JP2002023091A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JP2002023091A
JP2002023091A JP2000205094A JP2000205094A JP2002023091A JP 2002023091 A JP2002023091 A JP 2002023091A JP 2000205094 A JP2000205094 A JP 2000205094A JP 2000205094 A JP2000205094 A JP 2000205094A JP 2002023091 A JP2002023091 A JP 2002023091A
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lens
scanning
scanning lens
urging
optical device
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JP2000205094A
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Masataka Nishiyama
政孝 西山
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの熱変形におけるヒステリシスを小さ
く抑えた走査光学装置を、提供する。 【解決手段】 レンズ枠20内に配置されたfθレンズ
130の第3レンズ133を、その両端部分において板
バネG1,G2により当付面26a,28aへ当て付け
て固定した。当付面26a,28aには、予め、潤滑材
Lが塗布されているので、プラスチック製のレンズ13
3は、熱変形の際に、当付面26a,28aに沿って摺
動することができる。従って、このレンズ133が熱変
形する際に、そのヒステリシスを増大させるような過大
な力がかかるおそれがない。なお、このレンズ133
は、中央付近における一箇所で固定されていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザから発する
変調光を回転多面鏡で機械的に偏向走査することにより
感光体ドラム表面上にスポット光を走査する走査光学装
置の改良に、関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ,ファクシミリ
印刷機等の画像形成装置に備えられる書き込み用の結像
デバイスは、画像情報の電気信号をレーザやLED素子
を用いて変調光に変換し、その変調光を走査光学系を用
いて感光体上で走査することにより、画像情報を記録す
る。このうち、半導体レーザを用いる結像デバイスとし
ては、半導体レーザユニット,コリメートレンズ,シリ
ンドリカルレンズ,回転多面鏡及びfθレンズからなる
走査光学系と、感光体ドラムとを備えた電子写真方式の
画像形成装置がある。
【0003】この半導体レーザを光源とする走査光学系
は、モノクロ印刷用の走査光学装置に利用され、また
は、上記の走査光学系と感光体ドラムとを各色成分毎に
複数組み備えたいわゆるタンデム方式の走査光学装置に
利用され、あるいは、半導体レーザユニットを複数備え
るとともにこれら半導体レーザユニットから発せられる
複数のビーム光を1つのポリゴンミラー(回転多面鏡)
によって同時に偏向走査して複数の感光体ドラム上で夫
々走査するいわゆるマルチビーム方式の走査光学装置に
利用されている。そして、各色成分毎の感光体ドラム上
でビーム光を夫々結像させることによりカラー印刷をす
るタンデム方式の走査光学装置では、各色成分毎の感光
体ドラムが印刷用紙上の一走査線において各色を重ねて
印刷することにより、カラー画像が形成される。このと
き、複数の感光体ドラムに対して各走査線の副走査方向
の位置を相対的に一定に揃えることにより、色ずれのな
い印刷結果を得ることができる。
【0004】このような走査光学系では、半導体レーザ
が発した発散レーザ光は、コリメートレンズにより平行
光束にされ、シリンドリカルレンズによりポリゴンミラ
ーの反射面近傍で副走査方向においてのみ一旦収束さ
れ、等角速度で高速回転するポリゴンミラーにより機械
的に偏向走査される。そして、偏向走査されたレーザ光
は、fθレンズにより主走査方向及び副走査方向に収束
されて感光体ドラム上でスポット光として結像される。
感光体ドラムの表面上では、このスポット光の軌跡によ
って走査線が形成され、画像情報に従った露光がなされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の走査光学系にお
いて、fθレンズを構成するレンズの一部が、コスト面
や加工性の理由に因りプラスチック製とされ、また、偏
向器から離れた位置に配置されることに因り、トーリッ
クレンズ面を有して主走査方向に長尺に形成される場合
がある。この場合、fθレンズを構成するプラスチック
レンズは長尺なために、レンズ自体が熱変形等により湾
曲して歪むことがある。
【0006】一般に、プラスチックレンズには、熱変形
におけるヒステリシスがある。即ち、装置の稼動時にお
ける温度上昇により、プラスチックレンズは変形し、再
び、元の温度に戻った場合に、このプラスチックレンズ
は、加熱前の形状に近づくものの、完全に元の形状には
戻らないのである。
【0007】特に、このプラスチックレンズに対して、
位置決め固定用の板バネ等による付勢力がかかっている
場合には、そのヒステリシスは、大きくなる。即ち、プ
ラスチックレンズは、熱変形の際に、自由に変形した場
合にはそのヒステリシスが小さくなり、外力がかかった
状態で変形した場合にはそのヒステリシスが大きくなる
のである。
【0008】このため、板バネによって固定されたプラ
スチックレンズを有する走査光学装置は、予め、その走
査線の形状が所定形状になるように調整されていたとし
ても、装置の運用に伴う加熱・冷却が繰り返されること
により、当該走査線の形状が次第に変化して、所定形状
に対して比較的大きくずれてしまうのである。
【0009】そこで、レンズの熱変形におけるヒステリ
シスを小さく抑えることにより、感光体上に所望の画像
を正確に描画することができる走査光学装置を提供する
ことを、本発明の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による走査光学装
置は、上記課題を解決するために、以下のような構成を
採用した。
【0011】即ち、光源と、この光源から発せられたレ
ーザ光を偏向走査する偏向器と、この偏向器によって偏
向走査されたレーザ光を収束する走査レンズとを備えた
走査光学装置であって、前記走査レンズを、所定の付勢
方向へ付勢する付勢部材と、前記付勢部材により付勢さ
れた前記走査レンズを当て付ける当付面が形成された位
置決め部材とを、備え、前記当付面に、予め、潤滑剤が
塗布されていることを特徴とする。
【0012】このように構成されていると、走査レンズ
は、熱変形の際に潤滑材による膜を介して当付面に当接
しつつ該当付面に沿って滑らかに摺動することができ
る。このため、走査レンズの熱変形の際に、そのヒステ
リシスを増大させるような過大な力がかかることがな
い。
【0013】なお、走査レンズは、偏向器による主走査
方向に沿って長尺な形状を有していてもよい。この場
合、走査レンズは、その両端近傍において、夫々、当付
面に対して突き当てられていてもよい。
【0014】また、この走査光学装置は、光源と、この
光源から発せられたレーザ光を偏向走査する偏向器と、
この偏向器によって偏向走査されたレーザ光を収束する
走査レンズとを備えた走査光学装置であって、前記走査
レンズは前記偏向器による主走査方向に沿って長尺な形
状を有するとともに、前記走査レンズの両端部分に対応
させた当付面が形成された位置決め部材と、前記走査レ
ンズの両端近傍を、夫々、前記当付面へ向けて付勢する
付勢部材と、前記走査レンズの両端近傍に夫々当接し、
この走査レンズと前記当付面との間に介在するととも
に、この当付面に対向する部分が該当付面に沿って摺動
可能な摺動部として形成された一対のスライダとを、さ
らに備えていてもよい。
【0015】このように構成されると、走査レンズは、
熱変形の際にスライダを介して当付面に当接しつつ該当
付面に沿ってさらに滑らかに摺動することができる。こ
のため、走査レンズの熱変形におけるヒステリシスは、
さらに低減する。なお、このスライダの当付面に当接す
る部分は、ボールベアリング等の転がり案内機構を有し
ていてもよく、潤滑材が塗布された摺動面になっていて
もよい。
【0016】また、走査レンズは、その両端近傍におい
て固定される代わりに、中央近傍においてのみ、固定さ
れていてもよい。
【0017】さらに、この走査光学装置は、前記走査レ
ンズを、第1の付勢力P1で、所定の第1付勢方向へ付
勢するとともに、第2の付勢力P2で、前記第1付勢方
向に対して所定の平面内で直交する第2の付勢方向へ付
勢する付勢部材と、前記走査レンズが前記第1付勢方向
へ付勢された状態において当該走査レンズを当て付ける
第1の当付面,及び,前記走査レンズが前記第2付勢方
向へ付勢された状態において当該走査レンズを当て付け
る第2の当付面が形成された位置決め部材とを、備え、
前記走査レンズと前記第1の当付面との摩擦係数をμ1
とし、前記走査レンズと前記第2の当付面との摩擦係数
をμ2とした場合に、前記両付勢力P1,P2が、連立
不等式 μ1・P1<P2, μ2・P2<P1 …(1) を満たす範囲内で設定されていてもよい。
【0018】このように構成されていると、付勢部材に
よる付勢力を小さく抑えることができるので、走査レン
ズは、熱変形の際にヒステリシスが小さく抑えられた状
態で変形することができる。但し、各付勢力P1,P2
は、(1)式を満たしているので、走査レンズは、常
に、当付面に当て付けられて位置決めされた状態を保つ
のである。
【0019】なお、付勢部材は、板バネにより構成され
ていてもよい。また、この板バネ等によりなる付勢部材
の塑性変形を防止するために、走査レンズが所定量以上
変位しないように規制して付勢部材の過度の変形を防止
する規制部材が、設けられていてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る走査光学装置
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】<第1実施形態>図1は、本実施形態によ
る走査光学装置1の平面図である。図2は、走査光学装
置1の正面図、図3は、図1に示すA−A線に沿った走
査光学装置1の断面図である。
【0022】この走査光学装置1は、図1に示されるよ
うに、筐体10とこの筐体10に保持されるレンズ枠2
0とからなるハウジング内に走査光学系100が組み付
けられることによって、構成されている。
【0023】この走査光学系100は、平行なレーザ光
を発する光源部110と、この光源部110が発したレ
ーザ光を主走査方向に偏向する偏向器であるポリゴンミ
ラー120と、ポリゴンミラー120により偏向された
レーザ光を感光体ドラム150上に結像させて走査線を
形成する結像光学系であるfθレンズ130とを、備え
ている。なお、このfθレンズ130は、走査レンズに
相当する。
【0024】光源部110は、半導体レーザと、半導体
レーザから発する発散光を平行光にするコリメートレン
ズとを、備えている。光源部110とポリゴンミラー1
20との間には、副走査方向にのみにレーザ光を収束さ
せるパワーを有するシリンドリカルレンズ115が、設
けられている。
【0025】fθレンズ130は、筐体10内に固定さ
れた第1レンズ131及び第2レンズ132と、レンズ
枠20内に固定された第3レンズ133とから、構成さ
れる。この第1レンズ131は、収差(例えば、主走査
方向の像面湾曲やfθ特性誤差等)を補正する機能を負
担するプラスチックレンズであり,第2レンズ132
は、主に主走査方向にレーザ光を収束させるパワーを有
するガラスレンズであり,第3レンズ133は、主に副
走査方向にレーザ光を収束させるパワーを有するアナモ
フィックなプラスチックレンズである。
【0026】光源部110から平行光として射出された
レーザ光は、主走査方向においては平行光のままポリゴ
ンミラー120で反射され、fθレンズ130のパワー
によって感光体ドラム150上に結像する。また、副走
査方向においては、シリンドリカルレンズ115により
ポリゴンミラー120の近傍で一旦結像し、拡散光とし
てfθレンズ130に入射し、図3に示されるように、
fθレンズ130のパワーにより感光体ドラム150上
に結像する。このように、レーザ光をポリゴンミラー1
20の近傍で副走査方向に一旦結像させることにより、
ポリゴンミラー120の反射面の傾き(面倒れ)による
走査位置の副走査方向へのズレを防ぐことができる。こ
のポリゴンミラー120の回転に伴って等角速度で偏向
されるレーザ光は、このfθレンズ130を透過するこ
とによって感光体ドラム150上で等速度で走査され
る。
【0027】fθレンズ130の第2レンズ132と第
3レンズ133との間には、感光体ドラム150上での
有効走査範囲外の光束をモニター光として受光センサ1
42に向けて折り返す折返しミラー140が、配置され
ており、この折返しミラー140により反射されたモニ
ター光は、モニター光用集光レンズ141を介して受光
センサ142上に集光する。モニター光用集光レンズ1
41は、fθレンズ130における副走査方向に主たる
収束パワーを持つ第3レンズ133を介さずに分離され
たモニター光を受光センサ142上に集光させるため
に、副走査方向に収束パワーを有するシリンドリカルレ
ンズとして構成されている。受光センサ142からは、
光源部110からのレーザ光が入射するポリゴンミラー
120の反射面が切り替わる毎に、主走査方向への書き
込み開始位置のタイミングを決める同期信号が、出力さ
れる。
【0028】次に、レンズ枠20によるfθレンズ13
0の第3レンズ133の保持構造について、説明する。
図4は、図1に示したA−A線に沿ってレンズ枠20の
背面を斜め上方から見た断面斜視図、図5は、A−A線
に沿ったレンズ枠20付近の拡大断面図である。
【0029】筐体10は、平板形状の底板15を有する
とともに扁平な箱型に形成され、その上部及び4側面の
うちの1面は、開口している。即ち、この筐体10は、
底板15と3つの側壁とを一体に有している。但し、図
4には、その全体形状が示されていない。なお、この筐
体10において側壁がなく開口した端面を、接合面10
aと称する(図5参照)。また、この底板15に対して
直交する方向を「上下方向」とし、この底板15に対し
て側壁が形成されている側を「上」とする。さらに、接
合面10a内で上下方向に直交する方向を「左右方向」
とし、接合面10aと直交する方向を「光軸方向」と
し、接合面10aが向く方を「後」とする。なお、光軸
方向における後側を向いた状態における左右方向の左側
を「左」とする。
【0030】この底板15の上面における筐体10の前
側の側壁の中央近傍には、上述した走査光学系100の
ポリゴンミラー120が、その回転軸を底板15に対し
て垂直に向けて配置されている。このポリゴンミラー1
20によって偏向されたレーザ光が横切る平面は、底板
15とほぼ平行となる。また、この底板15の上面に
は、ポリゴンミラー120と接合面10aとの間におけ
るポリゴンミラー120寄りに、fθレンズ130の第
1レンズ131及び第2レンズ132が備えられてい
る。これら第1及び第2レンズ131,132は、それ
らの光軸が底板15に沿って接合面10aの左右方向に
おける中心近傍を通るとともに接合面10aに対して直
交する向きに、配置されている。従って、筐体10にお
ける左右方向がレーザ走査における主走査方向に相当
し、通常、上下方向が副走査方向に相当する。
【0031】レンズ枠20は、左右方向に対して長尺な
略四角柱形状に形成され、その内部にはfθレンズ13
0の第3レンズ133を収納する凹部25が備えられ、
全体として箱形に形成されている。その凹部25の開口
端縁は、レンズ枠20の前端面(接合面10a側の面)
に形成されている。このレンズ枠20の前端面が、接合
面20aになっている。
【0032】このレンズ枠20は、上下方向における長
さが接合面10aの上下方向における長さと略同一の長
さに形成されているとともに、左右方向における長さ
が、接合面10aの左右方向における長さと同一の長さ
に、形成されている。
【0033】また、このレンズ枠20の左下及び右下の
稜近傍には、接合面20aに対して垂直な一対の貫通孔
H,Hが穿たれている。但し、図4には、一方の貫通孔
Hのみが図示されている。
【0034】また、筐体10の接合面10aにおける左
下端近傍及び右下端近傍には、夫々、この接合面10a
に垂直なネジ穴が形成されている。そして、筐体10の
接合面10aと、レンズ枠20の接合面20aとが密着
された状態で、このレンズ枠20は、筐体10に対して
ネジ止め固定されている。即ち、図2に示された一対の
ネジ51,51がレンズ枠20の各貫通孔H,Hに挿通
されるとともに、筐体10のネジ穴に捻じ込まれること
により、これら筐体10及びレンズ枠20は、互いに着
脱可能に固定されている。
【0035】このレンズ枠20は、その凹部25内に、
fθレンズ130の第3レンズ133を保持する保持機
構を、備えている。以下、この保持機構について説明す
る。第3レンズ133は、図1において二点鎖線でその
平面形状を示すとともに図5においてその断面形状を示
すように、左右方向に長尺な略直方体の外形を有し、そ
の上下面が平坦なコバ面として形成されている。また、
第3レンズ133は、その前面及び後面がレンズ面の形
状に陥没されることによって、その内部がトーリックレ
ンズ面133aとして形成されている。レンズ枠20の
凹部25は、このfθレンズ130の第3レンズ133
を内部に収納するために、fθレンズ130の第3レン
ズ133よりも若干大きめに形成されている。
【0036】この凹部25の内面のうち前方を向く内面
は、光軸方向に対して垂直に形成され、その中央には、
光軸方向と平行なスリット80が、レンズ枠20の背面
まで貫通して形成されている。このスリット80は、左
右方向に長く形成され、ポリゴンミラー120によって
左右方向に偏向走査されたレーザ光を、通過させる。ま
た、このスリット80の後方には、更に、左右方向に長
尺な板ガラスからなる窓90が、板バネによってレンズ
枠20に固定され、スリット80を通過したレーザ光
が、この窓90を透過する。この窓90は、光軸方向に
対して垂直な位置から若干傾斜されて配置されている。
【0037】この凹部25におけるスリット80が形成
されている内面の四隅には、図4及び図5に示されるよ
うに、平板形状に形成されているレンズ受座26が夫々
備えられている。これら4つのレンズ受座26は、それ
らの前面(以下、レンズ受座26の前面を「当付面26
a」という)が、光軸方向に対して垂直な同一平面内に
含まれるように配置され、これら当付面26aには、第
3レンズ133の背面の四隅が夫々当て付けられてい
る。なお、図5に模式的に示されるように、これら各当
付面26aには、予め、潤滑剤Lが夫々塗布されてい
る。この潤滑剤Lは、プラスチックレンズ133を侵す
おそれのない化学的性質を備えたオイルであることが、
好ましい。
【0038】一方、この凹部25の内面のうち上方を向
く内面(以下、床面と称する)は、上下方向に対して垂
直に形成され、その床面の左右両端には、短冊形板状に
形成されているレンズ受座28,28が備えられてい
る。これらレンズ受座28,28は、それらの上面が上
下方向に対して垂直な同一平面内に含まれるように配置
され、これらの上面には、第3レンズ133の下側のコ
バ面の左右両端が、夫々当て付けられている。以下、こ
のレンズ受座28,28の上面を当付面28a,28a
とする。これら各当付面28a,28aには、予め、各
当付面26aに塗布されのと同様の潤滑剤Lが、夫々塗
布されている。上記の各レンズ受座26,28は、位置
決め部材に相当する。
【0039】なお、この第3レンズ133の上下両コバ
面には、第3レンズ133を成型する型枠から抜きとる
ための抜き勾配が形成されているために、その上下両コ
バ面が光軸方向と平行な平面となるように形成されてい
ない。このため、この第3レンズ133の下面の左右端
には、図5に示されるように、レンズ受座28,28の
当付面28a、28aに第3レンズ133の下側のコバ
面を当て付けた時に第3レンズ133の光軸が光軸方向
と平行となるように、楔形の突出部133d,133d
が、形成されている。これら各突出部133d,133
dは、第3レンズ133の下面の左右端にのみ備えら
れ、夫々当付面28aと同程度の左右幅を有し、第3レ
ンズ133と一体成型されている。図5には、これら一
対の突出部133d,133dうちの左側の一つのみが
図示されている。
【0040】そして、この第3レンズ133は、以下に
説明するように、一対の板バネG1,G1により付勢さ
れて、その背面の四隅を各レンズ受座26の当付面26
aに夫々当て付けるとともに、一対の板バネG2,G2
により付勢されて、その各突出部133dを各レンズ受
座28の当付面26aに夫々当て付けた状態で、レンズ
枠20の凹部25内に固定されている。なお、これら各
板バネG1,G2は、付勢部材に相当する。
【0041】図6は、レンズ枠20の前面における両端
近傍を示す図である。この図6に示されるように、凹部
25の開口端の上側における両端近傍には、夫々一対ず
つ板バネ取付部Fが形成されている。これら各板バネ取
付部Fは、光軸方向へ略矩形状に没入するとともにその
下側が開放した形状に形成されている。
【0042】これら各板バネ取付部Fのうちの両端部側
の2つには、一対の第1の板バネG1,G1が夫々取り
つけられており、中央側の2つには、一対の第2の板バ
ネG2,G2が夫々取り付けられている。
【0043】第1の板バネG1,G1は、短冊形平板を
短辺方向に沿ってほぼ直角に折り曲げた形状に、形成さ
れている。これら各板バネG1,G1は、互いにほぼ直
角をなす2端片のうち一方の端片における折目線から先
端までの長さが他方の端片のものより短く形成されてい
る。そして、当該一方の端片には、止めネジを挿通する
ための貫通孔が形成されている。
【0044】これら各板バネG1,G1は、その一方の
端片において板バネ取付部Fの奥側の面に対して止めネ
ジにより固定されているとともに、その他方の端片が凹
部25の上面(内面のうちの下方を向くもの)にほぼ沿
って光軸方向における後方へ向けられている。そして、
第3レンズ133は、各板バネG1,G1が、その他方
の端片により当該第3レンズ133の上側のコバ面にお
ける左右両端を上方から当付面28a,28aへ向けて
夫々押さえ付けることにより、レンズ枠20の凹部25
内で上下方向に対して固定されている。
【0045】第2の板バネG2,G2は、略L字状の平
板形状に形成され、その一方の短冊状部分の端部近傍に
は貫通孔が形成され、その他方の短冊状部分の端部近傍
における第3レンズ133に当接する面には、第3レン
ズ133を傷付けずに押し付けるためのパッドDが、設
けられている。
【0046】これら各板バネG2,G2は、その一方の
短冊状部分において板バネ取付部Fの奥側の面に対して
止めネジにより固定されているとともに、その他方の短
冊状部分に設けられたパッドDが、第3レンズ133の
前面の左右両端における中央近傍を、夫々後方へ付勢し
ている。このため、第3レンズ133は、その背面にお
ける四隅近傍において、各レンズ受座26へ夫々押し付
けられて、レンズ枠20の凹部25内で光軸方向に固定
されている。
【0047】なお、図5中の符号133cは、fθレン
ズ130の第3レンズ133を製造するための型にプラ
スチックの素材を注入して固化させたときに注入口(レ
ンズゲート)にて固化したいわゆるバリを、示してい
る。
【0048】また、符号133bは、第3レンズ133
の下側のコバ面中央から下方へ突出した把手133bを
示す。この把手133bは、第3レンズ133と一体成
型されている。この把手133bは、直方体形状に形成
されており、レンズ枠20の凹部25の床面上のレンズ
受座28,28の中間において床面に対し垂直に形成さ
れた貫通孔23に挿入される。この貫通孔23は、床面
からレンズ枠20の下面まで貫かれており、その断面形
状が長方形状に形成され、この貫通孔23の左右方向の
幅は、第3レンズ133の把手133bの左右方向の幅
と等しく形成されている。
【0049】このように、貫通孔23の左右幅と把手1
33bの左右幅とが等しく形成されているために、第3
レンズ133の左右方向の中心は、レンズ枠20の左右
方向の中心に容易に合わせられる。そして、この第3レ
ンズ133をレンズ受座28,28の当付面28a上に
載せた時に、レンズ枠20の下面から貫通孔23へマイ
ナスドライバー等を挿入して、第3レンズ133の把手
133bを後方へ押し出すことにより、第3レンズ13
3の背面をレンズ受座26の当付面26aへ当て付ける
ことができる。
【0050】レンズ枠20内に上述の如く固定されるf
θレンズ130の第3レンズ133の光軸は、レンズ枠
20が筐体10に固定された時に、筐体10の底板15
の上面に固定されるfθレンズ130の第1及び第2レ
ンズ131,132の光軸と同軸に、配置される。そし
て、筐体10に備えられるポリゴンミラー120が回転
することにより左右方向に偏向されるレーザ光は、fθ
レンズ130の第1乃至第3レンズ131〜133を順
次透過した後、感光体ドラム150の表面上に走査線を
形成する。
【0051】上述したように、fθレンズ130の第3
レンズ133はプラスチック製であるので、ガラスレン
ズに比べて熱膨張率が大きく湾曲し易い性質を有する。
即ち、第3レンズ133は、装置の稼動に伴ってその温
度が上昇した場合に、どうしても熱変形してしまう。仮
に、この温度上昇時に、この第3レンズ133が強い力
で固定されていたとすると、温度が元に戻った場合に、
ヒステリシスが大きく出てしまう。即ち、温度が元に戻
っても、第3レンズ133は、元の形状に復帰できない
のである。
【0052】これに対し、本実施形態では、各レンズ受
座26,28の当付面26a,28aに、予め、潤滑剤
Lが塗布されているので、第3レンズ133における背
面の四隅近傍及び各突出部133d,133dと、各当
付面26a,28aとの間には、潤滑剤Lによる膜が介
在している。従って、第3レンズ133は、各板バネG
1,G2により押し付けられて固定されているものの、
温度変化が生じた場合には、熱変形に伴って、その背面
の四隅近傍及び各突出部133d,133dを、各当付
面26a,28aに対して夫々摺動させることができ
る。
【0053】即ち、第3レンズ133は、温度変化の際
に、上記の如く摺動しつつ変形することができるので、
ヒステリシスを増大させるほどの過度の力がかからなく
て済むのである。従って、装置の稼動等による温度上昇
後、温度が元に復帰した場合に、この第3レンズ133
は、元の形状と略同一の形状に復帰することができるの
である。
【0054】このため、利用者が装置を長期間に亘って
運用したとしても、第3レンズ133は、所定の設計形
状に近い形状を保つことができるのである。従って、こ
の第3レンズ133を透過したレーザ光が感光体ドラム
150上に形成する走査線は、湾曲(ボウ)や歪みが殆
ど発生することなく、所定形状に近い形状になるのであ
る。
【0055】以上に示す本実施形態の走査光学装置1
は、一組の走査光学系100が備えられた1つの光学ユ
ニットとして製造され、複写機やカラープリンタ等の画
像形成装置中に複数組み込まれて利用される。以下に、
本例の走査光学装置を複数の感光体ドラムの夫々に組み
備えた画像形成装置の一例を示す。
【0056】図7は、本発明の実施形態による走査光学
装置1a〜1dを組み込んだ画像形成装置200の概略
構成図である。図7に示す画像形成装置200は、ブラ
ック,シアン,マゼンダ,イエローの各色成分に独立し
た感光ドラム150a〜150dの夫々に走査光学装置
1a〜1dを備え、1枚の印刷用紙300に多重印刷す
ることによりカラー画像を形成する装置である。
【0057】走査光学装置1a〜1dは、図1に示した
走査光学装置1と同一の構成であり、光源部,ポリゴン
ミラー,fθレンズからなる走査光学系を、夫々筐体及
びレンズ枠からなるハウジング内に備えている。これら
走査光学装置1a〜1dに備えられる光源部からは、感
光ドラム150a〜150dの色成分に対応したレーザ
光が夫々発せられ、各レーザ光は、夫々のポリゴンミラ
ーにて偏向され、夫々のfθレンズにて結像される。
【0058】本例のように、色成分毎に走査光学系と感
光ドラム150a〜150dとを組み合わせたものを複
数備える方法は、タンデム方式と称され、色成分毎の走
査光学系において夫々独立にレーザ光を偏向走査するこ
とにより、各感光ドラム150a〜150d上に各色成
分の走査線が夫々形成される。
【0059】本例の走査光学装置1a〜1dは、図7に
示されるように、画像形成装置200の内部で4つ並列
に上下に重ねられて配置されている。各走査光学装置1
a〜1dから図7における右側へ射出されるレーザ光
は、折返しミラー160a〜160dにより、給排紙方
向に並列に配置されている各色成分の感光ドラム150
a〜150dに、夫々入射する。これにより、各感光ド
ラム150a〜150dには、各レーザ光によって走査
線が形成されて、色成分毎の画像情報が露光される。
【0060】そして、給紙ローラ180により搬送され
る印刷用紙300は、順に各感光ドラム150a〜15
0dの夫々の下端を通過する。各感光ドラム150a〜
150d表面上の画素情報(静電潜像)に応じて付着
(現像)された各色トナーは、各感光ドラム150a〜
150dの下面に対向配置されている転写帯電器170
a〜170dのチャージワイヤ175a〜175dのコ
ロナ放電によりその印刷用紙300上に次々転写され重
ね合わせられる。
【0061】また、各色トナーが転写された印刷用紙3
00は、定着器190に送られる。定着器190は、ハ
ロゲンランプ192を内蔵するヒートローラ191とプ
レスローラ193とによって印刷用紙300を熱して圧
接することにより、未定着状態の各色トナーを印刷用紙
300に定着させる。同時に、各色トナーが定着した印
刷用紙300は、定着器190の各ローラ191,19
3の回転により画像形成装置200外へ排紙される。
【0062】なお、これらの感光ドラム150a〜15
0dの周囲には、走査光学装置1a〜1dによる露光プ
ロセスユニットの他、帯電,現像,クリーニング,除電
の各プロセスを実行するための主帯電器,現像器,クリ
ーニング器,除電器等のデバイスユニットが、夫々配置
されているが、ここでは図示を省略する。
【0063】このような画像形成装置200において、
一走査線上に多重に印刷されるべき各色成分の走査線
が、夫々湾曲や歪みを生じて不揃いなまま印刷される
と、印刷用紙に形成される画像には色ズレが生じ、整っ
たカラー画像が得られなくなってしまう。
【0064】しかしながら、各走査光学装置1(a〜
d)における第3レンズ133は、その熱変形によるヒ
ステリシスが小さく抑えられているので、長期間運用さ
れた後にも、複数の感光体ドラム150a〜150dに
対して各走査線の形状は、所定の形状に近い状態になっ
ており、色ズレのない印刷結果が得られる。
【0065】<第2実施形態>本実施形態は、第1実施
形態の走査光学装置1の構成において、その第3レンズ
固定用の複数の板バネG1,G2の代わりに、付勢力の
小さい複数の板バネG1’,G2’が用いられた点を、
特徴としている。さらに、本実施形態は、板バネG2’
の変形範囲を規制してその塑性変形を防止する規制板G
3を、備えたことを特徴としている。
【0066】図8は、本実施形態のレンズ枠20’の前
面における両端近傍を示す図である。この図8に示され
るように、第1実施形態と同様、凹部25の開口端の上
側には各板バネ取付部Fが形成されており、これら各板
バネ取付部Fには、各板バネG1’,G2’が夫々取り
付けられている。これら各板バネG1’,G2’は、第
1実施形態の各板バネG1,G2と略同一の形状に形成
されているものの、その付勢力が後述の如く小さくなる
ように設定されている。
【0067】一方、凹部25の開口端の下側における両
端近傍には、夫々、上記板バネ取付部Fと略同様な形状
の一対の規制板取付部F’,F’が、形成されている。
これら各取付部F’,F’は、その上側が開放した形状
に形成されており、一対の規制板G3,G3が夫々取り
付けられている。なお、これら各規制板G3,G3は、
規制部材に相当する。
【0068】これら各規制板G3,G3は、矩形板状の
形状を有しており、各板バネG2’,G2’よりも高剛
性の板バネにより構成されていてもよく、殆ど可撓性を
有さない板状部材により構成されていてもよい。なお、
これら各規制板G3,G3は、その一端近傍に、止めネ
ジを挿通するための貫通孔が形成されている。そして、
これら各規制板G3,G3は、夫々、その一端近傍にお
いて各規制板取付部F’,F’の奥側の面に対して止め
ネジにより固定されている。なお、これら各規制板G
3,G3は、各板バネG2’,G2’の前面に対して、
所定の間隙を開けて対向するように、配置されている。
【0069】図9は、板バネG1’による第1の付勢力
P1,及び,板バネG2’による第2の付勢力P2の説
明図である。この図9には、第3レンズ133の断面が
模式的に示されている。そして、P1は、両板バネG
1’,G1’による(第1付勢方向)下向きの付勢力で
あり、P2は、各板バネG2’,G2’による(第2付
勢方向)後向きの付勢力である。また、μ1は、第3レ
ンズ133の下面側における摩擦係数であり、μ2は、
第3レンズ133の背面側における摩擦係数である。
【0070】この場合、これら各付勢力P1,P2は、
以下の連立不等式 μ1・P1<P2, μ2・P2<P1 …(1) を満たす範囲内においてできるだけ小さく、夫々設定さ
れている。
【0071】このように設定されていると、第3レンズ
133の下面側において発生する摩擦力μ1・P1は、
付勢力P2よりも小さくなる。また、第3レンズ133
の背面側において発生する摩擦力μ2・P2は、付勢力
P1よりも小さくなる。なお、各付勢力P1,P2は、
夫々小さく設定されているので、第3レンズ133は、
装置の稼動により温度が上昇した場合に、摩擦力μ1・
P1,μ2・P2に抗して摺動しつつ熱変形することが
できる。このため、この第3レンズ133には、熱変形
の際に、そのヒステリシスを増大させるような過度の力
がかかることがない。
【0072】但し、各付勢力P1,P2は、(1)式を
満たすように設定されているので、第3レンズ133
は、熱変形の際にも、その背面及び下面において位置決
めされているのである。
【0073】なお、これら各板バネG1’,G2’の付
勢力P1,P2が上記のように小さく設定されている
と、装置が振動した場合等に、各板バネG1’,G2’
が第3レンズ133に押されて大きく変位し、塑性変形
するおそれがある。このように塑性変形すると、各板バ
ネG1’,G2’は、所定の形状に復帰できなくなり、
その付勢力P1,P2も変化してしまう。
【0074】これに対し、本実施形態のレンズ枠20’
には、上記の各規制板G3,G3が取り付けられている
ので、各板バネG2’,G2’は、この規制板G3,G
3よりも前側へ変位することがない、このため、各板バ
ネG2’,G2’は、塑性変形することがない。なお、
各板バネG1’,G1’は、レンズ枠20の凹部25内
面における上側の面により、上下方向における上向きへ
の変位が規制されている。このため、各板バネG1’,
G1’は、塑性変形することがない。
【0075】なお、上記説明では、第3レンズ133の
保持構造について説明したが、この保持構造は、第1レ
ンズ131にも同様に適用することができる。
【0076】<第3実施形態>本実施形態は、第2実施
形態の走査光学装置1の構成において、第3レンズ13
3の両端近傍を当て付ける一対のスライダS,Sが設け
られた点を、特徴としている。図10は、本実施形態の
レンズ枠20''を示す断面図である。このレンズ枠2
0''には、第1実施形態において説明した各レンズ受座
26が設けられているものの、他方の各レンズ受座28
は、設けられていない。
【0077】図11は、スライダSを示す斜視図であ
る。なお、この図11に示されたスライダSは、第3レ
ンズ133の左端側に対応させたものである。これら図
10及び図11に示されるように、スライダSは、扁平
な一対の矩形板が、側面視においてL字状になるように
一体に接合されたのと同等の概略形状を有している。
【0078】即ち、図11に示されるように、このスラ
イダS1は、底面側突当部S1,背面側突当部S2,側
面当接部S3,及び上側縁辺部S4が一体に接合された
形状に、形成されている。なお、底面側突当部S1は、
矩形板状の形状を有しており、背面側突当部S2は、こ
の底面側突当部S1よりも長尺の矩形板形状を有してい
る。また、側面当接部S3は、略L字板状の形状を有し
ており、上側縁辺部S4は、小さな短冊板形状を有して
いる。
【0079】そして、第3レンズ133は、図10に示
されるように、板バネG1’により付勢されて、その左
側の突出部133dをスライダSの底面側突当部S1に
突き当てている。また、この第3レンズ133は、板バ
ネG2’により付勢されて、その背面における左上及び
左下近傍を、スライダSの背面側突当部S2に突き当て
ている。なお、この第3レンズ133は、その左側のコ
バ面を側面当接部S3に当接させている。この状態にお
いて、上側縁辺部S4は、第3レンズ133の上側のコ
バ面における後端近傍に対して、所定の間隙を開けて対
向している。
【0080】一方、図示されていないが、第3レンズ1
33の右端側に対応させて、上記スライダSとその立体
形状が鏡像の関係にあるもう一つのスライダSが設けら
れている。そして、この第3レンズ133の右端側も、
その左端側と同様に、スライダSに対して突き当てられ
ている。
【0081】なお、これら各スライダS,Sは、ボール
ベアリング等の転がり案内機構に用いられるのと略同様
の複数のボールBを有している。これら各ボールBは、
その底面側突当部S1の下面側,及びその背面側突当部
S2の後面側に、設けられており、摺動部として機能す
る。そして、各スライダS,Sは、第3レンズ133の
両端に夫々嵌合した状態で、その底面側突当部S1に設
けられた各ボールBを、レンズ枠20の凹部25の床面
に当接させている。なお、背面側突当部S2に設けられ
た各ボールBは、該背面側突当部S2の背面における上
端近傍及び下端近傍に夫々複数ずつ設けられており、各
レンズ受座26の当付面26aに当接している。
【0082】この状態において、各スライダS,Sは、
各板バネG1’により下方へ付勢されるとともに、各板
バネG2’により後方へ付勢されているものの、第3レ
ンズ133の熱変形に伴って、レンズ枠20の凹部25
の床面及びレンズ受座26の当付面26aに沿って滑ら
かに変位することができる。従って、第3レンズ133
には、熱変形の際にヒステリシスを増大させるような過
度の力がかかることがない。
【0083】さらに、底面側突当部S1の上面,及び背
面側突当部S2の前面に、予め、第1実施形態において
用いられた潤滑剤Lが塗布されていてもよい。第3レン
ズ133は、熱変形の際に、その各突出部133d,1
33dを各スライダS,Sの底面側突当部S1に夫々当
接させるとともに、その背面における両端部の上端近傍
及び下端近傍を、各スライダS,Sの背面側突当部S2
に夫々当接させた状態で、当該スライダS,Sとともに
変位する。但し、この第3レンズ133には、熱変形の
際に、僅かながら、各スライダS,Sに対して摺動しよ
うとする力が生じてしまう。
【0084】そこで、上記のように、底面側突当部S1
の上面,及び背面側突当部S2の前面に、潤滑剤Lが塗
布されていると、第3レンズ133は、熱変形の際に、
その突出部133dを各スライダS,Sの底面側突当部
S1に対して僅かながら摺動させるとともに、その背面
の四隅を、各スライダS,Sの背面側突当面S2に対し
て僅かながら摺動させることができる。このように構成
されると、第3レンズ133の熱変形におけるヒステリ
シスを、さらに低減させることができる。
【0085】図12は、本実施形態の変形例を示す説明
図である。この図12に示されるスライダS’は、上記
のスライダSと略同様の構成であるが、複数の突起状の
摺動部S5が設けられた点を、特徴としている。これら
各摺動部S5は、スライダS’の底面側突当部S1の下
面側における前後端近傍,及び背面側突当部S2の後面
における上下端近傍から、夫々一体に突出形成されてい
る。なお、このスライダS’の底面側突当部S1におけ
る各摺動部S5,S5の下面(摺動面)は、当該底面側
突当部S1の上面と平行な所定の平面上に配置されてい
る。一方、このスライダS’の背面側突当部S2におけ
る各摺動部S5,S5の後面(摺動面)は、当該背面側
突当部S2の前面と平行な所定の平面上に配置されてい
る。
【0086】そして、このスライダS’は、その各摺動
部S5を、レンズ枠20の凹部25の床面,及び,レン
ズ受座26の当付面26aに当接させている。なお、こ
れら各摺動部S5におけるレンズ枠20の凹部25の床
面に当接する面,及び,レンズ受座26の当付面26a
に当接する面には、予め潤滑剤Lが塗布されている。こ
のため、各スライダS,Sは、第3レンズ133の熱変
形に伴ってレンズ枠20の凹部25の床面に沿って滑ら
かに変位するとともに、レンズ受座26の当付面26a
に沿って滑らかに変位することができる。
【0087】<第4実施形態>本実施形態は、第1実施
形態の構成において、その第3レンズ133の代わり
に、以下に説明する第3レンズ133’及びこの第3レ
ンズ133’に対応させたレンズ枠21が設けられた点
を、特徴としている。なお、これら第3レンズ133’
及びレンズ枠21は、上記第1実施形態における第3レ
ンズ133及びレンズ枠20と略同様の構成であるが、
第3レンズ133’のレンズ枠21に対する取付構造が
異なっている。
【0088】図13は、このレンズ枠21の長尺方向の
中央においてこの長尺方向に直交する平面に沿った断面
図であり、図14は、第3レンズ133’の斜視図であ
る。これらの図に示されるように、第3レンズ133’
は、その背面における下辺の中央近傍に、略矩形板状に
突出した取付突起Jが、一体に形成されている。
【0089】なお、この取付突起Jは、第3レンズ13
3’の光軸からオフセットした位置に形成されている。
また、この取付突起Jの下面は、当該第3レンズ13
3’の光軸及び長尺方向に対して平行な平面として形成
されている。そして、この取付突起Jには、その下面に
直交させた貫通孔J1が穿たれている。さらに、この取
付突起Jの上面側には、止めネジKに対応させたザグリ
J2が形成されている。
【0090】また、第3レンズ133’の下面には、一
対の位置決め突起P,Pが、一体に形成されている。こ
れら各位置決め突起P,Pは、略小円柱状に夫々形成さ
れ、第3レンズ133’の下面における中央付近に、互
いに所定の間隔をあけて左右対称に配置されている。な
お、この第3レンズ133’には、第1実施形態の第3
レンズ133に形成された突出部133dは、形成され
ていない。
【0091】一方、図13に示されるように、レンズ枠
21には、その凹部25’の床面に開口したネジ孔Mが
切られている。また、このレンズ枠21には、その凹部
25の床面に開口した一対の位置決め孔N,Nが穿たれ
ている。これら各位置決め孔N,Nは、第3レンズ13
3’の位置決め突起P,Pに夫々対応させて、互いに所
定の間隔を開けて左右対称に一対穿たれている。なお、
このレンズ枠21には、第1実施形態のレンズ枠20に
設けられたレンズ受座26,28が、設けられていな
い。また、凹部25’の内壁におけるスリット80の中
央周辺の下側が、切り欠かれている。
【0092】そして、第3レンズ133’は、その各位
置決め突起P,Pが各位置決め孔N,Nに夫々嵌合さ
れ、その取付突起Jの貫通孔J1に止めネジKが挿通さ
れるとともに、この止めネジKがネジ孔Mに螺合固定さ
れることにより、位置決め固定されている。この止めネ
ジKは、固定部材に相当する。
【0093】このように、第3レンズ133’は、その
長尺方向における中央付近においてのみ固定されている
ので、それ以外の部分は、自由になっている。このた
め、装置の稼動等の際に温度が上昇して、この第3レン
ズ133’が熱変形する場合に、当該第3レンズ13
3’には、そのヒステリシスを増大させるような過度の
力がかかることがない。そして、第3レンズ133’
は、温度の下降につれて、短時間で元の形状に復帰する
のである。
【0094】なお、図13に示される例では、取付突起
Jにネジ孔J1が形成されている。これに対し、この取
付突起Jは、ネジ孔J1のない略円柱状の突起であって
もよい。この場合、第3レンズ133’は、レンズ枠2
1に形成された嵌合穴に当該突起が嵌合固定されること
により、位置決め固定されてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の走査光
学装置は、その走査レンズを、ヒステリシスを増大させ
るような過大な力をかけることなく支持している。この
ため、走査レンズは、温度が変化することにより熱変形
したとしても、温度が元に戻った場合に、速やかに元の
形状に復帰することができる。従って、利用者がこの走
査光学装置を長期間に亘って運用したとしても、走査レ
ンズは、所定の形状を保つことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の走査光学装置の平面図
【図2】 第1実施形態の走査光学装置の正面図
【図3】 図1のA−A線に沿った走査光学装置の断面
【図4】 図1のA−A線に沿ったレンズ枠周辺の断面
斜視図
【図5】 図1のA−A線に沿ったレンズ枠周辺の拡大
断面図
【図6】 レンズ枠の前面における両端近傍を示す図
【図7】 画像形成装置の構成を示す模式図
【図8】 第2実施形態のレンズ枠の前面における両端
近傍を示す図
【図9】 第2実施形態の板バネによる付勢力の説明図
【図10】 第3実施形態のレンズ枠を示す断面図
【図11】 第3実施形態のスライダを示す斜視図
【図12】 第3実施形態の変形例を示す説明図
【図13】 第4実施形態のレンズ枠の断面図
【図14】 第4実施形態の第3レンズの斜視図
【符号の説明】
10 筐体 20,21 レンズ枠 26,28 レンズ受座 26a,28a 当付面 G1,G2 板バネ G3 規制板 S スライダ S5 摺動面 B ボール 100 走査光学系 110 光源部 120 ポリゴンミラー 130 fθレンズ 131 第1レンズ 132 第2レンズ 133 第3レンズ J 取付突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源から発せられたレーザ光
    を偏向走査する偏向器と、この偏向器によって偏向走査
    されたレーザ光を収束する走査レンズとを備えた走査光
    学装置であって、 前記走査レンズを、所定の付勢方向へ付勢する付勢部材
    と、 前記付勢部材により付勢された前記走査レンズを当て付
    ける当付面が形成された位置決め部材とを、備え、 前記当付面に、予め、潤滑剤が塗布されていることを特
    徴とする走査光学装置。
  2. 【請求項2】前記走査レンズは、前記偏向器による主走
    査方向に沿って長尺な形状を有し、その両端近傍におい
    て、夫々、前記当付面に対して当て付けられていること
    を特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】光源と、この光源から発せられたレーザ光
    を偏向走査する偏向器と、この偏向器によって偏向走査
    されたレーザ光を収束する走査レンズとを備えた走査光
    学装置であって、 前記走査レンズを、第1の付勢力P1で、所定の第1付
    勢方向へ付勢するとともに、第2の付勢力P2で、前記
    第1付勢方向に対して所定の平面内で直交する第2の付
    勢方向へ付勢する付勢部材と、 前記走査レンズが前記第1付勢方向へ付勢された状態に
    おいて当該走査レンズを当て付ける第1の当付面,及
    び,前記走査レンズが前記第2付勢方向へ付勢された状
    態において当該走査レンズを当て付ける第2の当付面が
    形成された位置決め部材とを、備え、 前記走査レンズと前記第1の当付面との摩擦係数をμ1
    とし、前記走査レンズと前記第2の当付面との摩擦係数
    をμ2とした場合に、前記両付勢力P1,P2が、連立
    不等式 μ1・P1<P2, μ2・P2<P1 を満たす範囲内で設定されていることを特徴とする走査
    光学装置。
  4. 【請求項4】前記付勢部材により前記各当付面に対して
    当て付けられた状態の前記走査レンズが、外力によっ
    て、当該付勢部材に抗して変位する際に、 前記走査レンズが、所定量以上変位しないように規制す
    る規制部材を、さらに備えたことを特徴とする請求項3
    記載の走査光学装置。
  5. 【請求項5】光源と、この光源から発せられたレーザ光
    を偏向走査する偏向器と、この偏向器によって偏向走査
    されたレーザ光を収束する走査レンズとを備えた走査光
    学装置であって、 前記走査レンズは前記偏向器による主走査方向に沿って
    長尺な形状を有するとともに、 前記走査レンズの両端部分に対応させた当付面が形成さ
    れた位置決め部材と、前記走査レンズの両端近傍を、夫
    々、前記当付面へ向けて付勢する付勢部材と、 前記走査レンズの両端近傍に夫々当接し、この走査レン
    ズと前記当付面との間に介在するとともに、この当付面
    に対向する部分が該当付面に沿って摺動可能な摺動部と
    して形成された一対のスライダとを、さらに備えたこと
    を特徴とする走査光学装置。
  6. 【請求項6】前記スライダの摺動部は、転がり案内機構
    を有することを特徴とする請求項5記載の走査光学装
    置。
  7. 【請求項7】前記スライダの摺動部には、前記当付面に
    対向するとともに潤滑剤が塗布された摺動面が形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載の走査光学装置。
  8. 【請求項8】光源と、この光源から発せられたレーザ光
    を偏向走査する偏向器と、この偏向器によって偏向走査
    されたレーザ光を収束する走査レンズとを備えた走査光
    学装置であって、 前記走査レンズは、前記偏向器による主走査方向に沿っ
    て長尺な形状を有し、前記走査レンズをその長尺方向に
    おける中央付近のみで固定する固定部材を、備えたこと
    を特徴とする走査光学装置。
  9. 【請求項9】前記走査レンズは、その長尺方向における
    中央付近に突出した取付突起を有し、 前記固定部材は、前記取付突起と係合することにより、
    当該走査レンズを固定することを特徴とする請求項8記
    載の走査光学装置。
  10. 【請求項10】前記走査レンズは、プラスチックレンズ
    であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    の走査光学装置。
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