JPH0975533A - 遊技用管理装置 - Google Patents

遊技用管理装置

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JPH0975533A
JPH0975533A JP23233995A JP23233995A JPH0975533A JP H0975533 A JPH0975533 A JP H0975533A JP 23233995 A JP23233995 A JP 23233995A JP 23233995 A JP23233995 A JP 23233995A JP H0975533 A JPH0975533 A JP H0975533A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Ryosaku Koike
亮作 小池
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HINO DENSHI KK
Sankyo Co Ltd
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HINO DENSHI KK
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の遊技情報の収集において、遊技情報
に基づいて算出されるデータの信頼性を低下させること
のないようにする。 【解決手段】 管理装置1において遊技場の閉店時刻と
なった時点で大当りの発生する確率の高い高確率状態に
ある遊技機に関しては、該遊技機から出力される遊技情
報に基づいた遊技データの演算を不能動化するように構
成することで、高確率状態であるにもかかわらず、閉店
時刻を迎えてしまったために遊技が終了されてしまう際
の遊技者の不利益を補償すべく、所定の補償行為が行な
われることがあっても、その補償行為に起因して出力さ
れる遊技情報が遊技データの算出対象とならないように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等で代表される遊技機の遊技に関する遊技
情報が入力される遊技用管理装置に関し、詳しくは、第
1条件の成立により遊技者に所定の有価価値を付与可能
な特定遊技状態となり、第2条件の成立により前記第1
条件の成立しやすい特別遊技状態となる遊技機の遊技に
関する遊技情報が入力される遊技用管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来から一般的に知られている
遊技用管理装置として、たとえば、第1条件の成立によ
り遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定遊技状態と
なり、第2条件の成立により前記第1条件の成立しやす
い特別遊技状態となる遊技機の遊技に関する遊技情報が
入力される遊技用管理装置があった。そして、前記遊技
情報の一例として、遊技機の稼動に伴って生ずる情報で
あって遊技場にとって不利益となる不利益情報が前記遊
技機から前記遊技用管理装置へ入力されるよう構成され
ていた。不利益情報として、たとえば、遊技者に付与さ
れる所定の遊技価値の一例である、遊技機から遊技者に
払出された払出玉の数を表わす補給情報等を例に挙げる
ことができる。遊技用管理装置では、このような補給情
報や、あるいはその他の遊技情報等をもとにして、たと
えば、いわゆる「ベース」と呼ばれる、打玉100発あ
たりに平均して払出される前記払出玉数を表わすデータ
などが算出されていた。そして、この「ベース」をもと
にして、たとえば、遊技機の遊技盤面に設けられた釘の
調整などが行なわれていた。
【0003】一方、前記遊技機および前記遊技用管理装
置の設置された遊技場において閉店時刻が近づくと、以
下の原因により前記遊技機の稼動率が低下して遊技場の
売上が伸び悩んでしまうという不都合が生じていた。す
なわち、閉店時刻が近づいた場合には、前記遊技機でた
とえ前記特別遊技状態となる第2条件が成立したとして
も、また、前記遊技機が前記特別遊技状態にあったとし
ても、閉店時刻までに前記第1条件が成立して特定遊技
状態となるとは限らないために、閉店時刻以前に早目に
遊技を終了してしまう遊技者が多く、このために閉店時
刻近くになると遊技機の稼動率が低下して遊技場の売上
が伸び悩んでしまうという不都合が生じていた。
【0004】遊技場側では、これを防止して閉店時まで
売上を伸ばすために、閉店時刻に前記特別遊技状態にあ
る遊技機に対しては所定の補償を行なうことを遊技者に
告知の上、閉店時刻になれば遊技を強制的に終了させる
代わりに前記補償行為を行なうことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来より行なわ
れている前記補償行為として、たとえば、前記特定遊技
状態時に払出される払出玉の最大数を強制的に遊技機か
ら遊技者に払出させるなどの行為が行なわれていた。一
方、前記補償行為がなされれば、前記補償行為により払
出された払出玉数に基づいた不利益情報が遊技機から前
記遊技用管理装置へ入力される。この場合、たとえば、
前記「ベース」の算出を行なうための不利益情報に、遊
技機の調整状態に基づいて払出されたのではない払出玉
数が含まれることになり、これを含めて算出される「ベ
ース」は遊技機の調整状態を正確に評価するのに不適当
なデータとなってしまうという不都合が生ずる。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、遊技機の性能を正確に把握可
能なデータを算出することのできる遊技用管理装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、第1条件の成立により遊技者に所定の遊技価値を付
与可能な特定遊技状態となり、第2条件の成立により前
記第1条件の成立しやすい特別遊技状態となる遊技機の
遊技に関する遊技情報が入力される遊技用管理装置であ
って、前記遊技情報のうち、遊技機の稼動に伴って生ず
る情報であって遊技場にとって不利益となる不利益情報
の入力を無効にする遊技情報無効化手段を有し、前記遊
技情報無効化手段は、遊技状態が前記特定遊技状態にあ
る遊技機以外の遊技機であって、かつ、少なくとも前記
特別遊技状態にある遊技機より入力される前記不利益情
報を無効にすることが可能であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成に加えて、前記遊技情報無効化手段は、前記
特定遊技状態にある遊技機については、該特定遊技状態
の終了後に該遊技機から入力される前記不利益情報を無
効にすることが可能であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成に加えて、前記不利益情報に基づいて前記遊
技機における利益の収支を算出可能な収支算出手段と、
操作により前記遊技機の利益に関する収支情報を前記収
支算出手段へ入力可能な収支情報入力操作手段とをさら
に有し、前記収支算出手段は、前記収支情報入力操作手
段の操作により入力された前記収支情報に基づいて前記
遊技機における利益の収支を算出可能であることを特徴
とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、遊技情報無効
化手段の働きにより、遊技状態が前記特定遊技状態にあ
る遊技機以外の遊技機であって、かつ、少なくとも前記
特別遊技状態にある遊技機より入力される前記不利益情
報が無効にされる。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1記載の発明の作用に加えて、遊技情報無効化手段の働
きにより、遊技状態が特定遊技状態にある遊技機につい
ては、該特定遊技状態の終了後に該遊技機から入力され
る前記不利益情報が無効にされる。
【0012】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
記載の発明の作用に加えて、収支算出手段の働きによ
り、前記不利益情報に基づいて前記遊技機における利益
の収支が算出される。また、収支情報入力操作手段の働
きにより、前記遊技機の利益に関する収支情報が前記収
支算出手段へ入力される。そして、前記収支算出手段の
働きにより、前記収支情報入力操作手段の操作により入
力された前記収支情報に基づいて前記遊技機における利
益の収支が算出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、管理装置に遊技情報を出力する遊技機の一
例として、パチンコ遊技機を示すが、本発明に係る管理
装置はこれに限られるものではなく、他にコイン遊技機
やスロットマシン、その他の遊技機を適用することも可
能である。
【0014】図1は本発明の実施の形態に係る遊技機3
4とカードユニット35とを示す全体正面図である。パ
チンコ遊技機34には、遊技者が打玉の打込操作するた
めの打球操作ハンドル44が設けられている。この打球
操作ハンドル44を遊技者が操作することにより、打玉
が1発ずつ発射される。発射された打玉は遊技領域20
に導かれるとともに、発射玉検出器(図示省略)により
検出されて、その検出出力に基づいた打込玉情報が管理
装置1(図2参照)へ出力される。
【0015】遊技領域20の中央には、複数種類の画像
を変動表示するための可変表示装置25が設けられてい
る。可変表示装置25の下方には、始動口24と、可変
入賞球装置11とが設けられている。可変表示装置25
は、CRT(ブラウン管表示装置)より構成されてお
り、可変表示部18を有している。また、可変入賞球装
置11の左側の通称「袖部」とよばれる位置には、いわ
ゆる電動チューリップからなる可変始動口装置14が設
けられている。遊技領域20の左右には、それぞれサイ
ドランプ22、サイドランプ23が設けられている。
【0016】可変入賞球装置11には、遊技領域20の
前後方向に所定範囲で傾動可能な開閉板12が設けられ
ている。可変入賞球装置11は、大当りが発生している
場合以外においては開閉板12を閉成状態にし、打玉が
入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態となって
いる。一方、可変始動口装置14の始動口15または可
変入賞球装置11の上部に設けられた始動口24に打玉
が入賞し、始動玉検出器26または29が玉を検出する
ことにより、可変表示装置4の可変表示部5上におい
て、3つの図柄の変動表示が行なわれる(以下、それぞ
れの図柄を特に「特別図柄」という)。この変動表示が
停止したとき、3つの図柄の組合せが予め定められた特
定の組合せとなって大当りが発生すると、可変入賞球装
置11は上記第2の状態から、打玉が入賞可能な遊技者
にとって有利な第1の状態となり、開閉板12が開成状
態となる。なお大当りが発生する遊技状態を特に特定遊
技状態という。
【0017】可変入賞球装置11の前記第1の状態は、
開閉板12が開成状態となった後に、30秒が経過する
か、または、可変入賞球装置11の大入賞口に打玉が1
0個入賞するかのうちのいずれか早い方の条件が成立し
たことにより終了する。すなわち、上記条件が成立した
とき開閉板12が閉成状態となり、可変入賞球装置11
が遊技者にとって不利な第2の状態となる。
【0018】大入賞口の内側の左側部分には、通称「V
ポケット」と呼ばれる特定領域が設けられている。大入
賞口に入った打玉がこの特定領域に入賞すれば、その回
の可変入賞球装置11の遊技者にとって有利な第1の状
態が終了するのを待って、再度、可変入賞球装置11を
前記第1の状態に駆動制御する繰返し継続制御が行なわ
れる。この繰返し継続制御により可変入賞球装置11は
最高16回連続して前記第1の状態となる。繰返し継続
制御終了後、遊技者にとって有利な第1の状態から遊技
者にとって不利な第2の状態となる。
【0019】始動口24または始動口15に打玉が入賞
して、いわゆる始動入賞が発生したことをきっかけとし
て、可変表示装置25の可変表示が開始されるが、この
可変表示がなされている最中に発生した始動入賞は記憶
されて、その始動記憶の個数が始動記憶表示器27の点
灯により遊技者に報知される。始動記憶がある場合に
は、可変表示の停止後に再びその始動記憶に基づいた可
変表示が開始される。始動記憶の上限は、4個に定めら
れている。遊技領域16には、通過口13が設けられて
おり、打玉がこの通過口13を通過すると、可変始動口
装置14に設けられた可変表示器17における図柄(以
下、可変表示器17に表示される図柄を普通図柄とい
う)の可変表示が開始される。そして、その可変停止結
果が予め定められた図柄になれば、可変始動口装置14
の左右の開閉片16が開成して、打玉が始動口15に入
賞しやすい状態となる。
【0020】始動記憶表示器に表示される始動入賞記憶
数が上限値に至っている場合には、それ以上始動入賞し
ても、その入賞は記憶されずに無効となる。そのため、
その始動入賞に基づいた特別図柄の可変表示は行なわれ
ない。始動入賞記憶数が上限値に至ってない状態におい
て発生した始動入賞を特に有効始動入賞と呼び、始動入
賞した打玉を特に有効始動入賞玉と呼ぶ。これに対し、
始動入賞記憶数が上限値に至っている状態において発生
した始動入賞を特に無効始動入賞と呼び、始動入賞した
打玉を無効始動入賞玉と呼ぶ。有効始動入賞の発生回数
に係る有効始動情報、有効始動入賞であるか無効始動入
賞であるかにかかわらず打玉が始動口15または始動口
24に入賞した回数を通知するための全始動入賞情報
は、パチンコ遊技機34から外部出力されて、管理装置
1(図2参照)へ送信される。
【0021】その他、遊技領域20には風車19が設け
られている。カードユニット35には、カード利用可表
示ランプ47が設けられており、このカード利用可表示
ランプ47が点灯または点滅しているときにのみこのカ
ードユニット35が使用可能な状態となっている。この
カードユニット35は、遊技機設置島に設置されている
複数台のパチンコ遊技機34の間に挿入された状態で設
置されており、左右どちらの遊技機に接続されているか
が連結台方向表示器49により表示される。そして、遊
技者が共通有価価値の一例となる所定の有価価値に関す
る情報が記録された共通カードをカード挿入口50から
挿入する。すると、その共通カードに記録されているカ
ード残高が読取られる。そして、遊技者が貸玉操作を行
なうことにより、玉貸額分の打玉が上皿39内に供給さ
れるとともに、挿入されている共通カードから所定の単
位額が玉貸額に相当するまで繰返し減額される。この単
位額分の減額により単位額売上信号が玉貸情報として管
理装置1(図2参照)に送信される。なお、共通カード
とは、共通カードシステムに加盟している遊技場であれ
ば全国どこの遊技場であっても共通して使用できる遊技
機専用のプリペイドカードのことである。
【0022】カードユニット35における玉貸等により
パチンコ遊技機34に設けられている遊技球貯留タンク
(図示省略)内のパチンコ玉が所定数以下になれば、遊
技機設置島から補給玉が補給装置(図示省略)を介して
補給される。この遊技球貯留タンクに供給される補給玉
が補給装置内の補給玉検出器により検出されて、所定個
数(たとえば10個)の補給玉が供給されたことを検出
して1パルスの補給玉信号がこの補給玉検出器から出力
される。
【0023】カードユニット35からの玉貸要求信号を
受けて遊技球貯留タンク内の補給玉を上皿39内に払出
すのではなく、遊技者が別途遊技場内に設置されている
玉貸機から購入してきた貸玉を上皿39内に投入して遊
技を行なう従来の一般的なパチンコ遊技機の場合には、
前記補給装置から出力される出力信号が不利益情報の一
例となる補給情報として管理装置1(図2参照)に送信
され、管理装置1では、その送信されてきた補給情報に
基づいて遊技場にとって不利益となる不利益球数を検出
する。
【0024】一方、本発明に係る実施の形態に示すパチ
ンコ遊技機34は、カードユニット35からの玉貸要求
信号に基づいて遊技球貯留タンク内の貯留玉の一部を上
皿39内に払出す方式が採用されている。したがって、
パチンコ遊技機34では、遊技場にとって何ら不利益球
数とはならない貸玉が遊技球貯留タンクに供給されるこ
とになるために、補給玉検出器により検出された補給玉
に基づく補給情報をもってしては、管理装置1で正確な
不利益球数を計数できない。そこで、パチンコ遊技機3
4では、打玉の入賞に基づいて払出される景品玉が所定
個数(たとえば10個)に達する前に不利益情報の一例
となる所定のパルス信号が不利益球数情報として遊技機
外部へ出力されて、管理装置1に送信されるように構成
されている。したがって、管理装置1側では、パチンコ
遊技機34で行なわれた打玉の貸出については、不利益
球数として処理されないので、正確な不利益球数を計数
することができる。
【0025】カードユニット35には端数表示スイッチ
48が設けられており、この端数表示スイッチ48を押
圧操作することにより、たとえば、カード残高等の情報
を遊技に設けられた情報表示器(図示省略)に表示可能
である。図中51はカードユニット錠であり、このカー
ドユニット錠51に所定のキーを挿入して解錠操作する
ことにより、カードユニット35の前面側を開成でき
る。パチンコ遊技機34には、その開閉が自在であるガ
ラス枠37が設けられている。遊技領域20の上部の左
右には、効果音を発生するためのスピーカ36が設けら
れている。
【0026】次に、パチンコ遊技機34の遊技上の特徴
点についてさらに詳細に説明する。可変表示装置25の
可変表示部18で可変表示される特別図柄が所定の組合
せで停止表示されたとき、大当りが発生するが、大当り
となる特別図柄の組合せの中には特別遊技状態の1例で
ある高確率(確率変動)状態を発生させる特別の組合せ
が含まれている。この組合せを特に確率変動図柄の組合
せと呼ぶ。遊技が高確率状態にある場合には、通常状態
に比べて大当りが発生する確率が高く調整される。ま
た、可変表示器17における普通図柄の可変表示結果が
当りとなる確率も高く調整される。
【0027】パチンコ遊技機34では、確率変動図柄の
組合せに基づいて大当りが発生して、所定回数の繰返し
継続制御がすべて終了した後に1回目の確率変動が生
じ、さらに、その後大当りが発生して、所定回数の繰返
し継続制御がすべて終了した後に2回目の確率変動が生
じる。1回目または2回目の確率変動時に発生した大当
りが確率変動図柄の組合せによるものである場合には、
その大当り以降、改めて1回目、2回目の確率変動が生
じる。すなわち、確率変動図柄の組合せにより大当りと
なった場合には、その大当り以降、少なくとも大当りが
2回発生するまでの間、繰返し継続制御が行なわれてい
ない状態(大当り状態以外の状態)において高確率状態
となる。2回目の確率変動が発生しているときまでに大
当りとなった図柄の組合せが確率変動図柄の組合せでな
かった場合、大当りに伴う繰返し継続制御終了後、確率
変動の生じていない状態に戻る。大当りの発生時期ある
いは終了時期などを通知するための大当り情報、および
高確率状態の発生時期あるいは終了時期などを通知する
ための確率変動情報がパチンコ遊技機34から出力され
て、管理装置1(図2参照)へ入力される。
【0028】また、このパチンコ遊技機34では前述し
た2回目の高確率状態中に大当りが発生して、所定の繰
返し継続制御が終了して確率の変動していない状態に戻
った際、普通図柄表示器17における普通図柄の変動時
間(可変表示時間)を短縮する制御(以下、変動時間短
縮制御)が行なわれる。変動時間短縮制御は、前述した
大当り状態の終了後、可変表示装置が60回の可変表示
をするまで継続される。このような変動時間短縮制御が
行なわれると、可動片16が頻繁に開くため、始動口1
5への入賞が比較的容易となり、短期間で可変表示が多
く得られる。そのため大当りが発生する確率は向上して
いなくとも短時間で大当りが発生しやすくなり、遊技者
に有利な状態となる。このように、大当りが発生する確
率を直接向上させることなく、短期間のうちの大当りが
発生しやすくなるように調整された遊技状態を特に普電
開放向上状態と呼ぶ。さらに普電開放向上状態でも高確
率状態でもなく、また大当り状態(特定遊技状態)でも
ない状態をとくに通常状態と呼ぶ。普電開放向上状態の
発生時期あるいは終了時期などが普電開放向上状態情報
としてパチンコ遊技機34から管理装置1(図2参照)
へ出力される。
【0029】図2は、本発明に係る管理装置1の構成を
示すブロック図である。管理装置1の入力手段2には、
各種情報が入力される。遊技情報は、遊技者の遊技状況
に応じて、たとえば、パチンコ遊技機34等から入力さ
れる情報である。遊技情報は、たとえば、前述した不利
益情報の一例となる補給情報あるいはパチンコ遊技機3
4の場合には不利益球数情報、遊技者が遊技において消
費した打玉数に基づく情報であって遊技場にとって利益
となる利益情報の一例の打込玉情報の他、前記大当り情
報、確率変動情報、普電開放向上状態情報、有効始動情
報、全始動入賞情報等から構成される。
【0030】遊技者が遊技を終えて景品交換を行なうた
めに景品玉計数機に獲得したパチンコ玉を投入すれば、
景品交換に使用したパチンコ玉の玉数に関する情報が得
られ、その情報を景品交換すれば景品処理機より景品の
種類を識別するための景品識別情報などからなる景品処
理情報が管理装置1へ入力される。
【0031】遊技者が遊技場内に設置された所定の玉貸
機で玉貸を行なった場合には、玉貸された玉数あるいは
玉貸に使用した金額に関する情報が玉貸情報として玉貸
機から管理装置1へ入力される。
【0032】遊技者がパチンコ遊技機34で遊技を行な
うために共通カードをカードユニット35に挿入して玉
貸を行えば、共通カードから引落とされた金額に関する
情報などからなる共通有価価値処理情報がカードユニッ
ト35から管理装置1へ入力される。
【0033】遊技者が貨幣を投入して共通カード販売機
から共通カードを購入すれば、共通カードが発行される
とともに共通カードの売上に関する情報である共通有価
価値発行情報が共通カード販売機から管理装置1へ入力
される。
【0034】これらの各種情報は、情報入力端子等から
構成される入力手段2へ入力された後、遊技情報につい
ては遊技データ演算手段3へ伝送されて、それ以外の情
報については収支演算手段4へ伝送される。
【0035】遊技データ演算手段3は、伝送されてきた
遊技情報に基づいて所定の遊技データを演算する。たと
えば、有効始動情報、大当り情報、確率変動情報、ある
いは普電開放向上状態情報に基づいて、それぞれ有効始
動入賞発生回数、大当りの発生回数、確率向上状態の発
生回数、普電開放向上状態の発生回数を計数する。ま
た、打込玉情報、補給情報等の不利益情報に基づいて、
それぞれ遊技に使用された打込玉数、遊技者に景品玉と
して払出された払出玉数を計数する。また、後述する
「ベース」の算出も行なわれる。これらの遊技データ
は、各遊技機における現状の性能を評価するのに重要な
指標となり、これらのデータをもとにしてたとえば、遊
技機の釘調整等が行なわれる。これらの遊技データは、
計時手段7により所定時間が計時される毎に管理情報記
憶手段8に伝送される。さらに遊技データ演算手段3
は、前述した不利益情報である補給情報あるいは不利益
球数情報、および利益情報の1例となる打込玉情報を収
支演算手段4へ伝送する。
【0036】一方、収支演算手段4は入力手段2より伝
送されてきた各種情報、および遊技データ演算手段3よ
り伝送されてきた遊技情報をもとにして、たとえば、以
下のような各種収支データを演算する。
【0037】景品処理情報に基づいて景品交換に使用し
たパチンコ玉数の計数を行ない、さらに景品交換された
景品の種類毎にその景品交換回数の計数を行なう。玉貸
情報に基づいて、玉貸機で貸出されたパチンコ玉数、あ
るいはその際に使用された金額を計数する。共通有価価
値処理情報に基づいてカードユニット35を用いて玉貸
が行なわれた金額等が計数される。共通有価価値発行情
報に基づいて、共通カード販売機における共通カードの
売上金額を計数する。さらに収支演算手段4は、遊技デ
ータ演算手段3から伝送されてきた利益情報の一例とな
る打込玉情報と不利益情報の一例となる補給情報あるい
は不利益球数情報とに基づいて、遊技機毎の収支を算出
する。たとえば、パチンコ遊技機34の場合には、打込
玉情報に基づいて計数される打込玉数と、不利益球数情
報に基づいて計数される払出玉数との差が算出されて、
算出後の値とパチンコ玉1球当りの有価価値額との積が
演算されることにより、パチンコ遊技機34の収支が演
算される。
【0038】収支演算手段4で演算された各種収支デー
タは、計時手段等で所定時間が計時される毎に管理情報
記憶手段8へ伝送される。
【0039】収支演算手段4あるいは遊技データ演算手
段3から管理情報記憶手段8へ伝送された各種データに
より、各種データに対応して管理情報記憶手段8に設け
られた各々の領域に格納されているデータが更新され
る。そして、遊技場管理者などにより操作手段6が操作
されれば、その操作に応じて管理情報記憶手段8に記憶
されている各種データが読出されて、プリンタ等から構
成される印字手段9やモニタ装置等から構成される表示
手段10に読出されたデータが所定のフォーマットによ
り印字あるいは表示されて出力される。出力されるデー
タとして、たとえば「ベース」に関するデータも含まれ
る。「ベース」とは、100発の打込玉に対して平均し
て払出された払出玉数を表わすデータであり、打込玉情
報と補給情報あるいは不利益球数情報とから算出される
データである。「ベース」は、たとえば、遊技機の釘調
整等の参考データとして利用される。
【0040】計時手段7により、遊技場の閉店時刻が計
時されれば、その旨が遊技データ演算手段3に通知され
る。これを受けて遊技データ演算手段3は、閉店時刻に
おいて遊技状態が特定遊技状態にある遊技機以外の遊技
機についての遊技データ演算機能を停止する。したがっ
て、閉店時刻以降に前記遊技機から入力される遊技情報
はすべて演算の対象とされることなく、無効となる。こ
れにより、遊技データ演算手段3から収支演算手段4へ
は前記遊技機の遊技情報が伝送されなくなり、該遊技機
の収支演算がなされなくなる。
【0041】以上より、大当り確率の高まっている遊技
状態で閉店時刻を迎えた遊技者に対して、大当りが発生
するか否かにかかわらず大当りが発生した場合と同様の
利益あるいはそれに準ずる利益を払出す所定の補償行為
をすべく、遊技場の係員等が遊技機の所定の入賞口(た
とえば可変入賞球装置11)に打玉を強制的に入賞させ
るなどしても、このような補償行為に起因して出力され
る遊技情報は管理装置1では無効とされることになる。
【0042】このような補償行為は、遊技機の調整状態
および性能とは無関係に人為的になされる行為であり、
補償行為に起因する遊技情報が遊技データの演算対象と
されないことにより、補償行為が行なわれた場合であっ
ても、遊技機の性能等を指し示すという遊技データ本来
の性格性が損なわれるという不都合を防止できる。
【0043】一方、閉店時刻において大当りの発生して
いる特定遊技状態にある遊技機については、その特定遊
技状態の終了後に該遊技機に関する遊技データの演算機
能が停止される。たとえば、パチンコ遊技機34の場合
には、大当りが確率変動図柄の組合せにより発生した場
合には、1回目の特定遊技状態に後続して、少なくとも
2回の確率変動状態となる。したがって、閉店時刻の時
点で大当りが発生している場合には、その大当りに基づ
く所定の繰返し継続制御終了後に確率向上状態となる場
合がある。すなわち、閉店時刻に大当りとなっている場
合には、遊技場側は一般的にその大当りが終了するまで
遊技者の遊技の継続を許容するのであり、そのために閉
店時刻以降に確率向上状態の発生する場合がある。この
ようにして確率向上状態の発生した遊技機において遊技
を行なう遊技者に対して、遊技場側では、その遊技を強
制終了させる代わりに前述の補償行為を行なうことがあ
る。本発明に係る管理装置1によれば、閉店時刻におい
て大当りの発生している遊技機については、その大当り
の終了後に該遊技機に関する遊技データの演算機能が停
止されるので、閉店時刻であっても遊技機の性能に基づ
いて発生した大当り中に出力され得る打込玉情報や不利
益球数情報等が遊技データの演算に有効に使用され、遊
技データを一層本来の遊技機の性能が反映されたものと
することができる。さらに、大当りの終了後には、遊技
データの演算機能が停止されるので、補償行為が行なわ
れても遊技データの信頼性が低下することはない。
【0044】一方、補償行為を行なうことで遊技場側に
発生した支出については、操作手段6の操作により、デ
ータ補正手段5へ入力可能である。データ補正手段5へ
入力された支出情報は、収支演算手段4へ伝送されて、
収支の補正がなされる。たとえば、操作手段6を操作し
て補償行為を行なった各遊技機を指定して、さらに指定
した遊技機毎に補償行為により遊技者へ払出した払出玉
数をデータ補正手段5へ入力する。データ補正手段5で
は、入力された払出し玉数に相当する補償額が算出され
て、その補正情報が収支演算手段4へ伝送される。そし
て、収支演算手段4で算出中の収支データのうち、指定
された遊技機の収支データが補正される。これにより、
補償行為を行なうことで遊技場側に発生した支出につい
ても収支データに含ませることができ、遊技機の収支を
正確に把握することが可能となる。したがって、たとえ
補償行為の行なわれる場合であっても、遊技データを遊
技機の性能が十分に反映されたものとすることができ、
かつ、収支データを遊技機の収支が正確に表わされたも
のとすることができる。これにより、管理装置1によれ
ば、各遊技機毎の遊技データおよび収支データを正確に
把握可能となる。
【0045】なお、操作手段は、たとえばキーボードな
どにより構成され、操作手段6の操作に応じて、その操
作コマンド等が表示手段10の一例となるモニタ装置等
に表示される。また、遊技データ演算手段3,収支演算
手段4,データ補正手段5,計時手段7,管理情報記憶
手段8は、管理装置1内に構成されるCPU(図示省
略)の制御の下で機能し、その制御プログラムは、同じ
く管理装置1内に構成されるROMに記憶されており、
各手段で処理される値は、RAMに記憶される。
【0046】図3〜図6は、管理装置1における各種デ
ータの処理手順を示すフローチャートである。これらの
フローチャートによる制御プログラムは、管理装置1に
構成されるROM内に記憶されており、同じく管理装置
1内に構成されるCPUは、この制御プログラムに従っ
て各種データの処理を実行する。
【0047】図3は、遊技データ演算の処理手順を示す
フローチャートである。まず、S1において、遊技機ア
ドレスに対応する遊技機の情報がチェックされる。遊技
機アドレスとは、遊技場に配設された各遊技機を識別す
るためのアドレスであり、遊技データの演算はこの遊技
機アドレス毎に行なわれている。管理装置1には、遊技
場に配設された各遊技機からの遊技情報を遊技機別に受
信するための複数の端子からなる遊技情報入力用端子が
設けられている。管理装置1は、S1において、遊技機
アドレスに対応する情報入力用端子から入力される遊技
情報をチェックする。
【0048】次に、S2に進み、前記情報入力用端子に
遊技情報の入力があったか否かが判断される。情報の入
力がなければ、後述するS5に進む。一方、情報の入力
があればS3に進んで閉店時間か否かの判断がなされ
る。閉店時間か否かの判断は、具体的には計時手段7に
よりなされる。閉店時間でない場合には、S4に進み遊
技機アドレスに対応する遊技機から入力されてきた遊技
情報に基づいて遊技情報の種別毎に遊技データが演算さ
れた後、その演算結果が一旦遊技データ演算手段3内に
格納される。
【0049】一方、S3において閉店時間であると判断
された場合には、S10に進み、遊技機アドレスに対応
する遊技機が大当り中(特定遊技状態)であるか否かが
判断されて、大当り中である場合には、S4に進み、前
述した遊技データの演算などが行なわれる。一方、大当
り中でないと判断された場合には、S4の遊技データの
演算などの処理はなされることなく、したがって、遊技
機から入力されてきた情報は無効となる。すなわち、閉
店時間時において大当り中でない遊技機の遊技データの
演算が停止される。
【0050】S4で遊技データの演算などがなされた
後、あるいはS10で大当り中でないと判断された後
に、S5に進み、所定時間が計時手段7により計時され
たか否かが判断されて、所定時間が計時されていなけれ
ばS7に進み、一方、所定時間が計時されておれば、S
6に進み遊技データ演算手段3内に一時格納されていた
演算済の遊技データが管理情報記憶手段8へ伝送され
る。
【0051】次に、S7に進み、遊技機アドレスの更新
(+1)がなされた後、S8に進み、更新後の遊技機ア
ドレスが最終遊技機アドレスを超えているか否かが判断
される。すなわち、更新後の遊技機アドレスが遊技場内
に配設されている遊技機に割振られたアドレスよりも大
きいか否かが判断される。最終遊技機アドレスを超えて
いない場合にはそのまま処理が終了し、一方、最終遊技
機アドレスを超えている場合には、S9に進み、遊技機
アドレスが遊技場内に配設されている遊技機に割振られ
たアドレスのうち、最小のアドレスに更新された後、処
理が終了する。
【0052】なお、S10において大当り中であるか否
かの判断は、大当り情報が遊技機から継続して入力され
ているか否かに基づいてなされているが、大当り情報の
消滅直後にS10の判断がなされて、その結果S4の判
断がなされることなく遊技情報が無効とされてしまう場
合には、以下のような不都合が生じる恐れがある。すな
わち、大当り中に遊技者に払出された景品玉等に基づい
た補給情報などの不利益情報が、大当り情報の消滅後に
多少遅れて管理装置1に入力される場合がありこのよう
な場合に、大当り情報の消滅後、即座にS10でNOの
判断がなされると、本来、演算対象とすべき情報が無効
となり、遊技データや収支データに狂いが生じてしまう
という不都合が生じる。
【0053】本発明に係る管理装置1においては、この
ような大当りに基づいて出力される不利益情報までもが
演算対象から外されてしまうのを防止するために、たと
えば以下のような処理が可能なように構成されている。
すなわち、図3に示した遊技データ演算の処理手順が繰
返し実行される過程において、S10で所定回数以上繰
返し大当り中でないと判断された場合にのみ、NOの判
断がなされて、S5に進むように構成することで、大当
り情報が消滅したタイミングに遅れて入力されてきた不
利益情報が無効とされずに、S4において遊技データ演
算の対象とすることができる。
【0054】図4は、管理情報記憶手段8における管理
情報記憶の処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、SA1において情報入力があったか否かが判断され
る。情報の入力があればSA2に進み、入力されてきた
情報を識別して情報の種類毎に分類した後、所定の格納
領域へ格納する。一方、情報の入力がなければSA3に
進み、情報の呼出指令があったか否かが判断される。す
なわち、操作手段6の操作により、管理情報記憶手段8
に記憶されている各種情報の呼出操作が行なわれたか否
かの判断がなされる。そして、情報呼出指令がなければ
処理が終了し、一方、情報呼出指令があればSA4に進
み、操作手段6により指定された情報が同じく操作手段
6により指定された表示手段10あるいは印字手段9に
送信される。そして、処理が終了する。
【0055】図5は、収支演算手段4における収支演算
の処理手順を示すフローチャートである。まず、SB1
において情報の入力があったか否かの判断がなされる。
具体的には、入力手段2から景品処理情報、玉貸情報、
共通有価価値処理情報、共通有価価値発行情報のうち、
いずれかの情報の入力があったか否か、あるいは遊技デ
ータ演算手段3から打込玉情報、補給情報等の情報があ
ったか否かの判断がなされる。さらには、データ補正手
段5からの補正情報の入力があったか否かの判断がなさ
れる。そして、情報の入力がなければ処理が終了し、一
方、情報の入力があればSB2に進み、入力された情報
が補正情報であるか否かの判断がなされる。
【0056】補正情報でない場合には、SB3に進み、
入力されてきた情報毎に収支の演算がなされて、演算さ
れた収支データが一時収支演算手段4内に構成されてい
る所定の記憶部に格納される。次にSB4に進み、計時
手段7により所定時間が計時されたか否かが判断され
る。所定時間が計時されていない場合には、処理が終了
し、一方、所定時間が計時されている場合にはSB5に
進み、収支演算手段4内に一時記憶されている演算済の
収支データを管理情報記憶手段8へ送信して処理が終了
する。
【0057】一方、SB2において、補正情報であると
判断された場合には、SB6に進み、補正情報に対応す
る遊技機の収支データの補正がなされて、SB5に進
む。
【0058】図6は、データ補正手段5で作成されるデ
ータ補正情報の処理手順を示すフローチャートである。
まず、SC1において操作手段6の操作により補正デー
タの入力があったか否かが判断される。入力がなければ
処理が終了し、一方、入力があった場合にはSC2に進
み、SC3において補正すべきデータの入力がすべて終
了すると判断されるまで、予め定められた補正設定に基
づいた補正情報の作成がなされる。たとえば、補正デー
タとしてある遊技機で行なわれた補償行為により遊技者
へ払出されたパチンコ玉数が入力されれば、その入力に
基づいてパチンコ玉数に相当する補償額が算出されると
ともに、データの補正をすべき遊技機を識別するための
識別情報が作成される。
【0059】SC3においてデータの補正入力が終了さ
れたと判断された場合には、SC4に進み、収支演算手
段4へ補正情報が送信された後、処理が終了する。
【0060】以下に、以上に述べた本発明に係る実施の
形態における変形例や特徴点を列挙する。
【0061】(1) 図2に示した管理装置1では、計
時手段7により遊技場の閉店時刻が計時された場合に、
閉店時刻において遊技状態が特定遊技状態以外の遊技状
態にある遊技機についての遊技データ演算機能を停止す
るように構成したが、遊技状態が確率向上状態にある遊
技機のみについての遊技データ演算機能が停止されるよ
うに構成してもよい。なお、本発明に係る管理装置1の
構成によれば、結果的に閉店時刻において遊技状態が普
電開放向上状態にある遊技機についての遊技データ演算
機能をも停止することになる。したがって、閉店時刻に
おいて遊技状態が普電開放向上状態にある遊技機につい
て、所定の補償行為が行なわれた場合であっても、該遊
技機に対応する遊技データの信頼性が損なわれることが
ない。また、積極的に普電開放向上状態にある遊技機に
ついて遊技データ演算機能が停止されるように構成して
もよい。
【0062】(2) 操作手段6を操作してデータ補正
手段5に入力される補正データは、遊技者に払出したパ
チンコ玉数であるとして、管理装置1の説明を行なった
が、遊技者に払出したパチンコ玉数に対応する有価価値
額を直接入力するように構成してもよい。
【0063】(3) 収支演算手段4に入力される打込
玉情報や補給情報、あるいは不利益球数情報は遊技デー
タ演算手段3から送信されるように構成したが、入力手
段2を介して直接収支演算手段4に送信されるように構
成してもよい。すなわち、打込玉情報,補給情報,不利
益球数情報については、入力手段2から遊技データ演算
手段3へ入力されるのと並行して、収支演算手段4へも
入力されるように構成してもよい。このように構成すれ
ば、遊技データ演算手段3において遊技データの演算が
停止された場合であっても、収支の演算に必要となる補
給情報などは入力手段2から収支演算手段4へ入力され
るので、後にデータ補正手段5による補正を必要とする
ことなく、遊技機毎の収支データを正確なものとするこ
とができる。 (4) 遊技データの演算を停止するべく、遊技データ
演算手段3の機能を不能動化するように構成したが、こ
れに代えて、たとえば、遊技データの演算を停止する必
要のある遊技機から入力される遊技情報が入力手段2に
おいて遮断されるように構成して、遊技データ演算手段
3へ入力されることのないように構成してもよい。
【0064】(5) あるいは、パチンコ遊技機側にお
いて閉店時刻と遊技状態との関係に関する制御が行なわ
れて、補償行為が行なわれる状態にあっては、遊技情報
が出力されないように構成してもよい。
【0065】(6) 管理装置1では、閉店時刻に合せ
て自動的に遊技データ演算手段3の遊技データの演算機
能が不能動化する制御が行なわれるように構成したが、
これに代えて、操作手段6により所定の操作が行なわれ
たことをきっかけにして、操作実行時点で遊技状態が特
定遊技状態以外の遊技状態にある遊技機についての遊技
データ演算機能が不能動化されるようにしてもよい。あ
るいは、操作手段6で指定した遊技機のうち、特定遊技
状態以外の遊技状態にある遊技機についての遊技データ
演算機能が不能動化されるようにしてもよく、さらには
遊技状態にかかわらず、操作手段6で指定した遊技機に
ついてのみ前記機能が不能動化されるようにしてもよ
い。
【0066】
【課題を解決するための手段の具体例】図1に示したパ
チンコ遊技機34により、第1条件の成立により遊技者
に所定の遊技価値を付与可能な特定遊技状態となり、第
2条件の成立により前記第1条件の成立しやすい特別遊
技状態となる遊技機が構成されている。パチンコ遊技機
34においては、可変表示装置25の可変表示結果が大
当りとなる特定の図柄の組合せにより停止した場合に、
可変入賞球装置11に設けられた開閉板11が開成状態
となり、打玉を可変入賞球装置11内へ入賞可能な状態
となる。すなわち、可変表示装置25において可変表示
される図柄の組合せが予め定められた特定の組合せで停
止することにより、第1条件が構成されている。そし
て、可変入賞球装置11内に打玉が入賞しやすい状態に
より、特定遊技状態が構成されている。また、前記特定
遊技状態において、可変入賞球装置11内に打玉が入賞
すれば入賞に伴った景品玉が遊技者に払出される。すな
わち、打玉が可変入賞球装置11内に入賞したことに伴
って遊技者に払出される景品玉により、前記遊技価値が
構成されている。景品玉として、より具体的には、パチ
ンコ玉をその例に挙げることができる。しかしながら、
これにこだわることなく、たとえば所定のコイン等であ
ってもよい。あるいは打玉が可変入賞球装置11内に入
賞することに伴って所定の得点が遊技者に付与されるよ
うに構成してもよい。この場合には、遊技者に付与され
る得点により前記遊技価値が構成されることになる。こ
の得点は遊技者の所持する記憶媒体の一例となるカード
に記録されるように構成することが考えられる。さら
に、パチンコ遊技機34は、大当りの発生する確率が高
い遊技状態である確率向上状態と、大当りが発生する確
率を直接向上させることなく短期間のうちに大当りが発
生しやすくなるように調整された普電開放向上状態とを
有している。すなわち、確率向上状態および普電開放向
上状態により、第2条件の成立により前記第1条件の成
立しやすい特別遊技状態が構成されている。確率向上状
態は、大当りが確率変動図柄の組合せで発生した場合に
発生し、一方、普電開放向上状態は大当りに基づく繰返
し継続制御が終了後に発生する。すなわち、確率変動図
柄の組合せにより大当りが成立することにより、あるい
は大当りに基づく繰返し継続制御が終了することによ
り、前記第2条件が構成されている。
【0067】図2に示した管理装置1により、第1条件
の成立により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定
遊技状態となり第2条件の成立により前記第1条件の成
立しやすい特別遊技状態となる遊技機の遊技に関する遊
技情報が入力される遊技用管理装置が構成されている。
パチンコ遊技機34から管理装置1に出力される前述の
不利益球数情報により、前記遊技情報のうち、遊技機の
稼動に伴って生ずる情報であって遊技場にとって不利益
となる不利益情報が構成されている。なお、パチンコ遊
技機34のようにカードユニット35からの玉貸要求信
号を受けて遊技球貯留タンク内の補給玉を上皿39内に
払出すのではなく、遊技者が玉貸機から購入してきた貸
玉を上皿39内に投入して遊技を行なう従来の一般的な
パチンコ遊技機の場合には、補給装置から出力される補
給情報により、不利益情報が構成される。図3に示した
フローチャートのS3,S10により、前記遊技情報無
効化手段が構成されている。そして、S10において、
遊技状態が特定遊技状態にある遊技機がチェックされ
て、特定遊技状態以外の遊技状態にある遊技機から入力
された遊技情報に基づいた遊技データの演算がなされな
いように構成されている。ここで、特定遊技状態以外の
遊技状態にある遊技機とは、具体的には、確率向上状態
や普電開放向上状態、あるいは通常状態にある遊技機と
なる。すなわち、S10により、遊技状態が前記特定遊
技状態にある遊技機以外の遊技機であって、かつ、少な
くとも前記特別遊技状態にある遊技機より入力される前
記不利益情報を無効にすることが可能である旨が開示さ
れている。
【0068】一方、図3のフローチャートにおいては、
閉店時間に特定遊技状態にある遊技機については、S1
0においてYESの判断がなされて、S4で遊技データ
の演算などがなされる。そして、その特定遊技状態が終
了した場合には、S10でNOの判断がなされることに
より、遊技データの演算がなされなくなる。すなわち、
S10により、特定遊技状態にある遊技機については、
該特定遊技状態の終了後に該遊技機から入力される前記
不利益情報を無効にすることが可能であることの開示が
なされている。
【0069】図2に示した収支演算手段4、図5に示し
たフローチャートのSB3により、前記不利益情報に基
づいて前記遊技機における利益の収支を算出可能な収支
算出手段が構成されている。さらに図2に示したデータ
補正手段5、操作手段6により、操作により前記遊技機
の利益に関する収支情報を前記収支算出手段へ入力可能
な収支情報入力操作手段が構成されている。なお、前記
収支情報として、たとえば、遊技者に払出されたパチン
コ玉数や、あるいは金額等を挙げることができる。さら
に、図5に示したフローチャートのSB6,図6に示し
たフローチャートにより、前記収支情報入力操作手段よ
り入力された前記収支情報に基づいて前記遊技機におけ
る利益の収支を算出可能な構成が示されている。
【0070】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
記載の本発明によれば、遊技状態が特別遊技状態にある
遊技者に対して、前記第1条件の成立以前に強制的に遊
技機から所定の遊技価値を付与させる所定の行為がなさ
れた場合に、該遊技価値の付与に伴った不利益情報が入
力された場合であっても、その入力を無効にすることが
可能であるために、もっぱら遊技機の性能に基づいた情
報のみを収集して、これにより遊技機の性能を正確に把
握することの可能なデータを算出できる。
【0071】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の発明の効果に加えて、特定遊技状態にある遊技機
については、該特定遊技状態中の情報が入力、演算され
た後、つまり該特定遊技状態の終了後に該遊技機から入
力される前記不利益情報を無効にすることができ、前記
特定遊技状態の終了により前記第2条件が成立して前記
特別遊技状態となった遊技機で遊技を行なう遊技者に対
して、前記所定の行為がなされて不利益情報が入力され
た場合であっても、その入力を無効にすることが可能で
あるために、もっぱら、遊技機の性能に基づいた情報の
みを収集して、これにより、遊技機の性能を正確に把握
することの可能なデータを算出できる。
【0072】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
記載の発明の効果に加えて、収支情報入力操作手段より
入力された前記収支情報に基づいて前記遊技機における
利益の収支を算出可能であるために、前記所定行為がな
されることに基づいて遊技機より入力される前記不利益
情報が前記遊技情報無効化手段の働きにより無効とされ
た場合であっても、算出される前記遊技機の利益の収支
に関するデータが正確なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機およびカード処
理機を示す全体正面図である。
【図2】管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】管理装置における遊技データの演算に関する制
御手順を示すフローチャートである。
【図4】管理装置における管理情報記憶に関する制御手
順を示すフローチャートである。
【図5】管理装置における収支演算に関する制御手順を
示すフローチャートである。
【図6】管理装置におけるデータ補正情報の処理に関す
る制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
34はパチンコ遊技機、15,24は始動口、14は可
変始動口装置、25は可変表示装置、1は管理装置、3
は遊技データ演算手段、4は収支演算手段、5はデータ
補正手段、6は操作手段、7は計時手段、8は管理情報
記憶手段、9は印字手段、10は表示手段、2は入力手
段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1条件の成立により遊技者に所定の遊
    技価値を付与可能な特定遊技状態となり、第2条件の成
    立により前記第1条件の成立しやすい特別遊技状態とな
    る遊技機の遊技に関する遊技情報が入力される遊技用管
    理装置であって、 前記遊技情報のうち、遊技機の稼動に伴って生ずる情報
    であって遊技場にとって不利益となる不利益情報の入力
    を無効にする遊技情報無効化手段を有し、 前記遊技情報無効化手段は、遊技状態が前記特定遊技状
    態にある遊技機以外の遊技機であって、かつ、少なくと
    も前記特別遊技状態にある遊技機より入力される前記不
    利益情報を無効にすることが可能であることを特徴とす
    る、遊技用管理装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技情報無効化手段は、前記特定遊
    技状態にある遊技機については、該特定遊技状態の終了
    後に該遊技機から入力される前記不利益情報を無効にす
    ることが可能であることを特徴とする、請求項1記載の
    遊技用管理装置。
  3. 【請求項3】 前記不利益情報に基づいて前記遊技機に
    おける利益の収支を算出可能な収支算出手段と、 操作により前記遊技機の利益に関する収支情報を前記収
    支算出手段へ入力可能な収支情報入力操作手段とをさら
    に有し、 前記収支算出手段は、前記収支情報入力操作手段の操作
    により入力された前記収支情報に基づいて前記遊技機に
    おける利益の収支を算出可能であることを特徴とする、
    請求項1記載の遊技用管理装置。
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