JP2006304084A - マルチビットδς変調型daコンバータ - Google Patents

マルチビットδς変調型daコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2006304084A
JP2006304084A JP2005125268A JP2005125268A JP2006304084A JP 2006304084 A JP2006304084 A JP 2006304084A JP 2005125268 A JP2005125268 A JP 2005125268A JP 2005125268 A JP2005125268 A JP 2005125268A JP 2006304084 A JP2006304084 A JP 2006304084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
frequency
characteristic data
converter
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005125268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4636926B2 (ja
Inventor
領治 ▲崎▼山
Ryoji Sakiyama
Kazuhiro Kimura
和広 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005125268A priority Critical patent/JP4636926B2/ja
Priority to CN2006100747104A priority patent/CN1852028B/zh
Priority to TW095114143A priority patent/TWI316334B/zh
Priority to KR1020060036158A priority patent/KR100832615B1/ko
Priority to US11/379,975 priority patent/US7268716B2/en
Publication of JP2006304084A publication Critical patent/JP2006304084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4636926B2 publication Critical patent/JP4636926B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/04Differential modulation with several bits, e.g. differential pulse code modulation [DPCM]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/322Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M3/358Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of non-linear distortion, e.g. instability
    • H03M3/36Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of non-linear distortion, e.g. instability by temporarily adapting the operation upon detection of instability conditions
    • H03M3/366Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of non-linear distortion, e.g. instability by temporarily adapting the operation upon detection of instability conditions in feed-forward mode, e.g. using look-ahead circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/50Digital/analogue converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
    • H03M3/502Details of the final digital/analogue conversion following the digital delta-sigma modulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】回路規模が小さく、かつ、音質劣化を招くことなくアイドルトーンの影響を容易に防止する。
【解決手段】DAコンバータは、マルチビットデジタル信号が入力され、前記マルチビットデジタル信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合は所定の周波数以下の前記マルチビットデジタル信号を減衰させて出力し、前記信号レベルが前記閾値以上である場合は前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力するハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタから出力される信号をΔΣ変調するΔΣ変調器と、前記ΔΣ変調器から出力される信号を複数の信号に分解するダイナミックエレメントマッチング回路と、前記ダイナミックエレメントマッチング回路から出力される信号をアナログ信号に変換する複数の内部DAコンバータと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチビットΔΣ変調型DAコンバータに関する。
PCM(Pulse Code Modulation)信号等のマルチビットデジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータとして、マルチビットΔΣ変調型DAコンバータが一般的に知られている(例えば、特許文献1の図13。)。このようなDAコンバータは、複数の内部DAコンバータを備えており、マルチビットΔΣ変調器から出力される信号が、ダイナミックエレメントマッチング回路(以後、DEM回路と称する。)によって、これらの内部DAコンバータに振り分けられる。
このようにマルチビットΔΣ変調する際には、素子レベルのばらつき等により、マルチビットデジタル信号に含まれるDCオフセットが原因となり、アイドルトーンと呼ばれるノイズが可聴帯域において発生することが知られている。そこで、様々な方法によりアイドルトーンの発生の防止が図られている。
例えば、図13は、ゼロ点補正回路を用いてアイドルトーンの発生を防止するDAコンバータの構成の従来例を示す図である。図13のDAコンバータ200では、入力されるPCM信号は、インターポレーションフィルタ201でサンプリングレートが高められ、マルチビットΔΣ変調器202でノイズシェーピングされる。マルチビットΔΣ変調器202の出力信号はDEM回路203によって複数の信号に分解され、複数のマルチビット内部DAコンバータ(以後、MDACと称する。)204に入力される。そして、複数のMDAC204から出力される信号を加算器205で加算することにより、入力されたPCM信号をアナログ信号に変換した信号が得られる。
そして、DAコンバータ200においては、PCM信号に含まれるDCオフセットと逆のDCオフセットを出力するゼロ点補正回路206が設けられている。そして、ゼロ点補正回路206から出力されるDCオフセットが加算器207を用いてPCM信号に加えられることにより、PCM信号に含まれるDCオフセットが相殺され、アイドルトーンの発生が抑制される。
また、図14は、ディザ回路を用いてアイドルトーンの発生を防止するDAコンバータの構成の従来例を示す図である。図14のDAコンバータ210においては、図13のゼロ点補正回路206の代わりに、ディザ信号を出力するディザ回路211が設けられている。このような構成においては、PCM信号に含まれるDCオフセットをマスキング可能な程度に大きいディザ信号を印加することにより、アイドルトーンの発生を抑制することができる。
また、図15は、ハイパスフィルタを用いてアイドルトーンの発生を防止するDAコンバータの構成の従来例を示す図である。図15のDAコンバータ220においては、図13のゼロ点補正回路206及び加算器207の代わりに、ハイパスフィルタ221が設けられている。このような構成においては、PCM信号に含まれるDCオフセットをハイパスフィルタ221によって除去することにより、アイドルトーンの発生を防止することができる。
特開2002−368620号公報
しかし、前述したゼロ点補正回路を用いる方法の場合、ゼロ点補正回路の回路規模が大きく、コストが増大する要因となっていた。
また、ディザ回路を用いる方法では、ゼロ点補正回路を用いる場合と比較して回路規模を小さくすることは可能であるが、PCM信号に含まれるDCオフセットをマスキング可能な程度にディザ信号を大きくすると、ディザ信号そのものによる弊害が発生し得る。そのため、そのような弊害を回避するために複雑な回路設計を行う必要等があり、技術的に困難であった。
また、ハイパスフィルタを用いる方法は、回路規模が小さく、技術的にも容易であるが、信号経路にハイパスフィルタが追加されたことにより、音質が劣化してしまうという問題が生じる。なお、ハイパスフィルタのカットオフ周波数は、例えば1Hz程度等、可聴帯域に比べて十分に低いものであり、理論的には可聴帯域への影響は無いものと考えられる。しかし、ハイパスフィルタが追加されていない場合の方が、低域の量感が豊かであり、よりリアルに聞こえると感じる人が多いという結果が、実験により得られている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、回路規模が小さく、かつ、音質劣化を招くことなくアイドルトーンの影響を容易に防止することができるDAコンバータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のDAコンバータは、マルチビットデジタル信号が入力され、前記マルチビットデジタル信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合は所定の周波数以下の前記マルチビットデジタル信号を減衰させて出力し、前記信号レベルが前記閾値以上である場合は前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力するフィルタ部と、前記フィルタ部から出力される信号をΔΣ変調するΔΣ変調器と、前記ΔΣ変調器から出力される信号を複数の信号に分解するダイナミックエレメントマッチング回路と、前記ダイナミックエレメントマッチング回路から出力される信号をアナログ信号に変換する複数の内部DAコンバータと、を備えることとする。
回路規模が小さく、かつ、音質劣化を招くことなくアイドルトーンの影響を容易に防止することができるDAコンバータを提供することができる。
==DAコンバータの構成==
図1は、本発明のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータの一実施形態であるDAコンバータ1の構成を示す図である。DAコンバータ1は、PCM信号等のマルチビットデジタル信号をアナログ信号に変換して出力する回路であり、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等において用いられるものである。なお、本実施形態においては、DAコンバータ1に入力される信号をPCM信号としているが、入力される信号はPCM信号に限られず、マルチビットデジタル信号であればよい。
DAコンバータ1は、ハイパスフィルタ(HPF)11、インターポレーションフィルタ12、マルチビットΔΣ変調器13、DEM回路14、複数のMDAC15、加算器16、信号レベル検出部17、及び制御部18を備えている。なお、ハイパスフィルタ11、信号レベル検出部17、及び制御部18により、本発明のフィルタ部が構成されている。
ハイパスフィルタ11は、入力されるPCM信号のうち、所定の周波数(カットオフ周波数)以下の信号を減衰して出力する特性を持つものである。このハイパスフィルタ11は、PCM信号に含まれるDCオフセットを除去するためのものであり、例えば1Hz程度のカットオフ周波数が設定されている。なお、ハイパスフィルタ11は、ハードウェアまたはソフトウェアの何れを用いて実現することとしてもよい。
インターポレーションフィルタ12は、ハイパスフィルタ11から出力される信号のサンプリングレートを高めて出力する回路である。また、マルチビットΔΣ変調器13は、インターポレーションフィルタ12から出力される信号をΔΣ変調することにより、ノイズシェーピングを行う回路である。
DEM回路14は、複数のMDAC15の夫々の素子レベルの特性ばらつきによる直線性の劣化を防止する回路であり、マルチビットΔΣ変調器13から出力される信号を複数の信号に分解してMDAC15に出力する。MDAC15は、DEM回路14から出力される信号をアナログ信号に変換して出力する。そして、加算器16は、各MDAC15から出力されるアナログ信号を合成して出力する。
信号レベル検出部17は、ハイパスフィルタ11に入力されるPCM信号の信号レベルを検出し、当該信号レベルと所定の閾値との比較結果を出力する。制御部18は、信号レベル検出部17から出力される比較結果に基づいて、ハイパスフィルタ11のオンオフの制御、または、カットオフ周波数の変更の制御を行う。
まず、PCM信号の信号レベルに応じてハイパスフィルタ11をオンオフ制御する場合の概要について説明する。図2は、ハイパスフィルタ11をオンオフ制御する場合における、ハイパスフィルタ11の周波数特性を示す図である。
オンオフ制御の場合、信号レベル検出部17は、PCM信号の信号レベルと所定の閾値(閾値1)との比較結果を出力する。なお、閾値1はアイドルトーンの信号レベルよりも大きい値であり、PCM信号の信号レベルが閾値1以上である場合には、アイドルトーンを聞き取ることが困難であることとする。
制御部18は、PCM信号の信号レベルが閾値1以上である場合は、ハイパスフィルタ11をオフにする。PCM信号の信号レベルが閾値1以上である場合とは、通常の音楽再生時等、ある程度の音量が出ている場合である。このような場合においては、アイドルトーンを聞き取ることは困難であり、ハイパスフィルタ11をオフにすることによってアイドルトーンが発生したとしても、実用上の問題はない。そして、ハイパスフィルタ11がオフであるためPCM信号が減衰されず、音質の劣化が生じない。
そして、制御部18は、PCM信号の信号レベルが閾値1未満である場合は、ハイパスフィルタ11をオンにする。なお、カットオフ周波数fc1は、PCM信号に含まれるDCオフセットを除去可能なレベルであり、例えば1Hz程度とすることができる。このように、微少なレベルのアイドルトーンを聞き取ることができる程度にPCM信号の信号レベルが小さい状況においては、音楽等の微細な変化を聞き取ることは困難である。そのため、アイドルトーンの発生を抑えるためにハイパスフィルタ11をオンにしたとしても、実用上は音質劣化の影響がない。
次に、PCM信号の信号レベルに応じてハイパスフィルタ11のカットオフ周波数を変更する場合の概要について説明する。図3は、ハイパスフィルタ11のカットオフ周波数を変更制御する場合における、ハイパスフィルタ11の周波数特性を示す図である。ここでは、信号レベル検出部17がPCM信号の信号レベルと比較する閾値として、閾値2(第2の閾値)および閾値3(第1の閾値)が用いられている。
一般的な現象として、フレッチャー・マンソンのカーブやラウドネス・カーブと呼ばれる等感度曲線で示されるように、音量が小さい場合には、低音の感度が悪くなることが知られている。また、信号の位相等の変化点が強調されて聞こえる傾向があることも知られている。ここで、PCM信号の信号レベルが閾値3未満である場合には、低音の感度が非常に悪くなることとする。また、PCM信号の信号レベルが閾値2以上である場合には、アイドルトーンを聞き取ることが困難であることとする。
制御部18は、信号レベル検出部17から出力される比較結果に基づいて、PCM信号の信号レベルが閾値2以上である場合には、ハイパスフィルタ11をオフにする。そして、PCM信号の信号レベルが閾値2未満、かつ、閾値3以上である場合には、ハイパスフィルタ11をオンにする。なお、この時のカットオフ周波数fc2(第1の周波数)は、例えば1Hz程度である。このように、閾値2の前後でハイパスフィルタ11のオンオフを切り替えることにより、前述と同様の効果を得ることができる。
そして、制御部18は、PCM信号の信号レベルが閾値3未満である場合には、ハイパスフィルタ11のカットオフ周波数をfc3(第2の周波数)に変更する。このカットオフ周波数fc3は、カットオフ周波数fc2より高い周波数であり、例えば20Hz程度とすることができる。このように、低音の感度が悪い状況においては、カットオフ周波数を高くして可聴帯域の低音域に変化点を設けることにより、低音が強調されて聞こえるようにすることができる。
==信号レベル検出部==
次に、信号レベル検出部17の詳細について説明する。図4は、PCM信号と閾値との関係を示す図である。本実施形態においては、PCM信号のビット数は例えば16ビットとし、正のサイクルのピーク値を65535、負のサイクルのピーク値を0、中間値を32767であることとする。なお、本発明における信号レベルは、PCM信号の値と中間値との差の絶対値であることとする。
また、図4においては、正のサイクルのための閾値であるVref+、負のサイクルのための閾値であるVref−が示されている。なお、本発明における閾値とは、Vref+及びVref−と、中間値である32767との差の絶対値であることとする。つまり、PCM信号の値がVref+とVref−との間にある場合に、信号レベルが閾値未満であることとなる。したがって、ハイパスフィルタ11をオンオフ制御する場合であれば、このVref+及びVref−は、中間値である32767から前述した閾値1だけ上下させた値となる。
なお、オンオフ制御に加えてカットオフ周波数の変更制御を行う場合には、前述した閾値2及び閾値3に対応するVref+及びVref−についても同様に定める必要がある。
図5は、信号レベル検出部17をハードウェアにより構成する場合の一例を示す図である。信号レベル検出部17は、信号レベル出力回路31、コンパレータ(比較回路)32,33、加算器34、及び抵抗35〜37を含んで構成される。抵抗35〜37は、内部電圧VccからVref+及びVref−を生成するためのものである。なお、抵抗35〜37は、端子41〜44を介して信号レベル検出部17の外部に接続されることとしてもよい。
信号レベル出力回路31は、PCM信号の正のサイクルの値及び負のサイクルにおける値を出力する回路である。正のサイクルの値及び負のサイクルの値の検出方法としては、例えば、積分回路を用いてある期間の平均値を求める方法や、ピークホールド回路を用いてある期間のピーク値を求める方法等がある。
コンパレータ32は、信号レベル出力回路31から出力される正のサイクルの値と、Vref+との比較結果を出力する回路である。コンパレータ32においては、非反転入力端子に正のサイクルの値が入力され、反転入力端子にVref+が入力されている。したがって、コンパレータ32の出力は、正のサイクルの値がVref+以上である場合にH、Vref+未満である場合にLとなる。
また、コンパレータ33は、信号レベル出力回路32から出力される負のサイクルの値と、Vref−との比較結果を出力する回路である。コンパレータ33においては、反転入力端子に負のサイクルの値が入力され、非反転入力端子にVref−が入力されている。したがって、コンパレータ33の出力は、負のサイクルの値がVref−以下である場合にH、Vref−より大きい場合にLとなる。
そして、コンパレータ32,33から出力される信号が加算器34で加算され、検出信号として出力される。図6は、コンパレータ32,33からの出力信号及び加算器34から出力される検出信号の例を示す図である。前述したように、コンパレータ32からの出力信号CMP1は、正のサイクルの値がVref+未満である場合にLとなり、コンパレータ33からの出力信号CMP2は、負のサイクルの値がVref−より大きい場合にLとなる。したがって、加算器34から出力される検出信号は、正のサイクルの値がVref+未満であり、かつ、負のサイクルの値がVref−より大きい場合にLとなる。つまり、PCM信号の信号レベルが、所定の閾値未満である場合にLとなる。よって、ハイパスフィルタ11をオンオフ制御する場合であれば、検出信号がLの場合にハイパスフィルタをオン、検出信号がHの場合にハイパスフィルタをオフとすればよい。
同様に、ハイパスフィルタ11のオンオフ制御に加えてカットオフ周波数の変更制御を行う場合には、2組のVref+及びVref−を生成し、4つのコンパレータを用いてPCM信号の信号レベルと閾値との比較をすることができる。
また、PCM信号の信号レベルと所定の閾値との比較結果を、コンパレータを用いずに出力することも可能である。例えば、PCM信号が前述したように16ビットで構成されている場合であれば、各ビットの値に基づいて、PCM信号の信号レベルと所定の閾値との比較結果を出力することもできる。例えば、最上位ビットから5ビット目までの何れかが1であれば、信号レベルが所定の閾値以上であることを示す比較結果を出力すること等も可能である。このようにPCM信号の各ビットの値に基づいて比較結果を出力する場合においても、PCM信号の正のサイクルの値及び負のサイクルの値の両方について、信号レベルと閾値との比較結果を出力することが可能である。
なお、本実施形態においては、PCM信号の正のサイクルの値及び負のサイクルの値の両方を用いて、信号レベルと閾値との比較結果を出力することとしたが、何れか一方のみを用いることとしてもよい。また、積分回路等を用いてPCM信号の実効値を求め、当該実効値を閾値と比較することとしてもよい。また、コンパレータ32,33をデジタルコンパレータとし、PCM信号の正のサイクル及び負のサイクルのデジタル値と、Vref+及びVref−に相当するデジタル値とを比較することとしてもよい。
==ハイパスフィルタ及び制御部==
次に、ハイパスフィルタ11及び制御部18の詳細について説明する。図7は、デジタルフィルタの一つであるFIR(Finite Impulse Response)フィルタを、乗算器を用いて構成する場合の一例を示す図である。図に示すように、ハイパスフィルタ11は、入力データ系列を記憶するレジスタR〜RN−1、乗算器51、スイッチ52,53、加減算器54、アキュムレータ55、出力データを記憶するレジスタ56、及びカットオフ周波数を決定するための係数(周波数特性データ)を記憶する係数用メモリ(記憶部)57,58を備えている。また、制御部18として、マルチプレクサ(MUX)59が設けられている。なお、レジスタR〜RN−1、乗算器51、スイッチ52,53、加減算器54、アキュムレータ55、及びレジスタ56が本発明の減衰処理部に該当する。
ここで、レジスタRに入力されるデータxが、ハイパスフィルタ11に入力されるPCM信号である。そして、レジスタR(i=1〜N−1)には、xのi個前のデータであるxn−iが記憶されている。また、係数用メモリ57には係数h〜hN−1(第1の周波数特性データ)が記憶されており、係数用メモリ58には係数h’〜h’N−1(第2の周波数特性データ)が記憶されている。
マルチプレクサ59は、信号レベル検出部17から出力される検出信号に基づいて、係数用メモリ57または係数用メモリ58の何れか一方に記憶されている係数を選択して出力する。
なお、FIRフィルタにおける、係数がh〜hN−1である場合にデータxが入力された際の出力yは、次式(1)によって表される。
Figure 2006304084
図7に示すハイパスフィルタ11にデータxが入力された場合の動作について説明する。なお、マルチプレクサ59は、係数h〜hN−1を選択して出力していることとする。データxが入力されると、スイッチ52を順次切り替えることにより、xn−N+1からxが順に乗算器51の一方の入力端子に入力される。そして、スイッチ52の切り替えと同期して、スイッチ53を順次切り替えることにより、係数hN−1からhが順に乗算器51のもう一方の入力端子に入力される。そして、乗算器51から出力される値は、加減算器54及びアキュムレータ55によって累積的に加算される。したがって、スイッチ52,53をN回切り替えることにより、アキュムレータ55から出力される値yは、式(1)で示される値となる。そして、このyがFIRフィルタの出力として、レジスタ56にラッチされて出力される。
また、マルチプレクサ59が、係数h’〜h’N−1を選択して出力している状態においては、yは次式(2)で示される値となる。
Figure 2006304084
つまり、係数を切り替えることにより、ハイパスフィルタ11の周波数特性を変更することができる。したがって、例えば、カットオフ周波数が1Hzとなるような係数をh〜hN−1に設定しておき、ハイパスフィルタ11において信号の減衰が行われないような係数をh’〜h’N−1に設定しておくことにより、ハイパスフィルタ11のオンオフを切り替えることができる。なお、例えば、h’=1、h’〜h’N−1=0とすれば、式(2)より、y=xとなり、信号の減衰が行われないこととなる。
同様に、例えば、カットオフ周波数が1Hzとなるような係数をh〜hN−1に設定しておき、カットオフ周波数が20Hzとなるような係数をh’〜h’N−1に設定しておくことにより、PCM信号の信号レベルに応じてカットオフ周波数を1Hz又は20Hzに切り替えることができる。
なお、このように係数を切り替えてハイパスフィルタ11のオンオフ又はカットオフ周波数の変更を制御する場合、周波数特性を急激に変化させるとノイズが発生する可能性がある。そこで、カットオフ周波数が漸増又は漸減するように変更することとしてもよい。例えば、カットオフ周波数が1Hzの状態からハイパスフィルタ11をオフにする場合であれば、カットオフ周波数を1Hz、0.3Hz、0.1Hz、0.03Hz、0.01Hzと漸減させてオフにする等である。このような制御は、例えば、これら中間のカットオフ周波数に対応する係数(第3の周波数特性データ)を記憶する係数用メモリを設けておき、マルチプレクサ59を用いて係数を段階的に切り替えることにより実現することができる。
また、PCM信号のゼロクロスを検出する回路を設けておき、ゼロクロス検出時に係数を切り替えるように制御することとしてもよい。このようにPCM信号のゼロクロス近傍で係数を切り替えることによっても、切り替え時のノイズ発生を抑えることができる。
また、ハイパスフィルタ11をオフにする制御については、係数を変更するのではなく、スイッチ回路を用いて入力データxをそのまま出力することも可能である。
図8は、ROM(Read Only Memory)を用いてFIRフィルタを構成する場合の一例を示す図である。図に示すように、ハイパスフィルタ11は、入力データ系列を記憶するシフトレジスタSR〜SRN−1、ROM61、レジスタ62、加減算器63、アキュムレータ64、及び出力データを記憶するレジスタ65を備えている。なお、シフトレジスタSR〜SRN−1、レジスタ62,65、加減算器63、及びアキュムレータ64が本発明の減衰処理部に該当し、ROM61が本発明の記憶部及び制御部に該当する。
ここで、データxは、2の補数で表されたLビットのバイナリ数(xn0,xn1,…,xn(L−1))であり、絶対値が1より小さいこととする。この場合、xは、次式(3)により表すことができる。
Figure 2006304084
また、係数をh〜hN−1とする場合のFIRフィルタの出力yは、式(1)に示した通りであるが、xの順序を逆順にすることにより、次式(4)のように表すことができる。
Figure 2006304084
そして、式(4)を式(3)に代入することにより、次式(5)が得られる。
Figure 2006304084
さらに、式(5)の内側と外側の和の順序を入れ替えることにより、次式(6),(7)を得ることができる。
Figure 2006304084
ここで、xniは1又は0であるため、Sniはxniが0でないhの和である。つまり、Nビットのxni(n=0〜N−1)のパターンによって、Sniが定められることとなる。そこで、各パターンに対応するSni(周波数特性データ)をROM61に格納しておくこととする。さらに、ROM61には、h〜hN−1以外の係数(例えば、h’〜h’N−1等)を用いる場合のSniも格納しておくこととする。なお、ROM61にSniを格納する際のアドレスは、例えば、xniのパターンに信号レベル検出部17から出力される検出信号を付加したものとする。
図8において、シフトレジスタSR〜SRN−1のビット長はLビットであり、シフトレジスタSRに最も新しいデータが記憶されており、シフトレジスタSRN−1に最も古いデータが記憶されている。そして、クロックが入力される度に、シフトレジスタSR〜SRN−1の内容は1ビットずつ右に転送される。ここで、各シフトレジスタSR〜SRN−1から出力されているデータがiビット目のデータxni(n=0〜N−1)であることとすると、そのパターンに検出信号が付加されたアドレスが指定されることにより、ROM61からxniのパターン及び検出信号に応じたSniが読み出される。レジスタ62は、ROM61から読み出されたSniをiビット右へシフトすることにより2−iniを求めて出力する。このようにして出力されるSni(i=1〜L−1)を、加減算器63及びアキュムレータ64を用いて加算し、さらに、Sn0を減算することにより、式(6)で示されるyを得ることができる。
そして、検出信号に基づいて、ROM61から読み出される値を変更することにより、乗算器を用いる場合と同様に、ハイパスフィルタ11のオンオフ制御や、カットオフ周波数の変更を行うことができる。
また、ハイパスフィルタ11及び制御部18は、ハードウェアを用いたものに限られず、ソフトウェアにより実現することもできる。図9は、ソフトウェアによりFIRフィルタを実現する場合の、データ処理の概要を示す図である。本例では、アドレスA〜アドレスA+N−1に入力データが格納され、アドレスB〜アドレスB+N−1に係数h〜hN−1が格納され、アドレスC〜アドレスC+N−1に係数h’〜h’N−1が格納されていることとする。また、データ指定用のポインタとしてポインタD、係数指定用のポインタとしてポインタCが設けられている。
STEP1は、データxが入力された際の出力yを求めるステップである。初期状態では、ポインタDの値はA+N−1であり、ポインタCの値はBである。ハイパスフィルタ11は、ポインタDを1ずつデクリメント、ポインタCを1ずつインクリメントしながらhn−k(k=0〜N−1)を算出し、これらを加算することによりyを求める。
STEP2は、データxn+1が入力された際の出力yn+1を求めるステップである。yが得られた直後の状態では、ポインタDの値は、最も古いデータxn−N+1が格納されたAとなっている。そこで、ハイパスフィルタ11は、xn−N+1が格納されているアドレスAに、次のデータxn+1を格納し、ポインタDを1ずつデクリメント、ポインタCを1ずつインクリメントしながらhn−k+1(k=0〜N−1)を算出し、これらを加算することによりyn+1を求める。なお、ハイパスフィルタ11は、ポインタDのデクリメントにおいては、アドレスAの次はアドレスA+N−1に遷移させることとし、ポインタCのインクリメントにおいては、アドレスB+N−1の次はアドレスBに遷移させることとする。
STEP3は、データxn+2が入力された際の出力yn+2を求めるステップである。ここで、信号レベル検出部17からの検出信号に基づき、制御部18は、ポインタCの値をアドレスCに変更する。そして、ハイパスフィルタ11は、xn−N+2が格納されているアドレスA+1に、次のデータxn+2を格納し、ポインタDを1ずつデクリメント、ポインタCを1ずつインクリメントしながらh’n−k+2(k=0〜N−1)を算出し、これらを加算することによりyn+2を求める。
このように、ソフトウェアによりハイパスフィルタ11及び制御部18を実現する場合においても、PCM信号の信号レベルに基づいて、ハイパスフィルタ11のカットオフ周波数を変更することができる。また、ハイパスフィルタ11をオフにする場合は、入力データをそのまま出力することとすればよい。なお、ハイパスフィルタ11をオフにする場合や、カットオフ周波数を変更する場合においては、前述のハードウェアの場合と同様に係数を段階的に変更することにより、切り替え時のノイズ発生を抑えることができる。
また、デジタルフィルタは、FIRフィルタに限られず、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタとすることもできる。図10は、乗算器を用いた2次のIIRフィルタの構成の一例を示す図である。ハイパスフィルタ11は、入力データ系列を記憶するレジスタ71,72、出力データ系列を記憶するレジスタ73,74、係数用メモリ(記憶部)75,76、マルチプレクサ77,78、乗算器79、加減算器80、アキュムレータ81、及び出力データを記憶するレジスタ82を備えている。また、制御部18として、マルチプレクサ83が設けられている。なお、レジスタ71〜74、マルチプレクサ77,78、乗算器79、加減算器80、アキュムレータ81、及びレジスタ82が本発明の減衰処理部に該当する。
このような構成において、レジスタ71には入力データxの1つ前のデータxn−1が記憶され、レジスタ72には、xの2つ前のデータxn−2が記憶されている。また、レジスタ73には一つ前の出力データyn−1が記憶され、レジスタ74には2つ前の出力データyn−2が記憶されている。そして、係数用メモリ75には、係数h,h,h,b,bが記憶され、係数用メモリ76には、係数h’,h’,h’,b’,b’が記憶されている。
マルチプレクサ83は、信号レベル検出部17から出力される検出信号に基づいて、係数用メモリ75または係数用メモリ76の何れか一方に記憶されている係数を選択して出力する。
なお、2次IIRフィルタにおける、係数がh,h,h,b,bである場合にデータxが入力された際の出力yは、次式(8)によって表される。
Figure 2006304084
図10に示すハイパスフィルタ11にデータxが入力された場合の動作について説明する。なお、マルチプレクサ83は、係数h,h,h,b,bを選択して出力していることとする。
マルチプレクサ77には、x,xn−1,xn−2,yn−1,yn−2が入力されている。また、マルチプレクサ78には、マルチプレクサ83から出力されるh,h,h,b,bが入力されている。そして、マルチプレクサ77は、入力される制御信号に従って、x,xn−1,xn−2,yn−1,yn−2の順にデータを選択して乗算器79の一方の入力端子に入力する。また、マルチプレクサ78は、マルチプレクサ77と同期して、制御信号に従って、h,h,h,b,bの順にデータを選択して乗算器79のもう一方の入力端子に入力する。したがって、乗算器79からは、順にh,hn−1,hn−2,bn−1,bn−2が出力される。そして、乗算器79から出力されるこれらの値を加減算器80及びアキュムレータ81によって加減算することにより、アキュムレータ81から出力される値yは、式(8)で示される値となる。そして、このyがIIRフィルタの出力として、レジスタ82にラッチされて出力される。
また、マルチプレクサ83が、係数h’,h’,h’,b’,b’を選択して出力している状態においては、yは次式(9)で示される値となる。
Figure 2006304084
このように、IIRフィルタの場合であっても、検出信号に基づいて係数を切り替えることにより、FIRフィルタの場合と同様に、ハイパスフィルタ11のオンオフ制御や、カットオフ周波数の変更を行うことができる。なお、FIRフィルタの場合と同様に、係数を段階的に変更することにより、切り替え時のノイズ発生を抑えることができる。
また、IIRフィルタの場合においても、ROMを用いてハイパスフィルタを構成することも可能である。図11は、ROMを用いた2次IIRフィルタの一例を示す図である。図に示すように、ハイパスフィルタ11は、シフトレジスタ91〜94、ROM95、加減算器96、及びアキュムレータ97を備えている。なお、シフトレジスタ91〜94、加減算器96、及びアキュムレータ97が本発明の減衰処理部に該当する。また、ROM95が本発明の記憶部及び制御部に該当する。シフトレジスタ91〜94のビット長はFIRフィルタの場合と同様にLビットであり、LSBを先頭にしてデータが格納される。
2次IIRフィルタにおいてxが入力された際のyは、FIRフィルタの場合と同様に、x及びyの順序を逆順にして式を変形することにより、次式(10),(11)で表すことができる。
Figure 2006304084
そこで、(x1i,x2i,x3i,y1i,y2i)の5ビットのパターンに対応するSni(周波数特性データ)をROM95に格納しておくこととする。さらに、ROM95には、係数h,h,h,b,b以外の係数(例えば、h’,h’,h’,b’,b’等)を用いる場合のSniも格納しておくこととする。なお、ROM95にSniを格納する際のアドレスは、例えば、5ビットのパターンに信号レベル検出部17から出力される検出信号を付加したものとする。
これにより、5ビットのパターン及び検出信号に応じたSn(L−1),Sn(L−2),・・・,S1,Sn0がROM95から順番に読み出され、加減算器96に入力される。そして、アキュムレータ97は、加減算器96から出力された値を1ビット右にシフトすることにより2−1を乗算し、その結果を累算用に加減算器96に入力する。この累算処理をL回繰り返すことにより、式(10)で示されるyを得ることができる。なお、L回目の累算処理においては、加減算器96においてSn0が減算され、アキュムレータ97は、その結果をシフトせずに出力する。
このように、ROMを用いたIIRフィルタの場合であっても、検出信号に基づいてROM95から読み出される値を変更することにより、ハイパスフィルタ11のオンオフ制御や、カットオフ周波数の変更を行うことができる。
==ディレイ回路の追加==
次に、図1に示したDAコンバータ1にディレイ回路を追加した例について説明する。図12は、ディレイ回路101が追加されたDAコンバータ100の構成の一例を示す図である。ディレイ回路101は、ハイパスフィルタ11の前段に設けられており、入力されるPCM信号を所定の時間遅延させてハイパスフィルタ11に出力する。ディレイ回路101が追加されている以外は、図1のDAコンバータ1と同様の構成となっている。なお、信号レベル検出部17には、ディレイ回路101に入力される前のPCM信号が入力されている。
これにより、信号レベル検出部17は、ハイパスフィルタ11にPCM信号が入力される前に、信号レベルと閾値との比較結果を出力することができる。したがって、制御部18は、ハイパスフィルタ11に入力されるPCM信号の信号レベルが閾値未満となる前にハイパスフィルタ11をオンにし、信号レベルが閾値以上となる前にオフにすることができる。つまり、信号レベルが閾値未満となってしまった後や、信号レベルが閾値以上となってしまった後等、音質に影響を与える信号レベルでのオンオフ制御が行われず、音質劣化を抑制することができる。
なお、本発明のDAコンバータは、主として、デジタル音声信号をアナログ信号に変換するものであり、デジタル映像信号の処理回路等とともに用いられることが多い。例えば、プラズマディスプレイのように、映像処理に時間がかかるものの場合、画面に表示される映像と、スピーカから出力される音声との同期を取るために、デジタル音声信号のDAコンバータがディレイ回路を備えている場合がある。つまり、図12に示したディレイ回路101は、このように映像と音声との同期を目的とするディレイ回路と共用することができる。したがって、図12に示したような構成とする場合においても、ディレイ回路を新たに追加する必要がなく、コストの増加とはならない。
以上、本発明の実施形態であるDAコンバータ1,100について説明した。前述したように、DAコンバータ1においては、入力されるマルチビットデジタル信号の信号レベルに応じて、ハイパスフィルタ11がオンオフされる。例えば、通常の音楽再生時等、信号レベルがある程度大きい場合は、ハイパスフィルタ11がオフとなる。このような場合、アイドルトーンを聞き取ることは困難であり、ハイパスフィルタ11をオフにすることによってアイドルトーンが発生したとしても、実用上の問題はない。さらに、ハイパスフィルタ11によって信号が減衰されないため、音質が劣化しない。また、例えば、アイドルトーンを聞き取ることができる程度に信号レベルが小さい状況においては、ハイパスフィルタ11がオンとなる。このような場合、音楽等の微細な変化を聞き取ることは困難であり、アイドルトーンの発生を抑えるためにハイパスフィルタ11をオンにしたとしても、実用上は音質劣化の影響がない。このように、信号レベルに応じてハイパスフィルタ11をオンオフすることにより、回路規模が小さく、かつ、音質劣化を招くことなくアイドルトーンの影響を容易に防止することができる。
また、ハイパスフィルタ11のオンオフ制御については、FIRフィルタやIIRフィルタ等のデジタルフィルタの係数等の周波数特性データを変更することにより実現することができる。
そして、ハイパスフィルタ11をオンにする際の周波数特性データと、オフにする際の周波数特性データとをメモリ等に記憶しておき、その何れを用いるかを切り替えることにより、周波数特性データを変更することができる。
さらに、周波数特性データを変更する際には、カットオフ周波数が急激に変更されることによる影響を防ぐため、周波数特性データを段階的に変更することもできる。
なお、周波数特性データの変更ではなく、スイッチ回路等を用いて、ハイパスフィルタ11のオンオフを制御することも可能である。
また、信号レベルと閾値との比較をアナログ方式で行う場合においては、閾値に相当する電圧を抵抗分割により生成することもできる。この場合において、抵抗を外付けとすることにより、接続する抵抗によって閾値を変更することができる。
また、ディレイ回路101を用いることにより、音質に影響を与える信号レベルでのオンオフ制御を回避し、音質劣化を抑制することができる。
また、DAコンバータ1においては、入力されるマルチビットデジタル信号の信号レベルに応じて、ハイパスフィルタ11のカットオフ周波数を変更することもできる。つまり、信号レベルが閾値未満であり、低音の感度が悪い状況においては、カットオフ周波数を高くすることができる。これにより、可聴帯域の低音域に変化点を設け、低音を強調することができる。そして、信号レベルが閾値以上である場合は、カットオフ周波数を低くすることにより、音質劣化を防ぐことができる。
なお、カットオフ周波数を変更する場合においては、カットオフ周波数が急激に変更されることによる影響を防ぐため、周波数特性データを段階的に変更することもできる。
また、カットオフ周波数の変更制御を行う場合においても、所定の信号レベル以上である場合にはハイパスフィルタ11をオフとするように制御することも可能である。これにより、アイドルトーンの影響が無い程度に音量が大きい場合には、ハイパスフィルタ11をオンとすることにより、音質劣化を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の一実施形態であるDAコンバータの構成を示す図である。 ハイパスフィルタをオンオフ制御する場合における、ハイパスフィルタの周波数特性を示す図である。 ハイパスフィルタのカットオフ周波数を変更制御する場合における、ハイパスフィルタの周波数特性を示す図である。 PCM信号と閾値との関係を示す図である。 信号レベル検出部をハードウェアにより構成する場合の一例を示す図である。 コンパレータからの出力信号及び加算器から出力される検出信号の例を示す図である。 乗算器を用いたFIRフィルタの構成の一例を示す図である。 ROMを用いたFIRフィルタの構成の一例を示す図である。 ソフトウェアによりFIRフィルタを実現する場合の、データ処理の概要を示す図である。 乗算器を用いた2次IIRフィルタの構成の一例を示す図である。 ROMを用いた2次IIRフィルタの構成の一例を示す図である。 ディレイ回路が追加されたDAコンバータの構成の一例を示す図である。 ゼロ点補正回路を用いたDAコンバータの構成の従来例を示す図である。 ディザ回路を用いたDAコンバータの構成の従来例を示す図である。 ハイパスフィルタを用いたDAコンバータの構成の従来例を示す図である。
符号の説明
1 DAコンバータ 11 ハイパスフィルタ(HPF)
12 インターポレーションフィルタ 13 マルチビットΔΣ変調器
14 ダイナミックエレメントマッチング回路(DEM回路)
15 マルチビット内部DAコンバータ(MDAC)
16 加算器 17 信号レベル検出部
18 制御部 31 信号レベル出力回路
32,33 コンパレータ 35〜37 抵抗
41〜44 端子 51 乗算器
54 加減算器 55 アキュムレータ
56 レジスタ 57,58 係数用メモリ
59 マルチプレクサ(MUX) 61 ROM
62 レジスタ 63 加減算器
64 アキュムレータ 65 レジスタ
71〜74 レジスタ 75,76 係数用メモリ
78 マルチプレクサ(MUX) 79 乗算器
80 加減算器 81 アキュムレータ
82 レジスタ 91〜94 シフトレジスタ
95 ROM 96 加減算器
97 アキュムレータ 101 ディレイ回路
〜RN−1 レジスタ
SR〜SRN−1 シフトレジスタ

Claims (17)

  1. 入力されるマルチビットデジタル信号の信号レベルが所定の閾値未満である場合は前記マルチビットデジタル信号を所定の周波数以下を減衰させて出力し、前記信号レベルが前記閾値以上である場合は前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力するフィルタ部と、
    前記フィルタ部から出力される信号をΔΣ変調するΔΣ変調器と、
    前記ΔΣ変調器から出力される信号を複数の信号に分解するダイナミックエレメントマッチング回路と、
    前記ダイナミックエレメントマッチング回路から出力される複数の信号をアナログ信号に変換する複数のDAコンバータと、
    を備えることを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  2. 請求項1に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記フィルタ部は、
    前記マルチビットデジタル信号を前記周波数以下を減衰させて出力するハイパスフィルタと、
    前記信号レベルと前記閾値との比較結果を出力する信号レベル検出部と、
    前記信号レベル検出部から出力される前記比較結果に基づいて、前記ハイパスフィルタにおいて前記マルチビットデジタル信号の減衰を行うかどうかを制御する制御部と、
    を有することを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  3. 請求項2に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記信号レベル検出部は、
    前記マルチビットデジタル信号が入力され、前記信号レベルを出力する信号レベル出力回路と、
    前記信号レベル出力回路から出力される前記信号レベルと、前記閾値との比較結果を出力する比較回路と、
    を有することを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  4. 請求項2に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記ハイパスフィルタは、
    前記周波数を決定するための周波数特性データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記周波数特性データに基づいて、前記マルチビットデジタル信号の減衰を行う減衰処理部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記比較結果に基づいて、前記減衰処理部が用いる前記周波数特性データを変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  5. 請求項4に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記記憶部には、
    前記マルチビットデジタル信号を減衰させる場合に用いられる第1の周波数特性データと、前記マルチビットデジタル信号を減衰させない場合に用いられる第2の周波数特性データと、が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記比較結果に基づいて、前記減衰処理部が用いる前記周波数特性データを前記第1の周波数特性データ又は前記第2の周波数特性データの何れかとすること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  6. 請求項4に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記制御部は、
    前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力する状態から第1の周波数以下を減衰させて出力する状態に変更する場合は、前記周波数が前記第1の周波数に段階的に近づくように前記周波数特性データを段階的に変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  7. 請求項4に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記制御部は、
    前記マルチビットデジタル信号を減衰させて出力する状態から前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力する状態に変更する場合は、前記周波数が段階的に零に近づくように前記周波数特性データを段階的に変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  8. 請求項6又は7に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記記憶部には、
    前記周波数以下の前記マルチビットデジタル信号を減衰させる場合に用いられる第1の周波数特性データと、前記マルチビットデジタル信号を減衰させない場合に用いられる第2の周波数特性データと、前記周波数よりも低い周波数以下の前記マルチビットデジタル信号を減衰させる場合に用いられる第3の周波数特性データと、が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記減衰処理部が用いる前記周波数特性データを前記第1の周波数特性データ又は前記第2の周波数特性データの何れか一方の周波数特性データから他方の周波数特性データに変更する場合は、前記一方の周波数特性データから前記第3の周波数特性データに変更した後に、前記第3の周波数特性データから前記他方の周波数特性データに変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  9. 請求項2に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記制御部は、
    前記比較結果に基づいて、前記マルチビットデジタル信号を、前記ハイパスフィルタを介して出力するか、前記ハイパスフィルタを介さずに出力するかを切り替えるスイッチ回路を有すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  10. 請求項3に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータは集積回路であり、
    前記信号レベル検出部は、
    所定の電圧から前記閾値を生成するための抵抗を接続する端子を備えることを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  11. 請求項2に記載のDAコンバータであって、
    前記マルチビットデジタル信号を所定の時間遅延させて前記ハイパスフィルタに入力するディレイ回路を更に備えること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  12. 入力されるマルチビットデジタル信号の信号レベルが第1の閾値以上である場合は前記マルチビットデジタル信号を第1の周波数以下を減衰させて出力し、前記信号レベルが前記第1の閾値未満である場合は前記マルチビットデジタル信号を前記第1の周波数より高い第2の周波数以下を減衰させて出力するフィルタ部と、
    前記ハイパスフィルタから出力される信号をΔΣ変調するΔΣ変調器と、
    前記ΔΣ変調器から出力される信号を複数の信号に分解するダイナミックエレメントマッチング回路と、
    前記ダイナミックエレメントマッチング回路から出力される複数の信号をアナログ信号に変換する複数のDAコンバータと、
    を備えることを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  13. 請求項12に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記フィルタ部は、
    前記マルチビットデジタル信号を減衰させて出力するハイパスフィルタと、
    前記信号レベルと前記第1の閾値との比較結果を出力する信号レベル検出部と、
    前記信号レベル検出部から出力される前記比較結果に基づいて、前記ハイパスフィルタにおける減衰の基準となる周波数を前記第1の周波数とするか前記第2の周波数とするかを制御する制御部と、
    を有することを特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  14. 請求項13に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記ハイパスフィルタは、
    前記周波数を決定するための周波数特性データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記周波数特性データに基づいて、前記マルチビットデジタル信号の減衰を行う減衰処理部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記比較結果に基づいて、前記減衰処理部が用いる前記周波数特性データを変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  15. 請求項14に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記記憶部には、
    前記周波数を前記第1の周波数とする場合に用いられる第1の周波数特性データと、前記周波数を前記第2の周波数とする場合に用いられる第2の周波数特性データと、が記憶されており、
    前記制御部は、
    前記比較結果に基づいて、前記減衰処理部が用いる前記周波数特性データを前記第1の周波数特性データ又は前記第2の周波数特性データの何れかとすること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  16. 請求項14に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記制御部は、
    前記周波数を第1の周波数から第2の周波数に変更する場合は、前記周波数が前記第1の周波数から前記第2の周波数に段階的に近づくように前記周波数特性データを段階的に変更すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。
  17. 請求項12に記載のマルチビットΔΣ変調型DAコンバータであって、
    前記フィルタ部は、
    前記信号レベルが前記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合は、前記マルチビットデジタル信号を減衰させずに出力すること、
    を特徴とするマルチビットΔΣ変調型DAコンバータ。

JP2005125268A 2005-04-22 2005-04-22 マルチビットδς変調型daコンバータ Expired - Fee Related JP4636926B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125268A JP4636926B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 マルチビットδς変調型daコンバータ
CN2006100747104A CN1852028B (zh) 2005-04-22 2006-04-11 多位δ∑调制型da转换器
TW095114143A TWI316334B (en) 2005-04-22 2006-04-20 Multibit delta modulation type da converter
KR1020060036158A KR100832615B1 (ko) 2005-04-22 2006-04-21 멀티 비트 δς 변조형 da 컨버터
US11/379,975 US7268716B2 (en) 2005-04-22 2006-04-24 Multibit ΔΣ modulation DA converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125268A JP4636926B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 マルチビットδς変調型daコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006304084A true JP2006304084A (ja) 2006-11-02
JP4636926B2 JP4636926B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=37133500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005125268A Expired - Fee Related JP4636926B2 (ja) 2005-04-22 2005-04-22 マルチビットδς変調型daコンバータ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7268716B2 (ja)
JP (1) JP4636926B2 (ja)
KR (1) KR100832615B1 (ja)
CN (1) CN1852028B (ja)
TW (1) TWI316334B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1971025A1 (en) 2007-03-16 2008-09-17 Yamaha Corporation Digital input class-D amplifier
JP2009094678A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Renesas Technology Corp D/aコンバータ
JP2010056926A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Yamaha Corp D/a変換回路およびデジタル入力型d級増幅器
JP2012114698A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Ricoh Co Ltd デルタシグマ型変調回路を用いたda変換器、da変換方法、及びプログラム
JP2013130412A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Sanyo Electric Co Ltd 電力測定装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845136B1 (ko) * 2006-08-30 2008-07-09 삼성전자주식회사 데이터 가중 평균화 기법을 적용한 멀티비트 데이터 변환기
CN101986721B (zh) * 2010-10-22 2014-07-09 苏州上声电子有限公司 全数字式扬声器装置
GB201101549D0 (en) * 2011-01-31 2011-03-16 Cambridge Silicon Radio Ltd A multi bit digital to analogue converter and a delta sigma analogue to digital converter
JP6387676B2 (ja) * 2014-05-15 2018-09-12 セイコーエプソン株式会社 アイドルトーン分散装置及び周波数計測装置
JP6792137B2 (ja) * 2016-03-03 2020-11-25 ミツミ電機株式会社 D/a変換器、及びa/d変換器
US10763884B2 (en) * 2018-07-23 2020-09-01 Mediatek Inc. High linearity digital-to-analog converter with ISI-suppressing method
US10833687B1 (en) * 2019-06-17 2020-11-10 Dialog Semiconductor (Uk) Limited Digital to analog circuit
US11539384B2 (en) 2020-08-07 2022-12-27 Analog Devices, Inc. DC detector for a transmit datapath
CN116358619B (zh) * 2023-06-01 2023-08-08 泉州昆泰芯微电子科技有限公司 信号误差修调方法、磁性编码器及光学编码器

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03145814A (ja) * 1989-11-01 1991-06-21 Hitachi Ltd デイジタル・ハイパスフイルタ
JPH0478225A (ja) * 1990-07-18 1992-03-12 Fujitsu Ten Ltd 音響再生装置
JPH04323910A (ja) * 1991-04-23 1992-11-13 Mitsubishi Electric Corp A/d,d/a変換装置
JPH05160736A (ja) * 1991-05-21 1993-06-25 American Teleph & Telegr Co <Att> シグマ−デルタ変調器
JPH0715281A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズシェーピング装置
JPH10322214A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Nippon Baa Braun Kk オフセット除去機能付のアナログ−デジタル変換器
JP2000349641A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Nippon Precision Circuits Inc デルタシグマ方式d/a変換器
JP2001345703A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル/アナログ変換装置及びデジタル/アナログ変換方法
JP2002314427A (ja) * 2001-04-05 2002-10-25 Nokia Mobile Phones Ltd シグマ−デルタ変調器を動作させる方法及びシグマ−デルタ変調器
JP2002368620A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Mitsubishi Electric Corp ディジタルδςモジュレータおよびそれを用いたd/aコンバータ
JP2003224488A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ダイレクトコンバージョン受信機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3852721B2 (ja) 1997-07-31 2006-12-06 旭化成マイクロシステム株式会社 D/a変換器およびデルタシグマ型d/a変換器
US6087969A (en) * 1998-04-27 2000-07-11 Motorola, Inc. Sigma-delta modulator and method for digitizing a signal
EP1212838B1 (en) * 1999-08-09 2003-01-29 Atmel Corporation Hybrid bandpass and baseband delta-sigma modulator
WO2003007131A2 (en) * 2001-07-13 2003-01-23 Cirrus Logic, Inc. Circuits, systems and methods for volume control in 1-bit digital audio systems
US6744392B2 (en) * 2002-08-02 2004-06-01 Cirrus Logic, Inc. Noise shapers with shared and independent filters and multiple quantizers and data converters and methods using the same
US6737999B2 (en) 2002-09-03 2004-05-18 Analog Devices, Inc. Mismatch-shaping for a quadrature digital-to-analog converter
US6727832B1 (en) * 2002-11-27 2004-04-27 Cirrus Logic, Inc. Data converters with digitally filtered pulse width modulation output stages and methods and systems using the same
US6741197B1 (en) * 2003-01-13 2004-05-25 Cirrus Logic, Inc. Digital-to-analog converter (DAC) output stage

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03145814A (ja) * 1989-11-01 1991-06-21 Hitachi Ltd デイジタル・ハイパスフイルタ
JPH0478225A (ja) * 1990-07-18 1992-03-12 Fujitsu Ten Ltd 音響再生装置
JPH04323910A (ja) * 1991-04-23 1992-11-13 Mitsubishi Electric Corp A/d,d/a変換装置
JPH05160736A (ja) * 1991-05-21 1993-06-25 American Teleph & Telegr Co <Att> シグマ−デルタ変調器
JPH0715281A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズシェーピング装置
JPH10322214A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Nippon Baa Braun Kk オフセット除去機能付のアナログ−デジタル変換器
JP2000349641A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Nippon Precision Circuits Inc デルタシグマ方式d/a変換器
JP2001345703A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル/アナログ変換装置及びデジタル/アナログ変換方法
JP2002314427A (ja) * 2001-04-05 2002-10-25 Nokia Mobile Phones Ltd シグマ−デルタ変調器を動作させる方法及びシグマ−デルタ変調器
JP2002368620A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Mitsubishi Electric Corp ディジタルδςモジュレータおよびそれを用いたd/aコンバータ
JP2003224488A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ダイレクトコンバージョン受信機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1971025A1 (en) 2007-03-16 2008-09-17 Yamaha Corporation Digital input class-D amplifier
US7679435B2 (en) 2007-03-16 2010-03-16 Yamaha Corporation Digital input class-D amplifier
JP2009094678A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Renesas Technology Corp D/aコンバータ
JP2010056926A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Yamaha Corp D/a変換回路およびデジタル入力型d級増幅器
JP2012114698A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Ricoh Co Ltd デルタシグマ型変調回路を用いたda変換器、da変換方法、及びプログラム
JP2013130412A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Sanyo Electric Co Ltd 電力測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1852028B (zh) 2012-01-11
TW200638688A (en) 2006-11-01
US20060255992A1 (en) 2006-11-16
KR20060111405A (ko) 2006-10-27
JP4636926B2 (ja) 2011-02-23
US7268716B2 (en) 2007-09-11
CN1852028A (zh) 2006-10-25
KR100832615B1 (ko) 2008-05-27
TWI316334B (en) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4636926B2 (ja) マルチビットδς変調型daコンバータ
JP3449254B2 (ja) D/a変換装置
KR20060004695A (ko) 오디오 신호의 대역을 확장하기 위한 방법 및 장치
JP3726574B2 (ja) D/a変換装置
TW200835164A (en) Methods and systems for implementing a digital-to-analog converter
US7439440B2 (en) Audio player using sigma-delta pulse-width modulation
JP2010124250A (ja) A/d変換装置、d/a変換装置、信号処理装置
JP2021501359A (ja) 低遅延デシメータ及びインターポレータフィルタ
JP4934298B2 (ja) オーディオ信号処理装置
JP4446791B2 (ja) Daコンバータシステムにおける校正装置および校正方法
US11889280B2 (en) Filters and filter chains
JP3230270B2 (ja) 信号処理装置
JP4545272B2 (ja) デジタルアッテネータ、デジタル減衰処理方法
JP4704872B2 (ja) オーディオ信号出力装置
JP3304611B2 (ja) オーディオ信号処理装置
JP2008099182A (ja) デジタルフィルタ装置
JP2970240B2 (ja) A/d変換器のdcオフセット除去回路
JP2000269821A (ja) 予測符号化信号復号化装置及び雑音除去方法
JP4400373B2 (ja) データ処理回路
JP4385893B2 (ja) データ処理回路における係数補間回路
US20050265497A1 (en) Signal processor
JPH03201900A (ja) 音場補正装置
JPH09237091A (ja) 飽和信号処理装置
JPH06338797A (ja) ビット長拡張装置
JP2000216692A (ja) ノイズ除去装置およびノイズ除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees