JPH03233910A - 永久磁石の着磁方法 - Google Patents

永久磁石の着磁方法

Info

Publication number
JPH03233910A
JPH03233910A JP2902190A JP2902190A JPH03233910A JP H03233910 A JPH03233910 A JP H03233910A JP 2902190 A JP2902190 A JP 2902190A JP 2902190 A JP2902190 A JP 2902190A JP H03233910 A JPH03233910 A JP H03233910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
yoke
magnetizing
magnet
shaped magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2902190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2940048B2 (ja
Inventor
Seiji Kojima
小嶋 清司
Shizuo Furuyama
古山 静夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2902190A priority Critical patent/JP2940048B2/ja
Publication of JPH03233910A publication Critical patent/JPH03233910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2940048B2 publication Critical patent/JP2940048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、永久磁石の着磁方法に関するもので、特に高
保磁力を有するネオジム(Ha)−鉄(Fe)−ボロン
(B)系磁石のラジアル方向着磁に関するものである。
従来の技術 開発されてまだ1o年も経ていないN4− Fe −B
系磁石は、Sm −Go系磁石と比べて高特性でかつ安
価であることから、早くも多く電子機器に使われている
。このNd −Fe −B系磁石は保磁力(rHc)が
8〜21KOeと大きく、完全着磁するためには特に超
急冷型の磁石や等方性磁石の場合にはxHaの約3倍近
くの磁場が必要で、このため20〜eoxoe を出す
着磁装置を準備しなければならない。
これ玄で多く用いられてきた電磁石を用いる場合は、ヨ
ークに高飽和磁束密度を有するFe−G。
合金を用いて、磁束をう!〈集中させる工夫をすれば訃
よそ25KOe  の磁場を作シ出すことができるが、
低保磁力のNd−Fe−B系磁石については完全着磁で
きても、高保磁力のNd−Fe−B系磁石の着磁は難し
い。
一方、比較的高磁場を得やすい方法としてパルス着磁が
あシ、よく用いられている方法としては、長尺の空芯コ
イルを用い、その中心部で軸方向に平行な高磁場40〜
80 KOeを作り、磁石をその空芯コイルの中心部に
置いて軸方向に着磁している。軸方向異方性磁石や等方
性磁石をこのように一方向性の着磁する場合はパルス着
磁によって大きな磁場が発生させ得るのでほぼ完全な着
磁ができて、磁石特性の全てを引き出して使うことがで
きる。
しかしながら、第4図a、bに示すNd −Fa −B
系磁石を用いたスピーカ用磁気回路の永久磁石を着磁す
るのは難しい。この磁気回路はセンターヨーク1とこの
センターヨーク1の上部外周に取付けられたNd−Fe
−B系磁石からなるリング形状磁石2とアウターヨーク
3によって構成されている。この磁気回路では、リング
形状磁石3が等5・\−〜 方性磁石か又は内周側から外周側に向って放射状に異方
性化されたラジアル異方性磁石が用いられてす、6、着
磁はリング形状磁石2の内周側をS極とすれば外周側を
N極にする着磁、すなわちラジアル方向着磁をしなけれ
ばならない。一般的なスピーカの磁気回路内の永久磁石
は軸方向異方性磁石が用いられているため、一方向性の
磁場による組み立て着磁がなされているが、第4図に示
される磁気回路の場合は、現状ではセンターヨーク1と
リング形状磁石2の一体物を第5図にその概略を示す反
発式のパルス着磁装置を用いて着磁したのち組み立てて
いる。この反発式のパルス着磁装置は、センターボール
11を有する壷型の下部ヨーク12内に下部着磁コイル
13を組込み、同じくセンターボール14を有する壷型
の上部ヨーク15内に上部着磁コイル16を組込み、こ
の両ヨーク12.15のセンターボール1 ’1 、1
4間に上部外周にリング形状磁石2を取付けたセンター
ヨーク1を挾持し、リング形状磁石2の外周面に上下部
ヨーク12.15間に組込咬れたリンブヨ6べ一ン 一り17を当接させ、上下着磁コイル13.16にパル
ス電流を流してリング形状磁石2にラジアル方向の着磁
をするものである。
発明が解決しようとする課題 上述のように、高保磁力を有するNd−Fe−B系磁石
は着磁が雌しいが単純な一方向性の着磁についてはパル
ス着磁によって大きな磁場が発生させられるのでほぼ完
全な着磁ができる。
しかしながら第4図に示すスピーカ用磁気回路の永久磁
石の場合はラジアル方向着磁をしなければならない。現
状では上述のように反発式のノζルス着磁装置により着
磁し、その後組み立てている。
この着磁と組み立て作業は、強力な磁場を放出している
センターヨーク1とリング形状磁石2の一体物を強磁性
体のアウターヨーク3にはめこまなければならないため
、磁石を非磁性体を用いて固定するなど取シ扱いが面倒
で、又この作業中に強磁性体の粉末を吸着しないように
対策を施すことが必要である。又、着磁後−旦センター
ヨーク1とリング形状磁石2の一体物を着磁ヨークから
外7へ−7 し、アウターヨーク3にはめこむため、その間に反磁場
がかかって動作点が下がシ、アウターヨーク3にはめこ
んでも組み立て後着磁されて到達する動作点には戻らず
、それようも低い位置となって取シ出せる磁気特性は低
くなる。
以上のことから磁気回路は組み立ててから着磁すること
が望せしい。
又、反発式のパルス着磁によるラジアル方向着磁では、
磁気ヨークを用いて磁場をリング形状磁石2のたとえば
内周側から外周側へ流すため、発生するパルス磁場は大
きくても磁気ヨーク赤飽和してし筐うため約2 s K
Oe iでは出るが、それ以上のラジアル着磁磁場を作
るのは難しい。空芯コイルの場合にはs □ KOe出
すことができても、磁気ヨークでその磁場を特性場所に
ひきlわすことはできない。どうしても漏れてし1うた
めであり。
反発式の場合は、上下着磁コイル13.16で発生する
磁場を向きあわせるために、上下着磁コイル13.16
の中間面付近に磁場がぶつかりあって集中し、その中間
面付近に高磁場を出すことができるが、空芯コイルのコ
イル軸中心に発生するような高い磁場は望めない。
以上のことから本発明は、Nd−Fe−B系磁石の本来
有する磁気特性を最大限引き出すための着磁方法を提供
することを目的とし、特にNd−Fe−B系磁石のラジ
アル方向着磁にかいて、組み立て後に着磁する方法を提
供することにある。
課題を解決するための手段 上述の課題に対して、本発明は2種類の方法とそれらを
合わせた方法を提供するものである。
1ず第一の方法は、リング形状磁石の端面を円筒形巻線
からなる着磁コイルの端面に近接させ、その周囲に磁気
ヨークを配置して閉磁路構造にしたあと前記着磁コイル
に通電して前記リング形状磁石をラジアル方向に着磁す
る方法である。
第二の方法は、Nd−Fa−B系磁石をキュリー点以下
の高温度状態にして着磁する方法である。
第三の方法は第一の方法に第二の方法を加えたもので、
第一の方法にkいて、リング形状磁石がNd−Fe−B
系磁石であり、その温度がキュリー点以下の高温度であ
る着磁方法である。
作用 上述の第一の方法は、従来のパルス着磁では、空芯コイ
ルの内側中央部でコイルの軸方向に流れる磁場を利用し
ているのに対して、本発明の方法は、着磁コイルの端部
に釦いて発生するラジアル方向に湧き出す磁場又は流れ
込む磁場を利用する。
その磁場の強さは着磁コイルに近い程強いので、リング
形状磁石をとの着磁コイルに近接することよシラシアル
方向の着磁をすることができる。又着磁コイルの周囲に
磁気ヨークを配置して閉磁路構造にしその閉磁路の一部
をリング形状磁石が占める構成としであることによシラ
シアル方向の磁場を閉磁路内に効率よく流しがっ磁場の
流れをリング形状磁石のリング端面に平行にすることが
可能となう、リング形状磁石をその端面に平行で均質な
ラジアル方向着磁ができる。
第二の方法は、Nd−Fe−B系磁石の温度を上げるこ
とにより、たとえば室温では14 KOeもあった保磁
力rHcが、140℃の高温では4 KOa10ページ と著しく低下するので、室温状態では12KOeの磁場
では充分着磁できなかった磁石も、この高温状態ではほ
ぼ完全に着磁でき、る。
第三の方法は、上述した二つの方法を組み合わせたもの
で、着磁コイル端面に発生する磁場が室温では高保磁力
を有する磁石を充分着磁できない大きさの磁場であって
もこの室温で高保磁力を有するNd−Fe−B系磁石の
リング形状磁石を高温にして低い保磁力状態にすること
によシラシアル方向に完全着磁することができる。
実施例 以下、本発明を具体的な実施例にて詳細に説明する。
(実施例1) 第1図は本発明の着磁方法の一例で、その組み立てた状
態の半断面正面図であう、第2図はその分解した状態の
半断面正面図である。これら2つの図を用いて本発明の
詳細な説明する。既に述べたようにセンターヨーク1と
その上端部に取シっけられたリング形状磁石2とアウタ
ーヨーク3を11べ−7 基本構成要素とするスピーカ用磁気回路において、リン
グ形状磁石2を内周側から外周側へラジアル方向着磁し
、ボイヌコイルのはいる磁気ギャップ4にできるだけ大
きな磁場を発生させたい。このため本発明では、第2図
に示す差し込みヨーク6と円筒形巻線からなる着磁コイ
ル63を内包する着磁治具6と押し上げポンチ7と押し
下げポンチ8を準備した。
オず磁気ギャップ4に差し込みヨーク5の薄肉リング部
51をさしこみアウターヨーク3と差し込みヨーク5を
すき間なくはめあわせる。次に着磁治具6を差し込みヨ
ーク5にすき間なくはめこむ。この状態で押し上げポン
チ7にてセンターヨーク1とリング形状磁石2をアウタ
ーヨーク3から押し上げて着磁コイル面64に密着させ
る。押し上げポンチ7を下げて5着磁コイル63の周囲
をリング形状磁石2、センターヨーク1、センターボー
ル61、アウターボール62.差し込みヨーク5で閉磁
路を構成する。この状態が第1図に示ぬされている。こ
の状態で着磁コイル63に通電する。本実施例の着磁コ
イル63は直径1.0rrrrnのエナメル皮覆銅線を
用い30タ一ン円筒状に巻いてあシ、線間をエボキツ樹
脂で埋めて固定しである。本実施例では2000μFの
コンデンサを主とするパルス着磁電源を用いて瞬間大電
流を流して着磁した。
着磁後、押し下げポンチ8でセンターボール61を押し
てセンターヨーク1をアウターヨーク3にはめこみ元の
スピーカ用磁気回路に戻した。
そのあと差し込みヨーク5と着磁コイル63.アウター
ボール62を一体でセンターボール61に沿って押し上
げて、アウターヨーク3と差し込みヨーク5との間に隙
間を作って開磁路として差し込みヨーク5を磁気ギャッ
プ4から抜き出し、スピーカ用磁気回路から着磁治具6
と差し込みヨーク6を取シ外して着磁操作を終る。
着磁の際、電圧を低い方から高い方に徐々に増して、−
回毎にスピーカ用磁気回路に戻して、磁気ギャップ4の
磁場の強さを測定した。その結果1、○KVで磁場強度
は550ooeに達し、それ13べ 以上電圧を上げても増加はわずかであった。
ただし、この場合のリング形状磁石2はNdFe−B系
プラスチック磁石でその磁気特性は(BH) max=
=1s MG−06、Br==8300G 。
xHa=12KOeであった。
上述の本実施例の磁場強度の値は、従来例の反発式のパ
ルス着磁装置を用い、センターヨーク1とリング形状磁
石2だけ取ジ出して3o K Oeがけてほぼ完全着磁
し、アウターヨーク3に差し込んでスピーカ用磁気回路
に戻して測定した値よシ大きかった。
このことから、本発明の方法でほぼ完全着磁ができて卦
シ、かつ、組み立て着磁に近いことから、反磁場の作用
を受けないため動作点が下らず、反発式による組み立て
前着磁ようも高い磁場が出たものと考えられる。
(実施例2) 保磁力XHCが異なる3種類のNd−Fa−B系磁石を
準備し、その磁気特性を試料振動法にて測定した。試料
A、Bは焼結型、試料Cは超急冷型の14ページ 異方性磁石から切シ出した。試料は直径1.6閣、長さ
4.0mlで、試料の軸方向を異方性化された方向とし
た。筐ず円筒形空芯コイルの内側中心部に試料Aを試料
の軸方向とコイルの軸方向を一致させて置き、パルス磁
場eoxoeをかけて着磁した。
この状態で試料振動装置に据えて、着磁方向と同方向に
磁場を20KOeかけてから測定を開始し、B−H曲線
を描かせ保磁力xHc = 18.3 K Oeを得た
。逆磁場20 K Osをかけた後、正磁場20 KO
eに戻したが、出発時の磁化の大きさのところ壕で戻ら
彦かった。すなわち、20KO,では完全着磁はできな
かった。次にパルス着磁後止磁場20KOeをかけた状
態で温度を上げ試料温度を60℃にして上述と同様に最
大磁場20KOeでB−I(曲線を描かせたが、この場
合も一旦保磁力rHσ==13.3KOeを越えて逆磁
場20 KOeかけてから正磁場20 xoeに戻した
が、開始時の20 KOeの磁化の大きさ1で戻らず、
60℃では20 KOeで完全着磁はできなかった。同
様にして140℃に昇温したところ、この場合は最大2
0KO6の磁場でB−H15ベ−ノ 曲線は閉じて、開始時点の磁化の大きさ渣で戻シ、20
KO6で完全着磁できることが明らかとなった。
保磁力rHcはs、2KOeであった。
同様に残り2つの試料B、Cについても測定した。測定
した結果を第3図に示す。
試料ムは室温では18.3 KOeあった保磁力IHC
は100℃で約半分の9.1 KOe 、 140℃で
は3分の1の6.2 K oeと低下している。20K
O6で完全着磁できたのは140℃であった。完全着磁
するには保磁力rHcの約3倍以上の着磁磁場が必要で
、試料ムについて言えば室温では55 KOe。
100℃では27 KOe 、140℃では19KOe
で、100℃以上ではパルス着磁となるが、140’C
では電磁石を使った通常よく用いられる方法で着磁が可
能である。
保磁力IHCは物質の強磁性が消失する温度キュリー点
で零となる。このNd−Fe−B電磁石では3元系に釦
いて約320℃であり、コバル) (Go)を添加する
とキュリー点は上昇し15wt% Co。
を含有した場合500℃以上となる。着磁は以上からキ
ュリー点に近い程小さな磁場で着磁できる。
しかし、キュリー点を越えると強磁性が消失するので着
磁はできない。
試料B、C[j、−いて、20KOeO着磁磁場で10
0℃に釦いては完全着磁できた。試料Cでは60℃にか
いてもほぼ完全着磁に近い着磁ができた。
(実施例3) 第3図に示すスピーカ用磁気回路のリング形状磁石2と
して、Nd −Fe−B系異方性磁石を用いた。この磁
石はラジアル方向に異方性化されて)シ、センターヨー
ク1の上端部にはめあわせ。
接着剤で補強した。その保磁カニHaは室温において1
7KOeで第3図に示す保磁力の温度変化曲線において
試料人と試料Bの中間の特性を示す。
このスピーカ用磁気回路のリング形状磁石2を着磁する
に際し、実施例1と同様に第2図に示されている着磁用
治具を用いた。咬ずスピーカ用磁気回路の磁気ギャップ
4に差し込みヨーク5の薄肉リング51を差しこみその
上に着磁治具6を置17、、。
いて、次に押し上げポンチ7でセンターヨーク1を押し
上げてアウターヨーク3から離して、リング形状磁石2
を着磁コイル面64に密着させた。
この状態で恒温槽に入れて120℃1で昇温した。
120℃に昇温したことを確めて、取シ出し、ただちに
着磁コイル63にパルス電流を流して着磁した。そのあ
と押し下げポンチ8でセンターボール61を押してセン
ターヨーク1とリング形状磁石2をアウターヨーク3に
はめこみ次に差し込みヨーク5とアウターボール62.
着磁コイル63を一挙にセンターボール61に沿わせて
引き上げて着磁治具6を離し、次に差し込みヨーク5を
スピーカ用磁気回路から抜き出した。リング形状磁石2
の温度が室温に戻ってから磁気ギャップ4での磁場強度
を測定したところs’yoooeあり、室温で同条件で
着磁した場合の約2倍あり、はぼ完全着磁できていると
考えられる。
(実施例4) 第3図に示すスピーカ用磁気回路のリング形状磁石2と
して、Nd−Fe−B系異方性磁石粉末を18ページ 使ったラジアル配向プラスチック磁石をセンターヨーク
1の上端部に成形した。この磁石の保磁力XHcは室温
にかいて13KOeで第3図に示す保磁力の温度変化曲
線において、試料Cよシやや大きいが同じ傾向の温度変
化を示した。
このスピーカ用磁気回路のリング形状磁石2を着磁する
に際し、実施例3とほぼ同様の操作で行った。第1図に
示される状態に組み上げた後、恒温槽にて10o’ct
で昇温し、100℃に上がったことを確めて取り出した
だちに着磁した。そのちとスピーカ用磁気回路に戻して
、リング形状磁石2がほぼ室温に戻ってから磁気ギャッ
プ4での磁場強度を測定したところ63000eであり
室温で同条件で着磁した場合の460000よシ犬巾に
向上しており、はぼ完全着磁ができていると言える。
リング形状磁石2として、プラスチック磁石を用いた場
合有機バインダーとして熱硬化性樹脂を用いたシ、又は
熱可塑性樹脂を用いたシするが、200℃を越えると樹
脂自体が軟化するため磁石19ベー。
形状を変形させ易くなシ好1しくない。又、N(1−F
a−B電磁石の場合保磁力XHcは20o℃で充分低く
なう、小さな着磁磁場で容易に着磁でき、これ以上高温
に上げる必要がない。
(実施例6) 実施例4で使用した試料及び着磁治具を用いて、実施例
4と同じ操作によシ100℃の高温に昇温したことを確
めて、ただちに取シ出し、着磁コイル63にパルス電流
を流して着磁した。そのあと、センターヨーク1とリン
グ形状磁石2をアウターヨーク3にはめこんで元のスピ
ーカー用磁気回路に戻し、差し込みヨーク5とアウター
ボール62、着磁コイル63を一緒にセンターボール6
1に沿わせて少し引き上げて着磁治具6をスピーカー用
磁気回路から離し易くしてかいて離し、差し込みヨーク
5は再度スピーカ用磁気回路の磁気ギャップ4に戻して
さしこんだ状態にしてリング形状磁石2を含めた磁気回
路が閉磁路となった11の状態で室温筐で冷却した。リ
ング形状磁石2の温度が室温に1で下がったことを確認
してから差し込みヨーク5を磁気ギャップ4から抜き出
して離した。次に磁気ギャップ4の磁場強度を測定した
ところ、66500.あった。これは高温状態でヌピー
カ用磁気回路に戻してかいた場合の630゜Oeより大
きく、この向上は、閉磁路状態にして不可逆温度変化分
をなくしたためと考えられる。
高温度で着磁した場合、室温に戻る間に可逆温度変化分
だけ磁気特性は増加するが、開磁路の場合は不可逆温度
変化分だけは増加せず、室温で完全着磁した際の磁気特
性よシネ可逆針だけ少なくなる。それ故不可逆分を少な
くするためには閉磁路にして釦くか、開磁路の場合は高
バーミアンヌ位置に動作点を置いて反磁場を少なくして
かく必要がある。又、開磁路の場合この不可逆方は高温
度になる程大きくなるので、できるだけ低温で完全着磁
できるよう、着磁コイル63の発生させうる磁場強度を
考えあわせて着磁条件を決める必要がある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来方法では充21 べ
、−7 分着磁できなかった高保磁力を有したNd −Fe −
B系のリング形状磁石を組み立て後に釦いてラジアル方
向にほぼ完全着磁することができる。組み立て後に釦い
て着磁できることによシ、従来のように強力な磁場を出
す磁石を強磁性体であるアウターヨークに差し込むとい
う難しい作業をなくすことができ、かつこの作業時には
いシこみ、ボイスコイル用のギャップ部に吸着しやすい
強磁性粉末をなくすることができる。
又、本発明の高温着磁の方法は、極めて高い保磁力を有
するNd −Fe −B電磁石に対して均一でほぼ完全
着磁を可能とする極めて有効な方法である。なぜなら、
Nd−Fe−B電磁石は室温で高保磁力を有しているた
めに着磁磁場としては磁気ヨークを飽和させてし152
4KOe以上を必要とし。
たとえ24KOe以上を出すパルス着磁を用いても磁気
ヨークが飽和してし1うためにそれ以上の磁場は漏れて
磁気ヨーク以外を一番磁気エネルギー的に低い磁路を通
ってしまうため、ラジアル方向着磁を軸に垂直な面に平
行に均一に行うことば極22ベージ めで難しくなる。これに対して本発明の方法は、温度を
上げて、Nd −Fe −B電磁石の特有の大きな保磁
力の温度変化を利用して、低保磁力状態にした上で、磁
気ヨークに磁場を集めて均一にラジアル方向着磁できる
条件、すなわち、24 KOeの磁場で着磁できる保磁
力の大きさ80000s以下の保磁力となる温度で着磁
する方法である。
又、本発明によれば閉磁路状態で高温着磁後室源1で冷
却するので、不可逆温度変化による磁気特性の減少がな
く、高い磁場を室温で出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の着磁方法の一例で着磁する時点での組
み立てた状態の半断面正面図、第2図は第1図の分解し
た状態の半断面正面図、第3図はN(1−Fe−B電磁
石の保磁力の温度変化曲線を示す特性図、第4図a、b
は本発明の着磁対象であるリング形状磁石を有するスピ
ーカ用磁気回路の一例の平面図及び半断面正面図、第5
図は従来の反発式パルヌ着磁装置の概略図である。 23べ 1 ・・・・・センターヨーク、2・・・・・・リング
形状磁石、3・・・・・・アウターヨーク、4・・・・
・・磁気ギャップ、6・・・・・・差し込みヨーク、6
・・・・・・着磁治具、61・・・・・・センターボー
ル、62・・・・・アウターボール、63・・・・・着
磁コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)リング形状磁石の端面を、円筒形巻線よりなる着
    磁コイルの端面に近接させ、前記着磁コイルの周囲に磁
    気ヨークを配置して閉磁路構造にしたあと、前記着磁コ
    イルに通電して前記リング形状磁石をラジアル方向に着
    磁することを特徴とする永久磁石の着磁方法。 (2)主としてセンターヨークとリング形状磁石とアウ
    ターヨークとから構成されるスピーカ用磁気回路の着磁
    において、ボイスコイル用磁気ギャップ部に差し込みヨ
    ークをはめ合わせ、次に前記差し込みヨークの上に着磁
    治具を置き、センターヨークとリング形状磁石をアウタ
    ーヨークから押し上げて離して、前記着磁治具の主たる
    構成部分である着磁コイルの端面に、前記リング形状磁
    石の端面を近接させて閉磁路構造としたのち、前記着磁
    コイルに通電して前記リング形状磁石にラジアル方向着
    磁を行い、そのあとセンターヨークとリング形状磁石を
    押し下げてアウターヨーク内にさしこみ、次に着磁治具
    及び差し込みヨークを外す永久磁石の着磁方法。 (3)ネオジム−鉄−ボロン系永久磁石をキュリー点以
    下の高温度状態にして着磁することを特徴とする請求項
    1記載の永久磁石の着磁方法。 (4)ネオジム−鉄−ボロン系永久磁石がプラスチック
    磁石であり、その着磁温度が200℃以下である請求項
    3記載の永久磁石の着磁方法。 (6)リング形状磁石がネオジム−鉄−ボロン系磁石で
    あり、その着磁温度がキュリー点以下の高温度である請
    求項1または請求項2記載の永久磁石の着磁方法。 (6)リング形状磁石がネオジム−鉄−ボロン系プラス
    チック磁石であり、その着磁温度が200℃以下である
    請求項1または請求項2記載の永久磁石の着磁方法。 (7)高温で着磁後、閉磁路状態で冷却する請求項3記
    載の永久磁石の着磁方法。
JP2902190A 1990-02-08 1990-02-08 永久磁石の着磁方法 Expired - Fee Related JP2940048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2902190A JP2940048B2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 永久磁石の着磁方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2902190A JP2940048B2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 永久磁石の着磁方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03233910A true JPH03233910A (ja) 1991-10-17
JP2940048B2 JP2940048B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=12264760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2902190A Expired - Fee Related JP2940048B2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 永久磁石の着磁方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2940048B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006068188A1 (ja) * 2004-12-24 2006-06-29 Fdk Corporation 永久磁石の着磁方法
WO2006067878A1 (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Harmonic Drive Systems Inc. リング状マグネットの着磁方法および磁気エンコーダ
WO2006098410A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Fdk Corporation 永久磁石の着磁装置、および永久磁石の着磁方法
JP2006261460A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
JP2006294934A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
JP2006294936A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁方法及び装置
JP2006295122A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
JP2008054380A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Tdk Corp 永久磁石の着磁方法及び着磁装置
JP2014099600A (ja) * 2012-10-17 2014-05-29 Namiki Precision Jewel Co Ltd 希土類磁石の着磁方法と希土類磁石

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101071672B (zh) * 2007-04-17 2011-05-11 安泰科技股份有限公司 一种用于批量小件烧结钕铁硼磁体的充磁方法
JP2013157505A (ja) 2012-01-31 2013-08-15 Minebea Co Ltd ボンド磁石の製造方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006067878A1 (ja) * 2004-12-20 2008-06-12 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ リング状マグネットの着磁方法および磁気エンコーダ
WO2006067878A1 (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Harmonic Drive Systems Inc. リング状マグネットの着磁方法および磁気エンコーダ
JP4698610B2 (ja) * 2004-12-20 2011-06-08 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ リング状マグネットの着磁方法および磁気エンコーダ
US7498914B2 (en) 2004-12-20 2009-03-03 Harmonic Drive Systems Inc. Method for magnetizing ring magnet and magnetic encoder
JP2006203173A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Fdk Corp 永久磁石の着磁方法
US9082546B2 (en) 2004-12-24 2015-07-14 Minebea Co., Ltd. Method of magnetizing into permanent magnet
JP4697736B2 (ja) * 2004-12-24 2011-06-08 ミネベア株式会社 永久磁石の着磁方法
WO2006068188A1 (ja) * 2004-12-24 2006-06-29 Fdk Corporation 永久磁石の着磁方法
JP4678774B2 (ja) * 2005-03-17 2011-04-27 ミネベア株式会社 多極のリング状永久磁石の着磁装置
JP2006295122A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
US7821365B2 (en) 2005-03-17 2010-10-26 Fdk Corporation Permanent magnet magnetizing apparatus and permanent magnet magnetizing method
JP4674799B2 (ja) * 2005-03-17 2011-04-20 ミネベア株式会社 多極のリング状永久磁石の着磁装置
JP2006261460A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
WO2006098410A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Fdk Corporation 永久磁石の着磁装置、および永久磁石の着磁方法
JP4671278B2 (ja) * 2005-04-12 2011-04-13 ミネベア株式会社 リング状永久磁石の多極着磁方法及び装置
JP4671277B2 (ja) * 2005-04-12 2011-04-13 ミネベア株式会社 リング状永久磁石の着磁装置
JP2006294936A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁方法及び装置
JP2006294934A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fdk Corp 永久磁石の着磁装置
JP2008054380A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Tdk Corp 永久磁石の着磁方法及び着磁装置
JP2014099600A (ja) * 2012-10-17 2014-05-29 Namiki Precision Jewel Co Ltd 希土類磁石の着磁方法と希土類磁石

Also Published As

Publication number Publication date
JP2940048B2 (ja) 1999-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0134326Y2 (ja)
JPH08340651A (ja) 永久磁石及び永久磁石形回転電機
JPWO2005008862A1 (ja) 薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、ヨーク付き薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、および、ブラシレスモータ
JPH03233910A (ja) 永久磁石の着磁方法
JP2016072457A (ja) 異方性ボンド磁石の着磁方法
US7531050B2 (en) Method for manufacturing bonded magnet and method for manufacturing magnetic device having bonded magnet
US4512549A (en) Magnetic valve
JPH10284314A (ja) 磁心材料
EP1178501B1 (en) Inductance component having a permanent magnet in the vicinity of a magnetic gap
US4920326A (en) Method of magnetizing high energy rare earth alloy magnets
JP3671442B2 (ja) 脱磁方法および脱磁装置
JP2764458B2 (ja) Mri用磁界発生装置
JPS6134249B2 (ja)
JPS6076110A (ja) 磁気回路の組立着磁方法
JPH0626169B2 (ja) 希土類磁石の磁場中成型方法及び装置
JP3024288B2 (ja) 永久磁石の着磁方法
JPS6138166Y2 (ja)
JP3077280B2 (ja) 着磁装置およびそれを用いた永久磁石の着磁方法
JPS5814057B2 (ja) 消磁方法
JPS5813339Y2 (ja) 永久磁石試験用電磁石
JP4013916B2 (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石の配向処理装置
JPH09131025A (ja) 永久磁石の着磁方法
JP2006013055A (ja) 異方性ボンド磁石の製造方法
JP2002141223A (ja) 希土類系ラジアル配向リング磁石の脱磁方法およびその脱磁装置
JPS63213907A (ja) 永久磁石の着磁方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees