JP2006217455A - リングオシレータ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも細かい可変幅で発振周期を微調整することができるリングオシレータ回路を提供する。
【解決手段】リングオシレータ本体は、複数の論理ゲートのうちの1つが2入力以上の切替回路であって、切替回路の出力信号が、第1の経路を介して入力される第1の信号に応じて立ち上がり、第2の経路を介して入力され、第1の信号と同一極性で伝播遅延時間が2段分のインバータの遅延時間に相当する時間だけ異なる第2の信号に応じて立ち下がる。デューティ補正回路は、複数の論理ゲートのうちの1つである第1の論理ゲートの出力信号の立ち上がりを検出する第1の検出回路と、第1の論理ゲートの次の段の第2の論理ゲートとなるインバータの、第1の論理ゲートの出力信号と逆極性の出力信号の立ち上がりを検出する第2の検出回路と、第1および第2の検出回路の出力信号を合成する合成回路と、合成回路の出力信号を2分周し、クロックとして出力する分周器とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばPLL(位相同期ループ)の電圧制御発振器(VCO)などで用いられるリングオシレータ回路に関するものである。
リングオシレータ回路は、所定周波数のクロックを出力するもので、例えばクロックの停止もしくは発振を制御するための制御回路としての1個のNANDゲートやNORゲートと、遅延回路としての偶数個のインバータとをリング状に接続して構成される。上記PLLのVCOでは、インバータとして、その速度(遅延時間)がコントロール電圧に応じて変化する速度可変型のインバータが用いられる。
以下、制御回路として2入力のNANDゲートと、遅延回路として4段および6段のインバータとによって構成されるリングオシレータ回路の場合を例に挙げて、従来のリングオシレータ回路の問題点について説明する。
図9に示すリングオシレータ回路18は、制御回路となるNANDゲートi0と、遅延回路となる4個のインバータi1〜i4とによって構成されている。NANDゲートi0には、イネーブル信号Enableとインバータi4の出力信号とが入力されている。NANDゲートi0の出力信号は、クロックOSCoutとして出力されるとともに、インバータi1に入力され、インバータi1〜i3の出力信号が順次次段のインバータi2〜i4に入力されている。
リングオシレータ回路18の場合、クロックOSCoutは、図10のタイミングチャートに示すように、Enable=0で停止し、Enable=1で発振する。Enable=0の時、各論理ゲートi0〜i4の出力信号は以下のようになる。
i0=1
i1=0
i2=1
i3=0
i4=1
すなわち、クロックOSCout(=i0)は1で停止している。
一方、Enableが0から1になると、図10のタイミングチャートに示すように、各論理ゲートi0〜i4の出力信号は以下のように順次変化する。
i0:1→0
i1:0→1
i2:1→0
i3:0→1
i4:1→0
i0:0→1
i1:1→0
i2:0→1
i3:1→0
i4:0→1
以上で1周期であり、以後上記の周期が繰り返される。すなわち、クロックOSCoutの発振周期(=1周期に要する遅延時間)は、NANDゲートの遅延時間×2段分+インバータの遅延時間×8段分となる。ここで、NANDゲートの遅延時間がインバータの遅延時間と比べて小さく、無視することができるとすると、クロックOSCoutの発振周期は、簡略的に、インバータの遅延時間×8段分と見なすことができる。
次に、図11に示すリングオシレータ回路20は、図9に示すリングオシレータ回路18において、インバータi5およびi6を追加してインバータの段数を6段にしたものである。インバータi4およびi5の出力信号が順次次段のインバータi5およびi6に入力され、NANDゲートi0には、イネーブル信号Enableとインバータi6の出力信号が入力されている。また、その動作を図12のタイミングチャートに示す。
図11に示すリングオシレータ回路20から出力されるクロックOSCoutの発振周期は、図9に示すリングオシレータ回路18の場合と同様に、簡略的にインバータの遅延時間×12段分と見なすことができる。すなわち、インバータが6段のリングオシレータ回路20は、インバータが4段のリングオシレータ回路18と比べて、クロックOSCoutの発振周期が1.5倍に急増することが分かる。
上記のように、インバータの段数を4段から6段に変更するなど、リングオシレータ回路を利用する際、さまざまな発振周波数を実現するために、インバータの段数を変更して対応することは一般的に行われる方法である。
例えば、特許文献1には、7個のインバータと、それに4個のインバータを加えた合計11個のインバータとを切替えることによって、2通りに発振周波数を変更する例が示されている。また、特許文献2では、6通りにバッファの段数を切替えることによって幅広い発振周波数を実現する例が示されている。さらに、特許文献3では、インバータの段数切替えの方法について、より具体的な回路例が示されている。
なお、特許文献2に開示のクロック発生回路では、1個のバッファを単位として、その段数を切替えることが出来るような図が示されているが、1個のバッファは2個のインバータを直列に接続して実現されるものであるから、上記4個および6個のインバータで構成されるリングオシレータ回路のように、偶数個のインバータを単位として追加して遅延時間を調整するものと同じである。
特開平3−217917号公報 特開昭63−211919号公報 特許第2933286号公報
上記のように、制御回路としてNANDゲートi0を使用したリングオシレータ回路18および20では、インバータの段数を変更する場合、偶数段で変更する必要がある。インバータの段数を奇数段にすると、リングオシレータ回路全体として信号の反転回数が偶数回となり、クロックOSCoutが発振しないからである。このため、インバータの段数を変更する場合、4段から5段ではなく6段に変更する必要がある。
次に、VCOとして、速度可変型のインバータで構成されたリングオシレータ回路を用いたPLLを構成する場合を考える。様々な発振周波数に対応するため、リングオシレータ回路の段数を切替えるが、段数の切替えだけでは離散的な発振周波数しか実現できない。このため、それら離散的な発振周波数の間の発振周波数は、コントロール電圧に応じて、速度可変型インバータの速度を調整することにより対応しなければならない。
既に述べたように、インバータの段数は偶数段で変更しなければならず、上記のように、インバータの段数を4段から6段に変更した場合、その発振周期は約1.5倍に急増する。従って、このリングオシレータ回路で構成されたVCOを用いるPLLにおいて、その間の周波数にも対応するためには、個々の速度可変型インバータの遅延時間を約1.5倍まで可変できるように設計する必要がある。
一方で、PLLの安定度(ジッタなど)に着目すると、過度なVCOの可変幅(可変感度)は特性に悪影響を与える。可変幅が広くなると可変感度が高くなり、ジッタが大きくなる原因の1つとなる。すなわち、前述のインバータが4段と6段のリングオシレータ回路の発振周期が約1.5倍も離れてしまうことは、リングオシレータ回路をVCOとして用いる上で、特性面での大きなデメリットとなる。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、従来よりも細かい可変幅で発振周期を微調整することができるリングオシレータ回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の論理ゲートがリング状に接続されて構成されたリングオシレータ本体と、該リングオシレータ本体から出力される信号のデューティを補正するデューティ補正回路とを備えるリングオシレータ回路であって、
前記リングオシレータ本体は、前記複数の論理ゲートのうちの1つが2入力以上の切替回路であって、該切替回路の出力信号が、第1の経路を介して入力される第1の信号に応じて立ち上がり、第2の経路を介して入力され、前記第1の信号と同一極性で伝播遅延時間が2段分のインバータの遅延時間に相当する時間だけ異なる第2の信号に応じて立ち下がるものであり、
前記デューティ補正回路は、前記複数の論理ゲートのうちの1つである第1の論理ゲートの出力信号の立ち上がりを検出する第1の検出回路と、前記第1の論理ゲートの次の段の第2の論理ゲートとなるインバータの、前記第1の論理ゲートの出力信号と逆極性の出力信号の立ち上がりを検出する第2の検出回路と、前記第1および第2の検出回路の出力信号を合成する合成回路と、該合成回路の出力信号を2分周し、クロックとして出力する分周器とを備えることを特徴とするリングオシレータ回路を提供するものである。
ここで、該リングオシレータ回路は、PLLの電圧制御発振器で用いられるもので、前記論理ゲートは、前記電圧制御発振器に入力されるコントロール電圧に応じて、その遅延時間が変化するものであることが好ましい。
本発明のリングオシレータ回路では、等価的に、インバータの段数を1段単位で変更することができ、従来よりも細かい可変幅でクロックの発振周期を微調整することができる。従って、本発明のリングオシレータ回路が適用された電圧制御発振器を用いるPLLにおいて、速度可変型インバータの速度可変範囲が従来よりも狭くて済むため、PLLの安定度を向上させることができ、ジッタなどの特性を改善することができる。また、デューティ補正回路を備えることによって、デューティが50%に補正されたクロックを出力することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のリングオシレータ回路を詳細に説明する。
図1は、本発明のリングオシレータ回路の構成を表す一実施形態の回路図である。同図に示すリングオシレータ回路10は、複数の論理ゲートがリング状に接続されて構成され、そのうちの1つの論理ゲートから所定周波数のクロックOSCoutを出力するもので、制御回路兼切替回路となる3入力のNANDゲートi0と、遅延回路となる6個のインバータi1〜i6とを備えている。
ここで、NANDゲートi0には、イネーブル信号Enableとインバータi4およびi6の出力信号とが入力されている。NANDゲートi0の出力信号は、クロックOSCoutとして出力されるとともに、インバータi1に入力され、インバータi1〜i5の出力信号が順次次段のインバータi2〜i6に入力されている。
リングオシレータ回路10の場合も、クロックOSCoutは、図2のタイミングチャートに示すように、Enable=0で停止し、Enable=1で発振する。Enable=0の時、各論理ゲートi0〜i6の出力信号は以下のようになる。
i0=1
i1=0
i2=1
i3=0
i4=1
i5=0
i6=1
すなわち、クロックOSCout(=i0)は1で停止している。
Enableが0から1になると、図2のタイミングチャートに示すように、各論理ゲートi0〜i6の出力信号は以下のように順次変化する。
i0:1→0
i1:0→1
i2:1→0
i3:0→1
i4:1→0
i0:0→1 … i0が0→1となる変化はi4から伝播する。
i1:1→0
i2:0→1
i3:1→0
i4:0→1
i5:1→0
i6:0→1
i0:1→0 … i0が1→0となる変化はi6から伝播する。
以上で1周期であり、以後上記の周期が繰り返される。すなわち、リングオシレータ回路10から出力されるクロックOSCoutの発振周期は、NANDゲートの遅延時間×2段分+インバータの遅延時間×10段分となる。同様に、NANDゲートの遅延時間を無視することができるとすると、クロックOSCoutの発振周期は、簡略的に、インバータの遅延時間×10段分と見なすことができる。
ここで、リングオシレータ回路10では、制御回路兼切替回路としてNANDゲートi0を用いている。このため、その3つの入力信号Enable、i4およびi6の出力信号のうちの少なくとも1つが0になればNANDゲートi0の出力信号は1となる。一方、NANDゲートi0の出力信号は、3つの入力信号Enable、i4およびi6の出力信号の全てが1にならなければ0にはならない。
このため、上述のように、i0が0→1となる(=OSCoutが立ち上がる)時の伝播経路がi0→i1→i2→i3→i4→i0となるのに対して、i0が1→0となる(=OSCoutが立ち下がる)時の伝播経路は、i0→i1→i2→i3→i4→i5→i6→i0となる。すなわち、クロックOSCoutの立ち上がりの時と立ち下がりの時とで信号の伝播経路が異なっている。
つまり、リングオシレータ回路10は、クロックOSCoutの立ち上がりの時の信号の伝播経路がインバータ4段のリングオシレータ回路と同じで、なおかつ、その立ち下がりの時の信号の伝播経路がインバータ6段のリングオシレータ回路と同じリングオシレータ回路として動作する。その結果、リングオシレータ回路10によって、等価的にインバータが5段のリングオシレータ回路が実現される。
従来のリングオシレータ回路では、例えばインバータの段数を4段から6段に変更することしかできず、その場合、クロックOSCoutの発振周期の変化が約1.5倍となることは述べた通りである。これに対し、リングオシレータ回路10の場合、等価的にインバータが5段のリングオシレータ回路が実現されているため、そのクロックの発振周期の変化は、インバータが4段のリングオシレータ回路の場合の1.25倍に留まる。
すなわち、リングオシレータ回路10では、等価的に、インバータの段数を4段から5段相当に1段単位で変更することができ、従来よりも細かい可変幅でクロックOSCoutの発振周期を微調整することができる。
従って、電圧制御発振器として、速度可変型のインバータで構成されたリングオシレータ回路10を用いたPLLにおいて、連続した周波数範囲をカバーするためには、速度可変型インバータの速度(=遅延時間)を1.25倍まで可変できるだけでよい。すなわち、速度可変範囲が従来よりも狭くてよいため、PLLの安定度が増し、ジッタなどの特性を改善することができる。
なお、本発明のリングオシレータ回路は、上記実施形態の構成に限定されない。
すなわち、本発明のリングオシレータ回路は、リング状に接続された複数の論理ゲートのうちの1つが2入力以上の切替回路であって、この切替回路の出力信号が、第1の経路を介して入力される第1の信号に応じて立ち上がり、第2の経路を介して入力され、第1の信号と同一極性で伝播遅延時間が異なる第2の信号に応じて立ち下がるものであればよい。
図1に示すリングオシレータ回路10において、3入力のNANDゲートi0は、イネーブル信号Enableによって、リングオシレータ回路10から出力されるクロックOSCoutの停止もしくは発振を制御するための制御回路としての機能と、上記第1および第2の経路を介して入力される第1および第2の信号とを切り替えるための切替回路としての機能とを併せ持つ制御回路兼切替回路として一体型に構成されている。
リングオシレータ回路10では、制御回路兼切替回路として3入力のNANDゲートを使用しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3および図4に示すリングオシレータ回路12および14のように、3入力NANDゲートの代わりに、2入力OR−NAND複合ゲートや3入力NORゲートなどの3入力以上の各種の論理ゲートを使用しても同様の機能を実現することができる。
また、本発明のリングオシレータ回路では、制御回路と切替回路とを別々の論理ゲートによって構成してもよい。また、制御回路は、本発明のリングオシレータ回路にとって必須の構成要素ではなく、不要であれば省略してもよい。
例えば、制御回路が不要である場合、図1に示すリングオシレータ回路10は、制御回路兼切替回路としての3入力のNANDゲートi0を、切替回路としての2入力のNANDゲートとすることができる。また、図3および図4に示すリングオシレータ回路12および14の場合、制御回路兼切替回路としての2入力OR−NAND複合ゲートおよび3入力NORゲートを切替回路としての2入力NORゲートとすることができる。
また、制御回路と切替回路とを別々の論理ゲートで構成する場合、例えば図5に示すリングオシレータ回路16のように、制御回路として、イネーブル信号Enableとインバータi6の出力信号とが入力される2入力のNANDゲートi0を用い、切替回路として、インバータi2およびi4の出力信号が入力される2入力のNANDゲートi5を用いることでも同様の機能を実現できる。
すなわち、第1および第2の信号は、切替回路に入力される。また、第1および第2の信号は、切替回路の1段前(直前)の第1の論理ゲートの出力信号と、第1の論理ゲートの出力信号と同一極性で伝播遅延時間の異なる、第1の論理ゲートよりもさらに1段以上前の第2の論理ゲートの出力信号となる。
なお、切替回路には、3本以上の信号を入力することもできる。例えば、リングオシレータ回路10において、第3の信号として、インバータi2の出力信号をNANDゲートi0に入力することも可能である。しかし、3本以上の信号を切替回路に入力しても、最初に変化する信号(i2)と最後に変化する信号(i6)との間で変化する信号(i4)は、クロックOSCoutの変化に寄与しない。このため、切替回路には、最初に変化する信号と最後に変化する信号との2本の信号を入力するだけで必要十分である。
また、リングオシレータ回路10では、制御回路兼切替回路として3入力のNANDゲートと、遅延回路として偶数段のインバータとを使用しているが、これも限定されない。例えば、NANDゲートi0とその次の段(直後)のインバータi1とを合わせてANDゲートとすることも可能である。この場合、インバータの段数は奇数個となる。また、連続する2段のインバータをバッファで構成することも可能である。
また、本発明のリングオシレータ回路は、2つの経路を構成するインバータの段数が4段と6段のものに限定されず、任意の偶数段とすることができる。例えば、2つの経路のインバータの段数を8段と10段とした場合、等価的にインバータが9段のリングオシレータ回路を実現できる。従来は、インバータの段数を8段から10段に変更すると、クロックOSCoutの発振周期の変化が約1.25倍となるのに対し、本発明の場合、約1.125倍の変化へと緩和される。
リングオシレータ回路10の場合、第1および第2の経路のインバータの段数差は、第1および第2の信号を同一極性とするために偶数段としている。しかし、両者の間のインバータの段数差が大きくなるに従って、クロックOSCoutのデューティ(ハイレベルのパルス幅とローレベルのパルス幅との比)が崩れる割合も大きくなる。このため、2つの経路の間のインバータの段数差は、最小とする(リングオシレータ回路10の場合、インバータ2段とする)のが最も好ましい。
ところで、リングオシレータ回路から出力されるクロックのデューティを補正する有効な手法として、例えばリングオシレータ回路を構成する遅延回路自体の遅延時間を利用するものや、クロックのデューティを補正するための遅延素子をリングオシレータ回路内に追加するものなどがある。例えば、遅延回路自体の遅延時間を利用してクロックのデューティを補正する例として、特開平9−246920号公報や特開平5−122019号公報に開示のリングオシレータ回路がある。
上記各公報に開示されたリングオシレータ回路は、遅延回路となるインバータの、あるノードの出力信号と他のノードの出力信号との論理和や論理積をとることにより、リングオシレータ回路から出力されるクロックのデューティを変更するものである。このように、遅延回路自体の遅延時間を利用すると、遅延回路となるインバータの1段当たりの遅延時間を単位としてクロックのデューティを調整することができる。
しかし、上記従来の遅延回路の遅延時間を利用してクロックのデューティを補正する手法は、リングオシレータ回路から出力されるクロックのデューティが1:1(=50%)であることを前提として、クロックのデューティを任意の比率に変更するものである。
ところが、本発明のリングオシレータ回路から出力されるクロックOSCoutは、前述のように、そのデューティが50%とはならない。例えば、第1および第2の経路のインバータの段数差が最小のインバータ2段分である場合、遅延回路となるインバータの段数をX段(Xは4以上の偶数)とすると、クロックOSCoutのデューティはX:(X−2)(またはその逆)となる。
このため、従来の遅延回路の遅延時間を利用してクロックのデューティを補正する手法では、本発明のリングオシレータ回路から出力されるクロックのデューティを適切に補正することができない。
以下、上記のように、クロックのデューティがX:(X−2)となる本発明のリングオシレータ回路において、クロックのデューティを50%に補正する機能を備える具体的な実施形態を挙げて説明する。
図6は、本発明のリングオシレータ回路の構成を表す別の実施形態の回路図である。同図に示すリングオシレータ回路22は、上記の通り、クロックのデューティを50%に補正する機能を備えるもので、複数の論理ゲートがリング状に接続されて構成されたリングオシレータ本体24と、リングオシレータ本体24から出力される信号(デューティがX:(X−2)のクロック)のデューティを50%に補正するデューティ補正回路26とを備えている。
リングオシレータ本体24は、基本的に、図1に示すリングオシレータ回路10と同様の構成のものであるが、遅延回路となるインバータの段数はX(Xは4以上の偶数)段で、第1および第2の経路のインバータの段数差は2段である。すなわち、リングオシレータ本体24は、等価的に、インバータが(X−1)段のリングオシレータ回路と同様に動作する。
続いて、デューティ補正回路26は、NANDゲートの出力信号Aの立ち上がりを検出する第1の検出回路28aと、その次の段のインバータの出力信号Bの立ち上がりを検出する第2の検出回路28bと、これら第1および第2の検出回路28a、28bの出力信号QAおよびQBの論理和をとるための合成回路となるORゲート30と、ORゲート30の出力信号を2分周し、デューティが50%に補正されたクロックOSCoutを出力する分周器32とを備えている。
ここで、第1の検出回路28aは、フリップフロップ34aによって構成されている。フリップフロップ34aのデータ入力端子Dは電源に接続され、そのクロック入力端子にはNANDゲートの出力信号Aが入力されている。また、フリップフロップ34aのデータ出力端子Qから出力される信号QAは、ORゲート30の一方の入力端子に入力されるとともに、フリップフロップ34a自身のクリア入力端子CLRに入力されている。
同様に、第2の検出回路28bはフリップフロップ34bによって構成されている。フリップフロップ34bのデータ入力端子Dは電源に接続され、そのクロック入力端子にはインバータの出力信号Bが入力されている。また、フリップフロップ34bのデータ出力端子Qから出力される信号QBは、ORゲート30の他方の入力端子に入力されるとともに、フリップフロップ34b自身のクリア入力端子CLRに入力されている。
分周器32はフリップフロップ36によって構成されている。フリップフロップ36のデータ入力端子Dには、その反転データ出力端子Q ̄から出力される信号が入力され、そのクロック入力端子には、ORゲート30の出力信号Cが入力されている。フリップフロップ36のデータ出力端子Qから出力される信号が、リングオシレータ回路22から出力されるクロックOSCoutとされている。
次に、図7のタイミングチャートを参照しながら、リングオシレータ回路22の動作を説明する。
前述の通り、リングオシレータ本体24は、等価的に、インバータが(X−1)段のリングオシレータ回路と同様に動作する。例えばNANDゲートの出力信号Aおよびインバータの出力信号Bは、Enable=0で停止し、Enable=1で発振する。
Enable=1の時、図7に示すように、NANDゲートの出力信号Aのデューティは(X−2):Xとなり、インバータの出力信号BのデューティはX:(X−2)となる。インバータの出力信号Bは、NANDゲートの出力信号Aとは逆極性で、NANDゲートの出力信号Aに対して、インバータ自身の遅延時間に相当する時間(1段分のインバータの遅延時間)だけ遅延された信号となる。
デューティ補正回路26では、第1の検出回路28aによって、NANDゲートの出力信号Aの立ち上がりが検出され、第2の検出回路28bによって、インバータの出力信号Bの立ち上がりが検出される。
第1の検出回路28aでは、NANDゲートの出力信号Aが立ち上がる毎に、フリップフロップ34aの出力信号QAがハイレベルとなる。その後、出力信号QA自身によってフリップフロップ34aがクリアされ、出力信号QAはローレベルに戻る。すなわち、第1の検出回路28aからは、図7に示すように、NANDゲートの出力信号Aの立ち上がりから、所定パルス幅を持つハイレベルの検出信号QAが出力される。
第2の検出回路28bの動作は、第1の検出回路28aと同様である。すなわち、第2の検出回路28bからは、図7に示すように、インバータの出力信号Bの立ち上がりから、所定パルス幅を持つハイレベルの検出信号QBが出力される。
前述のように、NANDゲートの出力信号Aとインバータの出力信号Bとは、1段分のインバータの遅延時間に相当する時間だけずれている。このため、NANDゲートの出力信号Aの立ち上がりからインバータの出力信号Bの立ち上がりまでの間の時間と、インバータの出力信号Bの立ち上がりからNANDゲートの出力信号Aの立ち上がりまでの間の時間との比は、図7に示すように(X−1):(X−1)となる。
続いて、第1および第2の検出回路28a、28bから出力される検出信号QA、QBが、ORゲート30によって論理和がとられて合成される。これにより、ORゲート30の出力信号Cは、図7に示すように(X−1)の周期の信号となる。
そして最後に、ORゲート30の出力信号Cが分周器32によって2分周され、クロックOSCoutとして出力される。分周器30では、ORゲート30の出力信号Cが立ち上がる毎に、その出力信号であるクロックOSCoutがハイレベルからローレベルもしくはローレベルからハイレベルに変化する。これにより、クロックOSCoutのデューティは、図7に示すように(X−1):(X−1)の50%となる。
上記のように、リングオシレータ回路22からは、デューティが50%に補正されたクロックOSCoutが出力される。
なお、リングオシレータ本体24から出力される信号は、NANDゲートの出力信号Aおよびインバータの出力信号Bに限定されない。すなわち、第1および第2の検出回路28a、28bによって立ち上がりを検出する信号は、リングオシレータ本体24を構成する論理ゲートのうちの1つの出力信号と、その次の段の論理ゲートとなるインバータの出力信号との2つの信号であればよい。
また、第1および第2の検出回路28a、28b、分周器32の構成は図示例のものに限定されず、同様の機能を果たす別の構成のものであってもよい。また、ORゲート30は、第1および第2の検出回路28a、28bの出力信号を合成するものであって、これも同様の機能を果たす別の回路で構成することができる。例えば、第1および第2の検出回路28a、28bは、図8に示す構成のものを使用することもできる。
図8に示すリングオシレータ回路38において、第1および第2の検出回路28a、28bは、ANDゲート40a、40bによって構成されている。第1の検出回路28aのANDゲート40aには、NANDゲートの出力信号Aとインバータの出力信号Bとが入力されている。また、第2の検出回路28bのANDゲート40bには、インバータの出力信号Bとその次の段のインバータの出力信号Dとが入力されている。
第1の検出回路28aからは、NANDゲートの出力信号Aとインバータの出力信号Bとの論理積をとることによって、NANDゲートの出力信号AからANDゲート40aの遅延時間に相当するハイレベルのパルス幅を持つ信号が出力される。従って、図6に示す第1の検出回路28aと同様に、NANDゲートの出力信号Aの立ち上がりを検出することができる。また、第2の検出回路28bについても同様である。
また、本発明は、PLLのVCOなどで用いられる、速度可変型インバータによって構成されるリングオシレータ回路に限定されず、通常のインバータによって構成される各種のリングオシレータ回路に適用することができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明のリングオシレータ回路について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のリングオシレータ回路の構成を表す一実施形態の回路図である。 図1に示すリングオシレータ回路の動作を表すタイミングチャートである。 本発明のリングオシレータ回路の別の構成を表す回路図である。 本発明のリングオシレータ回路の別の構成を表す回路図である。 本発明のリングオシレータ回路の別の構成を表す回路図である。 本発明のリングオシレータ回路の構成を表す別の実施形態の回路図である。 図6に示すリングオシレータ回路の動作を表すタイミングチャートである。 本発明のリングオシレータ回路の別の構成を表す回路図である。 従来のリングオシレータ回路の構成を表す一例の回路図である。 図9に示すリングオシレータ回路の動作を表すタイミングチャートである。 従来のリングオシレータ回路の構成を表す別の例の回路図である。 図11に示すリングオシレータ回路の動作を表すタイミングチャートである。
符号の説明
10,12,14,16,18,20,22,38 リングオシレータ回路
24 リングオシレータ本体
26 デューティ補正回路
28a、28b 検出回路
30 ORゲート
32 分周器
34a、34b、36 フリップフロップ
40a、40b ANDゲート
i0〜i6 論理ゲート

Claims (2)

  1. 複数の論理ゲートがリング状に接続されて構成されたリングオシレータ本体と、該リングオシレータ本体から出力される信号のデューティを補正するデューティ補正回路とを備えるリングオシレータ回路であって、
    前記リングオシレータ本体は、前記複数の論理ゲートのうちの1つが2入力以上の切替回路であって、該切替回路の出力信号が、第1の経路を介して入力される第1の信号に応じて立ち上がり、第2の経路を介して入力され、前記第1の信号と同一極性で伝播遅延時間が2段分のインバータの遅延時間に相当する時間だけ異なる第2の信号に応じて立ち下がるものであり、
    前記デューティ補正回路は、前記複数の論理ゲートのうちの1つである第1の論理ゲートの出力信号の立ち上がりを検出する第1の検出回路と、前記第1の論理ゲートの次の段の第2の論理ゲートとなるインバータの、前記第1の論理ゲートの出力信号と逆極性の出力信号の立ち上がりを検出する第2の検出回路と、前記第1および第2の検出回路の出力信号を合成する合成回路と、該合成回路の出力信号を2分周し、クロックとして出力する分周器とを備えることを特徴とするリングオシレータ回路。
  2. 該リングオシレータ回路は、PLLの電圧制御発振器で用いられるもので、前記論理ゲートは、前記電圧制御発振器に入力されるコントロール電圧に応じて、その遅延時間が変化するものであることを特徴とする請求項1に記載のリングオシレータ回路。
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