JP2006203173A - 永久磁石の着磁方法 - Google Patents

永久磁石の着磁方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006203173A
JP2006203173A JP2005343193A JP2005343193A JP2006203173A JP 2006203173 A JP2006203173 A JP 2006203173A JP 2005343193 A JP2005343193 A JP 2005343193A JP 2005343193 A JP2005343193 A JP 2005343193A JP 2006203173 A JP2006203173 A JP 2006203173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetized
magnetizing
permanent magnet
magnetic field
curie point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005343193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4697736B2 (ja
Inventor
Haruhiro Yukimura
治洋 幸村
Mikio Kitaoka
幹雄 北岡
Ikuo Ohashi
郁夫 大橋
Teruo Kiyomiya
照夫 清宮
Sachiko Niimura
佐知子 新村
Nobuyuki Sueyoshi
伸行 末吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2005343193A priority Critical patent/JP4697736B2/ja
Priority to EP05820290.4A priority patent/EP1835516B1/en
Priority to CN200580047428.0A priority patent/CN101111910B/zh
Priority to PCT/JP2005/023513 priority patent/WO2006068188A1/ja
Publication of JP2006203173A publication Critical patent/JP2006203173A/ja
Priority to US11/821,508 priority patent/US9082546B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4697736B2 publication Critical patent/JP4697736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
    • H01F41/0273Imparting anisotropy
    • H01F41/028Radial anisotropy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/40Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials of magnetic semiconductor materials, e.g. CdCr2S4
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F13/00Apparatus or processes for magnetising or demagnetising
    • H01F13/003Methods and devices for magnetising permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】極小径・多極といった着磁ピッチの狭いリング状永久磁石などでも、表面磁束密度ピーク値全極の平均値を高く、表面磁束密度ピーク値のばらつきを小さくする。
【解決手段】 被着磁物の近傍に着磁用磁界印加手段を配置し、被着磁物を、そのキュリー点以上からキュリー点未満まで降温させつつ、その間、被着磁物に着磁磁界を印加し続ける永久磁石の着磁方法である。例えば、非磁性ブロック12に、被着磁物14を挿入・抜出可能な被着磁物収容穴16を設けると共に、被着磁物収容穴の外側壁面から放射状に延びる多数本の溝18を設け、被着磁物よりもキュリー点が高い棒状の着磁用永久磁石20を埋設した構造の着磁治具10を用いる。外面のみならず、内面のみから、あるいは内外両面から着磁することもできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、永久磁石に着磁を施す方法に関し、更に詳しく述べると、被着磁物を、そのキュリー点以上の温度からキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、着磁磁界を印加し続ける永久磁石の着磁方法に関するものである。この技術は、特に限定されるものではないが、例えば極小径ステッピングモータのロータに用いるリング状永久磁石の多極着磁などに有効である。
ラジアルギャップ方式の永久磁石ステッピングモータなどに組み込むリング状永久磁石ロータを多極着磁するには、一般にコイル通電方式の着磁治具が用いられている。この種の着磁治具は、例えば磁気ヨークに、被着磁物であるリング状永久磁石を挿入・抜出可能な被着磁物収容穴を設けると共に、該被着磁物収容穴の内側面に軸方向に延びる溝を多数形成し、該溝内に絶縁被覆導線を埋設して、隣り合う絶縁被覆導線がつづら折れ状に連続してコイルを形成する構造である。被着磁物を被着磁物収容穴に挿入し、コンデンサに蓄えた電荷を瞬時に放出することで、コイルにパルス電流を流し、それによって発生する磁界により着磁を行っている。
