JP4102812B2 - 管理装置 - Google Patents

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本発明は、遊技機における遊技情報を管理する管理装置に関する。
従来、遊技機における遊技情報を管理する管理装置としては、遊技機において発生した各大当りに対応付けて、各大当り間において当該遊技機に特定図柄の可変表示が実施された回数である特賞間スタート回数が大当り履歴として表示されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年においては、多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態、例えば、可変入賞球装置の開閉板が開成状態とされる1ラウンドが最大15ラウンド繰り返される大当り状態が発生するとともに、該大当り状態が発生した後に、該大当り状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態である、例えば確率変動状態や時短状態等が発生する従来の遊技機とは異なり、従来の大当りにおける可変入賞球装置の開閉板がごく短い時間、例えば0.5秒間のみ、2ラウンドだけ開成する遊技状態、つまり、前述の大当り状態である第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態が発生した後に、前述の第2遊技状態である確率変動状態や時短状態が発生する機能を付加して、遊技者にとって、突然的に確率変動状態や時短状態が発生したように思わせることで、興趣を向上させた遊技機が実用化されてきている。
特開2004−166958号公報(第13〜14頁、第10図)
しかしながら、前記第2特定遊技状態が発生する遊技機においては、該第2特定遊技状態の発生中においても、従来の大当りである第1特定遊技状態の発生中においても、特定遊技状態が発生していることを示す信号が出力されるため、これら第2特定遊技状態が発生する遊技機を特許文献1の管理装置に接続して管理する場合には、表示される大当り履歴にこれら第2特定遊技状態が含まれてしまうとともに、第2特定遊技状態が発生する毎に第1特定遊技状態が発生したものとして特賞間スタート回数がリセットされてしまい、従来の特賞間スタート回数の表示と表示内容が大きく異なるようになってしまい、遊技場に従来と同様の特賞間スタート回数を含む大当り履歴を提供できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、管理する遊技機が第2特定遊技状態を発生する遊技機であっても、従来と同様の特賞間スタート回数を含む大当り履歴を提供することのできる管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管理装置は、
遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機を管理する管理装置であって、
前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報とを入力するための情報入力手段と、
前記演出制御が実施された回数である演出実行回数を記憶するための演出実行回数記憶手段と、
前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段と、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段と、
前記特定遊技状態判定手段による第1特定遊技状態の発生または第2特定遊技状態の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報の入力に対応する前記第2遊技状態が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段と、
前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態が、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段と、
前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段と、
前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能に出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記遊技機において第1特定遊技状態が発生した場合には、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点においても前記特定遊技状態情報の入力が検出されるので、前記演出実行回数確定処理が実施される一方、前記遊技機において第2特定遊技状態が発生した場合には、前記設定した閾値時間になった時点において第2特定遊技状態が既に終了していることで前記特定遊技状態情報の入力が検出されないので、前記演出実行回数確定処理が実施されないことにより、管理する遊技機が第2特定遊技状態を発生する遊技機であっても、従来と同様の特賞間スタート回数を含む大当り履歴を提供することができる。さらに、遊技機にて発生した第1特定遊技状態の種別を容易に把握できるようになり、第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態の発生分布、例えば、異常に偏って第2遊技状態中における第1特定遊技状態が発生している等を簡便に把握でき、よって、これらの発生分布を不正の検討に資することができるとともに、これら第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態が、第1特定遊技状態後に続く第2遊技状態中において発生したものか、或いは第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生したものかを容易に把握できるようになり、これら第1特定遊技状態が発生した第2遊技状態中の種別の分布により、例えば、どちらの第2遊技状態が不正の対象とされている可能性があるか等を推定できるので、よって、より詳細な不正の検討を簡便に実施できる。
本発明の請求項2に記載の管理装置は、
遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機における遊技情報を管理する管理装置であって、
前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報とを入力するための情報入力手段と、
前記演出制御が実施された回数である演出実行回数を記憶するための演出実行回数記憶手段と、
前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段と、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段と、
前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの時間を計時する計時手段と、
前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときは前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときは前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段と、
前記特定遊技状態判定手段による第1特定遊技状態の発生または第2特定遊技状態の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報の入力に対応する前記第2遊技状態が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段と、
前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態が、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段と、
前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段と、
前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能に出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記遊技機において第1特定遊技状態が発生した場合には、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長くなるので、前記演出実行回数確定処理が実施される一方、前記遊技機において第2特定遊技状態が発生した場合には、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短くなるので、前記演出実行回数確定処理が実施されないことにより、管理する遊技機が第2特定遊技状態を発生する遊技機であっても、従来と同様の特賞間スタート回数を含む大当り履歴を提供することができる。さらに、遊技機にて発生した第1特定遊技状態の種別を容易に把握できるようになり、第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態の発生分布、例えば、異常に偏って第2遊技状態中における第1特定遊技状態が発生している等を簡便に把握でき、よって、これらの発生分布を不正の検討に資することができるとともに、これら第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態が、第1特定遊技状態後に続く第2遊技状態中において発生したものか、或いは第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生したものかを容易に把握できるようになり、これら第1特定遊技状態が発生した第2遊技状態中の種別の分布により、例えば、どちらの第2遊技状態が不正の対象とされている可能性があるか等を推定できるので、よって、より詳細な不正の検討を簡便に実施できる。
本発明の請求項に記載の管理装置は、請求項1または2に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報とがさらに入力され、
前記特定遊技状態判定手段にて発生が判断された全ての第1特定遊技状態における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数と、第1特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値を算出する第1平均差数変化算出手段を備え、
前記出力手段は、前記第1平均差数変化算出手段にて算出された平均値を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、第2特定遊技状態における差数の変化を含まない、第1特定遊技状態のみにおける差数の平均値を提供できるので、遊技場は、第1特定遊技状態において入賞し易い状態とされる大入賞口周りの正確な釘調整が可能となる。
本発明の請求項に記載の管理装置は、請求項1〜のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報とがさらに入力され、
前記特定遊技状態判定手段にて発生が判断された全ての第2特定遊技状態における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数と、第2特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第2特定遊技状態1回当たりの差数の平均値を算出する第2平均差数変化算出手段を備え、
前記出力手段は、前記第2平均差数変化算出手段にて算出された平均値を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、第2特定遊技状態のみにおける差数の平均値を提供できるので、第2特定遊技状態が遊技者の利益にどの程度関係するのかを容易に把握することができる。これにより、例えば、第2特定遊技状態における遊技者の利益がほとんどないような平均値であれば第1特定遊技状態のみを対象とした釘調整を実施すれば良いし、第2特定遊技状態における遊技者の利益がある程度出ているような平均値であれば第2特定遊技状態も考慮した釘調整を実施すれば良いと判断でき、これら第2特定遊技状態を考慮した釘調整の必要の有無を簡便に判断できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本実施例1は、本発明の請求項1に対応しており、まず図1は、本発明の管理装置となるホールコンピュータ140が適用された本実施例の遊技用システムの構成を示す図であり、図2は、本実施例の遊技用システムに用いた遊技機であるパチンコ機2並びにカードユニット3を示す正面図であり、図3は、該パチンコ機の操作部を示す図であり、図4は、本実施例に用いた管理装置であるホールコンピュータ140の構成を示す図であり、図5は、本実施例に用いたパチンコ機2と管理装置であるホールコンピュータ140との接続状態を示すブロック図である。
まず、本実施例の遊技用システムの構成は、図1に示すように、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2と、該パチンコ機2に対して1対1に対応設置されるプリペイドカードを使用可能とするためのカードユニット3と、各パチンコ機2の遊技情報を収集する収集ユニット5、該収集ユニット5にて収集された各遊技情報を接続されている各収集ユニット5から更に収集する中継ユニット6と、各中継ユニット6にて収集された当該遊技場に設置されている各パチンコ機2の遊技情報を受信し、該受信した各パチンコ機2の遊技情報に基づいて各パチンコ機2における遊技状態や賞球数や打込玉数等や、大当りが発生した際の遊技状態に基づく大当り種別や大当り間のスタート回数や発生した大当り回数等の大当り履歴等の遊技情報を管理するホールコンピュータ140とから主に構成されている。
本実施例のパチンコ機2と収集ユニット5とは、図1並びに図5に示すように信号ケーブル9を介して接続されており、各収集ユニット5はさらに通信ケーブル10を介して中継ユニット6と接続されており、これら収集ユニット5と中継ユニット6とは簡易ローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされていて、中継ユニット6からのデータ出力指示に基づいて、収集ユニット5が各パチンコ機2から出力される後述する各種の信号の入力により収集した遊技情報を含むデータを送信するようになっている。
更に、これら各中継ユニット6はハブ7を介して通信ケーブル8にてホールコンピュータ140に接続されていて、中継ユニット6とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされていて、前記中継ユニット6にて各収集ユニット5から収集された各パチンコ機2から収集した遊技情報を含むデータがまとめられて、前記ホールコンピュータ140に所定時間毎に送信されることで、該ホールコンピュータ140が各パチンコ機2に関する情報を収集して集中管理できるようになっている。
まず、本実施例に用いた前記パチンコ機2について説明すると、本実施例に用いたパチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、該ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103がある。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
また、前記操作部14の上面には、図3に示すように、前記カードユニット3においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタンスイッチ16と、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却ボタンスイッチ15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
前記ガラス扉枠102の後方には、図2に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特別可変表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される普通可変表示部110とが設けられている。また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
前記打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて前記余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、前記遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通可変表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
普通可変表示部110の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口114にパチンコ玉が入賞すると、パチンコ機2の内部に設けられている後述する遊技制御基板231において抽選が実施され、特別可変表示部109において該抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)が開始されるとともに、パチンコ機2の前面に設けられた遊技効果ランプにおいて該抽選結果に応じた態様の点灯演出が後述するランプ制御基板235により開始される。つまり、本実施例のパチンコ機2においては、抽選結果に応じた演出制御となる抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)並びに遊技効果ランプの点灯演出が実施される。
そして、抽選の結果が大当りに当選している抽選結果の場合には、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777や444)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される。そして、これら特定の表示態様(たとえば777や444)となった場合、つまり、抽選結果が大当りに当選している場合に、該パチンコ機2において遊技を行うための多量の遊技媒体であるパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、本発明における予め定められた抽選条件の成立となる前記始動入賞口114への入賞に応じて後述する遊技制御基板231にて実施される前記抽選においては、第1特定遊技状態(大当り状態)のみを発生させる抽選とともに、第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて、該第1特定遊技状態(大当り状態)となる可能性が低い遊技状態である第1遊技状態としての通常遊技状態における抽選での当選確率よりも高くなることで、通常遊技状態(第1遊技状態)と比較して第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が高い第2遊技状態となる確率変動状態を発生させる抽選も実施され、前記抽選結果が確率変動状態を発生させる抽選に当選している抽選結果である場合には、その停止表示結果が予め定められた確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される演出制御が実施され、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態である大当りとするための遊技状態制御、具体的には、前記繰返し継続制御による「大当り状態」とされるとともに、該「大当り状態」の終了後に、次の大当りが発生するまでの間において再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態(確変状態)となる。該確率変動状態中においては、大当りの当選確率を高める制御とともに、さらに、後述するように、次回の大当り発生時まで普通可変表示部110の1回の可変表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施される時短状態にもなり、本実施例では、確率変動状態と時短状態が同時発生している状態を確率変動状態とする。尚、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら大当り状態や確率変動状態において、後述する大当り信号1や大当り信号2が、後述する情報出力基板298より外部に出力される。
この確率変動状態においては、確率変動状態であることがパチンコ機2の前面に設けられている遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様にランプ制御基板235によって変更されることで報知されるとともに、次の大当り(第1特定遊技状態)が発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記可変表示装置110の普通図柄の可変表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)される時短状態にもなることで、前記特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
そして、確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となるため、「確変大当り」が連続して発生することで大当り状態の連荘が継続する。
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常の大当り」であった場合には、確率変動状態が終了するとともに、該大当り状態の終了後に前記確率変動状態とならずに、前記可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは前記大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、前記始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が向上することにより通常遊技状態(第1遊技状態)と比較して大当り(第1特定遊技状態)が発生する可能性が高い本発明における第2遊技状態となる時短状態が発生する。
これら時短状態における遊技者にとって有利な可動片115が開成状態となる頻度の向上は、前記確率変動中における可動片115の開成頻度の向上とほぼ同様に、前記可変表示装置110の普通図柄の可変表示から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで、前記特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、これら時短状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
更に、本実施例のパチンコ機2においては、前記「通常大当り」や「確変大当り」、すなわち第1特定遊技状態を発生させる抽選の他に、遊技機の遊技状態に係わらず、つまり、大当り状態以外の抽選が実施される各遊技状態である、通常遊技状態や確率変動状態や時短状態のいずれの状態においても、大当り(第1特定遊技状態)と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である本発明における第2特定遊技状態となる小当りに続いて前述の確率変動状態(第2遊技状態)を発生させる抽選が実施され、抽選結果が該抽選に当選した抽選結果である場合には、停止表示結果が予め定められたチャンス目の表示態様(たとえば357等)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される。
そして、これらチャンス目の表示態様となった場合、つまり、抽選結果が小当りに当選している場合に、第2特定遊技状態(小当り状態)が発生する。このように小当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施される。つまり、これら0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される小当り状態では、可変入賞球装置116には殆ど入賞しないので、該小当り状態は、大当り(第1特定遊技状態)と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態となる。
そして、この0.5秒間だけの開成が2回のみ実施された後、特別可変表示部109に確率変動状態へ移行することを遊技者に報知する所定の演出表示を実施した後、確率変動状態に移行する制御が実施される。つまり、本実施例のパチンコ機2においては、図6に示すように、遊技状態が通常遊技状態であっても、時短状態であっても、確率変動状態であっても、小当り状態が発生し、全ての「小当り状態」の終了後において前記確率変動状態が付与されるようになっており、該「小当り状態」が通常遊技状態において発生した場合には、遊技者が、あたかも突然的に確率変動状態が発生したように思うような遊技性が付与されている。
このように、本実施例に用いたパチンコ機2は、換言すれば、パチンコ機2において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」)を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を(確率変動状態)発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機である。
これら本実施例に用いたパチンコ機2の構成を図5に基づいて簡潔に説明すると、該パチンコ機2には、前記可変表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、前記打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行うとともに、前記玉払出装置297から払い出された賞球数の情報(賞球信号)を出力する賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、図6に示すように、大当り状態中であることを示す大当り信号1や、時短状態中であることを示す時短信号や、大当り状態或いは確率変動状態或いは時短状態のいずれかの状態であることを示す大当り信号2とともに、前記可変表示部209における可変表示の表示が確定したことを示すスタート信号並びに各入賞口への入賞を示す入賞球信号1〜3を、所定の信号形態にて出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の各種の抽選等を実施する遊技制御基板231とが設けられており、これらは図5に示すように接続され、前述の打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を使用して遊技を実施できるようになっている。
また、賞球制御基板237は、信号ケーブル9の一部を通じて前記収集ユニット5に接続されていて、前記玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数毎(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号を該収集ユニット5に出力するとともに、前記カードユニット3内に設けられている図示しない制御ユニットに信号ケーブルを介して接続されていて、台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)が前記カードユニット3の制御ユニットに出力するようになっているとともに、該制御ユニットより出力されるカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっていて、これらの信号の授受に基づいて、該賞球制御基板237が前記玉払出装置297からのパチンコ玉の払い出しを実施することで、該カードユニット3に挿入されたプリペイドカードに記録されている度数を使用したパチンコ玉の貸出が、パチンコ機2において実施されるようになっている。
また、前記情報出力基板298は、図5に示すように、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に接続されており、該情報出力基板298からは、図6に示すように大当り発生中において継続して出力される大当り信号1や、前記時短状態中において継続して出力される時短信号や、前記大当り状態中或いは前記時短状態中或いは確率変動状態中のいずれかの状態中において継続して出力される大当り信号2に加えて、前記特別可変表示部209における特別図柄の停止表示時に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号や、前記遊技領域107に設けられた各入賞口へパチンコ玉が入賞する毎に所定時間幅のパルスとして出力される入賞球信号1、入賞球信号2、入賞球信号3の各信号が出力され、これら各信号が信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
つまり、本発明における情報入力手段を成す本実施例の収集ユニット5には、演出実行情報となるスタート信号や、特定遊技状態情報となる大当り信号1に加えて、前記第2遊技状態である確率変動状態や時短状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報となる大当り信号2や時短信号、並びにパチンコ機2において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号や、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報となる賞球信号がさらに入力されている。
