると抵抗温度係数のばらつきが大きくなって、目標とする抵抗温度係数の範囲±25ppm/℃から逸脱するため、6重量以下がよい。また、Al添加量が20重量%以上になるとNiCrAlSi合金が脆くなり、スパッタリングターゲット作製時に加工性が悪く測定不能であった。
以上の結果から抵抗温度係数±25ppm/℃以下を満たすためには、Al含有量は10〜18重量%、Si含有量は2〜6重量%の範囲内とする必要があることがわかった。
確認のため、Ni/Cr比が重量比で50/50、Al含有量が14重量%、Si含有量が4重量%のときの本発明の実施の形態1における薄膜抵抗体の耐熱性試験および耐湿負荷寿命試験を評価した結果を従来の薄膜抵抗体の評価結果と比較した。図6は耐熱性試験(155℃で1000時間放置)の結果を、図7は耐湿負荷寿命試験(85℃85RH、1000時間定格電力負荷、1.5時間ON−0.5時間OFFサイクル)の結果を示している。図6、7に示したように、従来の薄膜抵抗体に比べ、いずれも優れた抵抗値安定性と小さな抵抗温度係数とを持つ薄膜抵抗体を得ることができた。また、Ni/Cr比が重量比で55/45〜45/55の間であれば、Ni/Cr比が重量比で50/50の場合の特性と同等の結果を得ることができた。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項3,4に記載の発明について説明する。
本発明の実施の形態2における薄膜角チップ抵抗器は、図1に示した本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器と同様の構成を有するものであり、また本発明の実施の形態2における薄膜角チップ抵抗器の工程図も、図2に示した本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器の工程図とほぼ同様の工程を有するもので、上記本発明の実施の形態1との相違点は、薄膜抵抗体のパターン形成を、所定箇所に開口部を有するメタルマスクを基板1に密着させて固定し、そしてこの状態でスパッタリングなどにより、基板1上の所定箇所のみに蒸着させる方法で実施するようにした点である。メタルマスクを使用して薄膜抵抗体を形成するこの工法は、フォトリソ工法(レジスト塗布・乾燥・露光・現像・エッチング・レジスト剥離)のような複雑な工程を用いずに所望のパターンを形成できるため、薄膜抵抗体を安価に製造することができるというメリットを有するものである。また、薄膜抵抗体を設ける工程以降に実施する薄膜抵抗体の熱処理の温度と時間も規定しているものである。
図8は薄膜抵抗体の膜厚を変えた時の薄膜抵抗体の熱処理温度の影響について評価した結果を示したものである。薄膜抵抗体の組成はNi/Crの重量比を50/50、Alの含有量を14重量%、Siの含有量を4重量%とした。薄膜抵抗体の膜厚は、抵抗値を変えるために10nm、150nm、2000nmとした。熱処理温度は、はんだ付け時と同程度である260℃以上とし、260℃〜460℃の間で変化させ、熱処理時間は5時間とした。熱処理温度が高くなるにつれて抵抗温度係数は正方向に変化し、また、薄膜抵抗体は膜厚が厚い方が抵抗温度係数が高くなることがわかった。薄膜抵抗体の膜厚によって最適な熱処理温度は異なるが、熱処理温度が260℃〜450℃の範囲であれば、抵抗温度係数±25ppm/℃以内の調整が可能である。熱処理温度が260℃より低いと、特に薄膜抵抗体の膜厚が薄い時に抵抗温度係数が低くなり所望の特性(抵抗温度係数±25ppm以下)を満足しなくなる。一方、熱処理温度が450℃より高いと、特に薄膜抵抗体の膜厚が厚い時には抵抗温度係数が高くなり所望の特性を満足しなくなる。従って熱処理温度の最適値は、260℃〜450℃の範囲であると言える。
図9は熱処理時間を変えたときの薄膜抵抗体の抵抗温度係数を評価した結果を示したものである。薄膜抵抗体の組成はNi/Crの重量比を50/50、Alの含有量を14重量%、Siの含有量を4重量%とし、膜厚は10nm、熱処理温度は400℃とした。図9に示すように、抵抗温度係数は熱処理時間が3時間以上で安定するもので、熱処理時間は長ければ長いほど抵抗温度係数は安定する傾向にあるが、生産性を考慮すると熱処理時間は3時間以上24時間以下が適切である。
以上の結果から、本発明の実施の形態2の膜厚条件では熱処理温度を260〜450℃、熱処理時間を3〜24時間に調整することにより、抵抗温度係数の小さい薄膜抵抗体が得られた。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項5,6に記載の発明について説明する。
本発明の実施の形態3における薄膜角チップ抵抗器は、図1に示した本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器と同様の構成を有するものであり、また本発明の実施の形態3における薄膜角チップ抵抗器の工程図も図2に示した本発明の実施の形態1における薄膜角チップ抵抗器の工程図とほぼ同様の工程を有するもので、上記本発明の実施の形態1との相違点は、パターン形成プロセスをフォトリソ工法に限定している点である。薄膜抵抗体4aを所定のパターンに形成するために、フォトリソ工法(レジスト塗布・乾燥・露光・現像・エッチング・レジスト剥離)により、薄膜抵抗体4aを所望の形状に加工して、所定のパターンの薄膜抵抗体4を得るが、フォトリソ工法内の一工程であるエッチングにおいて、Ce4+イオンを0.05〜0.5mol/Lを含み、かつNO3 -イオンとSO4 2-イオンのいずれか一方、もしくは両方を含むエッチング液を用いてNiCrAlSi合金をウエットエッチングすることにより、薄膜抵抗体を所望のパターンに形成したものである。
次に、上記製造方法により製造された本発明の実施の形態3における薄膜角チップ抵抗抗器について、薄膜抵抗体4を形成する工程であるエッチング工程のエッチング液のCe4+イオン濃度およびNO3 -イオンとSO4 2-イオン濃度のうち一方または両方を加えた時のNiCrAlSi合金のエッチング時間の評価結果について説明する。
Ce4+イオン濃度を0.025〜0.5mol/Lの範囲で変化させたエッチング液を用いてNiCrAlSi合金(Ni/Crの重量比が50/50、Al含有量14重量%、Si含有量4重量%)をエッチングした。なお、Ce4+イオンは水には溶けないため、NO3 -イオンを含む水溶液にCe4+イオンを溶解させた。その時のNO3 -イオン濃度は、Ce4+イオンが効率良く溶解してNiCrAlSi合金のエッチング液が作製できるように、Ce4+イオンが溶ける限界濃度(Ce4+イオンのモル濃度と同じモル濃度)の20倍(0.5〜10mol/L)に設定した。NO3 -イオン濃度がCe4+イオン濃度の20倍よりも少ないと、NiCrAlSi合金のエッチング反応進行に伴うNO3 -イオンの消費によってエッチング液の劣化が進行し、エッチング液の交換頻度を多くする必要が生じて生産性が悪化するものである。
図10はエッチング液濃度を変えたときのエッチング時間を示したもので、この図10からも明らかなように、Ce4+イオンとNO3 -イオンを溶解した水溶液で、上記組成のNiCrAlSi合金がエッチングできることが確認でき、Ce4+イオン濃度が増加するに従ってNiCrAlSi合金のエッチング時間が短くなることが確認できた。Ce4+イオン濃度が0.05mol/Lより低いと、エッチングに時間がかかり過ぎてエッチングむらの原因になるため、Ce4+イオン濃度の下限値は0.05mol/Lとした。Ce4+イオン濃度の上限値は、NO3 -イオン濃度の上限値がエッチング液を取扱う安全上の理由から10mol/Lであるので、その20分の1である0.5mol/Lとした。このことからも、エッチング液の最適な濃度範囲はCe4+イオンが0.05〜0.5mol/L含まれ、かつNO3 -イオンがCe4+イオン濃度の20倍以上(1〜10mol/L)含まれる範囲である。
また、SO4 2-イオンについてもNO3 -イオンと同様の評価をした結果から、Ce4+イオンが0.05〜0.5mol/L含まれ、かつ、SO4 2-イオンが1〜10mol/L含まれる範囲が最適であった。
