JP2006206279A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリーニングブレードによって搬送ベルトから掻き取ったインクがクリーニングブレードに固着することを防止する。
【解決手段】 インクジェット記録装置12では、搬送ベルト28に当接したクリーニングブレード56が、クリーニング移動機構51によって、搬送ベルト28の幅方向に沿って移動され、クリーニングブレード56によって搬送ベルト28から掻き取られたインクが、搬送ベルト28の幅方向の端部に当接した吸収部材64に吸収される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録ヘッドのノズルから吐出されて搬送手段に付着した液滴をクリーニング部材でクリーニングする画像形成装置に関する。
インクジェット式の画像形成装置では、印字中に未使用ノズルが目詰まりを起すことを防止するために、電源オン時や印字開始前及び印字中に定期的にインク滴の吐出、所謂ダミージェットを、ダミージェット専用のインク受け又は搬送ベルト上に行う。ここで、搬送ベルト上にダミージェットを行う場合には、搬送ベルトに付着したインク滴をクリーニング機構によってクリーニングする。
このクリーニング機構としては、搬送ベルトに当接したブレードによって搬送ベルトに付着した液滴を掻き取る機構が一般的に用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。このブレードによるクリーニング機構では、画像形成装置の未使用時間が長くなると、ブレードに付着したインクが固着する。これによって、クリーニング不良が発生したり、搬送ベルトの搬送負荷が増大して搬送ベルトがスリップする等の搬送不良が発生したりする。
このため、特許文献1では、ブレードを搬送ベルトの下側に当接させ、搬送ベルトから掻き取られてブレードを伝って落ちるインクを、ブレードの下側に設けられた吸収部材で回収している。しかしながら、ブレードを伝うインクを吸収部材まで重力で落す方法を取っているので、インクの粘性や量によっては、インクが吸収部材まで落ちきれずにブレードに滞留してしまい、画像形成装置の未使用時間が長くなると、インクがブレードに固着してしまう。
また、特許文献2では、ブレードを搬送ベルトから離間可能とし、搬送ベルトの搬送負荷を軽減させているが、ブレードを搬送ベルトから離間させる際に、掻き取ったインクが搬送ベルト上に残留する。このため、ベルトに当接したロールや記録媒体をインクで汚してしまう。
また、特許文献1、2では、搬送ベルトの全体をクリーニングするためには、搬送ベルトの幅よりも幅が広いブレードが必要となり、クリーニング機構が大型化する。
特開2004−136533号公報 特開平4−31070号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、クリーニング部材によって搬送手段からクリーニングされた液体がクリーニング部材に固着することを防止する。また、クリーニング部材による搬送手段の磨耗や搬送負荷の増大を防止すると共に、搬送手段上に液体が残留することを防止する。さらに、クリーニング部材を小型化する。
請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される記録媒体にノズルから液滴を吐出する記録ヘッドと、前記搬送手段に当接して前記搬送手段に付着した液滴をクリーニングするクリーニング部材と、を備える画像形成装置であって、前記クリーニング部材を記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動させるクリーニング部材移動手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置では、記録ヘッドが、搬送手段によって搬送される記録媒体にノズルから液滴を吐出する。搬送手段にはクリーニング部材が当接しており、搬送手段に付着した液滴がクリーニングされる。
ここで、クリーニング部材は、クリーニング部材移動手段によって、記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動されて搬送手段に付着した液滴をクリーニングする。これによって、クリーニングした液体を搬送手段の幅方向の一端側又は他端側へ流し込んで回収することができるので、クリーニングしたインク等の液体がクリーニング部材に滞留してクリーニング部材に固着することを防止できる。従って、クリーニング不良の発生や、搬送手段の搬送負荷の増大に起因する搬送不良の発生等を防止できる。
また、クリーニング時以外は、クリーニング部材を、搬送手段の幅方向の一端側又は他端側に待機させることができるので、搬送手段の搬送負荷を低減できる。また、クリーニング部材を搬送手段の幅方向へ移動させて搬送手段から離間させるようにしたので、クリーニングした液体が搬送手段に残留しない。従って、搬送手段に当接したロールや記録媒体を、搬送手段に付着した液体で汚すことを防止できる。
さらに、クリーニング部材の幅を搬送手段の幅よりも短くしても、搬送手段の全幅をクリーニングできる。従って、クリーニング部材を小型化できる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記クリーニング部材が、少なくともブレードを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、ブレードが、クリーニング部材移動手段によって記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動されて、搬送手段に付着した液滴を搬送手段の幅方向の一端側又は他端側へ掻き出す。これによって、搬送手段から掻き取った液体をブレードに滞留させることなくブレードから回収できるので、インク等の液体がブレードに固着することを防止できる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記搬送手段の幅方向の一端側に設けられ、前記ブレードによって前記搬送手段から掻き取られた液体を回収する回収手段を有することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、ブレードがクリーニング部材移動手段によって記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動されると、搬送手段に付着した液滴が、ブレードによって搬送手段の幅方向の一端側に掻き出され、搬送手段の幅方向の一端側に設けられた回収手段に回収される。これによって、ブレードが搬送手段から掻き取った液体を素早く回収できるので、ブレードにインク等の液体が固着することを防止できる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記回収手段は、前記ブレードによって前記搬送手段から掻き取られた液体を吸収する第1吸収部材であることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、ブレードによって搬送手段から搬送手段の幅方向の一端側に掻き出された液体が、第1吸収部材に吸収されて回収される。ここで、ブレードを第1吸収部材に接触させて、ブレードに付着した液体を第1吸収部材で吸取ることで、ブレードに付着した液体を素早く回収することができる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記第1吸収部材を、前記搬送手段の幅方向の一端部に接離させる吸収部材移動手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、第1吸収部材が、吸収部材移動手段によって搬送手段の幅方向の一端部に接離される。これによって、クリーニング時には、第1吸収部材を搬送手段の幅方向の一端部に当接させることで、ブレードによって掻き取った液体を第1吸収部材で吸収することが可能になると共に、搬送手段の幅方向の一端部を清掃することが可能となる。一方、クリーニング時以外は、第1吸収部材を搬送手段の幅方向の一端部から離間させることで、搬送手段の搬送負荷、及び、搬送手段の幅方向の一端部と第1吸収部材の磨耗を低減することが可能となる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記第1吸収部材と前記搬送手段の幅方向の一端部との間に隙間を設け、第2吸収部材を前記搬送手段の幅方向の一端部に当接させたことを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置では、液体を吸収する第1吸収部材と搬送手段の幅方向の一端部との間に隙間が設けられ、第2吸収部材が、搬送手段の幅方向の一端部に当接されている。このため、第1吸収部材の磨耗を低減できるので、ブレードのクリーニングを長期間良好に行うことができる。
ここで、第1吸収部材と搬送手段の幅方向の一端部との間に隙間を設けたことによって、ブレードが搬送手段の幅方向の一端部から離れる際、搬送手段の幅方向の一端部に液体が残る恐れがある。しかし、搬送手段の幅方向の一端部に残った液体は、搬送手段の幅方向の一端部に当接した第2吸収部材に吸収される。なお、第2吸収部材は、ブレードのクリーニングに影響を及ぼさないので、磨耗は大きな問題にはならない。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記クリーニング部材を前記搬送手段に付着した液滴を吸収する吸収ロールとしたことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、吸収ロールが、クリーニング部材移動手段によって、記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動され、搬送手段に付着した液滴を吸収する。これによって、搬送手段とクリーニング部材の磨耗を低減することができる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記クリーニング部材移動手段は、前記クリーニング部材を記録媒体の搬送方向と直交する方向へ移動させることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置では、クリーニング部材が、クリーニング部材移動手段によって記録媒体の搬送方向と直交する方向へ移動される。これによって、クリーニング部材の移動距離を最短にでき、クリーニング時間を最短にできる。また、クリーニング部材移動手段のガイドやボールネジ等の長さを最短にできるので、クリーニング機構を小型化できる。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記クリーニング部材の幅を、前記搬送手段の幅よりも狭くしたことを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、クリーニング部材の幅が、搬送手段の幅よりも狭くなっており、このクリーニング部材が、記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動されることで、搬送手段の全幅がクリーニングされる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置であって、非画像形成時、前記記録ヘッドに前記搬送手段へ液滴を吐出させる第1制御手段を有することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、第1制御手段が、非画像形成時、記録ヘッドに搬送手段へ液滴を吐出させる。