尚、前記信号ケーブル9の一部は、パチンコ機2の下方に、該パチンコ機2において遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器26(図2参照)にも接続されており、該アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が前記収集ユニット5に入力されるようになっている。
このようにして各パチンコ機2の情報出力基板298並びに賞球制御基板237からの各出力信号と、各パチンコ機2に対応して設けられているアウト球計数器26からの出力信号とが、収集ユニット5に入力されることで、図7に示すように、該収集ユニット5において、前記大当り信号1と大当り信号2並びに時短信号の入力の有無に基づく遊技状態データが生成されるとともに、前記した賞球信号、アウト玉計数信号、スタート信号、入賞球信号1、入賞球信号2、入賞球信号3の各パルス信号の入力があった場合には、該信号入力に基づいて、信号数が累積加算されることで、前記中継ユニット6からのデータ要求に基づいて収集ユニット5から該中継ユニット6に対して、所定のデータヘッダに続いて、該収集ユニット5を識別可能に付与されたユニットIDと各信号の出力元であるパチンコ機2の台番号とともに、前記生成された遊技状態データ、並びに前記賞球信号の累積加算値である賞球データ、前記アウト玉計数信号の累積加算値である打込データ、前記スタート信号の累積加算値であるスタート回数データ、前記入賞球信号1の累積加算値である入賞球数データ1、前記入賞球信号2の累積加算値である入賞球数データ2、前記入賞球信号3の累積加算値である入賞球数データ3と、送信データのエラー修正に使用されるECCデータが配列された送信データ列が送信される。
つまり、収集ユニット5に、パチンコ機2において前述の演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報となるスタート信号と、第1特定遊技状態である大当り状態もしくは第2特定遊技状態である小当り状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報となる大当り信号1とが入力され、これらスタート信号の累積加算値であるスタート回数データや、大当り信号1の入力状態を示す遊技状態データを含む送信データ列が、中継ユニット6、通信部149を介してホールコンピュータ140に入力されており、これら通信部149、中継ユニット6、収集ユニット5により本発明における情報入力手段が形成されている。
尚、本実施例では、4台のパチンコ機2に対して1台の収集ユニット5を配置して、該4台のパチンコ機2から出力される各信号を1台の収集ユニット5にて収集し、該収集した4台のパチンコ機2に関する送信データを前記中継ユニット6に送信するようになっている。
また、これら中継ユニット6には最大で44台の前記収集ユニット5が接続可能とされていて、1台の中継ユニット6にて、44(収集ユニット)×4(各収集ユニット5に接続可能なパチンコ機2の台数)=176台のパチンコ機2の情報を所定期間毎(本実施例では約10秒に1回)に収集して前記ホールコンピュータ140に送信するようになっており、前記ハブ7には最大10台の中継ユニット6が接続可能とされていて、総合計として176×10=1760台のパチンコ機2の情報を収集、管理できるようになっている。
尚、前記した中継ユニット6は、前記したように、所定時間間隔(約10秒)毎に、接続されている全収集ユニット5から収集したデータを、前記ホールコンピュータ140に送信するようになっているが、これらは大当り信号1や大当り信号2や時短信号の入力に変化がない通常状態においてのみであり、各パチンコ機2において大当り状態や小当り状態や確変状態並びに時短状態が発生或いは移行して大当り信号1や大当り信号2や時短信号の入力に変化が生じた場合には、緊急状態として該パチンコ機2の送信データ列が、割込の送信データ列として、通常の送信とは個別とされて迅速にホールコンピュータ140に送信されることにより、ホールコンピュータ140がこれらパチンコ機2にて大当り状態や小当り状態や確変状態並びに時短状態の発生或いは移行を、遅滞なく把握できるようになっている。
ここで、本実施例に用いたホールコンピュータ140の構成について図4に基づいて説明すると、該ホールコンピュータ140は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、受信した送信データ列に含まれる各パチンコ機2から収集した各遊技情報に基づいて、各パチンコ機2における遊技状態の判定処理や、後述する遊技情報テーブルの記憶データ並びに大当り情報テーブルや小当り情報テーブルの記憶データを更新する後述する遊技情報更新処理や、これら各情報テーブルのデータを表示する表示処理等を実施するCPU142、ワークメモリ等として使用されるRAM143、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC144、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置145、後述する閾値設定画面における機種の選択受付けや閾値時間の入力の受付け等を行うためのキーボードやマウス等の入力装置146、前記各情報テーブルのデータを表示出力するための表示装置147や、前記各情報テーブルのデータを印刷出力するためのプリンタ148、前記各中継ユニット6とのデータ通信を行う通信部149、が接続された通常のコンピュータである。
また、前記記憶装置145には、該ホールコンピュータ140が実施する各パチンコ機2における遊技状態の判定処理や前記各情報テーブルの記憶データを更新するための後述する遊技情報更新処理や、これら各情報テーブルのデータを表示する表示処理を実施するための処理プログラムに加えて、図8に示すように、各パチンコ機2の機種や遊技状態並びに収支や大当り回数等の遊技情報が更新記憶される遊技情報テーブルや、図9に示すように、各パチンコ機2の台番号毎に該パチンコ機2にて発生した大当りに関する情報を含む大当り履歴が記憶される大当り情報テーブルや、図10に示すように、各パチンコ機2の台番号毎に該パチンコ機2にて発生した小当りに関する情報を含む小当り履歴が記憶される小当り情報テーブルとが記憶されている。
本実施例に用いた遊技情報テーブルには、図8に示すように、遊技機であるパチンコ機2に固有に付与された台番号に対応付けて、該パチンコ機2の機種名と、打込玉数の変化の有無に基づく稼働状況と、前記収集ユニット5から送信されてきた各パチンコ機2の最新の送信データ列中の遊技状態データである受信遊技状態データと、該受信した送信データ列中の遊技状態データに基づき後述する遊技情報更新処理にて更新される遊技状態と、該遊技状態に対応する遊技状態データである前回遊技状態データと、前記送信データ列中の賞球データに基づく賞球数、前記送信データ列中の打込データに基づく打込玉数、これら賞球数と打込玉数の差に基づく遊技場側の収支(+または−)と、前記送信データ列中のスタート回数データに基づく総スタート回数、後述する図14における割込処理(実施例2では、図16に示す大当り判定処理)において大当りと判定された回数である大当り回数、前記総スタート回数と大当り回数との比である大当り確率、並びに各大当り間のスタート回数とが記憶、管理されている。
つまり、本実施例の遊技情報テーブルにおいて、各パチンコ機2において前述の演出制御が実施された回数である演出実行回数となる大当り間スタート回数が記憶されており、該遊技情報テーブルによって本発明における演出実行回数記憶手段が形成されている。
本実施例に用いた大当り情報テーブルには、図9に示すように、各パチンコ機2の台番号に対応付けて、該パチンコ機2にて発生した各大当りが、その発生順序を特定可能な情報となる発生時刻と、当該大当りが発生した遊技状態の種別である大当り種別と、大当り開始時の差玉数から大当り終了時の差玉数との差である大当り中差玉と、各パチンコ機2毎の各大当りにおける大当り中差玉の平均値である大当り中差玉平均と、当該大当りの1回前の大当りから該大当りまでの間の遊技におけるスタート回数である大当り間スタート回数とともに、その他の各大当り間に関する情報が記憶、管理されている。これらその他の各大当り間に関する情報としては、図示しないが、例えば、各大当り間における打込玉数である大当り間打込玉数や、該大当り間における賞球数である大当り間賞球数と、該大当り間における前記大当り間スタート回数と前記大当り間打込玉数との比である大当り間始動率と、該大当り間における前記大当り間賞球数と大当り間打込玉数との比である大当り間ベース等の情報が記憶、管理される。
つまり、本実施例の大当り情報テーブルにおいては、本発明における特定遊技状態判定手段となる後述する割込処理(図14)にて発生と判断された各大当り状態(第1特定遊技状態)が、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報となる発生時刻と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより本発明における演出実行回数確定処理となる後述するスタート回数確定処理により確定された大当り間スタート回数(演出実行回数)とに対応付けて記憶されており、該大当り情報テーブルによって本発明における第1特定遊技状態発生履歴記憶手段が形成されている。
また、第1特定遊技状態発生履歴記憶手段となる本実施例の大当り情報テーブルにおいては、各大当り状態(第1特定遊技状態)に対応付けて、後述する割込処理や大当り判定処理(実施例2)において発生と判断された当該大当りの種別を特定可能な種別特定情報となる通常中大当りに対応する「00」や、確変大当り後確変中大当りに対応する「01」や、小当り後確変中大当りに対応する「11」や、時短中大当りに対応する「10」が記憶されており、これら種別特定情報となる種別データには、後述する割込処理や大当り判定処理(実施例2)において特定された確変状態の種別、すなわち確変大当り後であるか或いは小当り後であるかの種別が含まれている。
本実施例に用いた小当り情報テーブルには、図10に示すように、各パチンコ機2の台番号に対応付けて、該パチンコ機2にて発生した各小当りが、その発生順序を特定可能な情報となる発生時刻と、当該小当りが発生した遊技状態の種別である小当り種別と、該小当りの開始時における差玉数である開始時差玉数と、該小当りの終了時における差玉数である終了時差玉数と、これら終了時差玉数から開始時差玉数を減算した差の値である小当り中差玉と、これら各パチンコ機2毎の各小当りにおける小当り中差玉の平均値である小当り中差玉平均とが記憶、管理されている。
また、本実施例のホールコンピュータ140においては、所定の操作を実施することで、図11に示すように、大当りの判定を実施するための閾値時間を、各機種毎に設定するための閾値時間設定画面が表示される。
この本実施例の閾値時間設定画面には、図11に示すように、画面上方位置に、閾値時間の設定対象とする機種を選択するための設定対象機種の項目と、該設定対象機種の項目の下部位置に設けられた設定する閾値時間を入力するための閾値時間の項目と、「設定」の選択入力部とが設けられており、前記設定対象機種の項目において、ポップアップメニューにおいて表示される前記遊技情報テーブルに記憶されている機種名の一覧から、設定対象とする機種名を選択した後、閾値時間の項目に、設定対象とする機種において小当りが発生している時間よりも長く、且つ、大当りが発生している時間よりも短い時間(秒数)、具体的には、小当りが発生している時間に適宜な秒数(例えば2秒)を加えた(秒数)を入力した後、「設定」の選択入力部を選択入力することで、閾値時間の項目に入力された時間(秒数)が、当該機種に該当する遊技機の大当りの発生を判定するための後述する大当り判定タイマに設定される大当り判定閾値時間や、実施例2において大当りを判定するための大当り判定閾値時間として設定する閾値時間設定処理がCPU142により実施される。
つまり、本実施例の閾値時間設定処理において、第1特定遊技状態である大当り状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態である小当り状態の実施時間よりも長い閾値時間である大当り判定閾値時間が設定されており、CPU142が実施する該閾値時間設定処理によって本発明における閾値時間設定手段が形成されている。
ここで、本実施例のホールコンピュータ140が各パチンコ機2における遊技情報を更新するために実施する遊技情報更新処理を、図13に基づいて説明すると、ホールコンピュータ140は、所定時間毎或いは割込的に前記中継ユニット6から送信されてくる送信データ列を受信して取得し、一時記憶するとともに、該受信した送信データ列中の台番号のデータから更新対象とする台番号を特定する(S1)。
そしてS2に進んで、送信データ列中の各種データに基づいて遊技情報テーブルの各種の遊技情報を更新する。具体的には、受信遊技状態データを送信データ列中の遊技状態データに更新し、賞球数を送信データ列中の賞球データに基づき更新し、打込玉数を送信データ列中の打込データに基づき更新し、総スタート回数をスタート回数データに基づき更新し、大当り間スタート回数をスタート回数データと後述するリセット時点総スタート回数との差に基づき更新する。つまり、遊技情報更新処理におけるS2において、本発明の情報入力手段を成す収集ユニット5への本発明の演出実行情報となるスタート信号の入力に応じて該収集ユニット5から送信される送信データ列中の、該入力されたスタート信号の累積加算値であるスタート回数データと、後述するリセット時点総スタート回数との差に基づき、該遊技情報テーブルに記憶されている大当り間スタート回数(1回前)が更新されており、該遊技情報更新処理(S2)によって、本発明における演出実行回数更新手段が形成されている。尚、本実施例では、入力されるスタート信号の累積加算値であるスタート回数データを収集ユニット5からホールコンピュータ140に送信する形態としているために、S2においては、該に累積加算されたスタート回数データとリセット時点総スタート回数との差に基づいて、大当り間スタート回数(1回前)を更新することで、大当り間スタート回数(1回前)を、各パチンコ機2からのスタート信号の入力に応じて加算更新するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらホールコンピュータ140に直接的に、パチンコ機2からのスタート信号を入力する形態とする場合には、該スタート信号の入力に応じて大当り間スタート回数(1回前)に加算更新すれば良い。
尚、本実施例では、ホールコンピュータ140において、各台毎の入賞口別の入賞球の管理を実施していないので、入賞球データ1、入賞球データ2、入賞球データ3を使用していないが、ホールコンピュータ140において、入賞口別の入賞球を管理する場合には、これら各入賞口別の入賞球を入賞球データ1、入賞球データ2、入賞球データ3に基づいて更新するようにしても良い。
次いで、ホールコンピュータ140は、S3に進んで該送信データ列中の遊技状態データが前記遊技情報テーブルにS1にて特定した台番号に対応付けて記憶されている受信遊技状態データと比較して、遊技状態データに変更があるかを判定し、変更がある場合にはS4へ進み、変更がない場合にはS1に戻る。
ホールコンピュータ140は、S4において、送信データ列中の遊技状態データが通常状態(第1遊技状態)を示す「000」であるか否かの判定を実施する。
このS4の判定において、「000」である場合においてはS5に進み、遊技情報テーブルにS1にて特定した台番号に対応付けて記憶されている前回遊技状態データが、大当り状態を示す「110」に一致するか否かを判定し、大当り状態を示す「110」に一致する場合、つまり、当該遊技状態データ「000」から特定される通常遊技状態が大当り状態から移行した通常遊技状態である場合にはS6に進んで、当該移行前の大当りの発生時において一次記憶した差玉数から、その時点においてS1にて特定した台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている打込玉数から賞球数を差し引いた当該台番号のパチンコ機2の差玉数、すなわち大当り終了時の差玉数を差し引いて、該大当り中における差玉数の変化となる大当り中差玉を算出し、該算出した大当り中差玉を、大当り情報テーブルにおける当該台番号に対応する大当りの履歴の内、最新の大当りの履歴に対応する大当り中差玉に、該算出した大当り中差玉を記憶するとともに、該台番号に対応付けて大当り情報テーブルに記憶されている、当該台番号のパチンコ機2において発生と判断された全ての大当り状態における大当り中差玉を集計し、当該台番号に対応付けて記憶されている全ての大当り状態の数である大当りの発生回数を集計し、該集計した全ての大当りの大当り中差玉の集計値を大当りの発生回数の集計値にて除して、1回当たりの大当りにおける大当り中差玉の平均値となる大当り中差玉平均を算出して、該算出した大当り中差玉平均に、対応する大当り中差玉平均を更新する大当り情報テーブル更新処理を実施する。尚、S5の判定において「110」に一致しない場合には、S6の処理を実施することなくS7に進む。
つまり、該大当り情報テーブル更新処理において、後述する割込処理や、大当り判定処理(実施例2)にて発生が判断されて、大当り情報テーブルに各台番号に対応付けて記憶されている当該台番号のパチンコ機2にて発生した全ての大当り状態(第1特定遊技状態)における差玉、すなわち、全ての大当り状態における前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される遊技情報テーブルの打込玉数(使用遊技媒体数)と、付与媒体数特定情報となる賞球信号から特定される賞球数(付与遊技媒体数)との差数となる大当り中差玉と、大当り状態の発生回数とが集計されるとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値となる大当り中差玉平均が算出されており、該大当り情報テーブル更新処理において本発明における第1平均差数変化算出手段が形成されている。
そしてS7において遊技状態を「通常」に更新するとともに、前回遊技状態データを通常遊技状態を示す「000」に更新した後、S1に戻る。
また、前述のS4の判定において送信データ列中の遊技状態データが「000」でない場合にはS8に進み、遊技状態データが大当り或いは小当りを示す「110」であるか否かを判定する。
このS8における判定において、遊技状態データが「110」である場合にはS9に進み、前述のS1において特定した台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されている機種に対して、前述の閾値時間設定画面(図11)にて設定された大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマをスタートさせる。つまり、つまり、S9を実施するCPU142によって、本発明における特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力の検出に基づき、遊技状態データが「110」となったことに応じて、大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマの計時がスタートされており、該遊技情報更新処理のS9を実施するCPU142によって本発明における計時手段が形成されている。尚、本実施例では、ホールコンピュータ140が管理するパチンコ機2が複数であるので、これらスタートされるタイマも、各パチンコ機2の台番号に対応付けて個別に設けられている。
そしてS10に進んで、これら発生した当りが、大当りなのか或いは小当りなのかをその時点では特定できないので、少なくとも小当りが発生しているものとして、小当り情報テーブルに最新の小当りに続く小当り回数を新たに追加するとともに、該追加した小当り回数に対応する発生時刻にその時点の時刻を、対応する開始時差玉数にその時点において遊技情報テーブルにおいて当該台番号に対応する打込玉数と賞球数との差である差玉数を、対応する種別にその時点において前回遊技状態データに記憶されている遊技状態に基づく種別データを記憶した後、S1に戻る。
具体的に、これら記憶される種別データとしては、前回遊技状態データが通常遊技状態を示す「000」である場合には通常遊技状態において発生したことを示す「00」が、前回遊技状態データが確変大当り後の確変状態を示す「010」である場合には確変大当り後の確変状態において発生したことを示す「01」が、前回遊技状態データが小当り後の確変状態を示す「111」である場合には小当り後の確変状態において発生したことを示す「11」が、前回遊技状態データが時短状態を示す「011」である場合には時短状態において発生したことを示す「10」が記憶される。
また、前述のS8の判定において送信データ列中の遊技状態データが「110」でない場合にはS11に進み、遊技状態データが確変状態を示す「010」であるか否かを判定する。
このS11における判定において、遊技状態データが「010」である場合にはS12に進み、前述のS1において特定した台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されている前回遊技状態データが、大当りを示す「110」であるか否かを判定する。
このS12における判定において前回遊技状態データが大当りを示す「110」ではないと判定された場合、具体的には通常遊技状態から小当りが発生した後に確変状態となった場合における前回遊技状態データが「000」である場合には、S13並びにS14を経由することなくS1に戻る一方、前回遊技状態データが大当りを示す「110」であると判定された場合、すなわち、確変大当りが発生した後に確変状態となった場合には、S13に進み、当該確変大当りの発生時において一次記憶した差玉数から、その時点においてS1にて特定した台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている打込玉数から賞球数を差し引いた当該台番号のパチンコ機2の差玉数、すなわち大当り終了時の差玉数を差し引いて、該大当り中における差玉数の変化となる大当り中差玉を算出し、該算出した大当り中差玉を、大当り情報テーブルにおける当該台番号に対応する大当りの履歴の内、最新の大当りの履歴に対応する大当り中差玉に、該算出した大当り中差玉を記憶するとともに、該台番号に対応付けて大当り情報テーブルに記憶されている、当該台番号のパチンコ機2において発生と判断された全ての大当り状態における大当り中差玉を集計し、当該台番号に対応付けて記憶されている全ての大当り状態の数である大当りの発生回数を集計し、該集計した全ての大当りの大当り中差玉の集計値を大当りの発生回数の集計値にて除して、1回当たりの大当りにおける大当り中差玉の平均値となる大当り中差玉平均を算出して、該算出した大当り中差玉平均に、対応する大当り中差玉平均を更新する大当り情報テーブル更新処理を実施する。
つまり、該大当り情報テーブル更新処理において、後述する割込処理や、大当り判定処理(実施例2)にて発生が判断されて、大当り情報テーブルに各台番号に対応付けて記憶されている当該台番号のパチンコ機2にて発生した全ての大当り状態(第1特定遊技状態)における差玉、すなわち、全ての大当り状態における前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される遊技情報テーブルの打込玉数(使用遊技媒体数)と、付与媒体数特定情報となる賞球信号から特定される賞球数(付与遊技媒体数)との差数となる大当り中差玉と、大当り状態の発生回数とが集計されるとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値となる大当り中差玉平均が算出されており、該大当り情報テーブル更新処理において本発明における第1平均差数変化算出手段が形成されている。
そしてS14に進んで、発生した確変状態が確変大当りが発生した後に確変状態となった確変大当り後確変であると特定し、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する遊技状態を確変大当り後確変に変更するとともに、前回遊技状態データを確変大当り後確変を示す「010」に更新した後、S1に戻る。
つまりは、S11において遊技状態データが「010」であって、S12において前回遊技状態データが「110」である場合にS14に進むことで、該遊技情報更新処理のS14において、第2遊技状態情報となる大当り信号2の収集ユニット5にへの入力に対応する遊技状態データが「010」となった第2遊技状態である確率変動状態が、確変大当りに続く確変大当り後確変であると特定されており、該遊技情報更新処理のS14によって本発明における第2遊技状態種別特定手段が形成されている。
一方、前述のS11における判定において、遊技状態データが「010」でない場合には、遊技状態データが時短状態を示す「010」であると特定できるので、これら時短状態は、本実施例のパチンコ機2においては、通常大当りの発生後においてのみ発生することから、S15に進んで、当該通常大当りの発生時において一次記憶した差玉数から、その時点においてS1にて特定した台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている打込玉数から賞球数を差し引いた当該台番号のパチンコ機2の差玉数、すなわち大当り終了時の差玉数を差し引いて、該大当り中における差玉数の変化となる大当り中差玉を算出し、該算出した大当り中差玉を、大当り情報テーブルにおける当該台番号に対応する大当りの履歴の内、最新の大当りの履歴に対応する大当り中差玉に、該算出した大当り中差玉を記憶するとともに、該台番号に対応付けて大当り情報テーブルに記憶されている、当該台番号のパチンコ機2において発生と判断された全ての大当り状態における大当り中差玉を集計し、当該台番号に対応付けて記憶されている全ての大当り状態の数である大当りの発生回数を集計し、該集計した全ての大当りの大当り中差玉の集計値を大当りの発生回数の集計値にて除して、1回当たりの大当りにおける大当り中差玉の平均値となる大当り中差玉平均を算出して、該算出した大当り中差玉平均に、対応する大当り中差玉平均を更新する大当り情報テーブル更新処理を実施する。
つまり、該大当り情報テーブル更新処理において、後述する割込処理や、大当り判定処理(実施例2)にて発生が判断されて、大当り情報テーブルに各台番号に対応付けて記憶されている当該台番号のパチンコ機2にて発生した全ての大当り状態(第1特定遊技状態)における差玉、すなわち、全ての大当り状態における前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される遊技情報テーブルの打込玉数(使用遊技媒体数)と、付与媒体数特定情報となる賞球信号から特定される賞球数(付与遊技媒体数)との差数となる大当り中差玉と、大当り状態の発生回数とが集計されるとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値となる大当り中差玉平均が算出されており、該大当り情報テーブル更新処理において本発明における第1平均差数変化算出手段が形成されている。
そしてS16に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する遊技状態を時短に変更するとともに、前回遊技状態データを時短を示す「011」に更新した後、S1に戻る。
次に、前述した本実施例の遊技情報更新処理と並行してホールコンピュータ140にて実施される割込処理に関して、図14に基づいて説明すると、まず、割込処理においては、SW1において、前述のS9においてスタートされた大当り判定タイマがタイマアップしたかが監視されており、スタートされてから大当り判定閾値時間が経過して該大当り判定タイマがタイマアップした場合には、該タイマアップがSW1にて検知されてSW2に進み、通常の処理(遊技情報更新処理を含む)を一次中断して割込を実施するとともに、SW3に進んで、タイマアップした大当り判定タイマが該当する台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている受信遊技状態データが、大当り状態を示す「110」であるか否かを判定する。
この判定において、受信遊技状態データが「110」でない場合、つまり、判定対象とするパチンコ機2から、大当り状態に伴う大当り信号1と大当り信号2とが出力されていない場合には、該大当り判定タイマのタイマスタート時における遊技状態データが「110」となった当りが小当りであったと判定した後(SW4)、SW5に進んで、その時点において発生している確変状態が小当りが発生した後に確変状態となった小当り後確変であると特定し、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの遊技状態を「小当り後確変」に更新するとともに、前回遊技状態データを小当り後確変を示す「111」に更新する。
つまりは、本実施例の割込処理のSW5において、その時点において発生している第2遊技状態である確率変動状態が、小当りに続く小当り後確変であると特定されており、該割込処理のSW5によって本発明における第2遊技状態種別特定手段が形成されている。
そしてSW6に進んで、その時点において当該台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている打込玉数から賞球数を差し引いた当該台番号のパチンコ機2の差玉数、すなわち小当り終了時に対応する差玉数を、小当り情報テーブルにおける当該台番号に対応する小当りの履歴の内、最新の小当りの履歴に対応する終了時差玉数に記憶するとともに、該台番号に対応付けて小当り情報テーブルに記憶されている、当該台番号のパチンコ機2において発生と判断された全ての小当り状態における小当り中差玉を集計し、当該台番号に対応付けて記憶されている全ての小当り状態の数である小当りの発生回数を集計し、該集計した全ての小当りの小当り中差玉の集計値を小当りの発生回数の集計値にて除して、1回当たりの小当りにおける小当り中差玉の平均値となる小当り中差玉平均を算出して、該算出した小当り中差玉平均に、対応する小当り中差玉平均を更新する小当り情報テーブル更新処理を実施した後、該割込処理を終了して通常の処理へ戻る。
つまり、該小当り情報テーブル更新処理において、SW4にて発生が判断されることで、小当り情報テーブルに各台番号に対応付けて確定記憶されている当該台番号のパチンコ機2にて発生した全ての小当り状態(第2特定遊技状態)における差玉、すなわち、全ての小当り状態における前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される遊技情報テーブルの打込玉数(使用遊技媒体数)と、付与媒体数特定情報となる賞球信号から特定される賞球数(付与遊技媒体数)との差数となる小当り中差玉と、小当り状態の発生回数とが集計されるとともに、該集計結果に基づいて、第2特定遊技状態である小当り状態1回当たりの差数の平均値となる小当り中差玉平均が算出されており、該小当り情報テーブル更新処理において本発明における第2平均差数変化算出手段が形成されている。
一方、前述のSW3における判定において、受信遊技状態データが「110」である場合、つまり、判定対象とするパチンコ機2から、大当り状態に伴う大当り信号1と大当り信号2とが出力されている場合には、SW7に進んで、該大当り判定タイマのタイマスタート時における遊技状態データが「110」となった当りが大当りであったと判定(判断)するとともに、SW8、SW13、SW15に進んで、当該大当りの種別、すなわち、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるか、或いは、小当り後確変中において発生した大当りであるか、或いは、確変大当り後確変中において発生した大当りであるか、或いは時短中において発生した大当りであるかを特定する。
具体的には、まずSW8に進んで、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるかを特定するために、前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データが「000」であるか否かを判定する。
該SW8の判定において、前回遊技状態データが「000」である場合には、該大当りが通常遊技状態において発生した「通常中大当り(初当り)」であると特定し、SW9へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である通常中を示す「00」を登録(記憶)する。
そしてSW10に進み、小当り情報テーブルにおいて当該台番号に対応する小当り履歴のうち、終了時差玉数が登録(記憶)されていない未確定の最新の小当り履歴に記憶されている発生時刻と開始時差玉数とを特定し、該特定した発生時刻を大当り情報テーブルに追加した大当り履歴に対応する発生時刻に登録(記憶)する一方、該未確定の最新の小当り履歴を小当り情報テーブルから削除するとともに、該特定した開始時差玉数を台番号に対応付けて一次記憶しておく。この一次記憶した差玉数は、前述したS6やS13やS15における大当り中差玉数を算出するために使用される。
そしてSW11に進んで、遊技情報テーブルにて当該台番号に対応する大当り回数に1を加算するとともに、対応する大当り間スタート回数のデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数のうち、1回前のスタート回数を確定して、該確定した1回前のスタート回数を2回前のスタート回数へ、2回前のスタート回数を3回前のスタート回数へ、3回前のスタート回数を4回前のスタート回数へというように、順次、各大当り間スタート回数の「n回前(nは自然数)」を1つずつ移動(シフト)して記憶するとともに、確定した1回前の大当り間スタート回数をリセットし、且つ、該リセット時点の総スタート回数を台番号に対応付けてリセット時点総スタート回数として記憶しておき、該1回前の大当り間スタート回数の新たなスタート回数への、受信する送信データ列中に含まれるスタート回数データから前記リセット時点総スタート回数を差し引いたスタート回数の更新記憶を開始するスタート回数確定処理を実施する。そして、該スタート回数確定処理において確定した大当り間スタート回数、つまり、2回前の大当り間スタート回数に更新記憶した確定した大当り間スタート回数を、大当り情報テーブルに追加した大当り履歴に対応する大当り間スタート回数に登録(記憶)する。
これらSW11の終了後にSW12に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する遊技状態を「大当り」に更新するとともに、前回遊技状態データを大当り状態を示す「110」に更新した後、該割込処理を終了して通常の処理へ戻る。
つまり、本実施例のCPU142が実施する割込処理において、本発明における計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点、すなわち、前述の遊技情報更新処理のS9においてスタートされた大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマがタイマアップした時点において、情報入力手段を成す収集ユニット5に大当り信号1が入力されているとき、すなわち、収集ユニット5から送信された受信遊技状態データが「110」であるときには、SW3において「Yes」と判定されてSW7に進んで第1特定遊技状態である大当り状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段となる遊技情報テーブルに記憶されている演出実行回数である1回前の大当り間スタート回数を、前回の大当り状態から当該発生が判断された大当り状態までのスタート回数(演出実行回数)、すなわち2回前の大当り間スタート回数として確定し、該確定した1回前のスタート回数を2回前の大当り間スタート回数として記憶するとともに、前述のようにリセット時点総スタート回数を記憶して遊技情報テーブルの1回前の大当り間スタート回数の更新を開始させるスタート回数確定処理を行う一方、大当り判定タイマがタイマアップした時点において、情報入力手段を成す収集ユニット5に大当り信号1が入力されていないとき、すなわち、収集ユニット5から送信された受信遊技状態データが「110」でないときには、SW3において「No」と判定されてSW4に進んで、第2特定遊技状態である小当りの発生と判断するとともに、本発明における演出実行回数確定処理となる前述のSW7以降のスタート回数確定処理(SW11)が行われないので、該CPU142が実施する割込処理によって、本発明の請求項1における特定遊技状態判定手段が形成されている。
一方、SW8の判定において、前回遊技状態データが「000」でない場合には、SW13に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する前回の遊技状態データが「111」であるか否かを判定する。
該SW13の判定において、前回遊技状態データが「111」である場合には、該大当りが小当り後の確変状態において発生した大当りであると特定し、SW14へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である小当り後確変中を示す「11」を登録(記憶)した後、図14に示すように、前述したSW10〜SW12の処理を実施した後、該割込処理を終了して通常の処理へ戻る。
一方、SW13の判定において、前回遊技状態データが「111」でない場合には、SW15に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する前回の遊技状態データが「010」であるか否かを判定する。
該SW15の判定において、前回遊技状態データが「010」である場合には、該大当りが確変大当り後の確変状態において発生した大当りであると特定し、SW16へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である確変大当り後確変中を示す「01」を登録(記憶)した後、図14に示すように、前述したSW10〜SW12の処理を実施した後、該割込処理を終了して通常の処理へ戻る。
つまり、本発明の特定遊技状態種別特定手段となる本実施例のCPU142が実施する割込処理のSW14並びにSW16においては、SW7にて発生したと判定した大当り状態が、前述した遊技情報更新処理のS14にて特定した確変大当り後確変中において発生した大当り状態であるか、或いは前述のSW5にて特定した小当り後確変中において発生した大当り状態であるかの前記第2遊技状態の種別がさらに特定されている。
一方、SW15の判定において、前回遊技状態データが「010」でない場合には、前回遊技状態データが時短状態を示す「011」であることになるので、該大当りが時短状態において発生した大当りであると特定し、SW17へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である時短中を示す「10」を登録(記憶)した後、図14に示すように、前述したSW10〜SW12の処理を実施した後、該割込処理を終了して通常の処理へ戻る。
つまり、本実施例1のCPU142が実施する割込処理においては、情報入力手段を成す収集ユニット5へ入力される第2遊技状態情報である大当り信号2や時短信号の入力に基づく受信遊技状態データに基づいて、前記SW7にて発生と判断された第1特定遊技状態である大当り状態が、前記第1遊技状態である通常遊技状態中にて発生した大当り状態(第1特定遊技状態)である通常中大当りであるか、或いは前記第2遊技状態である確率変動状態中または時短状態中において発生した大当り状態(第1特定遊技状態)である確変中大当りや時短中大当りであるかの種別を特定しており、該CPU142が実施する割込処理によって本発明における特定遊技状態種別特定手段が形成されている。
このように遊技情報更新処理並びに割込処理にて更新された大当り情報テーブルの記憶内容は、ホールコンピュータ140における所定操作、具体的には、遊技情報テーブルに記憶されている遊技情報が各パチンコ機2毎に個別に表示される図示しない台別遊技情報画面において「大当り履歴表示」の選択入力部を選択入力することで、大当り情報テーブルの記憶データに基づく図12に示す台別大当り情報画面が表示装置147に表示される表示処理が実施されることで表示出力される。
この本実施例の台別大当り情報画面においては、図12に示すように、各大当りが、前記大当り情報テーブルに記憶されている各大当りの発生時刻に基づいて、その発生順に並べて、各大当りに対応する大当り間スタート回数に対応付けて表示されるとともに、各大当りに対応する種別データ(「00」、「10」、「01」、「11」)に基づいて、その種別データが「00」で通常中の大当り、つまり初当りである場合には大当り種別における印がなしで表示され、その種別データが「01」で確変大当り後確変中の大当りである場合には大当り種別における印が「○」で表示され、その種別データが「11」で小当り後確変中の大当りである場合には大当り種別における印が「●」で表示され、その種別データが「10」で時短中の大当りである場合には大当り種別における印が「△」で表示されることで、各大当りの種別やその分布並びに大当り間スタート回数を簡便に把握することができる。
また、画面の下方位置には、図12に示すように、表示対象のパチンコ機2においてその当日にて発生した大当りの合計回数である総大当り発生回数と、初当りの合計回数である総初当り回数と、確変大当り後確変中の大当りの合計回数である総確変大当り後確変中大当り回数と、小当り後確変中の大当りの合計回数である総小当り後確変中大当り回数と、時短中の大当りの合計回数である総時短中大当り回数と、表示対象のパチンコ機2においてその当日にて発生した小当りの合計回数である総小当り発生回数と、大当り情報テーブルに記憶されている大当り中差玉平均と、小当り情報テーブルに記憶されている小当り中差玉平均とが表示されることで、これら各種別の大当り回数や、当該表示対象のパチンコ機2において発生した全ての大当り中における差玉の変化の平均である大当り中差玉平均や、当該表示対象のパチンコ機2において発生した全ての小当り中における差玉の変化の平均である小当り中差玉平均を、容易に把握することができる。
つまり、本実施例のCPU142が実施する表示処理において、第1特定遊技状態発生履歴記憶手段となる大当り情報テーブルに記憶されている各大当り状態を、当該大当り状態に対応付けて記憶されている大当り間スタート回数(演出実行回数)に対応付けて、発生順序特定情報となる発生時間により特定される発生順に並べて表示出力されており、該CPU142が実施する表示処理によって本発明における出力手段が形成されている。
また、本実施例のCPU142が実施する表示処理においては、大当り情報テーブルに記憶されている、各大当り状態に対応する種別特定情報である種別データに基づいて、各大当り状態を、通常遊技状態(第1遊技状態)中に発生した大当り状態である通常中大当りであるか、或いは第2遊技状態(時短)中において発生した大当り状態である時短中大当りであるか、確変大当り(第1特定遊技状態)に続く確変大当り後確率中(第2遊技状態中)において発生した大当り状態である確変大当り後確変中大当りであるか、小当り(第2特定遊技状態)に続く小当り後確率中(第2遊技状態中)において発生した小当り後確率中大当りであるかを特定可能に表示出力されている。
更に、本実施例のCPU142が実施する表示処理において、大当り情報テーブル更新処理にて算出された大当り情報テーブルの大当り中差玉平均や、小当り情報テーブル更新処理にて算出された小当り情報テーブルの小当り中差玉平均が表示出力されている。
以上、本実施例1によれば、管理対象となるパチンコ機2において第1特定遊技状態である大当りが発生した場合には、計時手段となる大当り判定タイマによる計時時間が閾値時間設定画面にて設定した大当り判定閾値時間になった時点、すなわち大当り判定タイマがタイマアップした時点においても、特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力が収集ユニット5にて検出されて、大当り信号1の入力に対応する「110」となる遊技状態データを含む送信データ列がホールコンピュータ140に送信されるので、遊技情報テーブルの1回前の大当り間スタート回数がリセットされるSW11のリセット処理が実施される一方、パチンコ機2において第2特定遊技状態である小当りが発生した場合には、設定した大当り判定閾値時間になった時点、すなわち大当り判定タイマがタイマアップした時点において小当りが既に終了していることで特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力が収集ユニット5にて検出されず、大当り信号1の入力に対応する「110」となる遊技状態データを含む送信データ列がホールコンピュータ140に送信されないので、前記リセット処理が実施されないことにより、管理するパチンコ機2が第2特定遊技状態である小当りを発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り(特賞)間スタート回数を含む大当り履歴を提供することができる。
本実施例2は本発明の請求項2に対応しており、本実施例2の管理装置であるホールコンピュータ140の特徴としては、前記実施例1のホールコンピュータ140においては、大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマがタイマアップした時点において、大当り信号1並びに大当り信号2の入力に基づく遊技状態データが「110」となる大当り状態が継続していれば大当りの発生として判定しているのに対し、本実施例2では、これら大当りの判定を、大当り信号1並びに大当り信号2の入力に基づく遊技状態データが「110」となってから、該大当り信号1並びに大当り信号2が非入力となることに基づき遊技状態データが「110」以外のデータとなる、つまりは、大当りまたは小当りが発生している間において出力される大当り信号1が入力されている間の時間を計時して、該計時時間が、当該機種の小当り状態の実施時間よりも長く、且つ大当りの実施時間よりも短い設定されている大当り判定閾値時間よりも長い場合に大当りが発生したと判定し、大当り判定閾値時間よりも短い場合に小当りが発生したと判定する点であり、その他の構成等は、前記実施例1のホールコンピュータ140と同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分となる、遊技情報更新処理、特には図16に示す大当り判定処理に関して図15、図16に基づいて以下に説明する。
まず、本実施例2のホールコンピュータ140が実施する遊技情報更新処理は、図15に示すように、ほぼ実施例1の図13に示す遊技情報更新処理とほぼ同一であるが、S3の処理の後にS3+の処理と、該S3+の処理に付随して図16に示す大当り判定処理が追加されている点と、前述の実施例1の遊技情報更新処理におけるS9に代えて、本実施例2ではS9+の処理が実施される点が違うのみで、その他の処理は前述の実施例1の遊技情報更新処理と同一であるので説明を省略する。
この本実施例2の遊技情報更新処理におけるS9+においては、前記実施例1の遊技情報更新処理におけるS9においては、大当り判定閾値時間がセットされている大当り判定タイマのタイマをスタートさせていたのに対し、本実施例2のS9+においては、S8にて遊技状態データが当りを示す「110」となったことで、大当り判定時間の計時を開始する。尚、本実施例でも、ホールコンピュータ140が管理するパチンコ機2が複数であるので、これら大当り判定時間を計時する計時タイマも、各パチンコ機2の台番号に対応付けて個別に設けられている。
また、本実施例2の遊技情報更新処理におけるS3においては、前記実施例1の遊技情報更新処理と同様に、受信した送信データ列中の遊技状態データが前記遊技情報テーブルにS1にて特定した台番号に対応付けて記憶されている受信遊技状態データと比較して、遊技状態データに変更があるかを判定し、変更がない場合にはS1に戻る一方、変更がある場合にはS3+に進む。
そしてS3+においては、S1にて特定した台番号に対応する前述の計時タイマによる計時が実施中であるか否かを判定し、計時が実施中でない場合にはS4以降の処理に進む一方、計時が実施中である場合には、図16に示す大当り判定処理に進む。
この本実施例2の大当り判定処理においては、図16に示すように、まず、前述のS9+において開始した計時タイマによる大当り判定時間の計時を終了し(Sd1)、該計時を終了した大当り判定時間が、当該計時タイマが該当する台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されている機種に対して、前述の閾値時間設定画面(図11)にて設定された大当り判定閾値時間よりも長いか否かを判定する(Sd2)。
この判定が「No」、つまり、大当り判定時間が当該機種に設定されている大当り判定閾値時間よりも短い場合には、Sd3に進み、該大当り判定時間の計時開始時における遊技状態データが「110」となった当りが小当りであったと判定(判断)した後、Sd4に進んで、その時点において発生している確変状態が小当りが発生した後に確変状態となった小当り後確変であると特定し、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの遊技状態を「小当り後確変」に更新するとともに、前回遊技状態データを小当り後確変を示す「111」に更新する。
つまりは、本実施例の大当り判定処理のSd4において、その時点において発生している第2遊技状態である確率変動状態が、小当りに続く小当り後確変であると特定されており、該大当り判定処理のSd4によって本発明における第2遊技状態種別特定手段が形成されている。
そしてSd5に進んで、その時点において当該台番号に対応して遊技情報テーブルに記憶されている打込玉数から賞球数を差し引いた当該台番号のパチンコ機2の差玉数、すなわち小当り終了時に対応する差玉数を、小当り情報テーブルにおける当該台番号に対応する小当りの履歴の内、最新の小当りの履歴に対応する終了時差玉数に記憶するとともに、該台番号に対応付けて小当り情報テーブルに記憶されている、当該台番号のパチンコ機2において発生と判断された全ての小当り状態における小当り中差玉を集計し、当該台番号に対応付けて記憶されている全ての小当り状態の数である小当りの発生回数を集計し、該集計した全ての小当りの小当り中差玉の集計値を小当りの発生回数の集計値にて除して、1回当たりの小当りにおける小当り中差玉の平均値となる小当り中差玉平均を算出して、該算出した小当り中差玉平均に、対応する小当り中差玉平均を更新する小当り情報テーブル更新処理を実施した後、S1に戻る。
つまり、該小当り情報テーブル更新処理において、Sd3にて発生が判断されることで、小当り情報テーブルに各台番号に対応付けて確定記憶されている当該台番号のパチンコ機2にて発生した全ての小当り状態(第2特定遊技状態)における差玉、すなわち、全ての小当り状態における前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される遊技情報テーブルの打込玉数(使用遊技媒体数)と、付与媒体数特定情報となる賞球信号から特定される賞球数(付与遊技媒体数)との差数となる小当り中差玉と、小当り状態の発生回数とが集計されるとともに、該集計結果に基づいて、第2特定遊技状態である小当り状態1回当たりの差数の平均値となる小当り中差玉平均が算出されており、該小当り情報テーブル更新処理において本発明における第2平均差数変化算出手段が形成されている。
一方、Sd2における判定が「Yes」、つまり、大当り判定時間が当該機種に設定されている大当り判定閾値時間よりも長い場合には、Sd6に進み、該大当り判定時間の計時開始時における遊技状態データが「110」となった当りが大当りであったと判定(判断)した後、Sd7、Sd12、Sd14に進んで、当該大当りの種別、すなわち、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるか、或いは、小当り後確変中において発生した大当りであるか、或いは、確変大当り後確変中において発生した大当りであるか、或いは時短中において発生した大当りであるかを特定する。
具体的には、まずSd7に進んで、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるかを特定するために、前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データが「000」であるか否かを判定する。
該Sd7の判定において、前回遊技状態データが「000」である場合には、該大当りが通常遊技状態において発生した「通常中大当り(初当り)」であると特定し、Sd8へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である通常中を示す「00」を登録(記憶)する。
そしてSd9に進み、小当り情報テーブルにおいて当該台番号に対応する小当り履歴のうち、終了時差玉数が登録(記憶)されていない未確定の最新の小当り履歴に記憶されている発生時刻と開始時差玉数とを特定し、該特定した発生時刻を大当り情報テーブルに追加した大当り履歴に対応する発生時刻に登録(記憶)する一方、該未確定の最新の小当り履歴を小当り情報テーブルから削除するとともに、該特定した開始時差玉数を台番号に対応付けて一次記憶しておく。この一次記憶した差玉数は、実施例1の場合と同様に、前述したS6やS13やS15における大当り中差玉数を算出するために使用される。
そしてSd10に進んで、遊技情報テーブルにて当該台番号に対応する大当り回数に1を加算するとともに、対応する大当り間スタート回数のデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数のうち、1回前のスタート回数を確定して、該確定した1回前のスタート回数を2回前のスタート回数へ、2回前のスタート回数を3回前のスタート回数へ、3回前のスタート回数を4回前のスタート回数へというように、順次、各大当り間スタート回数の「n回前(nは自然数)」を1つずつ移動(シフト)して記憶するとともに、確定した1回前の大当り間スタート回数をリセットし、且つ、該リセット時点の総スタート回数を台番号に対応付けてリセット時点総スタート回数として記憶しておき、該1回前の大当り間スタート回数の新たなスタート回数への、受信する送信データ列中に含まれるスタート回数データから前記リセット時点総スタート回数を差し引いたスタート回数の更新記憶を開始するスタート回数確定処理を実施する。そして、該スタート回数確定処理において確定した大当り間スタート回数、つまり、2回前の大当り間スタート回数に更新記憶した確定した大当り間スタート回数を、大当り情報テーブルに追加した大当り履歴に対応する大当り間スタート回数に登録(記憶)する。
これらSd10の終了後にSd11に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する遊技状態を「大当り」に更新するとともに、前回遊技状態データを大当り状態を示す「110」に更新した後、該大当り判定処理を終了して、図15に示すように、S4以降の処理に進む。
つまり、本実施例のCPU142が実施する大当り判定処理において、本発明における前記計時手段による計時時間、すなわち、本実施例2の遊技情報更新処理におけるS9+にて計時が開始されてSd1にて計時が終了された大当り判定時間が、前述の閾値時間設定処理により設定された大当り判定閾値時間よりも長いときには、Sd2において「Yes」と判定されてSd6に進んで第1特定遊技状態である大当り状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段となる遊技情報テーブルに記憶されている演出実行回数である1回前の大当り間スタート回数を、前回の大当り状態から当該発生が判断された大当り状態までのスタート回数(演出実行回数)、すなわち2回前の大当り間スタート回数として確定し、該確定した1回前のスタート回数を2回前の大当り間スタート回数として記憶するとともに、前述のようにリセット時点総スタート回数を記憶して遊技情報テーブルの1回前の大当り間スタート回数の更新を開始させるスタート回数確定処理を行う一方、大当り判定時間が設定された大当り判定閾値時間よりも短いときには、Sd2からSd3に進んで、第2特定遊技状態である小当りの発生と判断するとともに、本発明における演出実行回数確定処理となる前述のSd6以降のスタート回数確定処理(Sd10)が行われないので、該CPU142が実施する大当り判定処理によって、本発明の請求項2における特定遊技状態判定手段が形成されている。
一方、Sd7の判定において、前回遊技状態データが「000」でない場合には、Sd12に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する前回の遊技状態データが「111」であるか否かを判定する。
該Sd12の判定において、前回遊技状態データが「111」である場合には、該大当りが小当り後の確変状態において発生した大当りであると特定し、Sd13へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である小当り後確変中を示す「11」を登録(記憶)した後、図16に示すように、前述したSd9〜Sd11の処理を実施した後、該大当り判定処理を終了して、図15に示すように、S4以降の処理に進む。
一方、Sd12の判定において、前回遊技状態データが「111」でない場合には、Sd14に進んで、遊技情報テーブルの当該台番号に対応する前回の遊技状態データが「010」であるか否かを判定する。
該Sd14の判定において、前回遊技状態データが「010」である場合には、該大当りが確変大当り後の確変状態において発生した大当りであると特定し、Sd15へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である確変大当り後確変中を示す「01」を登録(記憶)した後、図16に示すように、前述したSd9〜Sd11の処理を実施した後、該大当り判定処理を終了して、図15に示すように、S4以降の処理に進む。
つまり、本発明の特定遊技状態種別特定手段となる本実施例2のCPU142が実施する大当り判定処理のSd13並びにSd15においては、Sd6にて発生したと判定(判断)した大当り状態が、前述した遊技情報更新処理のS14にて特定した確変大当り後確変中において発生した大当り状態であるか、或いは前述のSd4にて特定した小当り後確変中において発生した大当り状態であるかの前記第2遊技状態の種別がさらに特定されている。
一方、Sd14の判定において、前回遊技状態データが「010」でない場合には、前回遊技状態データが時短状態を示す「011」であることになるので、該大当りが時短状態において発生した大当りであると特定し、Sd16へ進んで、大当り情報テーブルに最新の大当りに続く大当り回数を新たに追加するとともに、該追加した大当り回数に対応する種別に該特定した大当りの種別である時短中を示す「10」を登録(記憶)した後、図16に示すように、前述したSd9〜Sd11の処理を実施した後、該大当り判定処理を終了して、図15に示すように、S4以降の処理に進む。
つまり、本実施例2のCPU142が実施する大当り判定処理においては、情報入力手段を成す収集ユニット5へ入力される第2遊技状態情報である大当り信号2や時短信号の入力に基づく受信遊技状態データに基づいて、前記Sd6にて発生と判断された第1特定遊技状態である大当り状態が、前記第1遊技状態である通常遊技状態中にて発生した大当り状態(第1特定遊技状態)である通常中大当りであるか、或いは前記第2遊技状態である確率変動状態中または時短状態中において発生した大当り状態(第1特定遊技状態)である確変中大当りや時短中大当りであるかの種別を特定しており、該CPU142が実施する大当り判定処理によって本発明における特定遊技状態種別特定手段が形成されている。
このように大当り判定処理を含む本実施例2の遊技情報更新処理にて更新された大当り情報テーブルの記憶内容は、実施例1と同様に表示処理が実施されることで図12に示す台別大当り情報画面に表示出力される。
以上、本実施例2によれば、管理対象となるパチンコ機2において第1特定遊技状態である大当りが発生した場合には、計時手段となる計時タイマにより計時された大当り判定時間が閾値時間設定画面にて設定した大当り判定閾値時間よりも長くなるので、Sd2において「Yes」と判定されてSd6に進むことで、遊技情報テーブルの1回前の大当り間スタート回数がリセットされるSd10のリセット処理が実施される一方、パチンコ機2において第2特定遊技状態である小当りが発生した場合には、大当り判定時間が閾値時間設定画面にて設定した大当り判定閾値時間よりも短くなるので、Sd2において「Yes」と判定されてSd3〜Sd5に進むことで、Sd10におけるリセット処理が実施されないことにより、管理するパチンコ機2が第2特定遊技状態である小当りを発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り(特賞)間スタート回数を含む大当り履歴を提供することができる。
また、前記各実施例によれば、パチンコ機2にて発生した大当りの種別を、図12に示す台別大当り情報画面において容易に把握できるようになり、例えば、第2遊技状態となる確変中や時短中において発生した大当りの発生分布、例えば、異常に偏って確変中や時短中における大当りが発生している等を簡便に把握でき、よって、これらの発生分布を不正の検討に資することができる。
また、前記各実施例によれば、パチンコ機2にて第2遊技状態となる確変中や時短中において発生した大当りが、確変大当り(第1特定遊技状態)に続く確変大当り後確変中や通常大当り(第1特定遊技状態)に続く時短中において発生したものか、或いは小当り(第2特定遊技状態)に続く小当り後確変中において発生したものかを容易に把握できるようになり、これら大当りが発生した確変の種別の分布、つまり、「確変大当り後確変中」や「小当り後確変中」の大当りの分布により、例えば、確変大当り後確変或いは小当り後確変のどちらの確変状態が不正の対象とされている可能性があるか等を推定できので、よって、より詳細な不正の検討を簡便に実施できる。
また、前記各実施例によれば、図12に示す台別大当り情報画面において、第2特定遊技状態となる小当り中における差玉数の変化を含まない大当り中差玉平均が表示されるので、純粋に大当りのみにおける差数の変化の平均値を提供でき、遊技場は、大当り状態において入賞し易い状態とされる大入賞口周りの正確な釘調整が可能となる。
また、前記各実施例によれば、第2特定遊技状態である小当りのみにおける差数の変化の平均値である小当り中差玉平均が図12に示す台別大当り情報画面において表示されて提供されるので、小当りが遊技者の利益にどの程度関係するのかを容易に把握することができる。これにより、例えば、小当りにおける遊技者の利益がほとんどないような小当り中差玉平均であれば大当りのみを対象とした釘調整を実施すれば良いし、小当りにおける遊技者の利益がある程度出ているような小当り中差玉平均であれば、小当りも考慮した釘調整を実施すれば良いと判断でき、これら小当りを考慮した釘調整の必要の有無を簡便に判断できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、遊技機として、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態として、確率変動状態が発生するパチンコ機2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機として、図17に示すように、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態が時短状態であるパチンコ機にも、本発明を適用することができる。
また、前記実施例においては、小当りにおいて、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施されるパチンコ機2としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第2特定遊技状態となる小当り状態においては、例えば、前述の大当り状態における第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御を、大当り状態における上限回数である15回よりも少ない、例えば1回または2回とした小当りを実施するようにしても良い。
また、前記実施例1においては、大当り判定閾値時間として、小当りが発生している時間に、所定時間となる2秒を加えた時間を設定していることから、これら小当りが終了した時間と大当り判定閾値時間が設定されている大当り判定タイマがタイマアップした時間との差が殆どないことから、これら大当り判定タイマがタイマアップして小当りの発生と判断された時点において小当り情報テーブルに終了時差玉数を記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら終了時差玉数を記憶を、小当りが終了したことを、小当り終了時に確変状態が発生して遊技状態データが「010」となった時点において、前回遊技状態データが通常遊技状態を示す「000」であるかを判定し、該判定において前回遊技状態データが「000」である場合に終了時差玉数を記憶するようにしても良い。
また、前記実施例2においては、大当り判定時間を計時タイマにより計時しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら大当り判定時間を、計時開始時の時刻を記憶しておき、計時終了時の時刻との時間差から特定しても良い。
また、前記各実施例においては、大当り信号2が通常または確変大当り並びに小当りが発生している間並びに確率変動状態または時短状態が発生している間において出力される例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、大当り信号1が通常または確変大当り並びに小当りが発生している間においてのみ出力され、大当り信号2が確率変動状態においてのみ出力され、時短信号が時短状態においてのみ出力されるようにすることで、これら大当り信号1、大当り信号2、時短信号の各信号単独の入力の有無により、各遊技状態の期間を特定できるようにしても良い。
また、前記各実施例において用いたパチンコ機2においては、確率変動状態中は、時短状態にもなるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、確率変動状態中は、時短状態とならないパチンコ機であっても良い。
また、前記各実施例においては、各パチンコ機2毎に大当り中差玉平均を算出して、図12の台別大当り情報画面に示すように表示出力しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら大当り中差玉平均の算出や表示出力を実施しないものとしても良い。
また、前記各実施例においては、各パチンコ機2毎に小当り中差玉平均を算出して、図12の台別大当り情報画面に示すように表示出力しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら小当り中差玉平均の算出や表示出力を実施しないものとしても良い。
また、前記各実施例においては、各パチンコ機2とホールコンピュータ140とを、収集ユニット5や中継ユニット6を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2を中継ユニット6を介さずに収集ユニット5のみを介して接続したり、更には、ホールコンピュータ140に複数のパチンコ機2からの出力信号を入力可能なI/Oボード等を搭載しておき、これらホールコンピュータ140とパチンコ機2とを直接接続するようにしても良く、各パチンコ機2とホールコンピュータ140との接続形態は適宜に選択すれば良い。
また、前記各実施例においては、通常大当り、確変大当り、小当りのいずれを発生させるかを抽選により決定し、その抽選結果に応じて停止表示図柄を決定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、抽選結果とは無関係に停止表示図柄を決定しても良い。例えば、確変大当りで「777」を表示するとともに、小当りでも同様に「777」を表示するようにしても良い。
また、前記各実施例においては、スタート回数確定処理を行う際に、受信する送信データ列中に含まれるスタート回数データからリセット時点総スタート回数を差し引くことにより大当り間スタート回数の更新を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各パチンコ機2の大当り間スタート回数のみを個々にカウントするカウンタを用いるようにしても良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて前記第2遊技状態(確率変動状態)を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機を管理する管理装置(ホールコンピュータ140)であって、前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報(スタート信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)と、前記第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報(大当り信号2、時短信号)とを入力するための情報入力手段(通信部149、中継ユニット6、収集ユニット5)と、前記演出制御が実施された回数である演出実行回数(大当り間スタート回数)を記憶するための演出実行回数記憶手段(記憶装置145;遊技情報テーブル)と、前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(CPU142;遊技情報更新処理、S2)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段(CPU142;閾値時間設定処理)と、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じ
て計時を開始する計時手段(CPU142;遊技情報更新処理(S9))と、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点(大当り判定タイマがタイマアップした時点)において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているとき(遊技状態データが「110」であるとき)、前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数(1回前のスタート回数)を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理(スタート回数確定処理)を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段(CPU142;割込処理)と、前記特定遊技状態判定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理)による第1特定遊技状態(大当り状態)の発生または第2特定遊技状態(小当り状態)の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報(大当り信号2)の入力に対応する前記第2遊技状態(確率変動状態)が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態(確変大当り後確変)であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態(小当り後確変)であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段(CPU142;遊技情報更新処理、S14、割込処理、SW5、大当り判定処理、Sd4)と、前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態(大当り状態)が、前記第1遊技状態(通常遊技状態)中にて発生した第1特定遊技状態(通常中大当り)であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中(確変大当り後確変中)において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中(小当り後確変中)において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理
)と、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報(発生時刻)と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数(大当り間スタート回数)とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報(「11」、「01」、「00」)を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段(記憶装置145;大当り情報テーブル)と、前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか(表示なし)、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能(○、●)に出力する出力手段(CPU142;表示処理)と、を備える。
本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて前記第2遊技状態(確率変動状態)を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機を管理する管理装置(ホールコンピュータ140)であって、前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報(スタート信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)と、前記第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報(大当り信号2、時短信号)とを入力するための情報入力手段(通信部149、中継ユニット6、収集ユニット5)と、前記演出制御が実施された回数である演出実行回数(大当り間スタート回数)を記憶するための演出実行回数記憶手段(記憶装置145;遊技情報テーブル)と、前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(CPU142;遊技情報更新処理)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段(CPU142;閾値時間設定処理)と、前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入
力時点までの時間を計時する計時手段(CPU142;遊技情報更新処理)と、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間(大当り判定閾値時間)よりも長いときは前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数(1回前のスタート回数)を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理(スタート回数確定処理)を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときは前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段(CPU142;大当り判定処理)と、前記特定遊技状態判定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理)による第1特定遊技状態(大当り状態)の発生または第2特定遊技状態(小当り状態)の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報(大当り信号2)の入力に対応する前記第2遊技状態(確率変動状態)が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態(確変大当り後確変)であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態(小当り後確変)であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段(CPU142;遊技情報更新処理、S14、割込処理、SW5、大当り判定処理、Sd4)と、前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態(大当り状態)が、前記第1遊技状態(通常遊技状態)中にて発生した第1特定遊技状態(通常中大当り)であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中(確変大当り後確変中)において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中(小当り後確変中)において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理)と、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報(発生時刻)と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断さ
れることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数(大当り間スタート回数)とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第2遊技状態の種別を含む前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報(「11」、「01」、「00」)を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段(記憶装置145;大当り情報テーブル)と、前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか(表示なし)、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能(○、●)に出力する出力手段(CPU142;表示処理)と、を備える。
本発明の請求項は、前記情報入力手段(通信部149、中継ユニット6、収集ユニット5)には、前記遊技機(パチンコ機2)において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報(賞球信号)とがさらに入力され、前記特定遊技状態判定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理)にて発生が判断された全ての第1特定遊技状態(大当り状態)における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)と付与媒体数特定情報(賞球信号)から特定される付与遊技媒体数(賞球数)との差数(差玉)と、第1特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値(大当り中差玉平均)を算出する第1平均差数変化算出手段(CPU142;大当り情報テーブル更新処理)を備え、前記出力手段(CPU142;表示処理)は、前記第1平均差数変化算出手段にて算出された平均値(大当り中差玉平均)を出力する。
本発明の請求項は前記情報入力手段(通信部149、中継ユニット6、収集ユニット5)には、前記遊技機(パチンコ機2)において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報(賞球信号)とがさらに入力され、前記特定遊技状態判定手段(CPU142;割込処理、大当り判定処理)にて発生が判断された全ての第2特定遊技状態(小当り状態)における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)と付与媒体数特定情報(賞球数)から特定される付与遊技媒体数との差数(差玉)と、第2特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第2特定遊技状態1回当たりの差数の平均値(小当り中差玉平均)を算出する第2平均差数変化算出手段(CPU142;小当り情報テーブル更新処理)を備え、前記出力手段(CPU142;表示処理)は、前記第2平均差数変化算出手段にて算出された平均値(小当り中差玉平均)を出力する。
本発明の実施例1における遊技用システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。 本発明の実施例1におけるパチンコ機の操作部を示す上面図である。 本発明の実施例1に用いたホールコンピュータの構成を示すブロック図である。 本発明の本実施例1に用いたパチンコ機とホールコンピュータとの接続状態を示すブロック図である。 本発明の本実施例1に用いたパチンコ機から出力される各信号の出力形態を示す図である。 本発明の本実施例1に用いた収集ユニットにおける入力信号と送信データの相関を示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータに記憶されている遊技情報テーブルを示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータに記憶されている大当り情報テーブルを示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータに記憶されている小当り情報テーブルを示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータにおいて表示される閾値設定画面を示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータにおいて表示される台別大当り情報画面を示す図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータにおける遊技情報更新処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例1のホールコンピュータにおける割込処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例2のホールコンピュータにおける遊技情報更新処理の処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例2のホールコンピュータにおける大当り判定処理の処理内容を示すフロー図である。 パチンコ機から出力される各信号のその他の出力形態を示す図である。
符号の説明
2 パチンコ機
3 カードユニット
5 収集ユニット
6 中継ユニット
8 通信ケーブル
9 信号ケーブル
10 通信ケーブル
26 アウト球計数器
109 特別可変表示部
140 ホールコンピュータ(管理装置)
141 データバス
142 CPU(中央演算処理回路)
143 RAM
144 RTC
145 記憶装置
146 入力装置
147 表示装置
148 プリンタ
149 通信部
298 情報出力基板

Claims (4)

  1. 遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機を管理する管理装置であって、
    前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報とを入力するための情報入力手段と、
    前記演出制御が実施された回数である演出実行回数を記憶するための演出実行回数記憶手段と、
    前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段と、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段と、
    前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
    前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段による第1特定遊技状態の発生または第2特定遊技状態の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報の入力に対応する前記第2遊技状態が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段と、
    前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態が、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段と、
    前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機における遊技情報を管理する管理装置であって、
    前記演出制御が行われたことを特定可能な演出実行情報と、前記第1特定遊技状態もしくは前記第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報とを入力するための情報入力手段と、
    前記演出制御が実施された回数である演出実行回数を記憶するための演出実行回数記憶手段と、
    前記情報入力手段への前記演出実行情報の入力に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段と、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段と、
    前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときは前記第1特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を前回の第1特定遊技状態から当該発生が判断された第1特定遊技状態までの演出実行回数として確定し、前記演出実行回数更新手段に新たに演出実行回数の加算更新を開始させる演出実行回数確定処理を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときは前記第2特定遊技状態の発生と判断するとともに、前記演出実行回数確定処理を行わない特定遊技状態判定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段による第1特定遊技状態の発生または第2特定遊技状態の発生の判定結果に基づいて、前記第2遊技状態情報の入力に対応する前記第2遊技状態が、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態であるか、或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態であるかを特定する第2遊技状態種別特定手段と、
    前記情報入力手段へ入力される前記第2遊技状態情報および前記第2遊技状態種別特定手段による特定結果に基づいて、前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された第1特定遊技状態が、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第2遊技状態種別特定手段にて特定した前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかの種別を特定する特定遊技状態種別特定手段と、
    前記特定遊技状態判定手段にて発生と判断された各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報と、当該第1特定遊技状態が発生したと判断されることにより前記演出実行回数確定処理により確定された演出実行回数とに対応付けて記憶するとともに、各第1特定遊技状態に対応付けて、前記特定遊技状態種別特定手段にて特定された前記第1特定遊技状態の種別を特定可能な種別特定情報を記憶するための第1特定遊技状態発生履歴記憶手段と、
    前記第1特定遊技状態発生履歴記憶手段に記憶されている各第1特定遊技状態を、当該第1特定遊技状態に対応付けて記憶されている演出実行回数に対応付けて、前記発生順序特定情報により特定される発生順に並べて出力するとともに、前記種別特定情報に基づいて、各第1特定遊技状態を、前記第1遊技状態中にて発生した第1特定遊技状態であるか、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるか或いは前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態中において発生した第1特定遊技状態であるかを特定可能に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  3. 前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報とがさらに入力され、
    前記特定遊技状態判定手段にて発生が判断された全ての第1特定遊技状態における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数と、第1特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第1特定遊技状態1回当たりの差数の平均値を算出する第1平均差数変化算出手段を備え、
    前記出力手段は、前記第1平均差数変化算出手段にて算出された平均値を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
  4. 前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報とがさらに入力され、
    前記特定遊技状態判定手段にて発生が判断された全ての第2特定遊技状態における、前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数と付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数との差数と、第2特定遊技状態の発生回数とを集計するとともに、該集計結果に基づいて、第2特定遊技状態1回当たりの差数の平均値を算出する第2平均差数変化算出手段を備え、
    前記出力手段は、前記第2平均差数変化算出手段にて算出された平均値を出力することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の管理装置。
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