JP4715631B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4715631B2
JP4715631B2 JP2006137155A JP2006137155A JP4715631B2 JP 4715631 B2 JP4715631 B2 JP 4715631B2 JP 2006137155 A JP2006137155 A JP 2006137155A JP 2006137155 A JP2006137155 A JP 2006137155A JP 4715631 B2 JP4715631 B2 JP 4715631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
droplet discharge
blade
groove
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006137155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007307741A (ja
Inventor
武志 前後
正彦 関本
徹 西田
哲 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006137155A priority Critical patent/JP4715631B2/ja
Priority to US11/589,455 priority patent/US7699434B2/en
Priority to CNB2006101670434A priority patent/CN100560368C/zh
Publication of JP2007307741A publication Critical patent/JP2007307741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4715631B2 publication Critical patent/JP4715631B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16585Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles for paper-width or non-reciprocating print heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/17Cleaning arrangements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴が付着する部材の清掃を行う液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置としてのインクジェットプリンタでは、印字中に用紙ジャムが発生すると、搬送ベルト(搬送部材)上に用紙が無い状態でインクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)からインク滴が吐出されて、搬送ベルトにインクが付着することがある。また、ダミージェット、即ち、未使用ノズルの目詰まりを防止することを目的として印字とは無関係なインク滴の吐出を、搬送ベルトに向けて行う場合にも、搬送ベルトにインクが付着する。このため、インクジェットプリンタでは、搬送ベルトに付着したインクを掻き取るブレード等の清掃部材が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているインクジェットプリンタでは、ブレードの表面に、インクが会合し易い部位とインクが会合し難い部位を形成し、ブレード上でのインクの流れを規制することで、ブレード上にインクが滞留することを防止しようとしている。
しかしながら、ブレードの水平方向との傾斜角度が小さく、ブレード上のインクにかかる重力が小さい場合には、ブレード上でのインクの流動性を十分に高めることができず、ブレード上でのインクの滞留、固化が発生し、搬送ベルトの清掃不良が発生するという問題があった。
特開2001−179953号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴が付着する部材の清掃不良を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドと対向する対向部材と、底部から開口部へかけて溝幅が増加し、且つ、前記対向部材側から反前記対向部材側へかけて溝角度が減少する溝が複数形成され、前記対向部材に接触して前記対向部材を清掃する第1ブレードと、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の液滴吐出装置では、第1ブレードが、液滴吐出ヘッドに対向した対向部材に接触して対向部材を清掃する。この第1ブレードには、底部から開口部へかけて溝幅が増加する溝が、複数形成されており、第1ブレードによって対向部材から掻き取られた液体は、溝内を流れる。
ここで、各溝の溝角度が対向部材側から反対向部材側へかけて減少しており、各溝内の液体の流れる方向と直交する方向の幅が対向部材側から反対向部材側へかけて減少するので、溝内の液体には、表面張力の関係上、対向部材側から反対向部材側への力が作用する。これによって、従来と比較して、溝内の液体の対向部材側から反対向部材側への流動性を向上でき、第1ブレードによって対向部材から掻き取られた液体が、第1ブレード上に滞留することを抑制でき、以って、第1ブレードによる対向部材の清掃不良を抑制できる。
請求項2に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、前記溝をV溝としたことを特徴とする。
請求項2に記載の液滴吐出装置では、第1ブレードに形成された複数のV溝の溝角度が、対向部材側から反対向部材側へかけて減少しているので、V溝内の液体には、表面張力の関係上、対向部材側から反対向部材側への力が作用する。これによって、従来と比較して、V溝内の液体の対向部材側から反対向部材側への流動性を向上できる。
請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、前記溝の底部を曲面としたことを特徴とする。
請求項3に記載の液滴吐出装置では、底部から開口部へかけて溝幅が増加する溝の底部を曲面としたことで、底部に隅部が出来ている場合と比較して、底部に液体が溜まることを抑制できる。
請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記溝に、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする。
請求項4に記載の液滴吐出装置では、溝に、液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質が与えられていることで、溝内の該液体の表面張力は、対向部材側より反対向部材側の方が大きくなる。これによって、溝内の該液体に、対向部材側から反対向部材側への力が作用する。
請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質の塗布液を前記対向部材に塗布する塗布部材を有し、前記溝に、前記塗布液と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする。
