JPH03193354A - インクジェット記録装置のヘッドクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット記録装置のヘッドクリーニング方法

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JPH03193354A
JPH03193354A JP33316889A JP33316889A JPH03193354A JP H03193354 A JPH03193354 A JP H03193354A JP 33316889 A JP33316889 A JP 33316889A JP 33316889 A JP33316889 A JP 33316889A JP H03193354 A JPH03193354 A JP H03193354A
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JP
Japan
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recording
ink
head
pressure difference
ejection port
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JP33316889A
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Tsunesuke Yamamoto
恒介 山本
Yoshihiko Takahashi
高橋 美彦
Makoto Takamiya
誠 高宮
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、インクジェット記録装置において、記録ヘッ
ドのフェイス面上の付着インク等の付着物を除去するた
めのヘッドクリーニング方法に関する。
〔従来の技術〕
プリンタやファクシミリなどの記録装置は、記録情報に
基づいて記録ヘッドのドツト形成手段を駆動することに
より、記録情報に対応したドツトパターンを被記録材上
に形成していくように構成されており、ドツト形成手段
の種類により、インクジェット式、ワイヤドツト式、サ
ーマル式、レーザービーム弐などに分けることができる
これらのうち、インクジェット式のもの(インクジェッ
ト記録装置)は、記録液(インク)を記録ヘッドに供給
し、記録情報に基づいて記録ヘッドの吐出口から記録液
を吐出させることにより、記録液滴(インク滴)を被記
録材上に付着させて文字や画像等の情報の記録を行うよ
うに構成されている。
ところで、インクジェット記録装置においては、記録ヘ
ッドの吐出口から記録液(以下インクという)を直接吐
出させて記録を行うので、インクを常に吐出可能な状態
に保つ必要があり、そのために特別な配慮が必要となる
すなわち、インクは非記録時においても記録ヘッド内の
液路中に残留するので、この液路中のインクの乾燥ある
いは蒸発による粘度増加などの変質を防止する措置が必
要であり、そのために、非記録時に記録ヘッドの吐出口
配列面(フェイス面)をキャップ(蓋)で覆うことによ
り、インクの乾燥や蒸発を防止するキャッピング手段が
採用されている。
しかし、低湿度の環境下あるいは長期休止時などにおい
ては、前記キャッピング動作だけで吐出可能な状態を維
持することは困難である。
そのため、キャンピング手段とともに、ポンプなどによ
り、記録ヘッド内の液路に圧力を付与したり、あるいは
、逆にキャップ内の空気を吸引して液路中に負圧を付与
するなどして、液路内に滞っている変質したインクを吐
出口から排出するという回復機構が実施されている。
さらに、回復動作により排出したインクのうちの一部が
フェイス面に付着するが、このフェイス面に付着したイ
ンクを除去するために、ヘッドクリーニング動作も併用
されている。
従来のヘッドクリーニング動作としては、例えば、拭き
払い部材(ワイパー)をフェイス面に押し当てて相対移
動させることにより、該フェイス面上の付着物を拭き払
う方法、あるいは、エアーノズルから噴射される空気流
をフェイス面に当ててインク等の付着物を吹き飛ばす方
法などが用いられている。
ところで、このヘッドクリーニング動作は、回復動作時
などの非記録時だけでなく、記録時においても実行され
ることがある。
例えば、記録時においては、用紙等の被記録材と記録ヘ
ッ、ドのフェイス面が誤動作により接触し、被記録材上
のインクがフェイス面に付着する場合があり、このよう
な場合には、記録ムラを無くすため、記録時ではあって
も、早期に上記ヘッドクリーニング動作を実行すること
が要請される。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかし、上記従
来のインクジェット記録装置のヘッドクリーニング方法
では、次のような技術的課題があった。
)拭き払い部材をフェイス面に押し当ててワイピングす
る方法では、拭き払い部材上のゴミ等がフェイス面に付
着することがあり、また、エアーノズルからの噴射空気
をフェイス面に当てる方法では、吐出口に形成されたメ
ニスカスが変形しやすく、これらが原因となって、正常
なインク吐出(正常な記録)が不可能になるという技術
的課題があった。
11)前述の拭き払い部材やエアーノズルを使用する方
式では、機構が煩雑になり、しかも、記録装置が大型に
なり、コストアップになるという技術的課題もあった。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、記録ヘッドのフェイス面にゴミが付着したり、
吐出口のメニスカスが変形するなどの悪影響を及ぼすこ
となく、該フェイス面に付着したインクを迅速に吐出口
内に吸引して除去することができ、さらに、記録位置に
おいても、クリーニング動作を行なうことができ、記録
時のスループットを向上させうるインクジェット記録装
置のヘッドクリーニング方法を提供することを目的とす
る。
〔課題解決のための手段〕
本発明は、記録ヘッドの吐出口から被記録材上へインク
を吐出して記録を行なうインクジェット記録装置のヘッ
ドクリーニング方法であって、吐出口内の圧力を吐出口
外の圧力より低くすることにより、該吐出口が形成され
たフェイス面上の付着物を該吐出口内へ吸い込むヘッド
クリーニング方法において、吐出口内外の圧力差が該吐
出口のメニスカスを破る圧力差より小さくなるように制
御するとともに、記録時の圧力差を非記録時の圧力差よ
り小さく設定することことにより、記録ヘッドのフェイ
ス面にゴミが付着したり、吐出口のメニスカスが変形す
るなどの悪影響を及ぼすことなく、酸フェイス面に付着
したインクを迅速に吐出口内に吸引して除去することが
でき、さらに、記録位置においても、メニスカス変形に
よる不完全吐出を生しることなく、クリーニング動作を
行なうことができ、記録時のスループントを向上させう
るインクジェット記録装置のヘッドクリーニング方法を
提供するものである。
〔実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明によるヘッドクリーニング方法を実施す
るのに好適なインクジェット記録装置の構成を示す模式
的斜視図である。
第1図において、lは給紙カセットを、2は前記給紙カ
セット1に収納された用紙等の被記録材を、3は給紙カ
セット1から被記録材2を1枚づつ送り出す給紙ローラ
を、4は被記録材2を被記録材搬送系へ送り出すための
送給ローラを、5は前記送給ローラ4と協働するピンチ
ローラを、それぞれ示す。
6は被記録材搬送系の手前に配置された中空山形の受は
止めガイドを示し、該受は止めガイド6は、被記録材搬
送系の手前で、前記給紙カセット1から送り出されてく
る被記録材2の先端部を一旦受は止めてループ状に保持
することにより、被記録材2の先端部を搬送方向と直交
する方向に一線に揃えるレジスト動作を行うものである
前記被記録材搬送系において、7は送り込まれてくる被
記録材2を搬送するための無端ベルトを、8は前記無端
ベルト7を張架するため所定の複数位置に配置されたア
イドルローラを、9は前記無端ベルト7に所定の張力を
付与するためのテンションローラを、10は前記無端ベ
ルト7を駆動するためのベルト駆動ローラを、11は前
記ベルト駆動ローラ10を駆動するためのモータを、そ
れぞれ示す。
また、図示の記録装置においては、被記録材搬送系の入
口部の上下に一対の帯電器12.12が配置されており
、該帯電器12.12の前後にはピンチローラ13Aお
よび13Bが配置されている。
前記ピンチローラ13Aおよび13Bは、それぞれ、無
端ヘルド7を介してアイドルローラ8.8に圧接されて
いる。
このような構成により、無端ヘルド7の表面は除電され
ているが、用紙やプラスチック薄板等の被記録材2の方
は、前記帯電器12.12によって帯電され、被記録材
2と搬送ベルト(無端ベルト)7との間に電位差が生じ
る。
したがって、被記録材2は、前記ピンチローラ13A、
13Bの圧接効果および前記帯電器12.12による被
記録材の静電吸着効果によって、搬送ヘルド7ににしっ
かりと密着された状態で矢印X方向に搬送される。
前記搬送ヘルド7は、ヘルド駆動ローラ10に接続され
たモータ11により、被記録材2をX方向へ移動させる
(搬送する)方向へ駆動される。
前記搬送ヘルド7は、所定位置に配設された複数個のア
イドルローラ8およびテンションローラ9により、所定
の緊張度を持って引き回されている。
また、シート状の前記被記録材2は、前記帯電器12.
12の前後に配置されたピンチローラ13A、13Bに
より、ベルト7に圧接され、該ベルト7に対する静電吸
着効果の向上が図られている。
被記録材2は、給紙ローラ3により、給紙カセット1か
ら1枚づつ送り出され、送給ローラ4およびピンチロー
ラ5に挟まれて、前述の受は止めガイド6およびピンチ
ローラ13Aから成るレジストローラ相当部へ導かれる
前記搬送ベルト(無端ベル日7の下側には、該搬送ベル
ト7の表面上の紙粉等のゴミを除去するためのクリーニ
ングユニント14が配置されている。
前記搬送ベルト7の後端部に隣接して、記録済みの被記
録材2を積載するための排紙トレイ15が配設されてい
る。この排紙トレイ15は、前記搬送ベルト7から曲率
分離された被記録材2を受容するためのものである。
前述の被記録材搬送系の途中には記録手段が配設されて
おり、該記録手段は記録ヘッド20およびインクタンク
21等で構成されている。
図示の例では、ライン型記録ヘッド20は、イエロー、
シアン、マゼンタ、ブラックの4色のインクをそれぞれ
吐出するライン型のヘッド単体20A、20B、20C
,20Dから成り、個々のヘッド単体は、その下面(フ
ェイス面)に、例えば、lInl11当たり16ドツト
のピンチで3456個のインク吐出口を有しており、幅
216s幅のライン記録を順次行うことができる。
各ヘッド単体2OA、20B、20C,20Dは、その
らの吐出口列の被記録材搬送方向の間隔(ピッチ)が一
定になるように、ホルダー23で固定支持されている。
前記4個のヘッド単体20A、20B、20C120D
をホルダー23.23で固定して構成されたヘッドユニ
ット24は、ヘッド移動手段25によって上下に移動可
能になっている。
22は非記録時に記録ヘッド20の吐出口形成面(フェ
イス面)に冠着されるキャップであり、該キャップ22
はキャップ移動手段26によって被記録材搬送方向(X
方向)またはその逆方向に移動可能になっている。
前記キャップ22は、前記4個の記録ヘッド(ヘッド単
体2OA、20B、20G、20D)に対応して、4個
のキャップ22A、22B、22G、22Dで構成され
ている。
これら4個のキャップ22A、22B、22C222D
の内部には、吐出口から吐出(空吐出)されるインクを
保有するためのインク吸収部材が収納されている。
これらのキャップは前記ヘッド単体2OA、20B、2
0C120Dと同じ間隔で配列され、それぞれのヘッド
単体を同時に冠着し得るように固定支持されている。
インクタンク21は、各へンド単体2OA、20B、2
0C120Dに対応する色のインクを供給する4個のタ
ンク単体21A、21B、2IC121Dで構成されて
いる。
インクタンク21内のインクは、インクポンプ29によ
り、インク供給チューブ28を通して記録ヘッド20内
(具体的には第2図中の共通液室45)へ導かれる。
また、記録ヘッド20内のインクは、インクタンク21
に設けられたインク弁(開閉弁)27を開いた時、該記
録ヘッド20(具体的には第2図中の共通液室45)か
らインク排出チューブ38を通してインクタンク21へ
循環させることができる。
図示の例では、前記インク供給チューブ28は、4個の
記録ヘッド20A〜20Dおよび4個のインクタンク2
1A〜21Dに対応して、4本のインク供給チューブ2
8A、28B、28C,28Dで構成されており、また
、前記インクポンプ29も、4個のインクタンク21A
〜21Dに対応して、4個のインクポンプ29A、29
B、29C129Dで構成されている。
さらに、前記インク排出チューブ38も、4個の記録ヘ
ッド20A〜20Dおよび4個のインクタンク21A〜
21Dに対応して、4本のインク排出チューブ38A、
38B、38C138Dで構成されており、また、前記
インク弁27も、4個のインクタンク21A〜21Dに
対応して、4個のインク弁27A、27B、27C12
7Dで構成されている。
前記各インクタンク21A〜2LD内のインクは、対応
するインク供給チューブ28A〜28Dを通して、対応
するヘッド単体20A〜20D(具体的には内部に形成
された共通液室45)へ供給されるが、ここで、各イン
クタンク21A〜21D内の水頭は、各ヘッド単体20
A〜20Dの吐出口配列面(フェイス面)より、所定高
さだけ低く保たれており、インクはインク流路の毛細管
現象を利用して各ヘッド単体へ供給される。
このような水頭に設定する理由は、メニスカスが破れて
、インクがノズルからもれることを防ぐためである。
なお、前記インク弁27A〜27Dは例えばソレノイド
で開閉される。
前記搬送ベルト(無端ベルト)7は、前記記録ヘッド2
0により被記録材2に対する記録が行われる記録領域に
おいて、その裏面(図示の例では下面)をヘルド支持部
材30によって支持されており、下側へのズレを規制さ
れるとともに振動も抑えるように構成されている。
第1図のインクジェット記録装置の全体構成において、
31は前記モータ11のモータドライバを、32は前記
記録ヘッド20に対し選択的に記録信号を供給するため
のヘッドドライバを、33は前記帯電器12.12を駆
動するための帯電器ドライバを、34は給紙系モータに
駆動信号を供給するためのモータドライバを、35は、
記録時のインク供給の他、吐出回復のためのインク循環
または空吐出(正転)およびヘッドクリーニング(逆転
)などのために、インクポンプ29を駆動制御するポン
プドライバを、37はインク弁27の開閉を制御するイ
ンク弁ドライバを、それぞれ、示す。
以上の構成を有する記録装置全体の動作は、CPU機能
を備えた制御回路36によって制御される。
第2図は前記記録ヘッド20(この場合、ヘッド単体2
0A〜20Dのいずれかを指称する)の構造を示す斜視
図である。
第2図において、アルミ製のへラドベース41上面には
、シリコン基板42が接合され、該シリコン基板42の
上面にはガラスカバー43およびドライバ44が接合さ
れている。
前記ガラスカバー43内には、インクの共通液室45並
びに各吐出口46へ通じる液路47が形成されている。
前記シリコン基板42の前記各液路47の部分には、吐
出エネルギーを発生する発熱体(不図示)が配置されて
いる。
前記ドライバ44は前記発熱体を駆動するための電気回
路で構成されている。
前記共通液室45の一端部には前記インク供給チューブ
28が接続され、該共通液室45の他端部には前記イン
ク排出チューブ38が接続されている。
記録ヘッド20の前記吐出口46が開口する端面(第1
図の状態では下面)がフェイス面48であり、該フェイ
ス面4日にキャップ22を冠着することにより、インク
溶剤の蒸発防止および塵埃付着防止などのためのキャッ
ピングが行われる。
以上第2図について説明した記録へラド20の構成は、
第1図のように複数の記録ヘッド20A〜20Dを有す
る記録装置の場合は、個々の記録ヘッド(ヘッド単体)
において、それぞれ、実質上同じ態様で実施されること
になる。
第1図および第2図において、インクタンク21内のイ
ンクは、前記インク弁27を開いて前記インクポンプ2
9を作動させることにより、前記インク供給チューブ2
日およびインク排出チューブ38を通して、記録ヘッド
20内部(共通液室45)を循環させることができる。
また、インクポンプ29による記録時の共通液室45へ
のインク供給は、前記インク弁27を閉じた状態で行わ
れる。
さらに、インク循環または空吐出による吐出回復時には
吐出口46からインクが流出され、流出インクの一部が
フェイス面48に付着して記録不良の原因になるので、
これを防止するためのヘッドクリーニング(フェイス面
48の付着物除去)動作が行われる。
このヘッドクリーニング動作は、前記インクポンプ29
を逆転することにより、吐出口46内の圧力を吐出口外
の圧力より低くし、吐出口内外の圧力差を利用してフェ
イス面48上の付着物(インク)を吐出口内へ吸い込む
方法で実行することができる。
そこで、本発明によれば、記録ヘッド20の吐出口46
から被記録材2上へインクを吐出して記録を行なうイン
クジェット記録装置のへッドクリニング方法であって、
吐出口内の圧力を吐出口外の圧力より低くすることによ
り、該吐出口46が形成されたフェイス面48上の付着
物を該吐出口内へ吸い込むヘッドクリーニング方法にお
いて、吐出口内外の圧力差が該吐出口のメニスカスを破
る圧力差より小さくなるように制御するとともに、記録
時の圧力差を非記録時の圧力差より小さく設定すること
を特徴とするヘッドクリーニング方法が提供される。
すなわち、本発明は、吐出口内外の圧力差を吐出口のメ
ニスカスが破れない範囲に抑えるとともに、被記録材2
に対面する記録時の圧力差を回復時など被記録材2に対
面しない非記録時の圧力差より小さく設定することによ
り、記録時における紙粉や被記録材上のインクの吸い込
みによる悪影響を無くしながら、さらに、メニスカス変
形による不完全吐出を防止しながら、フェイス面上の付
着を迅速に吸引除去することを特徴とするものである。
第3図〜第6図は、第1図および第2図について説明し
たインクジェット記録装置を利用して、本発明のヘッド
クリーニング方法を実施する際の、記録ヘッド20 (
ヘッドユニット24)およびキャップ22の動作を示す
模式的側面図であり、第7図は本発明によるインクジェ
ット記録装置のヘッドクリーニング動作を含む一連の動
作のフローチャートである。
以下、第3図〜第6図および第7図を参照して、第1図
および第2図の記録装置において本発明のヘッドクリー
ニング方法を実施する場合の動作を説明する。
第3図は電源オフの状態を示し、記録ヘッド(各ヘッド
単体)20のフェイス面48は、キャップ22に密着さ
れており、各吐出口46からのインクの蒸発が防止され
ている。
この状態から、電源がオンされると(ステップSl)、
まずヘッドユニット24(記録ヘッド20)がヘッド移
動手段25(第1図)により111I11程度持ち上げ
られ(ステップS2)、第4図の状態になる。
次いで、インク循環信号の有無を検知しくステップS3
)、インク循環信号がある場合には、ステップS4へ進
み、インク弁27が開いた状態でインクポンプ29を正
転させ、インクタンク21内のインクをインク供給チュ
ーブ28→共通液室45→インク排出チューブ38→イ
ンクタンク21へと循環させる。
この場合、記録ヘッド20では、インク供給チューブ2
8から共通液室45内へインクが導入されるとともに、
該共通液室45内のインクは吐出口46およびインク排
出チューブ38の両方から排出される。
このようなインク循環により、吐出口46近傍の粘度が
増加したインク(増粘インク)や共通液室45内の気泡
がインクとともに排出される。
一定時間後、インクポンプ29を停止する。
この状態では吐出口46から流出したインクの一部がフ
ェイス面4日に付着しており、記録不能または記録品位
低下になり易いので、ベッドクリニング動作が行われる
すなわち、ステップS6でインク弁27を閉じた後、ス
テップS7でインクポンプ29を逆転させ、吐出口内の
圧力を吐出口外の圧力より低くしてフェイス面4日上の
付着物(インク)を吐出口内へ吸い取ってしまう。
この際のポンプ29の吸込み圧力は、吐出口内に形成さ
れているメニスカスを破らない程度に設定される。
その理由は、メニスカス変形による不完成吐出を防止す
るためである。
フェイス面48のインクを吸引するのに充分な時間が経
過した後、ステップS8でインクポンプ29を停止し、
ステップS9でインク弁27を開く。
次いで、ステップSlOへ進んで、キャップ22をキャ
ップ移動手段26によりX方向と反対の方向に移動(第
4図中で右向きに退避)させ、第5図に示すように各記
録ヘッド20の間にキャップ22が納まり得る状態にす
る。
そして、ステップSllで記録ヘッド20を下降させ、
フェイス面48と搬送ベルト7との間隔が約1ms+と
なる位置、すなわち第6図に示すような記録位置にセッ
トする。
そこで、給紙モータがオンになって(ステ・2ブ512
)給紙ローラ3(第1図)が駆動され、給紙カセット1
内の被記録材(用紙などの記録シート)2は、1枚づつ
ピックアンプされて中空の受け止めガイド6(第1図)
内に導かれ、その先端はレジスト部を形成する送給ロー
ラ4およびピンチローラ5間に導入される。
前記レジスト部の直前に配置されたフォトセンサ(不図
示)により、被記録材2の先端が通過したか否かを検知
してレジストが終了したが否かを判断する(ステップ5
13)。
被記録材2の先端がレジスト部に達したこと、すなわち
、レジストが終了したことを検知すると、所定時間経過
後に給紙モータが停止する(ステップ514)。
上記レジスト動作により、余分に送られた被記録材2は
、山形の受は止めガイド6の空間内でループを作り、被
記録材2の腰により、その先端がレジスト部と倣い、被
記録材前縁と搬送方向との直交性が確保される。
次に、ベルトモータ11および帯TjtHi 12.1
2がオンにされ(ステップ515)、被記録材2はピン
チローラ13Aにより搬送ベルト7に圧接された状態で
帯電器工2、I20間へ導かれる。
帯電器12.12は上側が十で下側が−になっており、
ピンチローラ13Aの直前で除電されているベルト7と
被記録材2との間で電位差が生じ、該被記録材2は静電
気力により搬送ベルト7に吸着される。
この場合、帯電器12.12を通過した後のピンチロー
ラ13Bの圧接により、被記録材2のベルト7表面への
吸着はより一層確実になる。
こうして、被記録材2の搬送が行なわれ、ベルトモータ
11の起動と同期して被記録材2の送りをカウントしな
がら、被記録材2の先端が記録ヘッド20に達した後、
ステップ316で記録が行われる。複数の記録ヘッドを
使用する場合は、該被記録材2の先端が各ヘッド単体に
到達した後、各色の記録が順次行われる。
記録が終了した被記録材2は、搬送ベルト7の後端部か
ら曲率分離されて排紙トレイ15に排出される。
被記録材2の排出(排紙)が終了する(ステップ517
)と、ベルトモータ11および帯電器12.12がオフ
にされる(ステップ31B)。
ここで、次の記録を継続して行なうか否かを判断しくス
テップ319)、次の記録が行なわれない場合(記録終
了の場合)は、ステップS20へ進んでヘッドユニット
24 (記録ヘッド20)を上昇させて第5図の状態に
した後、キャンプユニット22をX方向へ所定量移動さ
せて第4図のセット状態に戻しくステップ521)、然
る後ヘツドユニット24を下降させて(ステップ522
)各ヘッド単体のフェイス面45をキャップ22に密着
させ、第3図のキャッピング状態にする。
そこで、ステップS23でtaをオフにし、記録装置の
一連の動作を終了する。
一方、ステップS19での判断の結果、次のページの記
録などさらに記録が行われる場合(記録終了でない場合
)は、ステップS24へ進んで空気吐出信号の有無を検
出する。
ステップS24での検出の結果が空吐出信号有りの場合
は、ステップS25へ進んでヘッドユニット24(記録
ヘッド20)をヘッド移動手段25(第1図)により上
昇させて(ステップ525)第5回の状態にし、ステッ
プS26でキャップ22をX方向に移動させて第4図の
セット状態にする。
そこで、ステップS27へ進み、インクポンプ29を正
転させてステップS4の場合のようにインクを循環させ
る。
この場合、共通液室45を流れるインクはインク排出チ
ューブ38および吐出口46の両方から排出され、吐出
口近傍の増粘インクおよび共通液室45や液路47内の
気泡もインクとともに排出される。
また、吐出口46より流出したインクは、キャンプ22
内のインク吸収部材(不図示)で捕捉され、該キャップ
22からさらに排出インク溜め等へ送られる。
空吐出が終わると、ステップ528において、キャップ
22をX方向と逆の方向に所定量移動(退避)させて第
5図の状態にし、次いで、ステップS29へ進み、ヘッ
ドユニット24を下降させで第6図に示す記録位置にセ
ットする。
ステ・7プS24で空吐出信号有りの場合は、以上ステ
ップ325〜ステツプS29の動作を行なった後で、ス
テップS12へ戻って給紙モータをオンにし、前述の1
枚目と同様の記録シーケンス(ステップ$12〜ステッ
プ519)が繰り返される。
一方、前記ステップS24において、空吐出信号無しの
場合は、直ちにステップ512へ戻って給紙モータをオ
ンにし、前述の1枚目と同様の記録シーケンス(ステノ
ブS12〜ステ・ンブ519)が繰り返される。
なお、上記ステップS27の空吐出は、例えば、記録ム
ラを防止するため連続給紙の場合で約100枚ごとに行
われる。
第7図のフローチャートでは、ステップS7においてイ
ンクポンプ29を逆転してフェイス面48の付着物を吐
出口内へ吸引するヘッドクリーニング動作は、ステップ
S4のインク循環(吐出回復)動作の後、すなわち非記
録時に行なったが、このヘッドクリーニング動作は、必
要に応じて、記録ヘッド20が被記録材2に対面した記
録位置にある場合(記録時)にも実行されるものである
すなわち、記録時には、誤動作等により被記録材2と記
録ヘッド20が接触して、被記録材2上のインク(未乾
燥の画像形成インク)がフェイス面48に付着すること
があり、したがって、一定の記録時間ごと、あるいは記
録ムラや被記録材2との接触を検出した時、記録位置に
おいてもヘッドクリーニング動作が行われる。
ただし、記録時のヘッドクリーニング動作の場合は、吐
出口46の内外の圧力差が大きく吸引力が大き過ぎると
、僅かの間隔で対面している被記録材2上のインクや紙
粉等の付着物まで吐出口46へ吸引され、逆に吐出口の
目詰まり等の悪影響が生しることになる。
また、上記圧力差は、メニスカス変形による不完全吐出
を防止するために、該メニスカスの破壊圧以下に抑えら
れる。
一方、吐出回復時など非記録時には、上記悪影響がない
ので、吐出口内外に充分な圧力差を生じさせて、フェイ
ス面48上の付着物を迅速かつ確実に吸引除去すること
が要請される。
そこで、本発明のへンドクリーニング方法においては、
記録時の圧力差が非記録時の圧力差より小さくなるよう
に制御される。
この圧力差の制御は、図示の実施例では、例えば、イン
クポンプ29の逆転時の回転速度を調整してポンプ吸引
力を制御することにより実施することができる。
なお、前述の実施例では、非記録時において、吐出口4
G内の圧力を記録時よりも低い負圧に変化させる場合を
例示したが、これは、吐出口46の外側すなわちフェイ
ス面4日前方の大気の圧力を高くして、相対的に吐出口
46内の圧力を低くすることにより、フェイス面48に
付着したインク等を吐出口46内に吸い込んで除去する
ことも可能であり、このような方法によっても同し作用
効果を達成することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録
ヘッドの吐出口から被記録材上へインクを吐出して記録
を行なうインクジェット記録装置のヘッドクリーニング
方法であって、吐出口内の圧力を吐出口外の圧力より低
くすることにより、該吐出口が形成されたフェイス面上
の付着物を該吐出口内へ吸い込むヘッドクリーニング方
法において、吐出口内外の圧力差が該吐出口のメニスカ
スを破る圧力差より小さくなるように制御するとともに
、記録時の圧力差を非記録時の圧力差より小さく設定す
る方法を採用するので、記録ヘッドのフェイス面にゴミ
が付着したり、吐出口のメニスカスが変形するなどの悪
影響を及ぼすことなく、該フェイス面に付着したインク
を迅速に吐出口内に吸引して除去することができ、同時
に、記録位置においても、容易にクリーニング動作を行
なうことができ、メニスカス変形による不完全吐出を生
じることなく、記録時のスループットを向上させるのに
有効なインクジェット記録装置のヘッドクリーニング方
法が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるヘッドクリーニング方法を実施す
るのに好適なインクジェット記録装置の模式的斜視図、
第2図は第1図中の記録ヘッドの構造を示す斜視図、第
3図〜第6図は本発明によるヘッドクリーニング方法を
実施する際の記録ヘッドおよびキャップの動作を示す模
式的側面図、第7図は第1図の記録装置の制御動作のフ
ローチャートである。 2−−−一被記録材、T−−−一搬送ベルト、20記録
ヘツド、21−m−・−・インクタンク、22−・−・
・−キャップ、24−・−ヘノドユニント、25−−−
一ヘッド移動手段、26−−−−−・キャップ移動手段
、27・・−インク弁、28・・・・・−・インク供給
チューブ、29インクポンプ、36−−−・−制御回路
、38インク排出チユーブ、45−−−−−共通液室、
46吐出口1.i 8−−−−−−−フェイス面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録ヘッドの吐出口から被記録材上へインクを吐
    出して記録を行なうインクジェット記録装置のヘッドク
    リーニング方法であって、吐出口内の圧力を吐出口外の
    圧力より低くすることにより、該吐出口が形成されたフ
    ェイス面上の付着物を該吐出口内へ吸い込むヘッドクリ
    ーニング方法において、吐出口内外の圧力差が該吐出口
    のメニスカスを破る圧力差より小さくなるように制御す
    るとともに、記録時の圧力差を非記録時の圧力差より小
    さく設定することを特徴とするインクジェット記録装置
    のヘッドクリーニング方法。
JP33316889A 1989-12-22 1989-12-22 インクジェット記録装置のヘッドクリーニング方法 Pending JPH03193354A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7207648B2 (en) 2003-09-12 2007-04-24 Fujifilm Corporation Inkjet head and method of cleaning inkjet head
JP2008087477A (ja) * 2006-09-07 2008-04-17 Toppan Printing Co Ltd インクジェット印刷装置の洗浄方法
JP2012171320A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Brother Industries Ltd 液体吐出装置

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