JP2915635B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2915635B2 JP3205822A JP20582291A JP2915635B2 JP 2915635 B2 JP2915635 B2 JP 2915635B2 JP 3205822 A JP3205822 A JP 3205822A JP 20582291 A JP20582291 A JP 20582291A JP 2915635 B2 JP2915635 B2 JP 2915635B2
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    • B41J2/12Ink jet characterised by jet control testing or correcting charge or deflection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出して記録
媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12(a),(b),(c)はインク
ジェット記録装置の従来例による記録のようすを示す説
明図である。図に示す通り、記録媒体204を搬送する
搬送手段である搬送ベルト205と、前記記録媒体20
4へインクを吐出する記録ヘッド201とが対向配置さ
れている。また、記録ヘッド201内には吐出エネルギ
ー発生手段である圧力発生手段202が設けられてい
る。
【0003】次に、図12(a),(b),(c)に示
すインクジェット記録方式による記録について説明す
る。
【0004】まず、図12(a)に示すように、記録ヘ
ッド201内のインク203が圧力発生手段202によ
る圧力で押し出され、第1のインク液滴206−1が吐
出される。次に、図12(b)に示すように、第1のイ
ンク液滴206−1は帯電搬送ベルト205に載置さ
れ、ベルト205の静電吸着力によってベルト205に
吸着して搬送される記録媒体204に着弾して広がる。
ついで、記録ヘッド201から第2のインク液滴206
−2が吐出される。このとき、記録ヘッド201と記録
媒体204との間には、不要液滴207が発生する。該
不要液滴207は、インク液滴206−1,206−2
等の吐出に伴って発生するもの(サテライトインク)や
インク液滴206−1,206−2等の着弾によりその
一部が撥ね返ったもの(撥ね返りミストインク)等から
なる。そののち、図12(c)に示すように、第2のイ
ンク液滴206−2は第1のインク液滴206−1と一
部重畳されて着弾する。また、第3のインク液滴206
−3が吐出されることにより、不要液滴207が増加す
る。このように連続して吐出し、高密度記録をする場
合、不要液滴207が多数発生する。特に、記録領域の
全幅にわたって複数の吐出口を備えているフルライトヘ
ッドを用いたフルライン記録あるいはカラー記録におい
ては、不要液滴207の発生が顕著である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、発生
した不要液滴に対し、特に対策がとられていないので、
不要液滴が記録ヘッドの吐出口近傍に付着して蓄積する
場合があった。不要液滴には、帯電しているものが多
く、記録ヘッド201の吐出口近傍の吐出面に付着しや
すくなっている。このように、不要液滴が記録ヘッドの
吐出口208近傍の吐出面209に付着すると、以後の
正常なインクの吐出が妨げられ、インクが吐出されなく
なる等の吐出不良が起こる可能性が有り、ついには記録
を良好に行うことができなくなる虞れがある。
【0006】本発明の目的は、記録には関与しないが、
記録のために発生するインクミスト等の不要液滴を効率
良く除去することのできるインクジェット記録装置を提
供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、インク吐出口の目詰
まりの発生頻度を低減することによって、良好な記録を
長期にわたって維持することのできるインクジェット記
録装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、不要液滴が記録ヘッ
ドの吐出口近傍の吐出面に付着することを防ぎ、吐出不
良が発生しないインクジェット記録装置を提供すること
にある。
【0009】本発明の他の目的は、インクミスト等の不
要液滴を電極によって捕集して、記録媒体には極力不着
させないよう構成したインクジェット記録装置を提供す
ることにある。
【0010】本発明の具体的な目的の一つは、記録ヘッ
ドと記録媒体との間のギャップ近傍にそれぞれ少なくと
も1個ずつ配設された第1の電極および第2の電極と、