請求項5に記載の液滴吐出装置では、塗布部材によって対向部材に塗布液が塗布されて、塗布液の膜が形成される。この塗布液は、液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質を有しているので、液滴吐出ヘッドから吐出され塗布液の膜の上に付着した液体は、塗布液の膜上で凝集する。これによって、液滴吐出ヘッドから吐出された液体と対向部材との付着力の増加を抑制できるので、第1ブレードによって対向部材が清掃される際に、液滴吐出ヘッドから吐出され対向部材に付着した液体が、対向部材から容易に剥離する。
ここで、溝に、塗布液と親和性の有る性質が与えられていることで、溝内の塗布液の表面張力は、対向部材側より反対向部材側の方が大きくなる。これによって、溝内の塗布液に、対向部材側から反対向部材側への力が作用し、塗布液の対向部材側から反対向部材側への流れが促進されるので、塗布液に混在する、液滴吐出ヘッドから吐出された液体の対向部材側から反対向部材側への流れも促進される。
請求項6に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、複数の前記溝のピッチを、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液体が前記第1ブレード上で分裂して出来た複数の液滴のピッチと、同じにしたことを特徴とする。
請求項6に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドから吐出され第1ブレードによって対向部材から掻き取られた液体が、第1ブレード上で分裂することによって、第1ブレード上に複数の液滴が出来る。ここで、第1ブレード上に出来た複数の液滴のピッチと、複数の溝のピッチとが同じになっている。このため、各溝内の液体の流量の差異を抑制できる。
請求項7に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドと対向する対向部材と、前記対向部材側から反前記対向部材側へかけて溝幅が減少する溝が複数形成され、前記対向部材に接触して前記対向部材を清掃する第2ブレードと、を有することを特徴とする。
請求項7に記載の液滴吐出装置では、第2ブレードが対向部材に接触して対向部材を清掃する。この第2ブレードには、溝が複数形成されており、第2ブレードによって対向部材から掻き取られた液体は、溝内を流れる。
ここで、各溝の溝幅が対向部材側から反対向部材側へかけて減少しており、各溝内の液体の流れる方向と直交する方向の幅が、対向部材側から反対向部材側へかけて減少するので、溝内の液体には、表面張力の関係上、対向部材側から反対向部材側への力が作用する。これによって、従来と比較して、溝内の液体の対向部材側から反対向部材側への流動性を向上でき、第2ブレードによって対向部材から掻き取られた液体が、第2ブレード上に滞留することを抑制でき、以って、第2ブレードによる対向部材の清掃不良を抑制できる。
請求項8に記載の液滴吐出装置は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、前記溝に、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする。
請求項8に記載の液滴吐出装置では、溝に、液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質が与えられていることで、溝内の該液体の表面張力は、対向部材側より反対向部材側の方が大きくなる。これによって、溝内の該液体に、対向部材側から反対向部材側への力が作用する。
請求項9に記載の液滴吐出装置は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質の塗布液を前記対向部材に塗布する塗布部材を有し、前記溝に、前記塗布液と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする。
請求項9に記載の液滴吐出装置では、塗布部材によって対向部材に塗布液が塗布されて、塗布液の膜が形成される。この塗布液は、液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質を有しているので、液滴吐出ヘッドから吐出され塗布液の膜の上に付着した液体は、塗布液の膜上で凝集する。これによって、液滴吐出ヘッドから吐出された液体と対向部材との付着力の増加を抑制できるので、第2ブレードによって対向部材が清掃される際に、液滴吐出ヘッドから吐出され対向部材に付着した液体が、対向部材から容易に剥離する。
ここで、溝に、塗布液と親和性の有る性質が与えられていることで、溝内の塗布液の表面張力は、対向部材側より反対向部材側の方が大きくなる。これによって、溝内の塗布液に、対向部材側から反対向部材側への力が作用し、塗布液の対向部材側から反対向部材側への流れが促進されるので、塗布液に混在する、液滴吐出ヘッドから吐出された液体の対向部材側から反対向部材側への流れも促進される。
請求項10に記載の液滴吐出装置は、請求項7乃至9の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、複数の前記溝のピッチを、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液体が前記第2ブレード上で分裂して出来た複数の液滴のピッチと、同じにしたことを特徴とする。
請求項10に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドから吐出され第2ブレードによって対向部材から掻き取られた液体が、第2ブレード上で分裂することによって、第2ブレード上に複数の液滴が出来る。ここで、第2ブレード上の複数の液滴のピッチと、複数の溝のピッチとが同じになっている。このため、各溝内の液体の流量の差異を抑制できる。
請求項11に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記対向部材が、記録媒体を保持し前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送部材であることを特徴とする。
請求項11に記載の液滴吐出装置では、搬送部材が記録媒体を保持し液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する。ここで、従来と比較して、搬送部材を清掃する第1ブレード上又は第2ブレード上において、搬送部材側から反搬送部材側への液体の流動性が向上されているので、従来と比較して、第1ブレード又は第2ブレードによる搬送部材の清掃不良を抑制できる。
請求項12に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記対向部材が、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液滴を担持する担持体であり、前記担持体から記録媒体へ液滴を転写させる転写手段を有することを特徴とする。
請求項12に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴が、担持体に担持され、転写手段によって担持体から記録媒体へ転写される。ここで、従来と比較して、担持体を清掃する第1ブレード上又は第2ブレード上において、担持体側から反担持体側への液体の流動性が向上されているので、従来と比較して、第1ブレード又は第2ブレードによる担持体の清掃不良を抑制できる。
本発明は上記構成にしたので、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴が付着する部材の清掃不良を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、対向部材、搬送部材としての無端状の搬送ベルト28が、駆動ロール24及び従動ロール26、27、29に張架されている。駆動ロール24と従動ロール26とが、略水平に配設され、その下方で、従動ロール27、29が略水平に配設されている。
また、搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、駆動ロール24と従動ロール26との間の搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つの液滴吐出ヘッドとしてのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、ヘッド駆動回路(図示省略)によって駆動される。ヘッド駆動回路は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれの記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。図2に示すように、記録ヘッド32に対してメンテナンスを行う場合には、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動され、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(吸引、ワイピング、キャッピング等)を行う。
また、記録ヘッドアレイ30の上方には、各色のインクを貯留するインクタンク35が配置されている。各インクタンク35には、各記録ヘッド32が接続されている。
図3に示すように、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する。この際、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて用紙Pを搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離爪40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離爪40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
また、剥離爪40の下方には、ベルトクリーニングユニット48が配置されている。このベルトクリーニングユニット48は、搬送ベルト28の駆動ロール24に巻き掛けられた部分に当接し、搬送ベルト28に付着したインク等を掻き取る、第1ブレードとしてのブレード49と、ブレード49によって搬送ベルト28から掻き取られたインク等を回収する回収ボックス51とを備えている。なお、回収ボックス51の底部には、吸収体53が敷き詰められており、ブレード49から滴下する液体を吸収する。
また、ベルトクリーニングユニット48の下流側には、接地された除電ロール62が配置されている。除電ロール62は、接地された従動ロール27との間で搬送ベルト28を挟みつつ従動し、搬送ベルト28上の電荷を除去する。
ところで、図4に示すように、ブレード49は、矩形状の板材で、幅方向一端側(搬送ベルト28側)の角部(エッジ)49Aの全体を、搬送ベルト28の外周面28Aに接触させて、搬送ベルト28に付着したインクIを掻き取る。また、ブレード49は、搬送ベルト28と角度βをもって当接し、幅方向他端側(反搬送ベルト28側)が、下側へ傾斜するように設置されている。また、ブレード49の搬送ベルト28の回転方向上流側(図中上側)の面には、底部55Aから開口部55B(図7(A)、(B)参照)へかけて次第に溝幅が増加し、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側へ延びる複数のV溝55が、長手方向に沿って所定のピッチXで連続的に形成されている。各V溝55は、エッジ49Aが直線状に形成されるように、反搬送ベルト28側から搬送ベルト28側のエッジ49Aの近傍まで形成されている。
このため、ブレード49のエッジ49Aによって搬送ベルト28から掻き取られたインクIは、まず、エッジ49Aと搬送ベルト28とによって形成される角部において柱状になり、次に、図5に示すように、表面張力によって分裂してインク滴I´となる。そして、図6に示すように、インク滴I´は、V溝55に落下し、V溝55に沿ってブレード49の幅方向他端側へ流れ落ち、ブレード49の幅方向他端部から回収ボックス51へ落下する。
また、図7(A)には、ブレード49のインク滴I´が流れる方向(以下、流れ方向という)の上流端部の断面を示し、図7(B)には、ブレード49の流れ方向下流端部を示している。
図7(A)、(B)に示すように、V溝55の一方の壁面と他方の壁面との角度(溝角度)θは、流れ方向の上流側から下流側へかけて次第に減少している。このため、図8に示すように、V溝55内を流れるインク滴I´の流れ方向と直交する方向の幅Dが、流れ方向の上流側から下流側へかけて次第に減少する。
また、V溝55の壁面には、水性のインクと親和性が有る性質、即ち親水性が有る膜が形成されている。このため、インク滴I´とV溝55の壁面との接触角αが90°未満となり、インク滴I´の流れ方向上流側の表面形状が、下流側へ凹の円弧状となり、インク滴I´の流れ方向下流側の表面形状が、流れ方向上流側へ凹の円弧状となる。
ところで、インク滴I´の表面のV溝55の壁面と接触している或る一点の表面張力γ、インク滴I´の流れ方向上流側におけるV溝55の壁面との接触距離をL1、インク滴I´の流れ方向下流側におけるV溝55の壁面との接触距離をL2とし、ブレード49の流れ方向下流側が上流側よりも下方に位置するとすると、インク滴I´の流れ方向上流側における表面張力F1、インク滴I´の流れ方向下流側における表面張力F2は、下記(A)、(B)式を満足する。但し、φは、V溝55の壁面の流れ方向に対する傾斜角度である。
F1=γL1cos(α+φ)…(A)
F2=γL2cos(α−φ)…(B)
ここで、α、φ、L1、L2は、下記(C)、(D)式を満足する。
0<α<π/2、0<φ<π/2…(C)
L1<L2、L1>0、L2>0…(D)
従って、図8に示すように、F2>F1となり、インク滴I´には、重力に加えて、流れ方向の上流側から下流側への力(F2−F1)が作用するので、従来と比較して、インク滴I´の下流側への流動性が向上する。従って、従来と比較して、ブレード49にインクが滞留することを抑制でき、ブレード49による搬送ベルト28の清掃不良を抑制できる。
ここで、ブレード49に形成されたV溝55のピッチXについて説明する。
図9(A)に示すようにブレード49のエッジ49Aに柱状に溜まったインクIの体積Vは、下記(1)式で表される。なお、rは、柱状のインクIの半径、βは、上記したブレード49と搬送ベルト28との当接角度である。
V=πrβ/2π…(1)
本実施形態では、β=64°となっている。また、本実施形態では、ダミージェット時には、毎回200発のインク滴の吐出が行われるが、その際に、エッジ49Aに溜まるインクIの単位幅当たりの体積V[m/m]は、下記(2)式で表される。
V[m/m]=a[pl]×b×c×d[dpi]…(2)
但し、aは、1ドットの体積、bは、吐出されるドット数、cは、記録ヘッド32の数、dは解像度である。本実施形態では、a=10、b=200、c=4、d=600としたので、V=1.89となる。
これによって、柱状のインクIの半径rは、下記(3)式で表される。
r=√(2V/β)=0.6[mm]…(3)
