JP6227945B2 - 自動車用電子制御装置 - Google Patents

自動車用電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6227945B2
JP6227945B2 JP2013192154A JP2013192154A JP6227945B2 JP 6227945 B2 JP6227945 B2 JP 6227945B2 JP 2013192154 A JP2013192154 A JP 2013192154A JP 2013192154 A JP2013192154 A JP 2013192154A JP 6227945 B2 JP6227945 B2 JP 6227945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
sub
control device
microcomputer
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013192154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015058751A (ja
Inventor
寛 富沢
寛 富沢
一敏 狩野
一敏 狩野
和幸 戸上
和幸 戸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2013192154A priority Critical patent/JP6227945B2/ja
Publication of JP2015058751A publication Critical patent/JP2015058751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6227945B2 publication Critical patent/JP6227945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両の各機器を制御する主制御装置と、常時給電される副制御装置とを備えた自動車用電子制御装置に関する。
特許文献1には、マイコンと該マイコンの動作を監視する監視IC(またはサブマイコン)とを備え、マイコンに異常が生じた場合に、マイコンの状態を表す情報をバックアップRAMに記憶する待避処理を行った後、監視ICでマイコンをリセットする車両用の電子制御装置(ECU)が開示されている。
特開2008−293420号公報
ところで、特許文献1に記載されているような、マイコンの状態を表す情報をバックアップRAM(揮発性メモリ)に記憶して待避処理を行う電子制御装置では、各機器の動作停止時にもバックアップRAMに給電することで記憶情報を保持している。そして、このバックアップRAMの記憶情報の保証判断には、記憶情報のSUMやキーワードを算出する手法を採用している。このため、主制御装置であるマイコンに負担がかかり、演算時間の考慮や、バックアップRAMに算出結果を保持するための記憶領域の確保が必要となる。
また、メインマイコンと、常時給電されるサブマイコンとで構成された自動車用電子制御装置の場合には、メインマイコンでサブマイコンへの常時給電が途絶したか否かを判定し、途絶した履歴がある場合は、復帰処理のための対応制御等を行っている。
しかしながら、サブマイコンへ供給される電源電圧が一時的に中間レベルまで低下、すなわち正常な電圧と遮断状態(0V)との間のレベルまで低下してから、正常な電源電圧に回復した場合には復帰処理が難しい、という課題があった。このような一時的な電源電圧の低下は、例えばバッテリが劣化したときに、エンジン始動のためのクランキング等によって発生することがある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、主制御装置による処理負荷を軽減でき、電源異常が発生した場合に、主制御装置と副制御装置に対して電源異常に応じた復帰処理を行うことができる自動車用電子制御装置を提供することにある。
本発明の自動車用電子制御装置は、常時給電される揮発性メモリを有し、車両の各機器を制御する主制御装置と、常時給電され、前記主制御装置を監視あるいは補助する副制御装置と、前記主制御装置及び前記副制御装置に共通の電源とを備え、前記主制御装置はパワーオン時と電源異常時にリセットされ、前記副制御装置は電源異常時にリセットされ、前記主制御装置がリセットされる電圧は、前記揮発性メモリの保持電圧よりも高く設定され、前記副制御装置がリセットされる電圧は、前記揮発性メモリの保持電圧よりも低く設定され、前記副制御装置は、前記電源の監視により、前記揮発性メモリの記憶情報が保持されているか否かを判断し、前記主制御装置は、当該主制御装置のリセットが発生した場合に、イニシャル処理で前記副制御装置による前記揮発性メモリの記憶情報の保持判断結果を取得し、電源電圧の監視情報が保持不可だった場合、あるいは前記副制御装置の起動がリセットからの起動だった場合に、前記揮発性メモリでの記憶情報の保持不可と判定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、副制御装置で電源を監視し、この監視情報を主制御装置で活用することで、主制御装置による処理負荷を軽減できる。また、副制御装置で電源異常の状態を判断し、主制御装置で判断結果を取得することで、主制御装置と副制御装置に対して電源異常に応じた復帰処理を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る自動車用電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 電源電圧の変化パターンと、各変化パターンに対するメインマイコンのリセット電圧、サブマイコンのリセット電圧、及びBuRAMの保持電圧の関係を示す波形図である。 電源電圧が変化したときの、各電圧変化レベルに対するメインマイコンの動作と、サブマイコンによるBuRAMの記憶情報の保持判断結果を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 電源の劣化の検知について説明するタイミングチャートである。 電源電圧が低下したときの、電源とサブ電源の切り替えについて説明するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本第1の実施形態に係る自動車用電子制御装置は、車両における電源異常、あるいは電源異常が疑われる場合(電源電圧が所定値よりも低下した場合、及び電源電圧が所定値より低下することが予想される場合)に、揮発性メモリの記憶情報の使用制限を行うと共に、主制御装置と副制御装置に対して電源異常に応じた復帰処理を行うように構成したものである。
図1に概略構成を示すように、ECU(Electronic Control Unit)1は、車両の各機器を制御する主制御装置であるメインマイクロコンピュータ(メインマイコン)2と、このメインマイコン2を監視あるいは補助する副制御装置であるサブマイクロコンピュータ(サブマイコン)3とを備えている。メインマイコン2は、当該メインマイコン2の状態を表す情報を待避するためのバックアップRAMと呼ばれる揮発性メモリ(BuRAM)4を内蔵している。このメインマイコン2には、バッテリ等の電源5から電源リレー(あるいはイグニッションスイッチ)6を介して電源電圧Vbが印加され、BuRAM4には記憶情報を保持するために電源5から常時電源電圧Vbが印加される。
一方、サブマイコン3には電源5が直接接続されて常時電源電圧Vbが印加され、電源リレー6のオフ時にもサブマイコン3へ給電されるようになっている。サブマイコン3は、電源リレー6のオン時に通常モード、電源リレー6のオフ時にスタンバイモードで動作する。サブマイコン3は、電源異常を監視しており、電源5の電圧Vbを計測してA/D変換し、この変換した計測結果(ディジタルデータ)に基づき、BuRAM4の記憶情報が正常か否かの保証判断を行い、メインマイコン2へ報知する。
上記メインマイコン2は、パワーオン(イグニッションオン)時と電源異常時にリセットされ、上記サブマイコン3は、電源異常時にリセットされるようになっている。そして、メインマイコン2の動作が停止する電圧、換言すればメインマイコン2のリセット電圧をVmr、サブマイコン3の動作が停止する電圧、換言すればサブマイコン3のリセット電圧をVsr、BuRAM4の保持電圧をVhとすると、各電圧は「Vmr>Vh>Vsr」の関係を満たすように設定されている。ここで、サブマイコン3のリセット電圧Vsrは可能な限り低い電圧とするのが好ましい。
図2に実線P1で示すように、電源電圧Vbが、メインマイコン2のリセット電圧Vmrより低く、且つBuRAM4の保持電圧Vhより高いレベルに低下してから回復した場合には、メインマイコン2がリセットされる。この場合、BuRAM4の記憶情報は保持可能である。この記憶情報の保証判断は、サブマイコン3により電源電圧Vbの計測結果に基づいて行う。
また、実線P2で示すように、電源電圧Vbが、BuRAM4の保持電圧Vhより低く、且つサブマイコン3のリセット電圧Vsrより高いレベルに低下してから回復した場合にも、メインマイコン2がリセットされる。この場合には、電源電圧Vbが、BuRAM4の保持電圧Vhより低下したため、記憶情報が破壊されている可能性があり、記憶情報の保持は不可と判断する。この記憶情報の保証判断は、サブマイコン3により電源電圧Vbの計測結果に基づいて行う。
更に、実線P3で示すように、電源電圧Vbがサブマイコン3のリセット電圧Vsrより低くまで低下して回復した場合には、メインマイコン2とサブマイコン3が共にリセットされる。また、電源電圧VbがBuRAM4の保持電圧Vhよりも低くなり、記憶情報の保持は不可である。この際には、記憶情報の保証判断はメインマイコン2によりサブマイコン3の起動状態から判定する。
なお、図2において、左下がりの斜線を付した、電源電圧Vbが0VからVhまでが、BuRAM4の記憶情報の保持が不可の領域であり、電源電圧Vbがこの領域に入るとBuRAM4の記憶情報が破壊される可能性がある。
上記のような構成において、サブマイコン3は電源電圧Vbを定周期、例えば所定の時間間隔で計測し、計測した電源電圧Vbを監視し、保持判断結果をメインマイコン2に報知する。メインマイコン2はリセットからの復帰後のBuRAM4の保持電圧Vhの判定前に、サブマイコン3から電源電圧Vbの監視情報(保持判断結果)とサブマイコン3の起動状態を取得し、BuRAM4の記憶情報の保証判断を行う。
そして、下記(1),(2)のいずれかが成立した場合に、BuRAM4での記憶情報の保持不可と判定する。
(1)サブマイコン3から取得した電源電圧Vbの監視情報が、保持不可だった場合
(2)サブマイコン3の起動がリセットからの起動だった場合
次に、保持判断結果の報知について、図3のタイミングチャートにより詳しく説明する。時刻t1に、電源電圧VbがBuRAM4の保持電圧Vhとサブマイコン3のリセット電圧Vsrとの間のレベル(Vh>Vb>Vsr)に低下したと仮定する。メインマイコン2は、通常制御であったものが、電源電圧Vbがリセット電圧Vmrより低下した時点でリセット状態になる。サブマイコン3は電源電圧Vbを監視しており、時刻t1までBuRAM4が記憶情報を保持可と判断しているが、時刻t1における電源電圧Vbの低下を検知して保持不可と判断する。
時刻t2にメインマイコン2のイニシャル処理が行われると、メインマイコン2はサブマイコン3における電源電圧Vbの監視情報である保持判断結果を取得して、BuRAM4の記憶情報が破壊された可能性があることを検知する。そして、メインマイコン2は、保持判断結果の取得後に、サブマイコン3の保持判断結果を保持不可から保持可に切り替える。
メインマイコン2のイニシャル処理が終了すると(時刻t3)、メインマイコン2はリセット時の初期値、例えば工場出荷状態となって通常制御に戻る。
次の時刻t4に、電源電圧Vbがメインマイコン2のリセット電圧VmrとBuRAM4の保持電圧Vhとの間のレベル(Vmr>Vb>Vh)に低下したと仮定する。すると、メインマイコン2は通常制御していたものが、電源電圧Vbがリセット電圧Vmrより低下した時点でリセット状態になる。そして、時刻t5にメインマイコン2のイニシャル処理が行われる。このとき、サブマイコン3は電源電圧がBuRAM4の保持電圧Vhより高いので記憶情報の保持可と判断し、メインマイコン2はサブマイコン3からこの保持判断結果を取得する。
時刻t6にイニシャル処理が終了すると、メインマイコン2はBuRAM4の記憶情報に基づいて通常制御に復帰する。
次に、時刻t7に電源電圧Vbがサブマイコン3のリセット電圧Vsrより低いレベル(Vsr>Vb)まで低下したと仮定する。メインマイコン2は通常制御であったものが、電源電圧Vbがリセット電圧Vmrより低下した時点でリセット状態になる。また、サブマイコン3もリセット状態となり、サブマイコン3の保持判断結果は、保持不可となる。そして、時刻t8にメインマイコン2のイニシャル処理が行われる。メインマイコン2は、サブマイコン3の保持判断結果を取得し、BuRAM4の記憶情報が破壊された可能性があることを検知する。そして、メインマイコン2は、保持判断結果の取得後に、サブマイコン3の保持判断結果を保持不可から保持可に状態を切り替える。サブマイコン3が復帰する際には、リセット時の初期値、例えば工場出荷状態となって通常制御に戻る。
時刻t9にメインマイコン2のイニシャル処理が終了すると、メインマイコン2もリセット時の初期値、例えば工場出荷状態となって通常制御に戻る。
上記のような構成によれば、サブマイコン3で電源5の異常(電源電圧Vb)を監視し、電源異常を検知した場合に、異常があったことをサブマイコン3からメインマイコン2に報知することで、メインマイコン2は保持判断結果をサブマイコン3から取得するだけで良い。よって、BuRAM4の記憶情報の保証判断に、記憶情報のSUMやキーワードを算出する必要がないので、メインマイコン2による処理負荷を軽減できる。また、BuRAM4に算出結果を保持する必要もないので、記憶領域の節約にも繋がる。
更に、電源異常が発生した場合に、電源異常があったことをサブマイコン3からメインマイコン2に報知することで、メインマイコン2とサブマイコン3に対して電源異常(電源電圧Vbのレベル)に応じた復帰処理を行うことができる。すなわち、メインマイコン2はサブマイコン3から保持判断結果を取得することで、BuRAM4の記憶情報が正しいか否かを判断でき、メインマイコン2によりサブマイコン3の保持不可の判断結果を保持可に切り替えることで、サブマイコン3の保持判断結果を電源異常の発生前の状態に復帰させることができる。
特に、自動車用電子制御装置にあっては、車両の各機器を制御しており、電源電圧の低下による誤作動は安全性の見地から好ましくないので、サブマイコン3による電源電圧の監視による電源異常の検出は、安全性の向上に寄与する。
上述したように、サブマイコンを使用して電源電圧を監視し、この監視情報を活用することで、メインマイコンによる処理負荷を軽減でき、電源異常が発生した場合に、メインマイコンとサブマイコンに対して電源異常に応じた制御を行うことができる。
[第2の実施形態]
本第2の実施形態は、電源(バッテリ)の劣化等により、エンジン始動時に電源電圧がBuRAMの保持電圧より低下することが予想される場合に、電源をサブ電源に切り替えることで、BuRAMの記憶情報を保持するように構成したものである。
図4に示すECU1は、各機器を制御する主制御装置であるメインマイコン2と、このメインマイコン2を監視あるいは補助する副制御装置であるサブマイコン3とを備えている。メインマイコン2は、当該メインマイコン2の状態を表す情報を待避するためのBuRAM4を内蔵している。
ここで、本第2の実施形態においては、バッテリ等の電源5に加えて、例えばコンデンサ等からなるサブ電源7を設けると共に、メインマイコン2内に、BuRAM4への電源の供給を、電源5からとサブ電源7からとに切り替える切替スイッチ8を設けている。切替スイッチ8の切り替えは、サブマイコン3で電源5の電源電圧Vbを計測し、電源電圧Vbの低下から電源5の劣化が検知されたとき、あるいは電源5の劣化により電源電圧VbがBuRAM4の保持電圧Vhより低下することが予想されたときに、サブマイコン3からメインマイコン2に報知する。そして、メインマイコン2で電源4の劣化判定を行い、劣化していると判定されたときにサブ電源7を選択してBuRAM4にサブ電源電圧Vsを供給するようにしている。
次に、上記電源5の劣化の検知について、図5のタイミングチャートにより詳しく説明する。サブマイコン3は、イグニッション(IGN)がオフする時刻t10(IGOFF)からオンする時刻t11(IGON)まで、所定の時間間隔Δt、例えば1時間間隔で電源電圧Vbを計測すると共に、この時間(IGOFF時間)を計測する。そして、IGOFF時の電源電圧Vbの経時変化に伴う低下のしかたにより、電源5の劣化を検知または予想する。
この電源5の劣化情報は、例えばIGOFF時間中における電源電圧Vbが低下していくときの傾き、及びIGOFF時間中の過渡的な最低電源電圧値等である。サブマイコン3で検知した劣化情報をメインマイコン2で取得し、メインマイコン2で電源5の劣化状態を推定して判断する。あるいは劣化情報を元にサブマイコン3で電源5の劣化状態を推定して判断し、メインマイコン2で判断結果を取得しても良い。
上記電源5の劣化の判断は、電源5が明らかに劣化していない電源電圧Vbの場合には必要ないので、破線で示す判定開始電圧Vds、例えば電源電圧Vbが12Vを下回ってから開始するようにしても良い。
そして、IGON後(時刻t11)に、サブマイコン3からメインマイコン2に、電源5の劣化情報(判断結果、またはIGOFF中の最低電源電圧値)を報知する。この報知には、例えば通信、ポートのオン/オフ等様々な手段を用いることができる。IGON時にサブマイコン3から電源5の劣化情報を取得したメインマイコン2は、警告ランプや電圧計、各種の情報を表示する表示装置等を介して運転者に報知する処理を行う。
サブマイコン3からメインマイコン2に電源5の劣化情報が報知されると、図6のタイミングチャートに示すように、メインマイコン2はスターターリレーをオンしてクランキング(時刻t12)を行う前(時刻t11)に、メインマイコン2で切替スイッチ8を操作してBuRAM4の電源5をサブ電源7に切り替え、BuRAM4の記憶情報が破壊されるのを保護する。すなわち、BuRAM4に供給される電圧を、この時刻t11からエンジンが始動する時刻t13までの期間、サブ電源7の電圧Vsに切り替え、クランキングによる電源電圧Vbの低下の影響を抑制する。
そして、エンジン始動後(時刻t13以降)に、メインマイコン2で切替スイッチ8を操作して電源電圧Vbに戻す。この際、電源電圧Vbに戻す前に、メインマイコン2でBuRAM4に印加されている電圧Vsを計測し、BuRAM4の保持電圧Vhよりも高い電圧であれば、BuRAM4の記憶情報が保持できていると判断する。
上記のような構成によれば、サブマイコン3で電源5の劣化(電源異常)を監視し、劣化を検知した場合、あるいは劣化が予想される場合に、サブマイコン3からメインマイコン2に劣化情報を報知するので、メインマイコン2による処理負荷を軽減できる。
また、電源5の劣化をユーザに通知することで、ユーザがバッテリの交換時期を車両の情報から知ることができ、バッテリ上がりのリスクを回避できる。
尚、上記第1、第2の実施形態では、主制御装置と副制御装置がメインマイコンとサブマイコンの場合について説明したが、マイコンと監視ICの組み合わせでも良く、且つこれらの制御装置が一体化されている構造であっても別体でも同様な作用効果が得られる。
また、BuRAM4がメインマイコン2に内蔵されている例を説明したが、メインマイコン2に外付けで設けられていても良い。
更に、サブ電源7がコンデンサの場合について説明したが、BuRAM4の記憶情報を保持できれば、他の電源を用いても良いのはもちろんである。
ここで、上記実施形態から把握し得る技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
自動車用電子制御装置は、その一つの態様において、副制御装置が、電源の監視により、揮発性メモリの記憶情報が保持されているか否かを判断し、主制御装置のリセットが発生した場合に、主制御装置はイニシャル処理で副制御装置による揮発性メモリの記憶情報の保持判断結果を取得する。
上記構成によると、副制御装置で揮発性メモリの記憶情報の保持判断を行うことで、主制御装置による処理負荷を軽減できる。
自動車用電子制御装置の好ましい態様では、揮発性メモリ用のサブ電源と、電源とサブ電源とを切り替える切替スイッチとを更に備え、副制御装置で電源異常を検知したときに、電源電圧が揮発性メモリの保持電圧よりも低くなる前に、切替スイッチによりサブ電源から揮発性メモリに給電する。
上記構成によると、電源電圧が揮発性メモリの保持電圧よりも低くなる前に、サブ電源から揮発性メモリに電源を供給することで、揮発性メモリの記憶情報が破壊されるのを保護することができる。
1…ECU(自動車用電子制御装置)、2…メインマイクロコンピュータ(主制御装置)、3…サブマイクロコンピュータ(副制御装置)、4…BuRAM(揮発性メモリ)、5…電源、6…電源リレー、7…サブ電源、8…切替スイッチ

Claims (2)

  1. 常時給電される揮発性メモリを有し、車両の各機器を制御する主制御装置と、常時給電され、前記主制御装置を監視あるいは補助する副制御装置と、前記主制御装置及び前記副制御装置に共通の電源とを備え、
    前記主制御装置はパワーオン時と電源異常時にリセットされ、前記副制御装置は電源異常時にリセットされ、前記主制御装置がリセットされる電圧は、前記揮発性メモリの保持電圧よりも高く設定され、前記副制御装置がリセットされる電圧は、前記揮発性メモリの保持電圧よりも低く設定され、
    前記副制御装置は、前記電源の監視により、前記揮発性メモリの記憶情報が保持されているか否かを判断し、前記主制御装置は、当該主制御装置のリセットが発生した場合に、イニシャル処理で前記副制御装置による前記揮発性メモリの記憶情報の保持判断結果を取得し、電源電圧の監視情報が保持不可だった場合、あるいは前記副制御装置の起動がリセットからの起動だった場合に、前記揮発性メモリでの記憶情報の保持不可と判定する、ことを特徴とする自動車用電子制御装置。
  2. 前記電源異常は、電源電圧が所定値より低下した場合を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用電子制御装置。
JP2013192154A 2013-09-17 2013-09-17 自動車用電子制御装置 Active JP6227945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013192154A JP6227945B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 自動車用電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013192154A JP6227945B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 自動車用電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015058751A JP2015058751A (ja) 2015-03-30
JP6227945B2 true JP6227945B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=52816646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013192154A Active JP6227945B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 自動車用電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6227945B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6631473B2 (ja) * 2016-11-07 2020-01-15 株式会社デンソー 電子制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61262803A (ja) * 1985-05-15 1986-11-20 Nippon Denso Co Ltd 電子的制御装置
JPS63181017A (ja) * 1987-01-22 1988-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd デ−タバツクアツプ装置
JPH03229332A (ja) * 1990-02-05 1991-10-11 Toshiba Corp マイクロコンピュータシステム
JPH06161908A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Toshiba Corp メモリ制御装置
JP3097580B2 (ja) * 1996-12-18 2000-10-10 株式会社デンソー 電子制御装置
JP3817855B2 (ja) * 1997-08-29 2006-09-06 株式会社デンソー 電子制御装置
JP2000027627A (ja) * 1998-07-13 2000-01-25 Hino Motors Ltd 排気ガス浄化触媒用還元剤保温装置及びそれを組込んだ排気ガス浄化装置
JP2000276267A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Denso Corp 車両用電子制御装置
JP4281222B2 (ja) * 2000-07-06 2009-06-17 株式会社デンソー 不揮発性メモリ書き込み装置
JP2009104300A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Denso Corp データ処理装置及びプログラム
JP2010244444A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Fujitsu Ten Ltd 車両の制御装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015058751A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6312597B2 (ja) 車両用電源装置
JP5640950B2 (ja) 車両用制御装置
US10753975B2 (en) Apparatus for diagnosing relay failure of battery using parallel circuit for constant power supply and method thereof
JP4578542B2 (ja) 車載電子制御装置
JP6326141B2 (ja) 燃料噴射弁駆動制御装置
US20060247835A1 (en) Electric control unit
JP2007203929A (ja) 車両用暗電流測定装置及び車両用電源制御装置
JP2006333662A (ja) バッテリの劣化状態を判定する装置および方法
US20160231390A1 (en) Battery abnormality indication apparatus
JP2006291730A (ja) 車両用診断装置
US7305283B2 (en) On-vehicle electronic control device
US11342772B2 (en) Precharge controller
JP6227945B2 (ja) 自動車用電子制御装置
JP2011093389A (ja) 制御システム、電子装置、制御装置及び装置起動方法
JP2015058885A (ja) 自動車用電子制御装置
JP5460568B2 (ja) 車両等の制御装置
JP2007253716A (ja) バッテリ監視装置
JP2019215628A (ja) 車載装置、車載システムおよび制御方法
WO2018079537A1 (ja) 電子制御装置及びそのデータ保護方法
JP2020050319A (ja) 電源監視装置、電源制御システム、および電源監視方法
JP3142437B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP2012162139A (ja) 車両用電源制御装置
JP2009228464A (ja) 車両用電源制御装置及び車両用電源制御方法
KR101362414B1 (ko) 차량의 배터리회로 단선 검출 장치 및 방법
JP5628142B2 (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6227945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250