JP2014529660A - 汚れ遊離剤を含む洗濯洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

１０〜６０重量％の洗剤界面活性剤および０．１〜１０重量％の汚れ遊離剤を含む洗剤組成物であって、（メタ）アクリル性、ビニル性および／または（メタ）アクリルアミドから調製される主鎖、ならびにそこに結合したペンダントジおよび／またはトリスチリル基を有する水溶性付加ポリマーを含む。

Description

本発明は、汚れ遊離剤を含む種々の洗剤および／またはクリーニング組成物に関する。本発明は、特に、洗剤界面活性剤、およびそこに結合した疎水性ペンダント基を有するアクリル性（ビニル性）主鎖を含む水溶性付加ポリマーである汚れ遊離ポリマー（ＳＲＰ）を含む組成物に関する。
洗剤組成物の製造および流通からの環境影響をさらに低減するために、１回の洗浄あたりの低減された用量の洗濯洗剤組成物を製造することが所望されている。ＳＲＰは、その単位重量あたりの影響が大きいため、低減された用量で洗濯洗剤組成物に含まれるのが有利である。ポリエステル化学的構造に基づくポリマーは、アルカリ性の条件下で加水分解することが知られており、これにより、洗濯洗剤組成物において長期間貯蔵された後に予測されるよりも、その有効性が大きく低下し得る。アクリル性に基づくポリマーは、加水分解を受けないが、アルカリ性条件下でのＳＲＰとしての有効性は、一般に劣る。
アクリル性ポリマーは、特許文献１において、洗濯リンスコンディショナーにおいて使用され、それが使用される酸性条件下で堆積することが提案されている。この場合、ポリマーは、リンス水が布地を通過するときに主に濾過によって布地に留まることになると考えられる。アルカリ性条件下では、これらのポリマーは、ポリエステル布地から撥じかれるのに十分な電荷を有し、故に堆積の程度は重要でない。同様の教示が特許文献２に見出され、この文献には、リンスサイクルにおいて適用される場合に汚れ遊離を与えるメタクリル酸／エチルアクリレートポリマーが記載されている。
アルキルエトキシレートペンダント基を有するアクリル性に基づくコポリマーは、洗濯洗剤中の増粘剤として知られている。例えば特許文献３、特許文献４、および特許文献５を参照のこと。アクリル性スチレンコポリマーを含むアクリル性コポリマーの他の使用は、特許文献６および特許文献７に記載されている。
トリスチリルメタクリレートは、ＳｉｐｏｍｅｒＳＥＭ２５の商標名でＲｈｏｄｉａから入手可能である。これは、ポリエチレングリコールメタクリレートトリスチリルフェニルエーテルとして記載されている。以下の刊行物には、家庭用ケアまたは洗濯組成物のために使用されてもよいポリマー中にこのモノマーを使用する理論的な選択肢が記載されている。こうしたポリマーは、実際には、これらの文書において例として製造または形成されていない：特許文献８、特許文献９、特許文献１０、特許文献１１、特許文献１２、特許文献１３、特許文献１４、特許文献１５、特許文献１６、特許文献１７、特許文献１８、特許文献１９、特許文献２０、特許文献２１、特許文献２２、特許文献２３；特許文献２４、特許文献２５、特許文献２６および特許文献２７。
特許文献２８は、洗濯のためのウレタンまたはポリエステル中にトリスチリル末端基を使用している。ポリウレタンおよびポリエステルだけは、制限されたトリスチリル官能性を使用する可能性を有する。
特許文献２９には、１０〜３０個のＥＯユニットを有するトリスチリルフェノールポリエトキシレートを含むペンダント基を有するメタクリル性鎖を有する櫛型ポリマーを含有するクリーニング組成物が開示されている（６頁１５行）。実施例６には、トリスチリルフェノール２０ＥＯを用いるポリマーが開示されている。これは、縮合ポリマーである。縮合ポリマーとして、それは多くの洗濯洗剤組成物において加水分解性の不安定性を受けることになる。
特許文献３０（Ｃｌｏｒｏｘ）には、含水ポリマーを表面に適用することによって「次回のクリーニング利益」を有する硬質面のクリーニング組成物が開示されている。ポリマーは、メタクリル酸のトリスチリルフェノール−キャップ処理されたポリエチレンオキシドエステルを含んでいてもよい（第２０欄５７行および請求項２１）。
特許文献３１（Ｌｕｂｒｉｚｏｌ）には、疎水変性された（メタ）アクリル性ポリマーを有する界面活性剤組成物のｃｍｃを増大させる方法が開示されている。好適な疎水性ユニットとしては、会合性モノマートリスチリルフェノールポリエトキシル化（メタ）アクリレートを含む（１５頁）。
特許文献３２（Ｎｏｖｅｏｎ）には、両性界面活性剤、およびアミノ置換ビニルモノマー、疎水性非イオン性ビニルモノマー、会合性ビニルモノマー（トリスチリルフェノールポリエトキシル化（メタ）アクリレート）および半疎水性ビニル界面活性剤モノマーを含む酸−膨潤性カチオン性会合性ポリマーを含有する家庭用ケア製品が開示されている。
特許文献３３（Ｎｏｖｅｏｎ）には、トリスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレートであることができる会合性ビニルモノマーを含む４個のモノマーユニットを含む家庭用ケア組成物に使用するためのポリマーが開示されている。
特許文献３４（Ｎｏｖｅｏｎ）および特許文献３５には、４個のモノマーユニットおよび架橋剤を含む会合性ポリマーを含有する家庭用ケア配合物（請求項２８）が開示されている。これらのモノマーの１つは、トリスチリルフェノールポリエトキシル化メタクリレートであることができる（パラグラフ６９）。
特許文献３６（Ｒｈｏｎｅ−Ｐｏｕｌｅｎｃ）には、４個のモノマーおよび架橋剤の反応生成物である油中水型ポリマーエマルションを含む洗剤組成物が開示されている。モノマー「ｄ」は、トリスチリルフェノールポリエチレンオキシドメタクリレートであることができるエチレン性不飽和種である（第３欄３５行）。
特許文献３７（Ａｋｚｏに譲渡されている）には、疎水性スチレンコポリマーの合成および使用が開示されている。疎水性コポリマーは、洗濯用途に特に有用であることがわかった。
不安定なエステル結合が存在しないので優れた加水分解安定性を有するＳＲＰを含み、さらに洗濯プロセスに使用される場合にそれらの布地の認識モチーフの一部としてこうしたエステル結合を有するＳＲＰに特徴的である良好な汚れ遊離特性を提供する洗濯洗剤組成物が必要とされ続けている。
英国特許第１４０７０１３号明細書 米国特許第３７９８１６９号明細書 欧州特許第２１７４８５号明細書 米国特許第４４２９０９７号明細書 欧州特許第８５９７９６号明細書 米国特許第５８２０６３７号明細書 欧州特許第０７８６５１７号明細書 国際公開第２０１０／０４６３４２号 米国特許出願公開第２０１０／００９３９２９号明細書 米国特許出願公開第２０１０／０００４１５２号明細書 米国特許出願公開第２００９／０１９７７９１号明細書 国際公開第２００７／０１７０９８号明細書 米国特許出願公開第２０１０／０１２０６３７号明細書 米国特許出願公開第２００８／０２８１０６４号明細書 米国特許出願公開第２００８／０２５５２８９号明細書 米国特許出願公開第２００７／０２７４９４２号明細書 仏国特許出願公開第２８５３３２４号明細書 米国特許出願公開第２００７／００９４８０９号明細書 米国特許出願公開第２００６／０２１７２８５号明細書 米国特許出願公開第２００５／００９７６７８号明細書 米国特許出願公開第２００５／００２８２９３号明細書 米国特許出願公開第２００３／００５０２１８号明細書 米国特許出願公開第２００２／００６５２０８号明細書 米国特許出願公開第２００４／００３８８５１号明細書 米国特許出願公開第２００６／０２１１５９４号明細書 米国特許出願公開第２００３／０１０９４１３号明細書 米国特許出願公開第２００９／０１６５２１６号明細書 米国特許第４２４０９１８号号明細書 国際公開第２０１０／１２７８０９号 米国特許第７４７０２９０号号明細書 国際公開第２００８／０６０９９７号 国際公開第２００５／０９２２７６号 国際公開第２００４／０２４７７９号 米国特許出願公開第２００３／０２０７９８８号明細書 米国特許出願公開第２００８／００４５６４６号明細書 米国特許第５７２１３１３号号明細書 米国特許第５６５０４７３号号明細書
本発明によれば、１０〜６０重量％の界面活性剤システム、ならびに０．１〜１０重量％の、アクリル性（ビニル性）主鎖およびそこに結合したペンダントジおよび／またはトリスチリル基を有する水溶性付加ポリマーを含む汚れ遊離剤を含む洗剤組成物を提供する。
好ましくは、そうした基は、トリスチリル基であり、８〜１００個のアルキレンオキシド基、好ましくはエチレンオキシド（「ＥＯ」）基を含むスペーサ基を介して主鎖に結合している。
好ましくは、汚れ遊離剤の量は、少なくとも０．３重量％、より好ましくは少なくとも０．５重量％を含む。
洗剤組成物は、固体または液体であってもよい。固体のフォーマットとしては、粉末、顆粒、圧縮錠剤および押出成型された粒子が挙げられる。液体フォーマットとしては、２５重量％未満の水を有するいわゆる非水性液体であって、通常洗浄プロセスに直接投与するために可溶性フィルムポーチに含まれている水溶液、およびゲルを含む液体形態の自由流動性の液体が挙げられる。水性アルカリ性液体組成物は、本発明に従う組成物に使用されるポリマーのアルカリ性安定性および良好な汚れ遊離性能の組み合わせのすべての利点を活かすことができるので、特に好ましい。
洗濯洗剤組成物は、固体または液体のいずれかの形態であってもよい。液体は、液体中に一部の固体粒子を含んでいてもよい；この固体粒子は、液体中に懸濁していてもよく、または懸濁していなくてもよい。懸濁液は、例えば外部構造剤によってまたは高粘度によって達成されてもよい。
洗濯洗剤組成物が固体形態である場合、それは、好ましくはさらに、少なくとも５重量％のビルダーシステムビルダーを含む。好ましいビルダーシステムは、炭酸ナトリウムの主要部分を含む。
洗濯洗剤組成物が液体形態である場合、それは、好ましくは少なくとも５００倍の家庭用水で希釈される場合にアルカリ性の洗浄液を形成できる。
組成物のための好ましい界面活性剤システムは、線状アルキルベンゼンスルホネートを含み、場合によりエトキシル化アルコール非イオン性界面活性剤との混和物中にある。組成物はさらに、クリーニングポリマー、例えばエトキシル化ポリエチレンイミン（ＥＰＥＩ）を含んでいてもよい。それはさらに、１つ以上の酵素、例えばプロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、マンナナーゼ、好ましくはプロテアーゼを含んでいてもよく、なおさらに、１つ以上の蛍光増白剤、漂白剤、漂白触媒、着色剤、香料、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、ケア添加剤、例えばシリコーン、ｐＨ調整剤、および緩衝剤を含んでいてもよい。
洗剤組成物に使用するための好ましいアクリル性ＳＲＰは、以下のモノマーで製造される：トリスチリルフェノールエトキシレートメタクリレート（ＴＳＰＥＯＭＡ）、またはジスチリルフェノールエトキシレートメタクリレート（ＤＳＰＥＯＭＡ）、第３級ブチルアミノエチルメタクリレート（ＴＢＡＥＭＡ）、エチルヘキシルアクリレート（ＥＨＡ）、Ｎ，Ｎ，ジメチルアクリルアミド（ＮＮＤＭＡ）、ヒドロキシエチルアクリレート（２−ＨＥＡ）、メチルメタクリレート（ＭＭＡ）、およびメタクリル酸（ＭＡＡ）。
ＴＢＡＥＭＡおよびＥＨＡは、その溶解性を調節するために３０ｍｏｌ％までの微量でポリマーに添加されてもよい疎水性モノマーである。主鎖は、好ましくはＴＳＰＥＯＭＡのコポリマーである。ＴＳＰＥＯＭＡは、ＤＳＰＥＯＭＡで完全にまたは部分的に置換されてもよい。ジおよびトリスチリルモノマーの量は、２ｍｏｌ％〜５０ｍｏｌ％程度の少量で変動してもよく、好ましくは少なくとも５ｍｏｌ％である。一部の例示的なポリマーは、以下である（括弧内はｍｏｌ％である）：
１）ＴＳＰＥＯＭＡ（５）、ＴＢＡＥＭＡ（２０）、ＮＮＤＭＡ（７５）
２）ＴＳＰＥＯＭＡ（２０）、ＥＨＡ（２０）、ＮＮＤＭＡ（３０）、２−ＨＥＡ（３０）
３）ＴＳＰＥＯＭＡ（４０）、ＮＮＤＭＡ（６０）
４）ＴＳＰＥＯＭＡ（４０）、ＭＡＡ（６０）
５）ＴＳＰＥＯＭＡ（２０）、ＥＨＡ（２０）、ＭＡＡ（６０）
６）ＴＳＰＥＯＭＡ（４０）、ＭＭＡ（３０）、ＭＡＡ（３０）
７）ＴＳＰＥＯＭＡ（３６）、ＮＮＤＭＡ（３２）、ＭＡＡ（３２）
８）ＴＳＰＥＯＭＡ（３０）、ＮＮＤＭＡ（３０）、ＭＡＡ（４０）
アクリル性ポリマーを含む洗濯洗剤組成物は、アルカリ性環境における予測される向上した安定性と、驚くべきことに、綿および／またはポリエステルを含む繊維製品上での良好な汚れ遊離性能ならびに一連の染みおよび布に対する洗浄力とを兼ね備える。
アクリル性の主鎖は、ポリマーに可溶性を与える。トリスチリル基は、界面活性剤と相互作用しない大きな疎水性基である。それは、スペーサ基の使用により主鎖とは距離が置かれる。スペーサは、アルキレンオキシド基、通常ＥＯ系であり、通常８ＥＯ〜１００ＥＯの範囲にあり、例えば１６ＥＯまたは２５ＥＯである。それは、部分的にまたは完全にＰＯであることができ、またはいずれかの低級アルコキシである。ポリマーは、付加ポリマーであり、それらは、好ましくはＴＳＰ−ＥＯの（メタ）アクリレート、例えばＳｉｐｏｍｅｒ２５を含む混合物を反応させることによって形成される。
ビニル性／アクリル性ラジカルポリマーは、先行技術のトリスチリルウレタンおよびポリエステルよりも実質的に多くのトリスチリル基を含むことができる。さらに、本発明に従うポリマーは、主鎖に追加的な官能性を組み込んでもよい。追加的な主鎖の官能性は、アニオン性、例えばカルボキシ性、スルホン性、非イオン性−親水性、例えばヒドロキシ、エトキシ；非イオン性−疎水性、例えばメチル、ラウリル、ステアリル；カチオン性、例えばアミノ、四級性であってもよい。
ペンダント官能基としてトリスチリルフェニル部分の、洗濯洗剤組成物の水溶性または水分散性ポリマー性のビニル性主鎖への包含は、酵素感受性の染みに対する改善された一次洗浄力、硬質脂肪（リップスティック）に対する改善された一次洗浄力、皮脂、リップスティックのための汚れ遊離効果；すなわち襟染みおよび草染みに対する向上したクリーニングを示した。
ポリマーは、ポリエステルおよび綿の両方に対して効果を示す。ポリマーは、例示的なポリエステル系ＳＲＰであるＴｅｘｃａｒｅ（登録商標）ＳＲＮ１７０に対して改善された一次洗浄力および汚れ遊離効果を与えることを見出した。このＳＲＰに対する改善は驚くべきであった。アクリレート付加ポリマーに基づくポリマーは、相当改善された安定性を有すると予測されていたが、それらはまた、不安定であるが高性能の先行技術のポリエステル系ポリマーに比較した場合に、より低い汚れ遊離性能を有すると考えられていた。
特許請求された組成物の別の利点は、ＳＲＰが、布地界面に留まるようであり、先行技術のポリエステル系ポリマーを含む洗剤組成物の場合と同様の程度に容易に界面活性剤システムによって除去されないことである。
ここで本発明は、以下の非限定例によってさらに記載される。
実施例において、以下の材料が使用される：
ＬＡＳ酸は、Ｃ１２−１４線状アルキルベンゼンスルホン酸である。
脂肪酸はココ酸である。
ＳＬＥＳ３ＥＯは、３モルのＥＯを有するナトリウムラウリルエーテルスルフェートである。
ＮＩ７ＥＯは、Ｃ１２−１５アルコールエトキシレート７ＥＯ非イオン性Ｎｅｏｄｏｌ（登録商標）２５−７（Ｓｈｅｌｌ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓから）である。
ＭＰＧは、モノプロピレングリコールである。
ＮａＯＨは、水酸化ナトリウム（４７％溶液）である。
ＳＲＰは、表１に記載されるような汚れ遊離ポリマーである。
香料は、オイルフリーの香料である。
Figure 2014529660
汚れ遊離指数（ＳＲＩ）
いずれかの染みの強度は、染みと清浄な衣類との差異を考慮して反射率計によって測定でき、各染みについてΔＥ＊を与える。それは、ΔＥ＊として定義され、以下に示すように計算される
Figure 2014529660
 これは、染みの洗浄前後に測定でき、ΔＥ＊ｂｗおよびΔＥ＊ａｗを与える。
ＳＲＩは、どの程度の染みが除去されるかの尺度であり、以下に表されるように計算される：
ＳＲＩ＝１００−ΔＥ＊ａｗ
１００のＳＲＩは完全に染みを除去することを意味する。
表２は、６ｋｇの容量を有する標準の欧州用フロントローディング方式の自動洗濯機（約１０リットルフィル）に、１回の洗浄あたり２０ｍｌでの用量に好適な洗濯洗剤組成物の組成を与える。
Figure 2014529660
＊ＬＡＳ酸および脂肪酸は、４７％ＮａＯＨで中和された。与えられた量は、酸である。
＊＊汚れ遊離ポリマー（ＳＲＰ）は、（活性ポリマーではない）固体として投与され計算された量で組成物中に含まれていた。ポリマーサンプルのすべてが１００％ポリマーであったというわけでないことに留意すべきである。故に、効果は、これらのテストが示すように見えるものよりも良好である。未反応モノマーにおけるテストは、観察された汚れ遊離特性に貢献するのはポリマー構成成分であることを示す。
ＳＲＰ−合成
組成物に使用するための汚れ遊離ポリマーは、当業者によく知られた技術を用いて製造されてもよい。ポリマー６を製造するための例示的な方法を以下に与える。
１）Ｓｏｐｒｏｐｈｏｒ ＴＳ／１６と、無水メタクリル酸との反応により、メタクリレートトリスエステル（１６ＥＯ）を生成する。
Figure 2014529660
手順：
丸底フラスコにＳｏｐｒｏｐｈｏｒを充填し、撹拌および加熱を開始する。ＭＥＨＱおよび酢酸ナトリウムを添加する。温度が６３℃に到達したとき、２０ｍｏｌ％過剰の無水物をビーカーから徐々に添加する。穏やかな発熱が生じ得る−７０℃未満に維持する。６３〜６５℃に設定する。５時間反応させる。真空蒸留生成物をポスト反応させ、残留酸を約１％まで低減する。生成物は、トリスエステル１６ＥＯである。
２）ポリマー６を合成するための共重合
試薬およびプロセス工程は表４に特定される通りである。
Figure 2014529660
実施例１から４−４０℃での一次洗浄力
洗浄条件
機械 コンピュータ計算された洗濯機
洗浄サイクル 白色綿４０℃
水の硬度 ２４°ＦＨ（Ｃａ：Ｍｇ ４：１）
水の体積 １０リットル
分配 ドローワを介したプレ分散
バラスト １．５ｋｇの混合ロード（３０％ＷＣ、３０％ＫＰおよび４０％ＰＣ）
リンス ２
反復洗浄 ６
染み付けされたモニター ポリエステルおよび綿：以下に特定されるような染み。