また、エッジ49Aに柱状に溜まったインクIが、図9(B)に示すように、複数のインク滴I´に分裂した後、複数のインク滴I´のピッチX´は、Rayleighの線形安定の理論により下記(4)式で表される。
X´=9nr=5.4n[mm](n=1、2、…)…(4)
これに対して、複数のV溝55のピッチXは、下記(5)式を満足するように設定されている。
X=9nr=5.4n[mm](n=1、2、…)…(5)
即ち、エッジ49A上で柱状のインクIから分裂して出来た複数のインク滴I´のピッチX´と、複数のV溝55のピッチXとが、等しくなっている。このため、分裂したインク滴I´が、1滴ずつ各V溝55に落下することになり、大量のインクが一斉に1個のV溝55に流れ込むことがなくなる。
ここで、インク滴I´とV溝55との位相がずれる場合があるので、エッジ49側のV溝55の幅Lは、広くしたほうが良く、本実施形態では、ピッチXと同じにしている。
なお、本実施形態のようにインクの溶剤の多くが水の場合には、V溝55の壁面に形成する膜の材料を、親水性が有る材料を用いれば良く、例えば、カルボキシメチルセルロース等の親水性ポリマーや、ポリビニルアルコール、キトサン、各種高分子電解質、ポリエチレンオキサイド、水溶性酢酸セルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子や、ゼオライト等の吸着剤等を用いることができる。
また、例えば、インクの溶剤の多くがアルコールの場合には、V溝55の壁面に形成する膜の材料を、アルコールと親和性が有る材料を用いれば良く、例えば、ポリビニルブチラールをイソプロピルに溶解したものや、酢酸セルロースや、ハイシリカゼオライト等を用いることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図10には、本実施形態の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置100が示され、図11には、インクジェット記録装置100の要部が拡大して示されている。
図11に示すように、剥離爪40の下方には、ベルトクリーニングユニット80が配置されている。このベルトクリーニングユニット80は、搬送ベルト28の駆動ロール24に巻き掛けられた部分に当接し、搬送ベルト28に付着したインク等を掻き取るブレード82と、ブレード82によって搬送ベルト28から掻き取られたインク等を回収する回収ボックス51とを備えている。なお、回収ボックス51の底部には、吸収体53が敷き詰められており、ブレード82から滴下する液体を吸収する。
また、オイル塗布ユニット64とバックアッププレート66とが、従動ロール26と従動ロール27との間で搬送ベルト28を間に置いて対向している。オイル塗布ユニット64は、搬送ベルト28の外周面に対向し、バックアッププレート66は、搬送ベルト28の内周面に当接している。
オイル塗布ユニット64は、ケース68と、ケース68に回転可能に支持された、塗布部材としてのオイル塗布ロール70と、ケース68に支持されたオイル用ブレード72と、を備えている。オイル塗布ロール70は、搬送ベルト28を間に置いてバックアップブレード66に圧接されており、搬送ベルト28に従動して回転する。また、オイル塗布ロール70は、ポリエチレンやウレタン等の多孔質体で形成され、シリコーンオイルを含浸しており、搬送ベルト28にシリコーンオイルを塗布する。これに対して、記録ヘッド32から吐出されるインクは、水性インクとなっている。このため、用紙ジャム時の不必要なインク吐出、又は搬送ベルト28上へ吐出されるダミージェット等によって搬送ベルト28にインクが付着した場合、搬送ベルト28上のシリコーンオイルの膜の撥水効果によりインクが凝集する。従って、インクが搬送ベルト28に付着する力の増加を抑制でき、ブレード82によって搬送ベルト28をクリーニングする際、インクが搬送ベルト28から容易に剥離される。
ここで、ダミージェットは、記録ヘッド32内のインクの増粘を防止するために、数十秒に1回等の短い周期で行われるので、本実施形態のように、常時、搬送ベルト28上にシリコーンオイルの膜を形成しておくことは効果的である。
なお、オイル塗布ロール70は、駆動ロールとしても良い。この場合、オイル塗布ロール70が搬送ベルト28に対して滑ることを防止できる。
また、オイル用ブレード72は、オイル塗布ロール70より搬送ベルト28の回転方向下流側で搬送ベルト28に当接しており、搬送ベルト28に塗布されたシリコーンオイルの余剰分を掻き落し、シリコーンオイルの膜厚を所定の厚みにする。なお、オイル用ブレード72は、フッ素ゴム、NBR等のゴム、SUS等の金属の薄板、ポリウレタン、PET等の樹脂フィルム等を用いる。
また、ケース68の底部には、スポンジ等の吸収部材74が敷き詰められており、この吸収部材74が、オイル用ブレード72によって搬送ベルト28から掻き取られたシリコーンオイルを吸収する。
また、搬送ベルト28は、PET、PI、PA、PC等の樹脂、又はCR、NBR、HNBR、ウレタンゴム等のゴム材料で形成し、表面にコーティングを施したもの等を使用する。また、ブレード49は、フッ素ゴム、NBR、HNBR等のゴム材料で形成したもの、SUS等の金属の薄板、ポリウレタン、PET等の樹脂で形成したフィルム等を使用する。また、オイル塗布ロール70のロール部は、ポリエステルやポリアミド等で形成された不織布が好適であるが、インクを所定量含浸可能で、巻取り可能であれば、他のものに変えても良い。
また、オイル塗布ロール70によって搬送ベルト28に塗布する液体(以下、塗布液という)としては、上述したようにシリコーンオイルを使用し、インクは水性インクを使用する。ここで、塗布液は、インクをはじく液体が適しており、水性インクに対しては、シリコーンオイルの他に、オレイン酸、リノール酸等の高級脂肪酸、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソデシル、マレイン酸ジブチル等の可塑剤、n−デカノール、ジメチルブタノール等の非水溶性のアルコール類、フッ素オイル、鉱物オイル、植物オイル等の撥水性を有する液体が使用可能である。また、油性インクに対しては、水等の撥油性が高い液体が使用可能である。
また、塗布液の搬送ベルト28への塗布を安定させるためには、塗布液の動粘度を10〜10mm/sの範囲にすることが望ましく、50〜10mm/sの範囲にすることがより望ましい。
また、塗布液の塗布厚が厚すぎると、用紙Pにオイルが浸透して用紙Pがインクをはじく等、画質に悪影響を及ぼす可能性があり、逆に、塗布液の塗布厚が薄すぎると、ブレード49によるインクのクリーニングが良好に行われなくなるので、塗布液の塗布厚を適当な範囲に設定することが必要である。塗布液の塗布厚の適当な範囲は、1nm〜20μmである。
また、塗布液は常温にて不揮発性である必要がある。具体的には蒸気圧が25℃で13.33Pa以下である。また、塗布液は、インクと相溶しない性質である必要がある。具体的には、インクに対する溶解度が常温(25℃)で0.1wt%以下である。
また、塗布液は、搬送ベルト28上で濡れ広がる必要があるので、下記(E)式の関係が必要である。但し、図12に示すように、塗布液Tの表面張力をγ、搬送ベルト28の臨界表面張力γとする。なお、臨界表面張力とは、種々の液体の表面張力と固体表面の接触角θとの関係において、cosθを1に補正したとき(すなわち液体の固体表面に対する接触角が0°となったとき)の表面張力をいう。一般に固体表面は、その表面が有する臨界表面張力よりも小さい表面張力を持つ液体によく濡れる。
γ<γ…(E)
また、塗布液Tに撥水性を持たせるためには、下記(F)式の関係が必要となる。但し、インクIの表面張力をγとする。
γ<γ…(F)
これによって、インクIは塗布液Tの膜上で濡れ広がることなく、凝集する。なお、搬送ベルト28を臨界表面張力γが43[mN/m]程度のPETのベルト、塗布液を表面張力γが20[mN/m]程度のシリコーンオイル、インクを表面張力γが30[mN/m]程度の水性インクとしてクリーニング性能を評価する実験を行った結果、搬送ベルト28上にインクの残渣は存在せず、クリーニング性は良好であった。
ところで、図13、図14(A)、(B)に示すように、ブレード82は、第1実施形態のブレード49と同様の形状をしており、エッジ82Aによって搬送ベルト28から塗布液Tを掻き取る。
ここで、V溝55の壁面には、塗布液Tと親和性が有る性質、即ち親油性が有る膜が形成されている。このため、V溝55の壁面には、塗布液Tの膜ができ、インク滴I´は、塗布液Tが分裂した液滴T´の中に包み込まれる。また、図15に示すように、液滴T´と溝84の壁面との接触角αが90°未満となり、液滴T´が流れる方向(以下、流れ方向という)上流側の表面形状が、下流側へ凹の円弧状となり、液滴T´の流れ方向下流側の表面形状が、上流側へ凹の円弧状となる。
ここで、液滴T´全体の表面張力をγとすると、液滴T´の流れ方向上流側における表面張力F1、液滴T´の流れ方向下流側における表面張力F2、角度α、角度φは、上記(A)、(B)、(C)、(D)式を満足するので、F2>F1となる。これによって、液滴T´には、重力に加えて、流れ方向の上流側から下流側への力(F2−F1)が作用するので、液滴T´の下流側への流れが促進される。従って、従来と比較して、ブレード82にインクが滞留することを抑制でき、ブレード82による搬送ベルト28の清掃不良を抑制できる。
なお、本実施形態のように塗布液Tが油性の液体である場合には、溝84の壁面に形成する膜の材料を、親油性が有る材料を用いれば良く、例えば、シリコン樹脂等を用いることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図16、図17に示すように、本実施形態の液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置200は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、黒(K)、シアン(C)の4色のインクで用紙Pにフルカラー画像を形成するフルカラープリンタである。また、インクジェット記録装置200は、所謂オフセット印刷方式を用いたプリンタであり、記録ヘッドアレイ30が、対向部材、担持体としての中間転写ドラム14に向けてインクを吐出して一旦中間転写ドラム104上にインク像を形成し、中間転写ドラム104から用紙Pにインク像を転写する。
インクジェット記録装置200の最下部には、給紙トレイ16が挿抜可能に設けられている。この給紙トレイ16には、用紙Pが積載されており、最上位の用紙Pにはピックアップロール18が当接している。用紙Pは、ピックアップロール18によって1枚ずつ給紙トレイ16から搬送方向下流側へ給紙され、搬送経路に沿って順に配設された搬送ロール109、120、121、123、125によって印字部122へ給紙される。なお、搬送ロール123、125は、用紙Pのインク像を転写される面に当接するロールがスターホイールとなっている。
印字部122では、中間転写ドラム104が搬送経路に面して配設され、記録ヘッドアレイ30が中間転写ドラム104の上方に配設され、また、メンテナンスユニット34が記録ヘッドアレイ30に近接されている。
図16に示すように、記録ヘッドアレイ30は、インク滴吐出時に、中間転写ドラム14に接近する。また、図17に示すように、記録ヘッドアレイ30は、メンテナンス時に、中間転写ドラム14から遠ざかって中間転写ドラム14との間にメンテナンスユニット24が入り込むスペースを確保する。
また、図16に示すように、メンテナンスユニット34は、画像形成時に、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEの外側に退避する。また、図17に示すように、メンテナンスユニット34は、非画像形成時に、吐出領域SEに侵入する。
また、図16、図17に示すように、中間転写ドラム104の搬送経路側には、搬送方向上流側から順に転写手段としての帯電ロール128、転写手段としての除電ロール130、及び剥離爪132が当接している。帯電ロール128は、用紙Pを中間転写ドラム104に押圧しながら搬送すると共に用紙Pに電荷を与えることで、用紙Pを中間転写ドラム104に静電吸着させ、インク像を用紙Pに転写させる。また、除電ロール130は、用紙Pを搬送しながら用紙Pの電荷を除去することで、用紙Pと中間転写ドラム104との静電吸着を解除する。そして、剥離爪132は、用紙Pを中間転写ドラム104から剥離する。
そして、剥離爪132の搬送方向下流側には、搬送方向上流側から順に搬送ロール127、129、131、133、135、137、139が配置されている。搬送ロール127、133、135、137、139は、用紙Pのインク像が転写された面に当接するロールがスターホイールとなっており、用紙Pのインク像が転写された面とロールとの接触が少なくなっている。
また、インクタンク35の上方には排紙トレイ46が配置され、この排紙トレイ46の側方には搬送ロール139が配置されている。即ち、搬送ロール139によって用紙Pが排紙トレイ46上に排出される。
図18に示すように、剥離爪132より中間転写ドラム14の回転方向下流側且つ記録へッドアレイ30より中間転写ドラム14の回転方向上流側には、ドラムクリーニングユニット148が配置されている。このドラムクリーニングユニット148は、中間転写ドラム104の周面に当接し、用紙Pに転写されずに中間転写ドラム104に残留したインク等を掻き取るブレード49と、ブレード49によって中間転写ドラム104から掻き取られたインク等を回収する回収ボックス51とを備えている。なお、回収ボックス51の底部には、吸収体53が敷き詰められており、ブレード49から滴下する液体を吸収する。
ここで、第1実施形態と同様の構成のブレード49によって中間転写ドラム104の清掃が行われているので、ブレード49によって中間転写ドラム104から掻き取られたインクが、ブレード49に滞留することを抑制でき、ブレード49による中間転写ドラム104の清掃不良を抑制できる。
次に、ブレード49の変形例について説明する。
図19に示すように、第1の変形例のブレード86は、ブレード49と同様の形状をしているが、V溝55の壁面に、水性のインクをはじく性質、即ち、撥水性が有る膜が形成されている。このため、図20に示すように、インク滴I´とV溝55の壁面との接触角αが90°以上180度未満となり、インク滴I´の流れ方向上流側の表面形状が、上流側へ凸の円弧状となり、インク滴I´の流れ方向下流側の表面形状が、下流側へ凸の円弧状となる。
ところで、インク滴I´の表面のV溝55の壁面と接触している或る一点の表面張力をγ、インク滴I´の流れ方向上流側におけるV溝55の壁面との接触距離をL1、インク滴I´の流れ方向下流側におけるV溝55の壁面との接触距離をL2とし、ブレード49の流れ方向下流側が流れ方向上流側よりも下方に位置するとすると、インク滴I´の流れ方向上流側における表面張力F1´、インク滴I´の流れ方向下流側における表面張力F2´は、下記(A´)、(B´)式を満足する。
F1´=−γL1cos(α+φ)…(A´)
F2´=−γL2cos(α−φ)…(B´)
ここで、α、φ、L1、L2は、下記(C´)、(D´)式を満足する。
π/2≦α<π、0<φ<π/2…(C´)
