JP2006347601A - 縦形製袋充填機 - Google Patents

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Abstract

【課題】合掌シール部を有していても充分な密封性と易開封性を発揮する。
【解決手段】製袋チューブに沿って搬送する包装筒状のフィルムが縦シーラで合掌シール部を形成すると共に切れ目形成手段で合掌シール部の一部に切れ目を3本形成し、合掌シール部を包装袋の表面に倒す。合掌シール部の第一領域を横シーラで袋表面に溶着させ、第二領域をジッパ本付け手段で袋表面に溶着させる。合掌シール部の切れ目の周囲を切れ目周囲ヒータブロック60,61のヒータ面60a、61aで袋表面に溶着する。切れ目周囲ヒータブロックは伝熱抑制部材62,63を介して横シーラの第一及び第二ヒータブロック46,47に連結して加熱温度を低減し、ヒータ面に弾性部材を設けてシール圧を弱くする。第三領域は加熱温度とシール圧が弱いために袋表面と溶着するが、袋内の裏面同士は溶着しない。
【選択図】 図9

Description

本発明は、ピロー袋等の各種の易開封性を備えた包装袋を製造する縦形製袋充填機に関するものであり、好ましくは包装袋の側部シール部に切り裂き部を形成し一の面に設けた合掌シール部に切れ目を入れて開封を容易にしてなる包装袋の縦形製袋充填機に関する。
従来、食品等を収容して密封するこの種の包装袋として、底部と上部の開口と合掌シール部の三方をヒートシールしてなる密封性の高いジッパ付きピロー袋が広く用いられている。この種のピロー袋は、内容物の種類等に応じて防湿性、遮光性、ガスバリア性、耐突き刺し性等の特性を付与することができる。その包材となるフィルムはベースフィルム層、中間フィルム層、シーラント層等が積層されて構成されており、内容物の種類等に応じてフィルム構成が適宜選択されている。そのためピロー袋は内容物に応じて保存性に優れた強靱な積層樹脂フィルム性の軟質包装袋とすることができる。
このような包装袋は強靱であるために素手で開封するのは容易でなく、特にフィルムの両側縁の裏面同士を合掌させた合掌シール部を有する場合には、合掌シール部の強度が特に高いため、これに直交する方向に引き裂いて包装袋を開封するのが容易でなかった。
このような不具合を改善する手段として、ピロー袋の切断予定線上に位置する合掌シール部を構成するフィルムにミシン目を設けることが特許文献1に記載され、ピロー袋の左右一方の縁部と合掌シール部にノッチを形成することが特許文献2に記載され、ピロー袋の左右一方の縁部と合掌シール部の付け根とに開封用粗面部を形成して開封導入部とすることが特許文献3に記載されている。
また特許文献4では、ジッパ上部にピロー袋を横方向に切断するためのミシン目を、合掌シール部を横断して包装袋の幅方向全長に亘って形成していると共にミシン目とジッパとの間に弱シール部を設けて密封性を確保している。
特開平8−91392号公報 特開平11−263374号公報 特開2000−103437号公報 特開2003−246332号公報
しかしながら、特許文献1や2に記載の包装袋では、合掌シール部に設けたミシン目やノッチがピロー袋本体に密接しておらず、しかもピロー袋本体が軟質で可撓性を有するために合掌シール部を引き裂く力が十分伝わらず良好な易開封性を発揮できなかった。また特許文献3に記載の包装袋では、合掌シール部を引き裂く力の方向が合掌シール部の付け根から側端方向に進行するために合掌シール部を剥離させる力としても作用してしまい、合掌シール部をきれいに切断できず合掌シール部が剥離することで切断線がとぎれてしまうという欠点があった。
また特許文献4に記載の包装袋は、包装袋の横方向全幅に形成したミシン目のために密封性がない上に、弱シール部の密封性は通常の包装袋と比較して著しく劣るために密封機能を十分に発揮できないという欠点があった。
本発明は、このような実情に鑑みて、合掌シール部を有していても充分な密封性と良好な開封性を発揮できるようにした包装袋を製造できるようにした縦形製袋充填機を提供することを目的とする。
本発明による縦形製袋充填機は、包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、切れ目を挟んで合掌シール部の開口シール部側に位置する第一領域を包装袋の表面に溶着する第一領域溶着手段と、切れ目を挟んで合掌シール部の底部シール部側に位置する第二領域を包装袋の表面に溶着する第二領域溶着手段とを備え、包装袋の表面には合掌シール部の第一領域及び第二領域を含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、第二領域溶着手段の合掌シール部に対する溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする。
本発明によれば、合掌シール部の切れ目を挟んで第一領域と第二領域を包装袋の表面に溶着することで、包装袋の側部シール部の切り裂き部から切れ目を通して切り裂いて容易に開封できる包装袋が得られ、しかも第二領域の溶着に際して第二領域溶着手段の溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことで、包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の第二領域と包装袋の表面とを溶着できる。
なお、第一領域溶着手段によって包装袋の開口シール部と同じ位置で第一領域を溶着するようにしてもよく、異なる位置で溶着する場合には第一領域溶着手段は第二領域溶着手段と同じ溶着圧になる。
本発明による縦形製袋充填機は、包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、合掌シール部における切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着する切れ目周囲溶着手段とを備えていて、包装袋の表面には前記合掌シール部の切れ目の周囲を含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、切れ目周囲溶着手段の合掌シール部に対する溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする。
本発明によれば、合掌シール部の切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着することで、包装袋の側部シール部の切り裂き部から切れ目を通して切り裂いて容易に開封できる包装袋が得られ、しかも切れ目周囲溶着手段の合掌シール部に対する溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことで、包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の切れ目周囲と包装袋の表面とを溶着できる。
本発明による縦形製袋充填機は、包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、切れ目を挟んで合掌シール部の開口シール部側に位置する第一領域を包装袋の表面に溶着する第一領域溶着手段と、切れ目を挟んで合掌シール部の底部シール部側に位置する第二領域を包装袋の表面に溶着する第二領域溶着手段と、合掌シール部における切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着する切れ目周囲溶着手段とを備えていて、包装袋の表面には合掌シール部の第一領域から第二領域までを含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、第二領域溶着手段及び切れ目周囲溶着手段の合掌シール部に対する溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする。
本発明によれば、合掌シール部の切れ目の周囲とその両側の第一及び第二領域とを包装袋の表面に溶着することで、包装袋の側部シール部の切り裂き部から切れ目を通して切り裂いて容易に開封できる包装袋が得られ、しかも切れ目周囲溶着手段と第二領域溶着手段の溶着圧を弱く設定したことで、包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の切れ目周囲及び第二領域と包装袋の表面とを溶着できる。
また、包装袋は裏面に開閉可能なジッパを備えていてもよい。
第二領域溶着手段は合掌シール部の第二領域を包装袋表面にそしてジッパを包装袋裏面に同時に溶着できる。この場合、第二領域溶着手段はその溶着圧を第一領域溶着手段の溶着圧よりも小さくしなくてもよく、ジッパ同士が当接することによって包装袋の裏面同士の溶着が阻止される。
また、第二領域溶着手段または切れ目周囲溶着手段の少なくともいずれかのシール面に弾性部材が設けられていてもよい。
これによって第二領域溶着手段または切れ目周囲溶着手段の包装袋に対する溶着圧は包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定される。
また、切れ目周囲溶着手段は伝熱抑制部材を介して他の溶着手段に接続されていてもよい。
切れ目周囲溶着手段は、伝熱抑制部材によって他の溶着手段の加熱温度を低減させた比較的低い加熱温度で包装袋の合掌シール部の切れ目周囲を溶着するため、包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の切れ目周囲と包装袋の表面とを溶着できる。
また、第二領域溶着手段と切れ目周囲溶着手段のいずれか一方または両方は第一領域溶着手段に伝熱抑制部材を介して接続されていてもよい。
第二領域溶着手段または/及び切れ目周囲溶着手段は、伝熱抑制部材によって第一領域溶着手段の加熱温度を低減させた比較的低い加熱温度で包装袋の合掌シール部の切れ目周囲や第二領域を溶着するため、包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の切れ目周囲または/及び第二領域と包装袋の表面とを溶着できる。
本発明による縦形製袋充填機によれば、合掌シール部の第一及び第二領域または/及び切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着することで、包装袋の側部シール部の切り裂き部から切れ目を通して合掌シール部を切り裂いて容易に開封できる包装袋が得られ、しかも第二領域や切れ目の周囲の溶着処理に際して包装袋の裏面同士を溶着することを防止して合掌シール部の上記所要領域と包装袋の表面のみを溶着できる。
以下、本発明の実施の形態による縦型製袋充填機を図1乃至図10により説明する。図1はジッパ付き袋の平面図、図2は縦形製袋充填機の概略構成図、図3は縦シーラの水平断面図、図4は縦シーラの正面図、図5は縦シーラとエア吹き手段を示す水平断面図、図6は縦シーラの側面図、図7は横シーラを示す要部平面図、図8は図7のA方向矢視図、図9は横シーラと合掌シール部の切れ目周囲溶着手段を示す図、図10はカッタと側部切り裂き部カッタを示す図である。
図1に示すジッパ付き袋1は、本実施形態による縦形製袋充填機で製造したピロー包装袋を示すものである。このジッパ付き袋1はシート状のフィルムf(包材)をカットして製袋した例えば平面視略長方形形状をなしている。フィルムfは袋1の裏面(内面)がヒートシール性を有するシーラント層、表面がヒートシール性を有さない層とされている。
袋1の上部は上部横シール部2(開口シール部)、下部は底部横シール部3(底部シール部)でシールされ、更に袋1の背面はフィルムfの両側端裏面同士を合掌させた合掌シール部4でシールされている。しかも袋1内の対向する裏面1a、1bにはジッパ5として凹型ジッパを有するフランジ部5aと凸型ジッパを有するフランジ部5bとがそれぞれ横方向に溶着されており、凹型ジッパと凸型ジッパは互いに離脱可能に嵌合して袋1の内部を封止する。
そして、上部横シール部2の一側部には切り裂き部7が横方向に形成され、切り裂き部7の周囲は裏面1a、1bのヒートシール面同士がシールされた側部シール部8を構成している。側部シール部8は袋1の一側に沿って縦方向に形成され、上部横シール部2に接続されている。
また合掌シール部4において上部横シール部2とジッパ5との間の領域には切れ目9が所定間隔で1又は複数本(図に示す例では3本)切り込み形成され、これら切れ目9は切り裂き部7に横方向に対向する位置に形成され、且つ合掌シール部4の側縁から付け根に到達しない位置で終了している。そのため、3本の切れ目9の周囲もそれぞれシールされている。そして、合掌シール部4が上部横シール部2及びジッパ5にそれぞれ重なる第一領域4A及び第二領域4Bと上部横シール部2及びジッパ5間の切れ目9の周囲を含む第三領域4Cとは付け根に対して袋1の切り裂き部7側に倒れて表面に溶着されている。
そのため、袋1を開封する際には、切り裂き部7から裂け目を入れて合掌シール部4の切れ目9を通して全体に横方向に開封される。その後はジッパ5によって袋1の開閉操作がなされる。
次にこのような袋1を製造するための縦形製袋充填機11について図2乃至図10により説明する。
図2に示す縦形製袋充填機11は、例えば断面略円形(断面略四角形でもよい)をなす製袋チューブ12(製袋筒)が上下方向に配設されている。製袋チューブ12の上端には製袋する袋1の中に充填する内容物を供給するためのホッパ13が設けられている。ホッパ13の下方には製袋ガイド14が取付けられている。製袋チューブ12の外周面と製袋ガイド14の内周面との間にはフィルムf(包材)を通過させる平面視略円形の空間が設けられている。
製袋チューブ12の側方にシート状のフィルムfを巻回するフィルムロール15が設けられており、このフィルムロール15から繰り出されたフィルムfはジッパ仮付け手段16によってジッパ5がフィルムfの幅方向に貼り付けられる。そして。フィルムfは製袋ガイド14で折り曲げられて製袋チューブ12との間の空間を通って円筒状に成形される。なお、製袋ガイド14によってフィルムfは略円筒状の包装筒fとなり、その幅方向両端部の裏面同士が当接させられて合掌シール部4を形成して搬送される。
製袋チューブ12において、製袋ガイド14の下方には製袋チューブ12の外周面に沿って、略筒状に成形されたフィルムfを製袋チューブ12の外周面にエアで吸着して間欠的に下方に搬送するための繰り出しベルト17が一対設けられている。一対の繰り出しベルト17,17間には、合掌シール部4を熱溶着(加熱シール)するための縦シーラ19が設けられ、縦シーラ19には合掌シール部4の第三領域4Cに3本の切れ目9を形成するための切れ目付加手段20が設けられている。
更に製袋チューブ2の下側には、袋1の上部と下部を個別に水平方向に熱溶着する横シーラ22が設けられている。横シーラ22と縦シーラ19との間には縦シーラ19で合掌シールされた合掌シール部4を袋1の表面上に倒すための側面視略L字形状の倒しガイド23が配設されている。横シーラ22の更に下側には製袋された袋1の両裏面1a、1bに仮付けされたジッパ5のフランジ部5a、5bを溶着するためのジッパ本付け手段24が設けられている。
なお、切れ目付加手段20は横シーラ22から袋1の袋長の整数倍と袋下端から切れ目9までの距離の位置で可動ヒータブロック27に設けられている。
本実施形態による縦形製袋充填機11は概略上述の構成を有しており、次にその詳細構造を図3乃至図10により説明する。
図3乃至図5において、縦シーラ19は製袋チューブ2と略平行に配設された固定ヒータブロック26と可動ヒータブロック27とが対向配置され、固定ヒータブロック26のヒータ面26aと可動ヒータブロック27のヒータ面27aによって製袋チューブ2を包囲するフィルムfの合掌シール部4を挟持して熱溶着することになる。
これら固定及び可動ヒータブロック26、27は断面視コの字形状の基部28に保持され(図3参照)、基部28は例えば板状のホルダ29にX−Y方向に位置調整可能に取付けられている(図4参照)。基部28の一側部に固定ヒータブロック26が固定され、両側部間に設けられたロッド31には可動ヒータブロック27が摺動可能に保持されている。可動ヒータブロック27は基部28の一側部に設けた開閉用シリンダ32に連結されていて、シリンダ32によってロッド31上を摺動することで固定ヒータブロック26に対して開閉作動する。
ホルダ29の裏面凹部には基部28を介して固定及び可動ヒータブロック26、27をX−Y方向に位置調整するための位置調整機構33が設けられている。基部28の位置調整用の当てつけ板34がホルダ29上に位置調整可能にネジ止め固定されている。
図3及び図4において、可動ヒータブロック27に設けられた切れ目付加手段20にはヒータ面27aの下側に3枚のカッタ刃36が合掌シール部4の搬送方向に沿って配列されている。3枚のカッタ刃36は刃先が可動ヒータブロック27のヒータ面27aよりも前方及び上方にそれぞれ突出し(図3、4参照)、それぞれ所定厚みのガイド板37a,37b,37b,37c間に挟まれて各ガイド板37b,37b,37c表面の凹部に嵌合してボルト等で固定されている。また、固定ヒータブロック26の各カッタ刃36に対向する位置ではヒータ面26aに凹溝38がそれぞれ形成されている。
そのため、可動ヒータブロック27が固定ヒータブロック26側に移動してヒータ面27a、26aで合掌シール部4を挟持して加熱溶着する際に、各カッタ刃36で合掌シール部4の自由端縁側を切り欠いて3条の切れ目9を形成して各刃先を固定ヒータブロック26の凹溝38内に収めることになる。なお、切れ目付加手段20は位置調整機構33によって袋長に応じて送り方向に位置調整できる。
また、図5及び図6において、固定ヒータブロック26の下端にL字ホルダ41が取付けられている。固定ヒータブロック26のヒータ面26aの延長面との間に若干の間隙を開けてガイド板40が蝶番を介してL字ホルダ41に開閉可能に設けられている。延長面とガイド板40との間隙を通して延長面に沿って合掌シール部4を降下させる。L字ホルダ41にはロッド44が取付けられている。ガイド板40の更に下側には、合掌シール部4を袋1の一方側に倒すためのエア吹き部42が上下方向に位置調整可能なロッド44に設けられている。エア吹き部42は図示しないエア供給源からエアを供給するパイプ43の開口43aを合掌シール部4に対向する位置に配設することで、エアによって合掌シール部4を倒すことになる。
ロッド44には上述した側面視略L字形状の倒しガイド23が上下方向に位置調整可能に連結されていて、開口43aからのエアによって斜めに傾けられた合掌シール部4が倒しガイド23にガイドされて製袋チューブ12を通過した包装筒fの表面に当接するように倒されることになる。
次に図7乃至図10によって製袋チューブ12の下方に位置する横シーラ22について説明する。
図7は横シーラ22の平面図を示すものであり、第一及び第二ヒータブロック46、47が対向して配設されており、両方(またはいずれか一方)のヒータブロック46,47が水平方向に進退移動することで包装筒1を水平方向に挟持圧着または離間する。両ヒータブロック46,47の挟持圧着状態で先行する包装筒1の上部横シール部2と後続の包装筒1の底部横シール部3を同時に加熱溶着する。図7乃至図9に示すように両方のヒータブロック46、47のヒータ面46a、47aにはヒータ面を上下にそれぞれ二分割する凹溝48,49が形成されている。ヒータ面46a、47aのうち、特に凹溝48,49の下側の略L字形状の部分が上部横シール部2の形成用のヒータ面46ab、47abと、側部シール部8形成用のヒータ面46ac、47acとを構成する。
図7に示すように第一ヒータブロック46の凹溝48内にはカッタ50が進退可能に設けられている。カッタ50は軸部51を介してカッタ用シリンダ52に連結されており、両方のヒータブロック46、47のヒータ面46a、47aが包装筒1を挟持して横シールした状態で作動して第二ヒータブロック47の凹溝49内に進入することで、包装筒1の横シール部を上部横シール部2及び側部シール部8と底部横シール部3とに上下二分割する。
図8及び図10に示すように各ヒータブロック46、47のヒータ面46a、47aはそれぞれ略L字形状とされ、上述した凹溝48,49の下側の幅狭部にはそれぞれ副凹溝54、55が形成されている。一方の副凹溝54には切り裂き部7を形成するための副カッタ56が設けられている。そして、副カッタ56と凹溝48に配設されたカッタ50とは第一ヒータブロック46の一方の端部から外側に突出して連結部57を介して連結されている。
そのため、各ヒータ面46a、47aの挟持圧着時には、各ヒータ面46a、47aの幅狭部で袋1に側部シール部8を溶着させ、カッタ50の進退と一体に副カッタ56も進退して第二ヒータブロック47の副凹溝55内に進入することで側部シール部8に切り裂き部7を形成する。
また、各ヒータブロック46,47の長手方向中央部下面には、合掌シール部4の切れ目9の周囲を含む第三領域4Cを袋1の表面に当接させて加熱溶着するための切れ目周囲ヒータヘッド60、61(切れ目周囲溶着手段)が対向して設けられている。各ヒータヘッド60,61はヒータブロック46,47との連結部に伝熱抑制部材62、63を介してボルト等で連結されている。これによってヒータブロック46,47から伝達されるヒータヘッド60,61の加熱温度を比較的低い温度に設定している。しかもヒータヘッド60,61の第三領域4Cを挟持するヒータ面60a、61aは例えばゴム等の弾性部材で構成されている。
ヒータヘッド60,61の伝熱抑制部材62、63と弾性部材のヒータ面60a、61aによって、第三領域4Cを熱溶着するための加熱温度とシール圧をヒータブロック46,47のものよりも弱く設定する。これによって合掌シール部4の第三領域4Cと袋1の表面のみを熱溶着して、袋1の裏面同士が熱溶着されないように制御する。
なお、ジッパ本付け手段24は袋1の裏面1a、1bに仮付けされたジッパ5のフラン字部5a,5bをそれぞれ本付け溶着すると共に合掌シール部4の第二領域4Bを袋1の表面に溶着する第二領域溶着手段を構成する。ジッパ本付け手段24の溶着圧は横シーラ22のヒータ面46ab、47abと同等でもよい。
本実施の形態による縦形製袋充填機11は上述の構成を有しており、次に袋1の製造方法について説明する。
フィルムリール15から繰り出された帯状のフィルムfはダンサロールを介して縦形製袋充填機11に向けて供給し、その直前でフィルムfの幅方向にジッパ5を載置させ、ジッパ仮付け装置16によって仮付けする。また、合掌シール部4を袋1の表面に溶着するために、フィルムf表面の一側部には合掌シール部4の幅の例えば1.5〜5.0倍程度の幅で第一〜第二領域4A、4Bの長さに亘ってシール剤が塗布されている。このシール剤は包装袋1の長さを1周期として帯状のフィルムfの長さ方向に間欠的に塗布されている。
そして、フィルムfは縦形製袋充填機11の製袋チューブ12と製袋ガイド14との間に挿入され、製袋チューブ12回りに略円筒形状の包装筒fに成形される。この包装筒fは一対の繰り出しベルト17,17によって製袋チューブ2の下方に間欠的に繰り出され、包装筒fの両端は互いに合掌するように当接させられる。
包装筒fの停止時に、図3及び図4に示すように開放状態にある縦シーラ19の固定ヒータブロック26と可動ヒータブロック27との間に溶着前の合掌シール部4が位置している。この状態から、開閉用シリンダ32を駆動して可動ヒータブロック27をロッド31に沿って摺動させて固定ヒータブロック26との間で溶着前の合掌シール部4をヒータ面26a、27aで圧着挟持して加熱溶着する。
このとき、可動ヒータブロック27の固定ヒータブロック26方向への摺動によって、切れ目付与手段20に設けた3枚のカッタ刃36、36,36が一体に移動し、合掌シール部4の第三領域4Cに切れ目9、9,9を所定間隔で入れて固定ヒータブロック27の各凹溝38、38,38内に進入する。
これによって合掌シール部4の熱溶着と切れ目9の形成を同時に行うことができる。
次に繰り出しベルト17,17で更に搬送される包装筒fは合掌シール部4が固定ヒータブロック26のヒータ面26aに沿って移動し、図4乃至図6に示すように、その延長面とガイド板40との間を通過する。そしてガイド板40の下流側に位置するエア吹き部42の開口43aから対向する合掌シール部4にエアを吹き付けることで合掌シール部4を包装筒fの一方の表面側に倒す。更に合掌シール部4は側面視略L字形状の倒しガイド23で更に倒されて包装筒fの表面に押しつけられた状態になる(図6参照)。
そして、包装筒fは製袋チューブ2の下方に送られ、横シーラ22によって横シールされる。即ち、包装筒fを挟んで第一及び第二ヒータブロック46,47が互いに当接方向に摺動し、各ヒータ面46a,47aで包装筒fを挟持する。そして熱溶着することで、包装筒fは上部横シール部2及び側部シール部8と底部横シール部3とが加熱シールされる。
上部横シール部2を形成するヒータ面46ab、47abによって合掌シール部4の第一領域4Aも袋1の表面に溶着される。これと同時に合掌シール部4の第三領域4Cも切れ目周囲ヒータヘッド60、61によって包装筒fを含んで挟持して熱圧着することで、包装筒fの表面に溶着される。このとき、切れ目周囲ヒータヘッド60、61は伝熱抑制部材62、63を介して第一及び第二ヒータブロック46,47にそれぞれ連結されているために熱温度が第一及び第二ヒータブロック46,47より小さく、弾性部材のヒータ面60、61によって包装筒f及び合掌シール部4を圧着するためにシール圧が小さい。
そのため、合掌シール部4の第三領域4Cと包装筒fの表面は加熱シールされるが、包装筒fの裏面同士は熱溶着されない。
また、横シーラ22の下方では、ジッパ本付け手段24の一対のヒータブロックによって、袋内の裏面1a、1bに仮付けされたジッパ5のフランジ部5a、5bが溶着で本付けされ、これと同時に合掌シール部4の第二領域4Bも袋1の表面に溶着される。
なお、ジッパ5のフランジ部5a、5bは袋1の裏面に当接する面にシール剤が塗布されており、反対側の表面には塗布されていない。そのため、ジッパ本付け手段24の熱溶着によってフランジ部5a、5b同士は溶着されない。
次にカッタ用シリンダ52を作動させることで、カッタ50と副カッタ56が一体に凹溝48、副凹溝54内を進出し、カッタ50で横シール部を上部横シール部2及び側部シール部8と底部横シール部3に分断し、副カッタ56で側部シール部8に切り欠け部7を形成する。そしてカッタ50と副カッタ56は第二ヒータブロック47の凹溝49、副凹溝55内に進入する。なお、切り裂き部7は袋1の合掌シール部4を倒す側に形成される(図1参照)。
そして、上部横シール部2が施された先行する袋1は製造が終了し、後続の底部横シール部3をシールした包装筒fは内部に挿入されている製袋チューブ12を通して内容物を充填する。更に繰り出しベルト17で包装筒fを繰り下げて縦シーラ19で合掌シール部4を形成し、横シーラ22で上述のように上部横シール部2と底部横シール部3を形成する。このような作業を繰り返すことで袋1の製造が行われる。
上述のように本実施形態による縦形製袋充填機11は、袋1の製造に際して合掌シール部4を側部シール部8の切り欠け部7側に倒して切れ目周囲ヒータヘッド60、61で溶着したから、袋1の開封に際し切り裂き部7から合掌シール部4のいずれかの切れ目9を滑らかに引き裂くことができるため、合掌シール部4の強度が大きくても開封を容易に行え、また袋1の輸送中に切れ目9がめくれることなく見栄えが良い。
また、合掌シール部4を袋1の表面に溶着するに際し、切れ目周囲ヒータヘッド60、61は伝熱抑制部材62、63と弾性部材のヒータ面60a、61aによって加熱温度とシール圧を弱く設定するため、合掌シール部4の第三領域4Cと袋1の表面のみを溶着して袋1の裏面同士は熱溶着されず、開封し易い。
更に切り裂き部7の周囲が側部シール部8で熱溶着され、合掌シール部4の切れ目9の周囲も縦シーラ19によって熱溶着されているために袋1の密閉性が高い。
次に第一実施形態の変形例を図11乃至図14により説明するが、上述の実施形態と同一または同様の部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
図11及び図12は第一変形例を示すものであり、図11に示す包装袋70はジッパ5が設けられていない。この包装袋70は合掌シール部4を袋1の表面に折り曲げて、上部横シール部2に重なる(折り目9を含む第三領域4Cを挟んで両側に位置する)第一領域4Aと第二領域4Bのみを包装袋70の表面と溶着している。
このような包装袋70を製造するために横シーラ22として図12に示す第一及び第二ヒータブロック46,47を採用している。このヒータブロック46,47はヒータ面46a、47aのうち凹溝48,49を挟む下側のヒータ面46ab、47abが上部横シール部2及び側部シール部8と第一領域4Aとを同時に熱溶着する第一領域溶着手段を構成する。
そして、ヒータブロック46,47の下側には合掌シール部4の第二領域4Bを熱溶着するための第二領域ヒータブロック71、72が設けられている。第二領域ヒータブロック71、72のヒータ面71a、72a(第ニ領域溶着手段)はそれぞれ弾性部材によって形成されている。これによって、ヒータ面71a、72aによる溶着圧を第一及び第二ヒータブロック46,47の溶着圧より小さく設定し、合掌シール部4の熱溶着に際してシール剤を塗布された第二領域4Bと包装袋70の表面のみが溶着され、包装袋70の裏面同士が溶着されないようにしている。
本第一変形例によれば、包装袋70の製造に際して合掌シール部4の第一領域4Aは横シーラ22のヒータ面46ab、47abによって上部横シール部2と一体に熱溶着され、第二領域4Bは第二領域ヒータブロック71,72のヒータ面71a、72aによって熱溶着され、包装袋70の裏面同士が溶着されない。そのため、包装袋70の開封に際して切れ目9を含む第三領域4Cは溶着されていないが、その両側の第一及び第二領域4A,4Bが溶着されているため、切れ目9が袋1に密着して切り裂き部7から合掌シール部4のいずれかの切り目9を通して容易に開封できる。
次に図13及び図14により第二変形例について説明する。
図13に示す包装袋75もジッパ5が設けられていない。この包装袋75は合掌シール部4を袋1の表面に折り曲げて、第一領域4Aと第二領域4Bと切れ目9を含む第三領域4Cとを互いに若干の間隙を開けて(開けなくてもよい)分離して包装袋75の表面と溶着している。
このような包装袋75を製造するために横シーラ22としての第一及び第二ヒータブロック46,47のヒータ面46ab、47abが上部横シール部2と第一領域4Aを同時に熱溶着する第一領域溶着手段を構成する。
ヒータブロック46,47の下側には合掌シール部4の切れ目9を含む第三領域4Cと第二領域4Bとを熱溶着するためのヒータブロック76,77が設けられ、これらヒータブロック76,77の表面には第三領域4Cにおける切れ目9の周囲を熱溶着させるための切れ目周囲ヒータ面76a、77a(切れ目周囲溶着手段)と、第二領域4Bを熱溶着させるための第二領域ヒータ面76b、77b(第二領域溶着手段)がそれぞれ弾性部材によって形成されている。
これによって、各ヒータ面76a、77a、76b、77bによる溶着圧を第一及び第二ヒータブロック46,47の溶着圧より小さく設定し、合掌シール部4の熱溶着に際してシール剤を塗布された第二領域4B及び包装袋75の表面と第三領域4C及び包装袋75の表面のみが溶着され、包装袋75の裏面同士が溶着されないようにしている。
本第二変形例によれば、包装袋75の製造に際して合掌シール部4の第一領域4Aは横シーラ22のヒータ面46ab、47abによって上部横シール部2と一体に熱溶着され、第三領域4Cと第二領域4Bは第二領域ヒータブロック76,77のヒータ面76a、77aとヒータ面76b、77bによって熱溶着され、包装袋70の裏面同士が溶着されない。そのため、包装袋75の開封に際して、切り裂き部7から合掌シール部4のいずれかの切り目9を通して容易に開封できる。
なお、第一実施形態による縦形製袋充填機11において、合掌シール部4の切れ目周囲である第三領域4Cのみを袋1の表面に溶着するようにシール剤を塗布してもよい。或いは、第一領域4A及び第三領域4Cのみ、第三領域4C及び第二領域4Bのみを袋1の表面に溶着するようにシール剤を塗布してもよい。この場合、袋1の表面に溶着しない合掌シール部4の第二領域4Bまたは第一領域4Aと対応する袋1の表面にはシール剤を塗布しない。
本発明の実施の形態によるジッパ付き袋の平面図である。 本発明の実施の形態による縦形製袋充填機の要部斜視図である。 縦シーラの水平方向断面図である。 図3に示す縦シーラの正面図である。 縦シーラとエア吹き手段を示す水平方向断面図である。 縦シーラと製袋チューブに巻かれたフィルム包装筒を示す側面図である。 横シーラのヒータブロックを分離状態で示す要部平面図である。 図7のA方向矢視図である。 横シーラのヒータブロックと切れ目周囲ヒータヘッドを示す側面図である。 カッタ及び側部切れ目カッタと横シーラのヒータブロックを示す側面図である。 第一変形例によるジッパ付き袋の部分平面図である。 第一変形例による縦形製袋充填機の横シーラのヒータブロックと第二領域ヒータブロックを示す側面図である。 第二変形例によるジッパ付き袋の部分平面図である。 第二変形例による縦形製袋充填機の横シーラとヒータブロックを示す側面図である。
符号の説明
1、70、75 袋(包装袋)
2 上部横シール部(開口シール部)
3 底部横シール部(底部シール部)
4 合掌シール部
4A 第一領域
4B 第二領域
4C 第三領域
5 ジッパ
7 切り裂き部
8 側部シール部
9 切れ目
11 縦形製袋充填機
12 製袋筒
19 縦シーラ
20 切れ目付加手段
22 横シーラ
23 合掌シール部倒し部(合掌シール部倒し手段)
24 ジッパ本付け手段(第二領域溶着手段)
42 エア吹き部(合掌シール部倒し手段)
43a 開口(合掌シール部倒し手段)
46 第一ヒータブロック
47 第二ヒータブロック
46ab,47ab ヒータ面(第一領域溶着手段)
60 切れ目周囲ヒータブロック(切れ目周囲溶着手段)
60a ヒータ面(切れ目周囲溶着手段)
71,72 第二領域ヒータブロック
71a、72a ヒータ面(第二領域溶着手段)
76,77 ヒータブロック
76a、77a ヒータ面(切れ目周囲溶着手段)
76b、77b ヒータ面(第二領域溶着手段)
f フィルム、包装筒

Claims (7)

  1. 包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、
    前記包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、
    前記合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、
    前記合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、
    前記切れ目を挟んで合掌シール部の開口シール部側に位置する第一領域を包装袋の表面に溶着する第一領域溶着手段と、
    前記切れ目を挟んで合掌シール部の底部シール部側に位置する第二領域を包装袋の表面に溶着する第二領域溶着手段とを備え、
    包装袋の表面には前記合掌シール部の第一領域及び第二領域を含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、前記第二領域溶着手段の溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする縦形製袋充填機。
  2. 包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、
    前記包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、
    前記合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、
    前記合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、
    前記合掌シール部における切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着する切れ目周囲溶着手段とを備えていて、
    包装袋の表面には前記合掌シール部の切れ目の周囲を含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、前記切れ目周囲溶着手段の溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする縦形製袋充填機。
  3. 包材を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形して、包材の両側縁裏面を当接させて溶着してなる合掌シール部と底部シール部及び開口シール部とを形成し、該開口シール部近傍の側部シール部と合掌シール部とにそれぞれ切り裂き部と切れ目を入れてなる包装袋を製造するようにした縦形製袋充填機であって、
    前記包材の合掌シール部を形成する縦シーラと、
    前記合掌シール部の切り裂き部に対向する位置に切れ目を形成する切れ目形成手段と、
    前記合掌シール部を包装袋の表面に倒す合掌シール部倒し手段と、
    前記切れ目を挟んで合掌シール部の開口シール部側に位置する第一領域を包装袋の表面に溶着する第一領域溶着手段と、
    前記切れ目を挟んで合掌シール部の底部シール部側に位置する第二領域を包装袋の表面に溶着する第二領域溶着手段と、
    前記合掌シール部における切れ目の周囲を包装袋の表面に溶着する切れ目周囲溶着手段とを備えていて、
    包装袋の表面には前記合掌シール部の第一領域から第二領域までを含む一部範囲にシール剤が塗布されていると共に、前記第二領域溶着手段及び切れ目周囲溶着手段の溶着圧を包装袋の裏面同士が溶着しない程度に設定したことを特徴とする縦形製袋充填機。
  4. 前記包装袋は裏面に開閉可能なジッパを備えている請求項1乃至3のいずれかに記載の縦形製袋充填機。
  5. 前記第二領域溶着手段または切れ目周囲溶着手段の少なくともいずれかのシール面に弾性部材が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の縦形製袋充填機。
  6. 前記切れ目周囲溶着手段は伝熱抑制部材を介して他の溶着手段に接続されている請求項2に記載の縦形製袋充填機。
  7. 前記第二領域溶着手段と切れ目周囲溶着手段のいずれか一方または両方は伝熱抑制部材を介して前記第一領域溶着手段に接続されている請求項1、3、4、5のいずれかに記載の縦形製袋充填機。
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