JP2006303668A - 出力インピーダンス可変回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレキシブル・プリント配線基板(FPC)に接続されるフォトディテクタIC(PDIC)の出力インピーダンスを、所要の信号帯域を減衰することなくピーキングの発生を抑えるように、FPCのインダクタンス値、容量値に合わせてPDICの外部から調整できるようにする。
【解決手段】 PDIC1にて光/電圧変換で電圧に変換された信号は出力回路3の出力から電界効果トランジスタ(FET)4のドレインに接続され、FET4のソースは出力端子7に接続されている。出力端子7の信号はコイル5と容量6とで構成されたFPC2の等価回路を介して本体の信号処理基板に入力される。FET4のゲートは可変電圧源VRに接続されている。FPC2のインダクタ成分と容量成分とでピーキングが発生するが、可変電圧源VRに電圧を印加してFET4のゲート電圧値を最適値に調整することで、FET4のオン抵抗によりピーキングを抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学的に情報の記録・再生を行う装置においてフォトディテクタICの出力インピーダンスを調整するための出力インピーダンス可変回路に関するものである。
光ディスク装置、光磁気ディスク装置等の光学的に情報の記録/再生を行う装置において、ディスクからの反射光を電気信号に変換する光ピックアップは、主に光を集光させるレンズと、光信号を電圧に変換する半導体装置であるフォトディテクタIC(PDIC:Photo Detector IC)と、PDICから本体の信号処理基板までを接続するフレキシブル・プリント配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit Board)とで構成されている。
PDICの出力は、FPCを介して本体の信号処理基板に入力される。ここに、FPCは、コイルと容量とで構成された等価回路で表すことができる。したがって、信号処理基板の入力周波数特性には、FPCのコイルと容量とで構成される回路の伝達特性によるピーキングが現れる。このピーキングは、PDIC内部の寄生素子や共通インピーダンス等を介してPDICの内部回路に回り込み、PDICの周波数特性を変化させたり、PDIC内部の演算増幅器を発振させたりする原因となる。
なお、増幅器の周波数特性を可変にするため、当該増幅器へピーキング回路を制御信号に応じて断接するトランジスタスイッチ回路が知られている(特許文献1参照)。
特開昭62−264721号公報
ピーキング防止のため、PDICの内部に出力抵抗を付加することが考えられる。つまり、ピーキングが出ないように、PDICに接続されるFPCのコイルと容量との値に合わせて出力抵抗の抵抗値を最適設計するのである。
ところが、光ピックアップの新規開発等によりFPCの長さが変わった場合、FPCのインダクタンス値、容量値が変化し、従来の抵抗値では再びピーキングが発生したり、信号処理基板入力の周波数特性が下がって信号帯域内のレベルを下げたりしてしまうことになる。
また、PDICの出力抵抗をFPC側に付加した場合、光ピックアップ自体のコストアップにつながるとともに、FPC部品点数の増加により光ピックアップ自体が大型化してしまう不具合があった。
本発明の目的は、FPCに接続されるPDICの出力インピーダンスを、所要の信号帯域を減衰することなくピーキングの発生を抑えるように、FPCのインダクタンス値、容量値に合わせてPDICの外部から調整できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、PDICの出力回路と当該PDICの出力端子との間にインピーダンス可変回路を挿入することとしたものである。インピーダンス可変回路は、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)のオン抵抗を調整するものであっても、各々抵抗を内蔵した複数のスイッチ回路を並列又は直列に接続したものであっても、また1又は複数のバイポーラトランジスタのエミッタ抵抗を調整するものであってもよい。
本発明によれば、PDICの出力インピーダンスを、所要の信号帯域を減衰することなくピーキングの発生を抑えるように、FPCのインダクタンス値、容量値に合わせてPDICの外部から最適値に調整できるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第1の実施形態を示している。図1において、符号1はPDIC全体を示し、符号2はFPC等価回路を示し、符号3はPDIC1内部の出力回路を示し、符号4はFETを示し、符号5はFPC2のインダクタ成分を集中定数化したコイルを示し、符号6はFPC2の容量成分を集中定数化した容量を示し、符号7はPDIC1の出力端子を示し、符号VRは可変電圧源を示し、符号OUTはFPC2の出力端子を示す。
図1のPDIC1で光/電圧変換を行っている。電圧に変換された信号は出力回路3の出力からFET4のドレインに接続され、FET4のソースは出力端子7に接続されている。出力端子7の信号はコイル5と容量6とで構成されたFPC2を介して本体の信号処理基板に入力される。FET4のゲートは可変電圧源VRに接続されている。FPC2のインダクタ成分のコイル5と容量成分である容量6とで、FPC2ではピーキングが発生する。コイル5のインダクタ値をL、容量6の容量値をCとした場合、ピーキングの周波数fは、
f=1/(2π√(L×C))
となる。
そこで、可変電圧源VRに電圧を印加しFET4のゲートに電圧をかけFET4をオンさせる。このときFET4のドレイン・ソース間にはFET4のオン抵抗が発生し、このオン抵抗によってコイル5と容量6とで発生するピーキング量を減少させることができる。これは、FET4のオン抵抗と容量6とでフィルタ回路になっているためと理解できる。FET4のゲート電圧を調整してFET4のオン抵抗を最適値にすることで、信号帯域を減衰することなくピーキングの発生を抑えることが可能となる。
図2は、図1に示した構成の周波数特性に関するシミュレーション結果の一例であり、図1のコイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pFとしてFET4のオン抵抗を0Ω、120Ω、240Ωとした場合の周波数特性を示す。FET4のオン抵抗0Ωでは鋭いピーキングが発生しているが、オン抵抗120Ωではピーキングがなくなっている。FET4のオン抵抗240Ωでは周波数特性が低く信号の帯域を減衰してしまい、120Ωが最適値であることが分かる。FPC2の長さが変わった場合には、FET4のオン抵抗が最適値になるように可変電圧源VRの電圧値を調整すればよい。
《第2の実施形態》
図3は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第2の実施形態を示している。図3において、符号11、12はFETを示し、符号13、14は抵抗を示し、符号15、16はスイッチ回路を示し、符号SW1、SW2はFET11、FET12をオン、オフさせるスイッチ端子上の信号を示す。
出力回路3と出力端子7との間に、FET11のドレインとソースとの間に抵抗13が並列接続されているスイッチ回路15と、FET12のドレインとソースとの間に抵抗14が並列接続されているスイッチ回路16とが並列接続されている。SW1及びSW2を操作しFET11とFET12をオン、オフすることでコイル5と容量6で発生するピーキングをなくすことができる。
例えば、図3のコイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pF、抵抗13,14の抵抗値を240Ωとする。FPC2のピーキングをなくすために、SW1とSW2を“L”にすることで、FET11とFET12とがオフし、出力回路3と出力端子7との間の合成インピーダンスは抵抗13と抵抗14とを並列接続した抵抗値となり、出力インピーダンスは120Ωとなる。つまり、第1の実施形態と同等の効果があることが分かる。FPC2の長さが変わった場合には、両スイッチ回路15,16中のオンするFETの数を変更すればよい。
なお、図3では2つのスイッチ回路15,16を並列接続した場合を説明したが、3つ以上のスイッチ回路を並列接続することも可能である。
《第3の実施形態》
図4は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第3の実施形態を示している。図4において、符号21、22はFETを示し、符号23、24は抵抗を示し、符号25、26はスイッチ回路を示し、符号SW3、SW4はFET21、FET22をオン、オフさせるスイッチ端子上の信号を示す。
出力回路3と出力端子7との間に、FET21のドレインとソースとの間に抵抗23が並列接続されているスイッチ回路25と、FET22のドレインとソースとの間に抵抗24が並列接続されているスイッチ回路26とが直列接続されている。SW3及びSW4を操作しFET21とFET22をオン、オフすることで、コイル5と容量6で発生するピーキングをなくすことができる。
例えば、図4のコイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pF、抵抗23,24の抵抗値を120Ωとする。FPC2のピーキングをなくすために、SW3を“H”、SW4を“L”にすることで、FET21がオンしFET22がオフし、出力回路3と出力端子7との間の合成インピーダンスは抵抗24の抵抗値となり、出力インピーダンスは120Ωとなる。つまり、第1の実施形態と同等の効果があることが分かる。FPC2の長さが変わった場合には、両スイッチ回路25,26中のオンするFETの数を変更すればよい。
なお、図4では2つのスイッチ回路25,26を直列接続した場合を説明したが、3つ以上のスイッチ回路を直列接続することも可能である。
《第4の実施形態》
図5は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第4の実施形態を示している。図5において、符号31はNPNトランジスタを示し、符号32は可変電流源を示し、符号33、34はNPNトランジスタを示し、符号35、36、37は抵抗を示し、符号Vccは電源電圧源を示し、符号VRは可変電圧源を示す。
PDIC1において、出力回路3の出力がNPNトランジスタ31のベースに入力され、このNPNトランジスタ31のエミッタは可変電流源32と出力端子7に接続されている。つまり、NPNトランジスタ31と可変電流源32とでエミッタフォロア回路を構成している。NPNトランジスタ31のエミッタ抵抗が最適になるように可変電流源32の電流値を調整すれば、FPC2のピーキングを抑えることができる。
詳細には、可変電圧源VRの電圧値からNPNトランジスタ34のベース・エミッタ間電圧VBEの値を差し引いた電圧値を抵抗37と抵抗36との合成抵抗値で割ると、電流I0が求まる。NPNトランジスタ33,34と抵抗35,36とで電流ミラー回路を構成し、抵抗36と抵抗35との抵抗値の比によって電流I1が決定され、この電流I1がNPNトランジスタ31のエミッタ電流となる。つまり、可変電圧源VRの電圧値を調節することで、NPNトランジスタ31のエミッタ抵抗が最適になるように電流I1を調整すればよい。
例えば、抵抗35,36,37を1kΩとし、NPNトランジスタ33,34のVBEを0.7Vとし、VRを1.2Vとした場合、I0は、
I0=(1.2V−0.7V)/(1kΩ+1kΩ)=250μA
となる。抵抗35及び抵抗36はそれぞれ1kΩであるため、電流ミラー比は1:1となり、I1も250μAとなる。この結果、NPNトランジスタ31のエミッタには250μAが流れるので、コイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pFとすると、NPNトランジスタ31のエミッタ抵抗が104Ωとなる。つまり、第1の実施形態と同等の効果があることが分かる。
FPC2のコイル5と容量6の値が変更になりFPC2のピーキング位置やピーキング量が変化した場合には、可変電圧源VRの電圧を変化させ、NPNトランジスタ31のエミッタ抵抗を最適にすることでピーキングを解消することが可能である。
なお、図5ではNPNトランジスタ31でエミッタフォロア回路を構成したが、PNPトランジスタを用いても同様の効果が得られる。
《第5の実施形態》
図6は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第5の実施形態を示している。図6において、符号41、43はNPNトランジスタを示し、符号42、44はPNPトランジスタを示し、符号45、46は可変電流源を示す。
出力回路3の出力がNPNトランジスタ41のエミッタとPNPトランジスタ42のエミッタとに接続され、NPNトランジスタ41のコレクタ、ベースは可変電流源45とNPNトランジスタ43のベースとに接続されている。PNPトランジスタ42のコレクタ、ベースは可変電流源46とPNPトランジスタ44のベースとに接続され、NPNトランジスタ43のエミッタとPNPトランジスタ44のエミッタは出力端子7に接続されている。NPNトランジスタ43のエミッタ抵抗とPNPトランジスタ44のエミッタ抵抗との合成抵抗が最適になるように可変電流源45,46の電流値を調整して、FPC2のピーキングを抑えることができる。
例えば、図6のコイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pF、NPNトランジスタ41,43は同一のトランジスタとし、PNPトランジスタ42,44は同一トランジスタとし、可変電流源45,46の電流値をそれぞれ125μAとすると、NPNトランジスタ43のエミッタには125μAが流れてエミッタ抵抗が208Ωとなり、PNPトランジスタ44のエミッタには125μAが流れてエミッタ抵抗が208Ωとなる。よって、端子7の出力インピーダンスはNPNトランジスタ43のエミッタ抵抗とPNPトランジスタ44のエミッタ抵抗との並列合成抵抗であるので、104Ωとなる。つまり、第1の実施形態と同等の効果があることが分かる。
《第6の実施形態》
図7は、本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第6の実施形態を示している。図7において、符号51、54はPNPトランジスタを示し、符号52、53はNPNトランジスタを示し、符号55、56は可変電流源を示す。
出力回路3の出力がPNPトランジスタ51のベースとNPNトランジスタ52のベースとに接続され、PNPトランジスタ51のエミッタは可変電流源56とNPNトランジスタ53のベースとに接続され、NPNトランジスタ52のエミッタは可変電流源55とPNPトランジスタ54のベースとに接続されている。PNPトランジスタ54のエミッタとNPNトランジスタ53のエミッタとは出力端子7に接続されている。NPNトランジスタ53のエミッタ抵抗とPNPトランジスタ54のエミッタ抵抗との合成抵抗が最適になるように可変電流源55,56の電流値を調整して、FPC2のピーキングを抑えることができる。
例えば、図7のコイル5のインダクタ値を300nH、容量6の容量値を30pF、PNPトランジスタ51,54は同一トランジスタとし、NPNトランジスタ52,53は同一のトランジスタとし、可変電流源55,56の電流値をそれぞれ125μAとすると、NPNトランジスタ53のエミッタには125μAが流れてエミッタ抵抗が208Ωとなり、PNPトランジスタ54のエミッタには125μAが流れてエミッタ抵抗が208Ωとなる。よって、端子7の出力インピーダンスはNPNトランジスタ53のエミッタ抵抗とPNPトランジスタ54のエミッタ抵抗との並列合成抵抗であるので、104Ωとなる。つまり、第1の実施形態と同等の効果があることが分かる。
本発明に係る出力インピーダンス可変回路は、PDICに接続される任意のFPCのインダクタ成分と容量成分とで発生するピーキングを抑える手段として有用である。
本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第1の実施形態を示す回路図である。 図1の出力インピーダンス可変回路においてFETのオン抵抗を変化させた場合の周波数特性図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第2の実施形態を示す回路図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第3の実施形態を示す回路図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第4の実施形態を示す回路図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第5の実施形態を示す回路図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変回路の第6の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
1 フォトディテクタIC(PDIC)
2 フレキシブル・プリント配線基板(FPC)
3 出力回路
4,11,12,21,22 電界効果トランジスタ(FET)
5 コイル
6 容量
7 出力端子
13,14,23,24,35,36,37 抵抗
15,16,25,26 スイッチ回路
31,33,34,41,43,52,53 NPNトランジスタ
32,45,46,55,56 可変電流源
42,44,51,54 PNPトランジスタ

Claims (7)

  1. 光学的に情報の記録・再生を行う装置において、フレキシブル・プリント配線基板に接続される出力端子を有するフォトディテクタICの出力インピーダンスを、所要の信号帯域を減衰することなくピーキングの発生を抑えるように調整するための出力インピーダンス可変回路であって、
    前記フォトディテクタICの出力回路と、
    前記出力回路の出力と前記出力端子との間に設けられたインピーダンス可変回路とを備えたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  2. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、前記出力回路の出力に接続されたドレインと、前記出力端子に接続されたソースと、可変電圧源に接続されたゲートとを持つ電界効果トランジスタを有し、
    前記電界効果トランジスタのゲート電圧値によって前記電界トランジスタのオン抵抗を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  3. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、複数のスイッチ回路を互いに並列接続してなり、
    前記複数のスイッチ回路の各々は、
    前記出力回路の出力に接続されたドレインと、前記出力端子に接続されたソースと、個別のスイッチ端子に接続されたゲートとを持つ電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタのドレインとソースとの間に並列接続された抵抗とを有し、
    前記各スイッチ端子上の信号によって前記複数のスイッチ回路内でオンする電界効果トランジスタの数を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  4. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、複数のスイッチ回路を互いに直列接続してなり、
    前記複数のスイッチ回路の各々は、
    前記出力回路の出力と前記出力端子との間に順次直列に接続されたドレイン及びソースと、個別のスイッチ端子に接続されたゲートとを持つ電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタのドレインとソースとの間に並列接続された抵抗とを有し、
    前記各スイッチ端子上の信号によって前記複数のスイッチ回路内でオンする電界効果トランジスタの数を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  5. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、
    前記出力回路の出力に接続されたベースと、前記出力端子に接続されたエミッタとを持つバイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタのエミッタに接続された可変電流源とを有し、
    前記可変電流源の電流値によって前記バイポーラトランジスタのエミッタ抵抗を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  6. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、
    前記出力回路の出力に接続されたエミッタと、第1の可変電流源に接続されたコレクタ及びベースとを持つ第1のNPNトランジスタと、
    前記出力回路の出力に接続されたエミッタと、第2の可変電流源に接続されたコレクタ及びベースとを持つ第1のPNPトランジスタと、
    前記第1のNPNトランジスタのベースに接続されたベースと、前記出力端子に接続されたエミッタとを持つ第2のNPNトランジスタと、
    前記第1のPNPトランジスタのベースに接続されたベースと、前記出力端子に接続されたエミッタとを持つ第2のPNPトランジスタとを有し、
    前記第1及び第2の可変電流源の電流値によって前記第2のNPNトランジスタ及び前記第2のPNPトランジスタの各々のエミッタ抵抗の合成抵抗を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
  7. 請求項1記載の出力インピーダンス可変回路において、
    前記インピーダンス可変回路は、
    前記出力回路の出力に接続されたベースと、第1の可変電流源に接続されたエミッタとを持つ第1のPNPトランジスタと、
    前記出力回路の出力に接続されたベースと、第2の可変電流源に接続されたエミッタとを持つ第1のNPNトランジスタと、
    前記第1のPNPトランジスタのエミッタに接続されたベースと、前記出力端子に接続されたエミッタとを持つ第2のNPNトランジスタと、
    前記第1のNPNトランジスタのエミッタに接続されたベースと、前記出力端子に接続されたエミッタとを持つ第2のPNPトランジスタとを有し、
    前記第1及び第2の可変電流源の電流値によって前記第2のNPNトランジスタ及び前記第2のPNPトランジスタの各々のエミッタ抵抗の合成抵抗を調整するように構成されたことを特徴とする出力インピーダンス可変回路。
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