JP2003003899A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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JP2003003899A
JP2003003899A JP2001136086A JP2001136086A JP2003003899A JP 2003003899 A JP2003003899 A JP 2003003899A JP 2001136086 A JP2001136086 A JP 2001136086A JP 2001136086 A JP2001136086 A JP 2001136086A JP 2003003899 A JP2003003899 A JP 2003003899A
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time
idling
idling time
control device
engine
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Takashi Sunaba
隆 砂場
Takeshi Tsukanaka
猛 塚中
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BLITZ KK
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  • Supercharger (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボチャージャ付きのエンジンを備えた自
動車に取り付けられる車両制御装置を提供するにある。 【解決手段】 アフターアイドリング時間を設定するこ
とのできる車両制御装置であって、車両の停車中の時間
を計測しこれを用いてアフターアイドリング時間の初期
値を演算設定する初期値設定手段と、アフターアイドリ
ング時間はオルタネータ信号を用いているか否かの判断
を行う検出部判断手段とを具備し、検出部判断手段の結
果により初期値を用いてアフターアイドリング時間を設
定することを特徴とする車両制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボチャージャ
付きのエンジンを備えた自動車に取り付けられる車両制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の車両制御装置は、例えば
特開平10−196382号公報に開示されているの
で、以下これについて図6を用いてその概要を説明す
る。
【0003】車両制御装置1は、図示しないターボチャ
ージャのブースト圧P(t)を検出する圧力検出部10
と、この圧力検出部10で検出されたブースト圧P
(t)が所定値より大きい場合にはアイドリング時間T
1を延長しブースト圧P(t)が所定値より小さい場合
にはアイドリング時間T1を短縮可能な時間設定部50
とを有している。
【0004】さらに、車両制御装置1は、エンジンスイ
ッチがオフになった後に時間設定部50で設定されたア
イドリング時間T1だけアフターアイドリングを行い、
アイドリング時間T1が終了したらエンジンを停止可能
なエンジン制御機構20を有している。
【0005】この他に車両制御装置1は、アフターアイ
ドリング中はアイドリング時間T1の残り時間を表示
し、一方、エンジンスイッチがオンの時は圧力検出部1
0によって検出されたブースト圧P(t)を表示するよ
うに切り替え可能な表示切替部44と、この表示切替部
44によって選択されているモード等を合わせて表示可
能な表示部30も有している。
【0006】さらに、車両制御装置1は、表示部30の
モードを手動によって切替可能なパPOWERスイッチ
SW1 、MINスイッチSW2およびSECスイッチ
SW3を備えた操作部35と、この操作部35によって
表示部30のモードを切り替えた時などに音を発するブ
ザー36とを有している。
【0007】また、車両制御装置1は、上記の各機能ブ
ロックを制御する制御部43を備えており、この制御部
43および車両制御装置1の各機能を制御する制御部分
はCPUによって実現されている。
【0008】圧力検出部10は、ターボチャージャーの
ブースト圧P(t)を検出する圧力センサー11と、こ
の圧力センサー11から出力されたブースト圧信号を増
幅する増幅器AMP1と、この増幅器AMP1の利得を
調整する利得調整回路12と、この利得調整回路12を
制御する圧力検出制御部41を備えており、圧力検出制
御部41はCPUで実現されている。利得調整回路12
は圧力検出制御部41によって調整され、この利得調整
回路12によって増幅器AMP1の増幅率が設定されて
各制御部で使用可能な信号に変換される。
【0009】エンジンオフ制御機構20は、イグニッシ
ョン電源のオンオフ信号を波形整形する波形整形回路B
3と、リレー回路L1およびL2と、エンジンオフ制御
部42を備えており、エンジンオフ制御部42はCPU
で実現されている。リレー回路L1はエンジンキースイ
ッチ(不図示)をバイパスしてバッテリー電源をエンジ
ン側に供給できるようになっている。リレー回路L2は
アクセサリー電源とバッテリー電源をバイパスしてい
る。
【0010】従って、エンジンキースイッチがオフにな
ってもリレー回路L1およびL2をオンすれば、エンジ
ンを回転(アフターアイドリング)することができ、こ
の状態でリレー回路L1およびL2をオフするとエンジ
ンを停止することができる。
【0011】表示部30は、LCDを用いて様々な表示
が可能であり、本例の車輛制御装置1では、圧力検出部
10で検出されたブースト圧P(t)、時間設定部50
で設定されたアイドリング時間Tiおよびその残り時
間、さらに、「BOOST」、「PEAK」、「TIM
ER」などの文字を表示できるようになっている。ま
た、ブースト圧P(t)のピーク値Ppをホールド表示
可能な機能も備わっている。
【0012】制御部43には、車のパーキングブレーキ
(PB)がかけられているか否かを検出する保安インタ
ーロック回路であるパーキングブレーキセンサ回路から
のブレーキ検出信号が波形整形回路B2を介して入力さ
れ、また、車の車速センサ回路からの車速信号が波形整
形回路B1を介して入力されるようになっている。
【0013】そして、制御部43は、上記のブレーキ検
出信号が入力されないか、又は車速度信号に基づき車が
動いている状態を検出しているときにはアフターアイド
リングを中断し、エンジンオフ制御部42を介して直ち
にエンジンを停止するように制御する。
【0014】制御部43は、さらに、操作部35の各ス
イッチSW1〜SW3によって表示切替部44を制御す
る機能を備えており、これにより、表示切替部44は表
示部30の表示モードを変更できる。ここでは、表示部
30の表示モードが切り替わると制御部43によってブ
ザー36から音が発せられるように制御されている。
【0015】例えば、POWERスイッチSW1はカウ
ントダウン時(アフターアイドリング時)にタイマー動
作を停止できるとともに、それ以外(エンジンスイッチ
がオンの状態)では表示部30の表示内容を切替えるこ
とができる。エンジンスイッチがオンの状態でPOWE
RスイッチSW1を押す毎に制御部43を介して表示切
替部44の選択状態が切り替わり、ブースト圧表示、
(ブースト圧の)ピーク表示、AUTOタイマー値表
示、MANUALタイマー値表示、OFFの順に表示部
30のモードが切り替わる。POWERスイッチSW1
を押して表示部30のモードをブースト圧表示とする
と、表示部30には「BOOST」の文字と共に、圧力
検出部10で検出されたブースト圧P(t)がリアルタ
イムで表示される。
【0016】また、ピーク値表示モードにすると、表示
部30には「PEAK」の文字と共に、ブースト圧P
(t)のピーク値Ppが表示される。このピーク値Pp
は表示中に現行のピーク値を越えるブースト圧P(t)
が検出されると、最新のピーク値として表示される。
【0017】さらに、AUTOタイマー値表示モードに
すると、表示部30には「TIMER」の文字と共に、
自動的に算出されたアイドリング時間Tiが表示され
る。
【0018】MANUALタイマー値表示モードにする
と、表示部30には「TIMER」の文字が表示される
と共に、手動によって設定されたアイドリング時間を設
定できるようになる。この表示モードでMINスイッチ
SW2を押した場合には1分毎のカウントアップリター
ン方式でカウントダウン時間の分の桁を設定でき、SE
CスイッチSW3を押した場合には10秒毎のカウント
アップリターン方式でカウントダウン時間の秒の桁を設
定できる。
【0019】なお、アフターアイドリング中でも、MI
NスイッチSW2およびSECスイッチSW3によって
アイドリング時間を設定し直すことができる。また、M
INスイッチSW2をブースト圧表示モード、および、
ピーク表示モードで押すと、アイドリング時間をAUT
Oで設定するかMANUALで設定するかを切替えるこ
とができ、SECスイッチSW3をピーク表示モードで
押すと、ピーク値Ppをリセットすることができる。
【0020】次に、本例の車輛制御装置1の概略動作を
説明する。図7に本例の車輛制御装置の制御動作のフロ
ーチャートを示してある。まず、本例の車輛制御装置1
では、ステップST1において、イグニッション電源
(IGN)が入ったことを検出すると、ステップST2
において、ターボチャージャーのブースト圧P(t)を
圧力検出部10によって検出し、その後、ステップST
3でイグニッション電源(IGN)がオフになるまで、
圧力検出部10で検出されたブースト圧P(t)に基づ
いてアイドリング時間Tiを算出し続ける。
【0021】ステップST3において、イグニッション
電源(IGN)がオフ、すなわち、エンジンオフ制御機
構20のエンジンオフ制御部42がIGNーOFF信号
を検出すると、ステップST4に移行して、エンジンオ
フ制御部42によってリレー回路L1およびL2をオン
し、アフターアイドリングを開始する。
【0022】アフターアイドリングを行っている間は、
ステップST5で、車速センサ回路によって車が停止し
ているか否かを判断し、また、ステップST6でパーキ
ングブレーキ(PB)センサ回路によってパーキングブ
レーキがかけられているか否かを判断する。ステップS
T5およびステップST6において、パーキングブレー
キがかけられている状態および車が停止している状態が
成立しないと、ステップST10に移行して、アイドリ
ング時間Tiのカウントダウンを止めて、エンジンを停
止する。
【0023】一方、車が停止している条件が成立してい
る間はステップST7でアイドリング時間Tiをカウン
トダウンし、ステップST8で、アイドリング時間Ti
がアップするまでカウントダウンを繰り返す。ステップ
ST8において、アイドリング時間Tiのカウントダウ
ンが終了すると、ステップST9に移行して、エンジン
オフ制御部42によって双方のリレー回路L1およびL
2をオフにする。これにより、ターボチャージャーが十
分に冷却された状態でエンジンが停止される。
【0024】圧力検出部10で検出されたブースト圧P
(t)に基づいてアイドリング時間Tiを設定する動作
(ステップST2)およびそのアイドリング時間Tiを
カウントダウンする動作(ステップST4)についてさ
らに詳細に説明する。
【0025】図6に戻って、時間設定部50は、圧力検
出部10で検出されたブースト圧P(t)に基づいて各
サンプリング時のアイドリング時間T(n)を算出する
設定時間算出部51と、この設定時間算出部51で算出
され、最終の時間から実際にカウントダウンする値に変
換する調整部54と、この調整部54で決定されたアイ
ドリング時間Tiをカウントダウンするカウント部55
を備えている。
【0026】設定時間算出部51は、アイドリング時間
T(n)を算出するための係数を設定する係数設定部5
2と、この係数設定部52で設定された係数を用いてア
イドリング時間T(n)を算出する算出部53を備えて
いる。
【0027】係数設定部52は、ブースト圧P(t)に
対して設定された複数の設定値P1〜P3を備えてお
り、これらに基づいて図8に示すような処理(ステップ
ST2)を行う。
【0028】まず、ステップST21において、圧力検
出部10で検出されたブースト圧P(t)が設定値P1
(1.0[Kg/cm2 ])より大きいか否かを判断す
る。このステップSTにおいて、ブースト圧P(t)が
設定値P1より大きい場合には、ステップST26に移
行して、アイドリング時間T(n)を算出するための係
数A(第1の係数)を一定値Hに設定する。なお、Hは
ブースト圧1.0[Kg/cm2 ・sec]当たりのア
イドリング時間であり、予め設定されている値である。
【0029】ブースト圧P(t)が設定値P1よりも小
さい場合には、ステップST22において、ブースト圧
P(t)が設定値P2(0.3[Kg/cm2 ])より
大きいか否かを判断する。ブースト圧P(t)が設定値
P2より大きい場合、すなわち、P2<P(t)≦P1
である場合には、ステップST27に移行して、アイド
リング時間T(n)を算出するための係数Bをブースト
圧P(t)に基づいて変化する値P(t)Hに設定す
る。
【0030】ステップST22において、ブースト圧P
(t)が設定値P2より小さい場合には、ステップST
23において、ブースト圧P(t)が設定値P3(−
0.2[Kg/cm2 ])より大きいか否かを判断す
る。このステップST23において、ブースト圧P
(t)が設定値P3より大きい場合、すなわち、P3<
P(t)≦P2である場合には、ステップST28に移
行して、アイドリング時間T(n)を算出するための係
数Cを一定値0.3Hに設定する。
【0031】ステップST23において、ブースト圧P
(t)が設定値P3より小さい場合、すなわち、ブース
ト圧P(t)が−0.2[Kg/cm2 ]以下の場合に
は、ステップST24に移行して、アイドリング時間T
(n)を算出するための係数Dを負の値(−1)に設定
する。
【0032】以上のように設定された各係数A〜Dを用
いて、ステップST25において、以下に示す一般式に
よってアイドリング時間T(n)を算出する。これによ
り、各サンプリング時のアイドリング時間T(n)が算
出される。
【0033】アイドリング時間T(n) =T(n−1)+係数(A〜D)×Δt ・・・(1) なお、この式(1)において、Δtはブースト圧P
(t)を時間積分するために予め設定されているインタ
ーバル時間であり、ブースト圧P(t)をサンプリング
する時間を用いることができる。
【0034】次に、調整部54で行われる処理(ステッ
プST4)に付いて詳しく説明する。図9に調整部54
で行われる処理のフローチャートを示してある。図9に
示すように、ステップST3において、イグニッション
電源がオフになると、ステップST41に移行して、イ
グニッション電源がオンされてからオフされるまでの間
にブースト圧P(t)が大気圧のまま変化しなかったか
否かを判断する。
【0035】このステップST41において、ブースト
圧P(t)が大気圧のまま変化しなかった場合には、エ
ンジンキーを入れたものの何かの事情で運転をせずにエ
ンジンキーを抜いたケースや圧力検出部10によって正
常にブースト圧P(t)が検出されていないケースが考
えられる。
【0036】このため、ステップST47において、エ
ンジンキーが入れられてから抜かれるまでの時間が30
秒未満であるか否かを判断して、上記の時間が30秒未
満である場合には、運転はしていないものと判断して、
ステップST45でアイドリング時間Tiを10秒に設
定する。
【0037】一方、ステップST47において、30秒
以上である場合には、圧力検出部10に異常が発生した
としてアイドリング時間Tiを通常に運転した後のター
ボチャージャーを十分に冷却できる時間に設定する。例
えば、ここでは、1分に設定する。
【0038】ステップST41において、ブースト圧P
(t)が大気圧から変化した場合、すなわち、運転を行
い、かつ、圧力検出部10によって正常にブースト圧P
(t)が検出されると、ステップST42に移行して、
最終のアイドリング時間T(n)が下限値Tl(10
秒)以下であるか否かを判断する。
【0039】このステップST42において、最終のア
イドリング時間T(n)が10秒以下である場合には、
ステップST45に移行して、調整部54によってアイ
ドリング時間Tiを最小のアイドリング時間である10
秒に決定する。
【0040】ステップST42において、最終のアイド
リング時間T(n)が10秒を越えている場合には、ス
テップST43で、最終のアイドリング時間T(n)が
上限値Nh(5分)以上であるか否かを判断し、アイド
リング時間T(n)が5分を越える場合には、ステップ
ST46において、調整部54によってアイドリング時
間Tiを5分に決定する。
【0041】ここでは、最終のアイドリング時間T
(n)が10秒≦T(n)≦300秒である場合には、
そのままの時間がアイドリング時間Tiとして決定され
る。これにより、最小10秒から最大300秒までのア
イドリング時間Tiが設定される。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の車輛制御装置は、高負荷運転の直後に駐車
して僅かな時間アフターアイドリングして再度走行する
場合も、十分に冷却された後に高負荷運転した場合で
も、アフターアイドリングは同一である。このため、ア
フターアイドリング時間の前の運転状態を加味したエン
ジンやターボチャージャの温度の高低に応じて、アフタ
ーアイドリング時間を変更することはできず、この結
果、適切なアフターアイドリング時間を得ることができ
ないという問題があった。さらに、オルタネータ信号を
取り出せない車両の場合には、従来の車輛制御装置では
アフターアイドリングを有効に実行させることができな
いという問題もあった。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための車輛制御装置の構成として、アフターア
イドリング時間を設定することのできる車両制御装置で
あって、車両の停車中の時間を計測しこれを用いて前記
アフターアイドリング時間の初期値を演算設定する初期
値設定手段と、前記アフターアイドリング時間はオルタ
ネータ信号を用いているか否かの判断を行う検出部判断
手段とを具備し、前記検出部判断手段の結果により前記
初期値を用いてアフターアイドリング時間を設定するよ
うにしたものである。
【0044】本発明は、以上の構成のように、車両の停
車中の時間を計測しこれを用いて次回の前記アフターア
イドリング時間の初期値を演算設定するようにしたの
で、停車してからすぐにエンジンをかけたときと、充分
に冷却してからエンジンをかけたときのアフターアイド
リング時間の初期値を異るようにすることができ、より
自然なアフターアイドリングが得られる。
【0045】また、従来の車両制御装置は、オルタネー
タ信号を取り出せない車両の場合には、アフターアイド
リング時間を自動的に設定することができなかったが、
本発明によりこのような場合でも有効にアフターアイド
リングを活用することができ、汎用性を拡大することが
できる。
【0046】さらに、本発明においては、検出部判断手
段の結果によりオルタネータ信号を用いていない判断さ
れたときにエンジンキースイッチオン時からの経過時間
に対応してアフターアイドリング時間が手動設定できる
手動設定手段を有すること;車両制御装置は本体部と表
示部が別体として構成されこれ等の間は通信手段により
接続されていることを付加的要件として含むものであ
る。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両制御装置
の実施の形態について図を用いて説明する。図1は本発
明の実施の1形態を略示的に示した全体構成図である。
なお、理解を容易にするために、従来の車両制御装置と
同一の機能を有する部分には同一符号で対応をつけて説
明する。
【0048】車両制御装置60は、本体部61と表示部
62とで構成され、これ等は別体として構成されてお
り、しかもこれ等の間は比較的細い通信線63で電気的
に接続されている。
【0049】このように、本体部61と表示部62とを
分離して配置すると、見苦しい太い配線を本体部61を
ダッシュボード内におくことができるので、そこまで太
い配線を持ってくれば良く、このため配線などが隠れて
しまい、体裁良く配線を行えるようになるためである。
【0050】この場合、本体部61はダッシュボード内
に配置するが、表示部62などは運転者の見やすいエア
コンの吹き出し口の上や、ハンドコラム、アクセサリス
イッチなどの余白部に両面テープなどで貼り付けること
ができる。
【0051】次に、本体部61の構成について説明す
る。オルタネータ信号検出部64は、エンジンの回転数
がバッテリ電源に重畳されているオルタネータ信号AS
の周波数とほぼ比例することを利用して、そのオルタネ
ータ信号ASの周波数の変化に基づいてアイドリング時
間を設定することができる。
【0052】オルタネータ信号検出部64は、ノイズ信
号の低周波分をカットして高周波成分を通すハイパスフ
イルタ65と、ノイズ信号の高周波成分をカットして低
周波成分を通すローバスフイルタ66と、ローバスフイ
ルタ66を通ってきたノイズ信号をデジタルのオン値と
オフ値に変換するアンプとコンパレータを内蔵する波形
整形回路67を備えている。
【0053】バッテリ電源には、エンジンの点火信号や
エアコンディショナの動作ノイズ、カーステレオの動作
ノイズなどのオルタネータ信号AS以外のノイズが重畳
されている。
【0054】これ等のノイズ信号は、ハイパスフイルタ
65とローバスフイルタ66を通過することによって、
約500Hz〜10KHzの成分だけが残される。残さ
れた信号は約1秒間のパルスをカウントしてオルタネー
タ信号ASの周波数fとしてCPU67内の主制御部6
8に出力される。
【0055】そして、CPU67は、図示していない
が、一般のものと同様に各種の演算に必要なプログラム
と、作業に必要な領域が確保されたメモリと、各種のバ
スを内蔵している。
【0056】また、エンジンオフ制御部69は、図6の
エンジンオフ制御制御機構20に対応し、イグニッショ
ン電源のオンオフ信号を波形整形する波形整形回路B3
と、リレー回路L1およびL2と、エンジンオフ制御部
42を備えており、エンジンオフ制御部42は主制御部
68で実現されている。
【0057】リレー回路L1はエンジンキースイッチ
(不図示)をバイパスしてバッテリー電源をエンジン側
に供給できるようになっており、リレー回路L2はアク
セサリー電源とバッテリー電源をバイパスしている。
【0058】従って、エンジンキースイッチがオフにな
ってもリレー回路L1およびL2をオンすれば、エンジ
ンを回転(アフターアイドリング)することができ、こ
の状態でリレー回路L1およびL2をオフするとエンジ
ンを停止することができる。
【0059】波形整形回路70は、ブレーキ検出信号を
受信してその波形整形を行って、主制御部68に出力す
る。
【0060】そして、主制御部68は、上記のブレーキ
検出信号が入力されないときにアフターアイドリングを
中断し、エンジンオフ制御部70を介して直ちにエンジ
ンを停止するように制御する。
【0061】CPU67は、内部にリードオンリメモリ
71を有しており、このリードオンリメモリ71には、
後述するING OFF時間によるアフターアイドリン
グ時間の初期値Tsの加算係数R(Toff)の変化の関係を
示すデータが格納され、主制御部68とバスなどで接続
されて、CPU67によって制御される。
【0062】さらに、CPU67の内部には、リードオ
ンリメモリ72を有しており、このリードオンリメモリ
72には、後述するING ON時間によるアフターア
イドリング時間の関係を示すデータが格納され、主制御
部68とバスなどで接続されて、CPU67によって制
御される。
【0063】通信制御部73は、UART(Universal A
synchronous Receiver Transmitter)などで構成されて
おり、一方は主制御部68に他方は通信線63にそれぞ
れ接続され、CPU67により制御されながら、例えば
25msごとに表示部62に主制御部68が作成した表
示データとブザー発音指示を送り、応答としてスイッチ
の押下情報などを受け取り、主制御部68に渡す。
【0064】表示部62には、CPU74で制御を受け
る通信制御部75と、この通信制御部75とデータのや
りとりを行う表示制御部76、スイッチ制御部77、ブ
ザー制御部78などを有している。そして、表示部62
には、この他に表示器79、操作スイッチ80、ブザー
36などを有している。
【0065】通信制御部75は、CPU74により制御
されながら、通信制御部73から送られてきた表示デー
タとブザー発音指示を表示制御部76とブザー制御部7
7へ渡し、スイッチ制御部77から渡されたスイッチの
押下情報を通信制御部73へ送る。
【0066】通信制御部75は、表示データを表示器7
9に表示させ、スイッチ制御部77はPOWERスイッ
チ、MINUTEスイッチ、SECONDスイッチの3
つのスイッチの押下状態を監視し、ブザー制御部73は
ブザー発音指示に従ってブザーを鳴動させる。
【0067】そして、表示器79は、LCDで構成さ
れ、いろいろな表示が可能であり、室内温度値、バッテ
リ電圧値、時間設定部で設定されたアイドリング時間T
iおよびその残り時間、ストップウォッチ機能で計測さ
れる計時値、さらには「TIMER」「TEMP」「B
ATT」「WARN」「LAP」などの文字を表示でき
る。
【0068】表示器79のPOWERスイッチは、アフ
ターアイドリングのときにタイマ動作を停止できるとと
もに、それ以外のエンジンスイッチがオンの状態では表
示部の内容を切り替えることができる。
【0069】エンジンスイッチがオンの状態で、POW
ERスイッチを押す毎に表示制御部77の状態が切り替
わり、AUTOタイマ値表示、MANUALタイマ値表
示、室内温度値表示、バッテリ電圧値表示、LAP計測
表示、LAP読み出し表示、OFFの順に表示器79の
表示モードが切り替わる。
【0070】また、POWERスイッチを押して表示モ
ードを、AUTOタイマ値表示モードにすると、表示器
79には「TIMER」の文字と共に、自動的に算出さ
れたアイドリング時間Tiが表示される。
【0071】さらに、POWERスイッチを押して表示
モードを、MANUALタイマ値表示モードにすると、
表示器79には「TIMER」の文字と共に、手動によ
り設定されたアイドリング時間Tiを設定できるように
なる。
【0072】このMANUALタイマ値表示モードで、
MINUTEを押した場合は、1分毎のカウントアップ
リターン方式でアフターアイドリング時間の分の桁を設
定することができる。
【0073】また、MANUALタイマ値表示モード
で、SECONDスイッチを押した場合は、10秒ごと
のカウントアップリターン方式でアフターアイドリング
時間の秒の桁を設定することができる。
【0074】POWERスイッチを押して表示モード
を、室内温度値表示モードにすると、表示部に「TEM
P」の文字と共に本体部61に実装されたサーミスタに
よって測定した温度がリアルタイムで表示される。
【0075】さらに、POWERスイッチを押して表示
モードを、バッテリ電圧値表示モードにすると、表示部
に「BATT」の文字と共にCPU74に内蔵されたA
/D変換器によって変換されたバッテリ電圧が表示され
る。
【0076】さらに、POWERスイッチを押して表示
モードを、LAP計測表示モードにすると、ストップ表
示と同じように競技車両のLAPを測定することがで
き、測定したLAP時間は5つの不揮発性メモリに記録
され、必要に応じて、記録された5つのLAP時間を読
み出すことができる。
【0077】なお、アフターアイドリング中でも、MI
NUTEスイッチおよびSECONDスイッチによって
アフターアイドリング時間を設定し直すことができ、ま
たMINUTEスイッチを室内温度表示、バッテリ電圧
値表示、LAP読み出し表示で押すと、アフターアイド
リング時間をアフターアイドリング時間演算で計算され
た値にするか、MANUALでで設定された値にするか
を切り替えることができる。
【0078】次に、以上のように構成された車両制御装
置60の動作について、フローチャート図を用いて説明
する。
【0079】先ず、イグニッション(ING)電源のオフ
時間と前回のアフターアイドリング時間に応じて適切な
量だけ多めに初期値Tsを設定する場合の動作について
ステップST60からステップST66にかけて説明す
る。
【0080】最初に、主制御部68はイグニッション電
源のオフ期間中にオフにされていたオフ時間Toffをス
テップST60でカウントするが、ステップST61に
おいて、イグニッション(ING)電源が入らなければス
テップST60に戻る。
【0081】しかし、ステップST61でイグニッショ
ン(ING)電源が入ったことを検出すると、ステップS
T62に移行して、ステップST60でイグニッション
電源がオフ期間中にオフにされていたオフ時間Toffが
600秒を超えたか否かの判断を行う。
【0082】その結果、オフ時間Toffが600秒を超
えていれば、ステップST63に移行して初期値Tsの
計算に入るが、600秒を超えていなければステップS
T64に移行して、初期値Tsを600秒に固定してス
テップST64に移行する。
【0083】初期値設定手段として機能するステップS
T63では、主制御部68はイグニッション電源がオン
にされたとき、次の(2)式にしたがって初期値Tsを演
算する。すなわち、 Ts=Ti×0.34×R(Toff) (2) により演算する。但し、Tiは前回のアフターアイドリ
ング時間であり、R(Toff)は加算係数である。
【0084】この加算係数R(Toff)は、図3に示すよう
なING OFF時間(秒)に対するアフターアイドリン
グ時間の初期値Tsの加算係数R(Toff)との関係が予め
メモリ71にデータとして格納されているので、ステッ
プST60におけるカウント値から加算係数R(Toff)を
算出して用いる。例えばオフ時間Toffが310秒であ
れば加算係数は0.275となる。
【0085】この後、ステップST64に移行し、初期
値Tsがアフターアイドリング時間の最小値より小さい
場合は、ステップST65に移行して初期値Tsはアフ
ターアイドリング時間の最小値と置き換えてステップS
T66に移行して演算開始スイッチをOFFとする。
【0086】この場合、このアフターアイドリング時間
の最小値は、POWERスイッチを押してAUTOタイ
マ値表示モードにより、0〜50秒の範囲で10秒区切
りの値に設定することができる。
【0087】次に、ステップST67において、イグニ
ッション(ING)電源のオン後、5秒経過したか否かの
判断をして、5秒経過していればステップST68に移
行して演算開始スイッチをONとし、5秒経過していな
ければステップST69に移行する。
【0088】検出部判断手段として機能するステップS
T69では、オルタネータ信号を用いているか否かの判
断を行い、用いていれば、ステップST70に移行す
る。
【0089】ステップST70では、演算開始スイッチ
がONか否かを判断し、NOであれば、ステップST7
3に移行し、YESであればステップST71に移行し
てIGN ON時間からのアフターアイドリング時間の
演算を行うが、このアフターアイドリング時間の演算に
ついては図5において後述する。
【0090】ステップST69において、オルタネータ
信号を用いていなければ、ステップST72に移行す
る。このステップST72の演算は、何らかの理由によ
りオルタネータ信号を用いない車両の場合に自動的にア
フターアイドリング時間を設定する場合に実行するもの
である。
【0091】この場合は、POWERスイッチを押して
表示モードを、AUTOタイマ値表示モードにして、自
動的にアフターアイドリング時間を設定するモードをE
−H、又はE−Lモードに設定すると、図4に示すよう
に、イグニッション電源がオンになったときからの経過
時間によって決められている曲線通りにアフターアイド
リング時間を設定する。
【0092】この場合に、経過時間が2分〜6分の間
は、暖機運転されている場合を想定して増加量を少なく
してあり、また曲線の初期では比較的増加量を多めにし
て1時間を経過したあたりからは比較的増加量を少な目
にしてある。
【0093】主制御部68は、イグニッション電源がオ
ンになったときからの経過時間を用いて、このテーブル
データから単位時間当たりのアフターアイドリング時間
の加算量を取り出して順次加算(積算)していく。
【0094】ここで、設定されるアフターアイドリング
時間は、上限値300秒に制限され、また主制御部68
の積算演算は、アフターアイドリング時間の最小値であ
る下限値を初期値とする。
【0095】例えば、E−Lモードで、下限値を10秒
に設定されている車両では、60分間運転した後に、イ
グニッションキーをオフにすると、下限値10秒+積算
値約48秒=約58秒のアフターアイドリングを行う。
【0096】何らかの理由によりオルタネータ信号を用
いない車両の場合に、オルタネータ信号の増減を表示器
79に設けたバーグラフ表示できないので、バーグラフ
のセグメントには左から右に2つのセグメントが流れる
ような表示を行う。
【0097】これによって、運転者は車両制御装置60
が確実に動作していることを知ることができ、また流れ
方のパターンはAUTOタイマ値表示モードでSECO
NDスイッチを操作することにより3種類を選択するこ
とができる。
【0098】車両制御装置60では、アフターアイドリ
ング時間が長時間行われないように、アフターアイドリ
ング時間に対するリミッタとして上限値(5分00秒)お
よび下限値(アフターアイドリング時間の最小値)を設け
てあるので、過剰なアフターアイドリングが行われるこ
とはなく、しかも必要最小限のアフターアイドリングは
確実に行うことができる。
【0099】なお、図4ではE−HまたはE−Lモード
の2種類のモードがあるが、例えば車両を通勤に使った
場合、到着までに60分かかったとすると、会社に到着
したときのアフターアイドリング時間が50秒位であっ
て欲しいのか、130秒位であって欲しいのかという運
転者の好みで選択して使用する。
【0100】次に、ステップST73では、IGN O
FFか否かの判断をして、INGOFFでなければステ
ップST67にリターンし、INGOFFであればステ
ップST74に移行して、アフターアイドリングの開始
を行う。
【0101】アフターアイドリングを行っている間は、
ステップST75で、パーキングブレーキ(PB)センサ
回路によって、パーキングブレーキがかけられているか
否かを判断する。
【0102】パーキングブレーキがかけられていない
と、ステップST78に移行して、アフターアイドリン
グ時間Tiのカウントダウンをやめてエンジンを停止す
るが、一方、パーキングブレーキがかけられている間
は、アフターアイドリング時間Tiを、ステップST7
6で、カウントダウンし、アフターアイドリング時間T
iがゼロになるまで、つまりカウントアップするまで、
ステップST77で、カウントダウンを繰り返す。
【0103】アフターアイドリング時間Tiのカウント
ダウンが終了すると、エンジンオフ制御部69はリレー
回路をオフとしてターボチャージャが充分に冷却された
状態でエンジンが停止(ステップST78)する。
【0104】次に、ステップ71において、オルタネー
タ信号検出部64で検出されたオルタネータ信号の周波
数変化に基づいてアフターアイドリング時間を設定する
動作について図5を用いて説明するが、これに先立ち、
アフターアイドリング時間に先立つ処理について先ず説
明する。
【0105】ステップST69で、オルタネータ信号A
Sを用いていると判断された場合に、イグニッション電
源がオンになってから5秒経過後に、後述するように主
制御部68はオルタネータ信号ASの周波数fの最小値
fminを更新してアフターアイドリング時間の計算を
始める。
【0106】この場合、イグニッション電源がオンにな
った直後(例えば0〜5秒間)は、エンジンが回転してい
ないので、アフターアイドリング時間の計算をする必要
がないし、またエンジン始動中に異常なオルタネータ信
号ASの周波数fを発生する車両があるのでアフターア
イドリング時間の計算をしない方が良い。
【0107】さらに、図示はしていないが、イグニッシ
ョン電源がオンになってから約10秒経過後に再度オル
タネータ信号ASの周波数fの最小値fminをリセッ
トする。
【0108】これは、エンジンが始動したら直ちにアフ
ターアイドリング時間の計算を開始した方が好ましいの
で、イグニッション電源がオンになってから5秒経過し
たら計算を開始するが、クランキング操作が遅れて5秒
経過時点でエンジンが始動していない場合や、エンジン
始動後に異常なオルタネータ信号ASの周波数fを発生
する車両があり、このような不安定な状況を確実に除去
するためである。
【0109】なお、オルタネータ信号ASの周波数fの
最小値fminは、最低でも800Hzに制限されてい
るので、万が一約10秒経過後にエンジンが始動してい
なくてもオルタネータ信号ASの周波数fの最小値fm
inが800Hzという条件で動作を続行する。
【0110】この場合、正常にエンジンが始動した場合
に比べてアフターアイドリング時間の計算が若干適正値
から外れることとなるが、イグニッション電源がオンに
なってから約10秒経過後にエンジンが始動していない
ということは、通常の始動操作上では希であるし、アフ
ターアイドリング時間が若干増減することは許容される
し、またこの現象は次回のイグニッション電源のオンに
よってリセットすることができる。
【0111】次に、図5のフローチャート図に沿って具
体的に説明する。先ず、ステップST79でオルタネー
タ信号検出部64で変換されたパルスをカウントしてオ
ルタネータ信号ASの周波数fを求め、ステップST8
0でオルタネータ信号ASの周波数fが最小値fmin
より大きいか否かの判断を行ない、小さければステップ
ST81に移行してf=fminに設定し、最小値fm
inより大きければ、ステップST82に移行する。
【0112】ステップST82では、オルタネータ信号
ASの周波数fの検出レベルが所定値Hに設定されてい
るか否かの判断をして、検出レベルがHに設定されてい
たらステップST83に移行して、周波数fを1.5倍
し、検出レベルがHに設定されていなければステップS
T84に移行する。
【0113】次に、ステップST84では、オルタネー
タ信号ASの周波数fの検出レベルが所定値S(S<H)
に設定されているか否かの判断をして、検出レベルがS
に設定されていたらステップST85に移行して、周波
数fを2倍し、検出レベルがSに設定されていなければ
ステップST86に移行する。
【0114】ステップST86では、今までのステップ
までの処理で加工されたオルタネータ信号ASの周波数
fの1/3がオルタネータ信号ASの周波数fminよ
り大きいか否かの判断をする。
【0115】そして、ステップST87に移行して、大
きい場合は、CPU67に構成されている継続監視タイ
マtpをインクリメント(1秒加算)、つまりtp=tp
+1として、同様にCPU67に構成されている継続監
視タイマtmをゼロクリアして、ステップST89に移
行する。
【0116】ステップST87において小さい場合は、
ステップST88で継続監視タイマtpをゼロクリアし
て、継続監視タイマtmをインクリメント(1秒加算)、
つまりtm=tm+1として、ステップST89に移行
する。
【0117】ステップST89において、継続監視タイ
マtmが2秒より小さいか否かの判断をする。継続監視
タイマtmが2秒より小さい場合は、ステップST90
に移行して継続監視タイマtpが60秒より大きいか否
かの判断をする。
【0118】そして、小さい場合は、加数P=0.25
としてステップST91に移行し、大きい場合は、ステ
ップST108で減数M=0.04を設定して、ステッ
プST109に移行して後述するアフターアイドリング
時間T(n)の計算を行う。
【0119】次に、ステップST92において、継続監
視タイマtpが10秒より小さいか否かの判断をして、
小さい場合はステップST93において加数P=1と
し、大きい場合はステップST94に移行する。
【0120】ステップST94では、継続監視タイマt
pが4秒に等しいか否かの判断をして、等しい場合はス
テップST95において加数P=2とし、等しくない場
合はステップST96に移行する。
【0121】次に、ステップST96において、継続監
視タイマtpが4秒より小さいか否かの判断をして、小
さい場合はステップST97において加数P=0とし、
大きい場合はステップST98に移行する。
【0122】ステップST98において、前回までに計
算されたアフターアイドリング時間T(n−1)が90秒
より大きいか否かを判断し、大きい場合はステップST
99で加数P=P/3とし、小さい場合はステップST
100に移行する。
【0123】ステップST100では、アフターアイド
リング時間T(n)を(2)式に従って演算する。 T(n)=T(n−1)+P (2) 但し、このT(n−1)はステップST63、ST65で
演算された初期値又は最小値である。
【0124】次に、ステップST63において、継続監
視タイマtmが大きい場合は、ステップST101で減
数を減数M=1.6に設定し、ステップST102に移
行する。
【0125】ステップST102では、アフターアイド
リング時間T(n−1)が90秒より小さいか否かを判断
し、小さければステップST103で減数M=1.0に
設定し、ステップST104に移行する。
【0126】ステップST104〜ステップST107
まで30秒ごとに減数M=0.4、M=0.1を代入し
て(3)式に従ってアフターアイドリング時間T(n)をス
テップST109で演算する。 T(n)=T(n−1)−P (3) 但し、このT(n−1)はステップST63、ST65で
演算された初期値又は最小値である。
【0127】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る車
両制御装置によれば、車両の停車中の時間を計測しこれ
を用いて次回の前記アフターアイドリング時間の初期値
を演算設定するようにしたので、停車してからすぐにエ
ンジンをかけたときと、充分に冷却してからエンジンを
かけたときのアフターアイドリング時間の初期値を異る
ようにすることができ、より自然なアフターアイドリン
グが得られる。
【0128】また、従来の車両制御装置は、オルタネー
タ信号を取り出せない車両の場合には、アフターアイド
リング時間を自動的に設定することができなかったが、
本発明によりこのような場合でも有効にアフターアイド
リングを活用することができ、汎用性を拡大することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両制御装置の実施の形態を略示
的に示したブロック図である。
【図2】図1に示す車両制御装置の動作を全体的に説明
するフローチャート図である。
【図3】図1に示す車両制御装置のメモリに格納されて
いるイグニッションオフ時間と加算係数の関係を示す図
である。
【図4】図1に示す車両制御装置のメモリに格納されて
いるイグニッションオン時間とアフターアイドリング時
間の関係を示す図である。
【図5】図2に示すフローチャート図のイグニッション
オン時間からのアイドリング時間の計算を行うフローチ
ャート図である。
【図6】従来の車両制御装置の構成を示す概略の構成図
である。
【図7】図6に示す車両制御装置の制御動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図8】図6に示す設定演算算出部の制御動作を示すフ
ローチャート図である。
【図9】図6に示す調整部の制御動作を示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1;車両制御装置、10;圧力検出部、20;エンジン
オフ制御機構、30;表示部、35;操作部、36;ブ
ザー、40;CPU、41;圧力検出制御部、42;エ
ンジンオフ制御部、43;制御部、60;車両制御装
置、61;本体部、62;表示部、63;通信線、6
4;オルタネータ信号検出部、68;主制御部、69;
エンジンオフ制御部、 68;波形整形回路、71;メ
モリ、72;メモリ、73;通信制御部、74;CP
U、75;通信制御部、76;表示制御部、77;スイ
ッチ制御部、78;ブザー制御部、79;表示器、8
0;操作スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 17/00 F02D 17/00 P 29/02 321 29/02 321C Fターム(参考) 3D044 BA26 BB01 BC13 BD01 3G005 FA28 FA31 GB42 GB93 GD08 HA14 JB22 3G084 BA11 BA16 BA33 CA03 CA07 DA19 DA37 EB01 FA05 FA06 FA33 FA36 3G092 AA18 CA01 DB03 EA01 EA02 EA09 EA17 EB05 EB08 EC09 FA30 FA38 GA04 GA10 GB10 HF01Z HF20Z HF25Z 3G093 AB02 BA22 CA04 DB06 DB15 DB23 DB28 EB00 FA02 FA10 FA11 FA12 FB01 FB02 FB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アフターアイドリング時間を設定するこ
    とのできる車両制御装置であって、 車両の停車中の時間を計測しこれを用いて前記アフター
    アイドリング時間の初期値を演算設定する初期値設定手
    段と、 前記アフターアイドリング時間はオルタネータ信号を用
    いているか否かの判断を行う検出部判断手段と、を具備
    し、前記検出部判断手段の結果により前記初期値を用い
    てアフターアイドリング時間を設定することを特徴とす
    る車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出部判断手段の結果により前記オ
    ルタネータ信号を用いていない判断されたときにエンジ
    ンキースイッチオン時からの経過時間に対応してアフタ
    ーアイドリング時間が手動設定できる手動設定手段とを
    有する特許請求の範囲1に記載の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記車両制御装置は、本体部と表示部が
    別体として構成され、これ等の間は通信手段により接続
    されている特許請求の範囲1に記載の車両制御装置。
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