JPH10300783A - コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置 - Google Patents

コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置

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JPH10300783A
JPH10300783A JP11164697A JP11164697A JPH10300783A JP H10300783 A JPH10300783 A JP H10300783A JP 11164697 A JP11164697 A JP 11164697A JP 11164697 A JP11164697 A JP 11164697A JP H10300783 A JPH10300783 A JP H10300783A
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power supply
contact probe
film
probe
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JP11164697A
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Toshinori Ishii
利昇 石井
Akira Tai
晶 戴
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流を流すことができる幅広の電源ライン
の設計自由度が増して、電源ラインの発熱を効率的に発
散させて、断線を防止できるコンタクトプローブおよび
それを備えたプローブ装置を提供する。 【解決手段】 複数のパターン配線3がフィルム2上に
形成され、かつこれらのパターン配線3の各先端が前記
フィルム2から突出状態に配されてコンタクトピン3a
とされるコンタクトプローブ1であって、フィルム2の
前記複数のパターン配線3側の面に、所定の複数の電源
ライン17aからなる電源層17が積層されており、各
電源ライン17aは所定のパターン配線3に接続されて
いる。電源ライン層17をパターン配線3に対して立体
的に設けることにより、大電流を流すことのできる幅広
の電源ライン17aを容易に設けることができ、電源ラ
イン17aでの電気抵抗が低減するとともに、その発熱
が空気中へ発散しやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、半導体ICチップ等の各
端子に接触して電気的なテストを行うコンタクトプロー
ブおよびこれを備えたプローブ装置(プローブカード)
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップの各端子に接触させて電気的なテストを行
うために、コンタクトピンが用いられている。近年、I
Cチップ等の高集積化および微細化に伴って電極である
コンタクトパッドが狭ピッチ化されるとともに、コンタ
クトピンの多ピン狭ピッチ化が要望されている。しかし
ながら、コンタクトピンとして用いられていたタングス
テン針のコンタクトプローブでは、タングステン針の径
の限界から多ピン狭ピッチへの対応が困難になってい
た。
【0003】これに対して、図25に示すように、例え
ば、特公平7−82027号公報に、複数のパターン配
線601が樹脂フィルム600上に形成され、これらの
パターン配線601の各先端が前記樹脂フィルム600
から突出状態に配されてコンタクトピン601aとされ
るコンタクトプローブの技術が提案されている。符号6
02はICチップ等に駆動電流を供給するための電源ラ
インを示しており、この電源ライン602は、パターン
配線601よりも幅広であり、パターン配線601と同
一面上に並設されている。このようなコンタクトプロー
ブでは、複数のパターン配線601の先端をコンタクト
ピン601aとすることによって、多ピン狭ピッチ化を
図るとともに、複雑な多数の部品を不要とするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように平面状の
コンタクトプローブにおいて、ICチップ等を駆動する
ための電流ラインは、パターン配線とともに樹脂フィル
ム上に平面的に並設されていた。ところで、特に大電流
が流れる電源ラインは他の電源ラインよりも幅寸法を大
きく設定しなければならないが、幅広の電源ラインを設
けることはスペース的に困難であり、必然的に、電源ラ
インに流す電流値は制約を受け、大電流に対処するには
困難が伴うという問題点がある。
【0005】一方、狭幅の電源ラインに大電流を無理に
流そうとすると、電気抵抗が増大するために、この電源
ラインでの発熱量が大きくなって断線したり、また、電
源ラインはパターン配線と同一平面上に設けられ、密集
しているので、特に電源ラインからの発熱を効率的に逃
がすことができず、結果的に、電源ラインに断線が発生
するのは避けられない。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、電源ラインをパターン配線
に対して立体的に設けることにより、電源ラインの設計
自由度が増して、大電流に対処できる幅広の電源ライン
を容易に設けることができるとともに、電源ラインの発
熱を低減しかつこの発熱を効率的に発散させて、断線を
防止できるコンタクトプローブおよびそれを備えたプロ
ーブ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。請求項1に記載の
発明は、複数のパターン配線がフィルム上に形成され、
かつこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクト
プローブであって、前記フィルムの前記複数のパターン
配線側の面に、所定の複数の電源ラインからなる電源層
が積層されており、各電源ラインは所定のパターン配線
にそれぞれ接続されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明においては、電源層をコンタクトプ
ローブのパターン配線とは同一平面上ではなく立体的に
設けることにより、特に大電流を流すことのできる幅広
の電源ラインの設計自由度が増して、設計が容易にな
る。また、電源ラインでの電気抵抗ひいては発熱が低減
する上に、この発熱が空気中へ容易に発散し、電源ライ
ンの断線を防止できる。ここで、前記電源ラインとパタ
ーン配線との接続方法は、バンプを介して行うものや、
バイアホール内の導電性材料を介して行うものや、異方
性導電シートを介して行うものや、ワイヤを介して行う
ことができる。また、前記電源ラインを、Cu,Cu合
金,NiおよびNi合金のいずれかから構成することが
できる。
【0009】また、請求項7に記載の発明のように、前
記電源層上に樹脂フィルム層を積層することにより、コ
ンタクトプローブがクランプ部材によりクランプされる
場合に、前記樹脂フィルムにより電源層を絶縁して、電
源層と前記クランプ部材との導通を防止できる。ここ
で、請求項8に記載の発明のように、前記樹脂フィルム
層上に、前記電源ラインのグラウンド用金属層を積層す
ることができる。
【0010】請求項9に記載の発明のように、前記フィ
ルムの前記パターン配線が設けられた面とは反対側の面
に、金属層が積層することより、該金属層は、グランド
として用いることができ、それにより、コンタクトプロ
ーブの先端近くまでインピーダンスマッチングをとる設
計が可能となり、高周波域でのテストを行う場合にも反
射雑音による悪影響を防ぐことができる。すなわち、プ
ローバと呼ばれるテスターからの伝送線路の途中で基板
配線側とコンタクトピンとの間の特性インピーダンスが
合わないと反射雑音が生じ、その場合、特性インピーダ
ンスの異なる伝送線路が長ければ長いほど大きな反射雑
音が生じるという問題がある。反射雑音は信号歪とな
り、高周波になると信号電送劣化の原因になり易い。本
コンタクトプローブでは、前記金属層をグランドとして
用いることによりコンタクトピン先の近くまで基板配線
側によって特性インピーダンスを合わせることができ、
反射雑音による信号電送劣化を抑えることができる。
【0011】また、コンタクトプローブでは、前記フィ
ルムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム
等であっても、該フィルムには、金属層が直接張り付け
られているため、該金属層によって前記フィルムの伸び
が抑制される。すなわち、各コンタクトピンの間隔にず
れが生じ難くなり、コンタクトピンがパッドに正確かつ
高精度に当接させられる。したがって、パッド以外の場
所にコンタクトピンが当接することによりスクラブが良
好に行われなかったり、パッドに対するコンタクトピン
の基端部または先端部の角度が所望の値から外れたりす
ることがない。
【0012】請求項10に記載のコンタクトプローブで
は、前記金属層には、樹脂フィルムが直接張り付けられ
ている技術が採用される。コンタクトプローブでは、前
記金属層に樹脂フィルム層が直接張り付けられているた
め、メカニカルパーツによるコンタクトプローブの組み
込み時の締付けに対して緩衝材となるという作用効果を
得ることができる。したがって、組み込み時にパターン
配線に与えるダメージを軽減することができるという作
用効果を得ることができる。
【0013】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項10に記載のコンタクトプローブを、前記パター
ン配線の各基端に接続される端子を有する基板に固定し
てなるものであり、ICプローブ用のプローブ装置を提
供できる。
【0014】請求項12に記載のプローブ装置は、請求
項11に記載のプローブ装置において、前記フィルムか
ら前記コンタクトピンよりも短く突出する強弾性フィル
ムを備えていることを特徴とするものである。
【0015】このプローブ装置では、前記強弾性フィル
ムが設けられ、該強弾性フィルムがコンタクトピンの先
端を上方から押さえるため、ピン先端が上方に湾曲した
ものが存在しても、パッドに確実に接触させることがで
き、各ピンに均一な接触圧が得られる。また、従来のプ
ローブ装置では、湾曲したピンを含む全部のピンを接触
させようとしてコンタクトピンに過剰な接触圧を与えて
しまい、パッドの下地まで傷つけることがあったが、本
発明のプローブ装置では、接触圧が均一化されるため、
このような問題が生じない。また、パッドにコンタクト
ピンを確実に当接させることができるところから、接触
不良による測定ミスをなくすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第一の実施形態を図1乃至図8を参照しながら
説明する。これらの図にあって、符号1はコンタクトプ
ローブ、2は樹脂フィルム、3はパターン配線を示して
いる。
【0017】先ず、本実施形態のコンタクトプローブ1
の概略は、図2および図3に示すように、ポリイミドの
樹脂フィルム2の片面に金属で形成されるパターン配線
3を張り付けた構造となっており、前記樹脂フィルム2
の端部から前記パターン配線3の先端が突出してコンタ
クトピン3aとされている。符号4は、後述する位置合
わせ穴である。なお、図2および図3では、後述する電
源層17は不図示となっている。そして、図4および図
5に示すように、樹脂フィルム2の複数のパターン配線
3側の面に、電源層17および樹脂層(例えばポリイミ
ド樹脂フィルム)13からなる二層テープが接着剤層1
2を介して介して積層されている。電源層17は所定の
複数の電源ライン(パターン)17aからなり、各電源
ライン17aは所定のパターン配線3にバンプ14を介
して電気的に接続されている。このように、図示しない
IC等を駆動するための電源層17(各電源ライン17
a)は、パターン配線3とは同一平面上にはなく、立体
的に設けられている。
【0018】次に、図1乃至図5を参照して、前記コン
タクトプローブ1の作製工程について工程順に説明す
る。
【0019】〔ベースメタル層形成工程〕先ず、図1
(a)に示すように、ステンレス製の支持金属板5の上
に、Cu(銅)メッキによりベースメタル層6を形成す
る。 〔パターン形成工程〕このベースメタル層6の上にフォ
トレジスト層7を形成した後、図1(b)に示すよう
に、フォトレジスト層7に所定のパターンのマスク8を
施して露光し、図1(c)に示すように、フォトレジス
ト層7を現像して前記パターン配線3となる部分を除去
して残存するフォトレジスト層7に開口部7aを形成す
る。
【0020】なお、本例の形態においては、フォトレジ
スト層をネガ型フォトレジストによって形成している
が、ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部を形
成しても構わない。また、本実施の形態において、前記
フォトレジスト層7のように、フォトマスク8を用いた
露光・現像工程を経て、開口部7aが形成されたものを
使用したが、本発明ではこれに限定されるものではな
く、例えば、メッキ処理される箇所に予め孔が形成され
た(すなわち、予め、図1(c)の符号7で示すような
状態に形成されている)フィルム等でもよい。本願発明
において、このようなフィルム等を用いる場合には、本
実施の形態におけるパターン形成工程は不要である。
【0021】〔電解メッキ工程〕そして、図1(d)に
示すように、前記開口部7aに前記パターン配線3とな
るNiまたはNi合金層Nをメッキ処理により形成した
後、図1(e)に示すように、フォトレジスト層7を除
去する。
【0022】〔フィルム被着工程〕次に、図1(f)に
示すように、前記NiまたはNi合金層Nの上であっ
て、図に示した前記パターン配線3の先端、すなわち、
コンタクトピン3aとなる部分および窓11(図3参
照)となる部分以外に、前記樹脂フィルム2を接着剤2
aにより接着する。この樹脂フィルム2は、ポリイミド
樹脂PIに金属フィルム(金属層、本例では銅箔)50
0が一体に設けられた二層テープである。このフィルム
被着工程の前までに、二層テープのうちの銅箔500
に、写真製版技術を用いて銅エッチングを施して、グラ
ウンド面を形成しておく。そして、このフィルム被着工
程では、二層テープのうちの樹脂面PIを、接着剤2a
を介して前記NiまたはNi合金Nに被着させる。な
お、金属フィルム500は、銅箔に代えて、Ni合金で
もよい。また、この時に同時に窓部11(図3参照)が
形成されることになる。
【0023】〔分離工程〕そして、図1(g)に示すよ
うに、樹脂フィルム2とパターン配線3とベースメタル
層6とからなる部分を、支持金属板5から分離させた
後、Cuエッチおよび超音波洗浄を経て、樹脂フィルム
2にパターン配線3のみを接着させた状態とする。
【0024】〔金コーティング工程〕次に、露出状態の
パターン配線3に、図1(h)に示すように、Auメッ
キを施し表面にAuメッキ層Aを形成する。このとき、
樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コンタクトピ
ン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層Aが形成され
る。
【0025】次に、図4および図5に示すように、樹脂
層13と電源層17とが一体に設けられた二層テープ源
層を用意し、これに写真製版技術を用いて銅エッチング
を施すことにより、電源層17を所定の複数の電源ライ
ン17a(パワーラインや電源パターンともいう)に形
成する。なお、本例では、電源層17はCuで形成され
ているが、Cu合金、Ni,Ni合金のいずれかにより
形成してもよい。電源ライン17aが接続される所望の
パターン配線3の先端部に、バンプ14をそれぞれ複数
箇所(本例では8箇所)形成し、さらに、電源ライン1
7aの真下に所望のパターン配線3がくるように位置合
せし、電源ライン17aをバンプ14を介してパターン
配線3に接続する。なお、電源ライン17aのバンプ1
4による接続箇所は8箇所にかぎらず、1箇所や他の複
数箇所でもよい。バンプ14の材料としては、Au,C
u,はんだ等を挙げることができる。電源ライン17a
の接合技術としては、上記のようなバンプ14によるも
のに限らず、後述する図21、図22および図23にそ
れぞれ示すような、バイアホール(via hole)による
もの、異方性導電シート(テープ)によるもの、および
ワイヤボンディング方式によるものでもよい。また、上
述のように電源層17が二層テープの一部であるものに
限らず、図24に示すように、電源層17を単独で接着
剤層12を介してパターン配線3に積層してもよい。
【0026】本実施形態のコンタクトプローブ1におい
ては、電源層17をコンタクトプローブ1のパターン配
線3とは同一平面上ではなく立体的に設けることによ
り、特に大電流を流すことのできる幅広の電源ライン1
7aの設計自由度の制約が低減して、設計自由度が増
す。これにより、電源ライン17aでの電気抵抗が低減
して発熱量が低減するとともに、電源ライン17a自身
の発熱が空気中へ効率的に発散し、電源ライン17aの
断線を防止できる。以上の工程により、図5に示すよう
な、樹脂フィルム2にパターン配線3を接着させ、かつ
電源層17を有するたコンタクトプローブ1が作製され
る。
【0027】図3は、前記コンタクトプローブ1をIC
プローブとして所定形状に切り出したものを示す図であ
り、図5は図3のC−C線断面図である。図3および図
5に示すように、コンタクトプローブ1の樹脂フィルム
2には、コンタクトプローブ1を固定するための孔9が
設けられ、また、パターン配線3から得られた信号を引
き出し用配線10を介してプリント基板20(図7参
照)に伝えるための窓11が設けられている。
【0028】次に、図6乃至図8を参照して、前記コン
タクトプローブ1をメカニカルパーツ60に組み込んで
プローブ装置(プローブカード)70にする構成につい
て説明する。なお、本実施形態に係るコンタクトプロー
ブ1は、全体が柔軟で曲げやすいため、プローブ装置に
組み込む際にフレキシブル基板として機能する。
【0029】前記メカニカルパーツ60は、マウンティ
ングベース(傾斜保持部材)30と、トップクランプ4
0と、ボトムクランプ50とからなっている。まず、プ
リント基板20の上にトップクランプ40を取付け、次
に、コンタクトプローブ1を取り付けたマウンティング
ベース30をトップクランプ40にボルト穴41にボル
ト42を螺合させて取り付ける(図8参照)。そして、
ボトムクランプ50でコンタクトプローブ1を押さえ込
むことにより、パターン配線3を一定の傾斜状態に保
ち、該パターン配線3の先端に位置するコンタクトピン
3aをICチップIに押しつける。
【0030】図7は、組立終了後のプローブ装置70を
示している。図8は、図7のE−E線断面図である。図
8に示すように、マウンティングベース30の下面32
は、接触面Paに対して0゜以上30゜以下の角度γで
漸次先端側に向けて下方に傾斜している。樹脂フィルム
2の先端側は、前記下面32に当接して下方に傾斜した
状態で支持され、コンタクトピン3aはICチップIに
接触している。
【0031】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ1の位置を調整するための位置決めピン
31が設けられており、この位置決めピン31をコンタ
クトプローブ1の前記位置合わせ穴4に挿入することに
より、パターン配線3とICチップIとを正確に位置合
わせすることができるようになっている。コンタクトプ
ローブ1に設けられた窓11の部分のパターン配線3
に、ボトムクランプ50の弾性体51を押しつけて、前
記引き出し用配線10をプリント基板20の電極21に
接触させ、パターン配線3から得られた信号を電極21
を通して外部に伝えることができるようになっている。
【0032】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70をプローバに装着するとともにテ
スターに電気的に接続し、所定の電気信号をパターン配
線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチップ
Iに送ることによって、該ICチップIからの出力信号
がコンタクトピン3aからテスターに伝送され、ICチ
ップIの電気的特性が測定される。
【0033】なお、上記の第一の実施形態においては、
コンタクトプローブ1をプローブカードであるプローブ
装置70に適用したが、他の測定用治具等に採用しても
構わない。例えば、ICチップを内側に保持して保護
し、ICチップのバーンインテスト用装置等に搭載され
るICチップテスト用ソケット等に適用してもよい。
【0034】次に、図9および図10を参照して、第二
の実施形態について説明する。本実施形態のコンタクト
プローブ200は、第一の実施形態において、電源層1
7上に、樹脂フィルム層18(例えばポリイミド樹脂)
を積層することにより、この樹脂フィルム層18により
電源層17を絶縁することができる。また、樹脂フィル
ム層18上に、電源ライン17aのグラウンド用金属層
19が積層されている。なお、符号201は、第一の実
施形態の符号2に相当する樹脂フィルムである。そし
て、このコンタクトプローブ200は樹脂層30aを介
してマウンティングベース30に固定されている。
【0035】次に、図11を参照して、第三の実施の形
態について説明する。ところで、上記第二の実施の形態
(図9および図10参照)において説明した、コンタク
トプローブ200におけるコンタクトピン3aは、その
先端が正常な先端Sの他に、上方に湾曲した先端S1や
下方に湾曲した先端S2が生じることがあった。この場
合、図10に示すように、コンタクトピン3aをICチ
ップIに押しつけても、正常な先端S1および下方に湾
曲した先端S2は、ICチップIに接触するが、上方に
湾曲した先端S1は、仮に接触したとしても十分な接触
圧が得られないことがあった。このことから、コンタク
トピン3aのICチップIに対する接触不良が発生し正
確な電気テストが行えないことがあった。また、テスト
時に所望の接触圧を得るためにコンタクトピン3aの押
し付け量を増減させるが、大きな接触圧を得るためには
大きな押し付け量が必要となるものの、針の形状からそ
の量には限度があり、大きな接触圧を得られないことが
あった。
【0036】そこで、第三の実施の形態では、図11に
示すように、コンタクトピン3aの上方に湾曲した先端
S1と下方に湾曲した先端S2とを正常な先端Sと整列
させるため、樹脂フィルム201の上部に有機または無
機材料からなる強弾性フィルム400を、コンタクトピ
ン3aの先端部が樹脂フィルム201から突出する側
に、コンタクトピン3aよりも短く突出するように重ね
合わせたものである。強弾性フィルム400は、有機材
料であれば、セラミックまたはポリエチレンテレフタレ
ートからなり、無機材料であれば、セラミック、特にア
ルミナ製フィルムからなることが好ましい。
【0037】そして、コンタクトピン3aをICチップ
Iに押し当てると、強弾性フィルム400がコンタクト
ピン3aを上方から押さえ、前記上方に湾曲した先端S
1であってもICチップIの端子に確実に接触する。こ
れにより、各コンタクトピン3aに均一な接触圧が得ら
れ、接触不良による測定ミスをなくすことができる。
【0038】さらに、強弾性フィルム400からのコン
タクトピン3aの突出量を変化させることにより、コン
タクトピン3aを押しつけたときにコンタクトピン3a
を上から押さえるタイミングを変えることが可能とな
り、所望の押しつけ量で所望の接触圧を得ることができ
る。
【0039】上記第三の実施形態におけるプローブ装置
においては、強弾性フィルム400が設けられ、該強弾
性フィルム400がコンタクトピン3aの先端を上方か
ら押さえるため、ピン3a先端が上方に湾曲したものが
存在しても、端子に確実に接触させることができ、各ピ
ン3aに均一な接触圧が得られる。したがって、このよ
うなプローブ装置の全コンタクトピン3aのうち数本に
上方に湾曲したものS1が含まれていたとしても端子に
接触する時のピン位置は、強弾性フィルム400により
矯正され、全ピン位置が整列されるため、結局のとこ
ろ、全ピンの端子に対する角度を所望の値に保持させる
ことが可能となる。また、従来のプローブ装置では、湾
曲したピン3aを含む全部のピン3aを接触させようと
してコンタクトピン3aに過剰な接触圧を与えてしま
い、パッドの下地まで傷つけることがあったが、本実施
の形態のプローブ装置では、接触圧が均一化されるた
め、このような問題が生じない。
【0040】次に、図12および図13を参照して、第
四の実施形態について説明する。図12に示すように、
上記第二の実施形態において説明した、コンタクトプロ
ーブ200の樹脂フィルム201は、例えばポリイミド
樹脂からなっているため、水分を吸収して伸びが生じ、
コンタクトピン3a,3a間の間隔tが変化することが
あった。そのため、コンタクトピン3aがICチップI
の所定位置に接触することが不可能となり、正確な電気
テストを行うことができないという問題があった。な
お、図12では、電源層17、樹脂フィルム層18およ
びグラウンド用金属層19は不図示となっている。
【0041】そこで、第四の実施形態では、図13に示
すように、前記樹脂フィルム201の上に金属フィルム
500を張り付け、湿度が変化してもコンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を少なくし、これにより、コ
ンタクトピン3aをICチップ(不図示)の端子の所定
位置に確実に接触させることとした。なお、金属フィル
ム500は、Ni、Ni合金、CuまたはCu合金のう
ちいずれかのものが好ましい。
【0042】上記第四の実施形態におけるプローブ装置
においては、前記樹脂フィルム201に、金属フィルム
500が直接張り付けられているため、該金属フィルム
500は、グラウンドとして用いることができ、それに
より、プローブ装置の先端近くまでインピーダンスマッ
チングをとる設計が可能となり、高周波域でのテストを
行う場合にも反射雑音による悪影響を防ぐことができる
という作用効果を得ることができる。また、該金属フィ
ルム500によって前記樹脂フィルム201の伸びが抑
制される。すなわち、各コンタクトピン3aの間隔t
(図12参照)にずれが生じ難くなり、コンタクトピン
3aが端子に正確かつ高精度に当接させられる。なお、
本例では、金属フィルム500を設けた後に、電源層1
7を設ける工程(図4参照)を行う。
【0043】次に、図14を参照して、第五の実施形態
について説明する。すなわち、上記第四の実施形態のよ
うに、樹脂フィルム201の上に金属フィルム500を
張り付けると共に、上記第三の実施形態のように強弾性
フィルム400を使用したものであり、これにより、コ
ンタクトピン3a先端の湾曲によらず均一な接触圧が得
られると共に、コンタクトピン3a,3a間の間隔t
(図12参照)の変化を最小限に抑えて電気テストを正
確に行えるものである。
【0044】次に、図15および図16を参照して、第
六の実施形態について説明する。図15に示すように、
樹脂フィルム201の上に張り付けられた金属フィルム
500の上にさらに第二の樹脂フィルム202を張り付
ける構成を採用し、図16に示すように、この第二の樹
脂フィルム202の上に強弾性フィルム400を設けた
ものである。ここで、上記第五の実施形態と異なり、第
二の樹脂フィルム202を設けたのは、金属フィルム5
00とマウンティングベース30とのショートを防ぐた
めである。また、第二の樹脂フィルム202を設けるこ
とで、金属フィルム500の表面が覆われることにな
り、大気中での酸化の進行を有効に抑えることができ
る。
【0045】次に、図17および図18を参照して、第
七の実施形態について説明する。上記第三、五および六
の実施形態では、使用中は、強弾性フィルム400がコ
ンタクトピン3aに押圧接触しており、繰り返しの使用
により強弾性フィルム400とコンタクトピン3aの摩
擦が繰り返され、これによる歪みが蓄積されると、コン
タクトピン3aが左右に曲がり、接触点がずれることが
あった。
【0046】そこで、第七の実施形態では、図17に示
すように、前記樹脂フィルム201を従来よりも幅広な
フィルム201aとするとともに、コンタクトピン3a
の金属フィルム500からの突出長さをX1、幅広樹脂
フィルム201aの金属フィルム500からの突出長さ
をX2とすると、X1>X2とする構成を採用した。そ
して、図18に示すように、前記強弾性フィルム400
を幅広樹脂フィルム201aよりも短く突出するように
重ねて使用すると、強弾性フィルム400は、柔らかい
幅広樹脂フィルム201aに接触し、コンタクトピン3
aとは直接接触しないため、コンタクトピン3aが左右
に曲がることが防止できる。
【0047】上記第七の実施形態におけるプローブ装置
においては、前記幅広フィルム201aが前記強弾性フ
ィルム400よりも先端側に長く形成されて強弾性フィ
ルム400がコンタクトピン3aを押圧するときに緩衝
材となるため、繰り返し使用しても、強弾性フィルム4
00との摩擦によりコンタクトピン3aが歪んで湾曲す
ること等がなく、パッドに対して安定した接触を保つこ
とができる。
【0048】次に、図19および図20を参照して、第
八の実施の形態について説明する。金属フィルム500
の上に第二の樹脂フィルム202を張り付け、その場
合、コンタクトピン3aの金属フィルム500からの突
出長さをX1、幅広樹脂フィルム201aの金属フィル
ム500からの突出長さをX2とすると、X1>X2の
関係になるように構成する。そして、図20に示すよう
に、第二の樹脂フィルム202の上に設ける強弾性フィ
ルム400は、幅広樹脂フィルム201aよりも短く突
出するように重ねるようにする。
【0049】図21は電源層17をパターン配線3に接
続するための他の技術を示す。すなわち、図21に示す
ように、接着剤層12と電源層17(電源ライン17a
となる部分)とが一体に設けられた二層テープを用意
し、先ず、写真製版技術を用いて銅エッチングを施し
て、所定のパターンとしての電源ライン17aを形成す
る。また、電源ライン17aおよび接着剤層12にバイ
アホール15を形成する。前記二層テープをその電源ラ
イン17aが所望のパターン配線3の真上に位置決め
し、接着剤層12を介して、電源ライン17aをパター
ン配線3に接合する。ここで、バイアホール15内に導
電性ペースト15aを設け、これを固化して導電性材料
15aとし、この導電性材料15aを介して電源ライン
17aをパターン配線3に接続する。バイアホール15
の溝長により、電源ライン17aのパターン配線13へ
の接続長さを自由に設定できる。
【0050】図22は電源層17をパターン配線3に接
続させるためのさらに他の技術を示す。図22(a)に
示すように、本例では、電源ライン17aとパターン配
線3とは異方性導電シート(テープ)16により接合す
るものである。すなわち、電源ライン17aとパターン
配線3が合うように異方性導電シート16を位置決め
し、この状態で異方性導電シート16をパターン配線3
に接近させ、両者が接触した時点で熱圧着により押付け
る。ここで、熱圧着前は異方性導電シート16中には導
電粒子16aが多数存在し、ほぼランダムに位置してい
る。
【0051】図22(b)に示すように、熱圧着を行う
と、導電粒子16aが図に示すように、パターン配線3
と電源ライン17aとが一致する場所においてのみ押し
潰されるため、垂直方向の電気伝導のみを許容し、平行
方向の電気伝導は起こらない。したがって、パターン配
線3と電源ライン17aとの間に導電粒子16aを介し
て電気伝導が起こり、両者が電気的に接続されることに
なる。ここで、上記の異方性導電シート16を用いたた
め、パターン配線3と電源ライン17aとの位置合わせ
において、パターン配線3と隣のパターン配線3とのピ
ッチ差以上の位置合わせずれが生じなければ、電源ライ
ン17aと所望のパターン配線3との電気的接続は可能
となり、電源ライン17aとパターン配線3との位置合
わせ許容度が増し、両者の電気的接続が容易になるとと
もに、異方性導電シート16の粘着力により両者の機械
的接続も同時に可能となる。
【0052】図23は、ワイヤボンディング技術を用い
て電源層17をパターン配線3に接続させる技術を示
す。すなわち、図22に示すように、電源ライン17a
の先端部と所望のコンタクトピン3aとにワイヤ(Al
やAu等)22の端部を熱圧着して、双方を電気的に接
続する。この技術によれば、コンタクトピン3aを太い
電源ライン17aに容易に接続できる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、電源ラインをコンタクトプロー
ブのパターン配線とは同一平面上ではなく立体的に設け
ることにより、特に大電流を流すことのできる幅広の電
源ラインの設計自由度が増して、設計が容易になる。ま
た、電源ラインでの電気抵抗が低減する上に、電源ライ
ン自身の発熱が空気中へ容易に発散し、電源ラインの断
線を防止できる。
【0054】ここで、前記電源ラインとパターン配線と
の接続方法は、バンプを介して行うものや、バイアホー
ルを介して行うものや、異方性導電シートを介して行う
ものや、ワイヤを介して行うことができる。バイアホー
ルによるものでは、その溝長により電源ラインとパター
ン配線との接触長さを自由に調節でき、一方、異方性導
電シートによるものでは、電源ラインとパターン配線と
の位置合わせ許容度が増し、両者の電気的接続が容易に
なる。さらに、ワイヤボンディング方式によるもので
は、コンタクトピンを太い電源ラインに容易に接続でき
る。請求項6のように、前記電源ラインを、Cu,Cu
合金,NiおよびNi合金のいずれかから構成すること
ができる。
【0055】請求項7に記載の発明は、前記電源層上に
樹脂フィルム層を積層することにより、コンタクトプロ
ーブがクランプ部材によりクランプされる場合に、前記
樹脂フィルムにより電源層を絶縁して、電源層と前記ク
ランプ部材との導通を防止できる。請求項8に記載の発
明は、前記樹脂フィルム層上に、前記電源ラインのグラ
ウンド用金属層が積層することができる。
【0056】請求項9に記載の発明は、前記フィルムの
前記配線パターンが設けられた面とは反対側の面に、金
属層が積層することより、該金属層は、グランドとして
用いることができ、それにより、コンタクトプローブの
先端近くまでインピーダンスマッチングをとる設計が可
能となり、高周波域でのテストを行う場合にも反射雑音
による悪影響を防ぐことができる。すなわち、プローバ
と呼ばれるテスターからの伝送線路の途中で基板配線側
とコンタクトピンとの間の特性インピーダンスが合わな
いと反射雑音が生じ、その場合、特性インピーダンスの
異なる伝送線路が長ければ長いほど大きな反射雑音が生
じるという問題がある。反射雑音は信号歪となり、高周
波になると信号電送劣化の原因になり易い。本コンタク
トプローブでは、前記金属層をグランドとして用いるこ
とによりコンタクトピン先の近くまで基板配線側によっ
て特性インピーダンスを合わせることができ、反射雑音
による信号電送劣化を抑えることができる。
【0057】また、コンタクトプローブでは、前記フィ
ルムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム
等であっても、該フィルムには、金属層が直接張り付け
られているため、該金属層によって前記フィルムの伸び
が抑制される。すなわち、各コンタクトピンの間隔にず
れが生じ難くなり、コンタクトピンがパッドに正確かつ
高精度に当接させられる。したがって、パッド以外の場
所にコンタクトピンが当接することによりスクラブが良
好に行われなかったり、パッドに対するコンタクトピン
の基端部または先端部の角度が所望の値から外れたりす
ることがない。
【0058】請求項10に記載の発明は、前記金属層に
樹脂フィルム層が直接張り付けられているため、メカニ
カルパーツによるコンタクトプローブの組み込み時の締
付けに対して緩衝材となるという作用効果を得ることが
できる。したがって、組み込み時に配線パターンに与え
るダメージを軽減することができるという作用効果を得
ることができる。
【0059】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項10に記載のコンタクトプローブを組み込んだ、
ICプローブ用のプローブ装置を提供できる。
【0060】請求項12に記載のプローブ装置では、強
弾性フィルムがコンタクトピンの先端を上方から押さえ
るため、ピン先端が上方に湾曲したものが存在しても、
パッドに確実に接触させることができ、各ピンに均一な
接触圧が得られる。また、従来のプローブ装置では、湾
曲したピンを含む全部のピンを接触させようとしてコン
タクトピンに過剰な接触圧を与えてしまい、パッドの下
地まで傷つけることがあったが、本発明のプローブ装置
では、接触圧が均一化されるため、このような問題が生
じない。また、パッドにコンタクトピンを確実に当接さ
せることができるところから、接触不良による測定ミス
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第一の実
施形態における製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図2】 本発明に係るコンタクトプローブの第一の実
施形態を示す要部斜視図であり、電源層は不図示となっ
ている。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブの第一の実
施形態を示す平面図であり、電源層は不図示となってい
る。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブの第一の実
施形態において、電源層がバンプを介してパターン配線
に接続されている状態を示す図である。
【図5】 図3のC−C線断面図である。
【図6】 本発明に係わるコンタクトプローブの第一の
実施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す分解斜
視図である。
【図7】 本発明に係るコンタクトプローブの第一の実
施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す要部斜視
図である。
【図8】 図7のE−E線断面図である。
【図9】 本発明に係るコンタクトプローブの第二の実
施形態の側面図である。
【図10】 本発明に係るプローブ装置の第二の実施形
態の側面図である。
【図11】 本発明に係るプローブ装置の第三の実施形
態におけるプローブ装置を示す側面図である。
【図12】 本発明に係るコンタクトプローブの第四の
実施形態に係る横断面図である。
【図13】 本発明に係るコンタクトプローブの第四の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図14】 本発明に係るプローブ装置の第五の実施形
態におけるプローブ装置を示す側面図である。
【図15】 本発明に係るプローブ装置の第六の実施形
態におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図16】 本発明に係るプローブ装置の第六の実施形
態におけるプローブ装置を示す側面図である。
【図17】 本発明に係るプローブ装置の第七の実施形
態におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図18】 本発明に係るプローブ装置の第七の実施形
態におけるプローブ装置を示す側面図である。
【図19】 本発明に係るプローブ装置の第八の実施形
態におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図20】 本発明に係るプローブ装置の第八の実施形
態におけるプローブ装置を示す側面図である。
【図21】 電源ライン17aをバイアホール15を介
して配線パターン3に接続するための技術を示す図であ
る。
【図22】 電源ライン17aを異方性導電シート16
を介して配線パターン3に接続するための技術を示す図
である。
【図23】 電源ライン17aをワイヤ22を介して配
線パターン3に接続するための技術を示す図である。
【図24】 パターン配線に電源層(二層テープの一部
ではない)が単独に積層されているものを示す図であ
る。
【図25】 従来のコンタクトプローブの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンタクトプローブ 2 フィルム(樹脂フィルム) 3 パターン配線 3a コンタクトピン 12 接着剤層 13 樹脂層 14 バンプ 15 バイアホール 15a 導電性材料 16 異方性導電シート 16a 導電粒子 17 電源層 17a 電源ライン 18 樹脂フィルム 19 金属層 3a コンタクトピン 20 基板(プリント基板) 21 端子(電極) 30 傾斜保持部材(マウンティングベース) 32 下面 201 フィルム 201a フィルム(幅広フィルム) 202 第二のフィルム 400 強弾性フィルム 500 金属フィルム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線(3)がフィルム
    (2,201,201a)上に形成され、かつこれらの
    パターン配線(3)の各先端が前記フィルム(2,20
    1,201a)から突出状態に配されてコンタクトピン
    (3a)とされるコンタクトプローブ(1,200)で
    あって、 前記フィルム(2,201,201a)の前記複数のパ
    ターン配線(3)側の面に、所定の複数の電源ライン
    (17a)からなる電源層(17)が積層されており、
    各電源ライン(17a)は所定のパターン配線(3)に
    それぞれ接続されていることを特徴とするコンタクトプ
    ローブ。
  2. 【請求項2】 前記電源ライン(17a)はバンプ(1
    4)を介して前記パターン配線(3)に接続される請求
    項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 【請求項3】 前記電源ライン(17a)は、バイアホ
    ール(15)内の導電性材料(15a)を介して前記パ
    ターン配線(3)に接続される請求項1に記載のコンタ
    クトプローブ。
  4. 【請求項4】 前記電源ライン(17a)は異方性導電
    シート(16)を介して前記パターン配線(3)に接続
    される請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  5. 【請求項5】 前記電源ライン(17a)はワイヤ(2
    2)を介して前記パターン配線(3)に接続される請求
    項1に記載のコンタクトプローブ。
  6. 【請求項6】 前記電源ライン(17a)は、Cu,C
    u合金,NiおよびNi合金のいずれかからなる請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載のコンタクトプロ
    ーブ。
  7. 【請求項7】 前記電源層(17)上に樹脂フィルム層
    (18)が積層されている請求項1乃至請求項6のいず
    れか1項に記載のコンタクトプローブ。
  8. 【請求項8】 前記樹脂フィルム層(18)上に、前記
    電源ライン(17a)のグラウンド用金属層(19)が
    積層されている請求項7に記載のコンタクトプローブ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
    記載のコンタクトプローブ(200)において、前記フ
    ィルム(201,201a)の前記パターン配線(3)
    が設けられた面とは反対側の面に、金属層(500)が
    積層されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコンタクトプローブ
    (200)において、前記金属層(500)に樹脂フィ
    ルム層(202)が積層されていることを特徴とするコ
    ンタクトプローブ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか1
    項に記載のコンタクトプローブ(1)を、前記配線パタ
    ーン(3)の各基端に接続される端子(21)を有する
    基板(20)に固定してなるプローブ装置(70)。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプローブ装置(7
    0)において、 前記フィルム(201)から前記コンタクトピン(3
    a)よりも短く突出する強弾性フィルム(400)を備
    えていることを特徴とするプローブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010600A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
US7598100B2 (en) 2004-11-18 2009-10-06 Renesas Technology Corp. Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device
KR20130036457A (ko) * 2011-10-04 2013-04-12 솔브레인이엔지 주식회사 전기 접촉 구조물 및 이를 포함하는 전기 검사용 프로브 어셈블리

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