JP2008294373A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造技術を用いて形成された薄膜プローブを用いて行うプローブ検査において、接触端子とその接触端子が対応するテストパッドとを所望の接触圧力で接触させることのできる技術を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造工程のうち、プローブカードの複数のプローブをウエハの複数のチップ領域にそれぞれ形成された複数のパッドに接触させてチップ領域に形成された半導体素子の電気的検査を行う工程において、ウエハを検査ステージ30に吸着保持させる。ここで、検査ステージ30のウエハを吸着保持する面30aには、吸気経路に接続された複数の溝部36が形成され、複数の溝部36の溝幅は、ウエハの厚さの2倍以下の幅となるように構成するものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置の検査に適用して有効な技術に関するものである。
半導体装置の検査技術としてプローブ検査がある。このプローブ検査には、半導体装置あるいは半導体集積回路装置が所定の機能どおりに動作するか否かを確認する機能テストや、DC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するテスト等が含まれる。
プローブ検査は、一般に半導体検査装置(プローバと呼ばれる)が備えるステージ上に半導体チップ、あるいは半導体装置として個片化される前のウエハを保持させて、プローブカードと呼ばれる検査治工具が備える接触端子と、ウエハの各半導体チップ領域に形成されたチップ電極とを接触させて検査を行う。
このプローバの備えるステージ上にウエハを保持させる手段として、ステージ上に溝部を形成し、溝部とウエハに囲まれた空間を減圧することにより、ウエハをステージに吸着させる方法がある。
例えば、特開平11−40626号公報(特許文献1)には、試験装置のステージ上に半導体ウエハを真空吸着させる構成が開示されている。
特開平11−40626号公報
近年、半導体装置の多機能化が進行し、1個の半導体チップに複数の回路を作りこむことが進められている。また、半導体装置の製造コストを低減するために、半導体素子および配線を微細化して、チップの面積を小さくし、ウエハ1枚当たりの取得チップ数を増加することが進められている。
そのため、テストパッド(ボンディングパッド)数が増加するだけでなく、テストパッドの配置が狭ピッチ化し、テストパッドの面積も縮小されてきている。このようなテストパッドの狭ピッチ化に伴って、上記プローブ検査にカンチレバー状の接触端子を有するプローバを用いようとした場合には、接触端子をテストパッドの配置位置に合わせて設置することが困難になってしまう課題が存在する。
本発明者らは、半導体装置の製造技術を用いて形成された複数の接触端子を有するプローブカードを用いることにより、テストパッドが狭ピッチ化したチップに対してもプローブ検査が実現できる技術について検討している。その中で、本発明者らは、以下のような課題を見出した。
プローブ検査において、複数の接触端子を複数のテストパッドに接触させるためには、ステージ上の所定の位置にウエハを保持することが必要である。検査工程中にステージ上でウエハの位置がずれると、正確な検査を行うことができなくなる。
したがって、ステージ上に溝部を形成し、ウエハを吸着保持させる場合、ウエハの位置がずれないようにするためには、相当程度の吸着力が必要となる。この吸着力は、ウエハと接する溝部の表面積により決定される。このため、この溝部は少なくとも2〜5mm以上の溝幅で形成されている。
ところが、本発明者らの検討によれば、この溝部を減圧すると、このステージ上の溝部に対面接触するウエハの一部が溝部に倣って面外方向(すなわち、ウエハの厚さ方向)に変形することが判った。特に近年、半導体チップに対する薄型化の要求から、プローブ検査に供されるウエハの厚さは薄くなる傾向にある。ウエハの厚さが薄くなると、ウエハの剛性が低下するので、減圧時のウエハの変形量は大きくなる。
ウエハの一部が面外方向に変形した状態で、接触端子をテストパッドに接触させると、全ての接触端子を所定の接触圧力の範囲内で接触させることができなくなる。すなわち、ウエハの面外方向に変形した領域に形成されたテストパッドは、接触端子との接触圧力が小さくなる。あるいは、接触しない可能性がある。また、ウエハの面外方向に変形した領域に形成されたテストパッドを接触端子に接触させようとすると、面外方向に変形していない領域に形成されたテストパッドと接触端子との接触圧力は過剰に大きくなる。
接触端子とテストパッドとの接触圧力が小さい箇所では、接触抵抗が大きくなるので、所定の電気的特性を得ることができず、検査できなくなる可能性がある。また、接触端子とテストパッドとの接触圧力が大きい箇所では、テストパッド、あるいはウエハを構成する半導体チップ自体が損傷する可能性がある。
特に、薄型化したウエハのプローブ検査においては、テストパッド自体が薄く形成されるため、接触端子とテストパッドとを接触させる際のウエハには高い平坦性が要求される。
このため、ウエハが例えば数十μm程度面外方向に変形した場合であっても、接触端子とテストパッドとの接触圧力は、所定の接触圧力範囲から逸脱してしまう可能性がある。
