JP5240675B2 - マルチビーム光源装置、およびそれを用いたマルチビーム走査装置ならびに画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム光源装置、およびそれを用いたマルチビーム走査装置ならびに画像形成装置 Download PDF

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本発明は、マルチビーム光源の技術に係り、特に、パッケージに収容された2次元アレイ素子を精度よく位置決めするとともに、発光源から光ビームの射出角をパッケージによって予め補正するようにしたマルチビーム光源装置、およびそれを用いたマルチビーム走査装置、ならびにデジタル複写機やプリンタなどの画像形成装置に関する。
昨今、多色画像形成装置においては高速化が年々進むことで、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷に用いられるようになりつつあり、より高精細な画像品質が求められており、そのために、2次元レーザアレイ素子をパッケージに収容し、回路基板に半田付けして光源として用いるようにしている。2次元レーザアレイ素子を光源として用いる例として、特許第3679560号公報(特許文献1)、特開2004−6592号公報(特許文献2)、特開2007−79295号公報(特許文献3)などがある。
例えば、特許文献2(特開2004−6592号公報)、特許文献3(特開2007−79295号公報)に開示された技術によると、(n×m)の2次元アレイ素子を用いることで、感光体上での副走査ピッチを記録密度の1/nにでき、単位画素をn×mの複数ドットのマトリクス構成とすることが可能である。
しかしながら、従来技術では、2次元アレイ素子はパッケージに収容され、回路基板に直に半田付けされているため、マルチビーム光源装置を構成する支持部材に精度よく2次元アレイ素子を位置決めすることが難しいという課題がある。
反面、多色画像形成装置などに用いる場合、2次元アレイ素子とカップリングされるカップリングレンズとの配置精度は、数μm単位で維持しなければならず、この配置精度がずれると感光体面上に照射するビームスポット径やビームピッチに影響を与え、画像品質が著しく劣化するといった問題がある。
その点、特許文献2に記載のものは、2次元アレイ素子のパッケージ表面を突き当てて位置決めすることができるが、回路基板を強制的に撓ませているため、回路基板に実装される電子部品の半田が剥がれてしまうといった部品不良を発生する可能性があり、信頼性に問題がある。
また、特許文献2に記載のものは、面発光型の半導体レーザーチップを搭載する第一基準面とパッケージ表面である第2基準が実質的に平行であることを前提にしたもので、実際にはその平行度誤差が無視できないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点を解消し、パッケージに収容された2次元アレイ素子を精度よく位置決めするとともに、発光源から光ビームの射出角をパッケージによって予め補正することが可能なマルチビーム光源装置とそれを用いたマルチビーム走査装置ならびに画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために次のような手段を採用した。
a)請求項1記載の発明は、複数の発光源を光ビームの射出方向と直交する面内にモノリシックに形成してなる光源を、該光源に接続するリード端子を備えるパッケージに収容してなる光源手段と、該光源手段からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束もしくは発散状態の光束に変換するカップリングレンズと、これらを一体的に支持する支持手段と、を有するマルチビーム光源装置であって、前記パッケージの光源を設置する領域の面は、傾き補正材料により前記支持手段に当接させる面に平行になるように補正され、且つ、前記パッケージは、制御基板に実装され、付勢手段により前記支持手段に当接させて光軸方向の位置決めされるとともに、前記付勢手段を前記支持手段に締結することで、前記光源手段を固定し、前記パッケージの光源を設置する領域の面は、前記支持手段に当接させる面に平行になるように前記傾き補正材料に平面形成部材を押し付けて作製された面によって形成されていることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料が金属であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料が低融点の金属であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料がインジウムであることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料が熱伝導性のよい樹脂であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料を押すと、押した形状の状態を保持できる粘土状であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、前記傾き補正材料がUV光で硬化することを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項において、平面形成部材の平面部が円形であり形成された補正材料の面が円形であることを特徴としている。
)請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載のマルチビーム光源装置と、該マルチビーム光源装置からの複数の光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された各光ビームを被走査面に結像する結像光学系とを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置である。
