JP2007025014A - 調整装置、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

調整装置、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 当接部材が当接して支持されている被調整部材の位置又は姿勢の調整を安定かつ正確に行う。
【解決手段】 本調整装置は、ユニット支持用板バネ62(当接部材)を長尺レンズユニット50(被調整部材)に当接させてこれを支持する支持機構と、これに支持されている長尺レンズユニット50の姿勢を調整する傾き調整機構56,57とを備えている。この傾き調整機構によって長尺レンズユニット50の姿勢が変化すると、この長尺レンズユニットとユニット支持用板バネとの間で摺動が発生し、適切な傾き調整を妨げる。よって、本調整装置では、長尺レンズユニットとユニット支持用板バネとを直接接触させた場合におけるこれらの間の静止摩擦係数よりも、ユニット支持用板バネとの間の静止摩擦係数を小さくするために、これらの間に平滑面部材64を設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、当接部材が当接して支持されている被調整部材の位置又は姿勢を調整する調整装置、並びに、これを備えた光走査装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の中には、潜像担持体上に画像情報に応じた書込光を照射してこれを走査することにより潜像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して画像を得るものが知られている。書込光を照射し走査する光書込装置(光走査装置)は、一般に、光源からの書込光を偏向走査するポリゴンミラーと、このポリゴンミラーによって偏向走査された書込光を光照射対象である潜像担持体表面に結像するための光学素子(レンズ等)とを備えている。このような光書込装置では、光学素子の像面湾曲特性、光書込装置のハウジングのねじれ、ポリゴンモータの発熱等による光書込装置を構成する各種構成部材の熱変形、潜像担持体の取付時のねじれなどが原因で、書込光による潜像担持体表面上の走査線に、曲がりや傾きが発生する。走査線の曲がりや傾きが発生すると、画像情報に対応した正しい潜像を潜像担持体表面に形成することができず、正常な画像を形成することができなくなる。特に、複数の潜像担持体上にそれぞれ異なる色の画像(可視像)を形成してこれらの画像を互いに重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置では、各潜像担持体間における走査線の曲がりや傾きの相対的なズレが異常画像としてユーザーに敏感に認識される。すなわち、単色の画像においては、曲がりや傾きが発生したとしても、これが僅かであればユーザーが異常画像としてあまり認識することはない。これに対し、タンデム画像形成装置によるカラー画像においては、各潜像担持体における走査線の曲がりや傾きが相対的にズレると、これが色ズレとなって表れる。この色ズレは僅かであってもユーザーに異常画像として敏感に感じ取られる。
特許文献1には、走査線の傾きを調整し得る走査光学装置が開示されている。この走査光学装置は、レーザ光源と潜像担持体との間のビーム経路上に設けられた折り返しミラー(被調整部材)の姿勢を変化させて走査線の傾きを調整する。以下、その具体的構成を図11を用いて説明する。
図11(a)は、折り返しミラーの長手方向一端部(以下、単に「一端部」という。)におけるミラー保持部を、その長手方向から見たときの拡大図であり、図11(b)は、折り返しミラーの長手方向他端部(以下、単に「他端部」という。)におけるミラー保持部を、その長手方向から見たときの拡大図である。
折り返しミラー251の一端部は、図11(a)に示すように、板バネ262(当接部材)によってハウジング270の支持部268の角部分Oに押しつけられており、この角部分Oを回動中心として、図中矢印Aの方向に回動可能に支持されている。また、折り返しミラー251の他端部は、図11(b)に示すように、ハウジング270に固定された折り返しミラー台271によって支持されている。この折り返しミラー台271には、付勢部材272及びセットビス273a,273bからなる調整機構が設けられており、付勢部材272とセットビス273a,273bとの間に折り返しミラー251の他端部が挟持されて支持されている。
セットビス273a,273bのいずれかを回せば、折り返しミラー251の上記角部分Oを回動中心とした回動位置(矢印Aの方向の回動位置)を調整することができる。この調整により、この折り返しミラー251で反射する書込光の走査線を副走査方向に平行シフトさせることができる。
また、セットビス273a,273bを同じ量だけ回せば、折り返しミラー251の他端部を図11(b)中矢印Bの方向に変位させることができる。これにより、折り返しミラー251の上記角部分Oを回動中心とした回動位置(矢印Bの方向の回動位置)を調整することができる。この調整により、折り返しミラー251の他端部側に対応した走査線側を副走査方向にシフトさせることができるので、折り返しミラー251で反射する書込光の走査線全体の傾きを調整することができる。
特開2001−100135号公報
ところが、上記調整機構により折り返しミラー251を回動させてその姿勢を調整しようとする際、その調整機構により折り返しミラー251の他端部側が動いても、折り返しミラー251の一端部側がこれに追従せずに動かない場合がある。この場合、折り返しミラー251の姿勢を適正に調整することができないという問題が発生する。
具体的に説明すると、セットビス273a,273bのいずれかを回して折り返しミラー251の他端部側を矢印Aの方向に回動させる場合、折り返しミラー251の一端部側がこれに追従して回動することで、初めて走査線を副走査方向に平行シフトさせることができる。ここで、折り返しミラー251の一端部が上記角部分Oを回動中心として矢印Aの方向に回動する際、板バネ262と折り返しミラー251との当接部分が摺動する。そのため、板バネ262の当接圧が強すぎたり、その当接部分の静止摩擦係数が大きすぎたりすると、その接触部分の静止摩擦力が大きすぎて、折り返しミラー251の他端部側から矢印A方向への回動力によって伝達されても、その当接部分が摺動しない場合がある。この場合、セットビス273a,273bのいずれかを回しても、折り返しミラー251の一端部側が回動せず、折り返しミラー251がねじれるだけで走査線を副走査方向に平行シフトさせることができない。したがって、適切な調整をすることができない。
また、走査線全体の傾きを調整すべく、セットビス273a,273bを同じ量だけ回して折り返しミラー251の他端部側を矢印Bの方向に変位させる際も、板バネ262と折り返しミラー251との当接部分が摺動する。よって、走査線を副走査方向に平行シフトさせる場合と同様に、板バネ262の当接圧が強すぎたり、その当接部分の静止摩擦係数が大きすぎたりすると、その当接部分の静止摩擦力が大きすぎて、その当接部分が摺動しない。したがって、セットビス273a,273bを同じ量だけ回しても、折り返しミラー251の一端部側が動かず、折り返しミラー251が撓むだけで走査線全体の傾きを調整することができない。
なお、上記問題と同様の問題は、当接部材が当接して支持されている被調整部材の位置又は姿勢を調整する際に、この被調整部材と当接部材との間が摺動するような調整装置であれば、同様に発生する。すなわち、このような調整装置においては、当接部材との当接圧が強すぎたり、被調整部材と当接部材との間の静止摩擦係数が大きすぎたりすると、その当接部分の静止摩擦力が大きくなりすぎる。この場合、被調整部材の位置又は姿勢を調整しようとしても、その当接部分が摺動しないので被調整部材の位置又は姿勢が変化せず、その調整ができないという上記と同様の問題が発生する。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、当接部材が当接して支持されている被調整部材の位置又は姿勢の調整を安定かつ正確に行うことが可能な調整装置、並びに、これを備えた光走査装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、当接部材を被調整部材に当接させてこれを支持する支持機構と、該支持機構に支持されている該被調整部材の位置又は姿勢を調整する調整手段とを備え、該調整手段によって該被調整部材の位置又は姿勢が変化するときに、該被調整部材と該当接部材との間で摺動が発生するように構成された調整装置において、上記被調整部材と上記当接部材とを直接接触させた場合におけるこれらの間の静止摩擦係数よりも、該被調整部材又は該当接部材との間の静止摩擦係数を低減させる摩擦係数低減手段を、該被調整部材と該当接部材との間に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の調整装置において、上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に取り付けられ、かつ、他方の部材と当接する当接部分の該他方の部材に対する静止摩擦係数が、該一方の部材と該他方の部材とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さい平滑部材であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の調整装置において、上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に形成される表面層であって、他方の部材と当接する当接部分の該他方の部材に対する静止摩擦係数が、該一方の部材と該他方の部材とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さいものであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3の調整装置において、上記摩擦係数低減手段の上記当接部分を凸状とし、上記他方の部材における該摩擦係数低減手段との当接部分を平面としたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2又は3の調整装置において、上記摩擦係数低減手段の上記当接部分を平面とし、上記他方の部材における該摩擦係数低減手段との当接部分を凸状としたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1の調整装置において、上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に塗布された潤滑剤であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6の調整装置において、上記当接部材は、上記被調整部材に押圧力を付与する板バネであることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、当接部材を被調整部材に当接させてこれを支持する支持機構と、該支持機構に支持されている該被調整部材の位置又は姿勢を調整する調整手段とを備え、該調整手段によって該被調整部材の位置又は姿勢が変化するときに、該被調整部材と該当接部材との間で摺動が発生するように構成された調整装置において、上記当接部材と上記被調整部材とを互いに固定するとともに、該当接部材を上記摺動の方向へ変形可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の調整装置において、上記当接部材は、上記摺動の方向へ変形可能に構成されたコイルスプリングであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の調整装置において、上記支持機構は、長尺な被調整部材の長手方向一端部に当接部材を当接させてこれを支持するものであり、上記調整手段は、該被調整部材の長手方向他端部を変位させることにより該被調整部材の姿勢を調整するものであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、光源と、該光源から照射された光を光照射対象に照射してこれを走査する走査手段と、該光源から該光照射対象までの光路上に設けられるレンズと、被調整部材である該レンズの位置又は姿勢を調整する調整装置とを備えた光走査装置において、上記調整装置として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の調整装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、潜像担持体と、画像情報に応じた書込光を該潜像担持体表面に照射して走査することにより該潜像担持体表面に潜像を書き込む光書込手段と、該光書込手段により該潜像担持体表面上に形成された潜像を現像して可視像化する現像手段とを備え、該潜像担持体表面上の可視像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記光書込手段として、請求項11の光走査装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記潜像担持体を複数備え、各潜像担持体表面に形成された可視像を、互いに重なり合うように直接記録材上に転移させるか、互いに重なり合うように中間転写体上に一旦転移させて該中間転写体上の画像を記録材上に転移させることにより、最終的に記録材上に画像を形成することを特徴とするものである。
本発明は、調整手段によって被調整部材の位置又は姿勢が変化するときに、その被調整部材とこれに当接する当接部材との間で摺動が発生する調整装置についての改良に係るものである。
詳しくは、請求項1の発明においては、被調整部材と当接部材との間に摩擦係数低減手段を設けることで、これらの間に発生し得る摺動部分の静止摩擦係数を、これらを直接接触させる場合の静止摩擦係数よりも小さくする。これにより、この摩擦係数低減手段を被調整部材と当接部材との間に設けない場合に比べて、被調整部材の位置又は姿勢の調整時に被調整部材と当接部材との間に働く静止摩擦力を小さくでき、その調整時に発生する摺動をスムーズに行うことができるようになる。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明のように摺動が発生する箇所の静止摩擦係数を低減するのではなく、摺動自体を発生させずに被調整部材の位置又は姿勢の調整を可能とするものである。詳しくは、摺動発生箇所であった被調整部材と当接部材との当接部分を固定するとともに、その当接部材を、その固定前に発生していた摺動の方向への変形が可能なように構成する。なお、この変形に抗する力の大きさは、固定前に被調整部材と当接部材との間に働いていた静止摩擦力よりも小さくする。本請求項8の発明によれば、被調整部材と当接部材との間を固定した状態で被調整部材の位置又は姿勢を調整できるので、これらの間に働いていた静止摩擦力に妨げられることなくなり、その調整をスムーズに行うことができる。
以上、本発明によれば、被調整部材と当接部材との間が直接摺動して被調整部材の位置又は姿勢を調整する場合に比べて、その調整をスムーズに行うことができるので、その調整を安定かつ正確に行うことができるようになるという優れた効果が奏される。
〔実施形態1〕
以下、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。本実施形態1は、いわゆる中間転写方式のタンデム型画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。
図2は、本実施形態1に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、装置本体1と、この装置本体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。装置本体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図3は、イエロー(Y)の作像ステーションの概略構成を示す構成図である。なお、他の作像ステーションも同様の構成である。
図2及び図3に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40mmのアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11K、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kを備える。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方には、感光体10Y,10C,10M,10Kに書込光Lを照射可能な光走査装置である光書込手段としての光書込ユニット4を備えている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの上方には、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにより形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト20を備えた中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー画像を記録材である転写紙Pに定着する定着ユニット6を備えている。また、装置本体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y,7C,7M,7Kが装填されている。このトナーボトル7Y,7C,7M,7Kは、装置本体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、装置本体1から脱着可能に構成されている。
上記光書込ユニット4は、光源であるレーザダイオードから発射させる書込光(レーザ光)Lをポリゴンミラー等によって偏向し、感光体10Y,10C,10M,10K上に照射しながら順次走査する。光書込ユニット4の詳しい説明は後述する。
上記中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、駆動ローラ21、テンションローラ22、及び従動ローラ23に掛け回され、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y,10C,10M,10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kを備えている。中間転写ユニット5は、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像を転写紙Pに転写する二次転写ローラ25、転写紙P上に転写されなかった中間転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26を備えている。
次に、上記構成のプリンタにおいて、カラー画像を得る行程について説明する。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、光書込ユニット4により、画像情報に基づきレーザ光Lが走査露光されて感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に潜像が形成される。感光体10Y,10C,10M,10K上の潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されてトナー像として可視像化される。感光体10Y,10C,10M,10K上のトナー像は、各一次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体10Y,10C,10M,10Kは、クリーニング装置13Y,13C,13M,13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。トナーボトル7Y,7C,7M,7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの現像装置12Y,12C,12M,12Kに所定量補給される。
一方、上記給紙カセット2内の転写紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、装置本体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで二次転写部に搬送される。そして、二次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー画像が転写紙Pに転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット6を通過することで画像定着が行われ、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
次に、上記光書込ユニット4の構成について説明する。
図4は、本実施形態1における光書込ユニット4の構成を示す説明図である。