本願に開示された一つの代表的な発明の目的は、半導体装置の製造技術を用いて形成された薄膜プローブを用いて行うプローブ検査において、半導体検査装置の接触端子と半導体ウエハのチップ領域の第1電極とを所望の接触圧力範囲内に接触させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、半導体装置の製造工程のうち、半導体ウエハを半導体検査装置の検査ステージに吸着保持した状態で、プローブカードの複数の接触端子を前記半導体ウエハの複数のチップ領域にそれぞれ形成された複数の第1電極に接触させて前記チップ領域に形成された半導体素子の電気的検査を行う工程において、
前記検査ステージの前記半導体ウエハを吸着保持する面には、吸気経路に接続された複数の溝部が形成され、前記複数の溝部の溝幅は、前記半導体ウエハの厚さの2倍以下の幅となるように構成するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、半導体装置の製造技術を用いて形成された薄膜プローブを用いて行うプローブ検査において、半導体検査装置の接触端子と半導体ウエハのチップ領域の第1電極とを所望の接触圧力範囲内で接触させることができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
ウエハとは、半導体装置の製造に用いる単結晶シリコン基板(一般にほぼ平面円形状)、SOI(Silicon On Insulator)基板、サファイア基板、ガラス基板、その他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの複合的基板をいう。また、本願において半導体装置というときは、シリコンウエハやサファイア基板等の半導体または絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Thin Film Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nematic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作られるもの等も含むものとする。
デバイス面とは、ウエハの主面であって、その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に対応するデバイスパターンが形成される面をいう。
薄膜プローブ(membrane probe)、薄膜プローブカード、または突起針配線シート複合体とは、検査対象と接触する接触端子(突起針)とそこから引き回された配線とが設けられ、その配線に外部接触用の電極が形成された薄膜をいい、たとえば厚さ10μm〜100μm程度のものをいう。
上記接触端子とは、シリコンウエハを半導体素子の製造に用いるのと同様な、ウエハプロセス、すなわちフォトリソグラフィ技術、CVD(Chemical Vapor Deposition)技術、スパッタリング技術およびエッチング技術などを組み合わせたパターニング手法によって、配線層およびそれに電気的に接続された先端部を一体的に形成したものをいう。
プローブカードとは、検査対象となるウエハと接触する接触端子および多層配線基板などを有する構造体をいい、半導体検査装置、あるいはプローバとは、プローブカードおよび検査対象となるウエハを載せる試料支持系を有する検査装置をいう。
プローブ検査とは、ウエハ工程が完了したウエハに対してプローバを用いて行われる電気的試験であって、チップ領域の主面上に形成された電極に上記接触端子の先端を当てて半導体素子の電気的検査を行うことをいい、所定の機能通りに動作するか否かを確認する機能テストやDC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するものである。各チップに分割してから(またはパッケージング完了後)行われる選別テスト(最終テスト)とは区別される。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態を説明するための全図においては、各部材の構成をわかりやすくするために、平面図であってもハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
<プローブカードの構造>
まず、図1および図2を用いて本実施の形態1の半導体装置のプローブ検査を行うプローブカードの構造について説明する。
図1は本実施の形態1のプローブカード10の下面の要部平面図、図2は図1中のA−A線に沿った断面図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態1のプローブカード10は、たとえば多層配線基板1、薄膜シート2およびプランジャ3などから構成される薄膜プローブカードである。
薄膜シート2は押さえリング4によって薄膜シート2の上側の面2aと多層配線基板1の下側の面1bを対向させた状態で多層配線基板1に固定され、プランジャ3は多層配線基板1の上側の面1aに取り付けられている。多層配線基板1の中央部には開口部5が設けられ、この開口部5内において、薄膜シート2とプランジャ3とは接着リング6を介して接着されている。
薄膜シート2の下側の面2bには、たとえば四角錐型または四角錐台形型の複数のプローブ(接触端子)7が形成されている。薄膜シート2内には、プローブ7の各々と電気的に接続され、各々のプローブ7から薄膜シート2の端部に向かって延在する複数の配線が形成されている。
多層配線基板1の下側の面1bには、この複数の配線とそれぞれ電気的に接触する複数の受け部(図示は省略)が形成されており、この複数の受け部は、多層配線基板1内に形成された配線(第1配線)を通じて多層配線基板1の上側の面1aに設けられた複数のポゴ(POGO)座8と電気的に接続している。このポゴ座8は、テスタからの信号をプローブカードへ導入するピンを受ける機能を有する。
本実施の形態1において、薄膜シート2は、たとえばポリイミドを主成分とする薄膜から構成されている。
また、本実施の形態1では、プローブ検査を行う際にウエハ20が備えるチップ領域22のパッド(第1電極)に全てのプローブ7を接触させるために、プローブ7が形成された領域の薄膜シート2を薄膜シート2の上面2a側からチップ領域22の上側の主面(第1主面)20a方向に押圧具(押圧部)9を介してプランジャ3が押圧する機構(押圧機構)となっている。
すなわち、プランジャ3内に配置されたばね3Aの弾性力によって一定の圧力を押圧具9に加えるものである。本実施の形態1において、押圧具9の材質としては、42アロイを例示することができる。
<ウエハの構造>
次に図3および図4を用いて本実施の形態1の半導体装置のプローブ検査の検査対象であるウエハ20の構造について説明する。上記プローブカード10を用いてプローブ検査を行う検査対象の半導体装置としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバが形成された半導体集積回路装置がある。本実施の形態1では、デバイス面にLCDドライバが形成されたウエハ20を例として説明する。
図3は本実施の形態1のウエハ20のパッドが形成された主面を示す平面図、図4は図3に示すチップ領域22の一つを拡大して示す拡大平面図である。図3において、ウエハ20は例えば単結晶シリコン基板からなり、互いに反対側に位置する主面(第1主面)20aと主面(第2主面)20b(図2参照)とを備えている。
また、ウエハ20はダイシングライン21によって、複数のチップ領域22に区分されている。また、本実施の形態1のウエハ20の厚さは例えば700μmである。
各チップ領域22の主面20aにはLCDドライバ回路(半導体素子)が複数形成されている。ウエハ20のダイシングライン21に沿って各チップ領域22を個片化すると、LCDドライバチップを得ることが出来る。
次に、図4において、チップ領域22の主面20aの周辺部には、LCDドライバ回路と電気的に接続する多数のパッド(第1電極)23が配置されている。なおパッド23は外部からLCDドライバ回路への入力端子、あるいはLCDドライバ回路から外部への出力端子を有している。
多数のパッドの隣接間隔をできるだけ広くとった状態で配置するため、パッド23はチップ領域22の備える外郭辺に沿って各2列で配列され、チップ領域22の外郭辺に沿って互いの列のパッド23が互い違いに配列されている。
本実施の形態1において、隣り合うパッド23が配置されているピッチは、例えば約68μmである。また、本実施の形態1において、パッド23は平面矩形であり、チップ領域22の外周と交差(直交)する方向に延在する長辺の長さは約63μmであり、チップ領域22の外周に沿って延在する短辺の長さは約34μmである。
また、隣り合うパッド23が配置されているピッチが約68μmであり、パッド23の短辺の長さが約34μmであることから、隣り合うパッド23の間隔は約34μmとなる。また、パッド23の高さLCは例えば約15μmである。
パッド23は、たとえばAu(金)から形成されたバンプ電極であり、チップ領域22の外部端子(ボンディングパッド)上に、電解めっき、無電解めっき、蒸着あるいはスパッタリングなどの方法によって形成されたものである。
また、上記LCDドライバ回路チップは、ウエハの主面に区画された多数のチップ領域22に半導体製造技術を使ってLCDドライバ回路(半導体素子)や外部端子(ボンディングパッド)を形成し、次いで外部端子上に上記の方法でパッド23を形成した後、ウエハを図3に示すダイシングライン21に沿ってダイシングしてチップ領域を個片化することにより製造することができる。
また、本実施の形態1において、上記プローブ検査は、ウエハをダイシングする前に各チップ領域に対して実施するものである。なお、以後プローブ検査(パッド23とプローブ7とが接触する工程)を説明する際に、特に明記しない場合には、チップ領域22はウエハをダイシングする前の各チップ領域22を示すものとする。
<プローバ(半導体検査装置)の構造>
次に、図5を用いて本実施の形態1の半導体装置のプローブ検査を行う半導体検査装置であるプローバの構造について説明する。
図5は、本実施の形態1の半導体検査装置であるプローバ100が備える検査ステージに図3に示すウエハ20が戴置された状態を示す要部断面図である。図5において、本実施の形態1のプローバ100は、ウエハ20を支持する検査ステージ30と、図1および図2に示したプローブカード10などで構成される。
プローブカード10は例えば、図5に示すようにカードホルダ40により保持され、所定の位置に固定されている。カードホルダ40はプローブカード10を着脱可能な状態で保持しており、例えば、検査対象であるウエハ20の品種を変更する場合には、プローブカード10を、変更する品種用の異なる種類に付け替えることができる構造となっている。
また、図5に示す検査ステージ30は、三次元的に自在に移動させることができる可動式構造となっており、検査ステージ30を所定の位置に移動させることにより、プローブカード10とウエハ20との位置合せを行う。以下位置合せ方法の一例について簡単に説明する。
まず、検査ステージ30に取り付けられた複数のセンサ(図示は省略)により、ウエハ20の位置およびプローブカード10の位置を検出する。次に、検査ステージ30を三次元的に移動させ、検査対象となるチップ領域22に形成されたパッド23が図2に示したプローブカード10に形成されたプローブ7の直下の位置関係となるように位置合せを行う。
なお、検査ステージ30を三次元的に移動させる方法は、例えば、図5に示す以下の方法である。検査ステージ30は、ウエハ20を保持する面30aの平面内の一方向であるX方向に沿って配置されたX方向ガイド31に倣ってX方向に移動自在な構造となっている。
また、X方向ガイド31および検査ステージ30を支持するYステージ32は、検査ステージ30の面30a内でX方向と交差するY方向に沿って配置されたY方向ガイド33に倣ってY方向に移動自在な構造となっている。
また、Yステージ32およびY方向ガイド33を支持するZステージ34は検査ステージ30の面30aと交差するZ方向に沿って配置されたZ方向ガイド35に倣って、Z方向に移動自在な構造となっている。このような構造とすることにより、検査ステージ30を三次元的に自在に移動させることができる。
<検査ステージの構造>
ところで、このように、検査ステージ30の面30aにウエハ20を戴置した状態で検査ステージ30を移動させると、移動に起因する衝撃、あるいは振動によりウエハ20位置がずれる可能性がある。この位置ずれを防止するためには、ウエハ20を検査ステージ30上の所定の位置に保持する必要がある。以下、この保持手段を含め、本実施の形態1の検査ステージの詳細な構造について図6〜図8を用いて説明する。
図6は本実施の形態1の検査ステージ30の面30a側を示す平面図、図7は図6に示すB−B線に沿った断面図、図8は検査ステージ30の面30aに形成された溝部36にウエハが保持された状態を示す拡大断面図である。
図6において、本実施の形態1の検査ステージ30のウエハ20(図5参照)を吸着保持する面30aには、複数の溝部36が形成されている。溝部36の構成例として、図6では、8本のリング状の溝部36と、この溝部36それぞれと交差するように配置される十字状の溝部36とが配置された状態を示している。
リング状の溝部36は、ウエハ20の平面形状にならって円形状のリング状となっている。リング状の溝部36は等間隔に形成されている。ウエハ20の平面内の吸引力を均一にするためである。
また、図7に示すように、各溝部36は、検査ステージ30の内部で、吸気経路37に接続されている。この吸気経路37は、例えば真空ポンプなどの吸気手段に接続されている。
図8に示すように検査ステージ30の面30aにウエハ20を戴置した状態で、吸気手段を駆動させると、ウエハ20の主面(第2主面)20bと溝部36の側壁に囲まれた空間は減圧され、ウエハ20は検査ステージ30に吸着保持される。
ここで、本実施の形態1の検査ステージ30が備える特徴的な構造について本実施の形態1の比較例を用いて説明する。図13は本実施の形態1の比較例である検査ステージ50のウエハ20を吸着保持する面50a側の平面図、図14は検査ステージ50の面50aに形成された溝部56にウエハが保持された状態を示す拡大断面図である。
図13において、本実施の形態1の比較例である検査ステージ50のウエハ20(図14参照)を吸着保持する面50aには、2本のリング状の溝部56と、このリング状の溝部56それぞれと交差するように配置される十字状の溝部56とが形成されている。
図6〜図8に示す検査ステージ30と、図13および図14に示す検査ステージ50との第1の相違点は溝部の溝幅である。すなわち、図8に示す検査ステージ30に形成された溝部36の溝幅LAは、ウエハの厚さ(例えば700μm)の2倍以下の値となっており、例えば1.4mmである。一方、図14に示す検査ステージ50に形成された溝部56の溝幅LBはウエハの厚さの2倍よりも広く、例えば2mm〜5mmである。
なお、図6に示すリング状の溝部36および十字状の溝部36の溝幅LA(図8参照)はいずれも500μmに設定してある。同様に、図14に示すリング状の溝部56および十字状の溝部56の溝幅LBはいずれも2mmに設定してある。
図14に示すように、溝部56の溝幅LBが広いと、ウエハ20を吸着する際に、ウエハ20自体が、溝部56に倣って変形し、ウエハ20の主面20aの平坦度が低下する。このため、ウエハ20の主面20aに形成されたパッド23(図4参照)の高さがばらつくこととなる。具体的には、ウエハ20の溝部56に対面接触する領域24は、他の領域と比較して高さが低くなる。
したがって、プローブ検査を実施する工程で、この領域24内に形成されたパッド23(図4参照)の配置高さは他の領域に形成されたパッド23の配置高さと比較して低くなる。
このように、パッド23の配置高さがばらついた状態で、図1に示すプローブ7をパッド23に接触させると、全てのプローブ7を所定の接触圧力の範囲内で接触させることができなくなる。
すなわち、図14に示す領域24内に形成されたパッド23は、プローブ7との接触圧力が小さくなる。あるいは、接触しない可能性がある。また、領域24内に形成されたパッド23をプローブ7に接触させようとすると、その他の領域に形成されたパッド23とプローブ7との接触圧力は過剰に大きくなる。
本発明者が検討したところ、ウエハ20が変形する際の変位量は、ウエハ20の溝部56と対面接触する領域24の局所的な曲げ剛性と、領域24を吸引する吸引力との相関関係があることが判った。
溝部56の溝幅LBを広くするほど、領域24は大きくなるので、ウエハ20の局所的な曲げ剛性は低下する。また、領域24を吸引する吸引力は、溝部56のウエハ20と接触する平面積により決定されるので、溝部56の溝幅LBを広くするほど吸引力が強くなる。
そこで、図8に示すように本実施の形態1の検査ステージ30では、溝部36の溝幅LAがウエハの厚さの2倍以下の幅となるように形成した。溝部36の溝幅をウエハ20の厚さの2倍以下の幅で形成することにより、ウエハ20の領域24の局所的な曲げ剛性を向上させることができる。
このため、検査ステージ30は、図8に示すように、ウエハ20を吸着する際に、ウエハ20が、溝部36に倣って変形する変位量を抑制することができる。すなわち、検査ステージ30は、ウエハ20を吸着保持する際の、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができる。
本実施の形態1によれば、プローブ検査工程で、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができるので、全てのプローブ7(図2参照)を所定の接触圧力の範囲内でパッド23(図4参照)に接触させることが可能となる。
次に、図6〜図8に示す検査ステージ30と、図13および図14に示す検査ステージ50との第2の相違点はリング状の溝部の数である。
図6〜図8において、検査ステージ30がウエハ20を吸着保持する力は、ウエハ20の溝部36と接触する面積の総和により決定される。このため、検査ステージ30は、リング状の溝部36の数を図13に示す検査ステージ50が備えるリング状の溝部56よりも多く形成している。
このように、リング状の溝部36の数を増やすことにより、図8に示す溝部36の溝幅LAを狭くしたことによる吸着保持力の低下を抑制することができる。
<半導体装置の製造方法>
以上説明した本実施の形態1の半導体装置の製造方法をまとめると以下のようになる。
(a)まず、厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する主面(第1主面)20aおよび主面(第2主面)20bを有する図2〜図4で説明したウエハ(半導体ウエハ)20を用意する工程がある。
(b)また、ウエハ20の主面20aの複数のチップ領域22の各々に例えばLCDドライバ回路などの半導体素子を形成する工程がある。
(c)また、チップ領域22の各々には、半導体素子に電気的に接続される複数のパッド(第1電極)23を形成する工程がある。
(d)また、図1および図2で説明した複数のプローブ(接触端子)7を有するプローブカード10を用意する工程がある。
(e)また、ウエハ20を図6〜図8で説明した検査ステージ30に吸着保持させる工程がある。
(f)また、複数のプローブ7を複数のパッド23に接触させて半導体素子のプローブ検査(電気的検査)を行う工程がある。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、検査ステージ30の溝部36の溝幅LAを狭くしたことによる検査ステージ30の吸着保持力の低下を、リング状の溝部36の数を増やすことによって抑制する態様について説明した。
本実施の形態2では、検査ステージ60の吸着保持力の低下を抑制する他の方法について説明する。
なお、本実施の形態2において、プローブカード10の構造、ウエハ20の構造、およびプローバ100の構造(検査ステージの溝部の構造を除く)、および半導体装置の製造工程は前記実施の形態1で説明したものと同様であるため、重複説明は省略し、説明の必要が生じた場合は、図1〜図8を適宜引用して説明する。
図9は本実施の形態2の検査ステージ60のウエハ20を吸着保持する面30a側を示す平面図である。
図9において、本実施の形態2の検査ステージ60と前記実施の形態1で説明した検査ステージ30との相違点は溝部の構造である。
検査ステージ60は、3本のリング状の溝部(第1溝部)36と、この溝部36それぞれと交差するように配置される十字状の溝部36を備えている。この溝部36の溝幅(第1の溝幅)LA(図8参照)は、ウエハ20(図3参照)の厚さ(例えば700μm)の2倍の値以下であり、例えば1mmとなっている。
検査ステージ60は溝部36に加えて、溝部36の一部に重なるように形成された溝部(第2溝部)38を複数有している。この溝部38は溝部36と重なるように形成されているため、溝部36と溝部38とは互いに連結され、検査ステージ60が備える吸気経路37(図7参照)に接続されている。
溝部38はウエハ20を吸着保持する面に沿って円形に形成されており、円の直径は溝部36の溝幅、あるいはウエハ20の厚さの2倍の値より広く、例えば3mmとなっている。すなわち、溝部38は溝部36が備える溝幅LAよりも広い溝幅(第2の溝幅)LCを備えている。
また、この複数の溝部38は溝部36が延在する途上に、溝部36が延在する方向に沿って所定の間隔をあけて配置されている。つまり、リング状あるいは十字状の溝部36が形成されている領域の途上に、溝部38が点在するように配置されている。
ここで、検査ステージ60は前記実施の形態1で説明した検査ステージ30と比較してリング状の溝部36の数が少ない。しかし、検査ステージ60は溝部36が備える溝幅LAよりも広い溝幅LCを備える溝部38を有しており、これらが、検査ステージ60が備える吸気経路37(図7参照)に接続されているので、ウエハ20(図3参照)が検査ステージ60の面30aに接触する面積は前記検査ステージ30の場合と同等とすることができる。
このため、リング状の溝部36の溝幅LAを狭くしても検査ステージ60の吸着保持力の低下を抑制することができる。
次に図9、図10、図13、図14を用いて、ウエハ20を検査ステージ60に吸着した時の状態を説明する。図10は検査ステージ60の面30aに形成された溝部38にウエハが保持された状態を示す拡大断面図である。
図10において、溝部38の溝幅LCはウエハ20の厚さよりも広い。ウエハ20を検査ステージ60に吸着する際に、ウエハ20が、溝部38に倣って変形する可能性がある。
しかし、図9に示すように溝部38は、溝部36が延在する途上に、所定の間隔をあけて配置されている。すなわち、溝部38は前記実施の形態1の比較例として説明した図13に示す検査ステージ50のように、ウエハ20の厚さよりも広い溝幅LBを備えた溝部56が延在しているのではなく、溝部36が延在する方向に沿って点在している状態である。
溝部38をこのように配置することにより、ウエハ20の溝部38に対面接触する領域24を支持する領域の面積は図14に示すように、単に広い溝幅LBを備えた溝部56を延在させた場合と比較して相対的に大きくなる。
このため、ウエハ20の溝部38に対面接触する領域24の局所的な曲げ剛性は、図14に示すウエハ20の溝部56に対面接触する領域24の局所的な曲げ剛性と比較すると、大きくなる。
したがって、検査ステージ60は、図10に示すように、ウエハ20を吸着する際に、ウエハ20が、溝部36に倣って変形する変位量を抑制することができる。すなわち、検査ステージ60は、ウエハ20を吸着保持する際の、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができる。
本実施の形態2によれば、プローブ検査工程で、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができるので、全てのプローブ7(図2参照)を所定の接触圧力の範囲内でパッド23(図4参照)に接触させることが可能となる。
ところで、図9では溝部38の形状を円形としたが、他の変形例が存在する。例えば、ウエハ20を吸着保持する面に沿って方形に形成しても良い。溝部38を方形としても溝部38を、溝部36が延在する途上に、所定の間隔をあけて配置することにより、ウエハ20を吸着する際に、ウエハ20が、溝部36に倣って変形する変位量を抑制することができる。
ただし、溝部38を方形とすると、方形の各角部では、ウエハ20を吸引する力が集中する。このため、溝部38の角部周辺の領域ではウエハ20の一部が持ち上がり、ウエハ20の平坦性が低下する場合がある。
この点、溝部38を円形とすれば、このようにウエハ20を吸引する力が集中する箇所がないため、ウエハ20の平坦性をより向上させることができる点で好ましい。
(実施の形態3)
前記実施の形態1および2では、ウエハ20の局所的な曲げ剛性を向上させることによりウエハ20が面外方向に変形する変位量を抑制する方法について説明した。本実施の形態3では、ウエハ20が面外方向に変形する変位量を防止する他の方法について説明する。
なお、本実施の形態3において、プローブカード10の構造、ウエハ20の構造、およびプローバ100の構造(検査ステージの溝部の構造を除く)は前記実施の形態1で説明したものと同様であるため、重複説明は省略し、説明の必要が生じた場合は、図1〜図8を適宜引用して説明する。
図11は本実施の形態2の検査ステージ70のウエハを吸着保持する面30a側を示す平面図である。
図11において、本実施の形態3の検査ステージ70と前記実施の形態1で説明した検査ステージ30との相違点は検査ステージ70のウエハ20(図4参照)を吸着保持する面30aが複数の吸着領域に区分されている点である。
図11では、ウエハ20(図4参照)を吸着保持する面30aを4つの吸着領域71、72、73、74に区分した例を示している。
この吸着領域71、72、73、74にはそれぞれ、溝部75、76、77、78が形成されている。本実施の形態3では、溝部75、76、77、78の溝幅をウエハ20(図4参照)の厚さの2倍以下とする必要はなく、例えば、それぞれ2mmの溝幅を備えている。
また、各溝部75、76、77、78は、それぞれ吸気経路37(図7参照)に接続されている。また、吸着領域71、72、73、74はそれぞれ独立して、吸引の実行、あるいは吸引の解除を制御することができる。
吸着領域毎に吸引の実行あるいは吸引の解除を制御する制御手段としては、例えば、吸着領域毎に独立した吸気系統を備える方法がある。また、各吸着領域が備える吸気経路と、例えば真空ポンプなどの吸気手段との接続状態を、例えば弁などを用いて制御しても良い。
次に、本実施の形態3の検査ステージ70を用いたプローブ検査の方法について説明する。図12は本実施の形態3の検査ステージ70のウエハ20を吸着保持する面30aに形成された溝部75にウエハが保持された状態を示す拡大断面図である。
図12において、検査ステージ70のウエハ20を吸着保持する面30aに図3に示すようなウエハ20を戴置する。次に図11に示した各吸着領域71、72、73、74のうち、少なくとも1箇所以上の吸着領域で、吸気を実行し、ウエハ20を面30aに吸着保持させる。
次に、前記実施の形態1で説明したように、検査ステージ70に取り付けられた複数のセンサ(図示は省略)により、ウエハ20の位置およびプローブカード10(図2参照)の位置を検出する。
次に、検査ステージ70を三次元的に移動させ、検査対象となるチップ領域22(図3参照)に形成されたパッド23(図3参照)が図2に示したプローブカード10に形成されたプローブ7の直下の位置関係となるように位置合せを行う。
次に、図2に示したプローブカード10のプランジャ3内に配置されたばね3Aの弾性力によって一定の圧力を押圧具9に加え、検査対象であるチップ領域22(図3参照)の主面20aに形成されたパッド23と、プローブ7とを接触させる。
プローブ検査は、ウエハ20に形成された全てのチップ領域22(図3参照)を同時に実施する訳ではない。チップ領域毎、あるいは隣接する複数のチップ領域毎に、複数回に分けてプローブ検査を実施する。
ここで、例えば、図12に示す吸着領域71上に配置されたチップ領域22(図3参照)についてプローブ検査を行う場合、吸着領域(第1吸着領域)71では吸気を実行せず(非実行)、図11に示す他の吸着領域(第2吸着領域)72、73、74で吸気を実行する。
このように本実施の形態3ではプローブ検査を実施する吸着領域71では、吸気を実行しないため、図12に示すように、ウエハ20の溝部75に対面接触する領域24の変形を防止することができる。すなわち、プローブ検査工程で、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができる。また、図11に示す他の吸着領域72、73、74では吸気を実行しているため、ウエハ20を面30aに吸着保持することができる。
本実施の形態3のプローブ検査方法によれば、プローブ検査工程で、ウエハ20の主面20aの平坦度を向上させることができるので、全てのプローブ7(図2参照)を所定の接触圧力の範囲内でパッド23(図4参照)に接触させることが可能となる。
なお、吸着領域71をプローブ検査している際に、吸気を実行するのは、吸着領域72、73、74のうち、少なくとも1箇所以上有ればよい。
吸着領域71上に配置されたチップ領域22のプローブ検査が完了したら、検査する吸着領域を切り替える。つまり、本実施の形態3では、吸着領域を順次切り替えながら複数の吸着領域上に配置されたチップ領域22のプローブ検査を行う。
このプローブ検査の対象となる吸着領域を切り替える工程では、次に検査の対象となる吸着領域の吸気が非実行に切り替わる。但し、この切り替え工程中も吸着領域71、72、73、74のうち少なくとも1箇所以上で吸着が実行されていることが好ましい。
切り替え工程中に全ての吸着領域の吸気を非実行とすると、検査ステージ70の面30aがウエハ20を吸着保持する吸着力が失われ、ウエハ20の位置がずれる可能性がある。この場合、検査ステージ70に取り付けられた複数のセンサ(図示は省略)により、ウエハ20の位置およびプローブカード10(図2参照)の位置を再度検出する必要が生じるので、製造効率が低下する。
しかし、切り替え工程中も吸着領域71、72、73、74のうち少なくとも1箇所以上で吸着が実行されることにより、ウエハ20の位置ずれを防止することができるので、製造効率を向上させることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を発明に実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、半導体装置、特にウエハ状態で半導体素子の電気的検査を行う半導体装置の製造技術に適用できる。
本発明の一実施の形態であるプローブカードの下面の要部平面図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1のウエハのパッドが形成された主面を示す平面図である。 図3に示すチップ領域の一つを拡大して示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態1の半導体検査装置が備える検査ステージに図3に示すウエハが戴置された状態を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1の検査ステージのウエハを吸着保持する面側を示す平面図である。 図6中のB−B線に沿った断面図である。 図6に示す溝部にウエハが保持された状態を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態2の検査ステージのウエハを吸着保持する面側を示す平面図である。 図9の検査ステージのウエハを吸着保持する面に形成された溝部にウエハが保持された状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態3の検査ステージのウエハを吸着保持する面側を示す平面図である。 図11の検査ステージのウエハを吸着保持する面に形成された溝部にウエハが保持された状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の比較例である検査ステージのウエハを吸着保持する面側の平面図である。 図13の検査ステージのウエハを吸着保持する面に形成された溝部にウエハが保持された状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 多層配線基板
2 薄膜シート
2a、2b 面
3 プランジャ
3A ばね
4 押さえリング
5 開口部
6 接着リング
7 プローブ(接触端子)
8 ポゴ座
9 押圧具
10 プローブカード
20 ウエハ(半導体ウエハ)
20a 主面(半導体ウエハの第1主面)
20b 主面(半導体ウエハの第2主面)
21 ダイシングライン
22 チップ領域
23 パッド(第1電極)
24 領域
30 検査ステージ
31 X方向ガイド
32 Yステージ
33 Y方向ガイド
34 Zステージ
35 Z方向ガイド
36 溝部(第1溝部)
37 吸気経路
38 溝部(第2溝部)
40 カードホルダ
50 検査ステージ
56 溝部
60 検査ステージ
70 検査ステージ
71 吸着領域(第1吸着領域)
72、73、74 吸着領域(第2吸着領域)
75、76、77、78 溝部
LA 溝幅(第1の溝幅)
LB 溝幅
LC 溝幅(第2の溝幅)

Claims (5)

  1. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有する半導体ウエハを用意する工程と、
    (b)前記半導体ウエハの区画された前記第1主面の複数のチップ領域の各々に半導体素子を形成する工程と、
    (c)前記複数のチップ領域の各々に、前記半導体素子に電気的に接続される複数の第1電極を形成する工程と、
    (d)複数の接触端子を有するプローブカードを用意する工程と、
    (e)前記半導体ウエハを検査ステージに吸着保持させる工程と、
    (f)前記複数の接触端子を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体素子の電気的検査を行う工程とを含み、
    前記検査ステージの前記半導体ウエハを吸着保持する面には、吸気経路に接続された複数の溝部が形成され、
    前記複数の溝部の溝幅は、前記半導体ウエハの厚さの2倍以下の幅であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有する半導体ウエハを用意する工程と、
    (b)前記半導体ウエハの区画された前記第1主面の複数のチップ領域の各々に半導体素子を形成する工程と、
    (c)前記複数のチップ領域の各々に、前記半導体素子に電気的に接続される複数の第1電極を形成する工程と、
    (d)複数の接触端子を有するプローブカードを用意する工程と、
    (e)前記半導体ウエハを検査ステージに吸着保持させる工程と、
    (f)前記複数の接触端子を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体素子の電気的検査を行う工程とを含み、
    前記検査ステージの前記半導体ウエハを吸着保持する面には、吸気経路に接続された複数の溝部が形成され、
    前記複数の溝部は、前記半導体ウエハの厚さの2倍以下である第1の溝幅を備える複数の第1溝部と、前記第1溝部が延在する途上に間隔を開けながら配置され、前記第1の溝幅よりも広い複数の第2の溝幅を備える第2溝部とを有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2溝部は、前記検査ステージの前記半導体ウエハを吸着保持する面に沿って円形に形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. (a)厚さ方向に沿って互いに反対側に位置する第1主面および第2主面を有する半導体ウエハを用意する工程と、
    (b)前記半導体ウエハの区画された前記第1主面の複数のチップ領域の各々に半導体素子を形成する工程と、
    (c)前記複数のチップ領域の各々に、前記半導体素子に電気的に接続される複数の第1電極を形成する工程と、
    (d)複数の接触端子を有するプローブカードを用意する工程と、
    (e)前記半導体ウエハを検査ステージに吸着保持させる工程と、
    (f)前記複数の接触端子を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体素子の電気的検査を行う工程とを含み、
    前記検査ステージの前記半導体ウエハを吸着保持する面は、複数の吸着領域に区分され、
    前記複数の吸着領域には、それぞれ吸気経路に接続されて形成された複数の溝部が形成され、
    前記複数の吸着領域は、それぞれ独立して吸引あるいは吸引の解除が制御可能な状態であり、
    前記(f)工程では、前記複数の吸着領域のうち、前記半導体素子の電気的検査が行われている第1吸着領域では前記吸引が解除され、前記半導体素子の電気的検査が行われていない第2吸着領域で前記吸引が実行されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(f)工程では、前記第1吸着領域の位置を切り替えながら前記複数の吸着領域に形成された前記半導体素子の電気的検査が行われ、
    前記第1吸着領域の位置を切り替えている工程中も、前記複数の吸着領域のうち、すくなくとも1箇所以上で前記吸引が実行されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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