周知のように、近年の電子機器の著しい小型化に対応して、それに使用するステッピングモータなども小型化・小径化が進んでいる。ロータとして用いるリング状永久磁石を多極着磁する際、上記のようなコイル通電方式の着磁治具を用いてパルス状の大きな電流を流すが、リング状永久磁石の小径化に伴い、着磁ピッチ(着磁極間距離)が狭くなり、そのため配設するコイルの導線径が細くなって、導線に流せる電流値が制限されるため、十分な着磁特性が得られない問題が生じてきた。
このような問題を解決できる一つの手法として、複数の永久磁石を放射状に配置することによって中心部に複数の反転磁極を形成し、その中心部に被着磁物を配置することにより4極以上の多極着磁を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。確かに、このような永久磁石方式の着磁治具の使用によって、被着磁物の磁極ピッチの狭小化に際して問題となる着磁不足は、ある程度改善できる。
しかし、最近のステッピングモータの小型化(小径化)・高性能化に対する要望は極めて大きい。例えば携帯映像機器のオートフォーカス機構などでは、高精細な画像を得るためにレンズアクチュエータを高精度で制御できる狭ピッチ多極着磁されたステッピングモータが重要な電子部品となっている。ここでは、ロータを構成するリング状永久磁石としては、例えば直径3mm以下、着磁極数が10極以上の狭ピッチ構造に対して、飽和着磁レベルの着磁特性というような要求がある。このような着磁構造に対しては、上記のような従来の着磁方法では、例え永久磁石方式であっても着磁不足が生じ、しかも表面磁束密度ピーク値のばらつきが大きい問題が生じた。
着磁不足を改善する技術として、被着磁物を高温の雰囲気や液中における飽和着磁磁界の減少を利用して着磁する方法も提案されている(特許文献2など参照)。例えば、希土類永久磁石の一種であるPr−Fe−B磁石において、100℃での着磁磁界は25℃での着磁磁界に比較して低い値をもつから、この温度領域で着磁を行うことにより、安定な低磁界での飽和着磁をすることが可能であることが開示されている。
ところが、実際に着磁を行ってみると、前記のような極小径・多極といった着磁ピッチの狭いリング状永久磁石では、表面磁束密度ピーク値全極の平均値については多少の着磁特性の向上はみられるものの、依然として、表面磁束密度ピーク値のばらつきは大きく、高品質の着磁は極めて困難である。
特開2001−268860公報 特開平6−140248号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来技術では極小径・多極といった着磁ピッチの狭い環状や弧状などの永久磁石では、表面磁束密度ピーク値全極の平均値が低く(着磁不足)、表面磁束密度ピーク値のばらつきが大きい(着磁品質が低い)点である。本発明が解決しようとする他の課題は、被着磁物である永久磁石が保磁力の大きな材料からなる場合でも、真の磁石特性に応じた非常に高い着磁特性を付与できるようにすることである。
本発明は、被着磁物である永久磁石の近傍に着磁用磁界印加手段を配置し、前記被着磁物を、そのキュリー点以上の温度からキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、前記着磁用磁界印加手段により被着磁物に着磁磁界を印加し続けることを特徴とする永久磁石の着磁方法である。また本発明は、被着磁物である永久磁石の近傍に着磁用永久磁石を配置し、前記被着磁物を、そのキュリー点以上の温度で且つ着磁用永久磁石のキュリー点未満の温度から被着磁物のキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、前記着磁用永久磁石により被着磁物に着磁磁界を印加し続けることを特徴とする永久磁石の着磁方法である。このように着磁用磁界印加手段は、コイルに通電することにより発生する磁界を印加するコイル通電方式でもよいし、永久磁石による磁界を印加する永久磁石方式でもよい。
ここで被着磁物である永久磁石は、その形状が環状(円環状や多角形環状など)もしくは弧状(円弧状や多角形弧状など)をなし、その外側もしくは内側、あるいは内外両側から着磁用磁界を印加することで着磁される。永久磁石により着磁磁界を印加する方式の場合には、例えば、非磁性ブロックに、被着磁物である永久磁石を挿入・抜出可能な被着磁物収容穴を設けると共に、該被着磁物収容穴の外側面から放射状に延びる多数本の溝及び/又は内側面から中心に向かって延びる多数本の溝を設け、各溝に被着磁物よりもキュリー点が高い棒状などブロック状の着磁用永久磁石を埋設した構造の着磁治具を用い、被着磁物をそのキュリー点以上に加熱した状態で、前記被着磁物収容穴に挿入し、前記着磁治具内で冷却する。
多数の着磁用永久磁石を埋設した着磁治具を、軸方向に複数段、且つ周方向に磁極位置をずらせた状態で組み合わせ、それら複数の着磁治具により段違い着磁磁界を印加することができる。また、被着磁物である環状もしくは弧状の永久磁石の内外両側から着磁磁界を印加可能な構成とし、内側からの着磁用磁界及び/又は外側からの着磁用磁界の円周方向における位置及び/又は磁界強度の調整により、着磁波形(角度に対する表面磁束密度の変化の波形)の最適化を実現することができる。
これらの着磁方法において、被着磁物である永久磁石を、そのキュリー点をTcで表したとき、(Tc+30℃)以上の温度まで加熱した後、着磁磁界中で(Tc−50℃)以下の温度まで冷却するのが好ましい。
本発明方法が有効な被着磁物としては、例えば保磁力(iHc)が557kA/mを超えるNd系ボンド磁石がある。
本発明方法は、被着磁物を、そのキュリー点以上の温度からキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、着磁磁界を印加し続ける永久磁石の着磁方法であるから、小径・多極着磁構造でも、表面磁束密度ピーク値全極の平均値が高く、且つ表面磁束密度ピーク値のばらつきが小さい、即ち着磁特性(磁力特性)が高く、且つ着磁品質が良好な環状あるいは弧状の永久磁石が、容易に且つ低コストで得られる効果がある。
特に、着磁磁界印加手段としてキュリー点の高い永久磁石を用いる方式では、着磁ピッチの狭小化に対応し易いため、直径3mm以下の極小径、10極以上の多極のリング状永久磁石の着磁に有効であるし、着磁治具の簡素化や長寿命化、通電不要などにより、低コスト化できる利点がある。
被着磁物である永久磁石の内側から着磁を行いたい場合、従来技術では着磁用磁界印加手段を配置できる十分な空間がとれないため十分大きな着磁用磁界が得られないことがあるが、本発明では小さな着磁用磁界で十分な着磁特性が得られるため、内側からでも良好な着磁が行える。
従来の汎用磁界(電流の供給による一般的な発生磁界:約1592kA/m)では十分な着磁が困難な被着磁物に対して、本発明方法を適用することにより、十分な着磁を効率よく行うことができる。本発明では、保磁力(iHc)が557kA/mを超えたNd系ボンド磁石など保磁力が大きい(つまり着磁し難い)が耐熱性の高い磁石材料に有効な着磁が行えることにより、新たな電磁デバイス(例えば耐熱性が要求される車載モータなど)への適用が可能となる。
前述のように、被着磁物の小径化・多極化に対しては、コイル通電方式よりも永久磁石方式の方が有効である。より具体的には、被着磁物である永久磁石の近傍に着磁用永久磁石を配置し、前記被着磁物を、そのキュリー点以上の温度で且つ着磁用永久磁石のキュリー点未満の温度から被着磁物のキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、前記着磁用永久磁石により被着磁物に着磁磁界を印加し続け、被着磁物を着磁する。この方法によって、被着磁物であるリング状永久磁石の多極着磁が行えることについては、以下、更に詳しく説明する。
キュリー点Tcの異なる次の3種類の永久磁石a〜cについて、保磁力iHcの温度特性を求めたのが図1である。
永久磁石a:SmCo焼結磁石(キュリー点:約850℃)
永久磁石b:NdFeB等方性磁石(キュリー点:約350℃)
永久磁石c:NdFeB等方性磁石(キュリー点:約390℃)
この図1から、温度390℃を超えて永久磁石b,cの磁性が消失しても、永久磁石aは依然として硬磁性を維持していることが分かる。
そこで、永久磁石aを着磁用永久磁石として放射状に配置し、中央に被着磁物を配置できるリング状の空間を形成し、そのリング状の着磁空間を外側から等厚の4層(第1層、…、第4層)に分割して、各層内での発生磁界の温度特性を計算で求めた結果が図2である。従って、永久磁石aを着磁用永久磁石とすると、永久磁石b,cのキュリー点を超えた400℃であっても、着磁空間の浅層部(第1層)から深層部(第4層)までの広い範囲で磁界を印加することができ、永久磁石b,cに対する着磁能力を有していることが分かる。
着磁治具の一例を図3に示す。Aは平面を表し、Bは縦断面を表している。ここでは、リング状の被着磁物(永久磁石)を10極着磁する例である。着磁治具10は、非磁性ブロック(ステンレス鋼製ブロック)12に、被着磁物14を挿入・抜出可能な円形の被着磁物収容穴16を設けると共に、該被着磁物収容穴16の外側面から放射状に延びる10本の断面矩形の溝18を等角度で設け、該溝18に被着磁物14よりもキュリー点が高い断面四角形の棒状の着磁用永久磁石20をそれぞれ埋設した構造である。被着磁物14を、そのキュリー点以上に加熱した状態で、前記被着磁物収容穴16に挿入して、着磁用永久磁石20により着磁磁界を印加する。そして、被着磁物14を前記着磁治具10内に設置したままキュリー点未満の温度まで冷却し、その後、着磁治具10から取り出す。なお、加熱には、例えば抵抗加熱、高周波加熱、レーザ加熱、高温ガスフロー加熱、高温液中加熱など任意の手段を用いてよいが、特に、短時間で加熱可能な高周波加熱法などが好ましい。冷却は、自然放冷の他、水冷、空冷、ガス吹き付けなどの強制放冷、加熱温度調整など任意の方法で行ってよい。不活性雰囲気中での作業が必要な場合には、不活性ガスフローを行う。被着磁物14は、移動機構(図示せず)によって、着磁治具10の被着磁物収容穴16に容易に且つ迅速に挿入でき、且つ被着磁物収容穴16から容易に且つ迅速に取り出せるようにするのがよい。これによって、被着磁物であるリング状の永久磁石の外周面には、着磁磁極に対応した磁極が現れる。図4に、製品22であるリング状永久磁石に施されている多極着磁の状況を示す。
高温下で着磁用永久磁石が被着磁物に対して着磁できる磁界を発生できるように、着磁用永久磁石のキュリー点を被着磁物である永久磁石のキュリー点よりも高く設定する。そして、被着磁物の着磁のために必要な磁界を最小限にするために、加熱温度を被着磁物である永久磁石のキュリー点よりも高く設定し、更に着磁用永久磁石が被着磁物に着磁できる磁界を残存させ着磁能力をもたせるために、前記の加熱温度を着磁用永久磁石のキュリー点より低く設定する。これにより、被着磁物への最大限の着磁が可能となり、被着磁物への着磁がなされるため、被着磁物のキュリー点を下回る温度まで冷却されたときに、磁力が発生する。そして、室温では十分に着磁された永久磁石を得ることができる。
本発明方法による着磁品質の評価は、ガウスメータにより表面磁束密度を測定することにより、定量的に行うことができる。測定は、図5に示すように、着磁したリング状永久磁石の外周面を、任意の点を基準として中心角[度]に対する表面磁束密度(オープン)Bo[mT]の変化を求めることで行う。そして、全極のBo ピーク値(絶対値)から、次の特性を求める。なお、図5では、16極着磁の場合のグラフを示している。
Bo(max)[mT]:Bo ピーク値全極中の最大値
Bo(mix)[mT]:Bo ピーク値全極中の最小値
Bo(ave)[mT]:Bo ピーク値全極の平均値
Bo ばらつき[−]:Bo ピーク値のばらつき={Bo(max)−Bo(mix)}/Bo(ave)
これらの値において、Bo(ave)が大きければ着磁特性(磁力特性)が高いことを示しており、Bo ばらつきが小さければ品質のよい着磁がなされていることを示している。
様々な条件で着磁処理と測定を行った結果によれば、例えば、被着磁物である永久磁石を、そのキュリー点をTcとしたとき、(Tc+30℃)以上の温度まで加熱した後、着磁磁界中で(Tc−50℃)以下の温度まで冷却するのが特に好ましいことが判明した。
次に、永久磁石により着磁磁界を印加する方式とコイルへの通電により発生する着磁磁界を印加する方式との比較について述べる。図6は、被着磁物をNdFeB等方性ボンド磁石(キュリー点:約350℃)とし、加熱温度を380℃としたときの、着磁極間距離[mm]に対する表面磁束密度ピーク値の平均値Bo(ave)[mT]の関係を示すグラフである。着磁用永久磁石としてSmCo焼結磁石(キュリー点:約850℃)を用いた永久磁石方式とコイル通電方式を対比して示している。なお、コイル通電方式の着磁条件は、着磁コイルが耐え得る実用的な着磁電流密度(22,000A/mm2 )とした。着磁極間距離1mm以下の領域では、全域にわたって永久磁石方式の方がコイル通電方式よりも優位性があり、特に着磁極間距離が小さい場合ほど優位性が大きいことが分かる。つまり、被着磁物であるリング状永久磁石が極小径で、しかも着磁極数が多いほど、永久磁石方式の方が有利である。更に、永久磁石方式の方が、構成が簡素化され、導線固定用のモールド樹脂が不要であるため着磁治具の寿命が延びるし、着磁に関して電力不要のため低コスト化にも貢献できる。
また、永久磁石方式の結果は、磁界解析により算出した計算値(ポテンシャル)と一致したことから、理論的には100%の着磁率を示しており、この方法に勝る着磁方法はないことも分かる。
上記の説明は被着磁物であるリング状永久磁石を外側から着磁する例であるが、本発明は、外側からの着磁と同様に、内側から、あるいは内外両側からの着磁にも適用できる。これらの着磁方法によって、被着磁物であるリング状の永久磁石の内周面あるいは内外周両面には、着磁磁極に対応した磁極が現れる。
内側着磁治具の一例を図7に示す。基本的な構成は図3と同様であるので、簡略に説明する。Aは平面を表し、Bは縦断面を表している。これも、リング状の被着磁物(永久磁石)を10極着磁する例である。着磁治具30は、非磁性ブロック32に、被着磁物34を挿入・抜出可能な円環状の被着磁物収容穴36を設けると共に、該被着磁物収容穴36の内側面から中心に向かって延びる10本の溝38を等角度で設け、該溝38に被着磁物34よりもキュリー点が高い着磁用永久磁石40をそれぞれ埋設した構造である。被着磁物34を、そのキュリー点以上に加熱した状態で、前記被着磁物収容穴36に挿入し、着磁用永久磁石40により着磁磁界を印加する。そして、被着磁物34を前記着磁治具30内に設置したままキュリー点未満の温度まで冷却し、その後、着磁治具30から取り出す。これによって、内面着磁が行える。
内外両側着磁治具の一例の縦断面を図8に示す。着磁治具50は、非磁性ブロック52に、被着磁物54を挿入・抜出可能な円環状の被着磁物収容穴56を設けると共に、該被着磁物収容穴56の内側面から中心に向かって延びる多数の溝58及び外側面から放射状に延びる同数の溝59をそれぞれ等角度で設け、各溝58,59に被着磁物54よりもキュリー点が高い着磁用永久磁石60,61を埋設した構造である。被着磁物54を、そのキュリー点以上に加熱した状態で、前記被着磁物収容穴56に挿入して、着磁用永久磁石60,61により着磁磁界を印加し、被着磁物54を前記着磁治具50内に設置したままキュリー点未満の温度まで冷却して着磁治具50から取り出す。これによって、内外両面着磁が行える。
ところで内外両面着磁の場合、着磁用磁界印加手段は、被着磁物である環状もしくは弧状の永久磁石に対して周方向で任意の位置に設置できる。図9のAに示すように、被着磁物70の内側面と外側面とで逆極性の磁極が対向するように着磁用磁界印加手段を配置すると、太線矢印で示すように着磁磁極は強め合う。それに対して図9のBに示すように、被着磁物70の内側面と外側面とで同極性の磁極が対向するように着磁用磁界印加手段を配置すると、太線矢印で示すように着磁磁極は弱め合う。内側面と外側面とで円周方向における磁極位置を相対的にずらせて着磁用磁界を印加すると、それによって内側と外側での着磁の状態を調整できる。外側着磁磁界を内側着磁磁界が部分的に強めたり弱めたりできるので、所望の最適な着磁波形(被着磁物の角度に対する表面磁束密度の分布波形)を実現できることになる。
本発明方法では、着磁用磁界印加手段を軸方向で1段のみ設置する構成の他、上下2段に配設する構成も可能である。そのようにして着磁した例を図10のA,Bに示す。図10は、被着磁物の着磁面を展開して着磁パターンを示している。Aでは軸方向の上下で丁度逆極性の磁極が現れるように(位相を180度ずらせて)着磁されている。Bでは軸方向の上下で磁極がずれるように(ここでは位相を90度ずらせて)着磁されている。着磁用磁界印加手段を段違いに配置すると、軸方向の上下での磁極のずれ量は任意に設定できる。このように着磁用磁界印加手段を段違いに配置することは、永久磁石方式では容易である。ステッピングモータに限らず、各種のモータにおいて、コギングトルクはトルク変動であり、騒音や回転むらの原因であり無いことが望ましい。これを低減するには、あるコギングに対して180度位相がずれたコギングを発生させると、相互に打ち消し合い、コギングトルクが解消する。このような特性をもつ着磁パターンが容易に得られる。
なお、図10のCに示すようなスキュー着磁に関しては、例えば着磁用の永久磁石を傾けて配列することによって実現可能である。
被着磁物としてリング状(外径:2.6mm、内径:1.0mm)のNdFeB等方性ボンド磁石(キュリー点:約350℃)を用い、キュリー点を挟んで±30℃の2種類の温度(本発明方法は380℃、比較例は320℃)に加熱して同じ着磁治具を用いて16極着磁した結果(表面磁束密度Bo )を表1に示す。
Figure 2006203173
キュリー点未満の320℃で加熱した比較例では、表面磁束密度Bo ピーク値が小さく且つBo ばらつきが大きくなっている。これは、被着磁物の中に部分的に不十分な着磁領域が残存するためと考えられる。それに対して、キュリー点以上の380℃で加熱した本発明方法では、表面磁束密度Bo ピーク値が大きく且つBo ばらつきが小さく、磁力特性及び着磁品質ともに良好な着磁特性が得られていることが分かる。
上記と同様の被着磁物と着磁治具を用い、加熱温度を広い範囲で種々変えて磁力特性を測定した結果を図11及び図12に示す。図11は表面磁束密度ピーク値全極の平均値Bo(ave)の加熱温度依存性であり、図12は表面磁束密度ピーク値のばらつきの加熱温度依存性である。図11より、被着磁物のキュリー点以上の加熱温度であればBo(ave)が高い、つまり高磁力特性が得られることが分かる。また図12より、被着磁物のキュリー点以上の加熱温度であればBo ばらつきが小さい、つまり特性が安定しており品質が良いことが分かる。特に、(Tc+30℃)程度の温度まで加熱すれば、磁力特性及び品質はともにほぼ最高の状態になることも分かる。
上記の被着磁物と着磁治具を用い、キュリー点を30℃上回る380℃に加熱して、その後、着磁空間内で冷却し、種々の温度で取り出して磁力特性を測定した。その結果を図13及び図14に示す。図13は表面磁束密度ピーク値全極の平均値Bo(ave)の冷却温度依存性であり、図14は表面磁束密度ピーク値のばらつきの冷却温度依存性である。図13より、被着磁物を着磁空間内である程度冷却しないと磁力特性が発現しないことが分かる。具体的には、被着磁物のキュリー点を下回る温度まで着磁空間内で冷却すると、磁力特性が高く且つばらつきは非常に小さくなり、取り出す温度が低くなるほど高磁力特性、高品位が達成できる。特に、(Tc−50℃)程度の温度まで冷却すれば、磁力特性のばらつきが最小レベルになることも分かる。
本発明において、被着磁物である永久磁石の材料は任意であるが、本発明方法は、汎用磁界(約1592kA/m:着磁のみならず磁石特性測定の際も電流による一般的な発生磁界の限度があり、それを汎用磁界と称する)による従来の着磁方法では着磁が困難な材料に対して特に有効である。そのような磁石材料としては、保磁力(iHc)が557kA/mを超えるNd系ボンド磁石がある。
被着磁物として、外径2.6mm、内径1.0mm、長さ3.0mmのリング状Nd系ボンド磁石を用い、それに10極着磁を施し、着磁特性を測定した。加熱条件は磁粉ごと適宜設定し、着磁部温度は80℃とし、加熱後すみやかに着磁部に被着磁物を移動させて着磁した。磁気特性が異なる5種のNdボンド磁石について着磁特性比較を行った結果を図15に示す。なお、保磁力(iHc):557kA/m、(BH)max:119kJ/m3 が、従来方法で一般的に着磁特性が良好とされる磁石である。図15より、汎用磁界(約1592kA/m)では十分な着磁が困難な磁石、保磁力(iHc)が557kA/mを超えたNdボンド磁石については、本発明方法は特に有効に作用することが分かった。
キュリー点をパラメータとする永久磁石の温度特性(保磁力)線図。 着磁用永久磁石による発生磁界の温度特性線図。 本発明で用いる着磁治具の一例を示す説明図。 それによるリング状永久磁石への多極着磁状態を示す説明図。 着磁状態の評価方法の説明図。 コイル通電方式と永久磁石方式の比較説明図。 内側着磁治具の例を示す説明図。 内外両側着磁治具の例を示す縦断面図。 内外両側着磁における着磁状態の説明図。 着磁パターンの例を示す説明図。 表面磁束密度ピーク値全極の平均値の加熱温度依存性を示すグラフ。 表面磁束密度ピーク値ばらつきの加熱温度依存性を示すグラフ。 表面磁束密度ピーク値全極の平均値の冷却温度依存性を示すグラフ。 表面磁束密度ピーク値ばらつきの冷却温度依存性を示すグラフ。 高保磁力磁石の着磁特性の比較説明図。
符号の説明
10 着磁治具
12 非磁性ブロック
14 被着磁物
16 被着磁物収容穴
18 溝
20 着磁用永久磁石
22 製品

Claims (8)

  1. 被着磁物である永久磁石の近傍に着磁用磁界印加手段を配置し、前記被着磁物を、そのキュリー点以上の温度からキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、前記着磁用磁界印加手段により被着磁物に着磁磁界を印加し続けることを特徴とする永久磁石の着磁方法。
  2. 被着磁物である永久磁石の近傍に着磁用永久磁石を配置し、前記被着磁物を、そのキュリー点以上の温度で且つ着磁用永久磁石のキュリー点未満の温度から被着磁物のキュリー点未満の温度まで降温させつつ、その間、前記着磁用永久磁石により被着磁物に着磁磁界を印加し続けることを特徴とする永久磁石の着磁方法。
  3. 被着磁物である永久磁石は、その形状が環状もしくは弧状をなし、その外側もしくは内側、あるいは内外両側から着磁用磁界を印加することで着磁される請求項1又は2記載の永久磁石の着磁方法。
  4. 非磁性ブロックに、被着磁物である永久磁石を挿入・抜出可能な被着磁物収容穴を設けると共に、該被着磁物収容穴の外側面から放射状に延びる多数本の溝及び/又は内側面から中心に向かって延びる多数本の溝を設け、各溝に被着磁物よりもキュリー点が高い着磁用永久磁石を埋設した構造の着磁治具を用い、被着磁物をそのキュリー点以上に加熱した状態で、前記被着磁物収容穴に挿入し、前記着磁治具内で冷却する請求項2又は3記載の永久磁石の着磁方法。
  5. 多数の着磁用永久磁石を埋設した着磁治具が、軸方向に複数段、且つ周方向に磁極位置をずらせた状態で組み合わせられ、それら複数の着磁治具による段違い着磁磁界が印加されるようにした請求項4記載の永久磁石の着磁方法。
  6. 着磁用磁界印加手段は、被着磁物である環状もしくは弧状の永久磁石の内外両側から着磁磁界を印加可能な構造とし、内側からの着磁用磁界及び/又は外側からの着磁用磁界の円周方向における位置及び/又は磁界強度の調整により、着磁波形の最適化を実現する請求項1又は2記載の永久磁石の着磁方法。
  7. 被着磁物である永久磁石を、そのキュリー点Tc+30℃以上の温度まで加熱した後、着磁磁界中でキュリー点Tc−50℃以下の温度まで冷却する請求項1乃至6のいずれかに記載の永久磁石の着磁方法。
  8. 被着磁物である永久磁石は、保磁力(iHc)が557kA/mを超えるNd系ボンド磁石である請求項1乃至7のいずれかに記載の永久磁石の着磁方法。
JP2005343193A 2004-12-24 2005-11-29 永久磁石の着磁方法 Active JP4697736B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005343193A JP4697736B2 (ja) 2004-12-24 2005-11-29 永久磁石の着磁方法
EP05820290.4A EP1835516B1 (en) 2004-12-24 2005-12-21 Magnetizing method for permanent magnet
CN200580047428.0A CN101111910B (zh) 2004-12-24 2005-12-21 磁化成永久磁体的方法
PCT/JP2005/023513 WO2006068188A1 (ja) 2004-12-24 2005-12-21 永久磁石の着磁方法
US11/821,508 US9082546B2 (en) 2004-12-24 2007-06-22 Method of magnetizing into permanent magnet

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004374918 2004-12-24
JP2004374918 2004-12-24
JP2005343193A JP4697736B2 (ja) 2004-12-24 2005-11-29 永久磁石の着磁方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006203173A true JP2006203173A (ja) 2006-08-03
JP4697736B2 JP4697736B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=36601785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005343193A Active JP4697736B2 (ja) 2004-12-24 2005-11-29 永久磁石の着磁方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9082546B2 (ja)
EP (1) EP1835516B1 (ja)
JP (1) JP4697736B2 (ja)
CN (1) CN101111910B (ja)
WO (1) WO2006068188A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013100989A1 (de) 2012-01-31 2013-08-01 Minebea Co., Ltd. Herstellungsverfahren eines Verbundmagneten
JP2013157506A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Minebea Co Ltd ボンド磁石の製造方法
JP2013252044A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Daikin Ind Ltd ロータの製造方法
JP2014045044A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Minebea Co Ltd 希土類鉄系ボンド磁石およびそれを用いたロータ,電磁デバイスの製造方法
JP2015012038A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 ミネベア株式会社 希土類鉄系ボンド永久磁石
JP2015046520A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 ミネベア株式会社 希土類鉄系ボンド磁石
WO2015159882A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 並木精密宝石株式会社 SmCo系希土類焼結磁石
JP2016051799A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ミネベア株式会社 希土類鉄系磁石粉体およびそれを用いたボンド磁石
JP2017188690A (ja) * 2017-05-12 2017-10-12 ミネベアミツミ株式会社 ボンド磁石の製造方法
JP2019102583A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ミネベアミツミ株式会社 希土類磁石粉末、希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法
WO2022224628A1 (ja) * 2021-04-19 2022-10-27 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法及び着磁装置
WO2022255065A1 (ja) * 2021-05-31 2022-12-08 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法
JP7576505B2 (ja) 2021-04-19 2024-10-31 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法及び着磁装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008048492A2 (en) * 2006-10-13 2008-04-24 Black & Decker Inc. Motor with permanent magnets and method of manufacturing; power tool with same
CN103000333B (zh) * 2012-11-30 2015-03-18 上海电气电站设备有限公司 一种永磁机充磁工具及其使用方法
CN104103396A (zh) * 2013-04-10 2014-10-15 陈广民 离心充磁法
NL2012843A (en) * 2013-05-23 2014-11-26 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus and device manufacturing method.
JP2018139495A (ja) * 2018-06-18 2018-09-06 株式会社デンソー インナ型ロータ及びインナ型ロータの製造方法。
US11417462B2 (en) * 2019-05-17 2022-08-16 Ford Global Technologies Llc One-step processing of magnet arrays
JP7187385B2 (ja) * 2019-05-22 2022-12-12 東京エレクトロン株式会社 磁気駆動装置、着磁方法及び磁気駆動装置の製造方法
CN114566348B (zh) * 2022-04-08 2022-11-11 浙江大学 一种全局加热的多极磁化方法和装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63211708A (ja) * 1987-02-27 1988-09-02 Mitsubishi Electric Corp 着磁ヨ−ク
JPH0372606A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Yamaha Corp 磁石材料の着磁方法
JPH03233910A (ja) * 1990-02-08 1991-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石の着磁方法
JP2002223548A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石回転子の着磁装置
JP2004071853A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Hitachi Metals Ltd 磁場中熱処理炉及びそれを用いた熱処理方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3126347A (en) * 1964-03-24 swoboda
GB697051A (en) * 1950-06-15 1953-09-16 Deutsche Edelstahlwerke Ag Permanent magnets and a process for producing them
BE527601A (ja) * 1953-04-11
US2933427A (en) * 1956-03-28 1960-04-19 Philips Corp Permanent anisotropic magnet and method of making same
JPS61225814A (ja) * 1985-03-30 1986-10-07 Toshiba Corp 永久磁石の製造方法
US5047743A (en) * 1988-01-22 1991-09-10 Scesney Stanley P Integrated magnetic element
JPH01297807A (ja) * 1988-05-26 1989-11-30 Daido Steel Co Ltd 永久磁石の製造方法
US5091021A (en) * 1990-09-28 1992-02-25 General Motors Corporation Magnetically coded device and method of manufacture
US5089060A (en) * 1990-09-28 1992-02-18 General Motors Corporation Thermomagnetically patterned magnets and method of making same
US5523731A (en) * 1995-04-12 1996-06-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Simplified method of making light-weight magnetic field sources having distortion-free access ports
US6662434B2 (en) * 2001-04-03 2003-12-16 General Electric Company Method and apparatus for magnetizing a permanent magnet
JP4070479B2 (ja) * 2002-02-28 2008-04-02 株式会社グラノプト 着磁方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63211708A (ja) * 1987-02-27 1988-09-02 Mitsubishi Electric Corp 着磁ヨ−ク
JPH0372606A (ja) * 1989-08-11 1991-03-27 Yamaha Corp 磁石材料の着磁方法
JPH03233910A (ja) * 1990-02-08 1991-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石の着磁方法
JP2002223548A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石回転子の着磁装置
JP2004071853A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Hitachi Metals Ltd 磁場中熱処理炉及びそれを用いた熱処理方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013100989A1 (de) 2012-01-31 2013-08-01 Minebea Co., Ltd. Herstellungsverfahren eines Verbundmagneten
JP2013157506A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Minebea Co Ltd ボンド磁石の製造方法
JP2013157505A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Minebea Co Ltd ボンド磁石の製造方法
JP2013252044A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Daikin Ind Ltd ロータの製造方法
JP2014045044A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Minebea Co Ltd 希土類鉄系ボンド磁石およびそれを用いたロータ,電磁デバイスの製造方法
JP2015012038A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 ミネベア株式会社 希土類鉄系ボンド永久磁石
JP2015046520A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 ミネベア株式会社 希土類鉄系ボンド磁石
WO2015159882A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 並木精密宝石株式会社 SmCo系希土類焼結磁石
JPWO2015159882A1 (ja) * 2014-04-16 2017-04-13 並木精密宝石株式会社 SmCo系希土類焼結磁石
JP2016051799A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ミネベア株式会社 希土類鉄系磁石粉体およびそれを用いたボンド磁石
JP2017188690A (ja) * 2017-05-12 2017-10-12 ミネベアミツミ株式会社 ボンド磁石の製造方法
JP2019102583A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 ミネベアミツミ株式会社 希土類磁石粉末、希土類ボンド磁石および希土類ボンド磁石の製造方法
WO2022224628A1 (ja) * 2021-04-19 2022-10-27 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法及び着磁装置
JP7576505B2 (ja) 2021-04-19 2024-10-31 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法及び着磁装置
WO2022255065A1 (ja) * 2021-05-31 2022-12-08 ミネベアミツミ株式会社 永久磁石の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1835516A4 (en) 2010-04-07
US20080122565A1 (en) 2008-05-29
JP4697736B2 (ja) 2011-06-08
EP1835516A1 (en) 2007-09-19
CN101111910A (zh) 2008-01-23
EP1835516B1 (en) 2015-07-22
WO2006068188A1 (ja) 2006-06-29
CN101111910B (zh) 2011-09-28
US9082546B2 (en) 2015-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4697736B2 (ja) 永久磁石の着磁方法
US7948135B2 (en) Radial anisotropic sintered magnet and its production method, magnet rotor using sintered magnet, and motor using magnet rotor
JP5506234B2 (ja) 異方性磁石、モータ、及び異方性磁石の製造方法
JP4678774B2 (ja) 多極のリング状永久磁石の着磁装置
US20130192723A1 (en) Method for manufacturing bonded magnet
WO2006098410A1 (ja) 永久磁石の着磁装置、および永久磁石の着磁方法
JP6296745B2 (ja) 希土類磁石の着磁方法と希土類磁石
JP2006294936A (ja) 永久磁石の着磁方法及び装置
JP2004153867A (ja) ラジアル異方性焼結磁石及びその製造方法並びに磁石ロータ及びモータ
CN106233402B (zh) SmCo系稀土类烧结磁铁
JP6267446B2 (ja) 希土類鉄系ボンド永久磁石
US7232495B2 (en) Method of magnetizing rare-earth magnet and rare-earth magnet
JP5353976B2 (ja) ラジアル異方性焼結磁石並びに磁石ロータ
JP6021096B2 (ja) ボンド磁石の減磁量を増加させる方法
JP3062187B1 (ja) ラジアル異方性磁石
Komura et al. Establishment of multipole magnetizing method and apparatus using a heating system for Nd-Fe-B isotropic bonded magnets
JP2005312166A (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石及びそれを用いたモータ
JP2021083288A (ja) 永久磁石回転子の製造方法
JP6054681B2 (ja) 希土類鉄系ボンド磁石およびそれを用いたロータ,電磁デバイスの製造方法
JP4737202B2 (ja) モータ用異方性ボンド磁石の配向処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090109

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4697736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350