JP2007018276A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】保守情報の送受信と電子決済の両方を可能にする自動販売機を提供すること。
【解決手段】全体の制御を司る主制御部40と、主制御部40に接続した通信アダプタ30とを備え、通信アダプタ30を介して主制御部40と、通信アダプタを備えたハンディターミナルとの間で保守情報を送受信可能とするとともに、通信アダプタ30を介して主制御部40と、通信アダプタを備えた携帯電話との間で電子決済を可能とする自動販売機に、販売待機中は保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換え、販売動作中は電子決済が可能な状態に通信アダプタ30を切り換える切換手段42を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動販売機に関し、特に、電子決済を可能とする自動販売機に関するものである。
内部に赤外線等の通信アダプタを設け、通信アダプタを備えたハンディターミナル等の保守端末(以下、ハンディターミナルという。)を使用して、商品の販売情報、自動販売機の設定情報等の保守情報を送受信可能にした自動販売機が知られている。このような自動販売機によれば、オペレータが商品を補充する際等に、保守情報を取得し、営業所等に設置した管理装置で管理可能である(たとえば、特許文献1参照)。
また、外表面に赤外線等の通信アダプタを設け、通信アダプタを備えた携帯電話等の決済端末(以下、携帯電話という)を使用して、電子決済を可能にした自動販売機も知られている。このような自動販売機によれば、現金によらずに商品を購入でき、利用者は小銭を持ち歩く必要がない(たとえば、特許文献2参照)。
特開平11−296726号公報 特開2003−331344号公報
ところで、ハンディターミナルにより自動販売機の内部に設けた通信アダプタと保守情報を送受信する場合には、自動販売機の内部に設けた通信アダプタをサーバ(二次局)とし、ハンディターミナルの通信アダプタをクライアント(一次局)とする必要がある。
一方、携帯電話により自動販売機の外表面に設けた通信アダプタと電子決済する場合には、自動販売機の外表面に設けた通信アダプタをクライアント(一次局)とし、携帯電話の通信アダプタをサーバ(二次局)とする必要がある。
このため、ハンディターミナルによる保守情報の送受信と、携帯電話による電子決済の両方を可能にするためには、自動販売機の内部と外表面とにそれぞれ通信アダプタを設ける必要があり、従来は、保守情報の送受信、電子決済のいずれか一方を実現していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、保守情報の送受信と電子決済の両方を可能にする自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる自動販売機は、保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、販売待機中は保守情報を送受信可能な状態に切り換え、販売動作中は電子決済が可能な状態に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる自動販売機は、上記請求項1において、電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了した後は販売待機中と判断する電子決済判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる自動販売機は、上記請求項1または2において、貨幣を収受する貨幣処理手段と、貨幣処理手段に貨幣が投入された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了または商品を搬出した後は販売待機中と判断する貨幣処理判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかる自動販売機は、保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、電子決済が可能な状態から保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から電子決済が可能な状態に切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5にかかる自動販売機は、保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から保守情報を送受信不能な状態に切り換える第1切換手段と、電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、貨幣を収受する貨幣処理手段と、電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された場合または貨幣処理手段に貨幣が投入された場合に、電子決済が不能な状態から電子決済が可能な状態に切り換え、電子決済が終了または商品の搬出が終了した場合に、電子決済が可能な状態から電子決済が不能な状態に切り換える第2切換手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6にかかる自動販売機は、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、全体の制御を司る主制御部と、主制御部に接続した販売機−通信アダプタとを備え、販売機−通信アダプタを介して主制御部と、保守−通信アダプタを備えた保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、販売機−通信アダプタを介して主制御部と、決済−通信アダプタを備えた決済端末との間で電子決済を可能とすることを特徴とする。
本発明にかかる自動販売機は、販売待機中は保守情報を送受信可能な状態に切り換え、販売動作中は電子決済が可能な状態に切り換える切換手段を備えたので、自動販売機は、保守端末との間で保守情報の送受信が可能となり、決済−通信アダプタを備えた決済端末との間で電子決済が可能となる。したがって、自動販売機は、保守情報の送受信および電子決済が可能となる。
本発明にかかる自動販売機は、電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了した後は販売待機中と判断する電子決済判断手段とを備えたので、電子決済の要求が入力された後、電子決済が終了するまでは、販売動作中と判断することになる。
本発明にかかる自動販売機は、貨幣を収受する貨幣処理手段と、貨幣処理手段に貨幣が投入された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了または商品を搬出した後は販売待機中と判断する貨幣処理判断手段とを備えたので、貨幣処理手段に貨幣が投入された後、電子決済が終了するまで、または商品が販売されるまでは販売動作中と判断することになる。
本発明にかかる自動販売機は、自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、電子決済が可能な状態から保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から電子決済が可能な状態に切り換える切換手段とを備えたので、自動販売機は、保守端末との間で保守情報を送受信が可能となり、決済端末との間で電子決済が可能となる。したがって、自動販売機は、保守情報の送受信および電子決済が可能となる。
本発明にかかる自動販売機は、自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から保守情報を送受信不能な状態に切り換える第1切換手段と、電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、貨幣を収受する貨幣処理手段と、電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された場合または貨幣処理手段に貨幣が投入された場合に、電子決済が不能な状態から電子決済が可能な状態に切り換え、電子決済が終了または商品の搬出が終了した場合に、電子決済が可能な状態から電子決済が不能な状態に切り換える第2切換手段とを備えたので、自動販売機は、保守端末との間で保守情報を送受信が可能となり、決済端末との間で電子決済が可能となる。したがって、自動販売機は、保守情報の送受信および電子決済が可能となる。
本発明にかかる自動販売機は、全体の制御を司る主制御部と、主制御部に接続した販売機−通信アダプタとを備え、販売機−通信アダプタを介して主制御部と、保守−通信アダプタを備えた保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、販売機−通信アダプタを介して主制御部と、決済−通信アダプタを備えた決済端末との間で電子決済を可能とするので、自動販売機は、販売機−通信アダプタを備えれば、他の通信アダプタを備えることなく、保守情報の送受信および電子決済が可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる自動販売機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1および図2を参照し、本発明の実施例1にかかる自動販売機の構成を説明する。なお、図1は本発明の実施例にかかる自動販売機の正面図であり、図2は本発明の実施例1にかかる自動販売機のブロック図である。
ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を販売するためのもので、本体キャビネット1および外扉2を備えている。
本体キャビネット1は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって構成したもので、前面が開口した直方体形状を有している。この本体キャビネット1の内部には、複数の商品収容庫(図示せず)が収設してあり、これらの商品収容庫は、それぞれ、商品収納ラック11(図2参照)を有している。商品収納ラック11は、缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を横倒し姿勢とし、上下方向に沿って並ぶ態様で収納するものであり、収納された商品群のうち最下部にある商品を横倒し姿勢で一つずつ搬出可能である。
外扉2は、本体キャビネット1の一側縁部に支承してある。外扉2は、図1に示すように、本体キャビネット1の前面開口を覆うのに充分な大きさを有したもので、鋼材により堅牢に構成してある。この外扉2の外表面側には、ディスプレイ室21、選択ボタン22、硬貨投入口23、紙幣投入口24、表示器25、返却レバー26、返却口27、商品取出口28、電子決済ボタン29、通信アダプタ30が配設してあり、外扉2の内表面側には、中扉(図示せず)、コインメカニズム31(図2参照)、ビルバリデータ32(図2参照)が配設してある。
ディスプレイ室21は、中扉に配設した商品見本を利用者に視認させるためのものである。選択ボタン22は、利用者が購入商品を選択するための押しボタンスイッチであり、ディスプレイ室21に配設した商品見本ごとに用意してある。この選択ボタン22は、内部に光源を有しており、選択ボタン22の押下が有効な場合には点灯可能に構成してある。硬貨投入口23は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口23から投入された硬貨は、コインメカニズム31において金種が識別され、その後、内部に収容されることになる。紙幣投入口24は、利用者が紙幣を投入するための開口である。この紙幣投入口24を通じて投入された紙幣は、ビルバリデータ32においてその金種が識別されることになる。また、上記紙幣投入口24は、ビルバリデータ32において識別できなかった紙幣を返却するための機能も有している。表示器25は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示するための表示手段である。返却レバー26は硬貨投入口23あるいは紙幣投入口24から投入した貨幣を返却指示、あるいは釣銭の返却指示をするためのものである。返却口27は、コインメカニズム31において識別できなかった硬貨、あるいは釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口28は、販売した商品を利用者に受け渡すための開口である。
電子決済ボタン29は、電子決済の要求を入力するための電子決済要求入力手段であり、押しボタンスイッチにより構成してある。電子決済ボタン29が押下された場合には、通信アダプタ30を介して、通信アダプタを備えた携帯電話機等の決済端末(以下、「携帯電話」という。)と通信可能となる。
通信アダプタ30は、上述した携帯電話のほか、通信アダプタを備えたハンディターミナル等の保守端末(以下、「ハンディターミナル」という。)と通信可能である。通信アダプタ30は、具体的には、赤外線通信を可能とするものであって、赤外線通信機能を有する携帯電話および赤外線通信機能を有するハンディターミナルと通信可能である。
これら、選択ボタン22、コインメカニズム31、ビルバリデータ32、表示器25、電子決済ボタン29、通信アダプタ30は、図2に示すように、全体の制御を司る主制御部40に接続してあり、主制御部40により直接制御される。また、商品収納ラック11は搬出制御部33を介して主制御部40に接続してあり、主制御部40は、搬出制御部33を介して、商品収納ラック11を間接的に制御される。
また、主制御部40には、保守情報と、電子決済に必要なプログラム等が記憶してある。保守情報は、商品の販売情報、自動販売機の設定情報等であり、商品の販売情報は自動販売機の主制御部40からハンディターミナルに送信可能であり、自動販売機の設定情報はハンディターミナルから自動販売機の主制御部40に送信可能である。
電子決済には、携帯電話に記録してある貨幣価値情報により決済を可能にする方式(ICカード型)と、携帯電話に記録してある固有情報により決済を可能にする方式(ネットワーク型)の二種類がある。携帯電話に記録してある貨幣価値情報により決済行う方式(ICカード型)は、選択ボタン22を用いて商品を選択した後に、自動販売機の主制御部40が携帯電話に記録してある貨幣価値情報を読み取ると、読み取った貨幣価値情報から選択した商品の対価情報を差し引いた残額価値情報を新たな貨幣価値情報として携帯電話に記録することになる。この電子決済は、主制御部40が携帯電話から記録完了信号を受信し、商品収納ラック11が商品を搬出することにより終了する。さらにこの方式では、自動販売機に設けた硬貨投入口23あるいは紙幣投入口24から硬貨あるいは紙幣を投入することにより、携帯電話に記録してある貨幣価値情報を増額(チャージ)することが可能である。この場合には、主制御部40が携帯電話から記録完了信号を受信することにより電子決済が終了する。
携帯電話に記録してある固有情報により決済を可能とする方式(ネットワーク型)は、自動販売機の選択ボタン22を用いて商品を選択した後に、自動販売機の主制御部40が携帯電話に記録してある固有情報を読み取ると、自動販売機の主制御部40は固有情報と関連付けて商品の対価情報を記録し、後日、固有番号により特定される利用者から商品の対価を収受することになる。この電子決済は、自動販売機の主制御部40が固有情報と商品の対価情報とを関連付けて記録し、商品収納ラック11が商品を搬出することにより終了する。なお、以下の説明では、電子決済は、携帯電話に記録してある貨幣価値情報により決済を可能にする方式(ICカード型)によるものとする。
また、主制御部40は、判断手段41、切換手段42、計時手段43を有している。判断手段41は、自動販売機が販売待機中であるか、販売動作中であるかを判断するものである。判断手段41は、初期状態において販売待機中と判断し、電子決済ボタン29を押下した後、または、硬貨投入口23あるいは紙幣投入口24から硬貨あるいは紙幣が投入された後は、販売動作中と判断する。そして、電子決済の終了または商品収納ラック11からの商品の搬出により初期状態に移行し、判断手段41は販売待機中と判断することになる。
切換手段42は、判断手段41が販売待機中と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換え、判断手段41が販売動作中と判断した場合に、電子決済が可能な状態に切り換えるものである。保守情報が送受信可能な状態とは、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能し、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報を送受信可能な状態を意味する。電子決済が可能な状態とは、通信アダプタ30がクライアント(一次局)として機能し、サーバ(二次局)である携帯電話の要求に応じて決済情報を送受信可能な状態を意味する。このとき、通信アダプタ30がポーリング信号を出力することになる。
計時手段43は、電子決済ボタン29が押下された場合に、計時を開始するものであって、予め定めた所定時間内に主制御部40と携帯電話との間で電子決済が開始されない場合(タイムアウト)には、自動販売機は、電子決済をすることなく、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。そして、判断手段41は、販売待機中と判断することになる。このとき、通信アダプタ30はポーリング信号の出力を停止する。
図3および図4を参照し、本発明の実施例1にかかる自動販売機の作用を説明する。なお、図3は本発明の実施例1にかかる自動販売機の作用を示すフローチャート、図4は販売待機中と販売動作中とが切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。
上述した実施例1にかかる自動販売機は、販売待機状態が初期状態となる。したがって、判断手段41は、販売待機中と判断することになる。
電子決済ボタン29が押下されることなく(ステップS1:No)、自動販売機の硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣が投入されると(ステップS2:Yes)、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、現金決済処理をすることになる(ステップS3)。具体的には、そして、硬貨投入口23または紙幣投入口24から商品の対価と同額以上の硬貨または硬貨が投入されると、主制御部40は、販売可能な商品に対応する選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。ここで、選択ボタン22が押下されると、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口28に搬出し、釣銭がある場合には返却口27に釣銭を返却することになる。そして、商品収納ラック11から商品を搬出すると、自動販売機は、現金決済処理を終了し、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。
一方、自動販売機の電子決済ボタン29が押下されると(ステップS1:Yes)、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、判断手段41は、販売動作中と判断し、切換手段42は電子決済が可能な状態に切り換える。すなわち、通信アダプタがクライアント(一次局)として機能するように切り換え、サーバ(二次局)である携帯電話の要求に応じて決済情報を送受信可能な状態となる(ステップS4,モード1)。そして、通信アダプタ30はポーリング信号を出力し、主制御部40は選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。
ここで、選択ボタン22が押下されると販売する商品が確定し、電子決済をすべき金額が確定する。その後、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信すると、電子決済を開始する(ステップS5:Yes)。具体的には、主制御部40が当該携帯電話を用いて電子決済が可能であると判断すると、電子決済を行った後、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口28に搬出することになる。そして、商品収納ラック11から商品を搬出すると、自動販売機は、電子決済を終了し(ステップS6:Yes)、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。すなわち、商品を搬出した時点から判断手段41は、販売待機中と判断することになる(モード2)。そして、通信アダプタ30は、ポーリング信号の出力を停止する(ステップS8)。
また、電子決済が可能な状態、すなわち電子決済ボタン29を押下した後に、硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入し、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信した場合にも電子決済を開始することになる(ステップS5:Yes)。この電子決済は、携帯電話に記録してある貨幣価値情報を増額(チャージ)するものであり、貨幣価値情報の増額が完了すると、自動販売機は電子決済を終了し(ステップS6:Yes)、自動販売機は、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。すなわち、電子決済が終了した時点から判断手段41は、販売待機中と判断することになる(モード2)。そして、通信アダプタ30は、ポーリング信号の出力を停止する(ステップS8)。
他方、電子決済が可能な状態において、所定時間内に電子決済が開始されない場合には(ステップS7:Yes)、自動販売機は、電子決済をすることなく、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。すなわち、計時手段43が予め定めた所定時間を計時した時点から判断手段41は販売待機中と判断することになる(モード2)。そして、通信アダプタ30は、ポーリング信号の出力を停止する(ステップS8)。
そして、判断手段41が販売待機中と判断した場合には、切換手段42は、保守情報を送受信可能な状態に切り換える。すなわち、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能するように切り換え(ステップS8)、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報が送受信可能な状態となる。
ここで、ハンディターミナルの通信アダプタからのポーリング信号を自動販売機の通信アダプタ30が受信すると、保守情報の送受信を開始する。すなわち、ハンディターミナルの要求に応じて、商品販売情報が自動販売機の主制御部40からハンディターミナルに送信され、自動販売機の設定情報がハンディターミナルから自動販売機の主制御部40に送信されることになる。
上述した本発明の実施例1にかかる自動販売機によれば、判断手段41が販売待機中と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換え、販売動作中と判断した場合に、電子決済可能な状態に通信アダプタ30を切り換えることができる。つまり、販売待機中は通信アダプタ30がサーバとして機能し、販売動作中は通信アダプタ30がクライアントとして機能することになる。そして、通信アダプタ30がクライアントとして機能している場合には、通信アダプタ30がポーリング信号を出力することになる。この結果、本発明の実施例1にかかる自動販売機は、一つの通信アダプタ30によって、保守情報の送受信と、電子決済とが可能となる。しかも、販売待機中は、オペレータが常に保守情報を送受信可能である。
上述した本発明の実施例1にかかる自動販売機は、電子決済ボタン29を押下した後に硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能としたが、電子決済ボタン29を押下することなく硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨投入口から投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能にしてもよい。この場合には、選択ボタン22を押下することにより現金決済が実行され、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信することにより電子決済(チャージ)が実行されることになる。
また、上述した本発明の実施例1にかかる自動販売機は、携帯電話を電子決済端末とした場合について説明したが、携帯電話に限られるものではなく、モバイル機器、あるいは、非接触カード等のカード類を適用することも可能である。
図5を参照し、本発明の実施例2にかかる自動販売機の構成を説明する。なお、図5は本発明の実施例2にかかる自動販売機のブロック図である。
本発明の実施例2にかかる自動販売機は、上述した実施例1にかかる自動販売機に外扉スイッチ34を設けたものであり、外扉スイッチ34と主制御部50を除いて異なるところがないので、本発明の実施例1にかかる自動販売機と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略し、外扉スイッチ34と主制御部50について説明する。
外扉スイッチ34は、外扉2の開閉状態を検出する検出手段であり、リミットスイッチ、あるいは近接スイッチ等のスイッチにより構成してある。
本実施例2にかかる主制御部50には、実施例1にかかる自動販売機と同様、保守情報と、電子決済に必要なプログラム等が記憶してある。保守情報は、商品の販売情報、自動販売機の設定情報等であり、商品の販売情報は自動販売機の主制御部50からハンディターミナルに送信可能であり、自動販売機の設定情報はハンディターミナルから自動販売機の主制御部50に送信可能である。
また、主制御部50は、判断手段51、切換手段52、計時手段53を有している。判断手段51は、自動販売機の外扉2が開放状態であるか、閉塞状態であるかを判断するものである。
切換手段52は、判断手段51が開放状態と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換え、判断手段51が閉塞状態と判断した場合に、電子決済が可能な状態に切り換えるものである。保守情報が送受信可能な状態とは、実施例1と同様に、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能し、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報を送受信可能な状態を意味する。電子決済が可能な状態とは、通信アダプタ30がクライアント(一次局)として機能する状態を意味する。この電子決済が可能な状態において、電子決済ボタン29が押下されると、通信アダプタ30がポーリング信号を出力することになる。
計時手段53は、実施例1にかかる計時手段と同様、電子決済ボタン29が押下された場合に、計時を開始するものであって、予め定めた所定時間内に主制御部50と携帯電話との間で電子決済が開始されない場合(タイムアウト)には、通信アダプタ30がポーリング信号の出力を停止する。
図6および図7を参照し、本発明の実施例2にかかる自動販売機の作用を説明する。なお、図6は本発明の実施例2にかかる自動販売機の作用を示すフローチャート、図7はドア閉塞状態とドア開放状態とが切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。
上述した実施例2にかかる自動販売機は、外扉2を閉塞した状態が初期状態となる。したがって、判断手段51は、閉塞状態と判断することになる。この初期状態では、現金決済および電子決済が可能である(モード1)。
したがって、自動販売機の硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣が投入されると、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、現金決済処理をすることになる。具体的には、そして、硬貨投入口23または紙幣投入口24から商品の対価と同額以上の硬貨または硬貨が投入されると、主制御部50は、販売可能な商品に対応する選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。ここで、選択ボタン22が押下されると、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口28に搬出し、釣銭がある場合には返却口27に釣銭を返却することになる。
一方、自動販売機の電子決済ボタン29が押下されると、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、通信アダプタ30はポーリング信号を出力し、主制御部50は選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。
ここで選択ボタン22が押下されると、販売する商品が確定し、電子決済をすべき金額が確定する。その後、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信すると、電子決済を開始する。具体的には、主制御部50が当該携帯電話を用いて電子決済が可能であると判断すると、電子決済を行った後、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口に搬出することになる。そして、商品収納ラック11から商品を搬出すると、自動販売機は、電子決済を終了し、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。
また、電子決済が可能な状態、すなわち電子決済ボタン29を押下した後に、硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入し、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信した場合にも電子決済を開始することになる。この電子決済は、携帯電話に記録してある貨幣価値情報を増額(チャージ)するものであり、貨幣価値情報の増額が完了すると、自動販売機は電子決済を終了し、自動販売機は、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。
他方、電子決済が可能な状態において、所定時間内に電子決済が開始されない場合には、自動販売機は、電子決済をすることなく、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。
自動販売機の外扉2が開放されると、自動販売機は、閉塞状態から開放状態に移行し、図6に示すように、の判断手段51は、開放状態と判断し(ステップS11:Yes)、切換手段52は保守情報が送受信可能な状態に切り換える(ステップS12,モード2)。すなわち、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能するように切り換え、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報が送受信可能な状態となる。
ここで、ハンディターミナルの通信アダプタからのポーリング信号を自動販売機の通信アダプタ30が受信すると、保守情報の送受信を開始する。すなわち、ハンディターミナルの要求に応じて、商品販売情報が自動販売機の主制御部50からハンディターミナルに送信され、自動販売機の設定情報がハンディターミナルから自動販売機の主制御部50に送信されることになる。
一方、自動販売機の外扉2が閉塞されると、自動販売機は、開放状態から閉塞状態に移行し、判断手段51は、閉塞状態と判断し(ステップS13:Yes)、切換手段52は電子決済が可能な状態、すなわち初期状態に切り換える(ステップS14,モード1)。つまり、通信アダプタ30がクライアント(一次局)として機能するように切り換えることになる。
上述した本発明の実施例2にかかる自動販売機によれば、判断手段51が開放状態と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換え、閉塞状態と判断した場合に、電子決済可能な状態に通信アダプタ30を切り換えることができる。つまり、開放状態では通信アダプタ30がサーバとして機能し、閉塞状態では通信アダプタ30がクライアントとして機能することになる。そして、通信アダプタ30がクライアントとして機能している場合には、通信アダプタ30がポーリング信号を出力することになる。この結果、本発明の実施例2にかかる自動販売機は、一つの通信アダプタ30によって、保守情報の送受信と、電子決済とが可能となる。しかも、実施例1にかかる自動販売機のように、電子決済ボタンを押下しなくても、通信アダプタ30がクライアントとして機能するので、電子決済を速やかに開始できる。さらに、オペレータ等特定の者しか外扉2を開放できないため、自動販売機の不正な設定、不正な情報取得を防止できる。
上述した本発明の実施例2にかかる自動販売機は、電子決済ボタン29を押下した後に硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能としたが、電子決済ボタン29を押下することなく硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨投入口から投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能にしてもよい。この場合には、選択ボタン22を押下することにより現金決済が実行され、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信することにより電子決済(チャージ)が実行されることになる。
また、上述した本発明の実施例2にかかる自動販売機は、携帯電話を電子決済端末とした場合について説明したが、携帯電話に限られるものではなく、モバイル機器、あるいは、非接触カード等のカード類を適用することも可能である。
図8を参照し、本発明の実施例3にかかる自動販売機の構成を説明する。なお、図8は本発明の実施例3にかかる自動販売機のブロック図である。
本発明の実施例にかかる自動販売機は、上述した実施例2にかかる自動販売機と主制御部60を除いて同一の構成を有している。したがって、本発明の実施例2にかかる自動販売機と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略し、主制御部60について説明する。
本実施例3にかかる主制御部60は、実施例1および実施例2にかかる自動販売機と同様、保守情報と、電子決済に必要なプログラム等が記憶してある。保守情報は、商品の販売情報、自動販売機の設定情報等であり、商品の販売情報は自動販売機の主制御部60からハンディターミナルに送信可能であり、自動販売機の設定情報はハンディターミナルから自動販売機の主制御部60に送信可能である。
また、主制御部は、判断手段61、第1切換手段62、第2切換手段63、計時手段64を有している。判断手段61は、自動販売機の外扉2が開放状態であるか、閉塞状態であるかを判断するとともに、自動販売機が販売待機中であるか、販売動作中であるかを判断するものである。
第1切換手段62は、判断手段61が開放状態と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に切り換えるものである。保守情報が送受信可能な状態とは、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能し、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報を送受信可能な状態を意味する。
第2切換手段63は、判断手段61が、閉塞状態であって、販売動作中であると判断した場合に、電子決済が可能な状態に切り換えるものである。電子決済が可能な状態とは、通信アダプタ30がクライアント(一次局)として機能し、サーバ(二次局)である携帯電話の要求に応じて決済情報を送受信可能な状態を意味する。このとき、通信アダプタ30がポーリング信号を出力することになる。
計時手段64は、電子決済ボタン29が押下された場合に、計時を開始するものであって、予め定めた所定時間内に主制御部60と携帯電話との間で電子決済が開始されない場合(タイムアウト)には、通信アダプタ30はポーリング信号の出力を停止する。
図9および図10を参照し、本発明の実施例3にかかる自動販売機の作用を説明する。なお、図9は本発明の実施例3にかかる自動販売機の作用を示すフローチャート、図10は通信状態が切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。
上述した実施例3にかかる自動販売機は、外扉2を閉塞した状態が初期状態となる。したがって、判断手段61は、閉塞状態と判断することになる。この状態にでは、現金決済が可能である(モード0)。
したがって、自動販売機の硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣が投入されると、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、現金決済処理をすることになる。具体的には、そして、硬貨投入口23または紙幣投入口24から商品の対価と同額以上の硬貨または硬貨が投入されると、主制御部60は、販売可能な商品に対応する選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。ここで、選択ボタン22が押下されると、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口28に搬出し、釣銭がある場合には返却口27に釣銭を返却することになる。
一方、自動販売機の外扉2が開放されると、自動販売機は、閉塞状態から開放状態に移行し、図9に示すように、判断手段61は、開放状態と判断し(ステップS21:Yes)、第1切換手段62は保守情報が送受信可能な状態に切り換える。すなわち、通信アダプタ30がサーバ(二次局)として機能するように切り換え、赤外線通信を開始する(ステップS22,モード0)。すると、クライアント(一次局)であるハンディターミナルの要求に応じて保守情報が送受信可能な状態となる。
ここで、ハンディターミナルの通信アダプタからのポーリング信号を自動販売機の通信アダプタ30が受信すると、保守情報の送受信を開始する。すなわち、ハンディターミナルの要求に応じて、商品販売情報が自動販売機の主制御部60からハンディターミナルに送信され、自動販売機の設定情報がハンディターミナルから自動販売機の主制御部60に送信されることになる。
そして、自動販売機の外扉2が閉塞されると、自動販売機は、開放状態から閉塞状態に移行し、判断手段51は、閉塞状態と判断し(ステップS23:Yes)、赤外線通信を停止する(ステップS24,モード0)。
他方、外扉2が開放されることなく(ステップS21:No)、自動販売機の電子決済ボタン29が押下されると、自動販売機は、販売待機状態から販売動作状態に移行し、判断手段61は、販売動作中と判断し(ステップS25:Yes)、第2切換手段63は電子決済が可能な状態に切り換える。すなわち、通信アダプタ30がクライアント(一次局)として機能するように切り換え、赤外線通信を開始する(ステップS26,モード1)。そして、通信アダプタ30はポーリング信号を出力し、主制御部60は選択ボタン22を点灯するとともに選択ボタン22の押下を有効にする。
ここで、選択ボタン22が押下されると、販売する商品が確定し、電子決済をすべき金額が確定する。その後、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信すると、電子決済を開始する(ステップS27:Yes)。具体的には、主制御部60が当該携帯電話を用いて電子決済が可能であると判断すると、電子決済を行った後、商品収納ラック11から選択ボタン22に対応する商品を商品取出口に搬出することになる。そして、商品収納ラック11から商品を搬出すると、自動販売機は、電子決済を終了し(ステップS28:Yes,モード0)、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる。
また、電子決済が可能な状態(モード1)、すなわち電子決済ボタン29を押下した後に、硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入し、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信した場合にも電子決済を開始することになる。この電子決済は、携帯電話に記録してある貨幣価値情報を増額(チャージ)するものであり、貨幣価値情報の増額が完了すると、自動販売機は電子決済を終了し、自動販売機は、販売動作状態から販売待機状態に移行することになる(モード0)。そして、自動販売機が販売動作状態から販売待機状態に移行すると、赤外線通信を停止する(ステップS29)。
なお、電子決済が可能な状態において、所定時間内に電子決済が開始されない場合には(ステップS30:Yes)、自動販売機は、電子決済をすることなく、販売動作状態から販売待機状態に移行し、赤外線通信を停止する(ステップS29,モード0)。
上述した本発明の実施例3にかかる自動販売機によれば、判断手段61が開放状態と判断した場合に、保守情報を送受信可能な状態に通信アダプタ30を切り換える。つまり、開放状態では通信アダプタ30がサーバとして機能することになる。また、判断手段61が販売動作中と判断した場合に、電子決済が可能な状態に通信アダプタ30を切り換える。つまり、販売動作中では通信アダプタ30がクライアントとして機能することになる。そして、通信アダプタ30がクライアントとして機能している場合には、通信アダプタ30からポーリング信号が出力されることになる。この結果、本発明の実施例3にかかる自動販売機は、一つの通信アダプタ30によって、保守情報の送受信と、電子決済とが可能となる。しかも、オペレータ等特定の者しか外扉2を開放できないため、自動販売機の不正な設定、不正な情報取得を防止できる。
上述した本発明の実施例3にかかる自動販売機は、電子決済ボタン29を押下した後に硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨または紙幣を投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能としたが、電子決済ボタン29を押下することなく硬貨投入口23または紙幣投入口24から硬貨投入口から投入した場合に、貨幣価値情報を増額する電子決済(チャージ)を可能にしてもよい。この場合には、選択ボタン22を押下することにより現金決済が実行され、携帯電話の通信アダプタが自動販売機の通信アダプタ30から出力されたポーリング信号を受信することにより電子決済(チャージ)が実行されることになる。
また、上述した本発明の実施例3にかかる自動販売機は、携帯電話を電子決済端末とした場合について説明したが、携帯電話に限られるものではなく、モバイル機器、あるいは、非接触カード等のカード類を適用することも可能である。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、ハンディターミナルおよび携帯電話との間で保守情報を送受信、または電子決済を可能とする自動販売機に有用であり、特に、赤外線通信により、ハンディターミナルと保守情報の送受信を可能とし、携帯電話と電子決済を可能とする自動販売機に適している。
本発明の実施例にかかる自動販売機を示す正面図である。 本発明の実施例1にかかる自動販売機のブロック図である。 本発明の実施例1にかかる自動販売機の作用を示すフローチャートである。 販売待機中と販売動作中とが切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2にかかる自動販売機のブロック図である。 本発明の実施例2にかかる自動販売機の作用を示すフローチャートである。 ドア閉塞状態とドア開放状態とが切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施例3にかかる自動販売機のブロック図である。 本発明の実施例3にかかる自動販売機の作用を示すフローチャートである。 通信状態が切り換わるタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
2 外扉
11 商品収納ラック
29 電子決済ボタン
30 通信アダプタ
31 コインメカニズム
32 ビルバリデータ
33 搬出制御部
34 外扉スイッチ
40 主制御部
41 判断手段
42 切換手段
43 計時手段
50 主制御部
51 判断手段
52 切換手段
53 計時手段
60 主制御部
61 判断手段
62 第1切換手段
63 第2切換手段
64 計時手段

Claims (6)

  1. 保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、
    販売待機中は保守情報を送受信可能な状態に切り換え、販売動作中は電子決済が可能な状態に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、
    電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了した後は販売待機中と判断する電子決済判断手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 貨幣を収受する貨幣処理手段と、
    貨幣処理手段に貨幣が投入された後は販売動作中と判断し、電子決済が終了または商品を搬出した後は販売待機中と判断する貨幣処理判断手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、
    自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、
    検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、電子決済が可能な状態から保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から電子決済が可能な状態に切り換える切換手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  5. 保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、決済端末との間で電子決済を可能とする自動販売機であって、
    自動販売機の前面開口部を閉塞する外扉の開閉状態を検出する検出手段と、
    検出手段が外扉の開放状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態に切り換え、検出手段が外扉の閉塞状態を検出した場合に、保守情報を送受信可能な状態から保守情報を送受信不能な状態に切り換える第1切換手段と、
    電子決済の要求を入力する電子決済要求入力手段と、
    貨幣を収受する貨幣処理手段と、
    電子決済要求入力手段から電子決済の要求が入力された場合または貨幣処理手段に貨幣が投入された場合に、電子決済が不能な状態から電子決済が可能な状態に切り換え、電子決済が終了または商品の搬出が終了した場合に、電子決済が可能な状態から電子決済が不能な状態に切り換える第2切換手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  6. 全体の制御を司る主制御部と、
    主制御部に接続した販売機−通信アダプタと
    を備え、
    販売機−通信アダプタを介して主制御部と、保守−通信アダプタを備えた保守端末との間で保守情報を送受信可能とするとともに、
    販売機−通信アダプタを介して主制御部と、決済−通信アダプタを備えた決済端末との間で電子決済を可能とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の自動販売機。
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