L1<L2、L1>0、L2>0…(D´)
従って、F1´>F2´となり、インク滴I´には、重力に加えて、流れ方向の上流側から下流側への力(F1´−F2´)が作用するので、従来と比較して、インク滴I´の下流側への流動性が向上する。従って、従来と比較して、ブレード86にインクが滞留することを抑制でき、ブレード86による搬送ベルト28の清掃不良を抑制できる。
なお、本実施形態のようにインクの溶剤の多くが水の場合には、V溝55の壁面に形成する膜の材料として、撥水性が有る材料を用いれば良く、例えば、フッ素樹脂等を用いることができる。
また、図21(A)、(B)に示すように、第2の変形例のブレード88は、矩形状の板材で、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側へ延びる複数の溝90が形成されている。この溝90は、底部90Aから開口部90Bにかけて溝幅が増加し、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側へかけて溝角度θが次第に減少している。
ここで、溝90の底部90Aは、円弧状の曲面になっているので、底部90Aに隅部が出来ている場合と比較して、底部90Aにインクが溜まることを抑制できる。
また、図22(A)、(B)に示すように、第3の変形例である、第2ブレードとしてのブレード92は、矩形状の板材で、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側へ延びる複数の溝94が形成されている。この溝94は、底部94Aから開口部94Bへかけて溝幅Lが略一定で、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側へかけて溝幅Lが次第に減少している。
これによって、第1乃至第3実施形態と同様、溝94内の液体の流れ方向と直交する方向の幅が、流れ方向上流側から下流側へかけて次第に減少する。従って、従来と比較して、ブレード92上において、搬送ベルト28側から反搬送ベルト28側への液体の流動性が向上するので、従来と比較して、ブレード92にインクが溜まることを抑制できる。
なお、第1乃至第3実施形態では、インクジェット記録装置を例に取って本発明を説明したが、本発明は、インクジェット記録装置に限らず、高分子フィルム上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置一般に対して、適用可能である。
また、本発明の液滴吐出装置において画像記録の対象となる「記録媒体」には、液滴吐出ヘッドが液滴を吐出する対象物であれば広く含まれる。したがって、記録媒体には、記録用紙やOHPシートなどが含まれるのはもちろんであるが、これら以外にも、たとえば、高分子フィルムなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「液滴吐出ヘッド」には、記録媒体や担持体等に向けて液滴を吐出する手段であれば広く含まれる。例えば、用紙Pの幅よりも短尺で用紙Pの幅方向に移動しながらインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「対向部材」には、液滴吐出ヘッドに対向する部材であれば広く含まれる。例えば、記録媒体を周面で保持して回転するドラムや、液滴を担持して回転するベルトなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「搬送部材」には、記録媒体を保持して搬送する部材であれば広く含まれる。例えば、記録媒体を周面で保持して回転するドラムや、記録媒体を保持して往復動するテーブルなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「担持体」には、液滴吐出ヘッドから吐出された液体を担持する部材であれば広く含まれる。例えば、液滴を担持して回転するベルトなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「清掃手段」には、担持体に付着した液滴を清掃する手段であれば広く含まれる。例えば、担持体に接触して回転し、液滴を吸収するクリーニングロールや、担持体に接触して、搬送方向と交差する方向へ移動する移動式のブレードなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「塗布部材」には、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴をはじく性質の塗布液を、搬送部材に塗布する部材であれば広く含まれる。例えば、搬送部材に向けて該塗布液を吐出する液滴吐出ヘッドや、該塗布液を含浸し、搬送部材に接触するウェブや、該塗布液を表面に保持し、搬送部材に接触して回転するロールや、該塗布液を含浸又は表面に保持し、搬送部材に接触して搬送方向と交差する方向へ移動するロールなどが含まれる。
また、本発明の液滴吐出装置における「塗布手段」には、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴をはじく性質の塗布液を、担持体に塗布する手段であれば広く含まれる。例えば、担持体に向けて該塗布液を吐出する液滴吐出ヘッドや、該塗布液を含浸し、担持体に接触するウェブや、該塗布液を表面に保持し、担持体に接触して回転するロールや、該塗布液を含浸又は表面に保持し、担持体に接触して搬送方向と交差する方向へ移動するロールなどが含まれる。
本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードと搬送ベルトとを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードと搬送ベルトとを示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードと搬送ベルトとを示す斜視図である。 (A)は、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードの流れ方向上流端部を示す断面図、(B)は、該ブレードの流れ方向下流端部を示す側面図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードに形成されたV溝内を流れるインク滴を模式的に示す平面図である。 (A)、(B)は、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置に備えられた搬送ベルトを拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードと搬送ベルトとを示す斜視図である。 (A)は、本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードの流れ方向上流端部を示す断面図、(B)は、該ブレードの流れ方向下流端部を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置に備えられたブレードに形成されたV溝内を流れるインク滴を模式的に示す平面図である。 本発明の第3実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第3実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の第3実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 第1の変形例のブレードと搬送ベルトとを示す斜視図である。 第1の変形例のブレードに形成されたV溝内を流れるインク滴を模式的に示す平面図である。 (A)は、第2の変形例のブレードの流れ方向上流端部を示す断面図、(B)は、該ブレードの流れ方向下流端部を示す側面図である。 (A)は、第3の変形例のブレードの流れ方向上流端部を示す断面図、(B)は、該ブレードの流れ方向下流端部を示す側面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
28 搬送ベルト(対向部材、搬送部材)
32 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
49 ブレード(第1ブレード)
55 V溝(溝)
55A 底部
55B 開口部
70 オイル塗布ロール(塗布部材)
82 ブレード(第1ブレード)
86 ブレード(第1ブレード)
88 ブレード(第1ブレード)
90 溝
90A 底部
90B 開口部
92 ブレード(第2ブレード)
94 溝
100 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
104 中間転写ドラム(対向部材、担持体)
200 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
I インク(液体)
I´ インク滴(液体)
P 用紙(記録媒体)
L 溝幅
T 塗布液
T´ 液滴(塗布液)
X ピッチ
X´ ピッチ
θ 溝角度

Claims (12)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドと対向する対向部材と、
    底部から開口部へかけて溝幅が増加し、且つ、前記対向部材側から反前記対向部材側へかけて溝角度が減少する溝が複数形成され、前記対向部材に接触して前記対向部材を清掃する第1ブレードと、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記溝をV溝としたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記溝の底部を曲面としたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記溝に、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質の塗布液を前記対向部材に塗布する塗布部材を有し、
    前記溝に、前記塗布液と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 複数の前記溝のピッチを、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液体が前記第1ブレード上で分裂して出来た複数の液滴のピッチと、同じにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  7. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドと対向する対向部材と、
    前記対向部材側から反前記対向部材側へかけて溝幅が減少する溝が複数形成され、前記対向部材に接触して前記対向部材を清掃する第2ブレードと、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 前記溝に、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記液滴吐出ヘッドから吐出される液体をはじく性質の塗布液を前記対向部材に塗布する塗布部材を有し、
    前記溝に、前記塗布液と親和性の有る性質を与えたことを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  10. 複数の前記溝のピッチを、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液体が前記第2ブレード上で分裂して出来た複数の液滴のピッチと、同じにしたことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記対向部材が、記録媒体を保持し前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送部材であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  12. 前記対向部材が、前記液滴吐出ヘッドから吐出された液滴を担持する担持体であり、
    前記担持体から記録媒体へ液滴を転写させる転写手段を有することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
JP2006137155A 2006-05-17 2006-05-17 液滴吐出装置 Expired - Fee Related JP4715631B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137155A JP4715631B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 液滴吐出装置
US11/589,455 US7699434B2 (en) 2006-05-17 2006-10-30 Liquid droplet discharging device
CNB2006101670434A CN100560368C (zh) 2006-05-17 2006-12-13 液滴排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137155A JP4715631B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 液滴吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007307741A JP2007307741A (ja) 2007-11-29
JP4715631B2 true JP4715631B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=38711577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006137155A Expired - Fee Related JP4715631B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 液滴吐出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7699434B2 (ja)
JP (1) JP4715631B2 (ja)
CN (1) CN100560368C (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269727A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Canon Inc 記録装置
US8191979B2 (en) * 2009-04-01 2012-06-05 Fujifilm Dimatix, Inc. Depositing drops on a substrate carried by a stage
KR101692270B1 (ko) * 2010-11-12 2017-01-05 삼성전자 주식회사 잉크젯 헤드 크리닝 장치 및 그 방법
JP2012250384A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5935968B2 (ja) * 2011-06-10 2016-06-15 セイコーエプソン株式会社 記録装置
WO2014051571A1 (en) * 2012-09-26 2014-04-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print media feed path
JP6065686B2 (ja) * 2013-03-22 2017-01-25 セイコーエプソン株式会社 被記録媒体搬送装置、記録装置
US10160232B1 (en) * 2017-06-08 2018-12-25 Xerox Corporation Ink-jet printing systems

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0458280A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 Canon Inc 電子写真装置
JPH04197638A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Canon Inc インクジェット記録装置
JPH07179149A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Tokai Rika Co Ltd 自動車用ドアミラーのステーの水抜き構造
JPH07205434A (ja) * 1994-01-03 1995-08-08 Xerox Corp 固定ワイパーブレードアセンブリ
JPH10323986A (ja) * 1997-03-26 1998-12-08 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2001179953A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2003266715A (ja) * 2002-01-11 2003-09-24 Canon Finetech Inc インクジェット記録装置
JP2005343049A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Canon Inc インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561619B1 (en) * 2000-01-31 2003-05-13 Hewlett-Packard Company Flipping wiper scraper system for inkjet printheads
JP2006142804A (ja) * 2004-10-19 2006-06-08 Ricoh Co Ltd 除去部材及び画像記録装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0458280A (ja) * 1990-06-28 1992-02-25 Canon Inc 電子写真装置
JPH04197638A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Canon Inc インクジェット記録装置
JPH07179149A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Tokai Rika Co Ltd 自動車用ドアミラーのステーの水抜き構造
JPH07205434A (ja) * 1994-01-03 1995-08-08 Xerox Corp 固定ワイパーブレードアセンブリ
JPH10323986A (ja) * 1997-03-26 1998-12-08 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2001179953A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2003266715A (ja) * 2002-01-11 2003-09-24 Canon Finetech Inc インクジェット記録装置
JP2005343049A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Canon Inc インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN100560368C (zh) 2009-11-18
CN101073943A (zh) 2007-11-21
US20070268330A1 (en) 2007-11-22
US7699434B2 (en) 2010-04-20
JP2007307741A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752599B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4752600B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4715631B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2007301930A (ja) 液滴吐出装置
JP4640067B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4696930B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4702250B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2008055837A (ja) 液滴吐出装置
JP2006206279A (ja) 画像形成装置
US20100002048A1 (en) Waste treatment system and image forming apparatus
JP2006272554A (ja) 液滴吐出装置
JP2006256840A (ja) 液滴吐出装置
JP4775124B2 (ja) 液滴吐出装置
JP5023542B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2008044721A (ja) 液滴吐出装置
JP2008179094A (ja) 液滴吐出装置
JP2006305989A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドのクリーニング方法
JP4696944B2 (ja) 液滴吐出装置
JP5029052B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2006082286A (ja) インクジェット用記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2008018565A (ja) 液滴吐出装置
JP2009148967A (ja) 液滴吐出装置
JP5396897B2 (ja) 画像形成装置
JP2008023777A (ja) 液滴吐出装置
JP2008254235A (ja) キャッピング機構及び液滴吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees