JP2007010600A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007010600A
JP2007010600A JP2005194561A JP2005194561A JP2007010600A JP 2007010600 A JP2007010600 A JP 2007010600A JP 2005194561 A JP2005194561 A JP 2005194561A JP 2005194561 A JP2005194561 A JP 2005194561A JP 2007010600 A JP2007010600 A JP 2007010600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wirings
integrated circuit
semiconductor integrated
wiring
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005194561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4729348B2 (ja
Inventor
Akio Hasebe
昭男 長谷部
Masayoshi Okamoto
正芳 岡元
Yasunori Narizuka
康則 成塚
Shingo Yorisaki
眞吾 寄崎
Yasuhiro Motoyama
康博 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2005194561A priority Critical patent/JP4729348B2/ja
Publication of JP2007010600A publication Critical patent/JP2007010600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4729348B2 publication Critical patent/JP4729348B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 半導体集積回路装置の製造技術によって形成された探針を有する薄膜プローブの電気特性を向上する。
【解決手段】 薄膜シート中に形成される複数の配線23のうち、基準電位(接地電位)と電気的に接続する配線23Gを信号送信に用いられる複数の配線23S間に配置し、可能な限りプローブ7A、7Bの近傍まで延在するパターンとする。また、複数の配線23のうち、同系統の電源と電気的に接続する複数の電源系の配線23Pを互いに接続したパターンとする。
【選択図】 図24

Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路装置の電極パッドにプローブカードの探針を押し当てて行う半導体集積回路の電気的検査に適用して有効な技術に関するものである。
日本特開平7−283280号公報(特許文献1)、日本特開平8−50146号公報(特許文献2(対応PCT国際公開WO95−34000))、日本特開平8−201427号公報(特許文献3)、日本特開平10−308423号公報(特許文献4)、日本特開平11−23615号公報(特許文献5(対応米国特許公報USP6,305,230))、日本特開平11−97471号公報(特許文献6(対応欧州特許公報EP1022775))、日本特開2000−150594号公報(特許文献7(対応欧州特許公報EP0999451))、および日本特開2001−159643号公報(特許文献8)には、半導体集積回路装置の製造技術を用いて形成された探針(接触端子)、絶縁フィルムおよび引き出し用配線を有するプローバの構造と、その製造方法と、テストパッドが狭ピッチ化したチップに対してもそのプローバを用いることによってプローブ検査の実施を可能とする技術とが開示されている。
特開平7−283280号公報 特開平8−50146号公報 特開平8−201427号公報 特開平10−308423号公報 特開平11−23615号公報 特開平11−97471号公報 特開2000−150594号公報 特開2001−159643号公報
半導体集積回路装置の検査技術としてプローブ検査がある。このプローブ検査は、所定の機能どおりに動作するか否かを確認する機能テストや、DC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するテスト等を含む。プローブ検査においては、ウエハ出荷対応(品質の差別化)、KGD(Known Good Die)対応(MCP(Multi-Chip Package)の歩留り向上)、およびトータルコスト低減などの要求から、ウエハ状態でプローブ検査を行う技術が用いられている。
近年、半導体集積回路装置の多機能化が進行し、1個の半導体チップ(以下、単にチップと記す)に複数の回路を作りこむことが進められている。また、半導体集積回路装置の製造コストを低減するために、半導体素子および配線を微細化して、半導体チップ(以下、単にチップと記す)の面積を小さくし、半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)1枚当たりの取得チップ数を増加することが進められている。そのため、テストパッド(ボンディングパッド)数が増加するだけでなく、テストパッドの配置が狭ピッチ化し、テストパッドの面積も縮小されてきている。このようなテストパッドの狭ピッチ化に伴って、上記プローブ検査にカンチレバー状の探針を有するプローバを用いようとした場合には、探針をテストパッドの配置位置に合わせて設置することが困難になってしまう課題が存在する。
本発明者らは、半導体集積回路装置の製造技術を用いて形成された探針を有するプローバを用いることにより、テストパッドが狭ピッチ化したチップに対してもプローブ検査が実現できる技術について検討している。その中で、本発明者らは、以下のような課題を見出した。
すなわち、上記探針は、半導体集積回路装置の製造技術を用いて金属膜およびポリイミド膜の堆積や、それらのパターニング等を実施することにより形成された薄膜プローブの一部であり、検査対象であるチップと対向する薄膜プローブの主面側に設けられている。このような薄膜プローブを用いたプローブ検査においては、プローブ検査の高速処理化が求められていることから、薄膜プローブの電気特性を向上することが課題となっている。
本願に開示された一つの代表的な発明の一つの目的は、半導体集積回路装置の製造技術によって形成された探針を有する薄膜プローブの電気特性を向上できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
1.本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線の周囲に配置され基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線が形成され、前記複数の第2配線および前記第3配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
2.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記複数の第2配線のうち、電源が同一系統である複数の第4配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
3.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記複数の第2配線のうち、同じ電気信号が伝達される複数の第5配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
4.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記複数の第2配線は複数層の配線層で形成され、
前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線および信号伝達を行う複数の第5配線を含み、
前記複数の第4配線は、第1配線層に形成され、
前記複数の第5配線は、前記第1配線層とは異なる第2配線層に形成されている。
5.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線を含み、
1つの前記第4配線は、電源が同一系統である2つ以上の前記第1配線と電気的に接続されている。
また、本願に開示されたその他の概要を項に分けて簡単に説明するとすれば、以下の通りである。
項1.複数の第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線の周囲に配置され基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線が形成され、前記複数の第2配線および前記第3配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
項2.項1記載のプローブカードにおいて、
前記第3配線は、前記第2配線と同じ配線層で形成されている。
項3.項1記載のプローブカードにおいて、
前記基準電位は、接地電位である。
項4.項1記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う際には、前記複数の第2配線に電気信号が伝達される。
項5.項4記載のプローブカードにおいて、
前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
項6.複数の第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有し、
前記複数の第2配線のうち、電源が同一系統である複数の第4配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有するプローブカード。
項7.項6記載のプローブカードにおいて、
前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
項8.項6記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
項9.複数の第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有し、
前記複数の第2配線のうち、同じ電気信号が伝達される複数の第5配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有するプローブカード。
項10.項9記載のプローブカードにおいて、
前記第2位置における前記第5配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
項11.項10記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う際には、前記複数の接触端子は2つの前記チップ領域に配置された前記複数の第1電極と接触する。
項12.項9記載のプローブカードにおいて、
前記第5配線の周囲には、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線が形成されている。
項13.項12記載のプローブカードにおいて、
前記基準電位は、接地電位である。
項14.項9記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
項15.複数の第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有し、
前記複数の第2配線は複数層の配線層で形成され、
前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線および信号伝達を行う複数の第5配線を含み、
前記複数の第4配線は、第1配線層に形成され、
前記複数の第5配線は、前記第1配線層とは異なる第2配線層に形成されているプローブカード。
項16.項15記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う際には、前記複数の接触端子は2つの前記チップ領域に配置された前記複数の第1電極と接触する。
項17.項15記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第4配線のうち、電源が同一系統であるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
項18.項17記載のプローブカードにおいて、
前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
項19.項15記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第5配線のうち、同じ電気信号が伝達されるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
項20.項19記載のプローブカードにおいて、
前記第2位置における前記第5配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
項21.項15記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第4配線は、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線を含む。
項22.項21記載のプローブカードにおいて、
前記基準電位は、接地電位である。
項23.項15記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
項24.複数の第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有し、
前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線を含み、
1つの前記第4配線は、電源が同一系統である2つ以上の前記第1配線と電気的に接続されているプローブカード。
項25.項24記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第4配線のうち、電源が同一系統であるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
項26.項25記載のプローブカードにおいて、
前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
項27.項24記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第4配線は、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線を含む。
項28.項27記載のプローブカードにおいて、
前記基準電位は、接地電位である。
項29.項24記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは、複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する前記複数の第1電極が形成され、
前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、半導体集積回路装置の製造技術によって形成された探針を有する薄膜プローブの電気特性を向上することができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
ウエハとは、集積回路の製造に用いる単結晶シリコン基板(一般にほぼ平面円形状)、SOI(Silicon On Insulator)基板、サファイア基板、ガラス基板、その他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの複合的基板をいう。また、本願において半導体集積回路装置というときは、シリコンウエハやサファイア基板等の半導体または絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Thin Film Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nematic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作られるもの等も含むものとする。
デバイス面とは、ウエハの主面であって、その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に対応するデバイスパターンが形成される面をいう。
接触端子またはプローブとは、シリコンウエハを半導体集積回路の製造に用いるのと同様な、ウエハプロセス、すなわちフォトリソグラフィ技術、CVD(Chemical Vapor Deposition)技術、スパッタリング技術およびエッチング技術などを組み合わせたパターニング手法によって、配線層およびそれに電気的に接続された先端部を一体的に形成したものをいう。
薄膜プローブ(membrane probe)、薄膜プローブカード、または突起針配線シート複合体とは、検査対象と接触する前記接触端子(突起針)とそこから引き回された配線とが設けられ、その配線に外部接触用の電極が形成された薄膜をいい、たとえば厚さ10μm〜100μm程度のものをいう。
プローブカードとは、検査対象となるウエハと接触する接触端子および多層配線基板などを有する構造体をいい、プローバもしくは半導体検査装置とは、フロッグリング、プローブカードおよび検査対象となるウエハを載せるウエハステージを含む試料支持系を有する検査装置をいう。
プローブ検査とは、ウエハ工程が完了したウエハに対してプローバを用いて行われる電気的試験であって、チップ領域の主面上に形成された電極に上記接触端子の先端を当てて半導体集積回路の電気的検査を行うことをいい、所定の機能通りに動作するか否かを確認する機能テストやDC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するものである。各チップに分割してから(またはパッケージング完了後)行われる選別テスト(最終テスト)とは区別される。
ポゴピン(POGO pin)またはスプリングプローブとは、接触ピン(プランジャ(接触針))をばね(コイルスプリング)の弾性力で電極(端子)に押し当てる構造を有し、必要に応じてその電極への電気的接続を行うようにした接触針をいい、たとえば金属製の管(保持部材)内に配置されたばねが金属ボールを介して接触ピンへ弾性力を伝える構成となっている。
テスタ(Test System)とは、半導体集積回路を電気的に検査するものであり、所定の電圧および基準となるタイミング等の信号を発生するものをいう。
テスタヘッドとは、テスタと電気的に接続し、テスタより送信された電圧および信号を受け、電圧および詳細なタイミング等の信号を半導体集積回路に対して発生し、ポゴピンなどを介してプローブカードへ信号を送るものをいう。
フロッグリングとは、ポゴピンなどを介してテスタヘッドおよびプローブカードと電気的に接続し、テスタヘッドより送られてきた信号を後述するプローブカードへ送るものをいう。
ジャンパー線とは、たとえば銅などの導体線の周囲を絶縁性材料で被覆して形成された配線をいい、回路の二次元(平面)パターンにおいて、配線を電気的に接続しないように交差させなければならない個所で用いるものである。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態を説明するための全図においては、各部材の構成をわかりやすくするために、平面図であってもハッチングを付す場合がある。
また、本願で使用する半導体リソグラフィ技術による薄膜プローブの各詳細については、本発明者および関連する発明者等による以下の特許出願に開示されているので、特に必要な時以外はそれらの内容は繰り返さない。前記特許出願、すなわち、日本特願平6−22885号、日本特開平7−283280号公報、日本特開平8−50146号公報、日本特開平8−201427号公報、日本特願平9−119107号、日本特開平11−23615号公報、日本特開2002−139554号公報、日本特開平10−308423号公報、日本特願平9−189660号、日本特開平11−97471号公報、日本特開2000−150594号公報、日本特開2001−159643号公報、日本特許出願第2002−289377号(対応米国出願番号第10/676,609号;米国出願日2003.10.2)、日本特開2004−132699号公報、日本特開2005−24377号公報、日本特開2004−288672号公報(対応米国出願番号第10/765,917号;米国出願日2004.1.29)、日本特開2004−144742号公報(対応米国公開番号第2004/070,413号)、日本特開2004−157127号公報、日本特開2004−144742号公報(対応米国公開番号第2004/070,413号)、日本特開2004−157127号公報、日本特許出願第2003−371515号(対応米国出願番号第10/968,215号;米国出願日2004.10.20)、日本特許出願第2003−372323号(対応米国出願番号第10/968,431号;米国出願日2004.10.20)、日本特許出願第2004−115048号、PCT出願番号PCT/JP2004/17160号、PCT出願番号PCT/JP2005/4344号、日本特許出願第2004−378504号、日本特許出願第2005−109350号、日本特許出願第2005−168112号および日本特許出願第2005−181085号である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1のプローブカード(第1カード)の要部断面図である。図1に示すように、本実施の形態1のプローブカードは、多層配線基板(第1配線基板)1、薄膜シート(第1シート)2、テスタヘッドTHD、フロッグリングFGRおよびカードホルダCHDなどから形成されている。テスタヘッドTHDとフロッグリングFGRとの間、およびフロッグリングFGRと多層配線基板1との間は、それぞれ複数本のポゴピンPGPを介して電気的に接続され、それによりテスタヘッドTHDと多層配線基板1との間が電気的に接続されている。カードホルダCHDは、多層配線基板1をプローバに機械的に接続するもので、かつポゴピンPGPからの圧力によって多層配線基板1に反りが生じてしまうことを防ぐ機械的強度を持つ。
図2は本実施の形態のプローブカードの下面の要部平面図であり、図3は図2中のA−A線に沿った断面図である。
図2および図3に示すように、本実施の形態のプローブカードは、図1で示した部材の他に、たとえばプランジャ3などを含んでいる。薄膜シート2は押さえリング4によって多層配線基板1の下面に固定され、プランジャ3は多層配線基板1の上面に取り付けられている。多層配線基板1の中央部には開口部5が設けられ、この開口部5内において、薄膜シート2とプランジャ3とは接着リング6を介して接着されている。
薄膜シート2の下面には、たとえば4角錐型または4角錐台形型の複数のプローブ(接触端子)7が形成されている。薄膜シート2内には、プローブ7の各々と電気的に接続し、各々のプローブ7から薄膜シート2の探部まで延在する複数の配線(第2配線)が形成されている。多層配線基板1の下面または上面には、この複数の配線の端部とそれぞれ電気的に接触する複数の受け部(図示は省略)が形成されており、この複数の受け部は、多層配線基板1内に形成された配線(第1配線)を通じて多層配線基板1の上面に設けられた複数のポゴ(POGO)座8と電気的に接続している。このポゴ座8は、テスタからの信号をプローブカードへ導入するピンを受ける機能を有する。
本実施の形態1において、薄膜シート2は、たとえばポリイミドを主成分とする薄膜から形成されている。このような薄膜シート2は柔軟性を有することから、本実施の形態1では、チップ(半導体集積回路装置)のパッドにすべてのプローブ7を接触させるために、プローブ7が形成された領域の薄膜シート2を上面(裏面)から押圧具(押圧機構)9を介してプランジャ3が押圧する構造となっている。すなわち、プランジャ3内に配置されたばね3Aの弾性力によって一定の圧力を押圧具9に加えるものである。本実施の形態において、押圧具9の材質としては、42アロイを例示することができる。
ここで、検査対象のチップ表面に形成されたテストパッド(ボンディングパッド)数が増加すると、それに伴って各テストパッドのそれぞれに信号を送るためのポゴピンPGPの本数が増加することになる。また、ポゴピンPGPの本数が増加することによって、多層配線基板1に加わるポゴピンPGPからの圧力も増加することになるので、多層配線基板1の反りを防ぐためにカードホルダCHDを厚くする必要が生じる。さらに、薄膜シート2に形成された各プローブ7を対応するテストパッドに確実に接触させるために、薄膜シート2の中心領域IA(図3参照)および接着リングを境に外周側となり中心領域IAを取り囲む外周領域OA(図3参照)のそれぞれに張力を加える構造とした場合には、多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHT(図1参照)に限界が生じる。その高さHTの限界値よりカードホルダCHDの厚さのほうが大きくなった場合には、薄膜シート2がカードホルダCHD内に埋もれてしまうことになり、プローブ7をテストパッドに確実に接触させることができなくなる不具合が懸念される。
そこで、本実施の形態1では、上記薄膜シート2の中心領域IAのみに張力を加えた状態で薄膜シート2と接着リング6とを接着し、外周領域OAには張力を加えない構造とする。この時、接着リング6の材質としては、Si(シリコン)と同程度の熱膨張率の金属(たとえば、42アロイ)を選択し、薄膜シート2と接着リング6とを接着する接着剤としては、エポキシ系接着剤を用いることを例示できる。それにより、上記薄膜シート2のプローブ面までの高さHTを規定する接着リング6の高さを高くすることができるので、その高さHTも高くなり、薄膜シート2がカードホルダCHD内に埋もれてしまう不具合を避けることができる。すなわち、カードホルダCHDが厚くなった場合でも、プローブ7をテストパッドに確実に接触させることが可能となる。
上記のような手段を用いる代わりに、図4に示すように、多層配線基板1の中央部に補助基板SBを取り付け、その補助基板SBに薄膜シート2を取り付ける構造として、多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHTを向上させてもよい。多層配線基板1と同様に、補助基板SB内には複数の配線が形成され、さらにこれら配線の端部とそれぞれ電気的に接触する複数の受け部(図示は省略)が形成されている。多層配線基板1に設けられた受け部と補助基板SBに設けられた受け部とは、たとえばそれぞれ対応するもの同士がはんだによって電気的に接続されている。はんだを用いる代わりに、異方性導電ゴムを介して多層配線基板1と補助基板SBとを圧着する手段、もしくは多層配線基板1および補助基板SBのそれぞれの表面に上記受け部と電気的に接続するCu(銅)めっき製の突起部を形成し、対応する突起部同士を圧着する手段を用いてもよい。
本実施の形態1において、上記プローブカードを用いてプローブ検査(電気的検査)を行う対象としては、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバが形成されたチップを例示することができる。図5は、それら複数のチップ(チップ領域)10が区画されたウエハWHの平面図である。なお、本実施の形態1のプローブカードを用いたプローブ検査は、これら複数のチップ10が区画されたウエハWHに対して行うものである。また、図6は、そのチップ10の平面と、その一部を拡大したものを図示している。このチップ10は、たとえば単結晶シリコン基板からなり、その主面にはLCDドライバ回路が形成されている。また、チップ10の主面の周辺部には、LCDドライバ回路と電気的に接続する多数のパッド(テストパッド(第1電極))11、12が配置されており、図5中におけるチップ10の上側の長辺および両短辺に沿って配列されたパッド11は出力端子となり、チップ10の下側の長辺に沿って配列されたパッド12は入力端子となっている。LCDドライバの出力端子数は入力端子数より多いことから、隣り合ったパッド11の間隔をできる限り広げるために、パッド11はチップ10の上側の長辺および両短辺に沿って2列で配列され、チップ10の上側の長辺および両短辺に沿って互いの列のパッド11が互い違いに配列されている。本実施の形態1において、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPは、たとえば約68μmである。また、本実施の形態1において、パッド11は平面矩形であり、チップ10の外周と交差(直交)する方向に延在する長辺の長さLAは約63μmであり、チップ10の外周に沿って延在する短辺の長さLBは約34μmである。また、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPが約68μmであり、パッド11の短辺の長さLBが約34μmであることから、隣り合うパッド11の間隔は約34μmとなる。
パッド11、12は、たとえばAu(金)から形成されたバンプ電極(突起電極)であり、チップ10の入出力端子(ボンディングパッド)上に、電解めっき、無電解めっき、蒸着あるいはスパッタリングなどの方法によって形成されたものである。図7は、パッド11の斜視図である。パッド11の高さLCは約15μmであり、パッド12も同程度の高さを有する。
また、上記チップ10は、ウエハの主面に区画された多数のチップ領域に半導体製造技術を使ってLCDドライバ回路(半導体集積回路)や入出力端子(ボンディングパッド)を形成し、次いで入出力端子上に上記の方法でパッド11、12を形成した後、ウエハをダイシングしてチップ領域を個片化することにより製造することができる。また、本実施の形態1において、上記プローブ検査は、ウエハをダイシングする前に各チップ領域に対して実施するものである。なお、以後プローブ検査(パッド11、12とプローブ7とが接触する工程)を説明する際に、特に明記しない場合には、チップ10はウエハをダイシングする前の各チップ領域を示すものとする。
図8は、上記チップ10の液晶パネルへの接続方法を示す要部断面図である。図8に示すように、液晶パネルは、たとえば主面に画素電極14、15が形成されたガラス基板16、液晶層17、および液晶層17を介してガラス基板16と対向するように配置されたガラス基板18などから形成されている。本実施の形態1においては、このような液晶パネルのガラス基板16の画素電極14、15に、それぞれパッド11、12が接続するようにチップ10をフェイスダウンボンディングすることによって、チップ10を液晶パネルへ接続することを例示できる。
図9は上記薄膜シート2の下面のプローブ7が形成された領域の一部を拡大して示した要部平面図であり、図10は図9中のB−B線に沿った要部断面図であり、図11は図9中のC−C線に沿った要部断面図である。
上記プローブ7は、薄膜シート2中にて平面六角形状にパターニングされた金属膜21A、21Bの一部であり、金属膜21A、21Bのうちの薄膜シート2の下面に4角錐型または4角錐台形型に飛び出した部分である。プローブ7は、薄膜シート2の主面において上記チップ10に形成されたパッド11、12の位置に合わせて配置されており、図9ではパッド11に対応するプローブ7の配置について示している。これらプローブ7のうち、プローブ7Aは、2列で配列されたパッド11のうちの相対的にチップ10の外周に近い配列(以降、第1列と記す)のパッド11に対応し、プローブ7Bは、2列で配列されたパッド11のうちの相対的にチップ10の外周から遠い配列(以降、第2列と記す)のパッド11に対応している。また、最も近い位置に存在するプローブ7Aとプローブ7Bとの間の距離は、図9が記載された紙面の左右方向の距離LXと上下方向の距離LYとで規定され、距離LXは前述の隣り合うパッド11が配置されているピッチLPの半分の約34μmとなる。また、本実施の形態1において、距離LYは、約93μmとなる。
金属膜21A、21Bは、たとえば下層からロジウム膜およびニッケル膜が順次積層して形成されている。金属膜21A、21B上にはポリイミド膜22が成膜され、ポリイミド膜22上には各金属膜21A、21Bと電気的に接続する配線(第2配線)23が形成されている。配線23は、ポリイミド膜22に形成されたスルーホール24の底部で金属膜21A、21Bと接触している。また、ポリイミド膜22および配線23上には、ポリイミド膜25が成膜されている。
上記したように、金属膜21A、21Bの一部は4角錐型または4角錐台形型に形成されたプローブ7A、7Bとなり、ポリイミド膜22には金属膜21A、21Bに達するスルーホール24が形成される。そのため、プローブ7Aが形成された金属膜21Aおよびスルーホール24の平面パターンと、プローブ7Bが形成された金属膜21Bおよびスルーホール24の平面パターンとが同じ方向で配置されるようにすると、隣り合う金属膜21Aと金属膜21Bとが接触してしまい、プローブ7A、7Bからそれぞれ独立した入出力を得られなくなってしまう不具合が懸念される。そこで、本実施の形態1では、図9に示すように、プローブ7Bが形成された金属膜21Bおよびスルーホール24の平面パターンは、プローブ7Aが形成された金属膜21Aおよびスルーホール24の平面パターンを180°回転したパターンとしている。それにより、平面でプローブ7Aおよびスルーホール24が配置された金属膜21Aの幅広の領域と、平面でプローブ7Bおよびスルーホール24が配置された金属膜21Bの幅広の領域とが、紙面の左右方向の直線上に配置されないようになり、金属膜21Aおよび金属膜21Bの平面順テーパー状の領域が紙面の左右方向の直線上に配置されるようになる。その結果、隣り合う金属膜21Aと金属膜21Bとが接触してしまう不具合を防ぐことができる。また、狭ピッチでパッド11(図6参照)が配置されても、それに対応した位置にプローブ7A、7Bを配置することが可能となる。
本実施の形態では、図6を用いてパッド11が2列で配列されている場合について説明したが、図12に示すように、1列で配列されているチップも存在する。そのようなチップに対しては、図13に示すように、上記金属膜21Aの幅広の領域が紙面の左右方向の直線上に配置された薄膜シート2を用いることで対応することができる。また、このようにパッド11が1列で配列され、たとえばチップ10の外周と交差(直交)する方向に延在する長辺の長さLAが約140μmであり、チップ10の外周に沿って延在する短辺の長さLBが約19μmであり、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPが約34μmであり、隣り合うパッド11の間隔が約15μmである場合には、図6に示したパッド11に比べて長辺が約2倍以上となり、短辺方向でのパッド11の中心位置を図6に示したパッド11の中心位置と揃えることができるので、図9〜図11を用いて説明した薄膜シート2を用いることが可能となり、図14に示す位置POS1、POS2でプローブ7A、7Bのそれぞれがパッド11に接触することになる。
また、パッド11の数がさらに多い場合には、3列以上で配列されている場合もある。図15は3列で配列されたパッド11に対応した薄膜シート2の要部平面図であり、図16は4列で配列されたパッド11に対応した薄膜シート2の要部平面図である。チップ10のサイズが同じであれば、パッド11の配列数が増えるに従って、図9を用いて説明した距離LXがさらに狭くなるので、上記金属膜21A、21Bを含む金属膜が接触してしまうことがさらに懸念される。そこで、図15および図16に示すように、金属膜21A、21B、21C、21Dを、たとえば図9に示した金属膜21Aの平面パターンを45°回転させたものとすることで、金属膜21A、21B、21C、21Dが互いに接触してしまう不具合を防ぐことが可能となる。また、ここでは図9に示した金属膜21Aの平面パターンを45°回転させた例について説明したが、45°に限定するものではなく、金属膜21A、21B、21C、21Dの互いの接触を防ぐことができるのであれば他の回転角でもよい。なお、金属膜21Cには、プローブ7Bが対応するパッド11よりさらにチップ10内の内側に配置されたパッド11に対応するプローブ7Cが形成され、金属膜21Dには、プローブ7Cが対応するパッド11よりさらにチップ10内の内側に配置されたパッド11に対応するプローブ7Dが形成されている。
ここで、図17は図16中のD−D線に沿った要部断面図であり、図18は図16中のE−E線に沿った要部断面図である。図16に示したように、4列のパッド11に対応するプローブ7A〜7Dを有する金属膜21A〜21Dを配置した場合には、金属膜21A〜21Dのそれぞれに上層から電気的に接続する配線のすべてを同一の配線層で形成することが困難になる。これは、上記距離LXが狭くなることによって、金属膜21A〜21Dのそれぞれ同士が接触する虞が生じるのと共に、金属膜21A〜21Dに電気的に接続する配線同士も接触する虞が生じるからである。そこで、本実施の形態においては、図17および図18に示すように、それら配線を2層の配線層(配線23、26)から形成することを例示することができる。なお、配線(第2配線)26およびポリイミド膜25上には、ポリイミド膜27が形成されている。相対的に下層の配線23はポリイミド膜22に形成されたスルーホール24の底部で金属膜21A、21Cと接触し、相対的に上層の配線26はポリイミド膜22、25に形成されたスルーホール28の底部で金属膜21B、21Dと接触している。それにより、同一の配線層においては、隣り合う配線23または配線26の間隔を大きく確保することが可能となるので、隣り合う配線23または配線26が接触してしまう不具合を防ぐことができる。また、パッド11が5列以上となり、それに対応するプローブ数が増加して上記距離LXが狭くなる場合には、さらに多層に配線層を形成することによって、配線間隔を広げてもよい。
次に、上記の本実施の形態1の薄膜シート2の構造について、その製造工程と併せて図19〜図26を用いて説明する。図19〜図26(図23および図24を除く)は、図9〜図11を用いて説明した2列のパッド11(図6参照)に対応したプローブ7A、7Bを有する薄膜シート2の製造工程中の要部断面図である。なお、薄膜シートの構造および薄膜シートの製造工程と、上記プローブ7(プローブ7A〜7D)と同様のプローブの構造および製造工程については、特願2003−75429号、特願2003−371515号、特願2003−372323号、特願2004−115048号、PCT出願番号PCT/JP2004/17160号、PCT出願番号PCT/JP2005/4344号、特願2005−109350号、特願2005−168112号および特願2005−181085号にも記載がある。
まず、図19に示すように、厚さ0.2mm〜0.6mm程度のシリコンからなるウエハ31を用意し、熱酸化法によってこのウエハ31の両面に膜厚0.5μm程度の酸化シリコン膜32を形成する。続いて、フォトレジスト膜をマスクとしてウエハ31の主面側の酸化シリコン膜32をエッチングし、ウエハ31の主面側の酸化シリコン膜32にウエハ31に達する開口部を形成する。次いで、残った酸化シリコン膜32をマスクとし、強アルカリ水溶液(たとえば水酸化カリウム水溶液)を用いてウエハ31を異方的にエッチングすることによって、ウエハ31の主面に(111)面に囲まれた4角錐型または4角錐台形型の穴33を形成する。
次に、図20に示すように、上記穴33の形成時にマスクとして用いた酸化シリコン膜32をフッ酸およびフッ化アンモニウムの混合液によるウェットエッチングにより除去する。続いて、ウエハ31に熱酸化処理を施すことにより、穴33の内部を含むウエハ31の全面に膜厚0.5μm程度の酸化シリコン膜34を形成する。次いで、穴33の内部を含むウエハ31の主面に導電性膜35を成膜する。この導電性膜35は、たとえば膜厚0.1μm程度のクロム膜および膜厚1μm程度の銅膜を順次スパッタリング法または蒸着法によって堆積することによって成膜することができる。次いで、導電性膜35上にフォトレジスト膜を成膜し、フォトリソグラフィ技術によって後の工程で金属膜21A、21B(図9〜図11参照)が形成される領域のフォトレジスト膜を除去し、開口部を形成する。
次に、導電性膜35を電極とした電解めっき法により、上記フォトレジスト膜の開口部の底部に現れた導電性膜35上に硬度の高い導電性膜37および導電性膜38を順次堆積する。本実施の形態1においては、導電性膜37をロジウム膜とし、導電性膜38をニッケル膜とすることを例示できる。ここまでの工程により、導電性膜37、38から前述の金属膜21A、21Bを形成することができる。また、穴33内の導電性膜37、38が前述のプローブ7A、7Bとなる。なお、導電性膜35は、後の工程で除去されるが、その工程については後述する。
金属膜21A、21Bにおいては、後の工程で前述のプローブ7A、7Bが形成された時に、ロジウム膜から形成された導電性膜37が表面となり、導電性膜37がパッド11に直接接触することになる。そのため、導電性膜37としては、硬度が高く耐磨耗性に優れた材質を選択することが好ましい。また、導電性膜37はパッド11に直接接触するため、プローブ7A、7Bによって削り取られたパッド11の屑が導電性膜37に付着すると、その屑を除去するクリーニング工程が必要となり、プローブ検査工程が延びてしまうことが懸念される。そのため、導電性膜37としては、パッド11を形成する材料が付着し難い材質を選択することが好ましい。そこで、本実施の形態1においては、導電性膜37として、これらの条件を満たすロジウム膜を選択している。それにより、そのクリーニング工程を省略することができる。
次に、上記金属膜21A、21B(導電性膜37、38)の成膜に用いたフォトレジスト膜を除去した後、図21に示すように、金属膜21A、21Bおよび導電性膜35を覆うようにポリイミド膜22(図10および図11も参照)を成膜する。続いて、そのポリイミド膜22に金属膜21A、21Bに達する前述のスルーホール24を形成する。このスルーホール24は、レーザを用いた穴あけ加工またはアルミニウム膜をマスクとしたドライエッチングによって形成することができる。
次に、図22に示すように、スルーホール24の内部を含むポリイミド膜22上に導電性膜42を成膜する。この導電性膜42は、たとえば膜厚0.1μm程度のクロム膜および膜厚1μm程度の銅膜を順次スパッタリング法または蒸着法によって堆積することによって成膜することができる。続いて、その導電性膜42上にフォトレジスト膜を形成した後に、そのフォトレジスト膜をフォトリソグラフィ技術によってパターニングし、フォトレジスト膜に導電性膜42に達する開口部を形成する。次いで、めっき法により、その開口部内の導電性膜42上に導電性膜43を成膜する。本実施の形態1においては、導電性膜43として銅膜、または銅膜およびニッケル膜を下層から順次堆積した積層膜を例示することができる。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、導電性膜43をマスクとして導電性膜42をエッチングすることにより、導電性膜42、43からなる配線23を形成する。配線23は、スルーホール24の底部にて金属膜21A、21Bと電気的に接続することができる。
ここで、図23は、1個のチップ10に相当する領域における上記配線23の要部平面パターンを示したものである。図23中において、THAで示した領域の配線23下に前述のスルーホール24が配置されており、さらにスルーホール24下には金属膜21A、21Bが配置されている。図23に示す複数の配線23には、薄膜シート2に剛性を持たせるために形成され、電気的にはプローブ7A、7Bと接続されていないものも含まれる。また、図24は、図23中においてPSLで示した領域を拡大して示したものである。
本実施の形態1においては、複数の配線23のうち、基準電位(接地電位)と電気的に接続する配線(第3配線)23Gが信号送信に用いられる複数の配線(第2配線)23S間に配置されている。また、配線23Gは、可能な限りプローブ7A、7Bの近傍まで延在するように配置されている。このような配線23G、23Sのレイアウトとすることにより、信号伝達に用いられる配線23Sを基準電位(接地電位)と電気的に接続する配線23Gがシールドする構造となるので、チップ10内に形成された半導体集積回路が、たとえば動作周波数100MHz以上の高速動作を行う場合でも、配線23Sにノイズが発生し難くすることができる。それにより、本実施の形態1のプローブカードを用いたプローブ検査の歩留まりを向上することができる。
また、複数の配線23のうち、同系統の電源と電気的に接続する複数の電源系の配線(第4配線)23Pは、プローブ7(7A、7B)を含む金属膜21A、21Bと接続する位置(第1位置(スルーホール24))からの延在方向上の第2位置にて互いに接続されている。それにより、複数の電源系の配線23Pは、互いに電気特性を補う形となる。すなわち、本実施の形態1によれば、電源系の配線23Pの電気特性を強化することが可能となる。その結果、配線23Pにノイズが発生し難くすることができるので、本実施の形態1のプローブカードを用いたプローブ検査の歩留まりを向上することができる。
また、図示は省略するが、信号伝達に用いられる配線23Sについても、同じ信号が伝達されるものについては、上記配線23Pと同様に互いに接続してもよい。それにより、同じ信号が伝達される複数の配線23Sについても互いに電気特性を補う形とすることができ、電気特性を強化することが可能となる。その結果、同じ信号が伝達される複数の配線23Sについてもノイズが発生し難くすることができるので、本実施の形態1のプローブカードを用いたプローブ検査の歩留まりをさらに向上することができる。
上記配線23を形成した後、図25に示すように、ウエハ31の主面に前述のポリイミド膜25を成膜する。続いて、図26に示すように、たとえばフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液を用いたエッチングによって、ウエハ31の裏面の酸化シリコン膜34を除去する。続いて、強アルカリ水溶液(たとえば水酸化カリウム水溶液)を用いたエッチングにより、薄膜シート2を形成するための型材であるウエハ31を除去する。次いで、酸化シリコン膜34および導電性膜35を順次エッチングにより除去し、本実施の形態1の薄膜シート2を製造する。この時、酸化シリコン膜34はフッ酸およびフッ化アンモニウムの混合液を用いてエッチングし、導電性膜35に含まれるクロム膜は過マンガン酸カリウム水溶液を用いてエッチングし、導電性膜35に含まれる銅膜はアルカリ性銅エッチング液を用いてエッチングする。ここまでの工程により、プローブ7A、7Bを形成する導電性膜37(図20参照)であるロジウム膜がプローブ7A、7Bの表面に現れる。前述したように、ロジウム膜が表面に形成されたプローブ7A、7Bにおいては、プローブ7A、7Bが接触するパッド11の材料であるAuなどが付着し難く、Niより硬度が高く、かつ酸化され難く接触抵抗を安定させることができる。
必要に応じて、上記スルーホール24、配線23およびポリイミド膜25を形成する工程を繰り返すことによって、さらに配線を多層に形成してもよい。
まず、図27に示すように、図3を用いて前述した押圧具9を用意する。次いで、押圧具9の主面を上に向け、押圧具9の主面上に厚さ50μm程度のシート状のエラストマ45を配置する。このエラストマ45は、多数のプローブ7A、7Bの先端がパッド11に接触する際の衝撃を緩和しつつ、個々のプローブ7A、7Bの先端の高さのばらつきを局部的な変形によって吸収し、パッド11の高さのばらつきに倣った均一な食い込みによってプローブ7A、7Bとパッド11との接触を実現するものである。
続いて、そのエラストマ45上に厚さ12.5μm程度のポリイミドシート46を配置する。この時、ポリイミドシート46下のエラストマ45は、静電吸着力によって押圧具9の主面に吸着され、ポリイミドシート46についても静電吸着力によってエラストマ45に吸着される。そのため、押圧具9を逆さにした程度であれば、エラストマ45およびポリイミドシート46は押圧具9から脱落することはない。
次いで、図28に示すように、押圧具9にエラストマ45およびポリイミドシート46を静電吸着させた状態で、押圧具9の主面を薄膜シート2の裏面(プローブ7が形成されている主面とは反対側の面)に配置する。この時、押圧具9が接着される領域は、主面側でプローブ7が形成されている領域である。
その後、上記のように押圧具9が接着された薄膜シート2を本実施の形態1のプローブカードに取り付け、調整を行う。ここで行う調整は、押圧具9からの押圧力による薄膜シート2の多層配線基板1の表面からの押し出し量(多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHT(図1参照)に相当)の調整、および各プローブ7の先端の位置合わせ(高さおよび対応するパッド11、12との平面での位置合わせ)である。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、薄膜シート2に形成された複数のプローブ7が、検査対象のウエハWH(図5参照)との1回の接触で、2つのチップ10(図6および図12参照)と接触する場合の配線23のレイアウトについて説明する。
図29は、本実施の形態2における配線23のレイアウトについて説明する説明図である。また、図29中において、一点差線で囲まれた領域は検査対象のチップ10の外形に相当する領域であり、検査対象の2つのチップ10がそれぞれの対角線の延在方向で隣接している場合のものである。
前記実施の形態1では、図24を用いて同系統の電源と電気的に接続する複数の電源系の配線23Pを互いに接続し、複数の電源系の配線23Pを互いに電気特性を補う形とする場合について説明した。本実施の形態2においても、図29に示すように、同系統の電源と電気的に接続する複数の電源系の配線23Pを互いに接続したパターンとするが、プローブ7のうち、これら配線23Pと電気的に接続するプローブ7Pの近傍までは、相対的に配線23Pより幅の広い1本の配線23Wが配置され、プローブ7Pの近傍で複数の配線23Pに分岐するパターンとする。本実施の形態2においては、たとえば1本の配線23Wが2本の配線23Pへ分岐するレイアウトとなる場合には、配線23Wの幅を配線23Pの幅の2倍程度とすることを例示できる。薄膜シート2に形成された複数のプローブ7が、検査対象のウエハWHとの1回の接触で2つのチップ10と接触する場合には、薄膜シート2中に設けられる配線23の本数が増加し、薄膜シート2中における各配線23の引き回しが困難になる不具合が懸念される。しかしながら、本実施の形態2の配線23W、23Pのレイアウトとすることにより、同系統の電源と電気的に接続する複数の電源系の配線23Pは、相対的に幅の広い配線23によって1本にまとめられて延在することになるので、電気特性を強化しつつ薄膜シート2中での引き回しを容易にすることができる。
