JP2006512425A5 - - Google Patents

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JP2006512425A5
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多目的カチオン性ポリマーおよび会合性ポリマー、ならびにそれらを含む組成物およびそれらの調製方法
(関連出願の引用)
本願は、2002年9月13日に出願された、米国仮出願番号60/410,697の優先権を主張し、この仮出願は、本明細書中に参考として援用される。
(発明の技術分野)
本発明は、ポリマーの分野に関し、そして具体的には、カチオン性ポリマーおよび会合性ポリマーに関する。
(発明の背景)
酸性のpH(すなわち、7未満)を有する、カチオン性成分(例えば、カチオン性界面活性剤およびその塩または活性な酸性成分)を含有する処方物は、通常、「低pH」処方物と称される。安定な低pHの粘性エマルジョンおよびゲル処方物は、得ることが困難である。最も通常使用される増粘剤は、合成会合性増粘剤であり、これらは頻繁に、アニオン性であり、従って、代表的に、カチオン性成分(特に、第四級アンモニウム塩)と非適合性であるか、または低pHにおいて効果のない増粘剤である。
その結果、低pH組成物(特に、エマルジョン)の処方は、非イオン性増粘剤(例えば、非イオン性界面活性剤)またはカチオン性増粘剤のいずれかの、限定された選択を有する。非イオン性増粘剤は、非荷電であり、従って、より反応性が低いと仮定されるが、非イオン性物質は、防腐剤を不活性化する傾向があり、そしていくつかの場合には、微生物増殖を促進する。いくつかのカチオン性ポリマーレオロジー改質剤(例えば、疎水性に修飾されたアミノアクリレートコポリマー)は、市販されているが、これらのレオロジー特性は予測不可能であるか、または美的に不満足である。
従って、低pH処方物のための、カチオン性の適合性のポリマーレオロジー改質剤に対する必要性および要求が、現在存在する。
(発明の要旨)
本発明は、多目的ポリマーを提供し、このポリマーは、ほぼカチオン性の、会合性特性を有する。
本発明のポリマーは、多官能性ビニル付加ポリマーであり、アミノ置換基(これは、親水性および低pHでのカチオン性特性を提供する)、親水性を減衰するための疎水性置換基、会合性特性を提供する疎水性に修飾されたポリオキシアルキレン置換基、ならびに親水性ポリオキシアルキレン置換基(これは、会合性特性を減衰させ、そして有利なレオロジー特性を提供する)の組み合わせを有する。これらのポリマーは、少なくとも1つのアミノ置換されたビニルモノマー;少なくとも1つの疎水性非イオン性ビニルモノマー;少なくとも1つの会合性ビニルモノマー;少なくとも1つの半疎水性ビニル界面活性剤モノマー;ならびに必要に応じて、1つ以上のヒドロキシ置換された非イオン性ビニルモノマー、架橋モノマー、連鎖移動試薬、ポリマー安定化剤などを含有するモノマー混合物の重合によって、生成される。
これらのポリマーは、無機酸もしくは有機酸(アミノ酸が挙げられる)のいずれかでの酸性化の際にか、またはアルキル化の際にか、あるいは酸性化とアルキル化との両方によって、膨潤し得る。本発明の多目的ポリマーは、増粘剤、乳化剤、安定化剤、懸濁剤、フィルム形成剤、コンディショナー、加湿剤、展着助剤、ならびに化学的および生理学的に活性な成分および化粧材料の効力、沈着または送達を増強するためのキャリアとして、ならびに神経感覚およびこれらが含有される処方物の美的特性を改善するためのビヒクルとして、使用され得る。低pHでのポリマーのカチオン性の特徴は、これらのポリマーを、静電防止剤として有用にし、そして特定の条件下ではまた、殺生物活性、抗菌活性、または他の防腐活性を提供し得る。本発明のポリマーは、有利には、酸性の水性処方物を増粘して、美的に平滑にテクスチャー加工された生成物(これは、平滑に流れ、そして容易に広がる)を提供し得る。ポリマー含有生成物の形態は、注ぎ不可能な、硬質〜軟質のゲル、半固体ペースト〜実質的に固体のスティックもしくは棒、およびエアロゾル化発泡体から絞り可能なゲル、ならびに柔らかすぎないが流動可能な生成物(ポンピング可能なスプレーまたは回転塗布製品、および液体ローションの範囲であり得る。本発明のポリマーは、驚くべきことに、カチオン性成分(例えば、第四級アンモニウム化合物およびアミン)、カチオン性コンディショニング剤、織物柔軟剤、界面活性剤などを含有する水性の系を増粘する際に有効である。
有利には、本発明のポリマーは、パーソナルケア製品、ヘルスケア製品、家庭用ケア製品、施設および産業(まとめて、「I&I」)ケア製品などにおいて使用され得るが、これらに限定されない。これらのポリマーは、フィルム形成コンディショナーとして使用され得、そして皮膚、毛髪、または両方に対する有色化粧品ならびに極性および非極性の油の沈着を促進するためのものである。さらに、これらのポリマーは、産業化学プロセス、テキスタイル仕上げプロセス、印刷、接着コーティングなどの適用のための製品において、例えば、レオロジー改質剤、乳化剤、安定化剤、可溶化剤、懸濁剤、綿状物、ならびに顔料および粉砕添加剤として使用され得る。
(好ましい実施形態の説明)
本発明のポリマーは、一般に、塩基性であり、水性の酸で膨潤可能であるか、または水性の酸に可溶性である、ポリマーおよびその塩であり、これは、少なくとも1つの塩基性アミノ置換基(これは、低いpHにおいてカチオン性である)、会合性ビニルモノマーから誘導される少なくとも1つの疎水性に修飾されたポリオキシアルキレン置換基、および半疎水性ビニル界面活性剤モノマーから誘導される少なくとも1つのポリオキシアルキレン置換基を含有する。本発明のポリマーはまた、必要に応じて、他のモノマー単位(例えば、架橋性モノマー単位、ヒドロキシ置換された非イオン性ビニルモノマー単位、連鎖移動単位、ポリマー安定化剤など)から誘導される置換基を含み得る。本発明のポリマーは、一般に、水溶液中で会合性特性を示す。好都合なために、本発明のポリマーは、本明細書中で一般に、「カチオン性会合性ポリマー」と称される。
用語「低pH処方物」とは、約0.5〜約7以下、好ましくは、約6.5以下の範囲の酸性pHを有する処方物をいう。
用語「水性」とは、処方物または媒体に対して適用される場合、水が、ポリマーが含まれる組成物中に、カチオン性会合性ポリマーを少なくとも膨潤または溶解するために充分な量で存在することを意味する。
驚くべきことに、カチオン性会合性ポリマーは、低pHの水性のパーソナルケア製品、ヘルスケア製品、家庭用ケア製品、施設および産業のケア製品に、所望のレオロジー特性を提供することが発見された。カチオン性会合性ポリマーは、カチオン適合性であり、これらのポリマーを、第四級アンモニウム塩またはアミンを含有する製品における増粘剤として特に有用にする。カチオン性会合性ポリマーは、活性成分を含有する製品における増粘剤として有用であり、そしてエマルジョン(クリーム、ローション)のための増粘剤および乳化剤として有用である。増粘に加えて、カチオン性会合性ポリマーは、着色剤および皮膚軟化油を含有する製品のための有用なフィルム形成剤であり、展着助剤であり、そして沈着助剤である。驚くべきことに、カチオン性会合性ポリマーは、比較的高濃度(例えば、10〜40%)のアニオン性界面活性剤を含有する組成物中で有用であり、そしてまた、髪をセットする効力を提供する。
用語「パーソナルケア製品」には、本明細書中において使用される場合、ヒトおよび動物の皮膚、毛髪、頭皮、および爪に塗布される、化粧品、洗顔用品、化粧薬品および美容助剤、パーソナル衛生製品およびクレンジング製品が含まれが、これらに限定されない。用語「ヘルスケア製品」には、本明細書中において使用される場合、医薬品、薬学化粧品、経口ケア製品(口、歯)、眼ケア製品、耳ケア製品ならびに処方箋なしで買える製品および装具(例えば、パッチ、硬膏剤、包帯など)、ならびに健康に関連する状態または医学的状態を軽減するために、衛生また福祉のために、ヒトおよび動物の身体の外部または内部に適用される医療デバイスなどが含まれるが、これらに限定されない。用語「身体」としては、角質性領域(毛髪、爪)および全身の非角質性皮膚領域(顔面、体幹、四肢、手および脚)、身体の開口部および眼の組織が挙げられ、そして用語「皮膚」としては、頭皮および粘膜が挙げられる。用語「家庭用ケア製品」としては、本明細書中において使用される場合、台所および浴室などにおいて、衛生状態を維持するための、表面洗浄または殺菌クリーニング製品のための家庭用のものにおいて使用される製品、ならびに繊維の管理および洗浄のための洗濯製品などが挙げられるが、これらに限定されない。用語「施設および産業ケア」および「I&I」は、本明細書中において使用される場合、産業および集団(病院およびヘルスケア設備が挙げられる)を洗浄するか、またはその衛生状態を維持するために使用される製品などを含むが、これらに限定されない。
本発明のカチオン性会合性ポリマーは、多目的ポリマーであり、これらは、好ましくは、以下を含有するモノマー混合物を重合させることによって調製される:少なくとも1種の塩基性のアミノ置換されたビニル(ASV)モノマーまたはその塩;少なくとも1種の疎水性非イオン性ビニル(HNV)モノマー;少なくとも1種の会合性ビニル(AV)モノマー;少なくとも1種の半疎水性ビニル界面活性剤(SVS)モノマー;および必要に応じて、1種以上のヒドロキシ置換された非イオン性ビニル(HSNV)または架橋(XL)モノマー。本発明のカチオン性会合性ポリマーはまた、連鎖移動薬剤(CTA)、または乳化ポリマーおよび乳化重合プロセスにおいて通常利用される他の機能的成分を含有するモノマー混合物から調製され得る。
1つの好ましい実施形態において、本発明の多目的カチオン性会合性ポリマーは、モノマー混合物の総重量に基づいて、以下を含有するモノマー混合物の重合生成物である:(a)約10〜約70重量%の少なくとも1種のSVモノマーまたはその塩;(b)約20〜約80重量%の少なくとも1種のHNVモノマー;(c)約0.01〜約25重量%の少なくとも1種のAVモノマー;(d)約0.01〜約25重量%の少なくとも1種のSVSモノマー;(e)約10重量%までのHSNVモノマー;(f)約5重量%までのXLモノマー;(g)約10重量%までのCTA;および(h)約2重量%までのポリマー安定化剤。
別の好ましい実施形態において、本発明のカチオン性会合性ポリマーは、モノマー混合物の総重量に基づいて、以下を含有するモノマー混合物の重合生成物である:(a)約25〜約60重量%の少なくとも1種のSVモノマーまたはその塩;(b)約20〜約70重量%の少なくとも1種のHNVモノマー;(c)約0.1〜約15重量%の少なくとも1種のAVモノマー;(d)約0.1〜約10重量%の少なくとも1種のSVSモノマー;(e)約0.1〜約10重量%のHSNVモノマー;(f)約0.001〜約5重量%のXLモノマー;および(g)約0.001〜約5重量%までのCTA。
本発明の特に好ましいポリマーは、モノマー混合物の総重量に基づいて、以下を含有するモノマー混合物の重合生成物である:
(a)約20〜約50重量%の、
3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート、および
N’−(3−N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミド、最も好ましくは、
2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(DMAEMA)、
2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(DEAEMA)、
2−(tert−ブチルアミノ)エチルメタクリレート(TBAEMA)、
2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド(DMAPMAm)、および2−(N,N−ジメチルアミノ)ネオペンチルアクリレート(DMANPA)
から選択される、少なくとも1種のアミノ置換されたビニルモノマー;
(b)約50〜約65重量%の、アクリル酸のC〜C30アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、およびこれらの混合物から選択される、少なくとも1種の疎水性非イオン性ビニルモノマー;
(c)約0.1〜約10重量%の、セチルポリエトキシ化メタクリレート(CEM)、セテアリールポリエトキシ化メタクリレート(CSEM)、セテアリールポリエトキシ化(メタ)アクリレート、アラキジルポリエトキシ化(メタ)アクリレート、ベンジルポリエトキシ化メタクリレート(BEM)、ラウリルポリエトキシ化メタクリレート(LEM)、セロチルポリエトキシ化(メタ)アクリレート、モンタニルポリエトキシ化(メタ)アクリレート、メリシルポリエトキシ化(メタ)アクリレート、ラセリルポリエトキシ化(メタ)アクリレート、トリスチリルフェノールポリエトキシ化メタクリレート(TEM)、硬化ヒマシ油ポリエトキシ化メタクリレート(HCOEM)、カノーラポリエトキシ化(メタ)アクリレート、およびコレステロールポリエトキシ化メタクリレート(CHEM)から選択される、少なくとも1種の会合性ビニルモノマー;
(d)約0.1〜約10重量%の、以下の化学式:
CH=CH−O(CHO(CO)(CO)Hまたは
CH=CHCHO(CO)(CO)
のうちの1つを有する、少なくとも1種の半疎水性ビニル界面活性剤モノマーであって、ここで、aは、2、3、または4であり;bは、1〜約10の範囲の整数であり、cは、約5〜約50の範囲の整数であり;dは、1〜約10の範囲の整数であり;そしてeは、約5〜約50の範囲の整数である;
(e)約10重量%までのヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマー;
(f)約5重量%までの架橋モノマー;
(g)約10重量%までの連鎖移動薬剤;ならびに
(h)約2重量%までのポリマー安定化剤。
本明細書中において使用される場合、用語「アルキル」とは、置換または非置換の脂肪炭化水素部分を意味し、直鎖、分枝鎖、または炭素環式アルキル部分が挙げられる。用語「炭素環式アルキル」とは、3〜約12個までの炭素原子の大きさの、必要に応じて炭素環式環上のアルキル置換基を含む、1つ以上の炭素環式環を含むアルキル基を意味する。用語「アリール」は、置換および非置換の、フェニル部分およびナフチル部分を含む。式「C〜C」の修飾部は、アルキル基または炭素環式アルキル基が、x〜y個の炭素原子を含有する分子式を有することを表し、ここで、xおよびyは、整数で表される。本明細書中および添付の特許請求の範囲において使用される場合、「複合エステル」とは、C〜Cのアルキレンオキシドでアルキル化され得る少なくとも1つのヒドロキシル基を有するポリオール(例えば、糖)の、ジエステル、トリエステル、またはポリエステルを意味する。用語「複合エステル」としては、特に、Jenkinsら、米国特許第5,639,841号(これの関連する開示は、本明細書中に参考として援用される)に記載される複合疎水性物質が挙げられる。
用語「ハロゲン置換」、「ヒドロキシ置換」、「カルボキシ置換」、「ポリオキシアルキレン置換」「アルキル置換」、および「アリール置換」とは、本明細書中においてアルキル基またはアリール基などに関して使用される場合、アルキル基、アリール基などの1つ以上の水素原子が、それぞれ、少なくとも1つのハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ポリオキシアルキレン基、アルキル基、またはアリール基によって置き換えられたことを意味する。用語「ポリ(メタ)アクリレート」および「ポリ(メタ)」アクリルアミド」とは、本明細書中において使用される場合、それぞれ、ポリアクリレートまたはポリメタクリレート、およびポリアクリルアミドまたはポリメタクリルアミドの代替である。
本発明のカチオン性会合性ポリマーの調製において有用な適切なモノマーが、以下に記載される。
(ASVモノマー)
本発明のカチオン性会合性ポリマーの調製のために適切な、アミノ置換されたビニルモノマーは、塩基の、重合可能な、エチレン性不飽和モノマーであり、好ましくは、少なくとも1つのアミノ官能基を含む。これらの塩基性アミノ基は、モノアミノアルキル基、ジアルキルアミノ基、もしくはポリアミノアルキル基、または窒素含有ヘテロ芳香族基から誘導され得る。アミノ基は、第一級アミン、第二級アミン、または第三級アミンを含み得る。これらのモノマーは、所望されるように、アミノ形態または塩形態で使用され得る。
本発明のポリマーは、好ましくは、以下から選択されるASVモノマーを含有する:モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、窒素含有複素環式(メタ)アクリルアミド、窒素含有複素環式(メタ)アクリレート、およびこれらの混合物。
ASVモノマーの好ましい例としては、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート(例えば、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート、4−(N,N−ジメチルアミノ)ブチル(メタ)アクリレート、(N,N−ジメチルアミノ)−t−ブチル(メタ)アクリレート、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート、4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチル(メタ)アクリレート、2−(N,N−ジプロピルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、3−(N,N−ジプロピルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート、4−(N,N−ジプロピルアミノ)ブチル(メタ)アクリレートなど);モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド(例えば、N’−(2−N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリルアミド、N’−(3−N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリルアミドなど);および窒素含有複素環式(メタ)アクリルアミドまたは(メタ)アクリレート(例えば、N−(2−ピリジル)アクリルアミド、N−(2−イミダゾリル)メタクリルアミド、2−(4−モルホリニル)エチルメタクリレート、2−(4−モルホリニル)エチルアクリレート、N−(4−モルホリニル)メタクリルアミド、N−(4−モルホリニル)アクリルアミド、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなど)が挙げられるが、これらに限定されない。
そのモノマーの適切な塩形態としては、鉱酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、およびリン酸塩);および有機酸塩(例えば、酢酸塩、マレイン酸塩、およびフマル酸塩;など)が挙げられるが、これらに限定されない。
前述のモノマーまたはその塩は、本発明のカチオン性の会合性ポリマー(associative polymer)のアミノ置換ビニルモノマー成分として、個々に、または2つ以上の混合物中で使用され得る。特に好ましいASVモノマーは、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート、およびN’−(3−N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミドである。最も好ましいのは、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(DMAEMA)、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(DEAEMA)、2−(tert−ブチルアミノ)エチルメタクリレート(TBAEMA)、2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド(DMAPMAm)、および2−(N,N−ジメチルアミノ)ネオペンチルアクリレート(DMANPA)である。
そのASVモノマーは、好ましくは、総モノマー混合物重量ベースで、総モノマー混合物のうちの約10〜約70重量%、より好ましくは、約20〜約50重量%、および最も好ましくは、約30〜約40重量を構成する。
(HNVモノマー)
本発明のカチオン性の会合性ポリマーの調製における使用に適した疎水性非イオン性ビニルモノマーは、以下の式(I)または(II):
(I)CH=C(X)Z、
(II)CH=CH−OC(O)R;
のいずれかを有する、共重合可能な、非イオン性の、エチレンにより不飽和化されたモノマーである;
ここで式(I)および(II)の各々において、Xは、Hまたはメチルであり;Zは−C(O)OR、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C、−COR、−CCl、−CN、−NHC(O)CH、−NHC(O)H、N−(2−ピロリドニル)、N−カプロラクタミル、−C(O)NHC(CH、−C(O)NHCHCH−N−エチレンウレア、−SiR 、−C(O)O(CHSiR 、−C(O)NH(CHSiR 、または−(CHSiR であり;xは、1〜約6の範囲の整数であり;各Rは、独立して、C〜C30アルキルであり;各Rは、独立して、C〜C30アルキル、ヒドロキシ置換C〜C30アルキルまたはハロゲン置換C〜C30アルキルである。
好ましい疎水性の非イオン性ビニルモノマーの非限定的例としては、C〜C30アルキル(メタ)アクリレート;C〜C30アルキル(メタ)アクリルアミド;スチレン;置換スチレン(例えば、ビニルトルエン(例えば、2−メチルスチレン)、ブチルスチレン、イソプロピルスチレン、p−クロロスチレンなど));ビニルエステル(例えば、ビニルアセテート、ビニルブチレート、ビニルカプロレート、ビニルピルベート、ビニルネオデカノエートなど);不飽和ニトリル(例えば、メタクリロニトリル、アクリロニトリルなど);および不飽和シラン(例えば、トリメチルビニルシラン、ジメチルエチルビニルシラン、アリルジメチルフェニルシラン、アリルトリメチルシラン(allytrimethylsilane)、3−アクリルアミドプロピルトリメチルシラン、3−トリメチルシリルプロピルメタクリレートなど)が挙げられる。
特に好ましい非イオン性ビニルモノマーとしては、アクリル酸およびメタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、ならびにそれらの混合物(例えば、エチルアクリレート(EA)、メチルメタクリレート(MMA)、3,3,5−トリメチルシクロヘキシルメタクリレート(TMCHMA)、およびそれらの混合物)が挙げられる。
そのHNVモノマーは、好ましくは、総モノマー混合物重量ベースで、総モノマー混合物のうちの約20〜約80重量%、より好ましくは、約30〜約70重量%、および最も好ましくは、約50〜約65重量%を構成する。
(AVモノマー)
本発明のカチオン性の会合性ポリマーの生成における使用に適した会合性ビニルモノマーは、好ましくは、その系の他のモノマーとの付加重合のためのエチレンにより不飽和化された末端基部分(i);生成物ポリマーに選択的親水性特性を付与するためのポリオキシアルキレン中間セクション部分(midsection portion)(ii)、およびそのポリマーに選択的疎水性特性を提供するための疎水性末端基部分(iii)を有する化合物である。
そのエチレンにより不飽和化された末端基を供給する部分(i)は、好ましくは、α,β−エチレンにより不飽和化されたモノカルボン酸またはα,β−エチレンにより不飽和化されたジカルボン酸またはそれらの無水物、より好ましくは、Cモノカルボン酸もしくはCモノカルボン酸またはCジカルボン酸もしくはCジカルボン酸またはそれらの無水物に由来する。あるいは、その会合性モノマーの部分(i)は、アリルエーテルまたはビニルエーテル;非イオン性ビニル置換ウレタンモノマー(例えば、米国再発行特許第33,156号または米国特許第5,294,692号に開示される);またはビニル置換尿素反応生成物(例えば、米国特許第5,011,978号に開示される)に由来し得;各々の関連する開示は、本明細書中に参考として援用される。
その中間セクション部分(ii)は、好ましくは、約5〜約250個、より好ましくは、約10〜約120個、および最も好ましくは約15〜約60個の反復するC〜Cアルキレンオキシドユニットのポリオキシアルキレンセグメントである。好ましい中間セクション部分(ii)としては、約5〜約150個、より好ましくは約10〜約100個、および最も好ましくは約15〜約60個のエチレンオキシドユニット、プロピレンオキシドユニットまたはブチレンオキシドユニットを含む、ポリオキシエチレンセグメント、ポリオキシプロピレンセグメント、およびポリオキシブチレンセグメント、ならびにエチレンオキシドユニット、プロピレンオキシドユニットおよび/またはブチレンオキシドユニットのランダム順序または非ランダム順序が挙げられる。
その会合性モノマーのその疎水性末端基部分(iii)は、以下の炭化水素のクラスのうちの1つに属する好ましくは炭化水素部分である:C〜C40直鎖状アルキル、アリール置換C〜C40アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、C〜C40分枝鎖アルキル、C〜C40炭素環式アルキル;およびC〜C80複合エステル(complex ester)。
その会合性モノマーの適切な疎水性末端基部分(iii)の非限定的例は、約8〜約40個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基(例えば、カプリル(C)、イソオクチル(分枝鎖C)、デシル(C10)、ラウリル(C12)、ミリスチル(C14)、セチル(C16)、セテアリル(C16〜C18)、ステアリル(C18)、イソステアリル(分枝鎖C18)、アラキジル(C20)、ベヘニル(C22)、リグノセリル(C24)、セロチル(C26)、モンタニル(C28)、メリシル(melissyl)(C30)、ラセリル(lacceryl)(C32)など)である。
天然供給源に由来する、約8〜約40個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:水素化された落花生油、大豆油およびカノーラ油(全て主にC18)、水素化獣脂油(C16〜C18)など;および水素化されたC10〜C30テルペノール(例えば、水素化されたゲラニオール(分枝鎖C10)、水素化ファルネソール(分枝鎖C15)、水素化フィトール(分枝鎖C20)などの由来するアルキル基。
適切なC〜C40アルキル置換フェニル基の非限定的例としては、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシルフェニル、ドデシルフェニル、ヘキサデシルフェニル、オクタデシルフェニル、イソオクチルフェニル、sec−ブチルフェニルなどが挙げられる。
適切なC〜C40 炭素環式アルキル基としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:動物供給源に由来するステロールから得られる基(例えば、コレステロール、ラノステロール、7−デヒドロコレステロールなど;植物供給源に由来するステロールから得られる基(例えば、フィトステロール、スチグマステロール(stigmasterol)、カンペステロール(campesterol)など);および酵母供給源に由来するステロールから得られる基(例えば、エルゴステロール、ミコステロール(mycosterol)など。本発明において有用な他の炭素環式アルキル疎水性末端基としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:シクロオクチル、シクロドデシル、アダマンチル、デカヒドロナフチル、ならびに天然の炭素環式物質から得られる基(例えば、ピネン、水素化レチノール、樟脳、イソボルニルアルコールなど)。
例示的なアリール置換C〜C40アルキル基としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:スチリル(例えば、2−フェニルエチル)、ジスチリル(例えば、2,4−ジフェニルブチル)、トリスチリル(例えば、2,4,6−トリフェニルヘキシル)、4−フェニルブチル、2−メチル−2−フェニルエチル、トリスチリルフェノールイル(phenolyl)など。
適切なC〜C80複合エステルの非限定的な例としては、水素化ヒマシ油(主に、12−ヒドロキシステアリン酸のトリグリセリド);1,2−ジアシルグリセロール(例えば、1,2−ジステアリルグリセロール、1,2−ジパルミチルグリセロール、1,2−ジミリスチルグリセロールなど);糖のジエステル、トリエステル、またはポリエステル(例えば、3,4,6−トリステアリルグルコース、2,3−ジラウリルフルクトースなど);ならびにソルビタンエステル(例えば、Ruffnerらの米国特許第4,600,761号に開示されるもの)(それらの直接関係のある開示は、本明細書中に参考として援用される)が挙げられる。
有用な会合性モノマーは、当該分野で公知の任意の方法により調製され得る。例えば、Changらの米国特許第4,421,902号;Sonnabendらの同第4,384,096号;Shayらの同第4,514,552号;Ruffnerらの同第4,600,761号;Ruffnerの同第4,616,074号;Barronらの同第5,294,692号;Jenkinsらの同第5,292,843号;Robinsonの同第5,770,760号;およびWilkerson,IIIらの同第5,412,142号(これらの直接関係のある開示は、本明細書中に参考として援用される)を参照のこと。
好ましい会合性ビニルモノマーの例としては、以下の式(III):
Figure 2006512425
を有するものが挙げられ、
ここで各Rは、独立して、H、メチル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキルであり;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;kは、0〜約30の範囲の整数であり、mは、0または1であり、ただしkが0である場合、mが0であり、kが1〜約30の範囲である場合、mが1であり;(R−O)nは、ポリオキシアルキレン(これは、ホモポリマー、ランダムコポリマー、またはC〜Cオキシアルキレンユニットのブロックコポリマーであり、Rは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、nは、約5〜約250個、好ましくは約5〜約100個、より好ましくは約10〜約80個、および最も好ましくは約15〜約60個の範囲の整数であり;Yは、−RO−、−RNH−、−C(O)−、−C(O)NH−、−RNHC(O)NH−、または−C(O)NHC(O)−であり;Rは、C〜C40直鎖アルキル、C〜C40分枝鎖アルキル、C〜C40 炭素環式アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、アリール置換C〜C40アルキル、およびC〜C80複合エステルからなる群より選択される、置換または非置換のアルキルである;ここでRアルキル基は、必要に応じて、ヒドロキシル基、アルコキシ基、およびハロゲン基からなる群より選択される1つ以上の置換基を含む。
式(III)の特に、好ましい会合性ビニルモノマーとしては、セチルポリエトキシル化メタクリレート(CEM)、セテアリルポリエトキシル化メタクリレート(CSEM)、ステアリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、アラキジルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ベヘニルポリエトキシル化メタクリレート(BEM)、ラウリルポリエトキシル化メタクリレート(LEM)、セロチルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、モンタニルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、メリシルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ラセリル(lacceryl)ポリエトキシル化(メタ)アクリレート、トルスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレート(TEM)、水素化ヒマシ油ポリエトキシル化メタクリレート(HCOEM)、カノーラポリエトキシル化(メタ)アクリレート、およびコレステロールポリエトキシル化メタクリレート(CHEM)が挙げられ、ここでそのモノマーのポリエトキシル化部分は、約5〜約100個、好ましくは約10〜約80個、およびより好ましくは約15〜約60個のエチレンオキシド反復ユニットを含む。
好ましくは、そのモノマー混合物中のAVモノマー成分は、総モノマー混合物重量ベースで、そのモノマー混合物の約0.001〜約25重量%、より好ましくは約0.01〜約15重量%、最も好ましくは約0.1〜約10重量%を構成する。
(SVSモノマー)
驚くべきことに、半疎水性ビニル界面活性剤(SVS)モノマー(これは、ポリオキシアルキレン鎖を含む)は、それらを含むカチオン性の会合性ポリマーの会合する特性を調節し得、従って、非常に望ましい組織およびレオロジー特性を有する水性ゲルを生成することが分かった。理論に束縛されることを望まないが、そのSVSモノマーのポリオキシアルキレン基は、そのポリマー中の会合性モノマーの疎水性基の間の非特異的結合を妨げるかまたは遮蔽し、従って、そのポリマーの会合性特性を弱めると考えられる。そのようなSVSモノマーは、得られるポリマーの濃化効率を調整して、選択された適用に望ましいように、そのポリマーのレオロジー特性をカスタマイズし得る。最も驚くべきことは、そのSVSモノマーは、望ましいレオロジー特性および美的特性を水性ゲルに付与し、SVSモノマーを含まないカチオン性の会合性ポリマーよりも軟らかく、滑らかでかつより拡げられるゲルを提供することが見出された。
驚くべきことに、SVSモノマーをカチオン性の会合性ポリマーに組み込むと、低剪断応力下で粘性の減少を最小にするかまたは減少させ得、滑らかに流れる剪断減少プロフィールを提供し得る。
本明細書中で使用される場合、用語「半疎水性ビニル界面活性剤モノマー」および「SVSモノマー」とは、以下の2つの部分を有する化合物をいう:(i)反応混合物の他のモノマーとの付加重合のための、エチレンにより不飽和化された末端基部分、および(ii)そのポリマーの疎水性基の間またはそのポリマーを含む組成物中の他の物質に由来する疎水性基の間の結合を弱めるための、ポリオキシアルキレン部分。SVSモノマーは、会合性モノマーに構造が類似しているが、実質的非疎水性末端基部分を有し、従って、そのポリマーにいかなる会合性特性も付与しない。
付加重合のためのビニル基または他のエチレンにより不飽和化された末端基を供給する不飽和末端基部分(i)は、好ましくは、α,β−エチレンにより不飽和化されたモノカルボン酸もしくはα,β−エチレンにより不飽和化されたジカルボン酸またはそれらの無水物、好ましくはCモノカルボン酸もしくはCモノカルボン酸またはCジカルボン酸もしくはCジカルボン酸、あるいはそれらの無水物に由来する。あるいは、その末端基部分(i)は、アリルエーテル、ビニルエーテルまたは非イオン性不飽和ウレタンに由来し得る。
重合可能な不飽和末端基部分(i)はまた、少なくとも1つの遊離カルボキシ官能基を含むC〜C30不飽和脂肪酸基に由来し得る。このC〜C30基は、その不飽和末端基部分(i)の一部であり、その会合性モノマーにぶら下がっている疎水性基とは異なり、親水性「スペーサー」部分により会合性モノマーの不飽和末端基から空間的に分離される。
そのポリオキシアルキレン部分(ii)は、詳細には、長鎖ポリオキシアルキレンセグメントを含み、このセグメントは、会合性モノマーの親水性部分に実質的に類似である。好ましいポリオキシアルキレン部分(ii)は、約5〜約250個、好ましくは約10〜約100個のオキシアルキレンユニットを含む、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、およびポリオキシブチレンユニットを含む。そのSVSモノマーが、オキシアルキレンユニットの1つを超える型を含む場合、そのユニットは、ランダム順序、非ランダム順序、またはブロック順序で配置され得る。
好ましいSVSモノマーは、以下の式(IV)または(V):
Figure 2006512425
のいずれかを有するモノマーを含み、
ここで式(IV)および(V)の各々において、各Rは、独立して、H、C〜C30アルキル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキル;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;pは、0〜約30の範囲の整数であり、rは、0または1であり、ただし、pが0である場合、rが0であり、pが1〜約30の範囲である場合、rが1であり;(R−O)は、ポリオキシアルキレンであり、このポリオキシアルキレンは、C〜Cオキシアルキレンユニットのホモポリマー、ランダムコポリマーまたはブロックコポリマーであり、ここでRは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、vは、約5〜約250範囲、好ましくは約5〜約100より好ましくは、約10〜約80および最も好ましくは約15〜約60整数であり;Rは、HまたはC〜Cアルキルであり;Dは、C〜C30不飽和アルキル、またはカルボキシ置換C〜C30不飽和アルキルである。
特に好ましいSVSモノマーは、以下の化学式:
CH=CH−O(CHO(CO)(CO)H または
CH=CH−CHO(CO)(CO)H;
を有するモノマーを含み、
ここでaは、好ましくは、2、3、または4であり;bは、好ましくは、1〜約10の範囲、より好ましくは約2〜約8、最も好ましくは約3〜約7の整数であり;cは、好ましくは、約5〜約50範囲、より好ましくは約8〜約40、最も好ましくは約10〜約30の整数であり;dは、好ましくは、1〜約10の範囲、より好ましくは、約2〜約8、最も好ましくは約3〜約7の整数であり;eは、好ましくは、約5〜約50の範囲、より好ましくは約8〜約40の整数である。
好ましいSVSモノマーの例としては、Clariant Corporationによって販売されている商標名EMULSOGEN(要録商標)R109、R208、R307、RAL109、RAL208、およびRAL307で入手可能な重合可能な乳化剤;Bimax,Inc.によって販売されているBX−AA−E5P5;ならびにUniqemaによって販売されるMAXEMUL(登録商標)5010および5011;ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。特に好ましいSVSモノマーとしては、EMULSOGEN(登録商標)R208、R307およびRAL307が挙げられる。
製造業者に従って、EMULSOGEN(登録商標)R109は、経験式CH=CH−O(CHO(CO)(CO)10Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化した1,4−ブタンジオールビニルエーテルである;
EMULSOGEN(登録商標)R208は、経験式CH=CH−O(CHO(CO)(CO)20Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化した1,4−ブタンジオールビニルエーテルである;
EMULSOGEN(登録商標)R307は、経験式CH=CH−O(CHO(CO)(CO)30Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化した1,4−ブタンジオールビニルエーテルである;
EMULSOGEN(登録商標)RAL109は、経験式CH=CHCHO(CO)(CO)10Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化したアリルエーテルである;
EMULSOGEN(登録商標)RAL208は、経験式CH=CHCHO(CO)(CO)20Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化したアリルエーテルである;
EMULSOGEN(登録商標)RAL307は、経験式CH=CHCHO(CO)(CO)30Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロピキシル化したアリルエーテルである;
MAXEMUL(登録商標)5010は、約24個のエチレンオキシド単位でエトキシルされている、カルボキシ官能性C12〜C15アルケニル疎水成分(hydrophobe)である;
MAXEMUL(登録商標)5011は、約34個のエチレンオキシド単位でエトキシルされている、カルボキシ官能性C12〜C15アルケニル疎水成分(hydrophobe)である;および
BX−AA−E5P5は、経験式CH=CHCHO(CO)(CO)Hを有する、ランダムにエトキシル化/プロポキシル化されたアリルエーテルである。
本発明のカチオン性会合ポリマーの調製において使用されるSVSモノマーの量は、広範に変化し得、とりわけ、そのポリマーにおいて望ましい最終流体力学特性に依存する。利用される場合、上記モノマー反応混合物は、好ましくは、全モノマー混合物重量に基づいて、1種以上のSVSモノマーの少なくとも約0.01重量%、より好ましくは少なくとも約0.1重量%を含む。上記モノマー混合物は、全モノマー混合物重量に基づいて、好ましくは、SVSモノマーの約25重量%以下、より好ましくは約10重量%以下を含む。
(HSNVモノマー)
本発明のカチオン性会合ポリマーは、必要に応じて、ヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーを含むモノマー混合物から、調製され得る。HSNVモノマーは、1つ以上のヒドロキシ置換基を含む、エチレン化不飽和モノマーである。
適切なHSNVモノマーの例としては、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート(例えば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2−HEA)、3−ヒドロキシプロピルアクリレートなど);ヒドロキシ置換(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド(例えば、N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(3−ヒドロキシプロピル)アクリルアミド、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アクリルアミドなど)が挙げられるが、これらに限定されない。他の有用なHSNVモノマーとしては、アリルアルコール、グリセロールモノアリルエーテル、3−メチル−3−ブテン−1−オール、ならびにビニルアルコール前駆体および等価物(例えば、ビニルアセテート)が挙げられる。
利用される場合、上記モノマー反応混合物は、好ましくは、全モノマー混合物重量に基づいて、約10重量%までの量で、1種以上のHSNVモノマーを含む。好ましい実施形態において、上記混合物中のHSNVモノマーの量は、全モノマー混合物重量に基づいて、約0.01〜約10重量%の範囲、より好ましくは約1〜約8重量%、最も好ましくは約1〜約5重量%である。
(XLモノマー)
本発明のカチオン性会合モノマーは、分枝を導入し分子量を制御するための1種以上の架橋モノマーを含むモノマー混合物から調製され得る。適切なポリ不飽和架橋剤は、当該分野で周知である。形成されたコポリマーが、重合が生じる前、間、または後に架橋することを引き起こし得る反応性基を保有する一不飽和化合物もまた、利用され得る。他の有用な架橋モノマーとしては、複数の反応性基(例えば、エポキシド基、イソシアネート基、および加水分解可能なシラン基)を含む多官能性モノマーが挙げられる。種々のポリ不飽和化合物が、部分的または実質的のいずれかで架橋した3次元ネットワークを生成するために利用され得る。
適切なポリ不飽和架橋モノマー成分の例としては、ポリ不飽和芳香族モノマー(例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフチレン、およびトリビニルベンゼン);ポリ不飽和脂環式モノマー(例えば、1,2,4−トリビニルシクロヘキサン);フタル酸の二官能性エステル(例えば、フタル酸ジアリル);ポリ不飽和脂肪族モノマー(例えば、ジエン、トリエン、およびテトラエン(イソプレン、ブタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,5,9−デカトリエン、1,9−デカジエン、1,5−ヘプタジエンが挙げられる)などが挙げられるが、これらに限定されない。
他の適切なポリ不飽和架橋モノマーとしては、ポリアルケニルエーテル(例えば、トリアリルペンタエリトリトール、ジアリルペンタエリトリトール、ジアリルスクロース、オクタアリルスクロース、およびトリメチロールプロパンジアリルエーテル;ポリアルコールもしくはポリ酸のポリ不飽和エステル(例えば、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレントリ(メタ)アクリレート、アリルアクリレート、ジアリルイタコネート、ジアリルフマレート、ジアリルマレエート、トリメチロールプロパン、トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、およびポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート);アルキレンビスアクリルアミド(例えば、メチレンビスアクリルアミド、プロピレンビスアクリルアミドなど);メチレンビスアクリルアミドのヒドロキシ誘導体およびカルボキシ誘導体(例えば、N,N’−ビスメチロールメチレンビスアクリルアミド);ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、およびトリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート);ポリ不飽和シラン(例えば、ジメチルジビニルシラン、メチルトリビニルシラン、アリルジメチルビニルシラン、ジアリルジメチルシラン、およびテトラビニルシラン);ポリ不飽和スタナン(例えば、テトラアリルスズ、およびジアリルジメチルスズ)などが挙げられる。
反応性基を保有する有用なモノ不飽和化合物としては、N−メチロールアクリルアミド;N−アルコキシ(メタ)アクリルアミド(そのアルコキシ基は、C〜C18アルコキシである);および不飽和加水分解性シラン(例えば、トリエトキシビニルシラン、トリス−イソプロポキシビニルシラン、および3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレート)などが挙げられる。
複数の反応性基を含む有用な多官能性架橋モノマーとしては、加水分解性シラン(例えば、エチルトリエトキシシランおよびエチルトリメトキシシラン);エポキシ置換加水分解性シラン(例えば、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシランおよび3−グリシドプロピルトリメトキシシラン);ポリイソシアネート(例えば、1,4−ジイソシアナトブタン、1,6−ジイソシアナトヘキサン、1,4−フェニレンジイソシアナートおよび4,4’−オキシビス(フェニルイソシアナート);不飽和エポキシド(例えば、グリシジルメタクリレートおよびアリルグリシジルエーテル);ポリエポキシド(例えば、ジグリシジルエーテル、1,2,5,6−ジエポキシヘキサン、およびエチレングリコルジグリシジルエーテル)が挙げられるが、これらに限定されない。
特に有用なのは、エトキシル化ポリオール(例えば、ジオール、トリオール、およびビスフェノール)に由来するポリ不飽和架橋剤であって、1モルのヒドロキシ官能基当たり約2〜約100モルのエチレンオキシドでエトキシル化されており、そして重合性不飽和基(例えば、ビニルエーテル、アリルエーテル、アクリレートエステル、メタクリレートエステルなど)でエンドキャップ化されているものである。そのような架橋剤の例としては、ビスフェノールエトキシル化ジメタクリレート;ビスフェノールFエトキシル化メタクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリメタクリレートなどが挙げられる。本発明のカチオン性会合ポリマーにおいて有用な他のエトキシル化架橋剤としては、Zanotti−Russoに対する米国特許第6,140,435号に開示されるエトキシル化ポリオール誘導性架橋剤が挙げられ、この米国特許の関連する開示は、その全体が参考として本明細書中に援用される。
特に好ましいXLモノマーの例は、少なくとも2つのアクリレートエステル基またはメタクリレートエステル基を有するポリオールのアクリレートエステルおよびメタクリレートエステル(例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)、エトキシル化(30)ビスフェノールAジメタクリレート(EOBDMA)など)である。
利用される場合、架橋モノマーは、上記モノマー反応混合物中に、全モノマー混合物重量に基づいて、約5重量%までの量で存在する。好ましい実施形態において、上記XLモノマーは、全モノマー混合物重量に基づいて、上記モノマー混合物の約0.01〜約3重量%の範囲、より好ましくは約0.05〜約2重量%、最も好ましくは約0.1〜約1重量%の量で存在する。
(連鎖移動剤)
本発明のカチオン性会合ポリマーは、必要に応じて、ポリマーの分野で周知である1種以上の連鎖移動剤を含むモノマー混合物から調製され得る。
本発明において使用するために適切な連鎖移動剤は、これらに限定されないが、種々のチオ含有化合物およびジスルフィド含有化合物(例えば、C〜C18アルキルメルカプタン、メルカプトカルボン酸、メルカプトカルボン酸エステル、チオエステル、C〜C18アルキルジスルフィド、アリールジスルフィド、多官能性チオールなど);亜リン酸塩および次亜リン酸塩;ハロアルキル化合物(例えば、四塩化炭素、ブロモトリクロロメタンなど)、ならびに不飽和連鎖移動剤(例えば、α−メチルスチレン)から選択される。
多官能性チオールとしては、三官能性チオール(例えば、トリメチロールプロパン−tris−(3−メルカプトプロピオネート)、四官能性チオール(例えば、ペンタエリトリトール−テトラ−(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリトリトール−テトラ−(チオグリコレート)、およびペンタエリトリトール−テトラ−(チオラクテート);六官能性チオール(例えば、ジペンタエリトリトール−ヘキサ−(チオグリコレート)などが挙げられる。
あるいは、上記連鎖移動剤は、ビニルモノマーのフリーラジカル重合の間のさらなるポリマーの分子量を減らす、任意触媒連鎖移動剤であり得る。触媒連鎖移動剤の例としては、例えば、コバルト錯体(例えば、コバルト(II)キレート)が挙げられる。触媒連鎖移動剤は、しばしば、チオールベースのCTAと比較して比較的低い濃度で利用され得る。
好ましい連鎖移動剤の例としては、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、ヘキサデシルメルカプタン、オクタデシルメルカプタン(ODM)、イソオクチル3−メルカプトプロピオネート(IMP)、ブチル3−メルカプトプロピオネート、3−メルカプトプロピオン酸、ブチルチオグリコレート、イソオクチルチオグリコレート、ドデシルチオグリコレートなどが挙げられる。連鎖移動剤は、好ましくは、全モノマー混合物重量に基づいて、重合性モノマー混合物の約10重量%までの量で、モノマー反応混合物に添加され得る。存在する場合、上記連鎖移動剤は、好ましくは、全モノマー重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%を含む。
本発明のカチオン性会合ポリマーは、ポリマーの分野で公知であるように、従来の重合技術(例えば、乳化重合)によって製造され得る。この重合は、単一バッチプロセスとして、計量添加プロセスとして、実施され得るか、またはこの反応は、小さいバッチとして開始され得、その後、上記モノマーのバルクが、リアクター中に継続的に計量され得る(シードプロセス)。代表的には、上記重合プロセスは、約20℃〜約80℃の範囲の反応温度で実行されるが、より高温またはより低温も使用され得る。上記モノマー混合物の乳化を促進するために、乳化重合は、少なくとも1種の界面活性剤の存在下で実行される。好ましくは、乳化重合は、全乳化重量ベースで、約1〜約10重量%、より好ましくは約3〜約8重量%の範囲、最も好ましくは約5〜約7重量%の範囲の量の界面活性剤の存在下で、実行される。乳化重合反応混合物はまた、全モノマー重量に基づいて、約0.01〜約3重量%の範囲の量で、1種以上のフリーラジカル開始剤を含む。重合は、中性から中程度のアルカリ性のpHで水性媒体または水性アルコール媒体において実行され得る。
代表的な重合において、モノマー混合物が、適切な量の水中の乳化界面活性剤(例えば、非イオン性界面活性剤(好ましくは直鎖アルコールエトキシレートもしくは分枝鎖アルコールエトキシレート)または非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤(例えば、脂肪アルコールスルフェートもしくはアルキルスルホネート)との混合物)の溶液に、適切なリアクター中で混合攪拌しながら添加されて、モノマー乳剤が調製される。この乳剤は、簡便な任意の方法により(例えば、窒素を噴霧することにより)脱酸素され、その後、重合反応が、重合触媒(開始剤)(例えば、過硫酸ナトリウム)または他の適切な任意の付加重合触媒を添加することによって、乳化重合の分野において周知であるように、開始される。この反応は、重合が完了するまで、代表的には、約4時間〜約16時間の範囲の時間、攪拌される。上記モノマー乳剤は、望ましい場合は開始剤の添加前に、約20℃〜約80℃の範囲の温度まで加熱され得る。未反応モノマーは、乳化重合分野で周知であるように、より多くの触媒の添加によって排除され得る。その後、生じたポリマー乳剤は、リアクターから排出され得、そして貯蔵用または使用用にパッケージングされ得る。必要に応じて、その乳剤のpHまたは他の物理特性および化学特性は、リアクターからの排出前に調整され得る。代表的には、生成物乳剤は、約10重量%〜約40重量%の範囲で全固体含有物を有する。代表的には、この生成物乳剤の全ポリマー含有量は、約15〜約35重量%の範囲、一般的には、約25重量%以下である。
乳化重合を促進するために適切な界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、およびそれらの混合物が挙げられる。最も一般的には、非イオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤、またはそれらの混合物が、利用される。中和されたポリマーの物理特性(例えば、粘性、分散性、清澄性、きめ(texture)など)は、当該分野で周知であるように、乳化界面活性剤の疎水特性および親水特性の適切な選択によって変化し得る。
乳化重合を促進するために適切な非イオン性界面活性剤は、ポリマーの分野で周知であり、それらとしては、直鎖アルコールエトキシレートもしくは分枝アルコールエトキシレート、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチルフェノールエトキシレート)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどが挙げられるが、これらに限定されない。他の有用な非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレングリコールのC〜C22脂肪酸エステル、モノグリセリドおよびジグリセリド、ソルビタンエステル、およびエトキシル化ソルビタンエステル、C〜C22脂肪酸グルコールエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー(約15を超えるHLB値を有する)、エトキシル化オクチルフェノール、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。
好ましいアルキルフェノールアルコキシレート界面活性剤としては、Rhodia,Inc.により商標名IGEPAL(登録商標)CA−897の下で販売されるオクチルフェノールが挙げられる。好ましい直鎖アルコールアルコキシレートとしては、BASF Corp.により商標名PLURAFAC(登録商標)C−17、PLURAFAC(登録商標)A−38およびPLURAFAC(登録商標)A−39の下で販売されるセテアリールアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物)のポリエチレングリコールエーテルが挙げられる。好ましいポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーとしては、BASF Corp.により商標名PLURONIC(登録商標)F127およびPLURONIC(登録商標)L35の下で販売されるコポリマーが挙げられる。
他の好ましい非イオン性界面活性剤としては、エトキシル化(50)直鎖脂肪アルコール(例えば、DISPONIL(登録商標)A 5060(Cognis))、分枝アルキルエトキシレート(例えば、GENAPOL(登録商標)X 1005(Clariant Corp.)、二級C12〜C14アルコールエトキシレート(例えば、TERGITOL(登録商標)S15−30およびS15−40(Dow Chemical Co.))、エトキシル化オクチルフェノールベース界面活性剤(例えば、TRITON(登録商標)X−305、X−405およびX−705(Dow Chemical Co.)、IGEPAL(登録商標)CA407、887および897(Rhodia,Inc.)、ICONOL(登録商標)OP 3070および4070(BASF Corp.)、SYNPERONIC(登録商標)OP30および40(Uniqema))、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー(例えば、PLURONIC(登録商標)L35およびF127(BASF Corp.))、ならびに二級C11アルコールエトキシレート(例えば、EMULSOGEN(登録商標)EPN407(Clariant Corp.)が挙げられる。多数の他の供給業者が、営業用文献において見出される。
乳化重合を促進するために適切なアニオン性界面活性剤は、ポリマーの分野で周知であり、それらとしては、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジ−sec−ブチルナフチレンスルホン酸ナトリウム、ドデシルフェニルエーテルスルホン酸二ナトリウム、およびn−オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウムなどが挙げられる。
本発明の乳化重合プロセスのために適切なポリマー安定剤(保護コロイドとしても公知である)は、水溶性ポリマー(例えば、合成ポリマー(例えば、ポリビニルアルコール、部分加水分解したポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、カルボキシレート官能性付加ポリマー、ポリアルキルビニルエーテル)などが挙げられる);水溶性天然ポリマー(例えば、ゼラチン、ペクチン、アルギネート、カゼイン、スターチなど)、ならびに改変天然ポリマー(例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アリル改変ヒドロキシエチルセルロースなど)が挙げられる。いくつかの場合において、合成保護コロイドと天然保護コロイドとの混合物(例えば、ポリビニルアルコールとカゼインとの混合物)を使用することは、有利であり得る。さらなる適切な天然ポリマーは、混合エーテル(例えば、メチルヒドロキシエチルセルロースおよびカルボキシメチルメチルセルロース)である。ポリマー安定剤は、全乳剤重量に基づいて約2重量%までの量で利用され得る。利用される場合、ポリマー安定剤は、好ましくは、約0.0001〜約1重量%、より好ましくは約0.01〜約0.5重量%の範囲の量で含まれる。
本発明に従って使用されるポリマー安定剤は、それが任意の比率で水中に混和性であるか、または少なくとも約0.1重量%の20℃の水中で溶解性を有しかつ20℃の水で希釈するとこれらの水溶液から沈殿しない場合に、水溶性であると呼ばれる。水溶性合成ポリマー安定剤の分子量は、代表的には、約5,000〜約2,000,000ダルトン、好ましくは約25,000〜約1,500,000ダルトンの範囲にある。上記ポリマー安定剤水溶液の粘性は、代表的には、約2〜約10重量%の濃度および約20℃の温度にて、約1〜約10,000mPa・sの範囲にある。
特に好ましいポリマー安定化剤は、アルキル改変ヒドロキシエチルセルロース(例えば、Clariantから入手可能なTYLOSE(登録商標)AM−HEC等級)である。側鎖の反応性アリル基は、安定なエマルジョンを生じるセルロースエーテルの接合力を増加させる。好ましいTYLOSE(登録商標)安定化剤は、アリル改変ヒドロキシエチルセルロース粉末(粒径<180μm)のTYLOSE(登録商標)AM H40 YP2 (AMHEC)である。
例示的な好ましいフリーラジカルとしては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:水性無機過硫酸化化合物(例えば、過硫酸化アンモニウム、過硫酸化カリウム、および過硫酸化ナトリウム);過酸化物(例えば、過酸化水素、過酸化ベンジル、過酸化アセチル、および過酸化ラウリル);有機ヒドロペルオキシド(例えば、クメンヒドロペルオキシドおよびt−ブチルヒドロキシペルオキシド;有機ペル酸(例えば、ペル酢酸);および油性のフリーラジカル生成剤(例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリルなど)、ならびにこれらの混合物。過酸化物およびペル酸は、必要に応じて、還元剤(例えば、重亜硫酸ナトリウムまたはアスコルビン酸、遷移金属、ヒドラジンなど)を用いて活性化され得る。特に適切なフリーラジカル重合化イニシエーターとしては、アルキル基上に水溶性置換基を有する、2,2’−アゾビス(tert−アルキル)化合物のようは水性アゾ重合化イニシエーターが挙げられる。好ましいアゾ重合化触媒としては、DuPontから入手可能な、VAZO(登録商標)フリーラジカル重合化イニシエーター(例えば、VAZO(登録商標)44(2,2’−アゾビス(2−(4, 5−ジヒドロイミダゾリル)プロパン)、VAZO(登録商標)56(2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロリド)、およびVAZO(登録商標)68(4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸))が挙げられる。
必要に応じて、エマルジョン重合化分野で周知である他のエマルジョン重合化添加物(例えば、溶剤、緩衝剤、キレート剤、無機電解質、鎖ターミネータ、およびpH調整剤)が、重合化系に含まれ得る。
本発明のカチオン性会合性ポリマーおよびカチオンエマルジョンポリマーの調製のための好ましい一般的なエマルジョン重合化手順は、概して以下に提供される。
モノマーエマルジョンは、好ましくは、窒素吸入口および攪拌器とを備えるリアクターにおいて、乳化量の非イオン性界面活性剤、または非イオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤の混合物を含む水分量で、窒素雰囲気下にて、混合攪拌しながら所望量の各モノマーと組み合わせることによって、調製される。上記の型のモノマー混合物からエマルジョンを形成するのに必要とされる攪拌の程度は、当業者に周知である。そのように形成されたエマルジョンは、当該分野で公知の任意の適切な方法によって(例えば、窒素を噴霧することによって)実質的に脱酸素化され、次いでフリーラジカルイニシエーターは,混合攪拌を続けながらエマルジョンに添加され、重合化が開始される。エマルジョンの温度は、所望であればイニシエーターの添加前または添加後に約20〜約60℃の範囲の温度に調節され得る。イニシエーターの添加後、重合化反応混合物の温度は、代表的に、約60〜80℃の範囲の温度に調節され、重合化を完了するのに十分な時間(代表的には、約3〜約14時間の範囲)にわたってこのような温度に保持される。必要に応じて、未反応の残りのモノマーは分解されるか、または種々の還元剤または触媒の添加によってさらに重合化され得る。得られたポリマーエマルジョンは、次いで冷却され、そしてリアクターから排出され回収される。
ポリマーの分野における当業者は、各モノマー成分の量が、任意の所望されるモノマー成分比を有するポリマーを得るように調節され得ることを理解する。所望される場合、様々な水の比率もまた、利用され得る。水混和性溶媒(例えば、アルコール)、および他の重合化添加物(例えば、上記のような添加物)もまた、反応混合物に含まれ得る。好ましいアルコールとしては、グリコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、へキシレングリコール、グリセロールなど)が挙げられる。
生成物ポリマーエマルジョンは、ポリマー重量に基づいて、約1%〜約60%の合計ポリマー固体、好ましくは約10%〜約40%の合計ポリマー固体、最も好ましくは約15%〜約25%合計ポリマー固体を好ましくは含むように調製され得る。
任意の中和化の前に、このポリマーエマルジョンは、生成される場合、代表的に約7.5以上の範囲のpH、室温で約100mPa−s以下のBrookfield粘度(スピンドル#2,20 rpm)、および方法Dによって測定するように約300nm以下の粒径を有する。
必要に応じて、この生成されたカチオン会合性ポリマーエマルジョンは、さらに、酸性のpHが所望される場合、酸性材料(好ましくは、有機酸、鉱酸など)を用いて、約1〜約7以下の範囲の好ましい値に調節することによって処理され得る。カチオン会合性ポリマーエマルジョンは、代表的に、膨張して、滑らかな粘稠性溶液(流動性でありかつ噴霧可能である)を形成するか、または中性〜酸性のpHでゲルを形成し、そしてこのポリマーは、通常このようなpH値で実質的に安定なである。カチオン会合性ポリマーエマルジョンは、水または溶媒で希釈され得るか、あるいは水の部分をエバポレートすることによって濃縮され得る。あるいは、得られたカチオン会合性ポリマーエマルジョンは、当該分野で周知の設備(例えば、スプレードライヤー、ドラムドライヤー、凍結ドライヤーなど)を利用することによって粉末または結晶質形態まで実質的に乾燥され得る。
本発明のカチオン会合性ポリマー重合化は、種々の公知の添加物および慣習的なアジュバントおよび水以外の溶媒を液体カチオン会合性ポリマーエマルジョン製品に導入することによって調製され得る。必要とされる場合、このカチオン会合性ポリマーの性能または特性を変更することあるいはそれらに悪影響を与えることなく、最終組成物の使用のために意図された形態を達成し得る。
あるいは、このカチオン会合性ポリマーは、慣習的な混合装置を使用して、処方物(好ましくは液体形態)に成分として組み込まれ得る。
本発明の好ましいカチオン会合性ポリマーは、脱イオン水中約2重量%濃度、約1〜約7の範囲のpHで中和または酸性形態であり、これは、約300mPa−s〜約100,000mPa−s以上のわたるBrookfield粘度(Brookfield RVT,20 rpm,約25℃室温)を提供し得る。
本発明の多目的なカチオン会合性ポリマーは、化学的活性成分および生理学的活性成分および化粧用材料の効能、沈積または送達を高めるための乳化剤、安定剤、懸濁剤、充填剤、コンディショニング剤、保湿剤、分散剤およびキャリアとして、そしてそれらが含まれる処方物の精神感覚特性および美的特性を改善するためのビヒクルとして使用され得る。カチオン会合性ポリマーのカチオン特性は、静電防止剤として有用であるようにし、特定の条件下ではまた、殺菌活性、静菌活性、防腐活性、および抗菌活性を提供する。このカチオン会合性ポリマーは、パーソナルケア、ヘルスケア、施設および産業(集合的に「I&I」)の保護のための種々の製品において、ならびに医療適用および産業適用のための種々の製品において利用され得る。カチオン会合性ポリマーは、好ましくは、非アルカリン(すなわち、pHが酸性〜実質的に中性)であるが、これらに限定されない組成物に組み込まれる。
使用され得るカチオン会合性ポリマーの量は、このポリマーを処方物に含める目的に依存し、これは処方物の分野の当業者によって容易に決定され得る。従って、カチオン会合性ポリマーを含む組成物の物理化学的特性および機能的特性が達成される限り、組成物の総重量に基づいてカチオン会合性ポリマーの有用な量、活性重量%は、代表的に約0.01%〜約25%の範囲で変動し得るが、これらに限定されない。従って、所定の組成物または適用において、本発明のカチオン会合性ポリマーは、必ずではないが、1つより多い機能(例えば、増粘剤およびコンディショニング剤、フィルム形成剤およびキャリアなど)を担い得る。
本発明のポリマーは、水中油または油中水の形成あるいは多段階エマルジョンプロセスの間の任意の工程において、処方物にポリマーを組み込むことによる慣習的なエマルジョン処方物においてレオロジーモディフィアまたは乳化安定剤として使用され得る。例えば、水性エマルジョン製品として供給されるポリマーは、水相に含まれ得る。1つの好ましいエマルジョン実施形態において、このポリマーは、最終エマルジョンが形成されそして冷却された後に処方物に添加され、有機酸または鉱酸を用いてpHをさげるように調節し、所望の粘性に膨張した酸を最適化し、次いで所望のpHに最終組成物を調節した。酸性の膨張したカチオン性会合性ポリマーを含む完了した組成物または処方物のpHが、処方物の意図された用途に必要とされるよりも酸性である場合、pHは、さらに任意の、好ましくは生理学的に許容可能な無機塩基または有機塩基を用いて調節され得る。
カチオン会合性ポリマーを含む組成物は、パッケージされ、そしてコンテナ(限定ではないが、例えば、ジャー、ボトル、チューブ、スプレーボトル、ワイプ、カン、ロールオンコンテナ、スティックコンテナなど)から分配される。カチオン会合性ポリマーが組み込まれ得る製品の形態には、この製品が使用される目的が達成される限り、制限はな。例えば、カチオン会合性ポリマーを含むパーソナルケアおよびヘルスケア用の製品は、皮膚、髪、頭皮および爪に、ゲル、スプレー(液体まらは泡状)、エマルジョン(クリーム、ローション、ペースト)、液体(リンス、シャンプー)、バー(bar)、軟膏、坐剤、含浸ワイプ、パッチなどであるがこれらに限定されない形態で塗布され得る。
本発明のカチオン会合性ポリマーは、パーソナルケア製品(美容、トイレタリー、美容食品)および局所的ヘルスケア製品の調製のために適切である。これらの製品は、保存期間および/または試用期間中に、有効量のカチオン会合性ポリマーが有益もしくは所望の物理効果または化学的効果をもたらし得るように実質的に中性の組成物に組み込まれ、これらの製品としては、以下が挙げられるが、限定ではない:ヘアケア製品(例えば、シャンプー(シャンプーを含む「2−イン−1(two−in−one)」のようなコンディショニングシャンプーが挙げられる);シャンプー後のリンス;セットおよびスタイルを維持する薬剤(セット補助剤(例えば、ゲルおよびスプレー)、グルーミング補助剤(例えば、ポマード、コンディショナー、パーマ、弛緩剤、髪を滑らかにする製品(hair smoothing product)などが挙げられる);スキンケア製品(顔、体、手、頭皮および足)(例えば、クリーム、ローション、コンディショナーおよびクレンジング製品);抗座瘡製品;老化防止製品(剥離剤(exfoliant)、角質溶解剤、抗脂肪沈着剤、しわの予防剤(antiwrinkle)など);皮膚保護薬(例えば、サンスクリーン、サンブロック、バリアクリーム、オイル、シリコンなど);皮膚着色製品(漂白剤、ライトニング製品(lightener)、サンレス日焼け促進剤(sunless tanning accelerator)など);ヘアカラー(ヘアダイ、ヘアカラーリンス、ハイライター(highlighter)、ブリーチなど);色素性皮膚着色料(顔および体のメイクアップ、ファンデーションクリーム、マスカラ、ルージュ、リップ製品など);バスおよびシャワー製品(ボディークレンザー、ボディーウォッシュ、シャワーゲル、リキッドソープ、ソープバー、合成洗剤、コンディショニングリキッドバスオイル、バブルバス、バスパウダーなど);ネイルケア製品(ポリッシュ、ポリッシュリムーバー、強化剤、伸長剤(lengthener)、硬化剤(hardener)、キューティクルリムーバー、軟化剤(softener)など);ならびに任意の水性の酸。
カチオン会合性ポリマーを含むトイレタリーおよび健康補助剤および美容補助剤は、一般に、HBAと称され、これらとしては以下が挙げられるがこれらに限定されない:ヘアリムーバル製品(シェービングクリームおよびローション、脱毛剤、アフターシェーブスキンコンディショナーなど);デオドラント剤および制汗剤;口腔のケア製品(口、歯、および歯ぐき)(例えば、マウスウォッシュ)、デントリフリース(dentrifrice)(例えば、歯磨き粉(toothpaste、tooth powder)、歯磨き用ポリッシュ、歯の漂白剤(tooth whitener)、ブレスフレッシャー、義歯接着剤など;顔および体用ヘアブリーチ;など。カチオン会合性ポリマーを含む他の健康補助剤および美容補助剤としては、限定ではないが、サンレス日焼け促進剤を含むサンレス日焼け塗布物(sunless tanning application)(例えば、ジヒドロキシアセトン(DHA)、チロシン、チロシンエステルなど);皮膚脱色処方物、漂白処方物およびライトニング処方物(コウジ酸、ヒドロキノリン、アルブチン、果実抽出物、野菜抽出物または植物抽出物のような活性成分を含む)(レモン皮抽出物、カモミール、緑茶、コウゾ抽出物など)、アスコルビン酸誘導体(アスコルビルパルミテート、アスコルビルステアレート、マグネシウムアスコルビルホスフェートなど);足ケア製品(例えば、角質溶解コーン(keratolytic corn)およびカラスリムーバー(callous remover)、足用ソーク(foot soak)、足用散剤(医療用(例えば、抗真菌性のアスリート用の、足用散剤、軟膏、スプレーなど、および制汗性散剤、または非医療用水分吸収散剤))、液体足用スプレー(非医療用(例えば、冷却およびデオドラントスプレー、ならびに医療用の抗真菌スプレー、制汗スプレーなど)、ならびに足および足指の爪用コンディショナー(ローションおよびクリーム、爪の軟化剤など)。
カチオン会合性ポリマー(例えば、分散補助剤およびフィルム形成剤)を含む局所的な健康補助剤および美容補助剤としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:皮膚保護スプレー、クリーム、ローション、ゲル、スティックおよび粉末の製品(例えば、虫除け、かゆみ止め、化膿止め、消毒薬、サンブロック、サンスクリーン、皮膚の引き締めおよびトーニングミルク(toning milk)およびローション、いぼ除去組成物(wart removal composition)など。
カチオン会合性ポリマーは、好ましくは、微粒子(例えば、マイカ、真珠色にする薬剤(pearlizing agent)、ビーズなど)のため懸濁剤として有用であり、粒子、ミクロ研磨剤および研磨剤を含む皮膚用製品(例えば、剥離性スクラブ剤を含むシャワーゲル、マスクおよび皮膚クレンザー)に適切にする。多くの美容上有用な粒子剥離性剤は当該分野で公知であり、選択および量は、美容分野の当業者によって理解されるように、組成物の使用から所望される剥離性効果によって決定される。有用な剥離性剤としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:生物学的研磨剤、無機研磨剤、合成ポリマーなど、ならびにそれらの混合物。生物学的研磨剤としは、以下が挙げられるが、これらに限定されない:シェル、シード、およびカーネルまたは石の顆粒もしくは粉末、ナッツから得られたシェル(例えば、ウォールナッツ(Juglans regia)、アーモンド、ピーナツなどから得られたシェル;果実供給源(例えば、アプリコット、アボカド、ココナツ、オリーブ、ピーチなど;野菜供給源(例えば、コーンコブ(corn cob)、オート麦ぬか、コメ、ローズヒップシード、ホホバ(ワックス、シード粉末)、微少結晶セルロース、グラウンドルーファ(ground loofa)、グラウンドシーウィード(ground seaweed)など;動物供給源(例えば、オイスターシェル、シルク、微晶質コラーゲンなど。無機研磨剤としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:酸化第二スズ、タルク、シリカ(水和、コロイド状など)、カオリン、沈殿したチョーク、塩(塩化ナトリウム、死海の塩など)、グラウンドパミス(ground pumice)など。合成ポリマーとしては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:微結晶質ポリアミド(ナイロン)、微晶質ポリエステル(ポリカルボネート)など。本発明のポリマーはまた、液体媒体において気泡バリング懸濁するために有用である。
カチオン性会合性ポリマーは、乾燥、光損傷、加齢、挫創等によって生じる皮膚の病気を、局所的に改善するために使用される種々の皮膚科学的な美容組成物(調整剤、保湿剤、酸化防止剤、皮膚摩擦材、角質溶解剤、ビタミン等を含み、代表的には、活性酸性成分を含み、約0.5〜約5の範囲のpHを有する)において、増粘剤およびフィルム形成剤として有用である。カチオン性会合性ポリマーが、これらの前記酸性生成物実施形態に取り込まれるとき、活性酸性成分は、カチオン性会合性ポリマーに対して活性皮膚処置剤および酸膨張剤の両方の機能を果たして、所望の粘性を達成し得る。
1つの美容の局面において、カチオン性会合性ポリマーは、活性皮膚処置化粧水およびクリーム(活性成分として、酸性老化防止剤、抗脂肪沈着剤および抗ニキビ剤、ヒドロキシカルボン酸(例えば、α−ヒドロキシ酸(AHA)、β−ヒドロキシ酸(BHA)、α−アミノ酸、α−ケト酸(AKA)およびその混合物)を含む)に対して増粘剤として使用され得る。そのような美容物において、AHAには、乳酸、グリコール酸、フルーツ酸(例えば、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、AHAを含む天然化合物の抽出物(例えば、リンゴ抽出物、アンズ抽出物等)、蜂蜜抽出物、2−ヒドロキシオクタン酸、グリセリン酸(ジヒドロキシプロピオン酸)、タルトロン酸(ジヒドロキシプロパン二酸)、グルコン酸、マンデル酸、ベンジル酸、アゼライン酸、α−リポ酸、サリチル酸、AHA塩および誘導体(例えば、グリコール酸アルギニン、グリコール酸アンモニウム、グリコール酸ナトリウム、乳酸アルギニン、乳酸アンモニウム、乳酸ナトリウム、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒドロキシイソバレリアン酸、アトロ乳酸(atrolactic acid)等が挙げられ得るが、これらに制限はされないBHAには、3−ヒドロキシプロパン酸、β−ヒドロキシ酪酸、β−フェニル酪酸、β−フェニルピルビン酸が挙げられるが、これらに制限はされない。α−アミノ酸には、α−アミノジカルボン酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸およびその混合物)が挙げられ得るが、これらに制限されず、時には、フルーツ酸と組み合わせて使用され得る。AKAには、ピルビン酸が挙げられる。幾つかの老化防止化合物において、酸性活性剤は、レチノイン酸、ハロカルボン酸(例えば、トリクロロ酢酸)、酸性酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸(ビタミンC))、鉱酸、フィチン酸、リゾホスファチジン酸等であり得る。幾つかの酸性抗ニキビ剤は、例えば、サリチル酸、サリチル酸誘導体(例えば、5−オクタノイルサリチル酸)、レチノイン酸、およびその誘導体が挙げられ得る。
活性な皮膚処置組成物の使用および処方の議論は、COSMETICS & TOILETRIES(登録商標),C&T Ingredient Resource Series,「AHAs & Cellulite Products How They Work」(1995年出版)および「Cosmeceuticals」(1998年出版)にあり、これらは共に、Allured Publishing Corporationから入手可能であり、本明細書中に参考として援用される。アスコルビン酸で酸性化されたαアミノ酸を含有する組成物は、米国特許第6,197,317 B1号に記載されており、老化防止、スキンケアレジメンにおいてこれらの酸を利用する市販の美容調製物は、AFAの商品名で、exCel Cosmeceuticals(Bloomfield Hills,MI)から販売されている。用語「AFA」は、供給元の営業用文献に記載されるように、Amino Fruit Acidsとして、そして、「Amino acid Filaggrin based Antioxidants」についての頭文字として、アミノ酸/ビタミンCの組合せを記載するために開発者により作られた。
カチオン性会合性ポリマーが含まれ得る他のヘルスケア製品は、局所および非局所の医薬品およびデバイスのような医療用製品である。医薬品の処方において、カチオン性会合性ポリマーは、クリーム、ポマード、ゲル、ペースト、軟膏、錠剤、ゲルカプセル、下剤流体(浣腸、催吐薬、結腸洗浄薬など)、坐剤、抗真菌フォーム、眼用製品(点眼剤、人工涙液、緑内障薬物送達点眼剤、コンタクトレンズの洗浄剤などのような眼科用製品)、耳用製品(耳垢軟化剤、耳垢除去剤、耳炎薬物送達点耳剤など)、鼻用製品(ドロップ、軟膏、スプレーなど)、および創傷ケア(液体絆創膏、創傷包帯、抗生物質クリーム、軟膏など)のような製品であるが、これらに限定されない製品において、増粘剤および/または滑沢剤として使用され得る。
カチオン性会合性ポリマーのフィルム形成特性および酸膨張可能(acid−swellbable)特性は、カチオン性会合性ポリマーを、活性成分の皮膚への、または皮膚を介する経皮送達を促進および増強するため、抗座瘡剤処方物および局所鎮痛薬の効果を増強するため、ならびに、錠剤またはシロップのような薬物の低いpH(例えば、胃)における制御放出;錠剤、トローチ剤、チュアブル剤などからの、口の弱酸性環境における制御薬物放出;または坐剤、軟膏、クリームなどからの膣内の弱酸性環境における制御薬物放出;シャンプー、軟膏などからのふけ制御剤の堆積を促進するため;色素性化粧品(メークアップ、リップスティック、ルージュなど)に由来する皮膚上の、および毛髪染料に由来する毛髪上の染料の沈着を増強するためにのビヒクルとして特に適したものにする。
上記のことに加えて、酸性pHでの本発明のポリマーのカチオン性特性、およびその驚くべきカチオン適合性は、種々の個人医療、保健医療、I&I、および医療において、帯電防止剤、殺生剤、抗菌剤、および他の防腐剤についての増粘剤として、カチオン会合ポリマーを有用にする。例えば、ポリマーは、カチオン性殺生剤が代表的に使用される、一般用(over−the−counter:OTC)保健医療および薬学的製品における増粘剤として、そしてプラークコントロールおよび歯石コントロールについての歯の手入れ用組成物における薬学的製品として、そして治療剤を含む液体ビヒクル(例えば、シロップ、ゲルなど)として使用され得る。特定の調整されたpH条件下で、カチオン会合ポリマーのカチオン性特性もまた、それ自体、帯電防止活性または殺生活性、抗菌活性、あるいは防腐様活性を提供し得る。
本発明のポリマーは、限定することなしに、医療装置(例えば、軟組織インプラント、手術用手袋、カテーテル、カニューレなど)用の潤滑コーティング剤、医療機器(創傷被覆材など)用の取り外し可能な保護フィルムコーティング剤、特に胃の酸性環境における粘膜接着剤、医療用に処方された製品(例えば、消毒用ハンドクリーム、抗ウイルス製品(アニオン性ウイルス用)、抗生物質軟膏、スプレーおよびクリーム、滴らずにスプレー可能な病院用消毒剤、慣用的なメンテナンス中に適用される塗装面抗菌仕上げなど)におけるキャリアおよび増粘剤として使用され得る。
本発明のポリマーは、在宅医療、およびI&I適用において、例えば、流体修飾物質、繊維柔軟剤、帯電防止剤として、特に、「粘着性表面」を介しての処方有効性または殺菌剤および殺生剤の効力を改善するために、そして従来の繊維柔軟剤と組み合わせて繊維柔軟効果を相乗的に改善するために使用され得る。本発明のポリマーを含み得る代表的な家庭用製品およびI&I製品としては、洗濯物および繊維の手入れ用品(例えば、界面活性剤、繊維柔軟剤(液体もしくはシート)、アイロン仕上げスプレー、ドライクリーニング補助剤、しわ防止スプレー、しみ除去剤など);台所および浴室ならびにそれらの場所で使用されるかもしくは設置される実用品および器具用の塗装面クレンザー(例えば、便器用ゲル、浴槽洗剤およびシャワー洗剤、硬質な水垢の除去剤、床用洗剤およびタイル用洗剤、壁用洗剤、床用研磨剤およびクロム質備品用研磨剤、アルカリ剥離性ビニール床用洗剤、大理石用洗剤およびセラミック用洗剤、空気洗浄用ゲル、皿用液体洗剤など);帯電防止性洗剤(例えば、便器用洗剤およびウォシュレット用洗剤、殺菌性ハンドソープ、部屋用消臭剤など)が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明のポリマーは、レオロジー改変剤、分散剤、安定剤、助触媒、または抗菌剤などとして、産業製品適用(例えば、織物(加工、仕上げ、印刷、および染色助剤、洗浄可能な保護表面コーティング、非織布の飽和による合成皮革の製造など、織布、非織布、天然繊維および合成繊維の製造など);水処理(排水、冷却水、飲料水精製など);化学排出汚染物(酸排出吸収剤)など;皮革および皮の処理(処理助剤、仕上げ、コーティング、エンボス加工など);紙および製紙(表面コーティング(例えば、色素コーティング、帯電防止コーティングなど、パルプ結合剤、表面サイズ決定、乾燥強度増強剤および湿潤強度増強剤、ウェットレイドフェルト(wet−laid feltの製造など);印刷(インク、アンチウィッキングインクジェットプリンターインク、アクリル酸繊維を印刷するためにカチオン性色素を含むインク処方物用の濃厚剤など);ペイント(色素および研磨添加剤、エポキシラテックス乳剤用の架橋剤、粘土用の粒子状懸濁助剤、色素など);産業的工場廃液処理(紙粉砕廃液中のフェノール類のための柔毛など);金属作業(酸エッチ洗浄、低pH金属コーティング、冷却圧延鋼処理における酸洗いなど);接着剤(透明接着剤、金属、プラスチック、木材など用の接着助触媒、非織フロック接着剤結合コーティング、結合剤など);木材保存;ならびに建築および道路用の産業構築製品(セメント可塑化剤、低pHでのアスファルト乳剤安定剤、セメント用酸エッチ、コンクリート、モルタル、パテの粘調度調整剤など)であるが、これらに限定されない)において利用され得る。本発明のポリマーは、種々の上記産業適用および掘穿泥水において使用される、錆取り剤、酸トラッククリーナー、鱗落としなどとして、および粒子(例えば、粘土、色素(二酸化チタン、炭酸カルシウム、および他の鉱物))を含む製品の分散安定剤、研磨剤などとして特に有用である。
本発明のポリマーを含む生成物は、当該分野で公知の種々の従来の添加剤およびアジュバントを含み得、それらのうちのいくつかは、1つより多くの機能を提供し得る。使用される量は、その生成物の目的および特徴とともに変化し、そしてその処方物の分野における当業者によって、および文献から、容易に決定され得る。用語「美容アジュバント」とは、組成物の有用な有効期限の間に、組成物の物理的安定性ならびに眼に見える審美的外観および市場アピールを維持する、美容学的および薬学的に受容可能な製品安定剤および製品仕上げ剤を包含する。
用語「固定剤」は、ポリマーに適用される場合、フィルム形成、接着、またはポリマーが塗布される表面上へ配置されるコーティングの特性を含む。ヘアケア技術で一般に理解され、本明細書中で使用される、用語「ヘアスタイリングおよび毛髪固定剤」は、集合的に、毛髪固定剤およびフィルム形成剤である毛髪セット剤をいい、毛髪セットのスタイリングおよび/または保持を容易にするのに能動的に寄与するため、ならびに毛髪セットの再スタイリングを維持するために、毛髪に局所的に適用される。従って、毛髪セット組成物としては、ヘアスタイリング製品、毛髪固定剤および毛髪手入れ製品が挙げられ、これらは、従来、毛髪(湿っているかまたは乾燥している)に、ジェル、リンス、エマルション(油中水型、水中油型または多相)(例えば、ローションおよびクリーム)、ポマード、スプレー(加圧型または非加圧型)、整髪剤(spritze)、フォーム(例えば、ムース)、シャンプー、固形物(例えば、スティック)、半固体などの形態で適用されるか、または、洗浄によって除去されるまでのある程度の時間、毛髪セット剤を毛髪にセットしたままにしておくための毛髪セット補助物に含浸させるかまたは毛髪セット補助物に被覆させた毛髪セット組成物を有するセット補助物に適用される。
用語「コンディショニング剤」およびその用語の文法上の変形は、スキンケアおよびヘアケア用の組成物に関係し、化粧品として、および薬剤として有用な物質(湿潤剤、保湿剤、およびエモリエント剤)を含む。いくつかのコンディショニング剤が組成物中で、一つより多い機能(例えば、乳化剤、潤滑剤および溶剤)を果たし得ることが理解される。
好ましいヘアケア組成物の実施形態は、ヘアケア組成物に特性(例えば、毛髪固定特性、毛髪コンディショニング特性、粘着特性(濃化、レオロジー改変)またはこれらの組合せ)を提供するために有効量で、本発明のポリマーを含有する。必要に応じて、ヘアケア組成物は、一つ以上の補助フィルム形成剤、補助毛髪固定剤、補助毛髪コンディショニング剤、補助レオロジー改変剤、またはこれらの混合物を含有し得る。
好ましいスキンケア組成物の実施形態は、スキンケア組成物に特性(例えば、皮膚コンディショニング特性、粘着特性(濃化、レオロジー改変)またはこれらの組合せ)を提供するために有効量で、本発明のポリマーを含有する。必要に応じて、スキンケア組成物は、一つ以上の補助皮膚コンディショニング剤、補助レオロジー改変剤、またはこれらの混合物を含有し得る。
本発明のポリマーを含有する製品処方物は、パーソナルケア製品、家庭用ケア製品、施設用ケア製品および産業用ケア製品中に従来またはよく含有される、種々の添加剤および化粧品アジュバントを含有し得、これらの添加剤およびアジュバントとしては、酸性化またはアルキル化するpH調節剤および緩衝剤;補助的な固定剤およびフィルム形成剤(例えば、非イオン性、アニオン性、カチオン性、もしくは両親媒性の、合成由来もしくは天然由来のポリマーなど);補助的なレオロジー改質剤(例えば、粘度増加ポリマー、ゴム、もしくは樹脂増粘剤またはゲル化剤);添加剤(例えば、乳化剤、エマルジョン安定化剤、蝋、分散材など)、ならびに粘度制御剤(例えば、溶媒、電解質など);補助的なコンディショニング剤(例えば、静電防止剤、合成油、植物性油脂または動物性油脂、シリコーン油、モノマーまたはポリマーの四級化アンモニウム化合物およびその誘導体、シーン増強剤、加湿剤、皮膚軟化剤、湿潤剤、潤滑剤、日焼け止め剤など);酸化剤;還元剤;界面活性剤(例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両親媒性界面活性剤、双性イオン界面活性剤、およびそれらのシリコーン誘導体);ポリマーフィルム改質剤(例えば、可塑剤、粘着付与剤、脱粘着剤、湿潤剤など);製品安定化および仕上げ剤(例えば、キレート剤、乳白剤、パール様化(pearlescing)剤、タンパク質性材料およびその誘導体、ビタミンおよびその誘導体、防腐剤、芳香剤、可溶化剤、着色剤(一時的または永続的)(例えば、顔料および色素)、UV吸収剤など);プロペラント(水混和性または水非混和性)(例えば、フッ素化炭化水素、液体揮発性炭化水素、圧縮気体など);ならびにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で議論される本発明のカチオン性会合性ポリマーとともに使用され得る、添加剤およびアジュバント成分、製品、または材料は、International Cosmetic Ingredient Dictionary(Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Washington D.C.(本明細書中以下で、INCI辞書)において与えられるINCI名(例えば、その任意の版(例えば、第1巻および第2巻、第6版(1995)、または第1−3巻、第7版および第8版(1997、2000))に見られ得る)を通常呼ばれるか、またはそれらの通常使用される化学名を呼ばれる。INCI名、商品名またはその両方によって列挙される、多数の市販の供給源は、INCI辞書および多数の市販の商標刊行物(2001 McCutcheon’s Directories,第1巻:Emulsifiers & Detergentsおよび第2巻:Functional Materials(McCutcheon’s Division,The Manufacturing Confectioner Publishing Co.,Glen Rock,NJ出版)(2001);および2001 Cosmetic Bench Reference,COSMETICS & TOILETRIES(登録商標)の版、115 (13)(Allured Publishing Corporation,Carol Stream,IL出版)(2001)挙げられるが、これらに限定されない;各々の関連する開示は、本明細書中に参考として援用される)に見出され得る。組成物のこのような成分および処方物はまた、周知の参考文献(例えば、Cosmetics Science and Technology,第1版(Sagarin(編))1957年出版、および第2版(Balsamら(編))1972−74年出版;およびThe Chemistry andManufacture of Cosmetics,第2版(deNavarre(編)),1975年出版、および第3版(Schlossman(編))2000年出版(両方、Allured Publishing Corporationから入手可能);Rieger(編),Harry’s Cosmeticology,第8版,Chemical Publishing,Co.,Inc.,New York,NY(2000);ならびに当業者に利用可能な種々の教科書(formulary)(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,第14版,Mack Publishing Company,Easton,PA(1970))に詳細に記載されている;各々の関連する開示は、本明細書中に参考として援用される。
パーソナルケアおよび局所的な皮膚医学的ヘルスケアのための処方組成物(これらは、クレンジングまたは平滑化のために皮膚および粘膜表面に塗布される)は、多くの同じかまたは類似の生理学的に許容可能な成分と混合され、そして主として選択される成分の純度等級、医薬または薬学的に受容可能な化合物の存在、および製品が製造される制御された条件が異なる、同じかまたは類似の製品形態に処方されることが公知である。同様に、家庭用およびI&Iの製品において使用される成分の多くは、上記のものと同じかまたは類似であり、主として、使用される量および材料等級が異なる。成分の選択および許容される量は、国家、地域、地方、および国際的なレベルで、政府の規制に供され得ることもまた、公知である。従って、パーソナルケア製品およびヘルスケア製品のために有用な種々の成分の本明細書中の議論は、家庭用製品およびI&I製品、ならびに産業用の適用に適用され得る。
カチオン性会合性ポリマーを含有する処方される組成物中の成分の選択および量は、処方の分野の当業者に周知であるように、製品およびその機能に依存して変化する。パーソナルケア製品および局所的ヘルスケア製品のための処方成分としては、代表的に、溶媒、界面活性剤(クレンジング剤、乳化剤、発泡促進剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、および懸濁剤として)、非界面活性懸濁剤、乳化剤、皮膚コンディショニング剤(皮膚軟化剤、湿潤剤、加湿剤など)、ヘアコンディショニング剤、毛髪固定剤、フィルム形成剤、皮膚保護剤、結合剤、キレート剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗ふけ剤、研磨剤、接着剤、吸収剤、色素、脱臭剤、発汗防止剤、乳濁剤およびパール様化剤、酸化防止剤、防腐剤、プロペラント、拡散助剤、日焼け防止剤、日光なしでの皮膚日焼け促進剤、紫外光吸収剤、pH調節剤、生薬、洗髪量、酸化剤、還元剤、皮膚漂白剤、顔料、生理学的に活性な薬剤、抗炎症剤、局所麻酔剤、芳香剤および芳香剤可溶化剤などが挙げられ得るが、これらに限定されず、これらは、本明細書中には現れないかもしれない、以前に議論された成分に加えられる。例えば、経口ケア製品は、虫歯予防剤、歯石予防剤、および/または斑予防剤を、界面活性剤、研磨剤、湿潤剤、および矯味矯臭剤に加えて、含有し得る。物質ならびにそれらの従来の機能および製品カテゴリーの広範な列挙は、一般に、INCI辞書に記載されており、特に、第7版、第2巻の第4節および第5節に記載されている(本明細書中に参考として援用される)。
水性エマルジョンとして調製される、本発明のポリマーは、水ベースの処方物および水混和性の補助的な溶媒を含有する処方物のために特に有用であるが、これらに限定されない。通常使用される有用な溶媒は、代表的に液体であり、例えば、水(脱イオン水、蒸留水、または精製水)、アルコール、ポリオールなど、およびこれらの混合物である。非水性または疎水性の補助的な溶媒は、通常、実質的に水を含まない製品(例えば、爪ラッカー、エアロゾルプロペラントスプレー)において、または特定の機能(例えば、油性ゾル、皮脂の除去、色素、芳香剤などの形成または溶解)のために使用され、またはエマルジョンの油相に組み込まれる。補助的な溶媒の非限定的な例としては、水以外に、直鎖および分枝鎖のアルコール(例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ヘキサノールなど);芳香族アルコール(例えば、ベンジルアルコール、シクロヘキサノールなど);飽和C 12 〜C30脂肪アルコール(例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなど)が挙げられる。ポリオールの非限定的な例としては、ポリヒドロキシアルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、へキシレングリコール)、C〜Cアルコキシ化アルコールおよびC〜Cアルコキシ化ポリオール(例えば、約2〜約30個の炭素原子および1〜約40個のアルコキシ単位を有する、アルコール、ジオールおよびポリオールのエトキシ化エーテル、プロポキシ化エーテル、およびブトキシ化エーテル)、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどが挙げられる。非水性の補助的な溶媒の非限定的な例としては、シリコーンおよびシリコーン誘導体(例えば、シクロメチコンなど)、ケトン(例えば、アセトンおよびメチルエチルケトン);天然および合成の油および蝋(例えば、植物性油脂、植物油、動物性油脂、エッセンシャルオイル、鉱油、C〜C40イソパラフィン、カルボン酸のアルキルエステル(例えば、酢酸エチル、酢酸アミル、乳酸エチルなど)、ホホバ油、サメ肝油など)が挙げられる。上記の非水性の補助的な溶媒のいくつかはまた、コンディショナーおよび乳化剤であり得る。
界面活性剤は、一般に、クレンジング剤、乳化剤、発泡増幅剤、ハイドロトロープおよび懸濁剤として使用される。本発明のポリマーは、全てのクラスの界面活性剤(すなわち、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両親媒性界面活性剤)を含有する処方物において使用され得る。用語「両親媒性界面活性剤」とは、本明細書中において使用される場合、双性イオン界面活性剤を含む。上記参照に加えて、界面活性剤のクラスの議論は、Cosmetics & Toiletries(登録商標)C & T Ingredient Resource Series、「Surfactant Encyclopedia」,第2版,Rieger(編),Allured Publishing Corporation (1996);Schwartzら,Surface Active Agents,Their Chemistry and Technology,1949年出版;およびSurface Active Agents and Detergents,第II巻,1958年出版,Interscience Publishersに存在する;各々が、本明細書中に参考として援用される。
驚くべきことに、本発明のポリマーは、比較的高濃度(約10〜40重量%)のアニオン性界面活性剤を含有する組成物(例えば、シャンプーならびに毛髪および身体(浴室)製品のためのツーインワン(two−in−one)型のコンディショニング/クレンザー)において、増粘剤および沈着助剤として有用である。本発明のカチオン性会合性ポリマーは、静電防止活性を有するカチオン性界面活性剤(例えば、ヘアケア製品および公共ケア製品において使用されるもの)と適合性である。
アニオン性界面活性剤としては、負に荷電した疎水性物質を有する物質、またはpHが中性以上に上昇される場合に負の電荷を保有する物質が挙げられ、例えば、アクリルアミノ酸およびその塩(例えば、アクリルグルタメート、アシルペプチド、サルコシネートおよびタウレート);カルボン酸およびその塩(例えば、アルカン酸およびアルカノエート、エステルカルボン酸、およびエーテルカルボン酸);リン酸エステルおよびその塩;スルホン酸およびその塩(例えば、イセチオン酸アシル、スルホン酸アルキルアリール、スルホン酸アルキル、およびスルホスクシネート);ならびに硫酸エステル(例えば、硫酸アルキルエーテルおよびアルキルスルフェート)である。
アニオン性界面活性剤の非限定的な例としては、水溶液中でわずかに酸性であるアシルグルタメートの一塩基塩(例えば、アシルグルタミン酸ナトリウムおよび加水分解獣脂グルタミン酸ナトリウム);アシル−加水分解タンパク質の塩(例えば、カリウムパルミトイル加水分解ミルクプロテイン、ナトリウムココイル加水分解ダイズタンパク質、およびTEA−アビエトイル加水分解コラーゲン);アシルサルコシネートの塩(例えば、ミリストイルサルコシンアンモニウム、ココイルサルコシネートナトリウム、およびTEA−ラウロイルサルコシネート);アシルタウリン酸メチルナトリウムの塩)例えば、タウリン酸ラウロイルナトリウムおよびタウリン酸メチルココイルナトリウム);アルカン酸およびアルカノエート(例えば、水溶性石鹸および水溶性乳化石鹸を形成する動物グリセリドおよび植物性グリセリド由来の脂肪酸(ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸アルミニウム、およびウンデシル酸亜鉛が挙げられる));エステルカルボン酸(例えば、ジノノキシノール−9−シトレート);アシルラクチレートの塩(例えば、ステアロイルラクチレートカルシウムおよびラウレス(laureth)−6シトレート);種々の長さのポリオキシエチレン鎖を有するエトキシ化アルコールまたはフェノールから誘導されるエーテルカルボン酸(例えば、ノノキシノール−8カルボン酸、およびナトリウムトリデセス−13カルボキシレート);リン酸のモノエステルおよびジエステル、ならびにこれらの塩(例えば、リン脂質、ジラウレス−4−ホスフェート、DEA−オレス−10ホスフェートおよびトリエタノールアミンラウリルホスフェート);アシルイセチオネートの塩(例えば、イセチオン酸ココイルナトリウム);アルキルアリールベンゼンスルホネート(例えば、α−オレフィンスルホネート(AOS)およびアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、およびアルカノールアミン塩、ならびにドデシルベンゼン硫酸ナトリウム);アルキルスルホネート(例えば、C12〜C14オレフィンスルホン酸ナトリウム、スルホン酸ココモノグリセリドナトリウム、C12〜C14パレス−15スルホン酸ナトリウム、およびラウリルスルホ酢酸ナトリウム);スルホスクシネート(例えば、スルホコハク酸のモノエステルおよびジエステル、これらの塩、ならびにそのアルコキシ化アルキル誘導体およびアルキルアミノ誘導体(例えば、ジ−C〜C10アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ラウレススルホコハク酸二ナトリウム、オレアミドMEA−スルホコハク酸二ナトリウム、およびC12〜C15パレススルホコハク酸二ナトリウム));アルキルエーテルスルフェート(例えば、硫酸のナトリウムラウリルエステルおよびアンモニウムラウリルエステル(約1〜約12モルのエチレンオキシドを有する));アルキルスルフェート(例えば、C12〜C18アルキルスルフェートのアンモニウム塩およびトリエタノールアミン塩、C12〜C14オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラウレス−6カルボン酸ナトリウム、C12〜C18パレス硫酸ナトリウム)などが挙げられる。
カチオン性界面活性剤は、正の電荷を保有する疎水性部分を有し得るか、あるいは中性の近くまたはそれより低いpH値で荷電しない界面活性剤であり、例えば、アルキルアミン、アルキルイミダゾリン、エトキシ化アミン、および第四級アンモニウム化合物である。化粧品において使用されるカチオン性界面活性剤は、好ましくは、N−誘導体であり、そして中和アニオンは、無機物であっても有機物であってもよい。本明細書中において有用なカチオン性界面活性剤物質のうちでもとりわけ、一般式(R10111213)Eに対応する第四級アンモニウム化合物であり、ここで、R10、R11、R12、およびR13は、独立して、1〜約22個の炭素原子を有する脂肪族基、または1〜約22個の炭素原子をアルキル鎖中に有する芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基またはアルキルアリール基から選択され;そしてEは、ハロゲン(例えば、塩化物、臭化物)、酢酸イオン、クエン酸イオン、乳酸イオン、グリコール酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、およびアルキル硫酸イオンから選択されるもののような、塩形成アニオンである。脂肪族基は、炭素原子および水素原子に加えて、リンカー、エステル結合、および他の(例えば、アミノ基)を含み得る。より長鎖の脂肪族基(例えば、約12個の炭素、またはより高級なもの)は、飽和であっても不飽和であってもよい。
アルキルアミンは、置換または非置換の、第一級、第二級、および第三級の脂肪C12〜C 22 アルキルアミンの塩、および時々「アミドアミン」と称される物質であり得る。アルキルアミンおよびその塩の非限定的な例としては、ジメチルココアミン、ジメチルパルミトアミン、ジオクチルアミン、ジメチルステアロアミン、ジメチルソイアミン、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−獣脂プロパンジアミン、エトキシ化ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、アラキジルベヘニルアミン、ジメチルラウロアミン、ステアリルアミン塩酸塩、塩化ソイアミン、葉酸ステアリルアミン、N−獣脂プロパンジアミンジクロリド、およびアモジメチコン(アミノ官能基でブロックされたシリコーンポリマー(例えば、アミノエチルアミノプロピルシロキサン)についてのINCI名)が挙げられる。アミドアミンおよびその塩の非限定な例としては、ステアロアミドプロピルジメチルアミン、ステアロアミドプロピルジメチルアミンシトレート、パルミトアミドプロピルジエチルアミン、およびココアミドプロピルジメチルアミンラクテートが挙げられる。他のカチオン性界面活性剤としては、ジステアリルジモニウムクロリド(distearyldimonium chloride)、ジセチルジモニウムクロリド、ガーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドなどが挙げられる。低pHにおいて、アミンオキシドは、プロトン化され得、そしてN−アルキルアミンと同様に挙動する。
アルキルイミダゾリンの非限定的な例としては、アルキルヒドロキシエチルイミダゾリン(例えば、ステアリルヒドロキシエチルイミダゾリン、ココヒドロキシエチルイミダゾリン、エチルヒドロキシメチルオレイルオキサゾリンなどが挙げられる)。エトキシ化(ethyoxylated)アミンの非限定的な例としては、PEG−ココポリアミン、PEG−15獣脂アミン、クアテルニウム−52などが挙げられる。
第四級アンモニウム化合物は、4つのアルキル置換基および/またはアリール置換基に共有結合した少なくとも1つの窒素原子を含む、モノマー物質またはポリマー物質であり、この窒素原子は、環境のpHにかかわらず、正に荷電したままである。第四級アンモニウム化合物は、多数の物質を包含し、これらは、界面活性剤、コンディショナー、静電防止剤、および抗菌剤として、広範に使用され、そしてアルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルベタミン、複素環式アンモニウム塩、およびテトラアルキルアンモニウム塩が挙げられる。長鎖(脂肪)アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩が、コンディショナー、静電防止剤、およびファブリック柔軟剤として好ましく、以下でより詳細に議論される。他の第四級アンモニウム化合物としては、第四級アンモニウムシリコーンが挙げられる。
アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩の非限定的な例としては、ステアロアルコニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド、クアテルニウム−63、オレアルコニウムクロリド、ジデシルジモニウムクロリドなどが挙げられる。アルキルベタイン化合物としては、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、およびアルキルアミドプロピルヒドロキシフォスタインナトリウムが挙げられる。アルキルベタイン化合物の非限定的な例としては、オレイルベタイン、ココ−ベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココ−ヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココ−スルタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、およびラウロアミドプロピルヒドロキシホスタインナトリウムが挙げられる。複素環式アンモニウム塩としては、アルキルエチルモルホリニウムエトスルフェート、イソステアリルエチルイミドニウムエトスルフェート、およびアルキルピリジニウムクロリドが挙げられ、そして一般に、乳化剤として使用される。複素環式アンモニウム塩の非限定的な例としては、セチルピリジニウムクロリド、イソステアリルエチルイミドニウムエトスルフェートなどが挙げられる。テトラアルキルアンモニウム塩の非限定的な例としては、ココアミドプロピルエチルジモニウムエトスルフェート、ヒドロキシエチルセチルジモニウムクロリド、クアテルニウム−18、およびココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解タンパク質(例えば、毛髪ケラチン)などが挙げられる。
本発明のポリマーは、驚くべきことに、カチオン性界面活性剤および静電防止剤として適切な他のカチオン性化合物と適合性である。用語「静電防止剤」とは、例えば、化粧品原料またはヒト身体表面(例えば、皮膚、毛髪など)および衣服が電荷を蓄積させる傾向を減少させることによって、これらの原料または表面および衣服の電気的特性を変化させ、毛髪、皮膚および衣服をコンディショニングし得る成分をいう。カチオン性会合性ポリマーのカチオン適合性は、これらのポリマーを、ヘアケア組成物(例えば、シャンプー、シャンプー後のコンディショニングリンス、ヘアスプレー、へアドレッシングなど)において代表的に使用される静電防止剤を含有する処方物への組み込みに適切にする。静電防止剤は、最終組成物の約30重量%までの量で使用され得るが、これに限定されない。
帯電防止剤としては、第4級アンモニウム化合物、タンパク質誘導体、合成第4級アンモニウムポリマー、アミン、プロトン化アミンオキシド、ベタインなどが挙げられるがこれらに限定されない。これらは、このような物質により付与されるあらゆる界面活性剤特性に加えて、特定の処方物において、かつ、調整されたpH条件下にて、帯電防止剤として作用し得る。以前に議論された帯電防止剤に加えて、帯電防止剤として有用な第4級アンモニウム化合物の非限定的な例は、塩化トリモニウムアセトアミドプロピル、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルエチルジモニウムエトスルフェート、ベヘントリモニウムクロリド、セチルモルホリニウムエトスルフェート、セトリモニウムクロリド、ココアミドプロピルエチルジモニウムエトスルフェート、ジセチルジモニウムクロリド、ジメチコンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヒドロキシエチルベヘナミドピロピルジモニウムクロリド、クオタニウム−26、クオタニウム−27、クオタニウム−53、クオタニウム−63、クオタニウム−70、クオタニウム−72、クオタニウム−76水素化コラーゲン、PPG−9ジエチルモニウムクロリド(diethylmonium chloride)、PPG−25ジエチルモニウムクロリド、PPG−40ジエチルモニウムクロリド、ステアリン酸アルコニウムクロリド(stearalkonium chloride)、ステアリン酸アミドプロピルエチルジモニウムエチルエトスルフェート(stearamidopropyl ethyl dimonium ethosulfate)、ステアリン酸ジモニウムヒドロキシプロピル水和小麦タンパク質、ステアリン酸ジモニウムヒドロキシプロピル水和コラーゲン、小麦胚アミドプロップアルコニウムクロリド(wheat germamidopropalkonium chloride)、小麦胚アミドプロピルエチルジモニウムエトスルフェートなどである。
合成第4級アンモニウムポリマーとしては、フィルム形成ポリマーおよびコンディショニングポリマーが挙げられる、合成第4級アンモニウムポリマーの非限定的な例としては、塩化アンモニウムジメチルジアリルのポリマーおよびコポリマー(例えば、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−15、ポリクオタニウム−16、ポリクオタニウム−24、ポリクオタニウム−28、ポリクオタニウム−32、ポリクオタニウム−33、ポリクオタニウム−35、ポリクオタニウム−37、ポリクオタニウム−39、ポリクオタニウム−44、PEG−2−ココモニウムクロリド(cocomonium chloride)、クオタニウム−52など)が挙げられる。
用語「整髪組成物」は、整髪剤として少なくとも1つの本発明のポリマーを含む製品であって、毛髪を所望の形状(巻き毛または直毛)に構成する前、間または後に、毛髪(濡れていても乾燥していてもよい)に適用される製品を包含するが、製品の形態に限定はされない。
本発明のポリマーは、単独のフィルム形成剤、レオロジー改変剤、コンディショニング固定剤として整髪組成物およびヘアスタイリング組成物において驚くほど有用である。本発明のポリマーはまた、市販の補助的な毛髪固定ポリマー(例えば、非イオン性、カチオン性および両親媒性の整髪ポリマー、カチオン性コンディショニングポリマーならびにこれらの組合せ)と組合せて有用である。驚くべきことに、予期せず増加した粘性および整髪効率特性が、本発明のポリマーの適切な組合せにより生じ、これは、補助的な従来の毛髪固定ポリマーおよび/またはヘアコンディショニングポリマーを伴うことが見出された。当該分野で周知の従来のポリマー性毛髪固定剤およびヘアスタイリングポリマーとしては、天然のゴムおよび樹脂、ならびに、合成起源の中性もしくはアニオン性ポリマーが挙げられる。市販の毛髪固定剤およびコンディショニング固定ポリマーのリストは、INCI Dictionary、供給元のウェブサイトおよび営業用文献中に容易に見出され得る。例えば、Polymer Encyclopedia published in
Cosmetics & Toiletries(登録商標)117(12),2002年12月(Allured Publishing Corporation,Carol Stream,IL)(その関連する開示は、本明細書中に参考として援用される)を参照のこと。
ヘアスタイリングポリマーまたは固定ポリマーとして使用される、適切な市販の非イオン性ポリマー(すなわち中性)としては、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー(PVP/VA)などが挙げられるがこれらに限定されない。市販カチオン性固定ポリマーとしては、ポリクオタニウムのINCI名を有するポリマー(例えば、ポリクオタニウム−4すなわち塩化ジモニウムジアリル/ヒドロキシエチルセルロースコポリマー(例えば、CELQUAT(登録商標)H−100、National Starch);ポリクオタニウム−11すなわち第4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(例えば、GAFQUAT(登録商標)734、755、755N、ISP);ポリクオタニウム−16すなわち第4級化ビニルピロリドン/塩化ビニルイミダゾリウムコポリマー(例えば、LUVIQUAT(登録商標)FC−370、BASF);ポリクオタニウム−28すなわちビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチル塩化アンモニウムコポリマー(例えば、GAFQUAT(登録商標)HS−100、ISP);ポリクオタニウム−46すなわち第4級化ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/メチルビニルイミダゾリウムメトスルフェートコポリマー;ポリクオタニウム−55すなわち第4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメチルアクリルアミド/ラウリルジメチルプロピルメタクリルアミド塩化アンモニウムコポリマー(例えば、STYLEZETMW、ISP)など;ならびに酸性pH条件下でカチオン性であるアミノ置換ポリマー(例えば、ビニルカプロラクタム/PVP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(例えば、GAFFIX(登録商標)VC−713、ISP);PVP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(例えば、コポリマー845,ISP)、PVP/DMAPAアクリレートコポリマー(例えば、STYLEZETMCC−10、ISP)、Chitosan PCAのINCI名を有するキトサンのピロリドンカルボン酸塩(例えば、KYTAMER(登録商標)PC、Amerchol)が挙げられるがこれらに限定されない。
適切な両性固定ポリマーとしては、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー(例えば、AMPHOMER(登録商標)ポリマー、National Starch)、アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマー(例えば、DIAFORMER(登録商標)ポリマー、Clariant Corp.)などが挙げられるがこれらに限定されない。
適切な市販のコンディショニングポリマーとしては、以下のようなポリマー性第4級アンモニウム塩が挙げられるがこれらに限定されない:例えば、ポリクオタニウム−7、すなわちアクリルアミドおよびジメチルジアリル塩化アンモニウムモノマーのポリマー性第4級アンモニウム塩(例えば、MACKERNIUMTM−007、McIntyre Group,Ltd.);ポリクオタニウム−10、すなわちトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー性第4級アンモニウム塩(例えば、UCARE(登録商標)ポリマーJR、LK、LR、SRシリーズ,AmercholおよびCELQUAT(登録商標)SCシリーズ,National Starch);ポリクオタニウム−39、すなわち、アクリル酸、塩化アンモニウムジアリルジメチルおよびアクリルアミドのポリマー性第4級アンモニウム塩(例えば、MERQUAT(登録商標)およびMERQUAT(登録商標)Plusポリマー,Ondeo Nalco);天然ゴムの第4級化誘導体(例えば、塩化トリモニウムグアールヒドロキシプロピル(例えば、JAGUAR(登録商標)およびJAGUAR(登録商標)Excelポリマー,Rhodia,Inc.)など。
多数の第4級アンモニウム化合物が、織物のコンディショニングおよび織物のケアのために使用され、一般に織物柔軟剤と称され、そして、代表的には、処方物の総重量の約20重量%までの量で使用されるが、これらに限定されない。本発明のカチオン性会合性ポリマーと組合せて有用な織物柔軟剤としては、一般に、Whalleyによる総説文献「Fabric Conditioning Agents」HAPPI,55−58頁(1995年2月)(本明細書中に参考として援用される)中に記載されるような、長鎖アルキル化第4級アンモニウム化合物(例えば、ジアルキルジメチル第4級アンモニウム化合物、イミダゾリン第4級化合物、アミドアミン第4級化合物、ジヒドロキシプロピルアンモニウム化合物のジアルキルエステル第4級誘導体;メチルトリエタノールアンモニウム化合物のジアルキルエステル第4級誘導体、エステルアミドアミン化合物、およびジメチルジエタノール塩化アンモニウムのジエステル第4級誘導体が挙げられる。
以前に記載された帯電防止剤に加えて、ジアルキルジメチル第4級アンモニウム化合物の非限定的な例としては、N,N−ジオレイル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N,N−ジタロウイル−N,N−ジメチルアンモニウムエトスルフェート、N,N−ジ(水素化−タロウイル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなどが挙げられる。イミダゾリン第4級化合物の非限定的な例としては、1−N−メチル−3−N−タロウアミドエチルイミダゾリウムクロリド、VARISOFT(登録商標)475の商品名でWitco Chemical Companyから販売されている3−メチル−1−タロウイルアミドエチル−2−タロウイルイミダゾリウムメチルスルフェートなどが挙げられる。アミドアミン第4級化合物の非限定的な例としては、N−アルキル−N−メチル−N,N−ビス(2−タロウアミドエチル)アンモニウム塩が挙げられ、ここで、アルキル基は、メチル、エチル、ヒドロキシエチルなどであり得る。ジヒドロキシプロピルアンモニウム化合物のジアルキルエステル第4級誘導体の非限定的な例としては、1,2−ジタロウイルオキシ−3−N,N,N−トリメチルアンモニオプロパンクロリド、1,2−ジカノロイルオキシ−3−N,N,N−トリメチルアンモニオプロパンクロリドなどが挙げられる。
さらに、他の型の長鎖(例えば、天然油および脂肪酸由来)のアルキル化第4級アンモニウム化合物が、適切な織物柔軟剤であり、これらとしては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:N,N−ジ(アルキルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩(例えば、N,N−ジ(タロウイルオキシエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム,N,N−ジ(カノールイルオキシエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなど);N,N−ジ(アルキルオキシエチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩(例えば、N,N−ジ(タロウイルオキシエチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)塩化アンモニウム、N,N−ジ(カノールイルオキシエチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)塩化アンモニウムなど);N,N−ジ(2−アルキルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩(例えば、N,N−ジ(2−タロウイルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム,N,N−ジ(2−カノールイルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなど);N,N−ジ(2−アルキルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩(例えば、N,N−ジ(2−タロウイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム,N,N−ジ(2−カノールイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなど);N−(2−アルカノイルオキシ−2−エチル)−N−(2−アルキルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩(例えば、N−(2−タロウイルオキシ−2−エチル)−N−(2−タロウイルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N−(2−カノロイルオキシ−2−エチル)−N−(2−カノールイルオキシ−2−エオキソエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなど);N,N,N−トリ(アルキルオキシエチル)−N−メチルアンモニウム塩(例えば、N,N,N−トリ(タロウイルオキシエチル)−N−メチル塩化アンモニウム、N,N,N−トリ(カノールイルオキシエチル)−N−メチル塩化アンモニウムなど);N−(2−アルキルオキシ−2−エオキソエチル)−N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム塩(例えば、N−(2−タロウイルオキシ−2−エオキソエチル)−N−タロウイル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N−(2−カノールイルオキシ−2−エオキソエチル)−N−カノールイル−N,N−ジメチル塩化アンモニウムなど)。
好ましくは、長鎖アルキル基は、獣脂、カノーラ油、またはヤシ油由来であるが、例えば、大豆油およびココナッツ油由来の他のアルキル基もまた適切しており、これらのアルキル基は、以下のようなものである:ラウリル基、オレイル基、リシノール基、ステアリル基、パルミトイル基および類似の脂肪アルキル基。第4級アンモニウム塩化合物は、対イオンとして任意のアニオン性基(例えば、クロリド、ブロミド、メトスルフェート(すなわち、メチルスルフェート)、アセテート、ホルメート、スルフェート、ニトレートなど)を有し得る。
好ましい第4級アンモニウム織物柔軟化合物の例としては、N−メチル−N,N−ビス(タロウアミドエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルスルフェートおよびN−メチル−N,N−ビス(水素化−タロウアミドエチル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート(これらの物質の各々は、Witco Chemical Companyから、それぞれ商品名VARISOFT(登録商標)222およびVARISOFT(登録商標)110で販売されている);メチルトリエタノールアンモニウム塩のジアルキルエステル第4級誘導体(例えば、Cognisから市販されているビス(アシルオキシエチル)ヒドロキシエチルメチルアンモニウムメタンスルフェート誘導体のDEHYQUART(登録商標)AUシリーズ(例えば、DEHYQUART(登録商標)AU35、AU46、AU56など;ならびにN,N−ジ(タロウイルオキシエチル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウムであって、ここで、獣脂鎖は、少なくと部分的に不飽和である、アンモニウムが挙げられるが、これらに限定されない。他の好ましい織物柔軟剤としては、周知のジアルキルジメチルアンモニウム塩(例えば、N,N−ジタロウイル−N,N−ジメチルアンモニウムメチルスルフェート、N,N−ジ(水素化−タロウイル)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N,N−ジステアリル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N,N−ジベヘニル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム、N,N−ジ(水素化タロウ)−N,N−ジメチル塩化アンモニウム(商品名ADOGEN(登録商標)442)、N,N−ジタロウイル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム(商品名ADOGEN(登録商標)470、PRAEPAGEN(登録商標)3445)、N,N−ジステアリル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム(商品名AROSURF(登録商標)TA−100)(全てWitco Chemical Companyから入手可能);商品名KEMAMINE(登録商標)Q−2802CでHumko Chemical Division of Witco Chemical Corporationから販売されているN,N−ジベヘニル−N,N−ジメチル塩化アンモニウム;および商品名VARISOFT(登録商標)SDCでWitco Chemical Companyから販売されているN,N−ジメチル−N−ステアリル−N−塩化ベンジルアンモニウムおよびOnyx Chemical Company製のAMMONYX(登録商標)490)が挙げられる。
上記の織物柔軟材のいずれかおよびこれらの混合物は、特に、洗濯および織物ケア製品において、本発明のカチオン性会合性ポリマーと組み合せて利用され得る。織物柔軟剤を含有するエステルについて、組成物のpHは、特に延長した保存状態において、織物柔軟剤の安定性に影響し得る。本発明の文脈において規定される場合、pHは、約20℃にてニートな組成物中で測定される。好ましくは、組成物のpHは、約6未満である。これらの化合物の加水分解性に対する最適な安定性のために、pHは、好ましくは、約2〜約5の範囲であり、より好ましくは、約2.5〜約3.5の範囲である。
以前に記載されたタンパク質誘導体に加えて、タンパク質誘導体の非限定的な例としては、以下が挙げられる:ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解カゼイン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解毛髪ケラチン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コメタンパク質、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解大豆タンパク質、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解小麦タンパク質、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルクアミノ酸、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コラーゲン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルク、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解米ぬか、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解大豆タンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解食物性タンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解小麦タンパク質、大豆エチルジモニウムエトスルフェート、大豆エチルモルホリニウムエトスルフェートなど。
非イオン性界面活性剤は一般に、非荷電の両親媒性物質であり、通常、可変の程度までアルコキシル化されている。非イオン性界面活性剤の分類としては、アルコール、アルカノールアミド、アミンオキシド、エステルおよびエーテルが挙げられる。非イオン性アルコールは通常、長鎖C〜C18アルカン炭化水素のヒドロキシ誘導体(例えば、セテアリルアルコール、水素化タロウアルコール、ラノリンアルコール、アルカノールアミドなど)である。アルカノールアミドは、少なくとも1つのアルコキシルまたは1つのポリオキシエチレン基を含み、そして、アクリルアミドDEA、N−アルキルピロリドン、パームアミドMEA、ピーナッツアミドMIPAなどのアルカノール誘導体化アミド、ならびに、PEG−50タロウアミドのようなエトキシル化アミドが挙げられる。
アミンオキシドとしては、ラウリンアミンオキシドのようなアルキルアミンオキシド;および、コカミドプロピルアミンオキシドのようなアシルアミドプロピルモルホリノキシドなどが挙げられる。エステルとしては、PEG−8ジラウレート、PEG−8ラウレートなどのようなエトキシル化カルボン酸;PEG−4ひまし油、PEG−120ステアリン酸グリセリル、トリオレインPEG−6エステルなどのようなエトキシル化グリセリド;ステアリン酸グリコールSE、リシノール酸プロピレングリコールなどのようなグリコールエステルおよびその誘導体;ミリステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル乳酸塩などのようなモノグリセリド;ポリグリセリル−6−ジステアレート、ポリグリセリル−4−オレイルエステルなどのようなポリグリセリルエステル、グルセト−20セスキステアリン酸メチル、ジステアリン酸スクロースなどのような多価のアルコールエステルおよびエーテル;ポリソルベート−60、セスキイソステアリン酸ソルビタンなどのようなソルビタン/ソルビトールエステル;ならびに、トリデセト(trideceth)−3−ホスフェート、トリオレト(trioleth)−8−ホスフェートなどのようなリン酸のトリエステルが挙げられる。エーテルとしては、セテアレト(ceteareth)−10、非オキシノール(nonoxynol)−9などのようなエトキシル化アルコール;PEG−20ラノリン、PPG−12−PEG−65ラノリン油などのようなエトキシル化ラノリン;ジメチコンコポリオールなどのようなエトキシル化ポリシロキサン;メロキサポール314、ポロキサマー122、PPG−5−セテト(ceteth)−20などのようなプロポキシル化POEエーテル;ならびにラウリルグルコースなどのようなアルキルポリグリコシドが挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、乳化剤、懸濁剤、溶解剤、消泡剤として使用され得、いくつかの場合においては、屈水性誘発物質として使用され得る。一般に好ましい非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、直鎖もしくは分枝のアルコールエトキシレート、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチルフェノールエトキシレート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーなど);ポリオキシエチレングリコールモノグリセリドおよびジグリセリドのC〜C22脂肪酸エステル;ソルビタンエステルおよびエトキシル化ソルビタンエステル;C〜C22脂肪酸グリコールエステル;エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマーなどが挙げられる。界面活性消泡剤または屈水性誘発物質の非限定的な例としては、アセトアミドMEA、モノエタノールアミド、ジエタノールアミド、コカミドDEA、イソプロパノールアミドなどのようなアルカノールアミド;水素化タロウアミンオキシドのようなアミンオキシド;トルエン硫酸ナトリウムのような短鎖アルキルアリールスルホネート;ステアリン酸二ナトリウムスルホスクシネートのようなスルホスクシネートなどが挙げられる。
両性界面活性剤および両性イオン性界面活性剤は、強酸媒体中では、正電荷を保有することによって、強塩基媒体中では、負電荷を保有することによって、酸または塩基のいずれかとして挙動する能力を有し、そして中間のpHでは、両性イオン種を形成する化合物である。主なクラスの両性界面活性剤は、アシル/ジアルキル エチレンジアミンおよびそれらの誘導体(例えば、ココアンフォカルボキシメチルヒドロキシ−プロピルサルフェート、ココアンフォジプロピオネート二ナトリウム、ココアンフォ酢酸ナトリウム、ラウロアンフォPG−アセテートフォスフェートナトリウム、タロウアンフォプロピオネートナトリウム、ウンデシルエノアンフォプロピオネートナトリウムなど);およびN−アルキルアミノ酸(例えば、アミノプロピルラウリルグルタミド)、ジヒドロキシエチルダイズグリシネート(dihydroxyethyl soya glycinate)、ラウルアミノプロピオン酸などである。
本発明の組成物に使用するために適切な両性イオン性界面活性剤としては、脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウムおよびスルホニウム化合物の誘導体として幅広く記載されるものが挙げられ、ここで、脂肪族ラジカルは、直鎖でも分枝鎖でもよく、脂肪族置換基の一つは、約8個〜約18個の炭素原子を含み、そして、別の置換基は、アニオン性水可溶性基(例えば、カルボキシ、スルホネート、ホスフェート、ホスホネートなど)を含む。両性イオンのクラスとしては、アルキルアミノスルフォネート、アルキルベタイン、およびアルキルアミドベタイン(例えば、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミド、ジメチルステアラミン、ジメチルダイズアミン、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロウプロパンジアミン、エトキシル化(5モルエチレンオキシド)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、アラキジルベヘニルアミンなど)が挙げられる。いくつかの適切なベタイン界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンフォプロピオネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルテイン、アシルタウレート、およびアシルグルタメートが挙げられるが、これらに限定されず、ここで、アルキル基およびアシル基は、8〜18個の炭素原子を有する。好ましい両性界面活性剤の非限定的な例としては、コカミドプロピルベタイン、ココアンフォ酢酸ナトリウム、コカミドプロピルヒドロキシスルテインおよびココアンフォプロピオン酸ナトリウムが挙げられここで、皮膚および毛髪に対してマイルドなタイプの洗浄剤が特に適している。
予め酸膨潤するか、もしくは水膨潤したカチオン性会合性ポリマー、またはカチオン性会合性ポリマーを含有する処方物のいずれかにpH調整剤を添加し得る。従って、pH調整剤は、最終組成物中で所望のpH値を得るために、任意の必要な量で使用され得る。アルカリ性pH調整剤の非限定的な例としては、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム)水酸化アンモニウム);有機塩基(例えば、トリエタノールアミン、ジイソプロピルアミン、ドデシルアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノール、コカミン、オレアミン、モルホリン、トリアミルアミン、トリエチルアミン、トロメタミン、(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール)およびテトラキス(ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン);および無機酸のアルカリ金属塩(例えば、ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、など)、ならびにこれらの混合物が挙げられる。酸性pH調整剤は、有機酸(アミノ酸を含む)および無機酸であり得る。酸性pH調整剤の非限定的な例としては、酢酸、クエン酸、フマル酸、グルタミン酸、グリコール酸、塩酸、乳酸、硝酸、リン酸、重硫酸ナトリウム、硫酸、酒石酸など、およびこれらの混合物が挙げられる。
本発明のポリマーは、増粘剤、フィルム形成体、または染料の毛髪および皮膚への沈着を促進するための染料懸濁剤もしくは色素懸濁剤として使用され得る。毛髪に対する染料は、一時的、半永久的、または永久的な毛髪染料、または毛髪を徐々に着色する色修復剤であり得る。一時的な毛髪染料および半永久的な毛髪染料は、代表的にはリンス、ジェル、スプレー、シャンプー、スティックなどであり、毛髪色修復剤は、代表的には、整髪料またはエマルションの形態である。永久毛髪染料、および長く持続する半永久的毛髪染料は、一般的に、二つの部分の製剤であり、一つの部分は、酸化染料中間体および発色剤を含み、そして他の部分は、安定化酸化剤(通常は、約pH3〜4の過酸化水素)を含み、これらは、使用の直前に一緒に混合される。このような二つの部分の毛髪染料製剤は、色素混合物を調製する場合に、粘性を高くするために、界面活性剤原料(通常は、非イオン性界面活性剤またはアニオン性界面活性剤)と組み合わせて処方化されることは、公知である。先の参考文献に加えて、毛髪染料化学および組成物の一般的な考察は、Brownら、SCC Monograph、「Permanent Hair Dyes」、Society of Cosmetic Chemists(1996)中に記載され、これは、本明細書中に参考として援用される。本発明のポリマーは、このような毛髪染料系の二つの部分の一つまたは両方に組み込まれ得、酸性で安定した酸化部分に対する増粘剤として、または酸性部分と混合する際に増粘される非酸化部分中に組み込まれ得る。
上で考察した成分に加えて、抗にきび製剤、顔面および身体の毛髪の脱色剤ならびに消毒剤に一般的に使用される他の成分としては、酸化剤(例えば、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、および水溶性無機過硫酸化合物(例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、および過硫酸ナトリウム))が挙げられる。
本発明のポリマーは、特に、水不溶性(疎水性)油性原料(例えば、天然油および合成油、脂肪およびワックス(例えば、植物油、動物油および脂肪)、パラフィン油およびパラフィンワックス、シリコーンオイルおよびシリコーンワックスなど)に対する乳化補助剤として特に有用である。多数の油性原料が、ヘアケア製品およびスキンケア製品中で、溶媒、キャリア、軟化剤、またはコンディショニング剤として使用される。
本発明のポリマーは、驚くべきことに、液体シリコーンの有用な安定化剤であり、一般的に、シャンプー製品、例えば、いわゆる「2 in 1」組合せクレンジング/コンディショニングシャンプーに使用され得る。液体シリコーンは、一般的に、アルキルシロキサンポリマーとして記載される。最も一般的なクラスのシリコーンポリマーは、一般的化学式CH−(Si(CH−O)−Si(CHを有する直鎖状ポリジメチルシロキサンであり、ここで、wは、2より大きい整数を意味する。シリコーンは、分枝状原料でもよく、ここで、ポリマー中の一つ以上のアルキル基は、分枝点をつくるために、酸素で置換される。液体シリコーンは代表的に、数mPa・s〜数十万mPa・sの範囲の粘度を有する水不溶性油である。
ヘアケア製品に使用するために特に有用なクラスのシリコーンは、例えば、米国特許第4,902,499号に記載される(これは、本明細書中に参考として援用される)いわゆる硬いシリコーン(rigid silicone)(また、シリコーンゴムとしても公知である)であり、これは、一般に、約600,000mPa・sより高い粘度(約20℃で)を有し、固有粘度測定によって測定した場合、少なくとも約500,000ダルトンの平均分子量を有する。本発明のポリマーは、驚くべきことに、硬いシリコーンコンディショニング剤を含有する2 in 1タイプのシャンプー処方物を安定化させるために有効である。
本発明のポリマーと組み合わせて特に有用であるシリコーン原料の別のクラスは、揮発性シリコーンであり、多くの場合、ヘアケア製品(例えば、シャンプー)中で潤滑剤として使用される。揮発性シリコーンとしては、環状ポリメチルシロキサンおよび直鎖状ポリメチルシロキサンなどが挙げられる。環状揮発性シリコーンは、代表的に、環状輪構造中に、酸素原子で交代する約3〜約7個のケイ素原子を含む。各シリコーン原子はまた、二つのアルキル基、代表的にはメチル基で置換される。直鎖揮発性シリコーンは、上に定義されるとおりの液体シリコーンであり、約25mPa・s以下の粘度を有する。揮発性シリコーンの記載は、 ToddおよびByers、「Volatile Silicone Fluids for Cosmetics」、 Cosmetics and Toiletries、Vol.91(1)、pp.27−32(1976)、およびKasprzak、「Volatile Silicones」、Soap/Cosmetics/Chemical Specialities、pp.40−43(December 1986)中に見出され、それぞれは、参考として本明細書中に援用される。
他のシリコーンオイルとしては、ジメチコンコポリオールが挙げられ、これは、ジメチルシロキサン(ジメチコン)およびアルキレンオキシドの直鎖状または分枝状のコポリマーである。ジメチコンポリオールは、ランダムコポリマーまたはブロックコポリマーであり得る。一般に有用なクラスのジメチコンポリオールは、ポリジメチルシロキサンのブロックを有するブロックコポリマーおよびポリアルキレンオキシドのブロックを有するブロックコポリマー(例えば、ポリエチレンオキシドのブロックを有するコポリマー、ポリプロピレンオキシドのブロックを有するコポリマー)または、これら両方である。液体シリコーン(揮発性シリコーンを含む)、シリコーンゴム、およびシリコーンコポリマーは、種々の商業的供給源(例えば、Dow Corning、General Electric Company、およびNoveon,Inc.)から入手可能である。
本発明のポリマーと組み合わせて有用である他の油状原料としては、例えば、アセチル化ラノリンアルコール;ラノリンアルコール濃縮物;ラノリン脂肪酸のエステル(例えば、ラノリン脂肪酸のイソプロピルエステル);ポリオール脂肪酸エトキシル化アルコール(例えば、エトキシレートおよびヒマシ油);ステロール;ステロールエステル;ステロールエトキシレート;ならびに類似物質挙げられる。多数のこのようなエステルおよびエトキシレートはまた、非イオン界面活性剤として有用である。
多数の成分が、当該分野で、毛髪または皮膚に対するコンディショニング剤および湿潤剤として公知であり、そして、これまでに議論したものに加えて非限定的な例としては、PCA(DL−ピロリドンカルボン酸)およびその塩(例えば、リジンPCA、アルミニウムPCA、銅PCA、キトサンPCAなど)、アラントイン;尿素;ヒアルロン酸およびその塩;セラミド;ソルビン酸およびその塩;糖およびデンプンおよびそれらの誘導体;ラクトアミドMEAなどが挙げられる。
以下の実施例はさらに、調製物および好ましい実施形態の使用を説明するが、これらに限定することを意図しない。
(材料および手順)
材料は、一般に、化学分野の当業者に公知である化学卸売業者、または示された供給業者から市販される。
(1.材料の略語および商品名)
EA アクリル酸エチル
DMAEMA 2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート
DEAEMA 2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート
TBAEMA 2−(tert−ブチルアミノ)エチルメタクリレート
DMAPMAm 2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド
DMANPA 2−(N,N−ジメチルアミノ)ネオペンチルアクリレート
TMCHMA 3,3,5−トリメチルシクロヘキシルメタクリレート
MMA メチルメタクリレート
BEM25 ベヘネス−25メタクリレート
CCEM25 コレスー25メタクリレートおよびセテスー25メタクリレートの約1:1混合物
LEM23 ラウレスー23メタクリレート
TEM25 トリスチリルフェノールエトキシル化(25)メタクリレート
CSEM25 セテアレスー25メタクリレート
HEMA 2−ヒドロキシエチルメタクリレート
EOBDMA エトキシル化(30)ビスフェノールAジメタクリレート
TEGDMA トリエチレングリコールジメタクリレート
R307 実験に基いた化学式CH=CH−O(CHO(CO)(CO)30Hを有する無作為にエトキシル化/プロポキシル化された1,4−ブタンジオールビニルエーテル(EMULSOGEN(登録商標)R307、Clariant Corporation)
RAL307 実験に基いた化学式CH=CHCHO(CO)(CO)30Hを有する無作為にエトキシル化/プロポキシル化されたアリルエーテル(EMULSOGEN(登録商標)RAL307、Clariant Corporation)
R208 実験に基いた化学式CH=CH−O(CHO(CO)(CO)20Hを有する無作為にエトキシル化/プロポキシル化された1,4−ブタンジオールビニルエーテル(EMULSOGEN(登録商標)R208、Clariant Corporation)
C897 HLB18を有すると報告されるエトキシル化オクチルフェノール、INCI名オクトキシノール−40(IGEPAL(登録商標)CA−897、Rhodia,Inc.)
P−38 HLB19を有すると報告されるエトキシル化(27)セテアリルアルコール、INCI名セテアレス−27(PLURAFAC(登録商標)A−38、BASF Corp.)
P−39 HLB24を有すると報告されるエトキシル化(55)セテアリルアルコール、INCI名セテアレス−55(PLURAFAC(登録商標)A−39、BASF Corp.)
E407 アルコール単位あたり40個のエチレンオキシド単位を有する二次C11エトキシレート(EMULSOGEN(登録商標)EPN407、Clariant
Corp.)
F127 エチレンオキシドとHLB22および化学式:HO(CO)98(C67(CO)98H(PLURONIC(登録商標)F127、BASF Corp.)を有すると報告されるプロピレンオキシドとのブロックコポリマー
L−35 エチレンオキシドとHLB19および化学式:HO(CO)11(C16(CO)11H(PLURONIC(登録商標)、L35、BASF Corp.)を有すると報告されるプロピレンオキシドとのブロックコポリマー
X1005 エトキシル化(100)イソトリデシルアルコール(GENAPOL(登録商標)X1005、Clariant Corp.)
A5060 エトキシル化(50)直鎖状脂肪アルコール(DISPONIL(登録商標)A5060、Cognis)
AMHEC アリル改変ヒドロキシエチルセルロース粉末(<180μm)(TYLOSE(登録商標)AM H40 YP2;Clariant Corp.)
(2.方法)
(A.粘度) 組成物を含む各ポリマーの報告された粘度は、1分間当たり20回転(rpm)で、約20〜約25℃の周囲の室温で、Brookfield回転軸粘度計(Brookfield、モデルRVT)を使用して(Brookfield粘度を参照のこと)、ミリ−パスカル秒(mPa・s)で測定された。
他に示されない場合、「薄いまたは低粘度」とは、代表的に、注ぎ可能であることをいい、約1,000mPa・sまでの粘度を有する柔らかい生成物をいい;「中程度の粘度」とは、約1,000mPa・s〜約3,000mPa・sの範囲の粘度を有する生成物をいい;「高粘度」とは、3,000〜約10,000mPa・sの範囲の粘度を有する生成物をいい、そして、「ジェル」は、他にしめされない限り、10,000mPa・sより高い粘度を有する生成物をいう。
(B.透明度) 報告される場合、ポリマー含有組成物の透明度を、組成物が作られた後、少なくとも約24時間で、Brinkmann PC920色彩計によって、%T(透過率)で測定した。透明度の測定を、脱イオン水(100%の透明度の評価)に対して行なった。約60%以上の透明度を有する組成物は、実質的に透明であり;約45〜59%の範囲の透明度を有する組成物は、実質的に半透明であると判断した。
(C.濁度) 報告される場合、ポリマー含有組成物の濁度を、標準として蒸留水(NTU=0)を用いて、比濁分析濁度計を使用して、比濁分析度度濁度単位(NTU)で測定した。約90以上のNTU値を有する組成物を、濁っていると判断した。
(D.粒子サイズ) ポリマーエマルションの粒子サイズを、NICOMP(登録商標)370自動希釈サブミクロン粒子サイズ分析計(Particle Sizing Systems、Santa Barbara、CA)を使用して、ナノメーター(nm)で、製造者の推奨する手順に従って測定し、そのデータを50%体積に対して記録した。
(E.安定性) 処方化した組成物のポリマー生成物エマルションの安定性を、一つ以上の以下の手順によって評価した。
(1.凍結/解凍周期) 試験製剤の約20gのサンプルを、サンプルを約−12℃の温度で約16時間凍結させ、次いで、約26℃の温度で約8時間解凍することによる、少なくとも1回の凍結/解凍(F/T)周期に供する。次いで、このサンプルを相分離に関して、外観で評価した。エマルションがクリーム状を示す場合、または流動性にマイナスに影響する粘度の増加を示す場合、F/T試験は、不合格であった。5回のF/Tサイクルを通して、実質的に変化せずに、残っている製剤を非常に安定であると判断した。
(2.棚保存) 試験製剤のサンプルを一つ以上の以下の温度で保存した:a)約20℃〜約25℃の範囲の室温で、少なくとも1週間〜約6ヶ月までの期間;b)乾燥器で加温して、約5℃〜約45℃の範囲(他に示されない場合)の選択した温度で、約5週間までの期間(加速経時保存)
目に見える沈殿について保存サンプルの外観を定期的に観察することにより、または以下の実施例で示したような選択した間隔で測定した測定可能なBrookfield粘度の目立った増加により、安定性を測定した。室温保存では、このサンプルを、一週間、毎日視覚的に確認し、約2ヶ月の保存期間全体にわたって、隔週で確認し、その後、約6ヶ月までの保存期間全体にわたって月に一度確認した。いずれの保存温度下でも、a)沈殿が確認されなかった場合、または、ある程度の沈殿は生じるが、サンプルの総体積の約2%以下であった場合、そしてb)粘度が増加しない場合、または増加が生じるが、その増加が約1000mPa・s以下である場合に、組成物を安定と判断した。
(E.高湿度カール保持(HHCR))
ポリマーの毛髪セッティング効力を、水を吸収した後の毛髪にセットされたカールを保持するその能力によって、適用した組成物からおよび周囲の雰囲気から、高湿度(相対湿度(RH)約90%)で、高湿度カール保持(HHCR)と一般に呼ばれる周知の技術を使用して測定した。HHCR方法論の記載は、化粧品の文献で容易に見出される。例えば、Ch.30,Harry’s Cosmeticology,第8版,M.J.Rieger,Ph.D.(編),666−667,Chemical Publishing
Co.,Inc.,New York,NY(2000)、およびDiazら,J.Soc.Cosmet.Chem.,34,205−212(1983年7月)、これらの関連する開示は、本明細書中で参考として援用される。
市販の混合白人未処理(未使用)ヒト毛髪の束を、天然の茶色または黒色の欧州人毛髪(International Hair Importers and Products Inc.,New York.より供給される)を使用して調製した。各毛髪の束(約3gの重量)は、長さ約7インチ(約18cm)であり、これを、頭皮(生え際)末端部分に糊付けした。使用前に、各毛髪の束を、室温で、希釈したラウリル硫酸ナトリウム水溶液(10% SLS)で洗浄し、その後脱イオン水で濯ぎ、そしてタオルで吸い取って乾かすことによって、事前洗浄した。最初の髪の伸長した長さ(Le)を測定した。評価するポリマー含有組成物を約0.8g、毛髪の束に適用し、頭皮から末端部分まで均一に分散させた。次いで、この毛髪の束を約3cmの外径を有するヘアカーラーの周りに巻きつけ、そしてカーラーの上で一晩、約21〜約23℃の室温で乾燥させた。乾燥後、カーラーを丁寧に除去し、毛髪形状を1つのカールのままにし、毛髪カールの最初の長さ(Li)を測定し、そしてカールした毛髪の束を、約26〜約27℃の室温および約90% RHの高い環境湿度に設定した湿潤室内に、垂直に吊るした。
湿度への曝露の選択された間隔の後にカールが伸びたときの、毛髪カールの長さ(L)を測定することにより、カール保持(HHCR)百分率を決定した。以下の等式は、初期カール長さ(L)およびカールする前の完全に伸ばした長さ(L)に関連して、カール保持百分率を計算するために使用される。
Figure 2006512425
カール長さの変化(下垂した螺旋構造)を定期的に測定し、そして約4〜約24時間の範囲の期間にわたってモニターし、最終測定は、約24時間後に行った。約90% RHでの約0.75時間の最小時間についての約70%以上のカール保持(HHCR)が、よい高湿度抵抗の従来的基準である。少なくとも1.25時間〜約3時間で約70%の毛髪セッティング力価(すなわち、HHCR)は、非常によいと評価され、そしてHHCRは、少なくとも3時間以上の時間の後で、約70%を越え、素晴らしいとの評価を受けた。50%以下のHHCRを、弱いと評価した。
(実施例1.ポリマー)
表2中のポリマーAとして同定したカチオン酸膨張会合性ポリマーを、上述し、かつ以下にさらに詳細に説明した一般的手順に従って調製した。
モノマー乳濁液を、約7重量部のC897非イオン性界面活性剤および約0.3重量部のラウリル硫酸ナトリウム(30%)アニオン性界面活性剤を含む約350重量部の水を含む反応器への、約56重量部のエチルアクリレート、約37重量部のDMAEMA、約2重量部のHEMA、約3重量部のBEM25、約2重量部のR208および約0.15重量部のTEGDMAの、添加、および混合撹拌により、調製した。得られた混合物を、約30℃〜約40℃の室温で、窒素雰囲気下で、乳濁液が得られるまで撹拌した(約200rpm)。次いで、約3重量部の水中約0.15重量部の過硫酸ナトリウムの溶液を、モノマー乳濁液中に添加し、混合懸濁し、ポリマー化反応を開始した。反応混合物の温度を、約60℃〜約62℃の範囲で、開始剤の添加後約2.5時間維持した。開始剤のさらなる量を、約0.5時間添加し、1.5時間後に反応を開始した(開始剤の各さらなる量について、約3.5重量部の水中約0.02重量部の過硫酸ナトリウム添加した)。
得られたポリマー乳濁液を、約44℃〜約46℃の範囲の温度まで、約45分間にわたって冷却し、そして酸化溶液を、反応混合物に2部に分けて1時間の間隔をおいて添加した。各酸化(酸化還元)溶液は、9重量部の水中に、t−ブチルヒドロペルオキシド(70%)、約0.015重量部のラウリル硫酸ナトリウム(30%)および約0.15重量部のメタ重亜硫酸ナトリウムを含んだ。
次いで、ポリマー乳濁液を室温まで冷却し、反応器から取り出し、瓶詰め、そして室温の不活性雰囲気下で保存した。得られたポリマー乳濁液(ポリマーA)は、約21重量%の総ポリマー固体を有し、約8.3のpH、および約32mPa・sの粘度を有した。残留エチルアクリレートモノマーの濃度は、約1.2ppm未満であり、そして残留DMAEMAは、約9ppm未満であった。
比較ポリマーであるCP−1、CP−2、CP−3、CP−4およびCP−5は、表1に示すモノマー成分および界面活性剤を有する。そして、本発明のアニオン性会合性ポリマーであるポリマーB〜YおよびAA−ATは、それぞれ表2および表2Aに示すモノマー化合物および界面活性剤を有し、これらを、上記ポリマーAの調製の一般的方法に従って調製した。各モノマー型および界面活性剤の量を、必要な場合調整し、表1、表2および表2Aに列挙したモノマー重量%値および界面活性剤重量%値を、達成した。表中の全てのモノマー%値は、総モノマー混合物重量に基づく重量%である;全ての界面活性剤%値は、総乳濁液重量(すなわち、全てのモノマー、添加物、界面活性剤および水の合わせた重量)に基づく。
全ての乳濁液を、総乳濁物重量に基づき、少なくとも約15重量%、約20重量%までの範囲の活性ポリマー濃度で調製した。
ポリマー乳濁液CP−1およびCP−2(表1)および乳濁物B、C、D、EおよびF(表2)はまた、約2.5重量%(総乳濁液重量ベース)のプロピレングリコールを、乳化助剤として含む。
表1、表2および表2Aにおいて、ASV=アミノ置換ビニル;HNV=疎水性非イオン性ビニル、AV=会合性ビニルである;そして表2および表2Aにおいて、Mon.=モノマー;およびSVS=半疎水性ビニル界面活性剤である。
(表1.比較酸性ポリマー乳濁液)
Figure 2006512425
(表2.カチオン性会合性ポリマー乳濁液)
Figure 2006512425
(表2A.カチオン性会合性ポリマー乳濁液)
Figure 2006512425
ポリマーの調製後、生成乳濁液を分析して、pH、ポリマー含量に基づく総固体の百分率、Brookfield粘度(スピンドル番号2、20rpm、室温)および粒子サイズ(nm)を決定した。未中和生成ポリマー乳濁物は、一般に、約pH7.5〜約9の範囲のpH:約15〜約25重量%の範囲の総固体;約10〜約100mPa・sのBrookfield粘度、および約80nm〜約260nmの範囲の平均粒子サイズを有した。
表2に示すカチオン性会合性ポリマーの生成乳濁液は、安定なままであり(5 F/Tの周期の研究に基づく)、そして室温で約5ヶ月での棚での保存は安定である。上述のカチオン性会合性ポリマー乳濁液の粘度は、約5週間約45℃の温度で保存して、安定なままであり、いかなる粘度の上昇も、約100mPa・sより高くはならない。
対照的に、表1に示す比較カチオン性ポリマー(すなわち、SVSモノマーを有さない)の生成乳濁液の乳濁液の安定性は、いずれも乏しく、すなわち、室温で2ヶ月未満である(CP−1、CP−2およびCP−5)か、またはこれらの生成物は、あまりに凝集したので、測定不能であると判断された(CP−3およびCP−4)。
(実施例2.カチオン性塩適合性
この実施例は、表2のポリマーH、XおよびY(カチオン性4級アンモニウム塩である塩化セチルトリメチルアンモニウム(INCI名称 塩化セトリモニウム、本明細書中では簡略にCTACと呼ぶ)を含む)を除き、Brookfield粘度および濁度(NTU)に基づき、実施例1のカチオン性会合性ポリマーの全ての適合性を示す。カチオン性会合性ポリマー(以下に示す)を含有する水性組成物を、約2%の活性ポリマー重量濃度で、そして約0.5重量%、1重量%および1.5重量%の量(活性重量ベース)のCATCで、調製した。決定される粘度および濁度の値を、以下の表3、表3A、表3Bおよび表3Cに示す。
(表3)
Figure 2006512425
(表3A)
Figure 2006512425
(表3B)
Figure 2006512425
(表3C)
Figure 2006512425
全ての水性カチオン性会合性ポリマー組成物は、滑らかな手触りであり、そして流動性を有した。対照的に、表1、実施例1に示されるCP−1を、2%の活性ポリマー重量濃度で使用して調製される水性組成物は、CTACなしで約50,400mPa・s、0.6% CTACで約57,400mPa・s、1.2%CTACで約28,050mPa・s、1.5%CTACで28,300mPa・sのBrookfield粘度を有し、凝集した、糊状の手触りを有した。同様に、CP−2を含有する組成物もまた、凝集して糊状であった。
ポリマーI、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、SおよびTでの評価に基づき、1.5% CTACを含有する組成物のBrookfield粘度は、室温で約24時間にわたって実質的に不変であり続ける。
(実施例2A.)
この実施例は、モノマーおよび界面活性剤の適切な選択による種々の粘度の、実質的に透明な水性組成物を提供するためのカチオン性会合性ポリマーの有用性を説明する。
表3、実施例2に示されるように、水中2%の活性ポリマー重量で、カチオン性会合性ポリマーである、ポリマーA〜C、E〜QおよびS〜W生成ゲルは、約12,100mPa・s〜約31,350mPa・sの範囲のBrookfield粘度を有し、ポリマーDおよびRは、それぞれ約7,600mPa・sおよび8,680mPa・sの、高いBrookfield粘度を有する。
水中2%の活性ポリマー重量で、表2、実施例1に示すポリマーH、XおよびYを、それぞれ、約6,400mPa・s、ならびに約31,800mPa・sのゲルおよび18,900mPa・sゲルの、高いBrookfieldで提供した。
同様に、水中2%の活性ポリマー重量で、ポリマーAA〜AH、AJ〜AN、およびAP〜AR(表2A、実施例1に列挙する)を、約10,300mPa・s〜約30,700mPa・sの範囲のBrookfield粘度を有する、実質的に透明なゲルで提供した。ポリマーAIおよびポリマーAO(表2A、実施例1に列挙する)を、水中2%活性ポリマー重量で、それぞれ約2,530mPa・s〜約8,800mPa・sの範囲の中程度Brookfield粘度で提供する。ポリマー安定剤(例えば、AMHEC)を含むポリマー乳濁液(ポリマーALおよびAM、表2Aに列挙する)は、よく滑る特性を有する滑らかなゲルを生成した。
水性カチオン性会合性ポリマー(ポリマーAD〜AG)についてのNTU値は、約12〜約31の範囲であった。水性カチオン性会合性ポリマー(ポリマーY、AA〜AC、およびAH〜AR)の透明さは、約70%(ポリマーAH)〜約93% T(ポリマーY)の範囲である。
高い粘度を有する実質的に透明なゲルは、カチオン性会合性ポリマーの量の増加によって得られた。例えば、ポリマーAQまたはポリマーARの3%活性ポリマー重量で、粘度はそれぞれ、約44,400mPa・sおよび61,500mPa・sまで上昇し、かつ透明度は、実質的に変化しない(% Tは、約85〜約88%の範囲であった)。3%活性ポリマー重量でのポリマーARの粘度は、約10%エタノールを含むことにより、約42,500mPa・sに低下し、透明度が低下することはない(% Tは約89)。
(実施例3.)
この実施例は、カチオン性会合性ポリマーである実施例1のポリマーAの、種々の活性重量%濃度の種々のカチオン性4級アンモニウム塩で、表4に示す水溶液中での適合性を、説明する。適合性を、それぞれ方法AおよびBで記載したように、Brookfield粘度および透明度(% T)によって決定した。表4に示す全ての組成物は、容易に分離され得、そして流動性を有し、美学的に美しく、滑らかな手触りで、粒子の塊を有さない。
Figure 2006512425
注釈1. オレイルジメチルベンジル塩化アンモニウムについてのINCI名。
注釈2. INCI名、パルミタミドプロピル塩化トリモニウム;およびPPG−3ミリスチルエーテルおよびDegussa Care Specialitiesによるトリメチルペンタノールヒドロキシエチルエーテル固体を有する混合物についての商標名。
注釈3. ヒドロキシエチルセルロースおよびジアリルジメチル塩化アンモニウムについての商標名(例えば、National StarchによるCELQUAT(商標登録)H−100、固体)。
注釈4. INCI名化合物、グアール(Guar)ヒドロキシプロピル塩化トリモニウムについてのRhone−Poulencの商標登録。
注釈5. ジステアリルジメチル塩化アンモニウムについてのINCI名。
注釈6. ジセチルジメチル塩化アンモニウムについてのINCI名。
(実施例4.酸性スキンケア乳液)
この実施例は、表5に示される処方において、約5%α−ヒドロキシ酸(乳酸)を含む酸性スキンケア乳液における実施例1の約0.5〜約0.6活性重量%カチオン性会合性ポリマーAの使用を説明する。
(表5)
Figure 2006512425
q.s.=必要条件に合うのに十分な量。
注釈7. 好ましくは、INCI化合物、グリセリルステアレート(および)PEG−100ステアレート(例えば、Uniqemaより販売されるARLACEL(商標登録)165)。
注釈8.INCI名混合物シクロメチコン(および)ジメチコノールについてDow Corning Crop.の商標名。
高い温度で成分番号2、3、4および5を含む油相、ならびに成分番号1、6、7、8および9を含む水相を別々に調製し、次いで、油相を水相に加えて、均質な乳濁液が形成されるまで混合することによって、約55℃〜65℃の範囲の温度で、処方物を調製した。次いで、この乳濁液を、約30℃まで冷まして、成分番号10を用いて香りをつけて、最終pHを、成分番号11を用いて調節した。
成分番号11を用いてpHを調節する前に、この乳濁液は、約2のpHを有した。完結した乳濁液は、約3.3のpHおよび約11,420mPa・sブルックフィールド粘度(24時間の粘度)を有した。この乳濁液は、極めて潤滑で光沢のあるローションであった。
必要に応じて、カチオン性会合性ポリマーの量を増加することによって、ローションの粘度を粘稠性クリームまで増加し得る。この組成物は、α−ヒドロキシ酸(AHA)、β−ヒドロキシ酸(BHA)等を使用する型の酸性スキンケア生成物として使用に適していると判断された
(実施例5.繊維柔軟剤)
この実施例は、表6に示される処方物を有するエステルコット含有(esterquat−containing)繊維柔軟剤において増粘剤として使用される実施例1のカチオン性会合性ポリマー、ポリマーA(実施例5A)およびポリマーI(実施例5B、5C)のカチオン性塩適合性を説明する。
(表6)
Figure 2006512425
注釈9. Cognis Corpにより販売される、エステルコット、メチルトリエタノールアンモニウムメチルスルフェートジアルキルエステルについての商標登録名。
グリコール酸を用いて水中のポリマーを中和して、約4のpHを有するゲルを得て、次いで、このゲルにエステルコット成分を加えて、均質になるまで混合することにより、組成物を調製した。次いで、均質混合物のpHを、グリコール酸を用いて約pH3に調整した。
最初および24時間後に、この組成物の粘度を決定して、この安定性を、約5℃の温度にて約12週間の棚保存後および約50℃の温度にて約4週間後の粘度を測定することによって決定した。結果を表6Aに示す。
(表6A)
Figure 2006512425
カチオン性会合性ポリマーを、非イオン性/カチオン電荷を有する報告される約0.2%および0.4%の酸膨張可能な市販の流動力学変更因子(National Starch&Chemicalより、商標名STRUCTURE(商標登録)Plus下で販売される)と置換することを除いて、比較ために組成物を再び調製した。製造に従って、この物質のINCI名は、アクリレート/アミノアクリレート/C10〜30アルキルPEG−20イタコネートコポリマーであり、これは、約21%固体性、約8〜約9のpHを有する液体乳液として提供される。約0.2%および0.4%STRUCTURE(商標登録)Plusの活性重量%濃度にて、この処方物は、それぞれ約140mPa・sおよび約250mPa・sの即時のブルックフィールド粘度を有して、それらのそれぞれが粒状生地および非均一性流体特性を有した。
(実施例6.毛髪コンディショニング毛髪セット組成物)
この実施例は、毛髪を調整し、固定し、スタイリングするのに適した毛髪固定剤ポリビニルピロリドン(PVP)を含む2つの酸性水性ゲル(実施例6A、実施例6B)の増粘剤として実施例1のカチオン性会合性ポリマーAの使用を説明する。この組成物は、ブロックフィールド粘調度および%透明度と共に表7に示される。
Figure 2006512425
注釈10。International Specialty Productsによって商標名GAFQUAT(登録商標)で販売される、中和された、第4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートについてのINCI名。
各組成物を、水中でのグリコール酸を除いて、全ての成分を混合し、次いで、グリコール酸でpHを下げるように調整することによって調製した。生成物の両方が、なめらかに伸展可能であり、任意の美的でない「くびれた」特徴を含まず、良好な髪セット効力(約1時間、70%HHCR)を提供した。
(実施例7.殺生物剤適合性)
この実施例は、表8に示される4つの処方物(実施例7A、7B,7Cおよび7D)のカチオン性殺生物剤塩と実施例1のポリマーAの適合性をブロックフィールド粘調度と共に説明する。
(表8)
Figure 2006512425
注釈11. 塩化ジデシルジメチルアンモニウムについてのINCI名、商標名下で、Lonza,Inc.より販売されるBARDAC(商標登録)2250。
注釈12. 塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム混合物(C14,50%;C12,40%;C1610%)についてのINCI名、商標名下でLonza,Inc.より販売されるBARQUAT(商標登録)MB50。
全ての組成物は、均質であり、円滑流体特性を有する。
(実施例8.毛髪コンディショナー)
この実施例は、表9に示される毛髪コンディショナー処方物におけるポリマーI(実施例8A、8B)およびポリマーQ(実施例8C)の使用およびその活性量を、保存粘度に基づいた棚安定性と共に説明する。
(表9)
Figure 2006512425
注釈13. 平均3〜6シロキサン単位を有する環式ジメチルポリシロキサン化合物(例えば、シリコーンSF1173(General Electric)についてのINCI名。
この組成物を、約62〜63℃の範囲の温度にて、均質になるまで成分番号2、3、4および5を一緒に混合して、約46〜47℃の範囲の温度まで、混合して冷却し、次いで、成分番号1aまたは1bのいずれかにおいて、示したように成分番号7、存在するならば成分番号8、番号6および番号10を均質になるまで混合することによって、調製した。次いで、生成物のpHを、成分番号9を用いて約pH4.5に調製した。
全ての組成物は、生地中で円滑で流動性であった。
(実施例9.毛髪コンディショナー)
この実施例は、毛髪コンディショナーの使用に適した表10に示される処方物において2つの濃度(実施例9A、9B)での実施例1のポリマーIの使用を説明した。
(表10)
Figure 2006512425
注釈14. ビニルピロリドンおよびジメチルアミノプロピルメタクリルアミドモノマーからなる4級アンモニウム塩についてのINCI名。
注釈15. INCI混合物シクロメチコン(および)ジメチコノールのDow corningの商標名。
A相の成分を前以て混合して、この混合物を、約55℃〜約60℃の範囲の温度まで加熱することによって組成物を調製した。B相の成分を、表の順に加えて、このバッチが均質になるまで攪拌し、次いで、このバッチを約30℃の温度まで冷却して、C相を用いてpHを約4.5に調整した。最終生成物は、クリーム状で白色表面、非常によい流動特性、シルキータッチな感じを有した。ブルックフィールド粘度に基づいたこの組成物の保存安定性を、表10Aに示す。
(表10A)
Figure 2006512425
(実施例10.ゲル)
この実施例は、表11に示される活性ポリマー重量%量の3つの低pH水性ゲル(実施例10A,10Bおよび10C)における実施例1のポリマーIの使用を説明する。
(表11)
Figure 2006512425
ゲルは、一般的目的の錆および染み抜き酸性クリーナー(例えば、酸性便器クリーナー、トラッククリーナー、タンククリーナー、自動車クリーナー、床クリーナー等)として使用に適していると判断された。
水性ゲルはまた、無機鉱物酸(クエン酸の代りに、例えば、塩酸、スルホン酸またはリン酸)を用い調製して、錆抜きまたは産業適用に適した経済的に低pHゲルを生成し得る。
(実施例11.透明バッチゲル)
この実施例は、透明ゲル組成物の約1%の活性ポリマー重量にて、実施例1のポリマーIの使用を説明する。このゲル組成物を、表12に示される処方物を使用して、変化するpHレベル(ゲルA、BおよびC)にて調製した。
(表12)
Figure 2006512425
(ゲルA)
ゲルAを、以下のようにして調製した。成分番号1および2を前以て混合して、成分3を、穏やかに混合しながらこの前混合物に加えて、次いで、成分番号4を用いて、この混合物を約pH4まで中和した。成分番号6および7を、中和されたポリマーゲルに、攪拌混合しながら加え、このゲルが、均質で透明になるまで攪拌した。ゲルAは、約4.2のpH、約4,280mPa・sのブルックフィールド粘度を有して、5つの凍結/解凍サイクルに基づいて安定であると判断した。
(ゲルB)
成分番号7を用いて、前以て調製された透明ゲルAのpHを約5.2に調整することによって、ゲルBを調製した。ゲルBのサンプルを、粘度、濁度および安定性について測定した。ゲルBは、約3,380の粘度を有して、5つの凍結/解凍サイクルに基づいて安定であると判断した。
(ゲルC)
成分番号7を用いて、前以て調製された残存のゲルBのpHをさらに約5.6に調整することによって、ゲルCを調製した。ゲルCは、約3,380mPa・sの粘度を有して、5つの凍結/解凍サイクルに基づいて安定であると判断された。
それぞれのゲルA、BおよびCについての濁度値は、約41NTUであった。全てのゲルを、透明なバスゲルとして使用に適していると判断した。
(実施例12.シャンプー)
実施例は、表13に示される処方物を有するシャンプー組成物において、約1%の活性ポリマー重量にて実施例1のポリマーIの使用を説明する。
(表13)
Figure 2006512425
表の順に成分を混合して、次いで、必要があれば成分番号6を用いてpHを調整して、均質になるまで混合することによって、シャンプーを調製した。完結したシャンプーのpHは、約4.6であった。このシャンプーは、5,580mPa・sのブルックフィールド粘度、約53NTUの濁度を有して、5つの凍結/解凍サイクルに基づいて安定であると判断した。このシャンプーを、全目的の型のシャンプーとして使用に適していると判断した。
比較のため、ポリマーI成分No.5なしで、同様にシャンプーを調製した。比較のシャンプーは、約4.5のpHを有し、非粘性(ブルックフィールド粘度、約115mPa・s)で、そして透明(濁度値、約3NTU)であった。
(実施例13.抗ふけシャンプー)
この実施例は、活性ふけ制御成分としてジンクピリチオンを含有し、そして表14に示される以下の処方を有する抗ふけシャンプー組成物中に、約1%の活性ポリマー重量での、実施例1のカチオン性会合性ポリマーIの用途を説明する。
(表14)
Figure 2006512425
注記16.Cognis,Corp.によって販売される、C−C16のアルキル分布を有するアルキルポリグリコシドとアンモニウムラウレスサルフェートとの非イオン性/アニオン性界面活性剤ブレンドの商品名。
注記17.Arch Chemicals,Inc.によって、48%分散剤として商品名Zinc OMADINE(登録商標)で販売される化合物のINCI名。
リストの順番で成分を混合することによって、このシャンプーを調製し、次いで、必要とされた場合、成分No.3によってpHを調節し、そして均質になるまで混合した。
完成したシャンプーのpHは、約4.5であった。このシャンプーは、約9,500mPa・sのブルックフィールド粘度を有し、そして滑らかな、クリーム状の生地(texture)およびローションのような外観を有した。このシャンプーは、大気の室温での貯蔵(shelf strage)で、少なくとも約5ヶ月間、物理的に安定な状態であり、そして5回の凍結/解凍サイクルに基づいて、安定と判断された。
比較のため、ポリマーI成分No.2なしで、同様にシャンプーを調製した。比較のシャンプーは、約4.5のpHを有し、非粘性(ブルックフィールド粘度、約115mPa・s)で、そして不安定(大気の室温で2週間以内の貯蔵で物理的に分離した)であった。
(実施例14.コンディショニングシャンプー)
この実施例は、表15に示される処方を有するコンディショニングシャンプー組成物中に約1.5%の活性ポリマー重量での、実施例1のポリマーWの用途を説明する。
(表15)
Figure 2006512425
注記18.1〜4の間の平均エチレンオキシド単位を有する、スルホコハク酸のエトキシル化ラウリルアルコール半エステルの二ナトリウム塩に対するINCI名。
注記19.Rona/Merck KGaAによって、商品名TIMIRON(登録商標)MP−115 Starlusterとして販売される混合物(報告によると、69〜75%の雲母および25〜31%のチタンジオキシドを有する)。
このシャンプーを、以下のように調製した。成分No.1とNo.2とを混合し、緩やかに混合しながら成分No.3を添加し、次いで成分No.4によってこの混合物を約pH4.5まで酸性化することによって、A相を調製した。B相の成分を、記載された順番で、混合しながらA相に添加した。成分No.7およびNo.8を予め混合することによってC相を別に調製し、次いでC相を、A相とB相との混合物に添加した。D相の残りの成分No.9、10、11を、リストの順番でこのバッチに添加し、そして成分12によって約4.5にpHを調節した。
完成したシャンプーのpHは、約4.6であった。このシャンプーは、ポリマーWなしで調製された比較のシャンプーよりも真珠光沢があると判断された、つやのある外観を有した。このシャンプーは、滑らかに流動し、大気の室温で少なくとも1週間を経過した現在の貯蔵の間、シリコーン成分は乳化されたままであった。このシャンプーは、約7,120mPa・sのブルックフィールド粘度を有し、そして5回の凍結/解凍サイクルに基づいて、安定と判断された。このシャンプーは、「ツーインワン」コンディショニングシャンプーと一般に呼ばれるタイプのコンディショニングシャンプーとしての用途に関して、安定であると判断された。
比較のため、ポリマーW成分なしで同様に調製されたシャンプーは、約4.6のpHを有し、非粘性(ブルックフィールド粘度、約100mPa・s)でそして不安定(大気の室温で24時間以内で物理的に分離した)であった。同様に、ポリマーWの代わりに等量のポリクオタニウム−32(SALCARE(登録商標)(Ciba Specialty Chemicals)に対するINCI名)を用いて処方されたシャンプーは、不安定であり、相分離を示した。(SALCARE登録商標)SC−92は、カチオン性コポリマー液体分散剤混合物の商品名であり、報告によると、エタンアンモニウム、N,N,N−トリメチル−2−[(2−メチル−1−オキソ−2プロペニル)オキシ]−、クロライド、2−プロペンアミドを有するポリマーを含有する)。
(実施例15.カチオン性クリームコンディショナー)
この実施例は、表16に示されるカチオン性クリーム状コンディショナー処方物中に約1.6%の活性ポリマー重量での、ポリマーWの用途を説明する。
(表16)
Figure 2006512425
空気混和なしで成分No.1、No.2、およびNo.3を混合することによって、このクリーム処方物を調製した。成分No.4をこの混合物に添加し、そして成分No.5およびNo.6を添加する前に十分混合した。次いで成分No.7を上記の混合物に添加し、pH範囲を調整する前に十分に混合した。得られた処方物は、白色のクリーム状の外観および滑らかな粘調度を有した。この処方物は、5回の凍結/解凍サイクルに基づいて、安定と判断された。初期ブルックフィールド粘度は、約14,400mPa・sであり、大気の室温および45℃の温度での少なくとも4週間に渡る貯蔵で、実質的に変化しないままであった。
(実施例16.カチオン性コンディショナー)
この実施例は、表17に示されるカチオン性クリーム状コンディショナー処方物中に約2%の活性ポリマー重量での、ポリマーWの用途を説明する。
(表17)
Figure 2006512425
空気混和なしで成分No.1、No.2、およびNo.3を混合することによって、透明なコンディショナー処方物を調製した。成分No.4をこの混合物に添加し、そして成分No.5を添加する前に十分混合した。次いで成分No.6を上記の混合物に添加し、成分No.7でpHを調整する前に十分に混合した。得られた処方物は、実質的に透明であり、そして滑らかな粘ちょう度を有した。
比較のため、実施例5に記載される市販のカチオン性ポリマーStructure(登録商標)Plusを、ポリマーWの代わりに、同じ2%の活性ポリマー重量で使用したことを除いて、第二のコンディショナーを同様に調製した。この組成物は、約450mPa・sのブルックフィールド粘度、77の清澄性(%T)、および望ましくない塊のある、粒子の多い粘調度を有した。
さらなる比較のため、従来の非カチオン性水溶性増粘剤、ヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL(登録商標)250HHR,CS化粧品高純度グレード(CS cosmetic high purity grade)、Aqualon/Hercules,Wilmington,DE)を、1%の活性ポリマー重量で、ポリマーWの代わりに使用したことを除いて、第三のコンディショナーを同様に調製した。得られた組成物は、約3,900mPa・sのブルックフィールド粘度、97の清澄性(%T)、および非審美的な、「糸を引く」粘ちょう度を有した。
CTACの非存在下で、カチオン吸着に関して周知の「ルビン色素試験(Rubine
Dye Test)」の改変形に基づいて、白色ヤク毛を用いて、氷酢酸によって約pH3.5に調整された約0.5%のピラゾール色素(Clariant)溶液からの吸収を決定することで、ポリマーWを毛髪に対して重要であると判断した。(例えば、Crawfordら、「A Replacement for Rubine dye for detecting cationics on keratin」、J.Soc.Cosm.Chem.,V31,273〜278ページ(1980年9月/10月)を参照のこと。これに関連する開示は参考として援用される)。
(実施例17.毛髪セット剤およびコンディショニング組成物)
この実施例は、毛髪のセット、整髪、およびコンディショニングに有用な、水性毛髪用コンディショニング組成物中に活性ポリマー重量約3%での、カチオン性会合性ポリマー(実施例1、表2AのポリマーAF)の用途を説明する。一研究において、ポリマーAFは、唯一の、コンディショニングを行い、レオロジーを改変し、フィルムを形成する毛髪固定用ポリマーとして、単独で使用される(実施例17)。別の研究において、ポリマーAFは、水性処方物中において表18に示された量で、以下と組み合わせて使用される:約3%の活性ポリマー重量の市販の非イオン性補助的毛髪固定用ポリマー(実施例17B〜17D);3%の活性ポリマー重量の市販の助的毛髪固定用ポリマー(実施例17E〜17L);約1%もしくは約3%の活性ポリマー重量の市販の両性補助的毛髪固定用ポリマー(それぞれ、実施例17M〜17N);約1%もしくは約3%の活性ポリマー重量の市販の補助的カチオン性コンディショニングポリマー(実施例17O〜17T)。
(表18)
Figure 2006512425
表18Aに示した市販の補助ポリマー成分No.3を水中に分散させ、そして混合して水性ポリマー溶液を提供することによって、各組成物を調製し、次いで、ポリマーAFをこの水性ポリマー溶液に混合し、成分No.5によってpHを調整し、次いで、成分No.4を添加し、必要とした場合、成分No.5によってpHを約4から約6の範囲に調整した。この組成物の外観を記述し、そして24時間後、ブルックフィールド粘度を測定し、そして濁度、清澄度、および毛髪セット効力を測定した。他に示されない限り、HHCR毛髪セット効力を、研究された9つの毛髪トレス/組成物の平均値から計算した。粘度、濁度および清澄度の結果を、測定した場合、表18Aに示す。
(表18A)
Figure 2006512425
表18Aに対する注記
注記20.PVP K90、BASF(報告によると、重量平均分子量は、約1,300,000ダルトン)。
注記21.PVP K30、BASF(報告によると、重量平均分子量は、約60,000ダルトン)。
注記22.PVP 73W、BASF
注記23.Gafquat(登録商標)734N、ISP、エタノール中に50%として供給される。
注記24.Gafquat(登録商標)HS−100、ISP。
注記25.Celquat(登録商標)H−100、National Starch。注記26.Luviquat(登録商標)FC−370、BASF。
注記27.Luviquat(登録商標)Hold、BASF。
注記28.Styleze(登録商標)W20、ISP。
注記29.ISPによって販売される、INCI名ビニルカプロラクタム/PVP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを有するカチオン性固定用ポリマーに対する商品名。
注記30.National Starchによって販売される、INCI名オクチルアクリルアミド(octylacryamide)/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを有する両性ポリマーに対する商品名。
注記31.Clariantによって販売される、INCI名アクリレート/ラウリルアクリレート/ステアリルアクリレート/エチルアミンオキシドメタクリレートコポリマーを有する、エタノール中に40%として供給される両性ポリマーに対する商品名。
注記32.UCARE(登録商標)ポリマーJR−400、Amerchol。
注記33.Merquat(登録商標)3330、Ondeo Nalco。
注記34.MackerniumTM007、McIntyre Group,Ltd。注記35.Rhodiaによって販売される、INCI名グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドを有する四級化グアー誘導体に対する商品名。
注記36.Kytamer(登録商標)PC、Amerchol。
注記37.Celquat(登録商標)SC−230M、National Starch&Chemical。
(実施例17A.)
唯一のコンディショニング、固定用ポリマーとしてポリマーAFを含有する水性組成物は、約4.1のpHを有し、透明なゲルであり、そして驚くべきことに、優れた毛髪セット効力を提供した(70%のHHCRは約4時間であり、そして約8時間でのHHCRは、約57%であった)。
(実施例17B〜17D.)
ポリマーAF、および市販の非イオン性ポリマーPVPを含有する水性組成物(実施例17B、17C)もしくはポリマーAF、および市販の非イオン性ポリマーPVP/VAを含有する水性組成物(実施例17D)は、約4.3〜約5.5の範囲のpHを有し、そして実質的に透明なゲルであった。実施例17Bのこの組成物の毛髪セット効力を、非常に良好と判断した(少なくとも3時間、70%のHHCRであり、そして約8時間でのHHCRは、約52%であった)。ポリマーAFおよびPVP、またはポリマーAFおよびPVP/VAの組合せを含む組成物(実施例17Cおよび実施例17D)は、良好〜弱い毛髪セット効力を提供(70%のHHCRは1時間より少なく、そして約8時間でのHHCRは、約27〜約31%であった)、これらの組成物を、毛髪保持に対してよりも一時的な毛髪の手入れもしくは成形に対して、より適切にしていた。実施例17Dを、比較的固いと判断し、そして新規の髪型の実現に適切であると判断した。
(実施例17E〜17L.)
ポリマーAF、および市販のカチオン性固定用ポリマーを含有する組成物は、約4.1〜約4.4の範囲のpHを有した。実施例17E、17F、17H、17K、および17Lの組成物は、実質的に透明であった。実施例17Eの組成物は、優れた毛髪セット効力を提供し(少なくとも約8時間で70%以上のHHCR)、そして実施例17Kの組成物は、24時間まで優れた毛髪セット効力を提供し(少なくとも約8時間で91%のHHCR、および約24時間で88%)、そして組成物の生地を、審美的に滑らかであると判断した。実施例17Iの組成物は、非常に良好な毛髪セット効力を提供し(1時間より長く2時間より短い間、70%のHHCRであった)、そしてこの組成物の生地は、比較的固いと判断された。実施例17Hの組成物は、半透明かつ滑らかな生地であり、そして優れた毛髪セット効力を提供した(約24時間まで、96%以上のHHCR)。実施例17Jの組成物は、高粘性を有し、視覚的に濁って(わずかに曇って)おり、そして優れた毛髪セット効力を提供した(少なくとも約7時間、70%のHHCRであり、そして約8時間で約64%のHHCRであった)。
(実施例17M〜17N.)
ポリマーAFおよび両性ポリマーを含有するゲル状組成物は、約4.2〜約4.4の範囲のpHを有した。実施例17Mの組成物は、約71,400mPa・sの粘度を有し、不透明で、かつ良好〜弱い毛髪セット効力を提供した(70%のHHCRは1時間より少なく、そして約8時間では、37%であった)。実施例17Nの組成物は、約12,200mPa・sの粘度を有し、滑らかで、実質的に透明のゲルであった(濁度約38NTU)。
(実施例17O〜17T.)
ポリマーAFおよびカチオン性コンディショニングポリマーを含有する実施例17O〜17Tの組成物は、約4.2〜約4.3の範囲のpHを有した。実施例17Oの組成物は、濁った粘着性のゲルであり、優れた毛髪セット効力を提供し(約24時間まで90%以上のHHCR)、特殊もしくは新規の、そして高い保持が所望される髪型のための用途に適した。実施例17Pの組成物は、高粘性を有し、不透明で、優れた毛髪セット効力を提供した(約24時間まで90%以上のHHCR)。実施例17Qの組成物は、高粘性を有し、滑らかで、非常に良好な毛髪セット効力を提供した(少なくとも約2時間で70%以上のHHCR、および約8時間で約51%のHHCR)。実施例17Rの組成物は、濃い、実質的に透明なゲルであった。実施例17Sの組成物は、生成物の清澄度を考慮しない場合の用途に適切であると判断された、濁った暗色のゲルであった。実施例17Tの組成物は、実質的に透明のゲルであった。
(水アルコール組成物)
第2の研究において、実施例17A〜17Tの処方物を、水アルコール組成物として、工程1で市販のポリマーをエタノールSD−40および水中に分散させる(したがって、最終水アルコール毛髪ケア組成物は、約10重量%のエタノールを含んだ)ことを除き、上述の手段を繰り返すことにより調製した。アルコールは、以下で考察する実施例17Oおよび17Sを除き、全ての組成物の粘性を低下した。
(実施例17.A)
ポリマーAF(Ex.17A)を含有する水アルコール組成物は、また、実質的に透明(約21.4NTUの濁度)なゲルであり、僅かに低い粘度であり(約34,100mPa・s)、そして素晴らしい毛髪セッティング効力(70% HHCRは、約5時間まで増加した)を提供した。
(実施例17B〜17D)
アルコールは、実施例17B、実施例17Cおよび実施例17Dの組成物の粘度を、約38,550mPa・s(実施例17C)〜約47,000mPa・s(実施例17D)の範囲まで低下させ、そして透明度を上昇させた(濁度は、約26.3NTU(実施例17C)〜約28NTU(実施例17B)の範囲であり、実施例17Dの透明度は、約71.1% Tまで上昇した)。実施例17Bの毛髪セッティング力価は、すばらしく上昇した(70%のHHCRは、約5時間であった)。
(実施例17E〜17L)
アルコールは、実施例17E、実施例17F、実施例17H、実施例17Kおよび実施例17Lの組成物の粘度を、低下させたが、なおゲルであった(粘度は、約10,300mPa・s(実施例17F)〜約51,200mPa・s(実施例17H)の範囲であった)。そして実質的に透明なままであり、(濁度は、約26.5NTU(実施例17L)〜約36NTU(実施例17E)の範囲であった)そして実施例17E、実施例17Hおよび実施例17Kの透明度は、それぞれ約65.5% T、約76.6% Tおよび約71% Tまで上昇した)。実施例17Eのすばらしい毛髪セッティング力価は、アルコールの存在によって変化しなかった(70%のHHCRは、約8時間であった)。
実施例17Gの組成物中にアルコールを含めることにより、約21,400mPa・sの粘度、約40NTUの濁度、および約62% Tの透明度を有する実質的に透明なゲルを生成した。実施例17Iの組成物中にアルコールを含めることにより、約2,880mPa・sの中程度の粘度、および改善された透明度(濁度は約68NTUまで低下し、そして透明度は約35% Tまで上昇した)を生成した。実施例17Jの組成物中にアルコールを含めることにより、約13,950mPa・sの粘度、および改善された透明度(濁度は約約66.2NTUまで低下した)を有するゲルを生成した。
(実施例17M〜17N)
アルコールは、実施例17Mのゲル組成物の粘度を、約35,000mPa・sまで低下させた。アルコールは、実施例17Nのゲル組成物の粘度を、約7,460mPa・sの高粘度まで低下させ、そして透明度を上昇した(濁度は約26.4NTUまで低下した)。
(実施例17O−17T)
実施例17Oの水アルコール組成物は、僅かに上昇した粘度および改善された透明度(粘度は約38,100mPa・sであり、濁度は約67NTUであり、そして透明度は約30% Tであった)を有した。実施例17Pの水アルコール組成物は、約7,000mPa・sの僅かに上昇した粘度を有し、不透明であり、すばらしい毛髪セッティング力価(24時間のHHCR)を保持した。実施例17Qの組成物中のアルコールは、粘度を低下し、そして透明度を改善した(粘度は約5,100mPa・sであり、濁度は約52.3NTUであり、および透明度は約57% Tであった)。実施例17Rの組成物中のアルコールは、粘度を低下し、そして透明度を僅かに改善した(粘度は約120,000mPa・sであり、濁度は約40.4NTUであった)。実施例17Sの組成物中のアルコールは、粘度および濁度を上昇した(粘度は約32,000mPa・sであり、濁度は約235NTUであり、そして透明度は約1.7% Tであった)。実施例17Tの水アルコール組成物中のアルコールは、粘度を約72,400mPa・sまで僅かに低下し、そして透明度をさらに改善した(濁度は約40.9NTUまで低下した)。
(実施例18.毛髪コンディショナー処方物)
この実施例は、カチオン性会合性ポリマーである実施例1、表2のポリマーYの、毛髪コンディショナー組成物における使用を、約2%の活性ポリマー重量での唯一の調整剤として(実施例18A)、そして添加したジメチコーンコポリオールと組み合わせて(実施例18B、18C)、そして添加したジメチコーンコポリオールおよび4級アンモニウム化合物と組み合わせて(実施例18D、18E)、表19に示した量で説明する。
(表19)
Figure 2006512425
(注記38 Cetiol HE,Cognis)
(注記39 Dow Corning 193,Dow Corning)
組成物を、ポリマーYと水を穏やかに混合し、成分番号12でこのポリマー溶液をpH約5まで部分的に中和し、次いで列挙した順番で残りの成分を混合し、必要な場合、成分番号12でpHを約4まで調整することにより、調製する。
実施例18Cの組成物は、実質的に透明であった(16.5NTUの濁度)(香料の添加前に測定した)。実施例18Dの組成物は、実質的に透明であった(新しく調製して約5.45NTU、そして24時間後に約13.9NTUの濁度)。実施例18Eの組成物は、新しく調製したとき、実質的に透明であり(24.4NTUの濁度)、24時間後に不透明になった(濁度109.2NTU)。
(実施例19.カチオン性コンディショナー組成物)
この実施例は、種々の濃度の実施例1のカチオン性会合性ポリマーであるポリマーWの適合性を、処方物中の種々のカチオン性4級アンモニウム化合物を表20において示した量で用いて説明する。
(表20)
Figure 2006512425
(表20の注記)
注記40 CTACは、実施例2に記載される塩化セントリモニウムをいう。
注記41 BTACは、INCI名称塩化ベヘントリモニウムを有する4級アンモニウム化合物をいい、塩化N,N,N−トリメチル−1−ドコサミニウムを表す。
注記42 StepanCompanyによって商品名WECOBEE(登録商標)Sで市販される製品に対するINCI名称。
注記43.StepanCompanyによって商品名NEOBEE(登録商標)M−5で市販される製品に対するINCI名称。
この組成物を、以下のように生成した。A部を、ポリマーW(成分番号2)を徐々に水中に、穏やかな混合撹拌で分散させ、生じる溶液が透明になるまで混合することにより、調製した。次いで、A部以外の部分を加え、この混合物を約65〜約70℃の範囲の温度まで加熱した。別の容器に、B部の成分を混合し、この混合物を、B部を約65〜約70℃の範囲の温度まで加熱し、固体のない均一な混合物が得られるまで混合して、調製した。次いで、B部を、A部に穏やかに混合撹拌して加え、均一になるまで混合した(約15分間)。次いで得られた混合物を、約35〜約40℃の範囲の温度まで冷却した。次いで、C部を加え、必要な場合、D部を添加することにより、pHを約4〜約4.4の範囲に調整した。
全ての組成物は、約4(実施例19F)および約4.2(実施例19B)の範囲のpHを有し、各組成物は、つややかな白色であり、クリーム状の外観をしていた。組成物の粘度の範囲は、薄く(実施例19F)から高く(実施例19C、19Dおよび19E)、ゲル(実施例19A、19B)までに及んだ。
(実施例20.清浄薬組成物)
この実施例は、カチオン性会合性ポリマーであるポリマーW(実施例20A)およびポリマーY(実施例20B、20C、20D、および20E)のアルコール非含有抗菌清浄剤処方物における、表21に示す活性成分での使用を説明する。
(表21)
Figure 2006512425
(表21の注記)
注記44 Lonza,Inc.により商品名LONZAGARD(登録商標)で市販される、塩化ジイソブチリルフェノキシエトキシルエチルジメチルベンジルアンモニウム一水和物に対するINCI名称。
注記45 Noveon,Inc.により市販される製品に対するINCI名称
組成物を、成分番号3を成分番号1と室温で均一になるまで(約15分間)混合し、次いで成分番号2を加え、均一に成るまで混合し、成分第4でpHを約4.4〜約4.7の範囲に調整し、次いで、pH、粘度および濁度の値を測定した。次いで、成分番号5を、実施例20Bおよび実施例20Dの処方物に、表21に示したように加え、そしてこの粘度を再び測定した。実施例1のポリマーWのポリマー乳濁液は、約20.9重量%の総ポリマー固体を有し、そして実施例1のポリマーYのポリマー乳濁液は、約20.7重量%の総ポリマー固体を有した。
この組成物を、清浄剤組成物として好適であるか、特に手用清浄剤として好適であるかを評価した。
(実施例21.毛髪梳き計測)
実施例18A、実施例18B、および実施例18Cの毛髪コンディショナー組成物の濡れ梳き特性(wet combing property)を、硬いゴムの櫛を取り付けた周知のTextureAnalyzer(Texture Technology Corp.)機器を使用し、温度約23℃および約50% RHの環境湿度で梳き(combing)を実行して、計測器で評価した。脱色した欧州人自然茶色ヒト毛髪の束を、脱イオン水に浸し、約2gのコンディショナーを、手で均等に塗布し、そして親指および人差し指で毛髪束中に約1分間分散させ、次いで束を微温の水道水で約30秒間濯いだ。次いで、濯いだ濡れた束を、Texture Analyzer機器のA/TG張力グリップ(tensile grip)で固定し、そして張力グリップを持ち上げて、毛髪を櫛の櫛歯の細かい部分に約3mm/秒で束が完全に通過するまで押し付けることにより、梳く。束を持ち上げるために必要な労働力(work force)(グラム)を、距離の関数として記録した。櫛通し過程を、計5回の櫛通し引き(comb−through pull)で、同じ束に4回繰り返した。基線測定として、各毛髪束を、試験組成物を適用する前に5回櫛通しについて測定し、そして試験組成物を適用後、測定を繰り返し、%総労働力を平均した。
ポリマーY(実施例18A)を、濡れ梳き調整(wet combing conditioning)の提供について評価し、梳きやすさは、ジメチコーンコポリオール(実施例18B、18C)の存在によりさらに改善された。濡れ梳きデータ(wet combing data)は、調整(conditioning)が実施例18Bの組成物および実施例18Cの組成物で実質的に同等であり、両組成物は、実施例18Aの組成物よりよい濡れ梳きやすさを提供したことを示した。
(実施例22.酸性界面活性剤肌洗浄剤)
この実施例は、アニオン性界面活性剤を有する実施例1のポリマーAFの、α−ヒドロキシ酸(乳酸)およびL−アルギニンの両性ヒドロキシ複合体を含む、酸性界面活性剤肌洗浄剤処方物における適合性を説明する。
(表22)
Figure 2006512425
注記46 Cognisにより、商品名Euperlan登録商標)PK−3000の下で市販される製品のINCI名称。
注記47 Cognisにより、商品名Larnesoft(登録商標PO−65(65%)の下で市販される製品のINCI名称。
注記48 Cognisにより、商品名Standamox(登録商標)CAWの下で市販される製品のINCI名称。
注記49 Cognisにより、商品名Texapon(登録商標)611(42.8%)の下で市販される製品のINCI名称。
注記50 Cognisにより、商品名AHCare(登録商標)L−65の下で市販される製品のINCI名称。
この組成物を、成分番号2〜6を示した順番で水中に分散し、各添加の間によく混合することによって調製した。混合物のpHを、成分番号7で、約3.8〜約3.9の範囲に調整した。次いで、成分番号8、その後ポリマーAF(番号9)を添加し、次いで必要な場合、pHを成分番号7で約4.1〜約4.2の範囲に調整した。
最終組成物は、約4.1のpH、約5,640mPa・sのBrookfield粘度を有した。この組成物を、身体用洗浄剤(代表的にボディウォッシュ(body wash)と呼ばれる)として特に好適であるか評価した。
(実施例23.ムース処方物)
(表23)
Figure 2006512425
ポリマーAFを、脱イオン水中に分散させた。次いで、成分番号3、成分番号4、および成分番号5を列挙した順番に加え、各添加の後、均一になるまで混合した。成分番号8を添加し、そしてバッチが均一になるまで混合した。成分番号6および成分番号9を、事前に混合し、そして上述のバッチに添加した。pHを、クエン酸で約5に調整した。処方物を、ムース製品に好適であるか評価した。
(実施例24.着色処置および色維持のためのシャンプー)
この実施例は、2つのシャンプー(24Aおよび24B)が、着色処置および色維持のために好適であることを説明する。
(表24)
Figure 2006512425
注記51 Cognisにより、商品名Standapol(登録商標)ES−2の下で市販される製品のINCI名称。
注記52 Cognisにより、商品名Stanvapol(登録商標)EA−2の下で市販される製品のINCI名称。
注記53 Cognisにより、商品名Gluadin(登録商標)WKの下で市販される製品のINCI名称。
注記54 Warner Jenkinson Europe,Ltd.により、商品名(a);Arianor(登録商標)Sienna Brown、商品名(b);Arianor(登録商標)Steel Blue、商品名(c):Arianor(登録商標)Madder Redの下で市販される製品のINCI名称。
シャンプー24Aを、ポリマーAFを脱イオン水中にゆっくり混合して分散させ、成分番号3および成分番号6を混合しながら加え、この混合物を、クエン酸で約pH5に部分的に中和し、次いで、残りの成分番号4、成分番号5、成分番号7、成分番号8、成分番号9および成分番号10を列挙した順番で加えた。この混合物に、成分番号11、成分番号12成分番号13および香料の混合物を加え、成分番号15を用いてpHを約4.7〜約5.0の範囲に調整した。
シャンプー24Aを、使用の間、毛髪の着色に好適であるか、および、トリートメントシャンプーとしての連続使用を通して毛髪色の維持に好適であるかを評価した。
シャンプー24Bを、染料色素が存在しないことを除き、シャンプー24Aの手順に従って調整した。シャンプー24Bを、着色されたかまたは毛髪から色を除去することなく化学処理された毛髪の洗浄に、好適であるか評価した。
上述の実施例から、本発明のポリマーが、広範な種々の異なった水溶性組成物において使用され得、カチオン性4級アンモニウム塩、カチオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤と適合性であることが、理解され得る。上記の考察および報告した研究は、本発明を例示する目的のみを意図し、限定として理解されるべきではない。本発明の精神および範囲の内であるなお他の改変が、可能であり、それ自体を当業者に対し容易に提示する。

Claims (69)

  1. モノマー混合物の重合生成物であるポリマーであって、該モノマー混合物が、以下:
    a)少なくとも1つのアミノ置換ビニルモノマー;
    b)少なくとも1つの疎水性非イオン性ビニルモノマー;
    c)少なくとも1つの会合性ビニルモノマーであって、以下の式(III)
    Figure 2006512425
    の少なくとも1つの化合物から選択され、ここで、各Rは、独立して、H、メチル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキルであり;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;kは、0〜約30の範囲の整数であり、mは、0または1であり、ただしkが0である場合、mが0であり、kが1〜約30の範囲である場合、mが1であり;(R−O)は、ポリオキシアルキレン(これは、 〜C オキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマー、またはロックコポリマーであり、Rは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、nは、約5〜約250個の範囲の整数である);Yは、−RO−、−RNH−、−C(O)−、−C(O)NH−、−RNHC(O)NH−、または−C(O)NHC(O)−であり;Rは、C〜C40直鎖アルキル、C〜C40分枝鎖アルキル、C〜C40 炭素環式アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、アリール置換C〜C40アルキル、およびC〜C80複合エステルからなる群より選択される、置換または非置換のアルキルであり;ここでRアルキル基は、必要に応じて、ヒドロキシル基、アルコキシ基、およびハロゲン基からなる群より選択される1つ以上の置換基を含む、少なくとも1つの会合性ビニルモノマー;ならびに
    d)以下の式(IV)または(V):
    Figure 2006512425
    のいずれかを有する少なくとも1つの半疎水性ビニル界面活性剤モノマーであって、ここで、式(IV)および(V)の各々において、各Rは、独立して、H、C〜C30アルキル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキルであり;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;pは、0〜約30の範囲の整数であり、rは、0または1であり、ただし、pが0である場合、rが0であり、pが1〜約30の範囲である場合、rが1であり;(R−O)は、ポリオキシアルキレンであり、このポリオキシアルキレンは、C〜Cオキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマーまたはブロックコポリマーであり、ここでRは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、vは、約5〜約250個の範囲の整数であり;Rは、HまたはC〜Cアルキルであり;Dは、C〜C30不飽和アルキル、またはカルボキシ置換C〜C30不飽和アルキルである、半疎水性ビニル界面活性剤、
    を含む、ポリマー。
  2. 請求項1に記載のポリマーであって、前記アミノ置換ビニルモノマーが、以下:
    モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、
    ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、
    モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、
    ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、
    窒素含有複素環式(メタ)アクリルアミド、
    窒素含有複素環式(メタ)アクリレート、および
    これらの混合物
    から選択される、ポリマー。
  3. 請求項1に記載のポリマーであって、前記疎水性非イオン性ビニルモノマーが、以下の式(I)または(II):
    (I)CH=C(X)Z、
    (II)CH=CH−OC(O)R;
    のいずれかを有する化合物であり、
    ここで式(I)および(II)の各々において、Xは、Hまたはメチルであり;Zは−C(O)OR、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C、−COR、−CCl、−CN、−NHC(O)CH、−NHC(O)H、N−(2−ピロリドニル)、N−カプロラクタミル、−C(O)NHC(CH、−C(O)NHCHCH−N−エチレンウレア、−SiR 、−C(O)O(CHSiR 、−C(O)NH(CHSiR 、または−(CHSiR であり;xは、1〜約6の範囲の整数であり;各Rは、独立して、C〜C30アルキルであり;各Rは、独立して、C〜C30アルキル、ヒドロキシ置換C〜C30アルキル、またはハロゲン置換C〜C30アルキルである、ポリマー。
  4. 請求項1に記載のポリマーであって、前記疎水性非イオン性ビニルモノマーが、アクリル酸のC〜C30アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、またはこれらの混合物である、ポリマー。
  5. 請求項1に記載のポリマーであって、前記半疎水性ビニル界面活性剤モノマーが、重合可能不飽和末端基およびそれらに共有結合されたポリオキシアルキレン基を含む、ポリマー。
  6. 請求項5に記載のポリマーであって、前記ポリオキシアルキレン基が、約5〜約250個のC〜Cオキシアルキレン単位を含む、ホモポリマー、ランダムコポリマー、またはブロックコポリマーである、ポリマー。
  7. モノマー混合物の重合生成物であるポリマーであって、該モノマー混合物が、全モノマー混合物重量基準で、
    (a)約10〜約70重量%の少なくとも1つのアミノ置換ビニルモノマーまたはその塩;
    (b)約20〜約80重量%の少なくとも1つの疎水性非イオン性ビニルモノマー;
    (c)約0.01〜約25重量%の少なくとも1つの会合性ビニルモノマー;
    (d)約0.01〜約25重量%の少なくとも1つの半疎水性ビニル界面活性剤モノマー;
    (e)約10重量%までのヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマー;
    (f)約5重量%までの架橋モノマー;
    (g)約10重量%までの連鎖移動剤;および
    (h)約2重量%までのポリマー安定化剤、
    を含む、ポリマー。
  8. 請求項7に記載のポリマーであって、前記アミノ置換ビニルモノマーが、以下:
    モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、
    ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリレート、
    モノ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、
    ジ−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミド、
    窒素含有複素環式(メタ)アクリルアミド、
    窒素含有複素環式(メタ)アクリレート、および
    これらの混合物
    から選択される、ポリマー。
  9. 請求項7に記載のポリマーであって、前記疎水性非イオン性ビニルモノマーが、以下の式(I)または(II):
    (I)CH=C(X)Z、
    (II)CH=CH−OC(O)R;
    のいずれかを有する化合物であり、
    ここで式(I)および(II)の各々において、Xは、Hまたはメチルであり;Zは−C(O)OR、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C、−COR、−CCl、−CN、−NHC(O)CH、−NHC(O)H、N−(2−ピロリドニル)、N−カプロラクタミル、−C(O)NHC(CH、−C(O)NHCHCH−N−エチレンウレア、−SiR 、−C(O)O(CHSiR 、−C(O)NH(CHSiR 、または−(CHSiR であり;xは、1〜約6の範囲の整数であり;各Rは、独立して、C〜C30アルキルであり;各Rは、独立して、C〜C30アルキル、ヒドロキシ置換C〜C30アルキル、またはハロゲン置換C〜C30アルキルである、ポリマー。
  10. 請求項7に記載のポリマーであって、前記疎水性非イオン性ビニルモノマーが、アクリル酸のC〜C30アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、またはこれらの混合物である、ポリマー。
  11. 請求項7に記載のポリマーであって、前記会合性ビニルモノマーが、以下の式(III)
    Figure 2006512425
    の化合物であり、ここで、各Rは、独立して、H、メチル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキルであり;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;kは、0〜約30の範囲の整数であり、mは、0または1であり、ただしkが0である場合、mが0であり、kが1〜約30の範囲である場合、mが1であり;(R−O)は、ポリオキシアルキレン(これは、 〜C オキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマー、またはロックコポリマーであり、Rは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、nは、約5〜約250個の範囲の整数である);Yは、−RO−、−RNH−、−C(O)−、−C(O)NH−、−RNHC(O)NH−、または−C(O)NHC(O)−であり;Rは、C〜C40直鎖アルキル、C〜C40分枝鎖アルキル、C〜C40 炭素環式アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、アリール置換C〜C40アルキル、およびC〜C80複合エステルからなる群より選択される、置換または非置換のアルキルであり;ここでRアルキル基は、必要に応じて、ヒドロキシル基、アルコキシ基、およびハロゲン基からなる群より選択される1つ以上の置換基を含む、ポリマー。
  12. 請求項7に記載のポリマーであって、前記半疎水性ビニル界面活性剤モノマーが、以下の式(IV)または(V):
    Figure 2006512425
    のいずれかを有する化合物であって、ここで、式(IV)および(V)の各々において、各Rは、独立して、H、C〜C30アルキル、−C(O)OH、または−C(O)ORであり;Rは、C〜C30アルキルであり;Aは、−CHC(O)O−、−C(O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(O)NH−、−C(O)NH−、−Ar−(CE−NHC(O)O−、−Ar−(CE−NHC(O)NH−、または−CHCHNHC(O)−であり;Arは、二価アリールであり;Eは、Hまたはメチルであり;zは、0または1であり;pは、0〜約30の範囲の整数であり、rは、0または1であり、ただし、pが0である場合、rが0であり、pが1〜約30の範囲である場合、rが1であり;(R−O)は、ポリオキシアルキレンであり、このポリオキシアルキレンは、C〜Cオキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマーまたはブロックコポリマーであり、ここでRは、C、C、C、またはこれらの混合物であり、vは、約5〜約250個の範囲の整数であり;Rは、HまたはC〜Cアルキルであり;Dは、C〜C30不飽和アルキル、またはカルボキシ置換C〜C30不飽和アルキルである、ポリマー。
  13. 請求項7に記載のポリマーであって、前記アミノ置換ビニルモノマーが、以下:
    3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート;
    N’−(3−N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミド、
    2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(tert−ブチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド、および
    2−(N,N−ジメチルアミノ)ネオペンチルアクリレート、
    から選択され、
    (b)アクリル酸のC〜C30アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、およびこれらの混合物から選択される、約50〜約65重量%の少なくとも1つの疎水性非イオン性ビニルモノマー;
    (c)セチルポリエトキシル化メタクリレート、セテアリルポリエトキシル化メタクリレート、ステアリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、アラキジルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ベヘニルポリエトキシル化メタクリレート、ラウリルポリエトキシル化メタクリレート、セロチルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、モンタニルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、メリシルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ラセリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、トルスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレート、水素化ヒマシ油ポリエトキシル化メタクリレート、カノーラポリエトキシル化(メタ)アクリレート、およびコレステロールポリエトキシル化メタクリレートから選択される、約0.1〜約10重量%の少なくとも1つの会合性ビニルモノマー;
    (d)以下の化学式:
    CH=CH−O(CHO(CO)(CO)H または
    CH=CH−CHO(CO)(CO)H、
    のうちの1つを有する、約0.1〜約10重量%の少なくとも1つの半疎水性ビニル界面活性剤モノマーであって、ここで、aは、2、3、または4であり;bは、1〜約10の範囲の整数であり;cは、約5〜約50範囲の整数であり;dは、1〜約10の範囲の整数であり;eは、約5〜約50の範囲の整数である、半疎水性ビニル界面活性剤モノマー;
    (e)約10重量%までのヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマー;
    (f)約5重量%までの架橋モノマー;
    (g)約10重量%までの連鎖移動剤;および
    (h)約2重量%までのポリマー安定化剤、
    を含む、ポリマー。
  14. 請求項9に記載のポリマーであって、前記会合性ビニルモノマーが、セチルポリエトキシル化メタクリレート、セテアリルポリエトキシル化メタクリレート、ステアリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、アラキジルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ベヘニルポリエトキシル化メタクリレート、ラウリルポリエトキシル化メタクリレート、セロチルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、モンタニルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、メリシルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ラセリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、トルスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレート、水素化ヒマシ油ポリエトキシル化メタクリレート、カノーラポリエトキシル化(メタ)アクリレート、およびコレステロールポリエトキシル化メタクリレート、ならびにこれらの混合物から選択される、ポリマー。
  15. 請求項7に記載のポリマーであって、前記半疎水性ビニル界面活性剤モノマーが、重合可能不飽和末端基およびそれらに共有結合されたポリオキシアルキレン基を含む、ポリマー。
  16. 請求項15に記載のポリマーであって、前記ポリオキシアルキレン基が、約5〜約250個のC〜Cオキシアルキレン単位を含む、ホモポリマー、ランダムコポリマー、またはブロックコポリマーである、ポリマー。
  17. 請求項7に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、
    CH=CH−O(CHO(CO)(CO)H または
    CH=CH−CHO(CO)(CO)H、
    のうちの1つを有する、半疎水性ビニル界面活性剤モノマーを含み、ここで、aは、2、3、または4であり;bは、1〜約10の範囲の整数であり;cは、約5〜約50範囲の整数であり;dは、1〜約10の範囲の整数であり;eは、約5〜約50の範囲の整数である、ポリマー。
  18. 請求項7に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、約0.01〜約10重量%の少なく1つのヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーを含む、ポリマー。
  19. 請求項18に記載のポリマーであって、前記ヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーが、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルアクリレート、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルメタリレート、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルアクリルアミド、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルメタクリルアミド、およびこれらの混合物から選択される、ポリマー。
  20. 請求項18に記載のポリマーであって、前記ヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーが、2−ヒドロキシエチルメタクリレートである、ポリマー。
  21. 請求項7に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、約0.01〜約3重量%の少なく1つの架橋モノマーを含む、ポリマー。
  22. 請求項21に記載のポリマーであって、前記架橋モノマーが、少なくとも2つのアクリレートエステル基を有するポリオールのアクリレートエステル、少なくとも2つのメタクリレートエステル基を有するポリオールのメタクリレートエステル、またはこれらの組み合わせである、ポリマー。
  23. 請求項7に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%の連鎖移動剤を含む、ポリマー。
  24. 請求項23に記載のポリマーであって、前記連鎖移動剤が、チオ化合物、ジスルフィド化合物、ホスファイト、ハイポホスファイト、ハロアルキル化合物、およびこれらの組み合わせから選択される、ポリマー。
  25. モノマー混合物の重合生成物であるポリマーであって、該モノマー混合物が、全モノマー混合物重量基準で、以下:
    (a)3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリレート;
    N’−(3−N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミド、
    2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(tert−ブチルアミノ)エチルメタクリレート、
    2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド、および
    2−(N,N−ジメチルアミノ)ネオペンチルアクリレート、
    から選択される、約20〜約50重量%の少なくとも1つのアミノ置換ビニルモノマー;
    (b)アクリル酸のC〜C30アルキルエステル、メタクリル酸のC〜C30アルキルエステル、およびこれらの混合物から選択される、約50〜約65重量%の少なくとも1つの疎水性非イオン性ビニルモノマー;
    (c)セチルポリエトキシル化メタクリレート、セテアリルポリエトキシル化メタクリレート、ステアリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、アラキジルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ベヘニルポリエトキシル化メタクリレート、ラウリルポリエトキシル化メタクリレート、セロチルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、モンタニルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、メリシルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、ラセリルポリエトキシル化(メタ)アクリレート、トルスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレート、水素化ヒマシ油ポリエトキシル化メタクリレート、カノーラポリエトキシル化(メタ)アクリレート、およびコレステロールポリエトキシル化メタクリレートから選択される、約0.1〜約10重量%の少なくとも1つの会合性ビニルモノマー;
    (d)以下の化学式:
    CH=CH−O(CHO(CO)(CO)H または
    CH=CH−CHO(CO)(CO)H、
    のうちの1つを有する、約0.1〜約10重量%の少なくとも1つの半疎水性ビニル界面活性剤モノマーであって、ここで、aは、2、3、または4であり;bは、1〜約10の範囲の整数であり;cは、約5〜約50範囲の整数であり;dは、1〜約10の範囲の整数であり;eは、約5〜約50の範囲の整数である、半疎水性ビニル界面活性剤モノマー;
    (e)約10重量%までのヒドロキシ置換非イオン性モノマー;
    (f)約5重量%までの架橋モノマー;
    (g)約10重量%までの連鎖移動剤;および
    (h)約2重量%までのポリマー安定化剤、
    を含む、ポリマー。
  26. 請求項25に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、約1〜約5重量%の少なくとも1つのヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーを含む、ポリマー。
  27. 請求項26に記載のポリマーであって、前記ヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーが、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルアクリレート、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルメタリレート、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルアクリルアミド、ヒドロキシ置換(C〜C)アルキルメタクリルアミド、およびこれらの混合物から選択される、ポリマー。
  28. 請求項26に記載のポリマーであって、前記ヒドロキシ置換非イオン性ビニルモノマーが、2−ヒドロキシエチルメタクリレートである、ポリマー。
  29. 請求項25に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、約0.01〜約3重量%の橋モノマーを含む、ポリマー。
  30. 請求項29に記載のポリマーであって、前記架橋モノマーが、少なくとも2つのアクリレートエステル基を有するポリオールのアクリレートエステル、少なくとも2つのメタクリレートエステル基を有するポリオールのメタクリレートエステル、またはこれらの組み合わせである、ポリマー。
  31. 請求項25に記載のポリマーであって、前記モノマー混合物が、全モノマー混合物重量に基づいて、少なくとも約0.1重量%の連鎖移動剤を含む、ポリマー。
  32. 請求項31に記載のポリマーであって、前記連鎖移動剤が、チオ化合物、ジスルフィド化合物、ホスファイト、ハイポホスファイト、ハロアルキル化合物、およびこれらの組み合わせから選択される、ポリマー。
  33. 請求項1に記載のポリマーの調製のための方法であって、前記モノマー混合物を、水性媒体中で、約7未満のpHで、フリーラジカル開始剤および界面活性剤の存在下で、約20〜約80℃の範囲の反応温度で、乳化重合する工程を包含する、方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、前記乳化重合が、乳化量の、少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、またはこれらの混合物の存在下で行われる、方法。
  35. 請求項33に記載の方法による乳化重合によって作製された、ポリマーエマルジョン。
  36. 請求項1に記載のポリマーおよび水を含む、組成物。
  37. 請求項36に記載の組成物であって、pH調節剤、緩衝剤、補助固定ポリマー、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、補助髪コンディショニング剤、補助皮膚コンディショニング剤、化学髪ウェービング剤またはストレート剤、着色剤、界面活性剤、ポリマーフィルム改変剤、生成物安定化および仕上げ剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  38. 請求項36に記載の組成物であって、少なくとも1つの第4級アンモニウム化合物をさらに含む、組成物。
  39. 請求項36に記載の組成物であって、少なくとも1つのヒドロキシカルボン酸をさらに含む、組成物。
  40. 請求項36に記載の組成物であって、少なくとも1つの補助固定ポリマーをさらに含む、組成物。
  41. 請求項1に記載のポリマーを含む処方された組成物であって、該処方された組成物が、パーソナルケア、ヘルスケア、家族ケア、施設ケア、産業ケア、および工業プロセスのための組成物からなる群より選択される、組成物。
  42. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記パーソナルケアのための組成物が、皮膚または髪のクレンザーである、処方された組成物。
  43. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記パーソナルケアまたはヘルスケアのための組成物が、pH調節剤、緩衝剤、補助髪固定剤、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、補助髪コンディショニング剤、補助皮膚コンディショニング剤、化学髪ウェービング剤またはストレート剤、着色剤、界面活性剤、ポリマーフィルム改変剤、生成物安定化および仕上げ剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  44. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記家族ケアまたは施設ケアおよび産業ケアのための組成物が、クレンザーである、組成物。
  45. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記家族ケアまたは施設ケアおよび産業ケアのための組成物が、pH調節剤、緩衝剤、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、着色剤、界面活性剤、金属イオンキレート剤、分散剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  46. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記工業プロセスのための組成物が、織物処理である、組成物。
  47. 請求項41に記載の処方された組成物であって、前記家族ケア、施設ケアおよび産業ケア、または工業プロセスのための組成物が、塗料または表面コーティングである、組成物。
  48. 液体、ゲル、泡状物、スプレー、エマルジョン、半固体、または固体の形態の、請求項41に記載の組成物。
  49. 請求項25に記載のポリマーおよび水を含む、組成物。
  50. 請求項49に記載の組成物であって、pH調節剤、緩衝剤、補助髪固定剤、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、補助髪コンディショニング剤、補助皮膚コンディショニング剤、化学髪ウェービング剤またはストレート剤、着色剤、界面活性剤、ポリマーフィルム改変剤、生成物安定化および仕上げ剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  51. 請求項49に記載の組成物であって、少なくとも1つの第4級アンモニウム化合物をさらに含む、組成物。
  52. 請求項49に記載の組成物であって、少なくとも1つのヒドロキシカルボン酸をさらに含む、組成物。
  53. 請求項49に記載の組成物であって、少なくとも1つの補助固定ポリマーをさらに含む、組成物。
  54. 請求項25に記載のポリマーを含む処方された組成物であって、該処方された組成物が、パーソナルケア、ヘルスケア、家族ケア、施設ケア、産業ケア、および工業プロセスのための組成物からなる群より選択される、組成物。
  55. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記パーソナルケアのための組成物が、皮膚または髪のクレンザーである、処方された組成物。
  56. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記パーソナルケアまたはヘルスケアのための組成物が、pH調節剤、緩衝剤、補助髪固定剤、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、補助髪コンディショニング剤、補助皮膚コンディショニング剤、化学髪ウェービング剤またはストレート剤、着色剤、界面活性剤、ポリマーフィルム改変剤、生成物安定化および仕上げ剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  57. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記家族ケアまたは施設ケアおよび産業ケアのための組成物が、クレンザーである、組成物。
  58. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記家族ケアまたは施設ケアおよび産業ケアのための組成物が、pH調節剤、緩衝剤、補助フィルム形成剤、補助レオロジー改変剤、着色剤、界面活性剤、金属イオンキレート剤、分散剤、噴霧剤、補助溶媒、またはこれらの混合物のうちの少なくとも1つをさらに含む、組成物。
  59. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記工業プロセスのための組成物が、織物処理である、組成物。
  60. 請求項54に記載の処方された組成物であって、前記家族ケア、施設ケアおよび産業ケア、または工業プロセスのための組成物が、塗料または表面コーティングである、組成物。
  61. 液体、ゲル、泡状物、スプレー、エマルジョン、半固体、または固体の形態の、請求項54に記載の組成物。
  62. 請求項1に記載のポリマーおよび少なくとも1つの界面活性剤を含む、水性ポリマーエマルジョン。
  63. 請求項54に記載の水性ポリマーエマルジョンであって、前記界面活性剤が、全エマルジョン重量基準で、エマルジョンの約1〜約10重量%を構成する、エマルジョン。
  64. 請求項54に記載の水性ポリマーエマルジョンであって、前記ポリマーが、全エマルジョン重量基準で、エマルジョンの約15重量%を構成する、エマルジョン。
  65. 請求項54に記載の水性ポリマーエマルジョンであって、前記界面活性剤が、少なくとも1つの非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、またはこれらの混合物を含む、水性ポリマーエマルジョン。
  66. ヘアケア組成物であって、該ヘアケア組成物に、髪固定特性、髪コンディショニング特性、粘着特性、およびこれらの組み合わせから選択される特性を提供するのに有効な量の請求項1に記載のポリマーを含む、組成物。
  67. 請求項66に記載のヘアケア組成物であって、少なくとも1つの補助フィルム形成剤、髪固定剤、補助髪コンディショニング剤、補助レオロジー改変剤、またはこれらの混合物をさらに含む、組成物。
  68. 皮膚ケア組成物であって、該皮膚ケア組成物に、皮膚コンディショニング特性、粘着特性、およびこれらの組み合わせから選択される特性を提供するのに有効な量の請求項1に記載のポリマーを含む、組成物。
  69. 請求項68に記載の皮膚ケア組成物であって、少なくとも1つの補助皮膚コンディショニング剤、補助レオロジー改変剤、またはこれらの混合物をさらに含む、組成物。
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