JP2000111821A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及び画像形成装置

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JP2000111821A
JP2000111821A JP10281466A JP28146698A JP2000111821A JP 2000111821 A JP2000111821 A JP 2000111821A JP 10281466 A JP10281466 A JP 10281466A JP 28146698 A JP28146698 A JP 28146698A JP 2000111821 A JP2000111821 A JP 2000111821A
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scanning optical
lens
scanning
optical device
optical devices
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Naoki Tajima
直樹 田島
Takeshi Suzuki
毅 鈴木
Kazuyuki Tagami
和之 田上
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Konica Minolta Inc
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査ビームを容易に調整できる走査光学装
置、及び、走査光学装置に起因する画質劣化を解消でき
る画像形成装置を実現する。 【解決手段】 走査光学装置は、結像レンズ(6)の主
走査方向の両端部とこの両端部間の中間部の合計3点で
もって結像レンズ(6)に当接可能な当接部材(36〜
38)と、結像レンズ(6)を当接部材(36〜38)
側に付勢する付勢手段(31,32)とを有する。画像
形成装置は、連結部材(200)でもって連結した複数
の走査光学装置を有する。この連結部材(200)は、
各走査光学装置に取り外し可能に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、該光源か
ら発生した光ビームが入射するコリメータレンズと、該
コリメータレンズを通過後の光ビームを主走査方向に偏
向する偏向器と、該偏向器を通過後の光ビームを被走査
面上に結像させる結像レンズとを少なくとも有した走査
光学装置、並びに、この走査光学装置を副走査方向に複
数配置してなる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色画像を形成可能な画像形成装置で
は、一般に、円筒状或いはベルト状の像担持体が用いら
れている。この像担持体を用いて、多色画像を形成する
に際しては、像担持体を回転(移動)させながら、各色
について、帯電・露光・現像を行い、像担持体上に多色
のトナー像を重ね合わせていき、この重ね合わせたトナ
ー像を1回の転写動作で転写紙に転写することが行われ
る。
【0003】ところで、プリントの高速化を達成するに
は、像担持体の1回転につき1色の露光(光書込み)処
理を行う構成ではなく、像担持体の1回転の間に、Y,
M,C,Kの4色全部の露光を行う構成をとる必要があ
る。この場合、現像装置だけでなく走査光学装置につい
ても各色に対応して複数設け、像担持体上の異なる位置
において、多重に露光・現像を行うことになる。
【0004】例えば、Y(イエロー),M(マゼン
ダ),C(シアン),K(黒)の4色を用いてカラ−画
像を形成するのであれば、像担持体の周辺に、Y,M,
C,Kの各色を担当する走査光学装置や現像装置を副走
査方向に並べておき、各走査光学装置に、他の色のトナ
ー像と正確に重なるように、それぞれの色の静電潜像を
形成させ、現像することになる。
【0005】この場合、各色の走査光学装置で形成され
る潜像の1画素に注目したとき、色によって、この画素
位置がずれると、その画素部分での色の合成がなされず
色ずれが生じたり、解像度が低下し、画質が劣化するこ
とになる。この色ずれの発生や解像度の低下を防ぐに
は、個々の走査光学装置の特性を揃え、同一の走査線を
描けるようにすると共に、各色の走査線が一致するよう
に各走査光学装置を正確な位置関係で固定する必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】走査光学装置単体の特
性を考えた場合、被走査面上の走査線が真直であると同
時に、走査線を形成する画素ピッチが均一であること
が、良好な画像を得る上で好ましい。しかし、現実に
は、光学部品の位置決め等を正確に行えず、被走査面上
の走査線が曲がったり、走査線をなす画素のピッチが不
均一になるという問題があった。
【0007】又、多色画像を形成する場合、各走査光学
装置の特性を揃えると共に、各走査光学装置を正確な位
置関係で固定することができず、画質が劣化するという
問題があった。
【0008】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、走査光学装置に関する本発明の目的は、走
査ビームを容易に調整できる走査光学装置を実現するこ
とにある。
【0009】又、画像形成装置に関する本発明の目的
は、走査光学装置に起因する画質劣化を解消できる画像
形成装置を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】走査光学装置に関する本
発明は、光源と、該光源から発生した光ビームが入射す
るコリメータレンズと、該コリメータレンズを通過後の
光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、該偏向器を
通過後の光ビームを被走査面上に結像させる結像レンズ
とを少なくとも有した走査光学装置であって、前記結像
レンズの位置決め調整時に、前記結像レンズの主走査方
向の両端部とこの両端部間の中間部の合計3点でもって
前記結像レンズに当接可能な当接部材と、前記結像レン
ズを前記当接部材側に付勢する付勢手段とを有したもの
である。
【0011】本発明では、結像レンズの位置決め調整機
構を設けている。結像レンズは、被走査面に近い位置に
あり、又、長尺なレンズであるため反りが発生し易い。
このため、この結像レンズの取り付け位置を調整する本
発明によれば、容易に且つ効率よく走査ビームを矯正で
きる。しかも、結像レンズの位置決め調整時には、結像
レンズが、主走査方向の両端部とこの両端部間の中間部
の合計3点でもって当接部材に当接しているため、その
当接点を変位させることにより、結像レンズに任意の姿
勢をとらせることが可能である。
【0012】ここで、結像レンズの主走査方向の両端部
での当接部材との当接点をほぼ主走査方向と平行な同一
直線上に位置させ、中間部での当接点は、上記直線上の
位置よりも被走査面と垂直な方向にずれた位置に置くよ
うにすれば、前記3つの当接点の内の少なくとも1つの
当接点における当接部材を副走査方向に移動させること
により、結像レンズの位置決め調整を行える。
【0013】結像レンズの位置決め調整後、結像レンズ
の位置ずれを避けるため、結像レンズをベース側に固定
することが好ましい。この固定を、結像レンズの中間部
での当接点の近傍において行うようにすれば、結像レン
ズは中間部でのみ固定されることになり、結像レンズは
周囲の温度や湿度等の変化に応じて自由に伸縮でき、結
像レンズが不自然に湾曲することはなく、走査線に複雑
な湾曲等が生じるという悪影響は避けられる。
【0014】画像形成装置に関する本発明は、光源と、
該光源から発生した光ビームが入射するコリメータレン
ズと、該コリメータレンズを通過後の光ビームを主走査
方向に偏向する偏向器と、該偏向器を通過後の光ビーム
を像担持体の被走査面上に結像させる結像レンズとを少
なくとも有した走査光学装置を、副走査方向に複数配置
してなる画像形成装置であって、隣接する走査光学装置
同士は互いに連結され、これら走査光学装置間の連結
は、各走査光学装置に連結部材を取り外し可能に固定
し、隣接する一方の走査光学装置を他方の走査光学装置
に対して浮かせた状態で位置決めし、その後、隣接する
走査光学装置の前記連結部材同士を固定することにより
なされたものである。
【0015】この発明によれば、副走査方向に配置され
る複数の走査光学装置を浮かせて位置決め調整し、位置
決め後に連結部材同士を連結している。このため、走査
光学装置間の位置決めを一度正確に調整しておけば、そ
の後、走査光学装置間の位置関係が変化することがな
く、走査光学装置に起因する画質劣化を回避できる。
【0016】又、連結部材は走査光学装置に取り外し可
能に固定されているため、隣接する走査光学装置間の連
結後に、その位置決めが不良であると判明した場合は、
連結部材同士の連結状態はそのままにして、この連結部
材を走査光学装置から取り外し、新たな連結部材を走査
光学装置に取り付け、再度、位置決めをして新たな連結
部材同士を固定することが可能になる。これにより、走
査光学装置の再利用が可能になる。
【0017】画像形成装置に関するもう一つの発明は、
光源と、該光源から発生した光ビームが入射するコリメ
ータレンズと、該コリメータレンズを通過後の光ビーム
を主走査方向に偏向する偏向器と、該偏向器を通過後の
光ビームを被走査面上に結像させる結像レンズとを少な
くとも有した走査光学装置を、副走査方向に複数配置し
てなる画像形成装置であって、前記各走査光学装置は、
前記結像レンズの位置決め調整時に、前記結像レンズの
主走査方向の両端部とこの両端部間の中間部の合計3点
でもって、前記結像レンズに当接可能な当接部材と、前
記結像レンズを前記当接部材側に付勢する付勢手段とを
有し、又、隣接する走査光学装置同士は互いに連結さ
れ、これら走査光学装置間の連結は、各走査光学装置に
連結部材を取り外し可能に固定し、隣接する一方の走査
光学装置を他方の走査光学装置に対して浮かせた状態で
位置決めし、その後、隣接する走査光学装置の前記連結
部材同士を固定することによりなされたものである。
【0018】この発明では、各走査光学装置について容
易に且つ効率よく走査ビームを矯正できる。又、位置決
め後に連結部材同士を連結しているため、走査光学装置
間の位置関係が変化することがなく、走査光学装置に起
因する画質劣化を回避できる。更に、走査光学装置の再
利用が可能になる。
【0019】上記連結部材同士の固定に紫外線硬化型接
着剤を用いれば、接着剤を連結部材間に塗布した状態で
位置決めし、位置決め直後に紫外線を当てて固定するこ
とができ、連結作業が容易になる。
【0020】
【実施の形態】(第1の形態例)図1〜図3は走査光学
装置に関する本発明の形態例を示す説明図で、図1は平
面図、図2は正面図、図3は底面図である。
【0021】図1に示すように、ベース1の立壁部11
には、水平方向に向けてレーザ光を出射するレーザ光源
2,コリメータレンズ3及び第1シリンドリカルレンズ
3’が取り付けられ、ベース1の底板部12には、レー
ザ光源2から出てコリメータレンズ3を通過したレーザ
光を主走査方向に振る偏向器としてのポリゴンミラー4
が垂直軸を中心に回転可能に設けられている。更に、ベ
ース1の底板部12には、ポリゴンミラー4で反射した
レーザ光が入射するfθレンズ5と、fθレンズ5を通
過したレーザ光を被走査面上に結像させる結像レンズと
しての第2シリンドリカルレンズ6とが取り付けられて
いる。
【0022】このベース1の底板部12上の、fθレン
ズ5の取り付け部には、図4にも示すように、fθレン
ズ5の両端部下面に当接する突起13,14と、fθレ
ンズ5の中間部下面に当接する突起15と、fθレンズ
5の両端部側面に当接する突起16,17と、fθレン
ズ5の中間部下面に対向する接着用突起18とが設けら
れている。そして、fθレンズ5は、上記突起13〜1
7に当接した状態に配置された後、接着用突起18に接
着されている。
【0023】第2シリンドリカルレンズ6は、図5〜図
7に示すように、上部につば部61、下部につば部62
を有し、その間が有効なレンズ部63となっている。つ
ば部62の両端部下面には、それぞれ台部65,66が
形成され、つば部62の中間部下面にも、台部67が形
成されている。又、台部67には、更に係合突起68が
形成されている。
【0024】ベース1の底板部12上の、第2シリンド
リカルレンズ6の取り付け部には、図1及び図4に示す
ように、第2シリンドリカルレンズ6の台部65,66
の下面に当接可能な突起19,20と、第2シリンドリ
カルレンズ6の台部67の下面に当接可能な突起21
と、第2シリンドリカルレンズ6の両端部側面に当接可
能な突起22,23と、第2シリンドリカルレンズ6の
台部67の下面に対向する接着用突起24,25とが設
けられている。
【0025】又、突起19〜21の近傍であって、台部
65〜67に対向する位置には、ねじ穴26〜28が切
られている。更に、突起22,23の近傍には、支柱2
9,30が突設されている。
【0026】ベース1の底板部12への第2シリンドリ
カルレンズ6の取り付けは、まず、第2シリンドリカル
レンズ6を台部65〜67を下にして突起19〜21上
に載せる。このとき、第2シリンドリカルレンズ6の両
端部側面は、突起22,23で支えられ、又、第2シリ
ンドリカルレンズ6の係合突起68は、底板部12の接
着用突起24の溝24a(図4参照)に嵌合する。この
嵌合により、第2シリンドリカルレンズ6の主走査方向
の動きについては規制される。
【0027】次に、図1及び図8に示すように、支柱2
9,30に、付勢手段としての板ばね31,32の基部
をビス33,34で固定し、板ばね31,32の自由端
部(即ち、図8において下方に突設された半球状突起3
1a,32a)でもって、第2シリンドリカルレンズ6
のつば部61の両端部上面を下方に押圧する。この押圧
状態は、弾性力による仮止め状態であり、第2シリンド
リカルレンズ6に力を加えれば、第2シリンドリカルレ
ンズ6は移動可能である。
【0028】本形態例では、第2シリンドリカルレンズ
6の位置決め調整を行うために、ねじ穴26〜28に、
底面側から、当接部材としての調整ねじ36〜38がね
じ込まれている。この調整ねじ36〜38の先端は、少
なくとも第2シリンドリカルレンズ6の位置決め調整時
には、第2シリンドリカルレンズ6の台部65〜67に
当接可能であり、調整ねじ36〜38の先端が突起19
〜21よりも上方に突き出ると、第2シリンドリカルレ
ンズ6の台部65〜67に当接する。板ばね31,32
の半球状突起31a,32aにより、第2シリンドリカ
ルレンズ6は、常時調整ねじ36〜38側に押圧されて
いるため、調整ねじ36〜38に連動して移動すること
になる。
【0029】本形態例では、第2シリンドリカルレンズ
6の主走査方向の両端部での調整ねじ36,37との当
接点は、ほぼ主走査方向と平行な同一直線上に位置し、
中間部での調整ねじ38との当接点は、上記直線上の位
置よりも被走査面と垂直な方向にずれている。
【0030】従って、調整ねじ36〜38を個別に回動
し、その突き出し量を調整することにより、第2シリン
ドリカルレンズ6の上下方向(副走査方向)の平行移動
だけでなく、上下方向の傾動(主走査方向と平行な軸を
中心とする回動)や、左右方向の傾動(被走査面と垂直
な軸を中心とする回動)も可能となり、第2シリンドリ
カルレンズ6に任意の姿勢をとらせることができる。こ
の第2シリンドリカルレンズ6の位置決め調整後に、つ
ば部62が接着用突起24,25に紫外線硬化型接着剤
等を用いて接着される。
【0031】第2シリンドリカルレンズ6の前方に位置
し、被走査面に対向する、ベース1の前壁部40には、
図2に示すように、第2シリンドリカルレンズ6を通過
したレーザ光が出射するためのスリット41が穿設さ
れ、このスリット41を囲むように枠42が形成されて
いる。そして、この枠42内には、スリット41を塞ぐ
ようにして、透明なカバー43が接着されている。
【0032】第2シリンドリカルレンズ6の端部近傍に
は、ミラー7が配置されており、ポリゴンミラー4から
fθレンズ5を介して入射したレーザ光を、立壁部11
に取り付けられた光検出器8に向けて反射するようにな
っている。この光検出器8は、レーザ光が所定のビーム
位置に来たことを検出するためのもので、その出力は、
主走査の同期をとるために用いられる。
【0033】本形態例におけるレーザ光による走査は、
従来装置と全く同様である。即ち、レーザ光源2から水
平方向に向けて出射されたレーザ光は、コリメータレン
ズ3で平行光にされ、図示しないスリットで整形された
後、ポリゴンミラー4に入射し、ポリゴンミラー4での
反射レーザ光がfθレンズ5を通過し、第2シリンドリ
カルレンズ6に入射する。更に、第2シリンドリカルレ
ンズ6を通過したレーザ光は、スリット41を通って被
走査面に到達する。
【0034】ここで、ポリゴンミラー4が回転している
ため、被走査面上のビームスポットは主走査方向に移動
し、レーザ光源2での変調に応じた露光がなされること
になる。又、被走査面は副走査方向に移動しているた
め、被走査面は、2次元的に露光される。各走査線上で
の露光開始タイミングは、光検出器8に基づき定められ
る。
【0035】本形態例では、第2シリンドリカルレンズ
6の位置決め調整機構を設けている。その理由は、第2
シリンドリカルレンズ6は、被走査面に近い位置にあ
り、又、長尺なレンズであるため反りが発生し易いから
である。この第2シリンドリカルレンズ6の取り付け位
置を調整する本形態例によれば、容易に且つ効率よく走
査ビームを矯正できる。しかも、第2シリンドリカルレ
ンズ6の位置決め調整時には、第2シリンドリカルレン
ズ6が、主走査方向の両端部とこの両端部間の中間部の
合計3点でもって当接部材37〜39に当接しているた
め、その当接点を変位させることにより、第2シリンド
リカルレンズ6に任意の姿勢をとらせることが可能であ
る。
【0036】又、第2シリンドリカルレンズ6の位置決
め調整後、第2シリンドリカルレンズ6の位置ずれを避
けるため、第2シリンドリカルレンズ6をベース1側に
固定しているが、この固定を、本形態例では、第2シリ
ンドリカルレンズ6の中間部での当接点の近傍において
行っている。このため、第2シリンドリカルレンズ6は
中間部でのみ固定されることになり、第2シリンドリカ
ルレンズ6は周囲の温度や湿度等の変化に応じて自由に
伸縮でき、第2シリンドリカルレンズ6が不自然に湾曲
することはなく、走査線に複雑な湾曲等が生じるという
悪影響は避けられる。
【0037】上記形態例における第2シリンドリカルレ
ンズ6の位置決め調整作業について更に詳しく説明す
る。尚、ここでは、ポリゴンミラー4の各反射面の倒れ
角誤差はないものとして説明する。
【0038】位置決め調整作業は、第2シリンドリカル
レンズ6を仮止めした状態の走査光学装置に対して行
う。ここで、調整治具の走査線検知部としては、被走査
面上に一本の理想的な走査線を想定し、この走査線上に
3個のセンサを配置したものを用いる。このセンサは、
実際のビームが上記理想的な走査線からどの程度ずれた
かを検出できるものであり、検出方式は問わない。
【0039】実際にレーザ光を走査したときの3個のセ
ンサの出力から、実際の走査線がどのような曲線を描い
ているかを知ることができる。そこで、全体としての曲
線が理想的な走査線に近づくように、調整ねじ37〜3
9のねじ込み量を調整する。この時の調整ねじの回動操
作は、例えば、以下の操作により行う。
【0040】上下方向(副走査方向)の平行移動 調整ねじ37〜39の全てを同方向に回動する。 上下方向の傾動(主走査方向と平行な軸を中心とする
回動) 調整ねじ37及び38を同方向に回動する。或いは、調
整ねじ39を回動する。
【0041】左右方向の傾動(被走査面と垂直な軸を
中心とする回動) 調整ねじ37又は38を回動する。 矯正(例えば、反りの補正) 第2シリンドリカルレンズ6がプラスチックレンズ等の
ように可撓性を有する場合に可能で、調整ねじ37〜3
9を独立に回動する。
【0042】尚、走査光学装置に関する本発明は上記形
態例に限るものではない。例えば、以下のような構成を
とることも可能である。 (A)当接部材は調整ねじに限らないし、当接部材は3
個に限らない。当接部材の数を増やせば、一般的に、矯
正等の調整範囲が広がると共に調整精度が向上する。
【0043】(B)当接部材の全てが上下方向に移動可
能である必要はない。例えば、上記形態例における調整
ねじ36,37を移動可能に構成しないのであれば、こ
の部分での当接部材として突起19,20を用い、調整
ねじ36,37は設けない。
【0044】(C)付勢手段は板ばねに限らないし、2
個に限らない。ゴム等の弾性体を押しつけるように構成
する場合は、第2シリンドリカルレンズ6の上面全体を
弾性体で押圧するようにしてもよい。
【0045】(D)調整ねじ37〜39のベース1に対
する軸方向のガタを無くしたい場合は、調整ねじ37〜
39の頭部とベース1との間にコイルスプリング等を配
置し、調整ねじ37〜39を常時下方に付勢するように
構成すればよい。
【0046】(E)第2シリンドリカルレンズ6等の光
学部品の固定は、接着に限らない。 (F)上記形態例では、走査線の補正を第2シリンドリ
カルレンズ6のみで行っているが、第2シリンドリカル
レンズ6とfθレンズ5の双方にに位置決め調整機構を
設けてもよい。
【0047】(G)第2シリンドリカルレンズ6の位置
決め調整を自動的に行うこともできる。この場合は、当
然ながら、被走査面上のセンサからの信号を制御部にフ
ィードバックし、実際の走査線が理想的な走査線に近づ
くように、調整ねじ37〜39のねじ込み量を制御部に
調整させることになる。
【0048】(第2の形態例)図9は画像形成装置に関
する本発明の形態例を示す構成図である。本形態例にお
ける画像形成装置では、走査光学装置を副走査方向に4
個並べて、Y,M,C,Kの4色のトナーによるカラ−
画像形成を行うものである。
【0049】図9において、ベルト状の像担持体100
は、ローラ101〜103に巻き掛けられた状態で、時
計回り方向(矢印方向)に送られるものである。像担持
体100に近傍には、これに対向するようにして、走査
光学装置111〜114が副走査方向に並べられてい
る。各走査光学装置111〜114は、上記第1の形態
例で示したものと同一の構成を有するもので、光源と、
この光源から発生した光ビームが入射するコリメータレ
ンズと、このコリメータレンズを通過後の光ビームを主
走査方向に偏向する偏向器と、この偏向器を通過後の光
ビームを像担持体の被走査面上に結像させる結像レンズ
とを少なくとも有している。
【0050】ここで、走査光学装置111はレーザ光を
用いてY(イエロー)用の潜像を形成するもの、走査光
学装置112はレーザ光を用いてM(マゼンダ)用の潜
像を形成するもの、走査光学装置113はレーザ光を用
いてC(シアン)用の潜像を形成するもの、走査光学装
置114はレーザ光を用いてK(黒)用の潜像を形成す
るものである。
【0051】走査光学装置111〜114の隣接するも
の同士は、位置決め後に、連結されている。この連結
は、連結部材を用いて行われる。具体的には、図10に
示すように、各走査光学装置111〜114に両側部
に、連結部材200を複数のビス201を用いて取り外
し可能に固定し、その後、図11に示すように、隣接す
る一方の走査光学装置を他方の走査光学装置に対して浮
かせた状態で位置決めし、隣接する走査光学装置の連結
部材200同士の上下の端面を紫外線硬化型接着剤等を
用いて固定する。
【0052】この形態例では、走査光学装置114の上
に、順次、走査光学装置113〜111を積み上げたも
のが用いられている。尚、連結部材200及びビス20
1は、第1の形態例においては不要なものであるが、第
2の形態例における走査露光装置の連結構造の理解を容
易にするため、図1〜図3中にも図示した。
【0053】再び、図9において、各走査光学装置11
1,112,113,114の前段には、それぞれ、像
担持体100にY,M,C,K用の電荷を付与する帯電
部121,122,123,124が設けられ、各走査
光学装置111,112,113,114の後段には、
それぞれ、各走査光学装置111,112,113,1
14で形成された潜像をY,M,C,K用の現像剤を用
いて現像する現像装置131,132,133,134
が設けられている。
【0054】給紙部141内の転写紙142は、給紙ロ
ーラ143により搬出され、搬送ローラ対144,タイ
ミングローラ145により、転写部151に給送される
ようになっている。この転写部151は、コロナ放電に
より像担持体100上のトナー像を転写紙142に転写
する転写極152と、交流放電により転写紙142を像
担持体100から分離する分離極153とからなる。
【0055】定着部161は、熱ローラ162と圧着ロ
ーラ163とからなり、転写紙142にトナー像を融着
させるものである。この定着後の転写紙142は、その
後段の搬送部171によって、排紙トレイに排出される
ようになっている。尚、転写後に像担持体100に残留
したトナーは、クリーニング部191で掻き落とされ、
回収ボックス192に収容される。
【0056】この形態例では、像担持体100の周辺
に、Y,M,C,Kの各色を担当する走査光学装置11
1〜114や現像装置131〜134が色毎に副走査方
向に並べており、各走査光学装置111〜114に、他
の色のトナー像と正確に重なるように、それぞれの色の
静電潜像を形成させ、現像装置131〜134に現像さ
せている。即ち、走査光学装置111と現像装置131
を用いてYのトナー像を形成後、走査光学装置112と
現像装置132を用いてYのトナー像に重ねてMのトナ
ー像を形成し、その上に走査光学装置113と現像装置
133を用いてCのトナー像を形成し、最後に走査光学
装置114と現像装置134を用いてKのトナー像を重
ねて形成することにより、カラーのトナー像を完成し、
転写部151にて、転写紙142に転写している。
【0057】このように各色毎異なる走査光学装置を用
いる場合は、画質が劣化することを避けるため、各走査
光学装置は、潜像が正確に重なるように、潜像を形成す
る必要がある。言い換えれば、各走査光学装置111〜
114に特性の揃った走査線を描かせること(第1の条
件)、各走査光学装置111〜114が描く走査線が重
なるように、各走査光学装置111〜114を位置決め
すること(第2の条件)、が必要である。
【0058】本形態例では、走査光学装置111〜11
4として、図1〜図3に示した走査光学装置(第1の形
態例)を用いているので、各走査光学装置111〜11
4を特性の揃った走査線を描くように調整することは容
易であり、第1の条件はクリアできる。特に、各走査光
学装置111〜114内の第2シリンドリカルレンズ等
の光学部品として、形状及び素材が設計上同一であり、
且つ、同一の製造ロットで得たものを用いれば、光学部
品単体での特性は揃うことになり、後は光学部品の純粋
な位置決め調整だけで済むため、各走査光学装置111
〜114に特性の揃った走査線を描かせることが一層容
易になる。
【0059】一方、第2の条件をクリアするために、本
形態例では、走査光学装置111〜114の個々の調整
を終え、しかも、連結部材200が両側部に複数のビス
201を用いて取り外し可能に固定された走査光学装置
111〜114について、隣接する一方の走査光学装置
を他方の走査光学装置に対して浮かせた状態で位置決め
し、隣接する走査光学装置の連結部材200同士の上下
の端面を紫外線硬化型接着剤等を用いて固定している。
【0060】調整治具としては、ここでは、第1の形態
例の調整時に用いた治具を所定の間隔で4段に重ねたも
のに相当するものを用いている。即ち、被走査面上に
Y,M,C,Kの各色に相当する4本の平行な理想的な
走査線を想定し、各走査線上に複数のセンサを配置した
ものを用いている。各センサは、実際のビームが上記理
想的な走査線からどの程度ずれたかを検出できるもので
ある。
【0061】調整作業は次のようにして行う。まず、走
査光学装置114にビームを発生させ、この走査による
実際の走査線がKに関する理想の走査線と重なるよう
に、走査光学装置114を位置決めする(調整治具に取
り付ける)。
【0062】次に、走査光学装置113を走査光学装置
114に対して浮かせた状態で支え、走査光学装置11
3にビームを発生させ、このときの実際の走査線がCに
関する理想の走査線と重なるように位置決めし、走査光
学装置114,113の連結部材200同士の上下の端
面を紫外線硬化型接着剤を用いて固定する。
【0063】更に、走査光学装置112を走査光学装置
113に対して浮かせた状態で支え、走査光学装置11
2にビームを発生させ、このときの実際の走査線がMに
関する理想の走査線と重なるように位置決めし、走査光
学装置113,112の連結部材200同士の上下の端
面を紫外線硬化型接着剤を用いて固定する。
【0064】最後に、走査光学装置111を走査光学装
置112に対して浮かせた状態で支え、同様に、その実
際の走査線がYに関する理想の走査線と重なるように位
置決めし、走査光学装置112,111の連結部材20
0同士の上下の端面を紫外線硬化型接着剤を用いて固定
する。
【0065】ちなみに、隣接する走査光学装置間での相
対的な位置ずれの原因としては、例えば、次のようなも
のがある。 被走査面に対する上下方向(副走査方向)のずれ 走査線も上下方向にずれる。 被走査面に対する左右方向(主走査方向)のずれ 走査線も左右方向にずれる。 被走査面に垂直な方向のずれ 走査線の長さが増加又は減少する(横倍率が変化す
る)。 被走査面に直交する水平軸を中心にした傾斜 走査線が上下方向に傾く。 被走査面に平行な垂直軸を中心にした回転 走査線上の画素密度(間隔)が一端側では広がり、他端
側では狭まる。
【0066】上記〜の検出は、理想的な走査線上に
3個のセンサを配置することで行える。例えば、走査光
学装置が実際に描く走査線の始端,終端,中心の各ビー
ムスポットの位置を検出する3個のセンサを配置すれ
ば、〜のずれ等は、始端と終端の各ビームスポット
の位置から容易に検出でき、のずれは、中心のビーム
スポットが始端と終端のどちら側に寄っているかにより
検出できる。
【0067】本形態例では、位置決めしようとする走査
光学装置を組立ロボットのアーム等でもって、隣接する
走査光学装置から浮かせた状態で支え、位置決め調整す
るため、走査光学装置をどのような方向へも容易に移動
できる。よって、複数のセンサの出力に基づき、上記位
置ずれを容易に低減できる。尚、位置決め調整の精度を
どこまで高めるかは、画像形成装置としてどの程度の画
質が要求されるかによって決まる。
【0068】本発明者の実験では、被走査面上に形成さ
れるY,M,C,Kの各色の潜像のずれが、200μm
以下、望ましくは120μm以下であれば、違和感のな
い画像として認識できることが確認できた。
【0069】上記走査光学装置の連結は、複数の走査光
学装置を画像形成装置に搭載しながら行うことも可能で
あるが、現実には、複数の走査光学装置を予め連結し、
連結状態の走査光学装置を画像形成装置に搭載する方
が、作業が格段に簡単になる。
【0070】以上の説明から明らかな通り、本形態例で
は、副走査方向に配置される複数の走査光学装置111
〜114を浮かせて位置決め調整し、位置決め後に連結
部材200同士を連結している。このため、走査光学装
置111〜114間の位置決めを一度正確に調整してお
けば、その後、走査光学装置111〜114間の位置関
係が変化することがなく、走査光学装置111〜114
に起因する画質劣化を回避できる。
【0071】又、連結部材200は走査光学装置111
〜114に取り外し可能に固定されているため、隣接す
る走査光学装置111〜114間の連結後に、その位置
決めが不良であると判明した場合は、連結部材200同
士の連結状態はそのままにして、この連結部材200を
走査光学装置111〜114から取り外し、新たな連結
部材200を走査光学装置111〜114に取り付け、
再度、位置決めをして新たな連結部材200同士を固定
することが可能になる。これにより、走査光学装置11
1〜114の再利用が可能になる。
【0072】更に、連結部材200同士の固定に紫外線
硬化型接着剤を用いたので、接着剤を連結部材間に適量
塗布した状態で位置決めし、位置決め直後に紫外線を当
てて固定することができ、連結作業が容易になる。
【0073】尚、走査光学装置111〜114の上記連
結方法は、走査光学装置111〜114を一つずつ順次
連結していくものであったが、全ての走査光学装置11
1〜114の位置決めを行った後、これらを同時に接着
するようにしてもよい。又、上記形態例では、連結部材
200同士を紫外線硬化型接着剤で固定したが、当然な
がら、他の接着剤を用いることも可能であるし、ねじ等
による締結したり、溶接することも可能である。又、
Y,M,C,Kの各色の潜像のずれは、いわゆるパター
ン認識の技術を利用しても検出できるので、この方法で
位置ずれを検出するようにしてもよい。
【0074】走査線の重なりを確保するには、走査光学
装置111〜114間の位置決め調整というハードウェ
ア的な手法だけでなく、走査光学装置111〜114の
駆動方法を工夫するソフトウェア的な調整によっても、
対応できる場合がある。しかし、ソフトウェア上の負担
を増やすことになるため、できる限り、ハードウェア的
に調整することが好ましい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、走査光学装置に関
する請求項1記載の発明では、結像レンズの主走査方向
の両端部とこの両端部間の中間部の合計3点でもって、
結像レンズに当接可能な当接部材と、結像レンズを当接
部材側に付勢する付勢手段とを有した、結像レンズの位
置決め調整機構を設けている。結像レンズは、被走査面
に近い位置にあり、又、長尺なレンズであるため反りが
発生し易い。このため、この結像レンズの取り付け位置
を調整する本発明によれば、容易に且つ効率よく走査ビ
ームを矯正できる。しかも、結像レンズの位置決め調整
時には、結像レンズが、主走査方向の両端部とこの両端
部間の中間部の合計3点でもって当接部材に当接してい
るため、その当接点を変位させることにより、結像レン
ズに任意の姿勢をとらせることが可能である。
【0076】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、結像レンズの主走査方向の両端部での当
接部材との当接点をほぼ主走査方向と平行な同一直線上
に位置させ、中間部での当接点は、上記直線上の位置よ
りも被走査面と垂直な方向にずれた位置に置くようにし
ている。このため、前記3つの当接点の内の少なくとも
1つの当接点における当接部材を副走査方向に移動させ
ることにより、結像レンズの位置決め調整を行える。
【0077】結像レンズの位置決め調整後、結像レンズ
の位置ずれを避けるため、結像レンズをベース側に固定
することが好ましい。請求項3記載の発明では、この固
定を、結像レンズの中間部での当接点の近傍において行
うようにしている。このため、結像レンズは中間部での
み固定されることになり、結像レンズは周囲の温度や湿
度等の変化に応じて自由に伸縮でき、結像レンズが不自
然に湾曲することはなく、走査線に複雑な湾曲等が生じ
るという悪影響は避けられる。
【0078】画像形成装置に関する請求項4記載の発明
では、副走査方向に配置される複数の走査光学装置を浮
かせて位置決め調整し、位置決め後に連結部材同士を連
結している。このため、走査光学装置間の位置決めを一
度正確に調整しておけば、その後、走査光学装置間の位
置関係が変化することがなく、走査光学装置に起因する
画質劣化を回避できる。
【0079】又、連結部材は走査光学装置に取り外し可
能に固定されているため、隣接する走査光学装置間の連
結後に、その位置決めが不良であると判明した場合は、
連結部材同士の連結状態はそのままにして、この連結部
材を走査光学装置から取り外し、新たな連結部材を走査
光学装置に取り付け、再度、位置決めをして新たな連結
部材同士を固定することが可能になる。これにより、走
査光学装置の再利用が可能になる。
【0080】画像形成装置に関する請求項5記載の発明
は、走査光学装置として請求項1記載のものを用いると
共に、隣接する走査光学装置同士の連結を請求項4記載
の発明と同様にしたものである。このため、この発明で
は、各走査光学装置について容易に且つ効率よく走査ビ
ームを矯正でき、又、位置決め後に連結部材同士を連結
しているため、走査光学装置間の位置関係が変化するこ
とがなく、走査光学装置に起因する画質劣化を回避でき
る。更に、走査光学装置の再利用が可能になる。
【0081】請求項6記載の発明では、上記連結部材同
士の固定に紫外線硬化型接着剤を用いたので、接着剤を
連結部材間に塗布した状態で位置決めし、位置決め直後
に紫外線を当てて固定することができ、連結作業が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走査光学装置に関する本発明の形態例を示す平
面図である。
【図2】走査光学装置に関する本発明の形態例を示す正
面図である。
【図3】走査光学装置に関する本発明の形態例を示す底
面図である。
【図4】ベースの一部を示す拡大平面図である。
【図5】第2シリンドリカルレンズの正面図である。
【図6】第2シリンドリカルレンズの平面図である。
【図7】図5の切断線A−Aにおける断面図である。
【図8】第2シリンドリカルレンズの付勢構造を示す斜
視図である。
【図9】画像形成装置に関する本発明の形態例を示す構
成図である。
【図10】連結部材の取り付け構造を示す斜視図であ
る。
【図11】走査光学装置の連結状態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1:ベース 2:レーザ光源 3:コリメータレンズ 4:ポリゴンミラー 5:fθレンズ 6:第2シリンドリカルレンズ 7:ミラー 8:光検出器 13〜25:突起 26〜28:ねじ穴 29,30:支柱 37〜39:当接部材 61,62:つば部 63:レンズ部 65〜67:台部 100:像担持体 111〜114:走査光学装置 121〜124:帯電部 131〜134:現像装置 151:転写部 161:定着部 171:搬送部 191:クリーニング部 192:回収ボックス 200:連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 和之 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA05 AD16 BB02 BB23 BB71 2H045 AA01 AG01 CA44 CA63 CA82 CA92 DA02 DA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から発生した光ビームが
    入射するコリメータレンズと、該コリメータレンズを通
    過した光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、該偏
    向器を通過後の光ビームを被走査面上に結像させる結像
    レンズとを少なくとも有した走査光学装置であって、 前記結像レンズの位置決め調整時に、前記結像レンズの
    主走査方向の両端部とこの両端部間の中間部の合計3点
    でもって前記結像レンズに当接可能な当接部材と、 前記結像レンズを前記当接部材側に付勢する付勢手段と
    を有する走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記結像レンズの主走査方向の両端部で
    の前記当接部材との当接点は、ほぼ主走査方向と平行な
    同一直線上の位置にあり、前記中間部での当接点は、前
    記直線上の位置よりも被走査面と垂直な方向にずれた位
    置にあり、又、前記3つの当接点の内の少なくとも1つ
    の当接点における前記当接部材は、位置決め調整時に、
    副走査方向に移動可能であることを特徴とする請求項1
    記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記結像レンズの位置決め調整後に、前
    記中間部での当接点の近傍をベース側に固定したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 光源と、該光源から発生した光ビームが
    入射するコリメータレンズと、該コリメータレンズを通
    過後の光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、該偏
    向器を通過後の光ビームを像担持体の被走査面上に結像
    させる結像レンズとを少なくとも有した走査光学装置
    を、副走査方向に複数配置してなる画像形成装置であっ
    て、 隣接する走査光学装置同士は互いに連結され、これら走
    査光学装置間の連結は、各走査光学装置に連結部材を取
    り外し可能に固定し、隣接する一方の走査光学装置を他
    方の走査光学装置に対して浮かせた状態で位置決めし、
    その後、隣接する走査光学装置の前記連結部材同士を固
    定することによりなされた画像形成装置。
  5. 【請求項5】 光源と、該光源から発生した光ビームが
    入射するコリメータレンズと、該コリメータレンズを通
    過後の光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、該偏
    向器を通過後の光ビームを被走査面上に結像させる結像
    レンズとを少なくとも有した走査光学装置を、副走査方
    向に複数配置してなる画像形成装置であって、 前記各走査光学装置は、前記結像レンズの位置決め調整
    時に、前記結像レンズの主走査方向の両端部とこの両端
    部間の中間部の合計3点でもって、前記結像レンズに当
    接可能な当接部材と、前記結像レンズを前記当接部材側
    に付勢する付勢手段とを有し、 又、隣接する走査光学装置同士は互いに連結され、これ
    ら走査光学装置間の連結は、各走査光学装置に連結部材
    を取り外し可能に固定し、隣接する一方の走査光学装置
    を他方の走査光学装置に対して浮かせた状態で位置決め
    し、その後、隣接する走査光学装置の前記連結部材同士
    を固定することによりなされた画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記連結部材同士の固定に紫外線硬化型
    接着剤を用いたことを特徴とする請求項4又は5記載の
    画像形成装置。
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