JP2006326437A - 窒素酸化物接触還元用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーン条件の下で燃料を燃焼させることによって生成したNOx をアンモニア及び/又は尿素からなる還元剤の存在下に150〜350℃の低温域において、硫黄酸化物及び750〜800℃での高温(水熱条件)による触媒の劣化なしに、高い耐久性にて接触還元するための触媒を提供する。
【解決手段】本発明による触媒は、
(A)セリア等の酸化物触媒成分と、(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と、(C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸とからなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、窒素酸化物(主として、NOとNO2 とからなる。以下、NOx という。)の触媒による接触還元、即ち、触媒的還元のための方法に関する。詳しくは、本発明は、リーン条件(酸素過剰条件)下に燃料を燃焼させるディーゼルエンジンやガソリンエンジン等から生成した排ガスに還元剤としてアンモニア又は尿素を加えて、触媒に接触させることによって、排ガス中のNOx を接触還元するための触媒に関する。このような触媒は、例えば、自動車等の移動発生源のエンジンからの排ガスに含まれる有害な窒素酸化物を低減し、除去するために適している。
また、本発明は、燃料をリーン条件下に燃焼させることによって生成した排ガス中のNOx をアンモニア又は尿素からなる還元剤の存在下に、硫黄酸化物による劣化も高温での劣化なしに、とりわけ、150〜350℃の低温域において、高SV条件下で接触還元するための触媒に関する。
従来、排ガスに含まれるNOx は、例えば、これを酸化した後、アルカリに吸収させる方法や、還元剤としてアンモニア、尿素、水素、一酸化炭素又は炭化水素を用いて、窒素に還元する等の方法によって除去されている。しかし、これらの従来の方法には、それぞれ欠点がある。
即ち、前者の方法によれば、環境問題を防止するために、生成するアルカリ性の廃水を処理する手段が必要である。後者の方法によれば、例えば、アンモニアを還元剤として用いる場合であれば、アンモニアが150〜200℃の低温度でNOx と反応しないため、アンモニアが排ガス中のSOx と反応して塩類を形成し、その結果、低温で触媒活性が劣化する。また、とりわけ、自動車のような移動発生源からのNOx を処理する場合、その安全性が問題となる。また、これまで用いられてきたアンモニア又は尿素を還元剤としてNOx を還元するための触媒は、酸化チタンやゼオライト等にV25 とWO3 を担持させてなるものであり、前者は、耐熱性に劣り、高速走行時の高温排ガスによって急速に劣化し、後者は、アンモニアとNOx の選択還元性に劣り、高いNOx 浄化率が得られないという問題点を有している。
他方、還元剤として、水素、一酸化炭素又は炭化水素を用いる場合であれば、それら還元剤は、排ガスがNOx よりも酸素を高濃度で含むので、その酸素と優先的に反応することとなり、かくして、NOx を実質的に低減しようとすれば、多量の還元剤を必要とすることとなり、燃費が大きく低下する。
そこで、還元剤を用いることなしに、NOx を接触分解することが提案されている。しかし、NOx を直接に分解するために、従来から知られている触媒は、その低い分解活性の故に、未だ実用化されていない。他方、還元剤として、炭化水素や酸素含有有機化合物を用いるNOx 接触還元触媒として、種々のゼオライトが提案されている。特に、銅イオン交換ZSM−5やH型(水素型又は酸型)ゼオライトZSM−5(SiO2/Al23 モル比=30〜40)が最適であるとされている。しかし、これらの触媒は、実用化に耐え得る還元活性を有さないことが知られている。
このような事情の下、NOx 接触還元のための一層高活性な触媒の開発が求められており、最近、無機酸化物担体材料に銀又は銀酸化物を担持させてなる触媒が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。この触媒は、酸化活性は高いものの、NOx に対する選択還元活性が低いので、NOx の窒素への変換効率が低いことが知られている。しかも、この触媒は、SOx の存在下に速やかに活性が低下する問題がある。これらの触媒は、完全なリーン条件下に炭化水素を用いてNOx をある程度選択的に還元する触媒作用を有するが、しかし、三元触媒に比べて、NOx 除去率が低く、作動する温度ウインドウ(温度域)が狭いために、このようなリーンNOx 触媒の実用化を困難にしている。かくして、NOx 接触還元のための一層高耐熱性で高活性の触媒が緊急に求められている。
上述した問題を克服するために、最近、NOx 貯蔵−還元システムが最も有望な方法として提案されている(例えば、特許文献3及び4参照)。この提案によれば、燃料を周期的に短時間、化学量論量を上回る量にて燃焼室に供給する。リーン燃焼エンジンを備えている自動車は、非常に小さい燃料/空気比率で駆動することができるので、このような周期的なリッチ運転を行っても、 従来のエンジンを備えた自動車よりも燃料消費率を低くすることができる。このようなリーン燃焼エンジンのNOx 貯蔵−還元システムは、1〜2分間隔の周期的な2工程によってNOx を低減する。
即ち、第1の工程においては、(通常の)リーン条件下、白金やロジウム触媒上でNOはNO2 に酸化され、このNO2 はK2CO3 やBaCO3 のようなアルカリ化合物からなる吸収剤に吸収される。次いで、第2工程のためのリッチ条件が形成され、このリッチ条件が数秒間、持続される。このリッチ条件下、上記吸収(貯蔵)されたNO2 は上記吸収剤から放出されて、白金やロジウム触媒上で炭化水素、一酸化炭素又は水素によって効率よく窒素に還元されるとされている。このNOx 貯蔵−還元システムは、SOx の不存在下であれば、長期間にわたってよく作動するが、SOx が存在すれば、リーン及びリッチいずれの条件下においても、アルカリ化合物上のNO2 吸収サイトにおけるSOx の不可逆的吸収によって、触媒システムは急激に劣化するという問題点とNOx 吸収剤としてアルカリ性材料を用いるため、貴金属の酸化還元機能が損なわれ、特に低温でのNOx 浄化能が劣るという問題点を有している。
そこで、SOx の共存下において、性能が劣化するというNOx 貯蔵−還元システムの欠点を軽減し、又は問題を解決するために、最近、
(A)(a)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物と少なくともそれら2つの元素の複合酸化物とから選ばれる少なくとも1種を表面触媒成分として有する表面触媒層と、(B)(d)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種と、
(e)担体と
を内部触媒成分として有する内部触媒層とからなる触媒がNOx 貯蔵−還元システムに近いNOx 浄化能と高いSOx 耐久性を示すものとして提案されている(特許文献5参照)。
また、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる第1の触媒成分と、ジルコニア、酸化セリウム、酸化プラセオジム、酸化ネオジム及びこれらの混合物から選ばれる第2の触媒成分とを含む表面触媒層と、ロジウム、パラジウム、白金及びこれらの混合物から選ばれる第3の触媒成分を含む内部触媒層とからなる触媒が高いSOx 耐久性を示すものとして提案されている(特許文献6参照)。
しかし、これらの触媒は、温度ウインドウ(温度域)が前述したNOx 貯蔵−還元システムに比べて狭く、従って、排ガスの温度幅が広い実運転モードにおいて、NOx 浄化能が十分でないという問題を有している。また、水熱耐久性も、ストイキ燃焼で用いられる三元触媒に比べ、劣るという問題を有している。
ヨーロッパ特許出願公開第526099号明細書 ヨーロッパ特許出願公開第679427号明細書 国際公開第93/7363号明細書 国際公開第93/8383号明細書 国際公開第02/89977号明細書 国際公開第02/22255号明細書
本発明は、リーン条件の下で燃料を燃焼させることによって生成した排ガス中のNOx を150〜350℃の低温域においてアンモニア及び/又は尿素からなる還元剤の共存下に、硫黄酸化物及び750〜800℃での高温(水熱条件)による触媒の劣化なしに、高い耐久性にて接触還元することができる触媒を提供することを目的とする。更に、本発明は、不活性な支持用の基材にこのような触媒を担持させてなるNOx 接触還元のための触媒構造体を提供することを目的とする。
本発明によれば、
(A)(a)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と
とからなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として接触還元するための触媒が提供される。以下、この触媒を第1の触媒という。
また、本発明によれば、
(A)(a)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と、
(C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分と
からなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒が提供される。以下、この触媒を第2の触媒という。
更に、本発明によれば、
(A)(d)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分とを内部触媒成分として有する内部触媒層と、
(C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分を表面触媒成分として有する表面触媒層とを有する排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒構造体が提供される。
本発明の触媒によれば、燃料をリーン条件下に燃焼させることによって生成した排ガス中のNOx をアンモニア又は尿素からなる還元剤の存在下に、硫黄酸化物及び高温での劣化なしに、150〜350℃の低温域において、高SV条件下で接触還元することができる。
本発明において、窒素酸化物の接触還元とは、触媒に吸着されたNOx が酸素の存在下にアンモニア及び/又は尿素からなる還元剤と選択的に反応して、窒素と水に変換されることをいう。
酸素の存在下、NOx と還元剤、例えば、アンモニアとの選択還元反応は、
NO+NH3+1/4O2 → N2+3/2H2O … (1)
又は
NO+1/2O2 → NO2 … (2−1)
NO+NO2+2NH3 → N2+3H2O … (2−2)
なる反応式に従って進行するので、理論的には、本発明によれば、反応ガス中に存在するNOx の当量のアンモニアが存在すれば、反応ガス中のNOx が完全に窒素に転換されることになる。
本発明による第1の触媒は、排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒であって
(A)(a)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と
とからなる。
この第1の触媒を用いる反応においては、(A)成分は還元剤、例えば、アンモニアを吸着し、他方、(B)成分によってNOの一部がNO2 に酸化され、このNO2 が上記式(2−2)に従って反応して、上記アンモニアによって窒素と水に還元される。上記式(2)による反応は、上記式(1)による反応よりも、低温で進行し、反応速度が大きいことが知られている。
この第1の触媒において、(A)成分と(B)成分のうち、(B)成分の割合は、0.5〜5重量%の範囲であることが好ましい。第1の触媒において、(B)成分の割合が5重量%を上回るときは、(B)成分の酸化能が高くなり、その結果、(B)成分上でアンモニア又は尿素のNOx への転換が促進され、NOx 浄化率が低下する。他方、第1の触媒において、(B)成分の割合が0.5重量%よりも少ないときは、(B)成分の酸化能が小さすぎるため、前記式(2−1)によるNO2 の生成率が小さく、式(2−2)による反応が起こり難くなり、その結果、低温での反応性とNOx 浄化率が低下する。
本発明によれば、(B)成分は、(A)成分に担持されていることが好ましいが、一部は、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、チタニア等の従来より知られている担体に担持されていてもよい。
本発明による第2の触媒は、排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として接触還元するための触媒であって
(A)(a)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と
(C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分と
からなる。
この第2の触媒を用いる反応においては、第1の触媒を用いるときと同様に、(A)成分が還元剤、例えば、アンモニアを吸着し、他方、(B)成分によってNOの一部がNO2 に酸化され、このNO2 が前記式(2−2)に従って反応して、上記アンモニアによって窒素と水に還元される。
この第2の触媒において、(A)成分と(B)成分と(C)成分の合計のうち、(A)成分と(B)成分は合計にて60〜80重量%を占め、(C)成分は、20〜40重量%を占めると共に、(A)成分と(B)成分のうち、(B)成分は、前述したように、0.5〜5重量%の範囲にあって、(A)成分に担持されていることが好ましい。しかし、一部は、アルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、チタニア等の従来より知られている担体に担持されていてもよい。
第2の触媒において、(A)成分と(B)成分が合計にて60重量%を下回るときは、前記式(2−1)及び(2−2)による反応が抑制され、低温でのNOx 浄化率が低下する。
(C)成分において、固体酸がバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持しているとき、これら元素の酸化物は、(C)成分において、0.1〜10重量%の範囲であることが好ましい。(C)成分における上記元素の酸化物の担持量が0.1重量%を下回るときは、そのような元素の酸化物を固体酸に担持させた効果が殆どなく、他方、10重量%を上回るときは、酸化能が大きくなり、還元剤であるアンモニア又は尿素の酸化が促進されて、その結果、NOx 浄化率が低下する。
第2の触媒において、(C)成分が20重量%を下回るときは、この触媒成分を用いることによる効果が認められなくなり、40重量%よりも多いときは、他の成分による効果が大きく低下する。
本発明によれば、特に、上述した第2の触媒は、適宜の支持体上に(A)成分と(B)成分とを内部触媒成分とする内部触媒層を形成し、その上に(C)成分を表面触媒成分とする表面触媒層を形成してなる触媒構造体として好ましく用いられる。
即ち、本発明による排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒構造体は、
(A)(d)セリア又は
(b)酸化プラセオジム又は
(c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
(B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分とを内部触媒成分として有する内部触媒層と、
(C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分を表面触媒成分として有する表面触媒層とを有する。
このように内部触媒層と表面触媒層とを有する二層触媒構造体によれば、内部触媒層が(A)成分である酸化物触媒成分と(B)成分である貴金属触媒成分を有するので、低温において高いNOx 浄化率を得られると共に、高温域においては、内部触媒層において還元剤が酸化されることなく、NOx が優先的に表面触媒層上で還元剤によって還元されるので、広い温度域で高いNOx 浄化率を得られる。
このような本発明による二層構造を有する触媒構造体において、表面触媒成分/内部触媒成分の重量比は1/1から3/1であることが好ましく、また、表面触媒成分と内部触媒成分の合計量は、通常、触媒構造体の支持体の容積1L当たり、100〜200gの範囲であることが好ましい。表面触媒成分/内部触媒成分の重量比が1/1を下回るときは、表面触媒成分による還元剤によるNOx 還元反応が低下し、表面触媒成分/内部触媒成分の重量比が3/1を上回るときは、内部触媒成分による還元剤による還元反応が損なわれる。また、この重量比は、本発明における反応において、NOx 還元能に大きい影響を及ぼす。この重量比の好ましい値は、温度、酸素濃度、空間速度(SV)等のような反応条件にもよる。
本発明によれば、表面触媒層は、このような表面触媒成分を少なくとも75重量%、特に好ましくは、少なくとも90重量%を含む。表面触媒層において、表面触媒成分の割合が75重量%を下回るときは、還元剤によるNOx の還元反応率が低下すると共に、特に、高温域では、内部触媒層で還元剤が還元されるため、NOx の還元反応率が大きく低下する。
本発明によれば、(A)成分である酸化物触媒成分は、1つの態様として、前記成分(c)として記載されているように、少なくとも2つの元素の酸化物及び/又は複合酸化物(固溶体)、即ち、少なくとも2つの元素の混合物と少なくともそれら2つの元素の複合酸化物(固溶体)とから選ばれる少なくとも1種であってよいが、ここに、上記混合物は、均一な混合物であることが好ましい。しかし、本発明によれば、上記少なくとも2つの元素の酸化物の混合物よりは、上記少なくとも2つの元素の複合酸化物が好ましく用いられ、特に、二元系又は三元系の複合酸化物が好ましく用いられる。
例えば、二元系複合酸化物の場合、固溶体における各元素の酸化物基準重量比は、セリア/酸化プラセオジム複合酸化物、セリア/ジルコニア複合酸化物、セリア/酸化テルビウム複合酸化物、セリア/酸化サマリウム複合酸化物等であれば、好ましくは、80/20から60/40の範囲である。また、三元系複合酸化物の場合、固溶体における酸化物基準重量比は、セリア/酸化ガドリニウム/ジルコニア複合酸化物、セリア/酸化ネオジム/ジルコニア複合酸化物、セリア/ジルコニア/酸化プラセオジム複合酸化物、セリア/ジルコニア/酸化ランタン複合酸化物、セリア/ジルコニア/酸化サマリウム複合酸化物、セリア/ジルコニア/酸化テルビウム複合酸化物等であれば、好ましくは、45/30/30から75/20/5の範囲である。但し、本発明において、これらの複合酸化物中のそれぞれ元素の酸化物基準重量比は、セリア、ジルコニア、酸化テルビウム、酸化プラセオジム、酸化ガドリニウム、酸化ネオジム、酸化サマリウム及び酸化ランタンをそれぞれCeO2、ZrO2、TbO2、Pr611、Ga23、Nd23、Sm23 及びLa23 として計算するものとする。
また、(C)成分において、固体酸として、H−Yゼオライト、H- モルデナイト、H−βゼオライト、H−ZSM−5などの酸型ゼオライトや酸化チタン、ジルコニア、シリカ- アルミナなどを用いることができる。これらのなかで、還元剤の吸着の点からは、H−モルデナイトが最も好ましく用いられる。バナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト及びニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持させた固体酸触媒成分は、前述した固体酸にバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持させたものであって、使用温度領域によって、最適な酸化物成分を選択して用いる必要があるが、200〜300℃の領域では、バナジウムや銅が好ましく用いられ、300℃以上においては、タングステン、モリブデン、鉄、コバルト又はニッケルの酸化物が好ましく用いられる。また、これらを適宜に混合して用いることによって、一層広い温度域で効果的な触媒を得ることができる。
次に、本発明による触媒において用いる触媒成分の調製について説明する。先ず、(A)成分は、例えば、次のような方法によって得ることができる。即ち、先ず、触媒成分を構成する元素の水溶性塩、例えば、硝酸塩の水溶液を中和し、又は加熱加水分解して、水酸化物を形成させた後、得られた生成物を酸化性又は還元性雰囲気中、300〜900℃の温度で焼成して得る。しかし、市販されている上記元素の水酸化物や酸化物を上述したように焼成することによっても、得ることができる。
また、(C)成分のうち、固体酸としては、例えば、市販のH−Yゼオライト、H- モルデナイト、H- βゼオライト、H−ZSM−5、H- SUZ−4などの酸型ゼオライトや酸化チタン、ジルコニア、シリカ- アルミナを用いることができる。このような固体酸にバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持させるには、例えば、従来より知られている金属酸化物担持法、例えば含浸法、イオン交換法、混練法等の方法によればよい。
前述したように、(B)成分は、(A)成分に担持されていることが好ましく、また、一部は、従来より知られている通常の担体に担持されていてもよい。(B)成分を(A)成分や通常の担体に担持させるには、(B)成分を含浸法やイオン交換法等の適宜の手段によって(A)成分や通常の担体に担持させた後、酸化性又は還元性雰囲気中、500〜900℃の温度で焼成すればよい。勿論、必要に応じて、(B)成分を(A)成分に担持させたものと(B)成分を通常の担体に担持させたものとをそれぞれ調製し、これらを混合してもよい。
本発明によれば、触媒成分は、前述したように、粉末や粒状物のような種々の形態にて得ることができる。従って、従来からよく知られている任意の方法によって、このような触媒成分を用いて、例えば、ハニカム、環状物、球状物等のような種々の形状に成形することができる。このような触媒構造体の調製に際して、必要に応じて、適当の添加物、例えば、成形助剤、補強材、無機繊維、有機バインダー等を用いることができる。
特に、本発明による触媒は、任意の形状の支持用の不活性な基材の表面に、例えば、ウォッシュ・コート法によって、(例えば、塗布して、)触媒層を有する触媒構造体とするのが有利である。上記不活性な基材は、例えば、コージーライトのような粘土鉱物や、また、ステンレス鋼のような金属、好ましくは、Fe−Cr−Alのような耐熱性の金属からなるものであってよく、また、その形状は、ハニカム、環状、球状構造等であってよい。
このような本発明による触媒はいずれも、熱に対する抵抗にすぐれるのみならず、硫黄酸化物に対する抵抗性にもすぐれており、ディーゼルエンジンやリーンガソリンエンジン自動車排ガス中のNOx の還元、即ち、脱硝するための触媒として用いるのに好適である。
本発明による触媒は、リーン条件下で、アンモニア又は尿素を還元剤とするNOx の接触還元のための触媒反応に用いられる。リーン条件下の典型的な排ガスは、数百容量ppmのNOx 、5〜6容量%の水、数千容量ppmのCO、数千容量ppmの水素、数千容量ppmの炭化水素及び5〜10容量%の酸素を含む。
本発明による触媒を用いるNOx 接触還元のために好適な温度は、個々のガス組成にもよるが、通常、150〜350℃の範囲であり、好ましくは、200〜300℃の範囲である。上記反応温度域においては、排ガスは、好ましくは、5000〜150000h-1の範囲の空間速度で処理される。
本発明の方法によれば、上述したように、リーン条件下に燃料を燃焼させることによって生成したNOx を還元剤の存在下に上記触媒に接触させることによって、硫黄酸化物又は水分の存在下においても、排ガス中のNOx を安定に且つ効率よく接触還元することができる。
以下に触媒成分である粉体触媒の製造例と共に、これらを用いるハニカム触媒構造体の製造例とそれらハニカム触媒構造体の窒素酸化物還元性能を実施例として挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。以下において、すべての「部」及び「%」は、特に明示しない限り、重量基準である。
(A)触媒成分の調製
製造例1
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)151.37gを加えて、水溶液とし、これに0.1規定のアンモニア水を加えて、セリウムイオンを中和加水分解し、1時間熟成した。得られたスラリーを濾過し、120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア粉体(比表面積138m2/g)を得た。
製造例2
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)164.31gと硝酸プラセオジム(Pr(NO3)3・6H2O)4.47gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とプラセオジム塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/酸化プラセオジム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比95/5、比表面積182m2/g)を得た
製造例3
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)164.31gと硝酸プラセオジム(Pr(NO3)3・6H2O)2.24gと硝酸ランタン(La(NO3)3・6H2O)3.98gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とプラセオジム塩とランタン塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/酸化プラセオジム/酸化ランタン複合酸化物粉体(酸化物基準重量比95/2.5/2.5、比表面積180m2/g)を得た。
製造例4
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)121.06gとオキシ硝酸ジルコニウム(ZrO(NO3)2)28.12gと硝酸ガドリニウム(Gd(NO3)3・6H2O)7.48gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とオキシジルコウム塩とガドリニウム塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/ジルコニア/酸化ガドリニウム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比72/24/4、比表面積198m2/g)を得た。
製造例5
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)109.43gとオキシ硝酸ジルコニウム(ZrO(NO3)2)31.27gと硝酸ネオジム(Nd(NO3)3・6H2O)15.63gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とオキシジルコウム塩とネオジム塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比70/20/10、比表面積171m2/g)を得た。
製造例6
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)103.77gと硝酸テルビウム(Tb(NO3)3・6H2O)40.96gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とテルビウム塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/酸化テルビウム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比70/30、比表面積139m2/g)を得た。
製造例7
イオン交換水1000mLに硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)121.06gとオキシ硝酸ジルコニウム(ZrO(NO3)2)28.12gと硝酸サマリウム(Sm(NO3)3・6H2O)3.40gとを溶解させて、水溶液を調製した。この水溶液に0.1規定のアンモニア水を加え、上記セリウム塩とオキシジルコニウム塩とサマリウム塩を中和加水分解した後、1時間熟成した。得られたスラリーから生成物を濾過にて分離し、これを120℃で24時間乾燥した後、空気中、500℃で3時間焼成して、セリア/ジルコニア/酸化サマリウム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比72/24/4、比表面積187m2/g)を得た。
(2)(B)触媒成分の(A)触媒成分への担持
製造例8
イオン交換水100mLにPt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.4gを加えて、水溶液とし、これに製造例1において調製したセリア粉体60gを投入し、攪拌しながら、100℃で乾燥させた後、空気中、500℃にて3時間焼成し、セリア上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例9
製造例8において、Pt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.4gに代えて、硝酸ロジウム水溶液(ロジウムとして9.0%)2.10gとPt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.4gとを用いた以外は、同様にして、セリア上に白金1%とロジウム0.25%とを担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例10
製造例8において、Pt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.4gに代えて、硝酸パラジウム水溶液(パラジウムとして9.0%)2.10gとPt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.40gとを用いた以外は、同様にして、セリア上に白金1%とパラジウム0.25%とを担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例11
製造例8において、製造例1において調製したセリア粉体に代えて、製造例2において得たセリア/酸化プラセオジム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比95/5、比表面積182m2/g)を用いた以外は、同様にして、セリア/酸化プラセオジム複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例12
製造例8において、製造例1において調製したセリア粉体に代えて、製造例3において得たセリア/酸化プラセオジム/酸化ランタン複合酸化物粉体(酸化物基準重量比95/2.5/2.5、比表面積180m2/g)を用いた以外は、同様にして、セリア/酸化プラセオジム/酸化ランタン複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例13
製造例8において、製造例1において調製したセリア粉体に代えて、製造例4において得たセリア/ジルコニア/酸化ガドリニウム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比72/24/4、比表面積198m2/g)を用いた以外は、同様にして、セリア/ジルコニア/酸化ガドリニウム複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例14
製造例8において、製造例1において調製したセリア粉体に代えて、製造例5において得たセリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比70/20/10、比表面積171m2/g)を用いた以外は、同様にして、セリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例15
製造例8において、製造例1において調製したセリア粉体に代えて、製造例6において得たセリア/酸化テルビウム複合酸化物粉体(酸化物基準重量比70/30、比表面積139m2 /g)を用いた以外は、同様にして、セリア/酸化テルビウム複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例16
イオン交換水100mLにPt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)16.8gを加えて、水溶液とし、これにγ−アルミナ30gと上記セリア粉体30gを投入し、攪拌しながら、100℃で乾燥させた後、空気中、500℃で3時間焼成して、γ−アルミナ/セリア(重量比1/1)上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
製造例17
製造例16において、γ−アルミナ10gとセリア粉体50gを用いた以外は、同様にして、γ−アルミナ/セリア(重量比1/5)上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
(3)(C)触媒成分の調製
製造例18
アンモニアモルデナイト−10(ズードケミカル社製、シリカ/アルミナ比=10)を空気中、500℃で3時間焼成して、H−モルデナイトを得た。
製造例19
アンモニアβ−ゼオライトト−25(ズードケミカル社製、シリカ/アルミナ比=25)を空気中、500℃で3時間焼成して、H−β−ゼオライトを得た。
製造例20
硫酸法の工程から得られたメタチタン酸(TiO(OH)2)(ケミラピグメント社製)を酸化チタン換算で60g計量し、これに適量の水を加え、スラリーとした。このスラリーにメタタングステン酸アンモニウム水溶液(WO3 として50%水溶液)をWO3 換算で6.7gとシュウ酸バナジウム水溶液(V25 として10%水溶液)をV25 換算で0.67gを加え、加え、攪拌しながら、蒸発、乾固させた。これを更に空気中、500℃で3時間焼成して、V25 1%とWO3 10%を担持させた酸化チタン粉体を得た。
製造例21
アンモニウムβ−ゼオライト−25(ズードケミカル杜製、シリカ/アルミナ比=25)を60g計量し、これに適量の水を加え、スラリーとした。このスラリーに硝酸銅をCuO換算で0.62g加え、攪拌しながら、蒸発、乾固させた。これを更に、空気中、500℃で3時間焼成して、CuO1%を担持させたβ−ゼオライト粉体を得た。
製造例22
アンモニウムSUZ−4(日本化学工業杜製、シリカ/アルミナ比=6)を60g計量し、これに適量の水を加え、スラリーとした。このスラリーに硝酸鉄をFe23 換算で0.62g加え、攪拌しながら、蒸発、乾固させた。これを更に、空気中、500℃で3時間焼成して、Fe23 を1%担持させたSUZ−4粉体を得た。
(3)ハニカム触媒構造体の調製
実施例1
製造例16で得たγ−アルミナ及びセリア(重量比/ 1:1)上に白金1%を担持させてなる触媒粉体30gとシリカゾル(日産化学工業(株)製スノーテックスN、シリカとして20重量%)6gと適量の水とを混合した。ジルコニアボール50gを粉砕媒体として用い、この混合物を遊星ミルで5分間粉砕して、ウォッシュ・コート用スラリーを得た。1平方インチ当りのセル数400のコージーライト製ハニカム基体(以下、同じ。)上に上記ウォッシュ・コート用スラリーを塗布して、表面に上記触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合有するハニカム触媒構造体を得た。
実施例2
実施例1と同様にして、製造例17で得たγ−アルミナ及びセリア(重量比/ 1:3)上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を用いて、表面に上記触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合で有するハニカム触媒構造体を得た。
実施例3
実施例1と同様にして、製造例11で得たセリア/ 酸化プラセオジム複合酸化物上に白金1%を担持した粉体と製造例9で得たセリア上に白金1%とロジウム0.25%を担持した粉体と製造例18で得たH−モルデナイト粉体を用いて、表面にこれらの触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合で有するハニカム触媒構造体を得た。
実施例4
製造例13で得たセリア/ジルコニア/酸化ガドリニウム複合酸化物上に白金1%を担持した粉体30gと製造例14で得たセリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物上に白金1%を担持した粉体30gにシリカゾル6gと適量の水とを混合した。ジルコニアボール100gを粉砕媒体として用い、この混合物を遊星ミルで5分間粉砕して、ウォッシュ・コート用スラリーを得た。このスラリーをハニカム基体上に塗布しして、上記触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合で内部触媒成分として有するハニカム構造体を得た。
次に、製造例21で得たCuO1%を担持させたβ−ゼオライト粉体30gにシリカゾル(日産化学工業(株)製スノーテックスN、シリカとして20重量%)3gと適量の水とを混合した。ジルコニアボール50gを粉砕媒体として用い、この混合物を遊星ミルで5分間粉砕して、ウォッシュ・コート用スラリーを得た。このスラリーを上記内部触媒成分を有するハニカム構造体上に塗布して、上記触媒成分を50g/L(ハニカム容積)の割合で表面触媒成分として有するハニカム触媒構造体を得た。
実施例5
実施例4と同様にして、製造例14で得たセリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物上に白金1%を担持させてなる触媒粉体30gと製造例14で得たセリア/ジルコニア/酸化ネオジム複合酸化物上に白金1%を担持した粉体30gにシリカゾル6gと適量の水とを混合した。ジルコニアボール100gを粉砕媒体として用い、この混合物を遊星ミルで5分間粉砕して、ウォッシュ・コート用スラリーを得た。このスラリーをハニカム基体上に塗布しして、上記触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合で内部触媒成分として有するハニカム構造体を得た。
次に、製造例21で得たCuOを1%担持したβゼオライト粉体30gにシリカゾル(日産化学工業(株)製スノーテックスN、シリカとして20重量%)3gと適量の水とを混合した。ジルコニアボール50gを粉砕媒体として用い、この混合物を遊星ミルで5分間粉砕して、ウォッシュ・コート用スラリーを得た。このスラリーを上記内部触媒成分を有するハニカム構造体上に塗布して、上記触媒成分を50g/L(ハニカム容積)の割合で表面触媒成分として有するハニカム触媒構造体を得た。
実施例6
実施例4と同様にして、製造例8で得たセリア上に白金1%を担持させてなる触媒成分を100g/L(ハニカム容積)の割合で内部触媒成分として有するハニカム構造体を得た。次に、製造例22で得た1%Fe23 担持SUZ−4粉体からなる触媒成分を50g/L(ハニカム容積)の割合で表面触媒成分として有するハニカム触媒構造体を得た。
比較例1
イオン交換水100mLにPt(NH3)4 (NO3)2 水溶液(白金として9.0%)8.40gを加えて、水溶液とし、これにγ−アルミナ(住友化学工業(株)製KC−501)60gを投入し、攪拌しながら、100℃で乾燥させた後、空気中、500℃にて3時間焼成して、γ−アルミナ上に白金1%を担持させてなる触媒粉体を得た。
以下、実施例1と同様にして、上記γ−アルミナ上に白金1%を担持させてなる触媒からなる100g/L(ハニカム容積)の割合で塗布されたハニカム触媒構造体を得た。
比較例2
実施例1と同様にして、製造例21で得たCuO1%を担持させたβ−ゼオライト粉体を用いて、100g/L(ハニカム容積)の割合で塗布されたハニカム触媒構造体を得た。
比較例3
実施例1と同様にして、製造例20で得たV25 1%とWO3 10%を担持させた酸化チタン粉体を用いて、100g/L(ハニカム容積)の割合で塗布されたハニカム触媒構造体を得た。
(4)性能試験
上記実施例と比較例による触媒構造体をそれぞれ用いて、窒素酸化物を含むガスを以下の条件下に還元した。窒素酸化物から窒素への変換率(除去率)はケミカル・ルミネッセンス法にて求めた。
試験方法
ガス組成は次のとおりである。
NO : 100ppm
NH3 : 100ppm
SO2 : 50ppm
2 : 9.0%
CO : 0.2%
36(プロピレン): 500ppm
2 : 0%
2O : 6.0%
以下の条件で、触媒反応を行って、それぞれの触媒の性能を調べた。
(i)空間速度:
50000h-1
(ii)反応温度:
200、250、300及び350℃
結果を表1に示す。表1から明らかなように、本発明による触媒は、窒素酸化物の除去率が高い。これに対して、比較例による触媒は、概して、窒素酸化物の除去率が低い。
Figure 2006326437
更に、実施例5及び比較例1〜3による触媒構造体をそれぞれ用いて、上記ガス条件、反応温度750℃として、50時間の耐久試験を行った。結果を表2に示す。表2から明らかなように、本発明による触媒は、硫黄酸化物及び熱(水熱)に対しても、従来の触媒に比べて、非常に高い耐性を有する。
Figure 2006326437

Claims (3)

  1. (A)(a)セリア又は
    (b)酸化プラセオジム又は
    (c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
    (B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と
    とからなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒。
  2. (A)(a)セリア又は
    (b)酸化プラセオジム又は
    (c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
    (B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分と
    (C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分と
    からなることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒。
  3. (A)(d)セリア又は
    (b)酸化プラセオジム又は
    (c)セリウム、ジルコニウム、プラセオジム、ネオジム、テルビウム、サマリウム、ガドリニウム及びランタンから選ばれる少なくとも2つの元素の酸化物の混合物及び/又は複合酸化物からなる酸化物触媒成分と
    (B)白金、ロジウム、パラジウム及びこれらの酸化物から選ばれる少なくとも1種からなる貴金属触媒成分とを内部触媒成分として有する内部触媒層と、
    (C)固体酸及び/又はバナジウム、タングステン、モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケルから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を担持した固体酸からなる固体酸触媒成分を表面触媒成分として有する表面触媒層とを有する排ガス中の窒素酸化物をアンモニア及び/又は尿素を還元剤として用いて接触還元するための触媒構造体。

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