これら第1の電極および第2の電極に互いに異極性の電
圧を印加する電源と、を備えたインクジェット記録装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、記録手段の有する吐出口からインクを吐出
して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置にお
いて、記録媒体を搬送する搬送手段を構成する搬送ベル
トと、前記記録媒体を静電的に吸着させるための前記搬
送ベルトを帯電させる帯電手段と、前記吐出口から吐出
された不要インクを吸着するよう設けられた第1電極と
第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに互いに異
なった極性の電圧を印加する電源と、を有することを特
徴とする。
【0012】また、本発明のインクジェット記録装置
は、インクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェ
ット記録装置において、吐出口からインクを吐出して記
録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録媒体を搬送す
る搬送手段と、ここで前記搬送手段は搬送ベルトと、前
記記録媒体を前記搬送ベルトに静電的に吸着させるため
に前記搬送ベルトを帯電する帯電手段と、を備える、互
いに異なった極性の電圧を印加される第1電極と第2電
極と、を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明のインクジェット記録装置
は、インク液滴を記録媒体に向けて吐出する記録ヘッド
を有するインクジェット記録装置において、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体との間のギャップ近傍にそれぞれ少
なくとも1個ずつ配設された第1の電極および第2の電
極と、これら第1の電極および第2の電極に互いに異極
性の電圧を印加する電源と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明が適用されるインクジェット
記録装置の一例を示す概略構成図、図2は本発明が適用
される記録ヘッドの一例を示す概略構成図、図3,4,
5,6はそれぞれ本発明の第1の実施例の説明図、図7
は本発明の第2の実施例を説明するためのタイミングチ
ャート、図8は本発明の第3の実施例を示す説明図、図
9は本発明のさらに他の実施例を示す斜視図、図10は
本発明を適用した実施例のフローチャート、図11はそ
のブロック図である。
【0016】以下説明する実施例は、記録ヘッドと記録
媒体との間のギャップ近傍にそれぞれ少なくとも1個ず
つ配設された第1の電極および第2の電極と、これら第
1の電極および第2の電極に互いに異極性の電圧を印加
する電源と、を備えたインクジェット記録装置である。
また、本実施例インクジェット記録装置は、記録媒体を
静電力により搬送ベルトに吸着して保持し記録ヘッドに
対向する位置まで搬送する搬送手段を備えたものであ
る。なお本実施例の記録ヘッドは、記録媒体の記録域の
全幅にわたって、複数の吐出口を備えているフルライン
タイプの記録ヘッドであって、さらに本実施例ではフル
カラー記録を可能とするよう4個のフルライン記録ヘッ
ドを有する。また、本実施例の記録ヘッドは、熱エネル
ギーを利用して吐出口からインクを吐出させるもので、
熱エネルギーを発生させる手段として電気熱変換体を有
している。
【0017】上述の通り、本実施例のインクジェット記
録装置は、記録媒体を搬送する構成として、搬送ベルト
を静電的に帯電させている。そのため、搬送ベルトと対
向して配置される記録ヘッドと搬送ベルト(あるいは搬
送されている記録媒体)との間には所定の電位差が生じ
ている。したがって、記録ヘッドから記録媒体に向けて
インク液滴が吐出されると、吐出されたインク液滴自体
が飛翔中に帯電分極する(例えば、図4に示されたイン
ク液滴は、搬送ベルト(記録媒体)が+に帯電している
ため、搬送ベルトに近い側が−に、遠い側が+に帯電分
極している。)。そして、飛翔中のインク液滴が主滴
と、主滴から分離した微小なサテライトインクとに分裂
する。また、主滴の一部が撥ね返って撥ね返りミストイ
ンクとなる。この時、サテライトインクは、主滴の飛翔
方向の後方に位置しており、例えば図4を基に説明する
と、搬送ベルト(記録媒体)が+に帯電している場合、
搬送ベルトに近い側(主滴)が−に、遠い側(サテライ
トインク)が主として+に帯電することになるが、サテ
ライトインクは周囲の帯電状態で+、−のいずれかに帯
電するため、+、−両方のサテライトインクが存在する
(図5)。また、撥ね返りミストインクも、撥ね返りミ
ストインクになる時点での周囲の帯電状態で+、−のい
ずれかに帯電し、+、−両方の撥ね返りミストインクが
存在する(図6)。これらサテライトインクや撥ね返り
ミストインク等の不要液滴は、上述のように正(+)ま
たは負(−)のいずれかに帯電しているとともに、飛翔
の方向性が主滴のようには記録媒体方向に向かっていな
いため(特に、撥ね返りミストインクの飛翔方向は記録
媒体と反対の方向性が主である。)(図5、図6)、夫
々異極性の電圧が印加された第1の電極及び第2の電極
のうち、いずれか一方(不要液滴とは異極性である方)
に吸着され、収集されることを可能にする。したがっ
て、不要液滴が記録ヘッドの吐出口近傍の吐出面に付着
することが防止される。
【0018】さて次に本発明の好適な実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。
【0019】まず、第1実施例について説明する。
【0020】図1において、インクジェット記録装置1
1の底部には、所定の大きさに切断された被記録媒体で
ある記録紙12を納める給紙カセット13が着脱自在に
装着されている。
【0021】前記給紙カセット13の図示右側には、少
なくとも1個が強制回転される一対の搬送ローラ14
a,14bがそれぞれ回転自在に軸支されている。そし
て該一対の搬送ローラ14a,14bの回転に伴い、給
紙カセット13からピックアップローラ15により1枚
ずつ押し出された記録紙12が挟み付けられて移送され
る。そしてこの記録紙12は、2枚のわん曲したガイド
板15a,15b及び2枚のレジ前ガイド板16a,1
6bの各間に順次案内されて、一対のレジストローラ1
7a,17bまで送り出される。
【0022】前記一対のレジストローラ17a,17b
は、それぞれ回転自在に軸支され、少なくとも1個が所
定の回転速度で強制回転されるものである。そしてその
回転に伴い前記記録紙12が挟み付けられて送り出さ
れ、2枚のレジ後ガイド板18a,18bの間及び補助
ベルト19により順次案内されて帯電吸着ベルト20上
に供給される。
【0023】前記帯電吸着ベルト20は、それぞれ回転
自在に軸支された4個のローラ20bにかけまわされて
おり、少なくともその内の1個のローラが所定の回転速
度で強制回転されることにより矢印A方向に回転する
(なお、図1以外においては、ローラ20bが2個の場
合を図示したが、ローラ20bの個数はいずれでも良
い)。さらに前記帯電吸着ベルト20のうち図示上側の
走行路の直下にはバックプラテン20aが配設されてお
り、該バックプラテン20a上を走行する帯電吸着ベル
ト20が平面を形成するようになっている。これによっ
て、記録紙12と後述する記録ヘッドの吐出口との間隔
が維持され、記録品位が向上する。
【0024】また、前記帯電吸着ベルト20は、該帯電
吸着ベルト20に圧接する帯電ローラ31により電荷が
与えられて帯電し、静電気により前記記録紙12を吸着
する。そしてベルト20が矢示A方向へ回動することに
よって4個の記録ヘッド1Bk,1y,1m,1cの下
方へ記録紙12を搬送する。さらに、前記ベルト20に
吸着された記録紙12に電荷を注入するための電極32
が帯電吸着ベルト20の表面に接触するように設けられ
ている。
【0025】さて4色のインク色にそれぞれ対応した前
記4個の記録ヘッド1Bk(ブラック),1y(シア
ン),1m(マゼンタ),1c(シアン)は、インクを
吐出する吐出口が記録媒体の記録領域の全幅にわたって
400dpi(インチあたり400個)の密度でそれぞ
れ4736個配列されたフルラインタイプであり、公知
の移動手段(図示せず)に装着された記録ヘッドユニッ
ト21に等間隔でそれぞれ取り付けられている。
【0026】ここで前記各記録ヘッド1Bk,1y,1
m,1cの一例について説明する。
【0027】図2において、記録ヘッド1は前記4個の
記録ヘッド1Bk,1y,1m,1cのうちの任意の1
個を示したものである。
【0028】この記録ヘッド1(1Bk,1y,1m,
1c)は、エッチング、蒸着、スパッタリングなどの半
導体製造プロセス工程を経て基板102上に成膜された
複数個の電気熱変換体42、複数個の電極104、複数
個のノズル壁105と1枚の天板106とを有してい
る。
【0029】記録用のインクは、図示しない供給タンク
から供給管107および供給管用のコネクタ109を介
して基板102上の各ノズル110の後方に設けられて
いる共通液室108内に供給される。該共通液室108
内に供給されたインクは、毛管現象により各ノズル11
0内に供給され、各ノズル110先端の吐出口112が
形成された吐出口面111で各々メニスカスを形成する
ことにより安定に保持される。このとき、電極104に
より電気熱変換体42に通電すると、該電気熱変換体4
2近傍のインクが加熱され、発泡現象が発生し、該発泡
のエネルギーにより吐出口112から液滴が吐出する。
【0030】前記各記録ヘッド1Bk,1y,1m,1
c(図1参照)の各吐出口112は、記録時には帯電吸
着ベルト20から所定の間隙だけ離反した位置にある。
また、非記録時には前記移動手段により記録ヘッドユニ
ット21と共に帯電吸着ベルト20の図示上方の図中一
点鎖線で示す位置まで上昇され、連動して移動されてき
たキャッピングユニット26により密封される構成とな
っている。
【0031】前記キャッピングユニット26には、前記
密封時にヘッド回復動作によって各記録ヘッド1Bk,
1y,1m,1cの各吐出口112から排出された廃イ
ンクを回収して廃インクタンク(図示せず)に導く手段
が設けられている。
【0032】さて前記帯電吸着ベルト20の図示左側に
は、複数のガイド板22及び一対の排出ローラ23a,
23bが順に列設されている。そして記録が行われた記
録紙12は、帯電吸着ベルト20を通過して必要に応じ
てヒータ24aにより加熱されたファン24bの風を受
けながら定着排紙部24を通過して、トレイ25へ排出
される。
【0033】次に、本実施例の記録時の動作について説
明する。
【0034】給紙カセット13からピックアップローラ
15により押し出された記録紙12は、一対の搬送ロー
ラ14a,14bにより送り出されて一対のレジストロ
ーラ17a,17bに達する。そしてその先端が一対の
レジストローラ17a,17bの互いの周面の接触部位
に当接してループが形成された状態で数ms停止する。
その後、所定の給紙タイミングで帯電吸着ベルト20へ
向けて送り出され、所定の回転速度で回転している帯電
吸着ベルト20に静電吸着力により吸着されて各記録ヘ
ッド1Bk,1y,1m,1cの吐出口112の下方を
順次通過する。その際、前記各記録ヘッド1Bk,1
y,1m,1cは、前記給紙タイミングから計ったタイ
ミングに合わせて、各記録ヘッド1Bk,1y,1m,
1cの吐出口112からインクをそれぞれ吐出させ、記
録紙12に記録を行う。前記記録が行われた記録紙12
は定着排紙部24を通過して乾燥定着され、トレイ25
へ排出される。
【0035】次に、本発明の第1の実施例における搬
送、吐出および不要液滴の収集について説明する。
【0036】図3は吐出液滴形成直前のタイミングを示
す説明図である。図に示す通り、帯電吸着ベルト20に
対し、+2kV程度の電圧(高圧電源34によって印加)
を印加している導電ゴムからなる帯電ローラ31を接触
させ、帯電吸着ベルト20上にプラス電荷を帯電させ
る。そこで記録紙12を帯電吸着ベルト20に密着させ
る。これによって記録紙12の帯電吸着ベルト20側に
マイナス電荷が誘起され、記録紙12と帯電吸着ベルト
20の吸着力が発生する。記録紙12の帯電吸着ベルト
20側でない側(記録ヘッド1(1Bk,1y,1m,
1c)と対向する側)にはプラス電荷が誘起され、記録
ヘッド1(1Bk,1y,1m,1c)と記録紙12と
の間に電位差が生じ、電界が形成される。次いで、記録
ヘッド(1Bk,1y,1m,1c)の有する電気熱変
換体42をヒート駆動して形成したバブル56によって
形成される液柱50に記録紙12上のプラス電荷と反対
電荷であるマイナス電荷が誘起される。そして空中に液
滴52が飛翔しているタイミングにおける現象を示す図
4に示す通り、液滴52は前述の電界の作用を受けて分
極する。
【0037】次のタイミングにおける現象を図5に示
す。図に示す通り、それぞれマイナスに帯電した主滴5
3およびサテライトインク54−1とプラスに帯電した
サテライトインク54−2とに分離する。マイナスに帯
電したサテライトインク54−1はプラス電極51−1
に、プラスに帯電したサテライトインク54−2はマイ
ナス電極51−2にそれぞれ吸引されて電極表面に付着
する。主滴53は運動エネルギーが大きいので、前記電
極51−1,51−2に捕集されることなく記録紙12
に着弾する。図6に示すように着弾後の撥ね返りミスト
インクの中にも、主滴53のマイナス電荷を帯びた撥ね
返りミストインク64−1と記録紙12上の、プラス電
荷を受けた撥ね返りミストインク64−2とがある。そ
してマイナスに帯電した撥ね返りミストインク64−1
はプラス電極51−1に、プラスに帯電した撥ね返りミ
ストインク64−2はマイナス電極51−2にそれぞれ
吸引されて電極表面に付着する。
【0038】ここでプラス電極51−1及びマイナス電
極51−2は、記録領域の全幅にわたって並設されてい
る複数個の吐出口112に沿って、やはり記録領域の全
幅にわたって設けられている。またこの電極51−1,
51−2は長細平板状であって記録ヘッドユニット21
(図1)に縦長に取付けられている(なお図1では、模
式的に示している)。より具体的には吐出口112の近
傍に電極サポート60を介して取付けられている。そし
て吐出口112と記録紙12の搬送経路Sとの間に位置
している。なお本実施例では一枚の板状電極51−1,
51−2を記録領域の全幅にわたって設けたが、必らず
しも全幅にわたって設ける必要はない。例えば記録領域
にわたって適宜の間隔を設けて複数個の電極を設けても
良い。
【0039】また電極51−1,51−2表面に付着し
た不要インク61は自然乾燥させる、またはヘッドクリ
ーニング時等に除去すれば良い。なお図3〜6は模式的
に拡大をして図示したものであって、通常吐出口112
と記録紙12との間隔は300[μm]〜1[mm]程
度である。したがって電極51−1,51−2の縦の長
さlは約0.1〜0.3[mm],幅Wは約0.1[m
m]である。したがって、ヘッドクリーニング時、ある
いはヘッドキャッピング時にこれら電極が支障をきたす
ことはない。特に図9を用いて後述するように、ヘッド
吐出口面111と電極51−1,51−2の下端面とを
同一平面にすれば、ヘッドクリーニング、ヘッドキャッ
ピングをより効率良く行うことができる。
【0040】なお各電極に印加する電圧は、各電極と吐
出口、記録媒体の位置関係、不要液滴の帯電量、不要液
滴の運動エネルギーの量、等によって最適値が異なるが
概ね数百ボルト程度である。
【0041】また、静電吸着搬送のためのベルト20の
帯電極性はプラスに限られるものではなくマイナスでも
良い。
【0042】またさらに前述第1の実施例では各電極に
定常的に電圧印加するようにしたが、本発明はこれに限
られるものではなく、電圧印加タイミング設定手段を有
し、例えば下記のようなタイミングで電圧を印加すると
より好ましい場合がある。
【0043】すなわち、図7に示すように、吐出駆動
(電気熱変換体42のヒート駆動)が終わって主滴53
とサテライト54−1,54−2の分離が終わってか
ら、プラス電極51−1およびマイナス電極51−2へ
の電圧印加をそれぞれ行う。これによって、液滴分離の
際の液滴の正負帯電に影響を与えることなく、狙ったサ
テライトを電極51−1,51−2に電気的に吸引する
ことができる。また、主滴53の運動への微妙な影響も
より小さくすることができる。
【0044】また、前述第1の実施例ではプラス電極、
マイナス電極が記録領域の全幅にわたって設けられてい
る吐出口列に沿って各々1つずつ設けた例を示したが、
本発明はこれに限られたものではない。例えば図8に示
すように、プラス電極51−1とマイナス電極51−2
をそれぞれ複数有することによって不要液滴の吸引もれ
をより確実になくすことができる。
【0045】また前述実施例では電極51−1,51−
2を吐出口112と記録媒体搬送経路Sとの間に配置し
たが、これに限定されるものではない。例えば図9に示
す通り、電極51−1,51−2の下端面はヘッドの吐
出口面111と同一平面になるよう設けても良い。
【0046】さらに、本実施例では、帯電吸着ベルトに
よって、記録媒体を帯電吸着して搬送するようにしてい
る。しかしながらこれに限らず、記録媒体をローラ等で
挟んでテンションをかけて搬送するもの、あるいは空気
圧(負圧)によって記録媒体を吸引、保持して搬送する
もの等においても、帯電した不要液滴が生じることがあ
り、これらの不要液滴も各電極で確実に吸着するので本
発明は有効である。
【0047】また、本発明で使用される電源は、直流の
みに限られず、直流に交流を重畳させた電圧を印加する
構成であってもよい。
【0048】例えば、 (ただし、交流分は互に逆位相) のような構成であっても良い。
【0049】次に前述実施例のフローチャートを図10
を用いて説明する。
【0050】まずステップS1で、スタートボタン(図
示せず)が押下されてコピー動作がスタートする。次い
でステップS2でホームポジションにおいてヘッド1
(1Bk,1y,1m,1c)の初期化が行われる。例
えばポンプ駆動によるインク循環、ヘッド吸引・加圧等
の回復動作が行われる。なおこれら回復動作は、記録工
程においても適宜行われる。次にステップS3で、ヘッ
ド1は記録時の待機位置でスタンバイする。一方、ステ
ップS4で記録紙12の給送が開始される。次いでステ
ップS5でベルト20の矢示A方向への回転を開始し、
同時に帯電ローラ31による帯電も開始する。そしてス
テップS6で記録を開始し、記録情報に応じて電気熱変
換体42のON・OFF制御が行われる。ここで本実施
例では、記録開始と同時に電極51−1,51−2がO
Nし、ベルト20の回転停止と同時にOFFする例を示
した。しかしながら電極51−1,51−2のON・O
FF制御は、これに限られずに、例えば図7に示すよう
に制御しても良い。あるいは図11で説明するように記
録終了後約5秒程度ONし続けても良く、適宜の制御が
選択される。次いでステップS7で所定領域の記録が終
了すると、ステップS8でヘッド1がホームポジション
へ復帰する。そして移動手段(図示せず)が駆動して、
キャッピングユニット26によってヘッド1のキャッピ
ングが行われる。次いでS9でベルト20の駆動が停止
し、帯電ローラ31により帯電も停止して、同時に電極
51−1,51−2もOFFする。そしてS10でコピ
ー動作が終了する。
【0051】次に図11に本発明を適用した実施例のブ
ロック図を示す。
【0052】図中100は装置全体の制御を行う制御部
である。この制御部100は、例えばマイクロプロセッ
サ等のCPU、図10に示すフローチャートで示され
た、CPUの制御プログラムや各種データを格納してい
るROM,CPUのワークエリアとして使用されるとと
もに、各種データの一時保存等を行うRAM等を備えて
いる。
【0053】この制御部100には、記録紙12の有無
や記録ヘッド1の温度等を検知するセンサ群101から
の信号が入力インターフェース部(図示せず)を介して
入力される。
【0054】またこの制御部100からは出力インター
フェース部(図示せず)を介して各種信号を出力して以
下の動作制御を行っている。まず制御電界コントローラ
102を介して電源57−1,57−2の制御を行い制
御電極51−1,51−2のON・OFFを行ってい
る。なお制御電界コントローラ102はタイマーを備え
ており、例えば記録終了後約5秒程度制御電極をONし
続けて、より確実に浮遊不要液滴を捕集することができ
る。またヘッドコントローラ103を介して記録ヘッド
1(1Bk,1y,1m,1c)の電気熱変換体42の
ON・OFFを行っている。同様に、制御部100は、
出力インターフェース(図示せず)を介して、記録紙搬
送系(例えば、搬送ローラ14a,b・ピックアップロ
ーラ15・レジストローラ17a,b・帯電吸着ベルト
20(20b)・排出ローラ23a・b等)の制御、定
着系(ヒータ24a,ファン24b)の制御、キャッピ
ングユニット26の制御及びヘッドユニット21の制
御、あるいはポンプ駆動によるインク循環、ヘッド吸引
・加圧等のヘッド回復動作104の制御等を行ってい
る。
【0055】前述各実施例は、記録ヘッドと記録媒体と
の間のギャップ近傍にそれぞれ設けた第1の電極および
第2の電極に異極性の電圧を印加することにより、撥ね
返りミスト、サテライトなどの不要液滴を確実に収集す
ることができ、不要液滴が記録ヘッドの吐出口付近に付
着することによる吐出不良を防ぐことができる効果があ
る。
【0056】記録媒体を静電力により吸着、保持して搬
送する搬送手段を備えたものにおいては、上記効果に加
えて、前記静電力を生じさせる電界に影響されて記録ヘ
ッドに付着しようとする不要液滴を確実に吸着できる効
果がある。
【0057】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し記録を行うインクジェット記録方式の記録ヘッド、記
録装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0058】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、記録液(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて、記録液に核沸
騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆
動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネ
ルギーを発生せしめる。これによって記録ヘッドの熱作
用面近傍の記録液を膜沸騰させて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応して記録液内に気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長、収縮過程において生ずる
作用力によって吐出口を介して記録液を大気中に吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行わ
れるので、特に応答性に優れた記録液の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0059】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路、)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書にそれぞれ記載されたものでも
よい。
【0060】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、いずれの場合でも本発明は、
上述した効果を一層有効に発揮することができる。
【0061】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体にインク供給タンクが一体的に設
けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合
にも本発明は有効である。
【0062】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニング
手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別
の加熱素子或いはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段等である。また、記録とは別に予備吐出を行う予備吐
出モードを設けることも安定して記録を行うために有効
である。
【0063】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、前述実施例で示した通りの異なる色の複色カラ
ー又は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0064】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、記録信号付与時にインクが液
状をなすものであれば良い。
【0065】さらに加えて、本発明を適用したインクジ
ェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として用いられるものの他、リ
ーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を
有するファクシミリ装置の形態を採るものであってもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、記
録のために発生するインクミスト等の不要液滴を効率良
く除去することのできるインクジェット記録装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明が適用される記録ヘッドの一例を示す概
略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例を示す説明図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明を適用した実施例のフローチャートで
ある。
【図11】本発明を適用した実施例のブロック図であ
る。
【図12】(a),(b),(c)はそれぞれ従来例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1,1Bk,1y,1m,1e 記録ヘッド 11 インクジェット記録装置 12 記録紙 13 給紙カセット 14a,14b 搬送ローラ 15 ピックアップローラ 15a,15b ガイド板 16a,16b レジ前ガイド板 17a,17b レジストローラ 18a,18b レジ後ガイド板 20 帯電吸着ベルト 20a バックプラテン 20b ローラ 21 記録ヘッドユニット 22 ガイド板 23a,23b 排出ローラ 24 定着排紙部 24a ヒータ 24b ファン 25 トレイ 31 帯電ローラ 32 電極 42 電気熱変換体 50 液柱 51−1 プラス電極 51−2 マイナス電極 52 液滴 53 主滴 54−1,54−2 サテライトインク 57−1,57−2 直流電源 61 不要インク 64−1,64−2 撥ね返りミストインク 110 ノズル 111 吐出口面 112 吐出口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/18 B41J 2/05 B41J 2/085 B41J 2/09 B41J 2/185

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段の有する吐出口からインクを吐
    出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に
    おいて、記録媒体を搬送する搬送手段を構成する搬送ベルトと、 前記記録媒体を静電的に吸着させるために前記搬送ベル
    トを帯電させる帯電手段と、 前記吐出口から吐出された不要インクを吸着するよう設
    けられた第1電極と第2電極と、 前記第1電極と前記第2電極とに互いに異なった極性の
    電圧を印加する電源と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記不要インクは、前記記録手段から吐
    出されたインク滴の飛翔中に主滴から分離して存在する
    サテライトインクである請求項1記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記不要インクは、主滴が前記記録媒体
    に着弾した際にその一部が撥ね返ってミストとなった撥
    ね返りミストインクである請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電極と前記第2電極は、前記記
    録手段と前記記録媒体搬送経路との間に設けられている
    請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1電極と前記第2電極は、インク
    を吐出する前記インク吐出口と同一平面に設けられてい
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1電極と前記第2電極は、記録ヘ
    ッドユニットに取り付けられている請求項1記載のイン
    クジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1電極と前記第2電極は、前記記
    録手段の吐出口に沿って設けられている請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は記録領域の全幅にわたっ
    て、複数の吐出口を備えているフルラインヘッドであっ
    て、前記第1電極と前記第2電極は前記吐出口列に沿っ
    て前記記録領域の全幅にわたって設けられている請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は電気熱変換体を有し、前
    記電気熱変換体の発する熱エネルギーを利用して吐出口
    からインクを吐出する請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  10. 【請求項10】 インクを吐出して記録媒体に記録を行
    うインクジェット記録装置において、 吐出口からインクを吐出して記録媒体に記録を行う記録
    手段と、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、ここで前記搬送手
    段は搬送ベルトと、前記記録媒体を前記搬送ベルトに静
    電的に吸着させるために前記搬送ベルトを帯電する帯電
    手段と、を備える、 互いに異なった極性の電圧を印加される第1電極と第2
    電極と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記第1電極と第2電極とは前記吐出
    口の近傍に設けられている請求項10記載のインクジェ
    ット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段は記録領域の全幅にわた
    って、複数の吐出口を備えているフルラインヘッドであ
    って、前記第1電極と前記第2電極は前記吐出口列に沿
    って前記記録領域の全幅にわたって設けられている請求
    項10記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録手段は電気熱変換体を有し、
    前記電気熱変換体の発する熱エネルギーを利用して吐出
    口からインクを吐出する請求項10記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  14. 【請求項14】 インク液滴を記録媒体に向けて吐出す
    る記録ヘッドを有するインクジェット記録装置におい
    て、 前記記録ヘッドと前記記録媒体との間のギャップ近傍に
    それぞれ少なくとも1個ずつ配設された第1の電極およ
    び第2の電極と、 これら第1の電極および第2の電極に互いに異極性の電
    圧を印加する電源と、を備えたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体を静電力により吸着して
    保持し記録、ヘッドに対向する位置まで搬送する搬送手
    段を備えた請求項14記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドは、記録媒体の記録域
    の全幅にわたって、複数の吐出口を備えているフルライ
    ンタイプの記録ヘッドである請求項14記載のインクジ
    ェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用して吐出口からインクを吐出させるもので、熱エネル
    ギーを発生させる手段として電気熱変換体を有している
    請求項14記載のインクジェット記録装置。
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