これによって、画像形成時のノズルの目詰まりを防止できる。そして、搬送手段に吐出された液滴は、上述したように、クリーニング部材移動手段が記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動させるクリーニング部材によってクリーニングされる。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置であって、前記第1制御手段は、前記クリーニング部材移動手段によって移動される前記クリーニング部材の前記搬送手段上における相対的な移動方向に沿って、前記記録ヘッドに液滴を吐出させることを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置では、クリーニング部材によってクリーニング部材が搬送手段の移動方向と直交する方向に移動していたとしても、クリーニング部材の搬送手段上における相対的な移動方向は、実際のクリーニング部材の移動方向に対して傾斜する。
このため、第1制御手段は、クリーニング部材移動手段によって移動されるクリーニング部材の搬送手段上における相対的な移動方向に沿って、記録ヘッドに液滴を吐出させ、搬送手段上において相対的に傾斜して移動するクリーニング部材に、搬送手段上に付着した液滴をクリーニングさせる。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項11に記載の画像形成装置であって、異なる種類の液滴を吐出する複数の前記記録ヘッドが記録媒体の搬送方向に沿って配列され、前記クリーニング部材が、記録媒体の搬送方向に沿って複数配列され、各々、各記録ヘッドから吐出された液滴をクリーニングすることを特徴とする。
請求項12に記載の画像形成装置では、複数の記録ヘッドが記録媒体の搬送方向に沿って配列されており、各記録ヘッドから異なる種類の液滴が吐出される。また、複数のクリーニング部材が記録媒体の搬送方向に沿って配列されており、各々、各記録ヘッドから吐出された種類が異なる液滴をクリーニングする。このため、例えば、インクと処理液等の異なる液体がクリーニング時に搬送手段上、又はクリーニング部材上で混合することを防止できる。
請求項13に記載の画像形成装置は、請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置であって、非画像形成時、前記搬送手段を前記クリーニング部材の幅ずつ移動させ、前記搬送手段が移動される度に、前記クリーニング部材移動手段に前記クリーニング部材を移動させる第2制御手段を有することを特徴とする。
請求項13に記載の画像形成装置では、第2制御手段が、非画像形成時、搬送手段をクリーニング部材の幅ずつ移動させ、搬送手段が移動される度に、クリーニング部材移動手段にクリーニング部材を移動させる。これによって、搬送手段の全幅、全周をクリーニングすることが可能となる。
本発明は上記構成にしたので、クリーニング部材によって搬送手段からクリーニングされた液体がクリーニング部材に固着することを防止できる。また、クリーニング部材による搬送手段の磨耗や搬送負荷の増大を防止できると共に、搬送手段上に液体が残留することを防止できる。さらに、クリーニング部材を小型化できる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態のインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、記録ヘッド制御部100によって制御される。記録ヘッド制御手段100は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ30の搬送方向上流側には、それぞれの記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。図1(B)に示すように、記録ヘッド32に対してメンテナンスを行う場合に、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面32N(図3参照)に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(吸引、ワイピング、キャッピング等)を行う。
図2に示すように、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
ここで、本発明の特徴であるクリーニング機構の第1実施形態について説明する。図3、図4に示すように、クリーニング機構50は搬送ベルト28の下側に配設されている。クリーニング機構50は、クリーニングブレード56を移動させるクリーニング移動機構51、インクを回収する回収手段である吸収部材64を備える。クリーニング移動機構51は、搬送ベルト28の幅方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ沿って、搬送ベルト28の幅方向の一端側から他端側まで延出したボールネジ52、このボールネジ52に螺合した移動体54、ボールネジ52を回転させるモータ62を備える。移動体54の上には、クリーニングブレード56が、回動支持部58によって回動可能に支持されている。クリーニングブレード56は、例えば、ポリウレタン等のゴム材料や樹脂フィルム、或いは金属の薄板等で形成された板状部材であり、回動支持部58の回動によって、搬送ベルト28に当接され、又は離間される。また、モータ62は、モータ制御部60によって制御される。即ち、ボールネジ52がモータ62の駆動力を受けて回転すると、移動体54が搬送ベルト28の幅方向の一端側と他端側との間で移動される。
ここで、クリーニングブレード56は、用紙Pの搬送方向に沿って延出した、搬送ベルト28の幅よりも短尺なブレードとなっており、ボールネジ54の回転で、移動体54と共にボールネジ54に沿って移動することで、搬送ベルト28の全幅をクリーニングする。
また、搬送ベルト28の幅方向の一端側には、スポンジ等の吸収部材64が配設されている。この吸収部材64は、ボールネジ54の上方で搬送ベルト28の幅方向の一端部に当接され、また、搬送ベルトの下向きの平坦面より下側に突出しており、搬送ベルト28の幅方向の一端側まで移動したクレーニングブレード56に接触して、クリーニングブレード56に付着したインクを吸収する。
ところで、本実施形態におけるメンテナンスユニット34(図1、図2参照)にはインク受け(図示省略)が設けられているが、印字中にノズルの目詰まりを防止するためのダミージェットをこのインク受けに行うためには、一度印字動作を中断し、メンテナンスユニット34を記録ヘッド32の下に移動させなければならず、結果として印字速度を極端に低下させてしまう。そのため、ダミージェットは搬送ベルト28上に行われ、上述したクリーニング機構50によって、搬送ベルト28上に吐出されたインク滴のクリーニングが行われる。
以下、ダミージェット時のインクの吐出方法、及びクリーニング機構50のクリーニング方法について説明する。
記録ヘッド制御部100は、印字開始前や前の印字と後の印字との間等の非画像形成時、各記録ヘッド32に搬送ベルト28上にインク滴を吐出させる。この際、図3(B)に示すように、クリーニングブレード56が、搬送ベルト28の幅方向の他端側のホームポジションで待機しているが、記録ヘッド制御部100は、クリーニングブレード56側のノズルから吸収部材64側のノズルまで順番に所定の遅延タイミングでインク滴Iを吐出させて、搬送ベルト28上の幅方向に対して傾斜した直線上に沿ってインク滴Iを付着させる。そして、モータ制御部60が、搬送ベルト28の回転に合わせてモータ62を駆動してクリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側へ移動させる。
ここで、搬送ベルト28は回転しているので、搬送ベルト28上におけるクリーニングブレード56の相対的な移動方向は、搬送ベルト28の幅方向に対して傾斜する。このため、クリーニングブレード56は、搬送ベルト28上を幅方向に対して傾斜した直線上に沿ってクリーニングする。なお、搬送ベルト28上におけるクリーニングブレード56の相対的な移動方向は、搬送ベルト28の回転速度とクリーニングブレード56の移動速度によって定まる。
そこで、記録ヘッド制御部100は、各ノズルのインク滴の噴射タイミングを制御して、搬送ベルト28上におけるインク滴Iの配列方向と搬送ベルト28上におけるクリーニングブレード56の相対的な移動方向を一致させる。これによって、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iが、クリーニングブレード56によって、搬送ベルト28の全幅に亘って掻き取られ、吸収部材64に吸収される。
そして、モータ制御部60は、クリーニングブレード56が、搬送ベルト28の幅方向一端側まで移動したことが、センサやパルス数制御によって検出されると、モータ62を逆回転させてクリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向他端側のホームポジションまで移動させる。この際、図4(B)に示すように、クリーニングブレード56は、回動支持部58によって搬送ベルト28から離間されており、クリーニングブレード56と搬送ベルト28の磨耗が低減されている。
以上、説明したように、クリーニングブレード56を、用紙Pの搬送方向と交差する方向へ移動させて搬送ベルト28に付着したインク滴Iを掻き取り、掻き取ったインクを搬送ベルト28の幅方向の一端側へ流し込んで、吸収部材64で吸取るようにしたので、掻き取ったインクをクリーニングブレード56から素早く回収でき、掻き取ったインクがクリーニングブレード56に滞留してクリーニングブレード56に固着することを防止できる。従って、クリーニング不良の発生や、搬送ベルト28の搬送負荷の増大に起因する搬送不良の発生等を防止できる。
また、クリーニング時以外は、クリーニングブレード56を、搬送ベルト28の幅方向の他端側に待機させることによって、搬送ベルト28の搬送負荷を低減できる。また、クリーニングブレード56を搬送ベルトの幅方向へ移動させて搬送ベルト28から離間させるようにしたので、クリーニングしたインクが搬送ベルト28に残留しない。従って、搬送ベルト28に当接したロールや用紙Pを、搬送ベルト28に付着したインクで汚すことを防止できる。
また、クリーニングブレード56を、用紙Pの搬送方向と直交する方向へ移動するようにしたので、クリーニングブレード56の移動距離を最短にでき、クリーニング時間を最短にできる。また、ボールネジ52の長さを最短にできる。さらに、クリーニングブレード56の幅を搬送ベルト28の幅よりも短くして、搬送ベルト28の全幅をクリーニングするようにしたので、クリーニング機構50を小型化できる。
次に、クリーニング機構の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図5に示すように、クリーニング機構70では、吸収部材64が、搬送ベルト28の幅方向の一端側だけではなく、他端側にも設けられており、搬送ベルト28の搬送方向の両端部に当接している。
図5(A)に示すように、モータ制御部60(図4参照)は、始めに、搬送ベルト28の回転に合わせてクリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側へ移動させて搬送ベルト28のクリーニングを実行する。この際、記録ヘッド制御部100(図3参照)は、第1実施形態と同様、各ノズルのインク滴の噴射タイミングを制御して、搬送ベルト28上におけるインク滴Iの配列方向と搬送ベルト28上におけるクリーニングブレード56の相対的な移動方向を一致させる。ここで、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iの配列方向は、搬送方向の他端側から一端側へかけて用紙Pの搬送方向下流側から上流側へ傾斜している。
そして、図5(B)に示すように、モータ制御部60は、次回のクリーニングまで、クリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の一端側で待機させ、次回のクリーニング時に、搬送ベルト28の幅方向の一端側から他端側へ移動させる。この際、記録ヘッド制御手段100は、各ノズルのインク滴の噴射タイミングを制御して、搬送ベルト28上におけるインク滴Iの配列方向と搬送ベルト28におけるクリーニングブレード56の相対的な移動方向を一致させるが、ここでは、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iの配列方向を、始めのクリーニング時とは逆で、搬送方向の一端側から他端側へかけて用紙Pの搬送方向下流側から上流側へ傾斜させる。これによって搬送ベルト28上に付着したインク滴Iが、搬送ベルト28の搬送方向一端側から他端側へ移動されるクリーニングブレード56によって掻き取られ、搬送ベルト28の幅方向の他端部に当接した吸収部材64に吸い取られる。
次に、クリーニング機構の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図6に示すように、搬送ベルト28を回転させる駆動ロール24の駆動モータ25を制御する搬送ベルト制御部68は、搬送ベルト28上のインク滴Iをクリーニングブレード56の位置まで移動させて搬送ベルト28を停止させる。そして、モータ制御部60(図4参照)が、クリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側へ移動させて、搬送ベルト28に付着したインク滴Iをクリーニングさせる。
この際、記録ヘッド制御部100(図3参照)は、全てのノズルから同時にインク滴を噴射させて、搬送ベルト28上に幅方向に沿ってインク滴Iを付着させ、停止した搬送ベルト28上におけるインク滴Iの配列方向とクリーニングブレード56の相対的な移動方向を一致させる。
これによって、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iを搬送ベルト28の全幅に亘ってクリーニングすることができる。また、記録ヘッド32の全てのノズルから同時にインク滴を吐出させれば良いので、記録ヘッド制御部100の制御を単純化できる。
ここで、搬送ベルト28のクリーニングモード時の搬送ベルト制御部68、モータ制御部60の制御方法について説明する。なお、このクリーニングモードは、電源がオンになった時や用紙ジャム後の復帰時等に実行される。
まず、モータ制御部60が、クリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向他端側から一端側へ移動させる(クリーニング動作)。次に、モータ制御部60が、クリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向一端側から他端側へ復帰させる(復帰動作)。そして、クリーニングブレード56がホームポジションに復帰した後、若しくは、復帰している最中に、搬送ベルト制御部68が、搬送ベルト28を、クリーニングブレード56の幅分だけ移動させる(ベルト送り)。このクリーニング動作、復帰動作、ベルト送りを繰り返し実行する。即ち、搬送ベルト28がクリーニングブレード56の幅ずつ間欠的に移動される度に、クリーニングを実施して、搬送ベルト28の全幅、全周をクリーニングする。
次に、クリーニング機構の第4実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示すように、クリーニング機構80のクリーニング移動機構81では、ボールネジ52が搬送ベルト28の幅方向の他端側(図7(B)中下側)から一端側(図7(B)中上側)にかけて用紙Pの搬送方向下流側から上流側へ傾斜しており、クリーニングブレード56が、ボールネジ52に沿って、搬送ベルト28の幅方向に対して傾斜した直線上を移動される。
記録ヘッド制御部100(図3参照)は、各ノズルのインク滴の噴射タイミングを制御して、搬送ベルト28上におけるインク滴Iの配列方向とクリーニングブレード56の移動方向を一致させる。
また、搬送ベルト制御部68(図6参照)は、搬送ベルト28上のインク滴Iをクリーニングブレード56の位置まで移動させて搬送ベルト28を停止させる。そして、モータ制御部60(図4参照)が、クリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側へ移動させて、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iをクリーニングさせる。
ここで、記録ヘッド32の各ノズルからインク滴を吐出させるタイミングをずらしたことによって、記録ヘッド32にかかるエネルギーを分散できるので、記録ヘッド32にかかる負担を軽減でき、記録ヘッド32の耐久性を向上できる。
次に、クリーニング機構の第5実施形態について説明する。なお、第1乃至第4実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図8に示すように、クリーニング機構90では、第1実施形態のクリーニング移動機構51が、用紙Pの搬送方向に沿って2個並列されている。また、記録ヘッドアレイ30が、Y、M、C、Kのインク滴を吐出する4つの記録ヘッド32と、処理液の液滴を吐出する記録ヘッド33とで構成されている。記録ヘッド33は、記録ヘッド32の搬送方向上流側に配設されている。ここで、処理液としては、インクの滲みを防止し、乾燥を促進する液体が用いられており、この処理液とインクが混合されると、顔料の凝集効果が促進されてインクが固体状になる。このため、これらが、クリーニング中に搬送ベルト28上等で混合されることは好ましくない。
そこで、まず、記録ヘッド制御部110が、記録ヘッド32、記録ヘッド33の全てのノズルから同時にインク滴を吐出させる。次に、搬送ベルト制御部68(図6参照)は、搬送ベルト28上の処理液の液滴I2を搬送方向上流側のクリーニングブレード56まで、搬送ベルト28上のインク滴I1を搬送方向下流側のクリーニングブレード56まで移動させる。そして、モータ制御部60が、2個のクリーニングブレード56を搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側へ移動させる。
これによって、搬送ベルト28上の処理液の液滴I2とインク滴I1が異なるクリーニングブレード56によって掻き取られ、異なる吸収部材64に吸収される。従って、搬送ベルト28上、クリーニングブレード28上、及び吸収部材64中で、処理液とインクが混合されることを防止できる。
次に、クリーニング機構の第6実施形態について説明する。なお、第1乃至第5実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図9に示すように、クリーニング機構120では、吸収部材64と搬送ベルト28の幅方向の一端部との隙間が空けられており、吸収部材64が搬送ベルト28によって磨耗されないようになっている。このため、クリーニングブレード56のクリーニングを長期間良好に行うことができる。
そして、第2の吸収部材74が、搬送ベルト28の幅方向の一端部に当接されている。ここで、吸収部材64と搬送ベルト28の幅方向の一端部との間に隙間を設けたことによって、クリーニングブレード56が、搬送ベルト28の幅方向の一端部から離れる際、搬送ベルト28の幅方向の一端部にインクが残る恐れがある。しかし、搬送ベルト28の幅方向の一端部に残ったインクは、搬送ベルト28の幅方向の一端部に当接した第2の吸収部材74に吸収される。これによって、搬送ベルト28上のインクの残留を防止できる。なお、第2の吸収部材は、クリーニングブレード56のクリーニングに影響を及ぼさないので、磨耗は大きな問題にはならない。
次に、クリーニング機構の第7実施形態について説明する。なお、第1乃至第6実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図10に示すように、クリーニング機構130のクリーニング移動機構131では、クリーニングブレード56に代えてスポンジ等で形成された吸収ロール76が用いられている。この吸収ロール76は、移動体54(図3参照)上に回転可能に支持されており、搬送ベルト28上で回転しながら移動し、搬送ベルト28上に付着したインク滴Iを吸収する。これによって、クリーニング部材と搬送ベルト28との磨耗を低減できる。また、搬送ベルト28上でインク滴Iを回収でき、搬送ベルト28からクリーニングしたインクの装置内への落下を防止できる。
次に、クリーニング機構の第8実施形態について説明する。なお、第1乃至第7実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図11に示すように、クリーニング機構140では、吸収部材64が、スライド機構78によって搬送ベルト28の幅方向へスライド可能に支持されている。このスライド機構78は、搬送ベルト28の幅方向の一端側に水平に設けられたベース板82、ベース板82上に取付けられ、搬送ベルト28の幅方向へ沿って延出するレール84、吸収部材64を支持し、レール84上をスライドする移動体86、移動体86の吸収部材64の裏側に一端部を支持された圧縮コイルバネ88、及び、ベース板84に立設され、圧縮コイルバネ88の他端部を支持したバネ支持体92で構成されている。図11(B)に示すように、移動体86が圧縮コイルバネ88の付勢力で搬送ベルト28に接近されて、吸収部材64が搬送ベルト28の幅方向一端部に当接する。
ここで、移動体86から用紙Pの搬送方向上流側へ軸体94が突出しており、移動体54上には、軸体94に当接する軸体96が立設されている。このため、図11(A)に示すように、移動体54が、搬送ベルト28の幅方向一端側まで移動されると、軸体96が軸体94に当接し、移動体86が、圧縮コイルバネ88の付勢力に抗して移動される。これによって、吸収部材64が搬送ベルト28の幅方向一端部から離間する。
モータ制御部60(図4参照)は、クリーニング時以外は、移動体54を搬送ベルト28の幅方向の一端側で待機させ、移動体86を、吸収部材64が搬送ベルト28の幅方向一端部から離間した状態で固定する。そして、図11(B)に示すように、クリーニングが開始される前に、移動体54を搬送ベルト28の幅方向の一端側から他端側へ移動させて移動体86の固定を解除し、吸収部材64を搬送ベルト28の幅方向一端部に当接させる。この際には、クリーニングブレード56を搬送ベルト28から離間させる。
そして、図11(A)に示すように、クリーニングブレード56を搬送ベルト28に当接させて搬送ベルト28の幅方向の他端側から一端側まで移動させて搬送ベルト28のクリーニングを行い、次回のクリーニングまで、この位置で待機させる。
これによって、クリーニング時以外には、吸収部材64を搬送ベルト28に非接触とすることができるので、吸収部材64の磨耗を防止できると共に、搬送ベルト28の搬送負荷を低減できる。
次に、クリーニングブレード56の変形例について説明する。
図12に示すように、クリーニングブレード56は、支持部材102に取付けられており、この支持部材102のクリーニングブレード56の両側には、スポンジ等の吸収部材104が取付けられている。このため、クリーニングブレード56によって搬送ベルト28から掻き取られたインクがクリーニングブレード56の幅方向へ食み出したとしても吸収部材104によって吸収されるので、搬送ベルト28上に残留しない。
次に、吸収部材64の第1の変形例について説明する。
図13に示すように、搬送ベルト28の幅方向の一端側では、スポンジ等の吸収部材で形成された無端状の吸収ベルト106が、2個のローラ108に巻掛けられて回転可能とされている。ローラ108は、回転軸をクリーニングブレード56の移動方向と直交する方向に向け、吸収ベルト108の一部をクリーニングブレード56の移動範囲に臨ませている。
吸収ベルト106の回転位置を制御する制御部(図示省略)は、所定期間毎に、吸収ベルト106を移動させて、インクを吸収していない新しい部分をクリーニングブレード56側に移動させる。これによって、常に、吸収ベルト106のインク吸収力を高い状態に維持できる。
次に、吸収部材64の第2の変形例について説明する。
図14に示すように、搬送ベルト28の幅方向の一端側では、スポンジ等の長尺の吸収シート108の長手方向の両端部がロール112、114に巻き掛けられて張架されている。一方のロール112が、クリーニングブレード56の移動範囲に配設された従動ロールで、他方のロール114が、ロール112から吸収シート108を巻き出す駆動ロールとなっている。
吸収シート108の巻出し量を制御する制御部(図示省略)は、所定期間毎に、ロール114を回転させて、吸収シート108を所定量ずつ巻出させる。これによって、常に、吸収シート108のインク吸収力を高い状態に維持できる。
次に、吸収部材64の第3の変形例について説明する。
図15に示すように、搬送ベルト28の幅方向の一端側では、スポンジ等で形成された吸収ロール116が回転可能に支持されている。吸収ロール116は、回転軸をクリーニングブレード56の移動方向と直交する方向に向け、ロール面の一部をクリーニングブレード56の移動範囲に臨ませている。
吸収ロール116の回転位置を制御する制御部(図示省略)は、所定期間毎に、吸収ロール116を回転させて、インクを吸収していない新しい部分をクリーニングブレード56側に移動させる。これによって、常に、吸収ロール116のインク吸収力を高い状態に維持できる。
なお、本実施形態では、記録媒体の幅よりも幅が広い長尺の記録ヘッドで印字するインクジェット記録装置を例に取って説明したが、記録媒体の幅よりも幅が狭い短尺の記録ヘッドを走査して印字するインクジェット記録装置にも本発明を適用可能であり、同様の効果を得ることが出きる。
また、実施形態では、インクジェット記録装置を例に取って本発明を説明したが、本発明の画像形成装置は、インクジェット記録装置に限らず、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う電気実装用のバンプの形成など、様々な工業的用途を対象とした画像形成装置一般に対して、適用可能である。
また、本発明の画像形成装置において画像記録の対象となる「記録媒体」には、記録ヘッドが液滴を吐出する対象物であれば広く含まれる。したがって、記録媒体には、記録用紙やOHPシートなどが含まれるのはもちろんであるが、これら以外にも、たとえば、配線パターン等が形成される基板などが含まれる。
また、本実施形態では、クリーニング部材を、クリーニングブレードと吸収ロールとしたが、これらに限らず、他のクリーニング部材を搬送ベルト等の搬送手段に交差する方向に移動させる形態としても良い。
さらに、本実施形態では、搬送手段を、搬送ベルトとしたが、これに限らず、記録媒体を外周面に保持して回転することで記録媒体を搬送するドラム等の他の搬送手段を、クリーニング部材で清掃する形態としても良い。
(A)、(B)は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第1実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 (A)、(B)は、本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第1実施形態を示す正面図である。 (A)、(B)は、本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第2実施形態を示す正面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第3実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第4実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第5実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第6実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第7実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 本発明のインクジェット記録装置のクリーニング機構の第8実施形態を示す(A)は側面図、(B)は平面図である。 クリーニングブレードの変形例を示す斜視図である。 吸収部材の第1の変形例を示す正面図である。 吸収部材の第2の変形例を示す正面図である。 吸収部材の第3の変形例を示す正面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(画像形成装置)
28 搬送ベルト(搬送手段)
32 インクジェット記録ヘッド(記録ヘッド)
33 記録ヘッド
51 クリーニング移動機構(クリーニング部材移動手段)
56 クリーニングブレード(クリーニング部材、ブレード)
64 吸収部材(第1の吸収部材)
68 搬送ベルト制御部(第2制御手段)
74 第2の吸収部材
76 吸収ロール(クリーニング部材)
78 スライド機構(吸収部材移動手段)
81 クリーニング移動機構(クリーニング部材移動手段)
100 記録ヘッド制御部(第1制御手段)
106 吸収ベルト(第1の吸収部材)
108 吸収シート(第1の吸収部材)
110 記録ヘッド制御部(第1制御手段)
116 吸収ロール(第1の吸収部材)
110 記録ヘッド制御部(第1制御手段)
131 クリーニング移動機構(クリーニング部材移動手段)
P 用紙(記録媒体)

Claims (13)

  1. 記録媒体を外周面で保持して回転し、記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される記録媒体にノズルから液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記搬送手段に当接して前記搬送手段に付着した液滴をクリーニングするクリーニング部材と、を備える画像形成装置であって、
    前記クリーニング部材を記録媒体の搬送方向と交差する方向へ移動させるクリーニング部材移動手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング部材が、少なくともブレードを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段の幅方向の一端側に設けられ、前記ブレードによって前記搬送手段から掻き取られた液体を回収する回収手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回収手段は、前記ブレードによって前記搬送手段から掻き取られた液体を吸収する第1吸収部材であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1吸収部材を、前記搬送手段の幅方向の一端部に接離させる吸収部材移動手段を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1吸収部材と前記搬送手段の幅方向の一端部との間に隙間を設け、
    第2吸収部材を前記搬送手段の幅方向の一端部に当接させたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記クリーニング部材を前記搬送手段に付着した液滴を吸収する吸収ロールとしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記クリーニング部材移動手段は、前記クリーニング部材を記録媒体の搬送方向と直交する方向へ移動させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記クリーニング部材の幅を、前記搬送手段の幅よりも狭くしたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 非画像形成時、前記記録ヘッドに前記搬送手段へ液滴を吐出させる第1制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1制御手段は、前記クリーニング部材移動手段によって移動される前記クリーニング部材の前記搬送手段上における相対的な移動方向に沿って、前記記録ヘッドに液滴を吐出させることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 異なる種類の液滴を吐出する複数の前記記録ヘッドが記録媒体の搬送方向に沿って配列され、
    前記クリーニング部材が、記録媒体の搬送方向に沿って複数配列され、各々、各記録ヘッドから吐出された液滴をクリーニングすることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 非画像形成時、前記搬送手段を前記クリーニング部材の幅ずつ移動させ、前記搬送手段が移動される度に、前記クリーニング部材移動手段に前記クリーニング部材を移動させる第2制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
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