)請求項10記載の発明は、請求項に記載のマルチビーム走査装置と、複数の光ビームにより静電像を形成する感光体と、前記静電像をトナーにより顕像化する現像手段と、現像されたトナー像を記録紙に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置である。
本発明によれば、パッケージに収容された2次元アレイ素子を精度よく位置決めするとともに、発光源から光ビームの射出角をパッケージによって予め補正することが可能なマルチビーム光源装置とそれを用いたマルチビーム走査装置ならびに画像形成装置を実現することができる。
以下、さらに詳しく、請求項毎の発明の効果を述べる。
a)請求項1記載の発明の効果
請求項1記載の発明によれば、光源を設置する領域の面が前記支持手段に当接させる面に平行になるように補正されているため、組み付け時光軸方向の出射補正をしなくてすむ。また、パッケージの光源を設置する領域の面は、前記支持手段に当接させる面に平行になるように傾き補正材料に平面形成部材を押し付けて作製された面によって形成されているので、切削等に比べ製造コストを小さくできる。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料が金属なので、熱伝導がよい。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料が低融点の金属なので、低温で溶融でき、溶融して形成された面なので凹凸がなく良好な接合ができる。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料がインジウムなので、加熱溶融することなく押し付けるだけで光源を設置する領域の面を短時間で形成できる。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料が熱伝導性のよい樹脂であるので、吐出量の制御などしやすく扱いやすい。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料を押すと押した形状の状態を保持できる粘土状なので、加熱溶融することなく押し付けるだけで光源を設置する領域の面を短時間で形成できる。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、傾き補正材料がUV光で硬化するので、加熱硬化することなく光源を設置する領域の面を短時間で形成できる、あるいは加熱硬化が必要でも、後で複数個まとめて加熱硬化することができる。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、平面形成部材の平面部が円形であり形成された補正材料の面が円形であるので、光源を設置する領域の面の回転方向の制御がいらない。
)請求項記載の発明の効果
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれかに記載のマルチビーム光源装置を使用しているので、結像位置を感光体面上に精度よく調整でき、高精度信頼性の高い潜像を得ることができる。
j)請求項10記載の発明の効果
請求項10記載の発明によれば、請求項のマルチビーム走査装置を使用しているので、結像位置を感光体面上に精度よく調整でき、高精度で信頼性の高い画像を得ることができる。
本発明に係るマルチビーム光源装置の構成を示す図である。 本発明に係る実際のマルチビーム光源装置の斜視図である。 本発明に係る面発光型半導体レーザアレイの構成を示す図である。 本発明に係る面発光型半導体レーザアレイの主走査方向の断面図である。 図2の裏面側から見た制御基板とベース部材(支持手段)の組み付け部分の図である。 本発明に係るパッケージの面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の構造を説明するための図である。 パッケージの上面と平行になるように傾き補正材料によって製作された補正面の実施例を示す図である。 図7.1のA−Aにおける断面図である。 本発明に係る傾き補正材料を使用して面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の形成方法を示す図である(その1)。 本発明に係る傾き補正材料を使用して面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の形成方法を示す図である(その1)。 本発明に係る傾き補正材料を使用して面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の形成方法を示す図である(その1)。 本発明に係る傾き補正材料を使用して面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の形成方法を示す図である(その1)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その1)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その2)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その3)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その4)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その5)。 従来のチップ実装の工程説明図である(その6)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その1)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その2)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その3)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その4)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その5)。 本発明のチップ実装の工程説明図である(その6)。 本発明に係るチップを設置する領域の面を円形にした実施例である。 図6で示した補正されたパッケージを使用した面発光型半導体レーザアレイの構成図である。 本発明に係るマルチビーム光源装置を用いたマルチビーム走査装置の構成を示す図である。 本発明に係る主副にマトリクス状に等間隔dで配列した8列×4行の2次元に配列した32個の発光源を有する面発光型半導体レーザアレイの実施例を示す図である。 図13における副走査断面における光線の経路を説明するための図である。 本発明に係るマルチビーム走査装置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。
(実施例)
本発明は、複数の発光源を光ビームの射出方向(進行方向)と直交する面内にモノリシックに形成してなる光源を、前記光源に配線するリード端子を備えるパッケージに収容してなる光源手段と、光源手段からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束/発散状態の光束とするカップリングレンズと、これらを一体的に支持する支持手段と、を有するマルチビーム光源装置であって、前記光源手段は、回路基板に実装され、前記パッケージは光源を設置する領域の面が前記支持手段に当接させる面に平行になるように補正されている、あるいは補正される面は補正材料で形成されているとともに、付勢手段により前記支持手段に当接させて光軸方向の位置決めを行うとともに、前記付勢手段を前記支持手段に締結することで、前記光源手段を固定するマルチビーム光源装置である。
図1はマルチビーム光源装置の構成を示す図であり、図3は面発光型半導体レーザアレイ201の構成を示す図である。
モノリシックに2次元配列された面発光型半導体レーザアレイのチップ245は、放射状にリード端子が配備されたフラットパッケージ246内に、配列面がパッケージの上面と平行となるように、また、パッケージの側面を基準として中央部に実装され、不活性ガスを封入してガラス窓247で封止される。
面発光型半導体レーザアレイ201からの複数の光ビームはカップリングレンズ202のx、y、z方向の配置調整によって、カップリングレンズ202の光軸に直交する面内(yz平面)において光軸に対して各発光源が対称に配列するように、また、各発光源からのビームが平行光束となるように調整され、射出される。
アパーチャーミラー203は板状に形成され、光源側の面を反射面となし、光軸と直交する面から主走査方向に所定角度、45°だけ傾けられて配備される。中央部には光束径よりも小さい径の開口が設けられ、開口を通過した光束は図示していないポリゴンミラーへと向かい、開口を通過せず反射された周辺光は収束レンズ204を介して光検知センサ210に導かれて、図示していないポリゴンミラー各面での走査開始後、画像領域に至るまでの時間を利用して、順次点灯して各々のビーム強度を検出し、基準値と比較して各発光源の出力が所定値となるように注入電流をセットする。セットされた注入電流は次の検出時まで保持され、ビーム強度を一定に保つ。
なお、実施例では光検知センサ210を面発光型半導体レーザアレイ201を実装する制御基板206上に実装し、外部ノイズ等による検出信号への影響がないようにしている。
制御基板206には上記発光源の発光出力を一定に保持するパワー制御回路や画像情報に応じて発光源を各々変調する駆動回路が形成され、カップリングレンズ202とともに一体的に保持され、マルチビーム光源装置を構成する。
上記したように、面発光型半導体レーザアレイ201の複数の発光源は、主走査方向、副走査方向に配列数n、mにて2次元に配列されているため、各発光源がカップリングレンズの光軸に直交する面内に揃っていないと、カップリングレンズから射出されたビームの集束状態が各発光源で異なり、結像位置(ビームウェスト位置)が感光体面上からずれて、ビームスポット径の偏差となり周期的な濃度むらが発生する。あるいは、先頭行をどの発光源から記録するかによって色味が変るといった画像劣化を生じる。
そのため、本発明では、図6に示すように、パッケージ246の面発光型半導体レーザアレイのチップ245を設置する領域の面303(パッケージ底面302上に設置された面)を、光学系を一体的に支持するベース部材(支持手段)207に当接させる面301(パッケージ上面と同じ)に平行になるように予め補正しておき、それにより射出方向を後で補正しなくてもよい構造にしている。
以下に実施例を示す。
図2は実際のマルチビーム光源装置の斜視図、図6はパッケージの面発光型半導体レーザアレイのチップを設置する領域の面の補正を説明するための図、図12は図6で示した補正されたパッケージを使用した面発光型半導体レーザアレイ201の構成、図5は図2の裏面側から見た制御基板206とベース部材(支持手段)207の組み付け部分の図、図4は主走査方向の断面図である。
マルチビーム光源装置は、カップリングレンズ202を保持するホルダ部材208と、面発光型半導体レーザアレイ201を実装した制御基板206を保持するベース部材207とをカップリングレンズ202の光軸に直交する基準面で接合し、ねじ締結することで一体化した構成としている。
ベース部材207とホルダ部材208とは、実施例では、いずれもアルミダイキャストにより形成しているが、略同一の熱膨張係数であれば別材質であってもよい。ベース部材207には上記した面発光型半導体レーザアレイ201からのビーム強度を検出するための光束分割素子203、収束レンズ204および制御基板206上に実装される光検知センサ210へとビームを折り返すミラー205が配備される。
図5に示すように、制御基板206のベース部材207への取り付けは、ベース部材207に形成された取付面221(当接面248と同じ)に図12に示したパッケージの表面301側を当接して光軸と直交する面内での位置決めを、また、パッケージの側面のうち、隣接する2面320、321を予め決められた基準面である内側面に突き当てて、光軸と直交方向の位置決めを行う。さらに、取付面222には上記光検知センサ210の上面が当接され、位置決めを行う。
実施例では、板金で成型された付勢部材209の板ばね部220により制御基板206裏側から押圧するとともに、3点のアンカー部(折り曲げ部)218を制御基板206の穴219に嵌合して制御基板206を矢印方向223に寄せ組みすることで、ベース部材207に対する面発光型半導体レーザアレイ201の位置決めがなされる。
ベース部材207には、3箇所のスタッド216が形成され、制御基板206に開けた貫通穴217を貫通して、スタッド216に付勢部材209をネジ232で締結することで、制御基板206を支持する。付勢部材209にて制御基板206を裏側から押圧しており、制御基板206をベース部材207等に直接締結しない構成なので、制御基板206に負荷をかけずに確実に、ベース部材207に面発光型半導体レーザアレイ201を位置決め、支持することができる。
なお、付勢部材209は弾性を有する材質であれば、樹脂等で形成してもよく、板ばね部の代わりに、ゴム等の弾性部材を挟み込んでもよい。
図4において、カップリングレンズ202は、ホルダ部材208に形成された円筒面230に、コバ部との隙間に接着剤を充填して固定され、カップリングレンズ202の光軸251に直交する面250と上記面発光型半導体レーザアレイ201の配列面との平行性を合わせるため、当接面248(当接面248はカップリングレンズ202の光軸251に直交する面250と平行になるよう予め設計されている)にフラットパッケージ246(面発光型半導体レーザアレイ201)の表面301側を突き当てて搭載する。なお、231は基板固定部材、248は当接面、261はコネクタである。
このようにすることにより、光軸方向の位置が決まり、光ビームの射出方向を当接面248と直交させることができる。
図7.1に、パッケージ246の上面301と平行になるように、傾き補正材料によって製作された補正面の実施例を示す。図7.2は図7.1のA−A断面図である。
パッケージ246の面発光型半導体レーザアレイのチップ245を設置する領域の面303は、予め光学系を一体的に支持する支持手段(ベース部材)に当接させる面248(パッケージ上面301と同じ)に平行になるように設計された平面形成部材410の面を、傾き補正材料401に押し付けて形成されている。
図8.1〜図8.4に、傾き補正材料401を使用して面発光型半導体レーザアレイのチップ245を設置する領域の面303を形成方法を示す。
図8.1は、平面形成冶具413とパッケージ246の位置関係を表す図である。平面形成冶具413は、平面形成部材410を直動できるようにするためのガイド手段411、412と、穴部414と、平面C面で形成されている。平面形成部材410の平面B面は、移動しても常にC面と平行になるように設計されている。
傾き補正材料401を塗布したパッケージ246を、平面形成冶具413のC面に押し付け手段420によって押し付ける。こうすることにより、平面形成部材410の平面B面とパッケージ246の上面301とは平行な位置関係になる。このような状態で、平面形成部材410を矢印方向に移動させる。
図8.2は、平面形成部材410をパッケージ246に塗布した傾き補正材料401に押し付けている状態の図である。平面形成部材410はガイド手段411、412によってB面とC面が常に平行になるように移動できるようになっているので、押し付けた状態でもB面とC面は平行を維持している。傾き補正材料401は粘度の高い液状またはさらに粘度の高い粘土状なので、押し付け手段420の圧力で潰され、平面形成部材410のB面と密着された状態になる。この傾き補正材料401が潰れた状態で硬化させる。または傾き補正材料401が潰れた状態をそのまま維持できる場合はそのままで維持する。
図8.3は、図8.2で傾き補正材料401が潰れた状態を維持できる状態になったら、平面形成部材410を矢印方向に移動させ、傾き補正材料401から離す。このとき潰れた傾き補正材料401の平面形成部材410によって押し付けられた面303はチップ245を設置する領域の面であり、平面形成部材410のB面を転写面であるので、C面と平行になっている。平面形成冶具413のC面にはパッケージ246の上面を押し付けている面なので、パッケージ246の上面と密着した状態で平行といえる。
こうすることによりパッケージ246の上面301とチップ245を設置する領域の面303は平行な面になる。
図8.4は、図8.3を部分的に拡大してわかりやすくした図である。説明のため誇張して描いてある。
平面形成部材410を押し付けて傾き補正材料401に作られた面303はチップ245を設置する領域の面である。この面をD面とする。D面はうねっているパッケージの面302の影響を受けず平面形成部材410のB面が転写されている面である。
平面形成冶具413のC面は、前述した通り平面形成部材410のB面と平行なので、D面とC面は平行となり、C面にはパッケージ246の上面301が押し付けられているので、最終的にチップ245を設置する領域の面303とパッケージ246の上面301は平行になる。
よってこのチップ245を設置する領域の面303にチップを実装することにより、光ビームの射出方向を当接面248(カップリングレンズ202の光軸251に直交する面250と平行になるよう予め設計されている面)と直交させることができる。
図9.1〜図9.6は従来のチップ実装の工程説明図、図10.1〜図10.6は本発明のチップ実装の工程説明図である。
まず従来のチップ実装では、図9.1から図9.6に示すように、パッケージ246のチップ245を設置する領域の面303に、チップ245を接着固定するための接着剤431を塗布し、その上にチップ245を実装する。
図9.1ではパッケージ246に接着剤431を塗布するためのシリンジ先端430がパッケージ246の上方に位置し、塗布するときに矢印の方向に動く。図9.2はシリンジ先端430がパッケージ底面302に接近した状態で、シリンジに圧力を加え、中にある接着剤431を押し出しパッケージ底面302に塗布する。図9.3はシリンジ先端430がパッケージ246上方に矢印の方向に動いた後の、接着剤431をパッケージ底面302に塗布した状態である。
図9.4ではパッケージ246にチップ245を実装するためのコレット432がパッケージ246の上方に位置し、実装するとき矢印の方向に動く。コレット432はラバーなどの柔らかい材質でありチップ245を吸着している。
図9.5はチップ245を吸着したコレット432がパッケージ底面302に接近しチップ245をパッケージ底面302に押し付けている状態で、コレット432は柔らかい材料であるため、チップ245は接着剤431を介してパッケージ底面302のうねりに沿うように押し付けられて接着される。
図9.6はコレット432がパッケージ246上方に矢印の方向に動いた後の、チップ245が接着されている状態である。図から明らかなように、チップ245は、コレット432が柔らかい材料であるため、接着剤431を介してパッケージ底面302のうねりに沿うように接着されている。
つまり、パッケージ246のチップ245を設置する領域の面303がパッケージ上面301と平行でなければ、チップ245はパッケージ底面302のうねりに沿って実装されてしまい、光ビームの射出方向を当接面248(カップリングレンズ202の光軸251に直交する面250と平行になるよう予め設計されている面)と直交させることができない。
これに対し本発明を使用したチップ実装では、図10.1から図10.6に示すように、パッケージ246のチップ245を設置する領域の面303を傾き補正材料401に平面形成部材410を押し付けて作製し、その上にチップ245を接着固定するための接着剤431を塗布し、さらにその上にチップ245を実装する。チップ245を設置する領域の面303は前述したように、パッケージ上面301と平行な関係にある。
図10.1ではパッケージ246に接着剤431を塗布するためのシリンジ先端430がパッケージ246の上方に位置し、塗布するときに矢印の方向に動く。チップ245を設置する領域の面303は傾き補正材料401によりパッケージ上面301と平行になるように予め作製されている。
図10.2はシリンジ先端430がパッケージ246のチップ245を設置する領域の面303に接近した状態で、シリンジに圧力を加え、中にある接着剤431を押し出しパッケージ246のチップ245を設置する領域の面303に塗布する。
図10.3はシリンジ先端430がパッケージ246上方に矢印の方向に動いた後の、補正材料402で作製されたチップ245を設置する領域の面303に接着剤431を塗布した状態である。
図10.4ではパッケージ246にチップ245を実装するためのコレット432がパッケージ246の上方に位置し、実装するときに矢印の方向に動く。コレット432はラバーなどの柔らかい材質でありチップ245を吸着している。
図10.5はチップ245を吸着したコレット432がパッケージ246チップ245を設置する領域の面303に接近しチップ245をパッケージ246のチップ245を設置する領域の面303に押し付けている状態で、コレット432は柔らかい材料であるため、チップ245は接着剤431を介してチップ245を設置する領域の面303に沿うように押し付けられて接着される。
図10.6はコレット432がパッケージ246上方に矢印の方向に動いた後の、チップ245が接着されている状態である。図から明らかなように、チップ245は、コレット432が柔らかい材料であるため、接着剤431を介してチップ245を設置する領域の面303に沿うように接着されている。
つまり、パッケージ246のチップ245を設置する領域の面303がパッケージ上面301と平行で、チップ245はチップ245を設置する領域の面303に沿って実装されているので、光ビームの射出方向を当接面248(カップリングレンズ202の光軸251に直交する面250と平行になるよう予め設計されている面)と直交させることができる。
なお、ここで用いた補正材料は、金属の場合は、低融点金属または柔らかい金属である。
低融点金属の実施例は、図8に図示していないが、低融点金属を塗布あるいはメッキしたパーケージ246の下側にセラミックヒータなど温度を急激に昇降できる温度制御手段を設ける。温度制御手段によりパッケージ246の温度が低融点金属の融点になるよう加熱し、低融点金属が溶融した状態のところに平面形成部材410を押し付ける。このとき平面形成部材410は密着性をよくするため、低融点金属の融点に近い温度あるいはそれ以上にあたためておいてもよい。
押し付けた後、加熱をやめエアブローまたは窒素ブローなどで低融点金属付近を急冷し、平面形成部材410を離す。こうすることにより、低融点金属で作製したチップ245を設置する領域の面303ができる。
低融点金属の例として、AuSn、SnAgCu、SnZnBi、などのいわゆるはんだが挙げられる。なお、酸化の影響を防ぐため、窒素などの不活性ガス雰囲気で行ったほうがよりよい。
柔らかい金属の実施例は、図8.1〜図8.4のように、柔らかい金属を設置したパッケージ246を、平面形成冶具413のC面に押し付け手段420によって押し付ける。このような状態で、平面形成部材410を矢印方向に移動させ、平面形成部材410を押し付ける。金属が柔らかいので、押し付けるだけでチップ245を設置する領域の面303ができる。金属をより柔らかくするため、パッケージ246や平面形成冶具413を全体的に柔らかい金属の融点近くまで挙げておいてもよい。柔らかい金属としてインジウムが挙げられる。
このときも、酸化の影響を防ぐため、窒素などの不活性ガス雰囲気で行ったほうがよりよい。
補正材料が、樹脂の場合は、熱伝導性のよい樹脂または熱伝導性のよい粘土状樹脂、または熱伝導性のよいUV硬化性樹脂である。
熱伝導性のよい樹脂の実施例は、図8.1〜図8.4に図示していないが、樹脂を塗布したパーケージ246の下側にセラミックヒータなど温度を急激に昇降できる温度制御手段を設ける。温度制御手段によりパッケージ246の温度が樹脂の硬化温度になるように加熱し、その状態のところに平面形成部材410を押し付ける。このとき平面形成部材410は密着性をよくするため、あたためておいてもよい。
押し付けた後、硬化始めるまで保持し、硬化が確認した時点で加熱をやめエアブローまたは窒素ブローなどで樹脂付近を急冷し、平面形成部材410を離す。こうすることにより、熱伝導性のよい樹脂で作製したチップ245を設置する領域の面303ができる。その後加熱して本硬化する。本硬化は別途複数まとめて硬化してもよい。
最近では、低融点金属を含んだ熱伝導性ペースト樹脂も出てきて、これら樹脂でも同様の効果が得られ、この場合は通常の熱伝導性のよい樹脂よりも早く作製することができる。
熱伝導性のよい粘土状樹脂の実施例は、図8.1〜図8.4のように、粘土状樹脂を設置したパッケージ246を、平面形成冶具413のC面に押し付け手段420によって押し付ける。このような状態で、平面形成部材410を矢印方向に移動させ、平面形成部材410を押し付ける。粘土状樹脂が柔らかいので、押し付けるだけでチップ245を設置する領域の面303ができる。その後加熱して本硬化する。本硬化は別途複数まとめて硬化してもよい。熱伝導性のよい粘土状樹脂として、Agを混入したパテなどがある。
熱伝導性のよいUV樹脂の実施例は、図8.1〜図8.4のように、UV樹脂を設置したパッケージ246を、平面形成冶具413のC面に押し付け手段420によって押し付ける。平面形成部材410はUV光が透過できる材料(例えば石英ガラス)で作られており、UV光はガイド411側から入光し、平面形成部材410のB面を通して、UV樹脂に当てられるようになっている。このような状態で、平面形成部材410を矢印方向に移動させ、平面形成部材410を押し付ける。
押し付けた後、UVを照射し、硬化が確認した時点で照射をやめ、平面形成部材410を離す。こうすることにより、熱伝導性のよいUV樹脂で作製したチップ245を設置する領域の面303ができる。その必要であれば後加熱して本硬化する。本硬化は別途複数まとめて硬化してもよい。
熱伝導性のよいUV樹脂として、Agを混入したUV樹脂などがある。
図11はチップ245を設置する領域の面303を円形にした実施例である。形成工程は図8で示した工程と同一で、平面形成部材410のB面が円形になっている。このように円形にすることでパッケージ246と平面形成部材410のC面内における回転方向の制御をしなくても済む。
図13には、本発明のマルチビーム光源装置を用いた、マルチビーム走査装置の構成を示す。
図13は4ステーションを走査する光走査装置の実施例で、マルチビーム光源装置からの4ステーション分に相当する複数の光ビームを、単一のポリゴンミラーで走査し、対向する方向に偏向、走査することで各感光体ドラムを走査するように一体化された光走査ユニットの構成を示す。
4つの感光体ドラム101、102、103、104は転写体の移動方向105に沿って等間隔で配列され、順次異なる色のトナー像を転写し重ね合わせることでカラー画像を形成する。
図示するように各感光体ドラムを走査する光走査装置は一体的に構成され、2段に構成されたポリゴンミラー106により各々光ビームを走査する。
マルチビーム光源装置107、109は同一方向に走査する2ステーションに対し各1ずつ配備され、光束分割プリズム108、110を用い、上記ポリゴンミラー106の上下面に対応して上下2段に光ビームを分岐し、各感光体ドラムに交互に各ステーションに対応した画像を形成していく。
マルチビーム光源装置107、109、および結像光学系を構成するfθレンズ、トロイダルレンズは、ポリゴンミラー106の回転軸を含み感光体ドラム軸に平行な対称面に対し対称に配備され、ポリゴンミラーにより、各マルチビーム光源装置からの光ビームは相反する方向に偏向され、各感光体ドラムに導かれる。
従って、各ステーションにおける走査方向は対向する各感光体ドラムで相反する方向となり、記録領域の幅、言いかえれば主走査方向の倍率を合わせ、一方の走査開始端ともう一方の走査終端とが一致するように静電像を書き込んでいく。
また、実施例では各感光体に対して、図14に示すように主副にマトリクス状に等間隔dで配列したn列×m行、実施例では8×4にわたって2次元に配列した32個の発光源を有する面発光型半導体レーザアレイを配備し、マルチビーム光源装置全体をγだけ傾けることにより、感光体ドラム上の副走査方向におけるビームスポット間ピッチpが記録密度に相当する走査ラインピッチに合うように、傾きが調整され、ステーション毎に32ラインが同時に走査されるようにしている。
ここで、光学系全系の副走査倍率βsを用いると、傾け量γは以下の式で表される。
sinγ=(cosγ)/n =p / d・βs
当然、面発光型半導体レーザアレイの加工プロセスの段階で、予め発光点の配列方向が所定角度だけ傾くようにレイアウトしてもよい。
なお、液晶偏向素子117では液晶の配列方向に合った偏光成分のみが偏向されるため、発光源の偏光方向は一方向に揃えている。
光束分割プリズム108はハーフミラー面241(図1参照)とハーフミラー面と平行なミラー面242(図1参照)とを有し、マルチビーム光源装置107からの複数のビーム201は、各々ハーフミラー面で1/2の光量が反射され、残りの1/2は透過して上下に2分岐され、方向を揃えて副走査方向に所定間隔をもって射出される。
実施例ではこの間隔をポリゴンミラー、fθレンズの上下間隔とともに6mmとしている。
液晶偏向素子117は、光束分割プリズム108の射出面の上下に各々配備され、電圧を印可すると、副走査方向に電位分布を生じて液晶の配向が変化し、屈折率分布を発生して光線の方向を傾けることができ、印可電圧に応じて感光体ドラム面上の走査位置を可変できる。
シリンダレンズ113、114は、分岐された各光ビームに対応して2段に設けられ、その一方は光軸を中心に回動調整可能に取り付けられ、各々の焦線が平行となるように調節できるようにしており、副走査方向に6mm間隔に2段に構成されたポリゴンミラー106の各々に入射される。
シリンダレンズ113、114は少なくとも副走査方向に正の曲率を有し、ポリゴンミラー面上で、一旦ビームを収束させることで、後述するトロイダルレンズとにより偏向点と感光体面上とを副走査方向に共役関係とする面倒れ補正光学系をなす。
ポリゴンミラー106は4面で、同一の偏向面により各発光点列からの複数のビームを一括で偏向、走査する。上下のポリゴンミラーの位相は45°ずつずれており、光ビームの走査は上下段で交互に行われる。
結像光学系はfθレンズとトロイダルレンズとからなり、いずれもプラスチック成形によるもので、fθレンズ120は主走査方向にはポリゴンミラーの回転に伴って感光体面上でビームが等速に移動するようにパワーを持たせた非円弧面形状となし、層状に2段に積み重ねて一体に構成される。
トロイダルレンズを通った走査ビームは各々、走査開始側に配備された光検知センサ138、140、走査終端側に配備された光検知センサ139、141に入射され、光検知センサ138、140の検出信号を基に各々発光源毎の同期検知信号を生成し、書込み開始のタイミングをとる。
一方、走査終端側に配備された光検知センサ139、141の検出信号は、各々走査開始側のに配備された光検知センサ138、140からの光ビームの検出時間差を計測し、予め定められた基準値と比較して、各発光源を変調する画素クロックを可変することで、後述するように、主走査方向の倍率のずれを補正している。
図15に副走査断面における光線の経路を示す。
複数の発光源はカップリングレンズの光軸に対して対称に配置され、カップリングレンズによって平行光束に変換された各光線はマルチビーム光源装置107から射出した後、カップリングレンズの後側焦点の近傍で一旦収束し、主走査方向には光線間隔を広げつつfθレンズ120に入射され、副走査方向にはシリンダレンズ113、114により、ポリゴンミラー偏向面の近傍で再度収束されてfθレンズ120に入射される。
また、上記したように、マルチビーム光源装置107からの複数の光ビームは光束分割プリズム108によって副走査方向上下に2分岐され、各ステーションに対応する感光体ドラムに導かれる。
光束分割プリズム108の下段から射出した複数の発光源からのビーム201aは、シリンダレンズ113を介してポリゴンミラー106の下段で偏向、走査され、fθレンズ120の下段を通って折返しミラー129によりトロイダルレンズ123に入射され、折返しミラー130を介して感光体ドラム101上にスポット状に結像し、第1の画像形成ステーションとしてイエロー色の画像情報に対応した潜像を形成する。
光束分割プリズム108の上段から射出した複数の発光源からのビーム202aは、シリンダレンズ114を介しポリゴンミラー106の上段で偏向、走査され、fθレンズ120の上段を通って折返しミラー127によりトロイダルレンズ124に入射され、折返しミラー128を介して感光体ドラム102上にスポット状に結像し、第2の画像形成ステーションとしてマゼンタ色の画像情報に対応した潜像を形成する。
同様に、対向するステーションにおいても、マルチビーム光源装置109からの複数の光ビームは、光束分割プリズム110によって上下に2分岐され、各ステーションに対応する感光体ドラムに導かれる。
光束分割プリズム110の下段から射出した複数の発光源からのビーム203aは、シリンダレンズ115を介してポリゴンミラー106の下段で偏向、走査され、fθレンズ121の下段を通って折返しミラー132によりトロイダルレンズ126に入射され、折返しミラー133を介して感光体ドラム104上にスポット状に結像し、第4の画像形成ステーションとしてブラック色の画像情報に対応した潜像を形成し、光束分割プリズム110の上段から射出した複数の発光源からのビーム204aは、シリンダレンズ116を介してポリゴンミラー106の上段で偏向、走査され、fθレンズ121の上段を通って折返しミラー135によりトロイダルレンズ125に入射され、折返しミラー136を介して感光体ドラム103上にスポット状に結像し、第3の画像形成ステーションとしてシアン色の画像情報に対応した潜像を形成する。
図16は、本発明のマルチビーム走査装置を用いた、画像形成装置の構成を示す図である。
同図に示すように、感光体ドラム901の周囲には感光体を高圧に帯電する帯電チャージャ902、光走査装置900により記録された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903、現像ローラにトナーを補給するトナーカートリッジ904、ドラムに残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニングケース905が配置される。感光体ドラムへは上記したようにポリゴンミラー1面毎の走査により複数ライン、実施例では4ライン同時に画像記録が行われる。
上記した画像形成ステーションは転写ベルト906の移動方向に並列され、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が転写ベルト上にタイミングを合わせて順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
各画像形成ステーションはトナー色が異なるだけで、基本的には同一構成である。
一方、記録紙は給紙トレイ907から給紙コロ908により供給され、レジストローラ対909により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて送りだされ、転写ベルトよりカラー画像が転写されて、定着ローラ910で定着して排紙ローラ912により排紙トレイ911に排出される。
101〜104:感光体ドラム
105:転写体の移動方向
106:ポリゴンミラー
107,109:マルチビーム光源装置
108,110:光束分割プリズム
113,114:シリンダレンズ
115:シリンダレンズ
116:シリンダレンズ
117:液晶偏向素子
120,121:fθレンズ
123:トロイダルレンズ
124:トロイダルレンズ
127〜136:折返しミラー
138,140:光検知センサ
139,141:光検知センサ
201:面発光型半導体レーザアレイ
201a〜204a:ビーム
202:カップリングレンズ
203:アパーチャーミラー(光束分割素子)
204:収束レンズ
205:ミラー
206:制御基板
207::ベース部材(支持手段)
208:ホルダ部材
209:付勢部材
210::光検知センサ
216:スタッド
217:貫通穴
218:アンカー部(折り曲げ部)
219:穴
220:板ばね部
221:取付面
222:取付面
230:円筒面
231:基板固定部材
232:ネジ
241:ハーフミラー面
242:ミラー面
245:チップ
246:フラットパッケージ
247:ガラス窓
248:当接面
250:光軸251に直交する面
251:光軸
261:コネクタ
301:ベース部材(支持手段)に当接させる面
302:パッケージ底面
303:チップを設置する領域の面
320,321:隣接する2面
401:傾き補正材料
402:補正材料
410:平面形成部材
411,412:ガイド手段
413:平面形成冶具
414:穴部
420:押し付け手段
430:シリンジ先端
431:接着剤
432:コレット
900:光走査装置
901:感光体ドラム
902:帯電チャージャ
903:現像ローラ
904:トナーカートリッジ
905:クリーニングケース
906:転写ベルト
907:給紙トレイ
908:給紙コロ
909:レジストローラ対
910:定着ローラ
911:排紙トレイ
912排紙ローラ
特許第3679560号公報 特開2004−6592号公報 特開2007−79295号公報

Claims (10)

  1. 複数の発光源を光ビームの射出方向と直交する面内にモノリシックに形成してなる光源を、該光源に接続するリード端子を備えるパッケージに収容してなる光源手段と、該光源手段からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束もしくは発散状態の光束に変換するカップリングレンズと、これらを一体的に支持する支持手段と、を有するマルチビーム光源装置であって、前記パッケージの光源を設置する領域の面は、傾き補正材料により前記支持手段に当接させる面に平行になるように補正され、且つ、前記パッケージは、制御基板に実装され、付勢手段により前記支持手段に当接させて光軸方向の位置決めされるとともに、前記付勢手段を前記支持手段に締結することで、前記光源手段を固定し、
    前記パッケージの光源を設置する領域の面は、前記支持手段に当接させる面に平行になるように前記傾き補正材料に平面形成部材を押し付けて作製された面によって形成されていることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  2. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料が金属であることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  3. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料が低融点の金属であることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  4. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料がインジウムであることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  5. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料が熱伝導性のよい樹脂であることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  6. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料を押すと、押した形状の状態を保持できる粘土状であることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  7. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、前記傾き補正材料がUV光で硬化することを特徴とするマルチビーム光源装置。
  8. 請求項に記載のマルチビーム光源装置において、平面形成部材の平面部が円形であり形成された補正材料の面が円形であることを特徴とするマルチビーム光源装置。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチビーム光源装置と、該マルチビーム光源装置からの複数の光ビームを偏向する偏向手段と、偏向された各光ビームを被走査面に結像する結像光学系とを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  10. 請求項に記載のマルチビーム走査装置と、複数の光ビームにより静電像を形成する感光体と、前記静電像をトナーにより顕像化する現像手段と、現像されたトナー像を記録紙に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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