JP2006313146A - 欠陥検査方法およびその方法を用いた欠陥検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形体の表面の凹凸欠陥および色彩欠陥を、1度の撮像によって検出する。
【解決手段】検査対象のワークの表面に対し、同軸落射照明用の照明部2Aと斜め入射照明用の照明部2Bとを同時に駆動して、その照明下でカメラ1による撮像を実行する。照明部2A,2Bには、それぞれR,G,Bの各色彩光を発光する光源21R,21G,21Bが設けられているが、照明部2Aについては、これら3種類の光源のうちの1種類のみを点灯させ、照明部2Bについては、照明部2Aで点灯しない1または2種類の光源を点灯させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、正反射率の高い材料(樹脂や金属など)による成形体を検査対象として、この成形体の表面に凹凸欠陥や色彩欠陥が生じていないかどうかを検査する技術に関する。
自動車や家電製品などのデザイン性が重視される製品では、表面の光沢や色彩にむらがないことが商品価値を高める上での重要な要素となる。
この種の製品の筐体は、着色された樹脂や金属などにより成形されるが、その成形体の表面に凹凸欠陥や色彩欠陥が生じることがある。
凹凸欠陥は、主として、成形時の不備により表面が盛り上がったり、凹んだりして生じる。また成形後に生じたキズも凹凸欠陥に含まれる。色彩欠陥は、成形工程時に、周辺の塗料が付着するなどして生じたものである。
上記のような欠陥を画像処理の手法を用いて検出する方法として、下記の特許文献1に開示されているものがある。この特許文献1では、検査対象の成形体(以下、「ワーク」という。)の表面に対し、同軸落射照明と斜め方向からの照明とを行うとともに、同軸落射照明に対するワークからの正反射光を撮像する第1の撮像手段と、斜め方向からの照明に対するワークからの拡散反射光を撮像する第2の撮像手段とを設けている。また第1の撮像手段により生成された画像を用いてワークの表面の凹凸欠陥を検出し、第2の撮像手段により生成された画像を用いてワークの表面の色彩欠陥を検出するようにしている。
特開2003−75363号 公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、2つの撮像手段を設けるため、コスト高となる。また光学系の占める空間が大きくなり、各撮像手段を個別に制御するため制御が複雑になる。
また、特許文献1では、円筒状のワークを検査対象として、このワークを回転させながら、各撮像手段をに周面全体を撮像させるようにしているが、1つ1つの撮像対象領域についてみると、2種類の照明および撮像を順次実行するものである。このような方法では、処理時間が長くなり、多数のワークを効率良く処理できなくなる。
この発明は上記問題に着目してなされたもので、検査対象の成形体を1度撮像するだけで、表面の凹凸欠陥と色彩欠陥の双方を検出できるようにすることを目的とする。
この発明にかかる欠陥検査方法および欠陥検査装置は、所定の材料による成形体を検査対象として、その表面に欠陥が生じていないかどうかを検査するものである。
成形体の材料としては、樹脂や金属など、正反射率の高い材料が考えられる。またこれらの材料は塗料により着色されている場合もあるが、これに限らず、たとえば金属など、無着色の状態で成形されるものもある。また、成形された後に、表面に塗料等による被膜(透明でないが正反射率が高いもの)が形成される場合もある。
この発明にかかる欠陥検査方法では、検査対象の成形体に所定方向から照明を施したときの前記成形体からの正反射光が入射するようにカラー画像生成用の撮像手段を設置し、前記成形体に対し、前記所定方向から3種類の光R,G,Bのうちのいずれか1種類を照射する第1の照明と、前記撮像手段の光軸に対して斜めになる方向から前記第1の照明で使用していない1または2種類の光を照射する第2の照明とを同時に実行しつつ、前記撮像手段による撮像を実行し、前記撮像により得られたカラー画像を用いて、前記成形体の表面の凹凸欠陥および色彩欠陥を検出することを特徴とする。
なお、ここでR,G,Bとは、カラー画像生成用の撮像手段により生成される画像データに対応する色彩であって、一般的には、Rが赤色、Gが緑色、Bが青色となる。
上記の方法では、たとえば撮像手段の光軸を成形体の表面に対して直交する方向を向けて設置し、第1の照明として、前記撮像手段の光軸に沿う照明(同軸落射照明)を実行し、第2の照明として、成形体の表面に対して斜め方向から入射する照明(以下、「斜め入射照明」という。)を実行する。なお、撮像対象領域内の平面が平坦面でない場合には、その領域内の所定位置(たとえば中心位置)に対する接線の方向に撮像手段の光軸が直交するようにしてもよい。
ただし、光学系の配置は上記に限らず、たとえば撮像対象の平面に対し、第1の照明を斜め方向から施し、撮像手段の光軸を、前記照明光に対する正反射光を受光可能な方向に向けてもよい。
上記の方法によれば、第1の照明に対しては、成形体の表面からの正反射光が撮像手段に入射するが、表面に凹凸欠陥があった場合には、その欠陥からの正反射光は撮像手段とは異なる方向に進む。よって第1の照明に対する成形体からの反射光を撮像した場合、その撮像により生成された画像上には、凹凸欠陥が周囲より暗い領域として現れる。
また第2の照明に対しては、成形体の表面からの拡散反射光のうち、撮像手段の光軸の方向に反射した光が撮像手段に入射する。色彩欠陥は、周囲と異なる色彩の領域であるから、拡散反射率も周囲とは異なる。よって、第2の照明に対する成形体からの拡散反射光を撮像すると、その撮像により生成された画像上には、色彩欠陥が周囲より暗い領域または明るい領域となる画像が生成される。
上記の方法では、第1,第2の照明を同時に実行しながら撮像を行うが、第1の照明ではR,G,Bのうちのいずれか1種類の光を使用し、第2の照明では第1の照明で使用ししていない1または2種類の光を使用する。汎用の撮像手段でも、R,G,Bの各色彩光をそれぞれの光に対応する撮像素子に分光して受光する能力があるから、第1の照明に対応する色彩(たとえばR)の画像は成形体からの正反射光を反映したものとなり、第2の照明に対応する色彩(たとえばGとB)の画像は成形体からの拡散反射光を反映したものとなる。よって、成形体の表面に凹凸欠陥と色彩欠陥の両方が存在する場合でも、1度の撮像によって、双方の欠陥がそれぞれ周囲とは異なる状態で現れる画像を生成することができる。
なお、上記2種類の照明を同じ色彩光(たとえば白色光)を用いて行っても、各照明を同時に行いながら撮像し、2種類の欠陥を検出可能な画像を生成することは可能である。しかし、この場合には、生成される画像の明るさは2種類の照明に対応する反射光の明るさを加算したものになるので、各照明の強度を上げると、画像上の明るさが飽和する可能性がある。よって、欠陥の検出を安定して行えるように各照明の強度を調整するのは困難である。
これに対し、この発明では、各照明に共通の色彩の光が使用されていない上に、いずれの画像データとも、いずれか一方の照明に対する反射光を反映するので、各照明の強度をそれぞれ欠陥の検出に適した強度に調整することができる。よって、凹凸欠陥、色彩欠陥のいずれについても、検出精度を確保することができる。
上記の方法において欠陥を検出するには、たとえば、あらかじめ成形品の良品モデルを検査時と同じ条件で撮像して、その画像をモデル画像として登録しておき、検査対象の成形体のカラー画像について、前記モデル画像との差分演算処理を行うとよい。
上記方法の好ましい態様では、第1の照明および第2の照明の少なくとも一方の照明光の色彩は変更可能とされる。これにより、成形体の色彩と欠陥部分の色彩に対応させた欠陥検査が可能となる。
より好ましい検出処理では、撮像処理により得られたカラー画像を、第1の照明の照明色に対応する色彩の画像と、第2の照明の照明色に対応する色彩の画像とに切り分け、前者の画像を用いて凹凸欠陥を検出する一方、後者の画像を用いて色彩欠陥を検出する。このように第1の照明に対する画像と第2の照明に対する画像とを別個に処理することにより、欠陥の種類を特定することが可能になる。
なお、第2の照明による色欠陥の検出については、照明色によっては、欠陥のない部分と欠陥部分とが画像上で同系色の色彩になるような反射が生じる。よって成形体自体の色彩や発生し得る欠陥の色彩に応じて、第2の照明に使用する色彩光を選択し、その他の色彩光を第1の照明に使用してもよい。または、成形体の色彩から、拡散反射光が小さくなる色彩光を第1の照明用として選択し、その他の色の色彩光を第2の照明用にしてもよい。
上記方法にかかる好ましい態様では、検査に先立ち、検査対象の成形体の良品モデルに前記第1および第2の照明を同時に施しながら撮像を行い、その撮像により得られる画像の明るさが所定の目標レベルに達するように、各照明に使用される光源の強度、または前記撮像手段の感度を調整する。
良品のモデルには欠陥は生じていないから、モデルを撮像して得られる画像の明るさは、欠陥に対する背景の明るさを表すと考えることができる。ここで画像上の欠陥が他の部分より暗い領域として現れるようにする場合、背景の明るさレベルが低すぎると、欠陥と背景との区別がつきにくくなる。また、画像上の欠陥が他の部分より明るい領域として現れるようにする場合に、背景の明るさレベルが高くなりすぎると、欠陥の明るさが飽和し、背景との差異を抽出しにくい状態となる。
上記態様に係る発明は、このような問題を考慮してなされたもので、事前に良品のモデルを用いて背景レベルを調整しておくことにより、検査対象のワークに欠陥が生じている場合には、その欠陥が明るさの異なる領域として明瞭に現れるような画像を生成することができる。また第1、第2の照明に対する反射光像を、それぞれ各照明色に対応する画像に分けて生成することができるから、2種類の照明を同時に施しながら撮像を行い、各色彩の画像がそれぞれ適切なレベルになるように調整することにより、凹凸、色彩のいずれの欠陥についても、検出に適した明るさレベルの画像を得ることができる。
この発明にかかる欠陥検査装置は、検査対象の成形体に対し所定方向からの照明を施すための第1の照明手段;前記第1の照明手段による照明に対する前記成形体からの正反射光を入射可能に配備され、カラー画像を生成する撮像手段;前記撮像手段の光軸に対して斜めになる方向から前記成形体を照明するための第2の照明手段;前記第1、第2の各照明手段による照明動作を制御するとともに、これらの照明手段による照明下で撮像手段を動作させる制御手段;前記制御手段により制御された撮像手段により生成されたカラー画像を用いて、前記成形体の表面の凹凸欠陥および色彩欠陥を検出する検出手段;前記検出手段による検出結果を出力する出力手段;の各手段を具備する。
前記第1、第2の照明手段は、それぞれR,G,Bの各色彩光を個別に発光する3種類の光源を具備する。また前記制御手段は、第1の照明手段に前記3種類の光源のうちのいずれか1種類の光源を点灯させるとともに、第2の照明手段に前記第1の照明手段に点灯させない1または2種類の光源を点灯させる。
上記において、第1、第2の各照明手段には、たとえばLEDなどによる光源を、R,G,B毎に複数設けることができる。また第1の照明手段には、照明光の光軸を撮像手段の光軸に合わせるために、ハーフミラーなどの手段を含めてもよい。
制御手段および検出手段は、たとえば、それぞれその手段の処理を実行するためのプログラムが格納されたコンピュータにより構成する。出力手段は、たとえば、検出手段による検出結果を表示する手段(モニタ装置など)や、検出結果を示す情報を外部装置に出力する手段として構成する(たとえば欠陥がなければ「OK」の信号を、欠陥があれば「NG」の信号を出力する。)。また、検査結果を表示する場合には、ワーク上に検出された欠陥をマーキングした画像を表示してもよい。
上記の欠陥検査装置の好ましい一態様では、前記第1の照明手段および第2の照明手段の少なくとも一方は、照明光の色彩を変更可能に構成される。この態様によれば、成形体の色彩と欠陥部分の色彩に対応させた欠陥検査が可能になる。
また他の好ましい態様では、前記検出手段は、前記撮像手段により生成されたカラー画像を、前記第1の照明手段が点灯する光源に対応する色彩の画像と、前記第2の照明手段が点灯する光源に対応する色彩の画像とに切り分け、前者の画像を用いて前記凹凸欠陥を検出する一方、後者の画像を用いて前記色彩欠陥を検出するように、構成される。この態様によれば、成形体の表面の凹凸欠陥と色彩欠陥とを、切り分けて検出することが可能になる。
他の異なる態様にかかる欠陥検査装置は、第1および第2の照明手段の各光源の光量または撮像手段のR,G,Bに対する感度を個別に調整するための調整手段と、前記撮像手段により生成された画像の明るさを所定の目標レベルにするのに必要な前記調整手段の調整値を登録するためのメモリとを、さらに具備する。また、前記制御手段は、検査時に、前記調整手段に前記メモリの登録情報を与えて各光源の光量または撮像手段の感度を調整させる。
上記態様の欠陥検査装置によれば、検査に先立ち、前記メモリに適切な調整値を登録しておくことにより、検査時に、照明光量または撮像手段の感度を自動調整して、2種類の欠陥を検出するのに適した明るさの画像を生成することができる。メモリに調整値を登録する際の照明光量または撮像手段の感度の調整や、最適な調整値を決定する処理は、人により行っても良いが、前記調整手段および制御手段により自動的に実行されるようにしてもよい。
この発明によれば、成形体を1度撮像することにより、表面の凹凸欠陥および色彩欠陥の双方の検出に適した画像を生成し、各欠陥を精度良く検出することが可能になる。また撮像回数を1回にできるので、多数の成形体を次々に受け付けて検査を行う場合でも、効率の良い検査を行うことができる。
図1は、この発明の一実施例にかかる欠陥検査装置の電気構成を示す。
この欠陥検査装置は、着色樹脂により成形され、表面に透明のコーティング層が形成された構成の成形体を検査対象物(ワーク)として、コーティング層の表面やコーティング層とワーク本体との間に生じた欠陥を検出するものである。
上記の欠陥検査装置は、撮像手段としてのカラーカメラ1、2個の照明部2A,2B、コンピュータを制御主体とする計測処理部3などにより構成される。照明部2A,2Bは、いずれも光源として複数個のLEDを具備しており、一方の照明部2Aはワークに対して同軸落射照明を実行し、他方の照明部2Bは斜め入射照明を実行する。
前記計測処理部3には、CPU31やプログラムが格納されるメモリ32のほか、入力部33、出力部34、照明制御部35、カメラ制御部36、計測画像メモリ37、モデル画像メモリ38、パラメータ保存用メモリ39などが含められる。入力部33は、検査に必要な条件やパラメータなどを入力するためのもので、キーボードやマウスにより構成される。出力部34は、検査結果を出力するためのもので、図示しない外部装置やモニタ装置に対するインターフェース回路により構成される。
照明制御部35は、CPU31からの指令に基づき、各照明部2A,2Bの光源のオン/オフや出射光量を制御する。カメラ制御部36も、CPU31からの指示に基づき、前記カラーカメラ1(以下、単に「カメラ1」という。)の動作を制御して、検査対象のカラー画像を生成する処理を実行する。
なお、ここには図示していないが、前記カメラ1および照明部2A,2Bは、共通の位置決め機構により移動可能に設置されている。CPU31は、この位置決め機構の動作を制御することにより、所定の撮像対象領域にカメラ1および照明部2A,2Bを位置決めした後、前記カメラ制御部36および照明制御部35を駆動して検査用のカラー画像を生成させる。ただし、ワークの撮像方法はこれに限らず、カメラ1および照明部2A,2Bを固定する一方、ロボットアームなどを用いてワークの位置や姿勢を調整しながら撮像を行うようにしてもよい。
前記カメラ1は、カメラ制御部36からの駆動信号に応じて動作し、R,G,Bの各色彩毎のディジタル画像データ(以下、「(各)色彩の画像データ」という。)を生成する。なお、カメラ1がアナログカメラ1である場合には、計測処理部3には、このカメラ1からの画像信号をディジタル変換するためのA/D変換回路が設けられる。
計測画像メモリ37には、検査対象のワークについて、前記各色彩の画像データによるカラー画像が格納される。他方のモデル画像メモリ38には、検査に先立ち良品ワークが撮像されたときに生成されたカラー画像が、モデル画像として格納されている。
パラメータ保存用メモリ39には、検査に必要な各種パラメータが保存される。たとえば、後記する差分演算画像を2値化するための2値化しきい値、欠陥の有無を判別するための判定用しきい値、照明部2A,2Bの照明光量の調整値などが保存される。これらのパラメータの値は、いずれも前記モデル画像と同様に、検査に先立つティーチングモードにおいて特定される。
図2は、上記欠陥検査装置の光学系の構成を示す。
この実施例のカメラ1は、ワークWの上方に光軸を鉛直方向に向けて配備される。このカメラ1の光軸には、ハーフミラー20が設けられ、その側方に、同軸落射照明用の照明部2Aが設けられる。この照明部2Aは、所定大きさの筐体23内にR,G,Bの各色彩光を発光する光源21R,21G,21B(具体的にはLEDである。以下では、それぞれ「赤色光源21R」,「緑色光源21G」,「青色光源21B」という。)が内蔵されたものである。各光源21R,21G,21Bは、それぞれその光軸を前記ハーフミラー20に向けて配備されている。
ハーフミラー20の下方には、斜め入射照明用の照明部2Bが設けられる。この照明部2Bは、上面に前記カメラ1の覗き穴25が形成された筐体24の内部に、赤色光源21R,緑色光源21G,青色光源21Bが、それぞれ複数個、光軸を鉛直方向に向け、かつリング状に配列された構成をとる。前記筐体24の下部は開口しており、この開口部に拡散板22が嵌め込まれている。拡散板22は、筐体24の外側方向に向かって板面が徐々に下がるように設定されている。これにより、R,G,Bの各色彩光は、筐体24内で混合しつつ、拡散板22を介して前記覗き穴25の下方に出射される。
前記カメラ1は、その光軸を照明部2Bの覗き穴25の中心軸に合わせた状態で配備される。図中のLは、ワークW上に設定されるカメラ1の視野範囲を示す。前記ハーフミラー20により規定される同軸落射照明光の幅や、拡散板22により規定される斜め入射照明光の幅も、この視野の範囲Lに対応するように調整されている。カメラ1および各照明部2A,2Bは、前記位置決め機構によってワークW上の所定の撮像対象領域に視野を合わせた状態で位置決めされ、検査用の画像を生成する。
なお、この実施例の欠陥検査装置では、検査に先立ち、ワークW上に複数の撮像対象領域を設定し、これらの撮像対象領域毎に、それぞれその領域にカメラ1および照明部2A,2Bが位置合わせされるように、前記位置決め機構に対する制御量を特定することができる。ここで特定された制御量は、前記パラメータ保存用メモリ39などに登録され、検査時に使用される。よってワークWの表面にもれなく撮像対象領域を設定することにより、ワークWの表面全体に対する検査を実行することが可能になる。
以下、上記欠陥検査装置における欠陥検出方法について、詳細に説明する。
図3は、前記ワークに発生する欠陥の代表的なものを示す。図中の100はワークの本体部であり、101は前記したコーティング層である(以下、100を「ワーク本体」という。)。
まず図3(1)に示す欠陥102は、コーティング層101の表面の凹凸欠陥であって、コーティング工程の不備により生じたものである。図3(2)に示すのは、ワーク本体100の表面に生じた色彩欠陥103である。この欠陥103は、成形工程時に、周辺の塗料が付着するなどして生じたものである。これに対し、図3(3)に示すのは、コーティング層101の表面に生じた色彩欠陥である。
発明者は、図3に示した3種類の欠陥について、それぞれその欠陥を検出することが可能な照明方法を複数通りあげて、これらの方法による欠陥検出精度を分析した。図4および図5は、この分析結果をまとめたものである。
なお、この分析は、前記図2に示した構成の光学系を用いて照明および撮像を行うことを前提とする。
図4は、コーティング層101の表面における凹凸欠陥102の検出に関する分析結果である。この図4では、ワークおよび欠陥の構成に応じて3つのケースA,B,Cに場合分けし、それぞれのケースにおける検出の原理や問題点を示している。
まずケースAでは、ワーク本体100の拡散反射光量が高くなるように照明を調整して、このワークに、斜め上方から光を照射している(以下、この照明を「斜め入射照明」という。)。凹凸欠陥102がない場合、この照明光はコーティング層101を通過した後、ワーク本体100の表面で拡散反射する。これらの拡散反射光のうち、カメラ1の光軸に沿って進む光(すなわち垂直方向に沿って進む光)がカメラ1に入射する。
また、前記照射光は、コーティング層101の表面で正反射するが、照明光がワークに対して斜めに入射しているため、後記するケースC等に示すように、正反射光は斜め上方に反射し、カメラ1には入射しない。よって、欠陥のない部分については、ワーク本体100から生じた拡散反射光に基づく比較的明るい画像が得られると考えられる。
ここでコーティング層101の表面に凹凸欠陥102があると、前記ワーク本体100から垂直方向に沿って進んだ反射光は、凹凸欠陥102の曲面により拡散される。これによりカメラ1への前記反射光の入射が抑制されるため、画像上の凹凸欠陥102は、正常部分よりも暗い領域として現れる。したがって、ケースAの場合には、画像上の明度や色彩の違いから凹凸欠陥102を検出することができる。
しかし、凹凸欠陥102の曲率が大きくなって平坦面に近い状態になると、ケースAの下段に示すように、ワーク本体100からの反射光が凹凸欠陥102を通過してしまう。この場合には、凹凸欠陥102の明るさも他の部分とさほど変わらないものになり、欠陥の検出が困難になる。
ケースBでは、ワークに対し、カメラ1の光軸に沿う方向から光を照射する照明、すなわち同軸落射照明を実施している。コーティング層101の表面が凹凸欠陥が存在しない平坦面であれば、前記照明光に対する正反射光は垂直方向に沿って進み、カメラ1に入射すると考えられる。一方、コーティング層101の表面に凹凸欠陥102があると、その凹凸面に照射された照明光は、垂直方向とは異なる方向に反射し、カメラ1には入射しない可能性が高い。
よって、凹凸欠陥102がない部分については、照明光の照射範囲からの正反射光により明るい画像が得られるが、凹凸欠陥102は、その欠陥部分からの正反射光が撮像されないため、正常部分よりも暗い領域として現れる。また、光の波長程度の小さな凹凸欠陥では、正反射が生じずに拡散反射が生じるのみとなり、同様にその欠陥部分からの正反射光が撮像されないため、正常部分よりも暗い領域として現れる。なお、このケースBでも、照明光の一部は、コーティング層101を通過してワーク本体100の表面で拡散反射し、ケースAと同様に垂直方向に沿う拡散反射光がカメラ1に入射するが、一般に、成形体表面からの拡散反射光よりもコーティング層101の表面からの正反射光の方が強くなるため、凹凸欠陥102とその他の部分との明るさの差異を十分に検出できると考えられる。さらに、照明光の色彩を、ワーク本体100での拡散反射光量を抑制できるような色彩(たとえばワーク本体100の色彩と補色の関係にある光)にすれば、前記拡散反射光の影響を抑え、コーティング層101の表面からの正反射光の入射状態を精度良く反映した画像を生成することが可能になる。
ケースCは、ワーク本体100の拡散反射光量が小さくなるように照明を調整して、コーティング層101からの正反射光を撮像するようにしたものである。
この方法でも、ケースAと同様に斜め方向からワークを照明するが、ワーク本体100からの拡散反射光が小さく、コーティング層101の表面からの正反射光もカメラ1に入射しないため、凹凸欠陥102がない部分の画像は、比較的暗い画像となる。一方、凹凸欠陥102がある場合に、照明光に対する欠陥からの正反射光が垂直方向に沿って進むと、その正反射光がカメラ1に入射する。よって、この場合の画像では、前記凹凸欠陥102が正常部分よりも明るい領域として現れる。
しかしながら、このケースCに示した方法で検出できるのは、欠陥の表面の傾きが正反射光をカメラ1に導くことのできる状態にある場合だけであり、下段のように、凹凸欠陥102の傾斜面からの正反射光がカメラ1に入射しない場合には、その欠陥102を検出できない状態になる。また照明光の波長よりも小さく、正反射光が生じない凹凸欠陥も、検出対象外となる。
上記した分析結果をまとめると、コーティング層101の表面の凹凸欠陥102を検出する上で最適な照明は、ケースBに示した同軸落射照明であると考えることができる。ケースBでは、ワーク本体100からの拡散反射光ではなく、コーティング層101の表面からの正反射光を使用するので、ケースAのように、凹凸の曲率によって画像上の欠陥の明るさが変動することもない。また、正常時の正反射光がカメラ1に入射する状態となり、凹凸欠陥による正反射の方向の変化を精度良く検出できるから、ケースCのように、検出可能な欠陥の傾斜角度が特定の範囲に限定されることもない。また、凹凸が小さくて正反射が生じない場合にも、正反射光が入射しない状態から凹凸欠陥ありと判別することができる。
したがって、たとえば、同軸落射照明を行いながらワークを撮像し、得られた画像において、明るさが所定のしきい値を下回る領域を欠陥として検出することが可能になる。
つぎに、図5では、コーティング層101とワーク本体100との間、およびコーティング層101の表面に発生する色彩欠陥103について、それぞれ複数とおりのケースを設定し、ケース毎に検出の原理を表している。
図中のケースDおよびEは、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥103の検出に関するものである。ケースDは、ワーク本体100の拡散反射性が比較的高く、そのケース本体100よりも暗い色彩の欠陥が生じた場合を想定している。ここで色彩欠陥103が存在しない場合には、前記図4のケースAと同様に、ワーク本体100からの拡散反射光がカメラ1に入射して、比較的明るい画像が生成されると考えられる。一方、色彩欠陥103が生じると、その部分では拡散反射光が抑制されるため、画像上の色彩欠陥103は、正常部分よりも暗い領域となる。
図中のケースEは、ワーク本体100の拡散反射性が比較的小さく、そのワーク本体100よりも明るい色彩欠陥103が生じた場合を想定している。色彩欠陥103が存在しない部分では、カメラ1への入射光が抑えられるため、比較的暗い画像になると考えられる。しかし、色彩欠陥103では、周囲よりも拡散反射光量が大きくなるため、カメラ1への入射光量も増える。この結果、画像上の色彩欠陥103は、周囲より明るい領域として現れる。
このように、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥103に対しては、斜め入射照明によりコーティング層101の表面からの正反射光がカメラ1に入射しないようにして、ワーク本体100の拡散反射状態を反映した画像を生成することができる。よって、ワーク本体100よりも欠陥103の方が暗い場合にも、ワーク本体100よりも欠陥103の方が明るい場合にも、斜め入射照明によりその欠陥103を検出できると考えられる。
つぎに、ケースFおよびGは、コーティング層101の表面の暗い色彩欠陥103を検出する場合を想定している。ケースFでは、前記ケースAと同様に、斜め入射照明を行い、ワーク本体100からの拡散反射光の透過が欠陥103により阻まれる現象を利用して欠陥103を検出している。またケースGでは、ケースBと同様に、同軸落射照明を行い、欠陥部分での正反射光が抑制されるのを利用して欠陥を検出している。
F,Gいずれの場合も、色彩欠陥103が生じている部分がその他の部分よりも暗い領域として現れた画像を生成することが可能であると考えられる。ただし、欠陥が比較的透光性の高い色彩(たとえば黄色)である場合には、ケースAの問題点と同様に、ワーク本体100からの拡散反射光が透過してカメラ1に入射する可能性がある。よって、ケースGの同軸落射照明を採用する方が望ましい。
ケースHは、コーティング層101よりも明るい色彩欠陥103を検出する場合を表している。しかし、現実には、透明の樹脂層よりも明るい色彩を特定できないため、このケースHの検出原理を考える必要はないとしている。
上記図4,5に示した分析結果をまとめると、コーティング表面101の凹凸欠陥102や色彩欠陥103を検出するには、同軸落射照明が適しており、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥102を検出するには、斜め入射照明を採用するのが望ましいと考えられる。
前記図1に示した欠陥検査装置では、上記図4,5の分析に基づき、コーティング層101の表面の凹凸欠陥102および色彩欠陥103については、前記照明部2Aの同軸落射照明に対する正反射光を用いて検出し、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥103については、前記照明部2Bの斜め入射照明に対する拡散反射光を用いて検出するようにしている。
上記2種類の照明による欠陥検査を実行する場合、各種欠陥を精度良く検出するには、各照明の色彩および照明光量を適切に設定するのが望ましい。以下、これらの望ましい設定条件A,Bについて、順に説明する。
条件A:照明色について
図6は、同軸落射照明および斜め入射照明について、それぞれその照明下の画像で検出できる欠陥の種類、および検出に適した照明色をまとめたものである。また、ワーク本体100の色彩の代表例として、白色、灰色、黄色をあげ、それぞれに適した照明色およびその照明色を構成する光源の組み合わせ(括弧内の記載)を示している(ただし、ワーク本体100が白色である場合に、白色より明るい色彩の欠陥を想定できないことから、その場合の事例は対象外としている。)
まず同軸落射照明では、前記したように、コーティング層101の表面の凹凸欠陥102や色彩欠陥103を検出することができる。この検出は、コーティング層101からの正反射光を用いて行われるため、ワーク本体100からの拡散反射光が抑制されるような光を照射するのが望ましい。
したがって最も望ましい照明色は、ワーク本体100の色彩と補色の関係にある色彩になると考えられる。たとえばワーク本体100の色彩が黄色の場合には、青色光源21Bのみを点灯して、補色の関係にある青色の照明を施すのが良い。
ただし、ワーク本体100の色彩が白色や灰色などの無彩色である場合には、上記の原理をあてはめられないため、白色照明、R,G,Bのいずれかの色彩による照明のいずれを施しても、同等の感度となる。
つぎに斜め入射照明は、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥103を検出することを目的とする。ただし、前記図4のケースA,Cや図5のケースGに示したように、コーティング層101の表面の凹凸欠陥102や色彩欠陥103も、斜め入射照明により検出されることがある。
ワーク本体100よりも暗い色彩の欠陥を検出対象とする場合、前記図5のケースDに示したように、ワーク本体100からの拡散反射光量が大きくなる光を照射するのが望ましい。具体的には、ワーク本体100の色彩と同色の光を照射するのが最適であると考えられる。
たとえば、ワーク本体100が黄色であれば、赤色光源および緑色光源を1:1の強度比をもって点灯して、イエローの照明光を生成するのが望ましい。ただし、ワーク本体100の色彩が白色や灰色などの無彩色である場合には、上記の原理をあてはめられないため、白色照明を行うのが望ましい。
一方、ワーク本体100よりも明るい色彩の欠陥を検出対象とする場合には、前記図5のケースEに示したように、ワーク本体100からの拡散反射光が抑制されるような光を照射するのが望ましい。よって、同軸落射照明の場合と同様に、ワーク本体100の色彩と補色の関係にある色彩の光を照射するのが最適であると、考えることができる。
上記図6に示した条件に基づき、2種類の照明の照明色を検査対象のワーク本体100の色彩に応じた色彩に設定すれば、各種欠陥が正常部分とは異なる色彩で現れるようにすることができ、精度の良い検出を行うことが可能になる。ただし、実際の照明では、3種類の光源の中から点灯させる光源を選択する方法をとるため、生成できる照明色には限りがある。また、斜め入射照明については、ワーク本体100より暗い欠陥が生じる可能性も、明るい欠陥が生じる可能性もあるため、一概に照明色を決定することはできない。したがって、上記の条件や想定される欠陥を考慮しつつ、各種欠陥を精度良く検出するのに適した光源の組み合わせを選択する必要がある。
条件B:照明の強度について
上記したように、この実施例の欠陥検査で生成される画像によれば、欠陥の部分が正常な部分よりも暗い領域として現れる場合と、欠陥の部分が正常な部分より明るい領域として現れる場合とがある。ここで、画像上の正常な部分を欠陥の「背景」と考えると、この背景部分の明るさレベル(以下、「背景レベル」という。)が適切でなければ、欠陥を精度良く検出できない状態となる。
図7および図8は、斜め入射照明のみを実行して撮像を行った場合の画像上の1ラインにおける明るさの分布状態を示す。図7は欠陥検出に不適切な例であり、図8は欠陥検出に適切な例になる。
斜め入射照明のみを実行して撮像を行うと、生成される画像の背景レベルは、ワーク本体100の正常部分からの拡散反射光量により決まることになる。したがって、斜め入射照明の照明光量が十分でない場合には、拡散反射光量も小さくなるから、画像の背景レベルも低くなると考えられる。このため、図7(a)に示すように、背景よりも暗い欠陥があって拡散反射光が入射しなくなる場合も、背景レベルとさほど変わらない状態になるから、背景レベルと欠陥部分の明るさレベルとの差を検出しにくい状態になる。また、背景より明るい欠陥がある場合も、その欠陥部分における拡散反射光の増加量が少なくなるため、図7(b)に示すように、欠陥部分の明るさレベルと背景レベルとの差が小さい状態となる。
また、照明光量を強くして背景レベルを高めても、そのレベルが飽和レベルに近い場合には、図7(c)に示すように、背景よりも明るい欠陥からの拡散反射光が飽和してしまい、その欠陥の検出が困難になる。
このようなことから、背景よりも暗い欠陥および明るい欠陥のいずれについても、その欠陥部分の明るさレベルと背景レベルとの間に所定値以上の差が生じるように、背景レベルを調整する必要がある(以下、この条件を満たす背景レベルを「最適背景レベル」という。)。発明者の計測結果によれば、図8(1)(2)に示すように、背景レベルが飽和レベルの約0.7〜0.8倍になるように照明光量を調整することにより、暗い欠陥および明るい欠陥をともに検出可能な状態を設定することができた。ただし、最適背景レベルは、欠陥判別処理のアルゴリズム等によって変動するから、図8の値はあくまでも一例である。
同軸落射照明による画像においては、背景よりも明るい欠陥の検出を考慮する必要はないが、背景より暗い欠陥を検出することから、図8(1)と同様の条件で背景レベルを調整するのが望ましいと考えられる。
なお、コーティング層101表面の正反射率とワーク本体100での拡散反射率との間には大きな差異があると考えられるから、画像の背景レベルを調整する際には、それぞれの照明毎に、その照明に対応する画像の明るさが最適になるように、各照明の光量を調整するのが望ましい。
図9は、検査対象のワークにおける反射率を測定した結果を示すテーブルである。この例では、ワーク本体100の色彩が白色、灰色、黄色の場合において、それぞれコーティング層101およびワーク本体100の各表面における反射率を測定している。なお、各測定結果は、白色のワークにおけるワーク本体100の拡散反射率を基準に規格化されている。また、白色、灰色の各ワークについては、R,G,Bの各色彩光に対する反射率はほぼ同じであるため、共通のデータとして一列に示している。一方、黄色のワークについては、R,G,Bの色彩光毎に反射率が異なるため、色彩光毎の反射率を個別に示している。
上記のテーブルによれば、いずれのワークでも、コーティング層101からの正反射率光量はワーク本体100における拡散反射光量より強くなっている。
この実施例の欠陥検査装置では、上記A,Bの条件を考慮しつつ、図10に示すような3通りの方法を選択して、検査用の画像を生成できるように設定されている。実行する方法は、ユーザーの選択に応じて自由に変更することができる。
図10の方法1では、同一の撮像対象領域を連続2回撮像するとともに、1回目の撮像時には同軸落射照明を実行し、2回目の撮像時には斜め入射照明を実行する。また方法2では、撮像回数を1回とし、同軸落射照明と斜め入射照明とを同時に実行する。
方法1,2の場合、各照明の照明色は、前記図6に示した条件を考慮して、ワーク本体100の色彩に応じて設定することができる。ただし、同軸落射照明の場合、ワーク本体100からの拡散反射光量よりも十分に大きい正反射光が得られるのであれば、条件を考慮せずに、任意の色彩による照明を行ってもよい。またワーク本体100の色彩が無彩色であったり、ワーク本体100と同色に見える欠陥が発生する可能性がない場合などには、いずれの照明も白色照明にしてかまわない。
方法1では、2種類の照明毎に画像を生成するので、いずれの照明についても、前記最適背景レベルの画像が得られるように照明光量を調整することができる。ただし、撮像を2回実行する必要があるため、高速処理は困難であり、多数のワークを検査する用途には適さないという問題がある。
方法2は、1回の撮像ですべての欠陥を含む画像を生成することができるので、処理の高速化をはかることができる。ただし、生成される画像の明るさは、2種類の照明に対する反射光の明るさを加算したものになるので、照明毎に前記最適背景レベルを基準にした調整を行うことはできない。よって、ワーク本体100との明るさの差異が小さい色彩欠陥103を検出する用途には不向きと解される。
なお、方法1を実行する場合、検査に先立ち、検査時と同様に各種照明を個別に実行して撮像を行い、それぞれの照明下での画像の明るさが前記最適背景レベルになるように、点灯中の光源の強度を調整するのが望ましい。また、方法2を実行する場合も、照明光量を調整する際には、同軸落射照明および斜め入射照明を個別に実行し、それぞれの照明下で背景レベルが所定の基準値(前記最適背景レベルより小さな値)になるように、点灯中の光源の強度を調整するのが望ましい。
つぎに、方法3も、方法2と同様に、同軸落射照明および斜め入射照明を同時に実行しながら1回の撮像を行うものである。ただしこの方法3では、各照明で共通の色彩の光源を使用しないように調整する。具体的には、同軸落射照明には、赤色光源21R,緑色光源21G,青色光源21Bのうちのいずれか1種類を使用する一方、斜め入射照明には、同軸落射照明で使用していない2種類の光源を使用する。
たとえば、同軸落射照明では赤色光源21Rのみを点灯し、斜め入射照明では緑色光源21Gおよび青色光源21Bを点灯することになる。
汎用のカラーカメラ1には、R,G,Bの各色彩光をそれぞれ対応する撮像素子に分光して受光できる能力があることが確認されている。したがって、3番目の方法によれば、カラー画像を構成する三原色の画像データのうち、同軸落射照明で選択した光源に対応する色彩の画像データ(たとえばRの画像データ)には、コーティング層101の表面の欠陥が含まれ、斜め入射照明で選択した光源に対応する色彩の画像データ(たとえばGおよびBの画像データ)には、コーティング層101とワーク本体100との間の色彩欠陥103が含まれると考えることができる。よって、1撮像対象領域につき1回の撮像を行うことによって、検査に必要な画像を得ることができる。
さらに、この方法によれば、各色彩の画像データは、それぞれ同軸落射照明および斜め入射照明のいずれか一方の照明に対する反射光を反映したものと考えられる。したがって、照明強度の調整の際には、同軸落射照明および斜め入射照明を同時に実行しつつ、各色彩の画像データがそれぞれ前記最適背景レベルになるように、点灯中の光源の強度を調整すればよい。このような設定により、前記条件Bをクリアすることが可能であるので、欠陥の検出精度を高めることができる。
ただし、この方法では、使用可能な光源の組み合わせが限定されるため、特に、斜め入射照明については、検出できない色彩が発生するという問題がある(以下、この検出不可能な色彩を「リスク色」という。)。ただし、ワークを製造する現場では、周囲環境などから付着するおそれの少ない欠陥の色彩を想定することが可能であると解される。この場合、その付着する可能性の低い色彩がリスク色になるように光源を選択すれば、色彩欠陥103の検出精度を確保することができると考えられる。
以下、リスク色の導出原理を説明する。なお、この説明では、R,G,Bの各色彩光に対する反射率を、(r,g,b)とおく。
たとえば、ワーク本体100が黄色であって、(r,g,b)=(1,1,0)となるワークに対し、R,Bの各色彩光による斜め入射照明を行った場合、ワーク本体100では、赤色光Rに対する反射のみが生じる。このため、画像上のワークは赤色になる。
一方、赤色の色彩欠陥103がある場合、この欠陥における反射率を(r,g,b)=(1,0,0)と考えると、上記の照明に対し、赤色光Rに対する反射のみが生じる。よって、赤色の色彩欠陥103とワーク本体100との色彩が同一になり、欠陥103を検出できなくなる。すなわち、斜め入射照明に赤色光源21Rおよび青色光源21Bを選択した場合には、赤色がリスク色となる。
また、上記のワークに対し、R,Gの各色彩光による斜め入射照明を行った場合には、R,Gの双方に対する反射が生じる。よって画像上のワークは、実際の色彩である黄色になる。しかし、このワークに白色の欠陥が付着しており、その反射率が、(r,g,b)=(1,1,1)であると考えると、欠陥部分でも、ワーク本体100と同様に、R,Gの各光に対する反射が生じる。したがって、画像上の白色欠陥はワーク本体100と同じ黄色になり、検出できない状態となる。
よって、斜め入射照明に赤色光源21Rおよび緑色光源21Gを選択した場合には、白色がリスク色となる(黄色はワーク本体100の色彩であるから、リスク色にはならないと考えている。)
実際のワーク本体100における色彩毎の反射率は、単純に1と0とに分けられるものではなく、種々の数値の組み合わせが生じると考えられるが、いずれの場合も、上記の原理でリスク色を導出することができる。すなわち良品ワークを照明したときと同じ色で示される色彩、およびその近傍の色彩がリスク色となる。また画像上のワークが本来と同様の色彩またはその近傍の色彩で表される場合には、白色がリスク色になる。よって、導出したリスク色またはそれに近い色彩の欠陥が発生する可能性がある場合には、他の光源の組み合わせを選択するのが望ましい。
図11は、ワーク本体100の色彩が白(シルバーを含む。)、黄色、青、緑、赤の場合について、それぞれ前記方法3を実行する場合の光源の組み合わせの例を、その組み合わせにかかるリスク色に対応づけて示す。このような関係をあらかじめユーザーに開示しておけば、ユーザーは、斜め入射照明について、検出される可能性が最も低い欠陥の色彩がリスク色になるような光源の組み合わせを選択し、残りの光源を同軸落射照明用の光源として選択することができる。
なお、光源を選択する場合、ユーザーの検出目的によっては、同軸落射照明の光源を優先して選択することもできる。この場合、前記条件Aに基づき、ワーク本体100からの拡散反射光が抑制されるような色彩光の光源を、同軸落射照明用の光源として選択し、残りの光源を斜め入射照明用の光源とする。この場合にも、同軸落射照明の候補となる光源が複数ある場合には、残り2種類の光源によるリスク色が欠陥の色彩となる可能性が最も低いことを条件に、光源を選択するのが望ましい。なお、リスク色となる色彩が多くはなるが、斜め入射照明用の光源を1種類のみにしても、色彩欠陥の検査を行うことは可能である。
図12は、前記欠陥検査装置において、検査のために実施されるティーチング処理の手順を示す。なお、この手順は、方法3を実施する場合を考慮したもので、方法1,2を実施する場合は、ステップ1を割愛してもよい。
ステップ1では、ワーク本体100の色彩の入力を受け付け、入力された色彩をパラメータ保存用メモリ39に登録する。つぎにステップ2では、各照明部2A,2Bに点灯させる光源を選択する操作を受け付ける。ここで受け付けた選択結果も、パラメータ保存用メモリ39に登録される。
なお、ステップ1での色彩の入力に代えて、良品ワークを白色照明下で撮像し、得られた画像からワークの色彩を自動抽出するようにしてもよい。この場合には、ステップ2の光源の選択処理を自動化することもできる。
また、前記方法3を実施する場合には、前記図11に示したようなテーブルをあらかじめ前記メモリ32に登録しておけば、前記ステップ2では、光源の組み合わせ毎に、ステップ1で入力されたワーク本体100の色彩に基づくリスク色をモニタに表示することができる。ユーザーは、この表示を参照して、最適な光源の組み合わせを選択することができる。
つぎにステップ3では、カメラ1および各照明部2A,2Bを良品ワークに位置決めし、各照明部2A,2Bの光量を設定する。方法1,2を実行する場合には、各照明部2A,2Bを個別に駆動するとともに、それぞれ前記ステップ2で選択した光源を点灯させ、その照明下で撮像を行う。そして、生成された画像上のワークの明るさが前記最適背景レベル(方法2の場合には、最適背景レベルより低い所定の基準レベル)であるか否かをチェックし、最適背景レベルでなければ、点灯中の光源の光量を調整して再度撮像を実行する。この処理を繰り返し、画像上のワークの明るさが最適背景レベルが合わせられると、その時点での照明光量が前記パラメータ保存用メモリ39に登録される。
方法3を実行する場合には、前記したように、各照明を同時に実行して調整を行うことができる。また、いずれの方法でも、照明光量に代えて、カメラ1の感度を調整するようにしてもよい。
つぎにステップ4では、前記調整後の照明部2A,2Bを用いて、検査時に実行するのと同じ方法で撮像を行う。ステップ5では、この撮像により得られた画像をモデル画像として、前記モデル画像メモリ38に登録する。
なお、前記ワークに複数の撮像対象領域が設定される場合には、上記ステップ4,5の処理は、これらの撮像対象領域毎に実行されることになる。
図13は、前記ティーチング処理が終了した後の検査の手順を示す。なお、この手順は、ステップ11から開始されるものとする。また、説明を簡単にするために、撮像対象領域は1つとする。
最初のステップ11では、前記カメラ1および各照明部2A,2Bを検査対象のワークの撮像対象領域に位置決めし、選択された方法による撮像を実行する。この撮像においては、前記ティーチング処理で登録された条件に基づき、各照明部2A,2Bの光量が調整される。また、ここで生成された画像データは、前記計測画像メモリ37に格納される。
つぎのステップ12では、前記モデル画像メモリ38からモデル画像を読み出し、前記ステップ11で生成された画像につき、このモデル画像に対する差分濃淡画像を生成する。具体的には、R,G,Bの各構成データ毎に対応関係にある画素間の濃度値の差を求めた後、各構成データにつき求めた差の値の平均値を算出する。これにより、モデル画像に対する色彩または明るさの差の度合いを示す濃淡画像データが生成されることになる。
ステップ13では、前記ステップ12により得た差分濃淡画像を所定の2値化しきい値により2値化する。ステップ14では、2値化後の画像にラベリング処理を施す。この2つのステップにより、モデル画像とは異なる色彩が現れている領域が切り分けて検出されることになる。
ステップ15では、ラベル付けされた領域毎に、その領域の面積を計測し、面積が所定値以上の領域を欠陥として認識する。そして、その認識結果に基づき、欠陥の有無を最終判定する。さらに欠陥がある場合には、前記ラベリング処理の結果から、欠陥の位置や大きさを計測することもできる。
この後はステップ16に進み、上記の判別結果をモニタに表示または外部に出力し、処理を終了する。
なお、方法1を実行する場合には、2枚の画像が生成されるので、ステップ13〜15の処理を、生成された画像毎に実行する。また方法3を実行する場合には、検査対象のカラー画像およびモデル画像を、それぞれ同軸落射照明に対応する色彩の画像と、斜め入射照明に対応する色彩の画像とに切り分け、これらの画像毎にステップ13〜15を実行することができる。この場合、同軸落射照明に対応する画像から検出された欠陥を、コーティング層101の表面の凹凸欠陥102または色彩欠陥103であると特定することができる。また、斜め入射照明に対応する画像から検出された欠陥から、同軸落射照明に対応する画像の検出結果に重複するものを省くことにより、コーティング層101と本体部との間の色彩欠陥103を特定することができる。
ところで、上記実施例では、表面にコーティング層が形成されたワークを対象としているが、コーティング層がない成形品に対しても、上記と同様の検査を行うことができる。
コーティング層がないワークの場合、ワーク本体100の表面の凹凸欠陥や色彩欠陥が検出対象となる。この場合、図14,15に示すように、凹凸欠陥の検出には照明部2Aからの同時落射照明が適しており、色彩欠陥の検出には照明部2Bからの斜め入射照明が適していると、考えられる。
図14は、凹凸欠陥102のあるワーク本体100に対し、照明部2Aからの同軸落射照明光を照射した例を示す。この場合、正常部分からの正反射光はカメラ1の方向に進行するのに対し、凹凸欠陥102からの正反射光は、カメラ1とは異なる方向に進む。よって、画像上の凹凸欠陥102は周囲より暗い領域となる。
図15(1)は、拡散反射性が比較的高いワーク本体100に暗い色彩欠陥が生じている場合に、斜め入射照明を行った例を示す。この場合、正常部分では、拡散反射光が大きくなるので、カメラ1にも相当量の光が入射し、画像上の背景部分は明るくなる。これに対し、色彩欠陥103では拡散反射が抑えられるため、カメラ1に入射する拡散反射光は少なくなる。よって、画像上の色彩欠陥103は周囲より暗い領域となる。
図15(2)は、拡散反射性が比較的低いワーク本体100に明るい色彩欠陥103が生じている場合に、斜め入射照明を行った例を示す。この場合、正常部分では、拡散反射光が小さくなるので、画像上の背景部分は暗くなる。これに対し、色彩欠陥103では、拡散反射が高められるため、カメラ1への入射光量も増える。よって画像上の色彩欠陥103は周囲より明るい領域となる。
このように、コーティング層101のないワークについては、照明部2Aによる同軸落射照明を用いて表面の凹凸欠陥102を検出し、照明部2Bによる斜め入射照明を用いて表面の色彩欠陥103を検出することが可能になるから、前記方法1〜3を適用して各種欠陥を検出することが可能である。なお、方法3を用いる場合には、コーティング層101のワークについて説明したのと同様に、斜め入射照明についてリスク色が発生するから、ワークの色彩や色彩欠陥103が取り得る色彩に応じて、照明部2A,2Bに点灯される光源を選択するのが望ましい。
欠陥検査装置の構成を示すブロック図である。 欠陥検査装置の光学系の構成を示す説明図である。 コーティング層を有するワークに生じる代表的な欠陥を示す説明図である。 凹凸欠陥を検出する原理および問題点を示す説明図である。 色彩欠陥を検出する原理を示す説明図である。 同軸落射照明および斜め入射照明について、それぞれ検出可能な欠陥と望ましい照明色とをまとめたテーブルである。 背景レベルの設定が適切でない例を示す説明図である。 背景レベルの設定が適切である例を示す説明図である。 コーティング層とワーク本体とについて、反射率を測定した結果をまとめたテーブルである。 検査用の画像を生成する3とおりの方法について、その方法の内容をまとめたテーブルである。 光源の組み合わせとリスク色との関係を示すテーブルである。 ティーチング処理時の手順を示すフローチャートである。 検査時の手順を示すフローチャートである。 コーティング層のないワークの凹凸欠陥を検出するための原理を示す説明図である。 コーティング層のないワークの色彩欠陥を検出するための原理を示す説明図である。
符号の説明
1 カラーカメラ1
2A,2B 照明部
3 計測処理部
20 ハーフミラー
21R,21G,21B 光源(LED)
31 CPU
35 照明制御部
38 モデル画像メモリ
39 パラメータ保存用メモリ
100 ワーク本体
101 コーティング層
102 凹凸欠陥
103 色彩欠陥
W ワーク

Claims (8)

  1. 所定の材料による成形体を検査対象として、その表面に欠陥が生じていないかどうかを検査する方法であって、
    検査対象の成形体に所定方向から照明を施したときの前記成形体からの正反射光が入射するようにカラー画像生成用の撮像手段を設置し、前記成形体に対し、前記所定方向から3種類の光R,G,Bのうちのいずれか1種類を照射する第1の照明と、前記撮像手段の光軸に対して斜めになる方向から前記第1の照明で使用していない1または2種類の光を照射する第2の照明とを同時に実行しつつ、前記撮像手段による撮像を実行し、
    前記撮像により得られたカラー画像を用いて、前記成形体の表面の凹凸欠陥および色彩欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 請求項1に記載された欠陥検査方法において、
    前記第1の照明および第2の照明の少なくとも一方の照明光の色彩を変更可能とした欠陥検査方法。
  3. 請求項1または2に記載された欠陥検査方法において、
    前記撮像処理により得られたカラー画像を、前記第1の照明の照明色に対応する色彩の画像と、前記第2の照明の照明色に対応する色彩の画像とに切り分け、前者の画像を用いて前記凹凸欠陥を検出する一方、後者の画像を用いて前記色彩欠陥を検出する欠陥検査方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された欠陥検査方法において、
    検査に先立ち、前記検査対象の成形体の良品モデルに前記第1および第2の照明を同時に施しながら撮像を行い、その撮像により得られる画像の明るさが所定の目標レベルに達するように、各照明に使用される光源の強度、または前記撮像手段の感度を調整する欠陥検査方法。
  5. 所定の材料による成形体を検査対象として、その表面に欠陥が生じていないかどうかを検査するための装置であって、
    検査対象の成形体に対し所定方向からの照明を施すための第1の照明手段と、
    前記第1の照明手段による照明に対する前記成形体からの正反射光を入射可能に配備され、カラー画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段の光軸に対して斜めになる方向から前記成形体を照明するための第2の照明手段と、
    前記第1、第2の各照明手段による照明動作を制御するとともに、これらの照明手段による照明下で撮像手段を動作させる制御手段と、
    前記制御手段により制御された撮像手段により生成されたカラー画像を用いて、前記成形体の表面の凹凸欠陥および色彩欠陥を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果を出力する出力手段とを具備し、
    前記第1、第2の照明手段は、それぞれR,G,Bの各色彩光を個別に発光する3種類の光源を具備し、
    前記制御手段は、第1の照明手段に前記3種類の光源のうちのいずれか1種類の光源を点灯させるとともに、第2の照明手段に前記第1の照明手段に点灯させない1または2種類の光源を点灯させる欠陥検査装置。
  6. 前記第1の照明手段および第2の照明手段の少なくとも一方は、照明光の色彩を変更可能に構成されている請求項5に記載された欠陥検査装置。
  7. 前記検出手段は、前記撮像手段により生成されたカラー画像を、前記第1の照明手段が点灯する光源に対応する色彩の画像と、前記第2の照明手段が点灯する光源に対応する色彩の画像とに切り分け、前者の画像を用いて前記凹凸欠陥を検出する一方、後者の画像を用いて前記色彩欠陥を検出する請求項5または6に記載された欠陥検査装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載された欠陥検査装置において、
    前記第1および第2の照明手段の各光源の光量または撮像手段のR,G,Bに対する感度を個別に調整するための調整手段と、前記撮像手段により生成された画像の明るさを所定の目標レベルにするのに必要な前記調整手段の調整値を登録するためのメモリとを、さらに備え、
    前記制御手段は、検査時に、前記調整手段に前記メモリの登録情報を与えて各光源の光量または撮像手段の感度を調整させる欠陥検査装置。
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