JP2006340336A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示部の下側に取着された音声出力部を持上げ荷重に対して保護することができ、しかも、部品点数を低減できるようにする。
【解決手段】 画像を表示する表示部1の下側に、表示部1とほぼ等しい長さの略直方体をなす音声出力部2を配置し、該音声出力部2の長手方向両端部を表示部1に取着する取着体3,3に、該取着体3,3より表示部1の後方に延出され、下面に指が掛けられる凹所4aを有する把手部4,4を一体に設け、持上げ荷重を取着体3,3から表示部1に伝えるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は液晶表示装置、プラズマ表示装置等の表示装置に関する。
テレビ等の表示装置は、画像を表示するパネル及び該パネルを収容した筺体を有する表示部と、該表示部の筺体内に収容された音声出力部を備えている(例えば特許文献1参照)。また、表示装置は前記筺体の側部に設けられた把手部に指を引掛けて持運ぶことができるように構成されている(例えば特許文献2参照)。
また、液晶テレビには、表示部の下側に略直方体をなす音声出力部を配置し、該音声出力部の長手方向両端部を取着体により前記表示部の筺体に取着されたものが知られている。
特開2001−309277号公報 特開平6−268947号公報
ところが、特許文献1のように表示部の筺体内に音声出力部が収容された表示装置にあっては、音声出力部の大きさが制限され、また、表示部の筺体が大形になると言う問題がある。
また、特許文献2のように表示部の側部に持運び専用の把手部が設けられた表示装置にあっては部品点数が増加し、コスト高になると言う問題があった。
また、表示部の下側に音声出力部が取着された表示装置にあっては、該表示装置が比較的大形の場合、表示部下側の音声出力部に指が掛けられ、この状態で表示装置が持上げられることがある。このとき、複数の音声出力孔が設けられて比較的剛性が小さくなっている音声出力部に持上げ荷重が加わるため、音声出力部が塑性変形したりすることになり、改善策が要望されていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は下面に指が掛けられる把手部を、表示部の下側に配置された音声出力部を表示部に取着する取着体に設けることにより、持上げ荷重に対して音声出力部を保護することができるとともに、部品点数を低減できる表示装置を提供することにある。
また、他の目的は音声出力部を表示部とほぼ等しい長さの略直方体とし、該音声出力部の長手方向両端部を取着体で取着することにより、比較的大形の表示装置であっても極力少ない人員数で簡易に持運ぶことが可能な表示装置を提供することにある。
また、他の目的は把手部を、表示部及び音声出力部の後部に固定される固定部より表示部の後方に延出され、下面に凹所を有する構成とすることにより、表示部の下側の音声出力部の前部に手を触れることなく、表示装置の下部より該表示装置を持上げることができる表示装置を提供することにある。
さらに、他の目的は取着体を音声出力部の筺体と一体成形することにより、部品点数をより一層低減できる表示装置を提供することにある。
また、他の目的は取着体を表示部の筺体と一体成形することにより、部品点数をより一層低減できる表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、表示部の下側に配置された音声出力部を取着体により前記表示部に取着してなる表示装置において、前記取着体は、下面に指が掛けられる把手部を備えることを特徴とする。
この発明にあっては、表示装置の持上げ荷重を、音声出力部を表示部に取着する取着体から表示部に伝達することができるため、音声出力部に持上げ荷重を加えることなく持運ぶことが可能であり、持上げ荷重に対して音声出力部を保護することができ、しかも、音声出力部を取着するための取着体に把手部を設けてあるため、部品点数を低減でき、コストを低減できる。
また、本発明に係る表示装置は、前記音声出力部は前記表示部とほぼ等しい長さの略直方体をなし、該音声出力部の長手方向両端部を前記取着体により取着してあることを特徴とする。
この発明にあっては、表示部の下側に取着された音声出力部の長手方向両端部で表示装置を持上げることができるため、比較的大形の表示装置であっても極力少ない人員数で簡易に持運ぶことが可能であり、持運び性を向上できる。
また、本発明に係る表示装置は、前記表示部は前側に表示面を有しており、前記取着体は前記表示部及び音声出力部の後部に固定される第1及び第2の固定部を有しており、前記把手部は前記固定部より前記表示部の後方に延出され、且つ下面に指が掛けられる凹所を有することを特徴とする。
この発明にあっては、表示部の下側の音声出力部の前部に手を触れることなく、表示装置の下部より該表示装置を持上げることができるため、比較的大形の表示装置であっても音声出力部の前部を凹ましたりすることなく簡易に持運ぶことが可能である。
また、本発明に係る表示装置は、前記音声出力部は複数の音声出力孔を有する筺体を備え、前記取着体は該筺体と一体成形されていることを特徴とする。
この発明にあっては、把手部を有する取着体と音声出力部の筺体とが一体成形されているため、部品点数をより一層低減でき、コストをより一層低減できる。
また、本発明に係る表示装置は、前記表示部は画像を表示するパネル及び該パネルを収容した筺体を備え、前記取着体は該筺体と一体成形されていることを特徴とする。
この発明にあっては、把手部を有する取着体と表示部の筺体とが一体成形されるため、部品点数をより一層低減でき、コストをより一層低減できる。
以上詳述したように本発明によれば、音声出力部に持上げ荷重を加えることなく持運ぶことが可能であり、持上げ荷重に対して音声出力部を保護することができ、しかも、音声出力部を取着するための取着体に把手部を設けてあるため、把手部を独自に取着する場合に比べて部品点数を低減でき、コストを低減できる。
また、本発明によれば、表示部の下側に取着された音声出力部の長手方向両端部で表示装置を持上げることができるため、比較的大形の表示装置であっても極力少ない人員数で簡易に持運ぶことが可能であり、持運び性を向上できる。
また、本発明によれば、表示部の下側の音声出力部の前部に手を触れることなく、表示装置の下部より該表示装置を持上げることができるため、比較的大形の表示装置であっても音声出力部の前部を凹ましたりすることなく簡易に持運ぶことが可能である。
また、本発明によれば、把手部を有する取着体と音声出力部の筺体とが一体成形されているため、部品点数をより一層低減でき、コストをより一層低減できる。
また、本発明によれば、把手部を有する取着体と表示部の筺体とが一体成形されるため、部品点数をより一層低減でき、コストをより一層低減できる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る表示装置の構成を示す正面側の斜視図、図2は背面側の斜視図、図3は一部を破断した要部の拡大側面図、図4は取着体を取外した状態の要部の拡大斜視図、図5は取着体の構成を示す拡大斜視図である。
図示した表示装置はテレビ画像を表示し、直方体をなす表示部1と、該表示部1の下側に配置され、表示部1とほぼ等しい長さの略直方体をなす音声出力部2と、該音声出力部2を表示部1の長手方向両端部で、且つ後部に取着する二つの取着体3,3と、該取着体3,3に一体成形された把手部4,4と、表示部1の長手方向中央部で、且つ下部に固定され、表示部1を起立状態で支持するスタンド5とを備える液晶テレビである。
表示部1は前側に表示面を有する液晶のパネル1aと、該パネル1aの後側に配置された光学シートと、拡散板と、バックライト部と、電源基板等のテレビ基板と、これらパネル等の部品を収容した筺体11とを備えている。筺体11の後面下部で、且つ長手方向両端部には、長手方向に離隔して螺子孔12及び嵌入孔13が設けられている。嵌入孔13は円筒形をなすゴムブッシュからなる。
音声出力部2は、前部に複数の音声出力孔2aを有し、音声発生部を収容した筺体21を備えている。筺体21の後面上部で、且つ長手方向両端部には、長手方向に離隔して二つの螺子孔22,22が設けられている。また、筺体21の後面で、且つ長手方向中央部には長手方向に離隔して二つの螺子孔23,23が設けられている。
取着体3,3は、筺体11の後面下部に固定される第1の固定部3aと、筺体21の後面上部に固定される第2の固定部3bとを有する直方体をなしている。第1の固定部3aには螺子孔12に対応する貫通孔31及び嵌入孔13に対応するピン32が設けられており、第2の固定部3bには螺子孔22,22に対応する二つの貫通孔33,33が設けられており、ピン32の嵌入孔13への嵌入により表示部1に対する取着体3,3の取着位置を決め、貫通孔31,33,33に挿入される螺子6を螺子孔12,22,22に緊締することにより音声出力部2を表示部1に取着するように構成されている。
把手部4,4は合成樹脂材料により取着体3,3と一体成形されている。把手部4,4は取着体3,3の中央部から固定部3a,3bより表示部1の後方に延出され、且つ下面に指が掛けられる凹所4aを有し、該凹所4aに指が掛けられて表示部1及び音声出力部2を持上げることができるように構成されている。
スタンド5は、載置台等に載置されるベース部5a及び該ベース部5aに立設された二つの脚部5b,5bを有しており、脚部5b,5bの上部が表示部1の後部に取着されている。また、脚部5b,5bの中途には段付きの貫通孔51,51が設けられており、夫々の貫通孔51,51に挿通する螺子7,7を、音声出力部2のねじ孔23,23に緊締することにより音声出力部2の長手方向中央部をスタンド5に固定するように構成されている。
以上のように構成された表示装置は、表示部1の下側に直方体をなす音声出力部2が配置され、該音声出力部2の後部で、かつ長手方向両端部が取着体3,3により表示部1に取着されているため、表示装置を持ち運ぶ場合、二人の人員が取着体3,3の把手部4,4に指を引掛けることができ、この引掛け状態で持ち運ぶことができる。把手部4,4は表示部1及び音声出力部2の後部に配置されているため、音声出力部2の前部に指が当てられることなく表示装置を持ち運ぶことができる。従って、音声出力孔2aが設けられて剛性が比較的小さくなっている音声出力部2の前部が凹んだりすることを防ぐことができる。
図6は他の実施の形態を示す要部の拡大断面図、図7はさらに他の実施の形態を示す要部の拡大断面図である。
図6に示した表示装置は、把手部4,4を有する取着体3,3を表示部1の筺体11と板金により一体成形してあり、螺子孔12、嵌入孔13、ピン32及び一つの貫通孔33はなくしてある。また、図7に示した表示装置は、把手部4,4を有する取着体3,3を音声出力部2の筺体21と板金により一体成形してあり、螺子孔22,22、及び貫通孔33,33はなくしてある。
その他の構成及び作用は図1〜図5に示した実施の形態と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
なお、以上説明した実施の形態では、筺体11が嵌入孔13を有し、該嵌入孔13に嵌入されるピン32を取着体3,3が有する構成としたが、その他、嵌入孔13に代えて螺子孔とし、該螺子孔に対応する貫通孔を取着体3,3が有する構成としてもよく、取着体3,3の構成は特に制限されない。
また、以上説明した実施の形態では、音声出力部2の長手方向中央部をスタンド5の脚部5b,5bに取着したが、音声出力部2のスタンド5への取着は必ずしも必要でなく、表示部1の大きさに応じてなくしてもよい。
また、本発明に係る表示装置は液晶テレビ等の液晶表示装置である他、プラズマ表示装置、ELディスプレィ等の表示装置であってもよい。
本発明に係る表示装置の構成を示す正面側の斜視図である。 本発明に係る表示装置の構成を示す背面側の斜視図である。 本発明に係る表示装置の一部を破断した要部の拡大側面図である。 本発明に係る表示装置の取着体を取外した状態の要部の拡大斜視図である。 本発明に係る表示装置の取着体の構成を示す拡大斜視図である。 本発明に係る表示装置の他の実施の形態を示す要部の拡大断面図である。 本発明に係る表示装置のさらに他の実施の形態を示す要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 表示部
1a パネル
11 筺体
2 音声出力部
2a 音声出力孔
21 筺体
3 取着体
3a 第1の固定部
3b 第2の固定部
4 把手部
4a 凹所

Claims (5)

  1. 表示部の下側に配置された音声出力部を取着体により前記表示部に取着してなる表示装置において、前記取着体は、下面に指が掛けられる把手部を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記音声出力部は前記表示部とほぼ等しい長さの略直方体をなし、該音声出力部の長手方向両端部を前記取着体により取着してある請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示部は前側に表示面を有しており、前記取着体は前記表示部及び音声出力部の後部に固定される第1及び第2の固定部を有しており、前記把手部は前記固定部より前記表示部の後方に延出され、且つ下面に指が掛けられる凹所を有する請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記音声出力部は複数の音声出力孔を有する筺体を備え、前記取着体は該筺体と一体成形されている請求項1又は2記載の表示装置。
  5. 前記表示部は画像を表示するパネル及び該パネルを収容した筺体を備え、前記取着体は該筺体と一体成形されている請求項1又は2記載の表示装置。
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