JP2008087477A - インクジェット印刷装置の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
ヘッド吐出面の洗浄性が高く、吐出安定性も良い洗浄方法を提供する。
【解決手段】
インク供給タンクとインクジェットヘッドと圧力センサとインク流れを操作するため接続されたポンプとを備えたインクジェット印刷装置の洗浄方法において、インク供給タンク内圧力を上昇させ、インクジェットヘッドのノズルからインク吐出を数秒おこない、次に、洗浄部材をインクジェットヘッドの吐出面に接触させ、ヘッド吐出面の異物とヘッド吐出面のインクを取り除き、その後、圧力センサからの情報に基づいてポンプからインク送出動作及び吸引動作を行いながら、ノズル中の気液界面の圧力差を制御して、前記洗浄部材が取り残したノズル近傍に存在するインクをノズル内に吸収することを特徴とした洗浄方法を提供する。
【選択図】図1
Description
しかしながら前記洗浄方法では、インクや異物などを完全に取り除くことは困難であった。その結果、吐出性が不安定になる、異物が増加する、などの現象が生じ安定した高品質の印刷物を製造ことが困難であった。
インク供給タンク内圧力を上昇させ、インクジェットヘッドのノズルからインク吐出を数秒おこない、次に、洗浄部材をインクジェットヘッドの吐出面に接触させ、ヘッド吐出面の異物とヘッド吐出面のインクを取り除き、その後、圧力センサからの情報に基づいてポンプからインク送出動作及び吸引動作を行いながら、ノズル中の気液界面の圧力差を制御して、前記洗浄部材が取り残したノズル近傍に存在するインクをノズル内に吸収することを特徴としたインクジェット印刷装置の洗浄方法を提供するものである。
効果を奏した。
まず、インク供給タンク内圧力を50kPa程度上昇させ、インクジェットヘッドのノズルからインク吐出を約5秒おこなった。その後、圧力センサからの情報に基づいてポンプからインク送出動作及び吸引動作を行いながら、ノズル中の気液界面の圧力差を−2500Pa程度に制御する。次に、ノズル洗浄の信号を発生させ、インクジェットヘッドの下に洗浄部材を搭載したユニットが移動させる。洗浄部材としては、ロール状のマイクロファイバーを用いる。洗浄ユニットはクラッチブレーキを使用した巻出とサーボモータを使用した巻取機構が設けられていて、エアシリンダで上下させることが可能である。洗浄部材の下には、外周の部材がシリコーンゴムで作られているローラーが設置してあり、洗浄ユニットを上方に移動することで、インクジェットヘッド端部にローラーが接触する。そして、ローラーをインクジェットヘッドに沿って転がすことで、ヘッド表面にある余分なインクや乾燥異物を除去する。次に、圧力差を−2500Paに保ち、取り残したノズル近傍に存在するインクをノズル内に吸収するまで、約1分間待機をおこなった。最後に、洗浄ユニットを元の位置に移動させ、受像層基板に吐出をおこなった。評価としては、上記洗浄と吐出までを1サイクルとして、この工程を10サイクルおこない、そのインクの吐出性と着弾精度の確認をおこなった。
2・・・インキ
3・・・圧力センサ
4・・・インクジェットヘッド
5・・・ダイヤフラムポンプ
6・・・サーボモータ
7・・・吸引側の管路
8・・・送出側の管路
9・・・圧力計からサーボモータへのデータ経路
10・・・洗浄部材
Claims (9)
- インク供給タンクと、前記インク供給タンクに接続されたインクジェットヘッドと、前記インク供給タンクと前記インクジェットヘッドとの間に設けられた圧力センサと、前記インク供給タンクから前記インクジェットヘッドのインク流れを操作するため接続されたポンプとを備えたインクジェット印刷装置の洗浄方法において、
インク供給タンク内圧力を上昇させ、インクジェットヘッドのノズルからインク吐出を数秒おこない、次に、洗浄部材をインクジェットヘッドの吐出面に接触させ、ヘッド吐出面の異物とヘッド吐出面のインクを取り除き、その後、圧力センサからの情報に基づいてポンプからインク送出動作及び吸引動作を行いながら、ノズル中の気液界面の圧力差を制御して、前記洗浄部材が取り残したノズル近傍に存在するインクをノズル内に吸収することを特徴としたインクジェット印刷装置の洗浄方法。 - 前記ポンプが、ダイヤフラムポンプ、又はプランジャーポンプであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材の接触方法が、洗浄部材の下部から弾性体を有する押し当て手段を用いることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材の接触方法が、洗浄部材の下部からローラーをヘッド吐出面に沿って転がすことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材の接触方法が、ノズルには触れないように、その周辺のみ洗浄部材を押し当てることを特徴とする請求項1から4何れかに記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材の接触方法が、ノズルに接触させたときに、ヘッド内の圧力降下が50Pa以下にすることを特徴とする請求項1から4何れかに記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材が、布又はワイプ材であることを特徴とする請求項1から4何れかに記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材が、洗浄液を浸透させた布又はワイプ材であることを特徴とする請求項1から4何れかに記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
- 前記洗浄部材が、フィルムであることを特徴とする請求項1から4何れかに記載のインクジェット印刷装置の洗浄方法。
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