この光書込ユニット4は、正多角柱形状からなる2つのポリゴンミラー41a,41bを備えている。このポリゴンミラー41a,41bは、その側面に反射ミラーを有し、図示しないポリゴンモータによって正多角柱の中心軸を回転中心として高速回転する。これにより、その側面に図示しないレーザダイオード(光源)からの書込光(レーザ光)が入射すると、このレーザ光が偏向・走査される。また、光書込ユニット4は、ポリゴンモータの防音効果のための防音ガラス42a,42bと、ポリゴンミラー41a,41bによりレーザ走査の等角度運動を等速直線運動へと変えるfθレンズ43a,43bと、感光体10Y,10C,10M,10Kへとレーザ光を導くミラー44a,44b,44c,44d,46a,46b,46c,46d,47a,47b,47c,47dと、ポリゴンミラーの面倒れを補正する被調整部材としての長尺レンズユニット50a,50b,50c,50dと、ハウジング内への塵などの落下を防止する防塵ガラス48a,48b,48c,48dとを備えている。なお、図4中符号La,Lb,Lc,Ldは、それぞれ各感光体10Y,10C,10M,10Kに照射される書込光の光路を示すものである。
次に、上記光書込ユニット4による走査線の曲がり及び傾きを調整する調整装置の構成について説明する。
本実施形態1において、走査線の曲がりについては、上記長尺レンズユニット50a,50b,50c,50dの長尺レンズを強制的に変形させることで調整する。一方、走査線の傾きについては、長尺レンズユニット50a,50b,50c,50dの姿勢を変化させることで調整する。なお、本実施形態1において、走査線の曲がり調整を行う機構は、すべての長尺レンズユニット50a,50b,50c,50dに備わっている。一方、走査線の傾き調整を行う機構は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)の感光体10Y,10C,10Mに対応した長尺レンズユニット50a,50b,50cには備わっているが、黒(K)に対応した長尺レンズユニット50dには備わっていない。以下、イエロー(Y)の感光体10Yに対応した長尺レンズユニット50aを例に挙げて説明する。ただし、以下の説明では、色分け符号を省略する。
図5(a)及び図5(b)は、長尺レンズユニット50の斜視図である。図6は 長尺レンズユニット50の分解図である。
この長尺レンズユニット50は、ポリゴンミラー41a,41bの面倒れを補正する長尺レンズ51と、長尺レンズ51を保持するブラケット52と、曲がり調整用板バネ53と、長尺レンズ51とブラケット52とを固定するための固定用板バネ54,55と、走査線傾き自動調整用の駆動モータ56と、駆動モータホルダ57と、ネジ受け部58と、ハウジング固定部材59と、ユニット支持用板バネ60,61,62と、摩擦係数低減手段としての平滑面部材63,64と、曲がり調整用ネジ65等から構成されている。
長尺レンズユニット50は、その組立の際、まず、クリップ状の平滑面部材63を、駆動モータ56側の長手方向端部(以下、「モータ側端部」という。)に取り付けられる。これにより、図5に示すように、平滑面部材63の平滑面63aがブラケットの天面側に露出する。一方、この平滑面部材63の裏面(平滑面63aの反対面)は、ブラケットの天面の裏面側に位置する。この平滑面部材63の裏面にはネジ受け部58が固定されている。このネジ受け部58には、駆動モータ56のモータ軸に取り付けられる昇降ネジが挿入される挿入孔が設けられている。昇降ネジの頂部はネジ受け部58の挿入孔の内部底面に突き当たるようにネジ受け部58に取り付けられる。駆動モータ56は、ハウジングに固定される駆動モータホルダ57に取り付けられ、駆動モータ56が回転するとその回転方向に応じて昇降ネジが上昇し又は下降する。
また、平滑面部材64をブラケット52の自由端部の天面側にカシメ固着させる。これにより、図5に示すように、平滑面部材64の平滑面64aがブラケットの天面に露出するように取り付けられる。
また、ブラケット52に長尺レンズ51を取り付ける際には、長尺レンズ51をブラケット52に仮位置決めした後、コの字状の固定用板バネ54,55によって長尺レンズ51とブラケット52とを挟み込むようにして、これらを長手方向両端部で固定する。また、長尺レンズ51の長手方向中央部には突起部51bが設けられており、図7に示すように、曲がり調整用板バネ53をこの突起部51bとブラケット52とを挟み込むようにして取り付ける。そして、これらの固定用板バネ54,55及び曲がり調整用板バネ53の付勢力により、長尺レンズ51はブラケット52の天面側に押しつけられた状態で位置決めされる。また、ブラケット52の天面において曲がり調整用板バネ53が取り付けられる部分にはネジ孔が設けられている。このネジ孔には、図7に示すように、曲がり調整用板バネ53の孔に挿通された曲がり調整用ネジ65が取り付けられる。
このようにして組み立てた長尺レンズユニット50は、長尺レンズ51の底面(ブラケット52の天面とは反対側に位置する面)における長手方向中央部を、ハウジングに固定されたかまぼこ形状の支持台66の上に載せる。また、駆動モータ56を保持した駆動モータホルダ57をハウジング固定部材59によってハウジングに固定する。そして、駆動モータ56のモータ軸上の昇降ネジを、ブラケット52のモータ側端部に取り付けたネジ受け部58に挿入することで、長尺レンズユニット50のモータ側端部は、光路Lの方向への移動が規制される。
一方で、長尺レンズ51のモータ側端部とは反対側の端部(以下、「自由端部」という。)の端面には、突起部51aが設けられている。この突起部51aにおける光路Lに直交する2つの側面の一方は、図8に示すように、ハウジングの固定部67に当接し、他方はハウジングに固定されたユニット支持用板バネ60に当接する。このような構成により、長尺レンズ51の自由端部はユニット支持用板バネ60によってハウジングの固定部67に押しつけられた状態で位置決めされる。その結果、長尺レンズユニット50の自由端部も、光路Lの方向への移動が規制される。
また、ブラケット52の天面の長手方向両端には、ハウジングに固定されたユニット支持用板バネ61,62が当接する。このユニット支持用板バネ61,62の付勢力により、ブラケット52の天面の長手方向両端はその底面側に向けて押し下げられる力を受ける。これにより、長尺レンズ51の長手方向と光路Lの方向の両方に直交する方向(鉛直方向)について、長尺レンズユニット50は、駆動モータ56の昇降ネジ、ユニット支持用板バネ61、支持台66、ユニット支持用板バネ62によって支持される。
次に、本実施形態1における走査線の曲がり調整の手法について説明する。
図9は、走査線の曲がり調整の手法の説明図である。
走査線の曲がり調整は、本プリンタの出荷時に行う。具体的な調整方法は次の通りである。曲がり調整用ネジ65を締めない状態においては、長尺レンズ51の長手方向中央部分は曲がり調整用板バネ53によってブラケット52の天面側に付勢されている。この状態から曲がり調整用ネジ65を締めると、その曲がり調整用ネジ65の頂部が長尺レンズ51の長手方向中央部分に当接し、この部分とブラケット52の天面との間隔が広がていく。長尺レンズ51は、その長手方向両端が固定用板バネ54,55によってブラケット52に固定されており、かつ、長尺レンズ51の剛性はブラケット52よりも剛性が低い。そのため、曲がり調整用ネジ65を締めることにより、長尺レンズ51は、図9に示すようにその長手方向に撓んだ状態になる。このように長尺レンズ51が撓むと、その撓み量に応じて長尺レンズ51を通過するレーザ光による走査線の曲がり度合が変化する。よって、曲がり調整用ネジ65の締め量を調整することで、当初は生じていた走査線の曲がりを補正することができる。
次に、本実施形態1における走査線の傾き調整の手法について説明する。
図1は、本実施形態1における走査線の傾き調整の手法の説明図である。
走査線の傾き調整は、本プリンタの出荷時に行うとともに、本プリンタの稼働時において例えばプリント枚数が所定枚数に達したタイミングやユーザー指示を受けたタイミング等の所定のタイミングで行う。具体的な調整方法は次の通りである。
本プリンタにおいて走査線の傾き調整を行う場合、まず、各感光体10Y,10C,10M,10K上に通常の画像形成動作時と同じ動作で、予め決められた傾き調整用パターンの潜像を形成する。そして、通常の画像形成動作時と同じ動作で、各色の傾き調整用パターン潜像を現像して傾き調整用パターン(トナー像)とし、これらを中間転写ベルト20に転写する。その後、中間転写ベルト20に転写した各色の傾き調整用パターンを、図示しないパターンセンサ(光学センサ)で検知する。この検知結果に基づき、黒(K)用の傾き調整用パターンと、他色(Y、C、M)の傾き調整用パターンとの各位置ズレ量を把握する。そして、把握した各位置ズレ量を最も小さくできる、黒(K)用の走査線に対する他色(Y、C、M)用の走査線の傾き量をそれぞれ算出し、その結果を図示しない傾き制御部に出力する。傾き制御部は、その算出結果に基づき、駆動モータ56の回転角を制御する。その結果、駆動モータ56の回転軸に取り付けられた昇降ネジが昇降し、長尺レンズユニット50のモータ側端部が図1中矢印Cの方向に移動する。具体的には、昇降ネジが上昇すると、長尺レンズユニット50のモータ側端部はユニット支持用板バネ61の付勢力に抗して上昇する。これにより、長尺レンズユニット50は、支持台66を支点にして図1中右回りに回動し、その姿勢を変化させる。一方、昇降ネジが下降すると、長尺レンズユニット50のモータ側端部はユニット支持用板バネ61の付勢力により下降する。これにより、長尺レンズユニット50は、支持台66を支点にして図1中左回りに回動し、その姿勢を変化させる。
このようにして長尺レンズユニット50の姿勢が変化すると、長尺レンズ51の入射面に対してレーザ光Lが入射する位置が変わる。本実施形態1における長尺レンズ51は、長尺レンズ51の入射面に対するレーザ光Lの入射位置が長尺レンズ51の長手方向と光路の方向とに直交する方向(鉛直方向)に変化すると、長尺レンズ51の出射面から出射されるレーザ光の鉛直方向に対する角度(出射角)が変化するという特性を有している。この特性により、上記昇降ネジにより長尺レンズユニット50の姿勢が変化すると、これに応じて長尺レンズ51の出射面から出射するレーザ光の出射角が変わり、その結果、このレーザ光による感光体上の走査線の傾きが変わる。このような傾き調整機構によれば、上記特許文献1に記載の走査光学装置のように折り返しミラー251の一端を図11(b)中矢印Bの方向に変位させて傾きを調整する場合に比べて、次の利点がある。すなわち、上記特許文献1に記載の傾き調整では、折り返しミラー251の長手方向においてレーザ光の光路長が変化するため、主走査方向における倍率誤差偏差が生じる。これに対し、本実施形態1の傾き調整では光路長が変化することがないので、主走査方向における倍率誤差偏差が生じない。
ここで、上述した傾き調整を行う際、昇降ネジが昇降しても長尺レンズユニット50の姿勢を適切に変化させることができず、適正な傾き調整ができない場合がある。すなわち、傾き調整を適正に行うためには、長尺レンズユニット50が支持台66を回動中心として昇降ネジの昇降量に対応する回動量だけ正確に回動しなければならない。よって、昇降ネジの昇降に応じて、長尺レンズユニット50が支持台66を回動中心としてスムーズに回動できるようにすることが、適正な傾き調整を行う上で重要である。特に、例えば600dpi以上の画像品質を得る場合においては、走査線間隔以下の範囲内における傾き調整を行おうとすると、最低でも42μm以下の調整精度が必要となる。
本発明者は、当初、図12に示すように、平滑面部材63,64を設けずに、ブラケット52の天面にユニット支持用板バネ61,62を直接当接させる構成を案出した。しかし、この構成では、昇降ネジの昇降に応じて長尺レンズユニット50を支持台66を回動中心としてスムーズに回動させることができず、適正な傾き調整を行うことができなかった。これは、図12中符号Eで示す摺動箇所の静止摩擦力が大きすぎることが原因であることが判明した。
この原因について詳しく説明すると、例えば昇降ネジを上昇させて長尺レンズユニット50のモータ側端部を図中矢印Dの向きに移動させたとき、摺動箇所Eでスムーズな摺動が発生すれば、ブラケット52の天面がユニット支持用板バネ62に対して長手方向にスムーズに相対移動し、長尺レンズユニット50が支持台66を回動中心としてスムーズに回動することができる。すなわち、図13(a)に示すように、昇降ネジにより長尺レンズユニット50のモータ側端部を調整前の状態からαだけ上昇させた場合、長尺レンズユニット50が支持台66を回動中心として回動すれば、その自由端部はそのα分だけ下降することになる。しかし、上記摺動箇所Eに働く静止摩擦力が大きすぎると、この摺動箇所Eにおいて、ブラケット52の天面とユニット支持用板バネ62との摺動が発生しない。この場合、長尺レンズユニット50は、図13(b)に示すように、この摺動箇所Eが存在する自由端部を回動中心として回動してしまい、適正な傾き調整を行うことができない。
以上のように、傾き調整を適正に行うことができない原因は、摺動箇所Eに働く静止摩擦力が大きすぎることであるので、この静止摩擦力を小さくできれば適正な傾き調整を行うことが可能となる。
摺動箇所Eに働く静止摩擦力を小さくする方法としては、第1に、ユニット支持用板バネ62による付勢力を小さくすることが考えられる。しかし、本プリンタの画像形成動作時に生じる振動が長尺レンズユニット50に伝わって、長尺レンズユニット50が鉛直方向に振動することがある。ユニット支持用板バネ62は、この振動を抑制する機能を果たしている。そのため、ユニット支持用板バネ62による付勢力を小さくすると、この機能が十分に発揮されないおそれがあるという欠点がある。
第2の方法としては、ブラケット52の天面が平滑になるような材料選択や加工方法の工夫を施したり、ブラケット52の全体をフッ素コーティングするなどして潤滑層を設けたりすることが考えられる。本実施形態1のブラケット52は、従来の一般的なブラケットと同様に、板厚が0.4mm〜3.2mmの電気亜鉛めっき鋼板(クロムフリー)の材料(SECC−CrF−E16/E16)を所定のブラケット形状に加工したものであり、その天面の表面粗さが大きい。なお、材料中の「E16/E16」の表記は亜鉛の付着量を示している。このようなブラケット52は安価に製造できるので、本プリンタの製造コストを低く抑える効果がある反面、ユニット支持用板バネ62との間の静止摩擦係数が高くなり、上述したように適正な傾き調整を行うことができないという不具合が発生し得る。この不具合は、上記のようにブラケット52の材料選択や加工方法を工夫したり潤滑層を設けたりすることで改善できる。しかし、この場合、ブラケット52の製造コストが増大し、もともとの製造コスト抑制効果を消してしまうという欠点がある。
そこで、本実施形態1では、長尺レンズユニット50におけるブラケット52の天面とユニット支持用板バネ62との間に、平滑面部材64を介在させた。この平滑面部材64は、例えばSUSで形成したものを用いることができる。平滑面部材64の平滑面64aにより、ブラケット52の天面にユニット支持用板バネ62を直接当接させたときの静止摩擦係数に比べて、ユニット支持用板バネ62との間の静止摩擦係数が小さくなる。すなわち、平滑面64aは、ブラケット52の天面よりも平滑性が高い。これにより、傾き調整時に摺動箇所Eに働く静止摩擦力を小さくでき、その調整時に発生する摺動をスムーズに行うことができる結果、適正な傾き調整を行うことができるようになる。
しかも、本実施形態1では、ユニット支持用板バネ62の付勢力をその振動抑制機能が十分に果たされる程度の強さに設定しても適正な傾き調整を行うことができるようになる。
更に、本実施形態1では、ブラケット52自体は変更せずにそのまま用い、摺動箇所E及びその周辺部分だけに平滑面部材64を取り付けるため、ブラケット52自体の材料選択や加工方法を工夫したり、ブラケット52全体に潤滑層を設けたりする場合に比べて、製造コストの増大を抑制し得る。
〔実施形態2〕
次に、本発明を、画像形成装置としてのプリンタに適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。なお、本実施形態2は、傾き調整機構の構成が異なる以外は上記実施形態1の場合と同様であるので、以下、本実施形態2に特有の部分についてのみ説明する。
図10は、本実施形態2における走査線の傾き調整の手法の説明図である。
本実施形態2においては、上記実施形態1のように図12に示した摺動箇所Eの静止摩擦係数を低減するのではなく、その摺動自体を発生させずに長尺レンズユニット50の姿勢をスムーズに変化させて傾き調整を可能とする。具体的には、図12におけるユニット支持用板バネ62に代えて、ハウジングのスプリング支持部168に固定されたコイルスプリング162を用いる。このコイルスプリング162は、長尺レンズユニット50のブラケット52の自由端部における天面に固定される。このコイルスプリング162は、図12における摺動箇所Eで発生していた摺動の方向(図中左右方向)への変形が可能な構成を有する。そして、このコイルスプリング162の変形に抗する力の大きさは、図12に示した長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間に働いていた静止摩擦力よりも小さい。
本実施形態2において、例えば駆動モータ56により昇降ネジを上昇させると、長尺レンズユニット50のモータ側端部はユニット支持用板バネ61の付勢力に抗して上昇する。これにより、長尺レンズユニット50は、支持台66を支点にして図1中右回りに回動し、その姿勢を変化させる。このとき、長尺レンズユニット50の自由端部は下降すると同時に図中右側にも移動する。コイルスプリング162は、この長尺レンズユニット50の自由端部の移動に追従して変形するため、長尺レンズユニット50は、支持台66を支点とした回動をスムーズに行うことができる。その結果、適正な傾き調整を行うことができるようになる。
また、本実施形態2では、コイルスプリング162の付勢力をその振動抑制機能が十分に果たされる程度の強さに設定しても適正な傾き調整を行うことができるようになるので、摺動箇所Eに働く静止摩擦力を小さくする上述した第1の方法のような欠点はない。
更に、本実施形態2では、ブラケット52自体は変更せずにそのまま用い、ユニット支持用板バネ62に代えてコイルスプリング162を用いるため、ブラケット52自体の材料選択や加工方法を工夫したり、ブラケット52全体に潤滑層を設けたりする場合に比べて、製造コストの増大を抑制し得る。よって、摺動箇所Eに働く静止摩擦力を小さくする上述した第2の方法のような欠点もない。
以上、上記実施形態1の調整装置は、当接部材としてのユニット支持用板バネ62を被調整部材としての長尺レンズユニット50に当接させてこれを支持する支持機構と、これに支持されている長尺レンズユニット50の位置又は姿勢を調整する調整手段としての傾き調整機構とを備えており、この傾き調整機構によって長尺レンズユニット50の姿勢が変化するときに、この長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間で摺動が発生するように構成されている。そして、本調整装置では、長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62とを直接接触させた場合におけるこれらの間の静止摩擦係数よりも、ユニット支持用板バネ62との間の静止摩擦係数が小さくなる摩擦係数低減手段としての平滑面部材64を、これらの間に設けている。これにより、この平滑面部材64を長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間に介在させない場合に比べて、長尺レンズユニット50の姿勢の調整時に長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間に働く静止摩擦力を小さくでき、その調整時に発生する摺動をスムーズに行うことができるようになる。したがって、適正な走査線の傾き調整を行うことができる。なお、上記実施形態1では、長尺レンズユニット50の姿勢を調整して走査線の傾き調整を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明は長尺レンズユニット50等の被調整部材の位置を調整する場合にも同様に適用できる。
また、上記実施形態1においては、摩擦係数低減手段として用いる平滑面部材64が、一方の部材である長尺レンズユニット50に取り付けられ、かつ、他方の部材であるユニット支持用板バネ62と当接する当接部分の長尺レンズユニット50に対する静止摩擦係数が、長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さい平滑部材である。摩擦係数低減手段として、長尺レンズユニット50やユニット支持用板バネ62とは別体に構成される平滑面部材64を用いることで、既存の構成に平滑面部材64と追加するだけで、長尺レンズユニット50の適正な姿勢調整又は位置調整を行うことができるようになる。なお、このような平滑部材を、ユニット支持用板バネ62に取り付けても同様である。
また、摩擦係数低減手段は、長尺レンズユニット50及びユニット支持用板バネ62のいずれか一方に形成される表面層であってもよい。このとき、例えばこの表面層を長尺レンズユニット50に形成する場合には、その表面層は、他方の部材であるユニット支持用板バネ62と当接する当接部分のユニット支持用板バネ62に対する静止摩擦係数が、一方の部材である長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さいものとする。この場合も、既存の構成に表面層を設けるだけで、長尺レンズユニット50の適正な姿勢調整又は位置調整を行うことができるようになる。なお、このような表面層を、ユニット支持用板バネ62に形成しても同様である。
また、上記実施形態1においては、ユニット支持用板バネ62と当接する平滑面部材64の当接部分(平滑面64a)を平面とし、これと当接するユニット支持用板バネ62の当接部分を凸状としている。これにより、ユニット支持用板バネ62の当接部分が平面である場合に比べて、平滑面部材64との当接面積が小さくなり、これらの間の静止摩擦係数を小さくすることができる。よって、更にスムーズな摺動が可能となり、より適正な走査線の傾き調整を行うことができる。なお、平滑面部材64の当接部分を凸状とし、ユニット支持用板バネ62との当接部分を平面とした場合も同様の効果が得られる。
また、摩擦係数低減手段は、長尺レンズユニット50及びユニット支持用板バネ62のいずれか一方に塗布したグリス等の潤滑剤であってもよい。この場合も、既存の構成に潤滑剤を塗布するだけで、長尺レンズユニット50の適正な姿勢調整又は位置調整を行うことができるようになる。
また、上記実施形態1においては、長尺レンズユニット50を支持する支持機構の当接部材が、長尺レンズユニット50に押圧力を付与するユニット支持用板バネ62である。これにより、その当接方向における長尺レンズユニット50の振動を板バネにより吸収してその振動を抑制することができる。
また、上記実施形態2においては、上記実施形態1のように図12に示した摺動箇所Eの静止摩擦係数を低減するのではなく、その摺動自体を発生させずに長尺レンズユニット50の位置又は姿勢の調整を可能とする。具体的には、その摺動箇所Eであった長尺レンズユニット50と当接部材との当接部分を固定するとともに、その当接部材を、その固定前に発生していた摺動の方向への変形が可能なコイルスプリング162に置き換える。このコイルスプリング162の変形に抗する力の大きさは、図12に示したような置き換え前における長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間に働いていた静止摩擦力よりも小さい。上記実施形態2によれば、長尺レンズユニット50とこれに当接していた当接部材との間の摺動を発生させることなく、長尺レンズユニット50の姿勢調整をスムーズに行うことができるようになるので、適正な走査線の傾き調整を行うことができる。なお、上記実施形態2では、長尺レンズユニット50の姿勢を調整して走査線の傾き調整を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明は長尺レンズユニット50等の被調整部材の位置を調整する場合にも同様に適用できる。
特に、上記実施形態2のように、長尺レンズユニット50に固定される当接部材として、その固定前における傾き調整時の摺動方向へ変形可能に構成されたコイルスプリング162を用いれば、適正な走査線の傾き調整を簡易かつ安価に実現できる。
また、上記実施形態1及び上記実施形態2においては、上記支持機構が、長尺な長尺レンズユニット50の長手方向一端部(自由端部)にユニット支持用板バネ62を当接させてこれを支持し、この長尺レンズユニット50の長手方向他端部(モータ側端部)を変位させることにより長尺レンズユニット50の姿勢を調整する。このような構成においては、モータ側端部の変位による力が、長尺レンズユニット50の長手方向に伝わり、この力が、その自由端部側で発生していた長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間の静止摩擦力に抗してこれらを摺動させる力となる。このとき、上記実施形態1や上記実施形態2のように、長尺レンズユニット50が長手方向に長尺であると、モータ側端部の変位による力が自由端部側に伝わりにくく、その自由端部側で発生していた長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間を摺動させる力が小さくなる。よって、このような構成について、上記実施形態1のように長尺レンズユニット50とユニット支持用板バネ62との間に平滑面部材64を介在させたり、上記実施形態2のようにユニット支持用板バネ62に代えてコイルスプリング162を設けたりすれば、本発明の効果を有効活用することができる。
また、上記実施形態1及び上記実施形態2においては、上述した構成を有する傾き調整機構を、光走査装置としての光書込ユニット4に搭載された長尺レンズユニット50の傾き調整手段として用いている。具体的には、光源であるレーザダイオードと、このレーザダイオードから照射されたレーザ光を光照射対象である感光体10Y,10C,10Mに照射してこれを走査する走査手段としてのポリゴンミラー41a,41bと、レーザダイオードから感光体10Y,10C,10Mまでの光路La,Lb,Lc上に設けられる長尺レンズユニット50と、この長尺レンズユニット50の位置又は姿勢を調整する調整装置とを備えた光書込ユニット4に適用している。このような光書込ユニット4においては、長尺レンズユニット50の位置又は姿勢を高精度に調整する必要があるので、本発明の効果を有効活用することができる。
また、上記実施形態1及び上記実施形態2においては、この光書込ユニット4を、画像形成装置であるプリンタに搭載された、画像情報に応じた書込光であるレーザ光を感光体表面に照射して走査することにより感光体表面に潜像を書き込む光書込手段として用いている。具体的には、潜像担持体としての感光体10Y,10C,10M,10Kを複数備え、各感光体表面に形成されたトナー像を互いに重なり合うように中間転写体としての中間転写ベルト20上に一旦転移させて、その中間転写ベルト上の画像を記録材である転写紙P上に転移させることにより、最終的に転写紙P上に画像を形成する。このようなプリンタはいわゆる中間転写方式のタンデム型画像形成装置と呼ばれるもので、光書込手段による各感光体の走査線間の相対的な僅かな傾きが色ズレとなって異常画像としてユーザーに認識されやすい。したがって、各感光体の走査線間の相対的な傾きを高精度で調整する必要がある。よって、このようなプリンタにおける光書込手段として上述した光書込ユニット4を用いることで、本発明の効果を有効活用することができる。
なお、各感光体表面に形成されたトナー像を、互いに重なり合うように直接転写紙P上に転移させることにより転写紙P上に画像を形成する、いわゆる直接転写方式のタンデム型画像形成装置においても、同様に、本発明の効果を有効活用することができる。
なお、上述した実施形態1及び実施形態2においては、長尺レンズユニット50の自由端部におけるブラケット52の天面における摺動箇所Eの静止摩擦力によって生じる傾き調整の不具合を改善する場合を例に挙げたが、他の摺動箇所の静止摩擦力によっても同様に傾き調整の不具合が生じる場合には、その箇所に適用することもできる。例えば、図8に示したように、長尺レンズ51の自由端部端面に設けられた突起部51aを挟持するハウジングの固定部67と突起部51aとの間又はユニット支持用板バネ60と突起部51aとの間の箇所も、傾き調整により長尺レンズユニット50の姿勢が変化する際に摺動が発生する。これらの箇所も、その静止摩擦力が大きすぎると摺動が発生せず、自由端部を回動中心として長尺レンズユニット50が回動してしまい、適正な傾き調整を行うことができない。よって、これらの箇所についても、上記実施形態1のように平滑面部材64のような摩擦係数低減手段を介在させたり、上記実施形態2のようにユニット支持用板バネ60に代えて又はハウジングの固定部67に代えてコイルスプリング162を設けたりすれば、長尺レンズユニット50のスムーズが回動を実現でき、適正な傾き調整を行うことができる。
実施形態1に係るプリンタの光書込ユニットによる走査線の傾き調整の手法の説明図。 同プリンタを示す概略構成図。 同プリンタの作像ステーションの概略構成を示す構成図。 同光書込ユニットの構成を示す説明図。 (a)及び(b)は、同光書込ユニットに搭載された長尺レンズユニットの斜視図。 同長尺レンズユニットの分解図。 同長尺レンズユニットの曲がり調整機構を示す構成図。 同長尺レンズユニットの自由端部側の支持機構を示す構成図。 同光書込ユニットにおける走査線の曲がり調整の手法の説明図。 実施形態2における走査線の傾き調整の手法の説明図。 (a)は、従来装置における、折り返しミラーの長手方向一端部におけるミラー保持部をその長手方向から見たときの拡大図。(b)は、同折り返しミラーの長手方向他端部におけるミラー保持部をその長手方向から見たときの拡大図。 本発明者が本発明をなす前に案出した傾き調整機構の構成を示す説明図。 (a)は、適正な傾き調整がなされた場合の長尺レンズの傾きを示す説明図。(b)は、摺動箇所で摺動が発生したときの長尺レンズの傾きを示す説明図。
符号の説明
4 光書込ユニット
10Y,10C,10M,10K 感光体
11Y,11C,11M,11K 帯電装置
12Y,12C,12M,12K 現像装置
20 中間転写ベルト
41a,41b ポリゴンミラー
50a,50b,50c,50d 長尺レンズユニット
51 長尺レンズ
52 ブラケット
53 曲がり調整用板バネ
56 駆動モータ
60,61,62 ユニット支持用板バネ
63,64 平滑面部材
63a,63b 平滑面
65 曲がり調整用ネジ
66 支持台
162 コイルスプリング
168 スプリング支持部

Claims (13)

  1. 当接部材を被調整部材に当接させてこれを支持する支持機構と、
    該支持機構に支持されている該被調整部材の位置又は姿勢を調整する調整手段とを備え、
    該調整手段によって該被調整部材の位置又は姿勢が変化するときに、該被調整部材と該当接部材との間で摺動が発生するように構成された調整装置において、
    上記被調整部材と上記当接部材とを直接接触させた場合におけるこれらの間の静止摩擦係数よりも、該被調整部材又は該当接部材との間の静止摩擦係数を低減させる摩擦係数低減手段を、該被調整部材と該当接部材との間に設けたことを特徴とする調整装置。
  2. 請求項1の調整装置において、
    上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に取り付けられ、かつ、他方の部材と当接する当接部分の該他方の部材に対する静止摩擦係数が、該一方の部材と該他方の部材とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さい平滑部材であることを特徴とする調整装置。
  3. 請求項1の調整装置において、
    上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に形成される表面層であって、他方の部材と当接する当接部分の該他方の部材に対する静止摩擦係数が、該一方の部材と該他方の部材とを直接当接させたときの静止摩擦係数よりも小さいものであることを特徴とする調整装置。
  4. 請求項2又は3の調整装置において、
    上記摩擦係数低減手段の上記当接部分を凸状とし、上記他方の部材における該摩擦係数低減手段との当接部分を平面としたことを特徴とする調整装置。
  5. 請求項2又は3の調整装置において、
    上記摩擦係数低減手段の上記当接部分を平面とし、上記他方の部材における該摩擦係数低減手段との当接部分を凸状としたことを特徴とする調整装置。
  6. 請求項1の調整装置において、
    上記摩擦係数低減手段は、上記被調整部材及び上記当接部材のいずれか一方に塗布された潤滑剤であることを特徴とする調整装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6の調整装置において、
    上記当接部材は、上記被調整部材に押圧力を付与する板バネであることを特徴とする調整装置。
  8. 当接部材を被調整部材に当接させてこれを支持する支持機構と、
    該支持機構に支持されている該被調整部材の位置又は姿勢を調整する調整手段とを備え、
    該調整手段によって該被調整部材の位置又は姿勢が変化するときに、該被調整部材と該当接部材との間で摺動が発生するように構成された調整装置において、
    上記当接部材と上記被調整部材とを互いに固定するとともに、該当接部材を上記摺動の方向へ変形可能に構成したことを特徴とする調整装置。
  9. 請求項8の調整装置において、
    上記当接部材は、上記摺動の方向へ変形可能に構成されたコイルスプリングであることを特徴とする調整装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の調整装置において、
    上記支持機構は、長尺な被調整部材の長手方向一端部に当接部材を当接させてこれを支持するものであり、
    上記調整手段は、該被調整部材の長手方向他端部を変位させることにより該被調整部材の姿勢を調整するものであることを特徴とする調整装置。
  11. 光源と、
    該光源から照射された光を光照射対象に照射してこれを走査する走査手段と、
    該光源から該光照射対象までの光路上に設けられるレンズと、
    被調整部材である該レンズの位置又は姿勢を調整する調整装置とを備えた光走査装置において、
    上記調整装置として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の調整装置を用いたことを特徴とする光走査装置。
  12. 潜像担持体と、
    画像情報に応じた書込光を該潜像担持体表面に照射して走査することにより該潜像担持体表面に潜像を書き込む光書込手段と、
    該光書込手段により該潜像担持体表面上に形成された潜像を現像して可視像化する現像手段とを備え、
    該潜像担持体表面上の可視像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記光書込手段として、請求項11の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    上記潜像担持体を複数備え、
    各潜像担持体表面に形成された可視像を、互いに重なり合うように直接記録材上に転移させるか、互いに重なり合うように中間転写体上に一旦転移させて該中間転写体上の画像を記録材上に転移させることにより、最終的に記録材上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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