なお、上記本発明の実施の形態1〜3では、電子部品の一例として薄膜抵抗体が1個である薄膜角チップ抵抗器を示したが、薄膜抵抗体が複数個ある多連チップ抵抗器でもよく、またRCネットワークの抵抗器部分に本発明の薄膜抵抗体を用いた場合でも本発明の実施の形態1〜3と同様の効果が得られる。そしてまた、本発明の実施の形態1〜3ではアルミナ基板を用いたが、Si基板やポリイミド等の基板でも同様の効果が得られる。さらに、チップ部品だけでなく円筒型金属皮膜抵抗器の抵抗体部分や配線基板の抵抗体部分に本発明の薄膜抵抗体を用いた場合でも、本発明の実施の形態1〜3と同様の効果が得られるものである。
本発明にかかる薄膜抵抗体は、耐熱性(抵抗値安定性)や耐湿性ならびに抵抗温度係数において従来の構成よりも優れているもので、特に高温高湿環境下における優れた抵抗値安定性や小さな抵抗温度係数が必要な自動車分野の電装用電子部品等の用途として有用である。
本発明の実施の形態1における電子部品の一例である薄膜角チップ抵抗器の断面図 同薄膜角チップ抵抗器の製造方法を示す工程図 NiCrAlSi合金のNi/Cr比を変えたときの高温安定性と抵抗温度特性を示す図 NiCrAlSi合金のAl、Si添加量を変えたときの耐熱性評価結果を示す図 NiCrAlSi合金のAl、Si添加量を変えたときの抵抗温度係数の評価結果を示す図 本発明の実施の形態1および従来の薄膜抵抗体を用いた薄膜角チップ抵抗器における耐熱性試験の評価結果の比較を示す図 本発明の実施の形態1および従来の薄膜抵抗体を用いた薄膜角チップ抵抗器における耐湿負荷寿命試験の評価結果の比較を示す図 NiCrAlSi合金の膜厚を変えたときの抵抗温度特性を示す図 NiCrAlSi合金の熱処理時間を変えたときの抵抗温度係数を示す図 エッチング液濃度を変えたときのNiCrAlSi合金のエッチング時間を示す図
符号の説明
1 基板
2 上面電極
3 下面電極
4 薄膜抵抗体
5 金属酸化膜
6 中間電極
7 保護膜
8 端面電極
9a Niめっき層
9b Snめっき層

Claims (6)

  1. Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成される薄膜抵抗体において、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させた薄膜抵抗体。
  2. 基体と、前記基体に設けられた電極と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に設けられた薄膜抵抗体とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させた電子部品。
  3. 基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程以降に、薄膜抵抗体を熱処理する工程を設け、この熱処理は、処理温度を260℃〜450℃の範囲とし、かつ処理時間を3時間以上とした電子部品の製造方法。
  4. 基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程は、基体に開口部を有するメタルマスクを固定し、かつこの状態で前記メタルマスクの開口部に薄膜抵抗体を形成するようにした電子部品の製造方法。
  5. 基体に電極を設ける工程と、前記電極と電気的に接続されるように前記基体に薄膜抵抗体を設ける工程とを備え、前記薄膜抵抗体は、Ni,Cr,Al,Siの4元素を主成分として構成し、前記Ni/Cr比を重量比で45/55〜55/45とし、前記Alを全重量の10〜18重量%含有させ、かつ前記Siを全重量の2〜6重量%含有させるとともに、前記薄膜抵抗体を設ける工程は、フォトリソ工法により薄膜抵抗体をエッチングしてパターン形成を行うようにした電子部品の製造方法。
  6. 薄膜抵抗体のエッチングを行うエッチング液として、Ce4+イオンを0.05〜0.5mol/L含み、かつNO3 -イオンとSO4 2-イオンのいずれか一方、もしくは両方を含むエッチング液を用いた請求項5記載の電子部品の製造方法。
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