また、相対的に幅の広い配線23Wをプローブ7P上まで延在させ、スルーホール24(図22参照)を介してプローブ7Pと電気的に接続させる構造とした場合には、相対的に幅の広い配線23Wが配置されたことによってプローブ7Pが配置された位置における薄膜シート2の剛性が高くなり、プローブ7Pがパッド11、12(図6および図12参照)と接触できなくなってしまう不具合が懸念される。しかしながら、本実施の形態2によれば、その配線23Wは、プローブ7Pの近傍で相対的に幅の狭い複数の配線23Pへ分岐し、各配線23P下にプローブ7Pが配置される構造となるので、プローブ7Pが配置された位置における薄膜シート2の剛性が高くなることを防ぐことができる。すなわち、プローブ検査時には、プローブ7Pを対応するパッド11、12に確実に接触させることができる。
上記の本実施の形態2では、2個のチップ10に対してプローブ検査を行う場合における配線23のレイアウトについて説明したが、1個のチップ10に対してプローブ検査を行う場合でも本実施の形態2の配線23W、23Pのレイアウトを適用してもよい。
上記のような本実施の形態2によっても前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3のプローブカードについて説明する。
図30は、本実施の形態3のプローブカードと比較したプローブカードの下面の要部平面図であり、薄膜シート2中に延在する配線23と多層配線基板1の端子(ポゴ座8)との電気的接続関係を説明するものである。また、図30中において、“S”で示した端子は、配線23のうち信号伝達に用いられる配線23S(図24参照)と電気的に接続する信号系の端子であり、“V”で示した端子は、配線23のうち電源供給に用いられる配線23V(配線23P(図24参照)および配線23G(図24参照)を含む)と電気的に接続する電源系の端子である。
図30に示すように、多層配線基板1の面内において、上記信号系の端子および電源系の端子は、多層配線基板1の外周に沿って配置されている。また、それら信号系の端子および電源系の端子の多層配線基板1の外周に沿った配列中において、信号系の端子および電源系の端子は、たとえば信号系の端子が3個続いて配置された後に電源系の端子が2個続けて配置されるといったように、それぞれ一定の複数個が連続して配置される規則的な配列となっている。
ところで、薄膜シート2中において、信号系の配線23Sおよび電源系の配線23Vを同一配線層で形成しようとすると、上記信号系の端子および電源系の端子の配列に合わせてそれら信号系の配線23Sおよび電源系の配線23Vを薄膜シート2の外周に向かって引き出すことが困難になる。そのため、薄膜シート2の外周まで引き回された信号系の配線23Sおよび電源系の配線23Vは、ジャンパー線51を介してそれぞれ対応する信号系の端子もしくは電源系の端子と電気的に接続される。その結果、平面では複数のジャンパー線51が交差する個所が発生する場合があり、ジャンパー線51の接続状態および配置状態が複雑になってしまう不具合を生じる虞がある。また、この傾向は、配線23S、23Vの数が多くなるに従って顕著になる。
そこで、本実施の形態3では、図31に示すように、薄膜シート2中では、複数層(たとえば2層)の配線層で配線23を形成し、信号系の配線23Sと電源系の配線23Vとは、それぞれ別の配線層で形成する。すなわち、配線23Sは1層目の配線層で形成し、配線23Vは2層目の配線層で形成するものである。また、配線23Vは、配線23Sと同じ1層目の配線層で形成した中継用の配線23Mを介してプローブ7(7A、7B)と電気的に接続される。なお、配線23Vおよびポリイミド膜25上には、ポリイミド膜25Aが形成される。それにより、各配線層における配線数を大幅に低減することができるので、薄膜シート2中における配線23S、23Vの引き回しの自由度を大幅に向上することが可能となる。その結果、図32に示すように、上記多層配線基板1の信号系の端子および電源系の端子の配列に合わせて配線23S、23Vを薄膜シート2の外周に向かって引き出すことが可能となる。すなわち、多層配線基板1においては、平面で複数のジャンパー線51を互いに交差しないように配置すること、もしくはジャンパー線51自体の省略が可能となるので、ジャンパー線51の接続状態および配置状態を大幅に簡略化することができる。
また、信号系の配線23Sが上層になり、電源系の配線23Vが下層となる構造としてもよい。その場合、信号系の配線23Sは、中継用の配線23Mを介してプローブ7(7A、7B)と電気的に接続する構造とする。
上記のような本実施の形態3によっても、前記実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図33は、本実施の形態4のプローブカードの下面の要部平面図である。
図33に示すように、本実施の形態4は、同系統の電源と電気的に接続する複数のプローブ7の数に対して、多層配線基板1側の対応する電源系の端子(ポゴ座8)の数が多い場合のものである。このような場合には、それらプローブ7の各々が多層配線基板1側の複数の電源系の端子と電気的に接続するように配線パターンを形成する。すなわち、プローブ7から引き出された電源系の配線23P(図24も参照)と、多層配線基板1側の複数の電源系の端子と電気的に接続する配線23P2とを形成し、複数の配線23P2が1つの配線23Pと接続するように薄膜シート2中の配線23のパターンを形成するものである。それにより、配線23Pと電気的に接続する1つのプローブ7への許容電流値を大きくできるので、電源系の配線23Pの電気特性を強化することが可能となる。その結果、配線23Pにノイズが発生し難くすることができるので、本実施の形態4のプローブカードを用いたプローブ検査の歩留まりを向上することができる。
また、1つの配線23Pに複数の配線23P2が接続するので、1つの配線23P2が切断してしまった場合でも、プローブ7へは他の配線23P2から電源供給することができるので、本実施の形態4のプローブカードを用いたプローブ検査の歩留まりの低下を防ぐことができる。
上記のような本実施の形態4によっても、前記実施の形態1〜3と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、LCDドライバが形成されたチップが薄膜プローブを用いたプローブ検査の対象である場合について説明したが、ロジック回路およびDRAM(Dynamic Random Access Memory)をはじめとしたメモリ回路等が形成されたチップについても薄膜プローブを用いてプローブ検査を実施してもよい。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体集積回路装置の製造工程におけるプローブ検査工程に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの下面の要部平面図である。 図2中のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップ領域が形成された半導体ウエハの平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップの平面図である。 図6に示した半導体チップに形成されたパッドの斜視図である。 図6に示した半導体チップの液晶パネルへの接続方法を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 図9中のB−B線に沿った断面図である。 図9中のC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップの平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップに設けられたバンプ電極上にてプローブが接触する位置を示した要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 図16中のD−D線に沿った断面図である。 図16中のE−E線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの製造工程を説明する要部断面図である。 図19に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図20に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図21に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シート中に形成された配線パターンを説明する要部平面図である。 図23中の一部を拡大して示した要部平面図である。 図22に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図25に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図19〜図26の工程で製造された薄膜シートをプローブカードに取り付ける工程を説明する要部断面図である。 図27に続く薄膜シートをプローブカードに取り付ける工程を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シート中に形成された配線のレイアウトを説明する説明図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードと比較したプローブカードの下面の要部平面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードの下面の要部平面図である。 本発明の実施の形態4であるプローブカードの下面の要部平面図である。
符号の説明
1 多層配線基板(第1配線基板)
2 薄膜シート(第1シート)
3 プランジャ
3A ばね
4 押さえリング
5 開口部
6 接着リング
7、7A、7B、7C、7D、7P プローブ(接触端子)
8 ポゴ座
9 押圧具(押圧機構)
10 チップ(チップ領域)
11、12 パッド(テストパッド(第1電極))
14、15 画素電極
16 ガラス基板
17 液晶層
18 ガラス基板
21A、21B、21C、21D 金属膜
22 ポリイミド膜
23 配線(第2配線)
23G 配線(第3配線)
23M 配線
23P 配線(第4配線)
23P2 配線
23S 配線(第2配線)
23V、23W 配線
24 スルーホール(第1位置)
24A スルーホール
25、25A ポリイミド膜
26 配線(第2配線)
27 ポリイミド膜
28 スルーホール
31 ウエハ
32 酸化シリコン膜
33 穴
34 酸化シリコン膜
35、37、38、42、43 導電性膜
45 エラストマ
46 ポリイミドシート
51 ジャンパー線
CHD カードホルダ
FGR フロッグリング
IA 中心領域
OA 外周領域
PGP ポゴピン
POS1、POS2 位置
PSL 領域
SB 補助基板
THA 領域
THD テスタヘッド
WH ウエハ

Claims (29)

  1. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
    (b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線の周囲に配置され基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線が形成され、前記複数の第2配線および前記第3配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
    (c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第3配線は、前記第2配線と同じ配線層で形成されている。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記基準電位は、接地電位である。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記(c)工程において、前記複数の第2配線には電気信号が伝達される。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
  6. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
    (b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
    (c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
    ここで、前記複数の第2配線のうち、電源が同一系統である複数の第4配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
  7. 請求項6記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
  8. 請求項6記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
  9. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
    (b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
    (c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
    ここで、前記複数の第2配線のうち、同じ電気信号が伝達される複数の第5配線は、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
  10. 請求項9記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第2位置における前記第5配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
  11. 請求項10記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記(c)工程において、前記複数の接触端子は2つの前記チップ領域に配置された前記複数の第1電極と接触する。
  12. 請求項9記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第5配線の周囲には、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線が形成されている。
  13. 請求項12記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記基準電位は、接地電位である。
  14. 請求項9記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
  15. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
    (b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
    (c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
    ここで、前記複数の第2配線は複数層の配線層で形成され、
    前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線および信号伝達を行う複数の第5配線を含み、
    前記複数の第4配線は、第1配線層に形成され、
    前記複数の第5配線は、前記第1配線層とは異なる第2配線層に形成されている。
  16. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記(c)工程において、前記複数の接触端子は2つの前記チップ領域に配置された前記複数の第1電極と接触する。
  17. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第4配線のうち、電源が同一系統であるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
  18. 請求項17記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
  19. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第5配線のうち、同じ電気信号が伝達されるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
  20. 請求項19記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第2位置における前記第5配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
  21. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第4配線は、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線を含む。
  22. 請求項21記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記基準電位は、接地電位である。
  23. 請求項15記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
  24. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
    (b)複数の第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し、前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された領域を裏面より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
    (c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
    ここで、前記複数の第2配線は、電源供給を行う複数の第4配線を含み、
    1つの前記第4配線は、電源が同一系統である2つ以上の前記第1配線と電気的に接続されている。
  25. 請求項24記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第4配線のうち、電源が同一系統であるものは、前記接触端子と接続する第1位置からの延在方向上の第2位置で互いに接続および一体化したパターンを有する。
  26. 請求項25記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第2位置における前記第4配線は、前記第1位置より相対的に大きな幅を有する。
  27. 請求項24記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第4配線は、基準電位と電気的に接続する1つ以上の第3配線を含む。
  28. 請求項27記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記基準電位は、接地電位である。
  29. 請求項24記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路は、高周波数で動作する。
JP2005194561A 2005-07-04 2005-07-04 半導体集積回路装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4729348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005194561A JP4729348B2 (ja) 2005-07-04 2005-07-04 半導体集積回路装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005194561A JP4729348B2 (ja) 2005-07-04 2005-07-04 半導体集積回路装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007010600A true JP2007010600A (ja) 2007-01-18
JP4729348B2 JP4729348B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=37749299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005194561A Expired - Fee Related JP4729348B2 (ja) 2005-07-04 2005-07-04 半導体集積回路装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4729348B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300481A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Micronics Japan Co Ltd 半導体検査装置
US7688086B2 (en) 2005-11-11 2010-03-30 Renesas Technology Corp. Fabrication method of semiconductor integrated circuit device and probe card
KR20180116823A (ko) * 2017-04-18 2018-10-26 삼성전자주식회사 프로브 및 이를 포함하는 프로브 카드

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01128381A (ja) * 1987-11-12 1989-05-22 Fujitsu Ltd Lsiウエハの試験方法
JPH09269350A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Enplas Corp 表示パネル検査用コンタクト装置
JPH10300783A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Mitsubishi Materials Corp コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置
JP2000150594A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Hitachi Ltd 接続装置および押さえ部材付配線フィルムの製造方法並びに検査システムおよび半導体素子の製造方法
JP2001326259A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Advantest Corp プローブカードおよびその製造方法
JP2002033358A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Hoya Corp ウエハ一括コンタクトボード及びその製造方法
JP2005136246A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01128381A (ja) * 1987-11-12 1989-05-22 Fujitsu Ltd Lsiウエハの試験方法
JPH09269350A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Enplas Corp 表示パネル検査用コンタクト装置
JPH10300783A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Mitsubishi Materials Corp コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置
JP2000150594A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Hitachi Ltd 接続装置および押さえ部材付配線フィルムの製造方法並びに検査システムおよび半導体素子の製造方法
JP2001326259A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Advantest Corp プローブカードおよびその製造方法
JP2002033358A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Hoya Corp ウエハ一括コンタクトボード及びその製造方法
JP2005136246A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7688086B2 (en) 2005-11-11 2010-03-30 Renesas Technology Corp. Fabrication method of semiconductor integrated circuit device and probe card
JP2008300481A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Micronics Japan Co Ltd 半導体検査装置
KR20180116823A (ko) * 2017-04-18 2018-10-26 삼성전자주식회사 프로브 및 이를 포함하는 프로브 카드
KR102252595B1 (ko) 2017-04-18 2021-05-17 삼성전자주식회사 프로브 및 이를 포함하는 프로브 카드

Also Published As

Publication number Publication date
JP4729348B2 (ja) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101250167B1 (ko) 반도체 집적 회로 장치의 제조 방법
JP4521611B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4825457B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP5065674B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2008205042A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4800007B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法およびプローブカード
JPWO2005122238A1 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP5191646B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4729348B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4919365B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP2007212472A (ja) 半導体集積回路の製造方法及びプローブカード
JP4755597B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP4940360B2 (ja) プローブカードおよび検査装置
JP2008002984A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法およびプローブカード
JP4769474B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2008008774A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2010266467A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2007121152A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法およびプローブカードの製造方法
JP2009250697A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法およびメンブレン型のプローブ・カード
JP2010210463A (ja) プローブカード、プローブカードの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法
JP4716454B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP2008010561A (ja) プローブの位置合わせ方法およびウエハステージ制御方法
JP2007212471A (ja) 半導体集積回路の製造方法及びプローブカード
JP2008294373A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009123797A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080623

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees