JP2006256562A - 車両システム起動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作のいずれにおいても高い信頼性を確保することができる車両システム起動制御装置を提供する。
【解決手段】 起動/停止判定回路22は、ホールド回路16から受けた主IG指令信号と、サブライン18から受けた副IG指令信号との論理が一致すれば、主IG指令信号の論理に従って、イグニッションスイッチ12のオン/オフ状態を判定する。一方、主IG指令信号がHレベルとなり、かつ副IG指令信号がLレベルとなる論理矛盾が生じたときには、起動/停止判定回路22は、駐車状態推定条件が成立することに基づいて車両システムが停止されることが確率的に高い状況にあると判定されると、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22はホールド回路16のオン故障を検出した後に、車両システムを停止させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両システムの起動制御装置に関し、より特定的には、高い信頼度で車両システムの起動および停止を行なうことができる車両システム起動制御装置に関する。
車両システムの起動は、通常、イグニッションスイッチの操作により行なわれる。イグニッションスイッチは、イグニッションキーを鍵穴に差込み、所定の位置に回動させて操作を行なうものである。イグニッションスイッチは、イグニッションキーを抜き差しするオフ(OFF)位置、カーオーディオなどのアクセサリ電装機器を通電させるアクセサリ(ACC)位置、エンジンの点火系に通電を行なうオン(ON)位置およびエンジンを始動するため、スタータに通電を行なうエンジンスタート(ST)位置を有している。
車両システムの起動時においては、たとえば特許文献1に開示されるように、イグニッションスイッチがオン位置に操作されると、H(論理ハイ)レベルのIG信号が電源制御ユニットのコントローラに入力される。電源制御ユニットは、HレベルのIG信号に応答して、負荷への電力の供給/停止を切り替えるリレーを通電する。これにより、バッテリの電源が複数の負荷に供給される。複数の負荷には、エンジン電子制御ユニット、A/T電子制御ユニットおよびメータ電子制御ユニットなどが含まれる。いずれの制御ユニットもバッテリから電力の供給を受けて、車両の状態を制御する。
また、車両システムの停止時においては、イグニッションスイッチがオフ位置に操作されると、L(論理ロー)レベルのIG信号が電源制御ユニットのコントローラに入力される。電源制御ユニットは、LレベルのIG信号を受けると、上記リレーの通電を停止する。これにより、バッテリから複数の負荷への電源の供給が遮断される。
このような車両システムの構成において、イグニッションスイッチに断線などによるオフ故障が生じると、IG信号はLレベルに固定され、車両システムを起動させることが不可能となる。したがって、イグニッションスイッチのオン操作においては、信頼性が高いことが求められる。
ここで、車両用電子制御機器などの所望の信号電圧を出力するアナログ信号回路においては、その断線故障検出装置として、アナログ信号回路から出力される信号電圧を保持するホールド回路と、アナログ信号回路内に分布した電荷をアースへ放電させるための放電回路とを備えた構成が開示される(たとえば特許文献2参照)。
これによれば、ホールド回路は、スイッチおよびコンデンサ等から構成された充電回路である。ホールド回路は、指令部からの信号電圧取り込み指示を受けると、スイッチをオンし、アナログ信号回路から出力される信号電圧をコンデンサに保持する。コンデンサに保持された信号電圧は、A/D変換器へ出力されると、さらにA/D変換されて指令部へ出力される。
そして、アナログ信号回路の断線故障検出装置は、放電回路を用いてアナログ信号回路内に分布する電荷とホールド回路に保持された信号電圧とを同時に放電し、放電後にアナログ信号回路から出力される信号電圧をホールド回路で保持して、その保持された信号電圧のA/D変換結果に基づいて、アナログ信号回路内の断線故障を検出する。
特開2000−50513号公報 特開2004−20315号公報
しかしながら、上述した断線故障検出装置によれば、信号電圧を保持するホールド回路を配したことによって、アナログ信号回路の断線故障を検出することができるが、ホールド回路自体にスイッチの溶着などの故障が生じたときには、ホールド回路の保持する信号電圧と、アナログ信号回路から出力される信号電圧とが一致せず、車両の制御に異常を来たすことになる。したがって、信号電圧の信頼性を高めるには、アナログ信号回路だけでなく、ホールド回路についても故障検出が行なわれることが必要とされる。
特に、車両システム起動制御装置にこのようなホールド回路を搭載した場合、ホールド回路は、イグニッションスイッチがオン位置に操作されたことに応じてHレベルのIG信号が入力されると、その論理レベルを保持して指令部であるECU(Electrical Control Unit)へ出力する。このとき、ホールド回路に故障が生じたことによって論理がHレベルに固定されてしまうと、イグニッションスイッチがオフ位置に操作されても、車両システムを停止することが不可能となる。すなわち、ホールド回路によっては、イグニッションスイッチのオフ操作の信頼性を十分に保証することができない。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作のいずれにおいても高い信頼性を確保することができる車両システム起動制御装置を提供することである。
この発明によれば、車両システム起動制御装置は、車両システムの停止時に第1の操作状態とされる一方で、車両システムの動作時に第2の操作状態とされるように構成された操作手段と、操作手段が第2の操作状態とされたことに応答して、第1の指令信号を第1の論理状態から第2の論理状態に遷移させて出力し、かつ、操作手段が第2の操作状態とされるまでの間、第1の指令信号を第2の論理状態に保持して出力する第1の信号発生回路と、操作手段の操作状態に応じて第2の指令信号を出力し、操作手段が第1の操作状態であるときに第2の指令信号を第1の論理状態に設定する一方で、操作手段が第2の操作状態であるときに第2の指令信号を第2の論理状態に設定する第2の信号発生回路と、車両の状態を検出する車両状態検出手段と、第1の指令信号と第2の指令信号との論理状態が一致するときには、第1の指令信号の論理状態に基づいて、操作手段が第1および第2の操作状態のいずれであるかを判定し、第1の指令信号と第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、検出された車両の状態において車両の駐車状態が推定される駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて、操作手段が前記第1および前記第2の論理状態のいずれであるかを判定する判定回路とを備える。
この発明によれば、第1の指令信号と第2の指令信号との間で論理状態に矛盾が生じたときには、駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて車両システムが停止され得る状況にあるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、操作手段の操作状態を判定することから、操作手段の第1および第2の操作状態のいずれにおいても、高い信頼性を確保することができる。
好ましくは、判定回路は、駐車状態推定条件が成立するときには、操作手段が第1の論理状態であると判定し、駐車状態推定条件が成立しないときには、操作手段が第2の操作状態であると判定する。
この場合、判定回路は、駐車状態推定条件が成立し、車両システムが停止されることが確率的に高い状況であると判定されると、操作手段が第1の操作状態(オフ状態)であると判定することから、第1および第2の信号発生回路の少なくとも一方の故障によって、運転者の意に反して車両システムが停止されることを防止することができる。特に、第2の信号発生回路が故障したときであっても、駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて車両システムの動作が継続され得る状況にあることを検出できることから、直ちに車両システムが停止されることなく、走行性能に支障が生じるのを回避できる。
好ましくは、判定回路は、第1の指令信号が第2の論理状態を示し、かつ、第2の指令信号が第1の論理状態を示すときには、駐車状態推定条件が成立することに基づいて、第1の信号発生回路の故障を検出する故障検出手段を含む。
また、第1および第2の指令信号の論理状態に矛盾が生じ、かつ車両システムが停止されることが確率的に高いときにおいては、車両システムの停止に先だって、第1の信号発生回路の故障を検出することができる。
好ましくは、車両システム起動制御装置は、車両が停車状態となった時点からの経過時間を計時する計時手段をさらに備える。判定回路は、第1の指令信号と第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、経過時間が所定の期間に達した時点において駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて、操作手段が第1および第2の論理状態のいずれであるかを判定する。
好ましくは、所定の期間は、車両システムの動作時において、車両が停車状態となった時点から走行状態への復帰が予想される時点までの時間が確保されるように設定される。
この発明によれば、判定回路は、車両の停車状態が所定の期間継続した後において、第1および第2の指令信号の論理矛盾を判定することから、車両システムが停止され得る状況にあるか否かをより正確に判定した結果に基づいて、操作手段の操作状態を判定することができる。その結果、操作手段の第1および第2の操作の信頼性は、より一層向上される。
好ましくは、車両システム起動制御装置は、車両システムが起動または停止された履歴を記憶する記憶手段をさらに備える。判定回路は、第1の指令信号と第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、駐車状態推定条件が成立するか否か、および、車両システムが起動された履歴があるか否かに基づいて、操作手段が第1および第2の論理状態のいずれであるかを判定する。
好ましくは、判定回路は、駐車状態推定条件が成立するときであって、かつ、直前に車両システムが起動された履歴が有るときには、操作手段が第1の操作状態であると判定し、駐車状態推定条件が成立するときであって、かつ、直前に車両システムが起動された履歴が無いときには、操作手段が第2の操作状態であると判定する。
この発明によれば、第1の信号発生回路の故障検出は、車両システムの停止時に限定して行なわれることとなり、車両システムの起動時に不要な故障検出が行なわれるのを防ぐことができる。
好ましくは、車両状態検出手段は、シフトポジションの選択位置の検出手段を含む。判定回路は、シフトポジションが駐車位置に選択されたことに基づいて、駐車状態推定条件が成立すると判定する。
好ましくは、車両状態検出手段は、駐車ブレーキ装置の選択状態の検出手段を含む。判定回路は、駐車ブレーキ装置が作動状態に選択されたことに基づいて、駐車状態推定条件が成立すると判定する。
この発明によれば、第1の指令信号と第2の指令信号との間で論理状態に矛盾が生じたときには、駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて車両システムが停止され得る状況にあるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、イグニッションスイッチの操作状態を判定することから、イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作のいずれにおいても高い信頼性を確保することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、車両システム起動制御装置は、車両システム全体の電源状態を制御する電源ECU10と、イグニッションスイッチ12と、図示しないエンジンの始動および回転を制御するエンジンECU20と、電源リレー30と、スタータ40と、スタータリレー50と、シフトポジションセンサ60とを備える。
イグニッションスイッチ12は、図示しないイグニッションキーがオン位置に操作されたことに応答してオン状態となる。これにより、HレベルのIG信号が電源ECU10へ入力される。また、イグニッションスイッチ12は、イグニッションキーがオフ位置に操作されたことに応じてオフ状態となる。これにより、LレベルのIG信号が電源ECUへ入力される。
電源ECU10は、イグニッションスイッチ12およびバッテリ(図示せず)に接続される。バッテリは、車両に搭載され、たとえばニッケル水素などの二次電池からなる、電源ECU10は、バッテリから電力供給を受けて動作可能な状態にあり、イグニッションスイッチ12がオンされたことに応じて、電源リレー30の励磁回路を通電して、電源リレー30をオン状態とし、バッテリからエンジンECU20に電力を供給する。さらに、電源ECU10は、エンジンECU20に対して、車両システムの動作または停止を指示するIG指令信号(主IG指令信号および副IG指令信号)を出力する。
詳細には、電源ECU10は、電源CPU14と、ホールド回路16と、サブライン18とを含む。電源CPU14は、イグニッションスイッチ12がオン/オフされたことに応じて、そのオン/オフ状態を指示する論理レベルを有するIG信号を受ける。そして、電源CPU14は、その受けたIG信号を、ホールド回路16およびサブライン18へそれぞれ出力する。
ホールド回路16は、IG信号を受けると、IG信号の論理と同じ論理レベルからなる主IG指令信号を生成し、その生成した主IG指令信号をエンジンECU20へ出力する。そして、ホールド回路16は、主IG指令信号の論理レベルを、次にイグニッションスイッチ12がオンまたはオフされるタイミングまで保持する。すなわち、ホールド回路16は、イグニッションスイッチ12がオンされたことに応じてHレベルのIG信号を受けると、次にイグニッションスイッチ12がオフされるタイミングまで、主IG指令信号を、論理をHレベルに保持して出力し続ける。そして、イグニッションスイッチ12がオフされると、ホールド回路16は、主IG指令信号の論理をHレベルからLレベルに切り替える。
この発明において、IG信号を、ホールド回路16を経由してIG指令信号としてエンジンECU20に入力する構成としたのは、以下の理由による。
イグニッションスイッチ12がオンされて車両システムが起動し、車両が走行状態になると、運転者によってイグニッションスイッチ12がオフされない限り、その走行状態が保たれる必要がある。しかしながら、エンジンECU20がIG信号を直接的に受ける構成では、車両の走行中に、断線等によってイグニッションスイッチ12がオフ状態となる故障(オフ故障)が生じると、IG信号がHレベルからLレベルに切り替わり、運転者の意に反して車両システムが停止してしまうことになる。そこで、ホールド回路16をイグニッションスイッチ12とエンジンECU20との間に配した構成とすれば、上述したオフ故障が生じたときであっても、エンジンECU20には、Hレベルの主IG指令信号が入力され続けることになる。これにより、車両システムは動作し続け、車両を走行状態に保つことができる。すなわち、ホールド回路16は、イグニッションスイッチ12のオン操作に対する信頼性が確保する機能を備える。
しかしながら、本構成において、ホールド回路16自体に故障が生じてしまうと、ホールド回路16からは、イグニッションスイッチ12がオフされたにも関わらず、論理がHレベルに固定された主IG指令信号が出力され続ける。そして、このようなホールド回路16がイグニッションスイッチ12をオン状態に固着させる故障(以下、ホールド回路16のオン故障とも称する)により、エンジンECU20は、Hレベルの主IG指令信号からイグニッションスイッチ12が未だオン状態にあると認識し、車両システムを動作状態に保持する。したがって、ホールド回路16によっては、イグニッションスイッチ12のオフ操作に対する信頼性を十分に保証することができない。
そこで、この発明は、エンジンECU20に対して、ホールド回路16と並列にサブライン18をさらに配した構成とする。詳細には、サブライン18は、電源CPU14から出力されたIG信号を、その論理レベルを維持しながら伝搬し、副IG指令信号としてエンジンECU20へ出力する。すなわち、サブライン18からは、イグニッションスイッチ12のオン/オフ状態に連動して論理が切り替わる副IG指令信号が出力される。なお、この発明において、ホールド回路16から出力されるIG指令信号とサブライン18から出力されるIG指令信号との間に主従関係を設けたのは、サブライン18から出力されるIG指令信号が、ホールド回路16から出力されるIG指令信号の確度を保証するために設けられた趣旨に基づくものである。
これによれば、上述したホールド回路16のオン故障が生じたときであっても、イグニッションスイッチ12がオフされたことに応答して、Lレベルの副IG指令信号がエンジンECU20へ出力されることとなる。その結果、エンジンECU20には、Hレベルの主IG指令信号とLレベルの副IG指令信号とが入力される。エンジンECU20は、2つのIG指令信号を受けると、後述するように、両信号の論理レベルの一致比較を行ない、その結果に基づいて、イグニッションスイッチ12がオンまたはオフのいずれの状態にあるかを判定する。そして、エンジンECU20は、その判定結果に基づいて、車両システムを起動または停止させるための制御を実行する。このように、IG信号に基づいて生成された2つのIG指令信号によって車両システムを動作/停止させる構成とすることにより、イグニッションスイッチ12のオン操作およびオフ操作のいずれにおいても、信頼性を確保することができる。
エンジンECU20は、図示しない他の車両電気システムとともに、バッテリに接続される。バッテリとエンジンECU20との間には、電源リレー30が設けられる。電源リレー30の励磁回路は、上述のように、電源ECU10により通電される。電源リレー30がオン状態において、エンジンECU20および図示しない車両電気システムは、バッテリと電気的に接続され、バッテリから電力の供給を受ける。さらに、エンジンECU20は、バッテリからの電力供給の開始後において、電源ECU10から主IG指令信号および副IG指令信号を受ける。
エンジンECU20は、起動/停止判定回路22と、エンジンCPU24とを含む。
起動/停止判定回路22は、電源ECU10から主IG指令信号と副IG指令信号とを受けると、両信号の論理レベルの一致比較結果に基づいて、イグニッションスイッチ12がオンおよびオフのいずれの状態にあるかを判定する。そして、エンジンECU20は、その判定結果に基づいて、車両システムを起動または停止させるためのIG指令をエンジンCPU24へ出力する。エンジンCPU24は、IG指令を受けると、その指令内容に応じて車両システムを動作または停止させるための制御を行なう。たとえば、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定されると、車両システムの起動を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。エンジンCPU24は、IG指令を受けると、駆動電流Idをスタータリレー50の励磁回路に供給する。スタータリレー50が通電されることにより、スタータ40は、バッテリからの電力供給を受けて回転する。スタータ40の回転によって、エンジンのクランキングが開始される。
以上のように、2つのIG指令信号の論理に基づいてイグニッションスイッチ12のオン/オフを判定する構成においては、両信号の論理が一致しない、いわゆる論理矛盾が生じたときには、どちらの信号がイグニッションスイッチ12の状態に適合しているかを正確に判定することが必要となる。
ここで、両信号に論理矛盾が生じたときには、ホールド回路16およびサブライン18の少なくとも一方が故障していることが予測されるため、起動/停止判定回路22は、一律にイグニッションスイッチ12がオフ状態であると判定するように規定するものとする。これによれば、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号および副IG指令信号のうちの一方がHレベルであって、他方がLレベルであるときには、一律にLレベルであると判定して、車両システムを停止させるためのIG指令を出力することになる。
ところで、ホールド回路16およびサブライン18に生じる故障については、それぞれの回路構成上、故障の頻度に以下のような傾向が見られる。詳細には、ホールド回路16は、その回路構成上、主IG指令信号をHレベルに固着して出力する故障(オン故障)の生じる頻度が、オフ故障に対して相対的に高い。一方、サブライン18においては、断線等によって、副IG指令信号をLレベルに固着して出力する故障(オフ故障)が、オン故障に対してより高い確率で生じる。これによれば、万一、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾が起こるとすれば、その大半が、主IG指令信号がHレベルを示し、かつ副IG指令信号がLレベルを示すケースであると判断される。
そして、このようなケースが生じたとき、先述の規定に従えば、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する。これによれば、イグニッションスイッチ12は、副IG指令信号がLレベルであれば、主IG指令信号の論理に関わらず、常にオフ状態と判定される。そして、主IG指令信号および副IG指令信号のいずれもがHレベルのときにのみ、イグニッションスイッチ12はオン状態と判定される。すなわち、イグニッションスイッチ12のオン/オフは、副IG指令信号の論理と一対一に対応付けられる。これは、イグニッションスイッチ12のオン操作における信頼性を、副IG指令信号を出力するサブライン18の信頼性と実質的に同程度とすることから、ホールド回路16を設けた本来の意義が希薄なものとなってしまう。
そこで、この発明は、イグニッションスイッチ12のオン操作およびオフ操作の双方の信頼性を高めるために、2つのIG指令信号に論理矛盾が生じたときには、さらに、車両の状態に基づいて、イグニッションスイッチ12のオン/オフを判定する構成とする。
詳細には、2つのIG指令信号の論理矛盾は、上述したように、高い確率で、主IG指令信号がHレベルであり、かつ副IG指令信号がLレベルであるケースが該当する。かかるケースが生じたときには、起動/停止判定回路22は、さらに、車両の状態から車両システムが停止されることが確率的に高い状況にあるか否かを判定し、高い確率で停止される状況にあると判定されたことに基づいて、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する。一方、起動/停止判定回路22は、車両システムが停止されることが確率的に低い状況にあると判定されたことに基づいて、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定する。
このような構成とすることにより、運転者の意に反して、車両システムが停止してしまい、走行不可能な状態に陥ることがない。また、車両の停車後においても、イグニッションスイッチ12がオン状態と判定されて車両システムが動作し続けることによって、バッテリ上がりが生じてしまうおそれが回避される。結果として、イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作のいずれの信頼性についても高めることができる。
以下に、この発明の実施の形態1による起動/停止判定回路が実行する具体的な判定動作について説明する。
図1を参照して、起動/停止判定回路22は、電源ECU10のホールド回路16から主IG指令信号を受け、サブライン18から副IG指令信号を受け、シフトポジションセンサ60から検出されたシフトポジションを受ける。そして、起動/停止判定回路22は、2つのIG指令信号の論理が一致していれば、主IG指令信号の論理に基づいて、イグニッションスイッチ12がオン状態およびオフ状態のいずれにあるかを判定する。このとき、主IG指令信号および副IG指令信号がいずれもHレベルで一致していれば、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定し、車両システムの動作を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。一方、主IG指令信号および副IG指令信号がいずれもLレベルで一致していれば、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定し、車両システムの停止を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。
さらに、起動/停止判定回路22は、2つのIG指令信号の間に論理矛盾が生じているときには、以下に示すように、検出されたシフトポジションに基づいてイグニッションスイッチ12がオン状態にあるか、あるいはオフ状態にあるかの判定を行なう。
シフトポジションセンサ60は、運転者により操作されたシフトレバー(図示せず)の位置(シフトポジション)を検出し、その検出したシフトポジションをエンジンCPU24へ出力するとともに、起動/停止判定回路22へ出力する。シフトポジションは、周知のように、車両の状態に応じて、駆動ポジション(D(ドライブ)ポジションなど)あるいは非駆動ポジション(N(ニュートラル)ポジションあるいはP(パーキング)ポジションなど)に選択される。たとえば運転者が車両を駐車させたいときには、シフトポジションはPポジション(駐車位置)に選択される。この発明において、シフトポジションセンサ60は、車両の状態の検出手段を構成する。
起動/停止判定回路22は、シフトポジションセンサ60からシフトポジションを受けると、これに基づいて車両の状態を検出し、その検出結果から車両が駐車状態となると推定されるか否かを判定する。詳細には、起動/停止判定回路22は、車両の駐車状態が推定される条件(以下、駐車状態推定条件とも称する)として、シフトポジションがPポジションに位置されていることを条件とする。そして、起動/停止判定回路22は、駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて、車両システムが停止される確率が高い状況にあるか否かを判定する。このとき、起動/停止判定回路22は、シフトポジションがPポジションに位置することに基づいて、駐車状態推定条件が成立すると判定する。そして、駐車状態推定条件が成立すると判定されたことに基づいて、車両システムが停止される確率が高い状況にあると判定する。一方、起動/停止判定回路22は、シフトポジションがPポジション以外に位置することに基づいて、駐車状態推定条件が成立しないと判定する。そして、駐車状態推定条件が成立しないと判定されたことに基づいて、車両システムが停止される確率が低い状況にあると判定する。
そして、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号および副IG指令信号に論理矛盾があり、かつ車両システムが停止されることが確率的に高い状況にあると判定されると、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22は、車両システムの停止を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。これにより、車両システムは、エンジンCPU24により制御されて停止される。
一方、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号および副IG指令信号の論理矛盾があり、かつ車両システムが停止されることが確率的に低い状況にあると判定されると、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22は、車両システムの動作を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。これにより、車両システムは、エンジンCPU24に制御されて、動作を継続する。
この発明によれば、ホールド回路16がオン故障したことによって主IG指令信号がHレベルに固着されているときであっても、起動/停止判定回路22は、Pポジションに選択されたシフトポジションよって運転者が車両システムを停止させたい状況にあることを高い確率で判定することにより、Lレベルの副IG指令信号を用いて確実に車両システムを停止することができる。さらに、このとき、ホールド回路16のオン故障についても併せて検出することができる。
一方、サブライン18がオフ故障したことによって副IG指令信号がLレベルとなっているときであっても、起動/停止判定回路22は、Pポジション以外に選択されたシフトポジションによって運転者が車両システムを継続して動作させたい状況にあることを判定することができる。そして、起動/停止判定回路22は、Hレベルの主IG指令信号を用いて車両システムを確実に動作状態に保つことができる。
なお、これ以降の車両の走行において、サブライン18のオフ故障によって副IG指令信号はLレベルに固定され続けるが、検出されたシフトポジションの位置に基づいて運転者が車両システムを停止させたいか否かを常に判定することができるため、サブライン18のオフ故障が走行性能に悪影響を及ぼすことはない。
図2は、この発明の実施の形態1による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。
図2を参照して、エンジンECU20の起動/停止判定回路22は、電源ECU10のホールド回路16から主IG指令信号を受け、サブライン18から副IG指令信号を受ける(ステップS01)。さらに、起動/停止判定回路22は、シフトポジションセンサ60からシフトポジションを受ける。そして、起動/停止判定回路22は、以下のステップに従って、イグニッションスイッチ12がオン状態およびオフ状態のいずれにあるかを判定する。
最初に、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号の論理がHレベルであるか否かを判定する(ステップS02)。起動/停止判定回路22は、主IG指令信号の論理がHレベルであると判定されると、続いて、検出されたシフトポジションがPポジションに位置するか否かを判定する(ステップS03)。
ここで、起動/停止判定回路22は、シフトポジションがPポジションに位置しないと判定されると、イグニッションスイッチ12がオン状態であると判定する(ステップS04)。これは、主IG指令信号がHレベルであって、かつシフトポジションがPポジションに位置しないときは、車両システムの動作を継続させたい状況にあることが高い確率で判断されることから、副IG指令信号の論理に関わらず、イグニッションスイッチ12をオン状態に維持させることによる。これによれば、たとえサブライン18にオフ故障が生じても、シフトポジションがPポジションに選択されない限り、車両システムを動作させて、車両を走行させることができる。
一方、ステップS03において、起動/停止判定回路22は、シフトポジションがPポジションに位置すると判定されると、副IG指令信号の論理がLレベルであるか否かを判定する(ステップS07)。そして、副IG指令信号の論理がLレベルであると判定されたことに基づいて、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾が生じていると判定する(ステップS08)。すなわち、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号がイグニッションスイッチ12のオン状態を指示するHレベルを示し、かつ副IG指令信号がイグニッションスイッチ12のオフ状態を指示するLレベルを示すことに基づいて、論理矛盾が生じていると判定する。一方、ステップS07において、副IG指令信号の論理がHレベル、すなわち論理がHレベルで一致することが判定されると、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオン状態であると判定し(ステップS04)、車両システムを継続して動作させる(ステップS05)。
次に、ステップS08において論理矛盾が判定されると、起動/停止判定回路22は、シフトポジションの位置に基づいて、いずれのIG指令信号の論理がイグニッションスイッチ12の状態に適合しているかを判定する。詳細には、シフトポジションがPポジションに位置することから、駐車状態推定条件が成立し、車両システムが高い確率で停止される状況にあると判断される。そこで、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定し(ステップS09)、車両システムの停止を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。このとき、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオフ状態であるのに対して、主IG指令信号がHレベルを維持していることに基づいて、ホールド回路16のオン故障を検出する(ステップS10)。ホールド回路16のオン故障検出後において、エンジンCPU24は、IG指令に応答して、車両システムを停止(イグニッションオフ)させるための制御を行なう。これにより、車両システムが停止される(ステップS11)。
一方、ステップS02に戻って、主IG指令信号がLレベルであると判定されると、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオフ状態であると判定する(ステップS06)。ここで、主IG指令信号がLレベルのときには、上記のような論理矛盾の判定を行なわず、直ちにイグニッションスイッチ12がオフ状態と判定されるが、これは、ホールド回路16がオフ故障しにくい構成であって、Lレベルの論理に対する信憑性が高いこと、および万一、ホールド回路16がオフ故障しているときには、サブライン18からの副IG指令信号によって車両システムが起動/停止されることとなり、イグニッションスイッチ12のオン操作に対する信頼性が十分に保証されないことによる。そして、この場合も、エンジンCPU24がIG指令に応答して、車両システムを停止させるための制御を行なうことにより、車両システムが停止される(ステップS11)。
[変更例]
図3は、この発明の実施の形態1の変更例に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。
図3を参照して、本変更例による車両システム起動制御装置は、図1における車両状態検出手段としてのシフトポジションセンサ60を、サイドブレーキ位置センサ70に変更したものである。
サイドブレーキ位置センサ70は、車室内に設けられた駐車用のブレーキであるサイドブレーキレバー(図示せず)の基部に設けられる。なお、図示は省略するが、サイドブレーキレバーは、駆動輪の近傍に設けられた駆動輪ロック機構にワイヤを介して接続されて駐車ブレーキ装置を構成しており、運転者の操作により駆動輪の回転を機械的にロックするように構成されている。サイドブレーキ位置センサ70は、サイドブレーキの操作角度を検出し、その検出した操作角度に基づいて、サイドブレーキレバーが駐車位置(オン位置に相当)に操作されていること、すなわち駐車ブレーキ装置が作動していることを指示する信号を起動/停止判定回路22およびエンジンCPU24へ出力する。
起動/停止判定回路22は、サイドブレーキ位置センサ70からサイドブレーキレバーの操作位置を指示する信号を受けると、これに基づいて車両の状態を検出し、その検出結果から駐車状態推定条件が成立するか否かを判定する。そして、起動/停止判定回路22は、駐車状態推定条件が成立すると判定されると、車両システムが停止される確率が高い状況にあると判定する。詳細には、起動/停止判定回路22は、サイドブレーキレバーがオン位置に操作されているか否かに基づいて、駐車状態推定条件が成立するか否かを判定する。このとき、起動/停止判定回路22は、サイドブレーキレバーがオン位置に操作されているときには、駐車状態推定条件が成立すると判定する。そして、この判定結果から車両システムが停止される確率が高い状況にあると判定する。一方、起動/停止判定回路22は、サイドブレーキレバーがオフ位置に操作されているときには、車両が走行可能な状態にあって、駐車状態推定条件が成立しないと判定する。そして、この判定結果から車両システムが停止される確率が低い状況にあると判定する。
そして、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号および副IG指令信号に論理矛盾があり、かつ車両システムが停止されることが確率的に高い状況にあると判定されると、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する。一方、起動/停止判定回路22は、主IG指令信号および副IG指令信号の論理矛盾があり、かつ車両システムが停止されることが確率的に低い状況にあると判定されると、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22は、上述したように、判定結果に従って、車両システムを動作/停止を指示するIG指令をエンジンCPU24へ出力する。これにより、車両システムは、エンジンCPU24に制御されて停止される、あるいは動作状態を継続する。
図4は、この発明の実施の形態1の変更例による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。図4に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートのステップS03をステップS31に代えたものであり、その他は、図2に示すフローチャートと同じである。
ステップS02の後、起動/停止判定回路22は、サイドブレーキ位置センサ70からの信号に基づいて、サイドブレーキレバーがオン位置に操作されているか否かを判定する(ステップS031)。起動/停止判定回路22は、サイドブレーキレバーがオン位置に操作されていれば、駐車状態推定条件が成立すると判定し、車両システムが高い確率で停止される状況にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22は、ステップS07に示す論理矛盾の有無の判定を行なう。このとき、論理矛盾が生じていれば、起動/停止判定回路22は、ホールド回路16のオン故障検出を実行した後に(ステップS10)、車両システムを停止させる。
一方、ステップS031において、サイドブレーキレバーがオフ位置に操作されていれば、起動/停止判定回路22は、駐車状態推定条件が成立しないと判定し、車両システムが高い確率で動作が継続される状況にあると判定する。そして、起動/停止判定回路22は、イグニッションスイッチ12がオン状態にあると判定されると(ステップS04)、エンジンCPU24により車両システムの動作状態を継続する(ステップS05)。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、2つのIG指令信号に論理矛盾が生じたときには、車両の状態の検出結果から車両システムが停止され得る状況にあるか否かを判定した結果に基づいて、イグニッションスイッチのオン/オフ状態を判定することから、イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作のいずれにおいても、高い信頼性を確保することができる。
また、2つのIG指令信号に論理矛盾が生じたときには、イグニッションスイッチのオフ操作に先だって、ホールド回路のオン故障を検出することができる。
さらに、サブラインがオフ故障したときであっても、シフトポジションの位置により車両システムの動作が継続され得る状況にあることを検出できることから、直ちに車両システムが停止されることない。その結果、走行性能に支障が生じるのを回避できる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。
図5を参照して、本実施の形態による車両システム起動制御装置は、図1におけるエンジンECU20を、エンジンECU20Aに変更したものである。
エンジンECU20Aは、起動/停止判定回路22Aと、エンジンCPU24と、タイマ26とを備える。
起動/停止判定回路22Aは、ホールド回路16から主IG指令信号を受け、サブライン18から副IG指令信号を受け、シフトポジションセンサ60からシフトポジションを受け、タイマ26から計時情報を受ける。
タイマ26は、シフトポジションセンサ60から選択状態にあるシフトポジションを受ける。そして、タイマ26は、シフトポジションがPポジションに選択されたことに応じて、計時動作を開始し、その計時情報を起動/停止判定回路22Aへ出力する。これにより、起動/停止判定回路22Aは、シフトポジションがPポジションに選択されたタイミングからの経過時間を指示する計時情報を受ける。なお、以下において、タイマ26の出力する計時情報を、単に経過時間とも称する。
本実施の形態において、起動/停止判定回路22Aは、タイマ26から受ける経過時間について予め設定された所定の期間をしきい値として有する。そして、起動/停止判定回路22Aは、経過時間が所定の期間を超えたことに応じて、上述した方法に従って、主IG指令信号および副IG指令信号の論理の一致比較結果と、シフトポジションとに基づいて、イグニッションスイッチ12がオン状態およびオフ状態のいずれであるかを判定する。これによれば、シフトポジションがPポジションに選択されたときには、所定の期間が経過したタイミングにおいて、イグニッションスイッチ12のオン/オフ状態の判定が行なわれる。
このように車両システムの起動/停止の判定条件として、経過時間を新たに追加したのは、以下の理由による。
運転者によっては、信号待ちや渋滞などによって車両が一時的に停車状態となる期間においても、シフトポジションがPポジションに選択される場合がある。このとき、先の実施の形態1によれば、このような一時的な停車期間中にサブライン18にオフ故障が生じると、起動/停止判定回路22は、2つのIG指令信号の間に論理矛盾が生じたと判定して、イグニッションスイッチ12がオフ状態であると判定する。その結果、車両の一時的な停車にも関わらず、運転者の意に反して、車両システムが停止されてしまう。
これに対して、イグニッションスイッチ12のオン/オフ状態の判定を行なうタイミングをシフトポジションがPポジションに選択された直後ではなく、選択後所定の期間が経過したタイミングで行なう構成とすれば、一時的な停車状態から走行状態に復帰しており、シフトポジションがPポジション以外(たとえはDポジション)に選択されているため、たとえサブライン18にオフ故障が生じたことによって、2つのIG指令信号に論理矛盾が生じたときであっても、イグニッションスイッチ12はオン状態であると判定される。結果として、所定の期間の経過後においても、車両システムが停止されることはない。また、車両の走行状態においては、ホールド回路16のオン故障であっても走行に支障を生じないことから、かかる状態においてもホールド回路16の故障検出が無駄に行なわれるのを回避することができる。
なお、所定の期間は、車両システムの動作時において、車両が停車状態となった時点から走行状態への復帰が予想される時点までの時間が確保されるように設定される。
また、所定の期間を十分に長く取れば、この期間中にサブライン18にオフ故障が生じたときであっても、所定の期間を経過したタイミングでは、ホールド回路16からの主IG指令信号も、イグニッションスイッチ12がオフされたことに応じてLレベルを示すことから、論理矛盾が生じることなく、直ちにイグニッションスイッチ12がオフ状態であると判定することができる。
一方、ホールド回路16がオン故障しているときであれば、所定の期間の経過後において、主IG指令信号はHレベルを示し続けることから、サブライン18がオフ故障していても、あるいは正常であっても、上述した論理矛盾の判定が行なわれる。そして、ホールド回路16のオン故障が検出された後に、車両システムが停止される。
図6は、この発明の実施の形態2による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートのステップS07とS08との間に、ステップS071を付加したものであり、その他は、図2に示すフローチャートと同じである。
ステップS07において、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾があると判定されると、起動/停止判定回路22Aは、さらにタイマ26からの計時情報に基づいて、シフトポジションがPポジションに選択されたタイミングから所定の期間が経過しているか否かを判定する(ステップS071)。
このとき、起動/停止判定回路22Aは、所定の期間が経過したと判定されると、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾が生じていると判定する(ステップS08)。そして、起動/停止判定回路22Aは、シフトポジションがPポジションに位置し、駐車状態推定条件が成立することに基づいて、車両システムが高い確率で停止される状況にあると判断し、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する(ステップS09)。このとき、起動/停止判定回路22Aは、主IG指令信号がHレベルを維持していることに基づいて、ホールド回路16のオン故障を検出する(ステップS10)。ホールド回路16のオン故障検出後において、エンジンCPU24は、車両システムの停止を指示するIG指令に応答して、車両システムを停止(イグニッションオフ)させるための制御を行なう。これにより、車両システムが停止される(ステップS11)。
一方、ステップS071に戻って、所定の期間が経過していないと判定されると、起動/停止判定回路22Aは、上述した論理矛盾の判定を行なわず、イグニッションスイッチ12がオン状態であると判定する(ステップS04)。これにより、車両システムは動作状態を継続する(ステップS05)。
なお、本実施の形態においても、先の実施の形態1の変更例で示したように、図5におけるシフトポジションセンサ60を、サイドブレーキ位置センサ70で構成することができる。この場合、タイマ26は、図示しないサイドブレーキレバーがオン位置に操作されたタイミングから計時動作を開始し、その計時情報を起動/停止判定回路22Aへ出力する。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、車両の停車状態が所定の期間継続した後において2つのIG指令信号の論理矛盾を判定することにより、車両システムが停止され得る状況にあるか否かをより正確に判定した結果に基づいて、イグニッションスイッチのオン/オフ状態を判定することができる。その結果、イグニッションスイッチのオン操作およびオフ操作の信頼性はより一層向上される。
[実施の形態3]
図7は、この発明の実施の形態3に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。
図7を参照して、本実施の形態による車両システム起動制御装置は、図5におけるエンジンECU20Aを、エンジンECU20Bに変更したものである。
エンジンECU20Bは、起動/停止判定回路22Bと、エンジンCPU24Bと、タイマ26とを備える。
起動/停止判定回路22Bは、ホールド回路16から主IG指令信号を受け、サブライン18から副IG指令信号を受け、シフトポジションセンサ60からシフトポジションを受け、タイマ26から計時情報を受ける。タイマ26は、実施の形態2で説明したように、シフトポジションがPポジションに選択されたタイミングからの経過時間を計時し、その計時した経過時間を起動/停止判定回路22Bへ出力する。
起動/停止判定回路22Bは、エンジンCPU24Bのメモリ28から車両システムの起動/停止された履歴をさらに受ける。メモリ28は、エンジンCPU24Bが起動/停止判定回路22Bから受けたIG指令に応答して車両システムを起動または停止するごとに、その履歴を記憶する。詳細には、メモリ28は、車両システムが停止状態から起動されたことに応じて、履歴をオフからオンに更新する。さらに、メモリ28は、車両システムが動作状態から停止されたことに応じて、履歴をオンからオフに更新する。
起動/停止判定回路22Bは、主IG指令信号および副IG指令信号の論理の一致比較結果と、シフトポジションとに基づいて、イグニッションスイッチ12のオン/オフを判定する。このとき、起動/停止判定回路22Bは、タイマ26からの経過時間に加えてメモリ28からの車両システムの履歴を考慮して判定を行なう。以下に、その詳細を示す。
起動/停止判定回路22Bは、起動/停止判定回路22Aと同様に、タイマ26から受ける経過時間について所定の期間をしきい値として有する。そして、起動/停止判定回路22Bは、経過時間が所定の期間を超えたこと、および車両システムの履歴がオフからオンに更新されていることに応じて、上述した方法に従って、主IG指令信号および副IG指令信号の論理の一致比較結果と、シフトポジションとに基づいて、イグニッションスイッチ12がオン状態およびオフ状態のいずれであるかを判定する。これによれば、シフトポジションがPポジションに選択されているときには、所定の期間が経過したタイミングであって、かつ車両システムが既に起動されて動作している状態であるときにおいて、イグニッションスイッチ12のオン/オフ状態の判定が行なわれる。
このように車両システムの起動/停止の判定条件として、車両システムの履歴を新たに追加したのは、以下の理由による。
シフトポジションがPポジションに選択された状態には、第1の状態として、イグニッションスイッチ12がオンされたことに応答して車両システムが起動され、動作している状態であって、現在のトリップの終了時において車両を駐車させるためにシフトポジションがDポジションからPポジションに切り替えられた状態が挙げられる。なお、このときの車両システムの履歴は、オフからオンに更新されている。
さらに、第2の状態として、前回のトリップの終了時にイグニッションスイッチ12をオフして車両システムを停止し、その後、車両が駐車状態に保たれている状態が挙げられる。なお、このときの車両システムの履歴は、オンからオフに更新されている。
そして、これら2つの状態を比較すると、第1の状態では、車両システムが停止状態に移行するのに対して、第2の状態では、次回のトリップの開始時には、車両システムを起動させたいことが予想される。すなわち、前者は、以降において、車両システムが停止される状態にあり、後者は、車両システムが起動される状態にある。
ここで、先の実施の形態による車両システムの起動/停止の判定動作によれば、シフトポジションがPポジションに選択されており、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾が生じていれば、イグニッションスイッチ12はオフ状態と判定され、車両システムが停止される。この判定動作を上記の第1および第2の状態に当てはめると、ホールド回路16がオン故障がしたことによって、2つのIG指令信号に論理矛盾が生じると、第1および第2の状態のいずれにおいても、車両システムは停止されることになる。第1の状態において、車両システムを停止させることは、何ら問題とならない。ところが、第2の状態においては、イグニッションスイッチ12がオンされた後、シフトポジションが所定の期間以上Pポジションに放置されていたときには、車両システムを起動させることができず、いつまでもエンジンを始動させることができないという不具合が生じてしまう。また、論理矛盾の判定に伴なって、ホールド回路16のオン故障が検出されることから、車両の走行性能に問題とならない故障検出が無駄に行なわれることとなる。
そこで、本実施の形態では、主IG指令信号および副IG指令信号の論理矛盾の判定を、車両システムが動作状態にあること、すなわち、車両システムの履歴がオフからオンに更新されている場合にのみ行なう構成とする。これによれば、車両システムの履歴がオンからオフに更新されている場合、すなわち、車両システムを起動させたいときには、論理矛盾の判定が行なわれず、車両システムが起動できないという不具合を解消することができる。
さらに、このような構成とすることにより、ホールド回路16の故障検出は、車両システムを停止させるときにのみ行なわれ、車両システムを起動させるときには行なわれないこととなる。ホールド回路16のオン故障は、車両システムが動作状態であるときは問題とならないことから、不要な故障検出が行なわれるのを防ぐことができる。
図8は、この発明の実施の形態3による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。図8に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートのステップS071とS08との間に、ステップS072を付加したものであり、その他は、図6に示すフローチャートと同じである。
ステップS07において、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾があると判定されると、起動/停止判定回路22Bは、さらにタイマ26からの計時情報に基づいて、シフトポジションがPポジションに選択されたタイミングから所定の期間が経過しているか否かを判定する(ステップS071)。
このとき、起動/停止判定回路22Bは、所定の期間が経過したと判定されると、さらに、エンジンCPU24Bのメモリ28に記憶されている車両システムの履歴を読出し、車両システムの履歴がオフからオンに更新されているか否かを判定する(ステップS072)
ステップS072において、車両システムの履歴がオフからオンに更新されていると判定されると、起動/停止判定回路22Bは、主IG指令信号と副IG指令信号との間に論理矛盾が生じていると判定する(ステップS08)。そして、起動/停止判定回路22Bは、シフトポジションがPポジションに位置し、駐車状態推定条件が成立することに基づいて、車両システムが高い確率で停止される状況にあると判断し、イグニッションスイッチ12がオフ状態にあると判定する(ステップS09)。このとき、起動/停止判定回路22Aは、主IG指令信号がHレベルを維持していることに基づいて、ホールド回路16のオン故障を検出する(ステップS10)。ホールド回路16のオン故障検出後において、エンジンCPU24は、車両システムの停止を指示するIG指令に応答して、車両システムを停止(イグニッションオフ)させるための制御を行なう。これにより、車両システムが停止される(ステップS11)。これに応じて、メモリ28は、車両システムの履歴をオンからオフに更新して記憶する(ステップS111)。
一方、ステップS072に戻って、車両システムの履歴がオフからオンに更新されていないと判定されると、すなわち、車両システムの履歴がオンからオフに更新されており、車両システムが停止状態にあると判定されると、起動/停止判定回路22Bは、上述した論理矛盾の判定を行なわず、イグニッションスイッチ12がオン状態であると判定する(ステップS04)。これにより、車両システムは動作状態を継続する(ステップS05)。これに応じて、メモリ28は、車両システムの履歴をオフからオンに更新して記憶する(ステップS051)。
なお、本実施の形態においても、先の実施の形態1の変更例で示したように、図7におけるシフトポジションセンサ60を、サイドブレーキ位置センサ70で構成することができる。この場合、タイマ26は、図示しないサイドブレーキレバーがオン位置に操作されたタイミングから計時動作を開始し、その計時情報を起動/停止判定回路22Bへ出力する。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、車両システムが動作状態であって、かつ車両の停車状態が所定の期間継続した後において、2つのIG指令信号の論理矛盾を判定することにより、車両システムの起動時に生じた論理矛盾によって、車両システムを起動できないという不具合を回避することができる。
また、ホールド回路のオン故障検出は、車両システムの停止時に限定して行なわれることとなり、起動時に不要な故障検出が行なわれるのを防ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。 この発明の実施の形態1による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1の変更例に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。 この発明の実施の形態1の変更例による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。 この発明の実施の形態2による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3に従う車両システム起動制御装置の概略ブロック図である。 この発明の実施の形態3による車両システムの起動/停止を制御する動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 電源ECU、12 イグニッションスイッチ、14 電源CPU,16 ホールド回路、18 サブライン、20,20A,20B エンジンECU、22,22A,22B 起動/停止判定回路、24,24B エンジンCPU、30 電源リレー、40 スタータ、50 スタータリレー、60 シフトポジションセンサ、70 サイドブレーキ位置センサ。

Claims (9)

  1. 車両システムの停止時に第1の操作状態とされる一方で、前記車両システムの動作時に第2の操作状態とされるように構成された操作手段と、
    前記操作手段が前記第2の操作状態とされたことに応答して、第1の指令信号を第1の論理状態から第2の論理状態に遷移させて出力し、かつ、前記操作手段が前記第2の操作状態とされるまでの間、前記第1の指令信号を前記第2の論理状態に保持して出力する第1の信号発生回路と、
    前記操作手段の操作状態に応じて第2の指令信号を出力し、前記操作手段が前記第1の操作状態であるときに前記第2の指令信号を前記第1の論理状態に設定する一方で、前記操作手段が前記第2の操作状態であるときに前記第2の指令信号を前記第2の論理状態に設定する第2の信号発生回路と、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段と、
    前記第1の指令信号と前記前記第2の指令信号との論理状態が一致するときには、前記第1の指令信号の論理状態に基づいて、前記操作手段が前記第1および第2の操作状態のいずれであるかを判定し、前記第1の指令信号と前記第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、検出された前記車両の状態において前記車両の駐車状態が推定される駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて、前記操作手段が前記第1および前記第2の論理状態のいずれであるかを判定する判定回路とを備える、車両システム起動制御装置。
  2. 前記判定回路は、前記駐車状態推定条件が成立するときには、前記操作手段が前記第1の論理状態であると判定し、前記駐車状態推定条件が成立しないときには、前記操作手段が前記第2の操作状態であると判定する、請求項1に記載の車両システム起動制御装置。
  3. 前記判定回路は、前記第1の指令信号が前記第2の論理状態を示し、かつ、前記第2の指令信号が前記第1の論理状態を示すときには、前記駐車状態推定条件が成立することに基づいて、前記第1の信号発生回路の故障を検出する故障検出手段を含む、請求項2に記載の車両システム起動制御装置。
  4. 前記車両が停車状態となった時点からの経過時間を計時する計時手段をさらに備え、
    前記判定回路は、前記第1の指令信号と前記第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、前記経過時間が所定の期間に達した時点において前記駐車状態推定条件が成立するか否かに基づいて、前記操作手段が前記第1および前記第2の論理状態のいずれであるかを判定する、請求項2または請求項3に記載の車両システム起動制御装置。
  5. 前記所定の期間は、前記車両システムの動作時において、前記車両が停車状態となった時点から前記走行状態への復帰が予想される時点までの時間が確保されるように設定される、請求項4に記載の車両システム起動制御装置。
  6. 前記車両システムが起動または停止された履歴を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記判定回路は、前記第1の指令信号と前記第2の指令信号との論理状態が矛盾するときには、前記駐車状態推定条件が成立するか否か、および、前記車両システムが起動された履歴があるか否かに基づいて、前記操作手段が前記第1および前記第2の論理状態のいずれであるかを判定する、請求項5に記載の車両システム起動制御装置。
  7. 前記判定回路は、前記駐車状態推定条件が成立するときであって、かつ、直前に前記車両システムが起動された履歴が有るときには、前記操作手段が前記第1の操作状態であると判定し、前記駐車状態推定条件が成立するときであって、かつ、直前に前記車両システムが起動された履歴が無いときには、前記操作手段が前記第2の操作状態であると判定する、請求項6に記載の車両システム起動制御装置。
  8. 前記車両状態検出手段は、シフトポジションの選択位置の検出手段を含み、
    前記判定回路は、前記シフトポジションが駐車位置に選択されたことに基づいて、前記駐車状態推定条件が成立すると判定する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両システム起動制御装置。
  9. 前記車両状態検出手段は、駐車ブレーキ装置の選択状態の検出手段を含み、
    前記判定回路は、前記駐車ブレーキ装置が作動状態に選択されたことに基づいて、前記駐車状態推定条件が成立すると判定する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両システム起動制御装置。
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