ＷＣは織布綿である；ＫＰは編地ポリエステルである；およびＰＣは織布５０／５０ポリエステル綿である。
使用された組成物
比較：表２に与えられる洗濯洗剤ベースの洗濯洗剤組成物
実施例１：洗濯洗剤ベース＋１５０ｐｐｍポリマー１
実施例２：洗濯洗剤ベース＋１５０ｐｐｍポリマー２
実施例３：洗濯洗剤ベース＋７５ｐｐｍポリマー２
実施例４：洗濯洗剤ベース＋１５０ｐｐｍポリマー３
これらの実施例において、洗濯洗剤ベースは、表２に与えられる濃縮された水性液体洗剤組成物であり、これは２０ｍｌで投与され、活性な洗浄液界面活性剤濃度０．４ｍｌ／リットルを与える。実施例１から４について指定されるようにＳＲＰをこれに添加する。与えられた値は、実施例の汚れ遊離ポリマーを含む組成物において洗浄されたモニターと、汚れ遊離ポリマーを含んでいないベース組成物において洗浄されたモニターとの汚れ遊離指数（９５％の信頼度）における差異である。
実施例１
酵素性の染み
綿（Ｃ１０）上の顔料／油／ミルク ＋２
経年血液ＣＳ０１ ＋３
ジャガイモデンプンＣＳ２７ ＋３
ココア、砂糖、ミルクＥ１１２ ＋２
綿上の草 ＋３．５
ポリエステル上の草 ＋２．５
脂肪染み
ポリエステル上のリップスティック ＋１
ポリエステル上のラグー ＋１
ポリエステル上のラノリン３０Ｃ ＋４
実施例２
酵素性の染み
綿上の草 ＋４
ポリエステル上の草 ＋３
脂肪染み
ポリエステル上のラノリン３０Ｃ ＋３
ポリエステル上のラグー ＋１
実施例３
酵素性の染み
綿（Ｃ１０）上の顔料／油／ミルク ＋１
綿（ＣＳ２７）上のジャガイモデンプン ＋２
綿上の草 ＋４
ポリエステル上の草 ＋２．５
脂肪染み
ポリエステル上のリップスティック ＋１
ポリエステル上のラグー ＋１
ポリエステル上の３０Ｃ−ラノリン ＋２
実施例４
酵素性の染み
綿Ｃ１０上の顔料／油／ミルク ＋１．５
綿ＣＳ２７上のジャガイモデンプン ＋２
綿上の草 ＋４
ポリエステル上の草 ＋３
ポリエステル上のグレイビー ＋１
脂肪染み
綿Ｃ０９上の顔料／油 ＋１
ポリコットン２０Ｄ上の皮脂／顔料 ＋２
ポリエステル上のリップスティック ＋１．５
ポリエステル上のラグー ＋１．５
実施例５−プレ洗浄
洗浄条件
機械 コンピュータ計算された洗濯機
洗浄サイクル 白色綿３０℃
水の硬度 ２４°ＦＨ（Ｃａ：Ｍｇ ４：１）
水の体積 １０リットル
分配 ドローワを介するプレ分散
バラスト １．５ｋｇの混合ロード（３０％ＷＣ、３０％ＫＰおよび４０％ＰＣ）
リンス ２
反復洗浄 ６
表２の洗剤組成物を２０ｍｌにて投与した
ベース単独と比較してベース＋１５０ｐｐｍのポリマー３を用いて衣類を４回洗浄した。
結果は、９５％有意性にてベースに対するＳＲＩにおける改善を示す。
ポリエステル上の脂肪染み
食用油（染み込ませた） ＋６
Ｄｅｎｄｅ油 ＋３．５
汚れた潤滑油 ＋１．５
グリーンカレー ＋２
ラード（染み込ませた） ＋４
リップスティック ＋６．５
機械用グリース ＋２．５
ラグー ＋１
レッドペッパー油 ＋４
３０Ｃラノリン ＋１．５
綿上の脂肪染み
リップスティック ＋１５．５
皮脂 ＋４
実施例６−３０℃での一次洗浄力
洗浄条件
機械 コンピュータ計算された洗濯機
洗浄サイクル 白色綿３０℃
水の硬度 ２４°ＦＨ（Ｃａ：Ｍｇ ４：１）
水の体積 １０リットル
分配 ドローワを介するプレ分散
バラスト １．５ｋｇの混合ロード（３０％ＷＣ、３０％ＫＰおよび４０％ＰＣ）
リンス ２
反復洗浄 ６
表２の洗剤組成物を２０ｍｌで投与した。結果は、９５％有意にてベースに対してベース＋１５０ｐｐｍポリマー３のＳＲＩにおける改善を示す。
ポリエステルの脂肪染み
食用油（染み込ませた） ＋３
Ｄｅｎｄｅ油 ＋３
リップスティック ＋６．５
ラグー ＋３．５
レッドペッパー油 ＋５．５
トマト油 ＋２．５
綿上の脂肪染み
リップスティック ＋２０
実施例７および比較例Ａ
ベースは表２の組成物である。比較例Ａは、１５０ｐｐｍの、ポリエステルベースのＳＲＰのＴｅｘｃａｒｅＳＲＮ１７０を有するベースである。実施例７は、ベース＋１５０ｐｐｍのポリマー３である。
一次
実施例６としての洗浄プロトコル
布地を、染みを適用する前に４回洗浄した。
次いで布地を、実施例６のプロトコルのように再洗浄した。
表２の洗剤組成物を２０ｍｌで投与した。
プレ洗浄
実施例５と同様
結果
結果は、表５に要約される。値は、ポリマーを有していないベースに対してＳＲＩを改善する。ＳＲＩの差異は、実施例７と比較例Ａとの差異を示す。
Figure 2014529660
実施例８−ラードで染み付けされた布地Ｔｅｒｇｏ洗浄
方法論
すべての洗浄を、２４°ＦＨにて洗浄水を用いて３０℃で行った。６回の反復洗浄を各配合について行った−各ポットで１つ。
染み
綿：ラード＋染料
ポリエステル：ラード＋染料
フェーズ１：一次洗浄力およびプレ洗浄
染み付されたＰＥ布地サンプルを調製した。次いでこれらの染み付けされたサンプルは、液体と布地の比が３０：１となるように、十分なバラストを有するＴｅｒｇｏ中で洗浄した。このバラストは、テストの複数の洗浄フェーズのために後に染み付けされる布地を含んでいた。各配合のためのバラストは、そうした配合の６回の反復洗浄それぞれについて再使用した。
フェーズ２：複数の洗浄の洗浄力
６回の反復一次洗浄を行った後、バラスト中のプレ洗浄衣類を同じ方法で染み付けし、次いで洗浄をこれらの染み付けされた衣類（再び同じバラストを用いて）で行ったが、綿およびＰＥの一部の新しいピースにより正確な液体と衣類との比を補った。結果を表６に要約する。
Figure 2014529660
ポリマー４は、界面活性剤コントロール（＋１８．３）に対して一次からプレ洗浄までのクリーニングの差異（＋２２．６）が大きい。
実施例９−ＥＰＥＩの一次洗浄効果
Figure 2014529660
洗浄条件
機械 コンピュータ計算された洗濯機
洗浄サイクル 白色綿４０℃
水の硬度 ２４°ＦＨ（Ｃａ：Ｍｇ４ ：１）
水の体積 １０リットル
分配 ドローワを介するプレ分散
バラスト １．５ｋｇの混合ロード（３０％ＷＣ、３０％ＫＰおよび４０％ＰＣ）
リンス ２
反復洗浄 ６
表７の洗剤組成物９Ａまたは９Ｂを４５ｍｌにて投与した
４０℃の洗浄ＭｉｅｌｅＦＬＡ−一次洗浄力
実施例は、ＳＲＰ技術の粒子状染み除去の効果を示し、１００ｐｐｍのＥＰＥＩを、ポリマー７またはポリマー８を含有したベースに添加した。結果を表８に示す。
Figure 2014529660
実施例１０−ＥＰＥＩを用いたプレ洗浄効果
洗浄条件
機械 コンピュータ計算された洗濯機
洗浄サイクル 白色綿３０℃
水の硬度 ２４°ＦＨ（Ｃａ：Ｍｇ ４：１）
水の体積 １０リットル
分配 ドローワを介するプレ分散
バラスト １．５ｋｇの混合ロード（３０％ＷＣ、３０％ＫＰおよび４０％ＰＣ）
リンス ２
反復洗浄 ６
表７の洗剤組成物９Ａまたは９Ｂを４５ｍｌで投与した。
衣類を１００ｐｐｍポリマー７および８で２回洗浄した。
実施例は、ＳＲＰ技術の粒子状染み除去の効果を示し、１００ｐｐｍのＥＰＥＩを、ポリマー７または８を含有したベースに添加した。結果を表９に示す。
Figure 2014529660

Claims (20)

  1. １０〜６０重量％の洗剤界面活性剤、ならびに（メタ）アクリル性、ビニル性および／または（メタ）アクリルアミドから調製された主鎖、およびそこに結合したペンダントジおよび／またはトリスチリル基を有する水溶性付加ポリマーを含む０．１〜１０重量％の汚れ遊離剤を含む洗剤組成物。
  2. 液体組成物である、請求項１に記載の組成物。
  3. ２５重量％を超える水を含む、請求項２に記載の組成物。
  4. 脱塩された水のその自重の５００倍で希釈される場合にアルカリ性である、請求項１から３のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 固体であり、洗浄力ビルダーシステム(detergency builder system)を少なくとも５重量％含む、請求項１に記載の組成物。
  6. 固体であり、前記ビルダーシステムが炭酸ナトリウムを含む、請求項５に記載の組成物。
  7. 前記汚れ遊離剤が、アルコキシスペーサ基を介してポリマー主鎖に結合する２〜５０ｍｏｌ％のジおよび／またはトリスチリル基を含むポリマーである、請求項１から７のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記ポリマーが、少なくとも３ｍｏｌ％のトリスチリル基を含む、請求項７に記載の組成物。
  9. 前記スペーサ基が、平均して、８〜１００のＥＯ部分、好ましくは１４〜３０のＥＯ部分を含む、請求項７または請求項８に記載の組成物。
  10. 前記ＳＲＰが、トリスチリルフェノールエトキシレートメタクリレート、三級ブチルアミノエチルメタクリレート、エチルヘキシルアクリレート、Ｎ，Ｎ，ジメチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレートおよびメタクリル酸、アクリル酸からなる群から選択される、少なくとも２つのモノマーから形成される、請求項１から９のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記ポリマーが、スルホネート化モノマーを含む、請求項１から１０のいずれか一項に記載の組成物。
  12. エトキシル化ポリエチレンイミンをさらに含む、請求項１から１１に記載の組成物。
  13. プロテアーゼ酵素を含む、請求項１から１２のいずれか一項に記載の組成物。
  14. ベタイン界面活性剤を含む、請求項１から１３のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 少なくとも２重量％の香料を含む、請求項１から１４のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 洗剤組成物のための汚れ遊離剤であって、前記遊離剤が、（メタ）アクリル性、ビニル性および／または（メタ）アクリルアミドから調製された主鎖、ならびにそこに結合したペンダントジおよび／またはトリスチリル基を有する水溶性付加ポリマーを含む、汚れ遊離剤。
  17. 前記ポリマーが、アルコキシスペーサ基を介してポリマー主鎖に結合する２〜５０ｍｏｌ％のジおよび／またはトリスチリル基を含む、請求項１６に記載の汚れ遊離剤。
  18. 前記ポリマーが、少なくとも３ｍｏｌ％のトリスチリル基を含む、請求項１７に記載の汚れ遊離剤。
  19. 前記スペーサ基が、平均して、８〜１００のＥＯ部分、好ましくは１４〜３０のＥＯ部分を含む、請求項１８に記載の汚れ遊離剤。
  20. 改善された汚れ遊離を与える繊維製品の処理方法であって、この方法が、この繊維製品を汚れ遊離剤で処理する工程を含み、この遊離剤が、（メタ）アクリル性、ビニル性および／または（メタ）アクリルアミドから調製される主鎖、ならびにそこに結合したペンダントジおよび／またはトリスチリル基を有する水溶性付加ポリマーを含む、方法。
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