JP2006255169A - 遊技機管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える遊技データを適切に出力すること。
【解決手段】 パチンコ遊技機1からの信号に基づいて出玉数(差玉数)を集計する機能を備えた中継装置12は、パチンコ遊技機1で大当たり及び確変が連続的に発生した確変継続期間のうち、当該確変継続期間において最後の大当たりが終了した時点を継続期間終了時点として認定し、その確変継続期間の発生契機となった大当たりの発生時点から認定した継続期間終了時点までの期間における差玉数を算出して出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に係る遊技データ、特には遊技に使用された遊技媒体と遊技に応じて放出された遊技媒体との差を示す差益データを出力する機能を備えた遊技機管理システムに関する。
パチンコホールのような遊技場においては、遊技者(遊技客)に向けて、パチンコ遊技機での遊技データである例えば出玉数の多さをアピールし、以て遊技に対する興趣の向上を図ることが行われている。具体的には、例えば、大当たり及びこの大当たりの発生を契機とした所謂確率変動状態(以下、確変と呼ぶ)の発生から終了までの期間(確変継続期間)中の総出玉数(総差玉数)を、パチンコ遊技機毎に設けられた台毎表示端末或いはホール内の適宜場所に設置されたデータ提供端末へ出力して表示することが行われている。このような表示を行う場合、従来では、例えば特許文献1に見られる弾球遊技機の管理装置のように、確変継続期間に係る大当たり中の総出玉数に対して、その他の差玉数(確変継続期間における大当たり未発生状態での差玉数)を加えた数値を算出して表示することが行われている。
特開2000−140365号公報
遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える出玉状況は、確変継続期間中の出玉数の最大値である。この場合、特許文献1に見られるような管理装置により算出・表示される数値は、従来において一般的な構成のパチンコ遊技機、つまり、一旦発生した確変が、その後に発生した大当たりの終了タイミングで終了する構成のパチンコ遊技機が対象であった場合には、遊技場がアピールしたいと考える数値(確変継続期間中の出玉数の最大値)と合致する。
しかしながら、確変が大当たりの発生を待たずに終了するパチンコ遊技機、つまり、大当たり終了後から確変が終了するまでの期間での遊技により総出玉数が減少することになるパチンコ遊技機が管理対象であった場合には、確変継続期間の終了時点での出玉数が、当該確変継続期間中の出玉数の最大値と異なってくることになる。このため、特許文献1に見られるような従来の管理装置では、これにより算出・表示される数値が、遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える出玉状況と合致しないことになり、確変が大当たりの発生を待たずに終了するパチンコ遊技機(遊技機規則の改正に応じて今後登場すると考えられる新形態(例えば、スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞毎に転落抽選動作を行い、この転落抽選動作に当選したときに確変を終了させる形態)のパチンコ遊技機も含む)を管理対象とする場合に、遊技場側から遊技者に向けてアピールしたいと考える出玉状況を示す遊技データを出力できないという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える遊技データを適切に出力できるようになる遊技機管理システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、入賞が発生したときに遊技媒体を放出すると共に、入賞率を高めた大当たりを所定の確率で発生するように構成され、大当たりの終了時点から遊技者にとって有利な特別状態を発生する遊技機を管理対象とした遊技機管理システムにおいて、
前記遊技機での大当たりと特別状態とが連続して発生する特定期間の使用遊技媒体数及び放出遊技媒体数の差を差益データとして演算するように設けられ、前記特別状態が大当たりの発生に伴い終了した場合には継続して差益データを演算する一方、前記特別状態が大当たりを伴わずに終了した場合には、前記特定期間における最後の大当たり終了時点に遡って差益データを演算し出力する演算手段を備えた構成としたものである。
請求項2記載の発明は、前記演算手段を、前記特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態終了時点での差益データと、前記特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データとを比較し、大きい値となる差益データを最終差益データとして出力する構成としたものである。
また、請求項3記載の発明は、管理対象の遊技機が、始動口を備え、当該始動口への入賞に応じて抽選を行い抽選の結果が当たりであった場合に前記大当たりを発生する遊技機であった場合に、前記特別状態を、前記抽選の当たり確率を高めた確変状態と前記始動口への入賞率を高めた時短状態の何れか一方のみが発生する状態、及び/または双方が同時に発生する状態とした上で、前記演算手段を、前記特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態に前記時短状態が含まれていた場合に、当該時短状態の終了時点での差益データと、前記特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データとを比較し、大きい値となる差益データを最終差益データとして出力する構成としたものである。
請求項4記載の発明は、前記前記差益データ及び最終差益データなどを表示するように構成され、前記演算手段から出力される最終差益データが、前記特別状態が終了した時点での差益データであった場合に、その旨を表示する表示手段を備えた構成としたものである。
請求項1記載の発明によれば、演算手段は、遊技機での特定期間、つまり、入賞率を高めた大当たりと遊技者にとって有利な特別状態とが連続して発生した期間における使用遊技媒体及び放出遊技媒体の差を差益データとして演算するようになる。また、演算手段は、特別状態が大当たりの発生に伴い終了した場合にも継続して差益データを算出する一方、特別状態が大当たりを伴わずに終了した場合には、前記特定期間における最後の大当たり終了時点に遡って差益データを算出し出力するようになる。従って、このように特定期間での最後の大当たりが終了した時点での出力される差益データは、当該最後の大当たり終了後から特別状態が終了するまでの期間の差益データを除外した形態となって、特定期間中の差益データの最大値と合致することになるものであり、結果的に、遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える遊技データ(差益データ)を適切に出力できるようになる。
請求項2記載の発明によれば、特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態終了時点での差益データ、及び当該特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データのうち、大きい値となる差益データが最終差益データとして出力されることになる。このため、特定期間での最後の大当たりが終了した時点から当該特定期間の終了時点までの遊技によって、差益データが増えるような状況が発生した場合でも、正確な差益データを遊技者に向けてアピールできるようになる。
請求項3記載の発明によれば、管理対象の遊技機で発生する特別状態は、始動入賞口への入賞に応じて行われる抽選の当たり確率を高めた確変状態と当該始動口への入賞率を高めた時短状態の何れか一方のみを発生する状態、及び/または双方が同時に発生した状態とされる。この場合、演算手段は、特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態に時短状態が含まれていた場合に、当該時短状態の終了時点の差益データ、及び当該特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データのうち、大きい値となる差益データを最終差益データとして出力することになる。このため、特定期間での最後の大当たりが終了した後における時短状態での遊技によって差益データが増えるような状況が発生した場合には、時短状態での遊技により差玉データが増えた旨、並びに正確な差益データを遊技者に向けてアピールできるようになる。
請求項4記載の発明によれば、演算手段から出力される最終差益データが、前記特別状態の終了時点での差益データであった場合、つまり、特定期間における最後の大当たりが終了した時点での差益データより、その後に特別状態が終了した時点での差益データが増えた状態にあった場合(遊技者の技術介入により差益データが増えた場合)には、その旨が表示手段において表示されて遊技者にアピールされるようになるから、遊技に対する興趣の向上を図る上で有益になる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図2には、本実施例にて管理対象となるパチンコ遊技機の正面外観が概略的に示されている。この図2において、パチンコ遊技機1は、その上皿2内のパチンコ玉(本発明でいう遊技媒体に相当)を電動式の発射装置(操作ダイヤルのみ符号3を付して示す)により盤面4へ発射する構成となっている。盤面4には、アウト口5、電動チューリップ6aを備えたスタート入賞口6、賞球の払出しがないスルー入賞口7、アタッカーと呼ばれる電動役物8aを備えた大入賞口8、図柄表示装置9が設けられていると共に、通常入賞口(図示せず)も設けられている。
上記図柄表示装置9は、例えばバックライト付きのカラー液晶表示パネルにより構成されたもので、図3に概略的に示すように、特別図柄表示部9a、保留玉数表示部9b、普通図柄表示部9cを備えている。
上記のように構成されたパチンコ遊技機1の基本動作は以下の通りである。
(1)スタート入賞口6、図示しない通常入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて、所定個数のパチンコ玉を放出する。
(2)スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞に応じて所定の当たり確率(例えば、通常状態時において1/300、後述する確変時において1/100)の大当たり抽選動作を実行すると共に、当該パチンコ玉の入賞数に応じた数の保留玉データを、大当たり抽選動作の抽選結果(「大当たり」または「ハズレ」)を付随させた状態で一時的に記憶する。
(3)上記記憶動作は、例えばFIFO形式(先入れ先出し形式)で行われるものであり、記憶された保留玉データは、付随した抽選結果の表示動作が特別図柄表示部9aにおいて実行される毎に消化される。この抽選結果の表示動作は、パチンコ遊技機1において大当たりが発生していない期間、並びに特別図柄表示部9aが動作停止している期間には直ちに実行され、また、当該大当たりが発生している期間や特別図柄表示部9aが動作中の期間には、その大当たりの終了或いは特別図柄表示部9aの動作停止を待って実行される。この場合、特別図柄表示部9aは、図柄表示装置9の中央に表示される例えば3桁の数字列より成るルーレットにより構成されたもので(図3参照)、抽選結果の表示動作時には、当該ルーレットの図柄変動演出動作(本実施例の場合、数字列の各桁の「0」〜「9」の範囲での変動表示)を所定期間だけ行うと共に、抽選結果が「大当たり」であったときにはその図柄変動演出動作の終了時点で数字列が「111」、「222」、…のようなぞろ目図柄(大当たり図柄)となるように制御され、抽選結果が「ハズレ」であったときには、ぞろ目図柄以外のハズレ図柄をランダムに表示するように制御される。
(4)特別図柄表示部9aにぞろ目図柄が表示されたときには、大入賞口8の電動役物8a(アタッカー)を予め決められたモードにて所定期間(複数ラウンド)だけ開放する制御を行い、以て当該大入賞口8への入賞率を極端に高めた状態(パチンコ玉の放出量を高めた状態に相当)の大当たりを発生させる。
(5)保留玉データの最大記憶数、つまり未消化の保留玉数の上限値は、例えば4個分に限定される構成となっており、その保留玉数は、保留玉数表示部9bにおいて周知の形態で表示される。
(6)スルー入賞口7へのパチンコ玉の入賞に応じて所定の当たり確率(例えば1/10)の補助抽選動作を実行し、その補助抽選動作の結果を普通図柄表示部9cで表示する。尚、普通図柄表示部9cは、図柄表示装置9の右下部に表示される例えば2桁の数字列より成るルーレットにより構成されたもので、抽選結果の表示動作時には、当該ルーレットの図柄変動演出動作(本実施例の場合、数字列の各桁の「0」〜「9」の範囲での変動表示)を所定期間だけ行うと共に、補助抽選動作の結果が当たりであったときにはその図柄変動演出動作の終了時点で数字列が「11」、「22」、…のようなぞろ目図柄(当たり図柄)となるように制御される。
(7)普通図柄表示部9cにぞろ目図柄が表示された状態では、電動チューリップ6aを所定時間(例えば、通常状態にある期間において0.5秒、後述する時短期間において5秒)だけ開放させる制御を行う。
(8)前記大当たりが終了したときには、その大当たり終了と同時に、大当たり抽選動作の当たり確率を通常状態時の1/300から1/100に高めた確変(確率変動状態:本発明でいう特別状態に相当)と、普通図柄表示部9cによる表示動作の所要時間を、通常状態時の30秒から5秒に短縮した時短(変動時間短縮状態:本発明でいう第2の特別状態に相当)とを同時に発生させる。尚、この時短にある期間には、前述したように、電動チューリップ6aの開放時間を通常状態時の0.5秒から5秒に延長する制御も行われる。
(9)上記のように発生した確変は、次の大当たりが発生するか、或いは、大当たり終了後のスタート数(図柄変動確定数)、つまり、特別図柄表示部9aでの図柄変動演出動作の実行回数が第1の設定回数S1(例えば100回)に到達するまでの期間だけ継続される。
(10)上記のように発生した時短は、次の大当たりが発生するか、或いは、大当たり終了後のスタート数が第2の設定回数S2(例えば50回)に到達するまでの期間だけ継続される。
以上のような基本動作が設定されたパチンコ遊技機1においては、大当たりが一旦発生したときには、その大当たりの終了後において確変と時短が同時に発生することになる。この場合、確変及び時短は、大当たり発生時に終了し、また、大当たり終了後のスタート数が、それぞれに設定された第1の設定回数S1(100回:確変の場合)及び第2の設定回数S2(50回:時短の場合)に達したときにも終了するものである。
ここで、図6のタイミングチャートには、パチンコ遊技機1での大当たり発生経歴の一例が示されている。この図6には、タイミングt1で発生した初当たり(パチンコ遊技機1が通常状態にある期間における大当たり)が終了した後に、その終了タイミングt2以降のスタート数が第1の設定回数S1に到達する前のタイミングt3において2回目の大当たりが発生し、当該大当たりが終了した後に、その終了タイミングt4以降のスタート数が第1の設定回数S1に到達する前のタイミングt5において3回目の大当たりが発生し、その大当たりの終了タイミングt6以降のスタート数が第1の設定回数S1に到達し(タイミングt8)、これに応じて確変が終了した例が示されている。尚、本実施例では、確変と同時に発生した時短は、その後の大当たり発生、または各大当たりの終了タイミングt2、t4、t6以降におけるスタート数が第2の設定回数S2に到達する毎に時短が終了することになるが、図6では、最後の大当たり終了タイミングt6後にスタート数が第2の設定回数S2に到達して時短が終了したタイミングt7のみを示している。
図6において、実際の確変継続期間(本発明でいう特定期間に相当)は、タイミングt2〜t8であるが、本実施例では、確変が発生したタイミングt2から最後の大当たりが終了したタイミングt6までの期間を認定確変継続期間として取り扱う構成に特徴を有するものである。
また、図示しないが、パチンコ遊技機1には、発生したアウト玉数を示すアウト信号、発生したセーフ玉数を示すセーフ信号、特別図柄表示部9aでの表示図柄が確定(停止)されたことを示すスタート信号、大当たりが発生したことを示す大当たり信号などを出力するための信号発生基板が設けられており、この信号発生基板は、大当たり期間中において大当たり信号を継続的に出力する構成となっている。尚、この信号発生基板は、確変が発生したことを示す信号を出力しない構成になっている。
図1には、遊技機管理システムの概略的構成が示されている。この図1において、遊技場内に多数台ずつ設置されたパチンコ遊技機1及び台間玉貸機10は、互いの間で信号の授受を行い得るように構成されている。パチンコ遊技機1の上方には、データ送受信の中継機能を備えた呼出ランプユニット11(本発明でいう表示手段に相当)が設けられている。
2台の呼出ランプユニット11につき1台ずつ設けられた中継装置12(本発明でいう演算手段に相当)は、マイクロコンピュータを搭載した制御基板を内蔵しており、それら呼出ランプユニット11に対応したパチンコ遊技機1に係る遊技データを、当該パチンコ遊技機1から出力されるアウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号などに基づいて個別に演算・集計する機能、並びに呼出ランプユニット11と島毎管理装置13との間でのデータ中継機能を備えており、集計した遊技データを島毎管理装置13に与えるようになっている。
島毎管理装置13は、島全体のパチンコ遊技機1に係る遊技データを収集する機能、並びに中継装置12と管理装置14との間でのLAN15を介したデータ中継機能を備えている。また、LAN15には、遊技者向けの種々のデータを表示するための周知構成の情報公開端末16が接続されている。
管理装置14は、島毎管理装置13からの転送データに基づいて、遊技場内の全部のパチンコ遊技機1についての遊技データ(アウト玉数、セーフ玉数、差玉数、稼動率、出玉率、ベース、スタート数など)、並びに遊技場内の全部の台間玉貸機10についての貸出高データ(売上金額、割数など)を集計して格納するという周知のデータ集計機能及び後述する大当たり履歴データの作成機能を備えた構成となっている。
台間玉貸機10は、プリペイドカード挿入口10aに図示しないプリペイドカードが挿入された状態(或いは図示しない紙幣挿入口に相当価額の紙幣が挿入された状態)で当該プリペイドカードに記憶された残高金額データ(或いは挿入紙幣の金額)の範囲内でパチンコ玉を例えばパチンコ遊技機1を通じて放出(貸出)する機能を備えたものである。この場合、各台間玉貸機10から島毎管理装置13には、プリペイドカードによる売上を示す売上信号などが呼出ランプユニット11及び中継装置12を通じて出力される。
呼出ランプユニット11は、図4に示すように、3段に配置された表示ランプ11a、11b、11c、例えばバックライト付きの液晶パネルより成るビットマップディスプレイ型の表示部11d、この表示部11dによる表示内容を切換えるときに操作するデータ切換ボタン11e、従業員を呼ぶときに操作する呼出ボタン11f、表示部11dによる表示内容を初期状態に戻すときに操作される「戻る」ボタン11g、前日、前々日に係るデータを表示するときに操作される履歴ボタン11h、表示データの切換やスクロールのために使用される右ボタン11i及び左ボタン11j、リモコン受信部11kなどを備えた構成となっている。尚、表示部11dは、蛍光表示管などにより構成されたキャラクタディスプレイ型のものであっても良い。このような構成とされた呼出ランプユニット11は、呼出ボタン11fの操作に伴う呼び出し状態の表示機能、対応するパチンコ遊技機1での稼動データに基づいて作成した遊技者向けデータを表示する機能、パチンコ遊技機1及び台間玉貸機10のためのデータ入出力インタフェースの機能などを備えている。
図5には、呼出ランプユニット11の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図5において、制御部17は、CPU18、制御プログラムを記憶したROM19及びワーキングエリア用のRAM20などと共にマイクロコンピュータを構成するもので、この制御部17は、パチンコ遊技機1からの出力信号(アウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号など)及び台間玉貸機10からの出力信号(売上信号など)を送受信部21により受信すると共に、中継装置12との間、及びこの中継装置12を通じた島毎管理装置13、管理装置14との間での信号及びデータの授受を、当該送受信部21により行うようになっている。
制御部17には、パチンコ遊技機1及び管理装置14からの出力信号、前記リモコン受信部11kでの受信信号、前記データ切換ボタン11e、呼出ボタン11f、「戻る」ボタン11g、履歴ボタン11h、右ボタン11i、左ボタン11jの押圧操作に応じてオンされる操作スイッチ群22からの操作信号が入力される構成となっている。制御部17は、予め記憶した制御プログラムに基づいて、表示ランプ11a〜11cの点灯制御及び表示部11dでのデータ表示制御を行うと共に、前記送受信部21を通じた信号送信制御を行う構成となっている。
図7〜図11には、中継装置12(特には、内蔵制御基板(図示せず))で行われる遊技データの演算・集計処理、つまり、1台のパチンコ遊技機1に係る遊技データを演算・集計するための制御内容が示されており、図12には、管理装置14において作成される大当たり履歴データの出力例が示されており、以下、これらについて関連した作用と共に説明する。
まず、図12に示す大当たり履歴データは、1台のパチンコ遊技機1についてのデータを示すものであり、管理装置14自身が算出した遊技データのうちの所定のデータ(アウト玉数、差玉数、スタート数など)、並びに、中継装置12において後述のように演算・集計される遊技データ(T1Y、仮TYA、仮TYB、TY)などに基づいて作成されるもので、例えば、管理装置14に備えられたモニタにおいて、当該パチンコ遊技機1の台番号と共に図12に示すようなフォーマットで表示される。
図12において、大当たり履歴データのデータ項目としては、以下に列挙した個別データを示すための「K」、「T1」、「発生時刻」、「BO」、「Bサ」、「S」、「T1Y」、「仮TYA」、「仮TYB」、「TY」が設定されている。尚、データ項目名を示す欄のうち「K」が表示された欄には、当該大当たり履歴データに対応したパチンコ遊技機1の台番号を表示しても良い。
・K:確変継続期間の累計回数(数字は初当たり(パチンコ遊技機1が通常状態にある期間における大当たり)の通算回数を示すと共に、その大当たりについての遊技データを記録したレコードであることを示し、*は、確変中に発生した大当たりについての遊技データを記録したレコードであることを示し、空白は、該当する確変継続期間が終了した時点に対応した遊技データを記録したレコードであることを示す)、
・T1:累計大当たり回数(前記「K」欄に数字または*が記録されたレコード(各大当たりに係る遊技データが記録されたレコードのみに記録されることになる)、
・発生時刻:大当たりが発生した時刻(図6の例では、タイミングt1、t3、t5)、実際の確変継続期間が終了した時刻(図6の例ではタイミングt8)、
・BO:大当たり中以外のアウト玉数、具体的には各レコード間における大当たり中アウト玉数を除いたアウト玉数、
・Bサ:大当たり中以外の出玉数(差玉数)、具体的には各レコード間における大当たり中出玉数を除いた出玉数、
・S:各レコード間のスタート数、
・T1Y:大当たり1回当たりの出玉数、
・仮TYA:確変中の最後の大当たりが終了した時点での確変中総出玉数(図6の例ではタイミングt1からt6までの総出玉数(本発明でいう差益データに相当))、
・仮TYB:確変中の最後の大当たりが終了した後に時短が終了した時点での確変中総出玉数(図6の例ではタイミングt1からt7までの総出玉数(本発明でいう差益データに相当))、
・仮TYC:確変終了時点での確変中総出玉数(図6の例ではタイミングt1からt8までの総出玉数(本発明でいう差益データに相当))、
・TY:初当たり期間及び確変継続期間での総出玉数(本発明でいう最終差益データに相当し、後述するように仮TYA、仮TYB、仮TYCのうちの最大値)。
尚、上記大当たり履歴データにおいて、仮TYBが記録されたレコードのうち、TY=仮TYBとなるレコード中の「TY」欄には、時短中に出玉数が増大したことを示す指標「※」が記録される。
以下においては、中継装置12で行われる遊技データ(仮TYA、仮TYB、仮TYC、TY及びTYの最大値)の演算・集計処理に係る制御内容(図7〜図11)について説明する。
図7に示すように、中継装置12は、アウト信号入力処理ルーチンR1、セーフ信号入力処理ルーチンR2、スタート信号入力処理ルーチンR3、大当たり信号入力処理ルーチンR4から成るメインプログラムを反復実行する構成となっている。
図8には、アウト信号入力処理ルーチンR1の内容が示されている。このルーチンR1では、アウト信号の入力の有無を判断し(ステップA1)、非入力状態ではそのままリターンする。これに対して、アウト信号が入力されたときには、大当たり中フラグがオン状態(=1)にあるか否かを判断する(ステップA2)。尚、上記大当たり中フラグは、後述の説明から明らかになるように、パチンコ遊技機1が大当たりにある期間にオンされるものである。
大当たり中フラグがオンの場合には、TYをデクリメントするステップA3を実行した後にリターンする。これに対して、大当たり中フラグがオフの場合には、確変中フラグがオン状態(=1)にあるか否かを判断し(ステップA4)、オンの場合には前記ステップA3を実行した後にリターンし、オフの場合にはそのままリターンする。尚、上記確変中フラグは、後述の説明から明らかになるように、パチンコ遊技機1で確変が発生している期間にオンされるものである。
上記したアウト信号入力処理ルーチンR1が実行される結果、大当たり中フラグまたは確変中フラグがオン状態にある期間には、アウト信号が入力される毎(パチンコ遊技機1において打込玉(アウト玉)が発生する毎)にTYがデクリメントされることになる。
図9には、セーフ信号入力処理ルーチンR2の内容が示されている。このルーチンR2では、セーフ信号の入力の有無を判断し(ステップB1)、非入力状態ではそのままリターンする。これに対して、セーフ信号が入力されたときには、大当たり中フラグがオン状態にあるか否かを判断する(ステップB2)。
大当たり中フラグがオンの場合には、TYをインクリメントするステップB3を実行した後にリターンする。これに対して、大当たり中フラグがオフの場合には、確変中フラグがオン状態(=1)にあるか否かを判断し(ステップB4)、オンの場合には前記ステップB3を実行した後にリターンし、オフの場合にはそのままリターンする。
上記したセーフ信号入力処理ルーチンR2が実行される結果、大当たり中フラグまたは確変中フラグがオン状態にある期間には、セーフ信号が入力される毎(パチンコ遊技機1において入賞玉(セーフ玉)が発生する毎)にTYがインクリメントされることになる。
尚、上記のようにアウト玉の発生でデクリメントされ且つセーフ玉の発生でインクリメントされるTYは、後述するように、大当たり信号入力処理ルーチンR4において、パチンコ遊技機1で初当たりが発生したときに初期値(=0)にイニシャライズされるものであり、従って、初当たり発生時点(図6の例ではタイミングt1)以降の差玉数(差益データ)を示すことになる。
図10には、スタート信号入力処理ルーチンR3の内容が示されている。このルーチンR3では、スタート信号の入力の有無を判断し(ステップC1)、非入力状態ではそのままリターンする。これに対して、スタート信号が入力されたときには、確変中フラグがオン状態(=1)にあるか否かを判断する(ステップC2)。この場合、確変中フラグがオフの場合にはそのままリターンするが、オンの場合には、状態判定用スタート数をインクリメントする(ステップC3)。
尚、上記状態判定用スタート数は、後述するように、大当たり信号入力処理ルーチンR4において、大当たり信号の入力が終了した旨(大当たりが終了した旨)の判断が行われたときに初期値(=0)にイニシャライズされるものであり、従って、大当たり終了時点以降のスタート数を示すことになる。
ステップC3の実行後には、状態判定用スタート数が、前記第2の設定回数S2(=50回)または第1の設定回数S1(=100回)に到達したか否かをそれぞれ判定する(ステップC4、C5)。状態判定用スタート数が第2の設定回数S2に到達したときには、時短中フラグをオフ(=0)するステップC6、その時点でのTYの値を仮TYBとして記憶するステップC7を順次実行した後にリターンする。
また、状態判定用スタート数が第1の設定回数S1に到達したとき(ステップC5で「YES」)には、確変中フラグをオフ(=0)するステップC8、その時点でのTYの値を仮TYCとして記憶するステップC9、その時点での仮TYA(これは後述のように大当たり信号入力処理ルーチンR4で算出される)、仮TYB、仮TYCのうち最大の値となっているものをTYの最大値(図12の大当たり履歴データの「TY」欄に記録される値)として記憶するステップC10を順次実行した後にリターンする。
上記したスタート信号入力処理ルーチンR3が実行される結果、パチンコ遊技機1で確変が発生している期間(確変中フラグがオンの期間)には、スタート信号が入力される毎(パチンコ遊技機1の特別図柄表示部9aでのルーレットの図柄変動演出動作が停止する毎)に状態判定用スタート数がインクリメントされる。この状態判定用スタート数(つまり、大当たり終了時点以降のスタート数)が第2の設定回数S2(=50回)に達したときには、時短中フラグがオフされると共に、その時点でのTYが仮TYBとして記憶される。つまり、図6中のタイミングt7におけるTYが仮TYBとなる。また、状態判定用スタート数が第1の設定値S1(=100回)に達したとき(図6のタイミングt6)には、確変中フラグがオフされると共に、その時点での仮TYA、仮TYB、TYのうち最大の値となっているものをTYの最大値として記憶される。
図11には、大当たり信号入力処理ルーチンR4の内容が示されている。このルーチンR4では、大当たり中フラグがオン状態(=1)にあるか否かを判断し(ステップD1)、オフの場合には大当たり信号が入力開始されたか否かを判断する(ステップD2)。このステップD2で「NO」と判断される場合には、そのままリターンするが、大当たり信号が入力開始されたときには、大当たり中フラグをオン(=1)するステップD3を実行した後に、確変中フラグがオフ状態(=0)にあるか否かを判断する(ステップD4)。確変中フラグがオンの場合には、そのままリターンするが、オフの場合には、TYを初期値「0」にイニシャライズするステップD5を実行した後にリターンする。要するに、TYは、確変中フラグのオフ状態時に大当たり信号が入力開始されたたとき、つまり、初当たり発生時にイニシャライズされることになる。
一方、大当たり中フラグがオンであった場合(ステップD1で「YES」)には、大当たり信号の入力が終了したか否か、つまり、大当たり信号が立ち下がったか否かを判断し(ステップD6)、ここで「NO」と判断したときにはそのままリターンする。これに対して、大当たり信号の入力が終了したときには、大当たり中フラグをオフ(=0)するステップD7、確変中フラグがオフ(=0)の場合にこれをオン(=1)するステップD8、時短中フラグがオフ(=0)の場合にこれをオン(=1)するステップD9、状態判定用スタート数を初期値にイニシャライズするステップD10を順次実行した後に、その時点(図6の例では、タイミングt2、t4、t6の何れか)でのTYの値を仮TYAとして記憶するステップD11を順次実行してリターンする。
上記した大当たり信号入力処理ルーチンR4が実行される結果、大当たり信号の入力が開始されたとき(パチンコ遊技機1において大当たりが発生したとき)に、大当たり中フラグがオンされ、この時点で確変中フラグがオフであった場合(上記大当たり信号が初当たりに伴うものであった場合には)、TYがイニシャライズされる。
また、大当たり中フラグのオン状態から、大当たり信号の入力が停止されたとき(パチンコ遊技機1での大当たりが終了したとき)には、大当たり中フラグがオフされると共に、確変中フラグ及び時短中フラグがオンされ、これと同時に、状態判定用スタート数が初期値「0」にイニシャライズされ、さらに、その時点でのTYの値が、T1Y及び仮TYAとしてそれぞれ記憶される。尚、TYは、確変中フラグのオフ状態時に大当たりが発生したとき、つまり、初当たり発生時にイニシャライズされるものであるから、例えば、ステップD11、D12が初当たり終了タイミング(図6の例ではタイミングt2)で実行された場合には、T1Y=仮TYAとなる。
一方、呼出ランプユニット11にあっては、その表示部11dでの遊技データ表示動作を、中継装置12での演算・集計処理結果及び管理装置14での管理データなどに基づいて行う構成となっており、図13〜図15には、その表示画面の例が示されている。
即ち、図13は、対応するパチンコ遊技機1で大当たりが発生している期間において表示する大当たり中画面の一例を示す。この大当たり中画面には、以下(1)〜(8)のような表示エリアが設定される。
(1)第1表示エリアa:連チャン回数(初当たり及びこれに引き続く確変による大当たりの連続回数)が例えば「13連」という形態で表示されると共に、その連チャン継続期間の総出玉数(TY)が例えば「27830玉」という形態で表示される。
(2)第2表示エリアb:「スタート」の文字が表示されると共に、その文字と対応付けた状態で、前回の大当たり終了後から現在時点までのスタート数がデジタル表示される。
(3)第3表示エリアc:「獲得玉数」の文字が表示されると共に、その文字と対応付けた状態で、現在発生中の大当たり期間での出玉数(T1Y)がデジタル表示される。
(4)第4表示エリアd:「本日」、「1日前」、「2日前」の各文字及びこれらに対応付けて表示されるデータの種類を示す「継続数」、「初当」の各文字が表示される(「継続数」は連チャン回数、「初当」は初当たり回数であることを示す)。そして、「本日」の文字と対応付けた状態で、当日における連チャン回数の最高値及び初当たり回数の累計値がデジタル表示され、「1日前」の文字と対応付けた状態で前日(営業日)の連チャン回数の最高値及び初当たり回数の累計値がデジタル表示され、「2日前」の文字と対応付けた状態で前々日(営業日)の連チャン回数の最高値及び初当たり回数の累計値がデジタル表示される。
(5)第5表示エリアe:「過去最高」の文字が表示されると共に、その文字と対応付けた状態で過去の営業日において記録された連チャン回数及び初当たり回数の各最高値がデジタル表示される。
(6)第6表示エリアf:「初当たりスタート数履歴(×100)」の文字が表示されると共に、その下方部に「只今」、「1」、「2」、……、「10」の文字が横一列に表示される。そして、「只今」の文字に対応付けた状態で、初当たりまでのスタート数が、1目盛により1〜100回を示すデータセットから成る棒グラフによって表示される。また、「1」、「2」、……、「10」の文字にそれぞれ対応付けた状態で、過去10回分の確変継続期間のそれぞれに対応した初当たりまでのスタート数についての履歴データが、1目盛により1〜100回を示すデータセットから成る棒グラフによって表示される。
(7)第7表示エリアg:「継続数」の文字が表示されると共に、前記第6表示エリアf中の過去10回分の履歴データを示す各棒グラフに対応した期間(確変状態が継続している期間)での大当たり回数、つまり連チャン回数がそれぞれデジタル表示される。
図14は、対応するパチンコ遊技機1で確変が発生している期間において表示する確変中画面の一例を示す。この確変中画面では、前記大当たり中画面(図13参照)における第2表示エリアb、第4表示エリアd、第5表示エリアe、第6表示エリアf、第7表示エリアgについては、その表示内容を変更することなく保持し(第2表示エリアbの表示内容は、実際のスタート数に応じて変更されることになる)、前記第1表示エリアa、第3表示エリアcの表示内容を以下(1)、(2)に示すように変更する。
(1)第1表示エリアa:確変が発生していることを示す「高確率」の文字が表示されると共に、確変が終了するまでのスタート回数が例えば「残94回」という形態で表示される。
(2)第3表示エリアc:「大当確率」の文字が表示されると共に、当日における大当たり確率(=大当たり発生回数の総計÷総スタート数)がデジタル表示される。
図15は、対応するパチンコ遊技機1において確変が終了したときに、認定確変継続期間(図6参照)の終了後において時短が終了した時点(図6のタイミングt7)での出玉数(仮TYB)が、当該認定確変継続期間が終了した時点(図6のタイミングt6)の出玉数(仮TYA)より多かった場合に表示される出玉増加状態表示画面の一例を示す。
この出玉増加状態表示画面では、前記確変中画面(図14参照)における第2表示エリアb、第3表示エリアc、第4表示エリアd、第5表示エリアe、第6表示エリアf、第7表示エリアgについては、その表示内容を変更することなく保持し(第2表示エリアbの表示内容は、実際のスタート数(この場合「100」)に応じて変更されることになる)、前記第1表示エリアaの表示内容を以下(1)に示すように変更する。
(1)第1表示エリアa:確変終了後の時短期間において出玉数(差玉数)が増えたことを示す「差玉UP!!」の文字が表示されると共に、最終的な総出玉数が例えば「27850玉」という形態で表示される。
上記した本実施例の構成によれば、以下に述べるような作用・効果を奏することができる。
即ち、パチンコ遊技機1においては、スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞に応じて所定の当たり確率の大当たり抽選動作を実行し、その抽選結果を特別図柄表示部9aでの図柄変動演出動作により報知すると共に、当該抽選結果が当たりの場合に遊技者側に有利な大当たりが発生するようになる。そして、大当たりが一旦発生したときに、その大当たり終了後に遊技者側に有利な確変及び時短の双方が同時に発生するようになる。この場合、確変は、その後において大当たりが再発生したとき、または、大当たり終了後のスタート回数が第1の設定回数S1(=100回)に到達したときに終了し、時短は、その後において大当たりが再発生したとき、または、大当たり終了後のスタート回数が第2の設定回数S2(=50回)に到達したときに終了する。
この場合、中継装置12は、パチンコ遊技機1において大当たり及びこれに引き続く確変が連続的に発生した状態の確変継続期間のうち、当該確変継続期間における最後の大当たりが終了した時点(図6の例ではタイミングt6)を継続期間終了時点として認定することにより、確変が発生した時点から最後の大当たりが終了した時点までの期間を認定確変継続期間(図6の例ではタイミングt2〜t6)として取り扱うようになる。また、中継装置12は、パチンコ遊技機1でのアウト玉数(使用遊技媒体数)及びセーフ玉数(放出遊技媒体数)の差を出玉数(差益データ)として演算するようになっており、特に、確変継続期間の発生契機となった大当たり(初当たり)の発生時点から認定確変継続期間の終了時点までの期間における総出玉数TYを算出して出力するようになる。従って、このように出力される総出玉数TYは、確変継続期間での最後の大当たりが終了した時点に遡った値を示すことになるから、当該最後の大当たり終了後から確変が終了するまでの期間の出玉状況を除外した形態となって、確変継続期間中の総出玉数TYの最大値と合致することになるものであり、結果的に、遊技場側が遊技者に向けてアピールしたいと考える遊技データ(総出玉数)を適切に出力できるようになる。
また、パチンコ遊技機1は、大当たりの終了後に確変及び時短を同時に発生すると共に、それら確変及び時短がそれぞれに設定された所定期間(大当たり終了後のスタート数が、所定回数(確変の場合、第1の設定回数S1(=100)、時短の場合第2の設定回数S2(=50回))に達するまでの期間)が経過したときに終了する構成となっているが、中継装置12は、認定確変継続期間の終了時点でのTY(=仮TYA)、当該認定確変継続期間の終了後において時短が終了した時点でのTY(=仮TYB)、実際の確変継続期間の終了時点でのTY(=仮TYC)を比較し、最も大きい値を最終的な総出玉数TYとして演算し出力する構成となっているから、時短期間に出玉数が増えるような状況が発生した場合でも、正確な総出玉数TYを遊技者に向けてアピールできるようになる。
特に、上記最終的な総出玉数TYが時短終了時点でのTYであった場合、つまり、確変継続期間における最後の大当たりが終了した時点でのTYの値より、その後に時短が終了した時点でのTYの値が大きい状態にあった場合(時短状態での遊技によりTYが増えた場合)には、その旨、つまり遊技者の技術介入により出玉が増えた旨が、呼出ランプユニット11の表示部11dにおいて表示されて遊技者にアピールされるようになるから、遊技に対する興趣の向上を図る上で有益になる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
本実施例では、パチンコ遊技機1に係る遊技データの演算・集計処理(図7〜図11参照)を行う演算手段の機能を、中継装置12において実現する構成としたが、呼出ランプユニット11、島毎管理装置13、管理装置14の何れかで一括或いは分担して実現する構成も可能である。
確変及び時短の終了タイミングの判定を、第1の設定回数S1及び第2の設定回数S2を利用して行う構成としたが、パチンコ遊技機1が確変或いは時短にあることを示す遊技状態信号を出力する構成であった場合には、その遊技状態信号を利用して確変及び時短の終了タイミングの判定を行うことができる。尚、このようにパチンコ遊技機1の遊技状態の判定に遊技状態信号を利用するときには、スタート数が第2設定回数S2に到達する以前に再度初当たりが発生した場合に、これを確変継続と見なす構成としても良い。
確変及び/または時短期間中の差玉数を差し引いた形態の確変継続期間中の出玉数(確変中のT1Yの合計値)と、仮TYA、仮TYB、仮TYCとを比較し、最も大きな値をTYの最大値として記憶したり或いは表示したりする構成としても良い。この構成によれば、確変中や時短中に減った総出玉数分を排除したデータが得られることになる。
確変や時短の終了時期が、大当たり終了後のスタート数により決まる構成のパチンコ遊技機1を管理対象としたが、例えば、スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞毎に転落抽選動作を行い、この転落抽選動作に当選したときに確変を終了させる構成のパチンコ遊技機のように、確変或いは時短の終了時期が一定しない構成のパチンコ遊技機を管理対象とすることもできる。この場合は、前述のような遊技状態信号に基づいて確変或いは時短の終了時点を判断することができ、また、このような遊技状態信号が出力されない場合には、確変中のスタート数及び時短中のスタート数が継続する理論上の平均値を、それぞれ第1の設定回数S1及び第2の設定回数S2として利用するなどの構成とすれば良い。
確変及び時短の何れか一方のみが発生する形態のパチンコ遊技機を管理対象とすることもできる。この場合は、大当たり終了時のTYと確変或いは時短終了時のTYとを比較して最終的な総出玉数TYを決定すれば良い。
表示手段として呼出ランプユニット11を利用する構成としたが、パチンコ遊技機に設けられた表示器を表示手段として利用しても良い。また、スロットマシンが、メダル(遊技媒体)の放出量を高めた大当たりを所定の確率で発生するように構成され、大当たりの終了時点から大当たり発生確率を高めた特別状態を所定期間だけ維持する構成とされていた場合には、当該スロットマシンを管理対象の遊技機とすることも可能である。
所謂羽根物タイプ或いは権利物タイプの遊技機や、アレンジボール遊技機などに適用することも可能である。また、従来提供されている確変及び時短が選択的に発生する遊技機にも適用可能である。
本発明の一実施例を示す遊技機管理システムの概略的構成図 パチンコ遊技機の概略的正面図 図柄表示装置の概略的正面図 呼出ランプユニットの正面図 呼出ランプの電気的構成を示す機能ブロック図 大当たりの発生タイミングの一例を示すタイミングチャート 中継装置での制御内容を示すフローチャートその1 中継装置での制御内容を示すフローチャートその2 中継装置での制御内容を示すフローチャートその3 中継装置での制御内容を示すフローチャートその4 中継装置での制御内容を示すフローチャートその5 大当たり履歴データの出力例を示す図 呼出ランプユニットでのデータ表示例を示す図その1 同データ表示例を示す図その2 同データ表示例を示す図その3
符号の説明
1はパチンコ遊技機、11は呼出ランプユニット(表示手段)、12は中継装置(演算手段)、13は島毎管理装置、14は管理装置を示す。

Claims (4)

  1. 入賞が発生したときに遊技媒体を放出すると共に、入賞率を高めた大当たりを所定の確率で発生するように構成され、大当たりの終了時点から遊技者にとって有利な特別状態を発生する遊技機を管理対象とした遊技機管理システムにおいて、
    前記遊技機での大当たりと特別状態とが連続して発生する特定期間の使用遊技媒体数及び放出遊技媒体数の差を差益データとして演算するように設けられ、前記特別状態が大当たりの発生に伴い終了した場合には継続して差益データを演算する一方、前記特別状態が大当たりを伴わずに終了した場合には、前記特定期間における最後の大当たり終了時点に遡って差益データを演算し出力する演算手段を備えたことを特徴とする遊技機管理システム。
  2. 前記演算手段は、前記特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態終了時点での差益データと、前記特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データとを比較し、大きい値となる差益データを最終差益データとして出力することを特徴とする請求項1記載の遊技機管理システム。
  3. 前記遊技機は、始動口を備え、当該始動口への入賞に応じて抽選を行い抽選の結果が当たりであった場合に前記大当たりを発生する遊技機であって、
    前記特別状態は、前記抽選の当たり確率を高めた確変状態と前記始動口への入賞率を高めた時短状態の何れか一方のみが発生する状態、及び/または双方が同時に発生する状態であり、前記演算手段は、前記特定期間における最後の大当たり発生後の特別状態に前記時短状態が含まれていた場合に、当該時短状態の終了時点での差益データと、前記特定期間における最後の大当たり終了時点での差益データとを比較し、大きい値となる差益データを最終差益データとして出力することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機管理システム。
  4. 前記差益データ及び最終差益データなどを表示するように構成され、前記演算手段から出力される最終差益データが、前記特別状態が終了した時点での差益データであった場合に、その旨を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の遊技機管理システム。

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