JP2006313732A - 不均一イオン注入装置及び不均一イオン注入方法 - Google Patents

不均一イオン注入装置及び不均一イオン注入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハの異なる領域に異なるドーズで不純物イオンが注入されるようにする不均一イオン注入装置及び不均一イオン注入方法を提供する。
【解決手段】本発明の不均一イオン注入装置は、ウエハの全体領域のうち少なくとも2箇所以上の複数の領域にそれぞれ重なる複数のワイドイオンビームからなるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、ワイドイオンビーム生成器により形成されたワイドイオンビームが照射される間に、ウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、を備える。複数のワイドイオンビームのうち少なくとも一つのワイドイオンビームは、少なくともいずれか他のワイドイオンビームと異なるドーズを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体製造装置及び製造方法に係り、特に、ウエハの異なる領域に異なるドーズで不純物イオンが注入されるようにする不均一イオン注入装置及び不均一イオン注入方法に関する。
一般に、半導体素子、特にDRAM(Dynamic Random Access Memory)のような半導体メモリ素子を製造するためには、多数の単位工程が行わなければならない。単位工程は、積層工程、蝕刻工程、イオン注入工程などを含み、通常、ウエハ単位に行われる。なかでも、イオン注入工程は、強い電場によりボロン、ヒ素などのようなドーパントイオンを加速させてウエハ表面を通らせる工程技術であって、このようなイオン注入により物質の電気的な特性を変化させることができる。
このようなイオン注入工程を行うのに使用される従来のイオン注入装置の概略を、図1に示す。
図1を参照すると、従来のイオン注入装置は、四極(quadrupole)の磁極組立体110、X−スキャナ120、ビーム平衡器130及び加速器140を備えてなる。四極の磁極組立体110は、イオンビームソース(図示せず)から送られてきたイオンビーム102を拡大及び縮小させるためのもので、4つの磁極間のすき間内に磁場を生成させる四つの磁極を有する。この四極の磁極組立体110は、2つのS極及びN極をそれぞれ有する第1磁極組立体111及び第2磁極組立体112からなる。X−スキャナ120は、イオンビーム102がウエハ101に均一に広がるように、X方向にイオンビーム102をスキャニングする。ビーム平衡器130は、イオンビーム102の光経路を平行にする役割を担う。また、加速器140は、帯電された粒子を加速させるためのもので、場合によってはX−スキャナ120の前段に配置されても良い。このように構成される従来のイオン注入装置により、イオンビーム102がX方向にスキャニングしながらウエハ101の表面に照射されるが、このときに、ウエハ101の全表面にわたってイオン注入がなされるように、ウエハ101はY方向に移動する。
図2は、ウエハ101をY方向にスキャニングするようにする装置を示す図である。
図2を参照すると、ウエハ101を支持する支持台(図示せず)は、Y駆動軸210に連結され、Y駆動軸210は、駆動装置220に連結される。駆動装置220の動作によりY駆動軸210は、図面において矢印211で表したように、Y方向に移動し、これによりウエハ101もまたY方向に移動する。このようにウエハ101はY方向に移動する間に、イオンビーム102はX方向にスキャニングしながらウエハ101内に照射される。この過程で、ウエハ101の前後にそれぞれ配置される第1イオンビーム検出器231及び第2イオンビーム検出器232により注入される不純物イオンのドーズ(dose)を検出してドーズ制御のための情報として提供する。
しかしながら、このような従来のイオン注入装置を用いてイオン注入工程を行うと、ウエハ101の全領域にほぼ同じ濃度の不純物イオンが注入される。これは、イオン注入工程だけを考慮する時には好ましい現象であるが、他の単位工程と関連して考慮すると、むしろ好ましくない現象にもなり得る。すなわち、様々な単位工程を行うにおいて、工程結果、例えば、積層される膜質の厚さや蝕刻される度合などは、ウエハ全体面積にわたって均一となるわけではない。これは、各単位工程が持っている多くの変数を正確に制御できないことに起因する。したがって、予想できないか、または正確に制御されない工程変数による工程誤差が常に存在しているのである。
その一例に、ゲート電極を形成する際に、ウエハの位置別にゲート電極の幅を表す臨界寸法(Critical Dimension;以下、‘CD’という。)が異なってくることがある。例えば、ウエハの中心部ではゲート電極のCDが相対的に大きいのに対し、ウエハの周縁部ではゲート電極のCDが相対的に小さいことがある。もちろん、逆の場合も発生することができる。上にも述べたように、このような違いは、様々な単位工程が持っている多くの変数を正確に制御できないことに起因する。このようにゲート電極のCDがウエハの周縁部に比べて中心部においてより大きい場合には、素子のしきい電圧はウエハの周縁部よりもウエハの中心部において相対的に高くなる。もちろん、逆の場合には、素子のしきい電圧は、ウエハの周縁部よりもウエハの中心部において相対的に低くなる。
このウエハの位置別ゲート電極のCDの違いは、素子の集積度が増加するほどより深刻な問題につながる。例えば、最小許容可能なゲート電極のCDが200nmであり、±10%のCDばらつきのみを不良として判定する場合に、収率減少は深刻な問題とされないが、最小許容可能なゲート電極のCDが100nmである場合には、±10%のCDばらつきを不良として判定すると、収率減少が深刻な問題として台頭する。したがって、最小許容可能なゲート電極のCDが100nmである場合には、不良と判定するCDばらつきをさらに小さい範囲、例えば±5%に設定すべきであるが、これに伴う工程マージンの減少により収率減少は依然として大きな問題として残る。
したがって、近来は、単位工程の限界によるウエハ内におけるゲート電極のCDの違いを認める代わりに、その違いの差だけ不均一にイオンを注入してウエハ全体的に均一な特性を有するようにする不均一イオン注入方法が採用されている。すなわち、ウエハ中心部におけるゲートCDが、ウエハの周縁部におけるゲートCDよりも大きい場合、ウエハの中心部では相対的に高いしきい電圧を表し、ウエハの周縁部では相対的に低いしきい電圧を表すことになる。したがって、この場合には、ウエハの中心部には相対的に高い濃度で不純物イオンを注入し、ウエハの周縁部には相対的に低い濃度で不純物イオンを注入する不均一イオン注入を行い、全体的に均一なしきい電圧特性が表れるようにする。その逆の場合には、すなわち、ウエハ中心部におけるゲートCDがウエハの周縁部におけるゲートCDよりも小さい場合には、ウエハの中心部では相対的に低いしきい電圧を表し、ウエハの周縁部では相対的に高いしきい電圧を表すので、ウエハの中心部には相対的に低い濃度で不純物イオンを注入し、ウエハの周縁部には相対的に高い濃度で不純物イオンを注入する不均一イオン注入を行うことによって、全体的に均一なしきい電圧特性が表れるようにする。
米国特許第6,870,170号明細書 米国特許第4,855,604号明細書
しかしながら、これまで提案されてきた不均一イオン注入方法の大部分は、高濃度でドーピングされる領域と低濃度でドーピングされる領域間の境界を表す境界線が不明瞭に形成される等の諸問題を抱えており、実際工程には適用し難かった。
本発明は上記問題を解決するためのもので、その目的は、ウエハの領域別に異なる濃度で不純物イオンを注入することによってウエハの全体にわたって均一な素子特性を有するようにするものの、高濃度の不純物イオン注入領域と低濃度の不純物イオン注入領域間の境界線が明瞭で滑らかに形成されるようにする不均一イオン注入装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入装置は、ウエハの全体領域のうち少なくとも2箇所以上の領域にそれぞれ照射される複数のワイドイオンビームからなるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、前記ワイドイオンビーム生成器により形成されたワイドイオンビームが照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、を備えることを特徴とする。
前記複数のワイドイオンビームのうち、少なくともいずれか一つのワイドイオンビームは、少なくともいずれか他のワイドイオンビームと異なるドーズを有することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の他の実施の形態による不均一イオン注入装置は、ウエハの第1領域及び第2領域にそれぞれ照射される第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームからなるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、前記ワイドイオンビーム生成器により形成されたワイドイオンビームが照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、を備えることを特徴とする。
前記第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームは、互いに異なるドーズを有することが好ましい。
前記第1領域及び第2領域は、前記ウエハの全体面積の1/2に該当する領域であり得る。
この場合、前記第1領域及び第2領域は、垂直方向への境界線により区分されることができる。
この場合、前記第1領域は、前記境界線を基準に前記ウエハの周縁部に隣接する領域であり、前記第2領域は、前記境界線を基準に前記ウエハの中央に隣接する領域であり得る。
前記第1領域及び第2領域は、前記ウエハの全体面積に該当する領域であっても良い。
この場合、前記第1領域及び第2領域は、垂直方向への第1境界線及び第2境界線により区分されることができる。
この場合、前記第1領域は、前記第1境界線及び第2境界線を基準に前記ウエハの周縁部に隣接する領域であり、前記第2領域は、前記第1境界線及び第2境界線を基準に前記ウエハの中央に隣接する領域であり得る。
上記目的を達成するために、本発明の他の実施の形態による不均一イオン注入装置は、一連の複数個の単位第1マグネトロンから構成される第1マグネトロンと、これら単位第1マグネトロンと一定間隔だけ離れて相対向するように配置される一連の複数個の単位第2マグネトロンから構成される第2マグネトロンと、を備えてなり、前記第1マグネトロン及び第2マグネトロン間のウエハの領域に照射されるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、前記ワイドイオンビーム生成器により形成されるワイドイオンビームが照射されるウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、を備えることを特徴とする。
前記第1マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、第1バイアスが印加される第1グループの第1単位マグネトロンと、前記第1バイアスと異なる大きさの第2バイアスが印加される第2グループの第1単位マグネトロンと、を含み、前記第2マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、前記第1バイアスが印加される第1グループの第2単位マグネトロンと、前記第2バイアスが印加される第2グループの第2単位マグネトロンと、を含むことができる。
この場合、前記第1グループの第1単位マグネトロンと前記第1グループの第2単位マグネトロンとの間に、第1ドーズを有する第1ワイドイオンビームが生成され、前記第2グループの第1単位マグネトロンと前記第2グループの第2単位マグネトロンとの間には、前記第1ドーズと異なる大きさの第2ドーズを有する第2ワイドイオンビームが生成されるように、前記第1グループの第1単位マグネトロン及び第1グループの第2単位マグネトロンが相対向するように配置され、前記第2グループの第1単位マグネトロン及び前記第2グループの第2単位マグネトロンが相対向するように配置されることができる。
前記第1マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、互いに離れて配置されて第1バイアスが印加される第1グループ及び第2グループの第1単位マグネトロンと、前記第1グループ及び第2グループの第1単位マグネトロンの間に配置されて前記第1バイアスと異なる大きさの第2バイアスが印加される第3グループの第1単位マグネトロンと、を有しても良い。
この場合、前記第1及び第2グループの第1単位マグネトロンと前記第1及び第2グループの第2単位マグネトロンとの間に、第1ドーズを有する第1ワイドイオンビームが生成され、前記第3グループの第1単位マグネトロン及び前記第3グループの第2単位マグネトロンとの間には、前記第1ドーズと異なる大きさの第2ドーズを有する第2ワイドイオンビームが生成されるように、前記第1及び第2グループの第1単位マグネトロンと第1及び第2グループの第2単位マグネトロンがそれぞれ相対向するように配置され、前記第3グループの第1単位マグネトロン及び前記第3グループの第2単位マグネトロンが相対向して配置されることができる。
上記他の目的を達成するために、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入方法は、相異なる第1ドーズ及び第2ドーズを有する第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームからなるワイドイオンビームをウエハに照射する段階と、前記ワイドイオンビームが前記ウエハに照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させる段階と、を備える。
前記不均一イオン注入方法は、前記ワイドイオンビームと前記ウエハの全体面積のうち最大限でも半分以下の領域が重なるように前記ウエハを配置する段階をさらに備えることができる。
この場合、前記第1ワイドイオンビームは、前記ウエハの周縁部に隣接する領域と重なり、前記第2ワイドイオンビームは、前記ウエハの中心に隣接する領域と重なるようにすることができる。
また、前記不均一イオン注入方法は、前記ウエハを初期状態から上下または左右に一定距離だけ移動させて配置する段階をさらに備えることができる。
前記第1ワイドイオンビームは、前記第2ワイドイオンビームの両側に分けて形成されても良い。
この場合、前記ワイドイオンビームと前記ウエハの全体領域が重なるように前記ウエハを配置する段階をさらに備えることができる。
この場合、前記第1ワイドイオンビームは、前記ウエハの両縁部に隣接する領域と重なり、前記第2ワイドイオンビームは、前記ウエハの中心に隣接する領域に重なるようにすることができる。
さらに、前記ウエハを初期状態で上下または左右に一定距離だけ移動させて配置する段階を備えることができる。
前記ウエハは、20〜1500rpmの速度で回転されると好ましい。
前記ウエハは、複数回回転されることができる。
上記他の目的を達成するために、本発明の他の実施形態による不均一イオン注入方法は、相異なるドーズを有する複数のワイドイオンビームをウエハに照射する段階と、前記ワイドイオンビームが前記ウエハに照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させる段階と、を備えることを特徴とする 。
本発明による不均一イオン注入装置及びこれを用いたイオン注入方法によれば、ウエハを回転させながらそれぞれ異なるドーズのワイドイオンビームからなるワイドイオンビームをウエハに照射するため、異なる濃度で不純物イオンが注入される領域間の境界を滑らかな円形とすることができ、また、ワイドイオンビームに対するウエハの位置を適宜移動させられるため、それぞれ異なる濃度で不純物イオンが注入される領域の配置を適宜調節可能になるという利点が得られる。
以下、添付の図面に基づき、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明の実施の形態は様々に変形することができ、本発明の範囲が後述される実施の形態により限定されるものと解釈されてはいけない。
図3は、本発明による不均一イオン注入装置を示す図である。
同図において、不均一イオン注入装置は、イオンビームソースから送られてきたイオンビーム301を拡大及び縮小させる四極の磁極組立体310と、四極の磁極組立体310から伝送されるイオンビームを、ワイドイオンビームの形態に変形して出射するワイドイオンビーム生成器320と、帯電された粒子を加速させる加速器330とを備えてなる。また、図示せぬが、ウエハ101を一定速度、例えば、略20〜1500rpmの速度で回転させられるウエハ回転装置も備える。
四極の磁極組立体310は、4個の磁極間のすき間内に磁場を生成させる四極の磁極を有する。このような四極の磁極組立体310は、2個のS極及びN極をそれぞれ有する第1磁極組立体311及び第2磁極組立体312からなる。
ワイドイオンビーム生成器320は、四極の磁極組立体310から出射されるイオンビーム301を、ワイド形態のイオンビームに変形して出射するものの、マルチポール(multi-pole)マグネトロンからなり、領域別に不純物イオンの濃度を異ならせることができる。ワイドイオンビーム生成器320の詳細は後述される。
加速器330は、帯電された粒子を加速させる機能を担うもので、場合によってはワイドイオンビーム生成器320の前段に配置されても良い。
図4は、図3の不均一イオン注入装置のワイドイオンビーム生成器の一例を示す図である。図5は、ウエハと図4のワイドイオンビーム生成器をA方向から見た図である。
図4及び図5を参照すると、一例によるワイドイオンビーム生成器400は、上下に互いに一定間隔dだけ離れて配置される上部マグネトロン410と下部マグネトロン420とからなる。上部マグネトロン410と下部マグネトロン420間の間隔dは、少なくともウエハの直径よりも大きい。特に、図5に示すように、上部マグネトロン410の下部面は、ウエハ101の最上部面よりも上に配置され、下部マグネトロン420の上部面は、ウエハ101の最下部面よりも下に配置される。上部マグネトロン410の幅w及び下部マグネトロン420の幅wとも、ウエハの半径程度に該当する大きさを有する。従って、本例によるワイドイオンビーム生成器400により生成されるワイドイオンビーム302は、ウエハ101の全体面積のほぼ半分に該当する面積を有する。
上部マグネトロン410は、一体型でない複数個の単位上部マグネトロン411a,…,411e,412a,412b及び412cが互いに並んで付着されてなる。本例において単位上部マグネトロンの個数は8であるが、これは一例に過ぎず、これよりも少なくても多くても良い。それぞれの単位上部マグネトロン411a,…,411e,412a,412b及び412cにはそれぞれ電源(図示せず)が接続され、この電源からグループ別に異なる大きさの電圧が印加される。すなわち、第1上部グループ411の第1単位上部マグネトロン411a,…,411eには、相対的に小さい大きさの電圧が印加され、第2上部グループ412の第2単位上部マグネトロン412a,412b及び412cには、相対的に大きい大きさの電圧が印加されることができる。逆に、第1上部グループ411の第1単位上部マグネトロン411a,…,411eには、相対的に大きい大きさの電圧が印加され、第2上部グループ412の第2単位上部マグネトロン412a,412b及び412cには、相対的に小さい大きさの電圧が印加されても良い。
下部マグネトロン420もまた、上部マグネトロン410と同様に、一体型でない複数個の単位下部マグネトロン421a,…,421e,422a,422b及び422cが互いに並んで付着されてなる。それぞれの単位下部マグネトロン421a,…,421e,422a,422b及び422cにはそれぞれ電源(図示せず)が接続され、この電源からグループ別に異なる大きさの電圧が印加される。すなわち、第1下部グループ421の第1単位下部マグネトロン421a,…,421eには、相対的に小さい大きさの電圧が印加され、第2下部グループ422の第2単位下部マグネトロン422a,422b及び422cには、相対的に大きい大きさの電圧が印加されることができる。逆に、第1下部グループ411の第1単位下部マグネトロン421a,…,421eには、相対的に大きい大きさの電圧が印加され、第2下部グループ412の第2単位下部マグネトロン422a,422b及び422cには、相対的に小さい大きさの電圧が印加されても良い。
上部マグネトロン410の第1上部グループ411に含まれる第1単位上部マグネトロン411a,…,411eと下部マグネトロン420の第1下部グループ421に含まれる第1単位下部マグネトロン421a,…,421eのそれぞれは、垂直方向に一定間隔dだけ離れて相対向するように配置される。これと同様に、上部マグネトロン410の第2上部グループ412に含まれる第2単位上部マグネトロン412a,412b及び412cと下部マグネトロン420の第2下部グループ422に含まれる第2単位下部マグネトロン422a,422b及び422cのそれぞれもまた、垂直方向に一定間隔dだけ離れて相対向するように配置される。
したがって、第1単位上部マグネトロン411a,…,411eと第1単位下部マグネトロン421a,…,421eに相対的に高い電圧が印加され、第2単位上部マグネトロン412a,412b,412cと第2単位下部マグネトロン422a,422b,422cに相対的に低い電圧が印加される場合には、ワイドイオンビームのうち、第1単位上部マグネトロン411a,…,411eと第1単位下部マグネトロン421a,…,421eとの間のワイドイオンビームは、相対的に高いドーズを有するように形成され、第2単位上部マグネトロン412a,412b,412cと第2単位下部マグネトロン422a,422b,422cとの間のワイドイオンビームは、相対的に低いドーズを有するように形成される。
逆に、第1単位上部マグネトロン411a,…,411eと第1単位下部マグネトロン421a,…,421eに相対的に低い電圧が印加され、第2単位上部マグネトロン412a,412b,412cと第2単位下部マグネトロン422a,422b,422cに相対的に高い電圧が印加される場合には、ワイドイオンビームのうち、第1単位上部マグネトロン411a,…,411eと第1単位下部マグネトロン421a,…,421eとの間のワイドイオンビームは、相対的に低いドーズを有するように形成され、第2単位上部マグネトロン412a,412b,412cと第2単位下部マグネトロン422a,422b,422cとの間のワイドイオンビームは、相対的に高いドーズを有するように形成されることは勿論である。
本例が適用された不均一イオン注入装置では、上記の構造を有するワイドイオンビーム生成器400を用いて、それぞれ異なるドーズのワイドイオンビームからなるワイドイオンビーム302をウエハ101に照射する。ワイドイオンビーム生成器400により生成されるワイドイオンビーム302の面積に重なるウエハ101の面積は、ウエハ101の全体面積のほぼ1/2となる。従って、ワイドイオンビーム302内の不純物イオンは、ウエハ101の半分に該当する面積に対してのみ注入される。ワイドイオンビーム302がウエハ101に照射される間に、ウエハ101は、図5において矢印で示すように、一定方向に回転される。図面では時計方向に回転させる例を示しているが、反対方向である反時計回り方向に回転させても良い。すなわち、ウエハ101が回転しながら、ウエハ101の半分に該当する面積に対してのみ不純物イオンが注入され、特に、ワイドイオンビーム302がそれぞれ異なるドーズを有するワイドイオンビームから構成されているので、ウエハ101の中心部と周縁部にはそれぞれ異なる濃度の不純物イオンが注入される。
図6及び図7は、図4及び図5のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法を説明するための図である。
まず、図6を参照すると、相対的に低い第1ドーズの第1ワイドイオンビーム302a−1と、相対的に高い第2ドーズの第2ワイドイオンビーム302a−2とからなるワイドイオンビーム302を形成する。第1ワイドイオンビーム302a−1は、第1グループ411内の各単位上部マグネトロンと第1下部グループ421内の各単位下部マグネトロンにより生成され、第2ワイドイオンビーム302a−2は、第2上部グループ412内の各単位上部マグネトロンと第2下部グループ422内の各単位下部マグネトロンにより生成される。図面では第1上部グループ411、第2上部グループ412、第1下部グループ421及び第2下部グループ422内の単位マグネトロンを具体的に示していないが、これは、図面の簡略化のためのもので、実際には、図4及び図5に示すように、複数個の単位マグネトロンが存在する。
本例のように、相対的に低い第1ドーズの第1ワイドイオンビーム302a−1と相対的に高い第2ドーズの第2ワイドイオンビーム302a−2を形成するためには、第1上部グループ411内の第1単位上部マグネトロンと第1下部グループ421内の第1単位下部マグネトロンには相対的に低い電圧を印加し、第2上部グループ412内の第2単位上部マグネトロンと第2下部グループ422内の第2単位下部マグネトロンには相対的に高い電圧を印加する。もし、ドーズを反対にしたい場合には、印加される電圧の大きさを変えれば良い。
上記のような条件でイオン注入を行うと、図5及び図6に示すように、ワイドイオンビーム302と重なるウエハ101の左側に対してのみイオン注入がなされる。この場合、第1ワイドイオンビーム302a−1と第2ワイドイオンビーム302a−2の境界に該当する垂直線により、ウエハ101に注入される不純物イオンの濃度はウエハ101の周縁部に隣接する領域と中心に隣接する領域とに区別される。つまり、第1ワイドイオンビーム302a−1によりウエハ101の周縁部に隣接する領域には相対的に低い第1ドーズの不純物イオンが注入され、第2ワイドイオンビーム302a−2によりウエハ101の中心に隣接する領域には相対的に高い第2ドーズの不純物イオンが注入される。
このようなイオン注入がウエハ101の全体面積にわたってなされるようにするためには、ワイドイオンビーム302がウエハ101に照射される間に、ウエハ101を、図面において矢印で表すように、一定方向に回転させる。回転速度は、略20〜1500rpmとする。イオン注入がなされる間にウエハ101が連続して回転することによって、ウエハ101の全領域にわたってイオン注入がなされる。このようにウエハ101を回転させながら、ワイドイオンビーム302をウエハ101に照射すると、図7に示すように、ウエハ101の不純物イオンが注入された領域は、相対的に高い濃度の不純物イオンが注入される第1領域101−1と、相対的に低い濃度の不純物イオンが注入される第2領域101−2とに区分される。ここで、第1領域101−1は、ウエハ101の中心領域であり、第2領域101−2は、ウエハ101の周縁領域である。第1領域101−1は、ウエハ101が360゜回転する間に継続して第2ワイドイオンビーム302a−2によりイオン注入された領域である。第2領域101−2は、ウエハ101が360゜回転する間に、一区間では第1ワイドイオンビーム302a−1によりイオン注入がなされ、他の区間では第2ワイドイオンビーム302a−2によりイオン注入がなされた領域である。従って、イオン注入が完全に終わった後には、第1領域101−1における不純物イオンの濃度が第2領域101−2における不純物濃度に比べてより高くなる。
このように、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302をウエハ101に照射する一連の過程は、連続的に行われる。従って、ウエハ101の全領域にわたって不純物イオンが連続して注入され、その結果、第1領域101−1と第2領域101−2との境界線は滑らかな円形となる。ここでは、ウエハ101の回転を360゜回転、すなわち1回転としたが、それより多い複数回回転にしても良い。ウエハ101が多く回転するほど、第1領域101−1と第2領域101−2との境界線は一層円形となることは当然である。
図8は、図3の不均一イオン注入装置のワイドイオンビーム生成器の他の例を示す図である。図9は、ウエハと図8のワイドイオンビーム生成器をA方向から見た図である。
図8及び図9を参照すると、本例によるワイドイオンビーム生成器500もまた、上下に互いに一定間隔d’だけ離れて配置される上部マグネトロン510と下部マグネトロン520とから構成される。上部マグネトロン510と下部マグネトロン520間の間隔d’は少なくともウエハ101の直径よりも大きいという点では、上記一例によるワイドイオンビーム生成器400の場合と同様である。従って、本例でも、上部マグネトロン510の下部面は、ウエハ101の最上部面よりも上に配置され、下部マグネトロン520の上部面は、ウエハ101の最下部面よりも下に配置される。しかしながら、上部マグネトロン510の幅w’及び下部マグネトロン520の幅w’とも、略ウエハ101の直径に該当する大きさを有する点では上記一例によるワイドイオンビーム生成器400の場合と異なっている。従って、本例によるワイドイオンビーム生成器500により生成されたワイドイオンビーム302’は、ウエハ101の全体面積よりも大きい断面積を有し、ウエハ101の全体面積に重なる。
上部マグネトロン510は、一体型でない複数個の単位上部マグネトロン511a,…,511e,512a,…,512e,513a,513b及び513cが並んで互いに付着されてなる。第1単位上部マグネトロン511a,…,511eと第2単位上部マグネトロン512a,…,512eは両端部に配置されてそれぞれ第1上部グループ511及び第2上部グループ512を構成し、それらの間には第3単位上部マグネトロン513a,513b,513cが第3上部グループ513として配置される。それぞれの単位上部マグネトロン511a,…,511e,512a,…,512e,513a,513b及び513cにはそれぞれ電源(図示せず)が接続され、この電源からグループ別に異なる大きさの電圧が印加される。すなわち、第1単位上部マグネトロン511a,…,511e及び第2単位上部マグネトロン512a,…,512eには相対的に小さい大きさの電圧が印加され、第3単位上部マグネトロン513a,513b及び513cには相対的に大きい大きさの電圧が印加される。逆の場合も成立することは当然である。
下部マグネトロン520もまた、一体型でない複数個の単位下部マグネトロン521a,…,521e,522a,…,522e,523a,523b及び523cが並んで互いに付着されてなる。第1単位下部マグネトロン521a,…,521eと第2単位下部マグネトロン522a,…,522eは両端部に配置されてそれぞれ第1下部グループ521及び第2下部グループ522を構成し、それらの間には第3単位下部マグネトロン523a,523b,523cが第3下部グループ523として配置される。それぞれの単位下部マグネトロン521a,…,521e,522a,…,522e,523a,523b及び523cにはそれぞれ電源(図示せず)が接続され、この電源からグループ別に異なる大きさの電圧が印加される。すなわち、第1単位下部マグネトロン521a,…,521e及び第2単位下部マグネトロン522a,…,522eには相対的に小さい大きさの電圧が印加され、第3単位下部マグネトロン523a,523b及び523cには相対的に大きい大きさの電圧が印加される。逆の場合も成立することは当然である。
第1単位上部マグネトロン511a,…,511e及び第2単位上部マグネトロン512a,…,512eは、第1単位下部マグネトロン521a,…,521e及び第2単位下部マグネトロン522a,…,522eとそれぞれ垂直方向に一定間隔d’だけ離れて相対向するように配置される。同様に、第3単位上部マグネトロン513a,513b及び513cと第3単位下部マグネトロン523a,523b及び523cのそれぞれも垂直方向に一定間隔d’だけ離れて相対向するように配置される。
従って、第1単位上部マグネトロン511a,…,511eと第1単位下部マグネトロン521a,…,521eに相対的に低い電圧が印加されると、それらの間には相対的に低いドーズの第1ワイドイオンビーム302b−1が形成される。同様に、第2単位上部マグネトロン512a,…,512eと第2単位下部マグネトロン522a,…,522eに相対的に低い電圧が印加されると、それらの間にもまた相対的に低いドーズの第2ワイドイオンビーム302b−2が形成される。一方、第3単位上部マグネトロン513a,513b,513cと第3単位下部マグネトロン523a,523b,523cに相対的に低い電圧が印加されると、それら間には相対的に高いドーズの第3ワイドイオンビーム302b−3が形成される。逆に、第1ワイドイオンビーム302b−1と第2ワイドイオンビーム302b−2が相対的に高いドーズを有するようにし、第3ワイドイオンビーム302b−3が相対的に低いドーズを有するようにすることも可能である。
本例が適用される不均一イオン注入装置においても上記構造を有するワイドイオンビーム生成器500を用いてそれぞれ異なるドーズのワイドイオンビームを有するワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する。ワイドイオンビーム生成器500により生成されるワイドイオンビーム302'の面積に重なるウエハ101の面積は、ウエハ101の全体面積となる。ワイドイオンビーム302'がウエハ101に照射される間に、ウエハ101は、図9において矢印で示すように、一定方向に回転される。図面には時計回り方向に回転させる例が示されているが、反対方向である反時計回り方向に回転させても良い。すなわち、ウエハ101が回転しながら、ウエハ101の全体面積に対して不純物イオンが注入され、特に、ワイドイオンビーム302'がそれぞれ異なるドーズを有するワイドイオンビームから構成されているので、ウエハ101の中心部と周縁部には異なる濃度の不純物イオンが注入される。
具体的に説明すると、ウエハ101が回転し始まる初期状態では、ワイドイオンビーム302'は、相対的に低い第1ドーズの第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2と、相対的に高い第2ドーズの第3ワイドイオンビーム302b−3とを含む。上にも述べたように、第1ワイドイオンビーム302b−1は、第1上部グループ511内の第1単位上部マグネトロンと第1下部グループ521内の第1単位下部マグネトロンにより生成され、第2ワイドイオンビーム302b−2は、第2上部グループ512内の第2単位上部マグネトロンと第2下部グループ522内の第2単位下部マグネトロンにより生成される。また、第3ワイドイオンビーム302b−3は、第3上部グループ513内の第3単位上部マグネトロンと第3下部グループ523内の第3単位下部マグネトロンにより生成される。
本例のように、相対的に低い第1ドーズの第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2と、相対的に高い第3ドーズの第3ワイドイオンビーム302b−3を生成するためには、第1及び第2上部グループ511,512内の第1及び第2単位上部マグネトロンと第1及び第2下部グループ521,522内の第1及び第2単位下部マグネトロンには相対的に低い電圧を印加し、第3上部グループ513内の第3単位上部マグネトロンと第3下部グループ523内の第3単位下部マグネトロンには相対的に高い電圧を印加する。仮に、ドーズを反対にしたい場合には、印加される電圧の大きさを変えれば良い。
前記のような条件でイオン注入を行うと、ウエハ101の全体面積に対してイオン注入がなされる。この場合、第1ワイドイオンビーム302b−1と第3ワイドイオンビーム302b−3との境界に対応する垂直線と、第2ワイドイオンビーム302b−2と第3ワイドイオンビーム302b−3の境界に対応する垂直線により、ウエハ101に注入される不純物イオンの濃度は、ウエハ101の左右側の周縁領域と中心領域とに区別される。つまり、第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2によりウエハ101の左右側の周縁領域には相対的に低い第1ドーズの不純物イオンが注入され、第3ワイドイオンビーム302b−3によりウエハ101の中心領域には相対的に高い第2ドーズの不純物イオンが注入される。
このようなイオン注入は、ウエハ101の回転によりウエハ101の全領域にわたって同一に行われる。ウエハ101が360゜回転する間に、上記のイオン注入が連続して行われることによって、図7に示すように、ウエハ101内の不純物イオンが注入された領域は、相対的に高い濃度の不純物イオンが注入される第1領域101−1と相対的に低い濃度の不純物イオンが注入される第2領域101−2とに区分される。ここで、第1領域101−1は、ウエハ101の中心領域であり、第2領域101−2は、ウエハ101の周縁部領域である。第1領域101−1は、ウエハ101が360゜回転する間に、継続して第3ワイドイオンビーム302b−3によりイオン注入がなされた領域である。第2領域101−2は、ウエハ101が360゜回転する間に、一区間では第1ワイドイオンビーム302b−1によりイオン注入がなされ、他の区間では第2ワイドイオンビーム302b−2によりイオン注入がなされ、さらに他の区間では第3ワイドイオンビーム302b−3によりイオン注入がなされた領域である。従って、イオン注入が完全に終わった後には、第1領域101−1における不純物イオンの濃度が第2領域101−2における不純物濃度に比べてより高くなる。
このように、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する一連の過程は、連続的に行われる。従って、ウエハ101の全領域にわたって不純物イオンが連続して注入され、その結果、第1領域101−1と第2領域101−2との境界線は滑らかな円形となる。ここでは、ウエハ101の回転を360゜回転、すなわち1回転としたが、それより多い複数回の回転にしても良い。ウエハ101が多く回転するほど、第1領域101−1と第2領域101−2との境界線は、より滑らかな円形となることは当然である。
図10及び図11は、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法の第1例を説明するための図である。
図10及び図11を参照すると、本例で使用する不均一イオン注入装置は、図4及び図5に示したワイドイオンビーム生成器400を採用している。従って、本例においてワイドイオンビーム生成器400についての説明は省かれる。本例による不均一イオン注入方法では、ワイドイオンビーム生成器400に対するウエハ101の位置を変更した状態で、図面中の矢印方向にウエハ101を回転させながら、ワイドイオンビーム生成器400により生成されたワイドイオンビーム302を連続してウエハ101に照射する。
具体的に説明すると、ウエハ101のフラットゾーン(flat zone)101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置をY方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の上部の一部領域、すなわち上部マグネトロン410の上部に在る領域は、ワイドイオンビーム302と重ならず、よって、この領域には不純物イオンが注入されない。一方、ウエハ101の残り領域の一部、すなわち、上部マグネトロン410と下部マグネトロン420との間に在る領域のうち左側の半分領域はワイドイオンビーム302と重なり、よって、この領域にのみ不純物イオンが注入される。
ワイドイオンビーム302は、第1上部グループ411及び第1下部グループ421により相対的に低い(または、高い)ドーズを有するように形成される第1ワイドイオンビーム302a−1と、第2上部グループ412及び第2下部グループ512により相対的に高い(または、低い)ドーズを有するように形成される第2ワイドイオンビーム302a−2とからなる。従って、ワイドイオンビーム302を上記のようにウエハ101の一定領域に照射されるように配置した状態でウエハ101を回転させることによって、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入される。
第1ワイドイオンビーム302a−1が第2ワイドイオンビーム302a−2よりも低いドーズを有する場合、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも高く、これと逆の場合には、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも低い。ここで、第1領域101−1は、ウエハ101のフラットゾーン101f側に偏って配置されているが、これは、ウエハ101の初期配置状態がY方向に一定距離だけ上向配置された状態であるためである。このようにウエハ101の初期配置状態をY方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置を、ウエハ101のフラットゾーン101fに適宜偏らせることができる。
図12及び図13は、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法の第2例を説明するための図である。
図12及び図13を参照すると、本例で使用する不均一イオン注入装置もまた、図4及び図5に示したワイドイオンビーム生成器400を採用している。従って、本例においてもワイドイオンビーム生成器400についての説明は省かれる。本例による不均一イオン注入方法において、ワイドイオンビーム生成器400に対するウエハ101の位置を変更した状態で、図面中の矢印方向にウエハ101を回転させながら、ワイドイオンビーム生成器400により生成されたワイドイオンビーム302を連続してウエハ101に照射する。
具体的に説明すると、ウエハ101のフラットゾーン(flat zone)101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置をY方向と逆の方向、つまり−Y方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の下部の一部領域、すなわち下部マグネトロン420の下側に在る領域はワイドイオンビーム302と重ならず、よって、この領域には不純物イオンが注入されない。一方、ウエハ101の残り領域の一部、すなわち上部マグネトロン410と下部マグネトロン420との間に在る領域のうち左側の半分領域は、ワイドイオンビーム302と重なり、よって、この領域にのみ不純物イオンが注入される。相対的に低い(または、高い)ドーズを有するように形成される第1ワイドイオンビーム302a−1と、相対的に高い(または、低い)ドーズを有するように形成される第2ワイドイオンビーム302a−2とからなるワイドイオンビーム302を、上記のようにウエハ101の一定領域に照射されるように配置した状態でウエハ101を回転させることによって、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入される。ここで、第1領域101−1はウエハ101のフラットゾーン101f側とは反対方向に偏って配置され、これは、ウエハ101の初期配置状態が−Y方向に一定の距離だけ下向配置された状態であるためである。このようにウエハ101の初期配置状態を-Y方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101のフラットゾーン101fの反対方向に向かって適宜偏らせることができる。
図14及び図15は、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法の第3例を説明するための図である。
図14及び図15を参照すると、本例で使用する不均一イオン注入装置もまた、図4及び図5に示したワイドイオンビーム生成器400を採用している。従って、本例においてもワイドイオンビーム生成器400についての説明は省かれる。本例による不均一イオン注入方法において、ワイドイオンビーム生成器400に対するウエハ101の位置を変更した状態で、図面中の矢印方向にウエハ101を回転させながら、ワイドイオンビーム生成器400により生成されたワイドイオンビーム302を連続してウエハ101に照射する。
具体的に説明すると、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置をX方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の右側領域及び左側領域の中央に隣接する一定領域は、ワイドイオンビーム302と重ならず、よって、この領域には不純物イオンが注入されない。一方、ウエハ101の残りの左側領域はワイドイオンビーム302と重なり、よって、この領域にのみ不純物イオンが注入される。相対的に低い(または、高い)ドーズを有するように形成される第1ワイドイオンビーム302a−1と、相対的に高い(または、低い)ドーズを有するように形成される第2ワイドイオンビーム302a−2とからなるワイドイオンビーム302を、上記のようにウエハ101の一定領域に照射されるように配置した状態でウエハ101を回転させることによって、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入される。ここで、第1領域101−1はウエハ101の−X方向である左側方向へより偏るように配置され、これは、ウエハ101の初期配置状態がX方向に一定の距離だけ左向配置された状態であるためである。このようにウエハ101の初期配置状態をX方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101の左側に適宜偏らせることができる。
図16及び図17は、本発明の一実施の形態による不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法の第4例を説明するための図である。
図16及び図17を参照すると、本例で使用する不均一イオン注入装置もまた、図4及び図5に示したワイドイオンビーム生成器400を採用している。従って、本例においてもワイドイオンビーム生成器400についての説明は省かれる。本例による不均一イオン注入方法において、ワイドイオンビーム生成器400に対するウエハ101の位置を変更した状態で、図面中の矢印方向にウエハ101を回転させながら、ワイドイオンビーム生成器400により生成されたワイドイオンビーム302を連続してウエハ101に照射する。
具体的に説明すると、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置を−X方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の右側領域の一部と左側領域の一部がワイドイオンビーム302と重ならず、よってこの領域には不純物イオンが注入されない。一方、不純物イオンが注入されないウエハ101の右側領域の一部と左側領域の一部との間の領域は、ワイドイオンビーム302と重なり、よってこの領域にのみ不純物イオンが注入される。相対的に低い(または、高い)ドーズを有するように形成される第1ワイドイオンビーム302a−1と、相対的に高い(または、低い)ドーズを有するように形成される第2ワイドイオンビーム302a−2とからなるワイドイオンビーム302を、上記のようにウエハ101の一定領域に照射されるように配置した状態でウエハ101を回転させることによって、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2に、それぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入される。ここで、第1領域101−1は、ウエハ101のX方向側である右側方向へより偏るように配置され、これは、ウエハ101の初期配置状態が−X方向に一定の距離だけ右向配置された状態であるためである。このようにウエハ101の初期配置状態を−X方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101の右側に適宜偏らせることができる。
図18乃至図21は、本発明の他の実施の形態による不均一イオン注入装置を用いた不均一イオン注入方法の様々な例を説明するための図である。図18乃至図21に示す不均一イオン注入装置は、図8及び図9に示したワイドイオンビーム生成器500を採用しており、従って、以下ではワイドイオンビーム生成器500についての重複説明は省かれる。
まず、図18に示す例は、図11に示すように、ウエハ101の第1領域101−1を下部に偏らせるためのものである。つまり、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置をY方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の上部の一部領域、すなわち上部マグネトロン510の上部に在る領域はワイドイオンビーム302'と重ならず、よってこの領域には不純物イオンが注入されない。一方、ウエハ101の残り領域、すなわち、上部マグネトロン510と下部マグネトロン520との間に在る領域はワイドイオンビーム302'と重なり、よってこの領域にのみ不純物イオンが注入される。ワイドイオンビーム302は、第1上部グループ511及び第1下部グループ521と第2上部グループ512及び第2下部グループ522により相対的に低い(または、高い)ドーズを有するように形成される第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2と、第3上部グループ513及び第3下部グループ523により相対的に高い(または、低い)ドーズを有するように形成される第3ワイドイオンビーム302b−3とを含む。第3ワイドイオンビーム302b−3は中央に配置され、第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2は、第3ワイドイオンビーム302b−3の両側にそれぞれ配置される。
このように構成されるワイドイオンビーム302'にウエハ101の上部が重ならないようにウエハ101を配置した状態で、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する。こうすると、図11に示すように、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入され、特に、第1領域101−1はウエハ101のフラットゾーン101f側へより偏るように形成される。第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2が第3ワイドイオンビーム302b−3よりも低いドーズを有する場合、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも高く、その逆の場合には、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも低い。このようにウエハ101の初期配置状態をY方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101のフラットゾーン101fに適宜偏らせることができる。
次に、図19に示す例は、図13に示すように、ウエハ101の第1領域101−1を上部に偏らせるためのものである。つまり、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置を−Y方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の下部領域、すなわち下部マグネトロン520の下部に在る領域はワイドイオンビーム302'と重ならず、よってこの領域には不純物イオンが注入されない。一方、ウエハ101の残り領域、すなわち上部マグネトロン510と下部マグネトロン520との間に在る領域は、ワイドイオンビーム302'と重なり、よってこの領域にのみ不純物イオンが注入される。
このようにワイドイオンビーム302'にウエハ101の下部が重ならないようにウエハ101を配置した状態で、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する。こうすると、図13に示すように、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入され、特に、第1領域101−1は、ウエハ101のフラットゾーン101fの反対側へより偏るように形成される。第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2が、第3ワイドイオンビーム302b−3よりも低いドーズを有する場合、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも高く、その逆の場合には、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも低い。このようにウエハ101の初期配置状態をY方向と反対方向の−Y方向に適宜調節することによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101のフラットゾーン101fの反対側に適宜偏らせることができる。
次いで、図20に示す例は、図15に示すように、ウエハ101の第1領域101−1を左側に偏らせるためのものである。つまり、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置をX方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の右側領域の一部領域は、ワイドイオンビーム302'と重ならず、よってこの領域には不純物イオンが注入されない。一方、不純物イオンが注入されない右側の一部領域以外のウエハ101の残り領域は、ワイドイオンビーム302'と重なり、よってこの領域にのみ不純物イオンが注入される。
このようにワイドイオンビーム302'にウエハ101の右側領域の一部領域が重ならないようにウエハ101を配置した状態で、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する。こうすると、図15に示すように、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入され、特に、第1領域101−1はウエハ101の左側へより偏るように形成される。第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2が、第3ワイドイオンビーム302b−3よりも低いドーズを有する場合、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも高く、その逆の場合には、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも低い。このようにウエハ101の初期配置状態をX方向に適宜移動させることによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101の左側に適宜偏らせることができる。
また、図21に示す例は、図17に示すように、ウエハ101の第1領域101−1を右側に偏らせるためのものである。つまり、ウエハ101のフラットゾーン101fが下部にくるようにウエハ101を配置するとともに、ウエハ101の全体的な位置を−X方向に一定距離だけ移動させる。こうすると、ウエハ101の左側領域の一部領域はワイドイオンビーム302'と重ならず、よってこの領域には不純物イオンが注入されない。一方、不純物イオンが注入されない左側の一部領域以外のウエハ101の残り領域は、ワイドイオンビーム302'と重なり、よってこの領域にのみ不純物イオンが注入される。
このようにワイドイオンビーム302'にウエハ101の左側領域の一部領域が重ならないようにウエハ101を配置した状態で、ウエハ101を回転させながらワイドイオンビーム302'をウエハ101に照射する。こうすると、図17に示すように、円形の境界線101aにより区分されるウエハ101の第1領域101−1と第2領域101−2にそれぞれ異なるドーズの不純物イオンが注入され、特に、第1領域101−1はウエハ101の右側へより偏るように形成される。第1ワイドイオンビーム302b−1及び第2ワイドイオンビーム302b−2が、第3ワイドイオンビーム302b−3よりも低いドーズを有する場合、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも高く、その逆の場合には、第1領域101−1における不純物濃度が第2領域101−2における不純物濃度よりも低い。このようにウエハ101の初期配置状態を−X方向に適宜移動させることによって、ウエハ101の第1領域101−1の位置をウエハ101の右側に適宜偏らせることができる。
図22は、従来のイオン注入により表れるしきい電圧の累積確率と、本発明による不均一イオン注入により表れるしきい電圧の累積確率を比較するために示すグラフである。
図22に示すように、従来のイオン注入により表れるしきい電圧の累積確率(A)は、相対的に広い範囲(A1)で表れるのに対し、本発明による不均一イオン注入により表れるしきい電圧の累積確率(B)は、相対的に狭い範囲(B1)で表れる。従って、本発明ではウエハ全体にわたってしきい電圧の不均一性が改善されたことがわかる。
以上では本発明を具体例に挙げて説明してきたが、本発明は、これら具体例に限定されず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、当分野で通常の知識を持つ者によって各種の変形が可能であることは言うまでもない。
従来のイオン注入装置を概略的に示す図である。 図1のウエハに対するY方向スキャナ装置を説明するための図である。 本発明によるイオン注入装置を概略的に示す図である。 図3に適用されるワイドイオンビーム生成器の一例を示す図である。 図4のワイドイオンビーム生成器とウエハをA方向から見た図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法を説明するための図である。 図3に適用されるワイドイオンビーム生成器の他の例を示す図である。 図8のワイドイオンビーム生成器とウエハをA方向から見た図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第1例を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第1例を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第2例を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第2例を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第3例を説明するための図である。 図4のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第3例を説明するための図である。 図3のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第4例を説明するための図である。 図3のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の第4例を説明するための図である。 図8のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の様々な例を説明するための図である。 図8のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の様々な例を説明するための図である。 図8のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の様々な例を説明するための図である。 図8のワイドイオンビーム生成器を用いた不均一イオン注入方法の様々な例を説明するための図である。 従来のイオン注入により表れるしきい電圧の累積確率と本発明による不均一イオン注入により表れるしきい電圧の累積確率を比較するためのグラフである。
符号の説明
101 ウエハ、102・301 ビーム、110、310 磁極組立体、120 X−スキャナ、210 Y駆動軸、220 駆動装置、302 ワイドイオンビーム、320・400 ワイドイオンビーム生成器、410 上部マグネトロン、420 下部マグネトロン。

Claims (26)

  1. ウエハの全体領域のうち少なくとも2箇所以上の領域にそれぞれ照射される複数のワイドイオンビームからなるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、
    前記ワイドイオンビーム生成器により形成されたワイドイオンビームが照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、
    を備えることを特徴とする不均一イオン注入装置。
  2. 前記複数のワイドイオンビームのうち、少なくともいずれか一つのワイドイオンビームは、少なくともいずれか他のワイドイオンビームと異なるドーズを有することを特徴とする請求項1に記載の不均一イオン注入装置。
  3. ウエハの第1領域及び第2領域にそれぞれ照射される第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームからなるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、
    前記ワイドイオンビーム生成器により形成されたワイドイオンビームが照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、
    を備えることを特徴とする不均一イオン注入装置。
  4. 前記第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームは、互いに異なるドーズを有することを特徴とする請求項3に記載の不均一イオン注入装置。
  5. 前記第1領域及び第2領域は、前記ウエハの全体面積の1/2に該当する領域であることを特徴とする請求項3に記載の不均一イオン注入装置。
  6. 前記第1領域及び第2領域は、垂直方向への境界線により区分されることを特徴とする請求項5に記載の不均一イオン注入装置。
  7. 前記第1領域は、前記境界線を基準に前記ウエハの周縁部に隣接する領域であり、前記第2領域は、前記境界線を基準に前記ウエハの中央に隣接する領域であることを特徴とする請求項6に記載の不均一イオン注入装置。
  8. 前記第1領域及び第2領域は、前記ウエハの全体面積に該当する領域であることを特徴とする請求項3に記載の不均一イオン注入装置。
  9. 前記第1領域及び第2領域は、垂直方向への第1境界線及び第2境界線により区分されることを特徴とする請求項8に記載の不均一イオン注入装置。
  10. 前記第1領域は、前記第1境界線及び第2境界線を基準に前記ウエハの周縁部に隣接する領域であり、前記第2領域は、前記第1境界線及び第2境界線を基準に前記ウエハの中央に隣接する領域であることを特徴とする請求項9に記載の不均一イオン注入装置。
  11. 一連の複数個の単位第1マグネトロンから構成される第1マグネトロンと、これら単位第1マグネトロンと一定間隔だけ離れて相対向するように配置される一連の複数個の単位第2マグネトロンから構成される第2マグネトロンと、を備えてなり、前記第1マグネトロン及び第2マグネトロン間のウエハの領域に照射されるワイドイオンビームを形成するワイドイオンビーム生成器と、
    前記ワイドイオンビーム生成器により形成されるワイドイオンビームが照射されるウエハを一定方向に回転させるウエハ回転装置と、
    を備えることを特徴とする不均一イオン注入装置。
  12. 前記第1マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、第1バイアスが印加される第1グループの第1単位マグネトロンと、前記第1バイアスと異なる大きさの第2バイアスが印加される第2グループの第1単位マグネトロンと、を含み、
    前記第2マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、前記第1バイアスが印加される第1グループの第2単位マグネトロンと、前記第2バイアスが印加される第2グループの第2単位マグネトロンと、を含むことを特徴とする請求項11に記載の不均一イオン注入装置。
  13. 前記第1グループの第1単位マグネトロンと前記第1グループの第2単位マグネトロンとの間に、第1ドーズを有する第1ワイドイオンビームが生成され、前記第2グループの第1単位マグネトロンと前記第2グループの第2単位マグネトロンとの間には、前記第1ドーズと異なる大きさの第2ドーズを有する第2ワイドイオンビームが生成されるように、前記第1グループの第1単位マグネトロン及び第1グループの第2単位マグネトロンが相対向するように配置され、前記第2グループの第1単位マグネトロン及び前記第2グループの第2単位マグネトロンが相対向するように配置されることを特徴とする請求項12に記載の不均一イオン注入装置。
  14. 前記第1マグネトロンを構成する単位マグネトロンは、互いに離れて配置されて第1バイアスが印加される第1グループ及び第2グループの第1単位マグネトロンと、前記第1グループ及び第2グループの第1単位マグネトロンの間に配置されて前記第1バイアスと異なる大きさの第2バイアスが印加される第3グループの第1単位マグネトロンと、を有することを特徴とする請求項11に記載の不均一イオン注入装置。
  15. 前記第1及び第2グループの第1単位マグネトロンと前記第1及び第2グループの第2単位マグネトロンとの間に、第1ドーズを有する第1ワイドイオンビームが生成され、前記第3グループの第1単位マグネトロン及び前記第3グループの第2単位マグネトロンとの間には、前記第1ドーズと異なる大きさの第2ドーズを有する第2ワイドイオンビームが生成されるように、前記第1及び第2グループの第1単位マグネトロンと第1及び第2グループの第2単位マグネトロンがそれぞれ相対向するように配置され、前記第3グループの第1単位マグネトロン及び前記第3グループの第2単位マグネトロンが相対向して配置されることを特徴とする請求項14に記載の不均一イオン注入装置。
  16. 相異なる第1ドーズ及び第2ドーズを有する第1ワイドイオンビーム及び第2ワイドイオンビームからなるワイドイオンビームをウエハに照射する段階と、
    前記ワイドイオンビームが前記ウエハに照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させる段階と、を備えることを特徴とする不均一イオン注入方法。
  17. 前記ワイドイオンビームと前記ウエハの全体面積のうち最大限でも半分以下の領域が重なるように前記ウエハを配置する段階をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の不均一イオン注入方法。
  18. 前記第1ワイドイオンビームは、前記ウエハの周縁部に隣接する領域と重なり、前記第2ワイドイオンビームは、前記ウエハの中心に隣接する領域と重なるようにすることを特徴とする請求項17に記載の不均一イオン注入方法。
  19. 前記ウエハを初期状態から上下または左右に一定距離だけ移動させて配置する段階をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の不均一イオン注入方法。
  20. 前記第1ワイドイオンビームは、前記第2ワイドイオンビームの両側に分けて形成されることを特徴とする請求項16に記載の不均一イオン注入方法。
  21. 前記ワイドイオンビームと前記ウエハの全体領域が重なるように前記ウエハを配置する段階をさらに備えることを特徴とする請求項20に記載の不均一イオン注入方法。
  22. 前記第1ワイドイオンビームは、前記ウエハの両縁部に隣接する領域と重なり、前記第2ワイドイオンビームは、前記ウエハの中心に隣接する領域に重なるようにすることを特徴とする請求項21に記載の不均一イオン注入方法。
  23. 前記ウエハを初期状態で上下または左右に一定距離だけ移動させて配置する段階をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の不均一イオン注入方法。
  24. 前記ウエハは、20〜1500rpmの速度で回転されることを特徴とする請求項16に記載の不均一イオン注入方法。
  25. 前記ウエハは、複数回回転されることを特徴とする請求項16に記載の不均一イオン注入方法。
  26. 相異なるドーズを有する複数のワイドイオンビームをウエハに照射する段階と、
    前記ワイドイオンビームが前記ウエハに照射される間に、前記ウエハを一定方向に回転させる段階と、
    を備えることを特徴とする不均一イオン注入方法。
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