JP2004363832A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】再生音の音質向上を図ることができる表示ユニット2の両側にスピーカユニット3a,3bが取り付けられてなる表示装置を提供する。
【解決手段】画像又は映像を表示する表示ユニット2と、表示ユニット2の両側に配設され、再生音を放音するスピーカ4a,4b,4cユニット3a,3bと、スピーカ4a,4b,4cユニット3a,3bの少なくとも一方の側面部に設けられた操作部5a,5bとを備える。スピーカユニット3a,3bは、スピーカ4a,4b,4cを、スピーカ4a,4b,4cの前面が取り付けられるフロント部材11とスピーカ4a,4b,4cの背面側に取り付けられるセンタ部材12とからなエンクロージャに取り付けてなり、エンクロージャの外側に部5a,5bが設けられている。
【選択図】 図5
【解決手段】画像又は映像を表示する表示ユニット2と、表示ユニット2の両側に配設され、再生音を放音するスピーカ4a,4b,4cユニット3a,3bと、スピーカ4a,4b,4cユニット3a,3bの少なくとも一方の側面部に設けられた操作部5a,5bとを備える。スピーカユニット3a,3bは、スピーカ4a,4b,4cを、スピーカ4a,4b,4cの前面が取り付けられるフロント部材11とスピーカ4a,4b,4cの背面側に取り付けられるセンタ部材12とからなエンクロージャに取り付けてなり、エンクロージャの外側に部5a,5bが設けられている。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示ユニットの両側にスピーカユニットが設けられ、その側面部に操作部が設けられた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示パネルユニットに、液晶表示パネルやプラズマ表示パネルを用いた表示装置は、全体の小型化を図りつつ画面を大きくした方が好ましく、このため、操作部が側面部に設けられている。表示パネルユニットの両側にスピーカユニットが設けられた表示装置では、スピーカユニットの側面部に操作部が設けられている。表示パネルユニットの両側に設けられるスピーカユニットは、スピーカがフロントパネルに取り付けられ、スピーカの背面側に外筐の一部を構成するリアパネルが取り付けられている。スピーカユニットの内部には、操作部を構成する複数の操作釦や外部機器と電気的に接続するための接続ケーブルが接続されるジャックが実装されたプリント配線基板等が配設され、更に、このプリント配線基板は、他のプリント配線基板等とケーブル等によって結線されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような表示装置のスピーカユニットは、側面部に操作部が設けられており、更に、内部で、操作部が設けられたプリント配線基板と他のプリント配線基板とケーブル等で結線されていることから、スピーカをエンクロージャに取り付けることはできない。このため、薄型の表示装置では、スピーカユニットから放音される再生音の音質を更に向上することができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、再生音の音質向上を図ることができる表示ユニットの両側にスピーカユニットが取り付けられてなる表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表示装置は、上述した課題を解決すべく、画像又は映像を表示する表示ユニットと、再生音を放音するスピーカを有すると共に表示ユニットの両側に配設されるスピーカユニットと、スピーカユニットの少なくとも一方の側面部に設けられた操作部とを備える。そして、スピーカユニットは、スピーカをエンクロージャに取り付けてなり、エンクロージャの外側に操作部が設けられている。この表示装置では、スピーカがエンクロージャに取り付けられることから、音質の向上を図ることができる。
【0006】
例えば、このエンクロージャは、スピーカの前面が取り付けられるフロント部材と、スピーカの背面側に取り付けられるセンタ部材とからなり、スピーカユニットは、センタ部材の背面側に更にリア部材が取り付けられ、操作部は、センタ部材に設けられ、リア部材より外部に臨まされている。
【0007】
また、表示ユニットの両側のエンクロージャの容量は、例えばセンタ部材に凹凸を設けることで略同じにし、音質を揃えることができる。また、例えば、リア部材を、装置の背面側が幅狭となるように形成することで、操作部を、装置の正面から見えないようにすることができ、見栄えを良くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された薄型表示装置について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明を適用した薄型表示装置1は、プラズマディスプレイであり、画像又は映像を表示する表示面が設けられた表示パネルユニット2と、この表示パネルユニット2の両側に設けられるスピーカユニット3a,3bとを有する。表示パネルユニット2は、略矩形をなし、ここでは、プラズマディスプレイパネルを用いている。表示パネルユニット2は、前面に略矩形の表示面2aが形成され、背面側に、プラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路等が設けられている。具体的に、プラズマディスプレイパネルは、2枚の薄いガラス間に一画素を構成するネオン等の希ガスが封入されたセルが設けられ、このセルの底面に赤 (R)、緑 (G)、青 (B)の蛍光体がコーティングされると共に、上下に複数の電極が設けられてなり、電極に電荷を印加し強制的に放電させ紫外線を発生させることによって、各セルを自発光させ、表示面2aに入力された信号に応じた画像又は映像を表示する。
【0009】
スピーカユニット3a,3bは、略矩形をなす表示パネルユニット2の相対向する短辺に設けられ、正面が略矩形に形成されている。スピーカユニット3a,3bは、例えば3ウェイのバスレフ型であり、上から、同軸に、高音域用のトゥイータ4a、中音域用のスコーカ4b、低音再生用のウーファ4cが設けられ、更に、ダクト4dが設けられている。
【0010】
スピーカユニット3a,3bの背面側には、それぞれ第1の操作部5aと第2の5bが設けられている。スピーカユニット3a側の側面、例えばユーザから見て右側の側面には、第1の操作部5aが設けられている。この第1の操作部5aは、図2に示すように、薄型表示装置1の基本的操作を行うための複数の押し釦で構成されており、具体的には、電源釦、チャンネル選択釦、音量調整釦、入力切換釦、放送切換釦等が一列に並んで設けられている。更に、第1の操作部5aには、ICカード等の外部記憶装置が装着される装着部のスロットが設けられている。これらの釦等で構成された第1の操作部5aは、使用頻度も高く、ユーザから見て右側の側面に設けることで、右利きのユーザの操作性の向上を図っている。
【0011】
スピーカユニット3b側の側面、例えばユーザから見て左側の側面には、第2の操作部5bが設けられている。第2の操作部5bは、図3に示すように、外部機器と接続するためのジャックが複数設けられている。具体的には、ビデオ入力端子やデータの送受信をするための例えばIEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)の端子部が設けられている。
【0012】
薄型表示装置1では、スピーカユニット3aに第1の操作部5aを設け、スピーカユニット3bに第2の操作部5bを設け、操作部を両側に分散して設けるようにし、それぞれのスピーカユニット3a,3bのエンクロージャの容量Cをできるだけ大きくして揃えることができるようにしている。
【0013】
なお、第1の操作部5aと第2の操作部5bは、以上の例とは逆に、スピーカユニット3a側に第2の操作部5bを設け、スピーカユニット3b側に第1の操作部5aを設けるようにしてもよい。
【0014】
次に、表示パネルユニット2の短辺に設けられるスピーカユニット3a,3bの構成について、図4及び図5を参照して説明する。なお、スピーカユニット3a,3bは、略同様な構成を有するため、スピーカユニット3aを例に取り説明し、スピーカユニット3bの説明は省略する。
【0015】
スピーカユニット3aは、図4に示すように、スピーカ4a,4b,4cと、表示パネルユニット2の表示面2aと略同一面に設けられるフロント部材11と、フロント部材11に取り付けられたスピーカ4a,4b,4cを背面側から覆うセンタ部材12とを有する。
【0016】
フロント部材11は、スピーカ4a,4b,4cが取り付けられるバッフル板としても機能するものであり、スピーカ4a,4b,4c及びダクト4dを取り付けるための開口部11a,11b,11c,11dが同軸に並んで設けられている。そして、一番上側の開口部11aには、トゥイータ4aの放音面側が取り付けられ、次の開口部11bには、スコーカ4bの放音面側が取り付けられ、次の開口部11cには、ウーファ4cが取り付けられ、更に、最下の開口部11dには、ダクトが4dが取り付けられる。ダクト4dは、略L字状の筒状体であり、一端が開口部11cに取り付けられたウーファ4cに接続され、他端が開口部11dに取り付けられる。なお、フロント部材11の前面には、フロント部材11に取り付けられたスピーカ3a,3b,3cの振動板等を保護するためのカバー10が取り付けられる。
【0017】
スピーカ4a,4b,4c及びダクト4dが取り付けられたフロント部材11には、スピーカキャビネットとなるセンタ部材12が取り付けられる。センタ部材12は、ねじ等でフロント部材11に取り付けられることによって、フロント部材11とでエンクロージャとなる。このセンタ部材12には、外面側に、第1の操作部5aが設けられる。この第1の操作部5aは、スイッチ素子13aが設けられたスイッチ基板13と、スイッチ素子13aを押圧する押圧子14aが設けられた操作釦14と、操作釦14が取り付けられる操作釦カバー15と、外部記憶装置が装着されるスロット装置16aが設けられたスロット基板16と、スロットを構成するフレーム17と備える。スイッチ基板13は、センタ部材12の外面下側に取り付けられ、操作釦14は、操作釦カバー15の操作孔15aより外部に臨ませ、押圧子14aがスイッチ素子13aを押圧できるようにセンタ部材12の外面に取り付けられる。また、スロット装置16aは、外部記憶装置の挿入口にフレーム17が取り付けられ、このスロット基板16もセンタ部材12の外面下側に取り付けられる。
【0018】
スピーカユニット3aの第1の操作部5aは、その構成部材がセンタ部材12の外面に設けられることで、フロント部材11とセンタ部材12とでスピーカキャビネットを構成することができ、スピーカ4a,4b,4cから放音される再生音の音質の向上を図ることができる。すなわち、センタ部材12の内側から操作部5aを構成するプリント配線基板と他のプリント配線基板とを結線するケーブルをエンクロージャ内から引き出す必要が無くなり、フロント部材11とセンタ部材12とで構成される空間部をエンクロージャで構成することができる。
【0019】
更に、センタ部材12の背面側には、外筐の一部を構成するリア部材18が取り付けられる。このリア部材18は、フロント部材11側から背面側に向かって略円弧状に形成され、背面側に、センタ部材12に取り付けられた第1の操作部5aを構成する操作釦14を外部に臨ませるための切欠部19が形成されている。また、リア部材18には、表示パネルユニット2の背面に取り付けられるリアカバー23との境界部分に、表示パネルユニット2の背面に設けられる別の放送方式の信号をデコードするためのデコード基板の差し込みを可能とするための差し込み凹部21が設けられている。例えば、デコード基板としては、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送又は今後開始される地上波ディジタル放送のデコーダが設けられた基板である。そして、リア部材18の差し込み凹部21には、ここを閉塞するカバー22が取り付けられる。リア部材18及びカバー22は、表示パネルユニット2のリアカバー23と共に外筐を構成する。
【0020】
フロント部材11にリア部材18が取り付けられたとき、リア部材18と差し込み凹部21を閉塞するカバー22と表示パネルユニット2のリアカバー23は、外筐を構成する。薄型表示装置1では、スピーカユニット3aの側面部の背面側に、切欠部19より第1の操作部5aが外部に臨まされる。第1の操作部5aが外部に臨まされる位置は、リア部材18が略円弧状に形成されることで、薄型表示装置1の正面から見えない箇所であるから、薄型表示装置1は、正面からの見栄えを良くすることができる。
【0021】
図5に示すように、スピーカユニット3aの表示パネルユニット2側には、表示パネルユニット2の更に前面に取り付けられるフロントガラス24の差し込み部25がフロント部材11とセンタ部材12とで形成される。フロントガラス24の端部は、この差し込み部25に差し込まれることによって、表示パネルユニット2の長辺に取り付けられる図示しないフレームと共に位置決め保持される。なお、図5でフロントガラス24は、更に、センタ部材12に取り付けられるブラケット26によっても支持される。
【0022】
なお、スピーカユニット3bも、スピーカユニット3aと同様な構成を有し、第2の操作部5bは、薄型表示装置1の正面から見えない箇所に設けられている。
【0023】
ところで、スピーカユニット3aには、第1の操作部5aが設けられ、スピーカユニット3bには、第2の操作部5bが設けられている。第1の操作部5aは、上述のように複数の押し釦等で構成され、第2の操作部5bは、ジャック等で構成され、センタ部材12に設けられる操作部5a,5bは、大きさも形状も異なる。そこで、スピーカキャビネットを構成するスピーカユニット3a,3bの各センタ部材12は、異なる凹凸27を設けることによって、容量Cを略同じにし、各スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質を揃えるようにしている。
【0024】
以上のように構成された薄型表示装置1は、スピーカ3a,3b、3cが取り付けられるフロント部材11とこのフロント部材11に取り付けられるセンタ部材12とでエンクロージャを構成することから、スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質向上を図ることができる。また、薄型表示装置1は、スピーカユニット3a,3bの各センタ部材12に異なる凹凸27を設けることによって、容量Cを略同じにし、各スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質を揃えることができる。更に、薄型表示装置1では、スピーカユニット3a,3bの側面部の背面側に、切欠部19より第1及び第2の操作部5a,5bが外部に臨まされ、第1及び第2の操作部5a,5bが外部に臨まされる位置は、正面から見えない箇所であるから、薄型表示装置1は、正面からの見栄えを良くすることができる。
【0025】
以上の例では、プラズマディスプレイパネルを用いた薄型表示装置1を説明したが、本発明は、液晶表示パネルを用いた薄型表示装置であってもよく、更には、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置であってもよい。更に、スピーカユニットが設けられる位置は、表示パネルユニットの両側に加え、上側や下側に設けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、表示ユニットの両側に配設されたスピーカユニットのスピーカがエンクロージャに取り付けられているので、再生音の音質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した薄型表示装置の正面図である。
【図2】上記薄型表示装置の背面を第1の操作部側から見た要部斜視図である。
【図3】上記薄型表示装置の背面を第2の操作部側から見た要部斜視図である。
【図4】第1の操作部が設けられたスピーカユニットの分解斜視図である。
【図5】第1の操作部が設けられたスピーカユニットの取付状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 薄型表示装置、2 表示パネルユニット、3a,3b スピーカユニット、4a,4b,4c スピーカ、5a 第1の操作部、5b 第2の操作部、11フロント部材、12 センタ部材、13 スイッチ基板、14 操作釦、15操作釦カバー、22 カバー、23 リアカバー、24 フロントガラス
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示ユニットの両側にスピーカユニットが設けられ、その側面部に操作部が設けられた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示パネルユニットに、液晶表示パネルやプラズマ表示パネルを用いた表示装置は、全体の小型化を図りつつ画面を大きくした方が好ましく、このため、操作部が側面部に設けられている。表示パネルユニットの両側にスピーカユニットが設けられた表示装置では、スピーカユニットの側面部に操作部が設けられている。表示パネルユニットの両側に設けられるスピーカユニットは、スピーカがフロントパネルに取り付けられ、スピーカの背面側に外筐の一部を構成するリアパネルが取り付けられている。スピーカユニットの内部には、操作部を構成する複数の操作釦や外部機器と電気的に接続するための接続ケーブルが接続されるジャックが実装されたプリント配線基板等が配設され、更に、このプリント配線基板は、他のプリント配線基板等とケーブル等によって結線されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような表示装置のスピーカユニットは、側面部に操作部が設けられており、更に、内部で、操作部が設けられたプリント配線基板と他のプリント配線基板とケーブル等で結線されていることから、スピーカをエンクロージャに取り付けることはできない。このため、薄型の表示装置では、スピーカユニットから放音される再生音の音質を更に向上することができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、再生音の音質向上を図ることができる表示ユニットの両側にスピーカユニットが取り付けられてなる表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表示装置は、上述した課題を解決すべく、画像又は映像を表示する表示ユニットと、再生音を放音するスピーカを有すると共に表示ユニットの両側に配設されるスピーカユニットと、スピーカユニットの少なくとも一方の側面部に設けられた操作部とを備える。そして、スピーカユニットは、スピーカをエンクロージャに取り付けてなり、エンクロージャの外側に操作部が設けられている。この表示装置では、スピーカがエンクロージャに取り付けられることから、音質の向上を図ることができる。
【0006】
例えば、このエンクロージャは、スピーカの前面が取り付けられるフロント部材と、スピーカの背面側に取り付けられるセンタ部材とからなり、スピーカユニットは、センタ部材の背面側に更にリア部材が取り付けられ、操作部は、センタ部材に設けられ、リア部材より外部に臨まされている。
【0007】
また、表示ユニットの両側のエンクロージャの容量は、例えばセンタ部材に凹凸を設けることで略同じにし、音質を揃えることができる。また、例えば、リア部材を、装置の背面側が幅狭となるように形成することで、操作部を、装置の正面から見えないようにすることができ、見栄えを良くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された薄型表示装置について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明を適用した薄型表示装置1は、プラズマディスプレイであり、画像又は映像を表示する表示面が設けられた表示パネルユニット2と、この表示パネルユニット2の両側に設けられるスピーカユニット3a,3bとを有する。表示パネルユニット2は、略矩形をなし、ここでは、プラズマディスプレイパネルを用いている。表示パネルユニット2は、前面に略矩形の表示面2aが形成され、背面側に、プラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路等が設けられている。具体的に、プラズマディスプレイパネルは、2枚の薄いガラス間に一画素を構成するネオン等の希ガスが封入されたセルが設けられ、このセルの底面に赤 (R)、緑 (G)、青 (B)の蛍光体がコーティングされると共に、上下に複数の電極が設けられてなり、電極に電荷を印加し強制的に放電させ紫外線を発生させることによって、各セルを自発光させ、表示面2aに入力された信号に応じた画像又は映像を表示する。
【0009】
スピーカユニット3a,3bは、略矩形をなす表示パネルユニット2の相対向する短辺に設けられ、正面が略矩形に形成されている。スピーカユニット3a,3bは、例えば3ウェイのバスレフ型であり、上から、同軸に、高音域用のトゥイータ4a、中音域用のスコーカ4b、低音再生用のウーファ4cが設けられ、更に、ダクト4dが設けられている。
【0010】
スピーカユニット3a,3bの背面側には、それぞれ第1の操作部5aと第2の5bが設けられている。スピーカユニット3a側の側面、例えばユーザから見て右側の側面には、第1の操作部5aが設けられている。この第1の操作部5aは、図2に示すように、薄型表示装置1の基本的操作を行うための複数の押し釦で構成されており、具体的には、電源釦、チャンネル選択釦、音量調整釦、入力切換釦、放送切換釦等が一列に並んで設けられている。更に、第1の操作部5aには、ICカード等の外部記憶装置が装着される装着部のスロットが設けられている。これらの釦等で構成された第1の操作部5aは、使用頻度も高く、ユーザから見て右側の側面に設けることで、右利きのユーザの操作性の向上を図っている。
【0011】
スピーカユニット3b側の側面、例えばユーザから見て左側の側面には、第2の操作部5bが設けられている。第2の操作部5bは、図3に示すように、外部機器と接続するためのジャックが複数設けられている。具体的には、ビデオ入力端子やデータの送受信をするための例えばIEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)の端子部が設けられている。
【0012】
薄型表示装置1では、スピーカユニット3aに第1の操作部5aを設け、スピーカユニット3bに第2の操作部5bを設け、操作部を両側に分散して設けるようにし、それぞれのスピーカユニット3a,3bのエンクロージャの容量Cをできるだけ大きくして揃えることができるようにしている。
【0013】
なお、第1の操作部5aと第2の操作部5bは、以上の例とは逆に、スピーカユニット3a側に第2の操作部5bを設け、スピーカユニット3b側に第1の操作部5aを設けるようにしてもよい。
【0014】
次に、表示パネルユニット2の短辺に設けられるスピーカユニット3a,3bの構成について、図4及び図5を参照して説明する。なお、スピーカユニット3a,3bは、略同様な構成を有するため、スピーカユニット3aを例に取り説明し、スピーカユニット3bの説明は省略する。
【0015】
スピーカユニット3aは、図4に示すように、スピーカ4a,4b,4cと、表示パネルユニット2の表示面2aと略同一面に設けられるフロント部材11と、フロント部材11に取り付けられたスピーカ4a,4b,4cを背面側から覆うセンタ部材12とを有する。
【0016】
フロント部材11は、スピーカ4a,4b,4cが取り付けられるバッフル板としても機能するものであり、スピーカ4a,4b,4c及びダクト4dを取り付けるための開口部11a,11b,11c,11dが同軸に並んで設けられている。そして、一番上側の開口部11aには、トゥイータ4aの放音面側が取り付けられ、次の開口部11bには、スコーカ4bの放音面側が取り付けられ、次の開口部11cには、ウーファ4cが取り付けられ、更に、最下の開口部11dには、ダクトが4dが取り付けられる。ダクト4dは、略L字状の筒状体であり、一端が開口部11cに取り付けられたウーファ4cに接続され、他端が開口部11dに取り付けられる。なお、フロント部材11の前面には、フロント部材11に取り付けられたスピーカ3a,3b,3cの振動板等を保護するためのカバー10が取り付けられる。
【0017】
スピーカ4a,4b,4c及びダクト4dが取り付けられたフロント部材11には、スピーカキャビネットとなるセンタ部材12が取り付けられる。センタ部材12は、ねじ等でフロント部材11に取り付けられることによって、フロント部材11とでエンクロージャとなる。このセンタ部材12には、外面側に、第1の操作部5aが設けられる。この第1の操作部5aは、スイッチ素子13aが設けられたスイッチ基板13と、スイッチ素子13aを押圧する押圧子14aが設けられた操作釦14と、操作釦14が取り付けられる操作釦カバー15と、外部記憶装置が装着されるスロット装置16aが設けられたスロット基板16と、スロットを構成するフレーム17と備える。スイッチ基板13は、センタ部材12の外面下側に取り付けられ、操作釦14は、操作釦カバー15の操作孔15aより外部に臨ませ、押圧子14aがスイッチ素子13aを押圧できるようにセンタ部材12の外面に取り付けられる。また、スロット装置16aは、外部記憶装置の挿入口にフレーム17が取り付けられ、このスロット基板16もセンタ部材12の外面下側に取り付けられる。
【0018】
スピーカユニット3aの第1の操作部5aは、その構成部材がセンタ部材12の外面に設けられることで、フロント部材11とセンタ部材12とでスピーカキャビネットを構成することができ、スピーカ4a,4b,4cから放音される再生音の音質の向上を図ることができる。すなわち、センタ部材12の内側から操作部5aを構成するプリント配線基板と他のプリント配線基板とを結線するケーブルをエンクロージャ内から引き出す必要が無くなり、フロント部材11とセンタ部材12とで構成される空間部をエンクロージャで構成することができる。
【0019】
更に、センタ部材12の背面側には、外筐の一部を構成するリア部材18が取り付けられる。このリア部材18は、フロント部材11側から背面側に向かって略円弧状に形成され、背面側に、センタ部材12に取り付けられた第1の操作部5aを構成する操作釦14を外部に臨ませるための切欠部19が形成されている。また、リア部材18には、表示パネルユニット2の背面に取り付けられるリアカバー23との境界部分に、表示パネルユニット2の背面に設けられる別の放送方式の信号をデコードするためのデコード基板の差し込みを可能とするための差し込み凹部21が設けられている。例えば、デコード基板としては、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送又は今後開始される地上波ディジタル放送のデコーダが設けられた基板である。そして、リア部材18の差し込み凹部21には、ここを閉塞するカバー22が取り付けられる。リア部材18及びカバー22は、表示パネルユニット2のリアカバー23と共に外筐を構成する。
【0020】
フロント部材11にリア部材18が取り付けられたとき、リア部材18と差し込み凹部21を閉塞するカバー22と表示パネルユニット2のリアカバー23は、外筐を構成する。薄型表示装置1では、スピーカユニット3aの側面部の背面側に、切欠部19より第1の操作部5aが外部に臨まされる。第1の操作部5aが外部に臨まされる位置は、リア部材18が略円弧状に形成されることで、薄型表示装置1の正面から見えない箇所であるから、薄型表示装置1は、正面からの見栄えを良くすることができる。
【0021】
図5に示すように、スピーカユニット3aの表示パネルユニット2側には、表示パネルユニット2の更に前面に取り付けられるフロントガラス24の差し込み部25がフロント部材11とセンタ部材12とで形成される。フロントガラス24の端部は、この差し込み部25に差し込まれることによって、表示パネルユニット2の長辺に取り付けられる図示しないフレームと共に位置決め保持される。なお、図5でフロントガラス24は、更に、センタ部材12に取り付けられるブラケット26によっても支持される。
【0022】
なお、スピーカユニット3bも、スピーカユニット3aと同様な構成を有し、第2の操作部5bは、薄型表示装置1の正面から見えない箇所に設けられている。
【0023】
ところで、スピーカユニット3aには、第1の操作部5aが設けられ、スピーカユニット3bには、第2の操作部5bが設けられている。第1の操作部5aは、上述のように複数の押し釦等で構成され、第2の操作部5bは、ジャック等で構成され、センタ部材12に設けられる操作部5a,5bは、大きさも形状も異なる。そこで、スピーカキャビネットを構成するスピーカユニット3a,3bの各センタ部材12は、異なる凹凸27を設けることによって、容量Cを略同じにし、各スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質を揃えるようにしている。
【0024】
以上のように構成された薄型表示装置1は、スピーカ3a,3b、3cが取り付けられるフロント部材11とこのフロント部材11に取り付けられるセンタ部材12とでエンクロージャを構成することから、スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質向上を図ることができる。また、薄型表示装置1は、スピーカユニット3a,3bの各センタ部材12に異なる凹凸27を設けることによって、容量Cを略同じにし、各スピーカユニット3a,3bから放音される再生音の音質を揃えることができる。更に、薄型表示装置1では、スピーカユニット3a,3bの側面部の背面側に、切欠部19より第1及び第2の操作部5a,5bが外部に臨まされ、第1及び第2の操作部5a,5bが外部に臨まされる位置は、正面から見えない箇所であるから、薄型表示装置1は、正面からの見栄えを良くすることができる。
【0025】
以上の例では、プラズマディスプレイパネルを用いた薄型表示装置1を説明したが、本発明は、液晶表示パネルを用いた薄型表示装置であってもよく、更には、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置であってもよい。更に、スピーカユニットが設けられる位置は、表示パネルユニットの両側に加え、上側や下側に設けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、表示ユニットの両側に配設されたスピーカユニットのスピーカがエンクロージャに取り付けられているので、再生音の音質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した薄型表示装置の正面図である。
【図2】上記薄型表示装置の背面を第1の操作部側から見た要部斜視図である。
【図3】上記薄型表示装置の背面を第2の操作部側から見た要部斜視図である。
【図4】第1の操作部が設けられたスピーカユニットの分解斜視図である。
【図5】第1の操作部が設けられたスピーカユニットの取付状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 薄型表示装置、2 表示パネルユニット、3a,3b スピーカユニット、4a,4b,4c スピーカ、5a 第1の操作部、5b 第2の操作部、11フロント部材、12 センタ部材、13 スイッチ基板、14 操作釦、15操作釦カバー、22 カバー、23 リアカバー、24 フロントガラス
Claims (5)
- 画像又は映像を表示する表示ユニットと、
再生音を放音するスピーカを有すると共に上記表示ユニットの両側に配設されるスピーカユニットと、
上記スピーカユニットの少なくとも一方の側面部に設けられた操作部とを備え、
上記スピーカユニットは、上記スピーカをエンクロージャに取り付けてなり、上記エンクロージャの外側に上記操作部が設けられている表示装置。 - 上記エンクロージャは、上記スピーカの前面が取り付けられるフロント部材と、上記スピーカの背面側に取り付けられるセンタ部材とからなり、
上記スピーカユニットは、上記センタ部材の背面側に更にリア部材が取り付けられ、
上記操作部は、上記センタ部材に設けられ、上記リア部材より外部に臨まされている請求項1記載の表示装置。 - 上記表示ユニットの両側のエンクロージャの容量は、略同じである請求項1記載の表示装置。
- 上記操作部は、正面から隠れた位置に設けられている請求項1記載の表示装置。
- 上記表示ユニットは、薄型の表示ユニットである請求項1記載の表示装置。
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